JPH08189727A - 液冷媒の再蒸発促進方法及び再蒸発促進装置 - Google Patents

液冷媒の再蒸発促進方法及び再蒸発促進装置

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JPH08189727A
JPH08189727A JP7016437A JP1643795A JPH08189727A JP H08189727 A JPH08189727 A JP H08189727A JP 7016437 A JP7016437 A JP 7016437A JP 1643795 A JP1643795 A JP 1643795A JP H08189727 A JPH08189727 A JP H08189727A
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JP
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evaporation
refrigerant
liquid
heat
hot gas
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JP7016437A
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Atsuyoshi Mantani
淳致 萬谷
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/20Disposition of valves, e.g. of on-off valves or flow control valves
    • F25B41/22Disposition of valves, e.g. of on-off valves or flow control valves between evaporator and compressor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B47/00Arrangements for preventing or removing deposits or corrosion, not provided for in another subclass
    • F25B47/02Defrosting cycles
    • F25B47/022Defrosting cycles hot gas defrosting

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸発器をホットガス除霜を行って、凝縮した
液冷媒に再蒸発促進措置として、微細液粒子の冷媒に形
状を変えてから再蒸発管内へ流入させ、再蒸発熱を供給
すると、低温度の再蒸発熱の供給で乾燥飽和蒸気に変化
させることができる。よって外気温が低いとき、ホット
ガスの蓄熱のみを再蒸発熱として用いて乾燥飽和蒸気を
得て、蒸発器のホットガス除霜を円滑に行う。微細液粒
子化器を冷却運転中は、気液分離器として機能させる。 【構成】 容器1内に、駆動モーター4を儲け、その回
転軸5に遠心籠2と遠心吸上ポンプ3を固設する。冷媒
入口管6と蒸発器22の出口側の吸入圧力調整弁23と
の間を吸入管24で接続し、冷媒出口管9の出口側を二
分岐して、一方を圧縮機26に、他方を再蒸発管30の
入口側に接続し、再蒸発管30の出口側を圧縮機26の
吸入管24に合流接続して液冷媒の再蒸発促進装置を構
成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、蒸発器をホットガス
除霜を行い、その凝縮した液冷媒を内圧容器内に導入
し、遠心力を用いて液冷媒を微細液粒子の冷媒に形状を
変えてから、再蒸発熱を供給すると、液冷媒に直接再蒸
発熱を供給したときと比較して低温度の再蒸発熱を供給
しても、乾燥飽和蒸気に容易に変化させることができる
液冷媒の再蒸発促進に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷媒設備の圧縮機が冷却運転中の
吐出ガスを、蓄熱水中に浸漬して設けたホットガス蓄熱
放熱管と蓄熱水を直接接触熱交換させて蓄熱し、その蓄
熱温度が所定の必要温度に達しないとき、液冷媒の再蒸
発促進装置として、電気ヒーターを設けてこのホットガ
ス蓄熱水を再加熱し、高温度蓄熱とし、蒸発器をホット
ガス除霜を行い、凝縮した液冷媒を蓄熱水中に浸漬した
再蒸発管内へ液体状のままで流入させ再蒸発管外の蓄熱
水から再蒸発熱を供給され、乾燥飽和蒸気に変化させる
ホットガス蓄熱再蒸発装置として、ホットガス水直接蓄
熱兼電気ヒーター再加熱蓄熱再蒸発装置(以下水直接蓄
熱再蒸発装置と略称する)が、液冷媒の再蒸発促進装置
付のホットガス蓄熱再蒸発装置として一般に用いられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の水直接蓄熱再蒸
発装置を用い蒸発器をホットガス除霜を行い、その凝縮
した液冷媒を再蒸発管内へ液体状のままで流入させる
と、液冷媒は圧縮機に吸引されて再蒸発管内を流動す
る。よって、液冷媒と再蒸発管内壁面間は、強制対流熱
伝達が行われ、その吸熱効率は高い。他方、再蒸発管外
壁面と蓄熱水間は、蓄熱水が静止貯水の状態であるた
め、自然対流熱伝達が行われる。再蒸発管内を流動する
液冷媒に再蒸発管外の静止貯水の蓄熱を熱移動させるに
おいて、熱交換温度差の大小によって再蒸発管の熱通過
効率は大きく変わる。
【0004】外気温が低いとき、水直接蓄熱再蒸発装置
の蓄熱熱源を、ホットガスの蓄熱のみを用い、蒸発器を
ホットガス除霜を行ったとき、ホットガス除霜が円滑に
行えないトラブルが発生することがある。その原因は、
ホットガスの蓄熱温度が所定の蓄熱温度に達しないため
