JPH08184878A - カメラ用フオーカルプレンシヤツタ - Google Patents

カメラ用フオーカルプレンシヤツタ

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JPH08184878A
JPH08184878A JP33782894A JP33782894A JPH08184878A JP H08184878 A JPH08184878 A JP H08184878A JP 33782894 A JP33782894 A JP 33782894A JP 33782894 A JP33782894 A JP 33782894A JP H08184878 A JPH08184878 A JP H08184878A
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shutter
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亨 江黒
Hiroshi Kubota
寛 久保田
Hiroshi Miyazaki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】羽根部材の撓み現象を抑制して羽根部材の走行
不整を防止し、且つ羽根群の走行作動を拘束することな
く安定させ、しかも羽根部材への損傷を発生することの
ないものとするとともに、種々の樹脂材料にてシヤツタ
地板を形成することを可能とする。 【構成】シヤツタ地板1は、シヤツタ地板面1a、第1
高位部1b,1c、第2高位部1dを有する。取付軸1
0a,10bはいずれもシヤツタ地板1に一体に形成さ
れていて、中間板24、後羽根押え板26、カバー板2
5に、この順に挿入される。傾斜部12,13は、シヤ
ツタ地板1に形成された撮影用開口11の所定の周縁に
所定の傾斜を有する傾斜面として形成されている。第2
高位部1dと傾斜部13との境界に位置する稜線部1e
は、曲面形状すなわち断面形状が曲線形状となるように
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂材料より成り撮影
用開口が形成されたシヤツタ地板を備えたカメラ用フオ
ーカルプレンシヤツタに関し、より詳細には、カメラ用
フオーカルプレンシヤツタの前記シヤツタ地板の構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラ用フオーカルプレンシ
ヤツタにおいて、羽根群の羽根作動部材に支持される側
とは反対側の先端側の暴れなどの走行不良等を防止する
ため、該先端側の部位に羽根押え板を設けることは、本
願と同一出願人は実開昭59−4525号公報等におい
て提案している。また、実開昭61−153034号公
報等においても提案されている。しかしながら、このよ
うな羽根押え板を用いた構成のカメラ用フオーカルプレ
ンシヤツタは、羽根押え板が樹脂材料あるいは金属材料
より成る薄板状のものであるため、羽根群の走行時等に
羽根部材が該羽根押え板を押圧すると、該押え板は容易
に変形(但し該押圧が解除されれば初期形状に戻るよう
な変形)しやすく、押え板のこのような変形が羽根群の
走行不整等を招くという問題を有していた。
【0003】これを解消するため、シヤツタ地板を樹脂
材料にて形成し、上述の羽根押え板にほぼ相当するよう
な肉厚の部位をシヤツタ地板と一体に形成するようにし
た構成は、例えば、本願と同一出願人は実開昭63−1
60538号公報等において提案している。このような
構成により、シヤツタ地板と一体に形成された肉厚の部
位の面(高位面)は固定された常に一定なものであるか
ら、羽根群の先端側の重畳・走査・散開の各状態・作動
を妨げることがないので走行を安定したものとすること
ができるとともに、樹脂材料にて一体に形成されるので
部品点数が削減されるという利点を有している。
【0004】しかしながら、羽根群の一部の羽根部材
は、走行時において該羽根部材の中央付近が撮影用開口
側へ沈むように撓むという現象を発生するので、上述の
ようなシヤツタ地板と一体に形成された肉厚の部位を備
えたカメラ用フオーカルプレンシヤツタにおいて、羽根
部材がこのように撓んだ場合に、羽根部材は肉厚の部位
の撮影用開口側の稜線部に圧接的に接触し、しかもその
