JPH08193640A - ダイナミックダンパ - Google Patents
ダイナミックダンパInfo
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- JPH08193640A JPH08193640A JP7014828A JP1482895A JPH08193640A JP H08193640 A JPH08193640 A JP H08193640A JP 7014828 A JP7014828 A JP 7014828A JP 1482895 A JP1482895 A JP 1482895A JP H08193640 A JPH08193640 A JP H08193640A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F7/00—Vibration-dampers; Shock-absorbers
- F16F7/10—Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect
- F16F7/104—Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect the inertia member being resiliently mounted
- F16F7/108—Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect the inertia member being resiliently mounted on plastics springs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 弾性部材とマス部材または取付けプレ−トと
の接着を阻害することなく、マス部材の脱落を防止する
手段を備えたダイナミックダンパを提供する。 【構成】 振動部材に連結される取付部材と、振動を低
減するに十分な質量を持つマス部材と、前記取付部材と
前記マス部材とを弾性変形可能に連結する弾性部材とか
ら成るダイナミックダンパであって、該ダイナミックダ
ンパに設けられた連通穴に遊嵌されて前記取付部材を前
記振動部材に着脱可能に固定すると共に使用時に前記マ
ス部材の脱落を防止する保持手段を有する。
の接着を阻害することなく、マス部材の脱落を防止する
手段を備えたダイナミックダンパを提供する。 【構成】 振動部材に連結される取付部材と、振動を低
減するに十分な質量を持つマス部材と、前記取付部材と
前記マス部材とを弾性変形可能に連結する弾性部材とか
ら成るダイナミックダンパであって、該ダイナミックダ
ンパに設けられた連通穴に遊嵌されて前記取付部材を前
記振動部材に着脱可能に固定すると共に使用時に前記マ
ス部材の脱落を防止する保持手段を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動発生部からの振動
を共振により低減するダイナミックダンパに関し、特
に、振動発生部から伝達される振動により振動する部材
にダイナミックダンパを取付保持する手段に関する。
を共振により低減するダイナミックダンパに関し、特
に、振動発生部から伝達される振動により振動する部材
にダイナミックダンパを取付保持する手段に関する。
【0002】
【従来技術】例えば、車両の車体を構成するメンバ類や
ボディパネルには、これらの共振振動数と同じ固有振動
数を有するダイナミックダンパが取付けられていて、車
両のエンジンが発生する振動をこのダイナミックダンパ
が吸収し、メンバ類やボディパネルなどの振動部材の振
動を低減して、車両騒音を低下している。
ボディパネルには、これらの共振振動数と同じ固有振動
数を有するダイナミックダンパが取付けられていて、車
両のエンジンが発生する振動をこのダイナミックダンパ
が吸収し、メンバ類やボディパネルなどの振動部材の振
動を低減して、車両騒音を低下している。
【0003】従来、これら振動部材へのダイナミックダ
ンパ100の取付けは、図6(a)及び(b)に示す如
く、取付けボルト104によってプレ−ト106が振動
部材102に着脱可能に固定されることによって為され
る。更に、ダイナミックダンパ100の使用時に遭遇す
る塩害や高温などの過酷な環境条件によって、マス部材
