JPH08181554A - 自動利得制御回路を備えたディジタル無線通信装置 - Google Patents
自動利得制御回路を備えたディジタル無線通信装置Info
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- JPH08181554A JPH08181554A JP6318495A JP31849594A JPH08181554A JP H08181554 A JPH08181554 A JP H08181554A JP 6318495 A JP6318495 A JP 6318495A JP 31849594 A JP31849594 A JP 31849594A JP H08181554 A JPH08181554 A JP H08181554A
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- signal
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- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 復調に供する受信信号の分解能を十分に確保
した上で、A/D変換に要求される分解能を低くできる
ようにし、これにより回路構成の小形化および低価格化
を図る。 【構成】 AGC回路により可変制御された第2受信中
間周波信号をサンプリングするA/D変換器20と、復
調処理を行なう復調回路11との間に、演算回路24を
設ける。そして、この演算回路24において、上記第2
受信中間周波信号のレベルを可変制御するためにAGC
回路で発生された総利得値Gの逆数に相当する利得を上
記A/D変換器20の出力信号に乗算し、これにより得
られた1/G倍されたA/D変換出力信号を復調回路1
1に供給するようにしたものである。
した上で、A/D変換に要求される分解能を低くできる
ようにし、これにより回路構成の小形化および低価格化
を図る。 【構成】 AGC回路により可変制御された第2受信中
間周波信号をサンプリングするA/D変換器20と、復
調処理を行なう復調回路11との間に、演算回路24を
設ける。そして、この演算回路24において、上記第2
受信中間周波信号のレベルを可変制御するためにAGC
回路で発生された総利得値Gの逆数に相当する利得を上
記A/D変換器20の出力信号に乗算し、これにより得
られた1/G倍されたA/D変換出力信号を復調回路1
1に供給するようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル通信方式を
採用した携帯・自動車電話システムやコードレス電話シ
ステムなどの移動無線通信システムにおいて使用される
ディジタル無線通信装置に係わり、特に受信変調波信号
の振幅レベルを一定化する自動利得制御回路を備えた無
線通信装置に関する。
採用した携帯・自動車電話システムやコードレス電話シ
ステムなどの移動無線通信システムにおいて使用される
ディジタル無線通信装置に係わり、特に受信変調波信号
の振幅レベルを一定化する自動利得制御回路を備えた無
線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動無線通信システムの一つとし
て、秘話性に優れかつ無線周波数の有効利用が可能なデ
ィジタル通信方式を採用したシステムが開発されてい
る。この種のシステムでは、変調方式としてQPSKあ
るいはπ/4シフトDQPSK等のディジタル変調方式
が使用されている。これらのディジタル変調方式は、位
相と振幅に情報をのせて伝送する方式であるため、無線
受信回路系において受信変調波信号が飽和すると正確な
復調を行なえなくなってしまう。そこで、この種のシス
テムで使用される無線通信装置では、一般に無線受信回
路に自動利得制御回路(AGC:Automatic Gain Contr
ol回路)を設けて受信変調波信号の飽和を防止してい
る。
て、秘話性に優れかつ無線周波数の有効利用が可能なデ
ィジタル通信方式を採用したシステムが開発されてい
る。この種のシステムでは、変調方式としてQPSKあ
るいはπ/4シフトDQPSK等のディジタル変調方式
が使用されている。これらのディジタル変調方式は、位
相と振幅に情報をのせて伝送する方式であるため、無線
受信回路系において受信変調波信号が飽和すると正確な
復調を行なえなくなってしまう。そこで、この種のシス
テムで使用される無線通信装置では、一般に無線受信回
路に自動利得制御回路(AGC:Automatic Gain Contr
ol回路)を設けて受信変調波信号の飽和を防止してい
る。
【0003】図6は、AGC回路を備えた従来の無線受
信回路の構成の一例を示すものである。同図において、
アンテナ1で受信された無線変調波信号RFSは、先ず
第1ミキサ2で第1局部発振器3から発生された第1局
部発振信号LO1とミキシングされて第1受信中間周波
信号IFS1に変換されたのち、第1中間周波増幅器と
しての可変利得増幅器4で振幅レベルが可変制御され
る。そして、この振幅レベルの可変制御が行なわれた第
1受信中間周波信号IFS1′は、続いて第2ミキサ5
で第2局部発振器6から発生された第2局部発振信号L
O2とミキシングされて第2受信中間周波信号IFS2
に変換されたのち、第2中間周波増幅器としての可変利
得増幅器7で振幅レベルが可変制御される。この可変利
得増幅器7から出力された第2受信中間周波信号IFS
2′は、第3ミキサ8でさらに第3局部発振器9から発
生された第3局部発振信号LO3とミキシングされて受
信ベースバンド信号BSに変換される。そしてこの受信
ベースバンド信号BSは、アナログ/ディジタル(A/
D)変換器10において、所定のサンプリング周波数で
サンプリングされるとともに所定の分解能で量子化さ
れ、これによりディジタル受信ベースバンド信号DBS
となって復調回路11による復調信号処理に供される。
信回路の構成の一例を示すものである。同図において、
アンテナ1で受信された無線変調波信号RFSは、先ず
第1ミキサ2で第1局部発振器3から発生された第1局
部発振信号LO1とミキシングされて第1受信中間周波
信号IFS1に変換されたのち、第1中間周波増幅器と
しての可変利得増幅器4で振幅レベルが可変制御され
る。そして、この振幅レベルの可変制御が行なわれた第
1受信中間周波信号IFS1′は、続いて第2ミキサ5
で第2局部発振器6から発生された第2局部発振信号L
O2とミキシングされて第2受信中間周波信号IFS2
に変換されたのち、第2中間周波増幅器としての可変利
得増幅器7で振幅レベルが可変制御される。この可変利
得増幅器7から出力された第2受信中間周波信号IFS
2′は、第3ミキサ8でさらに第3局部発振器9から発
生された第3局部発振信号LO3とミキシングされて受
信ベースバンド信号BSに変換される。そしてこの受信
ベースバンド信号BSは、アナログ/ディジタル(A/
D)変換器10において、所定のサンプリング周波数で
サンプリングされるとともに所定の分解能で量子化さ
れ、これによりディジタル受信ベースバンド信号DBS
となって復調回路11による復調信号処理に供される。
【0004】また、上記A/D変換器10から出力され
たディジタル受信ベースバンド信号DBSは電力値算出
