JPH08180709A - 照明器具用カバーシート材 - Google Patents

照明器具用カバーシート材

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JPH08180709A
JPH08180709A JP32006794A JP32006794A JPH08180709A JP H08180709 A JPH08180709 A JP H08180709A JP 32006794 A JP32006794 A JP 32006794A JP 32006794 A JP32006794 A JP 32006794A JP H08180709 A JPH08180709 A JP H08180709A
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JP
Japan
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cover sheet
sheet material
resin film
layer
lighting
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JP32006794A
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Kimiko Kato
公子 加藤
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Keiwa Shoko KK
Original Assignee
Keiwa Shoko KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘイズ効果、光透過性、および耐候性に優
れ、且つリモコン対応の可能な照明用カバーシート材を
提供する。 【構成】 上層から順にビーズ層30があり、前記ビー
ズ層の下面に基材シート10を設けている。基材シート
10下面には、和紙柄の印刷を施した樹脂フィルム20
が、印刷層70面を基材シート側に向けてドライラミネ
ート層40によって貼着されている。また、前記樹脂フ
ィルム20の下面にはコート層60が設けられている。
また、これらの構成層において下層のコート層60が光
源に面し、最上層のビーズ層30が外部に面している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は照明用カバーのシート材
に関し、特にリモコンの波長に対しての光透過性に優れ
た照明器具用カバーシート材に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の照明器具用カバーは、照明器具の光源である電球また
は蛍光管部分を覆い、且つ光源からの光を外部に透過し
て、明るさと同時に美観を、室内および屋外で供給する
ためのランプシェードとして用いられてきた。
【0003】ランプシェードの形状は様々であるが、大
別して密閉型と、開放型の2種類に分けられる。
【0004】図1は開放型のランプシェード3であり、
上部又は下部にランプシェードの開放部分があり、和・
洋照明器具として、主に室内で用いられている。
【0005】また、図2は密閉型のランプシェード4で
あり、蛍光灯や白熱灯等を用いているが、光源のイメー
ジを全く外部に見せない形状の照明器具として、玄関や
浴室等で用いられている。
【0006】上記2種類の照明器具用カバーにおいて重
要な点は、光透過性、光拡散性、ヘイズであり、カバー
を形成する照明用カバーシート材にその特性が付与され
ている。
【0007】図3が、従来の照明器具に用いられてきた
照明器具用カバーシート材2であり、その構成として、
上層から順にビーズ層30、基材シート10があり、そ
の下面に和紙50がドライラミネート層40を介して貼
着され、更に和紙の下面には樹脂フィルム20が別のド
ライラミネート層41によって貼着されている。また、
これらの構成層において下層の樹脂フィルム20が光源
80に面し、最上層のビーズ層30が外部に面してい
る。
【0008】前記照明器具用カバーシート材2の特性を
以下に述べる。
【0009】先ず、照明器具用カバーシート材2は、光
源からの光をより多く外部に供給することが必要であ
る。そのため、前記基材シート10には光透過性を向上
させるために透明物質であるアクリル樹脂、または塩化
ビニル等を用いている。
【0010】また、光源からの光を均一に、より広い範
囲で供給するため、光拡散性を高めなければならない。
そのため、透明のガラス又はアクリルビーズを用いた前
記ビーズ層30を基材シート10表面に設けている。
【0011】また、光源のイメージが外部に映らないよ
