JPH08191120A - パワー半導体素子用基板とその製造方法 - Google Patents
パワー半導体素子用基板とその製造方法Info
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- JPH08191120A JPH08191120A JP7002066A JP206695A JPH08191120A JP H08191120 A JPH08191120 A JP H08191120A JP 7002066 A JP7002066 A JP 7002066A JP 206695 A JP206695 A JP 206695A JP H08191120 A JPH08191120 A JP H08191120A
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- substrate
- chip
- semiconductor element
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-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W72/00—Interconnections or connectors in packages
- H10W72/50—Bond wires
- H10W72/541—Dispositions of bond wires
- H10W72/547—Dispositions of multiple bond wires
- H10W72/5475—Dispositions of multiple bond wires multiple bond wires connected to common bond pads at both ends of the wires
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パワー半導体素子搭載用の基板とその製造方
法に関し、熱歪の少ない状態で高い熱伝導性と接着性を
有し、量産性、軽量化に優れたパワー半導体素子用基板
の提供を目的とする。 【構成】 アルミニュームマトリクスにSiCを分散し
て成る組成のベースと、このベースに自由表面がパワー
半導体素子装荷側でベースと同一平面になる如くして埋
め込まれた素子搭載用のAlNチップとを含むパワー半
導体素子用基板。予め形成されたモールドの所定位置に
AlNチップを載置しておき、射出成型法を利用してベ
ースを形成すると共にAlNチップを前記露出面を残し
てベース内に埋め込んで製造する。
法に関し、熱歪の少ない状態で高い熱伝導性と接着性を
有し、量産性、軽量化に優れたパワー半導体素子用基板
の提供を目的とする。 【構成】 アルミニュームマトリクスにSiCを分散し
て成る組成のベースと、このベースに自由表面がパワー
半導体素子装荷側でベースと同一平面になる如くして埋
め込まれた素子搭載用のAlNチップとを含むパワー半
導体素子用基板。予め形成されたモールドの所定位置に
AlNチップを載置しておき、射出成型法を利用してベ
ースを形成すると共にAlNチップを前記露出面を残し
てベース内に埋め込んで製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放熱性と信頼性に優れ
た、パワー半導体素子搭載用の基板とその製造方法に関
する。
た、パワー半導体素子搭載用の基板とその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】パワー半導体素子は大電流駆動されるた
め発熱し、素子特性を維持するため放熱性に優れた搭載
基板が必要とされる。特に近年、高密度集積化や制御回
路との昆載化による小型、軽量化が進められているた
め、高密度熱流の放散が重要な課題となっている。
め発熱し、素子特性を維持するため放熱性に優れた搭載
基板が必要とされる。特に近年、高密度集積化や制御回
路との昆載化による小型、軽量化が進められているた
め、高密度熱流の放散が重要な課題となっている。
【0003】従来から発熱量の多いパワー半導体素子の
基板には、放熱性の優れた金属のヒートシンクが用いら
れ、絶縁性を保つため樹脂層を介してパワー半導体素子
や他の回路素子および電気配線が行われている。しか
し、樹脂層は熱伝導性が低いので、発熱量の多いパワー
半導体素子だけ金属のヒートシンク上に局部的に配設さ
れた熱良導性絶縁セラミクス板に固着する技術が開示さ
れている。
基板には、放熱性の優れた金属のヒートシンクが用いら
れ、絶縁性を保つため樹脂層を介してパワー半導体素子
や他の回路素子および電気配線が行われている。しか
し、樹脂層は熱伝導性が低いので、発熱量の多いパワー
半導体素子だけ金属のヒートシンク上に局部的に配設さ
れた熱良導性絶縁セラミクス板に固着する技術が開示さ
れている。
【0004】例えば、特開平1−290279号公報に
は、金属ヒートシンク上に塗布された樹脂絶縁層の所定
位置に開口部を設けてセラミクス絶縁板を島状に埋め込
み、このセラミクス絶縁板上にパワー半導体素子を固着
し、周辺の樹脂絶縁層上に電気配線する技術が開示され
ている。また、特開昭59−123250号公報には、
金属ヒートシンクに直接開口部を設けて開口部に熱良導
性絶縁セラミクスを島状に埋め込みメタライズ加工で接
着した上でセラミクス上にパワー半導体素子などを配置
する技術が開示されている。
は、金属ヒートシンク上に塗布された樹脂絶縁層の所定
位置に開口部を設けてセラミクス絶縁板を島状に埋め込
み、このセラミクス絶縁板上にパワー半導体素子を固着
し、周辺の樹脂絶縁層上に電気配線する技術が開示され
ている。また、特開昭59−123250号公報には、
金属ヒートシンクに直接開口部を設けて開口部に熱良導
性絶縁セラミクスを島状に埋め込みメタライズ加工で接
着した上でセラミクス上にパワー半導体素子などを配置
する技術が開示されている。
