JPH08194310A - 画像形成材料 - Google Patents

画像形成材料

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JPH08194310A
JPH08194310A JP735795A JP735795A JPH08194310A JP H08194310 A JPH08194310 A JP H08194310A JP 735795 A JP735795 A JP 735795A JP 735795 A JP735795 A JP 735795A JP H08194310 A JPH08194310 A JP H08194310A
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cover sheet
resin
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image forming
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JP735795A
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Shinji Kudo
伸司 工藤
Hiroshi Watanabe
洋 渡邉
Tatsuichi Maehashi
達一 前橋
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Konica Minolta Inc
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 明室(蛍光燈下:400〜700nm)での取り扱い
が可能な乾式現像用画像形成材料を提供する。 【構成】 基材上に接着性層、重合性化合物と光重合開
始剤を含有する感光性層及び剥離可能なカバーシートを
有し、基材、接着性層及びカバーシートから選ばれる少
なくとも1つが光重合開始剤の吸収極大波長とは異なる
波長領域に吸収を有する画像形成材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾式現像可能な画像形成
材料に関するものであり、更に詳しくは、明室での取り
扱いを可能とした画像形成材料に関する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも重合性化合物と光重合開始剤
を有する光重合性組成物を用いる画像形成材料はカラー
プルーフ等の着色画像の作成用として例えば、特開昭61
-188537号、同61-286858号等に開示されている。これら
は感光性層を画像様に露光した後、未露光部を液体で溶
出して露光部よりなる画像を形成し利用するものであ
り、現像装置の維持、現像液の調整が工程の煩雑さを引
き起こし、更に現像廃液の処理が必要なため作業者の安
全、環境適性の点からも多くの課題を有している。
【0003】一方、乾式処理で画像を形成する方法とし
て、米国特許第4,489,154号、同4,282,308号、特開昭58
-24775号、特開平2-66547号、同4-153658号等の各公報
で開示されいるように、透明支持体、感光性組成物層、
中間層、第2支持体からなる材料に画像を露光後、透明
支持体と第2支持体を引き剥がすことにより、一方の支
持体に陽画を、他方の支持体上に陰画を形成するような
剥離現像方式や、米国特許第3,060,023号、同3,060,024
号、同3,060,025号、特開昭63-147154号公報等に開示さ
れているように、支持体上に少なくとも感光性組成物層
を設けた画像形成材料に色分解ネガまたはマスクを介し
て画像を露光し、露光後の感光性組成物層表面を、受像
体に必要に応じて熱を加えながら加圧密着させて未露光
部を受像体上に転写して画像を形成するような転写現像
方式などが提案されている。
【0004】こうした乾式処理による画像形成方法は、
環境汚染、安全性、装置の小型化の面から好ましい方法
である。中でも前者のように露光後に2つの支持体を剥
離するだけで画像を形成することのできるプロセスは、
特別な現像装置を必要としないため、低コストの画像形
成材料として優れている。米国特許4,489,154号、同4,2
82,308号には、透明支持体、感光性層、粘着性中間層、
基材からなる剥離現像型画像形成材料が開示されている
が、画像形成材料としては使い勝手の良さという点か
ら、明室で取り扱いたいという要望が強く、光により画
像を形成する材料においては、一般的に、露光(書き込
み)波長を可視部以外、例えば、紫外や赤外とすること
で対応している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この点に関しては、本
発明が対象とする少なくとも重合性化合物と光重合開始
剤を有する感光性層を有する画像形成材料において、光
重合開始剤となる色素の吸収波長を可視部以外、例え
ば、紫外や赤外にもたせることで対応可能と考えられ
る。しかし、開始剤において吸収極大自体は紫外や赤外
にもたせることは容易だが、吸収の裾の部分さえも可視
部にかからなくすることは容易ではなく、このため光重
合開始剤である色素の裾の吸収でカブリを生じる場合が
あった。
【0006】本発明は前記の事情に基づいてなされたも
のである。すなわち、本発明は、乾式現像可能な画像形
成材料において、明室(蛍光燈下:400〜700nm)での取
り扱いを可能とすることをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意検討の結果、基材上に接着性層、
重合性化合物と光重合開始剤を含有する感光性層及び剥
離可能なカバーシートを有し、基材、接着性層及びカバ
ーシートから選ばれる少なくとも1つが光重合開始剤の
吸収極大波長とは異なる波長領域に吸収を有する様に構
成することで、明室において取り扱え、かつ、保存性を
向上させることを見い出した。
【0008】本発明の画像形成材料について、以下詳細
に説明する。
【0009】《画像形成材料》 ・カバーシート カバーシートは、感光性層表面に塗工法で設けた樹脂
層、転写箔のように樹脂層を転写したもの、あるいは樹
脂フィルムをラミネートしたものでも用途に応じて適時
用いることができるが、特に好ましくは樹脂フィルムで
ある。
【0010】カバーシートは、酸素透過性が低く、かつ
露光光源の波長を吸収及び/又は散乱し難いものが用い
られ、特に凡そ300〜2000nmの波長における透過率が 40
%以上、好ましくは 60%以上であり、表面平滑性が高
いものが好ましい。
【0011】カバーシートに用いられる樹脂としては、
ポリビニルアルコール系樹脂;ポリエレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹
脂;メチルメタクリレート等のアクリル系樹脂;ポリエ
チレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂など
が挙げられ、更には樹脂フィルム、自己支持性のある離
型層形成樹脂も好適に用いることができる。
【0012】カバーシートの感光層側表面に処理を施し
ておくことも好ましく、この表面処理の方法としては、
コロナ放電処理、火炎処理、オゾン処理、紫外線処理、
放射線処理、粗面化処理、化学薬品処理、プラズマ処
理、低温プラズマ処理、プライマー処理、グラフト化処
理など公知の樹脂表面改質技術をそのまま適用すること
ができる。具体的には「高分子表面の基礎と応用
(下)」化学同人,2章及び「高分子新素材便覧」丸
善,8章等に記載の方法を参照でき、それらを1種ある
いは2種以上を併用することもできる。特に放電処理、
プライマー処理を施して置くことが好ましい。
【0013】明室での取り扱いを可能とするには、光重
合開始剤において吸収極大を紫外(400nm以下)又は赤
外(700nm以上)にもたせ、その吸収の可視側の裾の部
分にあたる領域の波長に吸収をもつ着色剤を光重合開始
剤の吸収極大の波長において透過率が50%以上となるよ
うにカバーシートに添加またはカバーシート上に別層と
して設ける。このとき、カバーシートは活性光線の透過
性が高い必要があるので、この点での性能劣化を抑さえ
るため、できるだけ活性光線に対し透明性の高い着色
剤、例えばインドアニリン、アゾメチン、スピロ化合
物、フェロセン、フルオレノン、フルギド、イミダゾー
ル、ペリレン、フェナジン、フェノチアジン、カロテ
ン、マレイン酸誘導体、ピラゾロン、スチルベン、スチ
リル、ジチゾン、ホルマザン、アクリドン、アントアン
トロン、インダントレン、ピレノジオン、ビオラントロ
ン、インジゴ、ジフェニルメタン、フルオラン、フルオ
レセイン、ローダミン、シアニン、ピリジニウム、ピリ
リウム、キノリニウム、ローダニン、アクリジン、アク
リジノン、カルボスチリル、クマリン、ジフェニルアミ
ン、キナクリドン、キノフタロン、フェノキサジン、フ
タロペリノン、ポルフィン、クロロフィル、フタロシア
ニン、クラウン、スクアリリウム、チアフルバレン等の
色素が適している。
【0014】帯電の防止対策として、露光に支障をきた
さないかぎりイオン系、アニオン系、カチオン系、両性
系、導電性樹脂等の各種の帯電防止剤をカバーシートに
添加、又はカバーシートの感光層積層側と反対側に塗設
して用いることが可能である。
【0015】露光・現像装置内においての走行性改良に
は、露光に支障をきたさない範囲内で感光層積層側と反
対側に表面マット処理を行なうことが可能である。
【0016】カバーシートの厚みは通常1〜200μmが好
ましく、5〜125μmがより好ましい。
【0017】・基材 基材としては、紙、合成紙(例えばポリプロピレンを主
成分とする合成紙)、樹脂のフィルム又はシート、更に
は前記樹脂を2層以上積層してなるプラスチックフィル
ム又はシート、あるいは各種高分子材料、金属、セラミ
ックもしくは木材パルプやセルロースパルプ、サルファ
イトパルプなどで抄造された紙等に、前記樹脂層を積層
したフィルム又はシートなどを挙げることができる。更
に前記フィルム又はシートの片面あるいは両面に多孔質
構造の顔料塗工層を設けたものも好適に用いることがで
きる。
【0018】このような樹脂のフィルム又はシートを構
成する樹脂としては、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル等のアクリル樹脂;ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート、ポリカーボネート、ポリアリレート等のポリ
エステル系樹脂;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリ弗化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン等のポリオレフィン系樹脂;ナイロ
ン、芳香族ポリアミド等のポリアミド系樹脂;ポリエー
テルエーテルケトン、ポリスルホン、ポリエーテルスル
ホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリパラバン
酸、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、メ
ラミン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、弗素樹
脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。
【0019】本発明において、樹脂からなる基材は、シ
ート又はフィルム状に延伸し、ヒートセットしたものが
寸法安定性の面から好ましく、基材は、内部にミクロボ
イドが無いものでも、あるいはミクロボイドの有るもの
でも、用途に応じて適宜に選択することができる。
【0020】本発明において用いられる紙は、天然パル
プ、合成パルプ又はそれらの混合物から抄紙されるパル
プ紙等、いずれも好ましく、紙は長綱抄紙機等を用いて
抄造され、平滑度向上の目的で、抄紙後にマシンカレン
ダー、スーパーカレンダー、熱カレンダー等を用いてカ
レンダー処理することが好ましい。具体的には、上質
紙、アート紙、コート紙、片艶紙、含浸紙、板紙などが
挙げられる。又、平滑性向上のために、顔料を含有した
樹脂層でコートした紙も好適に用いることができる。具
体的には、白色微粒子を含有するポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン系樹脂のラミネート層を設
けた紙等が挙げられる。この際に用いられる基紙は、平
滑性を持たせるためにベック平滑度50秒以上にするのが
好ましく、100秒以上、更には200秒以上の平滑性を有す
ることがより好ましい。更に、紙中には必要に応じてサ
イズ剤、定着剤、紙力増強剤、填料、帯電防止剤、染
料、顔料、蛍光増白剤、酸化防止剤、減摩剤等の添加剤
が含まれていてもよい。
【0021】明室での取り扱いを可能とするには、光重
合開始剤において吸収極大を紫外(400nm以下)又は赤
外(700nm以上)にもたせ、その吸収の可視側の裾の部
分にあたる領域の波長に吸収をもつ着色剤を基材に添加
または基材上に別層として設ける。このとき、基材は活
性光線を透過性する必要がないので、透明性においても
特に留意する必要がなく、むしろ、遮光するという観点
から不透明である方が望ましい。着色剤としては、少な
くともその吸収の可視側の裾の部分にあたる領域の波長
に吸収をもつものであれば、染料であっても顔料であっ
ても良いが、不透明性及びコスト的に顔料系、特にカー
ボンブラック等が望ましい。
【0022】帯電の防止対策として、イオン系、アニオ
ン系、カチオン系、両性系、導電性樹脂等の各種の帯電
防止剤を基材に添加、又は基材のカバーシート側と反対
側に塗設して用いることが可能である。
【0023】装置内においての走行性改良には、カバー
