JPH08190720A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH08190720A
JPH08190720A JP15462695A JP15462695A JPH08190720A JP H08190720 A JPH08190720 A JP H08190720A JP 15462695 A JP15462695 A JP 15462695A JP 15462695 A JP15462695 A JP 15462695A JP H08190720 A JPH08190720 A JP H08190720A
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隆司 星野
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規 斉藤
Takashi Takeuchi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サンプルサーボ方式による光ディスクの記録
容量を増加できる情報処理装置を提供する。 【構成】 光ディスク1を一定角速度で回転し、周方向
に一定角度間隔で配置されたサーボ領域からの反射光信
号を基準信号として、第1のクロック生成手段9aによ
りサーボクロックを生成し、そのサーボクロックに基づ
いて光学手段のサーボ制御を行う(11)。これによ
り、安定なサーボ動作を行なう。そして、データの記録
及び再生は、基準信号に同期させて第2のクロック生成
手段9a〜dにより生成される複数周波数の記録再生ク
ロックに基づいて、光ディスクの径方向のトラック位置
が外周側ほど高い周波数の記録再生クロックを選択して
行うことにより(10、12)、記録密度を向上させて
記録容量を増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円盤状の記録媒体に記
録されたディジタル信号を再生する装置に係り、特に、
コンピュータの外部記憶装置等に用いられる光ディスク
等の記録媒体の記録容量の増加を実現する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ディスク装置において
は、ディスク上にあらかじめ案内溝を設け、光ビームが
この案内溝の上に位置するように制御を行なうトラッキ
ング方式が多く採用されている。この場合の制御誤差信
号は、光ビームの反射光から案内溝による回析光を検出
して連続的に得ており、連続サーボ方式と呼ばれてい
る。この連続サーボ方式においては、案内溝の形状や反
射率の違いが誤差信号に影響し、トラッキング精度を悪
化させるという問題が生じる。また記録時には読取時に
比して大光量の光ビームが照射されるため、反射光量も
比例して大きくなってしまうのでこのような場合におい
ても正しく誤差信号が得られ制御が行なわれるような配
慮が必要となっている。
【0003】これに対し、サンプルサーボ方式において
は、サーボ情報を得る手段として、案内溝を用いるので
はなく、トラック上をサーボ領域とデータ(情報)領域
にわけサーボ領域とデータ領域とを交互に配置し、光ビ
ームがこのサーボ領域上を通過するように制御を行な
う。制御誤差信号は、サーボ領域内に、トラック位置を
中心として互いに逆方向に微妙にオフセットをさせた1
組(2個)のピットをあらかじめ記録しておき、光ビー
ムが両ピットを通過する際の反射光量の差を検出するこ
とによって得ている。このように、サンプルサーボ方式
によれば案内溝の影響が無く、また制御誤差信号を得る
のはサーボ領域のみであり、しかもこの領域内では常に
サーボ情報を得る動作しか行なわれないため記録時のレ
ーザ光量増加の影響が生じないなど、連続サーボ方式の
問題点のいくつかが解決される。このサンプルサーボ方
式に関しては、エス・ピー・アイ・イー,プロシーディ
ングス,オプティカル・マス・データ・ストレイジI
I,第695巻(1986年)第239頁から第246
頁(SPIE,Proceedings,Optical Mass DataS
torageII,vol.695(1986)pp239−2
46)において論じられている。
【0004】一方、光ディスクや磁気ディスクなどを用
いる情報記録再生装置においては、扱う情報量の増大に
伴いより大容量の装置が求められているが、そのために
は、ディスク上の記録密度を向上させる必要がある。一
定の角速度でディスクを回転させて記録再生を行なうい
わゆるC.A.V(Constant Angular Velocity)方
式においては、線速度が一番遅い最内周でピット周期が
制限されてしまう。したがって、外周に向かうほど余裕
が生じ、例えば最内周の2倍の直径の外周部では記録密
度が1/2に低下してしまう。このように、C.A.
V.方式ではディスクの記録能力を充分に利用しておら
ず無駄を生じている。
【0005】これに対して、線速度を一定にたもつC.
L.V.(Constant Linear Velocity)方式におい
ては内周から外周まで同一の記録密度となり、最大の記
録容量を得ることができる。しかしながら、C.L.
