JPH08176190A - ペプチド誘導体と、その用途 - Google Patents

ペプチド誘導体と、その用途

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JPH08176190A
JPH08176190A JP6322762A JP32276294A JPH08176190A JP H08176190 A JPH08176190 A JP H08176190A JP 6322762 A JP6322762 A JP 6322762A JP 32276294 A JP32276294 A JP 32276294A JP H08176190 A JPH08176190 A JP H08176190A
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拓司 川島
Seiichi Shimamura
誠一 島村
Kozo Kawase
興三 川瀬
Mitsunori Takase
光徳 高瀬
Beramii Uein
ベラミー ウェイン
Koichi Hashimoto
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Hiroyuki Wakabayashi
裕之 若林
Hiroshi Matsumoto
宏志 松本
Hirohiko Nakamura
浩彦 中村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 特定の化学式を有するペプチド誘導体、この
ペプチド誘導体を有効成分として含有する抗酸化剤、お
よびこのペプチド誘導体を有効成分として含有する抗菌
剤。 【効果】 活性酸素、フリーラジカル、脂質の過酸化に
対し優れた抑制作用を有する抗酸化剤と、細菌、真菌な
どの微生物に対して優れた抗菌作用を有する抗菌剤が提
供される。これらの抗酸化剤、抗菌剤は医薬品および食
品等に使用しても極めて安全である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ペプチド誘導体と、
その用途に関するものである。さらに詳しくは、この発
明は、医薬品、医薬部外品およびその他の製品等に使用
し得る安全なペプチド誘導体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の疾患の病態にフリーラジカ
ルの関与が明らかとなってきた。人類は、生命の維持に
酸素を必要とするが、その際、生体内では絶えず活性酸
素、フリーラジカルが生成されている。いったん生じた
フリーラジカルは、膜脂質および膜蛋白質の変性を惹起
し、細胞膜を損傷させ、DNAおよび酵素の変性によ
り、種々の疾病の原因となる。特に細胞膜中の高度不飽
和脂肪酸はフリーラジカルによる攻撃を容易に受け、そ
の結果、有害な過酸化脂質を生成し、さらに細胞障害を
増強させるといわれている(現代医療、第25巻、第1
63ページ、1993年)。
【0003】活性酸素が関係する疾病は、火傷、関節炎
等の炎症、再還流障害、抗癌剤の副作用、放射線障害、
消化性潰瘍、細菌性ショック、悪液質、自己免疫疾患等
の広範に存在する。そしてこれらの疾患の予防、治療に
は活性酸素、フリーラジカル、過酸化脂質の抑制が有効
であると考えられている(日経バイオテク編、「日経バ
イオ年鑑」、第350ページ、日経BP、1994
年)。
【0004】一方、従来多くの抗菌剤が開発され、使用
されてきたが、感染症が消滅することはなく、その原因
や症状はなお一層複雑化してきている。特に、感染する
細菌側の薬剤耐性の増加、また宿主側ではコンプロマイ
ズド・ホストの出現によって、依然解決が難しくなって
いる。このため感染症の新しい予防法、治療法が待望さ
れている。
【0005】その一つにラクトフェリンがある。ラクト
フェリンは、涙、唾液、乳汁等の外分泌液、好中球顆粒
中に含まれている鉄結合蛋白質であり、抗菌性、抗酸化
性、免疫調節作用等の多彩な生理活性を有することが知
られている(アーカイブズ・オブ・ディジーズ・イン・
チャイルドフッド[Archives of Disease in Childhoo
d]、第67巻、第657ページ、1992年)。また
ラクトフェリンの分解物、ラクトフェリンに由来するペ
プチド類、これらとホモロジーを有するペプチド類にも
抗菌性、抗酸化性等の作用のあることが知られている。
例えば、ラクトフェリン分解物を有効成分とする抗菌剤
(特開平5−320068号公報)、少なくとも20個
のアミノ酸残基からなる抗菌性ペプチド(特開平5−9
2994号公報)、11個のアミノ酸残基からなる抗菌
性ペプチド(特開平5−78392号公報)、6個のア
ミノ酸残基からなる抗菌性ペプチド(特開平5−148
297号公報)、5個のアミノ酸残基からなる抗菌性ペ
プチド(特開平5−148296号公報)、3〜6個の
アミノ酸残基からなる抗菌性ペプチド(特開平5−14
8295号公報)、ラクトフェリン類の分解物、ラクト