回路(PWR)12に入力され、ここで電力値が検出さ
れる。そして、この電力検出値は平均回路(AVE)1
3で平均化されたのち判定回路14で基準値と比較さ
れ、その比較結果は利得値算出回路15に入力される。
利得値算出回路15では、上記比較結果に応じて上記電
力検出値を基準値に近付けるための可変利得値が算出さ
れる。デコーダ16では、上記算出された可変利得値を
基に前記第1および第2の可変利得増幅器4,7の各々
に割り振る利得値G1,G2が決定される。そして、こ
れらの利得値G1,G2を表わす利得制御信号GS1,
GS2がそれぞれ上記第1および第2の各可変利得増幅
器4,7に供給され、これにより第1および第2の各可
変利得増幅器4,7に利得が設定される。
たディジタル受信ベースバンド信号DBSは電力値算出
回路(PWR)12に入力され、ここで電力値が検出さ
れる。そして、この電力検出値は平均回路(AVE)1
3で平均化されたのち判定回路14で基準値と比較さ
れ、その比較結果は利得値算出回路15に入力される。
利得値算出回路15では、上記比較結果に応じて上記電
力検出値を基準値に近付けるための可変利得値が算出さ
れる。デコーダ16では、上記算出された可変利得値を
基に前記第1および第2の可変利得増幅器4,7の各々
に割り振る利得値G1,G2が決定される。そして、こ
れらの利得値G1,G2を表わす利得制御信号GS1,
GS2がそれぞれ上記第1および第2の各可変利得増幅
器4,7に供給され、これにより第1および第2の各可
変利得増幅器4,7に利得が設定される。
【0005】したがって、例えばマルチパスの影響によ
り受信無線変調波信号の振幅レベルが変化したとして
も、この振幅レベルの変化は上記第1および第2の各可
変利得増幅器4,7による利得制御によって抑圧され、
これによりA/D変換器10には振幅レベルが常に一定
範囲内になるように制御された受信ベースバンド信号B
Sが入力される。
り受信無線変調波信号の振幅レベルが変化したとして
も、この振幅レベルの変化は上記第1および第2の各可
変利得増幅器4,7による利得制御によって抑圧され、
これによりA/D変換器10には振幅レベルが常に一定
範囲内になるように制御された受信ベースバンド信号B
Sが入力される。
【0006】一般に、ディジタル移動通信システムで使
用される無線通信装置では、無線変調波信号の入力ダイ
ナミックレンジとして−120dBmから−20dBm
までの約100dBが要求される。また、フェージング
のために常時−30dB〜+10dB程度のレベル変動
が数十Hz程度のピッチで発生している。このような無
線変調波信号を分解能を維持しつつA/D変換器10に
おいてA/D変換するには、上記したAGC回路は不可
欠である。
用される無線通信装置では、無線変調波信号の入力ダイ
ナミックレンジとして−120dBmから−20dBm
までの約100dBが要求される。また、フェージング
のために常時−30dB〜+10dB程度のレベル変動
が数十Hz程度のピッチで発生している。このような無
線変調波信号を分解能を維持しつつA/D変換器10に
おいてA/D変換するには、上記したAGC回路は不可
欠である。
【0007】ところで、上記AGC回路を構成する場合
には次の点を考慮する必要がある。すなわち、マルチパ
ス歪みを等化するために遅延等化器を使用している場
合、受信変調波信号の振幅情報も復調に必要なため、振
幅情報に対するAGC回路の応答の影響を極力小さくし
なければならない。通常、このAGC回路の応答時間は
受信データの1シンボル長の100倍以上になるように
設定される。
には次の点を考慮する必要がある。すなわち、マルチパ
ス歪みを等化するために遅延等化器を使用している場
合、受信変調波信号の振幅情報も復調に必要なため、振
幅情報に対するAGC回路の応答の影響を極力小さくし
なければならない。通常、このAGC回路の応答時間は
受信データの1シンボル長の100倍以上になるように
設定される。
【0008】ところが、このようにAGC回路の応答時
間を長く設定すると、フェージングによるレベル変動に
十分に追従できなくなる。このため、このフェージング
によるレベル変動分を見込んで、A/D変換器10の分
解能を余分に確保しなければならない。例えば、フェー
ジングによるレベル変動を−20dB〜+10dBとす
ると、A/D変換器10に要求される分解能は13ビッ
ト以上となる。
間を長く設定すると、フェージングによるレベル変動に
十分に追従できなくなる。このため、このフェージング
によるレベル変動分を見込んで、A/D変換器10の分
解能を余分に確保しなければならない。例えば、フェー
ジングによるレベル変動を−20dB〜+10dBとす
ると、A/D変換器10に要求される分解能は13ビッ
ト以上となる。
【0009】また、上記第1および第2の可変利得増幅
器4,7として使用される数値制御形の可変利得増幅器
の分解能は、遅延等化器に対する非線形効果をなるべく
小さくするために十分に高く設定する必要があり、通常
は1ステップ0.5dB以下に設定される。
器4,7として使用される数値制御形の可変利得増幅器
の分解能は、遅延等化器に対する非線形効果をなるべく
小さくするために十分に高く設定する必要があり、通常
は1ステップ0.5dB以下に設定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の装置
では、A/D変換器10に高い分解能が要求される。と
ころが、高分解能でさらにサンプリング周波数の高いA
/D変換器は大形で高価であり、DSPなどのディジタ
ル信号処理回路とともに1チップ化することが現状では
難しい。例えば、第2受信中間周波信号IFS2′をA
/D変換しようとすると、この第2受信中間周波信号I
FS2′の周波数は通常455kHzであり、この周波
数の信号をA/D変換器でサンプリングするには、受信
変調波信号の帯域幅を考慮すると、最低1MHz以上の
サンプリング周波数が要求される。しかし、13ビット
以上の分解能を有しかつ1MHzのサンプリング周波数
で動作するA/D変換器は、先に述べたようにDSPと
ともに1チップ化することが困難であり、また別チップ
として作製すると回路が高価になる。このため、現状で
は図6に示したようにA/D変換器10の前段に第3ミ
キサ8を設け、このミキサ8により第2の受信中間周波
信号IFS2′をベースバンド信号BSにダウンコンバ
ートしたのちにA/D変換器10に供給せざるを得なか
った。しかし、このように構成すると、当然のことなが
ら第3ミキサ8および第3局部発振器9が必要なため回
路が複雑で大形なものになる。
では、A/D変換器10に高い分解能が要求される。と
ころが、高分解能でさらにサンプリング周波数の高いA
/D変換器は大形で高価であり、DSPなどのディジタ
ル信号処理回路とともに1チップ化することが現状では
難しい。例えば、第2受信中間周波信号IFS2′をA
/D変換しようとすると、この第2受信中間周波信号I
FS2′の周波数は通常455kHzであり、この周波
数の信号をA/D変換器でサンプリングするには、受信
変調波信号の帯域幅を考慮すると、最低1MHz以上の
サンプリング周波数が要求される。しかし、13ビット
以上の分解能を有しかつ1MHzのサンプリング周波数
