JPH08177723A - 流体伝播騒音の低減装置及び方法 - Google Patents
流体伝播騒音の低減装置及び方法Info
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- JPH08177723A JPH08177723A JP7255374A JP25537495A JPH08177723A JP H08177723 A JPH08177723 A JP H08177723A JP 7255374 A JP7255374 A JP 7255374A JP 25537495 A JP25537495 A JP 25537495A JP H08177723 A JPH08177723 A JP H08177723A
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- Japan
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- flow
- pulsation
- pump
- hydraulic system
- hydraulic
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B11/00—Equalisation of pulses, e.g. by use of air vessels; Counteracting cavitation
- F04B11/005—Equalisation of pulses, e.g. by use of air vessels; Counteracting cavitation using two or more pumping pistons
- F04B11/0075—Equalisation of pulses, e.g. by use of air vessels; Counteracting cavitation using two or more pumping pistons connected in series
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 油圧ポンプを有する油圧系の流体伝播騒音を
低減する。 【解決手段】 流体伝播騒音低減装置34は、油圧ポン
プ12により発生する流れの脈動を検出する装置と、こ
の流れの脈動の大きさを表す信号を負の脈動発生器40
に出力する装置を備える。負の脈動発生器40は入力す
る信号に応じて、ポンプの吐出流れの脈動を打ち消す補
正流れを油圧系10に供給する。油圧系内の流れの脈動
を消去することにより油圧系内の種々の機器から発生す
る騒音が低減される。
低減する。 【解決手段】 流体伝播騒音低減装置34は、油圧ポン
プ12により発生する流れの脈動を検出する装置と、こ
の流れの脈動の大きさを表す信号を負の脈動発生器40
に出力する装置を備える。負の脈動発生器40は入力す
る信号に応じて、ポンプの吐出流れの脈動を打ち消す補
正流れを油圧系10に供給する。油圧系内の流れの脈動
を消去することにより油圧系内の種々の機器から発生す
る騒音が低減される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に油圧機器を
備えた機械の騒音低減に関し、詳細には流体により伝播
される騒音を低減させる装置及び方法に関する。
備えた機械の騒音低減に関し、詳細には流体により伝播
される騒音を低減させる装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】機械の発生する騒音のうちには、空気、
流体、構造物等により様々な形で伝播される流体騒音に
起因するものがあることが良く知られている。これらの
流体により生じる騒音(流体騒音)を制御するために機
械の油圧装置を防音カバーで覆う試みが何度もなされて
いる。しかし、多くの油圧装置では、油圧機器や油圧機
器を取り付ける構造物には互いに遠く離れた位置に配置
されているものがあるため、この方法は実際的ではな
い。種々の油圧装置において、主な流体騒音の発生源は
油圧ポンプである。油圧ポンプは、ポンプ本体から直接
空気伝播騒音を放射するのみならず、ポンプの取付部、
ポンプの駆動軸、油圧配管等に固体振動を伝播する。同
様に、油圧ポンプは流体伝播騒音を励起し、この騒音は
バルブ、配管等に伝播され、更にこれらの機器の構造物
やこれらの機器を取り付けた構造物に伝播される。そし
て、これらの構造物には油圧装置全体の空気伝播騒音の
うち最も大きな割合を占める騒音の原因となる振動が生
じるようになる。従って、油圧装置により発生する騒音
を低減するためには流体伝播騒音を低減することが重要
である。
流体、構造物等により様々な形で伝播される流体騒音に
起因するものがあることが良く知られている。これらの
流体により生じる騒音(流体騒音)を制御するために機
械の油圧装置を防音カバーで覆う試みが何度もなされて
いる。しかし、多くの油圧装置では、油圧機器や油圧機
器を取り付ける構造物には互いに遠く離れた位置に配置
されているものがあるため、この方法は実際的ではな
い。種々の油圧装置において、主な流体騒音の発生源は
油圧ポンプである。油圧ポンプは、ポンプ本体から直接
空気伝播騒音を放射するのみならず、ポンプの取付部、
ポンプの駆動軸、油圧配管等に固体振動を伝播する。同
様に、油圧ポンプは流体伝播騒音を励起し、この騒音は
バルブ、配管等に伝播され、更にこれらの機器の構造物
やこれらの機器を取り付けた構造物に伝播される。そし
て、これらの構造物には油圧装置全体の空気伝播騒音の
うち最も大きな割合を占める騒音の原因となる振動が生
じるようになる。従って、油圧装置により発生する騒音
を低減するためには流体伝播騒音を低減することが重要
である。
【0003】容積式油圧ポンプでは、その幾何学的形状
やポートタイミング、速度等のために本質的に流れの脈
動が生じ、この脈動は流体伝播騒音として知られる圧力
波を生成する。これは、容積式の大部分のピストン型、
ベーン型、ギヤ型のポンプとモーターに当てはまる。上
述の流体伝播騒音を説明するために以下にピストンポン
プに例をとってその構造と作用とについて説明するが、
以下の説明と同じ原理が他の形式の容積式ポンプについ
ても当てはまる。
やポートタイミング、速度等のために本質的に流れの脈
動が生じ、この脈動は流体伝播騒音として知られる圧力
波を生成する。これは、容積式の大部分のピストン型、
ベーン型、ギヤ型のポンプとモーターに当てはまる。上
述の流体伝播騒音を説明するために以下にピストンポン
プに例をとってその構造と作用とについて説明するが、
以下の説明と同じ原理が他の形式の容積式ポンプについ
ても当てはまる。
【0004】ピストン式油圧ポンプの吐出総流量はそれ
