JPH08180959A - コロナ分極処理方法およびコロナ分極装置 - Google Patents

コロナ分極処理方法およびコロナ分極装置

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JPH08180959A
JPH08180959A JP31730694A JP31730694A JPH08180959A JP H08180959 A JPH08180959 A JP H08180959A JP 31730694 A JP31730694 A JP 31730694A JP 31730694 A JP31730694 A JP 31730694A JP H08180959 A JPH08180959 A JP H08180959A
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electrode
needle
polarized
lower electrode
corona
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JP31730694A
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English (en)
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Masayuki Iijima
正行 飯島
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Ulvac Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被分極材料の表面が均一帯電し、その結果均
一な分極処理が行えるコロナ分極処理方法と、コロナ分
極装置。 【構成】 下部電極と針状電極間のコロナ放電を利用
し、下部電極上の被分極材料の表面を帯電させつつ、同
時に被分極材料の温度を上昇させて被分極材料内に含ま
れる双極子を配向させるコロナ分極処理方法において、
複数の針状電極よりコロナ放電を行うコロナ分極処理方
法と、その処理方法を実施するためのコロナ分極装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コロナ分極処理方法お
よびコロナ分極装置に関し、更に詳しくは、マイクロホ
ン、コンデンサー等のエレクトレット、加速度センサ
ー、流体センサー、圧力センサー等の圧電性センサー、
赤外線センサー等の焦電性センサー等に用いる絶縁体材
料に分極処理を施すコロナ分極処理方法、並びにそれに
用いるコロナ分極装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ステンレス、タングステン等の針状電極
と、それと離れた位置に平板電極との間に高電界(例え
ば数KV/cm)を印加すると、コロナ放電が発生す
る、この場合においては極性はどちらでもよい。
【0003】この電極間に絶縁体を置くと、放電時に針
状電極付近から平板電極に向かって移動するイオンが絶
縁体の表面に入射し、帯電する。帯電すると絶縁体内部
では強い電場勾配が生じる。
【0004】絶縁体内に双極子を持つ材料が電極間にお
かれ、かつ双極子の回転が行える状態(例えば絶縁体の
温度を上昇させて双極子が動けるようにする)になった
場合、双極子は生じた電場に沿って配向する。この配向
状態を保ったまま、双極子の動きを固定する(例えば絶
縁体の温度を下げる)と、その後電場を取り除いても配
向はそのまま保たれる。
【0005】このように、双極子をある方向に配向させ
る処理を分極処理と称する。また、この分極処理をポー
リングとも称する。
【0006】従来、基板上に成膜された例えばポリ尿素
膜から成る被分極材料にコロナ放電を行って、被分極材
料内に含まれる双極子を配向させる、所謂分極処理を施
すコロナ分極装置としては、図10に示すような、アル
ミニウム製の下部電極aと、下部電極aの対向位置に配
置されたタングステン製の針状電極bと、下部電極aの
裏面側に配置した被分極材料を加熱するヒーターcとか
らなり、下部電極aと針状電極bをコロナ放電を発生さ
せる電源dを介して接続したコロナ分極装置が知られて
いる。
【0007】そして、下部電極a上に例えばポリ尿素膜
から成る被分極材料eを載置し、電源dより下部電極a
と針状電極b間に例えば300KV/mの電界を加え
て、コロナ放電fを行って被分極材料eの表面に帯電さ
せ、同時にヒーターcにより被分極材料eの温度を例え
ば180℃に上昇して被分極材料e内に含まれる双極子
を配向させる。
【0008】しかしながら、前記コロナ分極装置を用い
て、被分極材料eにコロナ放電で分極処理を行うと、針
状電極bと被分極材料eとの位置関係や両者間b、eの
距離により分極の度合いに差異が生じる。即ち、針状電
極bに最も近い部分が分極しやすく、遠くになるにつれ
て分極しにくくなる。即ち、図10に示すように被分極
材料eの中央部分に分極大の部分gが、被分極材料eの
端部分に分極小の部分hが形成されることになる。
【0009】尚、分極処理を行った被分極材料のうち、
電場を取り除いても表面に帯電した電荷が長く保存され
るものをエレクトレットと称し、また、双極子が配向
