JPH0819225A - 回転電機の整流子及びその製造方法 - Google Patents

回転電機の整流子及びその製造方法

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JPH0819225A
JPH0819225A JP6147478A JP14747894A JPH0819225A JP H0819225 A JPH0819225 A JP H0819225A JP 6147478 A JP6147478 A JP 6147478A JP 14747894 A JP14747894 A JP 14747894A JP H0819225 A JPH0819225 A JP H0819225A
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JP
Japan
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commutator
electric machine
cylindrical
insulating resin
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP6147478A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kato
雅浩 加藤
Masanori Mori
正範 森
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造工程の延長やばり発生を抑止しつつ、アン
ダカット溝の深さを縮小可能な回転電機の整流子及びそ
の製造方法を提供する。 【構成】第1発明では、絶縁樹脂部1の形成前に筒体の
アンダカット溝形成予定領域に軸方向へ延びる折り曲げ
部を形成する。この後、絶縁樹脂部1を形成後、筒体の
外周面を加工してそれを円筒面とする。これにより折り
曲げ部の外周側の表面は削られて薄肉化し、折り曲げ部
は全体としてその内周側に凹部が形成されたようにな
る。アンダカット溝3の深さを減らすことができる。第
2発明では、板材のアンダカット溝形成予定領域に線状
凹溝を形成後、線状凹溝が内周側となるように板材の両
端面を突き合わせて筒体を形成するので、簡単な工程で
線状凹溝を形成することができ、ばりが生じることなく
この線状凹溝の深さ分だけアンダカット溝3を浅くする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転電機の整流子及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転電機の整流子を図7に示す。
この整流子を作製するには、銅板をプレス加工し、巻線
の結線やモールド樹脂との結合に必要な形状とした後、
丸めて円筒状とし、モールド成形で絶縁樹脂部100を
形成し、その後、銅円筒の外周側主面を完全円筒面に加
工し、アンダカット溝300を凹設して、銅円筒から各
整流子片200を分断している。
【0003】また、従来の他の整流子を図8に示す。こ
の整流子を作製するには、銅円筒のアンダカット溝予定
領域に内周面側から線状凹溝400をブローチ加工し、
その後、樹脂モールド及びアンダカット溝300の凹設
を順次行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した前者の公報で
は、各整流子片200を互いに完全分断するためにアン
ダカット溝300は銅板の厚さよりある程度深い必要が
あり、その結果、各整流子片200を摩擦熱及び遠心力
に耐えて保持する絶縁樹脂部100の機械強度が低下
し、熱変形性が増大するという不具合があった。
【0005】後者の公報では、銅円筒の内周面にブロー
チ加工した線状凹溝400の深さの分だけアンダカット
溝300の深さを減らすことができ、上記不具合を軽減
できるものの、銅円筒の内周面に線状凹溝400をブロ
ーチ加工せねばならず、工程が複雑となること、ブロー
チ加工により生じるばりにより隣接する各整流子片20
0がレアアースしやすいといった不具合が新たに生じ
た。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、製造工程の延長やばり発生を抑止しつつ、アン
ダカット溝の深さを縮小可能な回転電機の整流子を提供
することをその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明の回転電機の整
流子の製造方法の第1の構成は、軸方向に所定数の折り