で動作するA/D変換器は、先に述べたようにDSPと
ともに1チップ化することが困難であり、また別チップ
として作製すると回路が高価になる。このため、現状で
は図6に示したようにA/D変換器10の前段に第3ミ
キサ8を設け、このミキサ8により第2の受信中間周波
信号IFS2′をベースバンド信号BSにダウンコンバ
ートしたのちにA/D変換器10に供給せざるを得なか
った。しかし、このように構成すると、当然のことなが
ら第3ミキサ8および第3局部発振器9が必要なため回
路が複雑で大形なものになる。
【0011】また数値制御形の可変利得増幅器について
も、1ステップ0.5dBとして100dBのダイナミ
ックレンジを確保するには200ステップが必要であ
り、これも製作が難しく高価なものとなる。
も、1ステップ0.5dBとして100dBのダイナミ
ックレンジを確保するには200ステップが必要であ
り、これも製作が難しく高価なものとなる。
【0012】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、復調に供する受信信号の
分解能を十分に確保した上で、A/D変換に要求される
分解能を低くできるようにし、これにより回路構成の小
形化および低価格化を図った自動利得制御回路を備えた
ディジタル無線通信装置を提供することである。
で、その目的とするところは、復調に供する受信信号の
分解能を十分に確保した上で、A/D変換に要求される
分解能を低くできるようにし、これにより回路構成の小
形化および低価格化を図った自動利得制御回路を備えた
ディジタル無線通信装置を提供することである。
【0013】また本発明の他の目的は、受信変調波信号
の振幅レベルを可変するための可変利得形レベル可変手
段の利得ステップ幅を大きくできるようにして、可変利
得形レベル可変手段の回路構成の簡単小形化を図った自
動利得制御回路を備えたディジタル無線通信装置を提供
することにある。
の振幅レベルを可変するための可変利得形レベル可変手
段の利得ステップ幅を大きくできるようにして、可変利
得形レベル可変手段の回路構成の簡単小形化を図った自
動利得制御回路を備えたディジタル無線通信装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記各目的を達成するた
めに本発明は、無線受信回路で受信された変調波信号の
振幅レベルを可変制御する自動利得制御回路を備えたデ
ィジタル無線通信装置において、上記無線受信回路の中
間周波段に、上記受信変調波信号の振幅レベルを可変し
て出力する可変利得形のレベル可変手段を設けるととも
に、このレベル可変手段により振幅レベルが可変された
受信変調波信号をディジタル信号に変換するアナログ/
ディジタル変換手段と、このアナログ/ディジタル変換
手段の出力信号の電力値を検出し、この電力検出値と予
め設定した基準値との比較結果を基に上記レベル可変手
段の利得を可変制御する利得制御手段とを設け、さらに
上記アナログ/ディジタル変換手段の出力段に演算手段
を設けている。そして、この演算手段において、上記ア
ナログ/ディジタル変換手段の出力信号の振幅レベル
を、上記利得制御手段により可変制御された上記レベル
可変手段の利得の逆数に相当する利得で可変制御し、こ
の可変制御された信号を復調のための信号処理に供する
ようにしたものである。
めに本発明は、無線受信回路で受信された変調波信号の
振幅レベルを可変制御する自動利得制御回路を備えたデ
ィジタル無線通信装置において、上記無線受信回路の中
間周波段に、上記受信変調波信号の振幅レベルを可変し
て出力する可変利得形のレベル可変手段を設けるととも
に、このレベル可変手段により振幅レベルが可変された
受信変調波信号をディジタル信号に変換するアナログ/
ディジタル変換手段と、このアナログ/ディジタル変換
手段の出力信号の電力値を検出し、この電力検出値と予
め設定した基準値との比較結果を基に上記レベル可変手
段の利得を可変制御する利得制御手段とを設け、さらに
上記アナログ/ディジタル変換手段の出力段に演算手段
を設けている。そして、この演算手段において、上記ア
ナログ/ディジタル変換手段の出力信号の振幅レベル
を、上記利得制御手段により可変制御された上記レベル
可変手段の利得の逆数に相当する利得で可変制御し、こ
の可変制御された信号を復調のための信号処理に供する
ようにしたものである。
【0015】また本発明は、演算回路を、アナログ/デ
ィジタル変換手段の出力信号をビットシフトすることに
より、レベル可変手段の利得の逆数に相当する利得で可
変制御された信号を出力するバレルシフタにより構成す
ることも特徴としている。
ィジタル変換手段の出力信号をビットシフトすることに
より、レベル可変手段の利得の逆数に相当する利得で可
変制御された信号を出力するバレルシフタにより構成す
ることも特徴としている。
【0016】
【作用】この結果本発明によれば、アナログ/ディジタ
ル変換手段から出力された受信変調波信号は、レベル可
変手段に設定された利得の逆数に相当する利得で振幅レ
ベルが可変制御されたのち復調信号処理に供されること
になる。すなわち、復調回路へはAGC回路による利得
制御を行なわずにA/D変換の分解能を高めた場合と等
価な受信変調波信号が供給されることになる。このた
め、A/D変換手段の分解能を低く設定することが可能
となり、これによりA/D変換手段を復調信号処理等を
行なうディジタル信号処理回路とともに1チップ化する
ことが可能となって、回路構成の小形化および低価格化
を図ることができる。
ル変換手段から出力された受信変調波信号は、レベル可
変手段に設定された利得の逆数に相当する利得で振幅レ
ベルが可変制御されたのち復調信号処理に供されること
になる。すなわち、復調回路へはAGC回路による利得
制御を行なわずにA/D変換の分解能を高めた場合と等
価な受信変調波信号が供給されることになる。このた
め、A/D変換手段の分解能を低く設定することが可能
となり、これによりA/D変換手段を復調信号処理等を
行なうディジタル信号処理回路とともに1チップ化する
ことが可能となって、回路構成の小形化および低価格化
を図ることができる。
【0017】また、A/D変換手段では分解能を低くで
きる分だけ高速度のサンプリングが可能となる。したが
って、A/D変換手段では受信中間周波信号をベースバ
ンド信号にダウンコンバートすることなく中間周波信号
のままサンプリングすることが可能となり、これにより
ベースバンド信号への周波数変換回路が不要となって回
路構成の簡単小形化を図ることができる。
きる分だけ高速度のサンプリングが可能となる。したが
って、A/D変換手段では受信中間周波信号をベースバ
ンド信号にダウンコンバートすることなく中間周波信号
のままサンプリングすることが可能となり、これにより
ベースバンド信号への周波数変換回路が不要となって回
路構成の簡単小形化を図ることができる。
【0018】さらに、受信変調波信号は第1のレベル可
変手段に設定された利得の逆数に相当する利得で振幅レ
ベルが可変制御されたのち復調信号処理に供されるの
で、AGC回路における利得可変ステップ幅が大きい場
合でも、復調信号処理に供される受信変調波信号の変化
はほぼ連続的と見做せるようになる。このため、遅延等
化器を使用している場合に、この遅延等化器に対する非
