JPH08176500A - 急速硬化型塗料組成物の塗装方法 - Google Patents
急速硬化型塗料組成物の塗装方法Info
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- JPH08176500A JPH08176500A JP32629294A JP32629294A JPH08176500A JP H08176500 A JPH08176500 A JP H08176500A JP 32629294 A JP32629294 A JP 32629294A JP 32629294 A JP32629294 A JP 32629294A JP H08176500 A JPH08176500 A JP H08176500A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】霧状もしくは蒸気状エポキシ硬化触媒の存在下
で、1分子中に1個以上のエポキシ基を有するエポキシ
化合物(a)とポリメルカプト化合物(b)とからな
り、かつ、エポキシ化合物(a)に含まれるエポキシ基
の当量とポリメルカプト化合物(b)に含まれるチオー
ル基の当量との比[エポキシ基/チオール基]が1.0
/1.0〜3.0/1.0の範囲である塗料組成物を、
基体上に塗布硬化させることを特徴とする急速硬化型塗
料組成物の塗装方法。 【効果】上記塗装方法によれば、塗料成分の均一な混合
と塗料組成物の可使時間の長時間化を図ることができ、
しかも塗料組成物が急速に硬化して数分ないし数時間で
均一な塗膜が得られる。
で、1分子中に1個以上のエポキシ基を有するエポキシ
化合物(a)とポリメルカプト化合物(b)とからな
り、かつ、エポキシ化合物(a)に含まれるエポキシ基
の当量とポリメルカプト化合物(b)に含まれるチオー
ル基の当量との比[エポキシ基/チオール基]が1.0
/1.0〜3.0/1.0の範囲である塗料組成物を、
基体上に塗布硬化させることを特徴とする急速硬化型塗
料組成物の塗装方法。 【効果】上記塗装方法によれば、塗料成分の均一な混合
と塗料組成物の可使時間の長時間化を図ることができ、
しかも塗料組成物が急速に硬化して数分ないし数時間で
均一な塗膜が得られる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、急速硬化型塗料組成物の
塗装方法に関する。
塗装方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】近年、環境保全のため塗料からの
溶剤排出量の低減が望まれており、溶剤の含有量を低減
した微溶剤型多液塗料や溶剤を含まない無溶剤型多液塗
料が開発されている。
溶剤排出量の低減が望まれており、溶剤の含有量を低減
した微溶剤型多液塗料や溶剤を含まない無溶剤型多液塗
料が開発されている。
【0003】一般に微溶剤型多液塗料や無溶剤型多液塗
料は、塗装に適する粘度を確保するために、低粘度樹脂
の使用が必要であり、低分子量の樹脂が使用される。こ
のような塗料は、従来の溶剤を多く含有する塗料と比較
し、溶剤揮発による見かけの硬化が望めないため乾燥速
度が遅く、また、この塗料成分の混合から塗装し終わら
なければならない塗料組成物の可使時間が短くなる。
料は、塗装に適する粘度を確保するために、低粘度樹脂
の使用が必要であり、低分子量の樹脂が使用される。こ
のような塗料は、従来の溶剤を多く含有する塗料と比較
し、溶剤揮発による見かけの硬化が望めないため乾燥速
度が遅く、また、この塗料成分の混合から塗装し終わら
なければならない塗料組成物の可使時間が短くなる。
【0004】一方、実用的観点から、塗膜の乾燥時間は
短いほど良く、数分から数時間以内であることが好まし
い。微溶剤型もしくは無溶剤型多液塗料の乾燥時間を短
くすると、可使時間が極めて短くなり、塗料成分の均一
な混合と塗装作業が極めて困難になるという問題があ
る。
短いほど良く、数分から数時間以内であることが好まし
い。微溶剤型もしくは無溶剤型多液塗料の乾燥時間を短
くすると、可使時間が極めて短くなり、塗料成分の均一
な混合と塗装作業が極めて困難になるという問題があ
る。
【0005】このため、短時間で塗料成分を混合、塗装
するために、2頭ガン、先端混合型ガン等のスプレー塗
装装置が考案されている。しかしながら、これらの塗装
装置は、従来のエヤレス塗装装置と比較し複雑であり、
また塗装作業の工程管理も複雑になるため、その実用化
が妨げられているのが現状である。また、塗料成分の均
一な混合を確保するため多液の各塗料成分の粘度、比重
および使用する樹脂の相溶性等を近似にするなど設計上
の制約が多いという問題がある。
するために、2頭ガン、先端混合型ガン等のスプレー塗
装装置が考案されている。しかしながら、これらの塗装
装置は、従来のエヤレス塗装装置と比較し複雑であり、
また塗装作業の工程管理も複雑になるため、その実用化
が妨げられているのが現状である。また、塗料成分の均
一な混合を確保するため多液の各塗料成分の粘度、比重
および使用する樹脂の相溶性等を近似にするなど設計上
の制約が多いという問題がある。
【0006】上記問題の解決を図る塗装方法としては、
塗料組成物を鉄板等の基体上にスプレー塗装して未硬化
の塗膜を形成した後、この塗膜を蒸気状アミン触媒に接
触させて急速に硬化させる塗装方法、あるいは蒸気状ア
ミン触媒の存在下で、塗料組成物を鉄板等の基体上にス
プレー塗装して急速に硬化させる塗装方法がある。これ
らの塗装方法では、塗膜の内部まで蒸気状アミン触媒が
浸透して塗膜が硬化するような塗料組成物が用いられ
る。
塗料組成物を鉄板等の基体上にスプレー塗装して未硬化
の塗膜を形成した後、この塗膜を蒸気状アミン触媒に接
触させて急速に硬化させる塗装方法、あるいは蒸気状ア
ミン触媒の存在下で、塗料組成物を鉄板等の基体上にス
プレー塗装して急速に硬化させる塗装方法がある。これ
らの塗装方法では、塗膜の内部まで蒸気状アミン触媒が
浸透して塗膜が硬化するような塗料組成物が用いられ
る。
【0007】たとえば特公平3−41113号公報に
は、ポリメルカプト化合物とポリイソシアネート硬化剤
とを含む塗料組成物を、室温において蒸気状三級アミン
触媒の存在下に急速に硬化させて塗膜を得ることが開示
されている。
は、ポリメルカプト化合物とポリイソシアネート硬化剤
とを含む塗料組成物を、室温において蒸気状三級アミン
触媒の存在下に急速に硬化させて塗膜を得ることが開示
されている。
【0008】また、特開平3−163178号公報に
は、塗膜硬化方法(塗装方法)が開示されている。この
