JPH08189338A - ディーゼル排気ガスフィルタの製造方法 - Google Patents

ディーゼル排気ガスフィルタの製造方法

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JPH08189338A
JPH08189338A JP7003259A JP325995A JPH08189338A JP H08189338 A JPH08189338 A JP H08189338A JP 7003259 A JP7003259 A JP 7003259A JP 325995 A JP325995 A JP 325995A JP H08189338 A JPH08189338 A JP H08189338A
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exhaust gas
honeycomb structure
molded body
press
plugging
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JP7003259A
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Makoto Ogawa
誠 小川
Yuichi Murano
雄一 村野
Nobuaki Nagai
伸明 永井
Shinji Wada
信二 和田
Koichi Watanabe
浩一 渡辺
Sei Matsueda
聖 松枝
Yukinori Ikeda
幸則 池田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 目封止部からの煤の漏洩が無く、効率よく製
造でき、また各セルに充填される目封止材の量が不均一
とならないディーゼル排気ガスフィルタの製造方法を提
供することを目的とする。 【構成】 2層セルハニカム構造成形体1を押出し成形
する成形工程と、2層セルのうちの目封止するセル上の
成形体の外周面3の端部に圧入孔2を穿設する穿設工程
と、圧入孔2より目封止材を圧入して目封止するセルを
封止する封止工程と、成形体の外周面3に2層セルハニ
カム構造成形体1と同質の材料をペースト化したものを
塗布して積層・圧着・焼成により所定数の2層セルハニ
カム構造成形体1を一体化する一体化工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジン等
の燃焼機関から排出される排気ガス中に含まれる粒子状
物質(以下、「煤」という)を捕集するディーゼル排気
ガスフィルタの製造方法に関し、特に、フィルタ内のセ
ル壁を排気ガスが通過することにより煤を捕集し、この
捕集した煤を電気ヒータ、バーナ等の熱源によって燃焼
再生させてフィルタの再生化(クリーニング化)を図
り、大気へ排出される煤等の有害物質の濾過を行って地
球環境を守るディーゼル排気ガスフィルタの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンから排出される煤を
捕集するためのディーゼル排気ガスフィルタとしては次
に示すようなものが考案されている。
【0003】すなわち、金属ワイヤーメッシュに酸化ア
ルミナ等の耐熱性セラミック材料をコートしてフィルタ
構造にしたもの、有機高分子材料で網目構造体にしたも
のをセラミック性のスラリー溶液中に含浸させてフィル
タ構造にしたセラミックフォームフィルタ、無機質繊維
をセラミック粉末と分散・凝集させてセラミックペーパ
のシートを作製した後にコルゲート成形法にて成形を行
って焼成した煤の捕集効率の高い繊維質ハニカムセラミ
ックフィルタ、コージェライト原料を押出し成形機によ
って成形し、焼成を行って多孔質構造としたハニカム形
状のセラミックハニカムフィルタなどである。
【0004】これらのディーゼル排気ガスフィルタは、
耐熱性容器に実装されてディーゼルエンジンの排気マニ
ホールド部に設けられ、エンジンから排出される煤を捕
集し、一定時間後に電気ヒータ、バーナ等の熱源によっ
て燃焼再生してフィルタのクリーニング化を行った後
に、ディーゼル排気ガスの捕集・再生を繰り返し行い、
エンジンからの排気ガス中の汚染物質を大気に放出する