線形効果は利得変化のステップ幅の精度のみに影響され
ることになり、これによりAGC回路のレベル可変手段
における利得可変ステップ数を減らすことが可能となっ
て、レベル可変手段の製作を容易にすることができる。
また演算手段をバレルシフタにより構成することで、演
算手段を極めて簡単に実現することができる。
変手段に設定された利得の逆数に相当する利得で振幅レ
ベルが可変制御されたのち復調信号処理に供されるの
で、AGC回路における利得可変ステップ幅が大きい場
合でも、復調信号処理に供される受信変調波信号の変化
はほぼ連続的と見做せるようになる。このため、遅延等
化器を使用している場合に、この遅延等化器に対する非
線形効果は利得変化のステップ幅の精度のみに影響され
ることになり、これによりAGC回路のレベル可変手段
における利得可変ステップ数を減らすことが可能となっ
て、レベル可変手段の製作を容易にすることができる。
また演算手段をバレルシフタにより構成することで、演
算手段を極めて簡単に実現することができる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わるAGC回
路を備えたディジタル無線通信装置の無線受信回路部の
構成を示すブロック図である。なお、同図において前記
図6と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略
する。
路を備えたディジタル無線通信装置の無線受信回路部の
構成を示すブロック図である。なお、同図において前記
図6と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略
する。
【0020】第2の可変利得増幅器7から出力された第
2受信中間周波信号IFS′は、A/D変換器20に入
力される。A/D変換器20は、第2受信中間周波信号
IFS′の周波数に応じて予め定められたサンプリング
周波数で上記第2受信中間周波信号IFS′をサンプリ
ングする。このA/D変換器20から出力されたディジ
タル受信信号DIFSは、電力値算出回路(PWR)2
1に入力される。電力値算出回路21では上記ディジタ
ル受信信号DIFSの電力値が算出され、その電力算出
値は利得値算出回路22に入力される。この利得値算出
回路22は、上記電力算出値を基準値と比較してその比
較結果を基に電力算出値を基準値に近付けるための総利
得値Gを算出する。デコーダ23は、上記総利得値Gを
基に第1および第2の各可変利得増幅器4,7に振り分
ける利得値G1,G2を決定し、これらの利得値G1,
G2を表わす利得制御信号GS1,GS2をそれぞれ上
記各可変利得増幅器4,7に供給する。
2受信中間周波信号IFS′は、A/D変換器20に入
力される。A/D変換器20は、第2受信中間周波信号
IFS′の周波数に応じて予め定められたサンプリング
周波数で上記第2受信中間周波信号IFS′をサンプリ
ングする。このA/D変換器20から出力されたディジ
タル受信信号DIFSは、電力値算出回路(PWR)2
1に入力される。電力値算出回路21では上記ディジタ
ル受信信号DIFSの電力値が算出され、その電力算出
値は利得値算出回路22に入力される。この利得値算出
回路22は、上記電力算出値を基準値と比較してその比
較結果を基に電力算出値を基準値に近付けるための総利
得値Gを算出する。デコーダ23は、上記総利得値Gを
基に第1および第2の各可変利得増幅器4,7に振り分
ける利得値G1,G2を決定し、これらの利得値G1,
G2を表わす利得制御信号GS1,GS2をそれぞれ上
記各可変利得増幅器4,7に供給する。
【0021】また、本実施例の無線通信装置では、上記
A/D変換器20と復調回路11との間に演算回路24
が介挿してある。この演算回路24は、A/D変換器2
0から出力されたディジタル受信信号DIFSに、上記
利得値算出回路22により得られた総利得値Gの逆数
(1/G)を乗算するもので、これにより振幅制御され
たディジタル受信信号DIFS′は復調処理のために復
調回路11に供給される。
A/D変換器20と復調回路11との間に演算回路24
が介挿してある。この演算回路24は、A/D変換器2
0から出力されたディジタル受信信号DIFSに、上記
利得値算出回路22により得られた総利得値Gの逆数
(1/G)を乗算するもので、これにより振幅制御され
たディジタル受信信号DIFS′は復調処理のために復
調回路11に供給される。
【0022】図2は、以上述べた無線受信回路部の要部
構成を具体的に示した回路ブロック図である。なお、こ
の無線受信回路部は変調方式としてQPSK方式を使用
した場合のものである。
構成を具体的に示した回路ブロック図である。なお、こ
の無線受信回路部は変調方式としてQPSK方式を使用
した場合のものである。
【0023】A/D変換器20の後段には直交復調器3
0が配設してある。この直交復調器30は、2個の乗算
器31,32と、局部発振器33と、π/2移相器34
とから構成される。局部発振器33は、正弦波データを
記憶したROMからなり、ディジタル信号処理回路11
0から供給されたアドレス情報に従って正弦波データを
読み出し、この正弦波データを局部発振信号として出力
する。この局部発振信号は二分岐されたのち、一方はそ
のまま乗算器31に供給され、他方は上記π/2移相器
34でπ/2移相されて乗算器32に供給される。乗算
器31,32では、それぞれ上記A/D変換器20から
出力された第2中間周波数のディジタル受信信号DIF
Sが上記局部発振信号とミキシングされ、これにより同
相(I)成分および直交(Q)成分のベースバンド信号
に変換される。
0が配設してある。この直交復調器30は、2個の乗算
器31,32と、局部発振器33と、π/2移相器34
とから構成される。局部発振器33は、正弦波データを
記憶したROMからなり、ディジタル信号処理回路11
0から供給されたアドレス情報に従って正弦波データを
読み出し、この正弦波データを局部発振信号として出力
する。この局部発振信号は二分岐されたのち、一方はそ
のまま乗算器31に供給され、他方は上記π/2移相器
34でπ/2移相されて乗算器32に供給される。乗算
器31,32では、それぞれ上記A/D変換器20から
出力された第2中間周波数のディジタル受信信号DIF
Sが上記局部発振信号とミキシングされ、これにより同
相(I)成分および直交(Q)成分のベースバンド信号
に変換される。
【0024】電力値算出回路21は、2個の乗算器21
1,212と、加算器213とから構成される。そし
て、これらの乗算器211,212および加算器213
により、上記直交復調器30から出力された受信ベース
バンド信号の電力値の二乗値を算出する。
1,212と、加算器213とから構成される。そし
て、これらの乗算器211,212および加算器213
により、上記直交復調器30から出力された受信ベース
バンド信号の電力値の二乗値を算出する。
【0025】利得値算出回路22は、比較器221と、
アップダウンカウンタ222とから構成される。比較器
221は、上記電力値算出回路21により算出された電
力値を判定するための2つのしきい値TH1,TH2を
有する。図3はこれらのしきい値TH1,TH2を説明
するためのものである。すなわち、A/D変換器20の