うにヘイズを高め、同時にシートに和紙の質感を提供す
るため、和紙50を基材シート10下面に貼着し、更に
該和紙50面を外部に露出させずに耐候性を高めるた
め、和紙50の下面に樹脂フィルム20が貼着されてい
る。
【0012】このように、従来より光透過性に優れ、且
つヘイズ効果の高いランプシェードが望まれていたので
ある。
【0013】しかしながら、離れた場所から操作をする
リモコン対応の照明器具が汎用化してきた昨今におい
て、ヘイズ効果の高い照明器具用カバーに対してリモコ
ンの光(波長930〜960nm)が透過しない、透過し
にくい等の問題が挙げられている。即ちリモコンから発
せられたレーザー光線が上記照明器具用カバーを透過し
て、光源近傍の受光部に到達できないのである。
【0014】従って現状では、リモコンの光透過が困難
なため、図2の密閉型のランプシェードにはおいてはリ
モコン5を用いることは不可能であり、また図1の開放
型のランプシェードにおいても受光部がランプシェード
外部に配設されなければならず、美観上および使用上に
おいても問題があった。
【0015】また、基材シート10および樹脂フィルム
20に用いている、アクリルまたは塩化ビニル等は耐熱
性が低く、長期の使用に際し、熱たわみが生じやすく、
強度的な劣化も早いため、屋外で用いる照明器具用カバ
ーとしては取り替え時期が短い等の問題があり、このた
め耐候性にも優れた照明器具用カバーシート材が望まれ
ていた。
【0016】
【課題を解決するための手段】従って、本発明において
は、ヘイズ効果が高いにも係わらず、特にリモコン波長
(930〜960nm)に対して光の透過率の高い照明用
カバーであって、且つ耐熱性、耐候性に優れた照明カバ
ーを提供するものである。
【0017】即ち、本発明に係る照明器具用カバーシー
ト材は、前述した従来技術における課題および目的を達
成するために発明なされたものであって、下記の(1)
から(9)までの構成をその要旨とする。
【0018】(1) ビーズをコートした基材シート
と、樹脂フィルムとから構成される照明用カバーシート
材において、前記樹脂フィルムの片側表面にBaSO4
を含むコート層をコーティングしたことを特徴とする照
明器具用カバーシート材。
【0019】(2) 前記BaSO4 を含むコート層を
5〜50μm の厚さにすることを特徴とする前述の
(1)に記載の照明器具用カバーシート材。
【0020】(3) 前記基材シートに、耐熱性に優れ
高透明性を有する物質であるポリエチレンテレフタレー
ト(PET)を用いることを特徴とする前述の(1)ま
たは2に記載の照明器具用カバーシート材。
【0021】(4) 前記基材シートの厚さが25〜2
00μm であることを特徴とする前述の(1)から
(3)のいずれかに記載の照明器具用カバーシート材。
【0022】(5) 前記樹脂フィルムに、耐熱性に優
れ高透明性を有する物質であるポリエチレンテレフタレ
ート(PET)を用いることを特徴とする前述の(1)
から(4)のいずれかに記載の照明器具用カバーシート
材。
【0023】(6) 前記樹脂フィルムの厚さが25〜
200μm であることを特徴とする前述の(1)から
(5)のいずれかに記載の照明器具用カバーシート材。
【0024】(7) 前記基材シートと、前記樹脂フィ
ルムとの間に和紙を積層することを特徴とする前述の
(1)から(6)のいずれかに記載の照明器具用カバー
シート材。
【0025】(8) 前記基材シートと、前記樹脂フィ
ルムとの間に、前記樹脂フィルムの片側表面にヘイズ効
果のある柄印刷を施したことを特徴とする前述の(1)
から(6)のいずれかに記載の照明器具用カバーシート
材。
【0026】(9) 前記樹脂フィルムに用いた柄印刷
のインキに塩化ビニル系、又はウレタン系のインキを用
いたことを特徴とする前述の(8)に記載の照明器具用
カバーシート材。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいてより
詳細に説明する。
【0028】図4は、本発明の第1の実施例の照明器具
用カバーシート材1の部分断面図であり、その構成とし
て、上層から順にビーズ層30があり、前記ビーズ層の
下面に基材シート10を設けている。基材シート10下
面には和紙50がドライラミネート層40を介して貼着
され、更に和紙の下面には樹脂フィルムが、別のドライ
ラミネート層41によって貼着されている。また、前記
樹脂フィルム20の下面にはコート層60が設けられて
いる。
【0029】尚、使用に際しては、下層のコート層60
が光源に面し、最上層のビーズ層30が外部に面するよ
う使用されるものである。以下、上記の構成について詳
細に述べる。
【0030】上記のビーズ層30としては、透明性を有
する物質であるガラス、アクリル製等のビーズを用いる