に、再蒸発管内に順次に流入する液冷媒と蓄熱水間で再
蒸発熱熱交換温度差が小さくて、再蒸発管の熱通過効率
が低下し、順次に流入した液冷媒の一部が乾燥飽和蒸気
に変化せず、圧縮機が液圧縮を行ったり、吸入ガス圧力
が低下して圧縮機が運転を停止したりする。よって、蒸
発器のホットガス除霜が円滑に行われないのである。
【0005】水は蓄熱熱容量が大きい特徴のため蓄熱材
に最適である。蓄熱に用いる吐出ガスは、圧縮機の冷却
運転中の未利用熱であって、無償同様に得られる。これ
以上に優れた蓄熱材や安価な再蒸発熱熱源を用いたホッ
トガス蓄熱再蒸発装置は見当たらず、よって、ホットガ
ス蓄熱再蒸発装置と云えば、水直接蓄熱再蒸発装置を指
す程である。この優れた水直接蓄熱再蒸発装置を用いて
も確実に乾燥飽和蒸気に、流入させた全量の液冷媒を変
化させることができない問題点を解決するため、蓄熱水
槽内に電気ヒーターを設け、電気ヒーター熱を液冷媒の
再蒸発促進させるのに用いてホットガス蓄熱水を更に再
加熱し、高温度の蓄熱を行い、再蒸発管内を流動する液
冷媒と蓄熱水間に再蒸発熱熱交換温度差を大きくして、
再蒸発管の熱通過効率を向上させ、よって、順次に流入
する液冷媒の全量を確実に再蒸発させて乾燥飽和蒸気に
変化させ、ホットガスの蓄熱のみでは不足する水直接蓄
熱再蒸発装置の能力不足の問題点を解決させている。
【0006】しかし、一日数回で、一回当たり数分から
十数分程度の短い除霜時間に用いる再蒸発熱の不足分
を、外気温が低いとき、電気ヒーターに長時間通電し
て、不効率な熱交換のために、高温度の蓄熱を、電気を
直接熱源として利用することが有効な利用方法かは疑問
がある。むしろ、短時間の除霜時間中にのみ電気ヒータ
ー熱を直接再蒸発熱として効率高く利用する電気熱の用
い方のほうが、経済的な使い方と考えられる。
【0007】水直接蓄熱再蒸発装置の本来の利用目的
は、水の蓄熱容量の大きさを利用し、無償同様のホット
ガスを蓄熱し、外気温が低いとき、蓄熱を再蒸発熱とし
て用いて蒸発器を確実にホットガス除霜を行わせること
にあった。電気ヒーター熱を補助再蒸発熱として用い再
蒸発を促進させねば本来の能力が発揮できないとすれ
ば、その有用性は著しく低下する。更に、水を直接接触
させて蓄熱材として用いると、蓄熱水中に浸漬させて設
けたホットガス蓄熱放熱管や再蒸発管の、腐蝕による蓄
熱水の侵入や、両管の破損のときの浸入など、特にフロ
ン冷媒には水は大敵の関係にある。また、外気温が高い
とき、沸騰や過剰蓄熱による冷媒圧力の変動による異常
を制御する多くの複雑な装置を要し、腐蝕や凍結予防の
薬剤の定期投入など、設備費が高価格となり、保守管理
が容易でない点がある。
【0008】外気温が低いとき、ホットガスの蓄熱のみ
を再蒸発熱として用い、蒸発器のホットガス除霜を行う
ことができるよう強く要望されている。更に、水直接蓄
熱再蒸発装置以外にも、空気を再蒸発熱熱交換媒体とし
て用いた簡単で安全性の高い各種のホットガス蓄熱再蒸
発装置が利用されることも求められている。
【0009】本発明は、上記の要望に添えるためになさ
れたもので、外気温が低いとき、ホットガスの蓄熱のみ
を用いて蒸発器をホットガス除霜することができる上
に、各種のホットガス蓄熱再蒸発装置を用いることがで
きるための、液冷媒の再蒸発促進方法と、再蒸発促進装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、低圧部の耐圧法規に適合させた内圧容器(以下容
器と略称する)を設け、該容器内に液冷媒を微細液粒子
の冷媒に形状を変えるための遠心力微細化機を別に設け
た駆動モーターの回転軸に固設し、更に冷媒入口管と冷
媒出口管を容器の適宜の位置に設けて、蒸発器のホット
ガス除霜に用いる液冷媒の微細液粒子化器を形成する。
【0011】蒸発器と圧縮機とを連結する吸入管の中間
に、蒸発器のホットガス除霜用のホットガス蓄熱再蒸発
装置を設けた冷媒設備において、蒸発器とホットガス蓄
熱再蒸発装置内の再蒸発管との間に液冷媒の微細液粒子
化器を設け、その容器の冷媒入口管と蒸発器側の吸入管
とを、及び冷媒出口管を二分岐して一方を圧縮機と、他
方を再蒸発管側管とを、それぞれ接続して、蒸発器のホ
ットガス除霜に用いる液冷媒の再蒸発促進装置を構成す
る。
【0012】液冷媒の微細液粒子化器は、圧縮機が通常
の運転中は気液分離器として機能させる構成となる。
【0013】更に、液冷媒の微細液粒子化器内の適宜の
位置に、再蒸発熱熱源器を設けて両者一体型の、即ち遠
心力微細化機と、再蒸発装置とを同一容器内に設けた再
蒸発装置付再蒸発促進装置を開発することに成功した。
【0014】
【作用】前記構成された微細液粒子化器の、冷媒入口管
と蒸発器の出口側に設けた吸入圧力調整弁の出口側を接
続し、冷媒出口管の出口側を二分岐して一方を圧縮機
に、他方をホットガス蓄熱再蒸発装置内の再蒸発管に接
続してなる液冷媒の再蒸発促進装置を構成させ、蒸発器
をホットガス除霜して、そのホットガスの凝縮した液冷
媒と一部の冷凍機油が、冷媒入口管から微細液粒子化器
内に流入し、液冷媒の遠心微細化機のすでに回転させて
ある遠心籠内に入り、遠心力により四散して遠心籠の円
筒壁の細穴から飛出し、更に衝突浪板に激突して微細液
粒子の冷媒に形状が変わる。また、遠心籠外に溢れた液
冷媒と冷凍機油は、容器内底部に落下して貯溜するが、
液冷媒の遠心微細化機として更に遠心吸上ポンプが前記
駆動モーターの回転軸に組込まれてあり、該遠心吸上ポ
ンプの給液筒の吸込口が、容器内底部に達しており、溜
ってある液冷媒と冷凍機油を遠心力で吸上げて、遠心吸
上ポンプの吹出ノズルから噴出させ、更に衝突浪板に激
突して微細液粒子に形状を変える。
【0015】以上二組の遠心微細化機で微細化した微細
液粒子の冷媒は、圧縮機に吸引されて冷媒出口管に向
い、エリミネーターを通過するとき未微細化液冷媒と冷
凍機油を分離し、微細液粒子の冷凍機油は駆動モーター
を通過するとき、内部軸受の潤滑給油を行って冷媒出口