分解能が例えば8ビットであれば、A/D変換器20の
出力信号は2の補数で表わすと−128〜+127の範
囲内のいずれかの値をとる。受信ベースバンド信号の電
力値を322 から642 の範囲内に収めるためには、当
該電力値が642 =4096以上に増加したときに総利
得値Gを1ステップ(=6dB)下げ、これに対し電力
値が322 =1024以下に減少したときに1ステップ
上げればよいことになる。したがって、比較器221の
各しきい値TH1,TH2は、それぞれ受信電力値が4
096以上に増加したときにカウントダウンパルスを出
力し、受信電力値が1024以下に低下したときにカウ
ントアップパルスを出力するように設定される。
アップダウンカウンタ222とから構成される。比較器
221は、上記電力値算出回路21により算出された電
力値を判定するための2つのしきい値TH1,TH2を
有する。図3はこれらのしきい値TH1,TH2を説明
するためのものである。すなわち、A/D変換器20の
分解能が例えば8ビットであれば、A/D変換器20の
出力信号は2の補数で表わすと−128〜+127の範
囲内のいずれかの値をとる。受信ベースバンド信号の電
力値を322 から642 の範囲内に収めるためには、当
該電力値が642 =4096以上に増加したときに総利
得値Gを1ステップ(=6dB)下げ、これに対し電力
値が322 =1024以下に減少したときに1ステップ
上げればよいことになる。したがって、比較器221の
各しきい値TH1,TH2は、それぞれ受信電力値が4
096以上に増加したときにカウントダウンパルスを出
力し、受信電力値が1024以下に低下したときにカウ
ントアップパルスを出力するように設定される。
【0026】アップダウンカウンタ222は例えば5ビ
ットのカウンタからなり、上記比較器221からのカウ
ントダウンパルスおよびカウントアップパルスの出力に
したがってカウント値をそれぞれ−1,+1する。そし
て、このカウント値を総利得値Gを表わす情報としてデ
コーダ23およびバレルシフタ241,242に出力す
る。
ットのカウンタからなり、上記比較器221からのカウ
ントダウンパルスおよびカウントアップパルスの出力に
したがってカウント値をそれぞれ−1,+1する。そし
て、このカウント値を総利得値Gを表わす情報としてデ
コーダ23およびバレルシフタ241,242に出力す
る。
【0027】デコーダ23は、例えばメモリテーブルを
構成するROMからなり、上記アップダウンカウンタ2
22のカウント値がアドレスとして供給されると、この
アドレスに対応付けて予め記憶されている第1および第
2の各可変利得増幅器4,7に与えるべき利得値G1,
G2を表わすデコード値を読み出す。図4は、上記アッ
プダウンカウンタ222のカウント値と、第1および第
2の可変利得増幅器4,7に与えるべき利得制御値GS
1,GS2およびデコード値との対応関係を、総利得値
G、第1の可変利得増幅器4の利得値G1,G2ととも
に示したものである。
構成するROMからなり、上記アップダウンカウンタ2
22のカウント値がアドレスとして供給されると、この
アドレスに対応付けて予め記憶されている第1および第
2の各可変利得増幅器4,7に与えるべき利得値G1,
G2を表わすデコード値を読み出す。図4は、上記アッ
プダウンカウンタ222のカウント値と、第1および第
2の可変利得増幅器4,7に与えるべき利得制御値GS
1,GS2およびデコード値との対応関係を、総利得値
G、第1の可変利得増幅器4の利得値G1,G2ととも
に示したものである。
【0028】バレルシフタ241,242は、上記アッ
プダウンカウンタ222のカウント値が入力されると、
上記直交復調器30から出力された受信ベースバンド信
号の値を上記カウント値だけ減少させる方向にシフトす
るもので、これにより受信ベースバンド信号の振幅値を
上記総利得値Gの逆数(1/G)倍とする演算を実行す
る。
プダウンカウンタ222のカウント値が入力されると、
上記直交復調器30から出力された受信ベースバンド信
号の値を上記カウント値だけ減少させる方向にシフトす
るもので、これにより受信ベースバンド信号の振幅値を
上記総利得値Gの逆数(1/G)倍とする演算を実行す
る。
【0029】復調回路11は、ディジタル信号処理回路
110により構成され、上記バレルシフタ241,24
2から出力された受信ベースバンド信号を受けて、この
受信ベースバンド信号を復調するためのディジタル信号
処理を実行する。
110により構成され、上記バレルシフタ241,24
2から出力された受信ベースバンド信号を受けて、この
受信ベースバンド信号を復調するためのディジタル信号
処理を実行する。
【0030】次に、以上のように構成された回路の動作
を説明する。アンテナ1で受信された無線変調波信号R
FSは、第1ミキサ2で第1受信中間周波信号IFS1
にダウンコンバートされたのち第1の可変利得増幅器4
でレベル制御され、さらに第2ミキサ5で第2受信中間
周波信号IFS2にダウンコンバートされたのち第2の
可変利得増幅器7においてレベル制御される。そして、
このレベル制御された第2受信中間周波信号IFS2′
は、A/D変換器20においてサンプリングされる。
を説明する。アンテナ1で受信された無線変調波信号R
FSは、第1ミキサ2で第1受信中間周波信号IFS1
にダウンコンバートされたのち第1の可変利得増幅器4
でレベル制御され、さらに第2ミキサ5で第2受信中間
周波信号IFS2にダウンコンバートされたのち第2の
可変利得増幅器7においてレベル制御される。そして、
このレベル制御された第2受信中間周波信号IFS2′
は、A/D変換器20においてサンプリングされる。
【0031】A/D変換器20からサンプリングされた
第2受信中間周波信号DIFSが出力されると、この第
2受信中間周波信号DIFSは直交復調器30でベース
バンド信号に直交復調されたのち電力値算出回路21に
入力され、この電力値算出回路21で上記受信ベースバ
ンド信号の電力値が算出される。そうすると利得値算出
回路22では、上記電力算出値がしきい値TH1,TH
2と比較されて、この比較結果を基に受信電力値を所定
範囲内に収めるための総利得値Gが求められ、この総利
得値Gに応じた第1および第2の利得制御信号GS1,
GS2がデコーダ23から出力されて上記第1および第
2の可変利得増幅器4,7に供給される。
第2受信中間周波信号DIFSが出力されると、この第
2受信中間周波信号DIFSは直交復調器30でベース
バンド信号に直交復調されたのち電力値算出回路21に
入力され、この電力値算出回路21で上記受信ベースバ
ンド信号の電力値が算出される。そうすると利得値算出
回路22では、上記電力算出値がしきい値TH1,TH
2と比較されて、この比較結果を基に受信電力値を所定
範囲内に収めるための総利得値Gが求められ、この総利
得値Gに応じた第1および第2の利得制御信号GS1,
GS2がデコーダ23から出力されて上記第1および第
2の可変利得増幅器4,7に供給される。
【0032】したがって、例えばフェージングにより無
線変調波信号RFSの受信電力値が変化したとしても、
この受信電力値の変化は第1および第2の可変利得増幅
器4,7において所定範囲内になるように抑圧される。
このためA/D変換器20には、そのダイナミックレン
