JPH0819274B2 - 防振ゴム用ゴム組成物 - Google Patents
防振ゴム用ゴム組成物Info
- Publication number
- JPH0819274B2 JPH0819274B2 JP10317188A JP10317188A JPH0819274B2 JP H0819274 B2 JPH0819274 B2 JP H0819274B2 JP 10317188 A JP10317188 A JP 10317188A JP 10317188 A JP10317188 A JP 10317188A JP H0819274 B2 JPH0819274 B2 JP H0819274B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- static
- vibration
- amount
- rubber composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車のエンジンマウント等の防振ゴム材
として好適に利用可能な防振ゴム用ゴム組成物に関す
る。
として好適に利用可能な防振ゴム用ゴム組成物に関す
る。
[従来の技術] この種のゴム組成物においては、防振ゴム材として必
要な強度を確保するために、カーボンブラック等の充て
ん材を配合し、硬さ、引張強さ、伸び、引裂強さといっ
た物理的特性を調節することが行なわれている。
要な強度を確保するために、カーボンブラック等の充て
ん材を配合し、硬さ、引張強さ、伸び、引裂強さといっ
た物理的特性を調節することが行なわれている。
[発明が解決しようとする課題] 近年、防振ゴムに要求される特性が非常に厳しくなっ
てきており、動的特性の向上、特に静動比(動的弾性率
/静的弾性率で表わされる)の低減が重要な課題となっ
ている。静動比が高いと高周波数域における振動抑制効
果が低下し、車内こもり音等の原因になる。
てきており、動的特性の向上、特に静動比(動的弾性率
/静的弾性率で表わされる)の低減が重要な課題となっ
ている。静動比が高いと高周波数域における振動抑制効
果が低下し、車内こもり音等の原因になる。
カーボンブラックを配合したゴム組成物においては、
使用するカーボンブラックの性状が、ゴム配合物の特性
に大きく影響することが知られており、例えば、ヨウ素
吸着量の小さいカーボンブラックを使用することにより
静動比の低減が可能である。
使用するカーボンブラックの性状が、ゴム配合物の特性
に大きく影響することが知られており、例えば、ヨウ素
吸着量の小さいカーボンブラックを使用することにより
静動比の低減が可能である。
他方、エンジンなど振動体の支持という観点からは、
ある程度の静的弾性率を確保することが要求される。と
ころが、従来の配合では、静動比は低減するものの、静
的弾性率が低下するという不具合があり、この2つの特
性を同時に満足する防振ゴム材の開発が望まれている。
ある程度の静的弾性率を確保することが要求される。と
ころが、従来の配合では、静動比は低減するものの、静
的弾性率が低下するという不具合があり、この2つの特
性を同時に満足する防振ゴム材の開発が望まれている。
しかして、本発明の目的は、静動比が低く、かつ振動
体支持に充分な静的弾性率を保持する防振ゴム用ゴム組
成物を提供することにある。
体支持に充分な静的弾性率を保持する防振ゴム用ゴム組
成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は上記実情に鑑み鋭意検討を行ない、原料
ゴムに、充てん剤としてヨウ素吸着量10〜40mg/g、ジブ
チルフタレート(DBP)吸油量(A法)100〜500ml/100g
の特性を有するカーボンブラックを配合し、加硫して得
られるゴム組成物が、防振ゴム材として優れた特性を有
することを見出だした。
ゴムに、充てん剤としてヨウ素吸着量10〜40mg/g、ジブ
チルフタレート(DBP)吸油量(A法)100〜500ml/100g
の特性を有するカーボンブラックを配合し、加硫して得
られるゴム組成物が、防振ゴム材として優れた特性を有
することを見出だした。
本発明において、原料ゴムとしては、例えば、天然ゴ
ム(NR)、あるいはスチレンブタジエンゴム(SBR)、
ブタジエンゴム(BR)、ブチルゴム(IIR)、クロロプ
レンゴム(CR)等の各種合成ゴムが挙げられる。
ム(NR)、あるいはスチレンブタジエンゴム(SBR)、
ブタジエンゴム(BR)、ブチルゴム(IIR)、クロロプ
レンゴム(CR)等の各種合成ゴムが挙げられる。
原料ゴムに配合されるカーボンブラックは、ヨウ素吸
