JPH08183A - 杜仲小枝材飼料添加剤 - Google Patents
杜仲小枝材飼料添加剤Info
- Publication number
- JPH08183A JPH08183A JP6173079A JP17307994A JPH08183A JP H08183 A JPH08183 A JP H08183A JP 6173079 A JP6173079 A JP 6173079A JP 17307994 A JP17307994 A JP 17307994A JP H08183 A JPH08183 A JP H08183A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tochu
- twig
- leaves
- feed additive
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/87—Re-use of by-products of food processing for fodder production
Landscapes
- Feed For Specific Animals (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】葉部を採取した残りの未利用の杜仲小枝材を加
工して動物の飼料添加剤として活用することを目的とす
る。 【構成】上記杜仲小枝材を自然乾燥後更に110℃で乾
燥し、粉砕機により0.5mm以下に微粉砕した粉末は
そのまま主として反芻動物向飼料添加剤とする。又、そ
の中のセルロースを酵素又は微生物の働きによって分
解、糖化して、小枝材中の杜仲有用成分を吸収しやすく
加工して、反芻動物以外の動物向飼料添加剤とする。
工して動物の飼料添加剤として活用することを目的とす
る。 【構成】上記杜仲小枝材を自然乾燥後更に110℃で乾
燥し、粉砕機により0.5mm以下に微粉砕した粉末は
そのまま主として反芻動物向飼料添加剤とする。又、そ
の中のセルロースを酵素又は微生物の働きによって分
解、糖化して、小枝材中の杜仲有用成分を吸収しやすく
加工して、反芻動物以外の動物向飼料添加剤とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、杜仲の葉部を採取した
残りの未利用の小枝材を微粉砕し又は更に加工して飼料
添加剤として活用する技術に関する。
残りの未利用の小枝材を微粉砕し又は更に加工して飼料
添加剤として活用する技術に関する。
【0002】
【従来の技術及び問題点】杜仲に含まれる有用成分の利
用は従来主として樹皮及び葉部に限られてきた。樹皮や
葉部には道管及び師管が対となった維管束が密度高く分
布しており、植物の成長のための養分や植物が合成する
物質が木質部と比べると多量に含まれているからであ
る。しかし、杜仲はこれまで樹皮及び葉部の利用に止ま
っており、葉部を採取した残りの小枝材は全く顧みられ
ることがなかった。これは一つにはこれまでその発生量
も大したものではなく、手軽に燃料としたり、焼却でき
たからであり、又養蚕における桑の葉部だけの利用とい
う習慣とイメージが重なって、小枝材の活用が着目され
なかったからである。
用は従来主として樹皮及び葉部に限られてきた。樹皮や
葉部には道管及び師管が対となった維管束が密度高く分
布しており、植物の成長のための養分や植物が合成する
物質が木質部と比べると多量に含まれているからであ
る。しかし、杜仲はこれまで樹皮及び葉部の利用に止ま
っており、葉部を採取した残りの小枝材は全く顧みられ
ることがなかった。これは一つにはこれまでその発生量
も大したものではなく、手軽に燃料としたり、焼却でき
たからであり、又養蚕における桑の葉部だけの利用とい
う習慣とイメージが重なって、小枝材の活用が着目され
なかったからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、杜仲茶の普及、
需要増加に伴って、上記葉部採取後の未利用の小枝材の
発生量もますます増加の傾向である。又、この小枝材は
太い枝や幹と比べると表皮が薄く、木質部の割合が少
く、却って維管束の分布密度が大きいので、杜仲の有用
成分は樹皮や葉部程多くはないが、同じ成分が確実に含
有されている。本発明はこれ等の点に着目して、葉部を
採取した残りの未利用の小枝材を加工して、各種動物の
飼料添加剤として活用することを目的としている。
需要増加に伴って、上記葉部採取後の未利用の小枝材の
発生量もますます増加の傾向である。又、この小枝材は
太い枝や幹と比べると表皮が薄く、木質部の割合が少
く、却って維管束の分布密度が大きいので、杜仲の有用
成分は樹皮や葉部程多くはないが、同じ成分が確実に含
有されている。本発明はこれ等の点に着目して、葉部を
採取した残りの未利用の小枝材を加工して、各種動物の
