JPH08195762A - 自動車用多重通信制御システム - Google Patents

自動車用多重通信制御システム

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JPH08195762A
JPH08195762A JP7022190A JP2219095A JPH08195762A JP H08195762 A JPH08195762 A JP H08195762A JP 7022190 A JP7022190 A JP 7022190A JP 2219095 A JP2219095 A JP 2219095A JP H08195762 A JPH08195762 A JP H08195762A
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JP
Japan
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control
voltage value
cpu
abnormality
unit
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JP7022190A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Sone
利明 曽根
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Imasen Electric Industrial Co Ltd
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Imasen Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多重通信を制御するCPUに故障が発生して
も、被制御対象の制御を継続し得る自動車用多重通信制
御システムを提供する。 【構成】 マニュアルスイッチ制御部60のワッチドッ
ク回路64がCPU62の異常を検出したときに、ラッ
チ回路66により電圧値信号発生部67の電圧値信号に
切り換えて送出する。そして、モータ制御部70Aで
は、この電圧値信号をCPU72が検出し、A/D変換
器77及びデコーダ78によってのみモータMを制御さ
せる。従って、マニュアルスイッチ制御部60のCPU
回路62に異常が発生しても、マニュアルスイッチ制御
部60からの電圧値の制御信号によりモータMの制御を
継続することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用多重通信制御
システムに関し、特に、自動車で用いられる複数の制御
対象を多重通信により制御するシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車では、パワーシート、パワ
ーウインド、パワーチルトステアリング等多くの部材が
モータにより駆動されるようになっており、これに伴い
多数のモータの制御が必要となっている。このモータへ
の制御線(ワイヤハーネス)の数を減らすと共に、制御
線の断線等による事故を防止して信頼性を高めるため、
多重通信により信号を送る方法が種々提案されている。
例えば、パワーシートの各モータの制御信号を多重通信
で送る方法として、特開平4−207429号がある。
この方法では、車両がパーキング、ニュートラルで車速
が零の時のみパワーシート用のモータの駆動が行い得る
よう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動車用多重通信制御システムにおいては、制御側及び
被制御側の両方に通信機能及び制御機能を有するCPU
をそれぞれ配置し、各々のCPU間で時分割方式で信号
のやり取りを行うため、制御側のCPUの故障、或い
は、被制御側のCPUの故障により全く制御できなくな
る事態が発生する。例えば、パワーシートの各モータを
駆動する駆動装置(被制御側)と、これに指令を与える
制御装置(制御側)との間に多重通信を用いた場合に
は、いずれのCPUに故障が生じてもシート位置の調整
が行えないようになる。このため、シート下げた、或い
は、リクライニングを倒した状態で、CPUの故障が発
生すると、以降の運転が事実上不可能になることがあっ
た。
【0004】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、多重通
信を制御するCPUに故障が発生しても、被制御対象の
制御を継続し得る自動車用多重通信制御システムを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の自動車用多重通信制御システムでは、複
数の制御信号を電圧値としてそれぞれの制御線45、4
6、47、48を介して送出する送信部30と、指令情
報を第1CPU回路12により多重化し1本の信号線4
1を介し送出する指令部10と、前記指令部10からの
多重化された指令情報に応じて制御対象Mを制御する第
2CPU回路22と、前記送信部30からの電圧値によ
る制御信号に従い制御対象Mを制御する副制御部28
と、該第2CPU回路22の異常を検出する異常検出手