塗装方法は、ポリオールとポリイソシアネート硬化剤を
含む塗料組成物を、鉄板等の基体に適用すべき霧状物の
ままでまたは鉄板等の基体上に適用した塗膜のままで蒸
気状三級アミン触媒に曝して硬化した塗膜を得る方法に
おいて、この塗料組成物がメルカプト化合物とイソシア
ネート化合物との反応によって形成したチオウレタン化
合物の存在下に硬化されることを特徴としている。
は、塗膜硬化方法(塗装方法)が開示されている。この
塗装方法は、ポリオールとポリイソシアネート硬化剤を
含む塗料組成物を、鉄板等の基体に適用すべき霧状物の
ままでまたは鉄板等の基体上に適用した塗膜のままで蒸
気状三級アミン触媒に曝して硬化した塗膜を得る方法に
おいて、この塗料組成物がメルカプト化合物とイソシア
ネート化合物との反応によって形成したチオウレタン化
合物の存在下に硬化されることを特徴としている。
【0009】本願発明者らは、上記公報で提案されてい
る塗装方法以外の塗装方法で上記問題を解決すべく、急
速硬化する多液塗料の組成および、従来の塗装法の欠点
の一つである多液塗料の混合法について鋭意研究し、反
応速度の遅いエポキシ樹脂を含む塗料組成物とポリメル
カプト化合物を含む塗料組成物とを塗装前に混合し、こ
の混合物をスプレー塗装中に、霧状もしくは蒸気状のエ
ポキシ硬化触媒を接触させる塗装方法、あるいはこの混
合物の塗膜形成直後に霧状もしくは蒸気状エポキシ硬化
触媒を接触させる塗装方法を採用することによって、塗
料成分の均一な混合と塗料組成物の可使時間の長時間化
を図ることができるとともに、塗料組成物が急速に硬化
して均一な塗膜を形成し得ることを見出し、本発明を完
成するに至った。
る塗装方法以外の塗装方法で上記問題を解決すべく、急
速硬化する多液塗料の組成および、従来の塗装法の欠点
の一つである多液塗料の混合法について鋭意研究し、反
応速度の遅いエポキシ樹脂を含む塗料組成物とポリメル
カプト化合物を含む塗料組成物とを塗装前に混合し、こ
の混合物をスプレー塗装中に、霧状もしくは蒸気状のエ
ポキシ硬化触媒を接触させる塗装方法、あるいはこの混
合物の塗膜形成直後に霧状もしくは蒸気状エポキシ硬化
触媒を接触させる塗装方法を採用することによって、塗
料成分の均一な混合と塗料組成物の可使時間の長時間化
を図ることができるとともに、塗料組成物が急速に硬化
して均一な塗膜を形成し得ることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0010】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題を解決しようとするものであって、塗料成分の均一
な混合と塗料組成物の可使時間の長時間化を図ることが
できるとともに、塗料組成物が急速に硬化して均一な塗
膜を形成し得るような急速硬化型塗料組成物の塗装方法
を提供することを目的としている。
問題を解決しようとするものであって、塗料成分の均一
な混合と塗料組成物の可使時間の長時間化を図ることが
できるとともに、塗料組成物が急速に硬化して均一な塗
膜を形成し得るような急速硬化型塗料組成物の塗装方法
を提供することを目的としている。
【0011】
【発明の概要】本発明に係る急速硬化型塗料組成物の塗
装方法は、霧状もしくは蒸気状エポキシ硬化触媒の存在
下で、1分子中に1個以上のエポキシ基を有するエポキ
シ化合物(a)とポリメルカプト化合物(b)とからな
り、かつ、エポキシ化合物(a)に含まれるエポキシ基
の当量とポリメルカプト化合物(b)に含まれるチオー
ル基の当量との比[エポキシ基/チオール基]が1.0
/1.0〜3.0/1.0である塗料組成物を、基体上
に塗布硬化させることを特徴としている。
装方法は、霧状もしくは蒸気状エポキシ硬化触媒の存在
下で、1分子中に1個以上のエポキシ基を有するエポキ
シ化合物(a)とポリメルカプト化合物(b)とからな
り、かつ、エポキシ化合物(a)に含まれるエポキシ基
の当量とポリメルカプト化合物(b)に含まれるチオー
ル基の当量との比[エポキシ基/チオール基]が1.0
/1.0〜3.0/1.0である塗料組成物を、基体上
に塗布硬化させることを特徴としている。
【0012】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る急速硬化型塗
料組成物の塗装方法について具体的に説明する。
料組成物の塗装方法について具体的に説明する。
【0013】本発明に係る急速硬化型塗料組成物の塗装
方法では、霧状もしくは蒸気状エポキシ硬化触媒の存在
下で、塗料組成物を基体上に塗布硬化させる。本発明で
用いられる塗料組成物は、1分子中に1個以上のエポキ
シ基を有するエポキシ化合物(a)とポリメルカプト化
合物(b)とからなる。
方法では、霧状もしくは蒸気状エポキシ硬化触媒の存在
下で、塗料組成物を基体上に塗布硬化させる。本発明で
用いられる塗料組成物は、1分子中に1個以上のエポキ
シ基を有するエポキシ化合物(a)とポリメルカプト化
合物(b)とからなる。
【0014】本発明で用いられるエポキシ化合物(a)
は、分子内にグリシジル基を1個または2個以上有する
化合物であり、具体的には、メチルグリシジルエーテ
ル、ブチルグリシジルエーテル、2-エチルヘキシルグリ
シジルエーテル、2-メチルヘキシルグリシジルエーテ
ル、ステアリルグリシジルエーテル、ラウリルグリシジ
ルエーテル、アリルグリシジルエーテル、フェニルグリ
シジルエーテル、ブチルフェニルグリシジルエーテル、
ノニルフェニルグリシジルエーテル、クレジールグリシ
ジルエーテル、ビスフェノールA[p,p'-イソプロピリ
デンジフェノール]のモノグリシジルエーテル、ビスフ
ェノールFのモノグリシジルエーテル等のモノグリシジ
ルエーテル類;エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ジエチレングリコールジグリシジルエーテル、トリ
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレ
ングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ジプロピレングリコールジ
グリシジルエーテル、トリプロピレングリコールジグリ
シジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジ
ルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパンジグリシジルエーテル、
1,6-ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、グリセロ