ぞれのピストンの下死点(BDC)位置と上死点(TD
C)位置との間の速度の和に比例する。この速度の和が
一定でないことにより生じる吐出流量の不均一が、流れ
の脈動を生じさせるポンプの固有の特性となっている。
流れの脈動を生じさせる第2の原因は、BDC近傍で生
じる圧力変化である。BDC近傍ではポンプは入口圧力
に等しい低い圧力ではなく吐出圧力の下で作動する。す
なわち、ピストンがBDCに到達したとき、ピストンキ
ャビティ内は入口圧力になっている。このため、ピスト
ンが高圧の吐出圧力に曝されると吐出側から流体がピス
トンキャビティに流入し、ポンプの吐出流量を低下させ
る。BDCにおける流量の変化率はキャビティの幾何学
形状、ポンプの容量、ポート形状、ポンプの速度や吐出
圧力等により変化する。このため、流れの脈動はピスト
ン速度の和だけではなく、ポンプの運転圧力、ポンプ容
量、ポンプのポート形状、ポンプ速度等によって変化す
ることになる。流れの脈動を消去することにより、ポン
プにより発生する流体伝播騒音は、ポンプ下流側の油圧
機器や構造物により生じる構造物伝播騒音や空気伝播騒
音とともに消去される。
ぞれのピストンの下死点(BDC)位置と上死点(TD
C)位置との間の速度の和に比例する。この速度の和が
一定でないことにより生じる吐出流量の不均一が、流れ
の脈動を生じさせるポンプの固有の特性となっている。
流れの脈動を生じさせる第2の原因は、BDC近傍で生
じる圧力変化である。BDC近傍ではポンプは入口圧力
に等しい低い圧力ではなく吐出圧力の下で作動する。す
なわち、ピストンがBDCに到達したとき、ピストンキ
ャビティ内は入口圧力になっている。このため、ピスト
ンが高圧の吐出圧力に曝されると吐出側から流体がピス
トンキャビティに流入し、ポンプの吐出流量を低下させ
る。BDCにおける流量の変化率はキャビティの幾何学
形状、ポンプの容量、ポート形状、ポンプの速度や吐出
圧力等により変化する。このため、流れの脈動はピスト
ン速度の和だけではなく、ポンプの運転圧力、ポンプ容
量、ポンプのポート形状、ポンプ速度等によって変化す
ることになる。流れの脈動を消去することにより、ポン
プにより発生する流体伝播騒音は、ポンプ下流側の油圧
機器や構造物により生じる構造物伝播騒音や空気伝播騒
音とともに消去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】種々のマフラやダンパ
を設置することにより油圧装置の流体伝播騒音を低減す
る様々な試みがなされている。同様に、圧力の脈動を改
善するためにポンプのポートタイミングがしばしば変更
されている。これらの試みのうちいくつかは部分的に成
功しているが、通常これらの対策はポンプが特定の圧
力、速度、吐出容量で運転されているときでなければ効
果を奏しない。すなわち、これらの従来の対策は油圧装
置がポンプ速度、吐出容量、圧力の広い範囲にわたって
運転される場合には不適切であることが判明しているた
め、広い運転速度、圧力、容積の範囲にわたって低減す
ることが可能な装置を実現することが望まれている。
を設置することにより油圧装置の流体伝播騒音を低減す
る様々な試みがなされている。同様に、圧力の脈動を改
善するためにポンプのポートタイミングがしばしば変更
されている。これらの試みのうちいくつかは部分的に成
功しているが、通常これらの対策はポンプが特定の圧
力、速度、吐出容量で運転されているときでなければ効
果を奏しない。すなわち、これらの従来の対策は油圧装
置がポンプ速度、吐出容量、圧力の広い範囲にわたって
運転される場合には不適切であることが判明しているた
め、広い運転速度、圧力、容積の範囲にわたって低減す
ることが可能な装置を実現することが望まれている。
【0006】本発明は、上述の1つまたはそれ以上の問
題を解決することを目的としている。
題を解決することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの態様によ
れば、エンジンに連結され駆動される油圧ポンプの発生
する流れの脈動により生じる油圧系の流体伝播騒音を低
減させる装置がが提供される。この装置は、油圧ポンプ
が発生する流れの脈動を効果的に検出する手段と、この
流れの脈動の大きさを表す信号を出力する出力手段とを
備えている。この装置は更に、上記出力手段の出力した
信号を受信して、油圧ポンプの発生する上記の流れの脈
動を実質的に打ち消すような流体の補正流れを油圧系に
供給する負の脈動発生手段を備えている。
れば、エンジンに連結され駆動される油圧ポンプの発生
する流れの脈動により生じる油圧系の流体伝播騒音を低
減させる装置がが提供される。この装置は、油圧ポンプ
が発生する流れの脈動を効果的に検出する手段と、この
流れの脈動の大きさを表す信号を出力する出力手段とを
備えている。この装置は更に、上記出力手段の出力した
信号を受信して、油圧ポンプの発生する上記の流れの脈
動を実質的に打ち消すような流体の補正流れを油圧系に
供給する負の脈動発生手段を備えている。
【0008】また、本発明の他の態様によれば、油圧ポ
ンプの発生する流れの脈動により生じる油圧系の流体伝
播騒音を低減させる方法が提供される。この方法は、油
圧系内の流れの脈動を検出するステップと、この脈動の
大きさを表す信号を出力するステップと、油圧ポンプの
発生する流れの脈動を実質的に打ち消すような流体の補
正流れを油圧系内に生じさせるステップとを含んでい
る。
ンプの発生する流れの脈動により生じる油圧系の流体伝
播騒音を低減させる方法が提供される。この方法は、油
圧系内の流れの脈動を検出するステップと、この脈動の
大きさを表す信号を出力するステップと、油圧ポンプの
発生する流れの脈動を実質的に打ち消すような流体の補
正流れを油圧系内に生じさせるステップとを含んでい
る。
【0009】本発明の意図するところは、ポンプの発生
する流れの脈動を打ち消して油圧系の他の部分の流量が
一定になるように維持することである。本発明の上記目
的は、ポンプからの流量が増大するときには流量を低減
し、ポンプからの流れが減少するときには流れを増大す
ることにより、ポンプ下流側の流れの脈動を効果的に打
ち消す負の脈動発生手段により達成される。
する流れの脈動を打ち消して油圧系の他の部分の流量が
一定になるように維持することである。本発明の上記目
的は、ポンプからの流量が増大するときには流量を低減
し、ポンプからの流れが減少するときには流れを増大す
ることにより、ポンプ下流側の流れの脈動を効果的に打
ち消す負の脈動発生手段により達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1において、10は油圧装置の
油圧系全体を示す。油圧系10は、駆動軸18を介して
可変速エンジン16に接続、駆動され、リザーバ14か
らの流体を吸入するポンプ12を備えている。また、油
