JPH08179400A - ファインダ光学系及びその反転光学系 - Google Patents

ファインダ光学系及びその反転光学系

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JPH08179400A
JPH08179400A JP32550194A JP32550194A JPH08179400A JP H08179400 A JPH08179400 A JP H08179400A JP 32550194 A JP32550194 A JP 32550194A JP 32550194 A JP32550194 A JP 32550194A JP H08179400 A JPH08179400 A JP H08179400A
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prism
optical system
reflecting surface
light beam
roof
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JP32550194A
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Kyoko Yamaguchi
恭子 山口
Hiroshi Mukai
弘 向井
Katsuto Tanaka
克人 田中
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトでファインダ倍率の高いファイン
ダ光学系を提供する。 【構成】 ダハプリズム3を用いた実像式ファインダ光
学系を、物体側から順に、正の屈折力をもつ対物レンズ
1、ダハプリズム3、コンデンサレンズ5、第1プリズ
ム8、第2プリズム9、接眼レンズ15で構成する。こ
のように構成することで、従来ペンタプリズムを用いて
構成していた反転光学系が、第1プリズム8、第2プリ
ズム9の2つのプリズムになり、また対物レンズ系の像
面7から接眼レンズ系の距離を短縮できるので、コンパ
クトでファインダ倍率の高いファインダ光学系が実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファインダ光学系及びそ
の反転光学系、さらに詳しくはレンズシャッターカメ
ラ、スチルビデオカメラ等に用いられる小型のファイン
ダ光学系及びその反転光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファインダ光学系としては、実像
式ファインダ、虚像式ファインダの2つのタイプがあ
る。実像式ファインダには虚像式ファインダに比べて、
視野枠がはっきり見えるとともに、虚像式ファインダで
は光束を分割するために必要な半透鏡が、実像式ファイ
ンダにはないので、明るい視界が得られるという利点が
ある。
【0003】このような、実像式ファインダは概略、物
体側から、対物レンズ系、反転光学系、及び接眼レンズ
系からなり、対物レンズ系により結ばれる実像を反転光
学系により上下左右に反転させることにより、正立像を
得る。反転光学系としては、反射光学系によるもの及び
リレー系を用いて再結像するものがある。しかし、リレ
ー系を用いると光路長が長くなるため、コンパクトさに
欠ける。したがって、反射光学系による反転光学系が採
用されることが多い。
【0004】反射光学系による反転光学系としては、ポ
ロプリズムを用いるタイプや、ペンタダハプリズムを用
いるタイプがある。
【0005】図20は、ポロプリズム116を反転光学
系として用いたファインダ光学系の従来例を示す斜視図
である。ファインダ光学系は、物体側から順に全体とし
て正の屈折力を有する対物レンズ系111、ポロプリズ
ム116、正の屈折力を有する接眼レンズ117、瞳面
118で構成されている。ポロプリズム116は、第1
反射面112、第2反射面113、第3反射面114、
第4反射面115を有している。ここで座標系を、光束
が対物レンズに入射する方向をX方向、Xと垂直な平面
内で物体側から見て上方向をY方向、Yを時計周りに9
0°回転した方向をX方向と定義する。
【0006】対物レンズ111からポロプリズム116
にX正方向に入射した光束は、第1反射面112により
Y負方向に反射され、第2反射面113によりZ負方向
に反射され、第3反射面114によりY正方向に反射さ
れ、第4反射面115により入射方向と同じX正方向に
反射され、接眼レンズ117を透過し、瞳面118に到
達する。
【0007】したがって、ポロプリズムを用いたファイ
ンダ光学系は、YZ両方向に大きなスペースを必要とす
るため、ファインダのレイアウト上の制約があり、カメ
ラサイズへの影響が大きい。
【0008】図21は、ペンタダハプリズムを反転光学
系として用いたファインダ光学系の従来例を示し、図2
1(a)は斜視図、図21(b)は上面図である。ファ
インダ光学系は、物体側から順に全体として正の屈折力
を有する対物レンズ系121、ダハ反射面122を有す
るダハプリズム123、第1反射面124、第2反射面
125を有するペンタプリズム126、接眼レンズ12
7、瞳面128、で構成されている。また、ポロプリズ
ムを用いた従来例で説明した場合と同一の座標系を定義
する。
【0009】対物レンズ121からダハプリズム123
にX正方向に入射した光束は、ダハ反射面122でX正
方向に反転反射され、像面129で一旦結像した後、第
1反射面124でXZ平面内でX正方向を反時計周りに
135°回転した方向に反射され、さらに第2反射面1
25でX正方向に反射され、接眼レンズ127を透過し
て瞳面128に到達する。したがって、光束はすべてX
Z平面内を進行する。
【0010】このような、ペンタダハプリズムを用いた
ファインダ光学系では、各反射面による反射方向が同一
面上にあるため、YZいずれかの方向にコンパクトにす
ることができる。したがって、小型化が要望されている
ようなカメラに好適である。
【0011】ところで、最近のカメラでは、高級感、高
品位を達成するために、コンパクトなボディであって
も、高い倍率をもつファインダが望まれている。ここ
で、実像式のファインダ倍率は、近似的に以下の式(A)
で表わされる。 Γ≒fo/fe・・・(A) ここで、 Γ:実像式ファインダ倍率、 fo:対物レンズ系の焦点距離、 fe:接眼レンズ系の焦点距離、 である。
【0012】(A)式より、高倍率なファインダ光学系を
実現するには、対物レンズ系の焦点距離を長くするか、
あるいは接眼レンズ系の焦点距離を短くする必要があ
る。
【0013】しかし、対物レンズ系の焦点距離を長くす
ると、対物レンズ系の全長が長くなり、ファインダ光学
系が大きくなる。したがって、コンパクトで高倍率のフ
ァインダを達成するには、接眼レンズ系の焦点距離を短
くしなければならない。接眼レンズ系の焦点距離は以下
の式(B)で記述される。 fe≒(1000×S)/(S×λ−1000)・・・(B) ここで S:接眼レンズ系主点と対物像面の距離、 λ:視度、 fe:接眼レンズ系の焦点距離、である したがって、接眼レンズ系の焦点距離を短くするために
は、上記の式(B)から分かるように、接眼レンズ系主点
位置と対物レンズ系の像面の距離を短くすればよい。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ペンタダハプリズムタイプは、2つの平面反射部をダハ
反射面と接眼レンズの間に配置し、光束を270°折り
曲げているため、接眼レンズ系と、対物レンズ系の像面
間の距離を短くできず、倍率の高いファインダ光学系を
実現できなかった。
【0015】本発明は、上記課題を解決し、コンパクト
でファインダ倍率の高いファインダ光学系及びその反転
光学系を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するために、請求項1記載の発明に係るファインダ光学
系の反転光学系は、物体側から順に、物体側からの光束
を像面側へ反射させるダハ反射面と、前記ダハ反射面か
らの光束を一旦物体側に反射させる第1反射面と、該第