【0005】一方、特開平5−36872号公報には、
金属ヒートシンク上に樹脂絶縁層を塗布後、パワー半導
体素子の設置部だけから樹脂絶縁層を完全に除去し、熱
良導性セラミクスである窒化アルミニューム(AlN)
を金属ヒートシンク上に直接半田づけし、更にその上に
パワー半導体素子を半田づけすることによって熱抵抗を
従来の1/2以下にする技術が開示されている。
金属ヒートシンク上に樹脂絶縁層を塗布後、パワー半導
体素子の設置部だけから樹脂絶縁層を完全に除去し、熱
良導性セラミクスである窒化アルミニューム(AlN)
を金属ヒートシンク上に直接半田づけし、更にその上に
パワー半導体素子を半田づけすることによって熱抵抗を
従来の1/2以下にする技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来技術は、
いずれも金属ヒートシンクと熱良導性絶縁セラミクスの
ヒートシンク作用を組み合わせる目的で開発され、それ
ぞれパワー半導体素子の熱抵抗を低減する上で効果はあ
る。しかし、樹脂層の加工性と接着性を利用する特開平
1−290279号公報記載技術は量産性に優れている
が、金属ヒートシンクとセラミクスとの間に樹脂層が薄
く介在するので熱抵抗の低減効果が小さく、大出力素子
や高密度集積化の場合不十分である。
いずれも金属ヒートシンクと熱良導性絶縁セラミクスの
ヒートシンク作用を組み合わせる目的で開発され、それ
ぞれパワー半導体素子の熱抵抗を低減する上で効果はあ
る。しかし、樹脂層の加工性と接着性を利用する特開平
1−290279号公報記載技術は量産性に優れている
が、金属ヒートシンクとセラミクスとの間に樹脂層が薄
く介在するので熱抵抗の低減効果が小さく、大出力素子
や高密度集積化の場合不十分である。
【0007】また、金属ヒートシンクとBeOセラミク
スを金属で接着した特開昭59−123250号公報記
載技術は、熱抵抗低減効果や寄生容量遮断効果は大きい
が、金属とセラミクス間の熱膨張係数の違いによる熱応
用力が大きく、接着強度や素子特性に影響を及ぼすとい
う信頼性の問題が生ずる。
スを金属で接着した特開昭59−123250号公報記
載技術は、熱抵抗低減効果や寄生容量遮断効果は大きい
が、金属とセラミクス間の熱膨張係数の違いによる熱応
用力が大きく、接着強度や素子特性に影響を及ぼすとい
う信頼性の問題が生ずる。
【0008】一方、樹脂層を完全に局部除去して金属ヒ
ートシンクとAlNを接合する特開平5−36872号
公報記載技術は、熱抵抗低減効果が著しい反面、パワー
半導体素子のAlNへ固着後の高さが周囲の配線部分と
異なるため固体配線、従って大規模集積化が困難であ
り、また熱歪による接着性や素子特性への影響にも問題
が残っている。熱歪は、セラミクスと金属との熱膨張係
数差に起因するもので、パワー半導体素子が駆動されて
発熱した時温度上昇し、半導体素子の休止時に温度下降
するヒートサイクルによって、セラミクスに熱疲労を生
じてクラックが発生したり、熱歪応力が半導体素子の接
合特性を変化させて所定の機能(pn接合特性)に影響
を及ぼすのである。
ートシンクとAlNを接合する特開平5−36872号
公報記載技術は、熱抵抗低減効果が著しい反面、パワー
半導体素子のAlNへ固着後の高さが周囲の配線部分と
異なるため固体配線、従って大規模集積化が困難であ
り、また熱歪による接着性や素子特性への影響にも問題
が残っている。熱歪は、セラミクスと金属との熱膨張係
数差に起因するもので、パワー半導体素子が駆動されて
発熱した時温度上昇し、半導体素子の休止時に温度下降
するヒートサイクルによって、セラミクスに熱疲労を生
じてクラックが発生したり、熱歪応力が半導体素子の接
合特性を変化させて所定の機能(pn接合特性)に影響
を及ぼすのである。
【0009】この問題を解決するために、特開昭64−
12559号公報では、熱良導性セラミクス、例えばA
lNとパワー半導体素子との間に多孔質の粒子状フィラ
ーを分散させたマトリクス金属から成る複合部材を配置
し、熱膨張係数差によって生ずる熱歪をフィラーの空隙
によって吸収する試みが開示されている。しかし、この
技術は、多数の層状材料を積層したりする工程や組成の
調整が煩雑であり、量産或は高密度集積化が難しいとい
う問題点をもっている。
12559号公報では、熱良導性セラミクス、例えばA
lNとパワー半導体素子との間に多孔質の粒子状フィラ
ーを分散させたマトリクス金属から成る複合部材を配置
し、熱膨張係数差によって生ずる熱歪をフィラーの空隙
によって吸収する試みが開示されている。しかし、この
技術は、多数の層状材料を積層したりする工程や組成の
調整が煩雑であり、量産或は高密度集積化が難しいとい
う問題点をもっている。
【0010】本発明の目的は、パワー半導体素子を搭載
するセラミクスチップと金属ヒートシンク間の高い熱伝
導性を確保しつつ熱歪の問題を解消し、両者間の高い接
着性と量産性、軽量化を併せて達成できるパワー半導体
素子用基板とその製造方法を提供することである。
するセラミクスチップと金属ヒートシンク間の高い熱伝
導性を確保しつつ熱歪の問題を解消し、両者間の高い接
着性と量産性、軽量化を併せて達成できるパワー半導体
素子用基板とその製造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、アルミニュ
ームマトリクスにSiC粒子をとして分散して成るベー
スと、このベースのデバイス装荷側表面近傍に露出面が
デバイス装荷側表面と同一平面上に在る如くして埋め込
まれた島状のAlNから成る素子搭載用チップと、を含
むパワー半導体素子用基板を開示する。
ームマトリクスにSiC粒子をとして分散して成るベー
スと、このベースのデバイス装荷側表面近傍に露出面が
デバイス装荷側表面と同一平面上に在る如くして埋め込
まれた島状のAlNから成る素子搭載用チップと、を含
むパワー半導体素子用基板を開示する。
【0012】前記ベースは、放熱性を高めるために溝状
に加工した放熱面を有したり、或はベースに冷媒流路を