圧系10は、配管22により油圧ポンプ12に、また、
負荷Lを有するシリンダ24に配管26、28で、それ
ぞれ接続された切換制御弁20を備えている。
油圧系全体を示す。油圧系10は、駆動軸18を介して
可変速エンジン16に接続、駆動され、リザーバ14か
らの流体を吸入するポンプ12を備えている。また、油
圧系10は、配管22により油圧ポンプ12に、また、
負荷Lを有するシリンダ24に配管26、28で、それ
ぞれ接続された切換制御弁20を備えている。
【0011】油圧ポンプ12は、例えばピストンポン
プ、ベーンポンプ、ギヤポンプ等の種々の形式であって
よい。図1は、油圧ポンプの代表的な形式であるピスト
ンポンプを使用した場合を示しているが、本発明の技術
的思想から逸脱することなく他の形式の容積ポンプを使
用することも可能であることに注意されたい。油圧ポン
プ12は、ポンプ流量を制御するための、ポンプに取り
付けられた容量制御装置30を有する可変容量ポンプと
されている。周知のように、油圧ピストンポンプ12は
本質的に通常運転中にも吐出流体に流れの脈動を生じさ
せる。これらの流れの脈動は通常、ポンプの幾何学的形
状、ポートタイミング、吐出圧及びポンプ回転速度に直
接関係している。
プ、ベーンポンプ、ギヤポンプ等の種々の形式であって
よい。図1は、油圧ポンプの代表的な形式であるピスト
ンポンプを使用した場合を示しているが、本発明の技術
的思想から逸脱することなく他の形式の容積ポンプを使
用することも可能であることに注意されたい。油圧ポン
プ12は、ポンプ流量を制御するための、ポンプに取り
付けられた容量制御装置30を有する可変容量ポンプと
されている。周知のように、油圧ピストンポンプ12は
本質的に通常運転中にも吐出流体に流れの脈動を生じさ
せる。これらの流れの脈動は通常、ポンプの幾何学的形
状、ポートタイミング、吐出圧及びポンプ回転速度に直
接関係している。
【0012】本油圧系10には、流体伝播騒音の低減装
置34が設けられている。この装置34は、油圧系10
内の流れの脈動を実質的に検出する手段36と、流れの
脈動の大きさを表す信号を出力する手段38、及び負の
脈動発生器40とを備えている。脈動検出手段36は、
油圧ピストンポンプ12の概ね近傍の配管22に接続さ
れ配管22内の流体の流量を表す電気的信号Qを発生す
る第1のセンサ42を備えている。流量センサ42は、
本発明の技術的思想から逸脱することなくポンプ12内
に一体に組み込むことが可能であることに注意された
い。電気的信号Qは、配線44を介して伝送される。脈
動検出手段36は更に、第1のセンサ42接続部より下
流側の配管22に接続され、配管22内の流量を検出す
る第2のセンサ46を備えている。第2のセンサ46
は、補正流れに対応する電気的信号Sを出力し、この信
号は配線48を介して伝送される。
置34が設けられている。この装置34は、油圧系10
内の流れの脈動を実質的に検出する手段36と、流れの
脈動の大きさを表す信号を出力する手段38、及び負の
脈動発生器40とを備えている。脈動検出手段36は、
油圧ピストンポンプ12の概ね近傍の配管22に接続さ
れ配管22内の流体の流量を表す電気的信号Qを発生す
る第1のセンサ42を備えている。流量センサ42は、
本発明の技術的思想から逸脱することなくポンプ12内
に一体に組み込むことが可能であることに注意された
い。電気的信号Qは、配線44を介して伝送される。脈
動検出手段36は更に、第1のセンサ42接続部より下
流側の配管22に接続され、配管22内の流量を検出す
る第2のセンサ46を備えている。第2のセンサ46
は、補正流れに対応する電気的信号Sを出力し、この信
号は配線48を介して伝送される。
【0013】出力手段38は、第1と第2のセンサ4
2、46からの信号Q、Sを受信し、これらの信号を処
理し、油圧系10内の流れの脈動に比例する信号Cを配
線52を通じて負の脈動発生器40に送信するマイクロ
プロセッサ50を備えている。負の脈動発生器40は、
第1と第2のセンサ42、46と配管22とのそれぞれ
の接続部の中間部の配管上に接続されている。負の脈動
発生器40は、駆動源56と流れ発生器58とを備えて
いる。駆動源56は、配線52を介して出力手段38の
マイクロプロセッサ50に接続されている。図1の駆動
源56は、入力する電気的信号に応じて非常に大きな軸
力を発生する周知のピエゾ電気素子として図示されてい
る。
2、46からの信号Q、Sを受信し、これらの信号を処
理し、油圧系10内の流れの脈動に比例する信号Cを配
線52を通じて負の脈動発生器40に送信するマイクロ
プロセッサ50を備えている。負の脈動発生器40は、
第1と第2のセンサ42、46と配管22とのそれぞれ
の接続部の中間部の配管上に接続されている。負の脈動
発生器40は、駆動源56と流れ発生器58とを備えて
いる。駆動源56は、配線52を介して出力手段38の
マイクロプロセッサ50に接続されている。図1の駆動
源56は、入力する電気的信号に応じて非常に大きな軸
力を発生する周知のピエゾ電気素子として図示されてい
る。
【0014】流れ発生器58は、流体室60と、この流
体室60内に摺動可能に配置されたピストン62とを備
えている。ピストン62は駆動源56と密接な接触を維
持し駆動源56の作動に応じて軸線方向に移動し、流体
室60から外に向かう流体の流れ、または流体室60に
流入する流体の流れを生成する。配管64は流体室60
と配管22との間を接続し、駆動源56の軸線方向の動
作に応じて流体の流れを導くようにされている。
体室60内に摺動可能に配置されたピストン62とを備
えている。ピストン62は駆動源56と密接な接触を維
持し駆動源56の作動に応じて軸線方向に移動し、流体
室60から外に向かう流体の流れ、または流体室60に
流入する流体の流れを生成する。配管64は流体室60
と配管22との間を接続し、駆動源56の軸線方向の動
作に応じて流体の流れを導くようにされている。
【0015】次に、図2を参照して脈動検出手段36の
別の実施形態について説明する。図2において、図1と
同様の参照符号を付した要素は全て図1と同様の要素を
示している。図2の脈動検出手段36は、ポンプ12の
概ね近傍で配管22に接続された第1の圧力センサ65
を備えている。圧力センサ65は、配管22内の圧力を
検出し電気的信号Pを配線44を通じて出力する。配管
22には、第1の圧力センサ65の下流側部分に流路抵
抗66が設けられている。同様に、配管22には第2の
圧力センサ67が抵抗66下流部に設けられており、電
気的信号Lを配線48を通して出力するようにされてい
る。第1と第2の圧力センサ65、67と抵抗66は油
圧ポンプ12により発生する流れの脈動を効果的に検出
する役目を果たしている。すなわち、第1の圧力センサ
66、第2の圧力センサ67及び抵抗66は互いに協働