シート側と反対側に表面マット処理を行なうことが可能
である。
【0024】基材の厚みは通常2〜300μm、好ましくは
5〜150μmであり、このような範囲の中から適宜に選定
される。
【0025】・感光性層 感光性層は、少なくとも光重合性化合物と光重合開始剤
を含有する。
【0026】光重合性化合物としては付加重合可能及び
/又は架橋可能な化合物が代表的に挙げられ、公知のモ
ノマーが特に制限なく使用することができる。モノマー
の具体例としては、2-エチルヘキシルアクリレート、2-
ヒドロキシエチルアクルレート、2-ヒドロキシプロピル
アクリレート等の単官能アクリル酸エステル及びその誘
導体、あるいはこれらのアクリレートをメタクリレー
ト、イタコネート、クロトネート、マレエート等に代え
た化合物;ポリエチレングリコールジアクリレート、ペ
ンタエリスリトールジアクリレート、ビスフェノールA
ジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグ
リコールのε-カプロラクトン付加物のジアクリレート
等の2官能アクリル酸エステル及びその誘導体、あるい
はこれらのアクリレートをメタクリレート、イタコネー
ト、クロトネート、マレエート等に代えた化合物;トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサアクリレート、ピロガロールトリアクリ
レート等の多官能アクリル酸エステル及びその誘導体、
あるいはこれらのアクリレートをメタクリレート、イタ
コネート、クロトネート、マレエート等に代えた化合物
等を挙げることができる。
【0027】又、適当な分子量のオリゴマーにアクリル
酸又はメタクリル酸を導入し、光重合性を付与した、所
謂プレポリマーと呼ばれるものも好適に使用できる。
【0028】この他に特開昭58-212994号、同61-6649
号、同62-46688号、同62-48589号、同62-173295号、同6
2-187092号、同63-67189号、特開平1-244891号公報等に
記載の化合物などを挙げることができ、更に「11290の
化学商品」化学工業日報社、286〜294頁に記載の化合
物、「UV・EB硬化ハンドブック(原料編)」高分子刊行
会,11〜65頁に記載の化合物なども好適に用いることが
できる。
【0029】これらの中でも、分子内に2個以上のアク
リル又はメタクリル基を有する化合物が本発明において
は好ましく、更に分子量が10,000以下、より好ましくは
5,000以下のものである。又、本発明では、これらのモ
ノマーあるいはプレポリマーの内1種又は2種以上を混
合して用いることができる。
【0030】エチレン性不飽和結合を有する重合可能な
化合物は、感光層形成組成物中、通常5重量%以上を占
めることが好ましく、より好ましくは15重量%以上であ
る。
【0031】光重合開始剤としては、例えばフォトポリ
マーハンドブック(フォトポリマー懇話会編:工業調査
会発行,1989年)の39〜56頁に記載の公知の光重合開始
剤を任意に用いることが可能であるが、下記一般式
(1)又は(2)で表される化合物を用いることにより
感光性層の分光増感が容易に行え、従って画像形成を紫
外〜近赤外領域の任意の光源で行うことができる。特に
赤〜近赤外に感度を持たせることにより、近年、進歩の
著しい半導体レーザーでの走査露光が可能となり、高感
度なデジタル画像形成材料として使用することができ
る。
【0032】
【化1】
【0033】式中、Dye+はカチオン性色素、Mk+は遷移
金属配位錯体カチオンを表す。R1、R2、R3及びR4
同じでも異なってもよく、各々、アルキル基、アリール
基、アルケニル基、アルキニル基、複素環基又はシアノ
基を表し、これらのアルキル基、アリール基、アルケニ
ル基、アルキニル基、複素環基は更に置換基を有しても
よい。ただし、R1、R2、R3及びR4の少なくとも一つ
は置換されてもよいアルキル基である。又、R1、R2
3及びR4は2個以上が互いに結合して環を形成しても
よい。
【0034】R5及びR6は各々、水素原子、ハロゲン原
子又は1価の置換基を表す。
【0035】Xはヒドロキシル基又は−N(R7)(R8)基
(R7及びR8は各々、水素原子又は置換されてもよいア
ルキル基を表し、R5、R6又はR7は互いに結合して環
を形成してもよい)Mは遷移金属原子を表す。
【0036】kは1〜3、jは2又は3、mは1〜5、
nは1〜4の、それぞれ整数を表す。Dye+で表されるカ
チオン性色素の具体例としては、特開昭62-143044号、
同63-208036号、同64-84245号、同64-88444号、特開平1
-152108号、同3-202609号等に記載されているものを用
いることができる。好ましい化合物の具体例を化合物群
Aに挙げる。
【0037】≪化合物群A≫
【0038】
【化2】
【0039】
【化3】
【0040】
【化4】
【0041】
【化5】
【0042】Mk+で表される遷移金属配位錯体カチオン
の具体例としては、下記化合物群Bに挙げるものの以外
に特開平4-261405号等に記載のものを用いることができ
る。 ≪化合物群B≫
【0043】
【化6】
【0044】 Mk+ j k X R9101234 Co2+ 2 2 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)(C2H4NHSO2CH3) Cl CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)(C2H4NHCOCH3) H CH3 Ph Ph Ph Bu Fe2+ 2 2 N(C2H5)(C2H4OH) CH3 CH3 Ph Ph Ph Bu Ir3+ 2 3 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)2 CONHC4H9 CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)2 CONHC4H9 CH3 Ph Ph Ph iPr Co2+ 2 2 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) H Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)2 NHSO2CH3 CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 3 3 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) CH2NHSO2CH3 Ph Ph Ph Bu Co2+ 2 2 N(C2H5)2 SO2N(C2H5)2 CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) NHCOCH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)(C2H4NHSO2CH3) Cl CH3 Ph Ph Ph Bu Fe2+ 2 2 N(C2H5)2 NHCONHC3H7(i) CH3 Ph Ph Ph Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) CH3 Bu Bu Bu Bu Ru2+ 2 2 N(C2H5)2 NHCOC3H7(i) CH3 Ph P