管から微細液粒子管を通ってホットガス蓄熱再蒸発装置
内の再蒸発管内へ共に流入する。
【0016】尚、液冷媒は、機械的運動力としての遠心
力で微細液粒子の冷媒に形状を変えられたもので、冷媒
設備内を循環する冷媒の圧力がこれによって変化するこ
とはない。ただし、駆動モーターの運転熱は、微細液粒
子の冷媒の再蒸発熱の一部として有効利用する。上述の
動作を蒸発器のホットガス除霜終了タイムまで継続す
る。
【0017】液冷媒が、再蒸発促進処理によって微細液
粒子の冷媒に形状を変えられて、再蒸発管内へ流入し、
蓄熱材からホットガスの蓄熱を再蒸発熱として供給さ
れ、外気温が低いときでも容易に乾燥飽和蒸気に変化し
て圧縮機に吸入される。微細液粒子の冷凍機油も圧縮機
に吸入され、圧縮機は高温の吐出ガスを吐出し、蒸発器
のホットガス除霜終了タイムまで上述の動作を継続す
る。
【0018】蒸発器のホットガス除霜が終了すると、蒸
発器は通常の冷却運転に入り、微細液粒子化器の駆動モ
ーターを停止させ、再蒸発管への蓄熱材からの再蒸発熱
の供給を停止する。微細液粒子化器は、駆動モーターを
停止させることで、液冷媒の再蒸発促進装置としての機
能を停止する。
【0019】冷却運転に入り蒸発器から湿り飽和蒸気と
一部混入した冷凍機油が微細液粒子化器内の遠心籠内へ
流入し、ここで気液が分離され、乾燥飽和蒸気は圧縮機
に吸引され冷媒出口管から圧縮機に吸入され、液冷媒と
冷凍機油は重力的に落下して容器内底部に一時貯溜す
る。よって、液冷媒の微細液粒子化器は、圧縮機が冷却
運転中は、気液分離器として機能することが明らかであ
る。
【0020】容器内底部に一時貯溜した液冷媒と冷凍機
油は、次回の蒸発器のホットガス除霜開始のとき、微細
液粒子の冷媒と冷凍機油に形状を変えられて前記のとお
り圧縮機に吸入される。また、必要であれば冷却運転中
に同様の動作を行って圧縮機に吸入させる。中低温冷媒
設備では、気液分離器は必須の機器であるが、本発明の
微細液粒子化器は、前記のとおり一石二鳥の機能を果た
すため、重複して気液分離器を設ける必要はない。ま
た、通常の気液分離器に必須の液戻し装置を重複して設
ける必要はない。液戻し装置として液冷媒と冷凍機油を
微細液粒子の冷媒と、冷凍機油に形状を変えて圧縮機に
吸入させるからである。
【0021】蒸発器と圧縮機を連結する吸入管の中間に
ホットガス蓄熱再蒸発装置が設けられていない冷媒設備
において蒸発器のホットガス除霜を行うには、前記の一
体型再蒸発装置付再蒸発促進装置を設け、蒸発器の出口
側の吸入圧力調整弁の出口側と該一体型の装置の入口管
を接続し、冷媒出口管と圧縮機の吸入口側を接続して用
いる。
【0022】再蒸発促進装置としての液冷媒の微細液粒
子化器内に設けたエリミネーターと冷媒出口管との間に
介在する空間部内に、再蒸発熱熱源器として電気ヒータ
ー、或いはホットガス放熱管などの発熱管を設け、発熱
管には熱交換面積を増加させるための多数枚のフィン板
を配設してある。
【0023】蒸発器をホットガス除霜して、凝縮した液
冷媒が一体型の再蒸発装置付再蒸発促進装置内に流入
し、遠心微細化機の動作によって微細液粒子の冷媒に形
状が変わり、圧縮機に吸引されて冷媒出口管に向かう。
エリミネーターで未微細の液冷媒が分離され湿り飽和蒸
気が空間部に流入し、内部に設けてある再蒸発熱熱源器
としての電気ヒーター、或いはホットガス放熱管などか
ら再蒸発熱を直接に、フィン板から効率高く供給され、
順次に乾燥飽和蒸気に変化して冷媒出口管から圧縮機に
吸入され、圧縮機は高温の吐出ガスを吐出して蒸発器の
ホットガス除霜を円滑に行い、除霜終了タイムまで動作
を継続して行う。
【0024】電気ヒーターを再蒸発熱熱源器として用い
た場合、電気を熱源に直接再蒸発熱として用いている
が、除霜回数が一日当り数回程度で、1回当り数分から
十数分間程度の除霜時間のみに電気ヒーター熱を効率高
く直接に微細液粒子の冷媒と熱交換して供給しても、微
細液粒子の冷媒は外表吸熱面積が大きく、容易に再蒸発
する性質から、蓄熱水に高温度蓄熱を行い、間接熱交換
で再蒸発熱を液冷媒に供給するときに比較して、高価格
な再蒸発熱とはならない。
【0025】蒸発器の除霜が終了すると蒸発器は冷却運
転を開始する。微細液粒子化器内の駆動モーターを停止
させ、再蒸発熱熱源器への再蒸発熱の入力を停止する。
一体型の再蒸発装置付再蒸発促進装置は、再蒸発促進機
能と再蒸発熱供給機能が停止する。
【0026】冷却運転に入り蒸発器から湿り飽和蒸気と
一部混入して冷凍機油が微細液粒子化器内の遠心籠内へ
流入し、ここで気液が分離され、乾燥飽和蒸気は圧縮機
に吸引され冷媒出口管から圧縮機に吸入され、液冷媒と
冷凍機油は重力的に落下して容器内底部に一時貯溜す
る。よって、一体型の再蒸発装置付再蒸発促進装置は、
圧縮機が冷却運転中は気液分離器として機能する。一時
貯溜した液冷媒と冷凍機油は、前記同様に微細液粒子の
冷媒と冷凍機油に形状を変えて圧縮機に吸入させる。
【0027】蒸発器の除霜方法が、ホットガス蓄熱除霜
方法以外の除霜方法を用いる電気ヒーター蒸発器直接取
付或いは、散水式、オフサイクル式等の蒸発器を用いた
冷媒設備において、通常の気液分離器を用いる代わり
に、本発明の一体型の再蒸発装置付再蒸発促進装置を応
用すれば、その気液分離機能を利用して気液分離器とし
て極めて効果的に用いることができる。
【0028】前記気液分離器として用いるときには、蒸
発器と圧縮機とを連結する吸入管の中間に、一体型の再
蒸発装置付再蒸発促進装置を配設し、その冷媒入口管と
蒸発器出口側の吸入調整弁の出口側を、また冷媒出口管
と圧縮機の吸入口側とをそれぞれ接続する。
【0029】冷却運転中には、蒸発器から湿り飽和蒸気
と一部混入した冷凍機油とが、また負荷変動のときにも
一部の液冷媒が一体型の再蒸発装置付再蒸発促進装置と
しての気液分離器内に流入する。通常の気液分離器に
は、内部にU字管を用い、U字管にメタリングオリフィ