ールジグリシジルエーテル、ポリテトラメチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジメタノー
ルジグリシジルエーテル、レゾルシノールジグリシジル
エーテル、ビスフェノールA[p,p'- イソプロピリデン
ジフェノール]のジグリシジルエーテル、ビスフェノー
ルAポリエチレンオキシドジグリシジルエーテル、ビス
フェノールAポリプロピレンオキシドジグリシジルエー
テル、水添ビスフェノールAジグリシジルエーテル、水
添ビスフェノールAポリプロピレンオキシドジグリシジ
ルエーテル、ビスフェノールFのジグリシジルエーテ
ル、ジブロモネオペンチルグリコールジグリシジルエー
テル、フロログリシノールトリグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパントリグリシジルエーテル、トリメ
チロールエタントリグリシジルエーテル、グリセロール
トリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジ
ルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテ
ル、脂肪族ポリグリシジルエーテル、ヒマシ油変性ポリ
グリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエー
テル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル等
のポリオールのポリグリシジルエーテル類;ダイマー酸
ジグリシジルエステル、フタル酸ジグリシジルエステ
ル、テトラヒドロフタール酸ジグリシジルエステル、ヘ
キサヒドロフタール酸ジグリシジルエステル、ジグリシ
ジルp-オキシ安息香酸等のポリグリシジルエステルなど
が挙げられる。
は、分子内にグリシジル基を1個または2個以上有する
化合物であり、具体的には、メチルグリシジルエーテ
ル、ブチルグリシジルエーテル、2-エチルヘキシルグリ
シジルエーテル、2-メチルヘキシルグリシジルエーテ
ル、ステアリルグリシジルエーテル、ラウリルグリシジ
ルエーテル、アリルグリシジルエーテル、フェニルグリ
シジルエーテル、ブチルフェニルグリシジルエーテル、
ノニルフェニルグリシジルエーテル、クレジールグリシ
ジルエーテル、ビスフェノールA[p,p'-イソプロピリ
デンジフェノール]のモノグリシジルエーテル、ビスフ
ェノールFのモノグリシジルエーテル等のモノグリシジ
ルエーテル類;エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ジエチレングリコールジグリシジルエーテル、トリ
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレ
ングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ジプロピレングリコールジ
グリシジルエーテル、トリプロピレングリコールジグリ
シジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジ
ルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパンジグリシジルエーテル、
1,6-ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、グリセロ
ールジグリシジルエーテル、ポリテトラメチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジメタノー
ルジグリシジルエーテル、レゾルシノールジグリシジル
エーテル、ビスフェノールA[p,p'- イソプロピリデン
ジフェノール]のジグリシジルエーテル、ビスフェノー
ルAポリエチレンオキシドジグリシジルエーテル、ビス
フェノールAポリプロピレンオキシドジグリシジルエー
テル、水添ビスフェノールAジグリシジルエーテル、水
添ビスフェノールAポリプロピレンオキシドジグリシジ
ルエーテル、ビスフェノールFのジグリシジルエーテ
ル、ジブロモネオペンチルグリコールジグリシジルエー
テル、フロログリシノールトリグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパントリグリシジルエーテル、トリメ
チロールエタントリグリシジルエーテル、グリセロール
トリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジ
ルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテ
ル、脂肪族ポリグリシジルエーテル、ヒマシ油変性ポリ
グリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエー
テル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル等
のポリオールのポリグリシジルエーテル類;ダイマー酸
ジグリシジルエステル、フタル酸ジグリシジルエステ
ル、テトラヒドロフタール酸ジグリシジルエステル、ヘ
キサヒドロフタール酸ジグリシジルエステル、ジグリシ
ジルp-オキシ安息香酸等のポリグリシジルエステルなど
が挙げられる。
【0015】また、N,N-ジグリシジルアニリン、テトラ
グリシジルアミノジフェニルメタン、トリグリシジルp-
アミノフェノール、ジグリシジルトルイジン、テトラグ
リシジルメタキシリレンジアミン、テトラグリシジルビ
スアミノメチレンシクロヘキサン等のグリシジルアミ
ン;1,3-ジグリシジルヒダントイン、1,3-ジグリシジル
-5- メチル-5- エチルヒダントイン、1,3-ジグリシジル
-5- エチル-5- アミルヒダントイン、グリシジルグリシ
ドオキシアルキルヒダントイン等のヒダントイン型エポ
キシ樹脂;トリグリシジルイソシアヌレート、トリアリ
ルイソシアヌレート、トリグリシジルトリス(2-ハイド
ロオキシル)イソシアネート等のトリアジン環を有する
エポキシ樹脂;スチレンオキシド、グリシジルメタクリ
レート、グリシジルフタールイミド、ビニルシクロヘキ
センモノエポキシド、シクロヘキセンオキシド等のエポ
キシ樹脂の使用も可能である。
グリシジルアミノジフェニルメタン、トリグリシジルp-
アミノフェノール、ジグリシジルトルイジン、テトラグ
リシジルメタキシリレンジアミン、テトラグリシジルビ
スアミノメチレンシクロヘキサン等のグリシジルアミ
ン;1,3-ジグリシジルヒダントイン、1,3-ジグリシジル