1反射面とは鋭角をなして配置され、第1反射面からの
光束を瞳面側に反射させる第2反射面と、を有する第1
プリズムと、前記第1プリズムの第1反射面とは略平行
に配置され、前記第1プリズムの第2反射面で反射し第
1反射面を射出した光束を透過させる第1透過面と、該
第1透過面とは鋭角をなして配置され、前記ダハ反射面
に入射する光束と平行な光束を透過させる第2透過面
と、を有する第2プリズムと、を備えたことを特徴とす
る。
【0017】また、請求項2記載の発明に係るファイン
ダ光学系の反転光学系は、請求項1記載のファインダ光
学系の反転光学系において、前記ダハ反射面に入射する
光束と反射する光束のなす角θと、前記第2プリズムの
第1透過面と第2透過面のなす角χが以下の式を満足す
ること、を特徴とする。 125≦θ+χ≦180−arc sin(NA/N
1) χ<arc sin(NA/N) また、請求項3記載の発明に係るファインダ光学系の反
転光学系は、請求項1記載のファインダ光学系の反転光
学系において、前記ダハ反射面が、ダハプリズムの反射
面であること、を特徴とする。
【0018】また、請求項4記載の発明に係るファイン
ダ光学系の反転光学系は、請求項1記載のファインダ光
学系の反転光学系において、前記第1プリズムの第1反
射面と第2プリズムの第1透過面の間隔dが以下の関係
を満足すること、を特徴とする。 0<d≦0.05 ただし、単位はmmである。
【0019】また、請求項5記載の発明に係るファイン
ダ光学系の反転光学系は、請求項4記載のファインダ光
学系の反転光学系において、前記第1プリズムの第1反
射面と第2プリズムの第1透過面のいずれか一方の周縁
部の有効光束が透過しない位置に、部材を厚さdにコー
ティングしたこと、を特徴とする。
【0020】また、請求項6記載の発明に係るファイン
ダ光学系の反転光学系は、請求項4記載のファインダ光
学系の反転光学系において、前記第1プリズムの第1反
射面と第2プリズムの第1透過面の間の有効光束が透過
しない周縁部に、厚さdのスペーサ部材を備えたこと、
を特徴とする。
【0021】また、請求項7記載の発明に係るファイン
ダ光学系の反転光学系は、請求項4記載のファインダ光
学系の反転光学系において、前記第1プリズムの第1反
射面と第2プリズムの第1透過面のいずれか一方の周縁
部の有効光束が透過しない位置に、厚さdの突起を設け
たこと、を特徴とする。
【0022】また、請求項8記載の発明に係るファイン
ダ光学系の反転光学系は、請求項1記載のファインダ光
学系の反転光学系において、前記第1プリズムの第1反
射面または前記第2プリズムの第1透過面の少なくとも
一面に、最上層がニ酸化ケイ素、最下層が誘電体材料か
らなる少なくとも2層以上の光学膜を付加したこと、を
特徴とする。
【0023】また、請求項9記載の発明に係るファイン
ダ光学系の反転光学系は、請求項1記載のファインダ光
学系の反転光学系において、前記第1プリズムの第2反
射面上で第1プリズムに光束が入射する面から最も離れ
た有効光束が反射しない位置に切欠きを設けたこと、を
特徴とする。
【0024】また、請求項10記載の発明に係るファイ
ンダ光学系の反転光学系は、請求項1記載のファインダ
光学系の反転光学系において、前記第1プリズムの第2
反射面上で第1プリズムに光束が入射する面から最も離
れた有効光束が反射しない位置に突起を設け、前記突起
の端面に遮光性部材を塗布したこと、を特徴とする。
【0025】また、請求項11記載の発明に係るファイ
ンダ光学系の反転光学系は、前記第1プリズムの第2反
射面が、ファインダの像の色を補正する光学膜を有する
こと、を特徴とする。
【0026】また、請求項12記載の発明に係るファイ
ンダ光学系の反転光学系は、請求項1記載のファインダ
光学系の反転光学系において、前記第1、第2プリズム
の屈折率がともに1.6以下であること、を特徴とす
る。
【0027】また、請求項13記載の発明に係るファイ
ンダ光学系は、物体側から順に、全体として正の屈折力
を有する対物レンズ系と、該対物レンズ系からの第1光
束を反射させるダハプリズムと、前記ダハプリズムから
の光束を一旦物体側に反射させる第1反射面と、該第1
反射面とは鋭角をなして配置され、第1反射面からの光
束を瞳面側に反射させる第2反射面と、を側面とする略
三角柱形状の第1プリズムと、前記第1プリズムの第1
反射面とは略平行に配置され、前記第1プリズムの第2
反射面で反射した後、第1反射面を透過した光束を透過
させる第1透過面と、該第1透過面とは鋭角をなして配
置され、前記ダハプリズムに入射する光束と平行な光束
を透過させる第2透過面と、を側面とする略三角柱形状
の第2プリズムと、全体として正の屈折力を有する接眼
レンズ系と、を備えたことを特徴とする。
【0028】また、請求項14記載の発明に係るファイ
ンダ光学系は、請求項13記載のファインダ光学系にお
いて、前記第2プリズムの第2透過面が、正の屈折力を
有すること、を特徴とする。
【0029】また、請求項15記載の発明に係るファイ
ンダ光学系は、請求項13記載のファインダ光学系にお
いて、前記第1プリズムの光束が入射する面が、正の屈
折力を有すること、を特徴とする。
【0030】また、請求項16記載の発明に係るファイ
ンダ光学系は、請求項13記載のファインダ光学系にお
いて、前記ダハプリズムの射出面が、正の屈折力を有す
ること、を特徴とする。
【0031】また、請求項17記載の発明に係るファイ
ンダ光学系は、請求項13記載のファインダ光学系にお
いて、前記ダハプリズムと前記第1プリズムの間に設け
られ、物体側から順に、正の屈折力を有する第1面と、
平面である第2面を有するコンデンサレンズと、前記コ
ンデンサレンズのコバ面に対向して設けられた発光素子
と、前記コンデンサレンズのコバ面上で、前記発光素子
と対向した位置に形成された入射面と、前記コンデンサ
レンズ第1面の第1光束が透過しない周縁部で、前記入
射面と対向した位置に設けられ、前記発光素子から前記
入射面を介して入射した第2光束を前記ダハ反射面で反
射した第1光束と略平行に反射させる反射面と、前記コ
ンデンサレンズ第2面の第1光束の透過しない周縁部
で、前記反射面に対向して設けられた正の屈折力を有す
るレンズ部と、を備えたことを特徴とする。
【0032】また、請求項18記載の発明に係るファイ
ンダ光学系は、請求項13記載のファインダ光学系にお
いて、前記ダハプリズムと前記第1プリズムの間に設け
られ、物体側から順に、正の屈折力を有する第1面と、
平面である第2面を有するコンデンサレンズと、前記コ
ンデンサレンズと前記第1プリズムの間で、コンデンサ
レンズ第2面から射出した第1光束が透過しない周縁部
にあって、第1光束に向けて第2光束を射出する発光素
子と、前記コンデンサレンズと前記第1プリズムの間
で、コンデンサレンズ第2面から射出した第1光束が透
過しない周縁部に設けられ、第2光束をコンデンサレン
ズ第2面から射出した第1光束と略平行に反射させる反
射面と、を備えたことを特徴とする。
【0033】また、請求項19記載の発明に係るファイ
ンダ光学系は、請求項13記載のファインダ光学系にお
いて、前記第1プリズムの第2反射面の近傍にあって、
第2光束を射出する発光素子と、該発光素子からの第1
光束を反射し、前記第1プリズムの第2反射面で反射さ
れる第1光束と略平行に、前記第1プリズムの第1光束
が透過しない周縁部に入射させる反射面と、を有するこ
とを特徴とする。
【0034】また、請求項20記載の発明に係るファイ
ンダ光学系は、物体側から順に、全体として正の屈折力
を有する対物レンズ系と、該対物レンズ系からの光束を
反射させるダハ反射面と、前記ダハ反射面からの光束を
一旦物体側に反射させる第1反射面と、該第1反射面と
は鋭角をなして配置され、第1反射面からの光束を瞳面
側に反射させるとともに光束の一部を透過させる第2反
射面と、を側面とする略三角柱形状の第1プリズムと、
前記第1プリズムの第1反射面とは略平行に配置され、
前記第1プリズムの第2反射面で反射し第1反射面を透
過した光束を透過させる第1透過面と、該第1透過面と
は鋭角をなして配置され、前記ダハ反射面に入射する光