h Ph Bz
【0045】
【化7】
【0046】ここでPh:phenyl Bu:buthyl iPr:i-pr
opyl Bz:benzylを表す。
【0047】
【化8】
【0048】 M2+11 Ru2+ Cl Ru2+ NHCOC3H7(i) Co2+ Cl 前記一般式(1)又は(2)で表される光重合開始剤
は、予め色素アニオン部を硼素酸にしたものを例示して
あるが、この化合物を添加しても、又、任意のアニオン
部を有する色素と下記一般式(3)で表される硼素酸塩
化合物を共存させ、感光性層内、又は感光性層塗工液中
でイオン交換により一般式(1)で表される化合物を生
成させても同様の機能を発現させることが可能である。
更に一般式(1)又は(2)の光重合開始剤を用いる場
合には、感度向上の目的で一般式(3)で表される硼素
酸塩を添加することが好ましい。
【0049】
【化9】
【0050】式中、R1、R2、R3及びR4は前記一般式
(1)又は(2)で定義されたものと同義であり、X+
はカウンターカチオン(例えばアルカリ金属カチオン、
アンモニウムカチオン、ホスホニウムカチオンなどの周
期表5A族オニウム化合物、スルホニウム、テルロニウム
などの6A族オニウム化合物等)を表す。該化合物の具体
例は特開昭64-13142号、特開平2-4804号等に記載されて
いる。
【0051】更に、用いられる光重合開始剤の内、紫外
部に吸収を持つ化合物として下記UV-1〜20が挙げられ
る。
【0052】
【化10】
【0053】
【化11】
【0054】
【化12】
【0055】感光性層には必要に応じてバインダー樹脂
が用いられる。バインダー樹脂としては、ポリエステル
系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース系樹脂、オレフィ
ン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、(メタ)アクリル系樹
脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、ポリスルホン、ポリ
カプロラクトン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、尿素
樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ゴム系樹脂等が
挙げられる。又、樹脂内に不飽和結合を有する樹脂、例
えばジアリルフタレート樹脂及びその誘導体、塩素化ポ
リプロピレンなどは前述のエチレン性不飽和結合を有す
る化合物と重合させることが可能なため用途に応じて好
適に用いることができる。バインダー樹脂としては前述
の樹脂の中から、1種又は2種以上のものを組み合わせ
て用いることができる。
【0056】これらのバインダー樹脂は、前記エチレン
性不飽和結合を有する重合可能な化合物100重量部に対
して500重量部以下、より好ましくは200重量部以下の範
囲で添加混合して使用するのが好ましい。
【0057】本発明の感光性層に含有せしめる着色剤と
しては、カーボンブラック、酸化チタン、酸化鉄、フタ
ロシアニン系顔料、アゾ系顔料、アントラキノン系顔
料、キナクリドン系顔料等や、クリスタルバイオレッ
ト、メチレンブルー、アゾ系染料、アントラキノン系染
料、シアニン系染料等の公知の顔料及び/又は染料を上
記吸光度を満足するように1種又は2種以上を組み合わ
せて含有せしめる。
【0058】着色剤の添加量としては感光性層形成組成
物中1〜80重量%が好ましく、より好ましくは4〜50重
量%である。
【0059】感光性層内へ着色剤を添加せしめるために
は、着色剤以外の感光性層組成物中に着色剤をサンドミ
ル、ボールミル、アトライター、超音波分散機、ジェッ
トミル、ホモジナイザー、遊星ミル等公用の装置を用い
て分散混合し、更に必要に応じて塗工液を濾過して使用
すればよい。着色剤の一部(又は1種)を感光性層内に
均一に溶解させて用いることも好ましい。
【0060】感光性層には、目的を損なわない範囲で増
感剤、熱重合禁止剤、熱溶融性化合物、酸素補足剤、可
塑剤等の他の成分を含有せしめることは任意である。
【0061】増感剤としては、特開昭64-13140号に記載
のトリアジン系化合物、特開昭64-13141号に記載の芳香
族オニウム塩、芳香族ハロニウム塩、特開昭64-13143号
に記載の有機過酸化物、特公昭45-37377号や米国特許第
3,652,275号に記載のビスイミダゾール化合物、チオー
ル類等が挙げられる。増感剤の添加量は、重合可能な化
合物とバインダーの合計100重量部に対して10重量部以
下、好ましくは0.01〜5重量部程である。
【0062】熱重合防止剤としては、キノン系、フェノ
ール系等の化合物が好ましく用いられ、例えばハイドロ
キノン、ピロガロール、p-メトキシフェノール、カテコ
ール、β-ナフトール、2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾール
等が挙げられる。重合可能な化合物とバインダーの合計
100重量部に対して10重量部以下、好ましくは0.01〜5
重量部程度添加される。
【0063】酸素補足剤としてはN,N-ジアルキルアニリ
ン誘導体が好ましく、例えば米国特許4,772,541号の第1
1カラム58行目〜第12カラム35行目に記載の化合物が挙
げられる。
【0064】可塑剤としては、フタル酸エステル類、ト
リメリット酸エステル類、アジピン酸エステル類、その
他飽和あるいは不飽和カルボン酸エステル類、枸櫞酸エ
ステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エ
ポキシステアリン酸エポキシ類、正燐酸エステル類、亜
燐酸エステル類、グリコールエステル類などが挙げられ
る。
【0065】熱溶融性化合物としては、常温で固体であ
り、加熱時に可逆的に液体となる化合物が用いられる。
熱溶融性物質としては、テルピネオール、メントール、
1,4-シクロヘキサンジオール、フェノール等のアルコー
ル類;アセトアミド、ベンズアミド等のアミド類;クマ
リン、桂皮酸ベンジル等のエステル類;ジフェニルエー
テル、クラウンエーテル等のエーテル類;カンファー、
p-メチルアセトフェノン等のケトン類;バニリン、ジメ
トキシベンズアルデヒド等のアルデヒド類;ノルボルネ
ン、スチルベン等の炭化水素類;マルガリン酸等の高級
脂肪酸;エイコサノール等の高級アルコール;パルミチ
ン酸セチル等の高級脂肪酸エステル;ステアリン酸アミ
