JPH08182942A - 人工森林浴発生装置 - Google Patents

人工森林浴発生装置

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JPH08182942A
JPH08182942A JP33763194A JP33763194A JPH08182942A JP H08182942 A JPH08182942 A JP H08182942A JP 33763194 A JP33763194 A JP 33763194A JP 33763194 A JP33763194 A JP 33763194A JP H08182942 A JPH08182942 A JP H08182942A
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JP
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phytoncide
fine particles
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unit
tree
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JP33763194A
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Masayuki Makita
正行 牧田
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HIMU ELECTRO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】人工森林浴発生装置は、内部に滞在するフィト
ンチッド微粒子を外部に拡散させる拡散部、拡散部の下
側に配設のフィトンチッド微粒子の生成部及び拡散部の
上側に配設の空気流発生部とからなり、前記空気流発生
部で発生させた空気流を拡散部内に流入して、拡散部内
に滞在のフィトンチッド微粒子を外部に容易に拡散させ
るようにした装置若しくはそれにオゾン発生装置等を付
加した装置からなる。 【効果】森林浴(特に天然ヒノキ樹林の森林浴)の効果
に近似する効果若しくはそれ以上の効果を人工的に所望
の場所及び空間に出現させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】第一の本発明は、フィトンチッ
ド、特に揮発性フィトンチッド、により人工的な森林浴
を出現させる人工森林浴発生装置に関する。
【0002】第二の本発明は、本来的な森林浴にはない
効果をも付加的に出現させる人工森林浴発生装置に関す
る。
【0003】
【従来の技術】生体が森林浴によって肉体的及び精神的
な疲労が回復してリフレッシュすることはよく知られた
科学的事実である。
【0004】森林浴の効果を生じさせる大きな理由の一
つが、森林の空気中に含まれる森林樹木の揮発性物質に
由来することは科学的にも明らかになっている事実であ
る。森林樹木の揮発性物質は、水蒸気蒸留等の分離手段
によって森林樹木から揮発性の油(一般に精油等と称さ
れている)として得られていて、その主体はテルペンで
あることも明らかになっている。
【0005】森林樹木からの生成物質は、総称的に「フ
ィトンチッド」と呼ばれることがある。
【0006】「フィトンチッド」は、本来的には、フィ
トン(ロシア語で植物の意味)とチッド(ロシア語で殺
すの意味)を合成した造語であって、病原菌等の有害な
微生物を殺す能力があり、かつ、植物から発生する揮発
性物質の意味に用いられていた。
【0007】しかし、植物から発生の非揮発性物質にも
有害な微生物に対する殺菌能力を有する物質があるの
で、「フィトンチッド」は、広義には、揮発性物質若し
くは非揮発性物質を問わず、植物からの生成物質を総称
する用語として用いられることがある。
【0008】又、「フィトンチッド」は、広義には、森
林樹木からの生成物質を含む物質についても用いられて
いる。
【0009】そこで、本明細書においては、「フィトン
チッド」を森林樹木からの生成物質あるいはをそのよう