束と平行な光束を透過させる第2透過面と、を側面とす
る略三角柱形状の第2プリズムと、全体として正の屈折
力を有する接眼レンズ系と、を備えるとともに、前記第
2反射面から射出した光束の光軸上で第2反射面に近い
方から順に、正の屈折力を有する集光レンズと、測光素
子と、を備えたことを特徴とする。
【0035】また、請求項21記載の発明に係るファイ
ンダ光学系は、請求項20記載のファインダ光学系にお
いて、前記第1プリズムの第2反射面に対向して設けら
れ、前記集光レンズの近傍にあって、前記第1プリズム
の第2反射面で反射される第1光束と略平行に、前記第
1プリズムの第1光束が透過しない周縁部に入射する第
2光束を射出する発光素子を有することを特徴とする。
【0036】また、請求項22記載の発明に係るファイ
ンダ光学系は、物体側から順に、物体側からの光束を反
射させるダハ反射面と、該ダハ反射面からの光束を物体
側へ全反射させる第1面と、該第1面からの光束を瞳面
側へ反射させる第2面と、を備えたファインダ光学系の
反転光学系であって、前記第2面で反射した光束が、前
記第1面を透過すること、を特徴とする。
【0037】
【作用】上記のように構成された、請求項1記載のファ
インダ光学系の反転光学系は、ダハ反射面に入射した光
束が、ダハ反射面で一方向に反転反射され、第1プリズ
ムに入射し、第1反射面で反射され、さらに第2反射面
で反射され、第2プリズムの第1透過面と第2透過面を
順に透過して射出されるので、ダハ反射面と第1プリズ
ムの間で、光束が一旦結像する実像式ファインダ光学系
に用いた場合、第2プリズムから出射する光束は、ダハ
反射面に入射する光束と同一の方向を持つ正立像とな
る。
【0038】また、請求項2記載のファインダ光学系の
反転光学系は、ダハ反射面で反射される光束のなす角θ
と、第2プリズムの第1透過面と第2透過面のなす角χ
の関係を規定したことにより、ダハ反射面での光束の偏
向される角θが90°近傍の値となるので、光束の第1
反射面への入射角αを45°近傍の値とし、かつ光束が
第1プリズムの第1反射面に最初に入射する場合には全
反射し、光束が第2プリズムの第1透過面に入射する場
合は全反射しない条件のときは、3つのプリズムそれぞ
れがコンパクトに配置できる。
【0039】また、請求項3記載のファインダ光学系の
反転光学系は、ダハ反射面をダハプリズムの反射面とす
ることにより、ダハ反射面がコンパクトになる。
【0040】また、請求項4記載のファインダ光学系の
反転光学系は、第1プリズムの第2反射面と、第2プリ
ズムの第1透過面の間隔dの範囲について規定したこと
により、通常光束とゴーストのズレを小さくし、光束が
前記第2反射面を出射してから瞳面までの光路長の違い
を小さくできる。
【0041】また、請求項5乃至請求項7記載のファイ
ンダ光学系の反転光学系は、第1プリズムの第1反射面
と第2プリズムの第1透過面の有効光束が透過しない周
縁部に、請求項5記載のファインダ光学系の反転光学系
では、部材をコーティングすることにより、請求項6記
載のファインダ光学系の反転光学系では、スペーサ部材
を介して保持することにより、請求項7記載のファイン
ダ光学系の反転光学系では、前記周縁部のいずれか一方
に突起を設けることにより、それぞれ第1プリズムの第
1反射面と、第2プリズムの第1透過面の間隔を、望ま
しいdの範囲に保持することが容易である。
【0042】また、請求項8記載のファインダ光学系の
反転光学系は、第1プリズムの第1反射面と第2プリズ
ムの第1透過面の少なくとも1面に、最上層が二酸化ケ
イ素、最下層が誘電体材料からなる少なくとも2層以上
の光学膜を付加したことにより、前記2つの面で光束の
反射率が低減される。
【0043】また、請求項9及び請求項10記載のファ
インダ光学系の反転光学系は、第1プリズムの第2反射
面上で光束が入射する面から最も離れた位置にキリカケ
及びスミ塗された突起を設けたことにより、第1プリズ
ム内部の反射で発生するゴースト光が、前記キリカケ及
びスミ塗された突起に到達したとき、ゴースト光が有効
光路内に反射できないので、ゴースト光を接眼レンズ系
方向に侵入させない。
【0044】また、請求項11記載のファインダ光学系
の反転光学系は、第1プリズムの第2反射面で光束が反
射する場合、付加された光学膜によって、像の色調が補
正できる。
【0045】また、請求項12記載のファインダ光学系
の反転光学系は、第1、第2プリズムの屈折率がともに
1.6以下であることにより、それぞれのプリズムの各
面で屈折する場合の光束の反射率を低減できる。
【0046】また、請求項13記載のファインダ光学系
は、対物レンズ系から出射した光束が、ダハ反射面に入
射し、ダハ反射面で一方向に反転反射され、ダハ反射面
と第1プリズムの間で、光束が一旦結像し、その後第1
プリズムに入射し、第1反射面で反射され、さらに第2
反射面で反射され、第2プリズムの第1透過面と第2透
過面を順に透過し、接眼レンズ系を透過して瞳面に至る
作用を有する。したがって、接眼レンズ系から出射する
光束は、対物レンズに入射する光束と同一の方向を持つ
正立像となる。
【0047】また、請求項14記載のファインダ光学系
は、第2プリズムの第2透過面が正の屈折力を有する球
面もしくは非球面であるので、第3透過面に接眼レンズ
系の機能を付加できる。
【0048】また、請求項15及び請求項16記載のフ
ァインダ光学系は、第1プリズムの第1透過面もしくは
ダハプリズムの射出面が正の屈折力を有する球面もしく
は非球面であるので、第1プリズムの入射面及びダハプ
リズムの射出面にコンデンサレンズの機能を付加でき
る。
【0049】また、請求項17記載のファインダ光学系
は、発光素子から出射した光束が、コンデンサレンズの
コバ面に設けられた入射部からレンズ内部に入射し、反
射面で反射し、さらに第1プリズムに入射し、第1反射
面で反射され、さらに第2反射面で反射され、第2プリ
ズムの第1透過面と第2透過面を順に透過し、接眼レン
ズ系を透過して瞳面に至る。
【0050】また、請求項18記載のファインダ光学系
は、発光素子から出射した光束が、反射面で偏向され、
第1プリズムに入射し、第1反射面で反射され、さらに
第2反射面で反射され、第2プリズムの第1透過面と第
2透過面を順に透過し、接眼レンズ系を透過して瞳面に
至る。
【0051】また、請求項19記載のファインダ光学系
は、発光素子から射出した光束は、反射面で偏向され、
第2反射面から第1プリズム内部へ入射し、第2プリズ
ムの第1透過面と第2透過面を順に透過し、接眼レンズ
系を透過して瞳面に至る。
【0052】また、請求項20記載のファインダ光学系
は、光束が第1プリズムの第1反射面で反射した後、第
2反射面が半透性を有しているために、光束の一部が第
2反射面で反射されずに透過し、正の屈折力を有する集
光レンズで測光素子上に集光される。
【0053】また、請求項21記載のファインダ光学系
は、発光素子から射出した光束は、第2反射面が半透性
を有しているために、第2反射面から第1プリズム内部
へ入射し、第2プリズムの第1透過面と第2透過面を順
に透過し、接眼レンズ系を透過して瞳面に至る。
【0054】また、請求項22記載のファインダ光学系
の反転光学系は、ダハ反射面に入射した光束が、ダハ反
射面で一方向に反転反射され、その後、第1面、第2面
を順に反射されるので、ダハ反射面と第1面の間で一旦
結像するファインダ光学系に用いた場合、第2反射面か
ら射出した光束は、ダハ反射面に入射する光束と同一の
方向をもつ正立像となる。
【0055】
【実施例】以下に、本発明のファインダ光学系及びその
第1実施例について説明する。
【0056】図1は、本発明のファインダ光学系の第1
実施例を示す上面図である。ここで座標系を、光束が対
物レンズに入射する方向をX方向、Xと垂直な平面内で
物体側から見て上方向をY方向、Yを時計周りに90°
回転した方向をZ方向と定義する。
【0057】図1において、物体側から順に、全体とし
て正のパワーを有する対物レンズ1、絞り2、ダハプリ
ズム3、コンデンサレンズ5、第1プリズム8、第2プ
リズム9、全体として正のパワーを有する接眼レンズ1
