JPH08182147A - 橋りょう添架ケーブル管の耐火構造体 - Google Patents
橋りょう添架ケーブル管の耐火構造体Info
- Publication number
- JPH08182147A JPH08182147A JP33513094A JP33513094A JPH08182147A JP H08182147 A JPH08182147 A JP H08182147A JP 33513094 A JP33513094 A JP 33513094A JP 33513094 A JP33513094 A JP 33513094A JP H08182147 A JPH08182147 A JP H08182147A
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- JP
- Japan
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- sheet
- metal foil
- flame
- composite sheet
- fireproof
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- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 橋りょう11に添架されたケーブル管13の外周
に、金属箔23にガラスクロス25を張り合わせた表側複合
シート21と、セラミックファイバーブランケット27と、
中間金属箔29と、難燃性プラスチック発泡シート31と、
金属箔35にガラスクロス25を張り合わせた裏側複合シー
ト33とをこの順で積層してなる防火シート19Aを、表側
複合シート21を外側にして被せた。 【効果】 防火シートの厚さが薄いため橋りょうに添架
されたケーブル管への施工が容易であり、しかもケーブ
ル管の温度上昇を防火シートの二重の断熱層で効果的に
抑制できる。
に、金属箔23にガラスクロス25を張り合わせた表側複合
シート21と、セラミックファイバーブランケット27と、
中間金属箔29と、難燃性プラスチック発泡シート31と、
金属箔35にガラスクロス25を張り合わせた裏側複合シー
ト33とをこの順で積層してなる防火シート19Aを、表側
複合シート21を外側にして被せた。 【効果】 防火シートの厚さが薄いため橋りょうに添架
されたケーブル管への施工が容易であり、しかもケーブ
ル管の温度上昇を防火シートの二重の断熱層で効果的に
抑制できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋りょうに添架された
ケーブル管の耐火構造体に関するものである。
ケーブル管の耐火構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】橋りょうに沿ってケーブル(通信ケーブ
ル、電力ケーブル等)を布設する場合には、橋りょうに
ケーブル管を添架し、このケーブル管の中にケーブルを
引き込んで布設している。ケーブル管は通常の場合、橋
りょうの下側に添架される。このため橋りょうの下で焚
き火などが行われると、ケーブル管が直接火炎にさらさ
れることがある。ケーブル管に鋼管が使用されている場
合は、火炎が当たってもケーブル管自体が損傷すること
はないが、火炎によりケーブル管の温度が上昇して、内
部に収納されたケーブルのシースや絶縁被覆が溶損し、
通信不能になるなどの事故が発生することがある。また
ケーブル管に硬質PVC(ポリ塩化ビニル)管が使用さ
れている場合は、火炎が当たるとケーブル管自体が損傷
するので、内部のケーブルも損傷しやすい。
ル、電力ケーブル等)を布設する場合には、橋りょうに
ケーブル管を添架し、このケーブル管の中にケーブルを
引き込んで布設している。ケーブル管は通常の場合、橋
りょうの下側に添架される。このため橋りょうの下で焚
き火などが行われると、ケーブル管が直接火炎にさらさ
れることがある。ケーブル管に鋼管が使用されている場
合は、火炎が当たってもケーブル管自体が損傷すること
はないが、火炎によりケーブル管の温度が上昇して、内
部に収納されたケーブルのシースや絶縁被覆が溶損し、
通信不能になるなどの事故が発生することがある。また
ケーブル管に硬質PVC(ポリ塩化ビニル)管が使用さ
れている場合は、火炎が当たるとケーブル管自体が損傷
するので、内部のケーブルも損傷しやすい。
【0003】このような事故をなくすため従来は、橋り
ょうに添架されたケーブル管の外周に断熱材としてロッ
クウールを例えば厚さ25mm程度に巻き、その外周を鉄板
で覆うことにより、耐火処理を施している。
ょうに添架されたケーブル管の外周に断熱材としてロッ
クウールを例えば厚さ25mm程度に巻き、その外周を鉄板
で覆うことにより、耐火処理を施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の耐火処理
の構造では、橋りょうに添架されたケーブル管の外周に
ロックウールを厚く巻き付けることが困難であり、その
作業に時間とコストがかかるという問題があった。
の構造では、橋りょうに添架されたケーブル管の外周に
ロックウールを厚く巻き付けることが困難であり、その
作業に時間とコストがかかるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、施工が容易で、断熱性の確実な、橋りょう添架ケー
ブル管の耐火構造体を提供することにある。
み、施工が容易で、断熱性の確実な、橋りょう添架ケー
ブル管の耐火構造体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段とその作用】本発明による
一つの解決手段は、橋りょうに添架されたケーブル管の
外周に、金属箔にガラスクロス又はカーボン不織布を張
り合わせた表側複合シートと、セラミックファイバーブ
ランケットと、金属箔に難燃紙、ガラスクロス若しくは
カーボン不織布を張り合わせた中間複合シート又は中間
金属箔と、難燃性プラスチック発泡シートと、金属箔に
難燃紙、ガラスクロス若しくはカーボン不織布を張り合
わせた裏側複合シート又は裏側金属箔とをこの順で積層