接触が線接触であるため、肉厚の部位の稜線部によって
羽根部材面に損傷が発生したり羽根部材が破損したりす
る等の、不都合が生じていた。このような問題を避ける
ため、肉厚の部位の一部の面を撮影用開口側へ向かって
下降するように傾斜させて形成するようにしても、やや
緩和効果はあるものの線接触であることに変わりはな
く、むしろ肉厚の部位の面積確保の点で不利となって肉
厚の部位の本来の目的が達成されない、また、この傾斜
の形成により羽根部材の撓む度合いが増すという不都合
を生じるものであった。
【0005】上述の点について、図を用いて説明する。
図10は、従来のカメラ用フオーカルプレンシヤツタを
示す断面図で、走行作動中の羽根の状態を模式的に示し
てある。図10において、101はシヤツタ地板、10
1aは撮影用開口、102は先羽根群、103は先羽根
補助アーム(先羽根駆動アームは図示せず)、104は
先羽根かしめダボ、105は先羽根駆動アーム軸(後羽
根駆動アーム軸等は図示せず)、106は後羽根群、1
07は後羽根駆動アーム(後羽根補助アームは図示せ
ず)、108は後羽根かしめダボ、109はカバー板、
110は中間板、111は後羽根押え板である。シヤツ
タ地板101は、シヤツタ地板101の基準面となるシ
ヤツタ地板面101b、該シヤツタ地板面101bより
高位となるように所定の肉厚に形成された高位部101
cとを有している。先羽根群102の先羽根駆動アーム
103に支持される側とは反対側の先端側は、シヤツタ
地板101に一体に形成された高位部101c上の固定
された面により走行案内されて、先羽根群102は安定
した走行が行われる。しかしながら、先羽根群102の
最もシヤツタ地板101に近い側の羽根部材102a
は、図10に示されるように、走行時にその中央付近が
撮影用開口101a側へ沈むように撓むという現象を発
生するので、羽根部材102aは、走行時に、稜線部1
01dに圧接的に接触することとなり、この稜線部10
1dの断面形状が直角形状であるため、この稜線部10
1dが刃部のように作用して、羽根部材102a面に損
傷が発生したり羽根部材102aが破損したりする等
の、不都合が生じていた。
【0006】このような不都合を緩和するためのものと
して、図11に示したものがある。図11は、従来のカ
メラ用フオーカルプレンシヤツタを示す断面図で、走行
作動中の羽根の状態を模式的に示してある。図11にお
いて、201はシヤツタ地板、201aは撮影用開口、
202は先羽根群、203は先羽根補助アーム(先羽根
駆動アームは図示せず)、204は先羽根かしめダボ、
205は先羽根駆動アーム軸(後羽根駆動アーム軸等は
図示せず)、206は後羽根群、207は後羽根駆動ア
ーム(後羽根補助アームは図示せず)、208は後羽根
かしめダボ、209はカバー板、210は中間板、21
1は後羽根押え板である。シヤツタ地板201は、シヤ
ツタ地板201の基準面となるシヤツタ地板面201
b、該シヤツタ地板面201bより高位となるように所
定の肉厚に形成された高位部201cを有している。図
11に示すように、斜面201dを形成するようにする
と、稜線部201eの断面形状は広角形状となり、刃部
のように作用する度合いがやや緩和されて羽根部材20
2a面への損傷や破損の緩和にやや効果を奏するもの
の、完全に解消することは難しく、また、撮影用開口2
01aの大きさは変更できないため、スペース上の点か
ら高位部201c上の面の面積減少となり、先羽根群2
02の走行案内効果が低減して、先羽根群202の安定
した走行が損なわれる結果となって、所期の目的が達成
されなくなるという矛盾を有するものであった。また、
形成された斜面201dは傾斜に伴い羽根部材202a
面より遠ざかるため、羽根部材202aの撓む度合いが
増すこととなって、羽根群全体の走行の不安定さの増
大、羽根部材202aの損傷・破損の生じる度合いの増
大、羽根部材202aの走行終了時の開口縁への衝突事
故の誘発等を招く結果となって不都合なものであった。
【0007】また、ポリカーボネートにガラス繊維を混
入させたような繊維強化樹脂を樹脂材料として用いた場
合には、その主成分の樹脂密度は粗く、また、微視的レ
ベルにおいて多くのガラス繊維が表面に突出した形状と
なっていて、成形された製品の稜線部や角部はのこぎり
歯のようにギザギザ形状となり、このような表面によ