飼料添加剤として活用することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、三つの手段を考案した。即ち、第一は主として反芻
動物向飼料添加剤への加工であり、第二・第三は前記以
外の動物(含鳥類・魚類)向の飼料添加剤への加工であ
る。
に、三つの手段を考案した。即ち、第一は主として反芻
動物向飼料添加剤への加工であり、第二・第三は前記以
外の動物(含鳥類・魚類)向の飼料添加剤への加工であ
る。
【0005】前記第一の主として反芻動物向飼料添加剤
は、杜仲小枝材の大部分を占めるセルロース・ヘミセル
ロース,ペクチンはそのままにして、単に微粉末状に粉
砕すればよい。太い枝や幹の樹皮を構成する細胞膜は厚
く発達し、杜仲特有のゴム質のグッタペルカを多量に含
有しているので、それ等のチップ製造、粉末製造には長
時間の高温乾燥や吸湿防止等特別な措置が必要である
が、直径10mm前後以下の小枝は芯部の細胞も柔か
く、表皮も厚いので、自然乾燥後、110℃で1時間加
熱乾燥すると粉砕は容易となる。
は、杜仲小枝材の大部分を占めるセルロース・ヘミセル
ロース,ペクチンはそのままにして、単に微粉末状に粉
砕すればよい。太い枝や幹の樹皮を構成する細胞膜は厚
く発達し、杜仲特有のゴム質のグッタペルカを多量に含
有しているので、それ等のチップ製造、粉末製造には長
時間の高温乾燥や吸湿防止等特別な措置が必要である
が、直径10mm前後以下の小枝は芯部の細胞も柔か
く、表皮も厚いので、自然乾燥後、110℃で1時間加
熱乾燥すると粉砕は容易となる。
【0006】上記加熱乾燥は、焙煎ではなく、特別な容
器を用いる必要はなく乾燥器としては大気開放型式でも
熱風乾燥型式でも用いることができる。
器を用いる必要はなく乾燥器としては大気開放型式でも
熱風乾燥型式でも用いることができる。
【0007】乾燥後の粉砕は、剪断式・衝撃式の粉砕機
によるのが効率的で0.5mmで篩分し、オーバーサイ
ズは繰り返し粉砕機を通過させ、全体を0.5mm以下
とすると飼料添加剤として取扱いやすくなる。粉砕粒度
分布とかさ比重を表−1に示す。
によるのが効率的で0.5mmで篩分し、オーバーサイ
ズは繰り返し粉砕機を通過させ、全体を0.5mm以下
とすると飼料添加剤として取扱いやすくなる。粉砕粒度
分布とかさ比重を表−1に示す。
【0008】上記の様にして製造した杜仲小枝材飼料添
加剤は、そのまま反芻動物向の主たる飼料に対して1乃
至20重量%添加するがこの範囲では動物の嗜好を全く
妨げない。
加剤は、そのまま反芻動物向の主たる飼料に対して1乃
至20重量%添加するがこの範囲では動物の嗜好を全く
妨げない。
【0009】次に、反芻動物以外の動物向飼料添加物へ
の加工について述べる。杜仲小枝材には葉部へ繋ってい
た道管と師管とがまとめられた維管束が多数配列されて
おり、これ等は主としてセルロース・ヘミセルロースか
らできている。反芻動物では消化器官中の微生物の分泌
するセルラーゼ・ヘミセルラーゼ等の酵素によってセル
ロース・ヘミセルロースは分解糖化し杜仲の有用成分と
同時に吸収されるが、反芻動物以外の動物では、道管や
師管に存在する杜仲の有用成分の一部は未分解のセルロ
ース・ヘミセルロース,ペクチン等に吸着されたまま体
外に排出されてしまう可能性がある。
の加工について述べる。杜仲小枝材には葉部へ繋ってい
た道管と師管とがまとめられた維管束が多数配列されて
おり、これ等は主としてセルロース・ヘミセルロースか
らできている。反芻動物では消化器官中の微生物の分泌
するセルラーゼ・ヘミセルラーゼ等の酵素によってセル
ロース・ヘミセルロースは分解糖化し杜仲の有用成分と
同時に吸収されるが、反芻動物以外の動物では、道管や
師管に存在する杜仲の有用成分の一部は未分解のセルロ
ース・ヘミセルロース,ペクチン等に吸着されたまま体
外に排出されてしまう可能性がある。
【0010】これを防ぐためには、セルロース・ヘミセ
ルロースを予め分解しておくことが必要であり、前記第
二の手段として、杜仲小枝材粉末を別途調整したセルラ
ーゼ・ヘミセルラーゼ等の酵素によって、その中のセル
ロース、ヘミセルロースを分解糖化する方法と、前記第
三の手段として杜仲小枝材粉末にセルロース分解菌、ヘ
ミセルロース分解を主体とする菌群、酵母の集合体を添
加して醗酵させる方法が有力となる。
ルロースを予め分解しておくことが必要であり、前記第
二の手段として、杜仲小枝材粉末を別途調整したセルラ
ーゼ・ヘミセルラーゼ等の酵素によって、その中のセル
ロース、ヘミセルロースを分解糖化する方法と、前記第
三の手段として杜仲小枝材粉末にセルロース分解菌、ヘ
ミセルロース分解を主体とする菌群、酵母の集合体を添
加して醗酵させる方法が有力となる。
【0011】前記第二の酵素法を実行するには、先ず杜
仲小枝材粉末の水分が35乃至45%となるように水を
加えておく。M/15KH2PO4の溶液(PH:4.