5、瞳面18が配置されている。ダハプリズム3内のダ
ハ反射面4の対称線はXZ平面とは略平行に配置され、
ダハ反射面4は、X正方向で入射した光束が、XZ平面
内で入射光束と角θをなす方向に、反射されるように配
置されている。また、コンデンサレンズ5は、物体側か
ら順に正の屈折力をする第1面17と平面である第2面
18を有し、ダハ反射面4からの光束の光軸と垂直に配
置されている。コンデンサレンズ5には視野枠6が設け
られ、第2面18の近傍には対物レンズ系の像面7があ
る。第1プリズム8は、コンデンサレンズ5の第2面1
8と略平行に配置された入射面10、入射面10とは鋭
角をなし入射面10に略垂直に入射する光束と入射角α
をなして配置されている第1反射面11、第1反射面1
1とは鋭角をなし第1反射面11で反射された光束をX
正方向に反射させるように配置されている第2反射面1
2を有し、第1反射面11と第2反射面12を側面とす
る略三角柱形状である。第2プリズム9は、第1反射面
11とは略平行に配置された第1透過面13、第1透過
面13とは鋭角である角χをなしYZ平面と平行である
第2透過面14を有し、第1透過面13と第2透過面1
4を側面とする略三角柱形状である。また本発明で規定
する定数の実施例1における値を、表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】ここで、 θ:ダハ反射面に入射する光束と反射する光束のなす
角、 α:第1プリズムの第1反射面への光束の入射角、 χ:第2プリズムの第1透過面と第2透過面のなす角、 N1:第1プリズムの屈折率、 N2:第2プリズムの屈折率、 NA:空気の屈折率、 a:arc sin(NA/N)、 d:第1プリズム8の第1反射面11と第2プリズム9
の第1透過面13の間隔、 である。
【0060】図1において、被写体より入射した光束
は、全体として正のパワーを有する対物レンズ1を透過
し、ダハプリズム3内のダハ反射面4に入射する。光束
は、ダハプリズム3で反射し、コンデンサレンズ5の第
2面18近傍の像面7上で一度結像される。続いて光束
は第1プリズム8の入射面10に入射し、第1反射面1
1、第2反射面12で反射する。第1プリズム8の第2
反射面12で反射された光束は、第1プリズム8の第1
反射面11を透過して、第2プリズム9の第1透過面1
3に入射し、第2透過面14から接眼レンズ15を透過
して瞳面16に至る。接眼レンズ15は全体として正の
パワーを有し、対物レンズ1による像を拡大する。
【0061】本実施例は、従来の図21に示したペンタ
ダハプリズムタイプと比較して、対物レンズ系の像面7
と接眼レンズの距離を小さくすることができる。以下、
この点に関して詳細に説明する。
【0062】図2(a)は、図21に示したペンタダハ
プリズムタイプで光束が反射する様子を示したペンタプ
リズム126の拡大図である。ペンタプリズム126
は、入射面51、第1反射面124、第2反射面12
5、出射面52を有している。ペンタプリズム126内
部で、幅aの光束は入射面51より入射し、第1反射面
124、第2反射面125の順に反射し、出射面52よ
り出射する。図2(a)の場合、第1反射面124及び
第2反射面125に光束が入射する角αは略22.5°
となる。
【0063】一方、図2(b)は、図1に示した第1実
施例で光束が反射する様子を示した第1プリズム8と第
2プリズム9の拡大図である。第1プリズム8と第2プ
リズム9を用いたプリズム構成において、幅aの光束は
図1で説明した順に反射する。上記の場合、第1反射面
11に光束が入射する角αは略47.5°となる。
【0064】図3(a)〜(c)は、一定幅の光束を種
々の角度で平面反射部130に入射させたときの光路
(実線)を示している。図中、点線で示されている光束
の範囲は、平面反射部130に入射した平行光束が反射
後、対応する平行光束のまま取りだしうる範囲を示して
おり、太線は上記範囲内の光軸を示している。すなわち
太線の長さは、平面反射部として最低限必要な光路長
(必要光路長)に相当する。図示のごとく、平面反射部
130と光束の入射角αが大きすぎても(図3
(c))、また小さすぎても(図3(a))必要光路長
は長くなり、角αが45°のとき(図3(b))、必要
光路長は最も短くなる。以上は平行光束の場合に限られ
ない。
【0065】このことから、第1反射面11と光束の入
射角αが45°に近い本実施例(図2(b))の第1反
射面11の必要光路長の方が、従来例の第1反射面12
4の必要光路長よりも短いことがわかる。したがって、
従来例における第1反射面124と第2反射面125の
距離よりも、本実施例における第1反射面11と第2反
射面12との距離の方が短くできる。
【0066】以上の説明により、図21に示した従来例
と図1に示した本発明の実施例のファインダ光学系を比
較すれば、対物レンズ系の像面までの光路長は従来例と
実施例でほぼ同様であるから、対物レンズ系の像面7と
接眼レンズ15の距離を短縮することができる実施例の
方が、コンパクトで高倍率のファインダ光学系となるこ
とがわかる。
【0067】次にダハ反射面と第1プリズム、第2プリ
ズムに関する望ましい条件について説明する。
【0068】ダハ反射面4で入射する光束と反射する光
束がなす角θと、第2プリズム9の第2透過面と第3透
過面がなす角χが、以下の条件を満足することが望まし
い。
【0069】 125≦θ+χ≦180−arc sin(NA/N1)・・・(1) χ<arc sin(NA/N)・・・(2) ここで、 N1:第1プリズムの屈折率、 N:第1プリズムの屈折率N1と第2プリズムN2の屈
折率のいずれか大きくない方の屈折率値、 NA:空気の屈折率、 である。
【0070】まず、(1)式の上限について説明する。
【0071】図2(b)に示すように、第1プリズム8
の入射面10から第1反射面11に最初に入射した光束
は、第1反射面11で全反射しなければならない。第1
反射面11に入射角αで入射する光束が全反射される条
件は、以下に示す式で表わされる。 α≧arc sin(NA/N1)・・・(c) また、幾何学的関係より、αをθとχで表わせば、 α=180−θ−χ・・・(d) となり、これを(c)式に代入すれば、 θ+χ≦180−arc sin(NA/N1) が得られる。
【0072】よって、(1)式におけるθ+χの上限は第
1プリズム8の第1反射面11で光束が全反射される条
件を示し、この範囲を超えた場合、光束は第1反射面1
1を透過してしまう。
【0073】次に、(1)式の下限について説明する。
【0074】図4(a)〜(c)は、一定幅の光束を種
々の角度でダハ反射部140に入射させたときの光路
(実線)を示している。図2の場合と同様に、太線は必
要光路長を示している。図示のごとく、同じ範囲の平行
光束に対しては、ダハ反射部140への光束の入射角β
が45°のとき(ダハ反射部での入射光束と出射光束の
なす角θが90°のとき)(図4(b))、必要光路長
は最も短くなる。
【0075】また、角βを45°より大きくする、言い
かえれば角θを90°より大きくすると、ダハ反射面で
の光路長が大きくなり、対物レンズ1の焦点距離を長く
しなければならない。対物レンズ1の焦点距離が長くな
ると、コンパクトなファインダ光学系が実現できない。
【0076】一方、角θを90°より小さくすると、ダ
ハ反射部140を小さくできる。図5は、図1において
角θを90°より小さくした場合のダハプリズム3と第
1プリズム8、第2プリズム9の拡大図である。図に示
すように、角θを90°より小さくすると、第1プリズ
ム8の第1反射面11と光束の入射角αが45°より小
さくなるため、第1プリズム8を、Y方向に大きくしな
ければならない。第1プリズム8が大きくなれば、同様
にコンパクトなファインダ光学系が実現できない。
【0077】第1プリズム8があまりZ方向に大きくな
らないようにするためには、角αが55°より大きくな
らないことが望ましい。したがって、 α≦55・・・(e) となる。これと式(d)の関係より、 125≦θ+χ が得られる。よって、(1)式の下限が求められる。