フェリン類の分解物から単離されるペプチド、ラクトフ
ェリン類の分解物から単離されるペプチドと同一のアミ
ノ酸配列を有する合成されたペプチドを有効成分とする
抗酸化剤(特開平6−199687号公報)等である。
【0006】なお、ペプチドの誘導体については、それ
らが有する単純ペプチドには無い性質を利用して、多く
の目的のために研究されている。ペプチドを誘導体化す
ることによって、活性の増加、プロテアーゼに対する抵
抗性の付与、体内での持続性の増加等が計られている。
例えば、抗酸化および抗炎症活性を有する金属ペプチド
複合体(特表平5−503939号公報)、虚血性傷害
および再潅流性傷害を抑制するトリペプチドアルギナー
ル誘導体(特開平6−199682号公報)、皮膚用化
粧品として使用される第4級アンモニウム誘導ペプチド
(特開平4−82822号公報)、標的細胞、ウイル
ス、ウイルス感染細胞に対して生物活性を有する両親媒
性イオンチャンネル形成ペプチドのN末端置換ペプチド
(WO93/24138)、生物活性を持つ、両親媒性
イオンチャンネル形成ペプチドのC末端置換ペプチド
(WO92/22317)等が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ラクト
フェリン由来ペプチドについては、誘導体の抗酸化性、
抗菌性等の生理活性は、従来全く知られておらず、従っ
て、これらを有効成分とする抗酸化剤、抗菌剤も存在し
なかった。この発明は、以上の従来技術に鑑みてなされ
たものであり、従来の抗酸化剤、抗菌剤とは全く異な
り、ラクトフェリン由来ペプチドの誘導体を有効成分と
する安全な抗酸化剤、抗菌剤を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、特定の化学式で示されるラクト
フェリン由来ペプチドの誘導体、またはこれを有効成分
として含有する抗酸化剤、および抗菌剤を提供する。以
下、この発明について詳しく説明する。
【0009】この発明において使用するペプチド誘導体
は、公知の方法(例えば、ペプチド自動合成装置を用い
る方法)によって合成して目的とするペプチドを得る方
法、ペプチド合成装置によって合成したペプチドに、有
機合成技術によりアシル基、ポリエチレングリコール等
を付加する方法、またはラクトフェリン類を酸または酵
素を用いて加水分解し、分解物混合物から液体クロマト
グラフィー等の分離手段によって一定のアミノ酸配列を
有するペプチドを含む画分を得た後、有機合成技術を用
いてアシル基、ポリエチレングリコール等を付加する方
法等により調製することができる。
【0010】この発明のペプチド誘導体の例としてアミ
ノ末端にアセチル基、カルボキシル末端にアミドを有す
るペプチドの製造法を示せば次のとおりである。ペプチ
ドシンセサイザー(ファルマシアLKB バイオテクノロジ
ー社製。LKB Biolynx 4170)を使用し、シェパード等
[ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティー・パー
キンI(Journal of Chemical Society Perkin I) 、第
538ページ、1981年]による固相ペプチド合成法
に基づいて次のとおり合成する。
【0011】C末端アミドペプチド合成用固相樹脂(カ
ルビオケム―ノバビオケム社製。NovaSyn KR 0.1meq )
を用いて、上記ペプチドシンセサイザーの合成プログラ
ムにより脱保護基反応および縮合反応を反復してペプチ
ド鎖を延長する。すなわち、20%ピペリジン/ジメチ
ルホルムアミド(以下DMF と記載する)によりアミノ保
護基である9−フルオレニルメトキシカルボニル(以下
Fmocと記載する)基を切断除去し、DMF で洗浄した後Fm
oc- アミノ酸活性エステル/N-ヒドロキシベンゾトリア
ゾール(以下HOBtと記載する)を反応させ、DMF で洗浄
する操作を反復する。
【0012】縮合反応後、必要に応じてカイザーテスト
を行ないカップリングが完全であったことを確認し、次
のステップに進む。使用するアミノ酸は、Fmoc-Arg(Mt
r)-Opfp、Fmoc-Lys(Boc)-Opfp、Fmoc-Trp(Boc)-Opfp、F
moc-Gln-Opfp 、Fmoc-Met-Opfp (いずれもカルビオケ
ム―ノバビオケム社製)で0.5mmolのカートリッジを
用いる。ペプチド鎖の伸張反応が全て終了した後、20
%ピペリジン/DMF によりFmoc基を切断し、DMF で洗浄
後10%無水酢酸/DMF でアセチル化を行なう。カイザ
ーテストによりアセチル化が完了したことを確認し、の
ち樹脂をDMF 、tert−ペンチルアルコール、酢酸、tert
−ペンチルアルコール、DMF 、ジエチルエーテルの順に
よく洗浄し、真空乾燥する。
【0013】上記の保護ペプチド樹脂にエタンジチオー
ル、チオアニソールを室温でアルゴン気流下攪拌した
後、氷冷下で、さらに攪拌する。これにトリフルオロ酢