な生成物質を含む物質の語義で用いている。
【0010】なお、揮発性を有するフィトンチッドにつ
いては「揮発性フィトンチッド」の用語を使用する。
【0011】そして、人が揮発性フィトンチッドを嗅ぐ
と、生理的に及び感覚的に快適的な状態になることが科
学的に証明されている。
【0012】動物実験用のマウスが揮発性フィトンチッ
ドの匂いを嗅ぐと、マウスの運動が活発になって、マウ
スが見た目にも快適になっていくことも実験的に確かめ
られている。
【0013】揮発性フィトンチッドは、その主成分がテ
ルペン(テルペン類化合物とも称されることもある)で
あることが分析により確認されている。
【0014】テルペンは炭素数5n個の天然物炭化水素
及び関連した含酸素化合物群を含むもので、炭素数はC
10が基本で、それ以外のものでは、炭素数C15、炭素数
20、炭素数C25及び炭素数C30のものが多いとされて
いる。
【0015】特に、天然ヒノキの揮発性フィトンチッド
には、二環性モノテルペンであるアルファ−ピネン及び
ベ−タピネンとアルファ−デルビオ−ル等を含む数十種
類の成分の含有が認められていて、独特の芳香あるいは
独特の香気等の文言で表現される独特の香りを発散する
ことがよく知られている。
【0016】しかも、天然ヒノキの揮発性フィトンチッ
ドは、生理的に及び感覚的に生体を快適な状態にする能
力が特に大きく、生体の自律神経の安定化、生体の鎮痛
作用及び精神安定化等に有効な働きをすることが認めら
れている。
【0017】したがって、天然ヒノキのフィトンチッド
(特に、揮発性フィトンチッド)による森林浴は、一般
的な森林浴よりも数倍〜数十倍の効果があるとされてい
る。そのために、天然ヒノキの揮発性フィトンチッドを
採取して、その香気を嗅ぐことで天然ヒノキの森林浴を
疑似体験する試みもしばしば行われている。
【0018】天然ヒノキの揮発性フィトンチッドの採取
は、天然ヒノキの樹脂成分を加熱して揮発させた成分を
凝縮する方法若しくは天然ヒノキの樹脂成分を水蒸気蒸
留する方法によるのが一般的である。
【0019】採取された天然ヒノキの揮発性フィトンチ
ッドは、常温では油状物であって、天然ヒノキ精油ある
いは天然ヒノキ油等と呼ばれている。本明細書において
は「天然ヒノキ油」の用語を使用する。
【0020】又、合成二環性モノテルペンその他の合成
化合物を配合して、組成を天然ヒノキ油に似せた合成油
も、ヒノキ精油あるいはヒノキ油の名称で使用されてい
る。本明細書においては、そのような合成油については
「合成ヒノキ油」の用語を使用する。
【0021】そして、「ヒノキ油」は、天然ヒノキ油あ
るいは合成ヒノキ油又はそれらの両方を含む油の語義で
一般的に使用されているので、本明細書においても同様
の語義で使用する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】森林浴(特に天然ヒノ
キ樹林の森林浴)が生体に与える優れた効果には、様々
のものがあるとされていて、科学的に解明されているも
のもある。
【0023】しかし、森林浴の効果を生体に与える重要
な物質であるフィトンチッドについては、森林での状態
が全く未知であるという問題点があった。
【0024】そのために、従来提案されている人工的な
森林浴は、小さな木片に滲み込ませたヒノキ油の匂いを
嗅がせる方法若しくはヒノキ油を直接的に噴霧器により
噴霧する方法であって、おおよそ森林浴の効果を与える
にはほど遠いという問題点があった。
【0025】これに対して、本発明者により行われた検
討によれば、木片に滲み込ませたヒノキ油の匂いを嗅が
せる方法では、森林浴の効果が著しく希薄であって、ヒ
ノキ油を直接的に噴霧器により噴霧する等の方法では、
ヒノキ油の油滴粒子が大きすぎる等して部屋内を汚染す
る場合があり、又ヒノキ油の油滴粒子を小さくしても森
林浴の効果が向上しない等の問題点が明らかになった。
【0026】そこで、森林浴(特に天然ヒノキ樹林の森
林浴)に近似する人工的な森林浴を出現させるためのフ
ィトンチッドの発生条件と発生装置が本発明者により検
討され、第一の本発明の構成の装置により森林(特に天
然ヒノキ樹林の森林)に漂うフィトンチッドに近似する