108と前記プレ−ト106とに加硫接着されてこれら
の間に介在する弾性体たるゴム110がマス部材108
から剥離した場合に、マス部材108が脱落する危険を
防止するために、マス部材108に取り付けられる脱落
防止ピン112によってマス部材108を前記プレ−ト
106へ連結するように構成されている。
ンパ100の取付けは、図6(a)及び(b)に示す如
く、取付けボルト104によってプレ−ト106が振動
部材102に着脱可能に固定されることによって為され
る。更に、ダイナミックダンパ100の使用時に遭遇す
る塩害や高温などの過酷な環境条件によって、マス部材
108と前記プレ−ト106とに加硫接着されてこれら
の間に介在する弾性体たるゴム110がマス部材108
から剥離した場合に、マス部材108が脱落する危険を
防止するために、マス部材108に取り付けられる脱落
防止ピン112によってマス部材108を前記プレ−ト
106へ連結するように構成されている。
【0004】そして、脱落防止ピン112としては、図
6(a)に図示される様に、マス部材108の上下方向
に貫通された遂道114に遊嵌された一端が前記プレ−
ト106に溶接固定され、他端はマス部材108の上部
に突出してフランジ116が形成されてマス部材106
の脱落を防止する構造や、図6(b)に図示される様
に、マス部材106の側面に一端が溶接された脱落防止
ピン112の他端がプレ−ト106の側端に穿設された
ピン穴118に遊嵌されてその先端に設けられたフラン
ジ116によってマス部材の脱落を防止する構造が用い
られている。
6(a)に図示される様に、マス部材108の上下方向
に貫通された遂道114に遊嵌された一端が前記プレ−
ト106に溶接固定され、他端はマス部材108の上部
に突出してフランジ116が形成されてマス部材106
の脱落を防止する構造や、図6(b)に図示される様
に、マス部材106の側面に一端が溶接された脱落防止
ピン112の他端がプレ−ト106の側端に穿設された
ピン穴118に遊嵌されてその先端に設けられたフラン
ジ116によってマス部材の脱落を防止する構造が用い
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この様な従
来の構造の脱落防止ピンにあっては、該ピンの一端を溶
接するために、溶接時の熱によって前記弾性部材たるゴ
ムとマス部材または前記プレ−トとの接着に悪影響を与
えることがある、またピンの太さやピンの一端に設けら
れたフランジが比較的薄く小さいために、使用中ピンが
錆びてそれらの大きさが減滅し前述の剥離が発生した時
にマス部材を支持しきれなく成って脱落防止の役目を果
たさなくなることがある等の問題があった。
来の構造の脱落防止ピンにあっては、該ピンの一端を溶
接するために、溶接時の熱によって前記弾性部材たるゴ
ムとマス部材または前記プレ−トとの接着に悪影響を与
えることがある、またピンの太さやピンの一端に設けら
れたフランジが比較的薄く小さいために、使用中ピンが
錆びてそれらの大きさが減滅し前述の剥離が発生した時
にマス部材を支持しきれなく成って脱落防止の役目を果
たさなくなることがある等の問題があった。
【0006】上記の事情を鑑みて、本発明の目的は、弾
性部材とマス部材または取付けプレ−トとの接着を阻害
することなく、マス部材の脱落を防止する手段を備えた
ダイナミックダンパを提供することである。
性部材とマス部材または取付けプレ−トとの接着を阻害
することなく、マス部材の脱落を防止する手段を備えた
ダイナミックダンパを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のダイナミックダンパは、特許請求項1に
記載の如く、振動し得る振動部材に連結される取付部材
と、振動し得る振動部材の振動を低減するに十分な質量
を有するマス部材と、前記取付部材と前記マス部材とを
弾性変形可能に連結する弾性部材とからなるダイナミッ
クダンパであって、該ダイナミックダンパの一部に上下
に貫通される連通穴を有し、該連通穴に遊嵌されて前記
取付部材を前記振動部材に固定すると共に使用時に前記
マス部材の脱落を防止する保持手段を有することを特徴
としている。
めに、本発明のダイナミックダンパは、特許請求項1に
記載の如く、振動し得る振動部材に連結される取付部材