V.方式ではトラック位置に応じてディスクの回転数を
変えなければならず、アクセス時間がC.A.V.方式
より増加してしまい、ランダムアクセスが行なわれ、高
速のアクセスが必要とされるコンピュータ用データ記録
再生装置としては支障がある。そこで、両方式の欠点の
解消をねらった方法の一つとして、ディスクを径方向に
複数の領域に分割し、それぞれの領域に対し記録密度が
高くなるよう、異なった回転数を設定する装置が特開昭
61−17223号公報に述べられている。また、同様
に複数の領域に分割し、回転数は一定として各領域内の
ピット周期を変えて記録容量を高める装置が特開昭61
−175968号公報に述べられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術はいずれ
も連続サーボ方式の光ディスク装置に関するものであ
り、サンプルサーボ方式による光ディスク装置について
配慮されていない。サンプルサーボ方式はサーボ領域に
記録されているクロックピットを検出し、これを基準に
してクロック再生を行なう、いわゆる埋込クロック方式
を使用する。この再生クロックがサーボを含めた全ての
動作の基準となるので常に安定なクロックを得ている必
要がある。また、サーボ情報を得る周期がサーボ特性に
影響するので、一定周期にする必要がある。しかし、一
枚のディスク上で領域により回転数や記録データ周期を
変化させると、サーボ情報の周期も同時に変化し、サー
ボ特性も変化してしまうため、サーボ特性をも切換えな
ければならないという問題がある。
【0007】本発明の目的は、サーボ情報のサンプル周
期を変化させることなく記録容量を増加させたサンプル
サーボ方式による円盤状の情報記録媒体の情報を再生す
る情報再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、情報領域と
サーボ領域とが同一トラック上に交互にかつサーボ領域
が一定角度間隔で配置された円盤状の情報記録再生媒体
と、情報記録再生媒体を一定角速度で回転させる駆動手
段と、情報記録再生媒体に光束を照射するとともに情報
記録再生媒体からの反射光の検出を行う光学手段と、光
学手段により検出されるサーボ領域の反射光信号からサ
ーボクロックに基づいてサーボ情報を得て光学手段の制
御を行うサーボ手段とを備えた情報再生装置において、
サーボ領域からの反射光信号を基準信号とし、サーボ領
域内のサーボ情報の記録周期に同期させてサーボクロッ
クを生成する第1のクロック再生手段と、サーボ情報領
域の再生時間間隔を等分し、かつ基準信号に同期させた
異なる複数周波数のクロックを生成する第2のクロック
再生手段と、該第2のクロック再生手段で生成される複
数のクロックのうち、いずれの周波数のクロックを使用
するかを指示する制御手段と、この手段により選択され
たクロックに基づいて情報領域への情報の記録を行う記
録手段と、前記制御手段により選択されたクロックに基
づいて情報の再生を行う再生手段とを備えることにより
達成される。
【0009】
【作用】第1のクロック再生手段は、サーボ領域内の所
定の情報(クロックピット)を基準信号として、常に一
定周波数のクロックを再生する。このクロックを用いて
サーボ情報の検出を行ない、安定なサーボ動作を行な
う。第2のクロック再生手段は、同様にサーボ領域内の
クロックピットを基準信号とするが、トラック位置に応
じて再生クロック周波数を変化させる。これにより、情
報記録媒体(ディスク)の回転速度を一定に保持しなが
ら、径方向のトラック位置に応じて情報の記録密度を変
えることが可能になる。
【0010】つまり、ディスクにデータを記録するにあ
たり、例えば、第2のクロック再生手段により生成され
る再生クロックの中から、制御手段により指示される周
波数のクロックに基づいて記録を行う。例えば、外周側
に向かうほどクロックの周波数を高くすることにより、
ディスク上の記録密度を向上させ、記録容量を増加させ
ることができる。そして、その記録の際に制御手段によ
り指示されたクロックと同一の周波数のクロックに基づ
いてデータ領域のデータを再生する。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1により説明する。同図
は、本発明を用いたサンプルサーボ方式による光ディス
ク装置の構成図であるが、本発明の特徴及び動作の説明
に関与しない部分については図示していない。同図にお
いて、1が光ディスク、2がディスクモータ、3が光ピ
ックアップ装置、4がレーザドライバ、5がプリアン
プ、6がピーク検出回路、7が変調回路、8が復調回
路、9a〜dがクロック再生回路、10が選択回路、1
1がトラッキング誤差検出回路、12が制御回路であ
る。光ディスク1はディスクモータ2により一定の角速
度で回転させられている。
【0012】ディスクへのデータの書き込み・読み出し
は光ピックアップ3により行なわれる。書き込みデータ
は変調回路7で所定の変調をうけた後、レーザドライバ
4に入力され、レーザダイオードが駆動されて光ビーム
の強弱に変換される。光ディスク1は照射される光ビー
ムの強度により光の反射率が変化し、光ビームが通過し
た後にもこの反射率の変化が残ることによりデータが記
録される。読み出しは、書き込み時の様な反射率の変化
を生じさせない程度の弱い光ビームをレーザダイオード
から発光させ、この光ビームが光ディスク1に照射され
た際の反射光を光ディテクタにより検出し反射率の違い
による反射光量の差異を電気信号に変換する。検出され
た信号はプリアンプ5で増幅された後復調回路8で復調
されて元のデータが復元される。
【0013】このような光ビームによるデータの記録再
生を実現するためには、光ビームが光ディスク上のあら
かじめさだめられたトラックの上に正確に照射させる、
いわゆるトラッキング制御が必要である。サンプルサー
ボ方式においては、図2に示すように、サーボ領域とデ
ータ領域とを交互に配置し、トラッキング制御等のサー
ボ情報はサーボ領域からのみ得る。したがってサーボ情
報は連続信号としてではなく離散信号として得られる。
トラッキング誤差情報は、光ビームがサーボ領域を通過
する際の第1のトラッキングピット21と第2のトラッ
キングピット22との光量差によって得られる。すなわ
ち、この2個のトラッキングピットは、トラックの中心
線に対してその両側に等距離オフセットして記録されて
いるため、光ビームの照射位置がトラックの中心からず
れると、ずれた側のトラッキングピットの反射光量が増
加し、反対側のトラッキングピットの反射光量が減少す
る。正しくトラックの中心を光ビームが照射している場
合には、両トラッキングピットの反射光量は同一にな
る。したがって、両トラッキングピットの反射光量の差
分と極性によりトラッキングのずれ量と方向が判別で
