JPH08194162A - ステージの駆動装置 - Google Patents

ステージの駆動装置

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JPH08194162A
JPH08194162A JP7004913A JP491395A JPH08194162A JP H08194162 A JPH08194162 A JP H08194162A JP 7004913 A JP7004913 A JP 7004913A JP 491395 A JP491395 A JP 491395A JP H08194162 A JPH08194162 A JP H08194162A
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JP
Japan
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stage
axis
joystick
slide
driving device
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JP7004913A
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English (en)
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Mikio Osaki
幹夫 大崎
Jiro Mizuno
次郎 水野
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • G02—OPTICS
    • G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00—Microscopes
    • G02B21/24—Base structure
    • G02B21/26—Stages; Adjusting means therefor

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 顕微鏡におけるステージ上のサンプルの移動
操作が簡単で、迅速な観察が行える手段を提供する。 【構成】 入力手段において入力されたスライド手段に
対する操作信号を、変換手段において変換するに際し、
ステージが回動されたことによって生ずる、観察像と、
ステージを移動させるガイドとの相対的な角度のずれを
補正する。本発明によれば、あたかも、ステージが常に
基準位置にあるような感覚で、スライドの指令を出力す
ることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡のステージを駆
動する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡による写真撮影においてトリミン
グを行う場合、あるいは偏光観察や微分干渉といった光
の進み具合を顕微鏡によって観察する場合などのため
に、顕微鏡のステージは、回動自在、かつスライド自在
に構成されていることが望ましい。そこで従来より、サ
ンプルを載置するためのステージが、観察光学系の光軸
を中心として回動するように設けられ、かつ、観察光学
系の光軸と垂直な面内において、横方向のガイド(以下
「X方向ガイド」という)と縦方向のガイド(以下「Y
方向ガイド」という)に沿ってスライドするように構成
された顕微鏡が、公知になっている。そして、かかる顕
微鏡において、ステージをスライドさせる操作信号を入
力するための入力手段として、例えばジョイスティック
が用いられている。
【0003】ここで、従来の顕微鏡にあっては、ジョイ
スティックにおいて入力された操作信号が、そのままス
テージをスライドさせるスライド手段に出力される構成
になっている。即ち、例えば従来の顕微鏡において、ジ
ョイスティックの操作レバーを横方向に傾けると、スラ
イド手段の稼働によってステージはX方向ガイドに沿っ
て横にスライドし、一方、操作レバーを縦方向に傾ける
と、ステージはY方向ガイドに沿って縦にスライドす
る。また、例えば操作レバーを右斜め45゜の方向に傾
けると、ステージはX方向ガイドとY方向ガイドに沿っ
て互いに等しい距離だけスライドし、全体としてステー
ジは右斜め45゜の方向にスライドするように構成され
ている。このように、従来の顕微鏡は、ジョイスティッ
クの操作レバーの傾け方向とステージのスライド方向
が、一致している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の顕微鏡
は、次のような解決課題を有している。即ち、以上のよ