が、光透過性、屈折率、および光拡散性等を考慮して、
粒径5〜100μm のものを使用する。
【0031】このとき、バインダーと共にビーズを用い
るのが必須であり、光透過性、光拡散性等を考慮してバ
インダーに対して50〜300重量%用いるのが好まし
い。
【0032】また、ビーズ層の形状としては以下の図6
〜図8に挙げる3種類があり、適宜選択すればよい。
【0033】図6はバインダー32中にビーズ31が埋
設しているものである。このとき、ビーズの粒径は5〜
100μm の範囲内で、粒径の不均一のものを用いる場
合(図6a)と、均一の粒径のビーズを用いる場合(図
6b)があるが、用途に応じて適宜選択できる。このと
きビーズは予めバインダー32に混入すればよく、バイ
ンダーとしては光透過性、耐候性の点を考慮してアクリ
ル、ポリエステル系の合成樹脂等を用いることが好まし
い。
【0034】図7はバインダー32からビーズ31が突
出しているものである。ここでも、ビーズの粒径は5〜
100μm の範囲内で、不均一の粒径のものを用いる場
合(図7a)と、均一の粒径のビーズを用いる場合(図
7b)があるが、用途に応じて適宜選択できる。このと
きビーズ31は、周知のディゾルバー法、サンドミル法
を用いてバインダー32中に分散させる。バインダーと
しては光透過性、耐候性の点を考慮してアクリル、ポリ
エステル系の合成樹脂を用いることが好ましい。
【0035】また、図7aと図7bの一部をそれぞれ拡
大して図示している。これらの拡大図のように、バイン
ダー中のビーズ全体のうち、一部分のみが突出してるビ
ーズと、全体が埋設しているビーズとが混在していても
よい。この場合、光拡散性がより一層向上されるもので
ある。
【0036】また、バインダーに対するビーズの分散密
度は図8aの如く、粗状に分散させても図8bの如く密
状に分散させても良く、光拡散性、ヘイズ効果等を考慮
して適宜選択する。
【0037】更に、上記ビーズ層30のバインダー32
に予めアルキルホスフェート系の静電気防止剤を混入さ
せてもよい。また、ビーズ31に混入することも可能で
あり、前記静電気防止剤を用いることにより、ビーズ表
面またはバインダー表面、即ち本発明表面に塵や埃等が
付着するのを防止することができる。
【0038】上記のビーズコート層にはバインダーを用
いたが、バインダーを用いずに、ビーズの一部を基材シ
ートに埋設させたビーズコート層(図示せず)を用いて
もかまわない。
【0039】また、基材シート10としては、熱変形温
度120〜150℃程度と耐熱性に優れた上、更に高透
明性を有するためポリエチレンテレフタレート(PE
T)等を用いるのが好ましいが、これ以外にもポリカー
ボネイト(PC)等が使用可能である。上記基材シート
10は、光透過性、屈折率、加工の難易性、ハンドリン
グ性を考慮すると50〜200μm であることが好まし
い。
【0040】樹脂フィルム20としては、透明性、耐熱
性等を考慮してポリエチレンテレフタレート(PET)
等を用いるのが好ましいが、これ以外にもポリカーボネ
イト(PC)等が使用可能である。また、ハンドリング
性、加工の難易性等を考慮して、厚さ25〜200μm
、特に25〜75μm であることが好ましい。
【0041】和紙50としては、光透過性、質感等を考
慮して、重量10〜35g/m 2 、且つ光透過率70〜9
0%のものが好ましく、例えば「レーヨン70」(モル
ザ株式会社製)を用いるがこれに限定するものではな
い。
【0042】コート層60に用いる塗料としてはバイン
ダーにBaSo4 を混入したものを用いる。上記バイン
ダーには、ヘイズ効果およびリモコン波長930〜96
0nmに対する透過率、拡散性等を考慮して、アクリル、
ポリエステル系の合成樹脂を用い、バインダー固形分比
100重量部に対しBaSO4 を25〜100%混入し
たものを、周知のグラビアロール法およびMBロールコ
ート法等を用いて塗布することが好ましいが、これに限
定されるものではない。
【0043】尚、上記の基材シート10と和紙50間、
および和紙50と樹脂フィルム20との間は、それぞれ
ドライラミネート層40,41によって貼着されるが、
これは周知のドライラミネート法を用いればよい。
【0044】前記照明器具用カバーの特性を以下に述べ
る。
【0045】図4の照明器具用カバーシート材1を実際
に用いると、各構成層から以下のような効果が得られ
る。
【0046】先ず、前記基材シート10には光透過性を
向上させるため、透明物質であるポリエチレンテレフタ
レート(PET)を用いており、従来のアクリル樹脂、
または塩化ビニル等に比べ耐熱性に優れており、また高
透明性であるため、リモコン波長(930〜960nm)
の透過率が良い。
【0047】そのため、光源からの光をより多く外部に
供給することができ、且つリモコン対応が可能である。
