JPH08191990A - ドライクリーナ - Google Patents

ドライクリーナ

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JPH08191990A
JPH08191990A JP7004522A JP452295A JPH08191990A JP H08191990 A JPH08191990 A JP H08191990A JP 7004522 A JP7004522 A JP 7004522A JP 452295 A JP452295 A JP 452295A JP H08191990 A JPH08191990 A JP H08191990A
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drum
solvent
liquid
tank
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Tadatoshi Suga
忠利 菅
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 洗浄液の供給を受け衣類を収容するためのド
ラムと、洗浄液のタンクと、ポンプと、給液路と、この
給液路の各入口に設けられた切替弁と、洗浄液をタンク
からポンプ、給液路を介してドラムに供給し、しかる後
ドラムを回転させて衣類を洗浄する洗浄手段と、ドラム
を高速回転させて洗浄液を遠心脱液し、かつ洗浄液をポ
ンプを介してタンクに排液する脱液手段と、洗浄、脱液
手段を順次運転制御する運転手段とを備えたドライクリ
ーナにおいて、ポンプは、自給式ポンプで、かつ切替弁
より下流側の給液路の少なくとも一部をポンプより上方
に位置させ、運転手段は、脱液行程終了後の一定時間、
ポンプを停止させ、かつ切替弁を開放させるポンプ自給
性能アップ行程を実行することを特徴とするドライクリ
ーナ。 【効果】 開放された流路の溶剤が落差によって自然に
ポンプに流入し、それによってポンプの自給性能を確保
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は洗浄液として例えば石
油系溶剤を用いて単一の回転ドラム内で衣類の洗浄,衣
類からの溶剤の脱液,衣類の乾燥などの各行程を行うよ
うにしたドライクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
この種のドライクリーナは、ドラム内へ溶剤を供給し衣
類を洗浄した後、ドラムからタンクへ溶剤を排液し、か
つドラムを高速回転させて衣類を脱液する。次いで衣類
を乾燥する。給液時の溶剤はタンクからポンプを介して
ドラム内に供給され、洗浄中の溶剤は通常、ドラムから
ポンプ、フィルタを介してドラムへ循環されるが、ポン
プは設置スペースを小さくすることや修理の容易さのた
め、タンクの上に設置されると共に、自給式ポンプが採
用されることが多い。
【0003】ところがこのような自給式ポンプが採用さ
れ、脱液行程時に溶剤がドラムからタンクへどんどん排
液されていくと、ポンプがタンクよりエアーを吸うに至
る。そしてポンプ(ケーシング)内の溶剤が減り過ぎる
と、次行程、例えば乾燥行程中の浄化行程時にはタンク
から溶剤を吸引しようとしても自給できず、ポンプが空
転することが多々あった。かくしてこの発明の主要な目
的の一つは、ポンプの自給能力を向上させ、空転を防止
できるドライクリーナを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明は、洗
浄液の供給を受け衣類を収容するためのドラムと、洗浄
液のタンクと、ポンプと、給液路と、この給液路の各入
口に設けられた切替弁と、洗浄液をタンクからポンプ、
給液路を介してドラムに供給し、しかる後ドラムを回転
させて衣類を洗浄する洗浄手段と、ドラムを高速回転さ
せて洗浄液を遠心脱液し、かつ洗浄液をポンプを介して
タンクに排液する脱液手段と、洗浄、脱液手段を順次運
転制御する運転手段とを備えたドライクリーナにおい
て、ポンプは、自給式ポンプで、かつ切替弁より下流側
の給液路の少なくとも一部をポンプより上方に位置さ
せ、運転手段は、脱液行程終了後の一定時間、ポンプを
停止させ、かつ切替弁を開放させるポンプ自給性能アッ
プ行程を実行することを特徴とするドライクリーナを提
供する。
【0005】すなわちこの発明は脱液行程終了後の一定