してなる防火シートを、表側複合シートを外側にして被
せたことを特徴とするものである(請求項1)。
一つの解決手段は、橋りょうに添架されたケーブル管の
外周に、金属箔にガラスクロス又はカーボン不織布を張
り合わせた表側複合シートと、セラミックファイバーブ
ランケットと、金属箔に難燃紙、ガラスクロス若しくは
カーボン不織布を張り合わせた中間複合シート又は中間
金属箔と、難燃性プラスチック発泡シートと、金属箔に
難燃紙、ガラスクロス若しくはカーボン不織布を張り合
わせた裏側複合シート又は裏側金属箔とをこの順で積層
してなる防火シートを、表側複合シートを外側にして被
せたことを特徴とするものである(請求項1)。
【0007】このような構成にすると、表側複合シート
の金属箔の熱反射性と、セラミックファイバーブランケ
ットの耐火断熱性と、中間複合シートの金属箔または中
間金属箔の熱反射性と、難燃性プラスチック発泡シート
の断熱性と、裏側複合シートの金属箔または裏側金属箔
の熱反射性により、ケーブル管の温度上昇を効果的に抑
制できる。したがってケーブル管内のケーブルの熱によ
る損傷を防止できる。また防火シート全体の厚さは10
数mm以下にできるため施工が容易である。
の金属箔の熱反射性と、セラミックファイバーブランケ
ットの耐火断熱性と、中間複合シートの金属箔または中
間金属箔の熱反射性と、難燃性プラスチック発泡シート
の断熱性と、裏側複合シートの金属箔または裏側金属箔
の熱反射性により、ケーブル管の温度上昇を効果的に抑
制できる。したがってケーブル管内のケーブルの熱によ
る損傷を防止できる。また防火シート全体の厚さは10
数mm以下にできるため施工が容易である。
【0008】本発明による他の解決手段は、橋りょうに
添架されたケーブル管の外周に、金属箔にガラスクロス
又はカーボン不織布を張り合わせた表側複合シートと、
火炎で加熱されると膨張して耐火断熱層を形成する熱膨
張性網状シートと、金属箔に難燃紙、ガラスクロス若し
くはカーボン不織布を張り合わせた中間複合シート又は
中間金属箔と、難燃性プラスチック発泡シートと、金属
箔に難燃紙、ガラスクロス若しくはカーボン不織布を張
り合わせた裏側複合シート又は裏側金属箔とをこの順で
積層してなる防火シートを、表側複合シートを外側にし
て被せたことを特徴とするものである(請求項2)。
添架されたケーブル管の外周に、金属箔にガラスクロス
又はカーボン不織布を張り合わせた表側複合シートと、
火炎で加熱されると膨張して耐火断熱層を形成する熱膨
張性網状シートと、金属箔に難燃紙、ガラスクロス若し
くはカーボン不織布を張り合わせた中間複合シート又は
中間金属箔と、難燃性プラスチック発泡シートと、金属
箔に難燃紙、ガラスクロス若しくはカーボン不織布を張
り合わせた裏側複合シート又は裏側金属箔とをこの順で
積層してなる防火シートを、表側複合シートを外側にし
て被せたことを特徴とするものである(請求項2)。
【0009】このような構成にすると、火炎によって加
熱されたときに、熱膨張性網状シートが表側複合シート
と中間複合シートまたは中間金属箔との間で熱膨張して
良好な耐火断熱層を形成すると共に、その内側で難燃性
プラスチック発泡シートが中間複合シートまたは中間金
属箔と裏側複合シートまたは裏側金属箔とに挟まれた状
態で断熱層を形成するため、ケーブル管の温度上昇を効
果的に抑制できる。したがってケーブル管内のケーブル
の熱による損傷を防止できる。また熱膨張性網状シート
が熱膨張する前の防火シート全体の厚さは10mm程度
にすることができるため施工が容易である。
熱されたときに、熱膨張性網状シートが表側複合シート
と中間複合シートまたは中間金属箔との間で熱膨張して
良好な耐火断熱層を形成すると共に、その内側で難燃性
プラスチック発泡シートが中間複合シートまたは中間金
属箔と裏側複合シートまたは裏側金属箔とに挟まれた状
態で断熱層を形成するため、ケーブル管の温度上昇を効
果的に抑制できる。したがってケーブル管内のケーブル
の熱による損傷を防止できる。また熱膨張性網状シート
が熱膨張する前の防火シート全体の厚さは10mm程度
にすることができるため施工が容易である。
【0010】本発明によるさらに他の解決手段は、橋り
ょうに添架されたケーブル管の外周に、耐火性のネット
本体に火炎で加熱されると発泡して耐火断熱層を形成す
る熱発泡性塗料を塗着してなる耐火ネットと、金属箔に
難燃紙、ガラスクロス若しくはカーボン不織布を張り合
わせた中間複合シート又は中間金属箔と、難燃性プラス
チック発泡シートと、金属箔に難燃紙、ガラスクロス若
しくはカーボン不織布を張り合わせた裏側複合シート又
は裏側金属箔とをこの順で積層してなる防火シートを、
表側複合シートを外側にして被せたことを特徴とするも
のである(請求項3)。
ょうに添架されたケーブル管の外周に、耐火性のネット
本体に火炎で加熱されると発泡して耐火断熱層を形成す
る熱発泡性塗料を塗着してなる耐火ネットと、金属箔に
難燃紙、ガラスクロス若しくはカーボン不織布を張り合
わせた中間複合シート又は中間金属箔と、難燃性プラス
チック発泡シートと、金属箔に難燃紙、ガラスクロス若
しくはカーボン不織布を張り合わせた裏側複合シート又
は裏側金属箔とをこの順で積層してなる防火シートを、
表側複合シートを外側にして被せたことを特徴とするも
のである(請求項3)。
【0011】このような構成にすると、火炎によって加
熱されたときに、耐火ネットの熱発泡性耐火塗料が発
泡、炭化して良好な耐火断熱層を形成すると共に、その
内側で難燃性プラスチック発泡シートが中間複合シート
または中間金属箔と裏側複合シートまたは裏側金属箔と
に挟まれた状態で断熱層を形成するため、ケーブル管の
温度上昇を効果的に抑制できる。したがってケーブル管
内のケーブルの熱による損傷を防止できる。また耐火ネ
ットが発泡する前の防火シート全体の厚さは10mm以
下にすることができるため施工が容易である。
熱されたときに、耐火ネットの熱発泡性耐火塗料が発
泡、炭化して良好な耐火断熱層を形成すると共に、その
内側で難燃性プラスチック発泡シートが中間複合シート
または中間金属箔と裏側複合シートまたは裏側金属箔と
に挟まれた状態で断熱層を形成するため、ケーブル管の
温度上昇を効果的に抑制できる。したがってケーブル管