【0078】次に、(2)式の範囲について説明する。
【0079】図2(b)で示した本発明に係るプリズム
の構成において、光束が第1プリズム8の第1反射面1
1に入射する場合、第1反射面11で全反射してはなら
ない。光束は第1反射面11に角χで入射するから、光
束が全反射される条件は、以下に示す式で表わされる。 χ<arc sin(NA/N1)・・・(f) よって、(f)式の範囲は第1プリズム8の第1反射面1
1で光束が全反射されない条件を示し、この範囲を超え
た場合光束は第1反射面11で反射してしまう。 ま
た、光束が第2プリズム9の第1透過面13に入射する
場合、第1透過面13で全反射してはならない。第1透
過面13に入射角αで入射する光束が全反射される条件
は、以下に示す式で表わされる。 χ<arc sin(NA/N2)・・・(g) よって、(g)式の範囲は第2プリズム9の第1透過面1
3で光束が全反射されない条件を示し、この範囲を超え
た場合光束は第1透過面13で反射してしまう。 した
がって、(f)式と(g)式をともに満足するためには、以下
の式(2)を満たせばよい。 χ<arc sin(NA/N)・・・(2) 次に、略平行に配置された、第1プリズムの第1反射面
と、第2プリズムの第1透過面の望ましい間隔dについ
て説明する。
【0080】第1プリズムの第1反射面と、第2プリズ
ムの第1透過面の間隔dは以下の式(3)を満たすことが
望ましい。 0<d≦0.05・・・(3) ただし、単位はmmである。
【0081】図2(b)に示されたような、本発明のプ
リズム構成においては、第1プリズム8の第1反射面1
1で第1透過面10からの光束を全反射させなければな
らない。したがって、第1プリズム8の第1反射面11
と第2プリズム9の第2透過面13の間隔dを0にする
ことはできず、(3)式のdの下限が規定される。
【0082】(3)式の上限は以下のよう定められる。
【0083】図6は、第1プリズム8と第2プリズム9
の面間隔で起こる表面反射とゴースト光を示す模式図で
ある。図6において、通常の光束は第1プリズム8の第
1反射面11から出射する際、屈折し、さらに空気と第
2プリズム9の第2透過面13で屈折し、第2プリズム
9内を進行する。ところが、通常の光束が第2プリズム
9に入射する際に、光束の一部が第2プリズム9の第1
透過面13で表面反射し、図中点線で示したゴーストと
なり第2プリズム9内を進行する。ゴーストによって像
は2重になり、ファインダ光学系の性能を低下させる。
したがって、ゴーストと通常の光束を分離させないため
に、第1プリズム8の第1反射面11と第2プリズム9
の第1透過面13の間隔dは小さいほうがよい。
【0084】また、図1に示されたような、本発明のプ
リズム構成においては、第1反射面11を出射してから
瞳面16までの光路長が、光束の左右端で異なる。この
ため瞳面で左右に目を移動させた場合、ファインダ光学
系の収差が変動することになる。収差の変動は、ファイ
ンダ光学系の性能を低下させる。この収差の変動は、第
1プリズム8の第1反射面11と第2プリズム9の第1
透過面13の間隔dが小さいほうが小さくなる。
【0085】以上より、ゴーストの影響と許容できる収
差の変動を考慮すると間隔dは(3)式で規定した上限値
0.05mmより小さくなければならない。
【0086】図7は、第1プリズム8と第2プリズム9
を上記の間隔dに保持する場合の保持方法の一例を示す
図である。図7の例では、第1プリズム8の第1反射面
11と第2プリズム9の第1透過面13の有効光路が透
過しない、いずれか一方の周縁部である領域20に、適
当な材料を上記間隔dの範囲内となる厚さにコーティン
グしている。このようなコーティングは第1プリズム
8、第2プリズム9のどちらに行ってもよい。また領域
20に上記間隔dの範囲内となる厚さのスペーサ部材を
介して保持してもよい。また、コーティング及びスペー
サ部材を遮光性の物質で構成すれば、第1反射面や第2
反射面で発生する別のゴーストを遮光することができ
る。
【0087】図8は、第1プリズム8と第2プリズム9
を上記の間隔dに保持する場合の保持方法の別の一例を
示す図である。図8の例では、第2プリズム9の第1透
過面13の有効光路が透過しない周縁部に、高さが(3)
式の範囲である突起21を設けている。そして突起21
と第1プリズム8の第1反射面11とが圧接されてい
る。図8において、突起21は第2プリズム9と一体成
形されているが、第1プリズム8に設けても、第1プリ
ズム8と第2プリズム9の両方に設けてもよい。
【0088】また、前述したようなゴーストを防止する
ために、第1プリズム8の第1反射面11または第2プ
リズム9の第1透過面13の少なくとも1面に、最上層
が二酸化ケイ素、最下層が誘電体材料からなる少なくと
も2層以上の反射防止膜を付加すれば、表面反射を防止
することになり、有効である。
【0089】ゴーストは前述した原因で発生する他、さ
まざまな面の反射光で発生する。図9(a)〜(c)
は、第1プリズム8の第2反射面12で発生するゴース
トを防止するため、第1プリズム8に遮光部を設けた例
を示す図である。図9(a)は第2反射面12の有効光
束が反射しない入射面10から離れた位置に、V溝状の
切欠き22を設けている。また図9(b)及び図9
(c)は同じく第2反射面12の有効光束が反射しない
入射面10から離れた位置に、突起23及び突起23’
を設けている。突起23の第2反射面12と平行な端
面、突起23’上の第1透過面10から離れた端面をス
ミ塗して遮光機能を持たせている。前記3つの例では、
第1プリズム8の第1反射面11と第2反射面12で繰
返し反射した不必要なゴーストが、接眼レンズ系に侵入
することを防止できる。
【0090】また、第1プリズム8の第2反射面12に
ファインダの像の色を補正する光学膜を付加すれば、瞳
面16において好ましい像を得ることができる。
【0091】次に第1プリズムと第2プリズムの望まし
い屈折率について説明する。
【0092】図10は、表面反射率の、光束の入射角度
及び媒質の屈折率に対する関係を表わすグラフである。
図10のグラフにおいて、横軸はプリズム媒質のd線の
屈折率Nd、縦軸は入射光束の表面反射率を表わし、グ
ラフ中黒色の四角形、黒色の菱形等で示されたそれぞれ
の線は、図11で定義された角Aで入射する光束に対応
する屈折率と表面反射率を表わしている。
【0093】グラフからわかるように、表面の反射率
は、媒質の屈折率が高いほど高くなる。したがって、プ
リズムの媒質を選択する場合、表面の反射光は前述した
ようにゴーストの原因となるから反射率の低い低屈折率
の媒質を選択するほうが望ましい。 実際のファインダ
光学系で許容されるゴーストを考慮すれば、第1、第2
プリズムの屈折率N1、N2は、角αが45°前後のと
きに反射率が6〜7%以下となる屈折率が望ましい。し
たがってN1、N2は屈折率1.6より小さい値でなけ
ればならない。
【0094】以下、本発明のファインダ光学系の第2〜
第9実施例を示す。これらの実施例において、基本的な
構成、光学系の作用は実施例1と同様であるので、実施
例1と異なる部分のみを記述し、重複する説明は省略す
る。また、各実施例において座標系を実施例1と同様に
定義する。
【0095】図12は、本発明のファインダ光学系の第
2実施例を示す上面図である。第2実施例において、第
2プリズム9の第2透過面24は、正の屈折力を有する
接眼レンズの機能を付加したレンズ面である。このよう
なレンズ面は、球面を用いてもよいが、非球面とするこ
とでより光学的な性能を向上させることができる。第2
実施例では、第2プリズム9の第2透過面24が接眼レ
ンズの機能を有するため、接眼レンズに必要なスペース
が省略でき、コンパクトなファインダ光学系を実現する
ことができる。
【0096】図13は、本発明のファインダ光学系の第
3実施例を示す上面図である。第3実施例において、第
1プリズム8の入射面25は、正の屈折力を有するコン
デンサレンズの機能を付加したレンズ面である。このよ
うなレンズ面は、球面を用いてもよいが、非球面とする
ことでより光学的な性能を向上させることができる。第