ことを防ぐものである。
【0005】上述したようなディーゼル排気ガスフィル
タの目封止方法として、特公昭63−24731号公報
または特開平5−184833号公報に記載されたもの
がある。
【0006】特公昭63−24731号公報には、多数
のセルからなるハニカム構造の特定のセルへの目封止方
法として、紙製もしくは合成樹脂製の封止用フィルムに
特定セルだけに目封止材を導入するように孔を設けたフ
ィルムを作製し、このフィルムをフィルタの目封止する
端面部に貼着して、このフィルムを介して目封止材をピ
ストン等によって加圧導入し、特定のセルに目封止材を
導入して封止する方法が記載されている。
【0007】また、特開平5−184833号公報に
は、ハニカム構造体の封止される端面部を下向きにし
て、上端面に選択的に封止材が注入できるように開口孔
を有する封止材容器を載置し、その容器内に封止材を入
れ、封止材容器に振動を与え、この振動によって上記封
止材がハニカム構造体の貫通口を落下して下端面に緻密
層を形成させ、ハニカム構造体の任意のセルを封止する
方法が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のディーゼル排気ガスフィルタは、特に捕集時の課題
として、目封止材がセルに充分に充填されないため、排
気ガスをフィルタで捕集する際に煤を止めるための目封
止部からの煤の漏洩が発生し、せっかく排気ガス中の煤
を捕集したつもりが大気中に撒き散らされるという問題
点があった。
【0009】また、上述したような封止用フィルムを貼
着してセルを封止する方法には、次のような問題点があ
った。すなわち、押出し成形されたハニカム構造体と通
過孔を設けた封止フィルムとをフィルタの端面部に貼着
する際には、フィルタの面を均一に平行にしなければな
らず、面が粗いと、封止材を導入する際に封止材が封止
すべきセル外に導入されたり、あるいは封止材を加圧導
入する際にフィルムが変形して他のセルまで封止材がつ
いてしまうという問題点があった。また、この封止フィ
ルムはフィルタに貼着したまま焼成・燃焼・焼失してし
まうために、封止フィルムの作製等において必要外のコ
ストがかかると共にフィルムをフィルタの端面に貼着す
る際に熟練と勘を必要としており、これら目封止材が他
セルについた部分の修正、フィルムの貼着等に多大な労
力、時間、コストを要し、ディーゼル排気ガスフィルタ
を効率よく製造することができないという問題点があっ
た。さらに、ハニカム構造体の上端面に封止材がはいっ
ている封止材容器を載置し振動を与えてハニカム構造体
の下端面に落下充填していく封止方法では、封止材容器
の中に入っている封止材が振動によって片寄って落下し
たり、あるいは目封止材がブリッヂ現象をおこして目詰
まり等の現象が発生し、各セルに充填される目封止材の
量が不均一になり、この不均一により各セルに溜まる排
気ガス中の煤量が変化し、燃焼が不均一になるという問
題点があった。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、目封止部からの煤の漏洩が無く、効率よく製造で
き、また各セルに充填される目封止材の量が不均一とな
らないディーゼル排気ガスフィルタの製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載のディーゼル排気ガスフィルタ
の製造方法は、2層セルハニカム構造成形体を押出し成
形する成形工程と、2層セルのうちの目封止するセル上
の成形体外周面端部に圧入孔を穿孔する穿孔工程と、圧
入孔より目封止材を圧入して目封止するセルを封止する
封止工程と、成形体外周面に成形体と同質の材料をペー
スト化したものを塗布して積層・圧着・焼成により所定
数の2層セルハニカム構造成形体を一体化する一体化工
程とを有する構成を有している。
【0012】請求項2記載のディーゼル排気ガスの製造
方法は、2層セルハニカム構造成形体を押出し成形する
成形工程と、2層セルのうちの目封止するセル上の成形
体外周面端部に切込みを形成する形成工程と、切込みに
目封止材を注入して目封止するセルを封止する封止工程
と、成形体外周面に成形体と同質の材料をペースト化し
たものを塗布して積層・圧着・焼成により所定数の2層
セルハニカム構造成形体を一体化する一体化工程とを有