ジをオーバせずかつ必要な分解能を確保することが可能
な振幅レベルの第2受信中間周波信号IFS2′を入力
することができる。
線変調波信号RFSの受信電力値が変化したとしても、
この受信電力値の変化は第1および第2の可変利得増幅
器4,7において所定範囲内になるように抑圧される。
このためA/D変換器20には、そのダイナミックレン
ジをオーバせずかつ必要な分解能を確保することが可能
な振幅レベルの第2受信中間周波信号IFS2′を入力
することができる。
【0033】なお、上記電力値算出回路21、利得値算
出回路22、デコーダ23および第1および第2の可変
利得増幅器4,7からなるAGC回路による1回のAG
C制御で受信中間周波信号の受信電力値が所定範囲内に
入らない場合には、受信電力値が所定範囲内に入るまで
上記AGC回路によるAGC制御動作が繰り返し実行さ
れる。
出回路22、デコーダ23および第1および第2の可変
利得増幅器4,7からなるAGC回路による1回のAG
C制御で受信中間周波信号の受信電力値が所定範囲内に
入らない場合には、受信電力値が所定範囲内に入るまで
上記AGC回路によるAGC制御動作が繰り返し実行さ
れる。
【0034】そうして適正な入力レベルとなるように可
変制御された第2受信中間周波信号IFS2′は、A/
D変換器20でサンプリングされたのち演算回路24に
入力され、ここで上記AGC制御により各可変利得増幅
器4,7に与えられた総利得Gの逆数(1/G)の利得
が乗算される。例えば、第1および第2の可変利得増幅
器4,7に与えた総利得Gが0dBのときにA/D変換
器20の入力レベルが適正だったとすると、無線変調波
信号RFSの受信レベルが24dB低下した場合には、
それを補償するために第1および第2の可変利得増幅器
4,7の総利得Gは24dB(G=16)に設定され
る。このときA/D変換器20の出力信号は、演算回路
24において1/16に可変される。このため、無線変
調波信号RFSの受信レベルの低下分は復調回路11に
入力される受信ベースバンド信号に反映されることにな
る。しかし、A/D変換器20におけるサンプリング値
の分解能は、総利得値G=0dBのときと同じだけ確保
される。すなわち、分解能は低下せずに、無線変調波信
号RFSの振幅変動分がそのまま反映された受信ベース
バンド信号が復調回路11に入力されることになる。
変制御された第2受信中間周波信号IFS2′は、A/
D変換器20でサンプリングされたのち演算回路24に
入力され、ここで上記AGC制御により各可変利得増幅
器4,7に与えられた総利得Gの逆数(1/G)の利得
が乗算される。例えば、第1および第2の可変利得増幅
器4,7に与えた総利得Gが0dBのときにA/D変換
器20の入力レベルが適正だったとすると、無線変調波
信号RFSの受信レベルが24dB低下した場合には、
それを補償するために第1および第2の可変利得増幅器
4,7の総利得Gは24dB(G=16)に設定され
る。このときA/D変換器20の出力信号は、演算回路
24において1/16に可変される。このため、無線変
調波信号RFSの受信レベルの低下分は復調回路11に
入力される受信ベースバンド信号に反映されることにな
る。しかし、A/D変換器20におけるサンプリング値
の分解能は、総利得値G=0dBのときと同じだけ確保
される。すなわち、分解能は低下せずに、無線変調波信
号RFSの振幅変動分がそのまま反映された受信ベース
バンド信号が復調回路11に入力されることになる。
【0035】したがって、遅延等化器を使用した場合の
ように受信変調波信号の振幅情報も復調に必要な場合で
も、振幅情報に対するAGC回路の応答の影響がほとん
どないサンプル値を復調に用いることが可能となる。
ように受信変調波信号の振幅情報も復調に必要な場合で
も、振幅情報に対するAGC回路の応答の影響がほとん
どないサンプル値を復調に用いることが可能となる。
【0036】また従来例として示した図6の回路では、
フェージングによる受信レベル変動である−30dB〜
+10dBをカバーするに必要な分解能をA/D変換器
10に持たせる必要があった。例えばA/D変換器10
の分解能が1ビット分増えるごとにカバー範囲は6dB
増えるので、通常信号に対して6dBの分解能が必要で
あるとすると、−30dBは5ビット、+10dBは2
ビット必要なため、トータルでは13ビットの分解能が
必要だった。
フェージングによる受信レベル変動である−30dB〜
+10dBをカバーするに必要な分解能をA/D変換器
10に持たせる必要があった。例えばA/D変換器10
の分解能が1ビット分増えるごとにカバー範囲は6dB
増えるので、通常信号に対して6dBの分解能が必要で
あるとすると、−30dBは5ビット、+10dBは2
ビット必要なため、トータルでは13ビットの分解能が
必要だった。
【0037】これに対し本実施例の回路では、A/D変
換器20の出力段に演算回路24を設けてA/D変換器
20の出力信号の振幅レベルを1/G倍するようにして
いるので、フェージングによる受信レベル変動分−30
dB〜+10dBをカバーするに必要な分解能をA/D
変換器20に持たせる必要がなくなる。このためA/D
変換器20には、通常必要な分解能6ビットに、振幅の
大小を判断するに必要な1ビットまたは2ビットの余裕
分を付加した合計7乃至8ビットの分解能を持たせれば
よいことになる。
換器20の出力段に演算回路24を設けてA/D変換器
20の出力信号の振幅レベルを1/G倍するようにして
いるので、フェージングによる受信レベル変動分−30
dB〜+10dBをカバーするに必要な分解能をA/D
変換器20に持たせる必要がなくなる。このためA/D
変換器20には、通常必要な分解能6ビットに、振幅の
大小を判断するに必要な1ビットまたは2ビットの余裕
分を付加した合計7乃至8ビットの分解能を持たせれば
よいことになる。
【0038】したがって、このような低分解能のA/D
変換器20ならば、高いサンプリング周波数を使用する
ことが可能となり、これにより第2受信中間周波信号I
FS2′をそのままサンプリングすることができる。こ
のため、第2受信中間周波信号IFS2′をベースバン
ド信号にダウンコンバートするための第3ミキサ8およ
び第3局部発振器9が不要となり、その分回路構成を簡
単小形化することが可能となる。また、A/D変換器2
0を低分解能にできることから、A/D変換器20をデ
ィジタル信号処理回路と1チップで構成することがで
き、これによっても回路の小形化および低価格化が実現
できる。
変換器20ならば、高いサンプリング周波数を使用する
ことが可能となり、これにより第2受信中間周波信号I
FS2′をそのままサンプリングすることができる。こ
のため、第2受信中間周波信号IFS2′をベースバン
ド信号にダウンコンバートするための第3ミキサ8およ
び第3局部発振器9が不要となり、その分回路構成を簡
単小形化することが可能となる。また、A/D変換器2
0を低分解能にできることから、A/D変換器20をデ
ィジタル信号処理回路と1チップで構成することがで
き、これによっても回路の小形化および低価格化が実現
できる。
【0039】また本実施例では、1/G倍演算回路24
を設けたことにより、AGC回路における利得可変ステ
ップ幅が大きい場合でも、復調信号処理に供される受信