き、これを打ち消す様に光ビームを制御することにより
トラッキング制御が行なわれる。
【0014】このようなサンプリング方式によるトラッ
キング制御を実現するためには、トラッキングピットか
らの再生信号を正確に抽出するためのクロック信号が必
要となる。クロック信号を得るためには図2に示したサ
ーボ領域信号の三番目のビットであるクロックピット2
3から得る。サーボ領域ごとに得られるクロックピット
の再生信号を基準としてクロックピット間を所定の数で
等分するクロックを発生する。前述したトラッキングピ
ットをその再生信号がこのクロック信号に同期した位置
に得られるようにあらかじめ形成しておくことにより、
トラッキングピットの再生信号を正確に抽出することが
できる。
【0015】このように、サンプルサーボ方式において
はディスクの回転に同期したクロックを使用する点に特
徴があり、このクロックはサーボ情報を得るためだけで
なくデータ領域におけるデータの記録再生にも用いられ
る。
【0016】ディスク1周におけるサーボ情報の数は多
いほど良好なサーボ特性が得られるがデータ領域が少な
くなり記録容量が低下する。逆にサーボ領域の数を少な
くすると充分なサーボ特性が得られない。1800rp
mで回転させる場合の適切な数はディスク一周あたり1
000〜2000個である。ディスクの内周から外周ま
で、ランダムにピックアップを動かしてデータの記録再
生を行なうためには、ディスクの全領域にわたってサー
ボ領域の時間軸上の間隔が一定であることが必要であ
る。そのためサーボ領域は、ディスクの中心から一定角
度おきに外周に向かって直線上に配置される。ピックア
ップをディスクの径方向に移動させても、サーボ領域の
再生信号は一定間隔で得られるので常に一定のサーボ特
性が得られ、また移動先でただちにトラッキング動作を
行なえるので高速アクセスを実現できる。
【0017】しかし、サーボ領域が時間軸上で一定、つ
まりサーボ領域の再生時間間隔が一定であることは、先
に述べたクロックも一定である必要があり、この結果同
一クロックを用いて行なわれるデータの記録再生も一定
周期となるため、ディスクの外周側になるほど記録密度
が低下してしまう。
【0018】そこで、本発明においては、サーボ信号検
出用のクロックと、データ記録再生用のクロックとを異
なるものとすることによりデータの記録密度を高くする
ことができる。図3に本発明による光ディスクの一例を
示す。この光ディスク1はサーボ領域がディスクの中心
から放射状に配置されており、一定回転で回転させた場
合に一定時間間隔で再生信号が得られる。一方、データ
領域は図に示すように4領域に分割され、それぞれが異
なるクロックで記録再生が行なわれる。ただし、図中の
分割線は説明上の仮想のものであり、領域の境界部にお
いても、トラックは連続している。
【0019】各領域の分割例を図4に示す。各領域は5
000トラックごとに分割されており、領域aは一周あ
たり32セクタ、サーボ領域にはさまれたデータ領域を
1セグメントとすると、この間に記録されるデータが1
6バイト、記録クロック周波数は11.1456MHz
である。このクロック周波数は、サーボ信号を検出する
ためのクロックと同一であり、先述したクロックピット
を基準として、その間を270等分するクロックであ
る。領域bは一周あたり39セクタ、1セグメントあた
り20バイト、記録クロック周波数は13.9526M
Hzになりこの周波数はクロックピット間を338等分
したものになる。同様に領域c・dも図に示すように設
定され、記録クロック周波数はそれぞれクロックピット
の405等分、473等分に相当する。記録容量は、全
領域をaの設定で記録した場合の320MByte に比
し、1.35倍の432.5MByte が得られる。クロッ
ク周波数の生成は図1における4個のクロック再生回路
9a〜9dにより行なわれる。クロック再生回路aは1
1.1456MHz、クロック再生回路bは13.95
26MHz、クロック再生回路cは、16.7184M
Hz、クロック再生回路dは19.5254MHzをそ
れぞれ生成する。各クロック出力は選択回路10に入力
され、かつ、クロック再生回路aの生成クロックはトラ
ッキング誤差検出回路11に入力され、トラッキングピ
ット再生信号の抽出に用いられる。選択回路10に入力
された各クロックは、記録再生を行なうトラック番号に
より、マイクロプロセッサ等で構成される制御装置12
から出力される選択信号によって1本のクロックが選択
され、変調回路、復調回路に入力される。
【0020】クロック再生回路9a〜9dは、図5に示
すいわゆるPLL(Phase LockedLoop;フェイズ・
ロックド・ループ)回路により構成される。このPLL
回路は、位相比較器91、低域通過フィルタ92電圧制
御発振器93、分周器94より構成され、分周器94の
出力と外部から入力される基準信号との位相が一致する
ように電圧制御発振器93の発振周波数及びその位相が
制御される。したがって、電圧制御発振器の出力は、周
波数が基準信号を分周器94の分周比数てい倍した値と
なり、位相が基準信号と常に一定の値となるクロック信
号となる。本例においては、基準信号が先に述べたサー
ボ領域の3番目のピットであるクロックピットであり、
出力クロック信号が先述した4種類のクロック信号であ
る。例えば、クロック再生回路aにおいては、分周器9
4の分周比は270であり、電圧制御発振器93は、制
御電圧の中心値で11.1456MHzを発生する様、
発振周波数制御素子が調整される。クロック再生回路b
〜dにおいても同様に、所定の分周比及び発振周波数が
設定される。
【0021】実際の光ディスク上における再生信号とク
ロックとの関係を図6に示す。同図におけるa〜dは、
それぞれ、図3における領域a〜dに対応する。23は
クロックピットであり、25a〜25dは、データ領域
の先頭ピットである。各クロックはクロックピットに同
期して生成されるためこの時点においてはすべてのクロ
ックの位相がそろっているが、その後は周波数が異なる
ためクロック間の位相にずれが発生する。データ領域の
開始位置は、追記データによるクロックピットへの影響
を防ぐため一定間隔以上(時間距離)に設定される。デ
ータ領域の終了地点と第1のトラッキングピットとの間
隔も同様に一定間隔以上に保たれる。図3および図4に
示したように、4領域に等分割した場合、領域aを基準
とすると領域b、c、dはそれぞれ1.25倍、1.5
倍、1.75倍の記録容量が得られる。領域aにおける
1セグメント間のサーボ領域とデータ領域との配分は全
クロック数を270とするとサーボ領域が30クロッ
ク、データ領域が240クロック(15クロック×16
バイト)である。同一配分比を領域bに適応すると1.