曲げ部を有する筒体を形成する工程と、次に前記筒体内
部に樹脂を注入して筒状の絶縁樹脂部を形成する工程
と、次に前記筒体の外周面を円筒面に加工するととも
に、前記筒体の前記折り曲げ部を前記絶縁樹脂部までア
ンダカットして互いに空間分離された複数の整流子片を
形成する工程とを有することを特徴としている。
【0008】第1発明の第2の構成は、上記第1の構成
において更に、板材を屈曲して軸方向に所定数の折り曲
げ部を形成した後、前記板材の両端面を突き合わせて筒
体を形成することを特徴としている。第1発明の第3の
構成は、上記第1の構成において更に、前記折り曲げ部
は前記整流子片の数より1小さい数だけ形成されること
を特徴としている。
【0009】第2発明の回転電機の整流子の製造方法の
第1の構成は、板材の一主面に線状凹溝を一定間隔を隔
てて互いに平行に形成する工程と、次に前記線状凹溝が
内周側となるように前記板材の両端面を突き合わせて筒
体を形成する工程と、次に前記筒体内部に樹脂を注入し
て円筒状の絶縁樹脂部を形成する工程と、次に前記筒体
の外周面を円筒面に加工するとともに、前記筒体の前記
線状凹溝部分を前記絶縁樹脂部までアンダカットして互
いに空間分離された複数の整流子片を形成する工程とを
有することを特徴としている。
【0010】第2発明の第2の構成は、上記第1の構成
において更に、前記線状凹溝は、帯板から前記板材を打
ち抜く工程により形成されることを特徴としている。第
3発明の回転電機の整流子は、円筒状の絶縁樹脂部と、
前記絶縁樹脂部の外周面に周方向へ一定角度毎に配設さ
れる複数の整流子片と、隣接する前記各整流子片間に凹
設されるアンダカット溝とを備える回転電機の整流子に
おいて、前記各整流子片は、それぞれ平面からなり軸方
向全体断面が多角形をなす内周側主面と、円筒面状の外
周側主面とを備えることを特徴としている。
【0011】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、絶縁樹脂部の
形成前に筒体のアンダカット溝形成予定領域に軸方向へ
延びる折り曲げ部を形成する。この後、絶縁樹脂部を形
成後、筒体の外周面を加工してそれを円筒面とする。こ
の時、折り曲げ部の外周側の表面は削られて薄肉化し、
折り曲げ部は全体としてその内周側に凹部が形成された
ようになる。したがって、この筒体内に樹脂を充填後、
折り曲げ部をアンダカットするときのアンダカット深さ
は折り曲げ部を薄肉化した分だけ減らすことができ、そ
の分だけ絶縁樹脂部の掘り込み量を減らせる。このよう
にすれば、従来は板材を丸めて円筒を形成したのを、複
数の折り曲げ部を有する筒体を形成するのに変更するの
みで、従来の整流子のもつ機械強度の低下、熱変形性の
増大といった不具合を解消することができる。また、ア
ンダカット加工も簡単となる。
【0012】第1発明の第2の構成は、上記第1の構成
において更に、所定形状に打ち抜かれた板材を屈曲して
軸方向に所定数の折り曲げ部を形成した後、筒体を形成
するので、折り曲げ部の形成が極めて容易であるという
大きな利点を有する。例えば、帯板から所定形状の板材
を打ち抜く際、この折り曲げ部に線状凹溝を形成する。
このようにすれば、板材を曲げて筒体を形成する際、自
然に又は容易に薄肉の折り曲げ部で曲がる。もちろん、
他の方法で折り曲げ部を形成することも当然可能であ
り、このような板材又は帯板の折り曲げは周知技術の範
囲であり、この時、ばりは発生しない。
【0013】第1発明の第3の構成は、上記第1の構成
において更に、折り曲げ部を整流子片の数より1小さい
数だけ形成する点にある。このようすれば、必要最小限
の折り曲げ部の数となるので、折り曲げ角を大きく設定
でき、折り曲げ部のアンダカット深さを減らすことがで
きる。第2発明の回転電機の整流子の製造方法の第1の
構成は、板材のアンダカット溝形成予定領域に線状凹溝
を形成後、線状凹溝が内周側となるように板材の両端面
を突き合わせて筒体を形成するので、簡単な工程で線状
凹溝を形成することができ、ばりが生じることなくこの
線状凹溝の深さ分だけアンダカット溝を浅くすることが
でき、絶縁樹脂部の強度向上、耐熱変形性の向上を実現
することができる。更に筒体が容易に線状凹溝の部分で
折れ曲がり易くなるので、上記第1の発明で説明したよ
うに、その後の筒体外周面の研磨(研削)時に折り曲げ
部が薄肉化され、その分、アンダカット量を削減でき、
上記第1発明と同様の効果を同時に奏することもでき
る。
【0014】第2発明の第2の構成は、上記第1の構成
において更に、線状凹溝を帯板から板材を打ち抜く工程
により形成しているので、何ら工程を増加することな