と、振動し得る振動部材の振動を低減するに十分な質量
を有するマス部材と、前記取付部材と前記マス部材とを
弾性変形可能に連結する弾性部材とからなるダイナミッ
クダンパであって、該ダイナミックダンパの一部に上下
に貫通される連通穴を有し、該連通穴に遊嵌されて前記
取付部材を前記振動部材に固定すると共に使用時に前記
マス部材の脱落を防止する保持手段を有することを特徴
としている。
【0008】
【作用】本発明のダイナミックダンパでは、ダイナミッ
クダンパを振動部材に着脱可能に固定する機能とマス部
材の脱落を防止する機能とを一つの手段で発揮できるよ
うに構成しているので、従来のダイナミックダンパの如
く、マス部材の脱落を防止する機構を別個に溶接して取
り付ける必要がなく、溶接時の熱によって前記弾性体と
マス部材または取り付けプレ−トとの接着に悪影響を与
えるようなことがない。
クダンパを振動部材に着脱可能に固定する機能とマス部
材の脱落を防止する機能とを一つの手段で発揮できるよ
うに構成しているので、従来のダイナミックダンパの如
く、マス部材の脱落を防止する機構を別個に溶接して取
り付ける必要がなく、溶接時の熱によって前記弾性体と
マス部材または取り付けプレ−トとの接着に悪影響を与
えるようなことがない。
【0009】また、本発明のダイナミックダンパでは、
ダイナミックダンパを振動部材に固定する機構とマス部
材の脱落を防止する機構とを統一して構成した保持手段
としているので、マス部材が弾性部材から剥離した場合
にマス部材を直接支持するフランジ部を大きな形状に選
定して保持手段に設けることが、スペ−ス的にもまた強
度的にも可能となって使用中にたとえボルトに錆びが発
生してもマス部材の保持に大きな影響を与えず十分に脱
落防止の機能が担保される。
ダイナミックダンパを振動部材に固定する機構とマス部
材の脱落を防止する機構とを統一して構成した保持手段
としているので、マス部材が弾性部材から剥離した場合
にマス部材を直接支持するフランジ部を大きな形状に選
定して保持手段に設けることが、スペ−ス的にもまた強
度的にも可能となって使用中にたとえボルトに錆びが発
生してもマス部材の保持に大きな影響を与えず十分に脱
落防止の機能が担保される。
【0010】また、本発明では、前記保持手段が、ダイ
ナミックダンパの上下に貫通される連通穴に対して遊嵌
されて取り付けられる構造となっているので、使用時ダ
イナミックダンパの左右または前後方向の作動に対して
前記保持手段が干渉することがなく、従ってダイナミッ
クダンパの本来の防振性能を阻害することがない。
ナミックダンパの上下に貫通される連通穴に対して遊嵌
されて取り付けられる構造となっているので、使用時ダ
イナミックダンパの左右または前後方向の作動に対して
前記保持手段が干渉することがなく、従ってダイナミッ
クダンパの本来の防振性能を阻害することがない。
【0011】
【実施例】本発明に係る実施例1を図1乃至図2に基づ
いて説明する。図1は、本発明に係る実施例1のダイナ
ミックダンパの横断面図を示している。ダイナミックダ
ンパ1は、小内径ΦAの取付け用ボルト穴2が中心部に
穿設されたプレ−ト3の上部に、中央部に上下方向に貫
通された内径ΦBの長円筒状穴4が設けられた金属製の
マス部材5が配置されており、さらに同様に中央部に内
径ΦBの短円筒状穴6が設けられたゴム製の弾性部材7
が加硫接着されて前記プレ−ト3とマス部材5との間を
連結する様にこれらの間に介在される構造となってい
る。そして、前記ボルト穴2と、前記長円筒状穴4と、
短円筒状穴6とは同心円に重ねられて一体化されて連通
穴8が形成されている。また、前記弾性体7の短円筒状
穴6の周囲から弾性体がマス部材5の前記長円筒状穴4
の内周面に延設されて、マス部材5の内周面が弾性体に
よって被覆されており、このためダイナミックダンパ作
動時にマス部材5に大きな変位が生じて万一マス部材5
と下記する段付きボルト9とが接触するような場合にお
いても金属打音が発生しないようになっている。
いて説明する。図1は、本発明に係る実施例1のダイナ
ミックダンパの横断面図を示している。ダイナミックダ
ンパ1は、小内径ΦAの取付け用ボルト穴2が中心部に
穿設されたプレ−ト3の上部に、中央部に上下方向に貫
通された内径ΦBの長円筒状穴4が設けられた金属製の