して油圧系内の流体の流量に対応した信号を出力し、マ
イクロプロセッサに伝送する。図2の電気的信号P、L
は図1の電気的信号Qに相当している。第1と第2の圧
力センサ65、67の代わりに単一の差圧センサを使用
し、単一の電気的信号Qをマイクロプロセッサ50に出
力するようにすることも可能である。この単一の信号
は、油圧系内の流量を表すことになる。流路抵抗66
は、油圧装置の特性に応じて固定オリフィスとしても良
いし可変オリフィスとしても良い。可変オリフィスが使
用される場合には、オリフィスのサイズは可変容量ポン
プの吐出容量に比例して、またはポンプ速度に応じて変
更される。
別の実施形態について説明する。図2において、図1と
同様の参照符号を付した要素は全て図1と同様の要素を
示している。図2の脈動検出手段36は、ポンプ12の
概ね近傍で配管22に接続された第1の圧力センサ65
を備えている。圧力センサ65は、配管22内の圧力を
検出し電気的信号Pを配線44を通じて出力する。配管
22には、第1の圧力センサ65の下流側部分に流路抵
抗66が設けられている。同様に、配管22には第2の
圧力センサ67が抵抗66下流部に設けられており、電
気的信号Lを配線48を通して出力するようにされてい
る。第1と第2の圧力センサ65、67と抵抗66は油
圧ポンプ12により発生する流れの脈動を効果的に検出
する役目を果たしている。すなわち、第1の圧力センサ
66、第2の圧力センサ67及び抵抗66は互いに協働
して油圧系内の流体の流量に対応した信号を出力し、マ
イクロプロセッサに伝送する。図2の電気的信号P、L
は図1の電気的信号Qに相当している。第1と第2の圧
力センサ65、67の代わりに単一の差圧センサを使用
し、単一の電気的信号Qをマイクロプロセッサ50に出
力するようにすることも可能である。この単一の信号
は、油圧系内の流量を表すことになる。流路抵抗66
は、油圧装置の特性に応じて固定オリフィスとしても良
いし可変オリフィスとしても良い。可変オリフィスが使
用される場合には、オリフィスのサイズは可変容量ポン
プの吐出容量に比例して、またはポンプ速度に応じて変
更される。
【0016】図3から図5は、9個のピストンを有する
油圧ポンプのバルブプレート68を示している。このバ
ルブプレート68は細長い形状の出口通路70と細長い
形状の入口通路72とを備えており、入口通路72はリ
ザーバ14に連通し、出口通路70は配管22に連通し
ている。図3から図5には、複数のピストンポート74
が二点鎖線で示されている。本技術分野において良く知
られているように、複数のピストンポートはバーレル
(図示せず)内に互いに等間隔に形成されており、バル
ブプレート68に対して回転するようになっている。
油圧ポンプのバルブプレート68を示している。このバ
ルブプレート68は細長い形状の出口通路70と細長い
形状の入口通路72とを備えており、入口通路72はリ
ザーバ14に連通し、出口通路70は配管22に連通し
ている。図3から図5には、複数のピストンポート74
が二点鎖線で示されている。本技術分野において良く知
られているように、複数のピストンポートはバーレル
(図示せず)内に互いに等間隔に形成されており、バル
ブプレート68に対して回転するようになっている。
【0017】通常の油圧ピストンポンプは下死点(BD
C)と上死点(TDC)とを有しており、図3には特定
のピストンポート75が下死点位置にある状態を示して
いる。この位置では、ピストンポート75は、入口通路
72からも出口通路70からも外れた位置になってい
る。このため、この位置ではピストンポート75は油圧
流体で満たされており、バーレルが図示した状態から時
計方向に回転すると油圧流体をピストンポートから吐出
開始する状態になっている。
C)と上死点(TDC)とを有しており、図3には特定
のピストンポート75が下死点位置にある状態を示して
いる。この位置では、ピストンポート75は、入口通路
72からも出口通路70からも外れた位置になってい
る。このため、この位置ではピストンポート75は油圧
流体で満たされており、バーレルが図示した状態から時
計方向に回転すると油圧流体をピストンポートから吐出
開始する状態になっている。
【0018】図4は、上記のピストンポート75が20
度回転した状態を示しており、この位置では第2のピス
トンポート76がTDCに到達している。この状態で
は、第2のピストンポート76は出口通路70とも入口
通路72とも連通していない。従って、この位置ではピ
ストンポート76内の流体は全て吐出され、バーレルが
さらに時計方向に回転するにつれてポート76内に油圧
流体が充填される状態となっている。
度回転した状態を示しており、この位置では第2のピス
トンポート76がTDCに到達している。この状態で
は、第2のピストンポート76は出口通路70とも入口
通路72とも連通していない。従って、この位置ではピ
ストンポート76内の流体は全て吐出され、バーレルが
さらに時計方向に回転するにつれてポート76内に油圧
流体が充填される状態となっている。
【0019】図5は、最初のピストンポート75が図3
のBDC位置から40度回転した状態を示している。こ
の位置では、複数のピストンポートのうち第3のピスト
ンポート77がBDC位置に来ていることに注意された
い。上記の説明から明らかなように、本実施形態ではバ
ーレルの40度回転毎に異なるピストンポートがBDC
位置に来るようになっている。
のBDC位置から40度回転した状態を示している。こ
の位置では、複数のピストンポートのうち第3のピスト
ンポート77がBDC位置に来ていることに注意された
い。上記の説明から明らかなように、本実施形態ではバ
ーレルの40度回転毎に異なるピストンポートがBDC
位置に来るようになっている。
【0020】油圧ピストンポンプにおいては、ポンプの
総吐出流量は個々のピストンのBDC位置とTDC位置
との間の速度の総和に比例する。ピストン速度の総和
は、ポンプが40度回転する間一定ではないため、この
間のポンプ総吐出流量も一定にはならない。図6の二点
鎖線78は、所望の一定の流量を表している。図6のカ
ーブ80と82の形状は、無負荷又は油圧系内の油圧が
低い場合においてポンプのポートタイミングやポンプ速
度、ポンプ容量の影響がない場合の、9ピストン油圧ピ
ストンポンプの基本特性を示している。
総吐出流量は個々のピストンのBDC位置とTDC位置
との間の速度の総和に比例する。ピストン速度の総和
は、ポンプが40度回転する間一定ではないため、この
間のポンプ総吐出流量も一定にはならない。図6の二点
鎖線78は、所望の一定の流量を表している。図6のカ
ーブ80と82の形状は、無負荷又は油圧系内の油圧が
低い場合においてポンプのポートタイミングやポンプ速
度、ポンプ容量の影響がない場合の、9ピストン油圧ピ