し、内部に残留分極が生じ、力や熱で残留分極が変化
し、その変化分を補うために電流が流れるものを、力に
対しては圧電体、熱に対しては焦電体と称する。
【0010】従って、前記分極装置を用いて、分極処理
を行うと、分極処理された材料内部で帯電量(何Vに帯
電しているか)、或いは圧電性、焦電性に違いが生じて
しまうという問題がある。
【0011】そこで、この問題点を解消するために、図
11に示すような下部電極aと針状電極bとの間に例え
ばステンレス等の金属から成るグリッド電極iを配置す
ることが行われている。尚、図中、jは下部電極aとグ
リッド電極i間に配置した電源を示す。
【0012】図11に示す分極装置のように下部電極と
針状電極間にグリッド電極を配置することにより、絶縁
体である被分極材料とグリッド電極間の電場が均一とな
り、被分極材料が均一に分極処理される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記図11に示すグリ
ッド電極を配置した分極装置のグリッド電極は針状電極
からの放電を防げず、針状電極付近に生じるイオンを被
分極材料表面に入射させるために、網状の例えばステン
レスのような金属材料を用いる。
【0014】本発明者らは、被分極材料に均一な分極処
理を施すべく、鋭意検討した結果、一見均一に分極され
たように考えられていた被分極材料に図12に示すよう
な、分極が充分に行われている部分kと、分極が不充分
である部分mが存在していることを知見した。
【0015】即ち、針状電極の先端から見て、グリッド
電極の網目の影になる部分mに分極が不充分であること
が分かった。
【0016】その理由は、被分極材料へのイオンの入射
がグリット電極の網目により妨げられ、その結果、被分
極材料の帯電に分布が生じ、被分極材料の分極に差異が
生じることによる。
【0017】現在、センサー等は小型化される傾向にあ
り、小型化されるに従い、網目の影による分極の差異が
各センサーの感度のバラツキになることが懸念される。
【0018】そこで、グリッド電極の影部分(分極が不
充分な部分:図12の符号m)と他の部分(分極が充分
な部分:図12の符号k)との分極に差異のない分極方
法の出現が望まれている。
【0019】本発明は分極に差異のないコロナ分極処理
方法と、それに用いるコロナ分極装置を提供することを
目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1のコロナ分極処
理方法は、下部電極と針状電極間のコロナ放電を利用
し、下部電極上の被分極材料の表面を帯電させつつ、同
時に被分極材料の温度を上昇させて被分極材料内に含ま
れる双極子を配向させるコロナ分極処理方法において、
複数の針状電極よりコロナ放電を行うことを特徴とす
る。
【0021】請求項2のコロナ分極処理方法は、グリッ
ト電極を介して下部電極と針状電極間のコロナ放電を利
用し、下部電極上の被分極材料の表面を帯電させつつ、
同時に被分極材料の温度を上昇させて被分極材料内に含
まれる双極子を配向させるコロナ分極処理方法におい
て、複数の針状電極よりコロナ放電を行うことを特徴と
する。
【0022】請求項3のコロナ分極処理方法は、グリッ
ト電極を介して下部電極と針状電極間のコロナ放電を利
用し、下部電極上の被分極材料の表面を帯電させつつ、
同時に被分極材料の温度を上昇させて被分極材料内に含
まれる双極子を配向させるコロナ分極処理方法におい
て、針状電極を電場に対して水平方向に移動させながら
コロナ放電を行うことを特徴とする。
【0023】請求項4のコロナ分極処理方法は、グリッ
ト電極を介して下部電極と針状電極間のコロナ放電を利
用し、下部電極上の被分極材料の表面を帯電させつつ、
同時に被分極材料の温度を上昇させて被分極材料内に含
まれる双極子を配向させるコロナ分極処理方法におい
て、グリット電極を電場に対して水平方向に移動させな
がら針状電極よりコロナ放電を行うことを特徴とする。
【0024】請求項5のコロナ分極処理方法は、グリッ
ト電極を介して下部電極と針状電極間のコロナ放電を利
用し、下部電極上の被分極材料の表面を帯電させつつ、
同時に被分極材料の温度を上昇させて被分極材料内に含
まれる双極子を配向させるコロナ分極処理方法におい
て、被分極材料を電場に対して水平方向に移動させなが
ら針状電極よりコロナ放電を行うことを特徴とする。
【0025】請求項6のコロナ分極処理方法は、請求3
項ないし請求項5のいずれか1項記載のコロナ分極処理
方法であって、針状電極は複数の針状電極であることを
特徴とする。
【0026】請求項7のコロナ分極装置は、下部電極
と、下部電極の対向位置に配置された針状電極とから成
り、下部電極と針状電極間のコロナ放電を利用して、下
部電極上の被分極材料内に含まれる双極子を配向させる
コロナ分極装置において、針状電極を複数の針状電極で
構成したことを特徴とする。
【0027】請求項8のコロナ分極装置は、下部電極
と、下部電極の対向位置に配置された針状電極と、下部
電極と針状電極間に配置されたグリット電極とから成
り、グリット電極を介して下部電極と針状電極間のコロ
ナ放電を利用して、下部電極上の被分極材料内に含まれ
る双極子を配向させるコロナ分極装置において、針状電
極を複数の針状電極で構成したことを特徴とする。
【0028】請求項9のコロナ分極装置は、下部電極