フィトンチッドを発生させうることが見いだされた。こ
こにおいて、第一の本発明は、森林浴の効果と同等若し
くはそれ以上の効果を人工的に出現させる人工森林浴発
生装置を提供すること、を目的とする。
【0027】第二の本発明は、第一の本発明による効果
に加えて、森林浴では得られなかった効果をも付加して
与える人工的な森林浴を出現させる人工森林浴発生装置
を提供すること、を目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
第一の本発明の人工森林浴発生装置〉第一の本発明に
よる人工森林浴発生装置は、内部に滞在するフィトンチ
ッド微粒子を外部に拡散させる拡散部と、前記拡散部の
下側に配設されている、フィトンチッド微粒子を生成さ
せる生成部と、前記拡散部の上側に配設されている、空
気流を発生させる空気流発生部とを有してなり、前記生
成部で発生させたフィトンチッド微粒子を前記拡散部に
供給して滞在させ、前記空気流発生部で発生した空気流
を前記拡散部内に流入して、前記拡散部内に滞在のフィ
トンチッド微粒子を外部に拡散させる人工森林浴発生装
置であって、前記拡散部及び前記生成部が下記に定義す
るものに構成されていること、を特徴とする。
【0029】拡散部 拡散部は、一部又は全部が透明な面と複数の縦長の部材
とから外面が形成された縦長立体のケ−スと、ケ−ス内
に設けられた樹木と、該ケ−スの内部下方に配設されて
いるフィトンチッド微粒子の吹出口と、ケ−スの内部上
方に配設されている空気流の流入口とを有してなり、フ
ィトンチッド微粒子を外部に放出する放出口が部材の一
部又は全部に縦方向に多数設けられていて、流入口と人
工樹木とが少なくとも前記樹木の一部が前記流入口の下
方に位置する位置関係で設けられていること、を特徴と
する。
【0030】生成部 生成部は、樹木の液状抽出物の含有成分が水に分散され
ている水分散液の貯溜手段と、その貯溜した水分散液か
ら超音波によりフィトンチッド微粒子を生成させる装置
とを有してなること、を特徴とする。 〈第二の本発明の人工森林浴発生装置〉第二の本発明に
よる人工森林浴発生装置は、第一の本発明の人工森林浴
発生装置に、オゾン発生装置、マイナスイオン発生装置
又はそれらの両発生装置を付加したものであこと、を特
徴とする。
【0031】
【作用】第一及び第二の本発明においては、樹木の液状
抽出物の含有成分が水に分散されている水分散液(特に
ヒノキ油水分散液)から超音波により微粒子化されたフ
ィトンチッド微粒子を外部に放出して拡散させている。
【0032】フィトンチッドが樹木の液状抽出物の含有
成分が水に分散されている水分散液(特にヒノキ油水分
散液)から生成されていて、かつ、超音波によりフィト
ンチッドの微粒子化が行われていると、そのフィトンチ
ッド微粒子は所望空間内(代表的には部屋内)に漂う状
態になり、実際の森林浴と同等あるいはそれ以上の効果
を生体に与えることが本発明者による検討で得られた実
験的事実から見い出されている。
【0033】したがって、第一及び第二の本発明によれ
ば、樹木の液状抽出物の含有成分が水に分散されている
水分散液(特にヒノキ油水分散液)のフィトンチッド微
粒子を空間に漂わせて、実際の森林浴と同等あるいはそ
れ以上の効果を生体に与える人工の森林浴を所望の空間
内に出現させることができる。
【0034】第一及び第二の本発明においては、拡散部
は、外面の一部又は全部が透明な縦長立体のケ−スとそ
の内部に備えられている樹木からなっていて、フィトン
チッド微粒子が上方に吹き上げている。
【0035】人工森林浴発生装置内に配置された樹木
と、樹木の根本から上方に瞬間的に形成される靄状のフ
ィトンチッド微粒子の流束を視ることで、視覚的な面か
らの森林浴の疑似体験効果が著しく増大することが本発
明での多数のパネルによる官能試験により確認されてい
る。
【0036】したがって、第一及び第二の本発明によ
り、視覚的な面に由来の森林浴効果を人工的に出現させ
ることが可能となる。
【0037】
【実施例】
第一の本発明による人工森林浴発生装置〉第一の本発
明の人工森林浴発生装置を図1及び図2に基づいて具体
的に説明する。
【0038】図1は本発明の人工森林浴発生装置の一実
