JPH08176484A - 孔版印刷用スタンプインキ - Google Patents
孔版印刷用スタンプインキInfo
- Publication number
- JPH08176484A JPH08176484A JP31969394A JP31969394A JPH08176484A JP H08176484 A JPH08176484 A JP H08176484A JP 31969394 A JP31969394 A JP 31969394A JP 31969394 A JP31969394 A JP 31969394A JP H08176484 A JPH08176484 A JP H08176484A
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- JP
- Japan
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- weight
- oil
- ink
- stencil printing
- paper
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】捺印するのに適した粘度で長期間安定であり、
かつニュートン流体に近づけることで紙への浸透を速く
し、その結果として定着性が良く、セットが速いスタン
プインキを提供する。 【構成】全インキ組成物中、芳香族多価カルボン酸と多
価アルコールと油脂とを縮合した油長60から90の油
変成アルキッド樹脂が30重量%から97重量%、パー
ム油またはパーム油の分別蒸留品が2重量%から40重
量%、上記以外の溶剤が0重量%から40重量%、およ
び着色剤成分が1重量%から30重量%からなることを
特徴とする孔版印刷用スタンプインキ。
かつニュートン流体に近づけることで紙への浸透を速く
し、その結果として定着性が良く、セットが速いスタン
プインキを提供する。 【構成】全インキ組成物中、芳香族多価カルボン酸と多
価アルコールと油脂とを縮合した油長60から90の油
変成アルキッド樹脂が30重量%から97重量%、パー
ム油またはパーム油の分別蒸留品が2重量%から40重
量%、上記以外の溶剤が0重量%から40重量%、およ
び着色剤成分が1重量%から30重量%からなることを
特徴とする孔版印刷用スタンプインキ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は孔版印刷方式を用いるス
タンプ器用インキに関する。
タンプ器用インキに関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷は製版後、孔版原紙の穿孔部分
からインキが出て紙に転写され、画像が形成される方式
のものである。孔版印刷用インキには、成分として、顔
料、樹脂、溶剤からなる油性インキタイプ(例えば、特
公昭33−6516号公報)とこれにさらに水、活性剤
などを加えたエマルションタイプとがある。そして両タ
イプともインキが乾くと孔版原紙の穿孔部分が目づまり
してインキが出なくなってしまうので、溶剤として高沸
点の鉱油、植物油では、綿実油、ヒマシ油といった不乾
性油、半乾性油を用いて乾燥を防いでいる。
からインキが出て紙に転写され、画像が形成される方式
のものである。孔版印刷用インキには、成分として、顔
料、樹脂、溶剤からなる油性インキタイプ(例えば、特
公昭33−6516号公報)とこれにさらに水、活性剤
などを加えたエマルションタイプとがある。そして両タ
イプともインキが乾くと孔版原紙の穿孔部分が目づまり
してインキが出なくなってしまうので、溶剤として高沸
点の鉱油、植物油では、綿実油、ヒマシ油といった不乾
性油、半乾性油を用いて乾燥を防いでいる。
【0003】一方、スタンプ用インキは顔料または染
料、樹脂、溶剤、活性剤等から成り、水性インキ、油性
インキがある。常時、蓋をして、インキを密閉するスタ
ンプ器(主としてインキを含浸させた印肉と印刷面であ
る版面が一体化した簡易タイプ)に使うインキには、押
印後の乾燥性がいいように、揮発性のあるアルコール系