時間、ポンプの停止と、給液路入口に設けた切替弁の開
放とを行なうことによって、開放された流路の溶剤が、
落差によって自然にポンプに流入し、それによって自給
式ポンプ本来の自給性能を上昇させることができる。
【0006】この発明において、溶剤を循環させるポン
プとしては、自給式ポンプが用いられる。この自給式ポ
ンプは、運転を停止して安定している場合には、常にケ
ーシング内まで液が保たれるよう構成され、通常運転を
開始するとケーシング内及び吸込管内に若干空気があっ
ても、吐出口側に送られて比較的短時間内に吸水吐出を
行なうことができるポンプである。しかし空気を吸引し
過ぎたり、吸引した直後の不安定な状態では自給性能の
低下が見られる。
【0007】この発明においては、ポンプとドラムとの
間の流路、つまり給液路の入口に切替弁が設けられ、切
替弁より下流側の給液路の少なくとも一部はポンプより
上方に配置される。そして給液路はフィルタ(管)と、
このフィルタの入口・出口を短絡するバイパス路で構成
され、フィルタ及びそのバイパス路の各入口には1対の
切替弁(開閉弁)が設けられるのが望ましく、これらの
切替弁の開閉動作によって溶剤をフィルタを通すか、バ
イパス路を通すか、あるいは両方に通すかを切替える。
フィルタはよごれるので、よごれが逆流しないようにバ
イパス路のみ切替弁によって開放させるのがより望まし
い。またフィルタはフィルタ材(例えば活性炭など)自
体を交換可能に構成されている。
【0008】この発明においてポンプの自給性能アップ
行程とは、一定時間(好ましくは10〜20秒)、ポン
プを停止させ、かつ切替弁を開放させる、乾燥行程の前
に行なう行程である。切替弁は通常の開閉弁が使用でき
る。切替弁に代えて三方切替弁を採用することもでき
る。通常、ポンプの自給力を確保できる液量は例えば約
1000CCであり、エアーの吸込みにより例えば500
cc不足する。従ってこの例では上述の切替弁の開閉動作
により、停止中のポンプに500cc以上の溶剤を流入さ
せることが必要となる。
【0009】この発明において、衣類を収容するドラム
に溶剤を供給して衣類を洗浄する洗浄手段とは、ドラム
を外槽本体内に軸がほぼ水平になるよう回転可能に設置
し、ドラムにドラム径の1/6程度の深さまで洗浄液と
しての溶剤を供給し、ドラムを30〜50rpmの回転
速度で数秒間づつ正逆転(反転)させ、衣類をたたき洗
いする行程を行う手段である。従って、この洗浄手段
は、溶剤タンクと、溶剤タンクとドラム間に溶剤を循環
させる給液路(好ましくはフィルタ及びフィルタのバイ
パス路を含む配管)およびポンプを備え、溶剤を溶剤タ
ンクからポンプ、給液路(具体例ではバイパス路)を介
してドラムに供給し、しかる後ドラムを回転させ、かつ
溶剤をドラムからポンプ、フィルタを介してドラムに循
環させ衣類を洗浄する。更にドラムを回転させるため
に、ドラムモータ、このモータの回転動力をドラムに伝
えるプーリ及びプーリベルトなどを備えることが好まし
い。またドラムモータとしては、この洗浄行程での回転
に加えて後述の脱液行程の高速回転に対応できるように
速度可変のモータ、例えばインバータ制御モータが好ま
しい。
【0010】この発明において洗浄液として用いられる
溶剤は、主として可燃性の石油系溶剤であり、たとえ
ば、第2石油系の工業用ガソリン5号である。洗浄行程
に用いる溶剤は、温度が高いほど洗浄能力が高くなる
が、溶剤が可燃性であるため、溶剤温度を引火点(ガソ
リン5号の場合には43℃)以下に維持すると共に、気
化した溶剤のガス濃度を爆発下限界濃度(ガソリン5号
の場合には0.6vol%)以下に抑制することが必要
とされる。
【0011】この発明において、ドラム内の溶剤を排液
し、かつドラムを高速回転させて遠心脱液する脱液手段
とは、洗浄行程終了後で乾燥行程前に作動され、衣類に
付着している溶剤をドラムを高速回転(600〜700
rpm)させて遠心力で分離し、(外槽本体)その他の
ドラム内の溶剤と共にドラム(外槽本体)外へ排出する
手段である。従ってこの脱液手段は、ドラム(外槽本
体)底部の排液弁(排液口とその開閉弁)を備えること
が好ましく、更に排液(溶剤)をポンプによってフィル
タを介して溶剤タンクへ送り再利用できるようにするこ
とが好ましい。
【0012】また、ポンプの自給力アップ行程終了後は
ドラムに乾燥風を供給して衣類を乾燥する乾燥行程を運
転するが、この乾燥手段としては、ドラム内の溶剤ガス