25倍され、全クロック数が337.5クロック、サー
ボ領域が37.5クロック、データ領域が300クロッ
クである。しかるに、クロック再生回路の分周比は整数
である必要があるからとり得るクロック数は337個あ
るいは338個である。前者の場合はサーボ領域が37
クロックとなり本来の長さより0.5クロック短かく、
前述したクロックピットとデータピットあるいは第1の
トラッキングピットとデータピットとの間隔が領域aの
場合より短かくなる。また、後者の場合はサーボ領域が
38クロックとなり、データ領域との間隔は問題ない
が、領域bの最初のトラックのピット間隔が領域aの最
初の部分すなわちディスクの最内周より短かくなってし
まう。これを解決する方策は、領域bの開始地点を外周
がわにずらすことにより実現される。最内周半径30m
m、最外周半径60mmのディスクに1.5μmピッチ
で記録再生を行なう場合で考えれば領域bの開始地点を
37.5mmの地点から0.57mm外周がわにずらすこ
とにより達成される。この部分のトラック数は57トラ
ックでありこの分だけ記録容量が減少するが全体の容量
から見れば問題になる量ではない。この3方式のうちい
ずれを採用するかは、光ディスク装置全体のマージン設
定により決定される。領域c、dにおいても同様の考え
方にもとずき、クロック周波数が決定される。
【0022】本発明による光ディスク装置の第2の実施
例を図7に示す。同図において図1と同一の構成要素に
関しては同一の番号を付してある。この例においては、
2個のクロック再生回路を有する。図3及び図4の光デ
ィスクを用いるものとして動作を説明すると、第1のク
ロック再生回路9はトラッキングピットを検出するため
のクロック11.1456MHzを生成し、第2のクロ
ック再生回路9′は制御装置12の選択信号により4種
類のクロックを生成する。第2のクロック再生回路9′
の構成例を図8に示す。分周比可変分周器95は選択信
号により270、338、405、473分周が設定さ
れる。電圧制御発振器93は制御電圧の中心値で4周波
数の中心周波数を発振するよう発振要素が調整される。
また、クロック再生回路全体としては、4周波数全部を
カバーする引込範囲を持つ必要がある。次に、第2のク
ロック再生回路の第2の構成例を図9に示す。この例に
おいては選択信号によって分周比だけでなく、電圧制御
発振器の中心周波数をも切りかえるため、発振要素を切
換回路96で切りかえている。各発振要素は4周波数の
いずれかが中心周波数となるように調整される。この場
合のクロック再生回路は図8の実施例のような広い引込
範囲を持つ必要がない。
【0023】図7の実施例は図1の実施例に比してクロ
ック再生回路の数を減らすことが可能である。しかし、
領域の境界をこえるたびにクロック再生回路の同期動作
が行なわれるためアクセス速度が低下する。また境界を
こえての連続した記録再生が行なえない。
【0024】以上述べた様に、本実施例によればサンプ
ルサーボ方式の光ディスクにおいて、サーボ特性を変化
させることなく容量を増加させることができる。また、
本装置を用い、クロック周波数の切換えを行なわなけれ
ば、本発明が適用されていない光ディスクの記録再生も
まったく問題なく行なうことができる。
【0025】なお、本実施例は、4領域に分割する場合
を例にとり数値を用いて説明しているが、本発明の主旨
は、分割数や先に述べた数値により限定されるものでは
なく、様々な組み合わせがとり得るものである。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、サンプルサーボ方式に
よる光ディスクの記録容量を、サーボ回路に影響を与え
ることなく増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例の構成図である。
【図2】光ディスクの再生信号の波形図である。
【図3】光ディスクの領域分割を示す模心図である。
【図4】4領域分割を行なう場合の数値例を示す図であ
る。
【図5】クロック再生回路の構成図である。
【図6】4領域に分割した場合の波形図である。
【図7】本発明による第2の実施例の構成図である。
【図8】第2の実施例におけるクロック再生回路の第1
の実施例の構成図である。
【図9】第2の実施例におけるクロック再生回路の第2
の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 3 光ピックアップ 7 変調回路 8 復調回路 9a〜9d クロック再生回路 10 選択回路 11 トラッキング誤差検出回路 12 制御装置 91 位相比較器 92 低域通過フィルタ 93 電圧制御発振器 94 分周器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 情報処理装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を記録した円盤状
情報媒体に記録されたディジタル信号を処理する装置
に係り、特に、コンピュータの外部記憶装置等に用いら
れる光ディスク等の情報媒体の記録容量の増加を実現す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ディスク装置において
は、ディスク上にあらかじめ案内溝を設け、光ビームが
この案内溝の上に位置するように制御を行なうトラッキ
ング方式が多く採用されている。この場合の制御誤差信
号は、光ビームの反射光から案内溝による回析光を検出
して連続的に得ており、連続サーボ方式と呼ばれてい
る。この連続サーボ方式においては、案内溝の形状や反
射率の違いが誤差信号に影響し、トラッキング精度を悪
化させるという問題が生じる。また記録時には読取時に
比して大光量の光ビームが照射されるため、反射光量も
比例して大きくなってしまうのでこのような場合におい
ても正しく誤差信号が得られ制御が行なわれるような配
慮が必要となっている。
【0003】これに対し、サンプルサーボ方式において
は、サーボ情報を得る手段として、案内溝を用いるので
はなく、トラック上をサーボ領域とデータ(情報)領域
にわけサーボ領域とデータ領域とを交互に配置し、光ビ
ームがこのサーボ領域上を通過するように制御を行な