溶剤、低分子量芳香族系溶剤が使用されている。また蓋
をしないで、インキを開放系で使用するスタンプ器(主
として印肉と版面を別々に使用するタイプ)に使うイン
キには、印肉の表面が乾かないように、グリコール系溶
剤を使用し、水分の蒸発と吸収を平衡に保つものがほと
んどである。
料、樹脂、溶剤、活性剤等から成り、水性インキ、油性
インキがある。常時、蓋をして、インキを密閉するスタ
ンプ器(主としてインキを含浸させた印肉と印刷面であ
る版面が一体化した簡易タイプ)に使うインキには、押
印後の乾燥性がいいように、揮発性のあるアルコール系
溶剤、低分子量芳香族系溶剤が使用されている。また蓋
をしないで、インキを開放系で使用するスタンプ器(主
として印肉と版面を別々に使用するタイプ)に使うイン
キには、印肉の表面が乾かないように、グリコール系溶
剤を使用し、水分の蒸発と吸収を平衡に保つものがほと
んどである。
【0004】しかしながら、上記のインキを孔版印刷式
のスタンプインキに使用しても良好な印刷物は得られな
い。すなわち、孔版印刷用の油性インキは、経時で増粘
し、ひどい場合は油分離(顔料が沈降)してしまう。孔
版印刷用のエマルションインキは、チキソ性または塑性
が強く最初からインキの出が悪く、また紙への浸透も遅
いので定着性が劣り、セット(紙面の乾燥)も遅い。ま
た経時で水分が蒸発して粘度が低下すると、逆にインキ
が出すぎて、印刷物に滲みが出たり、乾燥が遅くなった
りする。揮発性のある溶剤を使用した系のスタンプイン
キは、瞬時にインキが乾いて、孔版原紙は目づまりして
しまう。揮発性のない溶剤を使用した系のスタンプイン
キは、経時で増粘し、ひどい場合は油分離してしまう。
のスタンプインキに使用しても良好な印刷物は得られな
い。すなわち、孔版印刷用の油性インキは、経時で増粘
し、ひどい場合は油分離(顔料が沈降)してしまう。孔
版印刷用のエマルションインキは、チキソ性または塑性
が強く最初からインキの出が悪く、また紙への浸透も遅
いので定着性が劣り、セット(紙面の乾燥)も遅い。ま
た経時で水分が蒸発して粘度が低下すると、逆にインキ
が出すぎて、印刷物に滲みが出たり、乾燥が遅くなった
りする。揮発性のある溶剤を使用した系のスタンプイン
キは、瞬時にインキが乾いて、孔版原紙は目づまりして
しまう。揮発性のない溶剤を使用した系のスタンプイン
キは、経時で増粘し、ひどい場合は油分離してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで従来の孔版イン
キやスタンプインキに比べて、孔版印刷式のスタンプイ
ンキに必要とされる性能は経時での粘度安定性と定着性
の向上およびセットするまでの時間(紙面が乾燥するま
での時間)の短縮である。インキ粘度が高すぎたり、チ
キソ性または塑性が強すぎたりすると、インキの出が悪
く、印刷画像がかすれたり薄くなったりする。またイン
キの紙への浸透が遅くなり(セットが遅くなり)、擦れ
て紙を汚したり手が汚れたりしてしまう。またインキ粘
度が低すぎると、インキが出すぎて、印刷画像が滲んだ
り、印刷表面の乾燥が遅くなり、擦れて汚れたり、手が
汚れたりしてしまう。インキが油分離すると、油分が紙
にしみ出て印刷物を汚したり、沈降した顔料が孔版原紙
を目づまりさせてしまう。またインキの定着性が劣って
いると、擦れて紙面が汚れたり手が汚れたりしてしま
う。本発明は、捺印するのに適した粘度で長期間安定で
あり、かつニュートン流体に近づけることで紙への浸透
を速くし、その結果として定着性が良く、セットが速い
スタンプインキを提供することを目的としている。
キやスタンプインキに比べて、孔版印刷式のスタンプイ
ンキに必要とされる性能は経時での粘度安定性と定着性
の向上およびセットするまでの時間(紙面が乾燥するま
での時間)の短縮である。インキ粘度が高すぎたり、チ
キソ性または塑性が強すぎたりすると、インキの出が悪
く、印刷画像がかすれたり薄くなったりする。またイン
キの紙への浸透が遅くなり(セットが遅くなり)、擦れ
て紙を汚したり手が汚れたりしてしまう。またインキ粘