5)1lに粗製のセルラーゼ、ヘミセルラーゼを各1g
の割合で分散溶解させた酵素溶液を準備し、前記調湿し
た杜仲小枝材粉末に1乃至5重量%添加し、40℃乃至
50℃に加温しつつ撹拌すると、セルロース、ヘミセル
ロースは速かに分解、糖化し、杜仲の有用成分と同時に
吸収されやすくなる。
仲小枝材粉末の水分が35乃至45%となるように水を
加えておく。M/15KH2PO4の溶液(PH:4.
5)1lに粗製のセルラーゼ、ヘミセルラーゼを各1g
の割合で分散溶解させた酵素溶液を準備し、前記調湿し
た杜仲小枝材粉末に1乃至5重量%添加し、40℃乃至
50℃に加温しつつ撹拌すると、セルロース、ヘミセル
ロースは速かに分解、糖化し、杜仲の有用成分と同時に
吸収されやすくなる。
【0012】前記第三の微生物醗酵法を実行するには、
予めセルロース、ヘミセルロース分解菌や各種酵母の単
独又は、集合体を培養しておいて、水分40乃至55%
に調湿した杜仲小枝材粉末と混合し、40℃乃至45℃
の温度で3日乃至4日間醗酵を行なう。微生物醗酵法は
酵素法に比べ処理にやや長時間を要するが、菌体や酵母
も含むことから栄養価は増加する。
予めセルロース、ヘミセルロース分解菌や各種酵母の単
独又は、集合体を培養しておいて、水分40乃至55%
に調湿した杜仲小枝材粉末と混合し、40℃乃至45℃
の温度で3日乃至4日間醗酵を行なう。微生物醗酵法は
酵素法に比べ処理にやや長時間を要するが、菌体や酵母
も含むことから栄養価は増加する。
【0013】前記第二・第三の手段以外にセルロースを
分解するには、0.5%程度の稀硫酸を杜仲小枝材粉末
に混合し、密閉容器内で7乃至8気圧(170〜180
℃)の蒸気で処理する方法や、濃塩酸を用いる方法もあ
るが、これ等の方法は杜仲特有の有用成分の分解や揮散
の恐れがあるので好ましくない。
分解するには、0.5%程度の稀硫酸を杜仲小枝材粉末
に混合し、密閉容器内で7乃至8気圧(170〜180
℃)の蒸気で処理する方法や、濃塩酸を用いる方法もあ
るが、これ等の方法は杜仲特有の有用成分の分解や揮散
の恐れがあるので好ましくない。
【0014】杜仲の葉部を採取した残りの小枝には、根
から葉部への栄養分、窒素、リン酸、カリウム、カルシ
ウムその他の栄養分を含む溶液を送る道管と葉部で合成
され、これから根や茎の細胞で使われる種々の物質が含
まれる溶液を送る師管とが多数、対となった維管束が配
列されているので、小枝の部分にも葉部とほぼ同じ杜仲
特有の有用成分が含まれている。
から葉部への栄養分、窒素、リン酸、カリウム、カルシ
ウムその他の栄養分を含む溶液を送る道管と葉部で合成
され、これから根や茎の細胞で使われる種々の物質が含
まれる溶液を送る師管とが多数、対となった維管束が配
列されているので、小枝の部分にも葉部とほぼ同じ杜仲
特有の有用成分が含まれている。
【0015】小枝材は葉部と比べると、道管や師管の配
列密度が小さく、セルロース、ヘミセルロース,ペクチ
ンが多量に存在するので、その分だけ有用成分含有量は
少なくなるものの、セルロース、ヘミセルロース,ペク
チン等はそのまま草食の反芻動物の飼料の主成分として
消化吸収されるし、又セルロース分解菌を体内に保有し
ない動物に対してはこれ等を分解糖化することによりエ
ネルギー源とすることができる。小枝材の全セルロース
分は50乃至60重量%、ヘミセルロース分は10乃至
20重量%程度である。
列密度が小さく、セルロース、ヘミセルロース,ペクチ
ンが多量に存在するので、その分だけ有用成分含有量は
少なくなるものの、セルロース、ヘミセルロース,ペク
チン等はそのまま草食の反芻動物の飼料の主成分として
消化吸収されるし、又セルロース分解菌を体内に保有し
ない動物に対してはこれ等を分解糖化することによりエ