と、下部電極の対向位置に配置された針状電極と、下部
電極と針状電極間に配置されたグリット電極とから成
り、グリット電極を介して下部電極と針状電極間のコロ
ナ放電を利用して、下部電極上の被分極材料内に含まれ
る双極子を配向させるコロナ分極装置において、針状電
極を電場に対して水平方向に移動自在に配置したことを
特徴とする。
【0029】請求項10のコロナ分極装置は、下部電極
と、下部電極の対向位置に配置された針状電極と、下部
電極と針状電極間に配置されたグリット電極とから成
り、グリット電極を介して下部電極と針状電極間のコロ
ナ放電を利用して、下部電極上の被分極材料内に含まれ
る双極子を配向させるコロナ分極装置において、グリッ
ト電極を電場に対して水平方向に移動自在に配置したこ
とを特徴とする。
【0030】請求項11のコロナ分極装置は、下部電極
と、下部電極の対向位置に配置された針状電極と、下部
電極と針状電極間に配置されたグリット電極とから成
り、グリット電極を介して下部電極と針状電極間のコロ
ナ放電を利用して、下部電極上の被分極材料内に含まれ
る双極子を配向させるコロナ分極装置において、被分極
材料を電場に対して水平方向に移動自在に配置したこと
を特徴とする。
【0031】請求項12のコロナ分極装置は、請求項9
ないし請求項11のいずれか1項に記載のコロナ分極装
置であって、針状電極は複数の針状電極であることを特
徴とする。
【0032】
【作用】コロナ放電によるコロナ分極処理において、針
状電極を複数の針状電極で構成することにより、大面積
の被分極材料の表面に均一にコロナ放電を行えて、被分
極材料の表面が均一に帯電し、その結果、均一な分極処
理が行える。
【0033】コロナ放電によるコロナ分極処理におい
て、分極(帯電の大きさ)を均一にするために、グリッ
ド電極を下部電極と針状電極間に設けるが、針状電極、
グリッド電極、被分極材料のいずれかを電場に対して水
平方向に移動させることにより、グリッド電極がコロナ
放電によって生じたイオンの被分極材料への入射を妨げ
ないので、被分極材料の表面が均一に帯電し、その結
果、均一な分極処理が行える。
【0034】
【実施例】先ず、本発明の基本的考え方について説明す
る。
【0035】1) 針状電極の本数について (1) 針状電極を複数の針状電極で構成する際の単位面積
当たり本数には制限がない。その理由は、分極は被分極
材料に対して均一に分布されていなければならず、その
ために単位面積当たりの本数を増加(過密状態)すれば
よいが生産性、コスト等を考慮すれば単に無駄となるば
かりである。
【0036】ポーリング処理については種々の方式があ
り(例えば基板と針或いはワイヤー等の電極との距離
や、電界強度は実験結果報告においてまちまちであ
る)、統一的な、或いは最適条件等はあまり研究の対象
になっていないのが現状である。
【0037】それはポーリング方法、それ自体が単なる
手段(道具)であって、研究対象はポーリング処理後の
被分極材料の物性や特性に向けられているからである。
【0038】(2) 例えば基板の大きさが1m四方(1000mm
×1000mm)と非常に大きい場合は、1本の針状電極で
は、たとえ下部電極と針状電極間にグリッド電極を配置
したとしても、被分極材料に対して均一に分極処理を行
うことは極めて困難である。
【0039】種々の実験の結果からみると針状電極の間
隔は5〜10cm程度である。ただ、この場合も針状電極と
基板間の距離、グリッド電極と基板までの距離のパラメ
ーターで大きく変化するので、針状電極と基板間の距離
が例えばXmm、グリッド電極と基板までの距離か例えば
Hmmの時、針状電極間の間隔はY〜Zmmの範囲というよ
うにある程度に決められるだけである。
【0040】その1例を挙げると、針状電極と基板との
間隔(距離)が2cmで、電圧が10kV、グリッド電極と基
板との間隔(距離)が1cmで、電圧が2kVの場合(針状電
極とグリッド電極がマイナス、基板が接地電位、或いは
その逆)は針状電極の間隔は5〜10cmが好ましい。
【0041】(3) 図12に示すように、針状電極と基板
の間で生じたイオン(針状電極がマイナスの時は負イオ
ンや電子、針状電極がプラスなら正イオンや電子)が電
界で基板に引き寄せられて、被分極材料の表面に帯電
し、分極処理が起こる。この時、グリッド電極が被分極
材料へのイオンの入射を妨害し、被分極材料の表面が帯
電できなくなると分極の不均一が生じることになる。
【0042】従って、ポーリング(時間は30〜40分)中
に針状電極、グリッド電極、被分極材料(基板)のいず
れかを移動させることにより、被分極材料全体にイオン
が入射できるようにすればよい。
【0043】2. 針状電極、グリッド電極、被分極材料
(基板)の移動について (1) 針状電極と基板の間で生じたイオンや電子が基板に
引き寄せられて均一に入射して、結果として表面での帯
電が均一となるようにすればよいから、移動手段として
はどのような方法(手段)を採用してもよいことにな
る。ただ、移動中は電極と基板の距離が変化すると電界
強度が変化し、この電界強度の制御は一般に困難を伴う
ので、移動は電場に対して水平方向に移動させることが
好ましい。
【0044】(2) コロナ分極処理方法において針状電
極、グリッド電極、被分極材料のいずれかを電場に対し