3実施例では、第1プリズム8の入射面がコンデンサレ
ンズの機能を有するため、コンデンサレンズに必要なス
ペースが省略でき、コンパクトなファインダを実現する
ことができる。
【0097】図14は、本発明のファインダ光学系の第
4実施例を示す上面図である。第4実施例において、ダ
ハプリズム3の射出面26は、正の屈折力を有するコン
デンサレンズの機能を付加したレンズ面である。このよ
うなレンズ面は、球面を用いてもよいが、非球面とする
ことでより光学的な性能を向上させることができる。第
4実施例では、ダハプリズム3の射出面がコンデンサレ
ンズの機能を有しているため、コンデンサレンズに必要
なスペースが小さくなり、コンパクトなファインダを実
現することができる。
【0098】図15は、本発明のファインダ光学系の第
5実施例を示す上面図である。第5実施例は、第1プリ
ズム8の第2反射面27が半透性を有している。そし
て、第2反射面27から透過する透過光束の光軸上に、
第2反射面27に近い方から順に、正の屈折力を有する
集光レンズ28、絞り29、測光素子30が配置されて
いる。
【0099】第5実施例も、第1実施例の場合と同様
に、ダハ反射面4で反射した光束は第1プリズム8の入
射面10に入射し、第1反射面11、第2反射面27で
反射することによってX方向を反転され正立像に修正さ
れた後、第2プリズム9の第1透過面13に入射し、第
2透過面14から接眼レンズ15を透過して瞳面16に
至る。このとき第2反射面27に入射した光束の一部
は、第2反射面27を透過し、集光レンズ28で集光さ
れ、絞り29を透過し、測光素子30に入射する。
【0100】したがって、第5実施例では、本発明のフ
ァインダ光学系で、ファインダを透過した光束を用い
て、被写体の明るさを検出する(以下、TTF測光と記
す)ことができる。
【0101】ファインダ光学系では、ファインダに像の
他、さまざまな情報を表示する必要がある。このような
インファインダ表示を行う場合の実施例を以下に示す。
【0102】図16は、本発明のファインダ光学系の第
6実施例を示す上面図である。第6実施例において、発
光素子31は、コンデンサレンズ5のコバ面に対向に設
けられている。コンデンサレンズ5には、発光素子31
近傍のコバ面に入射面32、ダハプリズム3からの光束
(第1光束)が透過しない位置に、入射面32からの光
束(第2光束)を第1光束と略平行な方向に反射させる
ための反射面33、第2面18の反射面33と対向する
位置にレンズ部34が、それぞれ設けられている。
【0103】第6実施例では、発光素子31からの第2
光束は、入射面32からコンデンサレンズ5の内部に入
り、反射面33で第1光束と略平行に反射され、レンズ
部34を透過し、コンデンサレンズ5から出て、第1プ
リズム8に入射する。第1プリズム8に入射した後は通
常の被写体からの光束と同様に第1プリズム8、第2プ
リズム9、接眼レンズ15を透過して瞳面16に至る。
【0104】発光素子31は図16の配置以外にも、さ
まざまな配置をすることができる。
【0105】以下に述べる第7〜第9実施例は、第1ま
たは第5実施例のファインダ光学系に発光素子31を付
加した例である。
【0106】図17は、第7実施例を示す上面図であ
る。第7実施例において、コンデンサレンズ5と第1プ
リズム8の間でコンデンサレンズ5を透過する第1光束
が透過しない周縁部に、第1光束から略垂直方向に順
に、反射面35と発光素子31が配置されている。
【0107】第7実施例の場合、発光素子31から第1
光束の光軸に向けて射出された第2光束は、反射面35
で第1プリズム8の方向へ反射され、第1プリズム8、
第2プリズム9、接眼レンズ15を透過して瞳面16に
至る。
【0108】図18は、第8実施例を示す上面図であ
る。第8実施例は、第1プリズム8の物体側に発光素子
31及び反射鏡36を配置した例である。第8実施例の
場合、発光素子31から射出した第2光束は、反射面3
6によって第1プリズム8に向けて反射され、第1プリ
ズム8の第2反射面27の第1光束が反射しない周縁部
を透過する。このとき第2光束は第1光束とは略平行に
第1プリズム8内部を進行する。その後、第2光束は第
2プリズム9、接眼レンズ15を透過して瞳面16に至
る。
【0109】図19は、第9実施例を示す上面図であ
る。第8実施例は、TTF測光を行う構成の第5実施例
の場合に発光素子31を配置した例である。第9実施例
において、発光素子31は、集光レンズ28の近傍に設
けられている。インファインダ表示を行うための第2光
束は、発光素子31から第1プリズム8に向けて射出さ
れ、第1プリズム8の第2反射面27の第1光束が反射
しない周縁部を透過する。このとき第2光束は第1光束
とは略平行に第1プリズム8内部を進行する。その後、
第2光束は第2プリズム9、接眼レンズ15を透過して
瞳面16に至る。
【0110】以上説明したように、第6〜第9実施例で
は、第1、第2プリズムを用いたファインダ光学系にお
いても、インファインダ表示を行う部材を効率良く配置
することができ、特に第9実施例では、TTF測光をす
ることもできる。
【0111】
【発明の効果】以上説明から明らかなように、請求項1
記載のファインダ光学系の反転光学系は、ダハ反射面と
第1プリズムの間で、光束が一旦結像する実像式ファイ
ンダ光学系に用いた場合、従来のペンタダハプリズムを
用いた反転光学系と比較して、第2プリズムから出射す
る光束を、ダハ反射面に入射する光束と同一の方向を持
つ正立像にする同様の機能を有する一方、反転光学系の
うち、対物レンズ系の像面から接眼レンズ系までの距離
を小さくすることができるので、コンパクトで高倍率の
ファインダ光学系を実現できる。
【0112】また、請求項2記載のファインダ光学系の
反転光学系は、ダハ反射面で反射される光束のなす角θ
と、第2プリズムの第2透過面と第3透過面のなす角χ
の関係を規定したことにより、ダハ反射面での光束の偏
向される角θが90°近傍の値となり、第1反射面の光
束の入射角αが45°近傍の値となるため、光束が第1
プリズムの第1反射面に最初に入射する場合には全反射
し、光束が第2プリズムの第2透過面に入射する場合は
全反射しない条件内で、3つのプリズムそれぞれがコン
パクトに配置される。したがって、反転光学系全体をコ
ンパクトにすることができ、また反転光学系のうち、対
物レンズ系の像面から接眼レンズ系までの距離を小さく
することができるので、コンパクトで高倍率のファイン
ダ光学系を実現できる。
【0113】また、請求項3記載のファインダ光学系の
反転光学系は、ダハ反射面をダハプリズムの反射面とす
ることにより、ダハ反射面がコンパクトになり、コンパ
クトなファインダ光学系を実現できる。
【0114】また、請求項4記載のファインダ光学系の
反転光学系は、第1プリズムの第1反射面と、第2プリ
ズムの第2透過面の間隔dの範囲について規定したこと
により、前記第1反射面と第2透過面で光束が反射する
ことを原因とする像の2重化及び光束が前記第2反射面
を出射してから瞳面までの光路長が左右で異なることを
原因とするファインダの瞳面での収差の変動が、許容で
きる範囲になる。したがって、ファインダでの像が、2
重にならず、目を左右に移動させても像が変化しないフ
ァインダ光学系を実現できる。
【0115】また、請求項5乃至請求項7記載のファイ
ンダ光学系の反転光学系は、有効光束が透過しない周縁
部を、第1プリズムの第1反射面と、第2プリズムの第
2透過面の間隔を、望ましいdの範囲に安定して保持
し、有効光束を透過させるので、ファインダでの像が、
2重にならず、目を左右に移動させても像が変化しない
ファインダ光学系を安定して実現できる。
【0116】また、請求項8記載のファインダ光学系の
反転光学系は、第1プリズムの第1反射面と第2プリズ
ムの第2透過面の少なくとも1面に、最上層が二酸化ケ
イ素、最下層が誘電体材料からなる少なくとも2層以上
の光学膜を付加したことにより、前記2つの面で光束の
反射率が低減され、ゴースト像が適度に低減されたファ
インダ光学系を実現できる。
【0117】また、請求項9及び請求項10記載のファ