段24と、該第2CPU回路22と副制御部28との動
作を切り換える切り換え手段26と、からなる制御部2
0Aとを有し、前記制御部20Aにおいて、異常検出手
段24が第2CPU回路22の異常を検出したときに、
前記切り換え手段26が前記副制御部28によってのみ
制御対象Mを制御させるようにしたことを特徴とする。
【0006】また、請求項2の自動車用多重通信制御シ
ステムでは、請求項1において、前記制御部20Aに、
更に指令部10からの多重化された指令情報の異常を検
出する指令部異常検出手段22が備えられ、該指令部異
常検出手段22が指令部10の異常を検出したときに、
前記副制御部28によってのみ制御対象Mを制御させる
ようにしたことを特徴とする。
【0007】更に、請求項3の自動車用多重通信制御シ
ステムでは、請求項1又は2において、前記送信部30
が、パワーシートの複数の制御信号を電圧値としてそれ
ぞれの制御線45、46、47、48を介して送出し、
前記指令部10が、保持されている設定位置へパワーシ
ートを駆動するための指令情報を送出し、前記制御部2
0Aが、該制御信号又は該指令情報に従いパワーシート
駆動用のモータを駆動することを特徴とする。
【0008】上記の目的を達成するため、請求項4の自
動車用多重通信制御システムでは、複数の制御信号を電
圧値の信号に変換する電圧値信号発生手段67と、該電
圧値信号発生手段67により発生された電圧値信号を多
重信号に変換する第3CPU回路62と、該電圧値信号
発生手段67の電圧値信号と第3CPU回路62の多重
信号とを切り換えて1本の制御線91を介して送出する
第1切り換え手段66と、該第3CPU回路62の異常
を検出する第1異常検出手段64と、を有する送信部6
0と、指令情報を多重信号として送出する第1CPU回
路82を有する指令部80と、送信部60及び指令部8
0からの多重信号に応じて制御対象Mを制御する第2C
PU回路72と、送信部60からの電圧値信号を基に制
御対象Mを制御する副制御手段77、78と、第2CP
U回路72と副制御手段77、78とを切り換える第2
切り換え手段76と、電圧値信号が送られたことを検出
する電圧値信号検出手段72と、を有する制御部70A
とからなり、前記送信部60の前記第1異常検出手段6
4が第3CPU回路62の異常を検出したときに、前記
第1切り換え手段66が、電圧値信号発生手段67の電
圧値信号に切り換えて送出し、前記制御部70Aでは、
該電圧値信号を前記電圧値信号検出手段72が検出し、
副制御手段77、78によってのみ制御対象Mを制御さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0009】また、請求項5の自動車用多重通信制御シ
ステムでは、請求項4において、前記制御部70Aに
は、第2CPU回路72の異常を検出する第2異常検出
手段74が備えられ、該第2異常検出手段74が第2C
PU回路72の異常を検出したときに、第2切り換え手
段76が、副制御手段77、78によってのみ制御対象
Mを制御させるようにし、前記送信部60には、更に制
御部70Aの該第2CPU回路72から多重方式で送ら
れる信号の異常を検出する第2CPU異常検出手段62
が備えられ、該第2CPU異常検出手段62が第2CP
U回路72の異常を検出したときに、第1切り換え手段
66が電圧値信号発生手段67の電圧値信号に切り換え
て送出させるようにしたことを特徴とする請求項4の自
動車用多重通信制御システム。
【0010】更に、請求項6の自動車用多重通信制御シ
ステムでは、請求項4又は5において、前記送信部60
が、パワーシートの複数の制御信号を1本の制御線91
を介して送出し、前記指令部80が、保持されている設
定位置へパワーシートを駆動するための指令情報を送出
し、前記制御部70Aが、該制御信号又は該指令情報に
従いパワーシート駆動用のモータMを駆動することを特
徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の自動車用多重通信制御システムにお
いては、制御部20Aの異常検出手段24が第2CPU
回路22の異常を検出したときに、切り換え手段26
が、副制御部28により制御対象Mを制御させ、送信部
30からの電圧値の制御信号によってのみ制御対象Mを
動作させるようにするため、第2CPU回路22に異常
が発生しても、制御対象Mの制御を継続することができ
る。
【0012】また、請求項2の自動車用多重通信制御シ
ステムにおいては、指令部異常検出手段22が指令部1
0の異常を検出したときに、送信部30からの制御信号
によってのみ制御対象Mを制御するため、指令部10側
の第1CPU回路12に異常が発生しても、送信部30
からの制御信号により制御対象Mの制御を継続できる。
【0013】更に、請求項3の自動車用多重通信制御シ
ステムにおいては、制御部20Aの異常検出手段24が
第2CPU回路22の異常を検出したときに、切り換え
手段26が、副制御部28により制御対象Mを制御さ
せ、送信部30からの電圧値の制御信号によってのみパ
ワーシート駆動用モータMを動作させるようにするた
め、第2CPU回路22に異常が発生しても、パワーシ
ートを駆動することができる。