り、羽根部材の表面への損傷の度合いは、より大きなも
のとなる。
【0008】また、樹脂材料によりシヤツタ地板を形成
する場合には、上述のような問題の他に、樹脂材料の流
れにばらつきが生じやすく、ひけあるいはバリ等が生じ
るという問題を有していた。ひけが生じると、肉厚の部
位の稜線部側に一部欠けを生じた形状が発生しやすく、
肉厚部の羽根部材を受ける面に面積のばらつきが発生
し、摺動摩擦の度合いの増減や不安定となる原因となる
ため、これにより、走行のばらつきや不良となった。ま
た、バリが発生すると、該バリが羽根部材に直接に損傷
を与える等の不都合を生じた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、羽根部材の中央付近がシヤツタ地板の撮影用開口側
へ沈むように撓む等の撓み現象を抑制して羽根部材の走
行不整を防止し、且つ羽根群の走行作動を拘束すること
なく安定させ、しかも羽根部材への損傷を発生すること
のないものとするとともに、種々の樹脂材料にてシヤツ
タ地板を形成することを可能としたカメラ用フオーカル
プレンシヤツタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツタは、請
求項1において、樹脂材料より成り撮影用開口が形成さ
れたシヤツタ地板と、複数の羽根部材からなる2組の羽
根群と、2組の羽根群をそれぞれ揺動可能に支持して撮
影用開口の側方に支持された複数の羽根作動部材と、所
定の開口が形成され2組の羽根群の間に配された中間板
と、所定の開口が形成されシヤツタ地板との間に2組の
羽根群を介在させて配されたカバー板とを備えるカメラ
用フオーカルプレンシヤツタにおいて、シヤツタ地板の
羽根群が配される側の面に、羽根群の羽根作動部材に支
持される側とは反対側の先端側の少なくとも重畳・走査
・散開によって占有される部位に配されるシヤツタ地板
の所定の面より肉厚の高位部と、中間板に挿入される所
定の軸部とを、シヤツタ地板と一体に形成するととも
に、高位部の撮影用開口側の稜線部を曲面形状としたも
のである。
【0011】また、本発明の他の手段は、請求項2にお
いて、高位部は、シヤツタ地板と中間板との間に配され
る羽根群の重畳する側より散開する側の方が、高位部面
がより高位となるように形成されることとしたものであ
る。また、本発明の他の手段は、請求項3において、シ
ヤツタ地板には高位部が形成される側の面の撮影用開口
周縁に所定の傾斜を有する傾斜部が形成されるととも
に、高位部と傾斜部との間に段差が設けられることとし
たものである。
【0012】
【作用】本発明の主たる作用は、シヤツタ地板の羽根群
が配される側の面に、上記高位部と上記軸部とがシヤツ
タ地板と一体に形成されるとともに上記高位部の撮影用
開口側の稜線部がその断面形状が曲線形状となり、複数
の羽根部材からなる羽根群の走行作動時等における羽根
群と高位部の稜線部との接触において、該接触をより面
接触とさせて、羽根部材の損傷や破損を招くような事態
を防止するとともに、羽根部材の撓み現象を抑制する。
【0013】
【実施例】本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツタ
は、種々の構成のカメラ用フオーカルプレンシヤツタに
適用されることが可能なものであるが、その好適なる例
として、シヤツタ地板が樹脂材料より成るとともに羽根
作動部材を支持する所定の軸が樹脂材料にてシヤツタ地
板と一体に形成された構成のシヤツタ地板を用いたカメ
ラ用フオーカルプレンシヤツタに適用された場合につい
て説明をする。
【0014】まず、第一実施例について、図を用いて説
明する。図1は、本発明のカメラ用フオーカルプレンシ
ヤツタの第一実施例を示し、その構成を示す分解斜視図
である。図1において、1はシヤツタ地板で、樹脂材料
より成る。1aはシヤツタ地板面で、従来周知の金属材
料よりなるシヤツタ地板におけるシヤツタ地板面とほぼ
同等であり、基準面として扱われるように、シヤツタ地
板面の高さ、すなわち、シヤツタ地板の基準となる板厚
が決められる。1b,1cは第1高位部で、後述する先
羽根群を先羽根駆動アーム及び先羽根補助アームにかし
めるための先羽根かしめダボ等を考慮して、シヤツタ地
板面1aより高位となるように所定の肉厚に形成されて
