JPH0817763A - スパッタリングターゲット - Google Patents

スパッタリングターゲット

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JPH0817763A
JPH0817763A JP16877894A JP16877894A JPH0817763A JP H0817763 A JPH0817763 A JP H0817763A JP 16877894 A JP16877894 A JP 16877894A JP 16877894 A JP16877894 A JP 16877894A JP H0817763 A JPH0817763 A JP H0817763A
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JP
Japan
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sputtering
target
sputtering target
cooling
corrosion
Prior art date
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JP16877894A
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English (en)
Inventor
Masaru Kagitani
勝 鍵谷
Hiroshi Tamai
宏 玉井
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RIYOUKA MASSEY KK
Original Assignee
RIYOUKA MASSEY KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却効率の低下を防止するとともに、長時間
にわたって安定したスパッタリング環境を維持し、半導
体装置の生産効率を高めることができるスパッタリング
ターゲットを提供する。 【構成】 スパッタリングターゲットは、アルミニウム
合金からなるターゲット本体12の表面が円形のスパッ
タ面14を構成し、その裏面がクロム、クロム合金又は
リン酸系耐食性皮膜16が成膜された冷却面18を構成
する。冷却水中の不純物によるスパッタリングターゲッ
トの腐食に起因する、スパッタリングターゲットの冷却
効率の低下及びピンホールの発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパッタリング法によ
ってウェハ表面に薄膜を形成する際に用いるスパッタリ
ングターゲットに係り、特に、冷却面に防食加工を施し
たスパッタリングターゲットに関する。
【0002】
【従来の技術】スパッタリング法は、ステップカバレー
ジに優れ、ターゲット材の組成どおりの蒸着膜を形成で
きるという利点を有している。スパッタリング法で使用
されるスパッタリングターゲットは、例えばアルミニウ
ム、Al−Si−Cu系合金(ラウタル)、或はAl−Si
系合金(シルミン)などで平板形に形成したターゲット
部材と、5083系または2024系の合金等から成る
フランジ部材とから構成され、双方が半田等を介して接
合される。
【0003】スパッタリング法では、ウェハを取り付け
た陽極のウェハホルダと支持部材に取り付けた陰極のス
パッタリングターゲットとの間に、例えば数百Vの電圧
を印加し、スパッタ室に高密度のプラズマを発生させ
て、ウェハの表面にターゲット部材の組成に応じた蒸着
膜を形成させる。このとき、ターゲット部材のスパッタ
面はイオン照射を受けて高温になるので、スパッタ面の
裏側に配される冷却面に冷却水を接触させ、スパッタ面
における過度の温度上昇を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記アルミ
ニウム又はアルミニウム合金製のスパッタリングターゲ
ットの中には、その使用を開始して短時間で、スパッタ
面の冷却効率が低下すると共に、スパッタ室の真空度が
低下して安定なスパッタリング環境の維持が不可能とな
る製品があった。
【0005】スパッタリング時にスパッタ面の冷却効率
が低下し、或いはスパッタ室のスパッタリング環境が不
安定になると、スパッタリングターゲットの交換が必要
となる。スパッタリングターゲットの交換作業は、ター
ゲットを取り替える作業の他に、再度スパッタ室を真空
に引く作業、ターゲット表面の汚染層を飛ばすプレスパ
ッタリングの作業等を含む。このため、短時間で交換を
必要とするスパッタリングターゲットの存在は、スパッ
タリングの作業時間の増大をもたらし、半導体装置の生
産効率の低下につながるという問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、長時間にわたって冷却効率の低下が生じ
なく、かつ安定なスパッタリング環境を維持し、半導体
装置の生産効率を高めることができるスパッタリングタ
ーゲットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、長時間に
わたって冷却効率の低下が生じなく、また、安定なスパ
ッタリング環境の維持を可能とするスパッタリングター
ゲットを提供することを目的として、アルミニウム合金
製のスパッタリングターゲットが短時間で消耗する原因
について研究した。その結果、冷却水に含まれる不純物
成分が、スパッタリングターゲツトの冷却面を腐蝕させ
てその表面改質を生じさせると共に、ターゲット部材中
に形成されるピンホールの形成速度を促進させているこ
とを見出し、また、かかる表面改質がスパッタリングタ