う。制御誤差信号は、サーボ領域内に、トラック位置を
中心として互いに逆方向に微妙にオフセットをさせた1
組(2個)のピットをあらかじめ記録しておき、光ビー
ムが両ピットを通過する際の反射光量の差を検出するこ
とによって得ている。このように、サンプルサーボ方式
によれば案内溝の影響が無く、また制御誤差信号を得る
のはサーボ領域のみであり、しかもこの領域内では常に
サーボ情報を得る動作しか行なわれないため記録時のレ
ーザ光量増加の影響が生じないなど、連続サーボ方式の
問題点のいくつかが解決される。このサンプルサーボ方
式に関しては、エス・ピー・アイ・イー,プロシーディ
ングス,オプティカル・マス・データ・ストレイジI
I,第695巻(1986年)第239頁から第246
頁(SPIE,Proceedings,Optical Mass DataS
torageII,vol.695(1986)pp239−2
46)において論じられている。
【0004】一方、光ディスクや磁気ディスクなどを用
いる情報処理装置においては、扱う情報量の増大に伴い
より大容量の装置が求められているが、そのためには、
ディスク上の記録密度を向上させる必要がある。一定の
角速度でディスクを回転させて記録再生を行なういわゆ
るC.A.V(Constant Angular Velocity)方式に
おいては、線速度が一番遅い最内周でピット周期が制限
されてしまう。したがって、外周に向かうほど余裕が生
じ、例えば最内周の2倍の直径の外周部では記録密度が
1/2に低下してしまう。このように、C.A.V.方
式ではディスクの記録能力を充分に利用しておらず無駄
を生じている。
【0005】これに対して、線速度を一定にたもつC.
L.V.(Constant Linear Velocity)方式におい
ては内周から外周まで同一の記録密度となり、最大の記
録容量を得ることができる。しかしながら、C.L.
V.方式ではトラック位置に応じてディスクの回転数を
変えなければならず、アクセス時間がC.A.V.方式
より増加してしまい、ランダムアクセスが行なわれ、高
速のアクセスが必要とされるコンピュータ用データ記録
再生装置としては支障がある。そこで、両方式の欠点の
解消をねらった方法の一つとして、ディスクを径方向に
複数の領域に分割し、それぞれの領域に対し記録密度が
高くなるよう、異なった回転数を設定する装置が特開昭
61−17223号公報に述べられている。また、同様
に複数の領域に分割し、回転数は一定として各領域内の
ピット周期を変えて記録容量を高める装置が特開昭61
−175968号公報に述べられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術はいずれ
も連続サーボ方式の光ディスク装置に関するものであ
り、サンプルサーボ方式による光ディスク装置について
配慮されていない。サンプルサーボ方式はサーボ領域に
記録されているクロックピットを検出し、これを基準に
してクロック再生を行なう、いわゆる埋込クロック方式
を使用する。この再生クロックがサーボを含めた全ての
動作の基準となるので常に安定なクロックを得ている必
要がある。また、サーボ情報を得る周期がサーボ特性に
影響するので、一定周期にする必要がある。しかし、一
枚のディスク上で領域により回転数や記録データ周期を
変化させると、サーボ情報の周期も同時に変化し、サー
ボ特性も変化してしまうため、サーボ特性をも切換えな
ければならないという問題がある。
【0007】本発明の目的は、サーボ情報のサンプル周
期を変化させることなく記録容量を増加させたサンプル
サーボ方式による円盤状の情報媒体の情報を再生する情
処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、情報領域と
サーボ領域とが同一トラック上に交互にかつ該サーボ領
域が一定角度間隔で配置された円盤状の情報媒体を一定
角速度で回転させる駆動手段と、該情報媒体に光束を照
射するとともに該情報媒体からの反射光の検出を行う光
学手段と、該光学手段により検出されるサーボ領域の
反射光信号に基づいてサーボ情報を得て該光学手段の制
御を行うサーボ手段とを備えた情報処理装置において、
該サーボ領域からの反射光信号を基準信号とし、該サー
ボ領域内のサーボ情報の記録周期に同期させてサーボク
ロックを生成する第1のクロック生成手段と、該サー
域の検出時間間隔を等分し、かつ前記基準信号に同期
させた複数の異なる周波数のクロックを生成する第2の
クロック生成手段と、該第2のクロック生成手段で生成
される複数のクロックのうち、いずれの周波数のクロッ
クを使用するかを指示する制御手段と、前記制御手段に
より選択されたクロックに基づいて情報領域の情報を処
理する処理手段とを備えることにより達成される。
【0009】
【作用】第1のクロック生成手段は、サーボ領域内の所
定の情報(クロックピット)を基準信号として、常に一
定周波数のクロックを再生する。このクロックを用いて
サーボ情報の検出を行ない、安定なサーボ動作を行な
う。第2のクロック生成手段は、同様にサーボ領域内の
クロックピットを基準信号とするが、トラック位置に応
じて再生クロック周波数を変化させる。これにより、情
報媒体(ディスク)の回転速度を一定に保持しながら、
径方向のトラック位置に応じて情報の記録密度を変える
ことが可能になる。
【0010】つまり、ディスクにデータを記録するにあ
たり、例えば、第2のクロック生成手段により生成され
る再生クロックの中から、制御手段により指示される周
波数のクロックに基づいて記録を行う。例えば、外周側
に向かうほどクロックの周波数を高くすることにより、
ディスク上の記録密度を向上させ、記録容量を増加させ
ることができる。そして、その記録の際に制御手段によ
り指示されたクロックと同一の周波数のクロックに基づ
いてデータ領域のデータを再生する。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1により説明する。同図
は、本発明を用いたサンプルサーボ方式による光ディス
を用いた情報処理装置の構成図であるが、本発明の特
徴及び動作の説明に関与しない部分については図示して
いない。同図において、1が光ディスク、2がディスク