【0014】請求項4の自動車用多重通信制御システム
においては、送信部60の第1異常検出手段64が第3
CPU回路62の異常を検出したときに、第1切り換え
手段66が、電圧値信号発生手段67の電圧値信号に切
り換えて送出する。そして、制御部70Aでは、この電
圧値信号を電圧値信号検出手段72が検出し、副制御手
段77、78によってのみ制御対象Mを制御させるよう
にする。従って、送信部60の第3CPU回路62に異
常が発生しても、送信部60からの電圧値の制御信号に
より制御対象Mの制御を継続することができる。
【0015】また、請求項5の自動車用多重通信制御シ
ステムにおいては、制御部70Aの第2異常検出手段7
4が第2CPU回路72の異常を検出したときに、第2
切り換え手段76が、副制御手段77、78によっての
み制御対象Mを制御させるようにする。そして、送信部
60では、第2CPU異常検出手段62がこの第2CP
U回路72の異常を検出し、第1切り換え手段66に指
令を出し電圧値信号発生手段67の電圧値信号へ切り換
えて送出させる。このため、制御部70A側の第2CP
U回路72に異常が発生しても、送信部60からの制御
信号により制御対象Mの制御を継続することができる。
【0016】更に、請求項6の自動車用多重通信制御シ
ステムにおいては、送信部60の第3CPU回路62に
異常が発生しても、送信部60からの電圧値の制御信号
によりパワーシート駆動用モータMの制御を継続するこ
とができため、パワーシートの駆動が可能である。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例について図
を参照して説明する。図1は、本発明の自動車用多重通
信制御システムを具現化した第1実施例に係るパワーシ
ート装置の制御構成を示している。このパワーシート装
置では、自動車のダッシュボードに取り付けられたメモ
リスイッチ制御部10と、シートの側部に取り付けられ
たマニュアルスイッチ制御部30と、シートの底部に配
置されたモータ制御部20A、20B、20C、20D
とから構成されている。ここで、モータ制御部20Aは
シートのスライド量を調整し、モータ制御部20Bはシ
ートのリクライニング量を調整し、モータ制御部20C
はシートのFハイト(シート前部の高さ)量を調整し、
モータ制御部20DはシートのRハイト(シート後部の
高さ)量を調整するよう構成されている。図中では、モ
ータ制御部20Aの回路構成のみを示しているが、他の
モータ制御部20B、20C、20Dも同様に構成され
ている。
【0018】このパワーシート装置においては、運転者
が、ダッシュボードのスイッチP1、P2、P3のいず
れかを押すことにより、予め設定された位置にシートが
自動調整される。また、シート側部に配置された各スイ
ッチSW1〜SW4を個別に操作することにより、シー
トのスライド、リクライニング、Fハイト、Rハイトを
調整できるよう構成されている。
【0019】ここで、第1実施例のパワーシート装置の
各制御部について説明する。メモリスイッチ制御部10
は、スイッチP1、P2、P3、SEと、これらスイッ
チからの信号が入力されるCPU12と、該CPU12
の動作を監視するワッチドッグ回路14とから構成され
ている。該CPU12は、種々の制御動作を行うと共
に、制御線41を介して時分割による制御指令を送出
し、後述するモータ制御部20A、20B、20C、2
0Dの各CPU22と信号のやり取りを行うように構成
されている。
【0020】一方、マニュアルスイッチ制御部30は、
一方の端子が接地されたスイッチSW1、SW2、SW
3、SW4と、これらスイッチの他方の端子へ接続され
る抵抗R1、R2、R3、R4とから構成されている。
このマニュアルスイッチ制御部30のスイッチSW1
は、制御線45を介してモータ制御部20Aへ電圧値に
よるスライド用のモータMの制御信号を送り、スイッチ
SW2は、制御線46を介してモータ制御部20Bへ電
圧値によるリクライニング用のモータ(図示せず)の制
御信号を送り、スイッチSW3は、制御線47を介して
モータ制御部20Cへ電圧値によるFハイト用のモータ
(図示せず)の制御信号を送り、また、スイッチSW4
は、制御線48を介してモータ制御部20Dへ電圧値に
よるRハイト用のモータ(図示せず)の制御信号を送る
ように構成されている。
【0021】他方、モータ制御部20Aは、メモリスイ
ッチ制御部10のCPU12との信号のやり取りを行う
CPU22と、マニュアルスイッチ制御部30のスイッ
チSW1から電圧値の制御信号が入力される副制御部2
8とから主として構成されている。このCPU22に
は、該CPU22の動作を監視するワッチドッグ回路2
4と、ワッチドッグ回路24からの信号でラッチを行う
ラッチ回路26と、CPU22のH端子からの出力が入
力されるアンドゲートA2と、I端子からの出力が入力
されるアンドゲートA3とから構成されている。このア
ンドゲートA2の出力は、ノアゲートN1を介してリレ
ーRE1に入力され、スライド用のモータMを正転させ
シート(図示せず)を前向に移動させる。一方、このア
ンドゲートA3の出力は、ノアゲートN2を介してリレ
ーRE2に入力され、モータMを逆転させシートを後方
に移動させる。