する構成を有している。
【0013】ここで、2層セルハニカム構造成形体は、
チタン酸アルミニウム質、シリカ質、コージェライト
質、またはムライト質等で形成される。これは耐熱性、
成形性に優れているためである。
【0014】
【作用】上記構成によって、圧入孔または切込みを介し
て目封止が必要な各セルに確実に目封止材を圧入または
注入できるので、ディーゼルエンジン等から排出される
排気ガスを漏洩することなく確実に捕集することができ
る。これにより、有害な汚染物質を大気中に散布するこ
とがなくなる。
【0015】また、上記構成で製造されたディーゼル排
気ガスフィルタは一体形になっており、実装時における
振動などにおいても煤の漏洩がなく、実用上問題のない
強度をもっているものである。
【0016】さらに、一連の製造工程は、圧入孔の穿設
・切込みの形成、目封止材の圧入・注入、成形体へのペ
ースト塗布、積層・圧着・焼成の簡単な作業であるの
で、ロボット作業化でき、作業の効率化を図ることがで
きる。
【0017】さらに、目封止材が確実に圧入または注入
されたことを目視あるいは映像で判断できるので、各セ
ルに充填される目封止材の量が不均一とならないように
調整することができ、各セルにおける燃焼を均一化する
ことができる。
【0018】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について図を用いて
説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例に係るディーゼル
排気ガスフィルタを示す斜視図、図2は図1のA部拡大
図である。図1、図2において、1は2層セルハニカム
構造成形体、2は目封止材を圧入する圧入孔、3は2層
セルハニカム構造成形体1の外周面、4は排気ガス入口
側、5は排気ガス出口側である。
【0020】まず、2層セルハニカム構造成形体1の成
形法について述べる。原料である平均粒子径5μmの合
成チタン酸アルミニウム100重量%(原稿は100部
となっていますが、後に続く各成分の記載が重量%とな
っていますので重量%としました)に対して、結合材と
してのメチルセルローズ20重量%と、潤滑剤としての
グリセリン4重量%と、離形剤としてのステアリン酸エ
マルジョン10重量%と、燃焼可燃物50重量%と、水
30重量%とを混合機にて混合し、その後、真空混練機
で内部の空気溜りをなくすために充分に混練を行った。
その後、この混練物を一日熟成させて混練物の水分の均
一化を図り、真空押出し成形機にて所定の形状に押出し
成形して、図1の2層セルハニカム構造成形体1を得た
(この時点ではまだ圧入孔2は形成されていない)。2
層セルハニカム構造成形体1は、幅125mm×厚み
6.8mm×長さ150mmの形状で、セル数は100
セル/inch2 の2層セル形状である。
【0021】次に、自動孔開け機によって、押出し成形
された2層セルハニカム構造成形体1の特定のセルへ目
封止材を圧入するための圧入孔2を、排気ガス入口側
4、出口側5において交互になるように(同一セルの入
口側が開口している場合には出口側を目封止し、同一セ
ルの入口側が目封止されている場合には出口側を開口す
るように)、また上下のセルも交互になるように、穿孔
した。押出し成形と同質の材料をバインダと水と増粘剤
とでペースト状にした粘度20〜50ポイズの目封止材
を圧入孔2に一定量圧入した後、目封止材の乾燥を行っ
た。
【0022】次に、上記圧入を行った面の裏面側も同様
に圧入孔2を介して目封止材を圧入し、特定セルの目封
止を行った。その後、2層セルハニカム構造成形体1と
同質の材料をペースト状にしたものをローラ転写法によ
って2層セルハニカム構造成形体1の外周面3に塗布し
た。上記ローラ転写法によってペーストが塗布された外
周面3に、同様にして得られた2層セルハニカム構造成
形体1を積層・圧着して接合した。図3は、図1のディ
ーゼル排気ガスフィルタの積層体を示す斜視図である。
図3において、1は2層セルハニカム構造成形体、2は
圧入孔、3は外周面、4は排気ガス入口側、5は排気ガ
ス出口側であり、これらは図1と同様なものなので、同
一符号を付して説明は省略する。
【0023】上記圧着は、0.02kg/cm2 〜0.