施例の斜視図である。図2は図1の人工森林浴発生装置
の上の部分を示した説明図である。
【0039】なお、図1及び図2は本発明の好適な実施
例ではあるが、本発明に包含される多くの実施例の一例
示である。
【0040】図1において、人工森林浴発生装置1(以
下において、森林浴発生装置1と略称することがある)
は、横断面が略4角形の縦長立体のケ−スとそれに収納
の装置類からなっている。
【0041】縦長立体のケ−スは、4本の起立している
縦長の枠材(本発明の部材に相当する)2、2a、2
b、2c(図示せず)とそれに支持されている板材とか
ら形成されている。
【0042】縦長の枠材2、2a、2b、2c(図示せ
ず)は、代表的には、アルミニウム成型品でその表面を
アクリル樹脂処理等したものである。
【0043】縦長立体のケ−スとそれに収納の装置類か
らなる森林浴発生装置1には、内部に供給されたフィト
ンチッド微粒子を外部に拡散させる拡散部と、フィトン
チッド微粒子の生成部と、空気流を発生させる手段を収
納の空気流発生部とが設けられている。
【0044】以下、拡散部、生成部及び空気流発生部を
具体的に説明する。拡散部について 拡散部は、縦長立体のケ−スの符号100で示される領
域で、ケ−スの上下の部分を除いた大部分を占めていて
いる。
【0045】拡散部100に相当するケ−スの外面は、
透明の材質の板材3、3a、3b、3cとそれらを支持
する枠材2、2a、2b、2c(図示せず)とから形成
されていて、外側から内部が見えるようになっている。
【0046】拡散部100内の底部は、人工芝の底材4
で覆われていて緑色の地表を連想させるようになってい
る。人工芝の底材4には樹木(ヒノキ樹木に似せたも
の)5が起立して固定されていて、フィトンチッド微粒
子の吹出口6が樹木5の根本付近の底材4に設けられて
いる。
【0047】樹木5は、その幹部分を天然のヒノキ樹木
で形成して、それに人工の葉(プラスチック製の葉が代
表的)を取りつけたものである。
【0048】樹木5の幹部分だけでも天然のヒノキ樹木
で形成すると、森林浴効果が視覚面から著しく本来の森
林浴(すなわち、天然樹林の森林浴)に近付くことが多
くのパネルによる官能試験から本発明で見いだされてい
る。
【0049】したがって、樹木5は、全体が人工の樹木
(プラスチック成形品であるのが代表的)からなるもの
でもよいが、本発明の効果を最大に享受するのは、樹木
の一部にでも天然のヒノキ樹木を使用している場合であ
る。
【0050】なお、本発明の「樹木」は、全体が人工の
樹木からなる場合、一部が天然の樹木からなる場合若し
くは全体が天然の樹木からなる場合があり、天然の樹木
にはヒノキ樹木を用いるのが適していることが見いださ
れている。
【0051】フィトンチッド微粒子の吹出口6を拡散部
100内の底部に設けたのは、フィトンチッド微粒子を
吹出口6から吹き上げて(すなわち、樹木5に吹きかけ
るようにして)拡散部100内に供給して、拡散部10
0内の空間に漂わせるようにしているからである。
【0052】又、フィトンチッド微粒子の吹き上げは、
あたかも靄が瞬間的にたちこめるような視覚的な感覚を
人に与え、それを通じて人をして精神的なリッラクス状
態にする効果があることも本発明での多くのパネルによ
る官能試験から見いだされている。
【0053】ケ−スの拡散部100の枠材2、2a、2
b、2cの部分には、フィトンチッド微粒子の放出口7
が縦方向に規則的に多数配設されて、ケ−スの拡散部1
00内で一時的に漂って滞在しているフィトンチッド微
粒子を森林浴発生装置1の外側へ放出して拡散させるよ
うになっている。
【0054】そして、枠材2、2a、2b、2cの部分
に縦方向に多数配設された放出口7からフィトンチッド
微粒子を外側へ放出することにより、上方から拡散部1
00内に流入する清浄(クリ−ン)な空気流とフィトン
チッド微粒子を混合して、フィトンチッド微粒子が均一
に混入した清浄な空気流を外部へ放出して拡散させるこ
とができる。
【0055】又、そのような空気流により形成される人
工森林浴の空間が、より実際の森林浴の場に近くなるこ
とが、本発明において行われた多くのパネルを対象とし
た官能試験により確認されている。
【0056】なお、本発明の「放出口が部材の一部に縦