内のケーブルの熱による損傷を防止できる。また耐火ネ
ットが発泡する前の防火シート全体の厚さは10mm以
下にすることができるため施工が容易である。
【0012】本発明において、難燃性プラスチック発泡
シートとしては、難燃性ポリエチレン発泡シートやメラ
ミン樹脂発泡シートなどを使用することができる。特に
難燃性ポリエチレン発泡シートは水酸化物を含んでいて
温度上昇抑制作用があるので、好適である。また金属箔
としては熱反射性が良好で軽量なアルミ箔を使用するこ
とが好ましい。
シートとしては、難燃性ポリエチレン発泡シートやメラ
ミン樹脂発泡シートなどを使用することができる。特に
難燃性ポリエチレン発泡シートは水酸化物を含んでいて
温度上昇抑制作用があるので、好適である。また金属箔
としては熱反射性が良好で軽量なアルミ箔を使用するこ
とが好ましい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図において、11は橋りょう、13は鋼管
などからなるケーブル管、15はケーブル管13を橋り
ょう11の下に添架する吊り金具、17はケーブル管1
3の中に引き込まれたケーブルである。
に説明する。図において、11は橋りょう、13は鋼管
などからなるケーブル管、15はケーブル管13を橋り
ょう11の下に添架する吊り金具、17はケーブル管1
3の中に引き込まれたケーブルである。
【0014】〔実施例1〕図1および図2は請求項1の
発明の一実施例を示す。この実施例は、橋りょう11に
添架されたケーブル管13の外周に防火シート19Aを
被せたものである。この防火シート19Aは、金属箔2
3にガラスクロス25を張り合わせた表側複合シート2
1と、セラミックファイバーブランケット27と、中間
金属箔29と、難燃性プラスチック発泡シート31と、
金属箔35にガラスクロス37を張り合わせた裏側複合
シート33とをこの順で積層したものである。
発明の一実施例を示す。この実施例は、橋りょう11に
添架されたケーブル管13の外周に防火シート19Aを
被せたものである。この防火シート19Aは、金属箔2
3にガラスクロス25を張り合わせた表側複合シート2
1と、セラミックファイバーブランケット27と、中間
金属箔29と、難燃性プラスチック発泡シート31と、
金属箔35にガラスクロス37を張り合わせた裏側複合
シート33とをこの順で積層したものである。
【0015】表側複合シート21としては金属箔にカー
ボン不織布を張り合わせたものを使用することもでき
る。また裏側複合シート33としては金属箔に難燃紙又
はカーボン不織布を張り合わせたものを使用することも
できる。また裏側複合シート33の代わりに裏側金属箔
を使用することもできる。
ボン不織布を張り合わせたものを使用することもでき
る。また裏側複合シート33としては金属箔に難燃紙又
はカーボン不織布を張り合わせたものを使用することも
できる。また裏側複合シート33の代わりに裏側金属箔
を使用することもできる。
【0016】防火シート19Aは表側複合シート21を
外側にして被せる。防火シート19Aの外周は適当間隔
毎にバインド部材39で押さえつけて、合わせ目41が
開かないようにする。バインド部材39としては金属テ
ープ、金属線または耐火性のひも等が使用される。防火
シート19Aの両側縁の合わせ目41は図2のようにケ
ーブル管13の上側に位置させることが好ましい。この
ようにすると橋りょう11の下で焚かれた焚き火の火
が、合わせ目41に当たらなくなるため、合わせ目41
が多少開いても防火性能が低下することがない。
外側にして被せる。防火シート19Aの外周は適当間隔
毎にバインド部材39で押さえつけて、合わせ目41が
開かないようにする。バインド部材39としては金属テ
ープ、金属線または耐火性のひも等が使用される。防火
シート19Aの両側縁の合わせ目41は図2のようにケ
ーブル管13の上側に位置させることが好ましい。この
ようにすると橋りょう11の下で焚かれた焚き火の火
が、合わせ目41に当たらなくなるため、合わせ目41
が多少開いても防火性能が低下することがない。
【0017】この実施例では、セラミックファイバーブ
ランケット27と難燃性プラスチック発泡シート31が
断熱層を形成する。難燃性プラスチック発泡シート31
はセラミックファイバーブランケット27より耐熱性が
低いが、セラミックファイバーブランケット27と中間
金属箔29により火炎から遮断されるため、セラミック
ファイバーブランケット27ほど高温になることはな
い。このため耐熱性は低くても熱的損傷を受けることは
少ない。
ランケット27と難燃性プラスチック発泡シート31が
断熱層を形成する。難燃性プラスチック発泡シート31
はセラミックファイバーブランケット27より耐熱性が
低いが、セラミックファイバーブランケット27と中間
金属箔29により火炎から遮断されるため、セラミック
ファイバーブランケット27ほど高温になることはな
い。このため耐熱性は低くても熱的損傷を受けることは
少ない。
【0018】この実施例における防火シート19Aは、
難燃性プラスチック発泡シート31を使用した分だけ、
セラミックファイバーブランケット27の厚さを薄くす
ることができ、かつ難燃性プラスチック発泡シート31
はセラミックファイバーブランケット27より安価であ
るため、全体としてはコスト安になる。
難燃性プラスチック発泡シート31を使用した分だけ、
セラミックファイバーブランケット27の厚さを薄くす
ることができ、かつ難燃性プラスチック発泡シート31
はセラミックファイバーブランケット27より安価であ
るため、全体としてはコスト安になる。
【0019】また難燃性プラスチック発泡シート31と
して、難燃性ポリエチレン発泡シートを使用すると、加
熱されたときの温度上昇が途中で一時的に停滞する現象
が発生し、温度上昇に時間がかかるようになるので、特
に好ましい。これは難燃性ポリエチレン発泡シートが水
酸化物(水酸化アルミニウム等)を含んでいて、加熱さ
れると水を発生することによるものと考えられる。
して、難燃性ポリエチレン発泡シートを使用すると、加
熱されたときの温度上昇が途中で一時的に停滞する現象
が発生し、温度上昇に時間がかかるようになるので、特
