JPH0819562A - 脱臭フィルターおよびこれを用いた人工肛門 - Google Patents

脱臭フィルターおよびこれを用いた人工肛門

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JPH0819562A
JPH0819562A JP18071494A JP18071494A JPH0819562A JP H0819562 A JPH0819562 A JP H0819562A JP 18071494 A JP18071494 A JP 18071494A JP 18071494 A JP18071494 A JP 18071494A JP H0819562 A JPH0819562 A JP H0819562A
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JP
Japan
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housing
deodorizing
odor
composite
metal compound
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JP18071494A
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English (en)
Inventor
Mitsutaka Ueda
満隆 上田
Junji Kido
淳司 木戸
Takeshi Ikegami
毅 池上
Toshihiro Kikuchi
敏博 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukai Kogyo KK
Nissho Corp
Original Assignee
Fukai Kogyo KK
Nissho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人工肛門の臭気を実質的に完全に消すことが
できる脱臭フィルターおよびこれを用いた人工肛門を提
供する。 【構成】 脱臭フィルターは、臭気の入口11と臭気の
出口12を備えたハウジング1と、このハウジング1に
収容された脱臭材2と、ハウジング1の入口11を臭気
の発生源に接続する接続チューブ3から構成されてお
り、脱臭材2は珪酸セラミックの多孔質焼成物に複合金
属化合物を蒸着したものである。この脱臭フィルターは
人工肛門に接続して腸内からの臭気を脱臭するのに好適
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人工肛門の臭気の脱臭に
好適な脱臭フィルターおよび、この脱臭フィルターを接
続して発生した臭気を脱臭するようにした人工肛門に関
する。
【0002】
【従来の技術】人工肛門は、結腸人工肛門形成術や回腸
切開術などの外科手術によって腹壁に形成された開口
(ストーマという)を保護するとともに、腹腔内部から
の排泄物を収集するための装置であり、自然に排出され
る便を受け止めるものとして知られている。人工肛門と
しては、ストーマの周りの皮膚に粘着されるフランジを
備えたハウジングと、該ハウジングに被着されるバッグ
(パウチという)を含んでなる人工肛門が知られてお
り、このタイプの人工肛門では、ハウジングの腹部への
固定は、フランジの表面に設けられた粘着材層(両面テ
ープを使用してもよい)で貼り付けることによって行わ
れる。パウチは密閉されたものであり、臭気が外に漏れ
ないようになっているため、腸から出たガスは次第にパ
ウチの中に溜まる。そして、次第にガス圧が上がってこ
れが腸の方に逆流するようになると、患者は気持ちが悪
くなるので、従来、人工肛門を使用する患者は、不快感
を解消するために、トイレなどに行ってパウチに針で穴
を開けてガスを抜いた後、テープなどで穴を塞ぐか、パ
ウチを新しいものと取り換えるかしていた。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなガス抜きやパウチの取り換えは不便であり、また、
ガスの充満による不快感は患者にとって我慢ならないも
のであった。そして、このようなパウチの内圧の上昇に
よる不快感を解消するために、パウチの一部に穴を開け
柔軟なチューブで大気と連結すると、パウチの内圧は大
気圧と等しくなるので、ガスの逆流も無く快適であり、
自然排便もスムーズに行われるが、このままの状態では
臭気が外部に漏れるため問題である。そこで、チューブ
に脱臭器を設けて脱臭したり、あるいはパウチに疎水性
フィルター付き通気孔を設け、この部分に脱臭剤を配置
して脱臭することが考えられる。従来、塩基性、酸性お
よび中性臭気の総合脱臭剤として、活性炭のような吸着
脱臭によるものや、アスコルビン酸鉄塩類のような酸化
脱臭によるもの、活性炭と銀の結合体による吸着脱臭と
酸化脱臭の組合せによるものなどが知られており、後者
ほど脱臭力が強くなっている。しかしながら、従来の脱
臭剤の重量当り脱臭率は2〜5%と余り脱臭効率が良い