ネルギー源とすることができる。小枝材の全セルロース
分は50乃至60重量%、ヘミセルロース分は10乃至
20重量%程度である。
【0016】杜仲小枝材粉末の酵素処理においては、小
枝材の粒度分布は勿論、酵素の種類、活性度、添加量、
水分、PH、温度など多くの要因が関連してくるが、飼
料添加剤へ加工する場合、小枝材中のセルロースを完全
に分解する必要はなく、本発明者の研究によれば、概ね
下記の条件範囲が適正である。
枝材の粒度分布は勿論、酵素の種類、活性度、添加量、
水分、PH、温度など多くの要因が関連してくるが、飼
料添加剤へ加工する場合、小枝材中のセルロースを完全
に分解する必要はなく、本発明者の研究によれば、概ね
下記の条件範囲が適正である。
【0017】小枝材粉末の水分は多い方が酵素反応には
好都合であるが、後処理(乾燥)を考慮すると上限は5
0%水分とし通常35乃至45%水分の範囲とする。こ
の時、有機酸、例えば酢酸、クエン酸、酒石酸及びその
塩又は第一リン酸カリウムでPH4.0〜5.0に調整
した水溶液を用いて小枝材粉末の水分を上記範囲に調節
する。
好都合であるが、後処理(乾燥)を考慮すると上限は5
0%水分とし通常35乃至45%水分の範囲とする。こ
の時、有機酸、例えば酢酸、クエン酸、酒石酸及びその
塩又は第一リン酸カリウムでPH4.0〜5.0に調整
した水溶液を用いて小枝材粉末の水分を上記範囲に調節
する。
【0018】粗製セルラーゼ例えばエンド−β−1・4
−グルカナーゼ,ヘキソ−β−1・4−グルカナーゼ,
β−1・4−グルコシダーゼ等からなる複合酵素系のも
の又はβ−1・4−グルカン,4−グルカ・ハイドロラ
ーゼ単味を10g/l濃度となる様にM/15KH2P
O4(第一リン酸カリウム)水溶液(PH:4.5)に
分散溶解し、この溶液を水分調整した小枝材粉末に対し
て2乃至5重量%スプレーし、35乃至45℃に加温し
ながらゆっくり撹拌する。この温和な条件で5乃至10
時間反応を行わせると、セルロースの約75%が分解さ
れ糖化する。セルロース分解糖化反応の終期から加温温
度を上昇し、やや撹拌を早くして余分の水分を蒸発さ
せ、仕上り水分を15%以下にすると取扱いが容易とな
る。
−グルカナーゼ,ヘキソ−β−1・4−グルカナーゼ,
β−1・4−グルコシダーゼ等からなる複合酵素系のも
の又はβ−1・4−グルカン,4−グルカ・ハイドロラ
ーゼ単味を10g/l濃度となる様にM/15KH2P
O4(第一リン酸カリウム)水溶液(PH:4.5)に
分散溶解し、この溶液を水分調整した小枝材粉末に対し
て2乃至5重量%スプレーし、35乃至45℃に加温し
ながらゆっくり撹拌する。この温和な条件で5乃至10
時間反応を行わせると、セルロースの約75%が分解さ
れ糖化する。セルロース分解糖化反応の終期から加温温
度を上昇し、やや撹拌を早くして余分の水分を蒸発さ
せ、仕上り水分を15%以下にすると取扱いが容易とな
る。
【0019】セルロースの分解率を向上させるために、
小枝材粉末を更に微粉砕したり、酸やアルカリ・オゾン
・過酸化水素などによる化学処理やマイクロ波、γ線の
照射などの物理処理があるが、杜仲特有の有用成分の破
壊やコスト上昇の原因となるので本発明では採用しなか
った。
小枝材粉末を更に微粉砕したり、酸やアルカリ・オゾン
・過酸化水素などによる化学処理やマイクロ波、γ線の
照射などの物理処理があるが、杜仲特有の有用成分の破
壊やコスト上昇の原因となるので本発明では採用しなか
った。
【0020】微生物を利用して杜仲小枝材粉末の醗酵処
理を行うには、セルロース分解菌・セルラーゼ産生菌な
どを培養・増殖しておき、この培養液を用いて醗酵させ
る。培養の対象とする微生物は主としてセルロース分解
能又はセルラーゼ産生能を有する細菌、カビであり下記