埋め込み配設したり工夫することもできる。
に加工した放熱面を有したり、或はベースに冷媒流路を
埋め込み配設したり工夫することもできる。
【0013】前記素子搭載用チップ形状は、前記ベース
に埋め込まれた領域がその自由表面より大きくすること
ができる。
に埋め込まれた領域がその自由表面より大きくすること
ができる。
【0014】これら本発明のパワー半導体素子用基板
は、予め所定形状に製造されたモールド内に平面形状の
露出面を有するAlNの素子搭載用チップを設置し、射
出成形法を利用してアルミニュームマトリクスにSiC
を分散したベース材料を含む原料を前記モールド内に注
入充填してこの原料と前記チップを露出面以外の領域で
接触させ、その後加熱または冷却によって固化成形する
方法によって製造することができる。
は、予め所定形状に製造されたモールド内に平面形状の
露出面を有するAlNの素子搭載用チップを設置し、射
出成形法を利用してアルミニュームマトリクスにSiC
を分散したベース材料を含む原料を前記モールド内に注
入充填してこの原料と前記チップを露出面以外の領域で
接触させ、その後加熱または冷却によって固化成形する
方法によって製造することができる。
【0015】前記原料が有機樹脂バインダーや添加助剤
を含む場合は、加熱処理によってバインダーを蒸発させ
て焼結させる。また前記原料が前記ベース材料の溶融混
合物である場合は、冷却処理によってパワー半導体素子
用基板を形成する。
を含む場合は、加熱処理によってバインダーを蒸発させ
て焼結させる。また前記原料が前記ベース材料の溶融混
合物である場合は、冷却処理によってパワー半導体素子
用基板を形成する。
【0016】
【作用】AlNは高い熱伝導率(約150W/m・k)
を有するセラミクスであり、これをパワー半導体素子用
チップとしてその上に直接パワー半導体素子を固着する
と共に、AlNチップを、露出面を残してアルミニュー
ムマトリクスに埋め込むことによってパワー半導体素子
から発生する熱流を非常に低い熱抵抗の下に速やかにヒ
ートシンクに導くことができる。SiCを分散したAl
マトリクス(以下Al:SiCと略記)から成るベース
は、金属に近い高い熱伝導率を有し、放熱面を複数本の
平行溝状に加工して面積を増したり、或はベース内部に
強制流動される冷媒の流路を設けるなどして熱交換を行
えば、良好なヒートシンク機能を発揮する。
を有するセラミクスであり、これをパワー半導体素子用
チップとしてその上に直接パワー半導体素子を固着する
と共に、AlNチップを、露出面を残してアルミニュー
ムマトリクスに埋め込むことによってパワー半導体素子
から発生する熱流を非常に低い熱抵抗の下に速やかにヒ
ートシンクに導くことができる。SiCを分散したAl
マトリクス(以下Al:SiCと略記)から成るベース
は、金属に近い高い熱伝導率を有し、放熱面を複数本の
平行溝状に加工して面積を増したり、或はベース内部に
強制流動される冷媒の流路を設けるなどして熱交換を行
えば、良好なヒートシンク機能を発揮する。
【0017】AlNチップは、露出面よりも埋め込まれ
た内部領域で広い形状を有するように設計されている
と、ヒートシンクであるAl:SiCとの接触面がより
広がるため、熱放散がより速やかに惹起する。
た内部領域で広い形状を有するように設計されている
と、ヒートシンクであるAl:SiCとの接触面がより
広がるため、熱放散がより速やかに惹起する。
【0018】AlNは搭載するパワー半導体素子の構成
半導体であるSiやGaAsと熱膨張係数が近く(5.
6×10-6K-1)、ヒートサイクルによって発生する熱
歪応力が小さいので、トラブルが少ない。また、Al:
SiCベースは、小さな熱膨張係数を有するSiC粒子
を適量分散することによって熱膨張係数をAlNチップ
に近似させることができる。発生する熱歪は分散させた
SiC粒子(フィラー)の空孔によってある程度吸収で
きる。
半導体であるSiやGaAsと熱膨張係数が近く(5.
6×10-6K-1)、ヒートサイクルによって発生する熱
歪応力が小さいので、トラブルが少ない。また、Al:
SiCベースは、小さな熱膨張係数を有するSiC粒子
を適量分散することによって熱膨張係数をAlNチップ
に近似させることができる。発生する熱歪は分散させた
SiC粒子(フィラー)の空孔によってある程度吸収で
きる。
【0019】AlNチップを、予め設計したパターンに
基づいて製造したモールドの所定位置に載置し、その後
射出成形法によってモールドに原料を充填してAl:S
iCベースを形成すると、AlNチップやAl:SiC
ベースが放熱特性を考慮した複雑な形状を有していても
容易に両者を密着させ、且つ平坦な自由表面をもつ基板
を成形することができる。
基づいて製造したモールドの所定位置に載置し、その後
射出成形法によってモールドに原料を充填してAl:S
iCベースを形成すると、AlNチップやAl:SiC
ベースが放熱特性を考慮した複雑な形状を有していても
容易に両者を密着させ、且つ平坦な自由表面をもつ基板
を成形することができる。
【0020】AlNとAl:SiCは、熱膨張係数が近
似しているだけでなく、主成分であるAlを共有してい
るため、成形の熱的プロセス中に境界領域で成分の相互
拡散を生じたり、Alの分子結合が生じたりして界面で
接合強度が非常に高くなるという特質がある。従って、
伝熱特性や、および工程簡略化の点で有利である。ま
た、AlN及びAl:SiCは比重が小さいために、基
板の軽量化に資することができる。
似しているだけでなく、主成分であるAlを共有してい
るため、成形の熱的プロセス中に境界領域で成分の相互
拡散を生じたり、Alの分子結合が生じたりして界面で
接合強度が非常に高くなるという特質がある。従って、
伝熱特性や、および工程簡略化の点で有利である。ま
た、AlN及びAl:SiCは比重が小さいために、基
板の軽量化に資することができる。
【0021】
【実施例】本発明を以下に基づき、より詳しく述べる。 (実施例その1)図1は、本発明の一実施例による基板