方向に多数設けられている」というのは、フィトンチッ
ド微粒子の放出口が一部の部材に縦方向に多数設けられ
ていてもよく、部材に部分的に縦方向に多数設けられて
いてもよいという意味である。
【0057】拡散部100内の天井部分20(図2参
照)は閉塞され、略その中央部には空気流を流入させる
空気流入口21が配設されていて、そこから空気流発生
部で発生してろ過装置(図示せず)でろ過された空気流
が拡散部100内に流入するようになっている。
【0058】空気流入口21は、樹木5の先端部分の略
真上に位置していて、流入した空気流が樹木5に衝突し
て分散し、それによって空気流が拡散部100内に広が
って、拡散部100内に漂っているフィトンチッド微粒
子を枠材2、2a、2b、2cの放出口7よりケ−ス外
へ効率よく拡散させるようになっている。
【0059】したがって、樹木5は、拡散部100内に
流入する空気流の分散装置としての役割と、拡散部10
0内に漂っているフィトンチッド微粒子を拡散部100
内の周囲4か所に縦方向に規則的に多数配設の放出口7
に効率よく拡散させる役割とを有していることになる。生成部につい て フィトンチッド微粒子の生成部は、縦長立体のケ−スの
符号101で示される領域で、拡散部100の下側に位
置する領域である。
【0060】生成部101は、図1では便宜上内部が見
える状態に図示されているが、実際的には不透明の材質
の板材で形成するのが一般的である。
【0061】生成部101内には、樹木の液状抽出物の
含有成分を水に分散させた水分散液から超音波によりフ
ィトンチッド微粒子を生成させる装置とそれに関連する
装置類が内蔵されている。
【0062】フィトンチッド微粒子の生成装置の主体
は、超音波発生装置本体8とその下に配設されているそ
れに水分散液を供給する貯留槽9である。
【0063】これらの装置には、超音波発生本体8と貯
留槽9と一体の装置になった装置として超音波加湿器を
用いることもできる。
【0064】超音波加湿器は、公知の超音波加湿器から
選択して使用することが可能で、ヒノキ油水分散液の微
粒子化能力の点からの選択が必要である。
【0065】水分散液に分散させる樹木の液状抽出物の
含有成分は、樹木の液状抽出物に含有されている成分の
一部であっても全部であってもよい。
【0066】液状抽出物を採取する樹木は、本発明によ
る効果を最大に享受する点からは、ヒノキであることが
望ましいが、ヒノキ以外の種類の樹木(例えば、ヒバ、
松等)であってもよい。
【0067】樹木の液状抽出物というのは、樹木から分
離した成分であって、常温で少なくとも液状であるもの
である。分離手段は任意であって代表的には、分子蒸溜
あるいは水蒸気蒸溜等の手段がある。
【0068】樹木の液状抽出物としては、種々の樹木の
それを用いることができるが、本発明による効果を最大
に享受する点からは、ヒノキ油の使用が望ましい。
【0069】ヒノキ油には、天然ヒノキ油あるいは合成
ヒノキ油又はそれらの両方を含む混合油があるが、いず
れも使用することができる。
【0070】特に、天然ヒノキ油(特に、木曾ヒノキか
ら得られた天然ヒノキ油)を用いると、ヒノキ油水分散
液から超音波加湿器により人工森林浴に最も適するフィ
トンチッド微粒子が得られることが見いだされている。
【0071】超音波加湿器としては、例えば、約10〜
80ミリリットル/1時間の加湿能力を有するを使用す
ると、通常の場所に人工森林浴の空間を容易に作りだせ
ることが見いだされている。
【0072】水分散液から超音波加湿器により微粒子化
する微粒子は、大気中において漂うことができる微粒子
の大きさにすることが望ましい。
【0073】微粒子が大き過ぎると、大気中に漂う時間
及び大気中に拡散する範囲等が小さくなり、人の着衣に
付着する等のトラブルが生じることが本発明で見いださ
れているからである。
【0074】貯留槽9は、液の供給口等を備えていて、
液面の自動検出ができるようになっている。
【0075】超音波加湿器により大気中に漂うフィトン
チッド微粒子にすると、天然ヒノキ油由来のフィトンチ
ッド微粒子では、少量でも強い独特の香気を発散させる
ことができる。
【0076】樹木の液状抽出物の水への分散手段は、樹