【0048】次に、前記ビーズ層30は光拡散性に優れ
ているため、光源からの光を均一に、より広い範囲で供
給することができる。
【0049】また、前記和紙50は、光源のイメージが
外部に映らないようにヘイズを高め、同時にシートに和
紙の質感を提供する。
【0050】更に前記樹脂フィルム20は、該和紙面を
外部に露出させずに耐候性を高めるため、和紙50の下
面に貼着されている。
【0051】また、樹脂フィルム20下面のコート層6
0は光源のイメージが外部に映らないようにヘイズを高
め、更にビーズの屈折効果によって、光源の光拡散を助
けるものである。
【0052】また、BaSo4 は、赤外線透過性が良好
であり、赤外線領域にあるリモコン波長(930〜96
0nm)に対する光透過率も70〜90%と良好である。
【0053】従って、本発明は、光源の光をより多く広
い範囲に供給し、且つヘイズ効果が高いにも係わらずリ
モコンへの対応が可能である照明器具用カバーシート材
を提供できるものである。
【0054】また、図5は本発明の第2の実施例の照明
器具用カバーシート材の部分断面図であり、図4に用い
た和紙50の代わりに和紙柄の印刷を施したものであ
る。その構成として、上層から順にビーズ層30があ
り、前記ビーズ層の下面に基材シート10を設けてい
る。基材シート下面には、和紙柄の印刷を施した樹脂フ
ィルム20が、印刷層70面を基材シート側に向けてド
ライラミネート層40によって貼着されている。また、
前記樹脂フィルム20の下面にはコート層60が設けら
れている。また、使用に際しては、最下層のコート層6
0が光源に面し、最上層のビーズ層30が外部に面する
ように用いる。
【0055】このとき、印刷層70としては、使用用途
に適した柄を印刷すれば良く、例えば和紙柄、洋柄、文
字柄等が挙げられる。また、ヘイズと光透過性を考慮す
ると印刷インキとしては耐熱性、耐候性の性質を持つ塩
化ビニル系、又はウレタン系のインキが好ましく、塗布
面に厚さ5〜20μm 程度のインキを周知のグラビア印
刷法で印刷するのが好ましい。
【0056】また、図5においては図4と異なりドライ
ラミネート層40は一層しか有しないが、ドライラミネ
ート層40としては前述したように、ドライラミネート
法を用いればよい。
【0057】それ以外の構成については上記図4と同様
である。
【0058】上記図5の本願は図4と同様の効果を得る
ことができる。即ち、前記基材シート10は耐熱性が高
いため耐候性に優れており、また、光透過性に優れてい
るため、リモコン波長(930〜960nm)の透過率を
向上させる。従って、基材シート10はビーズ層30を
伴って、光源からの光をより多く、広範囲に供給するこ
とができ、且つリモコン対応が可能である。
【0059】また、和紙柄の印刷層70は、ヘイズを高
め、同時にシートに和紙の質感を提供し、樹脂フィルム
20は、印刷層70の基礎となると同時に印刷層70を
被覆し、耐候性を高める。
【0060】更に、コート層60がヘイズを高め、且つ
光源の光拡散を助けるものである。
【0061】また、図4と異なり図5では和紙の代わり
に印刷層を用いているため、光透過性の面で一段と優れ
ており、従ってリモコンへの対応がより確実になるもの
である。
【0062】実施例1 厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート(PE
T)製の基材シート「HP−7」(帝人(株)製)の上
面に、「RUB クリアー(M)」(大日精化工業
(株)製)(バインダーとビーズを混入したもの)を周
知のMBロールコート方式を用いて、コート厚み20μ
mに塗布し、乾燥条件100℃、30秒間でビーズコー
ト層を形成した。
【0063】次に、上記ビーズ層を形成されたポリエチ
レンテレフタレート(PET)フィルムの下面に、接着
剤「セイカダイン E−263」(大日精化工業(株)
製)を周知のグラビアロール方式で、コート厚み15μ
mに塗布した後、和紙「レーヨン紙」(モルザ(株)
製)12g/m 2 を貼着した。尚、乾燥条件としては、1
00℃、30秒間として乾燥を行った。
【0064】更に、この和紙貼着された上記シートの下
面に、接着剤として「セイカダインE−263」(大日
精化工業(株)製)を周知のグラビアロール方式で、コ
ート厚み15μmに塗布した後、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルム50μm(帝人(株)製)を
貼着した。
【0065】最後に、バインダーとして、「RUBメヂ
ウム」(大日精化工業(株)製)とBaSO4 を、下記
の表1に記載した各混合割合で調製したものを、BaS
4コート剤A〜Fとして、周知のMBロールコート方
