JPH08178733A - グリースの有無検知装置 - Google Patents

グリースの有無検知装置

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JPH08178733A
JPH08178733A JP33725494A JP33725494A JPH08178733A JP H08178733 A JPH08178733 A JP H08178733A JP 33725494 A JP33725494 A JP 33725494A JP 33725494 A JP33725494 A JP 33725494A JP H08178733 A JPH08178733 A JP H08178733A
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grease
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Naohisa Yamashita
直久 山下
Shinji Tano
伸治 田野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボールジョイントの組立工程にて、ダストカ
バーa内にグリースbが入っているかどうかをチェック
するグリース有無検知装置において、グリース表面の凹
凸のばらつきによる誤検知を少なくし、信頼性の向上を
はかる。 【構成】 ワーク受け台1にセットされたダストカバー
a内のグリースb表面に向けて光線を発する投光器7と
グリース表面で反射した反射光を受光して制御部に信号
を発する受光器8とからなる光電センサ9を取付けた光
電センサ設置部3が、回転機構6の作動にて回動するよ
う保持部4に取付保持され、この回動にて投光器7が発
した光線がグリース表面上を移動し、その反射光の受光
に基づく受光器8の信号を制御部がデジタル信号に変換
すると共に、該制御部がデジタル信号のピーク値からグ
リースの有無を判断するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワーク内に所定量のグ
リースが入っているかどうかを検出するグリースの有無
検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、一端部にボール部を有するボー
ルスタッドと、このボール部を抱持するボールシート
と、該ボールシートを嵌装固定するソケットと、該ソケ
ットとボールスタッド軸部との間をシールするダストカ
バーとからなるボールジョイントにおいては、ダストカ
バーは内部にグリースを充填した状態で組み付けられ、
組付け状態においてダストカバー内に封入されたグリー
スがボールスタッドのボール部表面とそれを抱持するボ
ールシートの内腔面との摺動部を長期にわたり潤滑し続
けるようになっている。従って、ボールジョイントの自
動組立工程にて、ダストカバー内に所定量のグリースを
注入する工程の次に、該ダストカバー内に実際に所定量
のグリースが間違いなく入っているかどうかをグリース
有無検知装置で検知する工程が必要であり、そのグリー
スの有無検知装置がNGの信号を発すると、その信号に
て自動組立設備が停止し、チェックが行なわれるように
なっている。
【0003】従来は、上記グリースの有無検知装置とし
て、グリースに直接接触してグリースの有無を検知する
接触式センサを用いるか、又はグリースの表面の1点に
光線を当てその反射光を受光することでグリースの有無
を検知する1点反射式光電センサを用いているのが一般
的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2に示すように、ゴ
ム等の弾性材にて一体形成されたダストカバーaの中に
注入されたグリースbは、全体的にかなり軟らかく、又
その表面は不規則な凹凸面をなしているので、上記従来
の接触式センサではグリースb表面の凹凸のばらつきに
よって所定の検知位置でグリースを検知できない場合が
あり、1点反射式光電センサではグリース表面の凹凸の
ばらつきで光線の反射角度が大きく変化するので反射光
が受光されない場合があり、接触式センサと1点反射式
光電センサとは双方共に誤検知が発生し易く、誤検知に
よる設備停止率がかなり高く作業能率が低くなる、とい
う課題を有している。
【0005】上記に対し、ビデオカメラによる画像処理
でワーク内グリースの有無を検知する方式を採用すれ
ば、誤検知は非常に少なくなり、誤検知による設備停止