-5- メチル-5- エチルヒダントイン、1,3-ジグリシジル
-5- エチル-5- アミルヒダントイン、グリシジルグリシ
ドオキシアルキルヒダントイン等のヒダントイン型エポ
キシ樹脂;トリグリシジルイソシアヌレート、トリアリ
ルイソシアヌレート、トリグリシジルトリス(2-ハイド
ロオキシル)イソシアネート等のトリアジン環を有する
エポキシ樹脂;スチレンオキシド、グリシジルメタクリ
レート、グリシジルフタールイミド、ビニルシクロヘキ
センモノエポキシド、シクロヘキセンオキシド等のエポ
キシ樹脂の使用も可能である。
【0016】上記のエポキシ化合物の中でも、ペンタエ
リスリトールポリグリシジルエーテル、フタル酸ジグリ
シジルエステル、テトラヒドロフタール酸ジグリシジル
エステル、ビスフェノールA[p,p'- イソプロピリデン
ジフェノール]のジグリシジルエーテル、水添ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールA
ポリプロピレンオキシドジグリシジルエーテル、ビスフ
ェノールFのジグリシジルエーテルが好ましく、特にビ
スフェノールFのジグリシジルエーテルが好ましい。
リスリトールポリグリシジルエーテル、フタル酸ジグリ
シジルエステル、テトラヒドロフタール酸ジグリシジル
エステル、ビスフェノールA[p,p'- イソプロピリデン
ジフェノール]のジグリシジルエーテル、水添ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールA
ポリプロピレンオキシドジグリシジルエーテル、ビスフ
ェノールFのジグリシジルエーテルが好ましく、特にビ
スフェノールFのジグリシジルエーテルが好ましい。
【0017】以上のエポキシ化合物は、単独もしくは2
種以上を混合し使用することができる。本発明で好まし
く用いられるポリメルカプト化合物(b)は、脂肪族ポ
リオールとメルカプト低級脂肪酸とからなるエステルで
あって、チオール基を2個以上有し、エステル化せずに
残存する水酸基がチオール基の0.1〜2モルの範囲で
認められてもよい。
種以上を混合し使用することができる。本発明で好まし
く用いられるポリメルカプト化合物(b)は、脂肪族ポ
リオールとメルカプト低級脂肪酸とからなるエステルで
あって、チオール基を2個以上有し、エステル化せずに
残存する水酸基がチオール基の0.1〜2モルの範囲で
認められてもよい。
【0018】脂肪族ポリオールとしては、具体的には、
プロパンジオール、ブタンジオール、アルカンジオー
ル、グリセリン、1,2,6-ヘキサントリオール、脂肪族ト
リオール、トリメチロールプロパン、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ペンタエリスリト
ール、ソルビトール、キシリトールなどが挙げられる。
中でも、ペンタエリスリトールが好ましい。
プロパンジオール、ブタンジオール、アルカンジオー
ル、グリセリン、1,2,6-ヘキサントリオール、脂肪族ト
リオール、トリメチロールプロパン、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ペンタエリスリト
ール、ソルビトール、キシリトールなどが挙げられる。
中でも、ペンタエリスリトールが好ましい。
【0019】また、メルカプト低級脂肪酸としては、具
体的には、メルカプト酢酸、メルカプトプロピオン酸、
メルカプトサリチル酸、メルカプトグリコール酸、N-
(2-ヒドロキシエチル)チオグリコール酸、メルカプト
コハク酸、メルカプトリンゴ酸などが挙げられる。中で
も、メルカプト酢酸(HSCH2 COOH)が特に好ま
しい。
体的には、メルカプト酢酸、メルカプトプロピオン酸、
メルカプトサリチル酸、メルカプトグリコール酸、N-
(2-ヒドロキシエチル)チオグリコール酸、メルカプト
コハク酸、メルカプトリンゴ酸などが挙げられる。中で
も、メルカプト酢酸(HSCH2 COOH)が特に好ま
しい。
【0020】本発明で特に好ましく用いられるポリメル
カプト化合物(b)は、ペンタエリスリトールとメルカ
プト酢酸とからなる4個のチオール基を有するエステル
である。
カプト化合物(b)は、ペンタエリスリトールとメルカ
プト酢酸とからなる4個のチオール基を有するエステル
である。
【0021】上記脂肪族ポリオールのメルカプト低級脂
肪酸エステル以外のポリメルカプト化合物(b)として
は、具体的には、1,4-ブタンジチオール、2,3-ジメチル
カプトプロパノール、トルオール-3,4-ジチオール、α,
α'-ジメチルカプト-p- キシロールなどが挙げられる。
肪酸エステル以外のポリメルカプト化合物(b)として
は、具体的には、1,4-ブタンジチオール、2,3-ジメチル
カプトプロパノール、トルオール-3,4-ジチオール、α,
α'-ジメチルカプト-p- キシロールなどが挙げられる。
【0022】本発明においては、溶剤を使用する必要が
なく、かつ、臭気のないポリメルカプト化合物を用いる
ことが望ましい。本発明においては、ポリメルカプト化
合物(b)は、1分子中に1個以上のエポキシ基を有す
るエポキシ化合物(a)に含まれるエポキシ基の当量と
ポリメルカプト化合物(b)に含まれるチオール基の当
量との比[エポキシ基/チオール基]が1.0/1.0
〜3.0/1.0、好ましくは1.5/1.0〜2.5
/1.0、さらに好ましくは1.8/1.0〜2.2/
1.0となるような量で用いられる。
なく、かつ、臭気のないポリメルカプト化合物を用いる
ことが望ましい。本発明においては、ポリメルカプト化
合物(b)は、1分子中に1個以上のエポキシ基を有す
るエポキシ化合物(a)に含まれるエポキシ基の当量と
ポリメルカプト化合物(b)に含まれるチオール基の当
量との比[エポキシ基/チオール基]が1.0/1.0
〜3.0/1.0、好ましくは1.5/1.0〜2.5
/1.0、さらに好ましくは1.8/1.0〜2.2/
1.0となるような量で用いられる。
【0023】上記のような塗料組成物中に、着色顔料、
防錆顔料、体質顔料、分散剤、ヨウ変剤、溶剤などの従
来公知の塗料用添加剤を、本発明の目的を損なわない範
囲で配合することができる。
防錆顔料、体質顔料、分散剤、ヨウ変剤、溶剤などの従
来公知の塗料用添加剤を、本発明の目的を損なわない範
囲で配合することができる。
【0024】本発明で用いられる塗料組成物は、25℃
における粘度が10〜10,000cP、好ましくは1
00〜1,500cPである。上記粘度は、JIS-K
5400 (4.5.3)に従ってB型粘度計[東機産業
(株)製、商品名 B8M型粘度計]を用いて測定温度