て水平方向に移動させながらコロナ放電を行う際の移動
とは、 例えば針状電極を被分極材料の決められた範囲内を
往復させる場合、 例えば針状電極を被分極材料の一部を中心として旋
回させる場合のいずれかである。
【0045】(3) コロナ分極装置において針状電極、グ
リッド電極、被分極材料のいずれかを電場に対して配置
する際の移動自在とは、 例えば針状電極を被分極材料の決められた範囲内を
往復させる場合、 例えば針状電極を被分極材料の一部を中心として旋
回させる場合のいずれかである。
【0046】(4) 移動速度はポーリング(時間は30〜40
分)中に針状電極、グリッド電極、被分極材料(基板)
のいずれかを移動させることにより、被分極材料全体に
イオンが入射できるようにすればよい。
【0047】以下に本発明のコロナ分極装置の具体的実
施例を説明する。
【0048】実施例1 図1装置は針状電極を複数の針状電極で構成した場合の
装置の説明図である。
【0049】図中、1はコロナ分極装置を示し、該コロ
ナ分極装置1は、アルミニウム製の下部電極2と、その
上方に配置されたタングステン製の径1〜2mm、長さ50〜
100mmの針状電極3とから成り、下部電極2と、針状電
極3を電源4を介して接続し、下部電極2の背面側に被
分極材料5をポーリング中所定温度に加熱し、該温度を
維持するヒーター6を配置した。
【0050】そして電源4より例えば10kVの電圧を下部
電極2と針状電極3間に印加して、両者間にコロナ放電
を発生させ、被分極材料5にコロナで帯電させて、分極
されるようにした。
【0051】また、複数の針状電極3を1〜2cm間隔で配
置すればよい。
【0052】針状電極3の真下が最も分極するが、針状
電極3を複数にすることによって被分極材料5の表面の
帯電を均一にして、被分極材料5に付与される分極の差
異をなくする。
【0053】実施例2 図2装置はグリッド電極を備え、かつ針状電極を複数の
針状電極で構成した場合の説明図である。
【0054】図2装置は下部電極2と針状電極3との間
にステンレス製の径0.5〜1mm、網目の開口間隔1〜2mmの
網状のグリッド電極7を配置し、下部電極2とグリッド
電極3を電源8を介して接続した以外は、前記図1装置
と同一構成である。尚、図1装置の同一符号は説明を省
略した。
【0055】この場合、針状電極3の配置位置は針状電
極3の先端から見てグリッド電極7の網目の影が出来な
いように配置すればよい。
【0056】実施例3 図3装置はグリッド電極を備え、コロナ放電中は針状電
極を移動させるように構成した場合の装置の説明図であ
る。
【0057】図中、11はコロナ分極装置を示し、該コ
ロナ分極装置11は、アルミニウム製の下部電極12
と、その上方に配置されたタングステン製の径1〜2mm、
長さ50〜100mmの針状電極13と、下部電極12と針状
電極13との間に配置したステンレス製の径0.5〜1mm、
網目の開口間隔1〜2mmの網状のグリッド電極17とから
成り、下部電極12と、針状電極13を電源14を介し
て接続すると共に、下部電極12とグリッド電極17を
電源18を介して接続した。
【0058】また、下部電極12の背面側に被分極材料
15をポーリング中所定温度に加熱し、該温度を維持す
るヒーター16を配置した。
【0059】そして、電源14より例えば10kVの電圧を
下部電極12と針状電極13間に印加すると共に、電源
18より例えば2kVの電圧を下部電極12とグリッド電
極17間に印加し、下部電極12と針状電極13間にコ
ロナ放電を発生させ、コロナで被分極材料15に帯電さ
せて、分極されるようにした。
【0060】また、コロナ放電中に針状電極13を例え
ばリニアモーターのような駆動装置(図示せず)で電場
に対して水平方向に図3に示す実線から仮想線のように
移動させるようにした。このようにコロナ放電中に針状
電極13を電場に対して水平方向に移動させることによ
り、針状電極の先端から見てグリッド電極の網目の影部
は出来ないことになる。
【0061】実施例4 図4装置はグリッド電極を備え、コロナ放電中は該グリ
ッド電極を移動させるように構成した場合の装置の説明
図である。
【0062】図中、21はコロナ分極装置を示し、該コ
ロナ分極装置21は、アルミニウム製の下部電極22
と、その上方に配置されたタングステン製の径1〜2mm、
長さ50〜100mmの針状電極23と、下部電極22と針状
電極23との間に配置したステンレス製の径0.5〜1mm、
網目の開口間隔1〜2mmの網状のグリッド電極27とから
成り、下部電極22と、針状電極23を電源24を介し
て接続すると共に、下部電極22とグリッド電極27を
電源28を介して接続した。
【0063】また、下部電極22の背面側に被分極材料
25をポーリング中所定温度に加熱し、該温度を維持す
るヒーター26を配置した。
【0064】そして、電源24より例えば10kVの電圧を
下部電極22と針状電極23間に印加すると共に、電源
28より例えば2kVの電圧を下部電極22とグリッド電
極27間に印加し、下部電極22と針状電極23間にコ
ロナ放電を発生させ、コロナで被分極材料25に帯電さ
せて、分極されるようにした。
【0065】また、コロナ放電中にグリッド電極27を
例えばリニアモーターのような駆動装置(図示せず)で
電場に対して水平方向に移動させるようにした。