うにステージが回動自在、かつスライド自在に構成され
ている顕微鏡において、例えばステージがθ゜回動させ
られた場合、ステージをスライド自在に支持しているX
方向ガイドとY方向ガイドも、ステージに伴ってθ゜回
動する。従って、このようにステージがθ゜回動した状
態において、ジョイスティックの操作レバーを例えば横
方向に傾けると、ステージは、θ゜回動されたX方向ガ
イドに沿ってスライドすることになる。また、この状態
において、操作レバーを縦方向に傾けた場合は、ステー
ジは、θ゜回動されたY方向ガイドに沿ってスライドす
る。
【0005】このようなステージの移動は、顕微鏡の接
眼レンズを介して観察される観察像について見れば、ジ
ョイスティックの操作レバーが横方向に傾けられた時
は、ステージが横方向からθ゜傾いた斜めの方向にスラ
イドし、操作レバーが縦方向に傾けられた時は、ステー
ジが縦方向からθ゜傾いた斜めの方向にスライドしてい
るように観察されることになる。このように、ステージ
がθ゜回動した状態においては、ジョイスティックの操
作レバーが傾けられる方向と、接眼レンズを介して観察
される観察像においてステージがスライドする方向との
間には、相対的なずれが生じてしまう。
【0006】そして、ステージがθ゜回動した状態にお
いて、観察者が、観察像に映し出されているステージ上
のサンプルを所定の方向に移動させたいと欲した場合に
は、以上のような操作レバーの傾け方向と観察像におけ
るステージのスライド方向との間の相対的なずれを考慮
した操作信号を入力することが必要になる。ステージが
θ゜回動した状態について具体的に説明すれば、例え
ば、観察像に映し出されているステージ上のサンプルを
横方向に移動させたい場合は、ジョイスティックの操作
レバーは横方向から−θ゜傾けた斜めの方向に操作しな
ければならず、また、サンプルを縦方向に移動させたい
場合は、操作レバーは縦方向から−θ゜傾けた方向に操
作しなければならない。更にまた、サンプルを例えば4
5゜の方向に斜めに移動させたい場合は、操作レバーは
45゜−θ゜の方向に操作しなければならない。このよ
うに、従来の顕微鏡は、ステージが回動した場合にジョ
イスティックの操作レバーの傾け方向と観察像における
ステージのスライド方向との間に相対的なずれが発生す
るため、接眼レンズを覗きながらステージ上のサンプル
を移動させる操作を行う際に、そのずれを考慮した操作
信号を入力することが必要であった。従って、従来の顕
微鏡は、ステージの操作が煩雑で、かつ熟練を要し、サ
ンプルを思い通りの位置に迅速に移動するのが困難であ
るといった解決課題を有していた。
【0007】従って、本発明の目的は、顕微鏡における
ステージ上のサンプルの移動操作が簡単で、迅速な観察
が行える装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1によれば、観察光学系の光軸を中心として
回動可能なステージと、前記観察光学系の光軸と垂直な
面内において前記ステージをスライドさせるための、ス
テージと共に回動可能な、互いに直交する二つのガイド
と、それら二つのガイドに沿って前記ステージをスライ
ドさせるスライド手段と、前記スライド手段に対する操
作信号を入力するための入力手段と、を有するステージ
の駆動装置において、前記入力手段においてステージ上
のサンプルの前記観察光学系による観察像を基準にして
入力された、スライド手段に対する操作信号を、ステー
ジが回動されたことによって生ずる、ステージ上のサン
プルの前記観察像と、前記二つのガイドとの相対的な角
度のずれが補正された出力信号に変換する変換手段を有
することを特徴とする、ステージの駆動装置が提供され
る。
【0009】また、請求項2は、この請求項1の駆動装
置において、前記変換手段が、前記ステージの回動量を
検出する検出手段を備え、この検出手段で検出された前
記ステージの回動量に応じて前記ステージ手段に対する
操作信号を、前記出力信号に変換することを特徴とす
る。
【0010】そして、請求項3は、それら請求項1また
は2のステージの駆動装置において、前記入力手段が、
中立位置から任意の方向に傾け操作可能な操作レバーを
有するジョイスティックであることを特徴とする。請求
項4は、このジョイスティックは、操作レバーの傾け方
向によって前記ステージのスライド方向を決めるもので
あることを特徴とし、また、請求項5は、このジョイス
ティックは、操作レバーの傾け角度によって前記ステー
ジのスライド速さを決めるものであることを特徴とす
る。
【0011】また、請求項6は、請求項1〜5の何れか
のステージの駆動装置において、観察光学系の光軸を中