25℃の条件で測定した値である。
における粘度が10〜10,000cP、好ましくは1
00〜1,500cPである。上記粘度は、JIS-K
5400 (4.5.3)に従ってB型粘度計[東機産業
(株)製、商品名 B8M型粘度計]を用いて測定温度
25℃の条件で測定した値である。
【0025】本発明で用いられるエポキシ硬化触媒は、
低分子の二級アミン、三級アミンなどのエポキシ樹脂の
硬化を促進する触媒であればよい。二級アミンとして
は、具体的には、ピペリジン、2-メチルピペラジン、モ
ルフォリンなどが挙げられる。
低分子の二級アミン、三級アミンなどのエポキシ樹脂の
硬化を促進する触媒であればよい。二級アミンとして
は、具体的には、ピペリジン、2-メチルピペラジン、モ
ルフォリンなどが挙げられる。
【0026】三級アミンとしては、具体的には、トリメ
チルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ト
リオクチルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、N,
N,N',N'-テトラメチルヘキサメチレンジアミン、トリエ
チレンジアミン、テトラエチレンペンタミン、ジメチル
エタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、トリエ
タノールアミン、ジメチルアミノプロパノール、N-エチ
ルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、
ピリジン、ピコリン、N-メチルピペリジン、ピラジン、
2-メチルピペラジン、ルチジン、4-ピロリジノピリジ
ン、1,8-ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデセン-7、
ジメチルヘキシルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミ
ン、N,N-ジメチルベンジルアミン、2-ジメチルアミノメ
チルフェノール、2,4-ビスジメチルアミノメチルフェノ
ール、2,4,6-トリスジメチルアミノフェノール、2,4,6-
トリスジメチルアミノメチルフェノール、2,4,6-トリス
ジメチルアミノメチルフェノールトリ2-エチルヘキシル
酸塩、ジメチルアミノp-クレゾール、テトラメチルグア
ニジン、1-メチル-2- エチルイミダゾールなどが挙げら
れる。
チルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ト
リオクチルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、N,
N,N',N'-テトラメチルヘキサメチレンジアミン、トリエ
チレンジアミン、テトラエチレンペンタミン、ジメチル
エタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、トリエ
タノールアミン、ジメチルアミノプロパノール、N-エチ
ルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、
ピリジン、ピコリン、N-メチルピペリジン、ピラジン、
2-メチルピペラジン、ルチジン、4-ピロリジノピリジ
ン、1,8-ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデセン-7、
ジメチルヘキシルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミ
ン、N,N-ジメチルベンジルアミン、2-ジメチルアミノメ
チルフェノール、2,4-ビスジメチルアミノメチルフェノ
ール、2,4,6-トリスジメチルアミノフェノール、2,4,6-
トリスジメチルアミノメチルフェノール、2,4,6-トリス
ジメチルアミノメチルフェノールトリ2-エチルヘキシル
酸塩、ジメチルアミノp-クレゾール、テトラメチルグア
ニジン、1-メチル-2- エチルイミダゾールなどが挙げら
れる。
【0027】これらのエポキシ硬化触媒の中でも、ジメ
チルエタノールアミン、N,N-ジメチルベンジルアミン、
テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N',N'-テトラメチ
ルヘキサメチレンジアミン、トリエチレンジアミン、テ
トラエチレンペンタミン、2,4,6-トリスジメチルアミノ
フェノールが好ましく用いられる。
チルエタノールアミン、N,N-ジメチルベンジルアミン、
テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N',N'-テトラメチ
ルヘキサメチレンジアミン、トリエチレンジアミン、テ
トラエチレンペンタミン、2,4,6-トリスジメチルアミノ
フェノールが好ましく用いられる。
【0028】上記のようなエポキシ硬化触媒は、スプレ
ーノズルより噴霧し霧状もしくは蒸気状の状態で用いら
れる。この際、エポキシ硬化触媒はそのまま、もしくは
溶剤に溶解させて溶液状にして使用されるか、加熱して
霧状にして使用される。
ーノズルより噴霧し霧状もしくは蒸気状の状態で用いら
れる。この際、エポキシ硬化触媒はそのまま、もしくは
溶剤に溶解させて溶液状にして使用されるか、加熱して
霧状にして使用される。
【0029】本発明では、エポキシ硬化触媒の濃度は、
触媒の活性度により、塗料組成物に対し0.01〜25
%(重量比)という広い範囲で設定することができる。
上記基体としては、具体的には、鉄、鋼鉄、銅、アルミ
ニウム、亜鉛引き鋼、亜鉛等の金属;アクリル樹脂、ビ
ニル樹脂、ポリエステル樹脂等のプラスチック材料;木
質材料などが挙げられる。
触媒の活性度により、塗料組成物に対し0.01〜25
%(重量比)という広い範囲で設定することができる。
上記基体としては、具体的には、鉄、鋼鉄、銅、アルミ
ニウム、亜鉛引き鋼、亜鉛等の金属;アクリル樹脂、ビ
ニル樹脂、ポリエステル樹脂等のプラスチック材料;木
質材料などが挙げられる。
【0030】本発明に係る急速硬化型塗料組成物の塗装
方法には、次のような態様がある。 (1) 霧状もしくは蒸気状エポキシ硬化触媒の存在下で、
塗料組成物をスプレーガンで基体上に吹き付けて急速に
硬化させ、均一な塗膜を形成する塗装方法。 (2) 塗料組成物をスプレーガンで基体上に吹き付けて未
硬化の塗膜を形成した後に、この未硬化の塗膜に霧状も
しくは蒸気状エポキシ硬化触媒を接触させてこの塗膜を
急速に硬化させ、均一な塗膜を形成する方法。 (3) スプレーガンで塗料組成物を基体上に吹き付けると