おり、必要に応じ、第1高位部1cを第1高位部1bよ
り肉厚にて形成されるようにしてもよい。1dは第2高
位部で、シヤツタ地板面1aより高位となるとともに、
第1高位部1bよりさらに高位となるように所定の肉厚
に形成されている。第2高位部1dについては、後段に
て詳述する。1eは稜線部で、図面の便宜上から実線で
示しているが、その断面形状が曲線を描くよう形成され
ている。
【0015】2,3は先羽根駆動レバー軸,後羽根駆動
レバー軸で、シヤツタ地板1に一体に形成されており、
図示しない先羽根駆動レバー,後羽根駆動レバーを、回
転中心として回転可能に支持する。4,5は先羽根駆動
アーム軸,後羽根駆動アーム軸で、先羽根駆動レバー軸
2,後羽根駆動レバー軸3と同軸にシヤツタ地板1に一
体に形成されていて、後述する先羽根群,後羽根群を揺
動可能に支持する先羽根駆動アーム,後羽根駆動アーム
を、回転中心として回転可能に支持する。6はチヤージ
レバー軸で、シヤツタ地板1に一体に形成されており、
図示しない先羽根駆動レバー及び後羽根駆動レバーをチ
ヤージするための図示しないチヤージレバーを、回転中
心として回転可能に支持する。7,8は先羽根補助アー
ム軸,後羽根補助アーム軸で、後述する先羽根群,後羽
根群を揺動可能に支持する先羽根補助アーム,後羽根補
助アームを、回転中心として回転可能に支持する。
【0016】9は止め軸で、シヤツタ地板1に一体に形
成されていて、後述するカバー板が載置される。10
a,10bは取付軸で、いずれもシヤツタ地板1に一体
に形成されていて、後述する中間板、後羽根押え板、カ
バー板に、この順に挿入される。11はシヤツタ地板1
に形成された撮影用開口で、一部に図示しないミラーを
支持するヒンジのための逃げ部11a,11bが設けら
れている。12,13は傾斜部で、シヤツタ地板1に形
成された撮影用開口11の所定の周縁に所定の傾斜を有
する傾斜面として形成されている。14,15はシヤツ
タ地板1に形成された先揺動溝,後揺動溝で、図示しな
い先羽根駆動レバー,後羽根駆動レバーの揺動を許容す
るように形成されていて、必要に応じ、ブレーキ部材や
緩衝部材等が配される。
【0017】16は先羽根群で、先スリット形成羽根1
6aと複数枚の分割遮光羽根16b(この実施例では4
枚)とから構成されている。17は先羽根駆動アーム
で、先羽根かしめダボ18により先羽根群16を揺動可
能に支持するとともに、孔17aにより先羽根駆動アー
ム軸4にこの軸を回転中心として回転可能に支持され、
図示しない先羽根駆動レバーに設けられた係合部が先揺
動溝14より延出して孔17bと係合し、該先羽根駆動
レバーにより回転駆動されるようになっている。19は
先羽根補助アームで、先羽根かしめダボ18により先羽
根群16を揺動可能に支持するとともに、孔19aによ
り先羽根補助アーム軸7にこの軸を回転中心として回転
可能に支持される。なお、この実施例においては、先羽
根群16は、シヤツタ地板1の第1高位部1b側で重畳
し、第1高位部1c側に向かって散開するようになって
いる。
【0018】20は後羽根群で、後スリット形成羽根2
0aと複数枚の分割遮光羽根20b(この実施例では3
枚)とから構成されている。21は後羽根駆動アーム
で、後羽根かしめダボ22により後羽根群20を揺動可
能に支持するとともに、孔21aにより後羽根駆動アー
ム軸5にこの軸を回転中心として回転可能に支持され、
図示しない後羽根駆動レバーに設けられた係合部が後揺
動溝15より延出して孔21bと係合し、該後羽根駆動
レバーにより回転駆動されるようになっている。23は
後羽根補助アームで、後羽根かしめダボ22により後羽
根群20を揺動可能に支持するとともに、孔23aによ
り後羽根補助アーム軸8にこの軸を回転中心として回転
可能に支持される。なお、この実施例においては、後羽
根群20は、シヤツタ地板1の第1高位部1c側で重畳
し、第1高位部1b側に向かって散開するようになって
いる。
【0019】24は中間板で、シヤツタ地板1の取付軸
10a,10bに対応する位置に孔24a(図示せず、
後羽根群20により隠れて見えない),24bが形成さ
れていて、この孔24a,24bに取付軸10a,10
bが挿入され、先羽根群16と後羽根群20との間に配
される。これにより、先羽根群16と後羽根群20との
互いの干渉が起こらないようになっている。24cは開