【0066】このようにコロナ放電中にグリッド電極2
7を電場に対して水平方向に移動させることにより、針
状電極の先端から見てグリッド電極の網目の影部は出来
ないこととなる。
【0067】実施例5 図5装置はグリッド電極を備え、コロナ放電中に被分極
分極材料を移動させるように構成した装置の説明図であ
る。
【0068】図中、31はコロナ分極装置を示し、該コ
ロナ分極装置31は、アルミニウム製の下部電極32
と、その上方に配置されたタングステン製の径1〜2mm、
長さ50〜100mmの針状電極33と、下部電極32と針状
電極33との間に配置したステンレス製の径0.5〜1mm、
網目の開口間隔1〜2mmの網状のグリッド電極37とから
成り、下部電極32と、針状電極33を電源34を介し
て接続すると共に、下部電極32とグリッド電極37を
電源38を介して接続した。
【0069】また、下部電極32の背面側に被分極材料
35をポーリング中所定温度に加熱し、該温度を維持す
るヒーター36を配置した。
【0070】そして、電源34より例えば10kVの電圧を
下部電極32と針状電極33間に印加すると共に、電源
38より例えば2kVの電圧を下部電極32とグリッド電
極37間に印加し、下部電極32と針状電極33間にコ
ロナ放電を発生させ、コロナで被分極材料35に帯電さ
せて、分極されるようにした。
【0071】また、コロナ放電中に被分極材料35を例
えばリニアモーターのような駆動装置(図示せず)で電
場に対して水平方向に図5に示すように実線から仮想線
のように移動させるようにした。
【0072】このようにコロナ放電中に被分極材料35
を電場に対して水平方向に移動させることにより、針状
電極の先端から見てグリッド電極の網目の影部は出来な
いこととなる。
【0073】以下に本発明のコロナ分極処理方法の具体
的実施例を比較例と共に説明する。
【0074】実施例6 本実施例は針状電極を単一とし、グリッド電極を移動さ
せながらコロナ放電を行って分極処理する分極処理方法
であり、被分極材料としてポリ尿素膜を用いた。
【0075】ポリ尿素膜の作製は 本出願人が先に、特
開平2-284485号(特願平1-104562号)で提案せる有機圧
焦電体膜の形成方法における基板上へのポリ尿素膜の形
成方法に準じて行うものであって、基板上へのポリ尿素
膜は図6に示す装置を用いて行った。ポリ尿素膜の作製
について説明する。
【0076】先ず、蒸発用容器46,46の一方にポリ
尿素の原料モノマーaである4,4′−ジアミノフェニ
ルエーテルと、他方にポリ尿素の原料モノマーbである
ジイソシアネート4,4′−ジイソシアン酸メチルジフ
ェニルを夫々充填し、シャッター49を閉じた状態で真
空処理室41内の全圧を真空排気系42を介して1.3×1
0-3Pa(1×10-5Torr)に設定する。
【0077】次に、蒸発モニター47,47で蒸発用容
器46,46からの各原料モノマーa,bの蒸発量を測
定しながらヒーター48,48によって4,4′−ジア
ミノフェニルエーテルを温度135±2℃に、また、ジイソ
シアネート4,4′−ジイソシアン酸メチルジフェニル
を温度75±2に夫々加熱する。
【0078】次いで、原料モノマーa,bが所定温度に
達して所要の蒸発量が得られた後にシャッター49を開
き、真空処理室41内のホルダー44で保持された基板
43(大きさ25cm×25cmのスライドガラスの表面に下部
電極として膜厚0.1μmのアルミニウムが蒸着されてい
る)上に該原料モノマーa,bを2Å/分の析出速度で
厚さ2000Åに堆積させた後、シャッター49を閉じ、基
板43上でポリ尿素(ポリユリアともいう)の重合反応
を起こさせて該基板43上にポリ尿素膜を形成する。
【0079】尚、原料モノマーa,bは化学量論的にポ
リ尿素膜が形成されるように蒸発量の調製によって1:
1のモル比で蒸発するようにした。また、原料モノマー
a,bの蒸発時における真空処理室41内の圧力は4×1
0-3Pa(3×10-5Torr)とした。また、図中50は両蒸発用
容器46間に設けた仕切板を示す。
【0080】尚、前記特開平2-284485号(特願平1-1045
62号)で提案の有機圧焦電体膜の形成方法では、ポーリ
ング(分極処理)をコロナ法ではなく、ポリ尿素膜の両
面に設けた上下電極に電界を直接かける手段を用いてい
るが、本発明では、上下電極は設けない。
【0081】このようにポリ尿素膜が形成された基板を
真空処理室内より取出し、基板上に形成されたポリ尿素
膜を被分極材料とし、次のような方法で被分極材料にコ
ロナ放電による分極処理を施した。
【0082】分極処理には図7に示す装置を用いた。
【0083】図中、21はコロナ分極装置を示し、該コ
ロナ分極装置21は、アルミニウム製の下部電極22
と、その上方に配置されたタングステン製の径1mm、長
さ100mmの針状電極23と、下部電極22と針状電極2
3との間に配置したステンレス製の網状のグリッド電極
27とから成り、下部電極22と、針状電極23を電源
24を介して接続すると共に、下部電極22とグリッド
電極27を電源28を介して接続した。
【0084】また、下部電極22の背面側に被分極材料
25をポーリング中所定温度に加熱し、該温度を維持す
るヒーター26を配置した。尚、かかるコロナ分極装置
の構成は前記図4装置と同一である。