ーゲットの冷却効率を低下させ、ターゲット部材中に形
成されるピンホールがスパッタリング環境を不安定にさ
せていることを確かめた。
【0008】そこで、本発明は、スパッタ面と該スパッ
タ面の裏側に冷却面とを備えたアルミニウム又はアルミ
ニウム合金製のスパッタリングターゲットにおいて、前
記冷却面に耐食性皮膜を形成したことを特徴としてい
る。
【0009】前記スパッタリングターゲットは、冷却室
にのぞむスパッタ室の外壁フランジに取り付ける形式の
平板形ターゲット、或いは、ターゲット面及び冷却面を
有するターゲット部、冷却水室を構成するスカート部及
びフランジ部を一体に成形した形式の一体型ターゲット
として、本発明を適用することができる。
【0010】本発明の望ましい実施態様では、前記耐食
性皮膜はクロム若しくはクロム合金、又はリン酸系の化
成皮膜である。この場合、被膜に先立って日本ペイント
社のアルサーク処理を施す。また、耐食性皮膜の膜厚
は、好ましくは1μm〜100μmである。
【0011】実験によれば、耐食性皮膜の膜厚を1μm
以下にすると、冷却面の腐蝕の進行を十分に防止できな
かった。また、その膜厚を100μm以上にすると、冷
却水によるスパッタリングターゲットの冷却効率は著し
く低下した。更に好ましい膜厚の範囲は5〜50μmで
ある。
【0012】
【作用】本発明に係るスパッタリングターゲットによれ
ば、冷却面に被覆された耐食性皮膜が、冷却水の不純物
成分によるスパッタリングターゲットの腐蝕の進行を抑
えるので、冷却面の表面改質を抑え、スパッタ面の冷却
効率の低下を防止することができる。また、ピンホール
の形成を抑えることができるので、スパッタ室の真空度
の低下を防止することができ、スパッタ室の真空環境を
長時間にわたって良好に維持できる。
【0013】スパッタリングターゲットの冷却面に膜厚
が1μm〜100μmのクロム又はクロム合金から成る
耐食性皮膜を形成した場合には、その耐食性皮膜はスパ
ッタリングターゲットの200℃程度の熱環境下でも容
易に剥離しないので、スパッタリングターゲットを腐蝕
から十分に保護することができる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照し、実施例に基づいて
本発明をより詳細に説明する。図1は第1実施例のスパ
ッタリングターゲットの構造を示している。この実施例
のスパッタリングターゲット10は、スパッタ室に隣接
する冷却水室のフランジに取り付けて配置する構造のも
のである。スパッタリングターゲット10は、アルミニ
ウム合金から成るターゲット本体12が円板形に形成さ
れ、その表面がスパッタ面14を構成するとともに、そ
の裏面は、耐食性皮膜16が成膜された冷却面18をな
している。
【0015】ターゲット部材12は、例えば、Alに1
重量パーセントのSi、及び0.5重量パーセントのCu
を添加した合金で、直径が50〜70mm、厚みが30mm
程度になるように形成する。ターゲット本体12の冷却
面18上の耐食性皮膜16は、冷却水による腐蝕から保
護するために設けたもので、冷却面をアルサーク処理
し、クロム若しくはクロム合金又はリン酸系皮膜を、厚
み5μm〜50μm程度に成膜する。ここで、アルサー
ク処理とは、Al面を水洗浄化する工程、アルサーク処
理液を塗布する工程及び約80℃の温度での乾燥工程を
いう。
【0016】図2は第2実施例のスパッタリングターゲ
ットの構造を示している。この第2実施例のスパッタリ
ングターゲット20は、スパッタ室外壁に直接に取り付
けられるように、ターゲット部22、スカート部24及
びフランジ部26がアルミニウム合金により一体型に形
成された構造をしている。このような形状を採用するこ
とにより、スパッタリングターゲットの製作工数が削減
でき、コスト低減が可能である。
【0017】冷却水が導入されるターゲット部22の裏
面及びスカート部24の内周面には、冷却水の不純物に
よる腐蝕からターゲットを保護するために耐食性皮膜2
8が成膜されている。耐食性皮膜28は、第1実施例の
耐食性皮膜16と同様にアルサーク処理し、クロム若し
くはクロム合金又はリン酸系皮膜を成膜することで形成
する。
【0018】本発明の効果を確認するため、以下のよう
に、本発明に係る実施例1乃至実施例4のスパッタリン
グターゲットと、比較例1及び2のスパッタリングター
ゲットとをそれぞれ試作し、塩水噴霧試験による耐性テ
ストを実施することとした。
【0019】評価の対象となる実施例1、実施例2、実
施例3、実施例4の各スパッタリングターゲットは、そ
の素材にアルミニウム合金の2017系、5083系、
AlCuTi、AlCuを夫々用い、それぞれの冷却面には
アルサーク処理し、クロム皮膜を膜厚が夫々5μm、1
0μm、30μm、50μmとなるように成膜した。
【0020】従来のスパッタリングターゲットである比
較例1及び2は、その素材として、Alに1重量パーセ
ントのSi、及び0.5重量パーセントのCuを添加した
合金、及び、Alに0.5重量パーセントのCuを添加し
た合金をそれぞれ用い、各冷却面にはコーティング処理
を施さなかった。
【0021】塩水噴霧試験による耐性テストは、各試料
ターゲットの冷却面に昼夜連続的に塩水を噴き付けるこ
とで行なった。試験開始前、試験開始後1週間目及び2
週間目に、各試料ターゲットの冷却面の平均表面粗度
(中心線平均粗さ)Ra及び重量変化率を測定した。ま
た、その時点の各試料ターゲットをスパッタ装置(日本
真空技術株式会社製のMLX3000)に装着して、実
際に冷却水を導入しつつスパッタリングを行い、スパッ
タ室内に漏れ出た水分ガス量を測定した。
【0022】各試料ターゲットに噴き付ける塩水は、3