濃度と乾燥効率とを配慮して、温風又は熱風を安全で適
正な温度範囲の温度に調節してドラム内に供給する手段
が挙げられ外槽本体から分岐しブロワーを介して外槽本
体内に戻り、ドラムに供給した乾燥風を回収して再びド
ラムに供給するような循環路又は循環風路、およびブロ
ワーと、その循環風路中に設けられ乾燥風の温度を管理
する乾燥ヒータから構成できる。さらに循環風路中に乾
燥クーラを備えると乾燥が促進されると共に温度管理が
一層容易になる。乾燥ヒータの熱源としては、スチー
ム、電気ヒータなどが挙げられるが、安全性や熱交換効
率などを考慮すると100〜130℃のスチーム(過熱
蒸気)が好ましい。
【0013】このように乾燥風を加熱する乾燥ヒータ
は、この発明においては乾燥行程だけではなく脱液行程
においても作動され、予熱行程としてドラムに流入する
風を加温し予熱するので、具体的には、乾燥風の通路内
に熱媒通路を介設したものであることが好ましい。
【0014】乾燥ヒータによって加熱された乾燥風は高
温になると危険なので乾燥風温度を検出する乾燥風の温
度検知センサを設けて予め設定された温度(例えば40
℃)以上に上昇すると乾燥ヒータの作動を停止するよう
構成するのが好ましく、この温度検知センサは、たとえ
ば、サーミスタやサーモカップルを乾燥風路中に設けて
構成することができるが、この発明では、更に脱液行程
でのドラムへの流入風の温度を検出するためにも用いる
ことができるので、乾燥ヒータの風下で、かつ、乾燥ヒ
ータの近傍に設けられることが好ましい。
【0015】洗浄、脱液及び乾燥手段を順次運転制御す
る運転手段とは、予め設定されたプログラムに従って行
程を実行する電気的な制御装置であり、これには、CP
U、ROM、RAMおよびI/Oポートからなるマイク
ロコンピュータを用いることができる。
【0016】乾燥ヒータを、乾燥行程中だけではなく、
その前行程の脱液行程中でも作動させることによってド
ラムに流入する風を加温し予熱することができ(予熱行
程)、それによって乾燥行程での乾燥温度の立上りが早
くなる。ドラムに流入する風は、ブロワーではなく、ド
ラムの高速回転に基づきドラム内に生じる負圧によって
その負圧部分に臨む循環路を介して生じる。ブロワーを
作動させると乾燥力が強いので、脱液行程でドラムに付
着した状態の衣類がその状態で強くかわき過ぎてしわが
付く。もちろんブロワーを低速回転させることもできる
が、そのためには回転制御(インバータ制御など)が必
要となり、コストアップにつながる。
【0017】このように脱液行程中にドラムに流入する
加温された風の温度を温度センサによって検知させ、そ
の温度が予め設定された温度以上の場合に乾燥ヒータの
作動を停止させるので、溶剤ガスの引火、爆発などの危
険を防止できる。この温度検知センサが、乾燥行程中に
ドラムに流入する循環乾燥風の温度を検出し、その検出
温度が予め設定した温度以上になった場合に乾燥ヒータ
の作動を停止させる乾燥風の温度検知センサを兼ねれば
好都合である。
【0018】乾燥ヒータがその熱源をスチームとする場
合には、ドレンを脱液行程での上記予熱行程によって抜
くことができ、次の乾燥行程のスムースな運転を可能に
する。
【0019】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明を詳述する。なお、これによって、この発明が限定さ
れるものではない。図1は石油系溶剤を用いるドライク
リーナの外観斜視図であり、100はドライクリーナ本
体、101は衣類投入口を開閉するドアー、102はド
アーハンドル、103はドアー枠、104はドアーガラ
ス、105は前面パネル、PSは電源スイッチ、34は
キーボード、35は表示パネルである。
【0020】図2は図1に示すドライクリーナの構成説
明図であり、1は衣類を収容するドラム、2は外槽本体
を示している。ドラム1は周壁に多数の孔を開口させた
円筒形に形成され、外槽本体2内に回転可能に水平に軸
支されている。外槽本体2ではドラム1の外周を覆う筒
形部分の外側に空気と気化した溶剤との循環路3及び溶
剤液の排液管路4が設けられている。
【0021】循環路3には、これに沿ってその内部又は
路壁にドラム出口温度センサSE4,ブロワー5、排気
口6、クーラ7、クーラ出口温度センサSE5、吸気弁
8、乾燥ヒータ9およびドラム入口温度センサSE6
この順序に配置されている。なお、温度センサSE4
SE6はサーミスタで構成される。
【0022】また、外槽本体2の底部には、排液管路4