とはいえず、人工肛門の脱臭材として実質的に完全に脱
臭できるものは無かった。本発明は上記の事情に鑑みて
なされたもので、人工肛門の臭気を実質的に完全に消す
ことができる脱臭フィルターおよびこれを用いた人工肛
門を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、臭気の入口と出口を備えたハウジング
と、該ハウジングに収容された脱臭材と、ハウジングの
入口を臭気発生源に接続する接続チューブから構成され
てなり、前記脱臭材が珪酸塩セラミックの多孔質焼成物
に複合金属化合物を蒸着してなる脱臭フィルターを採用
している。また、上記の脱臭フィルターを、ストーマの
周りの皮膚に粘着されるフランジを備えたハウジング
と、該ハウジングに被着されるパウチを含んでなる人工
肛門に、パウチの内部と連通するように接続してなる構
成を採用している。ここで、複合金属化合物としては、
重金属のハロゲン化物の複合物が好ましく、より好まし
くは、Ni、Co、Cu、Znそれぞれのハロゲン化物
の複合物、または、Ni、Co、Ptそれぞれのハロゲ
ン化物の複合物が採用される。また、複合金属化合物と
しては、重金属の酸化物の複合物を採用してもよく、よ
り好ましくは、Ni、Co、Cu、Znそれぞれの酸化
物の複合物、または、Ni、Co、Ptそれぞれの酸化
物の複合物が採用される。
【0005】
【作用】本発明の脱臭フィルターは、脱臭材として珪酸
塩セラミックの多孔質焼成物に複合金属化合物を蒸着し
てなるものを採用しているので、臭気は多孔質焼成物の
孔を通過する間に複合金属化合物によって略完全に消臭
される。すなわち、複合金属化合物はし尿臭の代表臭気
である塩基性臭気(アンモニア、トリメチルアミン等)
や酸性臭気(硫化水素等)、中性臭気(メチルメルカプ
タン、硫化ジメチル等)に対して幅広い脱臭能を有して
おり、その脱臭メカニズムは、例えばアンモニアについ
ては、 MX2 + 2NH3 + 2H2 O → 2NH4 X +
M(OH)2 硫化水素については、 MX2 + H2 S → MS + 2HX の反応により、各々の反応生成物は脱臭材表面で固体
(NH4 X、MS)となって脱臭される。但し、上記の
式において、Mは重金属、Xはハロゲン元素である。但
し、重金属のハロゲン化物の代わりに重金属の酸化物を
用いてもよい。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図1は本第1の発明の一実施例に係る脱臭フ
ィルターの平面図であり、図2は図1のハウジング部分
の側面図、図3は図1のハウジング部分の正面図、図4
は図1のハウジング部分の底面図、図5は図2のA−A
線断面図である。また、図6は本第2の発明の人工肛門
の平面図であり、図7は図6に示す人工肛門本体の側断
面図である。先ず、本第1の発明の脱臭フィルターにつ
いて説明する。図1〜図5に示すように、本発明の脱臭
フィルターは、臭気の入口11と臭気の出口12を備え
たハウジング1と、このハウジング1に収容された脱臭
材2と、ハウジング1の入口11を臭気の発生源に接続
する接続チューブ3から構成されており、脱臭材2は珪
酸セラミックの多孔質焼成物に複合金属化合物を蒸着し
たものである。尚、31は本発明の脱臭フィルターを人
工肛門に取り付けるためのコネクタである。
【0007】ハウジング1は、通常、合成樹脂の例えば
ポリプロピレンやポリエチレン、ABS樹脂、硬質のポ
リ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネートなどで
形成されており、臭気の入口11はこれに接続チューブ
3を接続しやすいように管状に形成されている。臭気の
出口12は、臭気を含んだガスを脱臭して排出するため
の出口であり、図4ではハウジング1の壁に形成された
複数の孔になっている。臭気の出口12は、これが孔の
場合、ハウジング1の壁のどの部分に形成してもよい
が、図ではハウジング1の底部に形成されている。臭気
の出口12は臭気の入口11と同様の管状に形成しても
よい。
【0008】ハウジング1には脱臭材2が収容されてお
り、ハウジング1の臭気の入口11側および出口12側
には、図5に示すように、脱臭材2をハウジング1に収
容する際や移動中の振動などにより脱臭材2が破壊され
ることのないように、また、脱臭材2が顆粒状の場合そ
の一部がハウジング1の外に出ないように、パッド21
(濾紙あるいは、ポリスチレンフォームやポリエチレン
フォーム等の連続気泡プラスチックフォームで形成)が
詰められており、脱臭剤2をハウジング1内に柔らかく
保持している。
【0009】脱臭材2は珪酸セラミックの多孔質焼成物
に複合金属化合物を蒸着したものであり、通常、ハニカ
ム構造や細棒状、図5に示すような顆粒状などの表面積
の大きな形状に形成される。複合金属化合物としては、
数種類の重金属のハロゲン化物を複合したもの、あるい
は数種類の重金属の酸化物を複合したものが好ましく、
特にNi、Co、Cu、Znそれぞれのハロゲン化物を
複合したものあるいは、Ni、Co、Cu、Znそれぞ