度が低すぎると、インキが出すぎて、印刷画像が滲んだ
り、印刷表面の乾燥が遅くなり、擦れて汚れたり、手が
汚れたりしてしまう。インキが油分離すると、油分が紙
にしみ出て印刷物を汚したり、沈降した顔料が孔版原紙
を目づまりさせてしまう。またインキの定着性が劣って
いると、擦れて紙面が汚れたり手が汚れたりしてしま
う。本発明は、捺印するのに適した粘度で長期間安定で
あり、かつニュートン流体に近づけることで紙への浸透
を速くし、その結果として定着性が良く、セットが速い
スタンプインキを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、全
インキ組成物中、芳香族多価カルボン酸と多価アルコー
ルと油脂とを縮合した油長60から90の油変成アルキ
ッド樹脂が30重量%から97重量%、パーム油または
パーム油の分別蒸留品が2重量%から40重量%、上記
以外の溶剤が0重量%から40重量%、および着色剤成
分が1重量%から30重量%からなることを特徴とする
孔版印刷用スタンプインキである。
インキ組成物中、芳香族多価カルボン酸と多価アルコー
ルと油脂とを縮合した油長60から90の油変成アルキ
ッド樹脂が30重量%から97重量%、パーム油または
パーム油の分別蒸留品が2重量%から40重量%、上記
以外の溶剤が0重量%から40重量%、および着色剤成
分が1重量%から30重量%からなることを特徴とする
孔版印刷用スタンプインキである。
【0007】本発明に関わる孔版印刷方式によるスタン
プ器は図1に示したように、インキがそのまま、または
紙や布、樹脂スポンジ等でインキを含浸させたものが容
器の中に入っていて、印刷面に孔版原紙が張りつけてあ
るもので、製版後容器を手で持って紙に押しつけると、
この孔版原紙の穿孔部分からインキが滲み出て、印刷さ
れるものである。
プ器は図1に示したように、インキがそのまま、または
紙や布、樹脂スポンジ等でインキを含浸させたものが容
器の中に入っていて、印刷面に孔版原紙が張りつけてあ
るもので、製版後容器を手で持って紙に押しつけると、
この孔版原紙の穿孔部分からインキが滲み出て、印刷さ
れるものである。
【0008】本発明のアルキッド樹脂は油脂と多塩基酸
と多価アルコールを構成成分とする。油脂としては、ヤ
シ油、パーム油、オリーブ油、ひまし油、綿実油等の不
乾性油あるいは半乾性油が好ましい。アルキッド樹脂の
油長は60から90、より好ましくは70から80であ
り、上記数値より短くても長くてもインキの貯蔵安定性
は低下する。また短い場合はさらにインキの定着性が劣
り、セットも遅くなる。
と多価アルコールを構成成分とする。油脂としては、ヤ
シ油、パーム油、オリーブ油、ひまし油、綿実油等の不
乾性油あるいは半乾性油が好ましい。アルキッド樹脂の
油長は60から90、より好ましくは70から80であ
り、上記数値より短くても長くてもインキの貯蔵安定性
は低下する。また短い場合はさらにインキの定着性が劣
り、セットも遅くなる。
【0009】本発明では、多塩基酸としてテレフタル酸
を使用することがインキの貯蔵安定性、定着性、セット
の上で好ましいが、イソフタル酸、無水フタル酸、無水
トリメリット酸、テトラヒドロフタル酸であっても良
い。ただし、本発明の効果を損なわない範囲で、すなわ
ち、全多塩基酸量の30重量%以下の範囲で、コハク
酸、アジピン酸、セバシン酸等を併用することができ
る。
を使用することがインキの貯蔵安定性、定着性、セット
の上で好ましいが、イソフタル酸、無水フタル酸、無水
トリメリット酸、テトラヒドロフタル酸であっても良
い。ただし、本発明の効果を損なわない範囲で、すなわ
ち、全多塩基酸量の30重量%以下の範囲で、コハク
酸、アジピン酸、セバシン酸等を併用することができ
る。
【0010】本発明では、多価アルコールとしてペンタ
エリスリットを使用することがインキの貯蔵安定性、定
着性、セットの上で好ましいが、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチ
レングリコール、テトラメチレングリコール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、
ネオペンチルグリコール、ジグリセリン、トリグリセリ
ン、ジペンタエリスリット、マンニット、ソルビットで
あっても良い。本発明において、樹脂として他のアルキ
ッド樹脂、ロジンエステル、ロジン変成フェノール樹
脂、石油樹脂、ギルソナイト等の樹脂を併用することが
できる。
エリスリットを使用することがインキの貯蔵安定性、定
着性、セットの上で好ましいが、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチ
レングリコール、テトラメチレングリコール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、
ネオペンチルグリコール、ジグリセリン、トリグリセリ
ン、ジペンタエリスリット、マンニット、ソルビットで
あっても良い。本発明において、樹脂として他のアルキ
ッド樹脂、ロジンエステル、ロジン変成フェノール樹
脂、石油樹脂、ギルソナイト等の樹脂を併用することが
できる。
【0011】本発明中のパーム油またはパーム油の分別
蒸留品は2重量%から40重量%添加することでその効
果が現れるが、好ましくは5重量%から20重量%であ
る。従来パーム油またはパーム油の分別蒸留品は孔版イ
ンキには使用されなかった。これは他の植物油が常温で
液状であるのに比べ、凝固点が30〜50℃と高く溶剤
として適さなかったからである。しかし本発明のアルキ
ッド樹脂は常温で液状であり、これにパーム油またはパ
ーム油の分別蒸留品を加え、あらかじめ加熱溶融してお
いたものは、相溶性が良好なため0〜30℃で結晶は析
出してこない。パーム油の分別蒸留品は凝固点が10℃
〜15℃程度のものであるが、同様にして、0℃付近で
結晶は析出してこない。よって溶剤や添加剤として使用
することが可能となる。
蒸留品は2重量%から40重量%添加することでその効
果が現れるが、好ましくは5重量%から20重量%であ
る。従来パーム油またはパーム油の分別蒸留品は孔版イ
ンキには使用されなかった。これは他の植物油が常温で
液状であるのに比べ、凝固点が30〜50℃と高く溶剤
として適さなかったからである。しかし本発明のアルキ
ッド樹脂は常温で液状であり、これにパーム油またはパ
ーム油の分別蒸留品を加え、あらかじめ加熱溶融してお
いたものは、相溶性が良好なため0〜30℃で結晶は析
出してこない。パーム油の分別蒸留品は凝固点が10℃
〜15℃程度のものであるが、同様にして、0℃付近で
結晶は析出してこない。よって溶剤や添加剤として使用
することが可能となる。
【0012】溶剤は、パーム油またはパーム油の分別蒸
留品以外に0重量%から40重量%が適しており、揮発
性が極端に少ないものが好ましい。揮発性があると、経
時で粘度が上昇してしまうからである。例えば、沸点が
300℃以上の炭化水素系溶剤、スピンドル油、流動パ
ラフィン、モーターオイル、ギヤオイル、マシン油等の
石油系溶剤、およびエチレン、プロピレン、ブテン、等
の不飽和炭化水素の重合によって得られる合成油が上げ
られる。またヒマシ油、トール油、大豆油、オリーブ
油、鯨油といった動植物油も使用可能である。
留品以外に0重量%から40重量%が適しており、揮発
性が極端に少ないものが好ましい。揮発性があると、経
時で粘度が上昇してしまうからである。例えば、沸点が
300℃以上の炭化水素系溶剤、スピンドル油、流動パ
ラフィン、モーターオイル、ギヤオイル、マシン油等の
石油系溶剤、およびエチレン、プロピレン、ブテン、等
の不飽和炭化水素の重合によって得られる合成油が上げ
られる。またヒマシ油、トール油、大豆油、オリーブ
油、鯨油といった動植物油も使用可能である。
【0013】本発明のインキ中に含まれる着色剤として
は、カーボンブラック、二酸化チタン、紺青等の無機顔
料、フタロシアニン顔料、不溶性アゾ顔料、溶性アゾ顔
料、キナクリドン顔料等の有機顔料を使用することがで
きる。顔料濃度は1重量%から30重量%が適してい
る。少なすぎると印刷時の色は薄くなり、多すぎると顔