を介在させてドラム1内の溶剤レベルを検出する液位セ
ンサSE1およびドラム1内の溶剤が排出されたことを
検出する液位センサSE7を備えたボタントラップ10
が連結されている。なお、ボタントラップ10は、ドラ
ム1から排出された溶剤中に含まれる衣類用ボタンのよ
うな固形物を除去するための一種のフィルターである。
【0023】クーラ7は、冷却水源Wから供給される冷
却水を導入した後、冷却水源Wへ冷却水を帰還させるこ
とにより、循環路3内を流れる空気及び気化した溶剤を
冷却し、溶剤を凝縮液化させるようになっている。液化
させた溶剤は、水分離器13を経て水が除去された後、
溶剤タンク11へ戻される。
【0024】吸気弁8は、エアシリンダ8aにて開閉操
作されるよう構成されており、通常は、図2に示すよう
に閉じられているので、ブロワー5を駆動することによ
り乾燥風が循環路3を図2の矢印で示す方向に循環する
が、吸気弁8を開操作してブロワー5を駆動すると、外
部空気がドラム1内へ取り込まれ排気弁6から排出され
るようになっている。なお、6aは排気弁6を開閉操作
するエアシリンダである。
【0025】乾燥ヒータ9は弁24および弁27を開く
ことにより、100〜120℃程度のスチームをスチー
ム源Sから導入し、循環路3内を通流する空気を加熱す
るようになっている。なお、冷却水源(チラー)Wおよ
びスチーム源(ボイラー)Sは、通常、ドライクリーナ
の外部に設置される。
【0026】溶剤タンク11の給液口及びボタントラッ
プ10の排液口は、夫々給液弁21と排液弁22とを介
在させてポンプPの吸込口側に接続されている。また、
ポンプPの吐出口側はフィルタF又はこのフィルタFの
バイパス路120を経て熱交換器12に接続されてい
る。つまりポンプPの吐出口側とドラムとの間にはフィ
ルタFとこのフィルタの入口・出口を短絡するバイパス
路120が介接され、かつフィルタFとバイパス路12
0の各入口に切替弁(開閉弁)122・121を備え、
これらの切替弁の開閉によって流れを切替えている。
【0027】熱交換器12は溶剤の通流路内に、スチー
ム又は冷却水が選択的に通流される管路12aを設けて
構成されており、熱交換器12の溶剤出口は三方切替弁
23にて溶剤タンク11又はドラム1に選択的に接続さ
れるようになっている。もちろん三方切替弁23に代え
て溶剤タンク11側とドラム1側とのそれぞれの流路に
開閉弁を介接してもよい。
【0028】熱交換器12においては、弁24,25,
28を開放し、かつ、弁26,29を閉鎖することによ
り管路12a内にスチームが通流し、また弁25、28
を閉鎖し、弁26,29を開放することにより冷却水が
管路12a内を通流し、溶剤に対する加熱,冷却を選択
的に行い得るようになっている。
【0029】SE2は熱交換器12の溶剤入口に設けら
れサーミスタで構成された温度センサであって、溶剤温
度を検出する。SE3は熱交換器12に設けられ溶剤の
過熱を検出するためにサーモスタットで構成された過熱
温度センサである。
【0030】SWはポンプPの吐出口側に設けた溶剤流
量検出用の圧力スイッチである。溶剤をドラム1へ供給
する場合には、熱交換器12の溶剤出口を三方切替弁2
3によってドラム1に接続し、弁21を開放してポンプ
Pを駆動する。
【0031】溶剤をドラム1から排出する場合には、熱
交換器12の溶剤出口を三方切替弁23によって溶剤タ
ンク11に接続し、弁22及び切替弁122を開放、弁
21及び切替弁121を閉鎖してポンプPを駆動する。
それによって、ドラム1から排出された溶剤は、ボタン
トラップ10およびフィルタFで浄化された後に、溶剤
タンク11へ収容される。
【0032】また、溶剤をドラム1へ供給しない場合
に、熱交換器12の溶剤出口を三方切替弁23によって
溶剤タンク11に接続し、弁22及び切替弁121を閉
鎖、弁21及び切替弁122を開放してポンプPを駆動
すれば、溶剤は、溶剤タンク11とフィルタFと熱交換
器12の間を循環するので、それによって溶剤の浄化と
温度管理を行うことができる。
【0033】図3は、ドラム1、外槽本体2および循環
路3の配置関係を示す要部断面図であり、ドラム1の回
転軸107は、外槽本体2に設けられた軸受け108に
よって回転可能に支持され、大プーリー109、小プー
リー110およびプーリーベルト111を介してインバ
ータ制御(速度可変)モータMに結合されている。
【0034】そして、ドアー101が閉じられると、循