ド等の高級脂肪酸アミド;ベヘニルアミン等の高級アミ
ンなどに代表される単分子化合物;蜜蝋、キャンデリラ
ワックス、パラフィンワックス、エステルワックス、モ
ンタン蝋、カルナバワックス、アミドワックス、ポリエ
チレンワックス、マイクロクリスタリンワックスなどの
ワックス類;エステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロ
ジンフェノール樹脂等のロジン誘導体;フェノール樹
脂、ケトン樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹
脂、テルペン系炭化水素樹脂、シクロペンタジエン樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカプロラクトン系樹
脂、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ルなどのポリオレフィンオキサイドなどに代表される高
分子化合物などを挙げることができる。
【0066】感光性層には、更に必要に応じて酸化防止
剤、フィラー、帯電防止剤などを添加してもよい。
【0067】酸化防止剤としては、クロマン系化合物、
クラマン系化合物、フェノール系化合物、ハイドロキノ
ン誘導体、ヒンダードアミン誘導体、スピロインダン系
化合物、硫黄系化合物、燐系化合物などが挙げられ、特
開昭59-182785号、同60-130735号、同61-159644号、特
開平1-127387号、「11290の化学商品」(前出)862〜86
8頁等に記載の化合物、及び写真その他の画像記録材料
に耐久性を改善するものとして公知の化合物を挙げるこ
とができる。
【0068】フィラーとしては、無機微粒子や有機樹脂
粒子を挙げることができる。無機微粒子としては、シリ
カゲル、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸
バリウム、タルク、クレー、カオリン、酸性白土、活性
白土、アルミナ等を挙げることができ、有機微粒子とし
ては、弗素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アクリル樹
脂粒子、シリコン樹脂粒子等の樹脂粒子などがある。帯
電防止剤としては、カチオン系、アニオン系、非イオン
系の界面活性剤、高分子帯電防止剤、導電性微粒子など
の他、前記「11290の化学商品」875〜876頁などに記載
の化合物等も好適に用いることができる。
【0069】本発明において、感光性層は単層で形成さ
れてもよいし、2層以上の複数層で構成されてもよい。
又、複数層で構成する場合は、組成の異なる感光層で構
成してもよく、この場合は着色剤を含有しない感光性層
を含んでもよい。
【0070】感光性層の厚みは0.2〜10μmが好ましく、
より好ましくは0.5〜5μmである。
【0071】感光性層は、形成成分を溶媒に分散又は溶
解して塗工液を調製し、下記中間層上に直接積層塗布し
乾燥するか、又は後述するカバーシート上に塗布・乾燥
して形成される。
【0072】上記塗工に用いる溶媒としては、水、アル
コール類(例えばエタノール、プロパノール)、セロソ
ルブ類(例えばメチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ)、芳香族類(例えばトルエン、キシレン、クロルベ
ンゼン)、ケトン類(例えばアセトン、メチルエチルケ
トン)、エステル系溶剤(例えば酢酸エチル、酢酸ブチ
ルなど)、エーテル類(例えばテトラヒドロフラン、ジ
オキサン)、塩素系溶剤(例えばクロロホルム、トリク
ロルエチレン)、アミド系溶剤(例えばジメチルホルム
アミド、N-メチルピロリドン)、ジメチルスルホキシド
等が挙げられる。塗工には、従来から公知のグラビアロ
ールによる面順次塗別け塗布法、押出し塗布法、ワイヤ
ーバー塗布法、ロール塗布法等を適宜採用することがで
きる。
【0073】・中間層 中間層は感光性層と基材とを適切な接着力で接合する層
であり、画像形成に際して基材とカバーシートの剥離に
より感光性層の露光部の全部/又は一部からなる画像を
カバーシート側に形成し、感光性層の未露光部は全て接
着層上に残留されるように接着性を制御する、又は画像
形成に際して基材とカバーシートの剥離により感光性層
の露光部の全部/又は一部からなる画像を中間層側に形
成し、感光性層の未露光部は全てカバーシート上に残留
するように接着性を制御することが必要である。
【0074】中間層としては、上記接着力の関係を満足
させられるものであれば、公知の粘着剤、接着剤組成物
が広く使用可能である。
【0075】粘着剤、接着剤組成物として好適に使用さ
れる化合物の具体例を挙げれば、天然ゴム、メタクリル
酸メチル又はスチレン又はアクリロニトリルモノマーを
グラフトした天然ゴム、環化天然ゴム、塩化天然ゴム、
イソプレンゴム、トランスポリイソプレンゴム、ポリブ
タジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、クロロプレ
ンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、ニトリル
ゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、エチレン・
プロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、
エチレン・酢酸ビニルゴム、アクリルゴム、エチレン・
アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム等のゴム
類;ポリスチレン・ポリブタジエン・ポリスチレンブロ
ック共重合体(SBS)、前記SBSのポリブタジエンを水素
添加したSEBS、ポリスチレン・ポリイソプレン・ポリス
チレンブロック共重合体(SIS)等のスチレン系熱可塑
性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステ
ル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラ
ストマー、1,2-ポリブタジエン系熱可塑性エラストマ
ー、エチレン・酢酸ビニル系熱可塑性エラストマー、ポ
リ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、天然ゴム系熱可
塑性エラストマー、弗素ゴム系熱可塑性エラストマー、
トランス-ポリイソプレン系熱可塑性エラストマー、塩
素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマー等の熱可塑性
エラストマー類;ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、ポリアミド系樹脂、オレフィン系樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、