06kg/cm2 の圧力をかけて行った。圧着の圧力が
0.01kg/cm2 以下になると、焼成後に積層体が
剥離するという不具合が発生した。また、圧着の圧力が
0.1kg/cm2 以上になると、2層セルハニカム構
造成形体1のセル部が変形するという不具合を生じた。
【0024】次に、上述したように所定の形状に積層・
圧着された図3の積層体に対して、焼成温度1450
℃、4時間の条件にて焼成を行って、チタン酸アルミニ
ウム質のディーゼル排気ガスフィルタを得た。
【0025】このようにして得られたディーゼル排気ガ
スフィルタを3400ccのディーゼルエンジンの排気
管に取り付け、捕集した煤が燃焼再生できるように着火
用電気ヒータをケースに組み込んだ燃焼器を取り付け
て、エンジン回転数1200rpm、トルク20kg・
mの条件でエンジンを運転し、ディーゼルエンジンから
排出される排気ガス中の煤等の微粒子成分の捕集を行っ
た。
【0026】捕集の評価のため、エンジンから排出され
る煤のスモーク値の評価、フィルタで濾過後のスモーク
値の評価、および目視によるセル部分の漏洩(リーク)
痕跡のチェックを行った。この結果を(表1)に示す。
【0027】
【表1】
【0028】その後、付着している煤等の微粒子を電気
ヒータにて燃焼再生して上記と同様の評価をおこなった
ところ、同様の結果が得られた。
【0029】(表1)から明きらかなように、本実施例
によれば、目封止したセルからの煤等の微粒子成分の漏
洩がなく、安定して煤を捕集できるディーゼル排気ガス
フィルタを得ることができる。また、本実施例では明記
してないが、シリカ質、コージェライト質、ムライト質
等のセラミックについても同様の製造方法を適用してデ
ィーゼル排気ガスフィルタを得たが、(表1)と同様の
結果を得ることができた。
【0030】以上のように本実施例によれば、圧入孔2
を介して目封止が必要な各セルに確実に目封止材を圧入
できるので、ディーゼルエンジン等から排出される排気
ガスを漏洩することなく確実に捕集することができる。
また、本実施例で製造されたディーゼル排気ガスフィル
タは一体形になっており、実装時における振動などにお
いても煤の漏洩がなく、実用上問題のない強度をもって
いるものである。さらに、一連の製造工程は、圧入孔2
の穿設、目封止材の圧入、2層セルハニカム構造成形体
1へのペースト塗布、積層・圧着・焼成の簡単な作業で
あるので、ロボット作業化でき、作業の効率化を図るこ
とができる。さらに、目封止材が確実に圧入されたこと
を目視あるいは映像で判断できるので、各セルに充填さ
れる目封止材の量が不均一とならないように調整するこ
とができる。
【0031】(実施例2)図4は本発明の他の実施例に
係るディーゼル排気ガスフィルタを示す斜視図、図5は
図4のB部拡大図である。図4、図5において、6は2
層セルハニカム構造成形体、7は目封止材を注入する切
込み、8は2層セルハニカム構造成形体6の外周面、9
は排気ガス入口側、10は排気ガス出口側である。
【0032】まず、2層セルハニカム構造成形体6の成
形法について述べる。アルミニウム成分が10重量%、
シリカ成分が85重量%、チタン酸カリウム成分が5重
量%からなる原料をそれぞれ秤量して、ボールミルにて
48時間湿式混合を行った後、乾燥機にて乾燥を行っ
た。その後、この混合原料をニーダにて粉砕し、この混
合物100重量%に対して、結合材としてのメチルセル
ローズ20重量%と、潤滑剤としてのグリセリン5重量
%と、離形剤としてのステアリン酸エマルジョン12重
量%と、燃焼可燃物65重量%と、水35重量%とを混
合機にて充分に混合した。その後、真空混練機で内部の
空気溜りをなくすために混練を行った。その後、この混
練物を一日熟成させて混練物の水分の均一化を図り、真
空押出し成形機にて所定の形状に押出し成形して、図4
の2層セルハニカム構造成形体6を得た(この時点では
まだ切込み7は形成されていない)。2層セルハニカム
構造成形体6は、幅125mm×厚み6.8mm×長さ
150mmの形状で、セル数は100セル/inch2
の2層セル形状である。
【0033】次に、回転カッタ機によって、押出し成形
された2層セルハニカム構造成形体6の特定のセルへ目
封止材を注入するための切込み7を、排気ガス入口側
9、出口側10において交互になるように(同一セルの
入口側が開口している場合には出口側を目封止し、同一
セルの入口側が目封止されている場合には出口側を開口
するように)、また上下のセルも交互になるように、形
成した。押出し成形と同質の材料をバインダと水と増粘
剤とでペースト状にした粘度20〜50ポイズの目封止
材を切込み7に一定量注入した後、目封止材の乾燥を行
った。
【0034】次に、上記注入を行った面の裏面側も同様
に切込み7を介して目封止材を注入し、特定セルの目封
止を行った。その後、2層セルハニカム構造成形体6と
同質の材料をペースト状にしたものをローラ転写法によ
って2層セルハニカム構造成形体6の外周面8に塗布し
た。上記ローラ転写法によってペーストが塗布された外
周面8に、同様にして得られた2層セルハニカム構造成
形体6を所定数だけ積層・圧着して接合した。図6は、
図4のディーゼル排気ガスフィルタの積層体を示す斜視
図である。図6において、6は2層セルハニカム構造成
形体、7は切込み、8は外周面、9は排気ガス入口側、
10は排気ガス出口側であり、これらは図4と同様なも
のなので、同一符号を付して説明は省略する。
【0035】上記圧着は、0.02kg/cm2 〜0.