に好ましい。これは難燃性ポリエチレン発泡シートが水
酸化物(水酸化アルミニウム等)を含んでいて、加熱さ
れると水を発生することによるものと考えられる。
【0020】なお防火シート19Aの両側縁の合わせ目
41は、図2のような突き合わせでもよいが、重ね合わ
せにすることもできる。重ね合わせにする場合は図3、
図4又は図5のような構成にすることが好ましい。図3
の例は表側複合シート21を他の積層物より幅を広くし
て重ね合わせた場合であり、図4の例は表側複合シート
21およびセラミックファイバーブランケット27を他
の積層物より幅を広くして重ね合わせた場合であり、図
5の例は表側複合シート21、中間金属箔29および裏
側複合シート33を他の積層物より幅を広くして重ね合
わせた場合である。いずれの場合も耐熱性の低い難燃性
プラスチック発泡シート31が耐熱性の高いセラミック
ファイバーブランケット27の外側に重なることのない
ようにしてある。このようにすると重ね合わせ部の厚さ
がそれほど厚くならずに済む。
41は、図2のような突き合わせでもよいが、重ね合わ
せにすることもできる。重ね合わせにする場合は図3、
図4又は図5のような構成にすることが好ましい。図3
の例は表側複合シート21を他の積層物より幅を広くし
て重ね合わせた場合であり、図4の例は表側複合シート
21およびセラミックファイバーブランケット27を他
の積層物より幅を広くして重ね合わせた場合であり、図
5の例は表側複合シート21、中間金属箔29および裏
側複合シート33を他の積層物より幅を広くして重ね合
わせた場合である。いずれの場合も耐熱性の低い難燃性
プラスチック発泡シート31が耐熱性の高いセラミック
ファイバーブランケット27の外側に重なることのない
ようにしてある。このようにすると重ね合わせ部の厚さ
がそれほど厚くならずに済む。
【0021】次に実施例1の構成で耐火試験を行った結
果を説明する。ケーブル管13は内径75mm、外径9
0mmの鋼管である。ケーブル管13内に引き込んだケ
ーブル17は400心の発泡ポリエチレン絶縁心線を有
する通信ケーブルである。表側複合シート21の金属箔
23は厚さ20μmのアルミ箔、セラミックファイバー
ブランケット27は厚さ6mm、中間金属箔29は厚さ
50μmのアルミ箔、難燃性プラスチック発泡シート3
1は厚さ6mmの難燃性ポリエチレン発泡シート、裏側
複合シート33の金属箔35は厚さ20μmのアルミ箔
である。
果を説明する。ケーブル管13は内径75mm、外径9
0mmの鋼管である。ケーブル管13内に引き込んだケ
ーブル17は400心の発泡ポリエチレン絶縁心線を有
する通信ケーブルである。表側複合シート21の金属箔
23は厚さ20μmのアルミ箔、セラミックファイバー
ブランケット27は厚さ6mm、中間金属箔29は厚さ
50μmのアルミ箔、難燃性プラスチック発泡シート3
1は厚さ6mmの難燃性ポリエチレン発泡シート、裏側
複合シート33の金属箔35は厚さ20μmのアルミ箔
である。
【0022】このような構成の試料を耐火試験用加熱炉
内にセットし、JIS A−1301の2級加熱曲線
(最高840℃)に沿って温度上昇させ、ケーブル管内
温度、ケーブル表面温度、ケーブル心線間絶縁抵抗を測
定した。その結果、ケーブル管内の最高温度は139
℃、ケーブル表面の最高温度は125℃であり、絶縁抵
抗の劣化はなく、ケーブルシースにも異常はなかった。
内にセットし、JIS A−1301の2級加熱曲線
(最高840℃)に沿って温度上昇させ、ケーブル管内
温度、ケーブル表面温度、ケーブル心線間絶縁抵抗を測
定した。その結果、ケーブル管内の最高温度は139
℃、ケーブル表面の最高温度は125℃であり、絶縁抵
抗の劣化はなく、ケーブルシースにも異常はなかった。
【0023】なお、防火シート19Aを風雨や紫外線な
どから保護するため、防火シート19Aの外周には、図
6に示すように金属板(鉄板、ステンレス板など)42
を被せておくとよい。図示の例では金属板42は、両側
に締付け片を有する半円筒状のものを二つ組み合わせた
構成となっている。
どから保護するため、防火シート19Aの外周には、図
6に示すように金属板(鉄板、ステンレス板など)42
を被せておくとよい。図示の例では金属板42は、両側
に締付け片を有する半円筒状のものを二つ組み合わせた
構成となっている。
【0024】〔実施例2〕図7は請求項1の発明の他の
実施例を示す。実施例1ではセラミックファイバーブラ
ンケット27と難燃性プラスチック発泡シート31の間
に中間金属箔29を介在させた防火シート19Aを使用
したが、この実施例は、セラミックファイバーブランケ
ット27と難燃性プラスチック発泡シート31の間に中
間複合シート43を介在させた防火シート19Bを使用
したものである。中間複合シート43は金属箔45に難
燃紙47を張り合わせたもので、金属箔45をセラミッ
クファイバーブランケット27側に向けて積層されてい
る。それ以外の構成は実施例1と同じであるので、同一
部分には同一符号を付してある。
実施例を示す。実施例1ではセラミックファイバーブラ
ンケット27と難燃性プラスチック発泡シート31の間
に中間金属箔29を介在させた防火シート19Aを使用
したが、この実施例は、セラミックファイバーブランケ
ット27と難燃性プラスチック発泡シート31の間に中
間複合シート43を介在させた防火シート19Bを使用
したものである。中間複合シート43は金属箔45に難
燃紙47を張り合わせたもので、金属箔45をセラミッ
クファイバーブランケット27側に向けて積層されてい
る。それ以外の構成は実施例1と同じであるので、同一
部分には同一符号を付してある。
【0025】このような構成にすると、実施例1のもの
よりケーブル管13内の温度上昇を低く抑えられること
が試験により確認された。なお中間複合シート43とし
ては金属箔にガラスクロス又はカーボン不織布を張り合
わせたものを使用することもできる。また防火シート1
9Bの保護のため、防火シート19Bの外周には前記実
施例と同様に金属板を被せておくことが好ましい。
よりケーブル管13内の温度上昇を低く抑えられること
が試験により確認された。なお中間複合シート43とし
ては金属箔にガラスクロス又はカーボン不織布を張り合