酸を加え攪拌し、トリメチルシリルブロミドを加えて攪
拌する。グラスフィルターで樹脂を濾去し、濾液を手早
く減圧濃縮する。残査にあらかじめ冷却したジエチルエ
ーテルを添加し、ペプチドを白色粉末化する。遠沈管に
移して遠心分離し、上清を捨て、冷ジエチルエーテルを
新たに加えてよく攪拌し、再び遠心分離する操作を4回
反復する。ペプチド沈殿物を真空乾燥し、水に溶解して
凍結乾燥を行ない粗製ペプチドを得る。
【0014】上記粗製ペプチドを水に溶解し、遠心分離
し、上清を0.45mmフィルターで濾過する。この溶液
を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)に供し、ペプチ
ドの精製を行なう。HPLCはガリバーPU-986高圧グラジエ
ントシステム(日本分光製)を用い、カラムは逆相系の
Lichrospher100RP-18(e)250x10mm(メルク社製)を用い
る。溶離液は0.1%TFA /水をA液、80%アセトニ
トリル/A液をB液として、A液からB液への濃度直線
勾配により溶出する。クロマトグラムのピークはほぼ単
一であり、相当画分を分取する。分取を数回繰り返し、
これらを凍結乾燥して精製ペプチドを得る。
【0015】これを分析用カラム(Lichrospher100RP-1
8(e)250x4.6mm 。メルク社製)を用いてHPLC分析を行な
い、精製物が単一であることをさらに確認する。また、
精製ペプチドの構造確認は、常法のアミノ酸分析、アミ
ノ酸配列分析、元素分析、質量分析等を実施し、目的の
ペプチドが得られていることを確認する。ラクトフェリ
ン類の加水分解等で得られたペプチドにポリエチレング
リコール、アシル基等を付加する方法の例を示せば次の
とおりである。
【0016】CH3 (OCH2 CH2 )n-OH[ポリサイエンス社
製。モノメトキシポリエチレングリコール(以下mPEGと
記載する)] に無水酢酸を作用させてmPEG-COOH を得
る。これにN-ヒドロキシスクシンイミドとジシクロヘキ
シルカルボジイミドを作用させ、mPEGのN-ヒドロキシス
クシンイミドエステルを合成する。ラクトフェリン類由
来のペプチドフラグメントにmPEGスクシンイミドエステ
ルを作用させポリエチレングリコール修飾体を得る。ま
た上記と同様の方法により、CH3 (CH 3 )n-COOH から脂
肪酸スクシンイミドエステルを得る。これをラクトフェ
リン類由来のペプチドフラグメントに作用させアシル体
を得る。ここでポリエチレングリコールおよびアシル基
の分子量には特に制限はない。
【0017】この発明のペプチド誘導体は、医薬品とし
てのみならず、食品、飼料、化粧品等の人または動物の
体内に取り入れられ、または体表面に適用される製品、
その他一般に活性酸素、フリーラジカル、脂質の過酸化
の抑制、細菌、真菌等の微生物の抑制、殺菌が望まれる
あらゆる製品に配合して使用することができ、さらにこ
の発明ペプチド誘導体でそれらの製品または原料素材を
処理することができる。すなわち、この発明ペプチド誘
導体は、そのまま人または動物に投与することができ、
または医薬品(例えば、各種疾患予防薬、各種疾患治療
薬、抗菌剤等)、食品(例えば、調製粉乳、経腸栄養
剤、チュウインガム等)、医薬部外品(例えば、洗口
剤、健康飲料等)、各種化粧品(例えば、クリ−ム、乳
液、日焼け防止用化粧品、皮膚老化予防化粧品等)、そ
れらの原料となる素材、その他一般に活性酸素、フリー
ラジカル、脂質の過酸化の抑制、細菌、真菌等の微生物
の抑制、殺菌が望まれるあらゆる物品に添加、配合、噴
霧、付着、被覆、含浸等を行なってもよく、またその他
一般に活性酸素・フリーラジカル、脂質の過酸化の抑
制、細菌、真菌等の微生物の抑制、殺菌が望まれるあら
ゆる物品の処理に用いることができる。なお、公知の抗
酸化剤、抗菌剤と併用することもできる。
【0018】次に試験例を示してこの発明をさらに詳し
く説明する。 試験例1 この試験は、各種化合物の抗酸化作用を調べるために行
った。 1)試料の調製 次に示す8種類の試料を調製した。 試料1:ウシラクトフェリンの酵素分解から参考例記載
の方法により調製した配列番号4に記載のペプチド 試料2:アミノ末端がアセチル化し、カルボキシル末端
がアミド化し、実施例1記載の方法により調製した次の
化1のペプチド誘導体
【0019】
【化1】
【0020】試料3:アミノ末端に炭素鎖数18のアシ
ル基が結合し、カルボキシル末端がアミド化し、実施例
2記載の方法により調製した次の化2のペプチド誘導体
【0021】
【化2】
【0022】試料4:アミノ末端に炭素鎖数16のアシ
ル基が結合し、カルボキシル末端がアミド化し、実施例
3記載の方法により調製した次の化3のペプチド誘導体
【0023】
【化3】
【0024】試料5:アミノ末端に炭素鎖数14のアシ
ル基が結合し、カルボキシル末端がアミド化し、実施例
4記載の方法により調製した次の化4のペプチド誘導体
【0025】
【化4】
【0026】試料6:アミノ末端に炭素鎖数10のアシ