ストンポンプの基本特性を示している。
【0021】図7は、図6で説明した不均一な流量を補
正して、二点鎖線78で示した所望の一定流量を得るた
めに付加することが必要な付加流量を示している。所望
の一定の流量を得るためには、油圧系10に補正流れを
加えることが必要となる。従って、それぞれのピストン
がBDC位置から20度回転する間に上記補正流れは、
図6で説明したカーブ80の逆の形のカーブ80を生じ
させる必要がある。同様に、それに続く20度の回転の
間では補正流れはカーブ86を生じさせることが要求さ
れる。図7から判るように、所望の一定流量を得るため
に必要とされる付加流量は、ある時には系内に流体を流
入させ、他の時には系内から流体を流出させることが必
要とされる。
正して、二点鎖線78で示した所望の一定流量を得るた
めに付加することが必要な付加流量を示している。所望
の一定の流量を得るためには、油圧系10に補正流れを
加えることが必要となる。従って、それぞれのピストン
がBDC位置から20度回転する間に上記補正流れは、
図6で説明したカーブ80の逆の形のカーブ80を生じ
させる必要がある。同様に、それに続く20度の回転の
間では補正流れはカーブ86を生じさせることが要求さ
れる。図7から判るように、所望の一定流量を得るため
に必要とされる付加流量は、ある時には系内に流体を流
入させ、他の時には系内から流体を流出させることが必
要とされる。
【0022】図8に示すように、40度回転毎のポンプ
総吐出流量は常に一定の形状のカーブになっているわけ
ではない。これは、油圧装置が異なる運転パラメータ、
例えば異なるポンプ吐出圧力、ポンプ速度、容量等で運
転された場合には当然に生じる現象である。油圧ピスト
ンポンプ12を異なる吐出圧力で運転した場合には、下
死点から20度回転位置までの間の吐出流量カーブの形
状はかなり異なってくる。これは、例えば1つのピスト
ンポート75がBDC位置にあり流体の吐出を開始しよ
うとしている場合であっても、ピストンポート75内の
圧力が出口通路70内の圧力以上に上昇しない限り流体
を吐出することができないことに起因している。従っ
て、この場合にはピストンポート内の圧力が上昇し終わ
るまではピストンポート75からの吐出流体の体積をポ
ンプの総流量に含めることができなくなる。しかも、ピ
ストンポートには入口通路72からの流体の充填が完了
したばかりであるため、BDCにおけるピストンポート
75内の流体の圧力は殆ど0になっていることに注意さ
れたい。通常、この場合には出口通路70からピストン
ポート75内に流体が逆流してピストンポート75内の
圧力を上昇させるようになる。従って、バーレルの最初
の20度回転の間、図8に88で示した形状のカーブが
生じるようになる。カーブ88の下降部分は、ピストン
ポート75内に出口通路70内の流体が流入することに
より、ピストンポート75内の圧力が出口通路70内の
圧力レベルまで上昇することにより生じている。カーブ
88の下降部分はバーレルの回転中に生じ、下降の大き
さと持続時間はポートタイミング、ポンプ容量、吐出圧
及びポンプ速度に応じて変化する。一旦ピストンポート
75内の圧力が吐出通路70内の圧力に到達すると、ポ
ンプ吐出流量は図8のカーブ90のようになり、図6の
カーブ82と同様な形状のカーブになる。
総吐出流量は常に一定の形状のカーブになっているわけ
ではない。これは、油圧装置が異なる運転パラメータ、
例えば異なるポンプ吐出圧力、ポンプ速度、容量等で運
転された場合には当然に生じる現象である。油圧ピスト
ンポンプ12を異なる吐出圧力で運転した場合には、下
死点から20度回転位置までの間の吐出流量カーブの形
状はかなり異なってくる。これは、例えば1つのピスト
ンポート75がBDC位置にあり流体の吐出を開始しよ
うとしている場合であっても、ピストンポート75内の
圧力が出口通路70内の圧力以上に上昇しない限り流体
を吐出することができないことに起因している。従っ
て、この場合にはピストンポート内の圧力が上昇し終わ
るまではピストンポート75からの吐出流体の体積をポ
ンプの総流量に含めることができなくなる。しかも、ピ
ストンポートには入口通路72からの流体の充填が完了
したばかりであるため、BDCにおけるピストンポート
75内の流体の圧力は殆ど0になっていることに注意さ
れたい。通常、この場合には出口通路70からピストン
ポート75内に流体が逆流してピストンポート75内の
圧力を上昇させるようになる。従って、バーレルの最初
の20度回転の間、図8に88で示した形状のカーブが
生じるようになる。カーブ88の下降部分は、ピストン
ポート75内に出口通路70内の流体が流入することに
より、ピストンポート75内の圧力が出口通路70内の
圧力レベルまで上昇することにより生じている。カーブ
88の下降部分はバーレルの回転中に生じ、下降の大き
さと持続時間はポートタイミング、ポンプ容量、吐出圧
及びポンプ速度に応じて変化する。一旦ピストンポート
75内の圧力が吐出通路70内の圧力に到達すると、ポ
ンプ吐出流量は図8のカーブ90のようになり、図6の
カーブ82と同様な形状のカーブになる。
【0023】従ってポンプ40度回転毎の流量の変動
は、ポンプの構造に起因する流量変動と、個々のピスト
ンポート内圧力が低圧から高圧に変化することにより生
じる流れの脈動との両方により発生しており、これらの
総和としての流れの脈動が流体伝播騒音を発生する源と
なっている。この流体伝播騒音を低減または完全に打ち
消すためには、油圧ポンプにより発生する流量変動や脈
動を低減することが必要となる。
は、ポンプの構造に起因する流量変動と、個々のピスト
ンポート内圧力が低圧から高圧に変化することにより生
じる流れの脈動との両方により発生しており、これらの
総和としての流れの脈動が流体伝播騒音を発生する源と
なっている。この流体伝播騒音を低減または完全に打ち
消すためには、油圧ポンプにより発生する流量変動や脈
動を低減することが必要となる。
【0024】図9は、図8に示した流量変動を補正する
ために必要とされる付加流れの大きさを示している。ポ
ンプの1つのピストンポート75の最初の20度回転の
間、補正流れは図8に示したカーブ88を効果的に打ち
消すようなカーブ92を生成する。同様に、次の20度
回転の間図8に90で示したカーブを打ち消すために図
9のカーブ94が生成される。図7で説明したように、
図9に示す付加流れはバーレルの回転に伴って油圧系へ
の流体の付加と油圧系からの流体の除去とを必要とす
る。油圧系に付加流れを供給することにより、図9に二
点鎖線78で示したような略一定のポンプ流量を得るこ
とができる。
ために必要とされる付加流れの大きさを示している。ポ
ンプの1つのピストンポート75の最初の20度回転の
間、補正流れは図8に示したカーブ88を効果的に打ち
