JPH08193085A - 殺虫活性を有する13位置換ミルベマイシン誘導体 - Google Patents

殺虫活性を有する13位置換ミルベマイシン誘導体

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JPH08193085A
JPH08193085A JP7244344A JP24434495A JPH08193085A JP H08193085 A JPH08193085 A JP H08193085A JP 7244344 A JP7244344 A JP 7244344A JP 24434495 A JP24434495 A JP 24434495A JP H08193085 A JPH08193085 A JP H08193085A
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佐藤  一雄
Shinji Yokoi
進二 横井
Reiji Ichinose
礼司 一ノ瀬
Kinji Tanizawa
欽次 谷澤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】下記一般式(I) 【化1】 [式中、R1 は、メチル基;エチル基;イソプロピル
基;sec−ブチル基、R2 は、C1 −C3 アルキル
基、nは、0;1、Yは、置換可C2 −C3 アルカノイ
ル基;C1 −C3 アルキルスルホニル基;C2 −C5
ルコキシカルボニル基;置換可アミノC2 −C7 アルカ
ノイル基;置換可飽和5又は6員複素環基カルボニル
基;置換可5又は6員ラクタムカルボニル基]で表され
るミルベマイシン誘導体並びに当該ミルベマイシン誘導
体を有効成分とする殺虫、殺ダニ又は駆虫剤。 【効果】本ミルベマイシン誘導体は殺虫、殺ダニ又は駆
虫活性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺虫、殺ダニ又は駆虫
活性を示す13位に置換基を有するミルベマイシン誘導
体に関する。
【0002】
【従来の技術】ミルベマイシン類およびアベルメクチン
類は一連の16員マクロライド化合物であり、例えば特
開昭50−29742号、同56−32481号、同5
4−61198号公報等に記載されている、公知の下記
の式(II)で表される化合物である。
【0003】
【化2】
【0004】上記のミルベマイシン類およびアベルメク
チン類は、いずれも殺虫、殺ダニまたは駆虫活性を有す
ることが知られており、それらの13位に種々の置換基
を導入した半合成ミルベマイシン類も上記生物活性を有
することが報告されている。13位にエステル結合を有
するミルベマイシン類としては、特開昭61−1807
87号公報において、置換または無置換アルカン酸の1
3−エステルミルベマイシン類が記載されている。ま
た、特開平1−104078号公報においては、アルカ
ン酸のα位にアルキル側鎖を有することを特徴とする1
3−エステルミルベマイシン類が記載されている。さら
に、特開平5−255343号公報においては、アルカ
ン酸のα位に複素環官能基を有することを特徴とする1
3−エステルミルベマイシン類が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ダニ
類、植物害虫類もしくは動物寄生虫に対して優れた殺ダ
ニ、殺虫若しくは駆虫活性を有する新規なミルベマイシ
ン化合物を開発することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、より強い
生物活性を示す13−エステルミルベマイシン類を探索
した結果、新たに、以下に示されるような13位に置換
したフェニルエステルのフェニル基上のアミノ基に種々
アシル置換した誘導体に、強い殺虫活性を見い出し、本
発明を完成した。
【0007】即ち、本発明は、一般式(I)
【0008】
【化3】
【0009】[式中、R1 はメチル基;エチル基;イソ
プロピル基;又はsec-ブチル基を示しR2 は、C1 −C
3 アルキル基を示し、nは0又は1を示し、Yは、C2
−C3 アルカノイル基;C1 −C3 アルキルスルホニル
基;C2 −C5 アルコキシカルボニル基;アミノC2
7 アルカノイル基(当該アミノ基は、下記置換基群A
から選ばれる同一又は異なった1又は2個の置換基によ
り置換されていてもよい。また当該アルカノイル基はフ
ェニル基又はC1 −C3 アルキルチオ基で置換されてい
てもよい。);窒素原子を環原子として1個含み、硫黄
原子を含んでもよい飽和5又は6員複素環カルボニル基
(当該窒素原子は、下記置換基群Aから選ばれる置換基
により置換されていてもよい。また当該カルボニル基
は、窒素原子以外に置換している。);5又は6員ラク
タムカルボニル基(当該窒素原子は、下記置換基群Aか
ら選ばれる置換基により置換されていてもよい。また当
該カルボニル基は、窒素原子以外に置換している。);
α−(C1−C3 アルコキシイミノ)−α−(5乃至6
員芳香族複素環)−アセチル基{当該複素環基は、アミ
ノ基(当該アミノ基は、下記置換基群Aから選ばれる置
換基で置換されてもよい)、ハロゲン原子、又はC1
3 アルキル基から選択された1又は2個の置換基で置
換されていてもよい}を示す。
【0010】(置換基群A)C1 −C3 アルキル基;C
2 −C3 アルカノイル基;C2 −C4 ハロアルカノイル
基;C7 −C19アラルキル基;C2 −C5 アルコキシカ
ルボニル基;C3 −C5 ハロアルコキシカルボニル基;
7 −C11アリールカルボニル基;C8 −C10アラルキ
ルオキシカルボニル基;C2 −C5 アルコキシカルボニ
ルアミノC2−C3 アルカノイル基;C2 −C5 アルコ
キシカルボニルアミノC7 −C11アリールカルボニル
基]で表わされる13位置換ミルベマイシン誘導体並び
に該13位置換ミルベマイシン誘導体を有効成分とする
殺虫、殺ダニ又は駆虫剤に関するものである。
【0011】以下に、詳細に説明する。
【0012】前記一般式(I)において、R1 で挙げら
れた「メチル、エチル、イソプロピル、又はsec-ブチル
基」のうち、好適には、メチル基又はエチル基であり、
更に好適には、エチル基である。R2 における「C1
3 アルキル基」は、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル基であり、好適には、メチル基であ
る。
【0013】Y及び(置換基群A)における「C2 −C
3 アルカノイル基」は、例えば、アセチル、プロピオニ
ル基のような炭素数2乃至3個のアルカノイル基であ
り、好適にはアセチル基である。
【0014】Yにおける「C1 −C3 アルキルスルホニ
ル基」は、例えば、メタンスルホニル、エタンスルホニ
ル、プロパンスルホニル、イソプロピルスルホニル基の
ような炭素数1乃至3個のアルカンスルホニル基であ
り、好適にはメタンスルホニル基である。
【0015】Y及び(置換基群A)における「C2 −C
5 アルコキシカルボニル基」は、例えば、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、
イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソ
ブトキシカルボニル、sec-ブトキシカルボニル、tert-
ブトキシカルボニル基のような炭素数2乃至5個のアル
コキシカルボニル基であり、好適にはメトキシカルボニ
ル基である。
【0016】Yにおける「アミノC2 −C7 アルカノイ
ル基(当該アミノ基は、下記置換基群Aから選ばれる同
一又は異なった1又は2個の置換基により置換されてい
てもよい。また当該アルカノイル基はフェニル基又はC
1 −C3 アルキルチオ基で置換されていてもよい。)」
とは、例えば、アミノアセチル、2−アミノプロピオニ
ル、3−アミノプロピオニル、2−アミノブチリル、3
−アミノブチリル、4−アミノブチリル、3−アミノ−
3−メチルプロピオニル、2−アミノ−2−メチルプロ
ピオニル、2−アミノペンタノイル、3−アミノペンタ
ノイル、4−アミノペンタノイル、5−アミノペンタノ
イル、2−アミノ−3−メチルブチリル、2−アミノ−
2−メチルブチリル、1−アミノ−シクロブタン−1−
カルボニル、2−アミノヘキサノイル、3−アミノヘキ
サノイル、4−アミノヘキサノイル、5−アミノヘキサ
ノイル、2−アミノ−3−メチルペンタノイル、2−ア
ミノ−4−メチルペンタノイル、2−アミノ−3,3−
ジメチルブチリル、1−アミノシクロペンタン−1−カ
ルボニル、2−アミノヘプタノイル、1−アミノシクロ
ヘキシル−1−カルボニル、α−アミノフェニルアセチ
ル、2−アミノ−3−フェニルプロピオニル、2−アミ
ノ−4−フェニルブチリル、2−アミノ−3−メチルチ
オプロピオニル、2−アミノ−3−エチルチオプロピオ
ニル、2−アミノ−3−プロピルチオプロピオニル、2
−アミノ−3−イソプロピルチオプロピオニル、2−ア
ミノ−4−メチルチオブチリル、2−アミノ−4−エチ
ルチオブチリル、2−アミノ−4−プロピルチオブチリ
ル、2−アミノ−4−イソプロピルチオブチリル基であ
り、好適にはアミノアセチル、2−アミノプロピオニ
ル、3−アミノプロピオニル、2−アミノ−2−メチル
プロピオニル、2−アミノ−3−メチルブチリル、2−
アミノ−3,3−ジメチルブチリル、2−アミノ−4−
メチルペンタノイル、1−アミノシクロヘキシル−1−
カルボニル、1−アミノシクロペンチル−1−カルボニ
ル、α−アミノフェニルアセチル、2−アミノ−4−メ
チルチオブチリル基であり、更に好適には、アミノアセ
チル、2−アミノプロピオニル、3−アミノプロピオニ
ル、2−アミノ−2−メチルプロピオニル、2−アミノ
−3−メチルブチリル、1−アミノシクロヘキシル−1
−カルボニル基であり、特に好適には、アミノアセチ
ル、2−アミノプロピオニル、3−アミノプロピオニル
基である。
【0017】また、「C2 −C7 アルカノイル」のアル
キル部分にフェニル基又はC1 −C3 アルキルチオ基で
置換されていてもよく、この「C1 −C3 アルキルチオ
基」は例えば、メチル、エチル、プロピル又はイソプロ
ピル基のような炭素数1乃至3個のアルキル基が硫黄原
子と結合して生成した基であり、好適には、メチルチオ
基である。
【0018】Yにおける「窒素原子を環原子として1つ
含み、硫黄原子を含んでもよい飽和5又は6員複素環カ
ルボニル基」は、例えばピロリジン−2−カルボニル、
ピロリジン−3−カルボニル、ピペリジン−2−カルボ
ニル、ピペリジン−4−カルボニル、チアゾリジン−4
−カルボニルのように、「窒素原子を環原子として1つ
含み、硫黄原子を含んでもよい飽和5又は6員複素環
基」とカルボニル基が結合した基であり、好適には、ピ
ロリジン−2−カルボニル基である。
【0019】Yにおける「5又は6員ラクタムカルボニ
ル基」とは、例えばγ−ラクタム−5−カルボニル、δ
−ラクタム−6−カルボニル基のように、「5又は6員
ラクタム基」がカルボニル基と結合した基であり、好適
には、γ−ラクタム−5−カルボニル基である。
【0020】Yにおける「α−(C1 −C3 アルコキシ
イミノ)−α−(5乃至6員芳香族複素環)−アセチル
基」とは、例えば、α−(メトキシイミノ)−α−(2
−アミノチアゾール−4−イル)−アセチル、α−(メ
トキシイミノ)−α−(2−メトキシカルボニルアミノ
チアゾール−4−イル)−アセチル又はα−(メトキシ
イミノ)−α−(2−チエニル)−アセチルアミノ基の
ように、アセチル基のα位にC1 −C3 アルコキシイミ
ノ基と5乃至6員芳香族複素環基が同時に結合した基で
あり、5乃至6員芳香族複素環基には、置換可アミノ
基、ハロゲン原子又はC1 −C3 アルキル基から選ばれ
た1又は2個の基が置換されていてもよい。この場合の
Yにおける「5乃至6員芳香族複素環基」とは、例え
ば、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、チアゾリ
ル基、のような窒素、酸素又は硫黄原子より選択された
1又は2個の原子を環原子として有する5員又は6員芳
香族複素環基であり、好適には、3−フリル基、2−チ
エニル基、4−チアゾリル基である。この場合のYにお
ける5乃至6員芳香族複素環基に置換する「ハロゲン原
子」とは、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素のよう
な原子であり、好適には、塩素、臭素、フッ素原子であ
る。この場合のYにおける5乃至6員芳香族複素環基に
置換した「C1 −C3 アルキル基」とは、下記(置換基
群A)における「C1 −C3 アルキル基」と同じ基を示
す。この場合のYにおける「C1 −C3 アルコキシイミ
ノ基」とは、例えば、メトキシイミノ、エトキシイミ
ノ、プロポキシイミノ又はイソプロポキシイミノ基のよ
うに、炭素数1乃至3個のアルコキシ基で置換されたイ
ミノ基であり、好適には、メトキシイミノ基である。
【0021】(置換基群A)における「C1 −C3 アル
キル基」は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル
基のような炭素数1乃至3個のアルキル基であり、好適
には、メチル基である。
【0022】(置換基群A)における「C2 −C4 ハロ
アルカノイル基」は、前記した「C2 −C3 アルカノイ
ル基」に、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素のようなハロゲ
ン原子が1乃至3個置換した基であり、好適には、クロ
ロアセチル基である。
【0023】(置換基群A)における「C7 −C19アラ
ルキル基」は、例えば、ベンジル、ジフェニルメチル、
トリフェニルメチル基であり、好適にはトリフェニルメ
チル基である。
【0024】(置換基群A)における「C3 −C5 ハロ
アルコキシカルボニル基」は、前記した「C2 −C5
ルコキシカルボニル基」の一部の「C3 −C5 アルコキ
シカルボニル基」に、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、の
ようなハロゲン原子が1乃至3個置換した基であり、好
適には、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル基
である。
【0025】(置換基群A)における「C7 −C11アリ
ールカルボニル基」は、ベンゾイル、ナフトイル基であ
り、好適には、ベンゾイル基である。
【0026】(置換基群A)における「C8 −C10アラ
ルキルオキシカルボニル基」は、例えばベンジルオキシ
カルボニル、フェニルエトキシカルボニル、フェニルプ
ロピルオキシカルボニル基であり、好適には、ベンジル
オキシカルボニル基である。(置換基群A)における
「C2 −C5 アルコキシカルボニルアミノC2 −C3
ルカノイル基」は、前記した「C2 −C5 アルコキシカ
ルボニル基」のカルボニル基にアミノ基が結合し生成し
た基が、前記したC2 −C3 アルカノイル基に結合した
基であり、好適には、メトキシカルボニルアミノアセチ
ル基である。
【0027】(置換基群A)の定義における「C2 −C
5 アルコキシカルボニルアミノアリールカルボニル基」
は、前記したC2 −C5 アルコキシカルボニル基にアミ
ノ基が付加した基が、前記したアリールカルボニル基に
ついた基であり、好適には、4−(メトキシカルボニル
アミノ)ベンゾイル基である。
【0028】以下に一般式(I)において好適な化合物
を挙げる。
【0029】(1)R2 はC1 −C2 アルキル基を示
し、Yは、C2 −C3 アルカノイル基;C1 −C3 アル
キルスルホニル基;C2 −C3 アルコキシカルボニル
基;アミノC2 −C6 アルカノイル基(当該アミノ基
は、下記置換基群A1 から選ばれる同一又は異なった1
又は2個の置換基により置換されている。また当該アル
カノイル基はフェニル基又はC1 −C3 アルキルチオ基
で置換されていてもよい。);窒素原子を環原子として
1個含む飽和5又は6員複素環カルボニル基(当該窒素
原子は、下記置換基群A1 から選ばれる置換基により置
換されていてもよい。当該カルボニル基は、窒素原子以
外に置換している。);5員(γー)ラクタムカルボニ
ル基(当該窒素原子は、下記置換基群A1 から選ばれる
置換基により置換されていてもよい。また当該カルボニ
ル基は、5位に置換している。);α−(C1 −C2
ルコキシイミノ)−α−(5員芳香族複素環)−アセチ
ル基{当該複素環基は、アミノ基(当該アミノ基は、下
記置換基群A1 から選ばれる置換基で置換されてもよ
い)、ハロゲン原子、又はC1 −C2 アルキル基から選
択された1又は2個の置換基で置換されていてもよい}
である化合物、 (置換基群A1 )C1 −C3 アルキル基;C2 −C3
ルカノイル基;C2 −C5 アルコキシカルボニル基;C
7 −C11アリールカルボニル基;C8 −C10アラルキル
オキシカルボニル基;C2 −C5 アルコキシカルボニル
アミノC2 −C3 アルカノイル基。
【0030】更に好適には、 (2)R1 がメチル又はエチル基を示し、Yは、C2
3 アルカノイル基;C1 −C3 アルキルスルホニル
基;アミノC2 −C5 アルカノイル基(当該アミノ基
は、下記置換基群A2 から選ばれる1又は2個の置換基
により置換されていてもよい。当該アルカノイル基はメ
チルチオ基で置換されていてもよい。);窒素原子を1
個含む飽和5又は6員複素環カルボニル基(当該窒素原
子は、下記置換基群A2 から選ばれる1個の置換基によ
り置換されている)である化合物、 (置換基群A2 )C1 −C2 アルキル基;C2 −C3
ルカノイル基;C2 −C5 アルコキシカルボニル基;C
7 −C11アリールカルボニル基;C8 −C9 アラルキル
オキシカルボニル基。
【0031】特に好適には、 (3)Y−NH−で表される基がフェニル基上のパラ位
に結合し、Yが、C1 −C3 アルキルスルホニル基;ア
ミノC2 −C4 アルカノイル基(当該アミノ基は、上記
置換基群A2 から選ばれる1又は2個の置換基により置
換されていてもよい。);窒素原子を1個含む飽和5又
は6員複素環カルボニルアミノ基(当該窒素原子は、上
記置換基群A2 から選ばれる1個の置換基により置換さ
れている)である化合物、最適には、 (4)R1 がエチル基、R2 がメチル基、nが0を示
し、Yが、アミノC2 −C3 アルカノイルアミノ基(当
該アミノ基は、下記置換基群A3 から選ばれる1又は2
個の置換基により置換されていてもよい。);ピロリジ
ンカルボニル基(当該窒素原子は、下記置換基群A3
ら選ばれる1個の置換基により置換されている)である
化合物。
【0032】(置換基群A3 )C1 −C2 アルキル基;
2 −C3 アルカノイル基;C2 −C5 アルコキシカル
ボニル基;ベンゾイル基;ベンジルオキシカルボニル
基。
【0033】次に、本発明の化合物の具体例を表1に示
すが、表中、R1 、R2 、X及びYは、一般式(I)に
示されたものと同意義を示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【化4】
【0036】下記表において、略号は、以下の基又は符
号を示す。
【0037】 Ac・・・・・・アセチル Bn・・・・・・・ベンジル Bu・・・・・・ブチル Et・・・・・・・エチル Hex ・・・・・ヘキシル Lac ・・・・・・ラクタム Me・・・・・・メチル Pen ・・・・・ペンチル Ph・・・・・・・フェニル Pip ・・・・・ピペリジニル Pr・・・・・・・プロピル Pyr ・・・・・ピロリジニル Thd ・・・・・・チアゾリジニル Thi ・・・・・チエニル Thl ・・・・・・チアゾリル i-・・・・・・イソ c- ・・・・・・・シクロ s-・・・・・・セカンダリー ────────────────────────────────── 番号 R1 2 n YNH ────────────────────────────────── 1 Et Me 1 2-(AcNH) 2 Et Me 1 3-(AcNH) 3 Et Me 1 4-(AcNH) 4 Me Me 0 4-(AcNH) 5 Et Me 0 2-(AcNH) 6 Et Me 0 3-(AcNH) 7 Et Me 0 4-(AcNH) 8 Et Et 0 4-(AcNH) 9 Et Pr 1 4-(AcNH) 10 i-Pr Me 0 4-(AcNH) 11 s-Bu Me 0 4-(AcNH) 12 Me Me 0 4-(EtCONH) 13 Et Me 0 4-(EtCONH) 14 Me Me 0 4-(MeSO2NH) 15 Et Me 1 4-(MeSO2NH) 16 Et Me 0 2-(MeSO2NH) 17 Et Me 0 3-(MeSO2NH) 18 Et Me 0 4-(MeSO2NH) 19 Et Et 0 4-(MeSO2NH) 20 i-Pr Me 0 4-(MeSO2NH) 21 s-Bu Me 0 4-(MeSO2NH) 22 Et Me 0 4-(EtSO2NH) 23 Et Me 1 4-(PrSO2NH) 24 Et Me 0 4-(i-PrSO2NH) 25 Me Me 1 4-(AcNH) 26 Et Me 1 4-(EtOCONH) 27 Et Me 0 4-(MeOCONH) 28 Et Me 0 4-(EtOCONH) 29 Et Me 1 4-(PrOCONH) 30 Et Me 0 4-(i-PrOCONH) 31 Me Me 1 4-(H2NCH2CONH) 32 Et Me 0 4-(H2NCH2CONH) 33 Me Me 0 2-(MeOCONHCH2CONH) 34 Me Me 0 3-(MeOCONHCH2CONH) 35 Me Me 0 4-(MeOCONHCH2CONH) 36 Et Me 0 2-(MeOCONHCH2CONH) 37 Et Me 0 3-(MeOCONHCH2CONH) 38 Et Me 0 4-(MeOCONHCH2CONH) 39 Et Et 0 4-(MeOCONHCH2CONH) 40 Et Me 1 2-(MeOCONHCH2CONH) 41 Et Me 1 3-(MeOCONHCH2CONH) 42 Et Me 1 4-(MeOCONHCH2CONH) 43 i-Pr Me 0 4-(MeOCONHCH2CONH) 44 s-Bu Me 0 4-(MeOCONHCH2CONH) 45 Et Me 0 4-(Cl3CCH2OCONHCH2CONH) 46 Et Me 0 4-(t-BuOCONHCH2CONH) 47 Et Me 0 4-(BnOCONHCH2CONH) 48 Et Me 1 4-(AcNHCH2CONH) 49 Et Me 0 4-(PhCONHCH2CONH) 50 Et Me 0 2-[MeOCON(Me)CH2CONH] 51 Et Me 0 3-[MeOCON(Me)CH2CONH] 52 Et Me 0 4-[MeOCON(Me)CH2CONH] 53 Et Me 0 4-[EtOCON(Me)CH2CONH] 54 Et Me 0 4-(i-PrOCONHCH2CONH) 55 Et Me 0 4-[MeOCONHCH(Ph)CO] 56 Et Me 0 4-(EtOCONHCH2CONHCH2CONH) 57 Et Me 0 4-[4-(MeOCONH)PhCONHCH2CONH] 58 Et Me 0 4-(MeOCONHCH2CONHCH2CONH) 59 Et Me 1 4-(H2NCH2CH2CONH) 60 Me Me 1 4-(MeOCONHCH2CH2CONH) 61 Et Me 0 2-(MeOCONHCH2CH2CONH) 62 Et Me 0 3-(MeOCONHCH2CH2CONH) 63 Et Me 0 4-(MeOCONHCH2CH2CONH) 64 Et Me 0 4-[MeOCONHCH(Me)CONH] 65 Et Me 0 4-(AcNHCH2CONH) 66 Et Me 0 4-(EtOCONHCH2CH2CONH) 67 Et Me 0 4-(ClCH2CONHCH2CONH) 68 Et Me 1 4-(EtOCONHCH2CONH) 69 Et Pr 0 4-(MeOCONHCH2CONH) 70 Et Me 0 4-[MeOCONHCH(Bn)CONH] 71 Et Me 0 4-[MeOCONHCH(Et)CONH] 72 Me Me 1 4-[MeOCONHCH(Et)CONH] 73 Et Me 0 4-[MeOCONHC(Me)2CONH] 74 Me Et 0 4-[MeOCONHC(Me)2CONH] 75 Et Me 0 4-[MeOCONHCH(CH2CH2SMe)CONH] 76 Et Me 1 4-[MeOCONHCH(CH2SMe)CONH] 77 Me Me 0 4-[MeOCONHCH(CH2SEt)CONH] 78 Et Me 0 4-[MeOCONHCH(i-Pr)CONH] 79 Et Me 1 4-[EtOCONHCH(i-Pr)CONH] 80 Me Me 0 4-[EtOCONHCH(i-Bu)CONH] 81 Et Me 0 4-[MeOCONHCH(i-Bu)CONH] 82 Et Me 0 4-[MeOCONHCH(t-Bu)CONH] 83 Et Me 1 4-[1-(MeOCONH)c-Hex-1-CONH] 84 Me Me 0 4-[1-(MeOCONH)c-Pen-1-CONH] 85 Et Me 0 4-[1-(MeOCONH)c-Hex-1-CONH] 86 Et Me 0 2-[1-(MeOCO)Pyr-2-CONH] 87 Et Me 0 3-[1-(MeOCO)Pyr-2-CONH] 88 Et Me 0 4-[1-(MeOCO)Pyr-2-CONH] 89 Me Me 0 4-[1-(MeOCO)Pyr-2-CONH] 90 Et Me 0 4-[1-(MeOCO)Pip-2-CONH] 91 Et Me 0 4-[1-(MeOCO)Pip-4-CONH] 92 Et Me 0 4-[3-(MeOCO)Thd-4-CONH] 93 Me Me 0 4-[3-(EtOCO)Thd-4-CONH] 94 Et Me 0 4-( δ-Lac-6-CONH) 95 Et Me 0 4-( γ-Lac-5-CONH) 96 Et Me 0 4-[2-(ClCH2CONH)Thl-4-C(=N-OMe)CONH] 97 Et Me 0 4-[2-(MeOCONH)Thl-4-C(=N-OMe)CONH] 98 Me Me 0 4-[2-(MeOCONH)Thl-4-C(=N-OMe)CONH] 99 Et Me 0 4-[2-(NH2)Thl-4-C(=N-OMe)CONH] 100 Et Me 0 4-[2-(EtOCONH)Thl-4-C(=N-OMe)CONH] 101 Et Me 1 4-[MeOCON(Me)CH2CONH] 102 Et Me 1 4-[1-(MeOCO)Pyr-2-CONH] 103 Et Me 1 4-[Thi-2-C(=N-OMe)CONH] ─────────────────────────────────── 上記化合物のうち、好適には、化合物番号3、7、1