同時に、他のスプレーガンでエポキシ硬化触媒を基体上
に吹き付けて均一な硬化塗膜を形成する塗装方法。
方法には、次のような態様がある。 (1) 霧状もしくは蒸気状エポキシ硬化触媒の存在下で、
塗料組成物をスプレーガンで基体上に吹き付けて急速に
硬化させ、均一な塗膜を形成する塗装方法。 (2) 塗料組成物をスプレーガンで基体上に吹き付けて未
硬化の塗膜を形成した後に、この未硬化の塗膜に霧状も
しくは蒸気状エポキシ硬化触媒を接触させてこの塗膜を
急速に硬化させ、均一な塗膜を形成する方法。 (3) スプレーガンで塗料組成物を基体上に吹き付けると
同時に、他のスプレーガンでエポキシ硬化触媒を基体上
に吹き付けて均一な硬化塗膜を形成する塗装方法。
【0031】本発明においては、特に上記 (3)の塗装方
法が好ましい。
法が好ましい。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る急速硬化型塗料組成物の塗
装方法によれば、霧状もしくは蒸気状エポキシ硬化触媒
の存在下で、1分子中に1個以上のエポキシ基を有する
エポキシ化合物(a)とポリメルカプト化合物(b)と
を特定の割合で含んでなる塗料組成物を基体上に塗布硬
化させるので、塗料成分の均一な混合と塗料組成物の可
使時間の長時間化を図ることができ、しかも塗料組成物
が急速に硬化して数分ないし数時間で均一な塗膜が得ら
れる。
装方法によれば、霧状もしくは蒸気状エポキシ硬化触媒
の存在下で、1分子中に1個以上のエポキシ基を有する
エポキシ化合物(a)とポリメルカプト化合物(b)と
を特定の割合で含んでなる塗料組成物を基体上に塗布硬
化させるので、塗料成分の均一な混合と塗料組成物の可
使時間の長時間化を図ることができ、しかも塗料組成物
が急速に硬化して数分ないし数時間で均一な塗膜が得ら
れる。
【0033】また、本発明に係る急速硬化型塗料組成物
の塗装方法は、塗料組成物を硬化させるために加熱する
必要がないため、焼き付けが困難な大型被塗物や加熱に
よる損傷を受ける虞のある被塗物の塗装に適用すること
ができる。
の塗装方法は、塗料組成物を硬化させるために加熱する
必要がないため、焼き付けが困難な大型被塗物や加熱に
よる損傷を受ける虞のある被塗物の塗装に適用すること
ができる。
【0034】以下、本発明を実施例により説明するが、
本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
なお、実施例、比較例において行なった塗料の硬化時間
の測定方法、および陰極剥離の測定方法は、次の通りで
ある。 (1)塗料の硬化時間の測定方法 塗料の硬化時間は、JIS K 5400(6.5(5)(C)硬
化乾燥)に従い測定した。 (2)陰極剥離試験 陰極剥離試験は、ASTM G8-90(Method B)に従
い、次の要領で行なった。
本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
なお、実施例、比較例において行なった塗料の硬化時間
の測定方法、および陰極剥離の測定方法は、次の通りで
ある。 (1)塗料の硬化時間の測定方法 塗料の硬化時間は、JIS K 5400(6.5(5)(C)硬
化乾燥)に従い測定した。 (2)陰極剥離試験 陰極剥離試験は、ASTM G8-90(Method B)に従
い、次の要領で行なった。
【0035】縦150mm、横70mmの試験片に塗布
された塗膜の中央部をドリルを用いて直径7mmの円状
に削り取って鋼板素地を露出させ、続いてこの試験片を
各々無水塩化ナトリウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭
酸ナトリウム1重量%を加えた精製水に浸漬して、銅−
硫酸銅電極を照合電極とし−1.5ボルトの電圧をか
け、700時間後に引き上げて円の外側に向かってカッ
ターナイフで付着性の低下している範囲の塗膜を剥し、
剥離した部分の直径(mm)を測定した。剥離した部分
の直径から7mmを引き、その値の1/2を剥離幅とし
て評価した。 (3)塩水噴霧試験 JIS K 5400 (9.1)に従い700時間、塩水噴
霧試験を行なった後塗膜の外観を評価した。
された塗膜の中央部をドリルを用いて直径7mmの円状
に削り取って鋼板素地を露出させ、続いてこの試験片を
各々無水塩化ナトリウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭
酸ナトリウム1重量%を加えた精製水に浸漬して、銅−
硫酸銅電極を照合電極とし−1.5ボルトの電圧をか
け、700時間後に引き上げて円の外側に向かってカッ
ターナイフで付着性の低下している範囲の塗膜を剥し、
剥離した部分の直径(mm)を測定した。剥離した部分
の直径から7mmを引き、その値の1/2を剥離幅とし
て評価した。 (3)塩水噴霧試験 JIS K 5400 (9.1)に従い700時間、塩水噴
霧試験を行なった後塗膜の外観を評価した。
【0036】また、実施例、比較例で用いたグリシジル
エーテル類を含むA液の組成を第1表に示し、ポリメル
カプト化合物を含むB液の組成を第2表に示す。なお、
第1表および第2表中の各成分については、次の通りで
ある。ジグリシジルエーテル類 (1) YDF-170 :ビスフェノールFジグリシジルエーテ
ル、東都化成(株)製、商品名 エポトート YDF−
170 (2) EX-411 :ペンタエリスリトール ポリグリシジル
エーテル、ナガセ化成工業(株)製、商品名 デナコー
ル EX−411 (3) EX-721 :O-フタール酸ジグリシジルエステル、ナ
ガセ化成工業(株)製、商品名 デナコール EX−7
21 (4) YD-128 :ビスフェノールAジグリシジルエーテ
ル、東都化成(株)製、商品名 エポトート YD−1
28ポリメルカプト化合物 (1) PETP :ペンタエリスリトールテトラキスチオプロ
ピオネート、25℃における粘度 470cps、淀化
学(株)製、商品名 PETP (2) EGTG :エチレングリコールビスチオグリコレー
ト、25℃における粘度 14cps、淀化学(株)
製、商品名 EGTGエポキシ硬化触媒 (1) ジメチルエタノールアミン :片山化学工業(株)
製 (2) DMP-30 :2,4,6-トリスジメチルアミノメチルフェ
ノール、エー・シー・アイ・ジャパン・リミテッド製、
商品名 アンカミン K.54 (3) N,N-ジメチルベンジルアミン :片山化学工業
(株)製 (4) テトラメチルエチレンジアミン :広栄化学工業
(株)製 (5) テトラメチルヘキサメチレンジアミン :広栄化学