わせたものを使用することもできる。また防火シート1
9Bの保護のため、防火シート19Bの外周には前記実
施例と同様に金属板を被せておくことが好ましい。
【0026】〔実施例3〕図8および図9は請求項2の
発明の一実施例を示す。この実施例は、橋りょう11に
添架されたケーブル管13の外周に防火シート19Cを
被せたものである。この防火シート19Cは、金属箔2
3にガラスクロス25を張り合わせた表側複合シート2
1と、火炎で加熱されると膨張して耐火断熱層を形成す
る熱膨張性網状シート49と、金属箔45に難燃紙47
を張り合わせた中間複合シート43と、難燃性プラスチ
ック発泡シート31と、金属箔35にカーボン不織布5
1を張り合わせた裏側複合シート33とをこの順で積層
したものである。
発明の一実施例を示す。この実施例は、橋りょう11に
添架されたケーブル管13の外周に防火シート19Cを
被せたものである。この防火シート19Cは、金属箔2
3にガラスクロス25を張り合わせた表側複合シート2
1と、火炎で加熱されると膨張して耐火断熱層を形成す
る熱膨張性網状シート49と、金属箔45に難燃紙47
を張り合わせた中間複合シート43と、難燃性プラスチ
ック発泡シート31と、金属箔35にカーボン不織布5
1を張り合わせた裏側複合シート33とをこの順で積層
したものである。
【0027】表側複合シート21としては金属箔にカー
ボン不織布を張り合わせたものを使用することもでき
る。また中間複合シート43としては金属箔にガラスク
ロス又はカーボン不織布を張り合わせたものを使用する
こともできる。また中間複合シート43の代わりに中間
金属箔を使用することもできる。また裏側複合シート3
3としては金属箔に難燃紙又はガラスクロスを張り合わ
せたものを使用することもできる。また裏側複合シート
33の代わりに裏側金属箔を使用することもできる。
ボン不織布を張り合わせたものを使用することもでき
る。また中間複合シート43としては金属箔にガラスク
ロス又はカーボン不織布を張り合わせたものを使用する
こともできる。また中間複合シート43の代わりに中間
金属箔を使用することもできる。また裏側複合シート3
3としては金属箔に難燃紙又はガラスクロスを張り合わ
せたものを使用することもできる。また裏側複合シート
33の代わりに裏側金属箔を使用することもできる。
【0028】防火シート19Cは表側複合シート21を
外側にして被せること、防火シート19Cの外周は適当
間隔毎にバインド部材39で押さえつけること、防火シ
ート19Cの両側縁の合わせ目41はケーブル管13の
上側に位置させること、防火シート19Cの両側縁の合
わせ目41は重ね合わせでもよいこと等は実施例1と同
様である。
外側にして被せること、防火シート19Cの外周は適当
間隔毎にバインド部材39で押さえつけること、防火シ
ート19Cの両側縁の合わせ目41はケーブル管13の
上側に位置させること、防火シート19Cの両側縁の合
わせ目41は重ね合わせでもよいこと等は実施例1と同
様である。
【0029】熱膨張性網状シート49は、グラファイ
ト、パーライト又は珪酸ナトリウムなどの熱膨張性を有
する成分と難燃ゴムなどのバインダーとを混練したゴム
状薄板53(図10参照)に、多数のスリット55を同
じ方向に同じ間隔で横並び方向には互い違いとなるよう
に形成し、そのスリット入りゴム状薄板53をスリット
55を広げる方向に引き伸ばして図11のように網状と
したものである。ゴム状薄板53としては例えば株式会
社古河テクノマテリアル製のダンシールD(商品名)を
使用することができる。ダンシールDは加熱されると体
積が10〜20倍に膨張して良好な断熱層を形成する。
ト、パーライト又は珪酸ナトリウムなどの熱膨張性を有
する成分と難燃ゴムなどのバインダーとを混練したゴム
状薄板53(図10参照)に、多数のスリット55を同
じ方向に同じ間隔で横並び方向には互い違いとなるよう
に形成し、そのスリット入りゴム状薄板53をスリット
55を広げる方向に引き伸ばして図11のように網状と
したものである。ゴム状薄板53としては例えば株式会
社古河テクノマテリアル製のダンシールD(商品名)を
使用することができる。ダンシールDは加熱されると体
積が10〜20倍に膨張して良好な断熱層を形成する。
【0030】以上のような構成にすると、火炎によって
加熱されたときに、熱膨張性網状シート49が表側複合
シート21と中間複合シート43との間で熱膨張して良
好な耐火断熱層を形成すると共に、その内側で難燃性プ
ラスチック発泡シート31が中間複合シート43と裏側
複合シート33とに挟まれた状態で断熱層を形成するた
め、ケーブル管13の温度上昇を効果的に抑制できる。
したがってケーブル管13内のケーブル17が熱により
損傷するのを防止できる。
加熱されたときに、熱膨張性網状シート49が表側複合
シート21と中間複合シート43との間で熱膨張して良
好な耐火断熱層を形成すると共に、その内側で難燃性プ
ラスチック発泡シート31が中間複合シート43と裏側
複合シート33とに挟まれた状態で断熱層を形成するた
め、ケーブル管13の温度上昇を効果的に抑制できる。
したがってケーブル管13内のケーブル17が熱により
損傷するのを防止できる。
【0031】難燃性プラスチック発泡シート31は、熱
膨張性網状シート49により形成される耐火断熱層より
耐熱性が低いが、その耐火断熱層と中間複合シート43
により火炎から遮断されるため、熱的損傷を受けること
は少ない。
膨張性網状シート49により形成される耐火断熱層より
耐熱性が低いが、その耐火断熱層と中間複合シート43
により火炎から遮断されるため、熱的損傷を受けること
は少ない。
【0032】なお防火シート19Cの両側縁の合わせ目
41を重ね合わせにする場合は、図12、図13又は図
14のような構成にすることが望ましい。図12の例は
表側複合シート21を他の積層物より幅を広くして重ね
合わせた場合であり、図13の例は表側複合シート21
および中間複合シート43を他の積層物より幅を広くし
て重ね合わせた場合であり、図14の例は表側複合シー
ト21、中間複合シート43および裏側複合シート33
を他の積層物より幅を広くして重ね合わせた場合であ
る。いずれの場合も難燃性プラスチック発泡シート31