スを設けて少量ずつ液冷媒を吸入管内へ戻したり、また
容器底部と吸入管との間に配管して同様に少量ずつ圧縮
機に吸入させる液戻し装置を用いるため、圧縮機は液冷
媒を直接に吸入する恐れが大きく信頼性が低かった。し
かし一体型の再蒸発装置付再蒸発促進装置を気液分離器
として用いたとき、その液戻し装置は、液冷媒の再蒸発
促進装置機能としての微細液粒子の冷媒及び冷凍機油に
形状を変える機能と、微細液粒子の冷媒に再蒸発熱を供
給して乾燥飽和蒸気に変化させて圧縮機に吸入させる機
能を、液戻し装置として用いる。よって、通常の気液分
離器より優れた液戻し装置を備えた気液分離器となる。
尚、液冷媒の微細液粒子化器を気液分離器として機能さ
せて用いたときも、前記同様に、優れた液戻し装置とし
て気液分離機能を発揮する。
【0030】
【実施例】請求項1の液冷媒の再蒸発促進方法について
述べれば、冷媒設備には被冷却物を冷却するための蒸発
器がある。吸熱量の多さを目的とする蒸発器では、熱伝
達量の大きくとれる液冷媒をより多量に流入させて、吸
熱量の増加を計る工夫を行っている。しかし再蒸発管で
は、蒸発器をホットガス除霜を行って、順次凝縮して流
入してくる液冷媒を、順次に確実に乾燥飽和蒸気に変化
させて圧縮機に吸入させることにある。数分から十数分
間程度の短時間の除霜中に、再蒸発管内へ順次流入する
液冷媒には、吸熱量の多さを主として求められていな
い。
【0031】吸熱量の多さを求められないとすれば、伝
熱量の大きい液冷媒を液体状のままで再蒸発管内へ流入
させて吸熱量の増加を計ることのできる、水直接蓄熱再
蒸発装置を用いて、ホットガス蓄熱水を更に電気ヒータ
ー熱で再加熱して、高温度蓄熱を行って液冷媒に再蒸発
熱を多量に吸熱させなくてもよいことになる。
【0032】再蒸発熱の供給量を少なくして液冷媒を乾
燥飽和蒸気に変化させるには、液冷媒を微細液粒子の冷
媒に形状を変えてから再蒸発熱を供給すればよい。微細
液粒子となった冷媒は、同質量の液冷媒と比較して、比
容積が大きくなり、比熱も小さく、個々の微細液粒子が
吸熱面積としての外表面積を大きく持つことになり、吸
熱が至って容易で再蒸発しやすい再蒸発促進効果が得ら
れる。よって低温度で少熱量の再蒸発熱を熱交換効率を
高める工夫を行って供給すれば、外気温が低いときでも
乾燥飽和蒸気に変化することができる。
【0033】更に具体的に述べれば、フロン冷媒R−22
のモリエル線図上で、乾き度χ=0.5線と−5℃線との
交点の、湿り飽和蒸気に相当すると仮定した、微細液粒
子の冷媒のエンタルピは、約123.5kcal/kgである。乾き
度χ=1.0線と−5℃線の交点の飽和蒸気線上での乾燥
飽和蒸気のエンタルピは、約148.6kcal/kgである。その
冷凍効果は約25kcal/kgである。よって再蒸発管内へ流
入させた微細液粒子の冷媒を乾燥飽和蒸気に変化させる
のには、約25kcal/kgの再蒸発熱を供給すればよい。
【0034】比較例として述べれば、フロン冷媒R−22
が、飽和液線上で、乾き度χ=0.0線と−5℃線との交
点の液冷媒のエンタルピは約98.6kcal/kgである。飽和
蒸気線上で、乾き度χ=1.0線と−5℃線との交点の乾
燥飽和蒸気のエンタルピは、同じく約148.6kcal/kgであ
る。その冷凍効果は約50kcal/kgである。よって、再蒸
発管内へ流入させた液冷媒を乾燥飽和蒸気に変化させる
には約50kcal/kgの再蒸発熱を供給せねばならない。
【0035】外気温が低いとき、水直接蓄熱再蒸発装置
を用い、フロン冷媒R−22を使用した冷媒設備で、適正
稼働時間を運転させ、圧縮機が冷却運転中に、吐出ガス
圧力を約10kg/cm2G以上を保持させてホットガス蓄熱を
行わないと、蒸発器をホットガス除霜を行って、その凝
縮した液冷媒を再蒸発させて乾燥飽和蒸気に変化させる
ために必要な、蓄熱水温度が得られ難いと云われてい
る。更に、その蓄熱水温度が約30℃以上が必要であると
云われている。蓄熱水温度が約30℃以下のとき、蒸発器
をホットガス除霜すると、液冷媒の一部が未蒸発のま
ま、圧縮機が吸入して、トラブルが発生する恐れがあ
る。
【0036】外気温が低いとき、中低温用の冷媒設備を
フロン冷媒R−22を用いて運転させて蒸発器をホットガ
ス除霜を行うとき、除霜運転中の圧縮機の吸入圧力は、
圧縮機の過負荷防止のため、吸入圧力を約3.3kg/cm2G
以下になるように吸入圧力調整弁で制御させて吸入させ
ている。フロン冷媒R−22の約3.3kg/cm2Gのときの飽
和温度は約−5℃である。再蒸発熱に用いる蓄熱水温度
が約30℃であるときは、ホットガスの凝縮した液冷媒の
温度は、最終的には約−5℃であり、よって、その再蒸
発熱交換温度差は約35degとなる。つまり、再蒸発管内
を流動する液冷媒と蓄熱水間に約35deg以上の再蒸発熱
熱交換温度差がないと液冷媒を乾燥飽和蒸気に変化させ
ることが困難であるということになる。
【0037】外気温が低いとき、吐出ホットガスのみで
蓄熱水温度約30℃を得るには、蓄熱熱交換温度差約15de
gをとったとき、吐出ホットガスの凝縮温度は約45℃以
上が必要である。吐出ホットガスの圧力が約10kg/cm2G
のとき、その飽和温度は約27℃となり、約12kg/cm2Gに
なるように制御すると、その飽和温度は約33℃が得られ
る。よって、約12℃〜18℃の吐出ホットガスの凝縮温度
が不足する。外気温が低いとき吐出ホットガスの吐出圧
力は容易に上昇しない。よって水直接蓄熱再蒸発装置で
は電気ヒーター熱でホットガス蓄熱水を更に再加熱して
不足する蓄熱温度を償わせて再蒸発管内へ流入させた液
冷媒の全量を乾燥飽和蒸気に変化させている。
【0038】再蒸発促進措置として、微細液粒子の冷媒
に形状を変えると、約二分の一の再蒸発熱の供給で乾燥
飽和蒸気が得られる。液冷媒に直接再蒸発熱を供給して
乾燥飽和蒸気に変化させるのに、蓄熱温度が約30℃で、