ベースバンド信号のレベル変化をほぼ連続的と見做すこ
とが可能となる。すなわち、可変利得増幅器4,7の利
得ステップ幅を大きく設定することが可能となり、これ
により可変利得増幅器4,7を簡単に製作することが可
能となる。
を設けたことにより、AGC回路における利得可変ステ
ップ幅が大きい場合でも、復調信号処理に供される受信
ベースバンド信号のレベル変化をほぼ連続的と見做すこ
とが可能となる。すなわち、可変利得増幅器4,7の利
得ステップ幅を大きく設定することが可能となり、これ
により可変利得増幅器4,7を簡単に製作することが可
能となる。
【0040】さらに本実施例では、A/D変換器20の
出力信号に総利得値Gの逆数倍を乗算するための演算回
路24を、バレルシフタ241,242により構成して
いる。これは、可変利得増幅器4,7の利得ステップ幅
を6dBとしたとき、総利得値Gの逆数は1/2n (n
=0,1,2,…)となることに着目して、レジスタの
ビットシフトにより実現するようにしたものである。こ
のように構成したことにより、A/D変換出力を総利得
値Gの逆数倍するための演算回路24の構成を極めて簡
単なものにすることができる。
出力信号に総利得値Gの逆数倍を乗算するための演算回
路24を、バレルシフタ241,242により構成して
いる。これは、可変利得増幅器4,7の利得ステップ幅
を6dBとしたとき、総利得値Gの逆数は1/2n (n
=0,1,2,…)となることに着目して、レジスタの
ビットシフトにより実現するようにしたものである。こ
のように構成したことにより、A/D変換出力を総利得
値Gの逆数倍するための演算回路24の構成を極めて簡
単なものにすることができる。
【0041】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では第2受信中間周波
信号IFS2′をそのままA/D変換器20に供給して
サンプリングさせるようにしたが、図5に示すごとく第
2受信中間周波信号IFS2′を第3ミキサ8と第3局
部発振器9とからなる周波数変換回路によりベースバン
ド信号にダウンコンバートしたのちA/D変換器40に
供給するように構成してもよい。このように構成する
と、A/D変換器40として低分解能でしかも低サンプ
リング周波数で動作するものを使用することができ、こ
れによりA/D変換器をさらに簡単で安価に構成するこ
とが可能となる。
のではない。例えば、上記実施例では第2受信中間周波
信号IFS2′をそのままA/D変換器20に供給して
サンプリングさせるようにしたが、図5に示すごとく第
2受信中間周波信号IFS2′を第3ミキサ8と第3局
部発振器9とからなる周波数変換回路によりベースバン
ド信号にダウンコンバートしたのちA/D変換器40に
供給するように構成してもよい。このように構成する
と、A/D変換器40として低分解能でしかも低サンプ
リング周波数で動作するものを使用することができ、こ
れによりA/D変換器をさらに簡単で安価に構成するこ
とが可能となる。
【0042】また、前記実施例ではA/D変換出力を演
算回路24で1/G倍したのち復調回路11に供給する
ようにしたが、復調回路11がディジタル信号処理回路
(DSP)により構成されている場合には、このDSP
において行なうように構成してもよい。
算回路24で1/G倍したのち復調回路11に供給する
ようにしたが、復調回路11がディジタル信号処理回路
(DSP)により構成されている場合には、このDSP
において行なうように構成してもよい。
【0043】さらに1/G倍演算回路24は、A/D変
換器の出力信号レベルおよび総利得値Gと、当該A/D
変換出力レベルを1/G倍した値との対応関係を表わす
テーブルデータを予め記憶したROM等のメモリを使用
し、このメモリにA/D変換器の出力信号レベルおよび
総利得値Gをアドレスとして入力して、対応する1/G
倍したA/D変換出力信号レベルを読み出すように構成
してもよい。
換器の出力信号レベルおよび総利得値Gと、当該A/D
変換出力レベルを1/G倍した値との対応関係を表わす
テーブルデータを予め記憶したROM等のメモリを使用
し、このメモリにA/D変換器の出力信号レベルおよび
総利得値Gをアドレスとして入力して、対応する1/G
倍したA/D変換出力信号レベルを読み出すように構成
してもよい。
【0044】その他、無線通信装置の用途や構成、AG
C回路の構成、A/B変換手段の出力信号の振幅レベル
を利得制御手段により可変制御されたレベル可変手段の
利得の逆数に相当する利得で可変制御するための構成等
についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施できる。
C回路の構成、A/B変換手段の出力信号の振幅レベル
を利得制御手段により可変制御されたレベル可変手段の
利得の逆数に相当する利得で可変制御するための構成等
についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施できる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のディジタル
無線通信装置では、無線受信回路の中間周波段に、受信
変調波信号の振幅レベルを可変して出力する可変利得形
のレベル可変手段を設けるとともに、このレベル可変手
段により振幅レベルが可変された受信変調波信号をディ
ジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換手段
と、このアナログ/ディジタル変換手段の出力信号の電
力値を検出し、この電力検出値と予め設定した基準値と
の比較結果を基に上記レベル可変手段の利得を可変制御
する利得制御手段とを設け、さらに上記アナログ/ディ
ジタル変換手段の出力段に演算手段を設けている。そし
て、この演算手段において、上記アナログ/ディジタル
変換手段の出力信号の振幅レベルを、上記利得制御手段
により可変制御された上記レベル可変手段の利得の逆数
に相当する利得で可変制御し、この可変制御された信号
を復調のための信号処理に供するようにしている。
無線通信装置では、無線受信回路の中間周波段に、受信
変調波信号の振幅レベルを可変して出力する可変利得形
のレベル可変手段を設けるとともに、このレベル可変手
段により振幅レベルが可変された受信変調波信号をディ
ジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換手段
と、このアナログ/ディジタル変換手段の出力信号の電
力値を検出し、この電力検出値と予め設定した基準値と
の比較結果を基に上記レベル可変手段の利得を可変制御
する利得制御手段とを設け、さらに上記アナログ/ディ
ジタル変換手段の出力段に演算手段を設けている。そし
て、この演算手段において、上記アナログ/ディジタル
変換手段の出力信号の振幅レベルを、上記利得制御手段
により可変制御された上記レベル可変手段の利得の逆数
に相当する利得で可変制御し、この可変制御された信号
を復調のための信号処理に供するようにしている。
【0046】したがって本発明によれば、復調に供する
受信信号の分解能を十分に確保した上でA/D変換に要
求される分解能を低くすることができ、これによりA/
D変換器および可変利得形レベル可変手段の回路構成の