上にパワー半導体素子および周辺回路を搭載した状態を
示す断面図である。図において、11は例えばIGBT
(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のパワー半
導体素子、12はAlNチップ、13はベースで13a
がAlを主成分とする金属マトリクス、13bがSiC
粒子から成るフィラーである。14は放熱部、15はワ
イア、17は下部電極、18は橋状電極、19は導体回
路配線、20は導体回路配線19を上面に配設した絶縁
層である。
上にパワー半導体素子および周辺回路を搭載した状態を
示す断面図である。図において、11は例えばIGBT
(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のパワー半
導体素子、12はAlNチップ、13はベースで13a
がAlを主成分とする金属マトリクス、13bがSiC
粒子から成るフィラーである。14は放熱部、15はワ
イア、17は下部電極、18は橋状電極、19は導体回
路配線、20は導体回路配線19を上面に配設した絶縁
層である。
【0022】AlNチップ12は後述する射出成形法に
よってAl:SiCを主成分とするベース13に埋め込
まれており、その露出面(自由表面)12Aはベース1
3の露出面13Aと同一平面上にあるように製造されて
いる。
よってAl:SiCを主成分とするベース13に埋め込
まれており、その露出面(自由表面)12Aはベース1
3の露出面13Aと同一平面上にあるように製造されて
いる。
【0023】パワー半導体素子11は、AlNチップ1
2表面にダイレクトボンディングされてもよいが必要に
応じて下部電極17を介してAlNチップ12に固着さ
れる。この場合橋状電極18が隣接するパワー半導体素
子11の下部電極17に接続され、数素子(図の場合は
2素子)あわせて必要な電流値を確保するように設計さ
れる。この結果、各パワー素子の温度上昇が抑制され、
ヒートシンクにかかる放熱負担を、従って熱歪を小さく
することができる。図1の他のAlNチップ12上に
は、パワー半導体素子11以外の素子、例えば制御回路
素子等が固着され、それぞれワイヤ15を介して素子間
或は導体回路配線19に接続されている。
2表面にダイレクトボンディングされてもよいが必要に
応じて下部電極17を介してAlNチップ12に固着さ
れる。この場合橋状電極18が隣接するパワー半導体素
子11の下部電極17に接続され、数素子(図の場合は
2素子)あわせて必要な電流値を確保するように設計さ
れる。この結果、各パワー素子の温度上昇が抑制され、
ヒートシンクにかかる放熱負担を、従って熱歪を小さく
することができる。図1の他のAlNチップ12上に
は、パワー半導体素子11以外の素子、例えば制御回路
素子等が固着され、それぞれワイヤ15を介して素子間
或は導体回路配線19に接続されている。
【0024】ベース13の成分は、Alをマトリクスと
するが、SiCフィラーとの混合特性を改善したり、融
点や機械的強度を調整する目的でSi、Mg、Zn、C
u、FeおよびCr等の合金元素を添加することができ
る。フィラー13bのSiC粒子は直径10〜100μ
m程度のものが通常用いられる。粒子形状は成形性の観
点から球状が好ましいが、異形や多角形状であってもよ
い。ベース13は間接形成法または直接形成法によって
製造される。以下各方法を説明する。
するが、SiCフィラーとの混合特性を改善したり、融
点や機械的強度を調整する目的でSi、Mg、Zn、C
u、FeおよびCr等の合金元素を添加することができ
る。フィラー13bのSiC粒子は直径10〜100μ
m程度のものが通常用いられる。粒子形状は成形性の観
点から球状が好ましいが、異形や多角形状であってもよ
い。ベース13は間接形成法または直接形成法によって
製造される。以下各方法を説明する。
【0025】図2は、間接成形法のプロセスを示すフロ
ーチャートである。各材料を混合して後の混練、乾燥工
程は省略することもできる。この二つの工程は、原料の
マトリクスやフィラーの各粒子をバインダーによくなじ
ませ、成形性を向上させる上で効果がある。
ーチャートである。各材料を混合して後の混練、乾燥工
程は省略することもできる。この二つの工程は、原料の
マトリクスやフィラーの各粒子をバインダーによくなじ
ませ、成形性を向上させる上で効果がある。
【0026】バインダーは有機樹脂系が中心であるが、
その組成選定は射出成形工程で得られるグリーン成形体
31の形状、寸法精度を決める上で重要である。成形性
と脱脂性とを考慮して表1に示す材料の組合せを用い
た。
その組成選定は射出成形工程で得られるグリーン成形体
31の形状、寸法精度を決める上で重要である。成形性
と脱脂性とを考慮して表1に示す材料の組合せを用い
た。
【表1】
【0027】脱脂工程は、バインダーの分散による急激
なガス発生を抑制するため、比較的穏やかな(15゜C
/hr以下)温度上昇によって行われる。脱脂後の表面
処理および乾燥工程は、含浸工程での形状破壊を防ぐ目
的で行われるが、省略するこも可能である。
なガス発生を抑制するため、比較的穏やかな(15゜C
/hr以下)温度上昇によって行われる。脱脂後の表面
処理および乾燥工程は、含浸工程での形状破壊を防ぐ目
的で行われるが、省略するこも可能である。
【0028】表面処理、乾燥工程は、例えば水ガラスな
どの無機液状バインダーを脱脂した成形体表面に噴霧し
て後乾燥硬化させて無機バインダー粒子間の結合を高め
るものである。同様の目的で添加助剤として、原料や有
機バインダーと共に予めカルコゲナイドガラス等の低軟
化温度ガラスや金属酸化物等を用いる場合もある。この
場合は、乾燥工程でこれら添加助剤の融点以上に加熱す
る必要がある。但し、これら無機バインダーや添加助剤
は高濃度添加すると、熱伝導性を低下させる原因となる
ので、必要最小限の量にとどめなければならない。
どの無機液状バインダーを脱脂した成形体表面に噴霧し
