JPH08194376A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH08194376A
JPH08194376A JP7019884A JP1988495A JPH08194376A JP H08194376 A JPH08194376 A JP H08194376A JP 7019884 A JP7019884 A JP 7019884A JP 1988495 A JP1988495 A JP 1988495A JP H08194376 A JPH08194376 A JP H08194376A
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JP
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developing
toner
image
photosensitive drum
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JP7019884A
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Hiroyuki Suzuki
啓之 鈴木
Kenichiro Waki
健一郎 脇
Akira Inoue
亮 井上
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カウンター現像方式による高い現像性などの
利点を維持しながら、磁気ブラシの摺擦による掃き目ム
ラや非画像かぶり量の増大を防止可能とした現像装置に
ある。 【構成】 現像装置は、磁石121を内蔵した現像スリ
ーブ11上に2成分現像剤19を担持して、現像部へ向
けて感光ドラム1と逆方向の移動により搬送し、現像部
で現像剤19の磁気ブラシを形成して、感光ドラム1上
の静電潜像を現像するカウンター現像方式である。その
現像スリーブ11の移動方向に関して現像部の上流側近
くの位置に、現像スリーブ11および感光ドラム1に非
接触に近接し、現像スリーブ11上の現像剤19と接触
する回転可能な電極21を設置し、現像時、電極21に
交流と直流を重畳した交番電圧を印加した。 【効果】 感光ドラム1の非画像部に付着したトナーを
除去でき、また感光ドラム1上の潜像に不均一に付着し
たトナーを潜像に忠実に再配置して付着させることがで
き、目的を達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写装置や情
報記録装置などの画像形成装置において、像担持体上に
形成した静電潜像を可視化するための現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真複写機を図5に従い簡単
に説明する。まず、原稿台10上に原稿Gの複写すべき
面を下側にしてセットする。つぎに、コピーボタンを押
すことにより複写が開始される。原稿照明用ランプ、単
焦点レンズアレイおよびCCDセンサーが一体のユニッ
ト9となって、原稿を照射しながら走査することによ
り、その照明走査光の原稿面反射光が、単焦点レンズア
レイによって結像されてCCDセンサーに入射される。
CCDセンサーは受光部、転送部および出力部から構成
されている。
【0003】CCD受光部において光信号が電荷信号に
変えられ、転送部でクロックパルスに同期して順次出力
部へ転送され、出力部において電荷信号を電圧信号に変
換し、増幅、低インピーダンス化して出力する。このよ
うにして得られたアナログ信号に対し周知の画像処理を
行なって、デジタル信号に変換してプリンター部に送
る。プリンター部においては、上記の画像信号を受けて
以下のようにして静電潜像を形成する。
【0004】感光ドラム1は、中心支軸を中心に所定の
周速度で回転駆動され、その回転過程に帯電器3により
正極性または負極性の一様帯電処理を受け、その一様帯
電面に、レーザ走査部100により画像信号に対応して
レーザ光を走査することにより、感光ドラム1の面に原
稿画像に対応した静電潜像を順次形成していく。
【0005】図6は、上記のレーザ走査部の概略構成図
である。このレーザ走査部100によりレーザ光を走査
するには、まず、入力された画像信号に基づき発光信号
発生器101により、固体レーザ素子102を所定タイ
ミングで明滅させる。そして固体レーザ素子102から
放射されたレーザ光を、コリメータレンズ系103によ
り略平行な光束に変換し、さらに矢印b方向に回転する