マス部材5が配置されており、さらに同様に中央部に内
径ΦBの短円筒状穴6が設けられたゴム製の弾性部材7
が加硫接着されて前記プレ−ト3とマス部材5との間を
連結する様にこれらの間に介在される構造となってい
る。そして、前記ボルト穴2と、前記長円筒状穴4と、
短円筒状穴6とは同心円に重ねられて一体化されて連通
穴8が形成されている。また、前記弾性体7の短円筒状
穴6の周囲から弾性体がマス部材5の前記長円筒状穴4
の内周面に延設されて、マス部材5の内周面が弾性体に
よって被覆されており、このためダイナミックダンパ作
動時にマス部材5に大きな変位が生じて万一マス部材5
と下記する段付きボルト9とが接触するような場合にお
いても金属打音が発生しないようになっている。
【0012】そして、前記連通穴8の内部に、前記マス
部材の円筒状穴の内径ΦBより大きな外径の円盤状のブ
ランジ部10が頭頂部に設けられた保持手段としての段
付きボルト9が遊嵌され、該ボルトの先端に設けられた
ネジによって車両のメンバ類やボディパネル等の振動部
材にダイナミックダンパ1が取り付けられる。そして、
図2に示す如く、該段付きボルト9の構造は、前記フラ
ンジ部10の下部に前記円筒状穴の内径ΦBより小径の
丸棒からなる第1ステム11が設けられ、更に前記プレ
−ト3のボルト穴2の内径ΦAより小径で外周面に振動
部材と螺合するためのネジが螺設されている丸棒状の第
2ステム12が前記第1ステム11の底面13から延設
される構成とされている。第1ステム及び第2ステムの
太さはダイナミックダンパ1を支持するに十分な直径と
され、また前記フランジ部の外径はマス部材5が使用時
前記弾性部材から離脱した場合にこれを保持するに十分
な大きさに設定される。
部材の円筒状穴の内径ΦBより大きな外径の円盤状のブ
ランジ部10が頭頂部に設けられた保持手段としての段
付きボルト9が遊嵌され、該ボルトの先端に設けられた
ネジによって車両のメンバ類やボディパネル等の振動部
材にダイナミックダンパ1が取り付けられる。そして、
図2に示す如く、該段付きボルト9の構造は、前記フラ
ンジ部10の下部に前記円筒状穴の内径ΦBより小径の
丸棒からなる第1ステム11が設けられ、更に前記プレ
−ト3のボルト穴2の内径ΦAより小径で外周面に振動
部材と螺合するためのネジが螺設されている丸棒状の第
2ステム12が前記第1ステム11の底面13から延設
される構成とされている。第1ステム及び第2ステムの
太さはダイナミックダンパ1を支持するに十分な直径と
され、また前記フランジ部の外径はマス部材5が使用時
前記弾性部材から離脱した場合にこれを保持するに十分
な大きさに設定される。
【0013】そして、前記第1ステム11の長さは、前
記マス部材5の厚さと弾性部材7の厚さとの合計値より
大きな値とされて、該段付きボルト9がダイナミックダ
ンパ1に遊嵌された時第1ステム11の底面13が前記
プレ−ト3の表面に当接して前記フランジ部10とマス
部材5の上面との間に間隙が形成されて互いに干渉し合
わない様になっている。また、前記フランジ部10の上
面から前記第1ステムの内部にその軸方向に沿って6角
穴14が穿設されて前記段付きボルト9を振動部材に取
り付ける際に該ボルトを回転させる用に供されている。
記マス部材5の厚さと弾性部材7の厚さとの合計値より
大きな値とされて、該段付きボルト9がダイナミックダ
ンパ1に遊嵌された時第1ステム11の底面13が前記
プレ−ト3の表面に当接して前記フランジ部10とマス
部材5の上面との間に間隙が形成されて互いに干渉し合
わない様になっている。また、前記フランジ部10の上
面から前記第1ステムの内部にその軸方向に沿って6角
穴14が穿設されて前記段付きボルト9を振動部材に取
り付ける際に該ボルトを回転させる用に供されている。
【0014】本実施例のダイナミックダンパは上記の様
に構成されて、ダイナミックダンパの固定機能を持つ取
り付けボルトに脱落防止機能を合わせ持たせた構造とさ
れているので、従来のダイナミックダンパの様に取り付
けボルトとは別に脱落防止ピンを溶接して付設する必要
がない。従って、溶接熱によって弾性体とマス部材5ま
たは取り付けプレ−ト3との接着効果が低減するような
トラブルを防止できる。また、フランジ部10の外径が
従来の脱落防止ピンに比べ非常に大きいので、使用時段
付きボルトに錆びが発生してもその腐食に対し該フラン