ポリカーボネート、ポリカプロラクトン樹脂、エポキシ
樹脂、フェノキシ樹脂、ゴム系樹脂等の熱可塑性樹脂で
ある。
【0076】上記粘着剤、接着剤組成物として好適に使
用される化合物は、単独で又は2種以上混合して使用す
ることができる。更に上記化合物と脂環族系炭化水素樹
脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂等の所謂粘着付与剤
とを混合したものも好ましい。この場合、粘着付与剤
は、全中間層組成物の50重量%以下の添加量で使用され
る。
【0077】明室での取り扱いを可能とするには、光重
合開始剤において吸収極大を紫外(400nm以下)又は赤
外(700nm以上)にもたせ、少なくともその吸収の可視
側の裾の部分にあたる領域の波長に吸収をもつ着色剤を
中間層に添加する。このとき、中間層は活性光線を透過
性する必要がないので、透明性においても特に留意する
必要がなく、むしろ、遮光するという観点から不透明で
ある方が望ましい。着色剤としては、少なくともその吸
収の可視側の裾の部分にあたる領域の波長に吸収をもつ
ものであれば、染料であっても顔料であっても良いが、
不透明性及びコスト的に顔料系、特にカーボンブラック
等が望ましい。
【0078】帯電の防止対策としては、イオン系、アニ
オン系、カチオン系、両性系、導電性樹脂等の各種の帯
電防止剤を中間層に添加して用いることが可能である。
【0079】装置内においての走行性改良には、カバー
シート側と反対側に表面マット処理を行なうことが可能
である。
【0080】中間層は、更に必要に応じて紫外線吸収
剤、酸化防止剤、充填剤、可塑剤等を添加させることが
できる。
【0081】中間層は基材上に1〜80μmの乾燥膜厚で
設けられることが好ましい。特に好ましくは3〜50μm
である。
【0082】中間層の形成方法としては、基材上又はカ
バーシート上に形成した感光性層上に、中間層組成物を
ホットメルト押出しで形成する方法、中間層組成物を水
あるいは適当な有機溶剤に分散又は溶解して基材上又は
カバーシート上に形成した感光性層上に塗布・乾燥して
形成する方法が用いられる。
【0083】本発明の画像形成材料の作成方法は、基材
とカバーシート上に塗布形成した感光性層とを加熱及び
/又は加圧下に積層することである。
【0084】本発明では、上述の基材、中間層、感光性
層、カバーシートの他に接着性、剥離性、密着性、バリ
ア性、保存性等の改良のために他の層を設けてもよい。
【0085】《画像形成方法》画像を形成させるための
光源としては、光重合開始剤に対し活性な電磁波を発生
させるものは全て用いることができる。例えば、レーザ
ー、発光ダイオード、キセノンフラッシュランプ、ハロ
ゲンランプ、カーボンアーク灯、メタルハライドラン
プ、タングステンランプ、高圧水銀ランプ等を挙げるこ
とができる。キセノンランプ、ハロゲンランプ、カーボ
ンアーク燈、メタルハライドランプ、タングステンラン
プ、高圧水銀ランプ等を用いて一括露光する場合には、
画像形成材料のカバーシート側に、所望露光画像のネガ
パターンを遮光性材料で形成したマスク材料を重ね合わ
せ露光すればよい。
【0086】発光ダイオードアレイ等のアレイ型光源を
使用する場合や、ハロゲンランプ、メタルハライドラン
プ、タングステンランプ等の光源を、液晶、PLZT等の光
学的シャッター材料で露光制御する場合には、画像信号
に応じたデジタル露光をすることが可能である。この場
合は、マスク材料を使用せず、直接書込みを行うことが
できる。
【0087】レーザーの場合には、光をビーム状に絞
り、画像データに応じた走査露光が可能なので、マスク
材料を使用せず、直接書込みを行うのに適している。
又、レーザーを光源として用いると、露光面積を微小サ
イズに絞ることが容易であり、高解像度の画像形成が可
能となる。レーザー光源としては、アルゴンレーザー、
He-Neガスレーザー、YAGレーザー、半導体レーザー等を
用いることが可能であり、特に前述の近赤外領域に感度
を有する光重合開始剤を用いた場合には、比較的小型か
つ安価で高出力の得られ易い半導体レーザーが好適に使
用できる。
【0088】好ましく用いられる半導体レーザーの組成
とその発振波長範囲を例示すれば、InGaPレーザー(0.6
5〜1.0μm)、AlGaAsレーザー(0.7〜1.0μm)、GaAsP
レーザー(0.7〜1.0μm)、InGaAsレーザー(1.0〜3.5
μm)、InAsPレーザー(1.0〜3.5μm)、CdSnP2レーザ
ー(1.01μm)、GaSbレーザー(1.53μm)等である。
【0089】露光後の画像形成材料は、感光性層の露光
部と未露光部のカバーシートへの接着性変化を利用し
て、露光後にカバーシートと基材とを必要に応じて加熱
及び/又は加圧しながら一定速度、一定角度で剥離する
ことで露光部又は未露光部よりなる画像をカバーシート
又は基材上に安定して形成できる。剥離条件は、用いる
画像形成材料により最適領域が異なるが、一般的には90
度以上の大きな剥離角度であることが好ましい。
【0090】必要に応じて、形成後の画像の重合を完了
させるため画像後露光あるいは後加熱を行うことができ
る。
【0091】後露光工程で照射される光は、レーザー、
キセノンフラッシュランプ、ハロゲンランプ、カーボン
アーク灯、メタルハライドランプ、タングステンラン
プ、赤外線ランプ、高圧水銀灯、蛍光灯、日光等、感光
性層組成内の光重合開始剤に作用するものであれば公知
の如何なる光源も使用することができる。露光強度、露
光時間は、画像形成材料として実用上問題ない程度に硬
化することができれば、感光性層の組成及び層構成、露
光装置の条件により適宜設定すればよい。この場合、一
括露光であっても走査露光であっても同様の効果が得ら
れる。
【0092】後加熱硬化は、公知の如何なる加熱方法も
使用できる。加熱温度、加熱時間は、画像として実用上
問題ない程度に硬化することができれば、感光性層の組
成及び層構成、加熱装置の条件により適宜設定すればよ
い。
【0093】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。尚、ここで
用いる色素の構造は以下のものである。
【0094】
【化13】
【0095】実施例1 厚さ75μmのカーボンブラックを重量20%添加したポリ
エチレンテレフタレートフィルム上に下記の組成からな
る中間層をワイヤーバー塗布により乾燥膜厚が15μmと
なるように塗工して中間層付き基材を作成した。
【0096】 中間層 エチレン/酢酸ビニル共重合体 15重量部 (三井デュポンポリケミカル(株)製 エバフレックスEV-210) トルエン 85重量部 50μmの色素(構造式A λmax=645nm)を20重量%添加
したポリエチレンテレフタレートフィルムにコロナ放電
処理(80W/m2/min)を施し、この上に下記組成からな
る感光性層組成物をワイヤーバー塗布により乾燥膜厚が