木の液状抽出物の含有成分を水に均一な分散させること
とができればその手段において任意である。
【0077】ただし、水分散液としては、エマルション
(乳濁液)を使用するのが超音波加湿器によりヒノキ樹
林の森林中の大気に漂うフィトンチッドに類似の微粒子
を容易かつ正確に生成できることが本発明で見いだされ
ている。
【0078】なお、フィトンチッド微粒子は、樹木の液
状抽出物の含有成分の水分散液から超音波発生器から生
成されるので、樹木の液状抽出物の含有成分が水に混ざ
ったものの微粒子であるものが代表的である。
【0079】超音波発生装置本体8から発生の超音波に
より生成されたフィトンチッド微粒子は、拡散部100
の底材4に設けられた吹出口6より吹き出される。吹き
出るフィトンチッド微粒子は、吹出口6から流束状にな
って吹き上がるので、瞬間、靄がたちこめる感じを視る
者に与えることができる。
【0080】この、フィトンチッド微粒子の靄がたちこ
めて白煙状になる感じは、本発明において行われた官能
試験では、森林浴効果を与えるのに著しく有効であるこ
とが見いだされている。空気流発生部について 空気流発生部は、縦長立体のケ−スの符号102で示さ
れる領域で、拡散部100の上側に位置する領域であ
る。
【0081】図2は、図1の上の部分を拡散部100内
の天井部分が見えるようにして図示した説明図である。
【0082】空気流発生部102は、空気流発生装置が
主体的装置として内蔵されている領域である。空気流発
生部102の真上(ケ−スの上面)には空気取入口10
が設けられている。
【0083】空気流発生装置の回転羽根の回転により空
気取入口10から入った空気流は拡散部100内の天井
部分20の流入口21から流入する。
【0084】なお、空気流発生装置は、適宜、フィトン
チッド微粒子の拡散量等に応じてその形式及び容量等を
決めることができる。
【0085】空気流発生部102は、森林浴発生装置1
全体の位置からは、人が操作し易い高い位置にあるの
で、操作パネルに相当する機能も合わせ持つように設計
されている。
【0086】そのために、空気流発生部102の正面
(矢印aの面)の板材には、運転ランプ12、液補充ラ
ンプ13、選択スイッチ(連続運転とタイマ−運転の選
択スイッチ)14が設けられている。 〈第二の本発明による人工森林浴発生装置〉第二の本発
明の森林浴発生装置は、第一の本発明にオゾン発生装
置、マイナスイオン発生装置又はそれらの両方付加した
ものである。
【0087】オゾン発生装置及びマイナスイオン発生装
置が森林浴発生装置1の空気流発生部102に内蔵され
ていて、空気流発生部102の正面(矢印aの面)に設
けられているオゾン吹出口15よりオゾン及びマイナス
イオンを放出するようになっている。
【0088】オゾン発生装置とマイナスイオン発生装置
は、個別の装置であっても、オゾンとマイナスイオンと
を同時若しくは選択的に発生する装置であっもよい。
【0089】それらの発生装置には公知の装置を用いる
ことができる。
【0090】オゾン発生量は、例えば、0.03ppm
以内であれば、森林浴効果と相乗的に有効に働くことが
見いだされている。
【0091】一般的には、オゾンが空気中に存在する場
合には、オゾンが酸化反応に関与するところから、空気
中の有害物質及び地表等の腐敗物の酸化分解に有効であ
ることが知られている。
【0092】しかも、オゾンが脱臭効果及び殺菌効果等
を与えることが見いだされている。特に、オゾンの殺菌
効果については、MRSA感染等の医学の領域で有効性
が見いだされている。そして、樹木の液状抽出物の含有
成分(特に、ヒノキ油水分散液)由来のフィトンチッド
微粒子とオゾンとを大気中に漂わせた場合には、人工森
林浴効果が両方の存在により相乗的に働く可能性がある
ことが本発明で行われた官能試験に観察されている。
【0093】マイナスイオンが空気中に存在する場合の
効果については、空気中に浮遊する0.001ミクロン
程度の塵を捕捉する機能がある等の集塵効果については
科学的に証明されている。
【0094】一方、マイナスイオンというマイナスの電
荷をヒノキ油水分散液由来のフィトンチッド微粒子と共
存させた場合の効果については全くといっていい程に未