50立の蓄熱水に蓄熱して、1500kcalが必要であるとすれ
ば、微細液粒子の冷媒を乾燥飽和蒸気に変化させると
き、蓄熱温度が約30℃で、25立の蓄熱水に蓄熱して750k
calがあれば乾燥飽和蒸気に変化させることができる。
よって、蓄熱温度が15℃で、50立の蓄熱水に蓄熱して75
0kcalがあれば、低温度の再蒸発熱の供給でも、同熱量
を高効率に熱交換させて供給すれば微細液粒子の冷媒は
乾燥飽和蒸気に変化させることができる。
【0039】外気温が低いときでも、圧縮機の吐出ホッ
トガス圧力を約10〜12kg/cm2G程度に制御して上昇させ
て用いることができる。よって凝縮温度は約30〜33℃が
得られる。蓄熱熱交換温度差を15degとると、蓄熱温度
は約15〜18℃が得られる。再蒸発管内を流動する約−5
℃以下の微細液粒子の冷媒との間に再蒸発熱熱交換温度
差が約20〜23degが得られる。微細液粒子の冷媒は、再
蒸発促進措置による効果によって低温度で多量の再蒸発
熱の供給で乾燥飽和蒸気に変化する。
【0040】外気温が低いとき、約45℃以上の吐出ホッ
トガスの凝縮温度を得ることは容易でないが、約30℃〜
33℃程度の凝縮温度は、制御して確保することはでき
る。数分から十数分間で一日数回程度の除霜運転時間以
外の時間が、圧縮機のホットガス蓄熱時間として利用で
きるから、蓄熱材の蓄熱容積量を増加させるだけで約15
℃以上のホットガスの蓄熱は容易に多量に得られる。
【0041】よって、液冷媒を微細液粒子の冷媒に形状
を変える再蒸発促進方法を用いることによって、外気温
が低いとき、ホットガスの蓄熱のみを用いて、乾燥飽和
蒸気が得られる。蒸発器のホットガス除霜が円滑に行う
ことができる。
【0042】図1は、液冷媒の微細液粒子化器の一実施
例としての縦断面図である。図2は、微細液粒子化器
の、A−A部の切断面図である。低圧部の耐圧法規に適
合させた容器1を設け、内部に液冷媒を微細液粒子の冷
媒に形状を変えるための遠心力微細化機としての遠心籠
2と遠心吸上ポンプ3をそれぞれ形成して、駆動モータ
ー4を架設してその回転軸5にそれぞれ固設する。冷媒
入口管6を遠心籠2の開放口7に、液冷媒が重力的に流
入することのできる位置を選んで、放出口8を臨ませて
容器1に設ける。冷媒出口管9を容器1内へ流入させた
液冷媒が、直接に重力的に容器1外へ流出しない位置を
選んで容器1に設ける。容器底板10を容器1に、鍔部
11を設けてボルト12で耐圧と気密性をもたせて取付
ける。容器底板10に、回転軸5の軸受13を設ける。
容器1の内壁には液冷媒の衝突浪板14を縦長方向に添
設してある。駆動モーター4の取付足16も、取付金具
15に固着して設ける。エリミネーター17を、その中
央部が回転軸5に接触しないように、開口部を設けて取
付金具15に固着させ、その取付位置は冷媒流路的に、
冷媒入口管6と遠心籠2とよりも下流側に設ける。
【0043】容器1の内容積は、接続する冷媒設備の能
力に見合せて算定して用い、形状は内部に設けた遠心微
細化機に適合させて設け、縦長状や横長状など何れも適
した設置方法を用いる。遠心籠2は、上面開放かつ底板
付の縦長円筒形状とし、円筒壁18は、無数の細穴板ま
たは細穴網或いは発泡焼結金属板などを用いる。また遠
心籠の中心部を回転軸5に固定する。遠心ポンプ3は、
容器内底部19に吸込口が達する給液筒20と吹出ノズ
ル21等で構成し回転軸5に組込み固設する。吹出ノズ
ル21は、回転軸5から放射線状に衝突浪板14に向っ
て複数の放射口が設けてある。
【0044】蒸発器をホットガス除霜して、その凝縮し
た液冷媒が、冷媒入口管6の放出口8より遠心籠2の開
放口7から流入するのに合わせて、駆動モーター4を回
転させると、回転軸5に固設した遠心籠2と、遠心吸上
ポンプ3が回転する。遠心籠2内に流入した液冷媒と一
部の冷凍機油は、遠心力で円筒壁18の細穴から振り飛
ばされて四散し、衝突浪板14に激突して微細液粒子の
冷媒に形状が変わる。遠心籠2外に溢れた液冷媒と一部
の冷凍機油は、落下して容器内底部19に溜まると、遠
心吸上ポンプ3の給液筒20の吸込口から溜まった液冷
媒と冷凍機油を遠心吸上げて吹出ノズル21から遠心放
散させ、衝突浪板14に激突させて微細液粒子の冷媒と
冷凍機油とに形状を変える。微細液粒子の冷媒は、圧縮
機に吸引されて冷媒出口管9に向い、途中に設けたエリ
ミネーター17を通過するとき、未微細化液冷媒を分離
し、また微細液粒子の冷凍機油は駆動モーター4を通過
するとき内部軸受へ潤滑給油を行う。
【0045】微細液粒子の冷媒の液粒子径は、駆動モー
ター4の回転数に比例する。回転数を増して液粒子径を
小さくするほど、より低温度の再蒸発熱の供給でも容易
に乾燥飽和蒸気に変化させることができるが、再蒸発管
の熱交換効率が低下する上、微細液粒子の冷媒の吸熱量
が著しく減少し、ホットガス除霜にトラブルの発生する
恐れがあるから、フロン冷媒R−22を用いたとき、モリ
エル線図上で乾き度χ=0.5相当程度以下に微細化を抑
制させて用いるのが適当である。駆動モーター4の運転
熱は再蒸発熱として有効に利用する。
【0046】以上、液冷媒の微細液粒子化器の好適実施
例として、容器内部に遠心力微細化機を構成する遠心籠
2と遠心吸上ポンプ3を併用して用いた例を具体的に説
明したが、液冷媒は他の方法の遠心力装置を用いても、
容易に微細液粒子の冷媒に形状を変えることができる。
また、遠心力を用いる以外にも、振動やスプレーをする
ことでも容易に形状を変えることができる。しかし本発
明のような最も単純な機械力を用い、故障が少なく、液
冷媒を安価に微細液粒子の冷媒に形状を変えることがで
きる装置を用いるのが好ましい。
【0047】図3は、微細液粒子化器を冷媒設備に接続
してなる液冷媒の再蒸発促進装置の接続配管図である。
尚、この実施例では接続して用いたホットガス蓄熱再蒸
発装置として、空気を熱交換媒体として用いホットガス
の蓄熱を容器に充填した蓄熱材に蓄熱させたホットガス