のものが含まれる。
理を行うには、セルロース分解菌・セルラーゼ産生菌な
どを培養・増殖しておき、この培養液を用いて醗酵させ
る。培養の対象とする微生物は主としてセルロース分解
能又はセルラーゼ産生能を有する細菌、カビであり下記
のものが含まれる。
【0021】
【0022】培養液の組成(g/l)の一例をあげる
と、炭素源としてセルロース100,グルコース50,
窒素、リン源としてペプトン2,第一リン酸アンモニウ
ム10,リン、カリウム源として第一リン酸カリウム
1,その他硫酸マグネシウム(MgSO47H2O)
0.5,塩化カルシウム0.1でありそのPHは5.0
である。
と、炭素源としてセルロース100,グルコース50,
窒素、リン源としてペプトン2,第一リン酸アンモニウ
ム10,リン、カリウム源として第一リン酸カリウム
1,その他硫酸マグネシウム(MgSO47H2O)
0.5,塩化カルシウム0.1でありそのPHは5.0
である。
【0023】前記微生物の中から単独又は複合して種菌
を採取して、撹拌機、送風装置、栄養フィーダー管を備
えた培養槽中で30℃乃至35℃で24時間乃至48時
間培養増殖して小枝材粉末醗酵処理用の培養液を作る。
を採取して、撹拌機、送風装置、栄養フィーダー管を備
えた培養槽中で30℃乃至35℃で24時間乃至48時
間培養増殖して小枝材粉末醗酵処理用の培養液を作る。
【0024】杜仲小枝材粉末に温水を加えて撹拌し、含
水量を40%乃至55%とした後、前記培養液を小枝材
粉末に対して10%乃至20重量%添加し、40℃乃至
45℃に保ち、3日乃至4日間醗酵させてから含水量1
5%以下にまで乾燥して製品とする。微生物による醗酵
処理は酵素法に比べてやや長時間を要するが、酵母を同
時に働かせるとセルロースなどの分解・糖化が早まるこ
とが確認されてれいる。又、醗酵処理によって菌体が増
殖し栄養価が向上するので、体内にセルロース分解菌を
保有しない動物に好適な飼料添加剤となる。
水量を40%乃至55%とした後、前記培養液を小枝材
粉末に対して10%乃至20重量%添加し、40℃乃至
45℃に保ち、3日乃至4日間醗酵させてから含水量1
5%以下にまで乾燥して製品とする。微生物による醗酵
処理は酵素法に比べてやや長時間を要するが、酵母を同
時に働かせるとセルロースなどの分解・糖化が早まるこ
とが確認されてれいる。又、醗酵処理によって菌体が増
殖し栄養価が向上するので、体内にセルロース分解菌を
保有しない動物に好適な飼料添加剤となる。
【0025】上記三処理法によって製出した杜仲小枝材
飼料添加剤は、含有量の差はあるものの、葉部や樹皮と
殆ど同じ杜仲特有の有用成分を含有しているので、従来
杜仲の葉部を基材として開発された動物用飼料・飼料添
加物で確認された効能は同じ様に発揮される。即ち、中
性脂肪の低下、コレステロールの低下、病気感染防止、
健康増進、肉質の改善などの効果がある。
飼料添加剤は、含有量の差はあるものの、葉部や樹皮と
殆ど同じ杜仲特有の有用成分を含有しているので、従来
杜仲の葉部を基材として開発された動物用飼料・飼料添
加物で確認された効能は同じ様に発揮される。即ち、中
性脂肪の低下、コレステロールの低下、病気感染防止、
健康増進、肉質の改善などの効果がある。
【0026】本発明の飼料添加剤は動物の嗜好性を全く
損なわないので、飼料に対する添加割合については特に
臨界値を設けないが、それぞれの動物の栄養バランスを
考慮して、1乃至20%の間で決定すればよい。
損なわないので、飼料に対する添加割合については特に
臨界値を設けないが、それぞれの動物の栄養バランスを
考慮して、1乃至20%の間で決定すればよい。
【0027】
【実施例−1】葉部を採取した残りの杜仲小枝材(直径