【0085】また、グリッド電極27を図8に示すよう
なステンレス製の線径0.85mmφ、網目の開目間隔は5.55
mm、開口率75%とした。
【0086】そして、下部電極22とグリッド電極27
間の間隔を1cmとし、針状電極23とグリッド電極27
間の間隔を1cmとすると共に、下部電極22上に基板を
取り付け、下部電極22を基板(大きさ25cm×25cmガラ
ス製)上に形成されている下部電極(アルミニウム製)
に接続した。
【0087】また、ヒーター26で被分極材料25を室
温から200℃まで昇温速度12℃/分で昇温させた後、該
温度を10分間維持しながら、電源24より-10kVの電圧
を下部電極22と針状電極23間に印加すると共に、電
源28より-1.5kVの電圧を下部電極22とグリッド電極
27間に印加し、下部電極22と針状電極23間にコロ
ナ放電を発生させると共に、コロナ放電中にグリッド電
極27を電場に対して水平方向に幅3cmで往復するよう
に速度30cm/分で移動させて、被分極材料にコロナ放電
(10分間)を行って分極処理を施し、その後被分極材料
の温度を100℃まで徐冷(放冷)した後、分極装置より
取り出した。
【0088】取り出された基板上の被分極材料(ポリ尿
素膜)に図9に示すように、針状電極22の先端の真下
を中心とした大きさ縦、横夫々7.5mmの正方形内に、1mm
間隔で大きさ0.5mm角のアルミニウム製の上部電極Mを
真空蒸着法により被覆(コーティング)し、計25個の焦
電素子Lを作製した後、各素子lの焦電率を測定し、そ
の結果を表1に示す。
【0089】尚、焦電率は次のようにして測定した。
【0090】即ち、作製した焦電素子を加熱オーブンに
入れ、上下各電極を電流計に接続し、一定の昇温速度で
加熱した。その時に流れる焦電流から次式により焦電率
を求めた。
【0091】
【数1】
【0092】比較例1 グリッド電極を使用せずに、下部電極と針状電極の間隔
を3cmとした以外は、前記実施例6と同様の方法で、計2
5個の焦電素子を作製した後、各素子の焦電率を測定
し、その結果を表1に示す。
【0093】比較例2 グリッド電極を固定状態とし、コロナ放電を行った以外
は、前記実施例6と同様の方法で、計25個の焦電素子を
作製した後、各素子の焦電率を測定し、その結果を表1
に示す。
【0094】
【表1】
【0095】表1から明らかなように、本発明の実施例
6では全ての素子において同等の焦電率が得られたが、
グリッド電極が配置されていない比較例1、グリッド電
極を固定状態とした比較例2は何れも焦電率に大きな差
異があった。
【0096】また、比較例1では針状電極の真下の素子
から離れた位置の素子程焦電率は小さい焦電率を示す傾
向にあった。また、下部電極から針状電極の先端位置の
真下から2cm(20mm)離れた位置の素子の焦電率は0であ
った。
【0097】実施例7 図1装置(グリッド電極なし)を用い、針状電極を2cm
間隔で縦、横計各3本づつ計/9本(被分極材料の大き
さ5cm×5cmに対して)配置し、グリッド電極を使用せ
ず、また、針状電極を固定状態とした以外は、前記実施
例6と同様の方法で、計25個の焦電素子Lを作製した
後、各素子の焦電率を測定したところ、最大22(μC/m2
K)、最小18(μC/m2K)、平均19(μC/m2K)であった。
【0098】実施例8 図2装置を用い、針状電極を2cm間隔で縦、横計9本(被
分極材料の大きさ5cm×5cmに対して)配置し、グリッド
電極を固定状態とし、また、針状電極を固定状態とした
以外は、前記実施例6と同様の方法で、計25個の焦電素
子Lを作製した後、各素子の焦電率を測定したところ、
最大23(μC/m2K)、最小18(μC/m2K)、平均19(μC/m2
K)であった。
【0099】実施例9 図3装置を用い、コロナ放電中に針状電極(針状電極は
1本)を電場に対して水平方向に幅3cmで往復するよう
に速度30cm/分で移動させた以外は、前記実施例6と同
様の方法で、計25個の焦電素子Lを作製した後、各素子
の焦電率を測定したところ、最大21(μC/m2K)、最小18
(μC/m2K)、平均19(μC/m2K)であった。
【0100】実施例10 図5装置を用い、コロナ放電中に被分極材料(被分極材
料の大きさ5cm×5cm)を電場に対して水平方向に幅3cm
で往復するように速度30cm/分で移動させた以外は、前
記実施例6と同様の方法で、計25個の焦電素子Lを作製
した後、各素子の焦電率を測定したところ、最大23(μC
/m2K)、最小18(μC/m2K)、平均20(μC/m2K)であっ
た。
【0101】前記各実施例の結果から明らかなように、
グリッド電極がない場合も被分極材料に分極処理を施す
ことが出来るが、下部電極と針状電極間にグリット電極
を設けることにより、スイープの幅が大きくなるので、
グリッド電極を設けることにより、例えば大きさが500m
m×500mmのような広面積の被分極材料(基板)にも対応
出来る。
【0102】前記実施例6ではコロナ放電中にグリッド
電極を幅3cmの範囲で往復するように移動させたが、グ
リッド電極を被分極材料の上方で電場に対して水平方向
で速度100回転/分で回転させた場合は、何れも各素子
の焦電率は実施例6の焦電率と同等であった。
【0103】前記実施例7ではコロナ放電中は複数の針