心として前記ステージを回動させる回動手段を有するこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の駆動装置によれば、入力手段において
入力されたステージに対する操作信号を、変換手段にお
いて変換するに際し、ステージが回動されたことによっ
て生ずる、観察像と、ステージを移動させるガイドとの
相対的な角度のずれを補正することができる。本発明に
よれば、入力手段において入力されるステージに対する
移動の指令方向と、接眼レンズを介して観察される観察
像におけるステージの移動方向が一致するので、ステー
ジの回動角度を考慮せずに、ステージに対する移動の指
令を出力することができるようになる。従って、顕微鏡
におけるステージの移動操作が簡単になり、迅速な観察
が行えるようになる。
【0013】
【実施例】図1は、顕微鏡の斜視図である。脚部1によ
って支持されたアーム2の上方に、鏡筒3に取り付けら
れた接眼レンズ5が配置される。アーム2の中央前方に
サブステージ6が設けられており、このサブステージ6
の上面に対してステージ7が、回動自在、かつスライド
自在に取り付けられている。図示の例では、ステージ7
がまだ回動されていない、回動角が0゜である状態を示
している。今ここで、接眼レンズ5を介して観察される
観察像において横方向を示す軸であるXF軸と縦方向を
示す軸であるYF軸とを仮定し、また、ステージ7上に
おいて横方向を示す軸であるXS軸と縦方向を示す軸で
あるYS軸とを仮定すると、回動角が0゜の状態におい
ては、図2に示されるように、XF軸およびYF軸は、X
S軸およびYS軸にそれぞれ一致している。
【0014】図3は、ステージ7の分解図である。ステ
ージ7はガイド部材10、ガイド部材11、およびガイ
ド部材12を備えている。ガイド部材11は、ガイド部
材10の両端に形成されたレース13、13を介して支
持されている。このレース13によって支持されること
により、ガイド部材11は、先に説明した、ステージ7
上において縦方向を示す軸であるYS軸の方向にスライ
ド自在になっている。そして、例えばボールねじやリニ
アモータなどからなる図示しないスライド手段の稼働に
よって、ガイド部材11は、YS軸の方向にスライドす
るように構成されている。一方、ガイド部材12は、ガ
イド部材11の上面に形成されたレース14によって支
持され、ガイド部材12は、先に説明した、ステージ7
上において横方向を示す軸であるXS軸の方向にスライ
ド自在になっている。そして、例えばボールねじやリニ
アモータなどからなる図示しないスライド手段の稼働に
よって、ガイド部材12は、XS軸の方向にスライドす
るように構成されている。ガイド部材12には、ステー
ジ7上においてサンプル15を把持するための、一対の
チャックアーム16、16が装着されている。
【0015】サブステージ6の上面には、この顕微鏡に
おける観察光学系の光軸Zを中心とする内筒20が固定
されている。この内筒20の周囲には、外筒21が、光
軸Zを中心として回動自在に取り付けられている。この
外筒21の周囲にはギヤ22が周設されており、このギ
ヤ22と歯合する歯車23が、サブステージ6に対して
固定されたモータ24の駆動軸に取り付けられている。
本実施例においては、このモータ24の稼働量を、アブ
ソリュートエンコーダー25によって検出する構成にな
っている。図4に示されるように、前記ステージ7のガ
イド部材10は、この外筒21に対して取り付けられて
いる。
【0016】次に、以上のように回動自在、かつスライ
ド自在に構成されたステージ7に対する操作信号を入力
するための入力手段は、次のようになっている。
【0017】先ず、図5は、入力手段としてのジョイス
ティック30の斜視図を示している。ジョイスティック
30は、ステージ7をスライドさせる操作信号を入力す
るための操作レバー31と、ステージ7を回動させる操
作信号を入力するための操作ダイアル32を有する。図
中、実線で示される操作レバー31は、中立位置にある
状態である。操作レバー31は、指で押すことによっ
て、この実線で示される中立位置から任意の方向に傾け
て操作することが可能であり、指を離せば、操作レバー
31は、中立位置に復帰する。そして、操作レバー31
を傾けた方向によってステージ7のスライドする方向が
決定され、また、操作レバー31を傾けた角度によって
ステージ7のスライドする速さが決定される。例えば、
先に図2において説明したように、ステージ7の回動角
が0゜で、XF軸およびYF軸がXS軸およびYS軸にそれ
ぞれ一致している場合は、図5に示すジョイスティック
30の操作レバー31が、図中一点鎖線31’で示され
るように、「X+」の方向からα゜の方向に傾けられる
と、ガイド部材11が、ガイド部材10に対してY F軸
(YS軸)の方向にスライドすると共に、ガイド部材1