ジ部の大きさは十分の余裕があり十分に脱落防止機能を
発揮できる。また、ダイナミックダンパ1の内部に設け
られた連通穴8と段付きボルト9との間及びマス部材5
の表面と前記段付きボルトのフランジ10との間に形成
される間隙によって、ダイナミックダンパ使用時に段付
きボルト9とマス部材5又は弾性体7とが接触して干渉
し合いダイナミックダンパの防振効果が妨げられること
がない。
に構成されて、ダイナミックダンパの固定機能を持つ取
り付けボルトに脱落防止機能を合わせ持たせた構造とさ
れているので、従来のダイナミックダンパの様に取り付
けボルトとは別に脱落防止ピンを溶接して付設する必要
がない。従って、溶接熱によって弾性体とマス部材5ま
たは取り付けプレ−ト3との接着効果が低減するような
トラブルを防止できる。また、フランジ部10の外径が
従来の脱落防止ピンに比べ非常に大きいので、使用時段
付きボルトに錆びが発生してもその腐食に対し該フラン
ジ部の大きさは十分の余裕があり十分に脱落防止機能を
発揮できる。また、ダイナミックダンパ1の内部に設け
られた連通穴8と段付きボルト9との間及びマス部材5
の表面と前記段付きボルトのフランジ10との間に形成
される間隙によって、ダイナミックダンパ使用時に段付
きボルト9とマス部材5又は弾性体7とが接触して干渉
し合いダイナミックダンパの防振効果が妨げられること
がない。
【0015】次に、図3によって実施例2を説明する。
なお、実施例1と同一形状、同一機能の部材には同一符
号を使用する。実施例2では、マス部材5が、中央部に
大径の丸穴15を持つ矩形板材16が5枚積層にされて
これらの板材の各々の間に前記丸穴15部分を除いて薄
肉のゴム17が加硫接着された積層直方体18となって
いる。従って、該積層直方体18の中央には前記大径の
丸穴15に相当する長円筒状穴19が形成されている。
しかも、これら積層板の一体化を強固にするために、該
積層直方体18の最下層の板材20の下面に更に1枚の
中央部に小径の丸穴21を持つ矩形状薄板材22が貼着
され、該薄板材22の左右前後端縁部の中央部分から狭
幅の帯状板材23が延設されて前記直方体18の側面上
中央部を通過して前記積層直方体18の最上層の板材2
4の端縁上面に至り積層直方体18の上下面を左右前後
からたすき掛けに把持してかしめられている。そして、
このマス部材5の外表面全体は薄くゴムで被覆され防錆
されている。また、該マス部材5と取り付けプレ−ト3
との間に加硫接着されて介在する弾性部材としての厚肉
のゴムブロック7には、前記矩形状薄板材22の丸穴2
1と同一径の短円筒状穴25が設けられて、取り付けプ
レ−ト3の中央に穿設されたボルト穴2及び前記マス部
材5の長円筒状穴19と同心円状に一体となって連通穴
26が形成されている。
なお、実施例1と同一形状、同一機能の部材には同一符
号を使用する。実施例2では、マス部材5が、中央部に
大径の丸穴15を持つ矩形板材16が5枚積層にされて
これらの板材の各々の間に前記丸穴15部分を除いて薄
肉のゴム17が加硫接着された積層直方体18となって
いる。従って、該積層直方体18の中央には前記大径の
丸穴15に相当する長円筒状穴19が形成されている。
しかも、これら積層板の一体化を強固にするために、該
積層直方体18の最下層の板材20の下面に更に1枚の
中央部に小径の丸穴21を持つ矩形状薄板材22が貼着
され、該薄板材22の左右前後端縁部の中央部分から狭
幅の帯状板材23が延設されて前記直方体18の側面上
中央部を通過して前記積層直方体18の最上層の板材2
4の端縁上面に至り積層直方体18の上下面を左右前後
からたすき掛けに把持してかしめられている。そして、
このマス部材5の外表面全体は薄くゴムで被覆され防錆
されている。また、該マス部材5と取り付けプレ−ト3
との間に加硫接着されて介在する弾性部材としての厚肉
のゴムブロック7には、前記矩形状薄板材22の丸穴2
1と同一径の短円筒状穴25が設けられて、取り付けプ
レ−ト3の中央に穿設されたボルト穴2及び前記マス部
材5の長円筒状穴19と同心円状に一体となって連通穴
26が形成されている。
【0016】上記のように構成されたダイナミックダン
パ1の前記連通穴26内に、鍔広T型ワッシャ27がそ
の鍔28を前記薄板材22の丸穴21の周縁上に載置し
て遊嵌され、次に、該T型ワッシャ27を挿通して取り