5、26、35、38、39、42、46、47、4
9、52、53、54、55、57、58、60、6
3、64、65、66、73、75、78、79、8
1、82、83、85、88、90、91、95、9
6、97、101又は102の化合物であり得、更に好
適には、化合物番号3、15、35、38、46、4
7、49、52、53、54、57、58、63、6
4、65、66、73、78、83、85、88又は9
5の化合物であり得、特に好適には、化合物番号35、
38、46、47、49、52、54、57、58、6
3、64、66、73、又は78の化合物である。
【0038】本発明の式(I)に示す化合物は、次の工
程図に示す方法により製造することができる。
【0039】
【化5】
【0040】
【化6】
【0041】本製造法の出発物質である式(III)で表さ
れる15−ヒドロキシミルベマイシン誘導体は、特開平
6−220068号公報に記載の公知化合物である。
【0042】又、本製造法のもう一つの出発物質である
一般式(V)で表される化合物は、上記式(III)で表さ
れる化合物と、下記一般式(VII )で表される化合物よ
り製造される。
【0043】
【化7】
【0044】(式中、R2 及びnは前記したものと同意
義を有する。) 化合物(VII )は、既知の方法を組み合わせ、市販試薬
を出発物質として利用することにより得られ、以下
(1)又は(2)に概略を示す。
【0045】(1)n=1である場合、市販のアルカン
酸エステルの、塩基−アルキルハライドによるα位のア
ルキル化、α位のハロゲン化により得られたα−アルキ
ル−α−ハロゲノアルカン酸エステル又はその市販品を
塩基存在下、4−ニトロフェノールと反応させて得られ
たα−(4−ニトロフェノキシ)−α−アルキルアルカ
ン酸エステルを加水分解して得られる。
【0046】(2)n=0である場合、市販の4−ニト
ロフェニル酢酸エステルの、塩基−アルキルハライドに
よるα位のアルキル化により得られたα−(4−ニトロ
フェニル)−α、α−ジアルキル酢酸エステルを加水分
解して得られる。
【0047】工程Aは、一般式(IV)で表される化合物
の製造法であり、一般式(III)で表される化合物に、強
力な有機酸であるトリフルオロメタンスルホン酸の存在
下、一般式(VII)で表わされるカルボン酸を作用させる
ことにより、行なわれる。
【0048】使用されるトリフルオロメタンスルホン酸
の量は、原則として触媒量であって、1当量は必要とし
ないが、使用されるカルボン酸の反応性の違いにより大
幅に変わりうる。
【0049】また、反応系中に、無機化合物の粉末を添
加すると、反応を促進し、良好な結果をあたえる場合が
ある。そのような無機化合物としては、トリフルオロメ
タンスルホン酸銅、沃化第一銅、沃化亜鉛、沃化コバル
ト、沃化ニッケルのような金属塩、セライト、シリカゲ
ル、アルミナ等を挙げることができ、好適には、トリフ
ルオロメタンスルホン酸銅、沃化第一銅のような銅塩で
あり、最も好適には、沃化第一銅である。
【0050】反応に使用される溶媒としては、反応を阻
害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に
限定はないが、一般式(VII)で表されるカルボン酸自体
を溶媒と兼ねて用いることもできる。好適には、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メ
チレンクロリド、1,2−ジクロロエタン、クロロホル
ムのようなハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プ
ロピルのようなエステル類;ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのような
エーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド
類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類及び
アセトニトリルのようなニトリル類などを挙げることが
できる。反応温度は−10℃乃至100℃で行なわれ、
好適には、0℃乃至50℃である。
【0051】反応時間は、主に反応温度、原料化合物又
は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常5分間
乃至6時間であり、好適には10分乃至2時間である。
【0052】工程Bは、一般式(V)で表わされる化合
物を製造する工程である。一般式(IV)で表わされる化
合物を還元剤と反応させ、5位のカルボニル基を水酸基
に還元する工程である。
【0053】還元に使用される試剤として、カルボニル
基を還元できて、化合物(V)の他の官能基に影響を与
えないものであれば特に限定せずに使用しうる。そのよ
うな還元剤として、ナトリウムボロヒドリドやジボラン
のような水素陰イオンによる還元剤をあげることができ
るが、好適にはナトリウムボロヒドリドである。
【0054】反応溶媒としては、反応に関与しないもの
であれば特に限定なく使用しうるが、還元剤としてナト
リウムボロヒドリドを使用した場合は、メタノール、エ
タノール、プロパノール等の低級アルコールの使用が特
に好適である。
【0055】反応は通常、0℃乃至50℃で行なわれ、
反応時間は5分乃至2時間である。工程Cは、一般式
(VI)で表される化合物を製造する工程であり、一般式
(V)で表される化合物のニトロ基を還元して、アミノ
基に変換することにより、達成される。
【0056】ニトロ基の還元は、通常使用される方法が
使用できる。そのような例のひとつとして貴金属触媒を
使用した接触還元をあげることができる。反応に使用す
る触媒に好適なものとしてパラジウム−炭素、パラジウ
ム−硫酸バリウム、酸化白金等をあげることができる。
【0057】反応に使用する溶媒に好適なものとして
は、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類;または酢酸エチルのようなエステル類をあげること
ができる。
【0058】反応温度は好適には10℃乃至80℃であ
り、反応時間は通常10分間乃至5時間程度である。
【0059】もうひとつの好適な還元方法として、酢酸
溶媒下の亜鉛末による還元を挙げることができる。
【0060】反応温度は好適には0℃乃至室温であり、
反応時間は通常30分乃至12時間程度である。
【0061】工程Dは、本発明の一般式(I)で表され
る化合物を製造する工程であり、一般式(VI)で表され
る化合物のアミノ基と、式:Y−OH(Yは、前記した
ものと同意義を示す)で表される酸もしくはその反応性
誘導体とを反応させることにより、達成される。
【0062】式:Y−OHで表される酸の反応性誘導体
としては、例えば酸ハライド(酸クロリド、酸ブロミド
等)、酸無水物、混合酸無水物、活性エステル、活性ア
ミドなど、縮合反応に通常用いられるものがあげられ
る。
【0063】式:Y−OHで表される酸を用いる場合
は、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド(DC
C)、よう化2−クロロ−1−メチルピリジニウム、p
−トルエンスルホン酸、硫酸等の脱水剤が使用され、好
適には、よう化2−クロロ−1−メチルピリジニウムで
ある。その使用量は、式:Y−OHで表される酸に対し
て、通常1〜5当量、好適には1〜2当量である。
【0064】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、好適には、ヘキサン、石油エーテル、ベンゼン、ト
ルエンのような炭化水素類;クロロホルム、塩化メチレ
ン、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水
素類;エチルエーテル、テトラヒドロプランのようなエ
ーテル類;N,N−ジメチルホルムアミドのようなアミ
ド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;
及びアセトニトリルのようなニトリル類並びにこれらの
溶媒の混合物等であり、更に好適には、ハロゲン化炭化
水素類であり、特に好適には、ジクロロメタン、1,2
−ジクロロエタンである。
【0065】反応温度は、通常、−70〜90℃である
が、好適には0〜60℃である。反応時間は、主に反応
温度、原料化合物、反応試薬又は使用される溶媒の種類
によって異なるが、通常、15分〜一昼夜であり、好適
には30分乃至6時間である。
【0066】式:Y−OHで表される酸の酸ハライドを
用いる場合は、反応は好適には塩基の存在下で行われ、
好適な塩基としては、たとえば、トリエチルアミン、
N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、4−ジメチルア
ミノピリジン、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕
ノネン−5(DBN)または1,8−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデセン−7(DBU)のような有機
塩基が挙げられる。
【0067】式:Y−OHで表される酸の酸ハライド
は、通常1〜10当量、そして塩基は、通常2〜8当量
使用される。
【0068】反応に使用される溶媒、反応温度、反応時
間等は、カルボン酸自体を使用するときと、それぞれ同
様である。
【0069】反応は通常、0℃乃至50℃で行なわれ、
反応時間は5分乃至2時間である。各工程の反応終了
後、それぞれの目的物である式(IV)、(V)、(VI)
及び(I)の化合物は、周知の方法で反応混合物より単
離され、必要に応じカラムクロマトグラフィー等の公知
の手段によって精製される。
【0070】式(III)の化合物の出発原料である天然物
のミルベマイシン類およびその類縁化合物は醗酵生産物
であって、単一化合物もしくはそれらの混合物のいずれ
でもありえる。従って、式(I)の化合物も単一化合物
もしくは混合物として製造されうる。
【0071】
【発明の効果】前記一般式(I)で表される本発明の新
規13−置換ミルベマイシン誘導体は殺ダニ、殺虫又は
駆虫活性を有し、ダニ類、植物害虫もしくは動物寄生虫
によって引き起こされる種々の病害に対してすぐれた防
除効果を示す。
【0072】即ち、本発明の化合物は果樹、野菜及び花
卉に寄生するハダニ科(Tetranychidae)及びフシダニ科
(Eriophyidae)等のハダニ類の成虫及び卵、動物に寄生
するマダニ科(Ixodidae)、ワクモ科(Dermanyssidae) 及
びヒゼンダニ科(Sarcoptidae) 等に対して殺ダニ活性を
有しているばかりではなく、既存の殺ダニ剤が効かなく
なり近年大問題となって来ている抵抗性のダニに対して
も、すぐれた活性を有している。
【0073】本発明の化合物は、また強力な殺虫作用を
現わす。従って、それらは、殺虫剤として、使用するこ
とができる。そして、本発明の活性化合物は、栽培植物
に対し、薬害を与えることなく、有害昆虫に対し、的確
な防除効果を発揮する。また本発明化合物は広範な種々
の害虫、有害な吸汁性昆虫、咀嚼系昆虫およびその他の
植物寄生害虫、貯蔵害虫、衛生害虫等の防除のために使
用でき、それらの駆除撲滅のために適用できる。
【0074】そのような害虫類の例としては、以下の如
き害虫類を例示することができる。昆虫類として、鞘翅
目害虫、例えば、アズキゾウムシ(Callosobruchus chin
ensis)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、コクヌス
トモドキ(Tribolium castaneum) 、ニジュウヤホシテン
トウ(Epilachna vigitioctomaculata)、トビイロムナボ
ソコメツキ(Agriores fuscicollis)、ヒメコガネ(Anoma
la rufocuprea)、コロラドポテトビートル(Leptinotars
a decemkineata) 、ジアブロテイカ(Diabrotica spp.)