が熱膨張性網状シート49の外側に重なることのないよ
うにしてある。このようにすると熱膨張性網状シート4
9の熱膨張が阻害されることがなく、かつ重ね合わせ部
の厚さがそれほど厚くならずに済む。
41を重ね合わせにする場合は、図12、図13又は図
14のような構成にすることが望ましい。図12の例は
表側複合シート21を他の積層物より幅を広くして重ね
合わせた場合であり、図13の例は表側複合シート21
および中間複合シート43を他の積層物より幅を広くし
て重ね合わせた場合であり、図14の例は表側複合シー
ト21、中間複合シート43および裏側複合シート33
を他の積層物より幅を広くして重ね合わせた場合であ
る。いずれの場合も難燃性プラスチック発泡シート31
が熱膨張性網状シート49の外側に重なることのないよ
うにしてある。このようにすると熱膨張性網状シート4
9の熱膨張が阻害されることがなく、かつ重ね合わせ部
の厚さがそれほど厚くならずに済む。
【0033】次に実施例3の構成で耐火試験を行った結
果を説明する。ケーブル管13とケーブル17は実施例
1と同じである。表側複合シート21の金属箔23は厚
さ20μmのアルミ箔、熱膨張性網状シート49は厚さ
2.5mm、中間複合シート43の金属箔45は厚さ2
0μmのアルミ箔、難燃性プラスチック発泡シート31
は厚さ6mmの難燃性ポリエチレン発泡シート、裏側複
合シート33の金属箔35は厚さ20μmのアルミ箔で
ある。
果を説明する。ケーブル管13とケーブル17は実施例
1と同じである。表側複合シート21の金属箔23は厚
さ20μmのアルミ箔、熱膨張性網状シート49は厚さ
2.5mm、中間複合シート43の金属箔45は厚さ2
0μmのアルミ箔、難燃性プラスチック発泡シート31
は厚さ6mmの難燃性ポリエチレン発泡シート、裏側複
合シート33の金属箔35は厚さ20μmのアルミ箔で
ある。
【0034】このような構成で実施例1と同じ耐火試験
を行った結果、ケーブル管内の最高温度は118℃、ケ
ーブル表面の最高温度は97℃であり、絶縁抵抗の劣化
はなく、ケーブルシースにも異常はなかった。
を行った結果、ケーブル管内の最高温度は118℃、ケ
ーブル表面の最高温度は97℃であり、絶縁抵抗の劣化
はなく、ケーブルシースにも異常はなかった。
【0035】なお、防火シート19Cを風雨や紫外線な
どから保護するため、防火シート19Cの外周には、図
15に示すように金属板(鉄板、ステンレス板など)4
2を被せておくとよい。この場合、金属板52は熱膨張
性網状シート49の膨張を阻害しないように多少ゆるみ
を持たせて被せておくことが好ましい。
どから保護するため、防火シート19Cの外周には、図
15に示すように金属板(鉄板、ステンレス板など)4
2を被せておくとよい。この場合、金属板52は熱膨張
性網状シート49の膨張を阻害しないように多少ゆるみ
を持たせて被せておくことが好ましい。
【0036】〔実施例4〕図16および図17は請求項
3の発明の一実施例を示す。この実施例は、橋りょう1
1に添架されたケーブル管13の外周に防火シート19
Dを被せたものである。この防火シート19Dは、熱発
泡性の耐火ネット57と、中間金属箔29と、難燃性プ
ラスチック発泡シート31と、裏側金属箔59とをこの
順で積層したものである。
3の発明の一実施例を示す。この実施例は、橋りょう1
1に添架されたケーブル管13の外周に防火シート19
Dを被せたものである。この防火シート19Dは、熱発
泡性の耐火ネット57と、中間金属箔29と、難燃性プ
ラスチック発泡シート31と、裏側金属箔59とをこの
順で積層したものである。
【0037】中間金属箔29の代わりに、金属箔に難燃
紙、ガラスクロス又はカーボン不織布を張り合わせた中
間複合シートを使用することもできる。また裏側金属箔
59の代わりに、金属箔に難燃紙、ガラスクロス又はカ
ーボン不織布を張り合わせた裏側複合シートを使用する
こともできる。
紙、ガラスクロス又はカーボン不織布を張り合わせた中
間複合シートを使用することもできる。また裏側金属箔
59の代わりに、金属箔に難燃紙、ガラスクロス又はカ
ーボン不織布を張り合わせた裏側複合シートを使用する
こともできる。
【0038】防火シート19Dは耐火ネット57を外側
にして被せること、防火シート19Dの外周は適当間隔
毎に耐火性のバインド部材39で押さえつけること、防
火シート19Dの両側縁の合わせ目41はケーブル管1
3の上側に位置させること、防火シート19Dの両側縁
の合わせ目41は重ね合わせでもよいこと等は実施例1
と同様である。
にして被せること、防火シート19Dの外周は適当間隔
毎に耐火性のバインド部材39で押さえつけること、防
火シート19Dの両側縁の合わせ目41はケーブル管1
3の上側に位置させること、防火シート19Dの両側縁
の合わせ目41は重ね合わせでもよいこと等は実施例1
と同様である。
【0039】耐火ネット57は図18に示すように、ガ
ラス繊維糸などで出来た耐火性のネット本体61に、火
炎の熱で発泡し炭化して耐火断熱層を形成する熱発泡性
塗料63を塗着したものである(ドイツのハーバーツ社
が製造販売)。ネット本体61の縦糸および横糸の間隔
はそれぞれ4〜6mm程度、熱発泡性塗料63の塗着量
は例えば600〜800g/m2 程度である。なお耐火
ネット57の劣化を防止するため、耐火ネット57の表
面には耐候性の塗料を塗布しておくことが望ましい。
ラス繊維糸などで出来た耐火性のネット本体61に、火
炎の熱で発泡し炭化して耐火断熱層を形成する熱発泡性
塗料63を塗着したものである(ドイツのハーバーツ社
が製造販売)。ネット本体61の縦糸および横糸の間隔
はそれぞれ4〜6mm程度、熱発泡性塗料63の塗着量
は例えば600〜800g/m2 程度である。なお耐火
ネット57の劣化を防止するため、耐火ネット57の表
面には耐候性の塗料を塗布しておくことが望ましい。
【0040】上記のような構成にすると、火炎によって
加熱されたときに、耐火ネット57の熱発泡性塗料が3
0〜40倍に発泡し、炭化して良好な耐火断熱層を形成
すると共に、その内側で難燃性プラスチック発泡シート
31が中間金属箔29と裏側金属箔59とに挟まれた状
態で断熱層を形成するため、ケーブル管13の温度上昇