て後乾燥硬化させて無機バインダー粒子間の結合を高め
るものである。同様の目的で添加助剤として、原料や有
機バインダーと共に予めカルコゲナイドガラス等の低軟
化温度ガラスや金属酸化物等を用いる場合もある。この
場合は、乾燥工程でこれら添加助剤の融点以上に加熱す
る必要がある。但し、これら無機バインダーや添加助剤
は高濃度添加すると、熱伝導性を低下させる原因となる
ので、必要最小限の量にとどめなければならない。
【0029】含浸工程は、溶融マトリクスを成形体の粒
子間に充填する工程であり、図4または図5のようにし
て行うのが典型である。
子間に充填する工程であり、図4または図5のようにし
て行うのが典型である。
【0030】図3は、図2の射出成型工程においてグリ
ーン成形体31を形成する様子を示す模式図である。所
定形状に加工されたモールド32のキャビティ部に混合
材料33がモータ35に駆動された加圧機構部34によ
って圧入充填され、グリーン成形体31となる。
ーン成形体31を形成する様子を示す模式図である。所
定形状に加工されたモールド32のキャビティ部に混合
材料33がモータ35に駆動された加圧機構部34によ
って圧入充填され、グリーン成形体31となる。
【0031】図4は、減圧チャンバー内における溶融マ
トリクス含浸のプロセスを示す模式図である。脱脂、表
面処理、乾燥された成形体41が金属溶融器43内に載
置され、溶融金属42中にディップされる。金属浴容器
43はチャンバー44内に収納されており、チャンバー
44内は排気ポンプ45によって減圧状態にある。
トリクス含浸のプロセスを示す模式図である。脱脂、表
面処理、乾燥された成形体41が金属溶融器43内に載
置され、溶融金属42中にディップされる。金属浴容器
43はチャンバー44内に収納されており、チャンバー
44内は排気ポンプ45によって減圧状態にある。
【0032】一方、図5は溶融マトリクス金属の加速含
浸方法を示す模式図である。成形体41は、大気圧によ
って加圧された状態の溶融マトリクス金属を含浸され
る。成形体41は、フィルター部51を介して排気ポン
プ45で減圧された状態にあるので、図4の場合よりも
速やかに溶融マトリクス金属が成形体41の粒子間に充
填される。
浸方法を示す模式図である。成形体41は、大気圧によ
って加圧された状態の溶融マトリクス金属を含浸され
る。成形体41は、フィルター部51を介して排気ポン
プ45で減圧された状態にあるので、図4の場合よりも
速やかに溶融マトリクス金属が成形体41の粒子間に充
填される。
【0033】図6は、直接成形法の原理を示す。所定形
状に製造されたモールド62内にAlNチップ12を例
えば図のように載置し、下方よりSiC粒子を分散した
溶融Alマトリクス61をモールド62内に流入せしめ
る。モールド下方の溶融マトリクス流出孔にはフィルタ
部51が設けられており、内部のガスは抜けるが溶融塩
は流出しない構造になっている。加圧用シャフト64を
操作して63の方向に溶融塩を押せば、AlNチップ1
2の底面に溶融塩が密着し、またモールド62内に充満
する。このまま冷却すれば、成形された基板ができる。
溶融塩に分散するSiC粒子の表面に予め、例えばN
i、Zn、Mg等の金属皮膜を被着させておけば、Si
C粒子とマトリクスとの濡れが向上し、従ってAlマト
リクス中での分散性が高まる。
状に製造されたモールド62内にAlNチップ12を例
えば図のように載置し、下方よりSiC粒子を分散した
溶融Alマトリクス61をモールド62内に流入せしめ
る。モールド下方の溶融マトリクス流出孔にはフィルタ
部51が設けられており、内部のガスは抜けるが溶融塩
は流出しない構造になっている。加圧用シャフト64を
操作して63の方向に溶融塩を押せば、AlNチップ1
2の底面に溶融塩が密着し、またモールド62内に充満
する。このまま冷却すれば、成形された基板ができる。
溶融塩に分散するSiC粒子の表面に予め、例えばN
i、Zn、Mg等の金属皮膜を被着させておけば、Si
C粒子とマトリクスとの濡れが向上し、従ってAlマト
リクス中での分散性が高まる。
【0034】ベース13の下面に設けられた放熱部14
は図1で示したように複数本の平行な溝を設けることに
よって放熱面積を増すことができるが、このような複雑
な形状のベースも、射出成型によって簡単に一体形成で
きる特徴がある。
は図1で示したように複数本の平行な溝を設けることに
よって放熱面積を増すことができるが、このような複雑
な形状のベースも、射出成型によって簡単に一体形成で
きる特徴がある。
【0035】(実施例その2)図7は、本発明の別の実
施例によるパワー半導体素子用基板に素子等を配置した
断面図である。本実施例においては、Alを主成分とす
る金属マトリクス13aとSiC粒子から成るフィラー
13bとで構成される。ベース13内に冷却用パイプ2
1が配設されている。通電によってパワー半導体素子が
発熱すると、冷却用パイプ21内に外部から水などの冷
媒がポンプ(図示せず)によって注入され、AlNチッ
プ12を経てベース13内に伝搬する熱エネルギーを速
やかに交換してベース13を冷却する。この結果、ベー
ス13の熱抵抗は極めて低い水準に低下する。
施例によるパワー半導体素子用基板に素子等を配置した
断面図である。本実施例においては、Alを主成分とす
る金属マトリクス13aとSiC粒子から成るフィラー
13bとで構成される。ベース13内に冷却用パイプ2
1が配設されている。通電によってパワー半導体素子が
発熱すると、冷却用パイプ21内に外部から水などの冷
媒がポンプ(図示せず)によって注入され、AlNチッ
プ12を経てベース13内に伝搬する熱エネルギーを速
やかに交換してベース13を冷却する。この結果、ベー
ス13の熱抵抗は極めて低い水準に低下する。
【0036】図7に示したようなパワー半導体素子用基
板は、ベース13を図6で示した直接成形法で作ること
によって容易に得られる。予めモールド62内の所定位
置にAlNチップ12と冷却用パイプ21とを固設して