回転多面鏡104により、矢印c方向に走査するととも
に、fθレンズ群105a、105bおよび105cに
より、感光ドラム1の被走査面106上にスポット状に
結像させる。
【0006】このようなレーザ光の走査により、被走査
面106上には画像の1走査分の露光分布が形成され、
さらに各走査ごとに被走査面106を上記の走査方向と
は垂直に所定量だけスクロールさせれば、該被走査面1
06上に画像信号に応じた露光分布が得られる。
【0007】図7は、図5の複写機に用いた現像装置を
示す断面図である。現像装置2は、現像容器16の感光
ドラム1に近接した位置に開口部を有し、その開口部内
に現像スリーブ12が回転自在に配置され、この現像ス
リーブ12内にはマグネットローラ13が非回転に固定
配置されている。現像スリーブ12の下方には、これと
所定間隙を開けて規制ブレード15が設置されている。
現像容器16内には、現像剤撹拌スクリュー13、14
が設置されている。
【0008】現像装置2は、上記の潜像を2成分磁気ブ
ラシ法により現像する。まず、現像スリーブ11の回転
にともない、マグネットローラ12の磁極S1で汲み上
げられた現像剤が、現像スリーブ11に対して垂直に配
置された規制ブレード15により層厚を規制され、現像
スリーブ11上に薄層の現像剤層が形成される。この薄
層の現像剤が現像主極N1のところに搬送されてくる
と、その磁気力によって穂立ちし、現像剤の磁気ブラシ
が形成される。この現像剤の穂状の磁気ブラシによって
感光ドラム1上の静電潜像が現像され、感光ドラム1上
にトナー像が形成される。現像剤は、その後、現像スリ
ーブ11の回転により現像容器16内に戻され、マグネ
ットローラ13の磁極N3、N2の反撥磁界により現像
スリーブ1上から剥離されて、現像容器16内に回収さ
れる。
【0009】このようにして、感光ドラム1上に形成さ
れたトナー像は、感光ドラム1に供給された図示しない
転写材上に、図5の転写帯電器7により転写され、その
転写材は、つづいて分離帯電器8によって感光ドラム1
から静電分離されて、定着器6へ搬送され、そこで熱定
着されてプリント画像として出力される。
【0010】トナー像の転写が終了した感光ドラム1
は、その表面に存在する転写残りのトナーなどの付着汚
染物をクリーナ5により除去された後、前露光ランプ4
により光除電された後、次の画像形成に備える。
【0011】上記の現像装置2の現像スリーブ11は、
感光ドラム1に対し逆方向(カウンター方向)に回転
し、現像剤を逆方向に搬送しながら現像を行なってい
る。これによれば、たとえば現像剤と感光ドラム1間の
相対速度差が増大するために、現像スリーブ11の回転
速度を低下した場合にも、現像性を維持できる利点や、
現像スリーブ11の回転速度低下による規制ブレード1
5からの現像剤への剪断力の減少によって、現像剤の寿
命が延びるという利点がある。また、現像剤の規制部が
下、剥ぎ取り部が上に位置しているので、剥ぎ取った現
像剤を重力を用いて循環するさせることが可能となり、
このためスクリュー17、19による現像剤撹拌系の負
担が楽になるという利点もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、感光ドラム1に対して逆方向に現像剤を搬送し
ながら現像を行ない、画像を出力したところ、画像上に
磁気ブラシによるムラが発生してしまった。この磁気ブ
ラシによるムラ(掃き目ムラ)は、感光ドラムに対して
現像剤を順方向に搬送しながら現像を行なった場合に比
べ極めて悪く、特に写真画像において顕著であった。ま
た、非画像部のかぶりも増加した。
【0013】これは、感光ドラム1に対して現像剤を逆
方向に搬送しながら現像を行なう場合、順方向に搬送す
るときと比べて、現像剤が感光ドラム1を摺擦する力が
大きくなっているからで(このことは、感光ドラム1の
負荷トルクの測定からも確認できる)、このため、磁気
ブラシによる掃き目ムラや非画像部のかぶりが、少なか
らず発生する。
【0014】本発明の目的は、2成分現像剤を像担持体
の移動方向と逆方向へ搬送し、現像部において、その現
像剤の磁気ブラシにより現像するカウンター現像方式の
現像による、高い現像性や現像剤の寿命延長といった利
点を維持しながら、磁気ブラシの摺擦による掃き目ムラ
や非画像かぶり量の増大を防止を可能とした現像装置を
提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる現像装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