く、線状凹溝を形成できるという極めて優れた効果を奏
することができる。第3発明の回転電機の整流子の各整
流子片は、それぞれ平面からなり軸方向全体断面が多角
形をなす内周側主面と、円筒面状の外周側主面とを備え
る。すなわち、上記第1の発明の第1の構成で作製され
る形状を有している。このようにすれば、アンダカット
溝の深さを減らせるので上記第1発明と同様の効果を奏
することができる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例を図1に基づいて
説明する。図1は車両用スタータモータの整流子の径方
向から見た断面正面図を示し、図2はその半製品の正面
図を示す。
【0016】この整流子は、図1に示すように、断面が
12角形の筒形状を有する絶縁樹脂部1と、絶縁樹脂部
1の外周面に周方向へ30度毎に配設される12枚の整
流子片2とからなり、隣接する各整流子片2間にはアン
ダカット溝3が絶縁樹脂部1の外周面に多少食い込んで
形成されている。46は各整流子片の軸方向内端から径
外方向へ形成される外爪(係止片部)であり、電機子導
体(図示せず)の端末が係止されている。
【0017】本実施例の特徴は、整流子片2の外周側主
面が部分円筒面となっており、その内周側主面が平面と
なっていることで、各整流子片2の各外周側主面は全体
としてアンダカット溝3の部分を除けば円筒面となって
おり、各整流子片2の各内周側主面は全体としてアンダ
カット溝3の部分を除けば正12角形筒面となっている
点にある。
【0018】このようにすれば、アンダカット溝3の形
成時のアンダカット深さが減らせるので、上述したよう
に絶縁樹脂部1の強度向上、耐熱変形性の向上を図るこ
とができる。以下、この整流子の製造方法を図4及び図
5を参照して説明する。まず、図4の(a)に示すよう
に、帯状の銅板4を所定形状に打ち抜いて板材4を形成
するとともに、そのアンダカット溝形成予定領域(点線
で示す)40に図6に示す線状凹溝5、51を形成す
る。
【0019】線状凹溝5は、軸方向(筒体の軸心と平行
な方向)に形成され、隣接する線状凹溝5間の幅は一定
とされている。なお、図5の(a)の例では線状凹溝は
両側から形成されて板材4の厚さ方向中央部に残留板部
40、41が形成されるが、図5の(b),(c)例で
は線状凹溝5、51は一主面側に形成されており、他面
側に残留板部40、41が形成される。どちらの線状凹
溝構造を採用してもよい。なお、図5の(a)における
51は打ち抜かれた板材4の両端面に形成される半線状
凹溝であり、41は半残留板部であり、板材4の両端面
を突き合わせた段階で両半線状凹溝51が一個の線状凹
溝5を形成するようになっており、その時、両半残留板
部41が一個の残留板部40を構成するようになってい
る。また、図5の(b)、(c)は一個の板材4の両端
面を表しており、そして、薄肉の残留板部40は板材4
の一方の端部にだけ形成されている。cは突き合わせ端
面である。もちろん、残留板部40を図4の(a)のよ
うに半分に分割して突き合わせることも可能である。
【0020】51は打ち抜かれた板材4の両端面に形成
される半線状凹溝であり、41は半残留板部であり、板
材4の両端面を突き合わせた段階で両半線状凹溝51が
一個の線状凹溝5を形成するようになっており、その
時、両半残留板部41が一個の半残留板部40を構成す
るようになっている。次に、図4の(b)に示すよう
に、掛止部形成予定片部42から内爪43を90度に切
り起こす。
【0021】次に、図4の(c)に示すように、板材4
を丸めるが、この時、板材4を線状凹溝5の部位で線状
凹溝5が内側となるように折り曲げて、正12角形の筒
体45とする。次に、図5の(a)に示すように、内爪
43を筒体45の内側に曲げ加工し、次に、図5の
(b)に示すように,内爪43と反対側の内爪44を筒
体45の内側に曲げ加工する。
【0022】次に、図5の(c)に示すように、この筒
体45の内部に樹脂をモールド成形し、その後、筒体4
5の外周面を研削して完全円筒面とし、残った係止部形
成予定片部42からなる電機子導体掛止用の外爪(係止
片部)46を外側へ折り曲げて筒体45を完成する。次
に、筒体45の線状凹溝5の部分すなわち折り曲げ部の
部分にてアンダカット溝3を堀り込み、板材4を各整流
子片2に分割して整流子を完成する。
【0023】以上説明したように、本実施例の整流子
は、アンダカット溝3の深さを元の板材4の厚さより小
さい必要な深さにすることができるので、ブローチ加工
なしに遠心強度及び耐熱変形性を改善することができ
る。図2はアンダカット溝3の凹設前の筒体45の軸方