工業(株)製顔料類 (1) タルク 富士タルク工業(株)製、商品名 タルクNKK、平均
粒子径 6〜8ミクロン (2) チタン白 タイオキサイド製、商品名 TR−92 (3) コロイド状シリカ 日本アエロジル(株)製、商品名 アエロジル200、
比表面積 200m2/g (BET法) (4) シアニンブルー 東洋インキ製造(株)製、商品名 シアニンブル PR
PL−T
エーテル類を含むA液の組成を第1表に示し、ポリメル
カプト化合物を含むB液の組成を第2表に示す。なお、
第1表および第2表中の各成分については、次の通りで
ある。ジグリシジルエーテル類 (1) YDF-170 :ビスフェノールFジグリシジルエーテ
ル、東都化成(株)製、商品名 エポトート YDF−
170 (2) EX-411 :ペンタエリスリトール ポリグリシジル
エーテル、ナガセ化成工業(株)製、商品名 デナコー
ル EX−411 (3) EX-721 :O-フタール酸ジグリシジルエステル、ナ
ガセ化成工業(株)製、商品名 デナコール EX−7
21 (4) YD-128 :ビスフェノールAジグリシジルエーテ
ル、東都化成(株)製、商品名 エポトート YD−1
28ポリメルカプト化合物 (1) PETP :ペンタエリスリトールテトラキスチオプロ
ピオネート、25℃における粘度 470cps、淀化
学(株)製、商品名 PETP (2) EGTG :エチレングリコールビスチオグリコレー
ト、25℃における粘度 14cps、淀化学(株)
製、商品名 EGTGエポキシ硬化触媒 (1) ジメチルエタノールアミン :片山化学工業(株)
製 (2) DMP-30 :2,4,6-トリスジメチルアミノメチルフェ
ノール、エー・シー・アイ・ジャパン・リミテッド製、
商品名 アンカミン K.54 (3) N,N-ジメチルベンジルアミン :片山化学工業
(株)製 (4) テトラメチルエチレンジアミン :広栄化学工業
(株)製 (5) テトラメチルヘキサメチレンジアミン :広栄化学
工業(株)製顔料類 (1) タルク 富士タルク工業(株)製、商品名 タルクNKK、平均
粒子径 6〜8ミクロン (2) チタン白 タイオキサイド製、商品名 TR−92 (3) コロイド状シリカ 日本アエロジル(株)製、商品名 アエロジル200、
比表面積 200m2/g (BET法) (4) シアニンブルー 東洋インキ製造(株)製、商品名 シアニンブル PR
PL−T
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【実施例1】ブラスト処理した軟鋼板(150×70×
3.2mm)の無機ジンクショッププライマー[中国塗
料(株)製、製品名 セラボンド]塗装品(以下、基体
と称する)の表面に、第1表に示す(a−1)のA液1
00重量部と第2表に示す(b−1)のB液84.5重
量部とを混合して得られた塗料組成物を岩田塗装機社製
のエヤスプレーワイダー77(商品名)でスプレーし、
同時に塗料に対して5重量%のDMP−30の50%キ
シレン溶液を岩田塗装機社製のエヤスプレーワイダー6
1(商品名)で同時にスプレーした。
3.2mm)の無機ジンクショッププライマー[中国塗
料(株)製、製品名 セラボンド]塗装品(以下、基体
と称する)の表面に、第1表に示す(a−1)のA液1
00重量部と第2表に示す(b−1)のB液84.5重
量部とを混合して得られた塗料組成物を岩田塗装機社製
のエヤスプレーワイダー77(商品名)でスプレーし、
同時に塗料に対して5重量%のDMP−30の50%キ
シレン溶液を岩田塗装機社製のエヤスプレーワイダー6
1(商品名)で同時にスプレーした。
【0040】スプレーガンからの塗料および触媒の吐出
量は、ガン先にポリエチレン製の袋を装着し規定時間内
に吐出した塗料もしくは触媒を捕縛し、重量を測定して
求めた。また、上記塗装は、塗膜の厚さがウェットゲー
ジで200ミクロンになるように行なった。
量は、ガン先にポリエチレン製の袋を装着し規定時間内
に吐出した塗料もしくは触媒を捕縛し、重量を測定して
求めた。また、上記塗装は、塗膜の厚さがウェットゲー
ジで200ミクロンになるように行なった。
【0041】次いで、上記のようにして得られた塗装試
験片は、塗装後3日間放置した後120℃で1時間焼き
付け、上記陰極剥離試験を行なって物性評価を行なっ
た。また、塗料の硬化時間を前記方法で測定した。
験片は、塗装後3日間放置した後120℃で1時間焼き
付け、上記陰極剥離試験を行なって物性評価を行なっ
た。また、塗料の硬化時間を前記方法で測定した。
【0042】結果を第3表に示す。
【0043】
【実施例2、3および比較例1】実施例1において、実
施例1の塗料組成物の代わりに、第3表に示す組成の塗
料組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして塗装試
験片を調製し、陰極剥離試験を行なった。また、塗料の
硬化時間を前記方法で測定した。
施例1の塗料組成物の代わりに、第3表に示す組成の塗
料組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして塗装試
験片を調製し、陰極剥離試験を行なった。また、塗料の
硬化時間を前記方法で測定した。
【0044】結果を第3表に示す。
【0045】
【表3】
【0046】エポキシ基/チオール基の当量比が2/1
〜2.5/1である塗料組成物を用いた実施例2、3で
は、塗料が2時間以内で硬化し、かつ陰極剥離試験で良
好な物性を示したが、エポキシ基/チオール基の当量比
が3.3/1である塗料組成物を用いた比較例1では、
十分な塗膜物性が得られなかった。
〜2.5/1である塗料組成物を用いた実施例2、3で
は、塗料が2時間以内で硬化し、かつ陰極剥離試験で良
好な物性を示したが、エポキシ基/チオール基の当量比
が3.3/1である塗料組成物を用いた比較例1では、
十分な塗膜物性が得られなかった。
【0047】
【実施例4】実施例1において、実施例1の塗料組成物
の代わりに、第1表に示す(a−1)のA液100重量
部と第2表に示す(b−1)のB液42.2重量部とを
混合して得られた塗料組成物を用いた以外は、実施例1
と同様にして塗装試験片を調製し、陰極剥離試験および
塩水噴霧試験を行なった。また、塗料の硬化時間を前記
方法で測定した。
の代わりに、第1表に示す(a−1)のA液100重量
部と第2表に示す(b−1)のB液42.2重量部とを
混合して得られた塗料組成物を用いた以外は、実施例1
と同様にして塗装試験片を調製し、陰極剥離試験および
塩水噴霧試験を行なった。また、塗料の硬化時間を前記
方法で測定した。