環路3の一端(出口)がドラム1の衣類投入口に接続さ
れ、他端(入口)が外槽本体2の周壁に接続される。従
って、モータMが駆動してドラム1が回転すると、ドラ
ム1は遠心式ファン(例えばシロッコファン)のように
作用して、ブロワー5が停止していてもドラムの周壁附
近の乾燥風を遠心力で循環路3の方へ送り、それによっ
てドラムの中心軸附近に生じる負圧により乾燥風を図3
の矢印で示すように流入させ全体として乾燥風を循環さ
せる。なお、106はドアー101を密閉するためのゴ
ムパッキンである。
【0035】図4は制御系のブロック図であり、31は
制御部、つまり、マイクロコンピュータを示し、マイク
ロコンピュータ31はCPU、ROMおよびRAMから
構成される。
【0036】マイクロコンピュータ31は、入,出力ポ
ート32,33を介してキーボード34,表示パネル3
5,ドラム駆動用モータM,ポンプP,ブロワー5、吸
気弁8,各弁21〜29切替弁121及び122、液位
センサSE1,SE7,温度センサSE2,過熱温度セン
サSE3,温度センサSE4〜SE6及び圧力スイッチS
Wに接続されておりこれらを駆動制御し、また、これら
から検出値を取り込むようになっている。
【0037】図5はキーボード34の詳細図であり、キ
ーボード34はプログラムキー41を操作し、続いてテ
ンキー44にてプログラム番号を指定すると、マイクロ
コンピュータ31に記憶されている複数の運転プログラ
ムのうちの1つのプログラムが呼び出され、そのプログ
ラムでの各行程の設定データが表示パネル35に表示さ
れるようにしてある。
【0038】この状態で呼び出しキー43の操作により
運転プログラムの各行程を順に指定すると、指定された
各行程での新たな運転が可能となる他、新たな運転プロ
グラムを登録することも出来る。42はドライクリーナ
の運転を開始/停止させるスタート/ストップキーであ
る。
【0039】表示パネル35では、洗浄行程での溶剤温
度、乾燥行程でのクーラ7の温度、クールダウン時間、
ドラム反転周期等の各タイミング、溶剤の循環方法、排
液方法、ドラム回転数の高,中,低の給液方法、その他
自動又は手動時における各行程設定内容等が夫々に対応
させたLEDの点灯等により表示されるようになってい
る。
【0040】次に、このような構成を有するドライクリ
ーナの全行程を、概略的に説明する。図6に示すよう
に、まず、準備運転行程(ステップS100)では、電
源スイッチ4が投入されると、乾燥ヒータ9にスチーム
源Sからスチームを供給すると共に、クーラ7に冷却水
源Wから冷却水を供給し、ブロワー5を駆動させて、乾
燥ヒータ9およびクーラ7の作動状態を、温度センサS
6、SE5の検知温度基づいて判断する。そして、乾燥
ヒータ9およびクーラ7が正常に作動しているか(運転
可能か)、作動していないか(運転不能か)を表示パネ
ル35に表示する。
【0041】運転可能である場合には、洗浄行程(ステ
ップS200)において、ドラム1に溶剤を供給すると
同時に、ドラム1を断続的に低速(30〜50rpm)
で正逆回転(反転)させて、所定の洗浄時間だけ、たた
き洗いを行う。なお、この洗浄行程では、洗浄液(溶
剤)をドラム1へ供給する以前に、ドラム内の温度を適
正値に調整するようになっている。
【0042】洗浄行程が終了すると、脱液行程(ステッ
プS300)において、ドラム1から溶剤を排出させ、
その後、更にドラム1を高速(600〜700rpm)
で正転させて脱液し、脱液された溶剤を排出させ、所定
の脱液時間が経過すると、ドラム1を停止させて脱液行
程を終了する。なお、この脱液行程では、ドラム1の高
速回転中に乾燥ヒータ9を作動させ、ドラム1の高速回
転によって生じる低速の循環風を利用してドラム1に温
風を供給し、ドラム1を予熱するようにしている。
【0043】脱液行程の終了後、ポンプの自給性能アッ
プ工程(S600)において一定時間(例えば10〜2
0秒)、ポンプPを停止させ、併せて切替弁121を開
に、切替弁122を閉にして流路内の溶剤を落差を利用
してポンプP内に自然落下させ、ポンプPの自給性能ア
ップを図る。
【0044】ポンプの自給性能アップ行程の終了後、乾
燥行程(S400)において、ドラム1を断続的に低速
で正逆回転させると共に、ブロワー5、クーラ7および
乾燥ヒータ9を駆動し、乾燥風をドラム1に供給する。
所定時間経過後、乾燥ヒータ9の作動を停止させ、ドラ
ム1に冷風を供給(クールダウン)した後、次の脱臭行