着量が10〜40mg/g、DBP吸油量(A法)が100〜500ml/10
0gの範囲にあることが重要である。ヨウ素吸着量あるい
はDBP吸油量が上記範囲に満たない場合には、静的弾性
率が向上せず、所望の静的弾性率を確保するためにカー
ボンブラックの配合量を増大させる必要が生じて加工性
が低下する。また、耐疲労性も低い。ヨウ素吸着量が40
mg/gより多いと、静動比の低減効果が得られず、また、
DBP吸油量(A法)が500ml/100gを越えるものは現状で
は知られていない。
着量が10〜40mg/g、DBP吸油量(A法)が100〜500ml/10
0gの範囲にあることが重要である。ヨウ素吸着量あるい
はDBP吸油量が上記範囲に満たない場合には、静的弾性
率が向上せず、所望の静的弾性率を確保するためにカー
ボンブラックの配合量を増大させる必要が生じて加工性
が低下する。また、耐疲労性も低い。ヨウ素吸着量が40
mg/gより多いと、静動比の低減効果が得られず、また、
DBP吸油量(A法)が500ml/100gを越えるものは現状で
は知られていない。
カーボンブラックの配合量は、その用途、および要求
される特性によって異なるが、通常、原料ゴム100重量
部に対し、10〜50重量部の範囲とすることが好ましい。
一般に、配合量に比例して静的弾性率および静動比が増
加するので、上記範囲内で、要求特性に応じてその量を
適宜選択すればよい。配合量が10重量部未満である場合
には、充分な強度が得られず、50重量部より多いとムー
ニー粘度が上昇して加工性が低下する。
される特性によって異なるが、通常、原料ゴム100重量
部に対し、10〜50重量部の範囲とすることが好ましい。
一般に、配合量に比例して静的弾性率および静動比が増
加するので、上記範囲内で、要求特性に応じてその量を
適宜選択すればよい。配合量が10重量部未満である場合
には、充分な強度が得られず、50重量部より多いとムー
ニー粘度が上昇して加工性が低下する。
本発明においては、上記特性を有するカーボンブラッ
クを、通常使用される加硫剤とともに原料ゴムに配合
し、通常の方法で混練、成形、加硫を行ない、製品とす
る。なお、本発明のゴム組成物は、他の配合剤、例えば
老化防止剤、加硫促進剤等を添加してももちろんよい。
クを、通常使用される加硫剤とともに原料ゴムに配合
し、通常の方法で混練、成形、加硫を行ない、製品とす
る。なお、本発明のゴム組成物は、他の配合剤、例えば
老化防止剤、加硫促進剤等を添加してももちろんよい。
[実施例] 以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発
明はその要旨を越えない限りこれら実施例により限定さ
れるものではない。
明はその要旨を越えない限りこれら実施例により限定さ
れるものではない。
実施例1 下記第1表に示す配合のゴム組成物を160℃、10分間
加硫してテストピースを作製し、振動特性の評価を行な
った。
加硫してテストピースを作製し、振動特性の評価を行な
った。
カーボンブラックは、SRF−HSであるシーストS−VHS
(ヨウ素吸着量30mg/g、DBP吸油量(A法)137ml/100g;
東海カーボン(株)製、商品名)を用い、配合量を10、
30、50重量部とした場合の静的せん断弾性率および静動
比を測定した。測定方法は次の通りとした。
(ヨウ素吸着量30mg/g、DBP吸油量(A法)137ml/100g;
東海カーボン(株)製、商品名)を用い、配合量を10、
30、50重量部とした場合の静的せん断弾性率および静動
比を測定した。測定方法は次の通りとした。
静的せん断弾性率 Gs: Gs=1.639×25%伸長応力のせん断弾性率 静動比 E′100Hz(±0.5%)/Es: 装置 粘弾性スペクトロメータ(岩本製作所) 条件 伸長方法 10%静歪、±0.5%動歪 結果を常態物性とともに第2表に示す。
なお、比較のために、カーボンブラックの種類を、MA
F(シースト116;東海カーボン(株)製、商品名)、ア
セチレンブラック(テンカブラック;電気化学工業
(株)製、商品名)、SRF(シーストS;東海カーボン
(株)製、商品名)に変更した場合について同様の試験
を行なった。結果をそれぞれ比較例1〜3として第2表
に併記する。
F(シースト116;東海カーボン(株)製、商品名)、ア
セチレンブラック(テンカブラック;電気化学工業
(株)製、商品名)、SRF(シーストS;東海カーボン
(株)製、商品名)に変更した場合について同様の試験
を行なった。結果をそれぞれ比較例1〜3として第2表
に併記する。
また、これら実施例および比較例につき、横軸を静的
せん断弾性率、縦軸を静動比としてグラフを作製し第1