向正面図を示し、図3はスタータモータにこの整流子を
装着した状態を示す。
【0024】(変形態様1)上記実施例では、折り曲げ
部を形成するために線状凹溝5を形成したが、線状凹溝
5を形成することなく、筒体45の形成前に折り曲げ部
をアンダカット溝3を形成する予定領域に設けることも
可能である。 (変形態様2)上記実施例では正多角形に折り曲げた筒
体45の外周面を削って円筒面としたが、アンダカット
溝3の形成予定領域に線状凹溝5を形成しているので線
状凹溝5の分だけアンダカット溝3の深さを縮小できる
ので、筒体45を円筒形としてもよい。ただし、筒体4
5を正多角形に折り曲げ、かつ、線状凹溝5を設けるこ
とにより、より一層アンダカット溝3の深さを縮小で
き、正多角形に折り曲げ易くなっている。
【0025】(変形態様3)上記実施例では正多角形に
折り曲げる工程は、筒体45を形成した後に行うことも
できる。なお、上記実施例では、筒体45の外周面を完
全円筒面に加工後、筒体45の折り曲げ部を絶縁樹脂部
までアンダカットしたが、上記とは逆に、筒体45の折
り曲げ部を絶縁樹脂部までアンダカットした後、上記と
は逆に筒体45の外周面を完全円筒面に加工してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用スタータモータの整流子の径方向から見
た断面正面図である。
【図2】図1の整流子の半製品の正面図であり、詳しく
は、アンダカット溝3の凹設前の筒体45の軸方向正面
図である。
【図3】スタータモータに図1の整流子を装着した状態
を示す側面図である。
【図4】整流子の製造工程を示す工程図である。
【図5】整流子の製造工程を示す工程図である。
【図6】板材4の断面図であり、(a)は本実施例の板
材4の断面形状を示し、(b),(c)は他の態様を板
材4の断面形状を示す。
【図7】(a)は従来の整流子の径方向全体断面図、
(b)はその部分拡大図である。
【図8】(a)は従来の整流子の径方向全体断面図、
(b)はその部分拡大図である。
【符号の説明】
1は絶縁樹脂部、2は整流子片、3はアンダカット溝、
4は板材、5は線状凹溝。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に所定数の折り曲げ部を有する筒体
    を形成する工程と、 次に前記筒体内部に樹脂を注入して筒状の絶縁樹脂部を
    形成する工程と、 次に前記筒体の外周面を円筒面に加工するとともに、前
    記筒体の前記折り曲げ部を前記絶縁樹脂部までアンダカ
    ットして互いに空間分離された複数の整流子片を形成す
    る工程と、 を有することを特徴とする回転電機の整流子の製造方
    法。
  2. 【請求項2】板材を屈曲して軸方向に所定数の折り曲げ
    部を形成した後、前記板材の両端面を突き合わせて筒体
    を形成する請求項1記載の回転電機の整流子の製造方
    法。
  3. 【請求項3】前記折り曲げ部は前記整流子片の数より1
    小さい数だけ形成される請求項1記載の回転電機の整流
    子の製造方法。
  4. 【請求項4】板材の一主面に線状凹溝を一定間隔を隔て
    て互いに平行に形成する工程と、 次に前記線状凹溝が内周側となるように前記板材の両端
    面を突き合わせて筒体を形成する工程と、 次に前記筒体内部に樹脂を注入して円筒状の絶縁樹脂部
    を形成する工程と、 次に前記筒体の外周面を円筒面に加工するとともに、前
    記筒体の前記線状凹溝部分を前記絶縁樹脂部までアンダ
    カットして互いに空間分離された複数の整流子片を形成
    する工程と、 を有することを特徴とする回転電機の整流子の製造方
    法。
  5. 【請求項5】前記線状凹溝は、帯板から前記板材を打ち
    抜く工程により形成される請求項4記載の回転電機の整
    流子の製造方法。
  6. 【請求項6】円筒状の絶縁樹脂部と、前記絶縁樹脂部の
    外周面に周方向へ一定角度毎に配設される複数の整流子
    片と、隣接する前記各整流子片間に凹設されるアンダカ
    ット溝とを備える回転電機の整流子において、 前記各整流子片は、それぞれ平面からなり軸方向全体断
    面が多角形をなす内周側主面と、円筒面状の外周側主面
    とを備えることを特徴とする回転電機の整流子。
JP6147478A 1994-06-29 1994-06-29 回転電機の整流子及びその製造方法 Pending JPH0819225A (ja)

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