間接蓄熱兼空気熱再蒸発装置を接続して用いた例によっ
て説明するが、液冷媒の再蒸発装置を用いるときは、水
直接蓄熱再蒸発装置以外にも、各種のホットガス蓄熱再
蒸発装置を接続して用いられる。
【0048】容器1の冷媒入口管6に、蒸発器22の出
口側に設けた吸入圧力調整弁23の出口側の吸入管24
を接続する。冷媒出口管9の出口側を二分岐し、一方を
吸入管24として吸入電磁弁25を介して圧縮機26の
吸入口と接続し、他方を微細液粒子管27として微細液
粒子電磁弁28を介してホットガス間接蓄熱兼空気熱再
蒸発装置29内の再蒸発管30の入口側と接続し、再蒸
発管30の出口側と圧縮機26の吸入口に接続した吸入
管24を分岐して乾燥飽和蒸気管31を設けて接続す
る。圧縮機26の吐出ガス往管32を、ホットガス蓄熱
放熱管33の入口側と接続し、出口側に吐出ガス復管3
4を接続し、吐出ガス復管34を二分岐して一方をホッ
トガス電磁弁35を介して蒸発器22の入口側と膨張弁
36間の配管を分岐してホットガス管52を接続し、他
方は凝縮器37の入口側に接続する。吐出ガス往管32
と吐出ガス復管34間に、バイパス電磁弁51を設けて
接続する。
【0049】ホットガス間接蓄熱兼空気熱再蒸発装置2
9内には、空気循環風路38を構成させる側壁39が設
けてある。再蒸発管30とホットガス蓄熱放熱管33間
に、水または化学蓄熱材などを充填した多数個の小容器
40が金属缶やプラスチック袋などで形成され、通風熱
交換できるように内蔵させてある。小容器40と再蒸発
管30との中間に、送風機41を設けてある。ホットガ
ス間接蓄熱兼空気熱再蒸発装置29には、大気熱取入口
42と、大気放出口43がそれぞれ扉44を取り付けて
設けてある。再蒸発器30と送風機41との間には、再
蒸発補助熱源器として補助電気ヒーター53が、再蒸発
管30に密着させて設けてある。小容器40の容積量は
用いる冷媒設備の能力より算定した容積量を用いる。再
蒸発管30とホットガス蓄熱放熱管33と補助電気ヒー
ター53には、空気熱交換効率を高めるため多数枚のフ
ィン板を管外面に付設して熱交換面積を増加させてあ
る。
【0050】圧縮機26が冷却運転中に、吐出ホットガ
スをホットガス蓄熱放熱管33内に流入させ、送風機4
1を運転して小容器40に空気循環風路38を用いて空
気循環させて蓄熱する。このとき、バイパス電磁弁51
と扉44は閉止させる。
【0051】蒸発器をホットガス除霜するときは、主電
磁弁45を閉止し、ホットガス電磁弁35を開弁し、微
細液粒子電磁弁28を開弁し、吸入電磁弁25を閉止
し、容器1内の駆動モーター4を回転させる。ホットガ
スが蒸発器22を除霜を行いながら順次に液冷媒とな
り、吸入圧力調整弁23で調圧されて冷媒入口管6から
遠心籠2内に流入し、前述したように微細液粒子化機と
しての遠心籠2と遠心吸上ポンプ3の遠心力動作によっ
て、再蒸発促進措置として微細液粒子の冷媒と冷凍機油
に形状を変えられて圧縮機26に吸引されて冷媒出口管
9に向かう。
【0052】圧縮機26に吸引されて冷媒出口管9に接
続された微細液粒子管27を通って、ホットガス間接蓄
熱兼空気熱再蒸発装置29内の再蒸発管30内へ微細液
粒子の冷媒が流入する。小容器40内にはすでにホット
ガスが蓄熱されてあり、送風機41によって蓄熱を再蒸
発熱として供給し、順次流入する微細液粒子の冷媒は、
乾燥飽和蒸気に変化して乾燥飽和蒸気管31と吸入管2
4を通って圧縮機26に吸入され、蒸発器22の除霜終
了まで上述の動作を繰返し継続する。
【0053】冷媒設備に蒸発器22が一台のみ接続され
たときも、複数台を用いたときも、また複数台の蒸発器
22を順次に除霜することも、同時に除霜するときに
も、液冷媒の再蒸発促進装置を用いることができる。
【0054】蒸発器22の除霜が終了すると、ホットガ
ス電磁弁35を閉止し、吸入電磁弁25を開弁し、微細
液粒子電磁弁28を閉止し、主電磁弁45を開弁し、駆
動モーター4を停止すると、蒸発器22は冷却運転を開
始する。液冷媒の再蒸発促進装置としての機能を微細液
粒子化器は停止し、次いで気液分離器として微細液粒子
化器は機能を開始する。
【0055】微細液粒子化器は、気液分離器として特に
優れた気液分離機能がある。よって除霜開始及び終了直
後に蒸発器22からの液戻りを確実に分離するため、圧
縮機26は液圧縮を行う危険はない。また、気液分離器
として機能させて用いたとき、ホットガスの蓄熱と吸入
ガス間に、熱交換を行うことはなく、冷凍能力を減少さ
せる恐れはない。分離した液冷媒と冷凍機油は、次回の
ホットガス除霜のとき、微細液粒子の冷媒と冷凍機油に
形状を変えて圧縮機26に吸引させる。
【0056】尚、本実施例で接続して用いたホットガス
間接蓄熱兼空気熱再蒸発装置は、主としてホットガスを
年間を通して蓄熱して用いる装置として設けたものであ
るが、外気温が約15℃〜18℃以上が得られるとき、大気
熱取入口42と大気放出口43の扉44を開放して大気
熱を再蒸発熱として用いることができる。また、外気温
が特に低かったり、ホットガスの蓄熱温度が約15℃以下
しか得られなかったとき、補助電気ヒーター53に通電
し、電気熱を直接に再蒸発熱の補助熱として用いても、
微細液粒子の冷媒は低温度の再蒸発熱の供給で、容易に
乾燥飽和蒸気に変化するため、電気熱を再蒸発熱として
用いても不経済とはならない。更に大気熱以外に、約15
℃〜18℃以上の室内空気熱や、他の設備機器の発生熱を
空気熱源として導入し、再蒸発熱として利用できる。
【0057】中低温用の冷媒設備では、冷却負荷が急激
に変動することが多く、そのとき蒸発器から液冷媒が多
量に一時に戻ることがある。よって、その対応策として
気液分離器を設けることが必須となっている。通常の気
液分離器では、分離した液冷媒と冷凍機油を圧縮機に戻
すための液戻し装置として、気液分離器内にU字管を設
け、メタリングオリフィスを用いて圧縮機に吸引させて