3μmとなるように感光性層を設けた。
【0097】 感光性層組成物 イソシアヌール酸EO変性(n=3)トリアクリレート 30.0重量部 (東亜合成化学工業(株)製 M-315) ポリメチルメタクリレート樹脂 30.0重量部 (三菱レーヨン(株)製 ダイアナールBR-83) 黒色顔料のメチルエチルケトン分散物 顔料固形分として 10.0重量部 (御国色素(株)製 MHI-983) シアニン色素 0.6重量部 (日本化薬(株)製 Kayasorb CY-10 λmax=780nm) リチウムブチルトリフェニルボレート 1.7重量部 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 0.9重量部 メチルエチルケトン(MEK) 400重量部 中間層付き基材の中間層面と感光性層面を重ね合わせ、
以下の条件で一対の熱圧ロール間を通過させて画像形成
材料を作成した。
【0098】温度 :60℃ 圧力 :1.2Kg/cm2 搬送速度:10mm/sec 作成した画像形成材料のカバーシート側から下記の条件
で画像様に走査露光を行った。
【0099】光源 :LT090MD シャープ(株)製
出力100mW、主波長 830nm 光学効率 :67% 露光ビーム径:10μm 露光ピッチ :6μm 上記作業を明室で行い、露光後の画像形成材料の基材と
カバーシートとを温度25℃で、速度は80cm/secで剥離
したところ、カバーシート側に露光部よりなる画像が鮮
明に得られ、未露光部は全て中間層上に引き抜かれ、カ
バーシートにカブリによる汚れは発生しなかった。尚、
開始剤色素の吸収極大波長780nmにおけるカバーシート
の透過率は78%であった。
【0100】実施例2 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(ダ
イアホイルヘキスト社製 T-100)上に下記の組成から
なる中間層をワイヤーバー塗布により乾燥膜厚が15μm
となるように塗工して中間層付き基材を作成した。
【0101】 中間層 エチレン/酢酸ビニル共重合体 15重量部 (三井デュポンポリケミカル(株)製 エバフレックスEV-210) カーボンブラックのMEK分散物 固形分として 3重量部 (御国色素(株)製 MHI #210) トルエン 85重量部 75μmの色素(構造式C λmax=465nm)を15重量%添加
したポリエチレンテレフタレートフィルムにコロナ放電
処理(80W/m2/min)を施し、この上に下記組成から
なる感光性層組成物をワイヤーバー塗布により乾燥膜厚
が3μmとなるように感光性層を設けた。
【0102】 感光性層組成物 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 40.0重量部 (日本化薬(株)製 KAYARAD DPHA) ポリメチルメタクリレート樹脂 40.0重量部 (三菱レーヨン(株)製 ダイアナールBR-83) カーボンブラックのMEK分散物 固形分として 10.0重量部 (御国色素(株)製 DM-022) 開始剤 2,2´-ビス(o-クロロフェニル)-4,4´,5,5´-テトラフェニル -1,2´-ビスイミダゾール 2.0重量部 (東芝化成工業(株)製 λmax=335nm) メチルエチルケトン 400重量部 中間層付き基材の中間層面と感光性層面を重ね合わせ、
以下の条件で一対の熱圧ロール間を通過させて画像形成
材料を作成した。
【0103】温度 :60℃ 圧力 :1.2Kg/cm2 搬送速度:10mm/sec 作成した画像形成材料に明室感材用プリンターにより下
記の条件で網ネガをカバーシート側より密着露光した。
【0104】 光源 :P-627-HA 大日本スクリーン(株)製 露光量 :25カウント(約30mJ/cm2) 上記作業を明室で行い、露光後の画像形成材料の基材と
カバーシートとを温度25℃で、速度は80cm/secで剥離
したところ、カバーシート側に露光部よりなる画像が鮮
明に得られ、未露光部は全て中間層上に引き抜かれ、カ
バーシートにカブリによる汚れは発生しなかった。尚、
開始剤色素の吸収極大波長340nmにおけるカバーシート
の透過率は71%であった。
【0105】実施例3 厚さ50μmの黒色顔料(御国色素(株)製 顔料固形分と
して20重量%)を添加したポリエチレンテレフタレート
フィルム上に下記の組成からなる中間層をワイヤーバー
塗布により乾燥膜厚が15μmとなるように塗工して中間
層付き基材を作成した。
【0106】 中間層 エチレン/酢酸ビニル共重合体 15重量部 (三井デュポンポリケミカル(株)製 エバフレックスEV-210) トルエン 85重量部 100μmの色素(構造式B λmax=645nm)を10重量%添
加したポリエチレンテレフタレートフィルム(ダイアホ
イルヘキスト社製)にコロナ放電処理(80W/m2/mi
n)を施し、この上に下記組成からなる感光性層組成物
をワイヤーバー塗布により乾燥膜厚が4μmとなるよう
に感光性層を設けた。
【0107】 感光性層組成物 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 60重量部 ペンタエリスリトール・テレフタル酸・アクリレート 60重量部 (ペンタエリスリトール:テレフタル酸:アクリル酸=2:1:7) アクリル樹脂 80重量部 (ブチルアクリレート・エチルアクリレート・無水マレイン酸共重合体) シアニン色素 5重量部 (日本化薬(株)製 Kayasorb CY-10 λmax=780nm) リチウムブチルトリフェニルボレート 8重量部 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 4重量部 メチルエチルケトン 1000重量部 中間層付き基材の中間層面と感光性層面を重ね合わせ、
以下の条件で一対の熱圧ロール間を通過させて画像形成
材料を作成した。
【0108】温度 :60℃ 圧力 :1.2Kg/cm 搬送速度:10mm/sec 作成した画像形成材料のカバーシート側から下記の条件
で画像様に走査露光を行った。
【0109】光源 :LT090MD シャープ(株)製
出力100mW、主波長 830nm 光学効率 :67% 露光ビーム径:10μm 露光ピッチ :6μm 上記作業を明室で行い、露光後の画像形成材料の基材と
カバーシートとを温度25℃で、速度は80cm/secで剥離
したところ、カバーシート側に露光部よりなる画像が鮮
明に得られ、未露光部は全て中間層上に引き抜かれ、カ
バーシートにカブリによる汚れは発生しなかった。尚、
開始剤色素の吸収極大波長780nmにおけるカバーシート
の透過率は75%であった。
【0110】比較例1 厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(ダ
イアホイルヘキスト社製 T-100)上に下記の組成から
なる中間層をワイヤーバー塗布により乾燥膜厚が15μm
となるように塗工して中間層付き基材を作成した。