程(S500)に移る。なお、この乾燥行程の途中で
は、溶剤を局部的に過熱させて、過熱温度センサ(サー
モスタット)SE3の動作チェックを行う。
【0045】脱臭行程では、吸気弁8を開き、外部空気
を反転中のドラム1へ供給し、所定時間後、吸気弁8を
閉じ、ドラム1の回転を停止させて脱臭行程を終了す
る。これによってドライクリーナの全運転行程が完了す
る。
【0046】次に、前記行程の内、主な行程における詳
細な動作をフローチャートを用いて説明する。(1)準備運転行程 図7は準備運転行程を示すフローチャートである。図7
において、本体100の電源スイッチPSが投入される
と、ブロワー5を作動させ、吸気弁8を閉じ、蒸気入口
弁24及び蒸気出口弁27を開き、スチーム源Sから乾
燥ヒータ9に蒸気が流れるようにして、準備運転を開始
する(ステップS101〜S104)。クーラ7につい
ては、冷却水源Wが正常に作動していれば、常に冷却水
配管を冷却水が循環し、クーラ7に冷却水が供給され
る。
【0047】そして、準備運転を開始すると同時に(ス
テップS105)、温度センサSE 6および温度センサ
SE5が温度測定を開始する。温度センサSE6が70℃
以を10秒継続して検知すると(ステップS106)、
スチーム源Sは正常に作動していると判断できるので、
乾燥ヒータ準備OKとして、弁24と弁27を閉じてス
チーム源Sの作動状態のチェックを終了する(ステップ
S107〜S109)。また、温度センサSE5が12
℃以下を2分継続して検知すると、冷却水源Wは正常に
作動していると判断できるので、クーラ準備OKとする
(ステップS110、111)。
【0048】そして、以上の2つの条件が両方ともクリ
アできた段階でブロワー5を停止させて、準備運転を終
了し、運転待機状態として、その内容を表示パネル35
に表示させる(ステップS112〜S114)。しか
し、上記2つの条件のうちどちらか一方でもクリアでき
ない場合には、電源投入後、25分間経過するまで準備
運転を行う。25分経過しても条件をクリアできない場
合には、スチーム源S又は冷却水源Wが正常に作動して
いないと判断して準備運転を終了し、運転が不可能であ
ることを表示パネル35に表示して、スチーム源又は冷
却水源Wの作動状態のチェックを使用者にうながす(ス
テップS114〜S118)。
【0049】このように、ドライクリーナでは、準備運
転でスチーム源Sと冷水源Wとの作動が正常であること
を確認した上で、正規の運転を開始するので、スチーム
源S又は冷水源Wの作動不良に基づく運転中断事故や溶
剤の引火・爆発事故を未然に防止することができる。
【0050】(2)洗浄行程 図8は洗浄行程を示すフローチャートである。図8にお
いて、スタート/ストップキー42(図5)が押される
と、ドラム1内の温度を検出するために温度センサSE
4が温度測定を開始する(ステップS201)。そして
温度センサSE4が50℃以上を検知すると(ステップ
S202)、ブロワー5を作動させて、ドラム1と外槽
本体2を冷却し(ステップS203)、温度センサSE
4の検出温度が40℃未満になると、ブロワー5を停止
させる(ステップS204、S205)。
【0051】次に、ドラム1を断続的に低速で正逆回転
(反転)させると同時に、タンク11からポンプP、バ
イパス路120(切替弁121開、同122閉)熱交換
器12、三方切替弁23を介してドラム1へ溶剤を供給
し、ドラム1内の溶剤が所定液位に達すると、タンク1
1からドラム1への給液を停止する(ステップS206
〜S209)。次に、ドラム1の溶剤(洗浄剤)をボタ
ントラップ10、ポンプP、フィルタF(切替弁121
閉、同122開)、熱交換器12、三方切替弁23、そ
してドラム1へと循環させ(ステップS210)、溶剤
温度が、27℃以上であればクーラ7を作動させ、27
℃未満になればクーラ7の作動を停止させることによっ
て(ステップS210〜S213)、洗浄液の温度を2
7℃以下に保持するための温度制御を行う。
【0052】次に、ステップS206におけるドラム1
の反転開始からの時間が7分を経過すると(ステップS
214)、溶剤循環動作を停止すると共に、ドラム1の
反転動作を停止して洗浄行程を終了する(ステップS2
15、S216)。また、ステップS202において、
温度センサSE4の検知温度(ドラム出口温度)が50
℃未満で30℃以上の場合には(ステップS217)、
ルーチンはステップS206へ進む。