状電極を固定状態としたが、複数の針状電極を同時に夫
々電場に対して水平方向に幅3cmで往復するように速度3
0cm/分で移動させた場合、或いは各針状電極を同時に
被分極材料の上方で電場に対して水平方向で円を描くよ
うに速度100回転/分で旋回させた場合は、何れも各素
子の焦電率は実施例7の焦電率と同等であった。
【0104】前記実施例8ではコロナ放電中は複数の針
状電極を固定状態としたが、複数の針状電極を同時に夫
々電場に対して水平方向に幅3cmで往復するように速度3
0cm/分で移動させた場合、或いは各針状電極を同時に
被分極材料の上方で電場に対して水平方向で円を描くよ
うに速度100回転/分で旋回させた場合は、何れも各素
子の焦電率は実施例8の焦電率と同等であった。
【0105】前記実施例9ではコロナ放電中に針状電極
を幅3cmの範囲で往復するように移動させたが、針状電
極を被分極材料の上方で円を描くように速度100回転/
分で旋回させた場合は、何れも各素子の焦電率は実施例
9の焦電率と同等であった。
【0106】前記実施例10ではコロナ放電中に被分極
材料を幅3cmの範囲で往復するように移動させたが、被
分極材料を針状電極の下方で速度100回転/分で回転さ
せた場合は、何れも各素子の焦電率は実施例10の焦電
率と同等であった。
【0107】勿論、本発明方法は前記実施例に限定され
るものではなく、針状電極を動かす方法と、グリッド電
極を動かす方法とを組み合わせた方法、針状電極を動か
す方法と、基板を動かす方法とを組み合わせた方法等の
ように種々組み合わせてもよい。
【0108】また、針状電極と下部電極間の極性を正
(+)、或いは負(−)にしてコロナ放電を行い、各素
子の焦電率を調べたところ、針状電極と下部電極間の極
性は正(+)、或いは負(−)のどちらであっても被分
極材料の焦電率は何ら変わらなかった。
【0109】
【発明の効果】本発明の請求項第1項のコロナ分極処理
方法によるときは、針状電極を複数としたので、被分極
材料の表面が均一帯電し、その結果均一な分極処理が行
えるという効果がある。
【0110】本発明の請求項第2項のコロナ分極処理方
法によるときは、分極、即ち帯電の大きさを均一にする
ために下部電極と針状電極間にグリッド電極を設けると
共に、針状電極を複数配置したので、グリッド電極が針
状電極よりのイオンを被分極材料への入射を妨げないの
で、被分極材料の表面が均一に帯電し、その結果均一な
分極処理がおこなえるという効果がある。
【0111】本発明の請求項第3項ないし第6項のコロ
ナ分極処理方法によるときは、分極、即ち帯電の大きさ
を均一にするために下部電極と針状電極間にグリッド電
極を設けると共に、針状電極を複数配置、或いは、針状
電極、グリッド電極、被分極材料の何れかを移動させつ
つ、針状電極よりコロナ放電を行うようにしたので、グ
リッド電極が針状電極よりのイオンを被分極材料への入
射を妨げないので、被分極材料の表面が均一に帯電し、
その結果均一な分極処理がおこなえるという効果があ
る。
【0112】本発明の請求項第7項のコロナ分極装置に
よるときは、針状電極を複数に配置したので、被分極材
料の表面に均一な帯電をせしめ、被分極材料に均一な分
極処理を行える装置を提供する効果がある。
【0113】本発明の請求項第8項のコロナ分極装置に
よるときは、分極、即ち帯電の大きさを均一にするため
に下部電極と針状電極間にグリッド電極を設けると共
に、針状電極を複数配置したので、被分極材料の表面に
均一な帯電をせしめ、被分極材料に均一な分極処理を行
える装置を提供する効果がある。
【0114】本発明の請求項第9項ないし第12項のコ
ロナ分極装置によるときは、分極、即ち帯電の大きさを
均一にするために下部電極と針状電極間にグリッド電極
を設けると共に、針状電極を複数配置、或いは、コロナ
放電中に針状電極、グリッド電極、被分極材料の何れか
を移動出来るように配置したので、被分極材料の表面に
均一な帯電をせしめ、被分極材料に均一な分極処理を行
える装置を提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコロナ分極装置の1例であり、針状
電極を複数とした装置の説明図、
【図2】 コロナ分極装置の他の例であり、グリッド電
極を備え、かつ針状電極を複数とした装置の説明図、
【図3】 コロナ分極装置の他の例であり、グリッド電
極を備え、かつ針状電極を移動させる装置の説明図、
【図4】 コロナ分極装置の他の例であり、グリッド電
極を備え、かつグリッド電極を移動させる装置の説明
図、
【図5】 コロナ分極装置の他の例であり、グリッド電
極を備え、かつ被分極材料を移動させる装置の説明図、
【図6】 本発明のコロナ分極処理方法における被分極
材料の形成装置の説明図、
【図7】 本発明のコロナ分極処理方法を実施するため
のコロナ分極装置の1例の説明図、
【図8】 図7装置に用いるグリッド電極の要部の拡大
図、
【図9】 図7装置を用いて分極処理された被分極材料
の焦電率を測定するための各素子の位置を示す説明図、
【図10】 従来のコロナ分極装置の説明図、
【図11】 従来のグリッド電極を配置したコロナ分極
装置の説明図、
【図12】 従来のグリッド電極を配置したコロナ分極
装置による被分極材料の分極状態の説明図、並びに針状
電極、グリッド電極、被分極材料のイオン状態を示す説