5℃の水に4重量パーセントの食塩を添加したものを使
用した。各試料ターゲットの冷却面の平均表面粗度Ra
は、ミツトヨ社製のSURFCM装置を使用して測定し
た。スパッタリングターゲットの重量変化率は、次式に
よって求めた。 (重量変化率)={|(試験前重量)−(試験後重量)
|/(試験前重量)}×100(%) スパッタ室内に漏れ出た水分ガス量(リーク量)の測定
には、四重極質量分析計(UTI/QUALI TORR 2211)を
使用した。本試験によって表1に示す測定結果が得られ
た。
【0023】
【表1】
【0024】上記表1から理解できるように、比較例1
及び2のターゲットでは、試験を開始して2週間が経過
した後に、冷却面の平均表面粗度がそれぞれ7倍及び1
0倍程度に増加したのに対して、実施例1乃至実施例4
のターゲットでは、冷却面の平均表面粗度の変化が、ほ
とんど見られなかった。また、比較例1及び2のターゲ
ットでは、試験を開始して2週間が経過した後に、重量
変化率としてそれぞれ0.005%、0.008%程度の変化が見
られたのに対して、実施例1乃至実施例4のターゲット
では、そのような重量変化がほとんど見られなかった。
【0025】上記測定結果から容易に理解できるよう
に、比較例1及び2のターゲットでは、その冷却面の腐
蝕の進行が顕著に認められたのに対して、実施例1乃至
実施例4のターゲットでは、その冷却面の腐蝕の進行が
ほとんど認められなかった。
【0026】スパッタ室内に漏れる水分ガス量(リーク
量)は、比較例1及び2のターゲットを使用した場合で
は、試験開始2週間後で夫々2.5倍及び5倍というよ
うに顕著に増加した。これに対して、実施例1、実施例
3、及び実施例4のターゲットを使用した場合では、そ
れぞれリーク量の増加がほとんど見られなかった。ま
た、実施例2のターゲットを使用した場合では、試験開
始2週間後で、そのリーク量が、約1.3倍というよう
にわずかに変化した。
【0027】以上のように、実施例1乃至実施例4のス
パッタリングターゲットによれば、冷却面に成膜された
耐食性皮膜がターゲット部材の腐蝕を十分に防止し、更
にスパッタ室の真空度を低下させるピンホールの形成を
抑えるので、長時間にわたって安定したスパッタリング
環境を提供することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
パッタリングターゲットの冷却面に耐食性皮膜が成膜さ
れているので、冷却効率の低下を伴うことなく、長時間
にわたって安定したスパッタリング環境を維持すること
ができる。したがって、本発明は、スパッタリングター
ゲットの交換回数を削減し、半導体装置の生産効率の向
上を可能とした顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のスパッタリングターゲットの構造
を示す断面図。
【図2】第2実施例のスパッタリングターゲットの構造
を示す断面図。
【符号の説明】
10、20 スパッタリングターゲット 12 ターゲット本体 14 スパッタ面 18 冷却面 16、28 耐食性皮膜 22 ターゲット部 24 スカート部 26 フランジ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタ面と該スパッタ面の裏側に冷却
    面とを備えたアルミニウム又はアルミニウム合金製のス
    パッタリングターゲットにおいて、前記冷却面に耐食性
    皮膜を形成したことを特徴とするスパッタリングターゲ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記耐食性皮膜は、クロム又はクロム合
    金から成り、その膜厚が1μm〜100μmであること
    を特徴とする、請求項1に記載のスパッタリングターゲ
    ット。
JP16877894A 1994-06-28 1994-06-28 スパッタリングターゲット Pending JPH0817763A (ja)

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JP16877894A JPH0817763A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 スパッタリングターゲット

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014514449A (ja) * 2011-04-08 2014-06-19 プランゼー エスエー 保護装置付き管状ターゲット
JP2015120957A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 Jx日鉱日石金属株式会社 バッキングプレート及びスパッタリングターゲット−バッキングプレート接合体

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JP2014514449A (ja) * 2011-04-08 2014-06-19 プランゼー エスエー 保護装置付き管状ターゲット
US10978279B2 (en) 2011-04-08 2021-04-13 Plansee Se Tubular target having a protective device
JP2015120957A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 Jx日鉱日石金属株式会社 バッキングプレート及びスパッタリングターゲット−バッキングプレート接合体

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