おき、溶融塩注入孔からSiCフィラー分散Alマトリ
クス融液をアキュラッド法によって比較的ゆっくり注入
して冷却用パイプ21と融液との接触性を高める。モー
ルド62のキャビティ内に溶融塩が完全に充填したら徐
冷して図示した基板を得るのである。
板は、ベース13を図6で示した直接成形法で作ること
によって容易に得られる。予めモールド62内の所定位
置にAlNチップ12と冷却用パイプ21とを固設して
おき、溶融塩注入孔からSiCフィラー分散Alマトリ
クス融液をアキュラッド法によって比較的ゆっくり注入
して冷却用パイプ21と融液との接触性を高める。モー
ルド62のキャビティ内に溶融塩が完全に充填したら徐
冷して図示した基板を得るのである。
【0037】(実施例その3)図8は、本発明の更に別
の実施例によるパワー半導体素子用基板とその上面に配
置した素子等を示す断面図である。本実施例において
は、ベース13に埋め込まれるAlNチップ12の形状
がステップ状に2段になっている。深い位置に埋め込ま
れた下段の周囲を広くベース13のAl:SiCが取り
囲み、AlNとAl:SiCの接触面積が増すと共に機
構的に剥離し難い構造となるので、チップとベースの熱
伝導および接着強度が更に改善される。
の実施例によるパワー半導体素子用基板とその上面に配
置した素子等を示す断面図である。本実施例において
は、ベース13に埋め込まれるAlNチップ12の形状
がステップ状に2段になっている。深い位置に埋め込ま
れた下段の周囲を広くベース13のAl:SiCが取り
囲み、AlNとAl:SiCの接触面積が増すと共に機
構的に剥離し難い構造となるので、チップとベースの熱
伝導および接着強度が更に改善される。
【0038】(実施例その4)本発明によるAlNチッ
プ埋め込みAl:SiCベース基板の熱抵抗値をチップ
サイズをパラメーターにして調べ、従来のAl:SiC
ベース上に樹脂層を介してAlNチップを配設した基板
と比較した。
プ埋め込みAl:SiCベース基板の熱抵抗値をチップ
サイズをパラメーターにして調べ、従来のAl:SiC
ベース上に樹脂層を介してAlNチップを配設した基板
と比較した。
【0039】図9は、前記した間接成形法を用いてベー
ス13を射出成型することによりAlNチップ12を埋
め込み形成した本発明のパワー半導体素子用基板であ
る。パワー素子の熱抵抗を調べるために、AlNチップ
12上に下部電極17を介してパワー半導体素子11を
固着した。パワー半導体素子11の周辺には絶縁層20
を介して制御回路系の導体配線19aおよびパワー回路
系の導体配線19bが2層に配置され、更にこれら導体
回路配線19とパワー半導体素子11とがAlのワイア
ボンディングによって電気的に接続されている。パワー
半導体素子11の下部電極17とパワー回路系の導体配
線19bは、更に橋状導体17によって接合されてい
る。
ス13を射出成型することによりAlNチップ12を埋
め込み形成した本発明のパワー半導体素子用基板であ
る。パワー素子の熱抵抗を調べるために、AlNチップ
12上に下部電極17を介してパワー半導体素子11を
固着した。パワー半導体素子11の周辺には絶縁層20
を介して制御回路系の導体配線19aおよびパワー回路
系の導体配線19bが2層に配置され、更にこれら導体
回路配線19とパワー半導体素子11とがAlのワイア
ボンディングによって電気的に接続されている。パワー
半導体素子11の下部電極17とパワー回路系の導体配
線19bは、更に橋状導体17によって接合されてい
る。
【0040】図10は、Al:SiCから成るベース1
3上に塗布されたエポキシ樹脂から成る絶縁層20に凹
部を設け、その位置にAlNチップ12を埋め込んだ従
来型のパワー半導体素子用基板と基板に搭載されたデバ
イスを示す断面図である。AlNチップ12底部とベー
ス13上部との間隔(樹脂層厚み)は0.15mmであ
る。図示した通り、基板の状態が異なるだけで搭載して
あるデバイスや配線は図9と全く同じである。また、各
要素のサイズも図9と全く同じである。
3上に塗布されたエポキシ樹脂から成る絶縁層20に凹
部を設け、その位置にAlNチップ12を埋め込んだ従
来型のパワー半導体素子用基板と基板に搭載されたデバ
イスを示す断面図である。AlNチップ12底部とベー
ス13上部との間隔(樹脂層厚み)は0.15mmであ
る。図示した通り、基板の状態が異なるだけで搭載して
あるデバイスや配線は図9と全く同じである。また、各
要素のサイズも図9と全く同じである。
【0041】図9、図10では、パワー半導体素子11
として定格600V、20AのIGBTを用いた。IG
BTの寸法は4.9×4.9mm2である。この素子を
40Wで100ms駆動した時の基板の熱抵抗を測定し
た。得られた結果を図示したのが、図11である。図1
1によれば、本発明による基板ではチップサイズによる
熱抵抗値は殆ど変化なく、しかも従来品の1/2以下で
あることがわかる。従来方法で製造したばあいAlNチ
ップサイズが大きくなるにつれて熱抵抗値が下がるの
は、AlNチップの放熱効果による。外挿すると、Al
Nチップ法が30×30mm2以上の領域で本実施例の
場合とほぼ同じ熱抵抗値が得られることになるが、基板
上へのデバイスの高密度実装を考慮すると、非現実的な
数値である。
として定格600V、20AのIGBTを用いた。IG
BTの寸法は4.9×4.9mm2である。この素子を
40Wで100ms駆動した時の基板の熱抵抗を測定し
た。得られた結果を図示したのが、図11である。図1
1によれば、本発明による基板ではチップサイズによる
熱抵抗値は殆ど変化なく、しかも従来品の1/2以下で
あることがわかる。従来方法で製造したばあいAlNチ
ップサイズが大きくなるにつれて熱抵抗値が下がるの
は、AlNチップの放熱効果による。外挿すると、Al
Nチップ法が30×30mm2以上の領域で本実施例の
場合とほぼ同じ熱抵抗値が得られることになるが、基板
上へのデバイスの高密度実装を考慮すると、非現実的な
数値である。