知であった。
【0095】しかし、本発明で行われた多くの被試験者
を対象とする官能試験によれば、循環血液中のナトリウ
ム及びカリウム等のイオン化量の増大が認められ、心身
の疲労の緩和及びストレスの解消を報告する被試験者が
多かった。
【0096】又、オゾンとマイナスイオンとが樹木の液
状抽出物の含有成分(特に、ヒノキ油水分散液)由来の
フィトンチッド微粒子と共存する場合についても、本発
明で行われた官能試験によれば同様の結果が観測されて
いる。
【0097】したがって、第二の本発明の森林浴発生装
置によれば、人工的に発生させる森林浴の場を脱臭及び
殺菌して、かつ、生体をして心身の疲労を緩和させて、
ストレスを解消させ、かつ、本来の森林浴の効果を生体
に与えることができるようになる。 〈第一及び第二の本発明の他の実施例〉図3は、本発明
による森林浴発生装置の他の実施例の斜視図である。
【0098】図3の実施例では、図1及び図2のケ−ス
に相当するものが円筒状に形成されている。
【0099】図3の実施例でも、放出口7は枠材30、
30aに縦方向に多数配設されている。
【0100】図3の実施例での、拡散部、生成部及び空
気流発生部の縦方向の関係は、図1及び図2の場合と同
様である。 〈本発明の他の具体的態様〉本発明においては、図1〜
図3に示す実施例以外に多くの具体的態様がある。以下
にそのいくつかを例示する。 (1)縦長立体のケ−スは、縦長立体であれば、任意の
断面形状でありうる。 (2)縦長立体のケ−スの外面を構成する部材は、上か
ら下まで連続している必要がなく、不連続状であって
も、拡散部だけに設けてもよい。 (3)拡散部、生成部及び空気流発生部は別の形態のも
のであってもよく、それぞれ別に分離できる構造のもの
であってもよい。
【0101】なお、本発明による森林浴発生装置におい
ては、それらの発明の効果を特に損なわない限りにおい
ては、部分的な改変化若しくは他のもの付加は任意であ
って、いずれも本発明の範囲内である。
【0102】
【発明の効果】第一の本発明の人工森林浴発生装置によ
れば、下記(a)〜(c)の効果が得られる。 (a)森林浴(特に天然ヒノキ樹林の森林浴)の効果と
同等若しくはそれ以上の森林浴効果を人工的に出現させ
ることができる。 (b)所望の森林浴(特に天然ヒノキ樹林の森林浴)効
果を人為的に作りだすことができるで、環境に適した最
適な森林浴効果を人工的に出現させることができる。
【0103】例えば、医療施設、娯楽施設、仕事用施設
あるいは居住施設等において、それらの施設の目的に最
適な森林浴効果を人工的に出現させることができる。 (c)視覚的な面からの森林浴効果を人工的に出現させ
ることが可能となる。又、第二の本発明の人工森林浴発
生装置によれば、第一の本発明の人工森林浴発生装置に
より得られる効果に加えて、下記(i)〜(iii)の
付加的な効果も得られる。 (i)森林浴では得られない効果が付加された効果を同
時に享受することができる。 (ii)オゾン及びマイナスイオンの放出による相乗効
果を選択して享受することができる。 (iii)森林浴に医学的あるいは公衆衛生な面からも
有益な効果を相乗的に付加して、それらの面からも有益
な新たな効果を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】人工森林浴発生装置の一実施例の斜視図であ
る。
【図2】人工森林浴発生装置の一実施例の部分説明図で
ある。
【図3】人工森林浴発生装置の他の実施例の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 人工森林浴発生装置 2 枠材 2a 枠材 2b 枠材 2c 枠材 3 板材 3a 板材 3b 板材 3c 板材 4 底材 5 人工樹木 6 吹出口 7 放出口 8 超音波発生装置本体 9 貯留槽 10 空気取入口 12 運転ランプ 13 液補充ランプ 14 選択スイッチ 20 天井部分 21 空気流入口 30 枠材 30a 枠材 100 拡散部 101 生成部 102 空気流発生部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に滞在するフィトンチッド微粒子を外