2が、ガイド部材11に対してXF軸(XS軸)の方向に
スライドし、これにより、チャックアーム16、16に
よって把持されたサンプル15が、XF軸(XS軸)から
α゜の方向に移動するように構成されている。また、操
作レバー31が傾けられた角度によってステージ7のス
ライドする速さが決定され、図5に示すように、操作レ
バー31が中立位置から傾けられた角度βが大きけれ
ば、サンプル15は早く移動し、角度βが小さければ、
サンプル15は遅く移動するように構成されている。な
お、以上のようなステージ7は、先に説明した、図示し
ないスライド手段の稼働によって行われる。
【0018】一方、操作ダイアル32は回動操作するこ
とができ、操作ダイアル32の回動量によって、ステー
ジ7の回動量が決定される。例えば、操作ダイアル32
が、その基準位置からθ゜回動操作されると、先に図
3、4において説明したモータ24が稼働し、ガイド部
材10、ガイド部材11、およびガイド部材12から構
成されるステージ7が、一体的にθ゜だけ回動するよう
に構成されている。なお、本実施例では、ステージ7の
回動量は、モータ24の稼働量を介してアブソリュート
エンコーダー25によって検出される。
【0019】図7は、こうしてステージ7が、θ゜だけ
回動した状態における、顕微鏡の斜視図である。このよ
うにステージ7がθ゜回動した状態で、先と同様に接眼
レンズ5を介して観察される観察像において横方向を示
す軸であるXF軸と縦方向を示す軸であるYF軸とを仮定
し、また、ステージ7上において横方向を示す軸である
XS軸と縦方向を示す軸であるYS軸とを仮定すると、図
8に示されるように、XS軸はXF軸からθ゜回動し、Y
S軸はYF軸からθ゜回動した状態になっている。
【0020】また、図6は、入力手段としてのジャグシ
ャトル40の斜視図を示している。ジャグシャトル40
は、ステージ7をスライドさせる操作信号を入力するた
めの操作釦41〜44と、ステージ7を回動させる操作
信号を入力するための操作ダイアル45を有する。図2
に示されるようにステージ7の回動角が0゜で、XF軸
およびYF軸がXS軸およびYS軸にそれぞれ一致してい
る状態で、図6のジャグシャトル40において操作釦4
1を押すと、ガイド部材12が、ガイド部材11に対し
てXF軸(XS軸)の+方向(図2において右方向)にス
ライドし、操作釦43を押すと、ガイド部材12が、ガ
イド部材11に対してXF軸(XS軸)の−方向(図2に
おいて左方向)にスライドする。また、操作釦42を押
すと、ガイド部材11が、ガイド部材10に対してYF
軸(YS軸)の+方向(図2において上方向)にスライ
ドし、操作釦44を押すと、ガイド部材11が、ガイド
部材10に対してYF軸(YS軸)の−方向(図2におい
て下方向)にスライドする。このように、ジャグシャト
ル40は、操作釦41〜44を適宜操作することによっ
て、チャックアーム16、16によって把持しているサ
ンプル15を、所望の位置に移動させることができるよ
うに構成されている。なお、以上のようなステージ7
は、先に説明した、図示しないスライド手段の稼働によ
って行われる。
【0021】一方、操作ダイアル45は、先に説明した
ジョイスティック30の操作ダイアル32と全く同様の
構成を備えている。即ち、操作ダイアル45の回動量に
よって、ステージ7の回動量が決定され、例えば、操作
ダイアル45が、その基準位置からθ゜回動操作される
と、モータ24の稼働によってステージ7が、θ゜だけ
回動するように構成されている。また、本実施例では、
ステージ7の回動量は、アブソリュートエンコーダー2
5により検出される。こうして、ステージ7がθ゜だけ
回動されると、図7に示す状態となり、図8に示される
ように、XS軸はXF軸からθ゜回動し、YS軸はYF軸か
らθ゜回動した状態となる。
【0022】次に図9は、この実施例における制御回路
部50に対する、各種信号の授受を示すブロック図であ
る。即ち、先に説明した入力手段としてのジョイスティ
ック30やジャグシャトル40からの操作信号が制御回
路部50に入力され、後述するように制御回路部50に
おいて変換された出力信号が、ステージ7の各駆動部に
対して出力されるように構成されている。また、本実施
例では、アブソリュートエンコーダー25によって検出
されたステージ7の回動量が、制御回路部50に入力さ
れるようになっている。制御回路部50における信号の
変換は、接眼レンズ5を介して観察されるサンプル15
の観察像を基準としたXF軸およびYF軸と、ステージ7
を基準としたXS軸およびYS軸との相対的な角度のず
れ、即ち、先に図8で説明した回動角θを補正するため
に、次のようにして行われる。
【0023】先ず、図7、8に示したようにステージ7