2mmから12mm程度のもの)を10mm前後の長さ
に切断し、天日で1週間自然乾燥したものを110℃の
空気浴中で1時間乾燥した。これを小型の粉砕機(粉砕
カップ容量125ml,刃の回転11,000rpm、
AC100、180W)を用いて1回約5秒間粉砕し、
0.5mm篩上は繰り返し粉砕して全部を0.5mm以
下とした。
2mmから12mm程度のもの)を10mm前後の長さ
に切断し、天日で1週間自然乾燥したものを110℃の
空気浴中で1時間乾燥した。これを小型の粉砕機(粉砕
カップ容量125ml,刃の回転11,000rpm、
AC100、180W)を用いて1回約5秒間粉砕し、
0.5mm篩上は繰り返し粉砕して全部を0.5mm以
下とした。
【0028】この粉末1.0kgに対して別途調整した
酵素溶液40mlを混合したM/15KH2PO4溶液
(第一リン酸カリウム水溶液,PH:4.5)700m
lをスプレーしながら添加混合した。上記酵素溶液はエ
ンド−β−1・4−グルカナーゼ,ヘキソ−β−1・4
グルカナーゼ,β−1・4−グルコシダーゼカラナル複
合酵素を10g/lの濃度となる様にM/15KH2P
O4溶液に分散溶解したものである。
酵素溶液40mlを混合したM/15KH2PO4溶液
(第一リン酸カリウム水溶液,PH:4.5)700m
lをスプレーしながら添加混合した。上記酵素溶液はエ
ンド−β−1・4−グルカナーゼ,ヘキソ−β−1・4
グルカナーゼ,β−1・4−グルコシダーゼカラナル複
合酵素を10g/lの濃度となる様にM/15KH2P
O4溶液に分散溶解したものである。
【0029】酵素溶液と混合した杜仲小枝材粉末を蓋付
のガラス容器に装入し、45℃に維持したウオーターバ
ス中にセットし、品温が均一になる様に30分に1回程
度かきまぜ操作を行った。装入粉末は時間の経過につれ
て次第に褐色を帯び、粉末同志が付着して粒を形成する
様になってきた。8時間後、ガラス容器をウオーターバ
スから取り出し、引続いて電熱器上で撹拌しながら加熱
し、水分を10%以下にまで乾燥した。これをなめてみ
ると、杜仲特有の芳香と共に甘味が感じられた。
のガラス容器に装入し、45℃に維持したウオーターバ
ス中にセットし、品温が均一になる様に30分に1回程
度かきまぜ操作を行った。装入粉末は時間の経過につれ
て次第に褐色を帯び、粉末同志が付着して粒を形成する
様になってきた。8時間後、ガラス容器をウオーターバ
スから取り出し、引続いて電熱器上で撹拌しながら加熱
し、水分を10%以下にまで乾燥した。これをなめてみ
ると、杜仲特有の芳香と共に甘味が感じられた。
【0030】
【実施例−2】セルロース150g,グルコース80
g,ペプトン4g,第一リン酸アンモニウム20g,第
一リン酸カリウム2g,硫酸マグネシウム(MgSO4
7H2O)1g,塩化カルシウム0.2gに蒸溜水を加
えて2lにするとPHは5.0になる。純粋培養され、
保存された培地からChaetomium globo
sum 及びTrichoderma virideを
それぞれ2白金耳づつとり、前記培養液に移し種菌培養
槽で無菌空気を送りながら撹拌機を廻し、35℃で48
時間培養して醗酵液を調整した。
g,ペプトン4g,第一リン酸アンモニウム20g,第
一リン酸カリウム2g,硫酸マグネシウム(MgSO4
7H2O)1g,塩化カルシウム0.2gに蒸溜水を加
えて2lにするとPHは5.0になる。純粋培養され、
保存された培地からChaetomium globo
sum 及びTrichoderma virideを
それぞれ2白金耳づつとり、前記培養液に移し種菌培養
槽で無菌空気を送りながら撹拌機を廻し、35℃で48
時間培養して醗酵液を調整した。
【0031】実施例−1で粉砕した杜仲小枝材粉末1.