トナーと磁性キャリアとを有する現像剤を、内部に磁界
発生手段を配置した現像剤担持体上に担持して、像担持
体と対向した現像部へ向けて像担持体の移動と逆方向の
移動により搬送し、現像部において現像剤を像担持体に
供給して、像担持体上の静電潜像を現像する現像装置に
おいて、前記現像剤担持体の移動方向に関して現像部の
上流側近くの位置に、現像剤担持体および像担持体に非
接触に近接し、しかも現像剤担持体上に担持された現像
剤と接触する、交流と直流を重畳した交番電圧が印加さ
れる回転可能な電極を設置したことを特徴とする現像装
置である。
【0016】本発明の一態様によれば、前記電極が現像
剤担持体上に担持された現像剤の層厚規制部材を兼ね
る。また、前記トナーが重合法で生成されたものとされ
る。
【0017】
【実施例】
実施例1 図1は、本発明の現像装置の一実施例を示す構成図であ
る。
【0018】本実施例において、現像装置は、2成分現
像剤19を収容し、現像スリーブ11が配設された現像
容器16を備え、この現像容器16は、水平方向の隔壁
17によって現像室(第1室)R1と撹拌室(第2室)
R2とに上下に区画されている。現像容器16内の撹拌
室R2の上方にはトナー貯蔵室R3が設けられ、このト
ナー貯蔵室R3には補強用にトナー(非磁性トナー)1
8が収容されている。トナー貯蔵室R3の下部には補給
口20が設けられ、現像で消費されたトナーに見合った
量でトナー18が補給口20を経て、撹拌室R2内に落
下し補給される。現像室R1および撹拌室R2内には上
記の2成分現像剤19が収容され、この現像剤19は、
非磁性トナーと磁性キャリア(磁性粒子)を混合してな
っている。
【0019】本実施例では、非磁性トナーは、約8μm
の体積平均粒径を有する粉砕法で生成されたトナーを使
用した。現像剤中の非磁性トナーの混合比は、重量比で
約5%となるようにした。磁性キャリアは、樹脂コーテ
ィングされたフェライト粒子(最大磁化率60emu/
g)からなり、その重量平均粒径は50μmで、抵抗値
は108 Ωcm以上の値を示すものを使用した。磁性キ
ャリアの透磁率は約5.0であった。
【0020】現像容器16の感光ドラム1に近接した部
位には開口部が設けられ、この開口部に、前記の現像ス
リーブ11が感光ドラム1に向けて突出して配置されて
いる。この現像スリーブ11は、アルミニウムや非磁性
ステンレス鋼等の非磁性材料の円筒からなり、現像容器
16の側壁に回転可能に取付けられている。
【0021】本実施例では、現像スリーブ11を感光ド
ラム1の回転方向と逆方向(カウンター方向)に回転し
た。また、感光ドラム1の外径80mmに対し、現像ス
リーブ11の外径を32mmとし、その周速を200m
m/秒とした。現像スリーブ11の感光ドラム1との間
隔は50μmに設定した。
【0022】現像スリーブ11の内部には、磁界発生手
段であるローラ状の磁石(マグネットローラ)121が
非回転に固定配置されている。磁石121は、感光ドラ
ム1と対向した現像部に位置する現像磁極N1と、現像
スリーブ11の回転方向に関し、その下流に位置する磁
極S2と、さらに下流側につづく現像剤搬送用の磁極N
2、N3、S4、N4およびS1とを有している。現像
磁極N1は、現像スリーブ11と感光ドラム1との間の
現像部の近傍に磁界を発生し、この磁界によって、現像
スリーブ11上に担持した現像剤に磁気ブラシを形成さ
せるためのものである。
【0023】本発明によれば、現像スリーブ11の回転
方向に関して、現像部の上流側近接位置に回転可能な電
極21を設置しており、この電極21は、現像スリーブ
11および感光ドラム1に近接はするが非接触で、現像
スリーブ11上に担持された現像剤19には接触するよ
うに位置設定している。本実施例では、電極21はロー
ラ状に形成されている。この電極21には、現像スリー
ブ11に現像バイアスを印加する電源30の同じ側のマ
イナス側が接続され、現像スリーブ11と同電位の電圧
が印加可能になっている。
【0024】現像スリーブ11の下方には、これと所定
の80μmの間隔を開けて規制ブレード15が設置さ
れ、この規制ブレード15は現像容器16に固定されて
いる。規制ブレード15は、アルミニウム、SUS31
6などの非磁性材料からなり、現像スリーブ11上の現
像剤19の層厚を規制する。
【0025】現像容器16の現像室R1内には搬送スク
リュー14が設置され、この搬送スクリュー14の回転
駆動によって現像室R1内の現像剤19が撹拌されなが
ら、現像スリーブ11の長手方向に向けて搬送される。