【0042】このような本発明による基板の低熱抵抗値
は、射出成型法を用いてAlNチップ12をAl:Si
Cベース13に精度よく埋め込むことによって得られた
もので、図11は本発明の優れた特性を示すものであ
る。
は、射出成型法を用いてAlNチップ12をAl:Si
Cベース13に精度よく埋め込むことによって得られた
もので、図11は本発明の優れた特性を示すものであ
る。
【0043】図12は、本実施例のパワー半導体装置を
使ってのモータ200の制御装置を示す。パワー半導体
部100は、パワートランジスタPT1〜PT6、ダイオ
ードD1〜D6より成り、3相U、V、Wのモータ200
の回転数制御やトルク制御を行う。400は直流電源、
500は平滑コンデンサである。更に、外部の制御回路
部22は、各パワートランジスタPT1〜PT6のゲート
(ベース)A1〜B3の制御を行う。図13は、図12の
制御回路部22とパワー半導体部100との実施例図で
あり、特に上面部である。各記号は、図1等ですでに示
した通りである。尚、23はドライバー用ICである。
使ってのモータ200の制御装置を示す。パワー半導体
部100は、パワートランジスタPT1〜PT6、ダイオ
ードD1〜D6より成り、3相U、V、Wのモータ200
の回転数制御やトルク制御を行う。400は直流電源、
500は平滑コンデンサである。更に、外部の制御回路
部22は、各パワートランジスタPT1〜PT6のゲート
(ベース)A1〜B3の制御を行う。図13は、図12の
制御回路部22とパワー半導体部100との実施例図で
あり、特に上面部である。各記号は、図1等ですでに示
した通りである。尚、23はドライバー用ICである。
【0044】以上実施例を用いて本発明を説明したが、
本発明はこれらにとどまるものではない。例えば、ベー
ス13との接着強度を強固にするために、AlNチップ
12の界面に予めメタライズ加工をしておいてもよい。
この場合には、前記したような一回の射出成型によるチ
ップ/ベースの接触ではなく、射出成型時にセラミクッ
クチップのダミーを準備するなどして、ベース13の表
面に所定寸法の溝部を設け、その中にメタライズ加工し
たAlNチップ12を嵌合する方式が好ましい。
本発明はこれらにとどまるものではない。例えば、ベー
ス13との接着強度を強固にするために、AlNチップ
12の界面に予めメタライズ加工をしておいてもよい。
この場合には、前記したような一回の射出成型によるチ
ップ/ベースの接触ではなく、射出成型時にセラミクッ
クチップのダミーを準備するなどして、ベース13の表
面に所定寸法の溝部を設け、その中にメタライズ加工し
たAlNチップ12を嵌合する方式が好ましい。
【0045】本発明の基板に搭載するに好適なパワー半
導体素子は、前記したIGBT以外に大出力のサイリス
タや大電流用ダイオードであってもよい。また、Si系
半導体以外にもGaAs系半導体にも適用することがで
きる。
導体素子は、前記したIGBT以外に大出力のサイリス
タや大電流用ダイオードであってもよい。また、Si系
半導体以外にもGaAs系半導体にも適用することがで
きる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果が得られる。 1.基板を構成するAlNチップとAl:SiCベース
との熱膨張係数差が小さく、また射出成型法による一体
化プロセスの加熱処理時に主成分のAl原子を共有する
関係から界面での相互拡散およびAlの化学結合が誘発
されて強い接着強度が得られる。AlNチップと半導体
素子の熱膨張係数差も小さいため、素子駆動時の熱歪が
小さく高い信頼性が得られる。 2.射出成型法によるベース形成によって、複雑なベー
ス形状も容易に実現できるため、ベース内に冷却パイプ
を埋め込むなどして基板の熱抵抗値を大幅に引き下げる
ことができる。 3.パワー素子/AlNチップ/Al:SiCベースの
直接接着構造によって高い熱伝導率による大容量熱放散
が可能である。このため、基板上への高密度実装や基板
の小型化が可能となる。 4.AlN、Al:SiCが軽量であるため、小型、軽
量のパワー半導体素子用基板を形成することができる。
下の効果が得られる。 1.基板を構成するAlNチップとAl:SiCベース
との熱膨張係数差が小さく、また射出成型法による一体
化プロセスの加熱処理時に主成分のAl原子を共有する
関係から界面での相互拡散およびAlの化学結合が誘発
されて強い接着強度が得られる。AlNチップと半導体
素子の熱膨張係数差も小さいため、素子駆動時の熱歪が
小さく高い信頼性が得られる。 2.射出成型法によるベース形成によって、複雑なベー
ス形状も容易に実現できるため、ベース内に冷却パイプ
を埋め込むなどして基板の熱抵抗値を大幅に引き下げる
ことができる。 3.パワー素子/AlNチップ/Al:SiCベースの
直接接着構造によって高い熱伝導率による大容量熱放散
が可能である。このため、基板上への高密度実装や基板
の小型化が可能となる。 4.AlN、Al:SiCが軽量であるため、小型、軽
量のパワー半導体素子用基板を形成することができる。
【図1】本発明の実施例による基板上にパワー半導体素
子を実装した様子を示す断面図である。
子を実装した様子を示す断面図である。
【図2】間接成形法によるベース製造のプロセスを示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】図2の射出成型工程においてグリーン成形体を
形成する様子を示す模式図である。
形成する様子を示す模式図である。
【図4】間接形成法で溶融マトリクス含浸の様子を示す
模式図である。
模式図である。
【図5】別の方法による溶融マトリクス含浸の様子示す
模式図である。
模式図である。
【図6】直接成形法によるベース製造の様子を示す模式
図である。
図である。
【図7】別の実施例による基板上にパワー半導体素子を
配設した様子を示す断面図である。
配設した様子を示す断面図である。
【図8】更に別の実施例による基板上にパワー半導体素