消すようなカーブ92を生成する。同様に、次の20度
回転の間図8に90で示したカーブを打ち消すために図
9のカーブ94が生成される。図7で説明したように、
図9に示す付加流れはバーレルの回転に伴って油圧系へ
の流体の付加と油圧系からの流体の除去とを必要とす
る。油圧系に付加流れを供給することにより、図9に二
点鎖線78で示したような略一定のポンプ流量を得るこ
とができる。
【0025】図10は油圧系10の別の実施形態を示し
ている。図10において、図1と同様の参照符号は図1
と同様な要素を示している。本実施形態では、油圧系1
0の脈動検出手段36は速度及び位置センサ98を備え
ている。センサ98は、ポンプ駆動軸18の回転速度を
検出し配線100を介して信号Rをマイクロプロセッサ
50に出力する。検出手段36は更に、容量センサ10
2を備えている。センサ102は、ポンプ12の吐出容
量を検出し、この吐出容量を表す信号Dを配線104を
介してマイクロプロセッサ50に出力する。更に、検出
手段36は、図2と同様な圧力センサ65と配線44を
備えており、マイクロプロセッサ50に信号Pを出力し
ている。本実施形態では、図2の第2の圧力センサ67
と配線48とは設けられていない。しかしながら、本発
明においては、本発明の技術的思想から逸脱することな
く、油圧系の種々のパラメータを検出することにより所
期の目的を達成し得ることを認識すべきである。
ている。図10において、図1と同様の参照符号は図1
と同様な要素を示している。本実施形態では、油圧系1
0の脈動検出手段36は速度及び位置センサ98を備え
ている。センサ98は、ポンプ駆動軸18の回転速度を
検出し配線100を介して信号Rをマイクロプロセッサ
50に出力する。検出手段36は更に、容量センサ10
2を備えている。センサ102は、ポンプ12の吐出容
量を検出し、この吐出容量を表す信号Dを配線104を
介してマイクロプロセッサ50に出力する。更に、検出
手段36は、図2と同様な圧力センサ65と配線44を
備えており、マイクロプロセッサ50に信号Pを出力し
ている。本実施形態では、図2の第2の圧力センサ67
と配線48とは設けられていない。しかしながら、本発
明においては、本発明の技術的思想から逸脱することな
く、油圧系の種々のパラメータを検出することにより所
期の目的を達成し得ることを認識すべきである。
【0026】更に、本発明は上記に説明した油圧系10
の構成以外の種々の構成にも適用可能である。例えば、
負の脈動発生器40には他の形式の駆動源56を使用す
ることも可能であり、更に流れ発生器58についても他
の種々の構成をとることが可能である。同様に、図6、
図8に示したカーブの形状もポンプ形式、ポンプ室の
数、ポンプの大きさ、ポートタイミング等に応じて変化
する。更に、これらのカーブの形状は油圧系の運転パラ
メータの変化、例えばポンプ12の運転速度や油圧系1
0の圧力の変化、に応じて変化する。
の構成以外の種々の構成にも適用可能である。例えば、
負の脈動発生器40には他の形式の駆動源56を使用す
ることも可能であり、更に流れ発生器58についても他
の種々の構成をとることが可能である。同様に、図6、
図8に示したカーブの形状もポンプ形式、ポンプ室の
数、ポンプの大きさ、ポートタイミング等に応じて変化
する。更に、これらのカーブの形状は油圧系の運転パラ
メータの変化、例えばポンプ12の運転速度や油圧系1
0の圧力の変化、に応じて変化する。
【0027】通常の油圧装置の運転においては、油圧ポ
ンプ12は油圧シリンダ24を作動させるための流体を
供給する。油圧系内で必要とされる圧力はシリンダ24
の負荷Lにより発生する抵抗により変化する。シリンダ
24に負荷がかかっていない場合には、系内の圧力は低
くポンプ流量は基本的には周期的に変化し、大体図6で
説明したようになる。系内圧力が上昇すると、ポンプ流
量の変動カーブは図8で説明した形に近づくようにな
る。この、ポンプ12からの吐出流量の変動は圧力脈
動、すなわち圧力波を生成し、この圧力脈動が流体伝播
騒音発生の主な原因となる。上記流体伝播騒音を打ち消
すためには、ポンプ吐出流量の変動の影響を除去するた
めに油圧系内に流れを付加、または系内から流れを除去
する必要がある。
ンプ12は油圧シリンダ24を作動させるための流体を
供給する。油圧系内で必要とされる圧力はシリンダ24
の負荷Lにより発生する抵抗により変化する。シリンダ
24に負荷がかかっていない場合には、系内の圧力は低
くポンプ流量は基本的には周期的に変化し、大体図6で
説明したようになる。系内圧力が上昇すると、ポンプ流
量の変動カーブは図8で説明した形に近づくようにな
る。この、ポンプ12からの吐出流量の変動は圧力脈
動、すなわち圧力波を生成し、この圧力脈動が流体伝播
騒音発生の主な原因となる。上記流体伝播騒音を打ち消
すためには、ポンプ吐出流量の変動の影響を除去するた
めに油圧系内に流れを付加、または系内から流れを除去
する必要がある。
【0028】図1において、第1のセンサ42は、ポン
プ12の概ね近傍の配管22中の流量を検出し、この流
量を表す電気的信号Qをマイクロプロセッサ50に出力
する。ポンプ吐出流れの脈動に起因する、配管22内の
流量変動は全てセンサ42により検出されマイクロプロ
セッサ50に伝送される。マイクロプロセッサ50は上
記信号Qを処理し、負の脈動発生器40に補正信号Cを
出力する。負の脈動発生器40の駆動源56は、上記信
号Cに応動して流れ発生器58を駆動し、配管22に補
正流れを生じさせる。駆動源56に入力する信号Cが所
定の値より小さい場合には、駆動源56は信号に応じて
収縮し、ピストン62の移動により流体室60の容積を
増大させる。これにより、配管22から流体が除去され
る。また、駆動源56に入力する信号Cが所定の値より
大きい場合には、駆動源56は信号に応じて伸長し、ピ
ストン62の移動により流体室60の容積を減少させ
る。これにより、配管22内から流体が除去される。こ
のように流体の付加と除去とを連続的に行うことによ
り、配管22内の流れの脈動は、最小限になり、油圧系
の運転圧力にかかわらずポンプ吐出流量を一定に維持す
ることができる。第2のセンサ46は負の脈動発生器4
0接続部下流側での配管22内の流れを検出し、マイク
ロプロセッサ50に信号Sを出力する。マイクロプロセ
ッサ50は上記信号Sを処理し、第1のセンサ42によ
り検出された流れの脈動が確実に除去されるようにす
る。
プ12の概ね近傍の配管22中の流量を検出し、この流
量を表す電気的信号Qをマイクロプロセッサ50に出力
する。ポンプ吐出流れの脈動に起因する、配管22内の
流量変動は全てセンサ42により検出されマイクロプロ
セッサ50に伝送される。マイクロプロセッサ50は上
記信号Qを処理し、負の脈動発生器40に補正信号Cを