図に示した。なお、第1図には、比較例4として、ケッ
チェンブラック(ヨウ素吸着量850mg/g、DBP吸油量(A
法)350ml/100g)を、比較例5としてサーマルブラック
(ヨウ素吸着量27mg/g、DBP吸油量(A法)28ml/100g)
の場合を併せて記した。
せん断弾性率、縦軸を静動比としてグラフを作製し第1
図に示した。なお、第1図には、比較例4として、ケッ
チェンブラック(ヨウ素吸着量850mg/g、DBP吸油量(A
法)350ml/100g)を、比較例5としてサーマルブラック
(ヨウ素吸着量27mg/g、DBP吸油量(A法)28ml/100g)
の場合を併せて記した。
第1図に明らかなように、ヨウ素吸着量の低いカーボ
ンブラックを使用すると静動比は低減するが、DBP給油
量が本発明の範囲に達しない場合(比較例3、5)、通
常のカーボンブラックの使用量では十分な静的せん断弾
性率が得られない。例えばエンジンマウントに適用する
場合、一般に、静的せん断弾性率は8〜15kg/cm2程度と
することが望ましいが、本発明のゴム組成物は、充分な
静的せん断弾性率を保持し、しかもこの範囲における静
動比が従来に比べ著しく低減されていることがわかる。
ンブラックを使用すると静動比は低減するが、DBP給油
量が本発明の範囲に達しない場合(比較例3、5)、通
常のカーボンブラックの使用量では十分な静的せん断弾
性率が得られない。例えばエンジンマウントに適用する
場合、一般に、静的せん断弾性率は8〜15kg/cm2程度と
することが望ましいが、本発明のゴム組成物は、充分な
静的せん断弾性率を保持し、しかもこの範囲における静
動比が従来に比べ著しく低減されていることがわかる。
次に、実施例1および比較例1〜3の配合につき、そ
れぞれ伸長疲労寿命を測定し、結果を第3表に示した。
試験方法は次の通りとした。
れぞれ伸長疲労寿命を測定し、結果を第3表に示した。
試験方法は次の通りとした。
伸長疲労寿命:試料;3号ダンベル 歪条件;20mm標線間の歪率 加振周波数;5Hz 雰囲気温度;室温 第2図には伸長疲労寿命と静的せん断弾性率の関係を
グラフにして示す。図に明らかなように、本発明のゴム
組成物は、従来とほぼ同レベルの伸長疲労寿命を示し、
振動特性、耐疲労性ともに優れていることがわかる。比
較例3の場合には、静的せん断弾性率の増加に伴い、伸
長疲労寿命が低下する。
グラフにして示す。図に明らかなように、本発明のゴム
組成物は、従来とほぼ同レベルの伸長疲労寿命を示し、
振動特性、耐疲労性ともに優れていることがわかる。比
較例3の場合には、静的せん断弾性率の増加に伴い、伸
長疲労寿命が低下する。
[発明の効果] 本発明によれば、低静動比、かつ十分な静的弾性率を
保持するバランスの取れたゴム組成物を得ることができ
る。従って、高周波数域の防振特性が向上するととも
に、振動体支持の点でも優れた効果を発揮でき、例えば
エンジンンマウント等防振ゴム材料として有用である。
保持するバランスの取れたゴム組成物を得ることができ
る。従って、高周波数域の防振特性が向上するととも
に、振動体支持の点でも優れた効果を発揮でき、例えば
エンジンンマウント等防振ゴム材料として有用である。
第1図は本願実施例における静的せん断弾性率と静動比
の関係を示す図、第2図は伸長疲労寿命と静的せん断弾
性率の関係を示す図である。
の関係を示す図、第2図は伸長疲労寿命と静的せん断弾
性率の関係を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】原料ゴムに、充てん剤として、ヨウ素吸着
量10〜40mg/g、ジブチルフタレート吸油量(A法)100
〜500ml/100gの特性を有するカーボンブラックを配合、
加硫してなる防振ゴム用ゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10317188A JPH0819274B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 防振ゴム用ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10317188A JPH0819274B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 防振ゴム用ゴム組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01272645A JPH01272645A (ja) | 1989-10-31 |