、マツノマダラカミキリ(Monochamus alternatus) 、
イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus) 、ヒラ
タキクイムシ(Lyctusbruneus) 、鱗翅目虫、例えば、マ
イマイガ(Lymantria dispar)、ウメケムシ(Malacosoma
neustria)、アオムシ(Pieris rapae)、ハスモンヨトウ
(Spodoptera litura) 、ヨトウガ(Mamestra brassica
e)、ニカメイチュウ(Chilosuppressalis) 、アワノメイ
ガ(Pyrausta nubilalis)、コナマダラメイガ(Ephestia
cautella) 、コカクモンハマキ(Adoxophyes orana)、コ
ドリンガ(Carpocapsa pomonella)、カブラヤガ(Agrotis
fucosa) 、ハチミツガ(Galleria mellonella) 、コナガ
(Plutella mylostella)、ミカンハモク゛リカ゛(フェニル yllocnistis ci
trella);半翅目虫、例えばツマグロヨコバイ(Nephotet
tix cincticeps)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugen
s)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcuscomstocki) 、
ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、モモアカア
ブラムシ(Myzus persicae)、リンゴアブラムシ(Aphis p
omi)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ニセダイコン
アブラムシ(Rhopalosiphum pseudobrassicas) 、ナシグ
ンバイ(Stephanitis nashi) 、アオカメムシ(Nazara sp
p.) 、トコジラミ(Cimex lectularius) 、オンシツコナ
ジラミ(Trialeurodes vaporariorum) 、キジラミ(Psyll
a spp.) 、直翅目虫、例えば、チャバネゴキブリ(Blate
lla germanica)、ワモンゴキブリ(Periplaneta america
na) 、ケラ(Gryllotalpa africana)、バッタ(Locusta m
igratoria migratoriodes);等翅目虫、例えば、ヤマト
シロアリ(Deucotermes speratus)、イエシロアリ(Copto
termes formosamus);双翅目虫、例えば、イエバネ(Mus
ca domestica) 、ネッタイシマカ(Aedes aegypti) 、タ
ネバエ(Hylemia platura) 、アカイエカ(Culex pipien
s) 、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)、コガタア
カイエエ(Culex tritaeniorhynchus) 等を挙げることが
できる。
【0075】更に、獣医学の医薬分野においては、本発
明の新規化合物を種々の有害な動物寄生虫(内部および
外部寄生虫)、例えば、昆虫類およびぜん虫に対して使
用して有効である。このような動物寄生虫の例として
は、以下の如き害虫を例示することができる。
【0076】昆虫類としては例えば、ウマバエ(Gastero
philus spp.)、サシバエ(Stomoxysspp.) 、ハジラミ(Tr
ichodectes spp.) 、サシガメ(Rhodnius spp.) 、イヌ
ノミ(Ctenocephalides canis) 等を挙げることができ
る。
【0077】本発明ではこれらすべてを包含する虫類に
対する殺虫作用を有する物質として殺虫剤と呼ぶことが
ある。
【0078】更に、本発明の化合物は動物および人間の
駆虫剤として優れた殺寄生虫活性を有している。
【0079】特に豚、羊、山羊、牛、馬、犬、猫および
鶏のような家畜、家禽およびペットに感染する次の線虫
に有効である。ヘモンクス属(Haemonchus)、トリコスト
ロンギルス属(Trichostrongylus)、オステルターギヤ属
(Ostertagia)、ネマトディルス属(Nematodirus) 、クー
ペリア属(Cooperia)、アスカリス属(Ascaris) 、ブノス
トムーム属(Bunostomum)、エスファゴストムーム属(Oes
ophagostomum) 、チャベルチア属(Chabertia) 、トリキ
ュリス属(Trichuris) 、ストロンギルス属(Storongylu
s) 、トリコネマ属(Trichonema)、デイクチオカウルス
属(Dictyocaulus)、キャピラリア属(Capillaria)、ヘテ
ラキス属(Heterakis) 、トキソカラ属(Toxocara)、アス
カリディア属(Ascaridia) 、オキシウリス属(Oxyuris)
、アンキロストーマ属(Ancylostoma) 、ウンシナリア
属(Uncinaria) 、トキサスカリス属(Toxascaris)及びパ
ラスカリス属(Parascaris)。
【0080】ネマトディルス属、クーペリア属及びエソ
ファゴストムーム属のある種のものは腸管を攻撃し、一
方ヘモンクス属及びオステルターギア属のものは胃に寄
生し、ティクチオカウルス属の寄生虫は肺に見出される
が、これらにも活性を示す。また、フィラリア科(Filar
iidae)やセタリヤ科(Setariidae)の寄生虫は心臓及び血
管、皮下及びリンパ管組織のような他の組織及び器官に
見出され、これらにも活性を示す。
【0081】また、人間に感染する寄生虫に対しても有
用であり、人間の消化管の最も普通の寄生虫は、アンキ
ロストーマ属(Ancylostoma) 、ネカトール属(Necator)
、アスカリス属(Asdaris) 、ストロンギィロイデス属
(Strongyloides) 、トリヒネラ属(Trichinella) 、キャ
ピラリア属(Capillaria)、トリキュリス属(Trichuris)
およぴエンテロビウス属(Enterobius)である。
【0082】消化管の外の、血液または他の組織及び器
官に見出される他の医学的に重要な寄生虫であるフィラ
リア科のブツヘレリア属(Wuchereria)、ブルージア属(B
rugia)、オンコセルカ属(Onchoceca) 及びロア糸状虫属
(Loa) 並びに蛇状線虫科(Dracunculidae) のドラクンク
ルス属(Deacunculus) の寄生虫、腸管内寄生虫の特別な
腸管外寄生状態におけるストロンギロイテス属及びトリ
ヒネラ属にも活性を示す。
【0083】本発明化合物を動物および人における駆虫
剤として使用する場合は、液体飲料として経口的に投与
することができる。飲料は普通ベントナイトのような懸
濁剤および湿潤剤またはその他の賦形剤と共に適当な非
毒性の溶剤または水での溶液、懸濁液または分散液であ
る。一般に飲料はまた消泡剤を含有する。飲料処方は一
般に活性化合物を約0.01〜0.5重量%、好適には
0.01〜0.1重量%を含有する。
【0084】乾燥した固体の単位使用形態で経口投与す
ることが望ましい場合は、普通所望量の活性化合物を含
有するカプセル、丸薬または錠剤を使用する。これらの
使用形態は、活性成分を適当な細かく粉砕された希釈
剤、充填剤、崩壊剤および/または結合剤、例えばデン
プン、乳糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム、植物
性ゴムなどと均質に混和することによって製造される。
このような単位使用処方は、治療される宿主動物の種
類、感染の程度および寄生虫の種類および宿主の体重に
よって駆虫剤の重量および含量に関して広く変化させる
ことができる。
【0085】動物飼料によって投与する場合は、それを
飼料に均質に分散させるか、トップドレッシングとして
使用されるかまたはペレットの形態として使用される。
普通望ましい抗寄生虫効果を達成するためには、最終飼
料中に活性化合物を0.0001〜0.02%を含有し
ている。
【0086】また、液体担体賦形剤に溶解または分散さ
せたものは、前胃内、筋肉内、気管内または皮下に注射
によって非経口的に動物に投与することができる。非経
口投与のために、活性化合物は好適には落花生油、棉実
油のような適当な植物油と混合する。このような処方
は、一般に活性化合物を0.05〜50重量%含有す
る。
【0087】また、ジメチルスルホキシドまたは炭化水
素溶剤のような適当な担体と混合することによって局所
的に投与し得る。この製剤はスプレーまたは直接的注加
によって動物の外部表面に直接適用される。
【0088】最善の結果を得るための活性化合物の最適
使用量は、治療される動物の種類および寄生虫感染の型
および程度によってきまるが、一般に動物体重1kg当
り約0.01〜100mg、好適には0.5〜50.0
mgを経口投与することによって得られる。このような
使用量は一度にまたは分割した使用量で1〜5日のよう
な比較的短期間にわたって与えられる。
【0089】本発明の化合物を農業又は園芸用に使用す
る場合には、種々の製剤として使用される。例えば、粉
剤、粗粉剤、水溶剤、微粒剤、水和剤、粒剤、ドライフ
ロアブル、錠剤、乳液、乳剤、水性若しくは油性懸濁
剤、水性若しくは油性液剤(懸濁剤、液剤は直接噴霧さ
れ、希釈もできる。)、エアゾール又は高分子物質中の
カプセルをあげることができる。使用される担体は有機
若しくは無機の天然物又は合成物でありえ、活性化合物
を作用点に到達させることの補助のため、及び活性化合
物の貯蔵、輸送、取扱いの便をよくするため等に使用さ
れる。又、担体に関する周知の技術に従って、固体、液
体及び気体の担体が選択される。
【0090】上記製剤は常法に従って製造される。例え
ば、活性化合物を担体、希釈剤(溶剤等)又は必要に応
じて界面活性剤とよく混合し、必要に応じて粉砕・造粒
・打錠・被覆・吸収等の工程を経て製剤化される。
【0091】粉剤、粗粉剤、水溶剤、微粒剤、水和剤、
粉剤、ドライフロアブル、錠剤等の固形剤を調製するた
めの担体としては、カオリナイト及びパイロフィライト
系クレー、タルク、炭酸カルシウム、ベントナイト・酸
性白土等のモンモリロナイト系クレー、アタパルジャイ
ト、セピオライト、珪藻土、軽石、珪砂等の天然鉱物の
粉末またはそれらの粒状物、含水または無水の合成無晶
形二酸化珪素、珪酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の
無機化合物の微粉、砂糖、乳糖、グルコース等の糖類、
でんぷん、デキストリン、微結晶セルロース、木粉、コ
ーヒー豆の粉末、籾殻粉末、小麦粉、タブ粉等の有機
物、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、リン酸ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸アンモ
ニウム等の無機塩類、尿素等を挙げることが出来る。
【0092】好適な溶剤としては以下のものが挙げられ
る;キシレン、メチルナフタレン、アルキルベンゼン、
フェニルキシリルエタン等の芳香族高沸点溶剤、パラフ
ィン系及びナフテン系高沸点溶剤、オレイン酸、アジピ
ン酸、ラウリン酸、ヤシ油脂肪酸、マレイン酸、フター
ル酸等種々のカルボン酸のエステル類、種々のリン酸エ
ステル類、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトン
等のケトン類、N−アルキルピロリドン類、ジメチルス
ルホキサイドのような極性溶剤、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキシレング
リコール等のグリコール類並びにそれらのポリマー、及
びこれら種々のグリコールのエーテルまたはエステル
類、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルア
ルコール、ブチルアルコール、ヘキシルアルコール、オ
クチルアルコール、ラウリルアルコール等のアルコール
類及びこれらアルコールの種々のエステル並びにエーテ
ル類、エポキシ化されてもよいヤシ油、大豆油のような