モータ、3が光ピックアップ装置、4がレーザドライ
バ、5がプリアンプ、6がピーク検出回路、7が変調回
路、8が復調回路、9a〜dがクロック再生回路、10
が選択回路、11がトラッキング誤差検出回路、12が
制御回路である。光ディスク1はディスクモータ2によ
り一定の角速度で回転させられている。
【0012】ディスクへのデータの書き込み・読み出し
は光ピックアップ3により行なわれる。書き込みデータ
は変調回路7で所定の変調をうけた後、レーザドライバ
4に入力され、レーザダイオードが駆動されて光ビーム
の強弱に変換される。光ディスク1は照射される光ビー
ムの強度により光の反射率が変化し、光ビームが通過し
た後にもこの反射率の変化が残ることによりデータが記
録される。読み出しは、書き込み時の様な反射率の変化
を生じさせない程度の弱い光ビームをレーザダイオード
から発光させ、この光ビームが光ディスク1に照射され
た際の反射光を光ディテクタにより検出し反射率の違い
による反射光量の差異を電気信号に変換する。検出され
た信号はプリアンプ5で増幅された後復調回路8で復調
されて元のデータが復元される。
【0013】このような光ビームによるデータの記録再
生を実現するためには、光ビームが光ディスク上のあら
かじめさだめられたトラックの上に正確に照射させる、
いわゆるトラッキング制御が必要である。サンプルサー
ボ方式においては、図2に示すように、サーボ領域とデ
ータ領域とを交互に配置し、トラッキング制御等のサー
ボ情報はサーボ領域からのみ得る。したがってサーボ情
報は連続信号としてではなく離散信号として得られる。
トラッキング誤差情報は、光ビームがサーボ領域を通過
する際の第1のトラッキングピット21と第2のトラッ
キングピット22との光量差によって得られる。すなわ
ち、この2個のトラッキングピットは、トラックの中心
線に対してその両側に等距離オフセットして記録されて
いるため、光ビームの照射位置がトラックの中心からず
れると、ずれた側のトラッキングピットの反射光量が増
加し、反対側のトラッキングピットの反射光量が減少す
る。正しくトラックの中心を光ビームが照射している場
合には、両トラッキングピットの反射光量は同一にな
る。したがって、両トラッキングピットの反射光量の差
分と極性によりトラッキングのずれ量と方向が判別で
き、これを打ち消す様に光ビームを制御することにより
トラッキング制御が行なわれる。
【0014】このようなサンプリング方式によるトラッ
キング制御を実現するためには、トラッキングピットか
らの再生信号を正確に抽出するためのクロック信号が必
要となる。クロック信号を得るためには図2に示したサ
ーボ領域信号の三番目のビットであるクロックピット2
3から得る。サーボ領域ごとに得られるクロックピット
の再生信号を基準としてクロックピット間を所定の数で
等分するクロックを発生する。前述したトラッキングピ
ットをその再生信号がこのクロック信号に同期した位置
に得られるようにあらかじめ形成しておくことにより、
トラッキングピットの再生信号を正確に抽出することが
できる。
【0015】このように、サンプルサーボ方式において
はディスクの回転に同期したクロックを使用する点に特
徴があり、このクロックはサーボ情報を得るためだけで
なくデータ領域におけるデータの記録再生にも用いられ
る。
【0016】ディスク1周におけるサーボ情報の数は多
いほど良好なサーボ特性が得られるがデータ領域が少な
くなり記録容量が低下する。逆にサーボ領域の数を少な
くすると充分なサーボ特性が得られない。1800rp
mで回転させる場合の適切な数はディスク一周あたり1
000〜2000個である。ディスクの内周から外周ま
で、ランダムにピックアップを動かしてデータの記録再
生を行なうためには、ディスクの全領域にわたってサー
ボ領域の時間軸上の間隔が一定であることが必要であ
る。そのためサーボ領域は、ディスクの中心から一定角
度おきに外周に向かって直線上に配置される。ピックア
ップをディスクの径方向に移動させても、サーボ領域の
再生信号は一定間隔で得られるので常に一定のサーボ特
性が得られ、また移動先でただちにトラッキング動作を
行なえるので高速アクセスを実現できる。
【0017】しかし、サーボ領域が時間軸上で一定、つ
まりサーボ領域の再生時間間隔が一定であることは、先
に述べたクロックも一定である必要があり、この結果同
一クロックを用いて行なわれるデータの記録再生も一定
周期となるため、ディスクの外周側になるほど記録密度
が低下してしまう。
【0018】そこで、本発明においては、サーボ信号検
出用のクロックと、データ記録再生用のクロックとを異
なるものとすることによりデータの記録密度を高くする
ことができる。図3に本発明による光ディスクの一例を
示す。この光ディスク1はサーボ領域がディスクの中心
から放射状に配置されており、一定回転で回転させた場
合に一定時間間隔で再生信号が得られる。一方、データ
領域は図に示すように4領域に分割され、それぞれが異
なるクロックで記録再生が行なわれる。ただし、図中の
分割線は説明上の仮想のものであり、領域の境界部にお
いても、トラックは連続している。
【0019】各領域の分割例を図4に示す。各領域は5
000トラックごとに分割されており、領域aは一周あ
たり32セクタ、サーボ領域データ領域により1セグ
メントを構成するとすると、1セグメントに記録される
データが16バイト、記録クロック周波数は11.14
56MHzである。このクロック周波数は、サーボ信号
を検出するためのクロックと同一であり、先述したクロ
ックピットを基準として、その間を270等分するクロ
ックである。領域bは一周あたり39セクタ、1セグメ
ントあたり20バイト、記録クロック周波数は13.9
526MHzになりこの周波数はクロックピット間を3
38等分したものになる。同様に領域c・dも図に示す
ように設定され、記録クロック周波数はそれぞれクロッ
クピットの405等分、473等分に相当する。記録容
量は、全領域をaの設定で記録した場合の320MByte
に比し、1.35倍の432.5MByte が得られる。ク
ロック周波数の生成は図1における4個のクロック生成
回路9a〜9dにより行なわれる。クロック生成回路a
は11.1456MHz、クロック生成回路bは13.