【0053】また、ステップS202、S217におい
て、温度センサSE4の検知温度が30℃未満であれ
ば、ドラム1に反転動作を開始させ、タンク11からド
ラム1へ溶剤を供給し、ドラム1内の溶剤が所定液位に
達すると、タンク11からドラム1への給液を停止する
(ステップS218〜S220)。
【0054】次に、ドラム1の洗浄剤をボタントラップ
10、ポンプP、フィルタF、熱交換器12、三方切替
弁23、そしてドラム1へと循環させると共に(ステッ
プS221)、洗浄剤の温度が、23℃未満であれば乾
燥ヒータ9を作動させ、23℃以上になれば乾燥ヒータ
9の作動を停止させることによって(ステップS222
〜S224)、洗浄液の温度を23℃以下に保持するた
めの温度制御を行う。そして、ステップS218におけ
るドラム1の反転開始から7分が経過すると、洗浄行程
を終了する(ステップS215、S216)。
【0055】この実施例の洗浄行程によれば、洗浄行程
開始時に、予めドラム内温度が適正温度範囲に設定され
るので、溶剤の引火・爆発の危険を回避して、かつ、効
率のよい洗浄を行うことができる。
【0056】さらに、洗浄行程開始前のドラム内温度の
値により、溶剤温度を推定することができるので、その
ドラム内の温度に対応して溶剤温度を制御するに必要な
加熱又は冷却手段すなわち、溶剤乾燥ヒータ又は溶剤ク
ーラを予め選択することが可能となり、洗浄行程中の溶
剤の温度管理制御が容易になる。
【0057】(3)脱液行程 図9は脱液行程を示すフローチャートである。洗浄行程
が終了すると、図9に示すように排液弁22を開作動さ
せてドラム1からポンプP、フィルタF(切替弁121
閉、同122開)熱交換器12、三方切替弁23を介し
て溶剤タンク11に溶剤を排出させ(ステップS30
1)、その後更にドラム1を、ドラムモータMを作動さ
せて高速(600〜700rpm)で正転させ(ステッ
プS302)、更に吸気弁8と排気弁6とを閉じる(ス
テップS303,304)。
【0058】次いで蒸気入口弁24を開放してスチーム
を乾燥ヒータ9に供給し(ステップS305)、ドラム
1の温度が40℃未満であれば(ステップS306)脱
液時間経過後(ステップS307)次のポンプの自給性
能アップ行程に移る。一方、ドラム1の温度が40℃以
上であれば直ちに蒸気入口弁24を閉じ(ステップS3
08)、38℃以下になれば(ステップS309)もう
1度蒸気入口弁24を開放して同じステップを繰り返
し、38℃を越えている間に脱液時間が経過すれば(ス
テップS310)脱液行程を終了し、次のポンプの自給
性能アップ行程に移る。
【0059】(4)ポンプの自給性能アップ行程 図10はポンプPの自給性能アップ行程を示すフローチ
ャートである。脱液行程において、ドラム1の溶剤は、
上述のごとくポンプP、フィルタF、熱交換器12、三
方切替弁23を介して溶剤タンク11に排出されるの
で、除々にポンプPを通る溶剤量が減少し、ついにはポ
ンプPはエアーを吸い始め、ポンプPのケーシング内の
溶剤量も減少して自給力が低下するおそれがある。ポン
プの自給性能アップ行程は次の乾燥行程(溶剤の浄化行
程を含む)に移る前に、上述のごときポンプの自給性能
の低下を防ぐために行なわれるものである。
【0060】脱液行程が終了すると、一定時間だけ(例
えば10〜20秒に設定可能、ここでは15秒)、ポン
プPを停止させ、かつ切替弁121開、同122閉とし
てポンプPの吐出口側の流路中の溶剤をその落差を利用
してポンプP内に自然落下させ、ポンプの自給性能を維
持できるだけの溶剤量を確保する(ステップS601、
602)。(5)乾燥行程 図10は乾燥行程を示すフローチャートである。
【0061】ポンプの自給性能アップ行程が終了する
と、図11に示すように、ポンプPを作動させて(ステ
ップS401)、溶剤を溶剤タンク11からフィルタF
(切替弁121閉、同122開)、熱交換器12、三方
切替弁23、そして溶剤タンク11へと循環させて、溶
剤の温度を約25℃に保持するための温度管理を開始す
る(ステップS402)。
【0062】同時に、ブロワー5および乾燥ヒータ9を
作動させて、温風をドラム1へ供給し(ステップS40
3、S404)、3分以内にドラム入口温度、つまり、
温度センサSE6の検知温度が50℃以上に上昇しない
場合には、スチーム源Sの作動不良と判断して運転を停
止する(ステップS405〜S407)。3分以内にド