口で、シヤツタ地板1に形成された撮影用開口11を遮
光することのないように形成されている。なお、先羽根
群16の重畳状態での空間を形成するために、高さ調整
用のカランを取付軸10aに挿入した後、中間板24が
配されるが、このカランに相当する部分を取付軸10a
と一体になるようにシヤツタ地板1と一体に形成するよ
うにしてもよい。
【0020】25はカバー板で、シヤツタ地板1に形成
された撮影用開口11を遮光することのないように開口
25aが形成されている。また、シヤツタ地板1の取付
軸10a,10bに対応する位置に孔25b,25cが
形成されていて、この孔25b,25cに取付軸10
a,10bが挿入される。また、シヤツタ地板1の止め
軸9に対応する位置に孔25dが形成されていて、孔2
5d部分がシヤツタ地板1の止め軸9に載置され、図示
しないネジ等の締結部材により固定される。
【0021】26は後羽根押え板で、後羽根群20とカ
バー板25との間の、主として後羽根群20の先端側
(後羽根駆動アーム21,後羽根補助アーム23に支持
される側とは反対側)に配されて、後羽根群20の走行
不整等を防止する。孔26a(図示せず、カバー25に
より隠れて見えない),26bにより、シヤツタ地板1
の取付軸10a,10bが挿入されるようになってい
る。
【0022】図2は、本発明のカメラ用フオーカルプレ
ンシヤツタの第一実施例を示し、図1に示す各部材を組
み立ち後のA−A線に沿う方向における断面図で、走行
作動中の羽根の状態を模式的に示すとともに一部を省略
してある。第2高位部1dと傾斜部13との境界に位置
する稜線部1eは、曲面形状すなわち断面形状が曲線形
状となるように形成されている。第2高位部1dの上面
の面積は従来と同様に確保されるようにして、第2高位
部1dの撮影用開口11側の端部がその断面形状が曲線
形状である稜線部1eとして形成され、それに対応して
傾斜部13の傾斜の度合いが決められる。稜線部1eの
断面形状について、所定の曲率を有するよう円弧状であ
っても、また他の曲線形状としてもよく、羽根部材の走
行作動中の撓み現象等の状態を考慮して決められる。従
って、先スリット形成羽根16aと稜線部1eとの接触
はより面接触となって、先羽根群16特に先スリット形
成羽根16aへの損傷を与えない。また、稜線部1eの
形成により先羽根群16のための第2高位部1dの所定
の面積が確保されるとともに、該面接触により実質的に
接触面積の増大となる。さらに、稜線部1eの形成によ
り、先スリット形成羽根16aの撓み現象が抑制され
る。
【0023】次に、第二実施例について説明する。図3
は、本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツタの第二
実施例を示す斜視図で、シヤツタ地板のみを示してい
る。他の構成は第一実施例(図1)と共通する。図3に
おいて、第2高位部1fは、先羽根群16が重畳する側
から散開する側へ向かって、高位部面が所定に上昇する
ように傾斜面形状に形成されている。従って、先羽根群
16が散開した状態において、各羽根部材の重なりの部
分での羽根部材同士の間隙が最小のものとなって、遮光
性を高める。傾斜面形状は、単に漸増する形状に限るも
のではなく、種々の形状が選択可能であり、上昇率に変
化を付与したものであっても構わない。そして、第2高
位部1fと傾斜部27との境界に位置する稜線部1g
は、その断面形状は、所定の曲率を有するよう円弧状で
あっても、また他の曲線形状としてもよく、羽根部材の
走行作動中の撓み現象等の状態を考慮して決められる。
第2高位部1fの上面の面積は従来と同様に確保される
ようにして、第2高位部1fの撮影用開口11側の端部
が上記のような稜線部1gとして形成され、それに対応
して傾斜部27の傾斜の度合いが決められる。従って、
先スリット形成羽根16aと稜線部1gとの接触はより
面接触となって、先羽根群16特に先スリット形成羽根
16aへの損傷を与えない。また、稜線部1gの形成に
より先羽根群16のための第2高位部1fの所定の面積
が確保されるとともに、該面接触により実質的に接触面
積の増大となる。さらに、稜線部1gの形成により、先
スリット形成羽根16aの撓み現象が抑制される。
【0024】次に、第三実施例について説明する。図4