9526MHz、クロック生成回路cは、16.718
4MHz、クロック生成回路dは19.5254MHz
をそれぞれ生成する。各クロック出力は選択回路10に
入力され、かつ、クロック生成回路aの生成クロックは
トラッキング誤差検出回路11に入力され、トラッキン
グピット再生信号の抽出に用いられる。選択回路10に
入力された各クロックは、記録再生を行なうトラック番
号により、マイクロプロセッサ等で構成される制御装置
12から出力される選択信号によって1本のクロックが
選択され、変調回路、復調回路に入力される。
【0020】クロック再生回路9a〜9dは、図5に示
すいわゆるPLL(Phase LockedLoop;フェイズ・
ロックド・ループ)回路により構成される。このPLL
回路は、位相比較器91、低域通過フィルタ92電圧制
御発振器93、分周器94より構成され、分周器94の
出力と外部から入力される基準信号との位相が一致する
ように電圧制御発振器93の発振周波数及びその位相が
制御される。したがって、電圧制御発振器の出力は、周
波数が基準信号を分周器94の分周比数てい倍した値と
なり、位相が基準信号と常に一定の値となるクロック信
号となる。本例においては、基準信号が先に述べたサー
ボ領域の3番目のピットであるクロックピットであり、
出力クロック信号が先述した4種類のクロック信号であ
る。例えば、クロック再生回路aにおいては、分周器9
4の分周比は270であり、電圧制御発振器93は、制
御電圧の中心値で11.1456MHzを発生する様、
発振周波数制御素子が調整される。クロック生成回路b
〜dにおいても同様に、所定の分周比及び発振周波数が
設定される。
【0021】実際の光ディスク上における再生信号とク
ロックとの関係を図6に示す。同図におけるa〜dは、
それぞれ、図3における領域a〜dに対応する。23は
クロックピットであり、25a〜25dは、データ領域
の先頭ピットである。各クロックはクロックピットに同
期して生成されるためこの時点においてはすべてのクロ
ックの位相がそろっているが、その後は周波数が異なる
ためクロック間の位相にずれが発生する。データ領域の
開始位置は、追記データによるクロックピットへの影響
を防ぐため一定間隔以上(時間距離)に設定される。デ
ータ領域の終了地点と第1のトラッキングピットとの間
隔も同様に一定間隔以上に保たれる。図3および図4に
示したように、4領域に等分割した場合、領域aを基準
とすると領域b、c、dはそれぞれ1.25倍、1.5
倍、1.75倍の記録容量が得られる。領域aにおける
1セグメント間のサーボ領域とデータ領域との配分は全
クロック数を270とするとサーボ領域が30クロッ
ク、データ領域が240クロック(15クロック×16
バイト)である。同一配分比を領域bに適応すると1.