【0048】結果を第4表に示す。
【0049】
【実施例5〜8】実施例4において、実施例4の塗料組
成物の代わりに、第4表に示す組成の塗料組成物を用い
た以外は、実施例4と同様にして塗装試験片を調製し、
陰極剥離試験および塩水噴霧試験を行なった。また、塗
料の硬化時間を前記方法で測定した。
成物の代わりに、第4表に示す組成の塗料組成物を用い
た以外は、実施例4と同様にして塗装試験片を調製し、
陰極剥離試験および塩水噴霧試験を行なった。また、塗
料の硬化時間を前記方法で測定した。
【0050】結果を第4表に示す。
【0051】
【表4】
【0052】
【実施例9〜14および比較例2】第5表に示す組成の
塗料組成物と触媒を用いて、基体表面に実施例1に示す
塗装方法と同様の塗装方法で塗装して塗装試験片を調製
し、実施例1と同様に陰極剥離試験および塩水噴霧試験
で物性評価を行なった。また、塗料の硬化時間を前記方
法で測定した。
塗料組成物と触媒を用いて、基体表面に実施例1に示す
塗装方法と同様の塗装方法で塗装して塗装試験片を調製
し、実施例1と同様に陰極剥離試験および塩水噴霧試験
で物性評価を行なった。また、塗料の硬化時間を前記方
法で測定した。
【0053】ただし、エポキシ硬化触媒に関してはDM
P−30以外は溶剤で希釈せず原液で使用した。また、
比較例2では、エポキシ硬化触媒を使用しなかった。結
果を第5表に示す。
P−30以外は溶剤で希釈せず原液で使用した。また、
比較例2では、エポキシ硬化触媒を使用しなかった。結
果を第5表に示す。
【0054】
【表5】
【0055】実施例9〜13の塗料組成物は、数十分で
硬化し良好な塗膜が得られた。エポキシ硬化触媒を用い
ないで塗装した比較例2では、硬化した塗膜は得られな
かった。
硬化し良好な塗膜が得られた。エポキシ硬化触媒を用い
ないで塗装した比較例2では、硬化した塗膜は得られな
かった。
Claims (5)
- 【請求項1】霧状もしくは蒸気状エポキシ硬化触媒の存
在下で、1分子中に1個以上のエポキシ基を有するエポ
キシ化合物(a)とポリメルカプト化合物(b)とから
なり、かつ、エポキシ化合物(a)に含まれるエポキシ
基の当量とポリメルカプト化合物(b)に含まれるチオ
ール基の当量との比[エポキシ基/チオール基]が1.
0/1.0〜3.0/1.0の範囲である塗料組成物
を、基体上に塗布硬化させることを特徴とする急速硬化
型塗料組成物の塗装方法。 - 【請求項2】スプレーガンで塗料組成物を基体上に吹き
付けると同時に、他のスプレーガンでエポキシ硬化触媒
を基体上に吹き付けて硬化塗膜を形成することを特徴と
する請求項1に記載の塗装方法。 - 【請求項3】前記エポキシ化合物(a)が、グリシジル
エーテルまたはグリシジルエステルであることを特徴と
する請求項1に記載の塗装方法。 - 【請求項4】前記ポリメルカプト化合物(b)が、ペン
タエリスリトールとメルカプト酢酸とからなる4個のチ
オール基を有するエステルであることを特徴とする請求
項1に記載の塗装方法。 - 【請求項5】前記霧状もしくは蒸気状エポキシ硬化触媒
が塗料組成物に対し、0.01〜25%の重量比で存在
することを特徴とする請求項1に記載の塗装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32629294A JPH08176500A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 急速硬化型塗料組成物の塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32629294A JPH08176500A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 急速硬化型塗料組成物の塗装方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08176500A true JPH08176500A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18186147
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32629294A Pending JPH08176500A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 急速硬化型塗料組成物の塗装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08176500A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010100704A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Kyoritsu Kagaku Sangyo Kk | 主剤−プライマー型熱硬化性エポキシ樹脂及びその硬化方法 |
| WO2010137636A1 (ja) | 2009-05-28 | 2010-12-02 | 昭和電工株式会社 | エポキシ樹脂コーティング組成物 |
| WO2017139387A1 (en) * | 2016-02-10 | 2017-08-17 | Koninklijke Philips N.V. | Vapor-phase curing catalysis and passivation of siloxane resins in led applications |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32629294A patent/JPH08176500A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010100704A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Kyoritsu Kagaku Sangyo Kk | 主剤−プライマー型熱硬化性エポキシ樹脂及びその硬化方法 |
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| US8865801B2 (en) | 2009-05-28 | 2014-10-21 | Showa Denko K.K. | Epoxy resin-based coating composition |
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