06kg/cm2 の圧力をかけて行った。圧着の圧力が
0.01kg/cm2 以下になると、焼成後に積層体が
剥離するという不具合が発生した。また、圧着の圧力が
0.1kg/cm2 以上になると、2層セルハニカム構
造成形体6のセル部が変形するという不具合を生じた。
なお、排気マニホールド部の耐熱性容器に2層セルハニ
カム構造成形体6の積層体を配置する関係上、積層した
最上部、最下部の切込み7においては、全域を目封止す
るか、あるいは、目封止材と同質のシート一枚に上記接
合に用いたペーストを塗布し、2層セルハニカム構造成
形体6の積層体に接合して、切込み7が開いている部分
からのガス抜けを防止した。
【0036】次に、上述したように所定の形状に積層・
圧着された図6の積層体に対して、焼成温度1250
℃、2時間の条件にて焼成を行って、シリカ質のディー
ゼル排気ガスフィルタを得た。
【0037】このようにして得られたディーゼル排気ガ
スフィルタを3400ccのディーゼルエンジンの排気
管に取り付け、捕集した煤が燃焼再生できるように着火
用電気ヒータをケースに組み込んだ燃焼器を取り付け
て、エンジン回転数1200rpm、トルク20kg・
mの条件でエンジンを運転し、ディーゼルエンジンから
排出される排気ガス中の煤等の微粒子成分の捕集を行っ
た。
【0038】捕集の評価のため、エンジンから排出され
る煤のスモーク値の評価、フィルタで濾過後のスモーク
値の評価、および目視によるセル部分の漏洩(リーク)
痕跡のチェックを行った。この結果を(表1)に示す。
【0039】その後、付着している煤等の微粒子を電気
ヒータにて燃焼再生して上記と同様の評価をおこなった
ところ、同様の結果が得られた。
【0040】(表1)から明きらかなように、本実施例
によれば、目封止したセルからの煤等の微粒子成分の漏
洩がなく、安定して煤を捕集できるディーゼル排気ガス
フィルタを得ることができる。また、本実施例では明記
してないが、チタン酸アルミニウム質、コージェライト
質、ムライト質等のセラミックについても同様の製造方
法を適用してディーゼル排気ガスフィルタを得たが、
(表1)と同様の結果を得ることができた。
【0041】以上のように本実施例によれば、切込み7
を介して目封止が必要な各セルに確実に目封止剤を注入
できるので、ディーゼルエンジン等から排出される排気
ガスを漏洩することなく確実に捕集することができる。
また、本実施例で製造されたディーゼル排気ガスフィル
タは一体形になっており、実装時における振動などにお
いても煤の漏洩がなく、実用上問題のない強度をもって
いるものである。さらに、一連の製造工程は、切込み7
の形成、目封止材の注入、2層セルハニカム構造成形体
6へのペースト塗布、積層・圧着・焼成の簡単な作業で
あるので、ロボット作業化でき、作業の効率化を図るこ
とができる。さらに、目封止材が確実に注入されたこと
を目視あるいは映像で判断できるので、各セルに充填さ
れる目封止材の量が不均一とならないように調整するこ
とができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、2層セルハニカ
ム構造成形体を押出し成形する成形工程と、2層セルの
うちの目封止するセル上の成形体外周面端部に圧入孔を
穿孔または切込みを形成する穿孔工程または形成工程
と、圧入孔または切込みより目封止材を圧入または注入
して目封止するセルを封止する封止工程と、成形体外周
面に成形体と同質の材料をペースト化したものを塗布し
て積層・圧着・焼成により所定数の2層セルハニカム構
造成形体を一体化する一体化工程とを有することによ
り、圧入孔または切込みを介して目封止が必要な各セル
に確実に目封止剤を圧入または注入できるので、ディー
ゼルエンジン等から排出される排気ガスを漏洩すること
なく確実に捕集することができるディーゼル排気ガスフ
ィルタの製造方法を実現することができる。
【0043】また、ディーゼル排気ガスフィルタは一体
形に形成されるので、実装時における振動などにおいて
も煤の漏洩がなく、実用上問題のない強度をもつディー
ゼル排気ガスフィルタの製造方法を実現することができ
る。
【0044】さらに、一連の製造工程は、圧入孔の穿孔
または切込みの形成、目封止材の圧入または注入、2層
セルハニカム構造成形体へのペースト塗布、積層・圧着