がθ゜回動した状態において、図10に示すようにジョ
イスティック30の操作レバー31が、「X+」の方向
からα゜の方向に、中立位置からβ゜傾けられた場合に
ついて説明する。このようにステージ7が既にθ゜回動
している状態において、もし仮に信号の変換が何等行わ
れず、ステージ7の回動角が0゜である場合と同様の出
力信号がスライド手段に対して出力されたとすると、チ
ャックアーム16、16によって把持されているサンプ
ル15は、ステージ7がθ゜回動した状態で、更にXS
軸からα゜の方向に移動されることになる。従って、接
眼レンズ5を介して観察される観察像において基準とな
るXF軸に対しては、サンプル15は、θ+α゜の方向
に移動されることになる。
【0024】そこで、このようなXF軸およびYF軸とX
S軸およびYS軸との相対的な角度のずれ角θによる影響
を排除するために、制御回路部50において変換が行わ
れ、ステージ7のスライド手段に対して次の(1)
(2)式で算出される出力信号が、出力される。 XS方向の速度成分 = Lcos(α−θ) ……… (1) YS方向の速度成分 = Lsin(α−θ) ……… (2) ここで、Lは、操作レバー31の倒し角βに対応する速
度係数(mm/s)をあらわし、倒し角βが大きければ
Lは大きくなり、倒し角βが小さければLは小さくな
る。また、XS方向の速度成分とYS方向の速度成分の比
Rは、次の(3)式によって算出される。
【0025】 R = YS方向の速度成分/XS方向の速度成分 = Lsin(α−θ)/Lcos(α−θ) ……… (3) 図11に示すように、ステージ7の回動角がθで、XF
軸からαの方向の位置する目標地点Aを、接眼レンズ5
の視野内で移動させる場合は、XS方向の速度成分とYS
方向の速度成分の比を1:Rとすることにより、接眼レ
ンズ5の視野に対して直線的に目標地点Aを到達させる
ことができる。
【0026】そして、例えば、L=10mm/s、θ=
15゜、α=0゜の場合であれば、(1)(2)式よ
り、 XS方向の速度成分 = 10×0.97 = 9.7mm/s YS方向の速度成分 = 10×(−0.26) = −2.6mm/s となり、チャックアーム16、16によって把持された
サンプル15はそれぞれ、XS軸に対して9.7mm/
s、YS軸に対して−2.6mm/sの速度で移動するこ
ととなる。また、このときの速度成分の比Rは、前記
(3)式によって R = −2.6/9.7 = −0.27 となる。
【0027】また、例えばL=10mm/s、θ=15
゜、α=45゜の場合であれば、(1)(2)式より、 XS方向の速度成分 = 10×0.86 = 8.6mm/s YS方向の速度成分 = 10×(0.5) = 5.0mm/s となり、サンプル15はそれぞれ、XS軸に対して8.6
mm/s、YS軸に対して5.0mm/sの速度で移動す
ることとなる。そして、この場合のXS方向の速度成分
とYS方向の速度成分の比Rは、(3)式によって次の
ように算出される。
【0028】 R = 0.50/0.86 = 0.58 ………(3)
【0029】このように、本実施例によれば、ジョイス
ティック30において入力されたステージ7に対する操
作信号を制御回路部50で変換することにより、ステー
ジ7が回動されたことによって生じた、観察像基準のX
F軸およびYF軸と、ステージ7基準のXS軸およびYS軸
との相対的な角度のずれを補正することが可能である。
従って、この実施例によれば、ジョイスティック30の
操作レバー31が傾けられる方向と、接眼レンズ5を介
して観察される観察像においてステージ7が移動する方
向が一致することになる。観察者は、ステージ7の回動
角度θを考慮せずに、あたかも、観察像基準のXF軸お
よびYF軸と、ステージ7基準のXS軸およびYS軸とが
常に一致しているような感覚で、ステージ7に対する移
動の指令を出力することができるようになる。
【0030】次に、図7、8に示したようにステージ7
がθ゜回動した状態において、先に図6で説明したジャ
グシャトル40が操作された場合について説明する。ス
テージ7が既にθ゜回動している状態において、もし仮
に信号の変換が何等行われず、ステージ7の回動角が0
゜である場合と同様の出力信号がスライド手段に対して
出力されたとすると、ジャグシャトル40において操作
釦41〜44を押すことによって、チャックアーム1
6、16によって把持されているサンプル15は、XS
軸とYS軸に沿ってそれぞれ移動する。従って、接眼レ
ンズ5を介して観察される観察像において基準となるX
F軸およびにYF軸対しては、サンプル15は、それぞれ
θ゜傾いた方向に移動することになってしまう。
【0031】そこで、このステージ7の回動による角度