は、本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツタの第三
実施例を示す斜視図で、シヤツタ地板のみを示してい
る。他の構成は第一実施例(図1)と共通する。図4に
おいて、28は傾斜部で、他の傾斜部12と同様の傾斜
にて形成されている。従って、第2高位部1hとの間
で、段差部29を有するように形成されていて、第2高
位部1hと段差部29との境界に位置する稜線部1i
は、その断面形状は、所定の曲率を有するよう円弧状で
あっても、また他の曲線形状としてもよく、羽根部材の
走行作動中の撓み現象等の状態を考慮して決められる。
これを図5により詳述する。図5は、本発明のカメラ用
フオーカルプレンシヤツタの第三実施例を示し、図4の
シヤツタ地板を用いて該シヤツタ地板と図1に示すシヤ
ツタ地板以外の各部材を組み立ち後の図4に示すB−B
線に沿う方向における断面図で、走行作動中の羽根の状
態を模式的に示すとともに一部を省略してある。傾斜部
28は、露光時に光が撮影用開口11を通過する際に発
生する光の反射の影響を考慮すると、緩やかな傾斜とす
る(シヤツタ地板1面に対してより平行となる側の)方
が効果的であるが、図2に示すような第一実施例では、
傾斜部13の傾斜の度合いは稜線部1eの曲面の形状に
拘束されることとなり、その選択の幅が小さい。一方、
図5に示すように、段差部29を設けることにより、稜
線部1iの曲面の形状と、傾斜部28の傾斜の度合いと
は、それぞれ独立に選択設定することができるので、稜
線部1iとして最適な形状を決定することができるとと
もに、稜線部1iの曲面の形状に拘束されることなく、
傾斜部28を、露光時に光が撮影用開口11を通過する
際に発生する光の影響を考慮して、所定に緩やかな傾斜
とすることができる。
【0025】次に、第四実施例について説明する。図6
は、本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツタの第四
実施例を示す斜視図で、シヤツタ地板のみを示してい
る。他の構成は第一実施例(図1)と共通する。図6に
おいて、30は傾斜部で、他の傾斜部12と同様の傾斜
にて形成されている。従って、第2高位部1jとの間
で、段差部31を有するように形成されていて、第2高
位部1jと段差部31との境界に位置する稜線部1k
は、その断面形状は、所定の曲率を有するよう円弧状で
あっても、また他の曲線形状としてもよく、羽根部材の
走行作動中の撓み現象等の状態を考慮して決められる。
そして、この第四実施例では、稜線部1kの一部が、そ
の平面形状が曲線形状の曲線部1rとなっている。当然
のことながら、この曲線部1rの部分においても、曲面
形状すなわち断面形状が曲線形状となるように形成され
ている。
【0026】これを図7,図8及び図9を用いて詳述す
る。図7は、本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツ
タの第四実施例を示し、シヤツタ地板のみを示す平面図
である。図7に示すように、第2高位部1jの曲線部1
rは、その平面形状が、撮影用開口11側とは反対側へ
凸となるような曲線形状に形成されている。これによ
り、段差部31が撮影用開口11より遠ざかることとな
り、露光時に光が撮影用開口11を通過する際に発生す
る光の反射の影響をより小さくすることができる。ま
た、結果として傾斜部30の面積が増大するという効果
も付随する。この曲線部1rの形状について、図8及び
図9により説明する。図8は、本発明のカメラ用フオー
カルプレンシヤツタの第四実施例を示し、シヤツタ地板
と先羽根群とを示す平面図で、先羽根群は重畳した状態
を示してある。図9は、本発明のカメラ用フオーカルプ
レンシヤツタの第四実施例を示し、シヤツタ地板と先羽
根群とを示す平面図で、先羽根群は散開した状態を示し
てある。先羽根群16は、二本のアームすなわち先羽根
駆動アーム17と先羽根補助アーム19とによりリンク
支持されて、重畳・走査・散開するので、先羽根群16
の、該二本のアームに支持される側とは反対側の先端側
の軌跡は、図8及び図9に示すように、概ね左方に凸形
状となる曲線を描いた形状となる。従って、この軌跡に
ほぼ相似するような形状にて曲線部1rを形成しても、
撮影用開口11の遮光性において、何ら影響することが
なく、しかも上述のように、露光時に光が撮影用開口1