を効果的に抑制できる。したがってケーブル管13内の
ケーブル17が熱により損傷するのを防止できる。
加熱されたときに、耐火ネット57の熱発泡性塗料が3
0〜40倍に発泡し、炭化して良好な耐火断熱層を形成
すると共に、その内側で難燃性プラスチック発泡シート
31が中間金属箔29と裏側金属箔59とに挟まれた状
態で断熱層を形成するため、ケーブル管13の温度上昇
を効果的に抑制できる。したがってケーブル管13内の
ケーブル17が熱により損傷するのを防止できる。
【0041】難燃性プラスチック発泡シート31は、耐
火ネット57により形成される耐火断熱層より耐熱性が
低いが、その耐火断熱層と中間金属箔29により火炎か
ら遮断されるため、熱的損傷を受けることは少ない。
火ネット57により形成される耐火断熱層より耐熱性が
低いが、その耐火断熱層と中間金属箔29により火炎か
ら遮断されるため、熱的損傷を受けることは少ない。
【0042】なお防火シート19Cの両側縁の合わせ目
41を重ね合わせにする場合は、図19のような構成に
することが望ましい。図19の例は熱発泡性耐火ネット
57を他の積層物より幅を広くして重ね合わせたもので
ある。このようにすると難燃性プラスチック発泡シート
31が熱膨張性網状シート49の外側に重なることがな
いため、耐火ネット57の発泡が阻害されることがな
く、かつ重ね合わせ部の厚さがそれほど厚くならずに済
む。
41を重ね合わせにする場合は、図19のような構成に
することが望ましい。図19の例は熱発泡性耐火ネット
57を他の積層物より幅を広くして重ね合わせたもので
ある。このようにすると難燃性プラスチック発泡シート
31が熱膨張性網状シート49の外側に重なることがな
いため、耐火ネット57の発泡が阻害されることがな
く、かつ重ね合わせ部の厚さがそれほど厚くならずに済
む。
【0043】次に実施例4の構成で耐火試験を行った結
果を説明する。ケーブル管13とケーブル17は実施例
1と同じである。耐火ネット57の厚さは約 mm、中
間金属箔29は厚さ50μmのアルミ箔、難燃性プラス
チック発泡シート31は厚さ5mmの難燃性ポリエチレ
ン発泡シート、裏側金属箔59は厚さ20μmのアルミ
箔である。このような構成で実施例1と同じ耐火試験を
行った結果、ケーブル管内の最高温度は80℃、ケーブ
ル表面の最高温度は64℃であり、絶縁抵抗の劣化はな
く、ケーブルシースにも異常はなかった。
果を説明する。ケーブル管13とケーブル17は実施例
1と同じである。耐火ネット57の厚さは約 mm、中
間金属箔29は厚さ50μmのアルミ箔、難燃性プラス
チック発泡シート31は厚さ5mmの難燃性ポリエチレ
ン発泡シート、裏側金属箔59は厚さ20μmのアルミ
箔である。このような構成で実施例1と同じ耐火試験を
行った結果、ケーブル管内の最高温度は80℃、ケーブ
ル表面の最高温度は64℃であり、絶縁抵抗の劣化はな
く、ケーブルシースにも異常はなかった。
【0044】以上の各実施例では、ケーブル管が1本の
場合を説明したが、ケーブル管が2本以上並設されてい
る場合は、2本以上のケーブル管に一括して防火シート
を被せる構成とすることもできる。
場合を説明したが、ケーブル管が2本以上並設されてい
る場合は、2本以上のケーブル管に一括して防火シート
を被せる構成とすることもできる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、防
火シートの厚さが薄いため橋りょうに添架されたケーブ
ル管への施工が容易であり、しかもケーブル管の温度上
昇を防火シートの二重の断熱層で効果的に抑制できると
いう利点がある。
火シートの厚さが薄いため橋りょうに添架されたケーブ
ル管への施工が容易であり、しかもケーブル管の温度上
昇を防火シートの二重の断熱層で効果的に抑制できると
いう利点がある。
【図1】 請求項1の発明の一実施例を示す一部切開側
面図。
面図。
【図2】 図1の耐火構造体の横断面図。
【図3】 図1の耐火構造体で、防火シートの合わせ目
を重ね合わせにした場合の第1の例を示す断面図。
を重ね合わせにした場合の第1の例を示す断面図。
【図4】 同じく第2の例を示す断面図。
【図5】 同じく第3の例を示す断面図。
【図6】 図1の耐火構造体で、防火シートの外周に金
属板を被せた状態を示す横断面図。
属板を被せた状態を示す横断面図。
【図7】 請求項1の発明の他の実施例を示す一部切開
側面図。
側面図。
【図8】 請求項2の発明の一実施例を示す一部切開側
面図。
面図。
【図9】 図8の耐火構造体の横断面図。
【図10】 図8の耐火構造体に使用するスリット入り
ゴム状薄板の平面図。
ゴム状薄板の平面図。
【図11】 図8の耐火構造体に使用する熱膨張性網状
シートの平面図。
シートの平面図。
【図12】 図8の耐火構造体で、防火シートの合わせ
目を重ね合わせにした場合の第1の例を示す断面図。
目を重ね合わせにした場合の第1の例を示す断面図。
【図13】 同じく第2の例を示す断面図。
【図14】 同じく第3の例を示す断面図。
【図15】 図8の耐火構造体で、防火シートの外周に
金属板を被せた状態を示す横断面図。
金属板を被せた状態を示す横断面図。
【図16】 請求項3の発明の一実施例を示す一部切開
側面図。
側面図。
【図17】 図16の耐火構造体の横断面図。
【図18】 図16の耐火構造体に使用する耐火ネット
の斜視図。
の斜視図。
【図19】 図16の耐火構造体で、防火シートの合わ
せ目を重ね合わせにした場合の例を示す断面図。
せ目を重ね合わせにした場合の例を示す断面図。
11:橋りょう 13:ケーブル管 15:吊り金具 17:ケーブル 19A、19B、19C、19D:防火シート 21:表側複合シート 23:金属箔 25:ガラスクロス 27:セラミックファイバーブランケット 29:中間金属箔 31:難燃性プラスチック発泡シート 33:裏側複合シート 35:金属箔 37:ガラスクロス 39:バインド部材 41:合わせ目 43:中間複合シート 45:金属箔 47:難燃紙 49:熱膨張性網状シート 51:カーボン不織布 57:耐火ネット 59:裏側金属箔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 15/04 B 15/14 17/06 H02G 1/06 307 311 Z 315 (72)発明者 和気 淳一郎 神奈川県平塚市東八幡5丁目1番8号 株 式会社古河テクノマテリアル内 (72)発明者 小林 敬和 東京都品川区西五反田5丁目23番8号 株 式会社新正電材内