のずれを補正するため、制御回路部50において、次の
ような変換を行う。 ・操作釦41が押された場合は、 XS方向の速度成分 = Mcos(θ) YS方向の速度成分 = Msin(−θ) ・操作釦42が押された場合は、 XS方向の速度成分 = Msin(θ) YS方向の速度成分 = Mcos(θ) ・操作釦43が押された場合は、 XS方向の速度成分 = −Mcos(θ) YS方向の速度成分 = Msin(θ) ・操作釦44が押された場合は、 XS方向の速度成分 = Msin(−θ) YS方向の速度成分 = −Mcos(θ) ここで、Mは、速度係数(mm/s)をあらわす。
【0032】このような変換を行うことにより、ステー
ジ7が回動されたことによって生じる、観察像基準のX
F軸およびYF軸と、ステージ7基準のXS軸およびYS軸
との相対的な角度のずれを補正することが可能となる。
しかして、観察者は、先と同様に、ステージ7の回動角
度θを考慮せずに、観察像基準のXF軸およびYF軸と、
ステージ7基準のXS軸およびYS軸とが常に一致してい
るような感覚で、ジャグシャトル40を用いながらステ
ージ7に対する移動の指令を出力することができるよう
になる。
【0033】なお、以上に説明した実施例は、何れもス
テージ7の回動量を、モータ24の稼働量を介してアブ
ソリュートエンコーダー25によって検出する構成にな
っている。しかしながら、必ずしもそのような構成にす
ることは必要ではなく、例えば、図5で説明したジョイ
スティック30において操作ダイアル32が操作された
量をエンコーダー(図示せず)等によって検出し、もし
くは、図6で説明したジャグシャトル40において操作
ダイアル45が操作された量をエンコーダー(図示せ
ず)等によって検出し、その検出された操作量に基づい
てステージ7の回動量を知る構成としても良い。このよ
うに、操作ダイアル32(45)の操作信号に基づいて
制御回路部50において演算処理を行い、ステージ7に
対する移動の指令を出力する構成とすることによって
も、以上に説明した実施例と同様の効果が期待できる。
【0034】また、本発明の駆動装置は、ステージが手
動によって回動されるように構成された顕微鏡について
も、同様に実施できる。図12は、手動によって回動さ
れるように構成されたステージ60の分解図、図13
は、図12におけるA−A断面矢視図である。このステ
ージ60は、手動によって回動されるものである点を除
いては、既に図3、4において説明したステージ7と全
く同様の構成を備えている。よって、図3、4と同じ部
材については、同じ符号を付することにより、説明を省
略する。
【0035】サブステージ6の上面において、内筒20
の周囲に、光軸Zを中心として回動自在に取り付けられ
た外筒21の周囲にはギヤ61が周設されており、この
ギヤ61と歯合する歯車62が、サブステージ6に対し
て固定されたポテンショメータ63の入力軸64に取り
付けられている。このポテンショメータ63の入力軸6
4下端には、ハンドル65が取り付けられている。この
ハンドル65を指で回動させることによって、ステージ
60を回動させることが可能である。また、ステージ6
0を構成しているガイド部材10の下面には、ノブ66
が取り付けられている。このノブ66を指で回動させる
ことによっても、ステージ60を回動させることが可能
である。そして、これらハンドル65やノブ66によっ
て回動させられたステージ60の回動角度が、ポテンシ
ョメータ63によって検出されるように構成されてい
る。
【0036】このステージ60に対する操作信号を入力
するための入力手段は、例えば、図14に示されるよう
なジョイスティック70や、図15に示されるようなジ
ャグシャトル80により構成することができる。ジョイ
スティック70は、ステージ60をスライドさせる操作
信号を入力するための操作レバー71を有するが、ステ
ージ60を回動させる操作信号を入力するための操作ダ
イアルは有しない。なお、操作ダイアルが無い点を除け
ば、ジョイスティック70は、先に図5において説明し
たジョイスティック30と全く同様の構成を備えている
ので、説明は省略する。ジャグシャトル80は、ステー
ジ60をスライドさせる操作信号を入力するための操作
釦81〜84を有するが、ステージ60を回動させる操
作信号を入力するための操作ダイアルは有しない。な
お、操作ダイアルが無い点を除けば、ジャグシャトル8
0は、先に図6において説明したジャグシャトル40と
全く同様の構成を備えているので、説明は省略する。
【0037】次に図16は、この実施例の制御回路部9
0に対する、各種信号の授受を示すブロック図である。
即ち、ジョイスティック70やジャグシャトル80から
の操作信号が制御回路部90に入力され、先に説明した