25倍され、全クロック数が337.5クロック、サー
ボ領域が37.5クロック、データ領域が300クロッ
クである。しかるに、クロック生成回路の分周比は整数
である必要があるからとり得るクロック数は337個あ
るいは338個である。前者の場合はサーボ領域が37
クロックとなり本来の長さより0.5クロック短かく、
前述したクロックピットとデータピットあるいは第1の
トラッキングピットとデータピットとの間隔が領域aの
場合より短かくなる。また、後者の場合はサーボ領域が
38クロックとなり、データ領域との間隔は問題ない
が、領域bの最初のトラックのピット間隔が領域aの最
初の部分すなわちディスクの最内周より短かくなってし
まう。これを解決する方策は、領域bの開始地点を外周
がわにずらすことにより実現される。最内周半径30m
m、最外周半径60mmのディスクに1.5μmピッチ
で記録再生を行なう場合で考えれば領域bの開始地点を
37.5mmの地点から0.57mm外周がわにずらすこ
とにより達成される。この部分のトラック数は57トラ
ックでありこの分だけ記録容量が減少するが全体の容量
から見れば問題になる量ではない。この3方式のうちい
ずれを採用するかは、光ディスク装置全体のマージン設
定により決定される。領域c、dにおいても同様の考え
方にもとずき、クロック周波数が決定される。
【0022】本発明による光ディスクを用いた情報処理
装置の第2の実施例を図7に示す。同図において図1と
同一の構成要素に関しては同一の番号を付してある。こ
の例においては、2個のクロック生成回路を有する。図
3及び図4の光ディスクを用いるものとして動作を説明
すると、第1のクロック生成回路9はトラッキングピッ
トを検出するためのクロック11.1456MHzを生
成し、第2のクロック生成回路9′は制御装置12の選
択信号により4種類のクロックを生成する。第2のクロ
ック生成回路9′の構成例を図8に示す。分周比可変分
周器95は選択信号により270、338、405、4
73分周が設定される。電圧制御発振器93は制御電圧
の中心値で4周波数の中心周波数を発振するよう発振要
素が調整される。また、クロック再生回路全体として
は、4周波数全部をカバーする引込範囲を持つ必要があ
る。次に、第2のクロック生成回路の第2の構成例を図
9に示す。この例においては選択信号によって分周比だ
けでなく、電圧制御発振器の中心周波数をも切りかえる
ため、発振要素を切換回路96で切りかえている。各発
振要素は4周波数のいずれかが中心周波数となるように
調整される。この場合のクロック生成回路は図8の実施
例のような広い引込範囲を持つ必要がない。
【0023】図7の実施例は図1の実施例に比してクロ
ック生成回路の数を減らすことが可能である。しかし、
領域の境界をこえるたびにクロック生成回路の同期動作
が行なわれるためアクセス速度が低下する。また境界を
こえての連続した記録再生が行なえない。
【0024】以上述べた様に、本実施例によればサンプ
ルサーボ方式の光ディスクにおいて、サーボ特性を変化
させることなく容量を増加させることができる。また、
本装置を用い、クロック周波数の切換えを行なわなけれ
ば、本発明が適用されていない光ディスクの記録再生も
まったく問題なく行なうことができる。
【0025】なお、本実施例は、4領域に分割する場合
を例にとり数値を用いて説明しているが、本発明の主旨
は、分割数や先に述べた数値により限定されるものでは
なく、様々な組み合わせがとり得るものである。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、サンプルサーボ方式に
よる光ディスクの記録容量を、サーボ回路に影響を与え
ることなく増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例の構成図である。
【図2】光ディスクの再生信号の波形図である。
【図3】光ディスクの領域分割を示す模心図である。
【図4】4領域分割を行なう場合の数値例を示す図であ
る。
【図5】クロック生成回路の構成図である。
【図6】4領域に分割した場合の波形図である。
【図7】本発明による第2の実施例の構成図である。
【図8】第2の実施例におけるクロック生成回路の第1
の実施例の構成図である。
【図9】第2の実施例におけるクロック生成回路の第2
の実施例の構成図である。
【符号の説明】 1 光ディスク 3 光ピックアップ 7 変調回路 8 復調回路 9a〜9d クロック生成回路 10 選択回路 11 トラッキング誤差検出回路 12 制御装置 91 位相比較器 92 低域通過フィルタ 93 電圧制御発振器 94 分周器
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報領域とサーボ領域とが同一トラック
    上に交互にかつ該サーボ領域が一定角度間隔で配置され
    た円盤状の情報記録再生媒体と、該情報記録再生媒体を
    一定角速度で回転させる駆動手段と、該情報記録再生媒
    体に光束を照射するとともに該情報記録再生媒体からの
    反射光の検出を行う光学手段と、該光学手段により検出
    されるサーボ領域の反射光信号に基づいてサーボ情報を
    得て該光学手段の制御を行うサーボ手段とを備えた情報
    再生装置において、該サーボ領域からの反射光信号を基
    準信号とし、該サーボ領域内のサーボ情報の記録周期に
    同期させてサーボクロックを生成する第1のクロック再
    生手段と、該サーボ情報領域の再生時間間隔を等分し、
    かつ前記基準信号に同期させた異なる複数周波数のクロ
    ックを生成する第2のクロック再生手段と、該第2のク
    ロック再生手段で生成される複数のクロックのうち、い
    ずれの周波数のクロックを使用するかを指示する制御手
    段と、前記制御手段により選択されたクロックに基づい
    て情報領域に記録されている情報の再生を行う再生手段
    とを備えたことを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報再生装置におい
    て、第2のクロック再生手段は、1つのクロック再生回
    路により構成され、該クロック再生回路は、前記制御手
    段の指示により異なる周波数のクロックを生成するもの
    とされ、該クロックの周波数は前記サーボクロックの周
    波数以上であることを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の情報再生装置におい
    て、第2のクロック再生手段は、前記複数のクロックを
    それぞれ生成する複数のクロック再生回路と、該複数の
    クロック再生回路から出力される前記複数のクロックを
    入力とする選択回路とにより構成され、該選択回路は、
    前記制御手段の指示に基づいて前記複数のクロックの中
    の1つのクロックを選択するものであり、該複数のクロ
    ックは前記サーボクロックの周波数以上であることを特
    徴とする情報再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の情報再生装置におい
    て、前記制御手段は、前記情報記録媒体のトラック番号
    に応じて前記第2のクロック再生手段で生成される複数
    のクロックの1つを選択し、かつ外周側のトラックほど
    高い周波数を選択するものであることを特徴とする情報
    再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の情報再生装置におい
    て、前記制御手段は、前記記録媒体のトラックを複数の
    グループに分割し、該グループに応じて前記第2のクロ
    ック再生手段の前記複数のクロックを段階的に選択し、
    かつ最内周のグループでは前記サーボクロックと同一周
    波数のクロックを選択し、外周側のグループほど高い周
    波数のクロックを選択することを特徴とする情報再生装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の情報再生装置におい
    て、前記制御手段は、前記記録媒体の全てのトラック番
    号に対して共通に、前記第2のクロック再生手段で生成
    される複数のクロックの内の1つを選択するものである
    ことを特徴とする情報再生装置。
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