0kgに800mlの水を添加混合して調湿しておき、
これに前記醗酵液150mlを加え、ポリカーボネート
製の回転ドラム(110φ×268)に装入して40
℃,10rpmで3日間醗酵させた。装入口の蓋に10
φの孔を設け、空気の流通は自然に委せた。醗酵終了
後、装入物は実施例−1と同様に褐色を帯びておりすべ
て3〜6φの粒状となった。これを取り出し、電熱器上
で加熱し、水分10%以下まで乾燥して杜仲小枝材飼料
添加剤を得た。
0kgに800mlの水を添加混合して調湿しておき、
これに前記醗酵液150mlを加え、ポリカーボネート
製の回転ドラム(110φ×268)に装入して40
℃,10rpmで3日間醗酵させた。装入口の蓋に10
φの孔を設け、空気の流通は自然に委せた。醗酵終了
後、装入物は実施例−1と同様に褐色を帯びておりすべ
て3〜6φの粒状となった。これを取り出し、電熱器上
で加熱し、水分10%以下まで乾燥して杜仲小枝材飼料
添加剤を得た。
【0032】実施例−1と実施例−2の方法で作った杜
仲小枝材飼料添加剤を夫々a及びbとし、これ等をおの
おの5%づつ添加した飼料A、Bを用いた飼育試験を離
乳直後のラットについて行った。ラットは2つの試験群
(I及びII)と1つの対照群(III)に分け、各群
のラット数は夫々30匹とした。
仲小枝材飼料添加剤を夫々a及びbとし、これ等をおの
おの5%づつ添加した飼料A、Bを用いた飼育試験を離
乳直後のラットについて行った。ラットは2つの試験群
(I及びII)と1つの対照群(III)に分け、各群
のラット数は夫々30匹とした。
【0033】試験群I及びIIへは市販の飼育用飼料に
上記a及びbを夫々5%添加したものを与え、対照群I
IIには杜仲小枝材飼料添加剤を添加しない市販の飼育
用飼料(C)を与えた。飼料の与え方は量の規制は行わ
ず自由とし、常に余剰があるようにした。飼育5日毎に
各ラットの体重を測定し各群の平均値として示したのが
表−2飼料別の体重増加である。
上記a及びbを夫々5%添加したものを与え、対照群I
IIには杜仲小枝材飼料添加剤を添加しない市販の飼育
用飼料(C)を与えた。飼料の与え方は量の規制は行わ
ず自由とし、常に余剰があるようにした。飼育5日毎に
各ラットの体重を測定し各群の平均値として示したのが
表−2飼料別の体重増加である。
【0034】杜仲小枝材飼料添加剤A及びBを添加した
飼料で飼育した試験群I及びIIのラットは飼育5日に
おいて対照群IIIとくらべ明かに有為な体重増加が観
測された。その差はその後も次第に大きくなり、25日
では各個体について約20乃至30gも試験群のラット
の体重が多く、肉眼的にも体型の違いは明瞭であった。
試験群と対照群とでは飼料の自由摂取量の差が体重の差
となって現れたもので、杜仲小枝材飼料添加剤は発育に
大きく寄与したと言える。
飼料で飼育した試験群I及びIIのラットは飼育5日に
おいて対照群IIIとくらべ明かに有為な体重増加が観
測された。その差はその後も次第に大きくなり、25日
では各個体について約20乃至30gも試験群のラット
の体重が多く、肉眼的にも体型の違いは明瞭であった。
試験群と対照群とでは飼料の自由摂取量の差が体重の差
となって現れたもので、杜仲小枝材飼料添加剤は発育に
大きく寄与したと言える。
Claims (3)
- 【請求項1】杜仲の葉部を採取した残りの小枝を乾燥し
た後、微粉砕して得られる粉末状の杜仲小枝材飼料添加
剤。 - 【請求項2】杜仲の葉部を採取した残りの小枝を乾燥し
た後、微粉砕した粉末にセルラーゼ,ヘミセルラーゼを
添加してセルロース,ヘミセルロースの大部分を分解糖
化して得られる杜仲小枝材飼料添加剤。 - 【請求項3】杜仲の葉部を採取した残りの小枝を乾燥し
た後、微粉砕した粉末にセルロース分解菌・セルラーゼ
産生菌を含む培養液を添加して醗酵させ、セルロース・
ヘミセルロースの大部分を分解糖化して得られる杜仲小
枝材飼料添加剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6173079A JPH08183A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 杜仲小枝材飼料添加剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6173079A JPH08183A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 杜仲小枝材飼料添加剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08183A