ラム入口温度が50℃以上に上昇した場合には、スチー
ム源Sの動作を正常と判断し、所定の低温乾燥時間だけ
低温乾燥を行う(ステップS408、S409)。
【0063】ここで、低温乾燥とは、ドラムを反転させ
ながら、ドラム1内で気化した溶剤の濃度が安全値
(0.6vol%)以下に低下するまで、ドラム1内の
温度を安全温度(40℃以下)に保つためにドラム入口
温度を50℃に管理しつつ温風をドラム1へ供給して行
う乾燥のことである。
【0064】次に、高温乾燥を行う(S410)。な
お、高温乾燥とは、ドラム1内で気化した溶剤濃度が安
全値以下まで低下したときに、ドラム1を反転させなが
ら、さらに高温(70〜100℃程度)の熱風を所定の
高温乾燥時間だけドラム1に供給して効率よく乾燥を行
うことである。
【0065】そして、所定の高温乾燥時間が経過する
と、高温乾燥を終了し(ステップS413、S41
4)、乾燥ヒータ9の作動を停止してクーラ7からの冷
風を所定のクールダウン時間だけドラム1に供給し、ド
ラム1内を冷却し、乾燥行程を終了する(ステップS4
15)。
【0066】
【発明の効果】脱液行程終了後の一定時間、ポンプの停
止と、給液路入口に設けた切替弁の開放とを行なうこと
によって、開放された流路の溶剤が、落差によって自然
にポンプに流入し、それによって自給式ポンプ本来の自
給性能を上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す外観斜視図である。
【図2】実施例の構成説明図である。
【図3】実施例の要部断面図である。
【図4】実施例の制御系のブロック図である。
【図5】実施例のキーボードを示す正面図である。
【図6】実施例の行程を示す概略のフローチャートであ
る。
【図7】実施例の準備運転行程のフローチャートであ
る。
【図8】実施例の洗浄行程のフローチャートである。
【図9】実施例の脱液行程のフローチャートである。
【図10】実施例のポンプの自給性能アップ行程のフロ
ーチャートである。
【図11】実施例の乾燥行程のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ドラム 2 外槽本体 3 循環路 4 排液管路 5 ブロワー 6 排気弁 7 クーラ 8 吸気弁 9 乾燥ヒータ 11 溶剤タンク 12 熱交換器 13 水分離器 21〜29 弁 120 バイパス路 121〜122 切替弁 SE1 液位センサ SE2 温度センサ SE3 過熱温度センサ SE4 温度センサ SE5 温度センサ SE6 温度センサ SE7 液位センサ SW 圧力スイッチ S スチーム源 W 冷却水源 F フィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液の供給を受け衣類を収容するため
    のドラムと、洗浄液のタンクと、ポンプと、給液路と、
    この給液路の各入口に設けられた切替弁と、洗浄液をタ
    ンクからポンプ、給液路を介してドラムに供給し、しか
    る後ドラムを回転させて衣類を洗浄する洗浄手段と、ド
    ラムを高速回転させて洗浄液を遠心脱液し、かつ洗浄液
    をポンプを介してタンクに排液する脱液手段と、洗浄、
    脱液手段を順次運転制御する運転手段とを備えたドライ
    クリーナにおいて、 ポンプは、自給式ポンプで、かつ切替弁より下流側の給
    液路の少なくとも一部をポンプより上方に位置させ、 運転手段は、脱液行程終了後の一定時間、ポンプを停止
    させ、かつ切替弁を開放させるポンプ自給性能アップ行
    程を実行することを特徴とするドライクリーナ。
  2. 【請求項2】 給液路が、フィルタと、このフィルタの
    入口・出口を短絡するバイパス路とからなり、切替弁が
    前記フィルタ及びバイパス路の各入口に設けられ、洗浄
    手段による洗浄液の供給がタンクからポンプ、前記バイ
    パス路を介して行なわれ、ポンプが前記フィルタより下
    位に配置され、 運転手段が、ポンプ自給性能アップ行程中に、1対の切
    替弁の少なくとも一方を開放させてなる請求項1記載の
    ドライクリーナ。
  3. 【請求項3】 運転手段が、ポンプアップ自給性能アッ
    プ行程中にフィルタの入口に設けられた切替弁を閉塞さ
    せる請求項2記載のドライクリーナ。
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