明図。
【符号の説明】
1、11、21、31 コロナ分極装置、2、12、2
2、32 下部電極、 3、13、23、33 針状
電極、4、14、24、34 電源、5、15、25、
35 被分極材料、7、17、27、37 グリッド電
極、8、18、28、38 電源、 L 素子。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部電極と針状電極間のコロナ放電を利
    用し、下部電極上の被分極材料の表面を帯電させつつ、
    同時に被分極材料の温度を上昇させて被分極材料内に含
    まれる双極子を配向させるコロナ分極処理方法におい
    て、複数の針状電極よりコロナ放電を行うことを特徴と
    するコロナ分極処理方法。
  2. 【請求項2】 グリット電極を介して下部電極と針状電
    極間のコロナ放電を利用し、下部電極上の被分極材料の
    表面を帯電させつつ、同時に被分極材料の温度を上昇さ
    せて被分極材料内に含まれる双極子を配向させるコロナ
    分極処理方法において、複数の針状電極よりコロナ放電
    を行うことを特徴とするコロナ分極処理方法。
  3. 【請求項3】 グリット電極を介して下部電極と針状電
    極間のコロナ放電を利用し、下部電極上の被分極材料の
    表面を帯電させつつ、同時に被分極材料の温度を上昇さ
    せて被分極材料内に含まれる双極子を配向させるコロナ
    分極処理方法において、針状電極を電場に対して水平方
    向に移動させながらコロナ放電を行うことを特徴とする
    コロナ分極処理方法。
  4. 【請求項4】 グリット電極を介して下部電極と針状電
    極間のコロナ放電を利用し、下部電極上の被分極材料の
    表面を帯電させつつ、同時に被分極材料の温度を上昇さ
    せて被分極材料内に含まれる双極子を配向させるコロナ
    分極処理方法において、グリット電極を電場に対して水
    平方向に移動させながら針状電極よりコロナ放電を行う
    ことを特徴とするコロナ分極処理方法。
  5. 【請求項5】 グリット電極を介して下部電極と針状電
    極間のコロナ放電を利用し、下部電極上の被分極材料の
    表面を帯電させつつ、同時に被分極材料の温度を上昇さ
    せて被分極材料内に含まれる双極子を配向させるコロナ
    分極処理方法において、被分極材料を電場に対して水平
    方向に移動させながら針状電極よりコロナ放電を行うこ
    とを特徴とするコロナ分極処理方法。
  6. 【請求項6】 前記針状電極は複数の針状電極であるこ
    とを特徴とする請求項第3項ないし第5項のいずれか1
    項に記載のコロナ分極処理方法。
  7. 【請求項7】 下部電極と、下部電極の対向位置に配置
    された針状電極とから成り、下部電極と針状電極間のコ
    ロナ放電を利用して、下部電極上の被分極材料内に含ま
    れる双極子を配向させるコロナ分極装置において、針状
    電極を複数の針状電極で構成したことを特徴とするコロ
    ナ分極装置。
  8. 【請求項8】 下部電極と、下部電極の対向位置に配置
    された針状電極と、下部電極と針状電極間に配置された
    グリット電極とから成り、グリット電極を介して下部電
    極と針状電極間のコロナ放電を利用して、下部電極上の
    被分極材料内に含まれる双極子を配向させるコロナ分極
    装置において、針状電極を複数の針状電極で構成したこ
    とを特徴とするコロナ分極装置。
  9. 【請求項9】 下部電極と、下部電極の対向位置に配置
    された針状電極と、下部電極と針状電極間に配置された
    グリット電極とから成り、グリット電極を介して下部電
    極と針状電極間のコロナ放電を利用して、下部電極上の
    被分極材料内に含まれる双極子を配向させるコロナ分極
    装置において、針状電極を電場に対して水平方向に移動
    自在に配置したことを特徴とするコロナ分極装置。
  10. 【請求項10】 下部電極と、下部電極の対向位置に配
    置された針状電極と、下部電極と針状電極間に配置され
    たグリット電極とから成り、グリット電極を介して下部
    電極と針状電極間のコロナ放電を利用して、下部電極上
    の被分極材料内に含まれる双極子を配向させるコロナ分
    極装置において、グリット電極を電場に対して水平方向
    に移動自在に配置したことを特徴とするコロナ分極装
    置。
  11. 【請求項11】 下部電極と、下部電極の対向位置に配
    置された針状電極と、下部電極と針状電極間に配置され
    たグリット電極とから成り、グリット電極を介して下部
    電極と針状電極間のコロナ放電を利用して、下部電極上
    の被分極材料内に含まれる双極子を配向させるコロナ分
    極装置において、被分極材料を電場に対して水平方向に
    移動自在に配置したことを特徴とするコロナ分極装置。
  12. 【請求項12】 前記針状電極は複数の針状電極である
    ことを特徴とする請求項第9項ないし第11項のいずれ
    か1項に記載のコロナ分極装置。
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