料の紙への浸透が遅く、(定着性が劣り、セットが遅く
なり)擦れて紙を汚したり、手を汚したりしてしまう。
は、カーボンブラック、二酸化チタン、紺青等の無機顔
料、フタロシアニン顔料、不溶性アゾ顔料、溶性アゾ顔
料、キナクリドン顔料等の有機顔料を使用することがで
きる。顔料濃度は1重量%から30重量%が適してい
る。少なすぎると印刷時の色は薄くなり、多すぎると顔
料の紙への浸透が遅く、(定着性が劣り、セットが遅く
なり)擦れて紙を汚したり、手を汚したりしてしまう。
【0014】また必要に応じて各種添加剤も本発明の効
果を損なわない範囲で用いることができる。例えば、体
質顔料、増量剤、顔料分散剤、耐摩擦性向上剤、酸化防
止剤、裏移り防止剤、チキソ性付与剤等である。チキソ
性付与剤は、インキ中に、または樹脂作成時に添加する
ことができる。本発明の孔版印刷用スタンプインキは、
着色剤を樹脂や溶剤の全部あるいは一部に添加し、三本
ロールミル、サンドミル等の分散機で練肉、分散し、そ
の後、押印しやすいように、またインキが適度に出やす
いように粘度を調整するため、残りの樹脂や溶剤を添加
することで得られる。以下、本発明を実施例に基づいて
より詳細に説明する。
果を損なわない範囲で用いることができる。例えば、体
質顔料、増量剤、顔料分散剤、耐摩擦性向上剤、酸化防
止剤、裏移り防止剤、チキソ性付与剤等である。チキソ
性付与剤は、インキ中に、または樹脂作成時に添加する
ことができる。本発明の孔版印刷用スタンプインキは、
着色剤を樹脂や溶剤の全部あるいは一部に添加し、三本
ロールミル、サンドミル等の分散機で練肉、分散し、そ
の後、押印しやすいように、またインキが適度に出やす
いように粘度を調整するため、残りの樹脂や溶剤を添加
することで得られる。以下、本発明を実施例に基づいて
より詳細に説明する。
実施例
【0015】攪拌機付4ツ口フラスコにやし油76部、
ペンタエリスリット7部、水酸化ナトリウム0.05部
を仕込み、窒素気流下で240℃でエステル交換反応を
行い、その後、イソフタル酸17部を仕込み、さらに反
応させアルキッド樹脂Aを得た。同様にして、原料を変
えて、アルキッド樹脂B、C、D、Eを得た。アルキッ
ド樹脂Aとともに仕込み量を表1に示す。
ペンタエリスリット7部、水酸化ナトリウム0.05部
を仕込み、窒素気流下で240℃でエステル交換反応を
行い、その後、イソフタル酸17部を仕込み、さらに反
応させアルキッド樹脂Aを得た。同様にして、原料を変
えて、アルキッド樹脂B、C、D、Eを得た。アルキッ
ド樹脂Aとともに仕込み量を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】実施例1 樹脂Aを55部、モーターオイル10部、パーム油10
部、ファーネスカーボンブラック5部を混合し、三本ロ
ールで60℃から70℃の熱をかけて練肉する。その
後、粘度調整のため、およびインキ濃度調整のため樹脂
Aを2部、モーターオイル18部を加え、ディスパーで
攪拌し、孔版印刷用スタンプインキを得た。
部、ファーネスカーボンブラック5部を混合し、三本ロ
ールで60℃から70℃の熱をかけて練肉する。その
後、粘度調整のため、およびインキ濃度調整のため樹脂
Aを2部、モーターオイル18部を加え、ディスパーで
攪拌し、孔版印刷用スタンプインキを得た。
【0018】実施例2〜6および比較例1、2 実施例1と同様にして、樹脂AをB、C、D、Eに変え
て、またパーム油をパーム油の分別蒸留品やモーターオ
イルに変えてインキを作成した。インキ組成をまとめた
ものを表2に示す。
て、またパーム油をパーム油の分別蒸留品やモーターオ
イルに変えてインキを作成した。インキ組成をまとめた
ものを表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】実施例または比較例に示されたインキの粘
度値、および貯蔵安定性を表3に示す。表3の試験項目
の試験条件は下記のとおりである。 BH型 2rpm:BH型粘度計の2rpmでの粘度
ずり速度0.5/sec コーンプレート:コーンプレート粘度計 ずり速度0.