ル基が結合し、カルボキシル末端がアミド化し、実施例
5記載の方法により調製した次の化5のペプチド誘導体
【0027】
【化5】
【0028】試料7:アミノ末端に炭素鎖数6のアシル
基が結合し、カルボキシル末端がアミド化し、実施例6
記載の方法により調製した次の化6のペプチド誘導体
【0029】
【化6】
【0030】試料8:アミノ末端がアセチル化し、カル
ボキシル末端にポリエチレングリコール(以下PEGと
記載する)が結合し、実施例7記載の方法により調製し
た次の化7のペプチド誘導体
【0031】
【化7】
【0032】2)試験方法 グッテリッジの方法[アナリティカル・バイオケミスト
リー(Analytical Biochemistry )、第82巻、第76
ページ、1977年]を、次に記載するように一部変更
し、各試料の抗酸化効果を試験した。ナス型フラスコ
に、10mMのHEPESバッファー(pH7.4)2
0ml、卵黄リン脂質(ナカライテスク社製)100m
g、およびグラスビーズを添加し、窒素で置換し、37
℃でボルテックスにより5分間撹拌した。4℃で1時間
保持した後、上清をリポソーム溶液として使用した。
【0033】0.5mlのリポソーム溶液を10ml容
プラスチック・チューブに分注し、7倍濃度の試料溶液
を100μl、112μMのFeNH4 (SO4 2
12H2 O(ナカライテスク社製)を50μl、532
μMのアスコルビン酸(ナカライテスク社製)50μl
を添加し、5秒間撹拌する。チューブにキャップをし
て、37℃で1時間インキュベートする。2.9MのH
Clに溶解した1%亜ヒ酸ナトリウム(和光純薬社製)
を3ml加え、混合して、4000rpmで15分間遠
心する。清浄な溶液部分を3ml取り、0.05MのN
aOHに溶解した1%チオバルビツール酸(ナカライテ
スク社製)を1ml加えて、沸騰水中で15分間加熱す
る。冷却後、0.45μMフィルター(アドバンテック
社製)で濾過する。532nmで濾液の吸光度を測定
し、リポソームリン脂質の過酸化度を求めた。なお、試
料溶液の代わりに蒸留水を100μl添加したものを対
照とした。
【0034】試料の酸化抑制率(%)を次式により計算
した。 酸化抑制率=[(対照の吸光度−試料の吸光度)/対照
の吸光度]×100 3)試験結果 この試験の結果は表1に示すとおりである。表1から明
らかなように、100μg/mlの濃度において、試料
2から試料8は、試料1より強い酸化抑制効果を示し
た。また、試料3から試料7は10μg/ml、試料3
から試料6は1μg/mlの低濃度においても酸化抑制
作用を示した。なお、ペプチド誘導体の種類を変更して
同様の試験を行ったが、ほぼ同様の結果が得られた。
【0035】
【表1】
【0036】試験例2 この試験は、各種化合物の抗菌作用を調べるために行っ
た。 1)試料の調製 次に示す8種の試料を調製した。 試料1:試験例1の試料1と同一のもの 試料2:カルボキシル末端がアミド化し、実施例8記載
の方法により調製した次の化8のペプチド誘導体
【0037】
【化8】
【0038】試料3:アミノ末端にアセチル基が結合
し、カルボキシル末端がアミド化し、かつ全てのアミノ
酸がD体であり、実施例9記載の方法により調製した次
の化9のペプチド誘導体
【0039】
【化9】
【0040】 試料4:試験例1の試料3と同一のもの 試料5:試験例1の試料4と同一のもの 試料6:試験例1の試料5と同一のもの 試料7:試験例1の試料6と同一のもの 試料8:試験例1の試料7と同一のもの 2)試験方法 滅菌した1%バクト・ペプトン(ディフコ社製)に上記
試料を、最終濃度200、100、50、25、12、
6および3μg/mlで添加し、対数増殖期のEscheric
hia coli O111 またはEscherichia coli IID-861を培地
中菌数106 細胞/mlの割合で添加し、37℃で17
時間培養した。菌の増殖が肉眼的に全く認められない最
小濃度をその試料の最小発育阻止濃度(以下MICと記
載する)とした。 3)試験結果 この試験の結果は表2に示すとおりである。表2から明
らかなように、試料2から試料8は、試料1と同等か、
または2分の1以下のMICを示し、強い抗菌効果が認
められた。なお、ペプチド誘導体の種類を変更して同様
の試験を行ったが、ほぼ同様の結果が得られた。
【0041】
【表2】
【0042】試験例3 この試験は、各種化合物のプロテアーゼに対する抵抗性
を調べるために行った。1)試料の調製 次に示す3種の試料を調製した。 試料1:試験例1の試料1と同一のもの 試料2:カルボキシル末端がアミド化し、アミノ末端か
ら2残基目のアミノ酸がD体であって、他のアミノ酸が
全てL体であり、実施例10記載の方法により調製した
次の化10のペプチド誘導体
【0043】
【化10】
【0044】試料3:試験例2の試料3と同一のもの 2)試験方法 ペプチド誘導体のトリプシンによる処理 100mMのTris−HClバッファー(pH8.