付けプレ−ト3のボルト穴2にボルト29が遊嵌され、
そして該ボルト29の先端が振動部材と螺合してダイナ
ミックダンパ1を外部の振動部材に固定できる様になっ
ている。
パ1の前記連通穴26内に、鍔広T型ワッシャ27がそ
の鍔28を前記薄板材22の丸穴21の周縁上に載置し
て遊嵌され、次に、該T型ワッシャ27を挿通して取り
付けプレ−ト3のボルト穴2にボルト29が遊嵌され、
そして該ボルト29の先端が振動部材と螺合してダイナ
ミックダンパ1を外部の振動部材に固定できる様になっ
ている。
【0017】本実施例2のダイナミックダンパでは、積
層体から成るマス部材の特徴である製造原価が安いと言
う特徴に加えて、実施例1に説明した本発明の特徴であ
る弾性体の接着力が安定しマス部材の脱落防止が効果的
に保証される。
層体から成るマス部材の特徴である製造原価が安いと言
う特徴に加えて、実施例1に説明した本発明の特徴であ
る弾性体の接着力が安定しマス部材の脱落防止が効果的
に保証される。
【0018】尚、前記実施例1では本発明の保持手段と
して段付きボルトを用いたが、本発明の主旨から保持手
段の形状はこれに限定されることなく、例えば、図4
(a)に例示する様に、通常のボルトに鍔広のT型ワッ
シャを嵌装してもよい。また、図4(b)の如く、段付
きボルトのフランジ及び前記ワッシャの鍔の形を円形で
なく6角又は4角としてボルトの締め易さを考慮したも
のを各種選択できる。
して段付きボルトを用いたが、本発明の主旨から保持手
段の形状はこれに限定されることなく、例えば、図4
(a)に例示する様に、通常のボルトに鍔広のT型ワッ
シャを嵌装してもよい。また、図4(b)の如く、段付
きボルトのフランジ及び前記ワッシャの鍔の形を円形で
なく6角又は4角としてボルトの締め易さを考慮したも
のを各種選択できる。
【0019】また、マス部材としては、上述の実施例で
説明したものの他に、鋳鉄製ブロックやパイプ材を輪切
りにした単体構造のものや、プレス打ち抜き板を複数個
直接積層して積層体としこれらを一体化するために積層
体の側面を上下に溶接した構造のものを用いることがで
きる。
説明したものの他に、鋳鉄製ブロックやパイプ材を輪切
りにした単体構造のものや、プレス打ち抜き板を複数個
直接積層して積層体としこれらを一体化するために積層
体の側面を上下に溶接した構造のものを用いることがで
きる。
【0020】更に、マス部材の形状を振動方向に方向性
のない円筒形状とせずに、断面が矩形の直方体として前
後左右でダイナミックダンパの共振周波数を変えて方向
性を持たせることができる。即ち、マス部材の左右方向
の幅が前後方向の幅より広い場合は、左右方向の共振周
波数は高く、一方前後方向の共振周波数は低く設定され
る。
のない円筒形状とせずに、断面が矩形の直方体として前
後左右でダイナミックダンパの共振周波数を変えて方向
性を持たせることができる。即ち、マス部材の左右方向
の幅が前後方向の幅より広い場合は、左右方向の共振周
波数は高く、一方前後方向の共振周波数は低く設定され
る。
【0021】また、上記の如く、マス部材に方向性があ
る場合では、取り付けプレ−トにピン状の突起(図5
(a))、または取付けプレ−トの端縁部にL形状の折
り曲げを付設する(図5(b))等の位置決め手段を設
けて、取り付け時にダイナミックダンパの方向を間違い
なく定めることができる。
る場合では、取り付けプレ−トにピン状の突起(図5
(a))、または取付けプレ−トの端縁部にL形状の折
り曲げを付設する(図5(b))等の位置決め手段を設
けて、取り付け時にダイナミックダンパの方向を間違い
なく定めることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明のダイナミックダンパでは、上述
の如く、保持手段が、ダイナミックダンパの取付けプレ
−トを振動部材に固定する機能とマス部材の脱落を防止
する機能とを合わせ持つ構造となっているので、脱落防
止ピンを溶接によって付設する必要がなく、溶接熱によ
って、マス部材と取付けプレ−トとを連結する弾性部材
(ゴム)の加硫接着が阻害されることがない。また、保
持手段を構成する各部材の形状、特にマス部材支持用フ
ランジの形状が大きく設定されているので、たとえ使用
時に錆びによる腐食を受けても、弾性部材(ゴム)から