インダ光学系の反転光学系は、第1プリズムの第2反射
面上で第1透過面から最も離れた位置に切欠け及びスミ
塗された突起を設けたことにより、第1プリズム内部の
反射で発生するゴースト光が、前記切欠け及びスミ塗さ
れた突起に各面を順に反射して到達したとき、ゴースト
光を有効光路内に反射させず、ゴースト光を接眼レンズ
系方向に侵入させない。したがって、ファインダでの像
が、2重にならないファインダ光学系を安定して実現で
きる。
【0118】また、請求項11記載のファインダ光学系
の反転光学系は、第1プリズムの第2反射面で光束が反
射する場合、付加された光学膜によって、像の色調が補
正されるので、ファインダで色調の良好な像が得られ
る。
【0119】また、請求項12記載のファインダ光学系
の反転光学系は、第1、第2プリズムの屈折率がともに
1.6以下であることにより、それぞれのプリズムの各
面で屈折する場合の光束の反射率を6〜7%以下にする
ことができ、ゴースト像の強度が低減されたファインダ
光学系を実現できる。
【0120】また、請求項13記載のファインダ光学系
は、従来のペンタダハプリズムを用いた反転光学系と比
較して、第2プリズムから出射する光束を、ダハ反射面
に入射する光束と同一の方向を持つ正立像にする同様の
機能を有する一方、反転光学系全体をコンパクトにする
ことができ、また反転光学系のうち、対物レンズ系の像
面から接眼レンズ系までの距離を小さくすることができ
るので、コンパクトで高倍率のファインダ光学系を実現
できる。
【0121】また、請求項14記載のファインダ光学系
は、第2プリズムの第2透過面が正の屈折力を有してい
るので、光束が第2透過面を透過した後、瞳面で結像す
ることができ、第2透過面に接眼レンズ系の機能を付加
できる。したがって、接眼レンズ系に必要なスペースを
省略することができるので、コンパクトなファインダ光
学系を実現できる。
【0122】また、請求項15及び請求項16記載のフ
ァインダ光学系は、第1プリズムの第1透過面及びダハ
プリズムの射出面が正の屈折力を有しているので、第1
プリズムの入射面及びダハプリズムの射出面にコンデン
サレンズの機能を付加できる。したがって、コンデンサ
レンズに必要なスペースを省略できるので、コンパクト
なファインダ光学系を実現できる。
【0123】また、請求項17乃至請求項19記載のフ
ァインダ光学系は、ファインダ光学系のファインダ内部
に、必要な情報を表示する部材を効率良く配置すること
ができる。
【0124】また、請求項20記載のファインダ光学系
は、第1プリズムの第1反射面で反射した後、第2反射
面が半透鏡となっているために、光束の一部が第2反射
面で反射されずに透過し、正の屈折力を有する集光レン
ズで測光素子上に集光される作用を有する。したがっ
て、ファインダ光学系を透過した光束を用いて、TTF
測光する部材を効率良く配置することができる。
【0125】また、請求項21記載のファインダ光学系
は、TTF測光できる構成においても、ファインダ内部
に、必要な情報を表示する部材を効率良く配置すること
ができる。
【0126】また、請求項22記載のファインダ光学系
の反転光学系は、ダハ反射面と第1面の間で、光束が一
旦結像する実像式ファインダ光学系に用いた場合、従来
のペンタダハプリズムを用いた反転光学系と比較して、
第2面から出射する光束を、ダハ反射面に入射する光束
と同一の方向を持つ正立像にする同様の機能を有する一
方、反転光学系のうち、対物レンズ系の像面から接眼レ
ンズ系までの距離を小さくすることができるので、コン
パクトで高倍率のファインダ光学系を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のファインダ光学系の第1実施
例を示す上面図。
【図2】図2は、従来例と本発明の接眼レンズ系の反転
反射部における光路長の違いを説明する拡大図。
【図3】図3は、平面反射部の必要光路長を説明するた
めの概略図。
【図4】図4は、ダハ反射部の必要光路長を説明するた
めの概略図。
【図5】図5は、ダハ反射面での反射角による第1プリ
ズムの大きさの違いを説明する上面図。
【図6】図6は、ゴーストを説明する概略図。
【図7】図7は、第1プリズムと第2プリズムの保持方
法を示す拡大図。
【図8】図8は、第1プリズムと第2プリズムの保持方
法を示す拡大図。
【図9】図9は、第1プリズムに遮光部を設けた例を示
す拡大図。
【図10】図10は、表面反射率の光束の入射角度及び
媒質の屈折率に対する関係を表わすグラフ。
【図11】図11は、図10の入射角を定義するための
概略図。
【図12】図12は、本発明のファインダ光学系の第2
実施例を示す上面図。
【図13】図13は、本発明のファインダ光学系の第3
実施例を示す上面図。
【図14】図14は、本発明のファインダ光学系の第4
実施例を示す上面図。
【図15】図15は、本発明のファインダ光学系の第5
実施例を示す上面図。
【図16】図16は、本発明のファインダ光学系の第6
実施例を示す上面図。
【図17】図17は、本発明のファインダ光学系の第7
実施例を示す上面図。
【図18】図18は、本発明のファインダ光学系の第8
実施例を示す上面図。
【図19】図19は、本発明のファインダ光学系の第9
実施例を示す上面図。
【図20】図20は、ポロプリズムを用いたファインダ
光学系の従来例を示す斜視図。
【図21】図21は、ペンタダハプリズムを用いたファ
インダ光学系の従来例を示す斜視図及び上面図。
【符号の説明】
1:対物レンズ系 3:ダハプリズム 4:ダハ反射面 5:コンデンサレンズ 8:第1プリズム 9:第2プリズム 10:入射面 11:第1反射面 12、27:第2反射面 13:第1透過面 14:第2透過面 15:接眼レンズ系 17:第1面 18:第2面 20:コーティング及びスペーサ部材の領域 21:突起 22:切欠け 23、23’:突起 24:正の屈折力を有する第2透過面 25:正の屈折力を有する入射面 26:正の屈折力を有するダハプリズムの射出面 28:集光レンズ 30:測光素子 31:発光素子 32:入射面 33:反射面 34:レンズ部 35、36:反射面

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、 物体側からの光束を反射させるダハ反射面と、 前記ダハ反射面からの光束を一旦物体側に反射させる第
    1反射面と、該第1反射面とは鋭角をなして配置され、
    第1反射面からの光束を瞳面側に反射させる第2反射面
    と、を有する第1プリズムと、 前記第1プリズムの第1反射面とは略平行に配置され、
    前記第1プリズムの第2反射面で反射し第1反射面を射
    出した光束を透過させる第1透過面と、該第1透過面と
    は鋭角をなして配置され、前記ダハ反射面に入射する光
    束と平行な光束を透過させる第2透過面と、を有する第
    2プリズムと、を備えたことを特徴とするファインダ光
    学系の反転光学系。
  2. 【請求項2】前記ダハ反射面に入射する光束と反射する
    光束のなす角θと、前記第2プリズムの第1透過面と第
    2透過面のなす角χが以下の式を満足すること、を特徴
    とする請求項1記載のファインダ光学系の反転光学系。 125≦θ+χ≦180−arc sin(NA/N
    1) χ<arc sin(NA/N) ここで、 N1:前記第1プリズムの屈折率、 N:前記第1プリズムの屈折率と前記第2プリズムの屈
    折率のうち大きくない方の屈折率、 NA:空気の屈折率、 である。
  3. 【請求項3】 前記ダハ反射面が、ダハプリズムの反射
    面であること、を特徴とする請求項1記載のファインダ
    光学系の反転光学系。
  4. 【請求項4】 前記第1プリズムの第1反射面と第2プ
    リズムの第1透過面の間隔dが以下の関係を満足するこ
    と、を特徴とする請求項1記載のファインダ光学系の反
    転光学系。 0<d≦0.05 ただし、単位はmmである。
  5. 【請求項5】 前記第1プリズムの第1反射面と第2プ
    リズムのいずれか一方の周縁部の第1透過面の有効光束