・焼成の簡単な作業であるので、ロボット作業化でき、
作業の効率化を図ることができるディーゼル排気ガスフ
ィルタの製造方法を実現することができる。
【0045】さらに、目封止材が確実に圧入または注入
されたことを目視あるいは映像で判断できるので、各セ
ルに充填される目封止材の量が不均一とならないように
調整することができ、従って燃焼が不均一となることの
ないディーゼル排気ガスフィルタの製造方法を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るディーゼル排気ガスフ
ィルタを示す斜視図
【図2】図1のA部拡大図
【図3】図1のディーゼル排気ガスフィルタの積層体を
示す斜視図
【図4】本発明の他の実施例に係るディーゼル排気ガス
フィルタを示す斜視図
【図5】図4のB部拡大図
【図6】図4のディーゼル排気ガスフィルタの積層体を
示す斜視図
【符号の説明】
1、6 2層セルハニカム構造成形体 2 圧入孔 3、8 外周面 4、9 排気ガス入口側 5、10 排気ガス出口側 7 切込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 信二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡辺 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松枝 聖 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 池田 幸則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2層セルハニカム構造成形体を押出し成形
    する成形工程と、前記2層セルのうちの目封止するセル
    上の前記成形体外周面端部に圧入孔を穿孔する穿孔工程
    と、前記圧入孔より目封止材を圧入して前記目封止する
    セルを封止する封止工程と、前記成形体外周面に前記成
    形体と同質の材料をペースト化したものを塗布して積層
    ・圧着・焼成により所定数の前記2層セルハニカム構造
    成形体を一体化する一体化工程とを有することを特徴と
    するディーゼル排気ガスフィルタの製造方法。
  2. 【請求項2】2層セルハニカム構造成形体を押出し成形
    する成形工程と、前記2層セルのうちの目封止するセル
    上の前記成形体外周面端部に切込みを形成する形成工程
    と、前記切込みに目封止材を注入して前記目封止するセ
    ルを封止する封止工程と、前記成形体外周面に前記成形
    体と同質の材料をペースト化したものを塗布して積層・
    圧着・焼成により所定数の前記2層セルハニカム構造成
    形体を一体化する一体化工程とを有することを特徴とす
    るディーゼル排気ガスフィルタの製造方法。
JP7003259A 1995-01-12 1995-01-12 ディーゼル排気ガスフィルタの製造方法 Pending JPH08189338A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7722791B2 (en) 2007-07-18 2010-05-25 Ngk Insulators, Ltd. Method for manufacturing honeycomb structure and manufacturing apparatus thereof
US7919033B2 (en) 2007-07-18 2011-04-05 Ngk Insulators, Ltd. Method of manufacturing honeycomb structure and manufacturing apparatus thereof

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US8192667B2 (en) 2007-07-18 2012-06-05 Ngk Insulators, Ltd. Apparatus for manufacturing a honeycomb structure

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