剥離したマス部材を確実に保持することができる。ま
た、保持手段が、ダイナミックダンパの上下に貫通され
る連通穴に遊嵌されて取り付けられる構造となっている
ので、前記保持手段がマス部材または弾性部材と接触干
渉することがなくダイナミックダンパ本来の防振特性を
低下させることがない。
の如く、保持手段が、ダイナミックダンパの取付けプレ
−トを振動部材に固定する機能とマス部材の脱落を防止
する機能とを合わせ持つ構造となっているので、脱落防
止ピンを溶接によって付設する必要がなく、溶接熱によ
って、マス部材と取付けプレ−トとを連結する弾性部材
(ゴム)の加硫接着が阻害されることがない。また、保
持手段を構成する各部材の形状、特にマス部材支持用フ
ランジの形状が大きく設定されているので、たとえ使用
時に錆びによる腐食を受けても、弾性部材(ゴム)から
剥離したマス部材を確実に保持することができる。ま
た、保持手段が、ダイナミックダンパの上下に貫通され
る連通穴に遊嵌されて取り付けられる構造となっている
ので、前記保持手段がマス部材または弾性部材と接触干
渉することがなくダイナミックダンパ本来の防振特性を
低下させることがない。
【0023】従って、本発明によって、前記弾性部材の
加硫接着を阻害することなく、マス部材の脱落防止を効
果的に行えるダイナミックダンパを提供することができ
る。
加硫接着を阻害することなく、マス部材の脱落防止を効
果的に行えるダイナミックダンパを提供することができ
る。
【図1】実施例1のダイナミックダンパの横断面図であ
る。
る。
【図2】実施例1の分解組み立て図である
【図3】実施例2のダイナミックダンパの横断面図であ
る。
る。
【図4】(a)及び(b)共に保持手段の各種形状を示
す図である。
す図である。
【図5】(a)及び(b)共にダイナミックダンパの位
置決め手段を示す図である。
置決め手段を示す図である。
【図6】従来のダイナミックダンパの横断面図である (a)、脱落防止ピンの一例を示す図である。 (b)、脱落防止ピンの他の例を示す図である。
1 ダイナミックダンパ 2 ボルト穴 3 プレ−ト 4 長円筒状穴 5 マス部材 6 短円筒状穴 7 弾性部材 8 連通穴 9 段付きボルト 10 フランジ部 11 第1ステム 12 第2ステム 13 底面 14 6角穴 15 大径の丸穴 16 矩形板材 17 薄肉のゴム 18 積層直方体 19 長円筒穴 20 最下層の板材 21 小径の丸穴 22 矩形状薄板材 23 帯状板材 24 最上層の板材 25 短円筒状穴 26 連通穴 27 鍔広T型ワッシャ 28 鍔 29 ボルト 100 ダイナミックダンパ 102 振動部材 104 取付けボルト 106 プレ−ト 108 マス部材 110 (弾性部材)ゴム 112 脱落防止ピン 114 遂道 116 フランジ部 118 ピン穴
Claims (1)
- 【請求項1】 振動し得る振動部材に連結される取付部
材と、振動し得る振動部材の振動を低減するに十分な質
量を有するマス部材と、前記取付部材と前記マス部材と
を弾性変形可能に連結する弾性部材とからなるダイナミ
ックダンパであって、該ダイナミックダンパの一部に上
下に貫通される連通穴を有し、該連通穴に遊嵌されて前
記取付部材を前記振動部材に固定すると共に使用時に前
記マス部材の脱落を防止する保持手段を有することを特
徴とするダイナミックダンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7014828A JPH08193640A (ja) | 1994-11-18 | 1995-01-31 | ダイナミックダンパ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28535394 | 1994-11-18 | ||
| JP6-285353 | 1994-11-18 | ||