出力する。負の脈動発生器40の駆動源56は、上記信
号Cに応動して流れ発生器58を駆動し、配管22に補
正流れを生じさせる。駆動源56に入力する信号Cが所
定の値より小さい場合には、駆動源56は信号に応じて
収縮し、ピストン62の移動により流体室60の容積を
増大させる。これにより、配管22から流体が除去され
る。また、駆動源56に入力する信号Cが所定の値より
大きい場合には、駆動源56は信号に応じて伸長し、ピ
ストン62の移動により流体室60の容積を減少させ
る。これにより、配管22内から流体が除去される。こ
のように流体の付加と除去とを連続的に行うことによ
り、配管22内の流れの脈動は、最小限になり、油圧系
の運転圧力にかかわらずポンプ吐出流量を一定に維持す
ることができる。第2のセンサ46は負の脈動発生器4
0接続部下流側での配管22内の流れを検出し、マイク
ロプロセッサ50に信号Sを出力する。マイクロプロセ
ッサ50は上記信号Sを処理し、第1のセンサ42によ
り検出された流れの脈動が確実に除去されるようにす
る。
【0029】図2の実施形態では、流路抵抗66は抵抗
66を通過する流体の流量に応じた圧力降下を生じさせ
る。圧力センサ65は油圧ピストンポンプ12の概ね近
傍の配管22内の流体圧力を検出し、この圧力を表す信
号Pをマイクロプロセッサ50に出力する。また、第2
の圧力センサ67は流路抵抗66下流の配管22内の圧
力を検出し、この圧力を表す信号Lをマイクロプロセッ
サ50に出力する。マイクロプロセッサ50はこれら2
つの信号PとLとを比較して流路抵抗66における圧力
降下を算出し、圧力降下に応じた補正信号Cを配線52
を介して駆動源56に出力する。駆動源56は、入力す
る電気的信号Cに応じて流れ発生器58を駆動し、配管
22内に補正流れを生じさせる。図1を用いて説明した
ように、この場合も駆動源56に入力する信号Cが所定
の値より小さい場合には、駆動源56は信号に応じて収
縮しピストン62の移動により流体室60の容積を増大
させる。これにより、配管22から流体が除去される。
また、駆動源56に入力する信号Cが所定の値より大き
い場合には、駆動源56は信号に応じて伸長しピストン
62の移動により流体室60の容積を減少させる。これ
により、配管22内に流体が付加される。このように流
体の付加と除去とを連続的に行うことにより、配管22
内の流れの脈動は最小限になり油圧系の運転圧力にかか
わらずポンプ吐出流量を一定に維持することが可能とな
る。
66を通過する流体の流量に応じた圧力降下を生じさせ
る。圧力センサ65は油圧ピストンポンプ12の概ね近
傍の配管22内の流体圧力を検出し、この圧力を表す信
号Pをマイクロプロセッサ50に出力する。また、第2
の圧力センサ67は流路抵抗66下流の配管22内の圧
力を検出し、この圧力を表す信号Lをマイクロプロセッ
サ50に出力する。マイクロプロセッサ50はこれら2
つの信号PとLとを比較して流路抵抗66における圧力
降下を算出し、圧力降下に応じた補正信号Cを配線52
を介して駆動源56に出力する。駆動源56は、入力す
る電気的信号Cに応じて流れ発生器58を駆動し、配管
22内に補正流れを生じさせる。図1を用いて説明した
ように、この場合も駆動源56に入力する信号Cが所定
の値より小さい場合には、駆動源56は信号に応じて収
縮しピストン62の移動により流体室60の容積を増大
させる。これにより、配管22から流体が除去される。
また、駆動源56に入力する信号Cが所定の値より大き
い場合には、駆動源56は信号に応じて伸長しピストン
62の移動により流体室60の容積を減少させる。これ
により、配管22内に流体が付加される。このように流
体の付加と除去とを連続的に行うことにより、配管22
内の流れの脈動は最小限になり油圧系の運転圧力にかか
わらずポンプ吐出流量を一定に維持することが可能とな
る。
【0030】図10の実施形態においては、マイクロプ
ロセッサ50は、ポンプ容量センサ102からの信号
D、ポンプ駆動軸の速度及び位置センサ98からの信号
R及び圧力センサ67からの出力Pを比較して流れのパ
ラメータを算出し配線52を通じて駆動源56に補正信
号Cを出力する。駆動源56と流れ発生器58は、図
1、図2で説明したと同様に作動し油圧系10内の流体
の除去と付加とを行いポンプ12により生じる流れの脈
動を打ち消す。
ロセッサ50は、ポンプ容量センサ102からの信号
D、ポンプ駆動軸の速度及び位置センサ98からの信号
R及び圧力センサ67からの出力Pを比較して流れのパ
ラメータを算出し配線52を通じて駆動源56に補正信
号Cを出力する。駆動源56と流れ発生器58は、図
1、図2で説明したと同様に作動し油圧系10内の流体
の除去と付加とを行いポンプ12により生じる流れの脈
動を打ち消す。
【0031】油圧ポンプを有する油圧系の流体伝播騒音
を制御する方法は、油圧系内の流れの脈動の大きさを検
出するステップと、この流れの脈動の大きさに応じた信
号を出力するステップと、油圧ポンプにより生成される
流れの脈動を実質的に打ち消す補正流れを発生させるス
テップとを含んでいる。油圧系内の流れの脈動を検出す
るステップは、系内の油圧ポンプの概ね近傍での流量を
検出するステップと、系内の油圧ポンプ下流側の位置で
の流量を検出するステップとを含んでいる。油圧系内に
補正流れを発生させるステップは、系内の上記2つの流
量を検出する位置の間の位置に負の脈動発生器を接続す
ることを含んでいる。上記流れの脈動の大きさに応じた
信号を出力するステップは、マイクロプロセッサを用い
て検出した信号を処理し、負の脈動発生器に補正信号を
出力するステップを含んでいる。
を制御する方法は、油圧系内の流れの脈動の大きさを検
出するステップと、この流れの脈動の大きさに応じた信
号を出力するステップと、油圧ポンプにより生成される
流れの脈動を実質的に打ち消す補正流れを発生させるス
テップとを含んでいる。油圧系内の流れの脈動を検出す
るステップは、系内の油圧ポンプの概ね近傍での流量を
検出するステップと、系内の油圧ポンプ下流側の位置で
の流量を検出するステップとを含んでいる。油圧系内に
補正流れを発生させるステップは、系内の上記2つの流
量を検出する位置の間の位置に負の脈動発生器を接続す
ることを含んでいる。上記流れの脈動の大きさに応じた
信号を出力するステップは、マイクロプロセッサを用い
て検出した信号を処理し、負の脈動発生器に補正信号を
出力するステップを含んでいる。
【0032】また、上記流れの脈動を検出するステップ
は、油圧系内に配置した流路抵抗での圧力降下を検出す
る動作を含むものであっても良い。検出信号は、次いで
マイクロプロセッサで処理され、補正信号Cが負の脈動
発生器に出力され系に補正流れが供給される。更に、上
記流れの脈動を検出するステップは、上記の代わりに可
変速エンジンの速度を検出する動作と、ポンプの容量を