その現像剤19が、磁石121の磁極S4によって現像
スリーブ11上に汲み上げ、保持され、現像スリーブ1
1の回転に従い規制ブレード15の箇所を経て現像部に
搬送され、現像に供されることになる。
【0026】現像に使用されてトナー濃度が低下した現
像剤19は、現像スリーブ11の回転にともない現像容
器16内に戻され、磁石121の磁極N2、N3による
反撥磁界によって現像スリーブ11上から剥ぎ取られ、
撹拌室R2内に回収される。撹拌室R2内にも搬送スク
リュー13が設置されている。回収された現像剤19に
対して、補給室R3内の補給用トナー18が補給孔20
から自由落下により補給され、撹拌スクリュー13の回
転によって撹拌、混合されて、現像剤19はトナー濃度
を回復する。この現像剤19は、撹拌スクリュー13の
回転により撹拌室R2内を現像スリーブ11の長手方向
に向けて搬送され、隔壁17の端部または中央部に設け
られた図示しない間隙から、重量によって現像室R1に
落下し、現像室R1に補給される。
【0027】本実施例では、トナーは摩擦帯電量が約
3.0×10-2C/kgのものを用いた。ここで、トナ
ーの摩擦帯電量の測定方法について説明する。
【0028】図4は、トナーの摩擦帯電量を測定する装
置の斜視図である。図4に示すように、測定装置は、底
に500メッシュの導電性スクリーン43を有する金属
製の測定容器42を備えている。摩擦帯電量を測定しよ
うとするトナーと磁性キャリアを50〜100ml容量
のポリエチレン製のビンに入れ、約10〜40秒間手で
振盪してから、その混合物(現像剤である)の約0.5
〜1.5gを測定容器42内に入れ、その上に蓋44を
する。このときの測定容器42全体の重量を計り、これ
をW1(g)とする。つぎに、測定容器42を装置の吸
引機41(少なくとも測定容器42と接する部分は絶縁
体である)上に置いて、その吸引口47から吸引し、風
量調節弁46を調整して真空計45の圧力を250mm
Aqとする。この状態で十分、好ましくは2分間の吸引
を行ない、トナーの樹脂を吸引除去する。そしてこのと
き、測定容器42とアースとの間にコンデンサー(容量
C(μF))48と並列に接続された電位計49の電位
を読んで、その読みをV(ボルト)とする。また吸引後
の測定容器42全体の重量を計り、これをW2(g)と
する。このときのトナーの摩擦帯電量は、下記の式の如
く計算される。
【0029】トナーの摩擦帯電量(μC/g)=C・V
・10-3/(W1−W2)
【0030】現像スリーブ11は、磁極N4の近傍位置
で現像剤19を担持し、回転により現像剤19を現像部
へ向けて搬送する。現像剤19が現像部の近くに到達す
ると、その磁性キャリア粒子が磁気力で連なりながら立
ち上がり、現像剤19の磁気ブラシが形成される。磁気
ブラシの先端は感光ドラム1の表面をその移動方向と逆
方向のカウンター状態で摺擦する。その状態で現像スリ
ーブ11と感光ドラム1との間に、電源30により現像
バイアスとして、直流電圧(非画像帯電電位からかぶり
取り電位を差し引いた値)に周波数2kHz、振幅2k
Vの交流電圧を重畳した交番電圧を印加することによ
り、磁気ブラシ中のトナーが感光ドラム1上の潜像部位
に付着して、潜像がトナー像として現像される。
【0031】このとき、感光ドラム1上を磁気ブラシが
摺擦することによるトナー像の摺擦ムラ、および感光ド
ラム1の非画像のかぶりが発生する。そこで、これを解
消するために、本発明では、電極21に交番電圧を印加
して、電極21と感光ドラム1間に交番電界を発生させ
る。本実施例では、上記の電源30によって、現像バイ
アスと同じ交番電圧を印加した。このとき、トナー付着
による電極21の汚染を防止するために、電極21は回
転して使用する。
【0032】上記の交番電界を発生させると、感光ドラ
ム1上のトナー像からトナーが電極21との間を振動し
て、感光ドラム1上に再付着しトナー像を再形成する。
従ってトナー像のトナーが均一化されて、トナー像の磁
気ブラシによる摺擦ムラが解消される。また非画像部の
かぶりトナーも除去される。
【0033】本実施例においては、電極21と感光ドラ
ム1間のギャップの間隔を、現像スリーブ11と感光ド
ラム1間と同じ500μmに設定した。このギャップ間
隔は、放電の防止等を考慮した上で設定すればよく、必
ずしも現像スリーブ11と感光ドラム1間の間隙と同様
にする必要はない。
【0034】以上では、電極21に印加した交番電圧
は、現像スリーブ11に印加した交番電圧と同電位にし
たが、異なる電圧を印加することもできる。たとえば、