1を通過する際に発生する光の反射の影響をより小さく
することができる。なお、この実施例では曲線形状とし
たが、羽根部材の走行案内及び光の反射防止において効
果を奏する形状であれば、例えば直線によって構成され
た形状であってもよく、この実施例の形状に限定される
ものではない。
【0027】このように、第四実施例のように、露光時
に光が撮影用開口11を通過する際に発生する光の反射
の影響をより小さくするために曲線部1rを設けた構成
においても、稜線部をその断面形状が曲線形状である稜
線部1kとすることより、稜線部1rと羽根部材との接
触がより面接触となり、羽根部材の損傷や破損を招くよ
うな事態を防止し、また、羽根部材の撓み現象を抑制す
ることにもなる。
【0028】以上、第一実施例から第四実施例を例に説
明したが、第2高位部の形成される範囲はこの範囲に限
定されることなく、第2高位部は、羽根群の羽根作動部
材に支持される側とは反対側の先端側の少なくとも重畳
・走査・散開によって占有される部位に形成されればよ
く、また、第2高位部の目的に反することがなければ従
来周知の種々の羽根押え板と同様の形状とするべく適切
に延設されるようにしてもよく、本発明の効果はきわめ
て十分に発揮されるものである。
【0029】また、第一実施例から第四実施例の説明に
おいて、シヤツタ地板1側に配される羽根群が先羽根群
である場合にて説明したが、後羽根群がシヤツタ地板1
側に配されるようにした構成のカメラ用フオーカルプレ
ンシヤツタであっても、同様である。
【0030】以上に説明したように、シヤツタ地板の羽
根群が配される側の面に、上記高位部と上記軸部とがシ
ヤツタ地板と一体に形成されるとともに上記高位部の撮
影用開口側の稜線部が曲面形状となり、複数の羽根部材
からなる羽根群の走行作動時等における羽根群と高位部
の稜線部との接触において、該接触をより面接触とさせ
て、羽根部材の損傷や破損を招くような事態が防止され
るので、シヤツタ地板を形成するための樹脂材料の選択
において、その幅が大きくなる。従って、シヤツタ地板
として要求される、例えば機械的強度や剛性あるいは耐
久性・信頼性などを向上させるため、また、成形工程に
おいてより成形を容易とさせるため、より適性な樹脂材
料を選択することを容易にさせる。これにより、従来の
ように、一種の単量体により形成された樹脂材料だけに
止まらず、2種以上の単量体の重合により成る共重合体
を用いて所定の成形材料として構成されたポリマーアロ
イを用いることを可能とし、このポリマーアロイを用い
ることにより、上記したように要求される事項あるいは
内容等の達成において、より有利で効果的なものとする
ことができる。
【0031】
【発明の効果】上述のように、本発明のカメラ用フオー
カルプレンシヤツタは、樹脂材料より成り撮影用開口が
形成されたシヤツタ地板と、複数の羽根部材からなる2
組の羽根群と、2組の羽根群をそれぞれ揺動可能に支持
して撮影用開口の側方に支持された複数の羽根作動部材
と、所定の開口が形成され2組の羽根群の間に配された
中間板と、所定の開口が形成されシヤツタ地板との間に
2組の羽根群を介在させて配されたカバー板とを備える
カメラ用フオーカルプレンシヤツタにおいて、シヤツタ
地板の羽根群が配される側の面に、羽根群の羽根作動部
材に支持される側とは反対側の先端側の少なくとも重畳
・走査・散開によって占有される部位に配されるシヤツ
タ地板の所定の面より肉厚の高位部と、中間板に挿入さ
れる所定の軸部とを、シヤツタ地板と一体に形成すると
ともに、高位部の撮影用開口側の稜線部を曲面形状とし
たので、羽根部材の中央付近がシヤツタ地板の撮影用開
口側へ沈むように撓む等の撓み現象を抑制して羽根部材
の走行不整を防止し、且つ羽根群の走行作動を拘束する
ことなく安定させ、しかも羽根部材への損傷を発生する
ことのないものとするとともに、種々の樹脂材料にてシ
ヤツタ地板を形成することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツタの
第一実施例を示し、その構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツタの
第一実施例を示し、図1に示す各部材を組み立ち後のA
−A線に沿う方向における断面図で、走行作動中の羽根