1)に、試料およびトリプシン(タイプIX。シグマ社
製)を、それぞれ最終濃度900および50μg/ml
の割合で添加し、37℃で1時間インキュベートし、8
0℃で10分間熱処理することでトリプシンを失活させ
た。 白癬菌産生プロテアーゼの誘導 Trichophyton mentagrophytes TIMM-1189 を培地[2%
ケラチン粉末、1.2%イースト・カーボン・ベイス
(ディフコ社製)、0.005%イノシトール、0.0
01%チアミンおよび0.001%ピリドキシンからな
る]で、27℃、10日間、振とう培養し、ウシアルブ
ミンを基質としてプロテアーゼが誘導されていることを
確認し、のちフィルター濾過し、白癬菌産生プロテアー
ゼ液とした。ペプチド誘導体の白癬菌産生プロテアー
ゼ液による処理 2分の1に希釈した白癬菌産生プロテアーゼ液に、試料
を最終濃度500μg/mlの割合で添加し、37℃で
1時間インキュベートし、80℃で10分間熱処理し、
白癬菌産生プロテアーゼを失活させた。 プロテアーゼで処理したペプチド誘導体の抗菌活性の
測定 プロテアーゼで処理したペプチド誘導体のEscherichia
coli O111 に対する抗菌性を、試験例2と同一の方法に
より測定した。 3)試験結果 この試験の結果は表3に示すとおりである。表3から明
らかなように、試料1はトリプシンおよび白癬菌産生プ
ロテアーゼによって完全に失活したが、試料2は活性が
若干残り、また試料3は、プロテアーゼ処理後でも活性
が完全に保持されていた。なお、ペプチド誘導体の種類
を変更して同様の試験を行ったが、ほぼ同様の結果が得
られた。
【0045】
【表3】
【0046】試験例4 この試験は、各種ペプチド誘導体の急性毒性を調べるた
めに行った。 1)使用動物 6週齢のCD(SD)系のラット(日本SLCから購
入)の両性を用い、雄および雌を無作為にそれぞれ4群
(1群5匹)に分けて使用した。 2)試験方法 体重1kg当たり1000および2000mgの割合で
実施例1と同一の方法を反復して製造したペプチド誘導
体を注射用水(大塚製薬社製)に溶解し、体重100g
当たり4mlの割合で金属製玉付き針を用いて単回強制
経口投与し、急性毒性を試験した。 3)試験結果 このペプチド誘導体を1000mg/kg体重および2
000mg/kg体重の割合で投与した群に死亡例は認
められなかった。従って、このペプチド誘導体のLD5
0は、2000mg/kg体重以上であり、毒性は極め
て低いことが判明した。なお、他のペプチド誘導体につ
いても同様の試験を行ったがほぼ同様の結果が得られ
た。 参考例 市販の牛ラクトフェリン(シグマ社製)50mgを精製
水0.9mlに溶解し、0.1Nの塩酸でpHを2.5
に調整し、のち市販の豚ペプシン(シグマ社製)1mg
を添加し、37℃で6時間加水分解した。次いで0.1
Nの水酸化ナトリウムでpHを7.0に調整し、80℃
で10分間加熱して酵素を失活させ、室温に冷却し、1
5,000rpmで30分間遠心分離し、透明な上清を
得た。この上清100μlをTSKゲルODS−120
T(東ソー社製)を用いた高速液体クロマトグラフィ−
にかけ、0.8ml/分の流速で試料注入後10分間
0.05%TFA(トリフルオロ酢酸)を含む20%ア
セトニトリルで溶出し、のち30分間0.05%TFA
を含む20〜60%のアセトニトリルのグラジエントで
溶出し、24〜25分の間に溶出する画分を集め、真空
乾燥した。この乾燥物を2%(W/V)の濃度で精製水
に溶解し、再度TSKゲルODS−120T(東ソー社
製)を用いた高速液体クロマトグラフィ−にかけ、0.