電極21に印加する交番電圧の交流成分の周波数、振幅
を現像スリーブ11と同じにして、直流成分の電圧のみ
を変えることができる。
【0035】この場合、電極21に印加する電圧の直流
成分をVx、現像スリーブ11に印加する電圧の直流成
分をVyとして、 トナーの帯電極性が正極性:Vx>Vy トナーの帯電極性が負極性:Vx<Vy の条件を満たすように印加することができる。
【0036】このようにすると、電極21上のトナーは
磁気ブラシによる摺擦+電界の効果によって、現像スリ
ーブ11側に回収される。このため、電極21上にトナ
ー存在しなくなるため、非画像部のかぶりトナーを除去
する効果が高まる。ただし、このときの電位差|Vx−
Vy|は、かぶり取りのための電位差(非画像部帯電電
位と現像スリーブの直流成分の電位差)よりも小さくす
る設定する必要がある。
【0037】また、 トナーの帯電極性が正極性:Vx<Vy トナーの帯電極性が負極性:Vx>Vy の条件を満たすように印加すると、磁気ブラシによる摺
擦+電界の効果によって、現像スリーブ11からトナー
が電極21側に供給される。このため、電極21上にト
ナーが存在するようになるので、電極21の磁気ブラシ
によるトナー像の摺擦ムラを除去する効果が向上する。
【0038】以上のように、電極21に印加する交番電
圧(交流+直流)は、その直流成分を、かぶりとブラシ
ムラの発生を均衡して解消するように、現像条件に合わ
せて設定する必要がある。また、たとえば現像スリーブ
11には直流電圧のみを印加し、電極21にのみ交番電
圧を印加するようにしてもよい。
【0039】電極21の回転動作は、ブラシムラや非画
像かぶり防止のための効果よりも、電極21への汚染ト
ナーの蓄積防止に効果がある。従って、電極21の回転
方向、回転速度についても制限はなく、電極21の汚染
状況などに合わせて設定すればよい。電極21の汚染度
合が少ない場合には、複数枚の画像形成ごとに1度回転
し、画像形成時は静止させておいても構わない。
【0040】以上のように、本発明では、現像スリーブ
11の回転方向に関して現像部よりも上流側の近接位置
において、感光ドラム1に対し電極21を配置し、これ
に直流と交流を重畳した交番電圧を印加するようにした
ので、感光ドラム1と逆方向に現像剤19を搬送しなが
ら、現像剤の磁気ブラシにより現像を行なうことによ
る、現像効率の向上等を維持することに加え、感光ドラ
ム1上のトナー像のブラシムラおよび非画像部へのトナ
ーのかぶりを防止でき、かぶりやムラのない高品質画像
を得ることができる。また、電極21を現像スリーブ1
1上の現像剤19に対して接触状態にしたので、電極2
1上のトナーが現像剤19に掻き取られ、トナーが電極
21に蓄積するのを防止できるため、上記の効果を安定
して発揮することができる。
【0041】実施例2 図2は、本発明の現像装置の他の実施例を示す構成図で
ある。本実施例では、回転可能な電極22に、現像スリ
ーブ11上に担持された現像剤19の層厚規制手段を兼
ねさせたことが特徴である。本実施例のその他の構成
は、図1の現像装置と基本的に同じで、図2において図
1に付した符号と同一の符号は同一の部材を示す。
【0042】電極22は、実施例1と同様、現像部より
も現像スリーブ11の回転方向下流側の近接位置に設置
され、現像スリーブ11および感光ドラム1に非接触に
近接し、現像スリーブ11上に担持された現像剤19と
は接触状態に位置されている。電極22を規制手段とし
て援用し、現像容器16の開口部の下部に規制ブレード
を設置しないので、現像容器16の開口部の下部に現像
剤漏れ防止フレーム32を感光ドラム1の方向へ向けて
斜め上方に突設している。
【0043】電極22に現像剤の層厚規制手段を兼ねさ
せるには、電極22の回転方向や周速等、現像スリーブ
11の周速等により、電極22と現像スリーブ11間の
ギャップを決める必要がある。また電極22の材質は導
電性であれば、磁性のものでも非磁性のものでも構わな
いが、磁性材質製の電極22の場合、現像剤19の層厚
規制を適正に保つためには、磁石122の規制磁場S1
の磁力による磁気的規制力を考慮して、電極22と現像
スリーブ11間のギャップを設定することを要する。
【0044】本実施例では、現像スリーブ11の外径3
2mm、周速200mm/秒に対し、非磁性の電極22
の外径12mm、周速100mm/秒、現像スリーブ1
1と同方向の回転とし、電極22と現像スリーブ11間
のギャップを300〜800μm程度にした。これによ