制御回路部50と全く同様の演算処理によって、制御回
路部90で変換された出力信号が、ステージ60の各駆
動部に対して出力されるように構成されている。また、
ポテンショメータ63によって検出されたステージ60
の回動量が、制御回路部90に入力されるようになって
いる。制御回路部90における信号の変換は、顕微鏡の
接眼レンズ5を介して観察されるサンプル15の観察像
を基準としたXF軸およびYF軸と、ステージ60を基準
としたXS軸とYS軸との相対的な角度のずれを補正する
ために、先に説明した場合と全く同様に行われる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、ステージが回動されて
いても、あたかも、ステージが常に基準位置にあるよう
な感覚で、スライドの指令を出力することが可能であ
る。従って、本発明によれば、ステージの移動操作が簡
単になり、迅速な観察が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】顕微鏡の斜視図
【図2】ステージの回動角が0゜である状態における、
XF軸およびYF軸と、XS軸およびYS軸の関係図
【図3】ステージの分解図
【図4】図3における、A−A断面矢視図
【図5】ジョイスティックの斜視図
【図6】ジャグシャトルの斜視図
【図7】ステージがθ゜だけ回動した顕微鏡の斜視図
【図8】ステージの回動角がθ゜である状態における、
XF軸およびYF軸と、XS軸およびYS軸の関係図
【図9】制御回路部に対する、各種信号の授受を示すブ
ロック図
【図10】操作レバーが、「X+」の方向からα゜の方
向に、中立位置からβ゜傾けられた状態における、ジョ
イスティックの斜視図
【図11】ステージの回動角がθ゜である状態におい
て、接眼レンズの視野に目標地点を到達させる場合の説
明図
【図12】手動により回動するように構成した実施例に
かかるステージの分解図
【図13】図12における、A−A断面矢視図
【図14】手動により回動するように構成した実施例に
かかるジョイスティックの斜視図
【図15】手動により回動するように構成した実施例に
かかるジャグシャトルの斜視図
【図16】手動により回動するように構成した実施例に
かかる制御回路部に対する、各種信号の授受を示すブロ
ック図
【符号の説明】
5 接眼レンズ 7 ステージ 15 サンプル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】観察光学系の光軸を中心として回動可能な
    ステージと、 前記観察光学系の光軸と垂直な面内において前記ステー
    ジをスライドさせるための、ステージと共に回動可能
    な、互いに直交する二つのガイドと、 それら二つのガイドに沿って前記ステージをスライドさ
    せるスライド手段と、 前記スライド手段に対する操作信号を入力するための入
    力手段と、を有するステージの駆動装置において、 前記入力手段においてステージ上のサンプルの前記観察
    光学系による観察像を基準にして入力された、スライド
    手段に対する操作信号を、 ステージが回動されたことによって生ずる、ステージ上
    のサンプルの前記観察像と、前記二つのガイドとの相対
    的な角度のずれが補正された出力信号に変換する変換手
    段を有することを特徴とする、ステージの駆動装置。
  2. 【請求項2】前記変換手段は、前記ステージの回動量を
    検出する検出手段を備え、この検出手段で検出された前
    記ステージの回動量に応じて前記ステージ手段に対する
    操作信号を、前記出力信号に変換することを特徴とす
    る、請求項1に記載されたステージの駆動装置。
  3. 【請求項3】前記入力手段は、中立位置から任意の方向
    に傾け操作可能な操作レバーを有するジョイスティック
    であることを特徴とする、請求項1または2に記載され
    たステージの駆動装置。
  4. 【請求項4】前記ジョイスティックは、操作レバーの傾
    け方向によって前記ステージのスライド方向を決めるも
    のであることを特徴とする、請求項3に記載されたステ
    ージの駆動装置。
  5. 【請求項5】前記ジョイスティックは、操作レバーの傾
    け角度によって前記ステージのスライド速さを決めるも
    のであることを特徴とする、請求項3または4に記載さ
    れたステージの駆動装置。
  6. 【請求項6】観察光学系の光軸を中心として前記ステー
    ジを回動させる回動手段を有することを特徴とする、請
    求項1〜5の何れかに記載されたステージの駆動装置。
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