    部に拡散させる拡散部と、 前記拡散部の下側に配設されている、フィトンチッド微
    粒子を生成させる生成部と、 前記拡散部の上側に配設されている、空気流を発生させ
    る空気流発生部とを有してなり、 前記生成部で発生させたフィトンチッド微粒子を前記拡
    散部に供給して滞在させ、前記空気流発生部で発生した
    空気流を前記拡散部内に流入して、前記拡散部内に滞在
    のフィトンチッド微粒子を外部に拡散させる人工森林浴
    発生装置であって、前記拡散部及び前記生成部が下記に
    定義するものに構成されている人工森林浴発生装置。拡散部 拡散部は、一部又は全部が透明な面と複数の縦長の部材
    とから外面が形成された縦長立体のケ−スと、該ケ−ス
    内に設けられた樹木と、該ケ−スの内部下方に配設され
    ているフィトンチッド微粒子の吹出口と、該ケ−スの内
    部上方に配設されている空気流の流入口とを有してな
    り、フィトンチッド微粒子を外部に放出する放出口が前
    記部材の一部又は全部に縦方向に多数設けられていて、
    前記流入口と前記人工樹木とが少なくとも前記樹木の一
    部が前記流入口の下方に位置する位置関係で設けられて
    いること、を特徴とする。生成部 生成部は、樹木の液状抽出物の含有成分が水に分散され
    ている水分散液の貯溜手段と、その貯溜した前記水分散
    液から超音波により前記フィトンチッド微粒子を生成さ
    せる装置とを有してなること、を特徴とする。
  2. 【請求項2】内部に滞在するフィトンチッド微粒子を外
    部に拡散させる拡散部と、 前記拡散部の下側に配設されている、フィトンチッド微
    粒子を生成させる生成部と、 前記拡散部の上側に配設されている、空気流を発生させ
    る空気流発生部と、 オゾン発生装置、マイナスイオン発生装置又はそれらの
    両発生装置とを有してなり、 前記生成部で発生させたフィトンチッド微粒子を前記拡
    散部に供給して滞在させ、前記空気流発生部で発生した
    空気流を前記拡散部内に流入して、前記拡散部内に滞在
    のフィトンチッド微粒子を外部に拡散させ、前記オゾン
    発生装置及びマイナスイオン発生装置からオゾン及びマ
    イナスイオンを同時又は選択的に放出させるようになっ
    ている人工森林浴発生装置であって、前記拡散部及び前
    記生成部が下記に定義するものに構成されている人工森
    林浴発生装置。拡散部 拡散部は、一部又は全部が透明な面と複数の縦長の部材
    とから外面が形成された縦長立体のケ−スと、該ケ−ス
    内に設けられた樹木と、該ケ−スの内部下方に配設され
    ているフィトンチッド微粒子の吹出口と、該ケ−スの内
    部上方に配設されている空気流の流入口とを有してな
    り、フィトンチッド微粒子を外部に放出する放出口が前
    記部材の一部又は全部に縦方向に多数設けられていて、
    前記流入口と前記人工樹木とが少なくとも前記樹木の一
    部が前記流入口の下方に位置する位置関係で設けられて
    いること、を特徴とする。生成部 生成部は、樹木の液状抽出物の含有成分が水に分散され
    ている水分散液の貯溜手段と、その貯溜した前記水分散
    液から超音波により前記フィトンチッド微粒子を生成さ
    せる装置とを有してなること、を特徴とする。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100403362B1 (ko) * 2001-05-26 2003-10-30 김조천 다감의 삼림욕 재현시스템 및 그 재현방법
KR100415814B1 (ko) * 2001-05-28 2004-01-24 대한민국 삼림의 대기 공급시스템 및 그 공급방법
JP2021104190A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 株式会社豊田中央研究所 空間調節装置および空間調節方法

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