【0111】 中間層 エチレン/酢酸ビニル共重合体 15重量部 (三井デュポンポリケミカル(株)製 エバフレックスEV-210) トルエン 85重量部 コロナ放電処理(80W/m2/min)を施した厚さ150μm
のポリエチレンテレフタレートフィルム(ダイアホイル
ヘキスト社製 T-100)上に下記組成からなる感光性層
組成物をワイヤーバー塗布により乾燥膜厚が4μmとな
るように感光性層を設けた。
【0112】 感光性層組成物 イソシアヌル酸EO変性(n=3)トリアクリレート 30.0重量部 (東亜合成化学工業(株)製 M-315) ポリメチルメタクリレート樹脂 30.0重量部 (三菱レーヨン(株)製 ダイアナールBR-83) 黒色顔料のメチルエチルケトン分散物 顔料固形分として 10.0重量部 (御国色素(株)製 MHI-983) シアニン色素 0.6重量部 (日本化薬(株)製 Kayasorb CY-10 λmax=780nm) リチウムブチルトリフェニルボレート 1.7重量部 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 0.9重量部 メチルエチルケトン 400重量部 中間層付き基材の中間層面と感光性層面を重ね合わせ、
以下の条件で一対の熱圧ロール間を通過させて画像形成
材料を作成した。
【0113】温度 :60℃ 圧力 :1.2Kg/cm2 搬送速度:10mm/sec 作成した画像形成材料のカバーシート側から下記の条件
で画像様に走査露光を行った。
【0114】光源 :LT090MD シャープ(株)製
出力100mW、主波長 830nm 光学効率 :67% 露光ビーム径:10μm 露光ピッチ :6μm 上記作業を明室で行い、露光後の画像形成材料の基材と
カバーシートとを温度25℃で、速度は80cm/secで剥離
したところ、カバーシート側に露光部よりなる画像が得
られたものの、カバーシートにカブリによる汚れが発生
した。
【0115】比較例2 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(ダ
イアホイルヘキスト社製 T-100)上に下記の組成から
なる中間層をワイヤーバー塗布により乾燥膜厚が15μm
となるように塗工して中間層付き基材を作成した。
【0116】 中間層 エチレン/酢酸ビニル共重合体 15重量部 (三井デュポンポリケミカル(株)製 エバフレックスEV-210) トルエン 85重量部 コロナ放電処理(80W/m2/min)を施した厚さ50μmの
ポリエチレンテレフタレートフィルム(ダイアホイルヘ
キスト社製 T-100)上に下記組成からなる感光性層組
成物をワイヤーバー塗布により乾燥膜厚が4μmとなる
ように感光性層を設けた。
【0117】 感光性層組成物 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 40.0重量部 (日本化薬(株)製 KAYARAD DPHA) ポリメチルメタクリレート樹脂 40.0重量部 (三菱レーヨン(株)製 ダイアナールBR-83) カーボンブラックのMEK分散物 固形分として 10.0重量部 (御国色素(株)製 DM-022) 開始剤 2.0重量部 2,2′-ビス(o-クロロフェニル)-4,4′,5,5′-テトラフェニル-1,2′-ビスイミ ダゾール(λmax=335nm) メチルエチルケトン 400重量部 中間層付き基材の中間層面と感光性層面を重ね合わせ、
以下の条件で一対の熱圧ロール間を通過させて画像形成
材料を作成した。
【0118】温度 :60℃ 圧力 :1.2Kg/cm 搬送速度:10mm/sec 作成した画像形成材料に明室感材用プリンターにより下
記の条件で網ネガをカバーシート側より密着露光した。
【0119】 光源 :P-627-HA 大日本スクリーン(株)製 露光量 :25カウント(約30mJ/cm2) 上記作業を明室で行い、露光後の画像形成材料の基材と
カバーシートとを温度25℃で、速度は80cm/secで剥離
したところ、カバーシート側に露光部よりなる画像が得
られたものの、カバーシートにカブリによる汚れが発生
した。
【0120】
【発明の効果】本発明により、明室で露光を行ってもカ
ブリの発生しない画像形成材料を得ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に接着性層、重合性化合物と光重
    合開始剤を含有する感光性層及び剥離可能なカバーシー
    トを有し、基材、接着性層及びカバーシートから選ばれ
    る少なくとも1つが光重合開始剤の吸収極大波長とは異
    なる波長領域に吸収を有することを特徴とする画像形成
    材料。
  2. 【請求項2】 光重合開始剤の吸収極大波長が400nm以
    下にあり、基材、接着性層及びカバーシートから選ばれ
    る少なくとも1つが有する吸収波長領域が400nmより大
    きいことを特徴とする請求項1の画像形成材料。
  3. 【請求項3】 光重合開始剤の吸収極大波長が700nm以
    上にあり、基材、接着性層及びカバーシートから選ばれ
    る少なくとも1つが有する吸収波長領域が700nmより小
    さいことを特徴とする請求項1の画像形成材料。
  4. 【請求項4】 基材、接着性層及びカバーシートのうち
    前記吸収を有するものの重合開始剤の吸収極大波長の光
    の透過率が50%以上であることを特徴とする請求項2又
    は3の画像形成材料。
  5. 【請求項5】 基材及びカバーシートから選ばれる少な
    くとも1つの外表面が帯電防止加工を施されていること
    を特徴とする請求項1乃至4の画像形成材料。
  6. 【請求項6】 基材及びカバーシートから選ばれる少な
    くとも1つの外表面が走行性改良加工を施されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の画像形成材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007321059A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 National Institute Of Advanced Industrial & Technology スクアリリウム色素及びカーボンナノチューブからなる複合体。

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JP2007321059A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 National Institute Of Advanced Industrial & Technology スクアリリウム色素及びカーボンナノチューブからなる複合体。

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