植物油;または水。
【0093】界面活性剤は良好な乳化、分散、湿潤性を
有する製剤を得るために用い、通常の農薬製剤に用いる
ノニオン、アニオン、カチオン、両性イオン性の界面活
性剤を用いることができる。
【0094】好適なノニオン活性剤としては、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエ
ーテル、ポリオキシエチレンアリールアリールエーテ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル、
ソルビタンアルキルエステル、砂糖の脂肪酸エステル、
グリセリン及びペンタエリスリットの脂肪酸エステル、
プルロニックタイプの界面活性剤、アセチレンアルコー
ル並びにアセチレンジオール及びこれらにエチレンオキ
サイドを付加した界面活性剤、シリコン系界面活性剤、
アルキルグルコサイド等を挙げることができる。
【0095】好適なアニオン界面活性剤としては、アル
キルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルスルホ琥珀酸
塩、アルキルサルフェートの塩、アルキルメチルタウラ
イドの塩、上記のエチレンオキサイドを付加したノニオ
ン界面活性剤を硫酸またはリン酸でエステル化し、必要
によってはこれを適当なアルカリで中和したアニオン界
面活性剤、リグニンスルホン酸塩、(アルキル)ナフタ
レンスルホン酸及びその縮合物の塩、フェノールスルホ
ン酸及びその縮合物の塩、アクリル酸・マレイン酸・ス
チレンスルホン酸・及びビニル基等の縮合物の塩よりな
る種々のポリカルボン酸型及びポリスルホン酸型ポリソ
ープ、1−(2−オクテノイル)−ソヂウムサクシネー
トを付加したでんぷんまたはデキストリンのようなでん
ぷん系の界面活性剤、カルボキシメチルセルロースの
塩、高級脂肪酸のナトリウム、カリウム塩のような石鹸
類、α−オレフィンスルホン酸塩等を挙げることができ
る。
【0096】好適なカチオン界面活性剤としては、アミ
ン塩型、第4級アンモニウム塩型、高級脂肪族アミン及
び脂肪酸アミドのエチレンオキサイド付加物等を挙げる
ことができる。
【0097】好適な両性イオン性界面活性剤としては、
アミノ酸型或いはベタイン型の界面活性剤、レシチン等
を挙げることができる。
【0098】これら各種の界面活性剤の水素原子の1部
または全部をフッソ原子で置換した界面活性剤もまた、
表面張力を低下させる作用が強く、有効に使用し得る。
【0099】これらの界面活性剤は、用途に応じて、単
独で或いは混合して用いられる。
【0100】又、組成物は安定剤、消泡剤、粘度調節
剤、結合剤、粘着剤又はそれらの混合物を含むことがで
き、さらに特別の効果を達成するために、受精促進剤、
その他活性物質を含むこともある。
【0101】殺虫殺ダニ組成物は一般に以下の成分を含
む(但し、%し重量で表わす。):活性化合物0.01
〜99%、好適には0.1〜95%;固体又は液体添加
物1〜99.99%;界面活性剤0〜25%、好適には
0.1〜25%、販売品が濃縮された形である場合に
は、一般に使用する前に、有効成分濃度が0.001〜
0.0001重量%(1〜10ppm)に希釈される。
【0102】本発明の化合物は、それらの商業上、有用
な製剤及び、それらの製剤によって調製された使用形態
で、他の活性化合物、例えば、殺虫剤、毒餌、殺菌剤、
殺ダニ剤、殺センチュウ剤、殺カビ剤、生長調整剤又は
除草剤との混合剤として、存在することもできる。ここ
で、上記殺虫剤としては、例えば、有機リン剤、カーバ
メート剤、カーボキシレート系薬剤、クロル化炭化水素
系薬剤、微生物より生産される殺虫性物質などを挙げる
ことができる。
【0103】更に、本発明の化合物は、共力剤との混合
剤としても、存在することができ、斯る製剤及び、使用
形態は、商業上有用なものを挙げることができる。該共
力剤は、それ自体、活性である必要はなく、活性化合物
の作用を増幅する化合物である。
【0104】
【実施例】次に、本発明を、実施例により具体的に説明
する。
【0105】
【実施例1】 (工程A)13−[2−(4−ニトロフェニル)−2−
メチルプロピオニルオキシ]−5−ケトミルベマイシン
4 (IV:R1 =Et、R2 =Me、n=O) 15−ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシンA4 (18
8mg、0.34mmol)と、2−(4−ニトロフェ
ニル)−2−メチルプロピオン酸(212mg、1.0
1mmol)のジクロロメタン溶液(8ml)に、アル
ゴン気流下、氷冷しながらトリフルオロメタンスルホン
酸(15μl)を加え、室温で0.5時間撹拌した。反
応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。
抽出液を5%重そう水と飽和食塩水で洗い、硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製して、502mg(58
%)の目的を得た。
【0106】核磁気共鳴スペクトル(270MHz)δ(pp
m):8.16(d, 2H, J=9.8Hz), 6.54(t, 1H, J=1.8Hz),
5.69〜5.91(m, 2H), 5.29 〜5.47(m, 3H), 4.91(d, 1H,
J=10.5Hz), 4.70(br.s, 2H), 3.84 (s, 1H), 1.63(s,
6H).
【0107】
【実施例2】 (工程B)13−[2−(4−ニトロフェニル)−2−
メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (V:
1 =Et、R2 =Me、n=0) 13−[2−(4−ニトロフェニル)−2−メチルプロ
ピオニルオキシ]−5−ケトミルベマイシンA4 (50
2mg、0.671mmol)のメタノール溶液(5m
l)に、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(38mg)
を加え、0℃で30分間撹拌した。反応終了後、反応液
を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和
食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製
し、300.4mg(60%)の目的物を得た。
【0108】核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDC
l3) : 8.17(d, 2H, J=9.0Hz), 7.46(d,2H, J=9.0Hz),
5.66〜5.81(m, 2H), 5.25 〜5.48(m, 3H), 4.90(d, 1H,
J=10.6Hz), 4.65(br.s, 2H), 4.28(t, 1H, J=6.1Hz),
4.07(s, 1H), 3.94(d, 1H, J=6.1Hz).
【0109】
【実施例3】 (工程C)13−[2−(4−アミノフェニル)−2−
メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (VI:
1 =Et、R2 =Me、n=0) 13−[2−(4−ニトロフェニル)−2−メチルプロ
ピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (23mg、0.
0307mmol)の酢酸溶液(1ml)に、室温で亜
鉛末(10mg)を加え、2時間撹拌した。反応終了
後、反応液に酢酸エチルを加え、不溶物をろ別した。ろ
液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を4%重曹
水と飽和食塩水で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶
媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製して、14.7mg(67%)の目的物を得
た。
【0110】核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDC
l3)ppm : 7.08(d, 2H, J=8.6Hz), 6.62(d, 2H, J=8.6H
z), 5.68 〜5.81(m, 2H), 5.21 〜5.44(m, 4H), 4.85
(d, 1H, J=10.6Hz), 4.66(br.s, 2H), 4.79(br.s, 1H),
4.07(br.s, 1H), 3.95(d, 1H, J=6.1Hz).
【0111】
【実施例4】 (工程D) 13−[2−(4−メトキシカルボニルア
ミノアセチルアミノフェニル)−2−メチルプロピオニ
ルオキシ]ミルベマイシンA4 (I:R1 =Et、R2
=Me、Y=COCH2 NHCOOMe、n=O)(化
合物番号38) N−メトキシカルボニルグリシン(2.0g、15.0
mmol)の塩化メチレン溶液(20ml)に、13−
[2−(4−アミノフェニル)−2−メチルプロピオニ
ルオキシ]ミルベマイシンA4 (3.61g、5.0 mm
ol)、トリエチルアミン(1.012g、10.0m
mol)及びよう化2−クロロ−1−メチルピリジニウ
ム(2.56g、10.0mmol)を順次加え、その
後室温で1.5時間撹拌した。反応終了後、反応液を水
にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を、乾燥(Mg
SO4 )、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製し、3.53g(84.4%)の目的物
を得た。
【0112】質量スペクトル(FAB−MS):984
(M+ +150、C4662122 +トリエタノールア
ミン+H) 核磁気共鳴スペクトル(270MHz)δ(CDCl3) : 8.25(br,
s, 1H), 7.46(d, 2H, J=8.9Hz), 7.25(d, 2H, J=8.9H
z), 5.70 〜5.84(m, 2H), 5.61(br.s, 1H), 5.21〜5.41
(m, 4H), 4.86(d, 1H, J=10.8Hz), 4.63 and 4.68(ABg,
2H, J=15.0Hz),4.29(t, 1H, J=6.0Hz), 4.12(s, 1H),
4.01(d, 1H, J=5.6Hz), 3.94(d, 1H, J=6.0Hz), 3.74
(s, 3H). 前記した方法に準じて、以下の実施例5から実施例39
までの化合物が合成された。本発明化合物の製造法をよ
り具体的に示すため、各化合物番号のあと、工程Dにお
ける収率(%)を記載した。
【0113】
【実施例5】13−[2−(4−アセチルアミノフェノキシ)−2−
メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化
合物番号3)(69%) 質量スペクトル (m/z):777(M+ ), 759, 741, 540, 52
2, 412. 核磁気共鳴スペクトル(270MHz)δ(CDCl3) : 7.29(d,
2H, J=9.8Hz), 7.04(br.s. 1H), 6.75(d, 2H, J=9.8H
z), 5.75〜5.87(m, 2H), 5.28 〜5.46(m, 4H), 5.01(d,
1H, J=10.5Hz), 4.64 and 4.70(ABg, 2H, J=15.0Hz),
4.29(d, 1H, J=6.0Hz), 4.07(br.s, 1H), 3.96(d, 1H,
J=6.0Hz), 2.15(s, 3H).
【0114】
【実施例6】13−[2−(4−アセチルアミノフェニ
ル)−2−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシン
4 (化合物番号7)(87%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3) : 7.43(d,
2H, J=8.7Hz), 7.19(d,2H, J=8.7Hz), 5.75〜5.83(m, 2
H), 5.23 〜5.45(m, 4H), 4.86(d, 1H, J=10.5Hz), 4.6
5(br.s, 2H), 4.29(t, 1H, J=6.2Hz), 4.07(s, 1H), 3.
95(d, 1H, J=6.2Hz).