り、電極22よって、磁気ブラシの摺擦によるトナー像
のムラおよび非画像部のかぶりを防止するとともに、現
像スリーブ11上の現像剤19の層厚を良好に規制でき
た。
【0045】実施例1で述べたように、電極22の回転
動作は、ブラシムラや非画像かぶり防止のための効果よ
りも、電極22への汚染トナーの蓄積防止に狙いがある
ので、電極22の汚染度合が少ない場合には、複数枚の
画像形成ごとに電極22を1度回転し、画像形成時は静
止させることができる。
【0046】電極22への印加電圧は、実施例1と同
様、現像スリーブ11と同一の交番電圧であっても、異
なる電圧であってもよい。印加電圧値の依存性(Vx<
Vy、Vx>Vy)等についても同様ある。電極22の
トナー汚染についても、層厚規制部における現像剤19
のパッキングによって付着したトナーが現像剤によって
掻き取られるので、電極22にトナーが蓄積するこはと
ない。
【0047】実施例3 本実施例では、図1の実施例1の現像装置において、2
成分現像剤のトナーとして重合法のトナーを用いた以外
は、実施例1と同様にした。実施例1および2で用いた
トナーは、粉砕法で生成した体積平均粒径8μmのトナ
ーーであり、本実施例で用いたトナーは、重合法で生成
した体積平均粒径8μmのトナーである。
【0048】重合トナーの製造法の一例はつぎの通りで
ある: スチレン 185部 n−ブチルアクリレート 15部 環化ゴム[アルベックスCK−450(ヘキストジャパン社製)] 10部 シアニンブルー4920(大日精化社製) 20部 パラフィンワックスT−550(日本精ろう社製) 32部 重合開始剤[V−601(和光純薬社製)] 10部
【0049】上記処方の原料を容器中で70℃に加熱し
て溶解または分散し、単量体組成物を調整した。また別
途、イオン交換水1200mlにアミノアルキル変性コ
ロイダルシリカを10g加え、HClでpH6に調整
し、さらにNa2 CO3 を1g加え、70℃に加温し、
TK式ホモミキサーM型(特殊機化工業精)を用いて1
0000rpmで15分間分散させた。さらにAl2
(SO43 を1.1g加え、10000rpmで15
分間分散させて、分散媒を調製し、これに単量体組成物
を投入し、窒素雰囲気下で70℃でTK式ホモミキサー
を用いて、10000rpmで60分間撹拌し、単量体
組成物粒子を造粒した。
【0050】その後、単量体組成物粒子をパドル撹拌翼
で撹拌しつつ、70℃、10分間で重合反応させた。反
応終了後、反応生成物を冷却し、NaOHを加えて分散
剤を溶解し、濾過、水洗、乾燥することにより、平均粒
径約8μmのトナーを得た。
【0051】このような重合法で生成されたトナーを用
いた2成分現像剤を図7の従来の現像装置に収容して、
感光ドラム1に対して現像剤を逆方向に搬送しながら現
像を行なったところ、画像に極めてレベルの悪い磁気ブ
ラシによるムラ(掃き目ムラ)が発生してしまった。こ
れは、重合トナーが感光ドラム1に対し付着力が弱いか
らであるが、図3を用いてさらに説明する。
【0052】今、トナーが感光ドラム1の表面に接触し
たときに働く力について考える。この力の代表的なもの
として、鏡映力とファンデルワールス力とがある。鏡映
力は、トナーの電荷量と感光ドラム1までの距離に大き
く依存する。トナーが帯電される場合、その帯電は磁性
キャリアと摺擦される表面に生じるので、図3(a)に
示すように、粉砕トナーのような角張っているトナーの
場合、その角部に集中的な帯電が起こる。そして、粉砕
トナーでは、角部と角部の間の面で感光ドラム1の表面
に接触するため、その接触部および近傍に電荷が多く存
在することになり、感光ドラム1に対するトナーの鏡映
力は大きい。これに対し、図3(b)に示すように、重
合トナーのように球形(または卵形、こんぺい糖型など
の球形に近い形)のトナーの場合は、表面が均一に帯電
される。そして、重合トナーでは、点に近い狭い領域で
感光ドラム1の表面に接触するため、その接触部および
近傍の電荷が少なく、トナーの鏡映力は小さい。
【0053】ファンデルワールス力は、トナーの感光ド
ラム1表面とより近い領域で働く力で、図3(a)のよ
うに、面で接触する粉砕トナーのファンデルワールス力
は非常に大きくなる。これに対し、重合トナーは図3
(b)のように、点に近い領域で接触するので、ファン
デルワールス力は小さい。
【0054】以上の理由のように、球形に近い重合トナ
ーは、鏡映力およびファンデルワールス力がともに小さ
く、感光ドラム1への付着力が弱い。このため、画像に
極めてレベルの悪い磁気ブラシムラが発生した。