true JPH08183A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15953821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6173079A Pending JPH08183A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 杜仲小枝材飼料添加剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08183A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5868562A (en) * | 1995-10-03 | 1999-02-09 | Kaikisha Ltd. | Paint drying furnace |
| WO2019208028A1 (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 日立造船株式会社 | 樹脂成形用組成物およびそれを用いた樹脂成形体 |
-
1994
- 1994-06-21 JP JP6173079A patent/JPH08183A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5868562A (en) * | 1995-10-03 | 1999-02-09 | Kaikisha Ltd. | Paint drying furnace |
| WO2019208028A1 (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 日立造船株式会社 | 樹脂成形用組成物およびそれを用いた樹脂成形体 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN101225004B (zh) | 一种利用复合发酵剂生产土壤生物肥料的制作方法 | |
| CN101941851B (zh) | 采用餐厨废弃物制备生化腐植酸的技术与工艺 | |
| CN103980017A (zh) | 高温好氧二次发酵快速生产高品质有机肥的方法 | |
| CN101798243A (zh) | 微生物有机无机复合肥的制作使用方法 | |
| CN109679857A (zh) | 一种堆肥腐熟菌剂 | |
| CN110066746A (zh) | 一株加速堆肥腐熟的耐高温芽孢杆菌属细菌njau-nd8及其应用 | |
| CN108925513A (zh) | 一种利用黑水虻对有机废弃物进行资源化处理的方法 | |
| CN108148777A (zh) | 一种枯草芽孢杆菌、复合微生物菌剂、有机基质及其制备与应用 | |
| CN104017739B (zh) | 复合微生物菌剂、其制备方法及其在生产高蛋白薯渣饲料中的应用 | |
| CN106047764A (zh) | 一种运用于秸秆还田的低温有益微生物制剂产品 | |
| CN108142660A (zh) | 一种秸秆饲料的制备方法 | |
| CN106278537A (zh) | 一种秸秆还田的方法 | |
| CN104304666A (zh) | 一种复合微生物发酵秸秆生产饲料的方法 | |
| CN107259102A (zh) | 一种提高秸秆饲料营养性的加工方法 | |
| CN115316570A (zh) | 一种养殖黑水虻的生物饲料及其制备方法 | |
| CN106306359A (zh) | 一种秸秆发酵草饲动物饲料制备方法 | |
| CN102058031B (zh) | 菌糠混合发酵制备的蚯蚓饵料及制备方法 | |
| CN100435649C (zh) | 一种木本饲料的发酵与酶解联合制备方法 | |
| CN110078544A (zh) | 一种果类垃圾微生物土壤改良剂及其制备方法 | |
| CN1121500A (zh) | 快速发酵禽畜粪粪水制造生物有机肥的方法 | |
| CN104686794A (zh) | 利用纤维素酶处理烟草废弃物生产牲畜饲料配料的方法 | |
| CN110819555B (zh) | 一种木质纤维高效降解耐高温罗伊氏短芽孢杆菌njau-n20及其应用 | |
| CN117286034B (zh) | 一种植物增锌复合菌剂及其制备方法与应用 | |
| JPH08183A (ja) | 杜仲小枝材飼料添加剤 | |
| CN107099493A (zh) | 复合型微生物粪便腐熟剂及制备方法与粪便腐熟处理方法 |