【0115】
【実施例7】13−[2−(4−メタンスルホニルアミノフェノキ
シ)−2−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシン
4 (化合物番号15)(72%) 質量スペクトル (m/z)=813(M+ ), 685, 540, 412, 39
4. 核磁気共鳴スペクトル(270MHz)δ(CDCl3)ppm :7.08
(d, 2H, J=9.8Hz), 6.77(d, 2H, J=9.8Hz), 6.39(s, 1
H), 5.72 〜5.88(m, 2H), 5.29 〜5.46(m, 4H), 4.99
(d, 1H, J=10.8Hz), 4.64 and 4.69(ABq, 2H, J=15.4H
z), 4.29(d, 1H, J=6.5Hz), 4.08(br.s, 1H), 3.96(d,
1H, J=6.5Hz), 2.95(s, 3H).
【0116】
【実施例8】13−[2−(4−エトキシカルボニルアミノフェノキ
シ)−2−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシン
4 (化合物番号26)(80%) 質量スペクトル (m/z):807(M+ ), 633, 522, 504. 核磁気共鳴スペクトル(270MHz)δ(CDCl3)ppm :7.18
(d, 2H, J=9.6Hz), 6.74(d, 2H, J=9.6Hz), 6.48(br.s,
1H), 5.71〜5.88(m, 2H), 5.27 〜5.48(m, 4H),5.01
(d, 1H, J=10.4Hz), 4.65 and 4.71(ABq, 2H, J=15.5H
z), 4.28(br.s, 1H), 4,18(q, 2H, J=6.9Hz), 4.08(br.
s, 1H), 3.96(d, 1H, J=6.5Hz).
【0117】
【実施例9】13−[2−(4−メトキシカルボニルアミノアセチル
アミノフェニル)−2−メチルプロピオニルオキシ]ミ
ルベマイシンA3 (化合物番号35)(79%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3) : 8.02(br.
s, 1H), 7.45(d, 2H, J=8.6Hz), 7.26(d, 2H, J=8.6H
z), 5.67〜5.82(m, 2H), 5.21 〜5.55(m, 5H), 4.86(d,
1H, J=10.6Hz), 4.65(br.s, 2H), 4,28(t, 1H, J=6.2H
z), 4.08(s, 1H), 4.00(d, 2H, J=6.0Hz), 3.94(d, 1H,
J=6.2Hz), 3.75(s, 3H).
【0118】
【実施例10】13−[2−(4−メトキシカルボニルアミノアセチル
アミノフェニル)−2−エチルブチリルオキシ]ミルベ
マイシンA4 (化合物番号39)(45%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3) : 7.92(br.
s, 1H), 7.44(d, 2H, J=8.5Hz), 7.18(d, 2H, J=8.5H
z), 5.71〜5.75(m, 2H), 5.21 〜5.46(m, 4H), 4.90(d,
1H, J=10.5Hz), 4.64(br.s, 2H), 4,22〜4.34(m, 1H),
4.10(s, 1H), 3.99(d, 2H, J=5.9Hz), 3.94(d, 1H, J=
6.2Hz).
【0119】
【実施例11】13−[2−(4−メトキシカルボニルアミノアセチル
アミノフェノキシ)−2−メチルプロピオニルオキシ]
ミルベマイシンA4 (化合物番号42)(23%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:7.85(b
r.s, 1H), 7.32(d, 2H,J=9.1Hz), 6.75(d, 2H, J=9.1H
z), 5.72〜5.90(m, 2H), 5.25 〜5.52(m, 5H), 5.01(d,
1H, J=10.6Hz), 4.67(br.s, 2H), 4.29(t, 1H, J=6.0H
z), 4.08(s, 1H),3.98(d, 2H, J=4.6Hz), 3.95(d, 1H,
J=6.0Hz), 3.74(s, 3H).
【0120】
【実施例12】13−[2−(4−t−ブトキシカルボニルアミノアセ
チルアミノフェニル)−2−メチルプロピオニルオキ
シ]ミルベマイシンA4 (化合物番号46)(76
%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.05(b
r.s, 1H), 7.44(d, 2H,J=8.7Hz), 7.26(d, 2H, J=8.7H
z), 5.67〜5.84(m, 2H), 5.14 〜5.95(m, 4H), 4.87(d,
1H, J=10.5Hz), 4.66(br.s, 2H), 4.28(t, 1H, J=6.0H
z), 4.08(s, 1H),3.95(d, 2H, J=6.2Hz), 3.92(d, 1H,
J=6.0Hz).
【0121】
【実施例13】13−[2−(4−ベンジルオキシカルボニルアミノア
セチルアミノフェニル)−2−メチルプロピオニルオキ
シ]ミルベマイシンA4 (化合物番号47)(69
%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:7.84(b
r.s, 1H), 7.42(d, 2H,J=8.8Hz), 7.37(s, 5H), 7.25
(d, 1H, J=8.8Hz), 5.68 〜5.72(m, 2H), 5.24 〜5.
49(m, 6H), 5.18(s, 2H),
4.87(d, 1H, J=10.4Hz), 4.
65(br.s, 2H), 4.29(t,1H,
J=6.2Hz), 4.07(s, 1H), 4.
00(d, 2H, J=5.9Hz), 3.95
(d, 1H, J=6.2Hz).
【0122】
【実施例14】13−[2−(4−ベンゾイルアミノアセチルアミノフ
ェニル)−2−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイ
シンA (化合物番号49)(45%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:9.17
(s, 1H), 7.89(d, 2H, J=7.6Hz), 7.41 〜7.61(m, 5H),
7.25(d, 2H, J=7.6Hz), 5.66 〜5.84(m, 2H), 5.21 〜
5.44(m, 4H), 4.86(d, 1H, J=10.4Hz), 4.64(br.s, 2
H), 4.40(d, 2H, J=4.8Hz), 4.28(br.s, 1H), 4.16(s,
1H), 3.94(d, 1H, J=6.2Hz).
【0123】
【実施例15】13−[2−(4−(N−メチル)メトキシカルボニル
アミノアセチルアミノフェニル)−2−メチルプロピオ
ニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物番号52)
(75%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.60(b
r.s, 1H), 7.45(d, 2H,J=8.7Hz), 7.26(d, 2H, J=8.7H
z), 5.68〜5.85(m, 2H), 5.21 〜5.45(m, 4H), 4.87(d,
1H, J=10.3Hz), 4.66(br.s, 2H), 4.29(t, 1H, J=6.2H
z), 4.07(s, 1H),4.03(s, 2H), 3.95(d, 1H, J=6.2Hz),
3.78(s, 3H).
【0124】
【実施例16】13−[2−(4−(N−メチル)エトキシカルボニル
アミノアセチルアミノフェニル]−2−メチルプロピオ
ニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物番号53)
(89%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.15(b
r.s, 1H), 7.44(d, 2H,J=8.7Hz), 7.25(d, 2H, J=8.7H
z), 5.68〜5.88(m, 2H), 5.23 〜5.45(m, 4H), 4.87(d,
1H, J=10.5Hz), 4.66(br.s, 2H), 4.29(t, 1H, J=6.2H
z), 4.22(q, 2H,J=14.2Hz), 4.07(s, 1H), 4.02(s, 2
H), 3.95(d, 1H, J=6.2Hz).
【0125】
【実施例17】13−[2−(4−イソプロポキシカルボニルアミノア
セチルアミノフェニル]−2−メチルプロピオニルオキ
シ]ミルベマイシンA4 (化合物番号54)(68
%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.00(b
r.s, 1H), 7.44(d, 2H,J=8.7Hz), 7.26(d, 2H, J=8.7H
z), 5.68〜5.85(m, 2H), 5.22 〜5.45(m, 5H), 4.98(m,
1H, J=6.2Hz), 4.87(d, 1H, J=10.6Hz), 4.66(br.s, 2
H), 4.28(t, 1H,J=5.9Hz), 4.08(s, 1H), 3.98(d, 2H,
J=5.5Hz), 3.95(d, 1H, J=5.9Hz).
【0126】
【実施例18】13−[2−α−(4−メトキシカルボニルアミノ)−
α−フェニルアセチルアミノフェニル)−2−メチルプ
ロピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物番号
55)(76%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:7.29〜
7.48(m, 7H), 7.22(d, 2H, J=8.6Hz), 6.02(d, 1H, J=
5.9Hz), 5.67 〜5.82(m, 2H), 5.19 〜5.45(m, 4H), 4.
86(d, 1H, J=10.6Hz), 4.65(br.s, 2H), 4.28(t, 1H, J
=6.2Hz), 4.08(s,1H), 3.95(d, 1H, J=6.2Hz), 3.69(s,
3H).
【0127】
【実施例19】13−[2−(4−エトキシカルボニルアミノアセチル
アミノアセチルアミノフェニル)−2−メチルプロピオ
ニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物番号56)
(53%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.38
(s, 1H), 7.51(d, 2H, J=8.4Hz), 7.24(d, 2H, J=8.4H
z), 6.98(br.s, 1H), 5.68 〜5.85(m, 2H), 5.23 〜5.4
9(m, 5H), 4.86(d, 1H, J=10.5Hz), 4.65(br.s, 2H),
4.06〜4.36(m, 6H), 3.87 〜3.99(m, 3H).
【0128】
【実施例20】13−[2−(4−(メトキシカルボニルアミノ)ベン
ゾイルアミノアセチルアミノフェニル]−2−メチルプ
ロピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物番号
57)(69%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.71
(s, 1H), 7.82(d, 2H, J=8.6Hz), 7.48(d, 4H, J=8.3H
z), 7.25(d, 2H, J=8.6Hz), 6.94(s, 1H), 5.69〜5.85
(m, 2H), 5.23 〜5.44(m, 4H), 4.87(d, 1H, J=10.6H
z), 4.65(br.s, 2H), 4.23〜4.48(m, 3H), 4.09(s, 1
H), 3.94(d, 1H, J=6.1Hz), 3.81(s, 3H).
【0129】
【実施例21】13−[2−(4−メトキシカルボニルアミノアセチル
アミノアセチルアミノフェニル)−2−メチルプロピオ
ニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物番号58)
(48%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.51
(s, 1H), 7.51(d, 2H, J=8.2Hz), 7.24(d, 2H, J=8.2H
z), 5.70 〜5.84(m, 2H), 5.63(br, 1H), 5.23 〜5.42
(m, 5H), 4.65(br.s, 2H), 3.83 〜4.35(m, 7H).
【0130】
【実施例22】13−[2−〔4−{3−(メトキシカルボニルアミ
ノ)プロピオニルアミノ}フェニル〕−2−メチルプロ
ピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物番号6
3)(66%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:7.44
(d, 2H, J=8.6Hz), 7.25(d, 2H, J=8.6Hz), 5.68〜5.83
(m, 2H), 5.24 〜5.46(m, 5H), 4.87(d, 1H, J=10.3H
z), 4.65(br.s, 2H), 4.28(t, 1H, J=6.1Hz), 4.07(s,
1H), 3.95(d, 1H, J=6.1Hz), 3.67(s, 3H).
【0131】
【実施例23】13−[2−〔4−{2−(メトキシカルボニルアミ
ノ)プロピオニルアミノ}フェニル〕−2−メチルプロ
ピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物番号6
4)(78%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.12(b
r.s, 1H), 7.46(d, 2H,J=8.6Hz), 7.25(d, 2H, J=8.6H
z), 5.68〜5.83(m, 2H), 5.17 〜5.45(m, 5H), 4.87(d,
1H, J=10.6Hz), 4.66(br.s, 2H), 4.22〜4.42(m, SH),
4.08(s, 1H), 3.95(d, 1H, J=6.1Hz), 3.73(s, 3H).