れの酸化物を複合したもの、または、Ni、Co、Pt
それぞれのハロゲン化物を複合したものあるいは、N
i、Co、Ptそれぞれの酸化物を複合したものが好ま
しい。
【0010】〔実施例1〜4、比較例1〜6〕顆粒状
の、NiCl2 、CoCl2 、CuCl2 、ZnCl2
を複合したもの、NiCl2 、CoCl2 、PtCl2
を複合したもの、NiO、CoO、CuO、ZnOを複
合したもの、NiO、CoO、PtOを複合したもの、
NiCl2 、CoCl2 、CuCl2 、ZnCl2 、P
tCl2 それぞれの単独、活性炭をそれぞれ容積10ミ
リリットルのハウジングに収容してなる脱臭フィルター
を用意し、それぞれのフィルターをオストミー患者の人
工肛門に接続して脱臭効果を測定したところ表1のよう
な結果が得られた。実施例1〜4では実質的に完全に臭
気が取り除かれているのがわかる。
【0011】
【表1】
【0012】次に、本第2の発明の人工肛門について説
明する。図6〜7に示すように本発明の人工肛門は、ス
トーマの周りの皮膚に粘着されるフランジ42を備えた
ハウジング41(カップリングともいう)と、このハウ
ジング41に被着されるパウチ(バッグ)43を含んで
なる人工肛門本体4に、パウチ43の内部と連通するよ
うに本第1の発明の脱臭フィルターFを接続したもので
ある。ハウジング41の底面を形成するフランジ42の
外側には人工肛門本体4を皮膚に固定するための粘着剤
が塗布されており、フランジ42には使用時にストーマ
の形状に合わせて適当な大きさの孔45が形成される。
そして、パウチ43の上部(人工肛門を患者の皮膚に取
り付けた時に上になる部分)には脱臭フィルターFを接
続するためのコネクタ46が設けられている。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本第1の発明の脱臭フィルターを使用することによ
り、オストミー患者の人工肛門から排出される臭気を略
完全に脱臭することができる。また脱臭フィルターは珪
酸セラミックの多孔質焼成物に複合金属化合物を蒸着し
たものなので、脱気能の持続性がよく、しかも安価に提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1の発明の一実施例に係る脱臭フィルター
の平面図である。
【図2】図1のハウジング部分の側面図である。
【図3】図1のハウジング部分の正面図である。
【図4】図1のハウジング部分の底面図である。
【図5】図2のA−A線断面図である。
【図6】本第2の発明の人工肛門の平面図である。
【図7】図6に示す人工肛門本体の側断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 11 臭気の入口 12 臭気の出口 2 脱臭材 3 接続チューブ 4 人工肛門本体 41 ハウジング(カップリング) 42 フランジ 43 パウチ
フロントページの続き (72)発明者 池上 毅 大阪府箕面市西宿1丁目21番4号 フカイ 工業株式会社内 (72)発明者 菊池 敏博 大阪市北区本庄西3丁目9番3号 株式会 社ニッショー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 臭気の入口と出口を備えたハウジング
    と、該ハウジングに収容された脱臭材と、ハウジングの
    入口を臭気発生源に接続する接続チューブから構成され
    てなり、前記脱臭材が珪酸塩セラミックの多孔質焼成物
    に複合金属化合物を蒸着してなる脱臭フィルター。
  2. 【請求項2】 複合金属化合物が重金属のハロゲン化物
    の複合物である請求項1に記載の消臭フィルター。
  3. 【請求項3】 複合金属化合物が、Ni、Co、Cu、
    Znそれぞれのハロゲン化物の複合物である請求項2に
    記載の消臭フィルター。
  4. 【請求項4】 複合金属化合物が、Ni、Co、Ptそ
    れぞれのハロゲン化物の複合物である請求項2に記載の
    消臭フィルター。
  5. 【請求項5】 複合金属化合物が重金属の酸化物の複合
    物である請求項1に記載の消臭フィルター。
  6. 【請求項6】 複合金属化合物が、Ni、Co、Cu、
    Znそれぞれの酸化物の複合物である請求項5に記載の
    消臭フィルター。
  7. 【請求項7】 複合金属化合物が、Ni、Co、Ptそ
    れぞれの酸化物の複合物である請求項5に記載の消臭フ
    ィルター。
  8. 【請求項8】 ストーマの周りの皮膚に粘着されるフラ
    ンジを備えたハウジングと、該ハウジングに被着される
    パウチを含んでなる人工肛門に、パウチの内部と連通す
    るように請求項1の脱臭フィルターを接続してなる人工
    肛門。
JP18071494A 1994-07-08 1994-07-08 脱臭フィルターおよびこれを用いた人工肛門 Pending JPH0819562A (ja)

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