Claims (4)
- 【請求項1】橋りょうに添架されたケーブル管の外周
に、 金属箔にガラスクロス又はカーボン不織布を張り合わせ
た表側複合シートと、セラミックファイバーブランケッ
トと、金属箔に難燃紙、ガラスクロス若しくはカーボン
不織布を張り合わせた中間複合シート又は中間金属箔
と、難燃性プラスチック発泡シートと、金属箔に難燃
紙、ガラスクロス若しくはカーボン不織布を張り合わせ
た裏側複合シート又は裏側金属箔とをこの順で積層して
なる防火シートを、 表側複合シートを外側にして被せたことを特徴とする橋
りょう添架ケーブル管の耐火構造体。 - 【請求項2】橋りょうに添架されたケーブル管の外周
に、 金属箔にガラスクロス又はカーボン不織布を張り合わせ
た表側複合シートと、火炎で加熱されると膨張して耐火
断熱層を形成する熱膨張性網状シートと、金属箔に難燃
紙、ガラスクロス若しくはカーボン不織布を張り合わせ
た中間複合シート又は中間金属箔と、難燃性プラスチッ
ク発泡シートと、金属箔に難燃紙、ガラスクロス若しく
はカーボン不織布を張り合わせた裏側複合シート又は裏
側金属箔とをこの順で積層してなる防火シートを、 表側複合シートを外側にして被せたことを特徴とする橋
りょう添架ケーブル管の耐火構造体。 - 【請求項3】橋りょうに添架されたケーブル管の外周
に、 耐火性のネット本体に火炎で加熱されると発泡して耐火
断熱層を形成する熱発泡性塗料を塗着してなる耐火ネッ
トと、金属箔に難燃紙、ガラスクロス若しくはカーボン
不織布を張り合わせた中間複合シート又は中間金属箔
と、難燃性プラスチック発泡シートと、金属箔に難燃
紙、ガラスクロス若しくはカーボン不織布を張り合わせ
た裏側複合シート又は裏側金属箔とをこの順で積層して
なる防火シートを、 表側複合シートを外側にして被せたことを特徴とする橋
りょう添架ケーブル管の耐火構造体。 - 【請求項4】防火シートの外周に金属板を被せたことを
特徴とする請求項1または2記載の橋りょう添架ケーブ
ル管の耐火構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33513094A JPH08182147A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 橋りょう添架ケーブル管の耐火構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33513094A JPH08182147A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 橋りょう添架ケーブル管の耐火構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08182147A true JPH08182147A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18285111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33513094A Pending JPH08182147A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 橋りょう添架ケーブル管の耐火構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08182147A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1752427A1 (de) * | 2005-07-28 | 2007-02-14 | Klevers GmbH & Co. KG | Brandschutzgewebe |
| JP2016013051A (ja) * | 2014-01-17 | 2016-01-21 | 株式会社エフコンサルタント | 被覆構造体 |
| CN109004596A (zh) * | 2018-08-12 | 2018-12-14 | 江苏捷通管业科技有限公司 | 一种隔热的电力管道 |
| KR102031149B1 (ko) * | 2018-09-11 | 2019-10-11 | 주식회사 성실엔지니어링 | 화재 확산 방지용 케이블 트레이 |
| JP2021154700A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 東洋紡Stc株式会社 | 遮熱シート、及び遮熱成型体 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP33513094A patent/JPH08182147A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1752427A1 (de) * | 2005-07-28 | 2007-02-14 | Klevers GmbH & Co. KG | Brandschutzgewebe |
| JP2016013051A (ja) * | 2014-01-17 | 2016-01-21 | 株式会社エフコンサルタント | 被覆構造体 |
| CN109004596A (zh) * | 2018-08-12 | 2018-12-14 | 江苏捷通管业科技有限公司 | 一种隔热的电力管道 |
| KR102031149B1 (ko) * | 2018-09-11 | 2019-10-11 | 주식회사 성실엔지니어링 | 화재 확산 방지용 케이블 트레이 |
| JP2021154700A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 東洋紡Stc株式会社 | 遮熱シート、及び遮熱成型体 |
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