簡単小形化および低価格化を図ることができる自動利得
制御回路を備えたディジタル無線通信装置を提供するこ
とができる。
受信信号の分解能を十分に確保した上でA/D変換に要
求される分解能を低くすることができ、これによりA/
D変換器および可変利得形レベル可変手段の回路構成の
簡単小形化および低価格化を図ることができる自動利得
制御回路を備えたディジタル無線通信装置を提供するこ
とができる。
【0047】また本発明によれば、受信変調波信号の振
幅レベルを可変するための可変利得形レベル可変手段の
利得ステップ幅を大きくすることができ、これにより可
変利得形レベル可変手段の回路構成の簡単小形化および
低価格化を図ることができる自動利得制御回路を備えた
ディジタル無線通信装置を提供することができる。
幅レベルを可変するための可変利得形レベル可変手段の
利得ステップ幅を大きくすることができ、これにより可
変利得形レベル可変手段の回路構成の簡単小形化および
低価格化を図ることができる自動利得制御回路を備えた
ディジタル無線通信装置を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例に係わる自動利得制御回路を
備えたディジタル無線通信装置の無線受信回路部の構成
を示すブロック図。
備えたディジタル無線通信装置の無線受信回路部の構成
を示すブロック図。
【図2】図1に示した無線受信回路部の要部構成を具体
的に示した回路ブロック図。
的に示した回路ブロック図。
【図3】利得値算出回路の比較器において使用されるし
きい値TH1,TH2を説明するための図。
きい値TH1,TH2を説明するための図。
【図4】デコーダに記憶されたテーブルデータの一例を
示す図。
示す図。
【図5】本発明の他の実施例に係わる自動利得制御回路
を備えたディジタル無線通信装置の無線受信回路部の構
成を示すブロック図。
を備えたディジタル無線通信装置の無線受信回路部の構
成を示すブロック図。
【図6】従来の自動利得制御回路を備えたディジタル無
線通信装置の無線受信回路部の構成の一例を示すブロッ
ク図。
線通信装置の無線受信回路部の構成の一例を示すブロッ
ク図。
1…アンテナ 2…第1ミキサ 3…第1局部発振器 4…第1の可変利得増幅器 5…第2ミキサ 6…第2局部発振器 7…第2の可変利得増幅器 8…第3ミキサ 9…第3局部発振器 10,20…A/D変換器 11…復調回路 12,21…電力値算出回路(PWR) 13…平均回路(AVE) 14…判定回路 15,22…利得値算出回路 16,23…デコーダ 24…1/G倍演算回路 30…直交復調器 31,32…乗算器 33…局部発振器 34…π/2移相器 110…ディジタル信号処理回路 211,212…乗算器 213…加算器 221…比較器 222…アップダウンカウンタ 241,242…バレルシフタ
Claims (2)
- 【請求項1】 無線受信回路で受信された変調波信号の
振幅レベルを可変制御する自動利得制御回路を備えたデ
ィジタル無線通信装置において、 前記無線受信回路の中間周波段に介挿され、受信変調波
信号の振幅レベルを可変して出力するための可変利得形
のレベル可変手段と、 このレベル可変手段により振幅レベルが可変された受信
変調波信号をサンプリングして出力するためのアナログ
/ディジタル変換手段と、 このアナログ/ディジタル変換手段の出力信号の電力値
を検出し、この電力検出値と予め設定した基準値との比
較結果を基に前記レベル可変手段の利得を可変制御する
ための利得制御手段と、 前記アナログ/ディジタル変換手段の出力側に設けら
れ、このアナログ/ディジタル変換手段の出力信号の振
幅レベルを、前記利得制御手段により可変制御された前
記レベル可変手段の利得の逆数に相当する利得で可変制
御して復調のための信号処理に供するための演算手段と
を具備したことを特徴とする自動利得制御回路を備えた
ディジタル無線通信装置。 - 【請求項2】 演算回路は、アナログ/ディジタル変換
手段の出力信号をビットシフトすることにより、レベル
可変手段の利得の逆数に相当する利得で可変制御された
信号を出力するバレルシフタにより構成されることを特
徴とする請求項1に記載の自動利得制御回路を備えたデ
ィジタル無線通信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6318495A JPH08181554A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 自動利得制御回路を備えたディジタル無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6318495A JPH08181554A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 自動利得制御回路を備えたディジタル無線通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08181554A true JPH08181554A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18099766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6318495A Pending JPH08181554A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 自動利得制御回路を備えたディジタル無線通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08181554A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6044253A (en) * | 1996-09-19 | 2000-03-28 | Nec Corporation | Method and apparatus using first and second variable gain control circuits to reduce cross modulation in a radio receiver |
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| JP2002077769A (ja) * | 2000-06-13 | 2002-03-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | デジタル放送受信装置 |
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| JP2003087680A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 受信装置 |
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-
1994
- 1994-12-21 JP JP6318495A patent/JPH08181554A/ja active Pending
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