吸入管に戻している。また、気液分離器の底部に配管し
て、同様に吸入管内に圧縮機に吸引させて戻す方法を用
いて液戻し装置としている。液冷媒を確実に分離する
が、分離した液冷媒の液戻し装置に問題点があり、圧縮
機が液圧縮を行う危険がある。
【0058】微細液粒子化器を、除霜のときは液冷媒の
再蒸発促進装置として機能させ、通常の冷却運転時は気
液分離器として用い機能させる。気液分離器として用い
たとき、液冷媒の遠心微細化機としての遠心吸上ポンプ
3を液戻し装置として機能させて用いる。
【0059】気液が分離され、液冷媒と一部の冷凍機油
が容器内底部19に貯溜する。次回の蒸発器のホットガ
ス除霜のとき、遠心吸上ポンプ3によって遠心吸上さ
れ、遠心放散されて微細液粒子の冷媒と冷凍機油とに形
状が変わり、圧縮機26に吸引されて再蒸発熱を供給さ
れ、乾燥飽和蒸気に変化して圧縮機26に吸入させる。
また、冷却運転中に、過剰に貯溜したときは、手動また
は自動的に上述同様の動作を行って液戻しを行う。よっ
て、確実に気液は分離し、安全な液戻し装置のため圧縮
機26は液圧縮を行う危険は少ない。
【0060】図4は、再蒸発熱熱源器を内部に有する液
冷媒の微細液粒子化器でなる一体型の再蒸発装置付再蒸
発促進装置の縦断面図である。微細液粒子化器の容器1
内で、エリミネーター17と冷媒出口管9との間に、空
間部46を設け、内部に再蒸発熱熱源器47を、容器1
の適宜の位置に取付口48を設け、取付板49を介して
耐圧性と気密性を持たせてボルト12で容器1に固着す
る。再蒸発熱熱源器47は、電気ヒーター、またはホッ
トガス放熱管などを単体若しくは併用して用いる。管外
面には微細液粒子の冷媒と、再蒸発熱の熱交換効率を増
加させるため、多数枚のフィン板50を設け、熱交換面
積を広げる。
【0061】図5は、一体型の再蒸発装置付再蒸発促進
装置を冷媒設備に接続した、接続配管図である。蒸発器
22と圧縮機26との間に、ホットガス蓄熱再蒸発装置
を設けていない冷媒設備において、蒸発器22をホット
ガスで除霜を行いたいとき、一体型の再蒸発装置付再蒸
発促進装置を接続して用いれば、蒸発器22をホットガ
ス除霜することができる。
【0062】蒸発器22の出口側の吸入圧力調整弁23
の出口側の吸入管24と容器1の冷媒入口管6とを接続
し、容器1の冷媒出口管9と圧縮機26の吸入管24と
を接続する。
【0063】蒸発器22をホットガス除霜を行うとき、
主電磁弁45を閉止し、ホットガス電磁弁35を開弁
し、駆動モーター4を運転し、再蒸発熱熱源器47に熱
源を入力する。蒸発器22から順次に液冷媒が遠心籠2
内に、また落下して容器内底部19に溜まり、遠心籠2
と遠心吸上ポンプ3の遠心力動作によって前述の如く微
細液粒子の冷媒に形状が変わり、圧縮機26に吸引され
て冷媒出口管9に向い、エリミネーター17で未微細化
液冷媒を分離し、空間部46に入る。
【0064】空間部46内には、再蒸発熱熱源器47に
熱源が入力されており、流入した微細液粒子の冷媒は、
フィン板50から再蒸発熱を直接に供給され、効率高く
熱供給を受けて乾燥飽和蒸気に順次変化し、圧縮機26
に吸引されて冷媒出口管9から吸入管24を通って圧縮
機26に吸入される。同様に微細化された冷凍機油は、
駆動モーター4を通過するとき、内部軸受の潤滑給油を
行って圧縮機26に吸入される。駆動モーター4の運転
熱は、再蒸発熱として利用される。
【0065】除霜が終了すると、ホットガス電磁弁35
を閉止し、再蒸発熱熱源器47への入力を停止し、駆動
モーター4を停止し、主電磁弁45を開弁すると冷却運
転となる。一体型の再蒸発装置付再蒸発促進装置は、再
蒸発促進機能と再蒸発熱供給機能を停止して、気液分離
器として機能を開始する。分離した液冷媒は、前記同様
に微細液粒子の冷媒と冷凍機油とになって、次回のホッ
トガス除霜のとき、或いは冷却運転中に手動または自動
に動作させて圧縮機26に吸入させる。
【0066】また、蒸発器の除霜をホットガス除霜方法
で行わない場合の電気ヒーター直接式、散水式、或いは
オフサイクル式の除霜方法を用いた蒸発器を設けた冷媒
設備に、通常の気液分離器を用いる代わりに本発明の一
体型の再蒸発装置付再蒸発促進装置を気液分離器として
用いれば、前述の如く安全な液戻し装置機能によって圧
縮機26が液冷媒を直接に吸入する危険は少なく、液圧
縮を行う危険も少ない優れた気液分離器として用いられ
る。
【0067】
【発明の効果】液冷媒を微細液粒子の冷媒に形状を変え
るという、本発明の単純な再蒸発促進処理を蒸発器のホ
ットガス除霜運転中に、ホットガス蓄熱再蒸発装置内の
再蒸発管内へ流入させる前の液冷媒に加えてから、再蒸
発熱を供給することで、従来の液冷媒に直接再蒸発熱を
供給して乾燥飽和蒸気に変化させたときと比較して、約
15℃も低温度の再蒸発熱の供給でも乾燥飽和蒸気に変
化させることが得られた。よって、外気温が低いとき、
ホットガスの蓄熱のみを再蒸発熱として用いて乾燥飽和
蒸気が得られ、蒸発器のホットガス除霜を円滑に行うこ
とが得られる効果がある。
【0068】本発明の液冷媒の再蒸発促進装置を用いれ
ば、低温度の各種の熱を再蒸発熱として用いられるた
め、接続して用いるホットガス蓄熱再蒸発装置は水直接
蓄熱再蒸発装置以外にも、大気熱や室内発生熱や、他機
器の発生熱を再蒸発熱として用いた各種のホットガス蓄
熱再蒸発装置を利用することができる。また蓄熱材料や
蓄熱方法も、信頼性が高く、保守管理は至って容易とな
る。
【0069】また本発明の液冷媒の微細液粒子化器は、
冷媒設備に接続して液冷媒の再蒸発促進装置として機能
し、更に気液分離器として機能する。双方の機能を一台
で二役する特徴があるため、中低温用の冷媒設備に必須
機器である通常の気液分離器を重複して設けなくてもよ
い。よって設備費も高額とはならない。
【0070】従来の通常の気液分離器は、液戻し方法が
液冷媒と冷凍機油を微量ずつ液体状のまま吸入管内へ戻