率は上記接触式センサ,1点反射式光電センサの場合に
比し著しく低下するが、そのかわりに価格が非常に高価
である、という課題を有している。
【0006】本発明は上記のような従来の課題を解決す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対の投光器
と受光器とからなる光電センサを用い、ワーク受け台に
セットされたワーク(例えばボールジョイントのダスト
カバー)内のグリース表面に向けて投光器が光線を入射
しその入射光がグリース表面で反射した反射光を受光器
が受光して信号を発しこの信号からワーク内のグリース
有無を判断する光電式グリース検知装置において、上記
光電センサを固定部材に保持する光電センサ保持部材の
光電センサ設置部分を回転可能に構成し、回転機構が該
光電センサ設置部分を回動させることにより、入射光が
上記グリースの表面上を移動するよう構成すると共に、
反射光の受光により受光器が発した信号を制御部がデジ
タル信号に変換し、該制御部が該デジタル信号のピーク
値にてグリースの有無を判断するようにしたことを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】上記のように、一対の投光器と受光器とからな
る光電センサを用い、該光電センサ設置部分を回動させ
るだけの極めて簡単な構造にて、グリース表面の不規則
な凹凸面を多点測定することができ、グリース表面の凹
凸のばらつきにて受光器が受光する反射光にも大きなば
らつきが生じるが、該受光器が発する信号を制御部がデ
ジタル信号に変換しそのデジタル信号のピーク値でグリ
ースの有無を判断するようにしたことにより、誤検知の
虞れが極めて少なくなり、ビデオカメラによる画像処理
方式のものの半額又はそれ以下の低価格にて、非常に高
い信頼性をもったグリースの有無検知装置を得ることが
できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1を参照して説明
する。
【0010】図1において、1はワーク受け台であり、
該ワーク受け台1に内部にグリースbを注入したワーク
(例えばダストカバーa)がセットされる。2は光電セ
ンサ保持部材であり、該光電センサ保持部材2は光電セ
ンサ設置部3と該光電センサ設置部3を固定部材5に保
持する保持部4とからなり、該光電センサ設置部3は保
持部4に回動可能に支持され、該光電センサ設置部3が
上記ワーク受け台1にセットされたワークの中のグリー
スbの表面に対向し該ワークの中心線にほぼ一致する線
を中心として回動するよう保持部4を介して固定部材5
に保持される。6は回転機構であり、本実施例では回転
機構6として、一端6aを固定部材5に固定したブラケ
ット5aに軸着し他端6bを光電センサ設置部3の外周
部に軸着した空圧シリンダ装置を用い、この空圧シリン
ダ装置の伸縮によって光電センサ設置部3を回動させる
ようにした例を示しているが、回転機構6としては空圧
シリンダ装置に限らず、油圧シリンダ装置,油圧モー
タ,電動モータ,電磁ソレノイド装置等従来より公知の
任意の回転機構を用いることができる。
【0011】光電センサ9は、投光器7と受光器8とか
らなり、該投光器7はワーク内のグリースbの表面に向
けて入射光を発し、その光線がグリース表面で反射した
反射光を受光器8が受光してそれに応じた出力を電気信
号として発し、この電気信号は図示しない制御部に入力
される。該制御部はこの入力をデジタル信号に変換する
と共に該デジタル信号のピーク値からワーク内のグリー
スの有無を判断するようになっている。
【0012】上記投光器7と受光器8とは、該投光器7
が発する入射光がワーク内の周辺部分に入っているグリ
ースbの表面に所定の角度をもって入射すると共に、こ
の入射光と受光器8が受光する反射光との角度が10°
〜170°(好ましくはほぼ10°〜60°位)の範囲
の任意の値になるよう光電センサ設置部3に取付固定さ
れる。
【0013】尚、図において、1aはワーク受け台1に
上下摺動可能に組込まれている円筒部材であり、該円筒
部材1aに小径開口部a′を嵌挿した状態でダストカバ
ーaをワーク受け台1にセットすることにより小径開口
部a′が円筒部材1aにて塞がれ、大径開口部a″側か
らダストカバーa内に注入したグリースbが小径開口部
a′から流出することがないようにすると共に、該ダス
トカバーaにボールスタッドを組付ける場合、ボールス
タッドの先端部を該円筒部材1aに挿込み該円筒部材1