5/sec 冷熱促進 : −20℃6時間、60℃6時間を繰り返
す
度値、および貯蔵安定性を表3に示す。表3の試験項目
の試験条件は下記のとおりである。 BH型 2rpm:BH型粘度計の2rpmでの粘度
ずり速度0.5/sec コーンプレート:コーンプレート粘度計 ずり速度0.
5/sec 冷熱促進 : −20℃6時間、60℃6時間を繰り返
す
【0021】
【表3】
【0022】これより、本発明のアルキッド樹脂、特に
テレフタル酸やペンタエリスリットを用いたアルキッド
樹脂とパーム油やフライエースLPを併用したインキ
は、よりニュートン流体に近いものであり、また経時増
粘や、油分離が抑えられ、貯蔵安定性が良好であること
がわかる。また各例で作成したインキを、それぞれ図1
に示したスタンプ器に充填し、孔版原紙として理想スク
リーンマスター(理想化学工業株式会社製)を使用して
製版した後、上質紙に押印した。印刷直後に印刷物を消
しゴムで擦ったところ、実施例のものは比較例のものに
比べて、紙の汚れが少なく、またインキが擦れ落ちるこ
ともほとんどなかった。
テレフタル酸やペンタエリスリットを用いたアルキッド
樹脂とパーム油やフライエースLPを併用したインキ
は、よりニュートン流体に近いものであり、また経時増
粘や、油分離が抑えられ、貯蔵安定性が良好であること
がわかる。また各例で作成したインキを、それぞれ図1
に示したスタンプ器に充填し、孔版原紙として理想スク
リーンマスター(理想化学工業株式会社製)を使用して
製版した後、上質紙に押印した。印刷直後に印刷物を消
しゴムで擦ったところ、実施例のものは比較例のものに
比べて、紙の汚れが少なく、またインキが擦れ落ちるこ
ともほとんどなかった。
【0023】
【発明の効果】本発明の孔版印刷器用スタンプインキは
製版前、製版後を問わず、粘度安定である。そのため、
経時でインキが出なくなったり、油分離して紙を汚した
り、乾燥が遅く手を汚したりすることなく、長期間に渡
って良好な印刷物を得ることができる。また定着性が良
好でありセットも速いので、インキで紙を汚したり、乾
燥が遅く手を汚したりすることもない。
製版前、製版後を問わず、粘度安定である。そのため、
経時でインキが出なくなったり、油分離して紙を汚した
り、乾燥が遅く手を汚したりすることなく、長期間に渡
って良好な印刷物を得ることができる。また定着性が良
好でありセットも速いので、インキで紙を汚したり、乾
燥が遅く手を汚したりすることもない。
【図1】 孔版印刷方式を用いたスタンプ器を説明する
図面
図面
1 インキ又はインキ含浸体を充填した容器 2 孔版原紙 3 紙
Claims (3)
- 【請求項1】 全インキ組成物中、芳香族多価カルボン
酸と多価アルコールと油脂とを縮合した油長60から9
0の油変成アルキッド樹脂が30重量%から97重量
%、パーム油またはパーム油の分別蒸留品が2重量%か
ら40重量%、上記以外の溶剤が0重量%から40重量
%、および着色剤成分が1重量%から30重量%からな
ることを特徴とする孔版印刷用スタンプインキ。 - 【請求項2】 芳香族多価カルボン酸がテレフタル酸で
ある請求項1記載の孔版印刷用スタンプインキ。 - 【請求項3】 多価アルコールがペンタエリスリットで
ある請求項1記載の孔版印刷用スタンプインキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31969394A JPH08176484A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 孔版印刷用スタンプインキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31969394A JPH08176484A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 孔版印刷用スタンプインキ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08176484A true JPH08176484A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18113136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31969394A Pending JPH08176484A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 孔版印刷用スタンプインキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08176484A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015083637A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | Dicグラフィックス株式会社 | 印刷インキ用ワニス、印刷インキ、及び印刷物 |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP31969394A patent/JPH08176484A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015083637A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | Dicグラフィックス株式会社 | 印刷インキ用ワニス、印刷インキ、及び印刷物 |
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