| JPH0819274B2 true JPH0819274B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=14347060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10317188A Expired - Lifetime JPH0819274B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 防振ゴム用ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0819274B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4795574B2 (ja) * | 2001-07-16 | 2011-10-19 | 住友ゴム工業株式会社 | 制振ゴム組成物の製造方法 |
| US6693145B2 (en) * | 2001-08-30 | 2004-02-17 | Cooper Technology Services, Llc | EPDM compounds for dynamic applications |
| JP5110765B2 (ja) * | 2004-11-18 | 2012-12-26 | 株式会社ブリヂストン | 防振ゴム |
| DE102008044116A1 (de) | 2008-11-27 | 2010-06-02 | Evonik Degussa Gmbh | Pigmentgranulat, Verfahren zu dessen Herstellung und Verwendung |
| DE102010002244A1 (de) | 2010-02-23 | 2011-08-25 | Evonik Carbon Black GmbH, 63457 | Ruß, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung |
-
1988
- 1988-04-26 JP JP10317188A patent/JPH0819274B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01272645A (ja) | 1989-10-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2009024046A (ja) | 防振ゴム組成物及びそれを用いてなる防振ゴム | |
| JP2022052896A (ja) | ゴム組成物およびゴム組成物を加硫成形してなる防振ゴム | |
| JPH06234886A (ja) | 防振ゴム組成物およびそれを用いた防振ゴム | |
| JPH0819274B2 (ja) | 防振ゴム用ゴム組成物 | |
| JP3395139B2 (ja) | 防振ゴム組成物 | |
| JP2015004005A (ja) | 防振ゴム用ゴム組成物 | |
| JP3652030B2 (ja) | 防振ゴム用組成物及び防振ゴム | |
| JPH07233331A (ja) | カーボンブラック及びゴム組成物 | |
| JP2009019076A (ja) | 防振ゴム組成物および防振ゴム | |
| JPH08134269A (ja) | 防振ゴム組成物 | |
| JP5110765B2 (ja) | 防振ゴム | |
| JP2004292678A (ja) | 防振ゴム組成物およびそれにより得られた防振ゴム | |
| JPH11210793A (ja) | 自動車用防振ゴム組立体 | |
| JP2000336206A (ja) | 防振ゴム組成物 | |
| JP2904735B2 (ja) | ゴム組成物 | |
| JP2006143860A (ja) | 防振ゴム | |
| JP5968191B2 (ja) | 防振ゴム組成物 | |
| JP2004307622A (ja) | 防振ゴム用ゴム組成物 | |
| JP2010209285A (ja) | 防振ゴム用ゴム組成物および防振ゴム | |
| JP2004307621A (ja) | 防振ゴム用ゴム組成物 | |
| JP2969510B2 (ja) | 自動車用防振ゴム組成物及び自動車の防振装置 | |
| JP2004292679A (ja) | 防振ゴム組成物およびそれを用いた自動車用防振ゴム | |
| JP2008007546A (ja) | 防振ゴム組成物及び防振ゴム | |
| JP2969999B2 (ja) | 防振ゴム | |
| JPS645606B2 (ja) |