検出する動作と、油圧系内の圧力を検出する動作とを含
むものであっても良い。これらの信号はマイクロプロセ
ッサで処理され、補正信号Cが負の脈動発生器に出力さ
れ油圧系に補正流れが供給される。
は、油圧系内に配置した流路抵抗での圧力降下を検出す
る動作を含むものであっても良い。検出信号は、次いで
マイクロプロセッサで処理され、補正信号Cが負の脈動
発生器に出力され系に補正流れが供給される。更に、上
記流れの脈動を検出するステップは、上記の代わりに可
変速エンジンの速度を検出する動作と、ポンプの容量を
検出する動作と、油圧系内の圧力を検出する動作とを含
むものであっても良い。これらの信号はマイクロプロセ
ッサで処理され、補正信号Cが負の脈動発生器に出力さ
れ油圧系に補正流れが供給される。
【0033】
【発明の効果】上述の説明から、本発明の流体伝播騒音
の低減装置34は油圧系内の流れの脈動を効果的に検出
し、油圧系10内の流れの脈動を実質的に打ち消してポ
ンプ吐出流量を実質的に一定にする補正流れを系内に供
給する構成を有することが容易に理解されよう。また、
上記構成によれば、ポンプの容量及び/または速度が変
化する油圧装置内の流れの脈動を効果的に制御すること
が可能となる。
の低減装置34は油圧系内の流れの脈動を効果的に検出
し、油圧系10内の流れの脈動を実質的に打ち消してポ
ンプ吐出流量を実質的に一定にする補正流れを系内に供
給する構成を有することが容易に理解されよう。また、
上記構成によれば、ポンプの容量及び/または速度が変
化する油圧装置内の流れの脈動を効果的に制御すること
が可能となる。
【図1】本発明を適用した油圧系の1実施形態を示す線
図である。
図である。
【図2】本発明を適用した油圧系の他の実施形態を示す
線図である。
線図である。
【図3】ピストンポートの1つがBDC位置にある状態
を示す油圧ピストンポンプのバルブ面概略図である。
を示す油圧ピストンポンプのバルブ面概略図である。
【図4】ピストンポートが図3の位置から20度回転し
た状態を示すバルブ面概略図である。
た状態を示すバルブ面概略図である。
【図5】ピストンポートが図3の位置から40度回転し
た状態を示すバルブ面概略図である。
た状態を示すバルブ面概略図である。
【図6】ピストン速度の総和に基づいて算出した、ポン
プが40度回転する間のポンプ吐出流量を示す図であ
る。
プが40度回転する間のポンプ吐出流量を示す図であ
る。
【図7】本発明に基づいて付加する補正流れの大きさを
示す図である。
示す図である。
【図8】油圧装置が高圧で作動しているときのポンプ吐
出流量を示す図である。
出流量を示す図である。
【図9】本発明に基づいて付加する補正流れの大きさを
示す図である。
示す図である。
【図10】本発明を適用した油圧系の更に別の実施形態
を示す線図である。
を示す線図である。
10…油圧系 12…油圧ポンプ 22…配管 34…流体伝播騒音低減装置 40…負の脈動発生器 42…流量センサ 46…流量センサ 50…マイクロプロセッサ
Claims (4)
- 【請求項1】 駆動軸により可変速エンジンに接続され
た油圧ポンプが発生する流れの脈動により生じる流体伝
播騒音を低減する装置であって、 油圧ポンプが発生する流れの脈動を実質的に検出する手
段であって、油圧系内の前記油圧ポンプ近傍に接続さ
れ、系内の流体の流量を表す信号を出力するセンサを備
えた手段と、 流れの脈動の大きさに比例した信号を出力する手段であ
って、前記センサからの流量を表す信号を入力及び処理
して流れの脈動の大きさに比例した信号を出力するマイ
クロプロセッサを備えた手段と、 油圧系の、前記センサの接続部の下流側の位置に接続さ
れた負の脈動発生器であって、前記流れの脈動の大きさ
に比例した信号に応じて油圧系内に流れを付加または油
圧系内の流れを除去し油圧ポンプが発生する流れの脈動
を実質的に打ち消す作用を行う負の脈動発生器と、 を備えた流体伝播騒音を低減する装置。 - 【請求項2】 前記センサは、第1と第2の圧力センサ
を備え、前記油圧系は前記第1と第2の圧力センサの接
続位置の間の位置に配置された流路抵抗を備える請求項
1に記載の装置。 - 【請求項3】 可変速エンジンに接続され駆動される油
圧ポンプが発生する流れの脈動により生じる流体伝播騒
音を低減する方法であって、 油圧系内の油圧ポンプ近傍における流量を検出すること
により油圧系内の流れの脈動を検出するステップと、 油圧系から入力する信号を処理して流れの脈動の大きさ
を表す信号を出力するステップと、 油圧系内の前記流量を検出する位置の下流側部分に負の
脈動発生器を接続することにより、前記流れの脈動の大
きさを表す信号に応じた補正流れを油圧系内に発生させ
て油圧ポンプにより生成される流れの脈動を実質的に打
ち消すステップと、 を含んだ方法。 - 【請求項4】 前記流れの脈動を検出するステップは、
油圧系内の流体の圧力を検出するステップと、油圧ポン
プの駆動軸の回転速度と位置とを検出するステップと、
油圧ポンプの吐出容量を検出するステップとを含み、 油圧系から入力する信号を処理して流れの脈動の大きさ
を表す信号を出力する前記ステップは、前記油圧系内の
流体圧力を表す信号と前記駆動軸の回転速度と位置とを
表す信号と、前記吐出容量を表す信号とを処理するステ
ップを含む請求項3に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| US08/316,986 US5492451A (en) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | Apparatus and method for attenuation of fluid-borne noise |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08177723A true JPH08177723A (ja) | 1996-07-12 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP7255374A Withdrawn JPH08177723A (ja) | 1994-10-03 | 1995-10-02 | 流体伝播騒音の低減装置及び方法 |
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| JP (1) | JPH08177723A (ja) |
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|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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