8ml/分の流速で試料注入後10分間0.05%TF
Aを含む24%アセトニトリルで溶出し、のち30分間
0.05%TFAを含む24〜32%のアセトニトリル
のグラジエントで溶出し、33.5〜35.5分の間に
溶出する画分を集めた。上記の操作を25回反復し、真
空乾燥し、ペプチド約1.5mgを得た。
【0047】上記のラクトフェリン由来ペプチドを6N
塩酸で加水分解し、アミノ酸分析計を用いて常法により
アミノ酸組成を分析した。同一の試料を気相シ−クェン
サ−(アプライド・バイオシステムズ社製)を用いて2
5回のエドマン分解を行ない、25個のアミノ酸残基の
配列を決定した。またDTNB(5,5−ジチオ−ビス
(2−ニトロベンゾイック・アシド))を用いたジスル
フィド結合分析法[アナリティカル・バイオケミストリ
−(Analytical Biochemistry )、第67巻、第493
ページ、1975年]によりジスルフィド結合が存在す
ることを確認した。
【0048】その結果、このペプチドは、25個のアミ
ノ酸残基からなり、3番目と20番目のシステイン残基
がジスルフィド結合し、3番目のシステイン残基からN
−末端側に2個のアミノ酸残基が、20番目のシステイ
ン残基からC−末端側に5個のアミノ酸が、それぞれ結
合した配列番号4に記載のアミノ酸配列を有しているこ
とが確認された。
【0049】次に実施例を示してこの発明をさらに詳細
かつ具体的に説明するが、この発明は以下の例に限定さ
れるものではない。
【0050】
【実施例】
実施例1 ペプチドシンセサイザー(ファルマシアLKB バイオテク
ノロジー社製。LKB Biolynx 4170)を使用し、シェパー
ド等の方法[ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエテ
ィー・パーキンI(Journal of Chemical Society Perki
n I) 、第538ページ、1981年]による固相ペプ
チド合成法に基づいて、ペプチド誘導体を次のようにし
て合成した。
【0051】C末端アミドペプチド合成用固相樹脂(カ
ルビオケム―ノバビオケム社製。 NovaSyn KR 0.1meq)
1gを用いて、上記ペプチドシンセサイザーの合成プロ
グラムにより脱保護基反応及び縮合反応を繰り返してペ
プチド鎖を延長した。すなわち、20% DMFによりアミ
ノ保護基であるFmoc基を切断除去し、DMF で洗浄し、の
ち Fmoc-アミノ酸活性エステル/N-ヒドロキシベンゾト
リアゾール(以下HOBtと記載する)各0.5mmolを反応
させ、DMF で洗浄する操作を反復した。縮合反応後、必
要に応じてカイザーテストを行ないカップリングが完全
であったことを確認し、次のステップに進んだ。使用し
たアミノ酸は、Fmoc-Lys(Boc)-Opfp、Fmoc-Trp(Boc)-Op
fp、Fmoc-Gln-Opfp およびFmoc-Met-Opfp (いずれもカ
ルビオケム―ノバビオケム社製)で0.5mmolのカート
リッジを用いた。ペプチド鎖の伸張反応が全て終了した
後、20%ピペリジン/DMF によりFmoc基を切断し、DM
Fで洗浄後10%無水酢酸/DMF でアセチル化を行なっ
た。カイザーテストによりアセチル化が完了したことを
確認した後、樹脂をDMF 、tert−ペンチルアルコール、
酢酸、tert−ペンチルアルコール、DMF 、ジエチルエー
テルの順によく洗浄し、真空乾燥した。
【0052】上記の保護ペプチド樹脂571mgにエタン
ジチオール1.0ml、m-クレゾール200μl 、チオア
ニソール2.4mlを室温、アルゴン気流下15分間攪拌
し、のち氷冷下でさらに10分間攪拌した。これにトリ
フルオロ酢酸15mlを添加して10分間攪拌し、トリメ
チルシリルブロミド2.6mlを加えて50分間攪拌し
た。グラスフィルターで樹脂を濾去し、濾液を手早く減
圧濃縮した。残査に予め冷却したジエチルエーテルを加
えてペプチドを白色粉末化した。遠沈管に移し、遠心分
離(2500rpm 、5分間)し、上清を廃棄し、冷ジエ
チルエーテルを新たに加えてよく攪拌し、再び遠心分離
する操作を4回反復した。ペプチド沈殿物を真空乾燥
し、水に溶解して凍結乾燥を行ない粗製ペプチド62.
5mgを得た。
【0053】上記粗製ペプチドを水に溶解し、遠心分離
(15000rpm 、5分間)を行ない、上清を0.45
mmフィルターで濾過し、この溶液を高速液体クロマトグ
ラフィー(HPLC)に供し、ペプチドの精製を行なった。
HPLCはガリバーPU-986高圧グラジエントシステム(日本
分光製)を用い、カラムは逆相系の市販カラム(メルク
社製。Lichrospher100RP-18(e)250x10mm)を用いた。溶
離液は0.1%TFA /水をA液、80%アセトニトリル
/A液をB液として、A液からB液への濃度直線勾配に
より溶出した。クロマトグラムはほぼ単一のピークと認
められ、相当する画分を分取した。この分取操作を数回
反復し、凍結乾燥し、精製ペプチド28.5mgを得た。
【0054】これを分析用カラム(メルク社製。Lichro
spher100RP-18(e)250x4.6mm )によりHPLC分析を行な
い、精製物が単一であることをさらに確認した。また、
精製ペプチドの構造確認は、常法のアミノ酸分析、アミ
ノ酸配列分析、元素分析、質量分析等を実施し、目的と
する次の化11に示すペプチド誘導体が得られているこ
とを確認した。
【0055】
【化11】
【0056】実施例2 実施例1と同様の操作を行なったが、アシル基導入方法
としてスクシンイミドエステルを用いる方法により、ペ
プチド誘導体を次のとおり合成した。ステアリン酸
[(CH3 (CH 2 ) 16COOH]2.8gをジクロロメタンに
溶解させ、これにN−ヒドロキシスクシンイミド1.2
gのDMF 溶液とジシクロヘキシルカルボジイミド2.3
gのジクロロメタン溶液を加え室温で5時間攪拌した。
反応進行を薄層クロマトグラフィーにてモニターし、完
全に反応が終了したことを確認した。副生成物のジシク
ロヘキシルウレアを濾去し、減圧濃縮し、残査にジエチ
ルエーテルを加え遠沈管に移し遠心分離(2500rpm
、5分間)を行なった。上清を捨て新たにジエチルエ
ーテルを加え良く攪拌し遠心分離の操作を2回繰り返し
た。グラスロートで濾取し真空乾燥しステアリン酸スク
シンイミドエステルを2.0g得た。ペプチドシンセサ
イザーで合成した保護ペプチド樹脂(N端アミノ基フリ
ー、0.1mmolスケール)にステアリン酸スクシンイミ
ドエステル382mgのDMF 溶液を加え室温で5時間反応
させた。カイザーテストで完全にアシル化されているこ
とを確認した。アシル化保護ペプチド樹脂の収量は1.