式を用いて、ポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルムを貼着した上記シートの下面に厚み10μmに塗
布した後、乾燥した(乾燥条件100℃、30秒)。
【0066】
【表1】
【0067】上記A〜Fの各シートを用いて、波長94
5nmに対する光線透過率と、シートの水平面から60度
の角度を成す位置での光沢をそれぞれ測定した。尚、光
線透過率の測定には、分光光度計「V−570」(日本
分光(株)製)を用い、光沢の測定には、光沢度計「G
MX−202」(村上色彩技術研究所製)を用いた。
【0068】尚、従来例として、アクリル樹脂シート
「サンデュレン(S0001 )」(鐘淵化学工業(株)製)
150μmを2枚用い、和紙「レーヨン紙」(モルザ
(株)製)38g/m 2 を前記アクリル樹脂シート間に挟
んだ後、130℃に加熱したエンボスロールを、ニップ
圧150kg/cm 2 、加工速度20m/分の条件下で用いて
作製したGについても上記光線透過率、光沢について同
様の条件で測定試験を実施した。
【0069】その結果を表2に示す。
【0070】
【表2】
【0071】上記結果から明らかなように、バインダー
固形分100重量部に対し、BaSO4 を25〜100
%混入したA〜Dまでが、光線透過率70〜80%、光
沢度23〜48%と、不透明性を有する上で、且つリモ
コン波長(945nm)に対して透過性にも優れているこ
とが分かった。
【0072】実施例2 厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート(PE
T)製の基材シート「HP−7」(帝人(株)製)の上
面に、「RUB クリアー(M)」(大日精化工業
(株)製)(バインダーとビーズを混入したもの)を周
知のMBロールコート方式を用いて、コート厚み20μ
mに塗布し、乾燥条件100℃、30秒間でビーズコー
ト層を形成した。
【0073】次に、上記ビーズ層を形成されたポリエチ
レンテレフタレート(PET)フィルムの下面に、接着
剤「セイカダイン E−263」(大日精化工業(株)
製)を周知のリバースロール方式で、コート厚み15μ
mに塗布した後、印刷インキ「NB−300」(大日精
化工業(株)製)を用いて周知のグラビアロール方式で
和紙柄の印刷を施したポリエチレンテレフタレート(P
ET)フィルム(帝人(株)製)25μmを貼着した。
尚、乾燥条件としては、100℃、10秒間として乾燥
を行った。
【0074】最後に、バインダーとして、「RUBメヂ
ウム」(大日精化工業(株)製)とBaSO4 を、下記
の表3に記載した各混合割合で調製したものを、BaS
4コート剤A' 〜F' として、周知のMBロールコー
ト方式を用いて、印刷を施したポリエチレンテレフタレ
ート(PET)フィルムを貼着した上記シートの下面に
厚み10μmに塗布した後、乾燥した(乾燥条件100
℃、30秒)。
【0075】
【表3】
【0076】上記A〜Fの各シートを用いて、波長94
5nmに対する光線透過率と、シートの水平面から60度
の角度を成す位置での光沢をそれぞれ測定した。尚、光
線透過率の測定には、分光光度計「V−570」(日本
分光(株)製)を用い、光沢の測定には、光沢度計「G
MX−202」(村上色彩技術研究所製)を用いた。
【0077】尚、従来例として、上記実施例1で用いた
Gと同様に作製したG' についても上記光線透過率、光
沢について同様の条件で測定試験を実施した。
【0078】その結果を表4に示す。
【0079】
【表4】
【0080】上記結果から明らかなように、バインダー
固形分100重量部に対し、BaSO4 を25〜100
%混入したA' 〜D' までが、光線透過率72〜82
%、光沢度22〜49%と、不透明性を有する上で、且
つリモコン波長(945nm)に対して透過性にも優れて
いることが分かった。
【0081】
【発明の効果】本発明に係る照明器具用カバーシート材
1は、図4の和紙を用いたものと、図5の柄印刷を施し
たものとの2種類である。図4においては、基材シート
10および樹脂フィルム20に、耐熱性のあるポリエチ
レンテレフタレート(PET)又は、ポリカーボネイト
(PC)を用いているため、従来の照明用カバーシート
材2に比べ、光透過性に優れている。また、樹脂フィル
ム20下面のコート層60によって、和紙50のヘイズ
効果を助け、且つリモコンの光(波長930〜960n
m)の透過性も70〜90%と良い。
【0082】また、図5は更に図4における和紙50を
印刷層70に変換したため、図4に比べ、更に光透過性
が向上し、光源からの光をより多く供給でき、且つリモ
コン対応も可能である。また、コート層60によってヘ
イズ効果は保たれているため、光源のイメージは外部に
映らない。
【0083】尚、ビーズ層30に静電気防止剤を混入し