aを下方に押圧摺動させていくことにより、該ボールス
タッドが該円筒部材1aに案内されて小径開口部a′に
嵌挿組付けられるものである。
【0014】上記の構成において、ワーク受け台1にワ
ークがセットされ、光電センサ9が作動して投光器7か
ら光線がワーク内の周辺部分に入っているグリースbの
表面に向けて発せられると、回転機構6が伸縮作動して
光電センサ設置部3を回動させる。すると、光電センサ
設置部3の回動に伴い投光器7から発せられた入射光が
グリースbの表面上を移動する。グリースbの表面は前
述したように不規則な凹凸面をなしているから、上記入
射光の移動に伴ってその反射光の方向は大きく変化し、
受光器8から制御部へ入力される信号も大きく変化す
る。この信号は制御部でデジタル信号に変換され、該制
御部は該デジタル信号のピーク値にてワーク内のグリー
スの有無を判断し、グリースなしと判断したときは停止
信号を発して設備を停止する。
【0015】上記のように、光電センサ設置部3を回動
させるという構成を採用したことによって、一対の投光
器と受光器とからなる光電センサ9にてグリースの不規
則な凹凸面を多点測定することになり、該多点の測定情
報をデジタル信号に変換してそのピーク値でグリースの
有無を判定するものであるから、ワーク内にグリースが
実際に入っていれば、その表面の凹凸のばらつきが大き
くても、誤検知発生の虞れは極めて少なくなり、グリー
ス有無検出の信頼性の著しい向上をはかることができ
る。従来の接触式センサ又は1点反射式光電センサを用
いた場合では、誤検知による設備停止率は通常1/20
0程度であったが、上記本発明の装置を用いると、誤検
知による設備停止率は1/30000程度となり、ビデ
オカメラによる画像処理方式の場合とほぼ同等の高い信
頼性を得ることができる。尚、価格の面では、本発明の
装置はビデオカメラによる画像処理方式のもののほぼ1
/2若しくはそれ以下で、非常に安価である。
【0016】上記光電センサ設置部3の回動角度は、3
60°以内の範囲で任意に選定できるが、通常は70°
〜100°程度の回動角度で、充分目的を達成できる。
【0017】図示実施例では、ボールジョイントの組立
工程にてダストカバー内にグリースが入っているかどう
かを検知する場合につき説明したが、本発明はボールジ
ョイントのダストカバーに限らず任意のワーク内のグリ
ースの有無検知装置として適用できる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来のビ
デオカメラによる画像処理方式のものの半額又はそれ以
下の低価格にて、該ビデオカメラによる画像処理方式と
同等の高い信頼性をもったワーク内グリース有無検知装
置を得ることができるもので、これを例えばボールジョ
イント自動組立工程のダストカバー内グリースの有無検
知装置に適用した場合は、設備費の低減による製品のコ
ストダウンをはかることができると共に、グリース有無
の誤検知による設備停止率の著しい低減による組立作業
能率の向上をはかることができ、極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】内部にグリースが注入されているボールジョイ
ントのダストカバーの一例を示すもので、(A)は縦断
側面図、(B)は平面図である。
【符号の説明】
1 ワーク受け台 2 光電センサ保持部材 3 光電センサ設置部 4 保持部 5 固定部材 6 回転機構 7 投光器 8 受光器 9 光電センサ a ダストカバー b グリース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にグリースが入っているワークをセ
    ットするワーク受け台と、入射光と反射光との角度が1
    0°〜170°の範囲内の任意の角度に設定された一対
    の投光器と受光器とからなる光電センサと、該光電セン
    サを設置した部分が回転するよう構成されその回転にて
    入射光がワーク内のグリース表面上を移動するようにな
    っている光電センサ保持部材と、該光電センサ保持部材
    の光電センサを設置した部分を回動させる手段と、光電
    センサの受光器からの入力をデジタル信号に変換し該デ
    ジタル信号のピーク値からワーク内グリースの有無を判
    断する制御部とからなることを特徴とするグリースの有
    無検知装置。
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