13gであった。脱保護・脱樹脂後の粗製ペプチドの収
量は181mgであり、次の化12に示す精製したペプチ
ド誘導体約98mgを得た。
【0057】
【化12】
【0058】実施例3 実施例1と同様の操作を行なったが、アシル基導入方法
は縮合剤を用い、次のとおり行なった。パルミチン酸
(CH3 (CH 2 ) 14COOH)154mg、HBTU[2-(1H-benzotr
iazol-1-yl)-1,1,3,3-tetramethyluronium hexafluorop
hosphate] 228mg、HOBt92mgをDMF に溶解し、DIEA
( ジイソプロピルエチルアミン)105μl を加えた混
合溶液をペプチドシンセサイザーで合成した保護ペプチ
ド樹脂(N端アミノ基フリー、60μmol スケール)に
加え、室温で1時間攪拌し、のちカイザーテストで完全
にアシル化されていることを確認した。アシル化保護ペ
プチド樹脂の収量は476mg、脱保護・脱樹脂後の粗製
ペプチドの収量は103mgであり、次の化13に示す精
製したペプチド誘導体約46mgを得た。
【0059】
【化13】
【0060】実施例4 実施例3と同様の操作を行なった。アシル化保護ペプチ
ド樹脂の収量は444mg、脱保護、脱樹脂後の粗製ペプ
チドの収量は92mgであり、次の化14に示す精製した
ペプチド誘導体約47mgを得た。
【0061】
【化14】
【0062】実施例5 実施例3と同様の操作を行なった。アシル化保護ペプチ
ド樹脂の収量は493mg、脱保護、脱樹脂後の粗製ペプ
チドの収量は101mgであり、次の化15に示す精製し
たペプチド誘導体約53mgを得た。
【0063】
【化15】
【0064】実施例6 実施例3と同様の操作を行なった。アシル化保護ペプチ
ド樹脂の収量は493mg、脱保護、脱樹脂後の粗製ペプ
チドの収量は105mgであり、次の化16に示す精製し
たペプチド誘導体約57mgを得た。
【0065】
【化16】
【0066】実施例7 実施例1と同様の操作を行なった。ただし、固相樹脂は
TantaGel-NH2 [島津製作所社製、ポリエチレングリコ
ール(以下PEGと記載する)―スペーサー部分分子
量:3000)を用いた。保護ペプチド樹脂の収量は4
84mgであり、脱保護、脱樹脂後の粗製ペプチドの収量
は311mgであり、次の化17に示す精製したペプチド
誘導体約132mgを得た。
【0067】
【化17】
【0068】実施例8 実施例1と同様の操作を行なった。保護ペプチド樹脂の
収量は562mgであり、脱保護、脱樹脂後の粗製ペプチ
ドの収量は62mgであり、次の化18に示す精製したペ
プチド誘導体約29mgを得た。
【0069】
【化18】
【0070】実施例9 実施例1と同様の操作を行なった。ただし、ペプチド結
合形成反応はHBTU/HOBt 縮合剤を用いる方法を採用し
た。従って、ペプチドシンセサイザーのアミノ酸導入は
マニュアルで行なった。アミノ酸は、Fmoc-D-Arg(Mtr)-
OH、Fmoc-D-Lys(Boc)-OH、Fmoc-D-Trp(Boc)-OH、Fmoc-D
-Gln-OH およびFmoc-D-Met-OH (いずれも渡辺化学工業
社製)を用いた。保護ペプチド樹脂の収量は502mgで
あり、脱保護、脱樹脂後の粗製ペプチドの収量は57mg
であり、次の化19に示す精製したペプチド誘導体約3
2mgを得た。
【0071】
【化19】
【0072】実施例10 実施例1と同様の操作を行なった。ただし、N端から2
番目のアミノ酸Arg の導入はHBTU/HOBt縮合剤
を用いる実施例9と同様の方法で行なった。アミノ酸
は、Fmoc-Arg(Mtr)-Opfp、Fmoc-Trp(Boc)-Opfp、Fmoc-G
ln-Opfp (いずれもカルビオケム−ノボビオケム社
製)、N端から2番目のアミノ酸としてFmoc-D-Arg(Mt
r)-OH(渡辺化学工業社製)を用いた。保護ペプチド樹
脂の収量は188mgであり、脱保護、脱樹脂後の粗製ペ
プチドの収量は14mgであり、次の化20に示す精製し
たペプチド誘導体約8mgを得た。
【0073】
【化20】
【0074】実施例11 常法により次の組成の錠剤を製造した。 乳糖 79.45(%) 実施例2のペプチド誘導体 0.55 ステアリン酸マグネシウム 20.00 実施例12 常法により次の組成の注射剤を製造した。
【0075】 実施例9のペプチド誘導体 1.20(%) 界面活性剤 8.00 生理食塩水 90.80 実施例13 常法により次の組成のチュ−インガムを製造した。
【0076】 ガムベ−ス 25.00(%) 炭酸カルシウム 2.00 香料 1.00 実施例1のペプチド誘導体 0.10 ソルビト−ル粉末 71.90 実施例14 常法により次の組成のハンドローションを製造した。
【0077】 カーボワックス1500 9.00(%) アルコール 4.00 プロピレングリコール 47.00 香料 0.50 実施例7のペプチド誘導体 0.40 蒸留水 39.10