| JP7014828A JPH08193640A (ja) | 1994-11-18 | 1995-01-31 | ダイナミックダンパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08193640A true JPH08193640A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=26350852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7014828A Pending JPH08193640A (ja) | 1994-11-18 | 1995-01-31 | ダイナミックダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08193640A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10041993C1 (de) * | 2000-08-26 | 2002-05-23 | Draebing Kg Wegu | Tilger mit einer Tilgermasse, einer Elastomerfeder, einer Basis und einem Befestigungsbolzen |
| EP0984194A3 (de) * | 1998-09-04 | 2003-01-22 | TRW Automotive Safety Systems GmbH & Co. KG | Schwingungsdämpfer |
| JP2006342847A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Kurashiki Kako Co Ltd | ダイナミックダンパ |
| JP2007120744A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-05-17 | Tokai Rubber Ind Ltd | 制振装置 |
| CN102121506A (zh) * | 2011-03-28 | 2011-07-13 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种安装在汽车悬置支架上的频率可调式吸振器 |
| CN102295027A (zh) * | 2007-04-12 | 2011-12-28 | 株式会社久保田 | 带舱室的行驶车辆 |
| JP2013119887A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-17 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
| JP2022187102A (ja) * | 2021-06-07 | 2022-12-19 | 鬼怒川ゴム工業株式会社 | ダイナミックダンパー |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP7014828A patent/JPH08193640A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0984194A3 (de) * | 1998-09-04 | 2003-01-22 | TRW Automotive Safety Systems GmbH & Co. KG | Schwingungsdämpfer |
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| US8491041B2 (en) | 2007-04-12 | 2013-07-23 | Kubota Corporation | Vehicle with cabin |
| CN102121506A (zh) * | 2011-03-28 | 2011-07-13 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种安装在汽车悬置支架上的频率可调式吸振器 |
| JP2013119887A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-17 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
| JP2022187102A (ja) * | 2021-06-07 | 2022-12-19 | 鬼怒川ゴム工業株式会社 | ダイナミックダンパー |
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