【0132】
【実施例24】13−[2−{4−(アセチルアミノアセチルアミノ)
フェニル}−2−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマ
イシンA4 (化合物番号65)(45%) 核磁気共鳴スペクトル(270MHz)δ(CDCl3)ppm:8.72(b
r.s, 1H), 7.47(d, 2H,J=8.5Hz), 7.25(d, 2H, J=8.5H
z), 6.61(br.s, 1H), 5.66〜5.80(m, 2H), 5.26〜5.41
(m, 4H), 4.86(d, 1H, J=10.5Hz), 4.61 and 4.67(ABq,
2H, J=15.5Hz),4.28(t, 1H, J=6.4Hz), 4.12(s, 3H),
3.95(d, 1H, J=6.4Hz).
【0133】
【実施例25】13−[2−〔4−{3−(エトキシカルボニルアミ
ノ)プロピオニルアミノ}フェニル〕−2−メチルプロ
ピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物番号6
6)(66%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:7.50(b
r.s, 1H), 7.45(d, 2H,J=8.6Hz), 7.25(d, 2H, J=8.6H
z), 5.68〜5.82(m, 2H), 5.22 〜5.44(m, 5H), 4.87(d,
1H, J=10.6Hz), 4.65(br.s, 2H), 4.29(t, 1H, J=6.2H
z), 4.11(q, 2H,J=7.1Hz), 4.07(s, 1H), 3.95(d, 1H,
J=6.2Hz).
【0134】
【実施例26】13−[2−〔4−{2−(メトキシカルボニルアミ
ノ)−2−メチルプロピオニルアミノ}フェニル〕−2
−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化
合物番号73)(51%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.63(b
r.s, 1H), 7.46(d, 2H,J=8.7Hz), 7.24(d, 2H, J=8.7H
z), 5.68〜5.82(m, 2H), 5.24 〜5.43(m, 4
H), 5.10(s, 1H), 4.88(d,
1H, J=10.4Hz), 4.66(br.s,
2H), 4.29(t, 1H, J=6.2H
z),4.07(s, 1H), 3.95(d, 1
H, J=6.2Hz), 3.71(s, 3H).
【0135】
【実施例27】13−[2−〔4−{2−(メトキシカルボニルアミ
ノ)−4−(メチルチオブチリルアミノ}フェニル〕
−2−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシンA
(化合物番号75)(72%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.13(b
r.s, 1H), 7.46(d, 2H,J=8.7Hz), 7.26(d, 2H, J=8.7H
z), 5.69〜5.83(m, 2H), 5.26 〜5.49(m, 5H), 4.87(d,
1H, J=10.5Hz), 4.66(br.s, 2H), 4.47(q, 1H, J=8.1H
z), 4.29(t, 1H,J=6.2Hz), 4.07(s, 1H), 3.95(d, 1H,
J=6.2Hz), 3.73(s, 3H).
【0136】
【実施例28】13−[2−〔4−{2−(メトキシカルボニルアミ
ノ)−3−メチルブチリルアミノ}フェニル〕−2−メ
チルプロピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物
番号78)(78%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:7.83(b
r.s, 1H), 7.47(d, 2H,J=8.7Hz), 7.24(d, 2H, J=8.7H
z), 5.69〜5.83(m, 2H), 5.22 〜5.46(m, 5H), 4.87(d,
1H, J=10.3Hz), 4.65(br.s, 2H), 4.28(t, 1H, J=6.2H
z), 4.08(s, 1H),3.95(d, 1H, J=6.2Hz), 3.71(s, 3H).
【0137】
【実施例29】13−[2−〔4−{2−(エトキシカルボニルアミ
ノ)−3−メチルブチロイルアミノ}フェノキシ〕−2
−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化
合物番号79)(52%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:7.81
(s, 1H), 7.33(d, 2H, J=9.0Hz), 6.76(d, 2H, J=9.0H
z), 5.72 〜5.90(m, 2H), 5.18 〜5.50(m, 5
H), 5.01(d, 1H, J=10.6H
z), 4.68(br.s, 1H), 4.29
(t, 1H, J=6.2Hz), 4.08(s,
1H), 3.96(d, 1H, J=6.2H
z), 3.71(s, 3H).
【0138】
【実施例30】13−[2−〔4−{2−(メトキシカルボニルアミ
ノ)−4−メチルペンタノイルアミノ}フェニル〕−2
−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシンA
(化合物番号81)(73%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.02(b
r.s, 1H), 7.46(d, 2H,J=8.6Hz), 7.24(d, 2H, J=8.6H
z), 5.69〜5.81(m, 2H), 5.24 〜5.45(m, 4H), 5.10(d,
1H, J=8.3Hz), 4.87(d, 1H, J=10.6Hz), 4.65(br.s, 2
H), 4.20〜4.34(m, 2H), 4.08(s, 1H), 3.95(d, 1H, J=
6.3Hz), 3.72(s, 3H).
【0139】
【実施例31】13−[2−〔4−{2−(メトキシカルボニルアミ
ノ)−3,3−ジメチルブチリルアミノ}フェニル〕−
2−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシンA
4 (化合物番号82)(61%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:7.90(b
r.s, 1H), 7.45(d, 2H,J=8.7Hz), 7.24(d, 2H, J=8.7H
z), 5.67〜5.83(m, 2H), 5.55(d, 1H, J=9.8Hz),5.24
〜5.44(m, 4H), 4.87(d, 1H, J=10.4Hz), 4.65(br.s, 2
H), 4.28(t, 1H,J=6.2Hz), 4.08(s, 1H), 3.95(d, 1H,
J=6.2Hz), 3.70(s, 3H).
【0140】
【実施例32】13−[2−〔4−{1−(メトキシカルボニルアミ
ノ)シクロヘキサン−1−カルボニルアミノ}フェニノ
キシ〕−2−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシ
ンA4 (化合物番号83)(37%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.81(b
r.s, 1H), 7.34(d, 2H,J=8.8Hz), 6.75(d, 2H, J=8.8H
z), 5.71〜5.89(m, 2H), 5.24 〜5.49(m, 4
H), 5.01(d, 1H, J=10.5H
z), 4.89(s, 1H), 4.68(br.
s, 2H), 4.29(t, 1H, J=6.2
Hz),4.07(s, 1H), 3.96(d,
1H, J=6.2Hz), 3.71(s, 1
H).
【0141】
【実施例33】13−[2−〔4−{1−(エトキシカルボニルアミ
ノ)シクロヘキサン−1−カルボニルアミノ}フェニ
ル〕−2−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシン
(化合物番号85)(55%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.98(b
r.s, 1H), 7.47(d, 2H,J=8.6Hz), 7.24(d, 2H, J=8.6H
z), 5.68〜5.85(m, 2H), 5.23 〜5.46(m, 4H), 4.88(d,
1H, J=10.5Hz), 4.87(s, 1H), 4.66(br.s, 2H), 4.28
(t, 1H, J=6.3Hz),4.07(s, 1H), 3.95(d, 1H, J=6.3H
z), 3.72(s, 3H).
【0142】
【実施例34】13−[2−〔4−(1−メトキシカルボニルピロリジ
ン−2−カルボニルアミノ)フェニル〕−2−メチルプ
ロピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物番号
88)(78%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:7.47
(d, 2H, J=8.8Hz), 7.24(d, 2H, J=8.8Hz), 5.67〜5.82
(m, 2H), 5.23 〜5.45(m, 4H), 4.88(d, 1H, J=10.5H
z), 4.66(br.s, 2H), 4.28(t, 1H, J=6.1Hz), 4.07(s,
1H), 3.95(d, 1H, J=6.1Hz), 3.78(s, 3H).
【0143】
【実施例35】13−[2−〔4−(1−メトキシカルボニルピペリジ
ン−2−カルボニルアミノ)フェニル〕−2−メチルプ
ロピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物番号
90)(65%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:7.94(b
r.s,1H), 7.45(d, 2H, J=8.7Hz), 7.24(d, 2H, J=8.7H
z), 5.68 〜5.82(m, 2H), 5.23 〜5.46(m, 4H), 4.86
〜4.97(br.s, 2H), 4.66(br.s, 2H), 4.28(t, 1H, J=6.
2Hz), 4.08〜 4.20(m, 1H), 4.06(s, 1H), 3.95(d, 1H,
J=6.2Hz).
【0144】
【実施例36】13−[2−〔4−(メトキシカルボニルピペリジン−
4−カルボニルアミノ)フェニル〕−2−メチルプロピ
オニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物番号9
1)(91%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:7.47
(d, 2H, J=8.7Hz), 7.26(d, 2H, J=8.7Hz), 5.68〜5.81
(m, 2H), 5.24 〜5.44(m, 5H), 4.82 〜4.93(m, 2H),
4.62 〜4.77(m, 3H), 4.38 〜4.49(m, 1H), 4.29(t, 1
H, J=6.2Hz), 4.07(s,1H), 3.95(d, 1H, J=6.2Hz), 3.8
3(s, 3H).
【0145】
【実施例37】13−[2−〔4−(3−メトキシカルボニル−1,3
−チアゾリジン−4−ルボニルアミノ)フェニル〕−
2−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシンA
4 (化合物番号92)(60%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:7.47
(d, 2H, J=8.7Hz), 7.26(d, 2H, J=8.7Hz), 5.68〜5.81
(m, 2H), 5.24 〜5.44(m, 5H), 4.82 〜4.93(m, 2H),
4.62 〜4.77(m, 3H), 4.38 〜4.49(m, 1H), 4.07(s, 1
H), 3.95(d, 1H, J=6.2Hz), 3.83(s, 3H).
【0146】
【実施例38】13−[2−〔4−(1−メトキシカルボニルアミノ−
5−ケトピロリジン−2−カルボニルアミノ)フェニ
ル〕−2−メチルプロピオニルオキシ]ミルベマイシン
4 (化合物番号95)(29%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.16
(s, 1H), 7.52(d, 2H, J=8.7Hz), 7.27(d, 2H, J=8.7H
z), 6.79(s, 1H), 5.68〜5.74(m, 2H), 5.22 〜5.43(m,
4H), 4.88(d, 1H, J=10.4Hz), 4.65(br.s, 2H), 4.22
〜4.37(m, 2H), 4.13(s, 1
H), 3.94(d, 1H, J=6.2Hz).
【0147】
【実施例39】13−[2−{4−〔2−(2−クロロアセチルアミノ
チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノアセチル
アミノ}フェニル〕−2−メチルプロピオニルオキシ]
ミルベマイシンA (化合物番号96)(68%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:9.88(b
r.s, 1H), 7.93(s, 1H),7.56(d, 2H, J=8.7Hz), 7.53
(s, 1H), 7.31(d, 2H, J=8.7Hz), 5.69〜5.87(m,2H),
5.22 〜5.45(m, 4H), 4.90(d, 1H, J=10.5Hz), 4.66(b
r.s, 2H), 4.29(br.s, 3H), 4.13(s, 3H), 4.10(s, 1
H), 3.95(d, 1H, J=6.2Hz).
【0148】
【実施例40】13−[2−〔4−{2−(2−メトキシカルボニルア
ミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ}ア
セチルアミノフェニル〕−2−メチルプロピオニルオキ
シ]ミルベマイシンA4 (化合物番号97)(68
%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:8.05(b
r.s, 1H), 7.57(d, 2H,J=8.5Hz), 7.37(s, 1H), 7.30
(d, 2H, J=8.5Hz), 5.68 〜5.86(m, 2H), 5.21 〜5.45
(m, 4H), 4.89(d, 1H, J=10.6Hz), 4.66(br.s, 2H), 4.