たものでは、本発明表面に塵や埃の付着を防止すること
ができる。
【0084】従って、本発明は光透過性に優れ、且つリ
モコン対応が可能でヘイズ効果が高い上、耐候性および
耐熱性に優れた照明器具用カバーシート材を提供するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】開放型の照明器具用カバーの断面図である。
【図2】密閉型の照明器具用カバーの断面図である。
【図3】従来の照明器具用カバーシート材の一部断面図
である。
【図4】本発明の第1の実施例である照明器具用カバー
シート材の部分断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例である照明器具用カバー
シート材の部分断面図である。
【図6】本発明の照明器具用カバーシート材におけるビ
ーズ層の一部断面図である。
【図7】本発明の照明器具用カバーシート材におけるビ
ーズ層の一部断面図である。
【図8】本発明の照明器具用カバーシート材におけるビ
ーズ層の一部上面図である。
【符号の説明】
1…照明器具用カバーシート材(本発明) 2…照明器具用カバーシート材(従来) 3…ランプシェード(開放型) 4…ランプシェード(密閉型) 5…リモコン 10…基材シート 20…樹脂フィルム 30…ビーズ層 31…ビーズ 32…バインダー 40…ドライラミネート層 41…ドライラミネート層 50…和紙 60…コート層 70…印刷層 80…光源

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビーズをコートした基材シートと、樹脂
    フィルムとから構成される照明用カバーシート材におい
    て、前記樹脂フィルムの片側表面にBaSO4 を含むコ
    ート層をコーティングしたことを特徴とする照明器具用
    カバーシート材。
  2. 【請求項2】 前記BaSO4 を含むコート層を5〜5
    0μm の厚さにすることを特徴とする請求項1に記載の
    照明器具用カバーシート材。
  3. 【請求項3】 前記基材シートに、耐熱性に優れ高透明
    性を有する物質であるポリエチレンテレフタレート(P
    ET)を用いることを特徴とする請求項1または2に記
    載の照明器具用カバーシート材。
  4. 【請求項4】 前記基材シートの厚さが25〜200μ
    m であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の照明器具用カバーシート材。
  5. 【請求項5】 前記樹脂フィルムに、耐熱性に優れ高透
    明性を有する物質であるポリエチレンテレフタレート
    (PET)を用いることを特徴とする請求項1から4の
    いずれかに記載の照明器具用カバーシート材。
  6. 【請求項6】 前記樹脂フィルムの厚さが25〜200
    μm であることを特徴とする請求項1から5のいずれか
    に記載の照明器具用カバーシート材。
  7. 【請求項7】 前記基材シートと、前記樹脂フィルムと
    の間に和紙を積層することを特徴とする請求項1から6
    のいずれかに記載の照明器具用カバーシート材。
  8. 【請求項8】 前記基材シートと、前記樹脂フィルムと
    の間に、前記樹脂フィルムの片側表面にヘイズ効果のあ
    る柄印刷を施したことを特徴とする請求項1から6のい
    ずれかに記載の照明器具用カバーシート材。
  9. 【請求項9】 前記樹脂フィルムに用いた柄印刷のイン
    キに塩化ビニル系、又はウレタン系のインキを用いたこ
    とを特徴とする請求項8に記載の照明器具用カバーシー
    ト材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE20300615U1 (de) 2003-01-15 2003-03-27 Eschenlohr, Gerda, 81377 München Lampenschirm
JP2006215245A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Fuji Seal International Inc 熱収縮性筒状ラベル
JP2006318681A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Itoki Corp 照明装置
JP2019127002A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 株式会社ワーロン 和紙の風合いを呈するシート状部材

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