す方法のため、圧縮機が確実に液冷媒を吸入することを
抑止させることが困難であった。微細液粒子化器を、気
液分離器として機能させて用いたとき、その遠心力微細
化機としての遠心籠と遠心吸上ポンプの遠心力動作によ
る液冷媒の微細液粒子化が、液戻し装置として機能した
ことになる。分離された液冷媒と冷凍機油は、微細液粒
子の冷媒と冷凍機油に形状が変わり、微細液粒子の冷媒
は再蒸発熱を供給され乾燥飽和蒸気に変化し、微細粒子
の冷凍機油は、その形状でともに圧縮機に吸入される。
よって圧縮機は液圧縮を行う危険はほとんどない。微細
液粒子化器は、気液分離器として機能するとき、最も優
れた気液分離器となる。蒸発器の除霜方法が、電気ヒー
ター式や、散水式や、オフサイクル式を用いた蒸発器を
設けた冷媒設備に、微細液粒子化器を気液分離器として
のみ機能させて、従来の通常の気液分離器の代わりに用
いれば、その優れた液戻し機能によって圧縮機は液冷媒
を直接に吸入する恐れはなく、液圧縮を行う危険はほと
んどない。
【0071】蒸発器の除霜方法として、ホットガス除霜
方法が最も優れた除霜方法とされているが、従来はホッ
トガス蓄熱再蒸発装置として、水直接蓄熱再蒸発装置が
最も優れた装置として利用されてきた。しかし、その不
信頼性と複雑な制御性と保守管理の不容易性のため、小
型冷凍設備では、ホットガス除霜方法は普及が遅れてい
る。一体型の再蒸発装置付再蒸発促進装置を用いれば、
別途に大型のホットガス蓄熱再蒸発装置を必要とせず、
容易に設置することができるコンパクト性があり、高効
率の熱交換性のため、電気ヒーター熱を蓄熱せず、直接
に再蒸発熱として用いても不経済とはならず、その操作
性は単純なため簡単である。よって、小型冷凍設備に最
適に用いられ、蒸発器の除霜をホットガスで除霜するこ
とが一段と普及すると考えられ、経済性も抜群である。
【0072】液冷媒の微細液粒子化器の容器及び内部に
設けた駆動モーターは、現在一般に市販され、大量生産
されている汎用の密閉型や、半密閉型の圧縮機の生産技
術や生産設備を転用し或いは応用すれば、容易に製造す
ることができる。よって、安価となるため、装置費は高
額にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】液冷媒の微細液粒子化器の縦断面図である。
【図2】液冷媒の微細液粒子化器のA−A部の切断面図
である。
【図3】微細液粒子化器を冷媒設備に接続してなる、液
冷媒の再蒸発促進装置の接続配管図である。
【図4】一体型の再蒸発装置付再蒸発促進装置の縦断面
図である。
【図5】一体型の再蒸発装置付再蒸発促進装置を冷媒設
備に接続した接続配管図である。
【符号の説明】
1 内圧容器 2 遠心籠 3 遠心吸上ポンプ 4 駆動モーター 5 回転軸 6 冷媒入口管 7 開放口 8 放出口 9 冷媒出口管 10 容器底板 11 鍔部 12 ボルト 13 軸受 14 衝突浪板 15 取付金具 16 取付足 17 エリミネーター 18 円筒壁 19 容器内底部 20 給液筒 21 吹出ノズル 22 蒸発器 23 吸入圧力調整弁 24 吸入管 25 吸入電磁弁 26 圧縮機 27 微細液粒子管 28 微細液粒子電磁弁 29 ホットガス間接蓄熱兼空気熱再蒸発装置 30 再蒸発管 31 乾燥飽和蒸気管 32 吐出ガス往管 33 ホットガス蓄熱放熱管 34 吐出ガス復管 35 ホットガス電磁弁 36 膨張弁 37 凝縮器 38 空気循環風路 39 側壁 40 小容器 41 送風機 42 大気熱取入口 43 大気放出口 44 扉 45 主電磁弁 46 空間部 47 再蒸発熱熱源器 48 取付口 49 取付板 50 フィン板 51 バイパス電磁弁 52 ホットガス管 53 補助電気ヒーター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器と圧縮機とを連結する吸入管の中
    間に蒸発器のホットガス除霜用のホットガス蓄熱再蒸発
    装置を設けた冷媒設備において、蒸発器をホットガス除
    霜を行って、その凝縮した液冷媒を再蒸発促進させるた
    めに、液冷媒を微細液粒子の冷媒に形状を変えてからホ
    ットガス蓄熱再蒸発装置内の再蒸発管内へ流入させて再
    蒸発熱を供給し、乾燥飽和蒸気に変化させることを特徴
    とする、蒸発器のホットガス除霜に用いる、液冷媒の再
    蒸発促進方法。
  2. 【請求項2】 適宜の内圧容器の内部に、液冷媒を微細
    液粒子の冷媒に形状を変えるための遠心力微細化機を、
    駆動モーターの回転軸に固設させて設けたことを特徴と
    する、蒸発器のホットガス除霜に用いる液冷媒の微細液
    粒子化器。
  3. 【請求項3】 蒸発器と圧縮機とを連結する吸入管の中
    間に、蒸発器のホットガス除霜用のホットガス蓄熱再蒸
    発装置を設けた冷媒設備において、蒸発器とホットガス
    蓄熱再蒸発装置内の再蒸発管とを連結する吸入管の中間
    に、請求項2記載の液冷媒の微細液粒子化器を設け、冷
    媒出口管を二分岐して一方を圧縮機と、他方を再蒸発管
    側とにそれぞれ接続して形成したことを特徴とする蒸発
    器のホットガス除霜に用いる液冷媒の再蒸発促進装置。
  4. 【請求項4】 気液分離器の諸機能を有することを特徴
    とする請求項2記載の液冷媒の微細液粒子化器。
  5. 【請求項5】 再蒸発熱熱源器を内圧容器の内部の適宜
    の位置に設けた請求項2記載の液冷媒の微細液粒子化器
    で構成されたことを特徴とする、一体型の再蒸発装置付
    再蒸発促進装置。
JP7016437A 1995-01-06 1995-01-06 液冷媒の再蒸発促進方法及び再蒸発促進装置 Pending JPH08189727A (ja)

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