    が透過しない位置に、部材を厚さdにコーティングした
    こと、を特徴とする請求項4記載のファインダ光学系の
    反転光学系。
  6. 【請求項6】 前記第1プリズムの第1反射面と第2プ
    リズムの第1透過面の間の有効光束が透過しない周縁部
    に、厚さdのスペーサ部材を備えたこと、を特徴とする
    請求項4記載のファインダ光学系の反転光学系。
  7. 【請求項7】 前記第1プリズムの第1反射面と第2プ
    リズムの第1透過面のいずれか一方の周縁部の有効光束
    が透過しない位置に、厚さdの突起を設けたこと、を特
    徴とする請求項4記載のファインダ光学系の反転光学
    系。
  8. 【請求項8】 前記第1プリズムの第1反射面または前
    記第2プリズムの第1透過面の少なくとも一面に、最上
    層がニ酸化ケイ素、最下層が誘電体材料からなる少なく
    とも2層以上の光学膜を付加したこと、を特徴とする請
    求項1記載のファインダ光学系の反転光学系。
  9. 【請求項9】 前記第1プリズムの第2反射面上で第1
    プリズムに光束が入射する面から最も離れた有効光束が
    反射しない位置に切欠きを設けたこと、を特徴とする請
    求項1記載のファインダ光学系の反転光学系。
  10. 【請求項10】 前記第1プリズムの第2反射面上で第
    1プリズムに光束が入射する面から最も離れた有効光束
    が反射しない位置に突起を設け、前記突起の端面に遮光
    性部材を塗布したこと、を特徴とする請求項1記載のフ
    ァインダ光学系の反転光学系。
  11. 【請求項11】 前記第1プリズムの第2反射面が、フ
    ァインダの像の色を補正する光学膜を有すること、を特
    徴とする請求項1記載のファインダ光学系の反転光学
    系。
  12. 【請求項12】 前記第1、第2プリズムの屈折率がと
    もに1.6以下であること、を特徴とする請求項1記載
    のファインダ光学系の反転光学系。
  13. 【請求項13】 物体側から順に、 全体として正の屈折力を有する対物レンズ系と、 該対物レンズ系からの第1光束を反射させるダハプリズ
    ムと、 前記ダハプリズムからの光束を一旦物体側に反射させる
    第1反射面と、該第1反射面とは鋭角をなして配置さ
    れ、第1反射面からの光束を瞳面側に反射させる第2反
    射面と、を側面とする略三角柱形状の第1プリズムと、 前記第1プリズムの第1反射面とは略平行に配置され、
    前記第1プリズムの第2反射面で反射した後、第1反射
    面を透過した光束を透過させる第1透過面と、該第1透
    過面とは鋭角をなして配置され、前記ダハプリズムに入
    射する光束と平行な光束を透過させる第2透過面と、を
    側面とする略三角柱形状の第2プリズムと、 全体として正の屈折力を有する接眼レンズ系と、を備え
    たことを特徴とするファインダ光学系。
  14. 【請求項14】 前記第2プリズムの第2透過面が、正
    の屈折力を有すること、を特徴とする請求項13記載の
    ファインダ光学系。
  15. 【請求項15】 前記第1プリズムの光束が入射する面
    が、正の屈折力を有すること、を特徴とする請求項13
    記載のファインダ光学系。
  16. 【請求項16】 前記ダハプリズムの射出面が、正の屈
    折力を有すること、を特徴とする請求項13記載のファ
    インダ光学系。
  17. 【請求項17】 前記ダハプリズムと前記第1プリズム
    の間に設けられ、物体側から順に、正の屈折力を有する
    第1面と、平面である第2面を有するコンデンサレンズ
    と、 前記コンデンサレンズのコバ面に対向して設けられた発
    光素子と、 前記コンデンサレンズのコバ面上で、前記発光素子と対
    向した位置に形成された入射面と、 前記コンデンサレンズ第1面の第1光束が透過しない周
    縁部で、前記入射面と対向した位置に設けられ、前記発
    光素子から前記入射面を介して入射した第2光束を前記
    ダハ反射面で反射した第1光束と略平行に反射させる反
    射面と、 前記コンデンサレンズ第2面の第1光束の透過しない周
    縁部で、前記反射面に対向して設けられた正の屈折力を
    有するレンズ部と、を備えたことを特徴とする請求項1
    3記載のファインダ光学系。
  18. 【請求項18】 前記ダハプリズムと前記第1プリズム
    の間に設けられ、物体側から順に、正の屈折力を有する
    第1面と、平面である第2面を有するコンデンサレンズ
    と、 前記コンデンサレンズと前記第1プリズムの間で、コン
    デンサレンズ第2面から射出した第1光束が透過しない
    周縁部にあって、第1光束に向けて第2光束を射出する
    発光素子と、 前記コンデンサレンズと前記第1プリズムの間で、コン
    デンサレンズ第2面から射出した第1光束が透過しない
    周縁部に設けられ、第2光束をコンデンサレンズ第2面
    から射出した第1光束と略平行に反射させる反射面と、
    を備えたことを特徴とする請求項13記載のファインダ
    光学系。
  19. 【請求項19】 前記第1プリズムの第2反射面の近傍
    にあって、第2光束を射出する発光素子と、 該発光素子からの第1光束を反射し、前記第1プリズム
    の第2反射面で反射される第1光束と略平行に、前記第
    1プリズムの第1光束が透過しない周縁部に入射させる
    反射面と、を有することを特徴とする請求項13記載の
    ファインダ光学系。
  20. 【請求項20】 物体側から順に、 全体として正の屈折力を有する対物レンズ系と、 該対物レンズ系からの光束を反射させるダハ反射面と、 前記ダハ反射面からの光束を一旦物体側に反射させる第
    1反射面と、該第1反射面とは鋭角をなして配置され、
    第1反射面からの光束を瞳面側に反射させるとともに光
    束の一部を透過させる第2反射面と、を側面とする略三
    角柱形状の第1プリズムと、 前記第1プリズムの第1反射面とは略平行に配置され、
    前記第1プリズムの第2反射面で反射し第1反射面を透
    過した光束を透過させる第1透過面と、該第1透過面と
    は鋭角をなして配置され、前記ダハ反射面に入射する光
    束と平行な光束を透過させる第2透過面と、を側面とす
    る略三角柱形状の第2プリズムと、 全体として正の屈折力を有する接眼レンズ系と、を備え
    るとともに、 前記第2反射面から射出した光束の光軸上で第2反射面
    に近い方から順に、 正の屈折力を有する集光レンズと、 測光素子と、を備えたことを特徴とするファインダ光学
    系。
  21. 【請求項21】 前記第1プリズムの第2反射面に対向
    して設けられ、前記集光レンズの近傍にあって、前記第
    1プリズムの第2反射面で反射される第1光束と略平行
    に、前記第1プリズムの第1光束が透過しない周縁部に
    入射する第2光束を射出する発光素子を有することを特
    徴とする請求項20記載のファインダ光学系。
  22. 【請求項22】 物体側から順に、 物体側からの光束を反射させるダハ反射面と、 該ダハ反射面からの光束を物体側へ全反射させる第1面
    と、 該第1面からの光束を瞳面側へ反射させる第2面と、を
    備えたファインダ光学系の反転光学系であって、 前記第2面で反射した光束が、前記第1面を透過するこ
    と、を特徴とするファインダ光学系の反転光学系。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6178042B1 (en) 1997-01-21 2001-01-23 Olympus Optical Co., Ltd. Real image mode finder and camera using the same
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