29(t, 1H, J=6.1Hz), 4.09(s, 1H), 4.05(s, 3H), 3.95
(d, 1H, J=6.1Hz), 3.86(s, 3H).
【0149】
【実施例41】13−[2−{4−(N−メチル−N−メトキシカルボ
ニルアミノアセチル)アミノフェノキシ}−2−メチル
プロピオニルオキシ]ミルベマイシンA4 (化合物番号
101)(56%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:7.97(b
r.s, 1H), 7.33(d, 2H,J=8.9Hz), 6.76(d, 2H, J=8.9H
z), 5.72〜5.88(m, 2H), 5.26 〜5.50(m, 4
H), 5.01(d, 1H, J=10.6H
z), 4.68(br.s, 2H), 4.29
(t, 1H, J=6.2Hz), 4.07(s,
1H),4.02(s, 2H), 3.96(d,
1H, J=6.2Hz), 3.77(s, 3
H).
【0150】
【実施例42】13−[2−〔4−{1−(メトキシカルボニルピロリ
ジン)−2−カルボニルアミノ}フェノキシ〕−2−メ
チルプロピオニルオキシ]ミルベマイシンA(化合物
番号102)(26%) 核磁気共鳴スペクトル(200MHz)δ(CDCl3)ppm:9.00(b
r.s, 1H), 7.35(d, 2H,J=8.9Hz), 6.75(d, 2H, J=8.9H
z), 5.71〜5.90(m, 2H), 5.26 〜5.51(m, 4H), 5.01(d,
1H, J=10.6Hz), 4.68(br.s, 2H), 4.44(br.s, 1H), 4.
29(t, 1H, J=6.2Hz), 4.07(s, 1H), 3.96(d, 1H, J=6.2
Hz), 3.77(s, 3H). 本発明の化合物を農園芸用薬剤として使用する場合は、
たとえば、以下に示す製剤例のように調製して使用する
ことができる。
【0151】
【製剤例1】(水和剤) 化合物番号38番の化合物10%、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム2.5%、リグニンスルホン酸ナト
リウム2.5%及び珪藻土85%をよく粉砕混合して水
和剤を得る。
【0152】
【製剤例2】(乳剤) 化合物番号38番の化合物5%、乳化剤ソルポールSM
100(東邦化学株式会社製)10%及びキシレン85
%をよく混合して乳剤を得る。
【0153】
【製剤例3】(粒剤) 化合物番号38番の化合物3%、合成無晶形二酸化珪素
1%、リグニンスルホン酸ナトリウム5%及びクレー9
1%をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、
造粒乾燥して粒剤を得る。
【0154】
【製剤例4】(乳剤) 化合物番号38番の化合物2.5%及びBHT(酸化防
止剤)1.0%をシクロヘキサノン26.5%に溶解す
る。次いで、シルガード309(ダウコーニングシリコ
ン社製、シリコン系界面活性剤)50.0%、エキセパ
ールMC(花王(株)製、ヤシ脂肪酸のメチルエステ
ル)20.0%を加え、混合溶解して乳剤を得る。
【0155】次に、生物試験例をあげて、具体的にその
効果を示す。
【0156】なお、以下の表2、表3及び表4の比較化
合物1、2、3及び4は、すべて特開平1−10407
8号公報中の実施例に記載の化合物であり、次に示す構
造を有する化合物である。
【0157】
【化8】
【0158】
【試験例1】コナガに対する殺虫試験 上記製剤例2の方法に従って調製し、有効成分化合物を
1%含有する乳剤を、有効成分濃度が1ppmの濃度に
なるよう、水で希釈した。その薬液にキャベツ葉を10
秒間浸漬し、風乾後、直径8cmのポリエチレンカップ
に入れた。その中にコナガ3齢幼虫を10頭入れ、蓋を
した。その後25℃の恒温室におき、3日後に死亡率
(苦悶虫を含む)を調査した。試験は2連制で行った。
結果を表2に示す。
【0159】
【表2】
【0160】
【試験例2】ハスモンヨトウに対する殺虫試験 上記製剤例2の方法に従って調製し、有効成分化合物を
1%含有する乳剤を、有効成分濃度が10ppmとなる
よう、水で希釈した。その薬液に人工飼料(インセクタ
L)5gを20秒間浸漬し、風乾後、直径8cmのポリ
エチレンカップに入れた。その中にハスモンヨトウ3齢
幼虫を10頭入れ、蓋をした。その後25℃の恒温室に
おき、3日後に死亡率(苦悶虫を含む)を調査した。試
験は2連制で行った。結果を表3に示す。
【0161】
【表3】
【0162】
【試験例3】チャノコカクモンハマキに対する殺虫試験 上記製剤例2の方法に従って調製し、有効成分化合物を
1%含有する乳剤を、有効成分濃度が10ppmとなる
よう、水で希釈した。その薬液に人工飼料(インセクタ
L)5gを20秒間浸漬し、風乾後、直径8cmのポリ
エチレンカップに入れた。その中にチャノコカクモンハ
マキ4齢幼虫を10頭入れ、蓋をした。その後25℃の
恒温室におき、3日後に死亡率(苦悶虫を含む)を調査
した。試験は2連制で行った。結果を表4に示す。
【0163】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷澤 欽次 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式会 社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表されるミルベマイ
    シン誘導体。 【化1】 [式中、R1 はメチル基;エチル基;イソプロピル基;
    又はsec-ブチル基を示しR2 は、C1 −C3 アルキル基
    を示し、nは0又は1を示し、 Yは、C2 −C3 アルカノイル基;C1 −C3 アルキル
    スルホニル基;C2 −C5 アルコキシカルボニル基;ア
    ミノC2 −C7 アルカノイル基(当該アミノ基は、下記
    置換基群Aから選ばれる同一又は異なった1又は2個の
    置換基により置換されていてもよい。また当該アルカノ
    イル基はフェニル基又はC1 −C3 アルキルチオ基で置
    換されていてもよい。);窒素原子を環原子として1個
    含み、硫黄原子を含んでもよい飽和5又は6員複素環カ
    ルボニル基(当該窒素原子は、下記置換基群Aから選ば
    れる置換基により置換されていてもよい。また当該カル
    ボニル基は、窒素原子以外に置換している。);5又は
    6員ラクタムカルボニル基(当該窒素原子は、下記置換
    基群Aから選ばれる置換基により置換されていてもよ
    い。また当該カルボニル基は、窒素原子以外に置換して
    いる。);α−(C1−C3 アルコキシイミノ)−α−
    (5乃至6員芳香族複素環)−アセチル基{当該複素環
    基は、アミノ基(当該アミノ基は、下記置換基群Aから
    選ばれる置換基で置換されてもよい)、ハロゲン原子、
    又はC1 −C3 アルキル基から選択された1又は2個の
    置換基で置換されていてもよい}を示す。 (置換基群A)C1 −C3 アルキル基;C2 −C3 アル
    カノイル基;C2 −C4 ハロアルカノイル基;C7 −C
    19アラルキル基;C2 −C5 アルコキシカルボニル基;
    3 −C5 ハロアルコキシカルボニル基;C7 −C11
    リールカルボニル基;C8 −C10アラルキルオキシカル
    ボニル基;C2 −C5 アルコキシカルボニルアミノC2
    −C3 アルカノイル基;C2 −C5 アルコキシカルボニ
    ルアミノC7 −C11アリールカルボニル基]
  2. 【請求項2】 一般式(I)において、R2 はC1 −C
    2 アルキル基を示し、Yは、C2 −C3 アルカノイル
    基;C1 −C3 アルキルスルホニル基;C2 −C3アル
    コキシカルボニル基;アミノC2 −C6 アルカノイル基
    (当該アミノ基は、下記置換基群A1 から選ばれる同一
    又は異なった1又は2個の置換基により置換されてい
    る。また当該アルカノイル基はフェニル基又はC1 −C
    3 アルキルチオ基で置換されていてもよい。);窒素原
    子を環原子として1個含む飽和5又は6員複素環カルボ
    ニル基(当該窒素原子は、下記置換基群A1 から選ばれ
    る置換基により置換されていてもよい。当該カルボニル
    基は、窒素原子以外に置換している。);5員(γー)
    ラクタムカルボニル基(当該窒素原子は、下記置換基群
    1 から選ばれる置換基により置換されていてもよい。
    また当該カルボニル基は、5位に置換している。);α
    −(C1 −C2 アルコキシイミノ)−α−(5員芳香族
    複素環)−アセチル基{当該複素環基は、アミノ基(当
    該アミノ基は、下記置換基群A1 から選ばれる置換基で
    置換されてもよい)、ハロゲン原子、又はC1 −C2
    ルキル基から選択された1又は2個の置換基で置換され
    ていてもよい}を示す請求項1に記載のミルベマイシン
    誘導体。 (置換基群A1 )C1 −C3 アルキル基;C2 −C3
    ルカノイル基;C2 −C5 アルコキシカルボニル基;C
    7 −C11アリールカルボニル基;C8 −C10アラルキル
    オキシカルボニル基;C2 −C5 アルコキシカルボニル
    アミノC2 −C3 アルカノイル基。
  3. 【請求項3】 一般式(I)において、 R1 がメチル又はエチル基を示し、 Yは、C2 −C3 アルカノイル基;C1 −C3 アルキル
    スルホニル基;アミノC2 −C5 アルカノイル基(当該
    アミノ基は、下記置換基群A2 から選ばれる1又は2個
    の置換基により置換されていてもよい。当該アルカノイ
    ル基はメチルチオ基で置換されていてもよい。);窒素
    原子を環原子として1個含む飽和5又は6員複素環カル
    ボニル基(当該窒素原子は、下記置換基群A2 から選ば
    れる1個の置換基により置換されている)を示す請求項
    2に記載のミルベマイシン誘導体。 (置換基群A2 )C1 −C2 アルキル基;C2 −C3
    ルカノイル基;C2 −C5 アルコキシカルボニル基;C
    7 −C11アリールカルボニル基;C8 −C9 アラルキル
    オキシカルボニル基。
  4. 【請求項4】 一般式(I)において、Y−NH−で表
    される基がフェニル基上のパラ位に結合し、Yは、C1
    −C3 アルキルスルホニル基;アミノC2 −C5アルカ
    ノイル基(当該アミノ基は、上記置換基群A2 から選ば
    れる1又は2個の置換基により置換されていてもよ
    い。);窒素原子を1個含む飽和5又は6員複素環カル
    ボニル基(当該窒素原子は、上記置換基群A2 から選ば
    れる1個の置換基により置換されている)を示す請求項
    3に記載のミルベマイシン誘導体。
  5. 【請求項5】 一般式(I)において、 R1 は、エチル基を示し、R2 がメチル基を示し、nが
    0を示し、 Yは、アミノC2 −C3 アルカノイル基(当該アミノ基
    は、下記置換基群A3から選ばれる1又は2個の置換基
    により置換されていてもよい。);ピロリジンカルボニ
    ル基(当該窒素原子は、下記置換基群A3 から選ばれる
    1個の置換基により置換されている)を示す請求項4に
    記載のミルベマイシン誘導体。 (置換基群A3 )C1 −C2 アルキル基;C2 −C3
    ルカノイル基;C2 −C5 アルコキシカルボニル基;ベ
    ンゾイル基;ベンジルオキシカルボニル基。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の一般式(I)で表される
    ミルベマイシン誘導体を有効成分とする殺虫、殺ダニ又
    は駆虫剤。
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