【0078】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この発明に
よって、活性酸素、フリーラジカル、脂質の過酸化に対
し優れた抑制作用を有する抗酸化剤と、細菌、真菌など
の微生物に対して優れた抗菌作用を有する抗菌剤が提供
される。これらの抗酸化剤、抗菌剤は医薬品および食品
等に使用しても極めて安全である。
【0079】
【配列表】 配列番号:1 配列の長さ:6 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列番号:2 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列番号:3 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列番号:4 配列の長さ:25 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列: Phe Lys Cys Arg Arg Trp Gln Trp Arg Met Lys Lys Leu Gly Ala Pro 1 5 10 15 Ser Ile Thr Cys Val Arg Arg Ala Phe 20 25
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/00 ADZ AED C07K 14/79 C09K 15/22 (72)発明者 高瀬 光徳 神奈川県座間市東原5−1−83 森永乳業 株式会社栄養科学研究所内 (72)発明者 ウェイン ベラミー 神奈川県座間市東原5−1−83 森永乳業 株式会社栄養科学研究所内 (72)発明者 箸本 弘一 神奈川県座間市東原5−1−83 森永乳業 株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 若林 裕之 神奈川県座間市東原5−1−83 森永乳業 株式会社栄養科学研究所内 (72)発明者 松本 宏志 神奈川県座間市東原5−1−83 森永乳業 株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 中村 浩彦 神奈川県座間市東原5−1−83 森永乳業 株式会社栄養科学研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式a)、b)またはc) a)R1 −X b)X−R2 c)R1 −X−R2 (前記化学式においてR1 は、アセチル基、アシル基ま
    たはポリエチレングリコールを示し、Xは、D体または
    L体のアミノ酸からなる配列番号1ないし配列番号3の
    いずれかに記載のアミノ酸配列を有するペプチドであ
    り、R2 は、アミノ基、アシル基またはポリエチレング
    リコールを示す)で示されるペプチド誘導体。
  2. 【請求項2】 次の一般式a)、b)またはc) a)R1 −X b)X−R2 c)R1 −X−R2 (前記化学式においてR1 は、アセチル基、アシル基ま
    たはポリエチレングリコールのいずれかを示し、Xは、
    D体またはL体のアミノ酸からなる配列番号1ないし配
    列番号3のいずれかに記載のアミノ酸配列を有するペプ
    チドであり、R2は、アミノ基、アシル基またはポリエ
    チレングリコールを示す)で示されるペプチド誘導体を
    有効成分として含有する抗酸化剤。
  3. 【請求項3】 ペプチド誘導体が、少なくとも1μg/
    ml含有されている請求項2の抗酸化剤。
  4. 【請求項4】 次の一般式a)、b)またはc) a)R1 −X b)X−R2 c)R1 −X−R2 (前記化学式においてR1 は、アセチル基、アシル基ま
    たはポリエチレングリコールのいずれかを示し、Xは、
    D体またはL体のアミノ酸からなる配列番号1ないし配
    列番号3のいずれかに記載のアミノ酸配列を有するペプ
    チドであり、R2は、アミノ基、アシル基またはポリエ
    チレングリコールのいずれかを示す)で示されるペプチ
    ド誘導体を有効成分として含有する抗菌剤。
  5. 【請求項5】 ペプチド誘導体が、少なくとも1μg/
    ml含有されている請求項4の抗菌剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001011441A (ja) * 1999-05-28 2001-01-16 Johnson & Johnson Consumer Co Inc 酸素不安定種を安定化する組成物および方法
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JP2008069073A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Yokohama Tlo Co Ltd ラクトフェリン複合体及びその製造方法

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