【0055】このように、重合トナーを用いるとトナー
の付着力が減少し、転写効率の向上やかぶりトナーの減
少に対して有利となるが、磁気ブラシムラに対してはむ
しろ不利になる。
【0056】本実施例では、この重合トナーを混合した
2成分現像剤を用い、実施例1と同様に、図1の現像装
置において、現像スリーブ11により現像剤を感光ドラ
ム1の回転方向と逆方向に搬送しながら、現像部におい
て現像剤の磁気ブラシを形成させて、感光ドラム1上の
潜像を現像した。その現像の際、同様に、現像部の上流
側近接位置に所定の態様で設置した回転する電極21
に、直流と交流を重畳した交番電圧を印加した。
【0057】以上のように、本実施例でも、電極21に
交番電圧を印加しながら現像を行なったので、重合トナ
ーを用いても、磁気ブラシの摺擦による画像ムラをなく
すことができ、また、重合トナーの特性である低付着力
による、転写効率の向上および非画像部のかぶりの低減
を維持できた。従って、画像は実施例1および2のとき
よりも高画質であった。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像装置
は、トナーと磁性キャリアとを有する現像剤を、内部に
磁界発生手段を配置した現像剤担持体上に担持して、像
担持体と対向した現像部へ向けて像担持体の移動と逆方
向の移動により搬送し、現像部において現像剤を像担持
体に供給して、像担持体上の静電潜像を現像する、カウ
ンター現像方式の現像装置である。その現像剤担持体の
移動方向に関して現像部の上流側近くの位置に、現像剤
担持体および像担持体に非接触に近接し、しかも現像剤
担持体上に担持された現像剤と接触する回転可能な電極
を設置し、現像時、その電極に交流と直流を重畳した交
番電圧を印加した。
【0059】その結果、像担持体の非画像部に付着した
トナーを除去でき、また像担持体上の潜像に不均一に付
着したトナーを、交番電界によって潜像に忠実に再配置
して付着させることができ、カウンター現像方式の利点
である高い現像効率などを維持したまま、磁気ブラシの
摺擦による画像ムラ(掃き目ムラ)を解消し、非画像か
ぶり量を低減することができた。また、電極が回転する
ので、これにトナーが付着しても、現像剤担持体上の現
像剤と摺擦して、容易に除去されるので、上記の優れた
効果が安定して発揮された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の一実施例を示す構成図であ
る。
【図2】本発明の現像装置の他の実施例を示す構成図で
ある。
【図3】感光ドラムの表面でトナーに作用する力を示す
説明図である。
【図4】トナーの摩擦帯電量を測定する装置を示す斜視
図である。
【図5】デジタル方式の電子写真複写機の例を示す構成
図である。
【図6】図5の複写機のレーザ走査部を示す該略図であ
る。
【図7】従来の現像装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 現像装置 11 現像スリーブ 19 2成分現像剤 21、22 回転可能な電極 30 電源 121、122 磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/09 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーと磁性キャリアとを有する現像剤
    を、内部に磁界発生手段を配置した現像剤担持体上に担
    持して、像担持体と対向した現像部へ向けて像担持体の
    移動と逆方向の移動により搬送し、現像部において現像
    剤を像担持体に供給して、像担持体上の静電潜像を現像
    する現像装置において、前記現像剤担持体の移動方向に
    関して現像部の上流側近くの位置に、現像剤担持体およ
    び像担持体に非接触に近接し、しかも現像剤担持体上に
    担持された現像剤と接触する、交流と直流を重畳した交
    番電圧が印加される回転可能な電極を設置したことを特
    徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記電極が現像剤担持体上に担持された
    現像剤の層厚規制部材を兼ねる請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記トナーが重合法で生成された請求項
    1または2の現像装置。
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