の状態を模式的に示すとともに一部を省略してある。
【図3】本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツタの
第二実施例を示す斜視図で、シヤツタ地板のみを示して
いる。
【図4】本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツタの
第三実施例を示す斜視図で、シヤツタ地板のみを示して
いる。
【図5】図5は、本発明のカメラ用フオーカルプレンシ
ヤツタの第三実施例を示し、図4のシヤツタ地板を用い
て該シヤツタ地板と図1に示すシヤツタ地板以外の各部
材を組み立ち後の図4に示すB−B線に沿う方向におけ
る断面図で、走行作動中の羽根の状態を模式的に示すと
ともに一部を省略してある。
【図6】本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツタの
第四実施例を示す斜視図で、シヤツタ地板のみを示して
いる。
【図7】本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツタの
第四実施例を示し、シヤツタ地板のみを示す平面図であ
る。
【図8】本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツタの
第四実施例を示し、シヤツタ地板と先羽根群とを示す平
面図で、先羽根群は重畳した状態を示してある。
【図9】本発明のカメラ用フオーカルプレンシヤツタの
第四実施例を示し、シヤツタ地板と先羽根群とを示す平
面図で、先羽根群は散開した状態を示してある。
【図10】従来のカメラ用フオーカルプレンシヤツタを
示す断面図で、走行作動中の羽根の状態を模式的に示し
てある。
【図11】従来のカメラ用フオーカルプレンシヤツタを
示す断面図で、走行作動中の羽根の状態を模式的に示し
てある。
【符号の説明】
1 シヤツタ地板 1a シヤツタ地板面 1b,1c 第1高位部 1d 第2高位部 1e 稜線部 2 先羽根駆動レバー軸 3 後羽根駆動レバー軸 4 先羽根駆動アーム軸 5 後羽根駆動アーム軸 7 先羽根補助アーム軸 8 後羽根補助アーム軸 10a,10b 取付軸 11 撮影用開口 12,13 傾斜部 16 先羽根群 20 後羽根群 24 中間板 25 カバー板 26 後羽根押え板
フロントページの続き (72)発明者 宮崎 浩 東京都板橋区志村2丁目16番20号 株式会 社コパル内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂材料より成り撮影用開口が形成され
    たシヤツタ地板と、複数の羽根部材からなる2組の羽根
    群と、前記2組の羽根群をそれぞれ揺動可能に支持して
    前記撮影用開口の側方に支持された複数の羽根作動部材
    と、所定の開口が形成され前記2組の羽根群の間に配さ
    れた中間板と、所定の開口が形成され前記シヤツタ地板
    との間に前記2組の羽根群を介在させて配されたカバー
    板とを備えるカメラ用フオーカルプレンシヤツタにおい
    て、 前記シヤツタ地板の前記羽根群が配される側の面に、前
    記羽根群の前記羽根作動部材に支持される側とは反対側
    の先端側の少なくとも重畳・走査・散開によって占有さ
    れる部位に配される前記シヤツタ地板の所定の面より肉
    厚の高位部と、前記中間板に挿入される所定の軸部と
    を、前記シヤツタ地板と一体に形成するとともに、前記
    高位部の前記撮影用開口側の稜線部を曲面形状としたこ
    とを特徴とするカメラ用フオーカルプレンシヤツタ。
  2. 【請求項2】 高位部は、シヤツタ地板と中間板との間
    に配される羽根群の重畳する側より散開する側の方が、
    高位部面がより高位となるように形成されることとした
    請求項1に記載のカメラ用フオーカルプレンシヤツタ。
  3. 【請求項3】 シヤツタ地板には高位部が形成される側
    の面の撮影用開口周縁に所定の傾斜を有する傾斜部が形
    成されるとともに、高位部と前記傾斜部との間に段差が
    設けられることとした請求項1又は2に記載のカメラ用
    フオーカルプレンシヤツタ。
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