子を載値した状態を示す断面図である。
子を載値した状態を示す断面図である。
【図9】間接成形法を利用して製造したベースを含む本
発明のパワー半導体素子用基板にパワー素子と駆動回路
を実装した様子を示す断面図である。
発明のパワー半導体素子用基板にパワー素子と駆動回路
を実装した様子を示す断面図である。
【図10】従来法によって製造した基板に図9と同じパ
ワー素子と駆動回路を実装した様子を示す断面図であ
る。
ワー素子と駆動回路を実装した様子を示す断面図であ
る。
【図11】図9と図10の各素子駆動時の基板の熱抵抗
値測定データである。
値測定データである。
【図12】本発明のモータ制御装置の一例を示す図であ
る。
る。
【図13】図12のモータ制御装置の一部の回路の実施
例図である。
例図である。
11 パワー半導体素子 12 AlNチップ 13 ベース 13a Alを主成分とする金属マトリクス 13b SiC粒子から成るフィラー 14 放熱部 15 ワイア 17 下部電極 18 橋状電極 19 導体回路配線 19a 制御回路系の導体配線 19b パワー回路系の導体配線 20 絶縁層 21 冷却用パイプ 31 グリーン成形体 32 モールド 33 混合材料 34 加圧機構部 35 モータ 41 脱脂、表面処理、乾燥された成形体 42 溶融金属 43 金属浴容器 44 チャンバー 45 排気ポンプ 51 フィルター部 61 溶融アルミニュームマトリクス 62 モールド 64 加圧用シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 1/02 A H01L 23/46 Z (72)発明者 山田 一二 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】 アルミニュームを主成分とする金属マト
リクスにSiCを分散して成るベースと、該ベースのデ
バイス装荷側表面近傍に露出面が該デバイス装荷側表面
と同一平面上に在る如くして埋め込まれた島状の窒化ア
ルミニューム(AlN)から成る素子搭載チップと、 を含むパワー半導体素子用基板。 - 【請求項2】 前記ベースの前記デバイス装荷側表面と
反対側の面(裏面)が、放熱面積を増加させるため平行
に複数本溝状加工されて成る請求項1記載のパワー半導
体素子用基板。 - 【請求項3】 前記ベースの前記素子搭載用チップの埋
め込み領域より下方に、冷却用媒体の流路を配設して成
る請求項1記載のパワー半導体素子用基板。 - 【請求項4】 前記素子搭載用チップの前記ベースへの
埋め込み断面が、前記デバイス装荷側表面においてより
前記ベース内部においてより大きくなる如く前記素子搭
載用チップの形状を設計した請求項1記載のパワー半導
体素子用基板。 - 【請求項5】 少なくとも一表面が平面形状を有する窒
化アルミニューム(AlN)から成る素子搭載用チップ
を所定個数だけ、平面形状を有する前記一表面が露出面
となる如くして予め所定形状に製造されたモールド内に
設置する第一の工程と、 アルミニュームマトリクスにSiCを分散しベース材料
を含む原料を前記モールド内に注入充填する射出成型法
を利用して、前記素子搭載用チップの前記露出面以外の
領域に前記原料を接触させパワー半導体素子用基板の形
状を形成する第二の工程と、 加熱または冷却のプロセスによってアルミニュームマト
リクスにSiCを分散したベースを固化成形する第三の
工程と、 より成るパワー半導体素子用基板の製造方法。 - 【請求項6】 前記原料がベース材料の粉末に有機樹脂
バインダーおよび添加助剤を混合して成る前記第二の工
程と、脱バインダー処理と焼結のプロセスを含む前記第
三の工程と、 を含んで成る請求項5記載のパワー半導体素子用基板の
製造方法。 - 【請求項7】 前記ベース材料から成る溶融混合物を前
記モールド内に充填する前記第二の工程と、冷却によっ
て前記溶融混合物を固化せしめる前記第三の工程と、 を含んで成る請求項5記載のパワー半導体素子用基板の
製造方法。 - 【請求項8】 請求項1〜4いずれかのパワー半導体素
子用基板の上記チップ上にパワー半導体素子を搭載して
なるパワー半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7002066A JPH08191120A (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | パワー半導体素子用基板とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7002066A JPH08191120A (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | パワー半導体素子用基板とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08191120A true JPH08191120A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11518979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7002066A Pending JPH08191120A (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | パワー半導体素子用基板とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08191120A (ja) |
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-
1995
- 1995-01-10 JP JP7002066A patent/JPH08191120A/ja active Pending
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