【0022】マニュアルスイッチ制御部30のスイッチ
SW1から電圧値の制御信号が入力される副制御部28
は、5Vの電位を分圧する抵抗R5、R6、R7、R
8、R9からなる分圧回路と、この分圧された電圧が入
力されるコンパレータC1、C2と、コンパレータC2
の出力を反転するインバータI2と、コンパレータC1
の出力がインバータI1で反転されて入力されると共に
コンパレータC2の出力が入力されるアンドゲートA1
と、から構成されている。そして、該アンドゲートA1
の出力は、ノアゲートN1を介してリレーRE1に入力
され、スライド用のモータMを正転させシートを前向に
移動させる。他方、インバータI2の出力は、ノアゲー
トN2を介してリレーRE2に入力され、モータMを逆
転させシートを後方に移動させる。このアンドゲートA
1とインバータI2との出力は、CPU22へも加えら
れるようになっている。
【0023】ここで、上記副制御部28によるスライド
用のモータMの制御について、図1中の各点A、B、
C、D、E、F、Gにおけるレベルを示す図3を参照し
て説明する。スイッチSW1がオフの状態において、A
点において電位が5Vになっている。この5Vの電位が
コンパレータC1、C2に入力され、コンパレータC1
はハイの電位(5V)を出力(B点)し、コンパレータ
C2もハイの電位を出力(C点)する。このコンパレー
タC1のハイの電位がインバータI1で反転されロウと
なりアンドゲートA1に入力されると共に、コンパレー
タC2のハイの電位もアンドゲートA1に入力され、該
アンドゲートA1はロウ(0V)の電位を出力する(D
点)。他方、コンパレータC2のハイの電位はインバー
タI2で反転されロウとなる(E点)。アンドゲートA
1のロウの出力がノアゲートN1で反転されハイとなり
(F点)、インバータI2のロウの出力がノアゲートN
2で反転されハイとなり(G点)、ノアゲートN1、N
2の出力がいずれもハイであるためリレーRE1、RE
2は動作しない。
【0024】次に、シートを前方にスライドさせるため
にスイッチSW1が抵抗R1側の端子fへ切り換えられ
た際の動作について説明する。ここでは、副制御部28
の5Vの電圧が、抵抗R5と抵抗R1とで分圧され、
2.5Vの電位(A点)がコンパレータC1、C2に入
力される。これにより、コンパレータC1はロウの電位
を出力(B点)し、コンパレータC2はハイの電位を出
力(C点)する。このコンパレータC1のロウの電位が
インバータI1で反転されハイとなりアンドゲートA1
に入力されると共に、コンパレータC2のハイの電位が
アンドゲートA1に入力され、該アンドゲートA1はハ
イの電位を出力する(D点)。他方、コンパレータC2
のハイの電位はインバータI2で反転されロウとなる
(E点)。アンドゲートA1のハイの出力がノアゲート
N1で反転されロウとなり(F点)、インバータI2の
ロウの出力がノアゲートN2で反転されハイとなる(G
点)。このノアゲートN1からのロウ電位によりリレー
RE1がオンし、スライド用のモータMへの接点をa端
子側に切り替えることにより通電がなされ、該モータM
が正転することによりシートが前方へスライドされる。
【0025】ここで、シートを後方にスライドさせるた
めにスイッチSW1がアース側のg端子へ切り換えられ
た際の動作について説明する。ここでは、スイッチSW
1がg端子側に切り換えられることによりA点の電圧
が、0VとなりコンパレータC1、C2に入力される。
これにより、コンパレータC1、C2はロウの電位を出
力(B点、C点)する。このコンパレータC1のロウの
電位がインバータI1で反転されハイとなりアンドゲー
トA1に入力されると共に、コンパレータC2のロウの
電位がアンドゲートA1に入力され、該アンドゲートA
1はロウの電位を出力する(D点)。他方、コンパレー
タC2のロウの電位はインバータI2で反転されハイと
なる(E点)。アンドゲートA1のロウの出力がノアゲ
ートN1で反転されハイとなり(F点)、インバータI
2のハイの出力がノアゲートN2で反転されロウとなる
(G点)。このノアゲートN2からのロウ電位によりリ
レーRE2がオンし、スライド用のモータMへの接点を
b端子側に切り替えることにより通電がなされ、該モー
タMが逆転することによりシートが後方へスライドされ
る。同様に、スイッチSW2〜SW4の切り換えによ
り、モータ制御部20B〜20Dがシートのリクライニ
ング、Fハイト、Rハイトを調整する。なお、上述した
ようにアンドゲートA1とインバータI2との出力は、
CPU22へ加えられており、該CPU22は、この出
力とモータMに内蔵されたセンサ(図示せず)の信号を
基にスライド用のモータMの回転値(シートスライド位
置)を常に内蔵のメモリ(図示せず)に保持している。
【0026】引き続き、該パワーシート装置のメモリ機
能による動作について説明する。ここでは先ず、位置を
メモリに保持させる動作について述べる。運転者は、予
め上述したスイッチSW1〜SW4を切り換えて、所望
の位置にシートを調整しておく。このとき、上述したよ
うにモータ制御部20A〜20Dの各CPU22は、各
モータの回転値をメモリに保持している。次に、運転者
は、ダッシュボードの設定用のスイッチSEとスイッチ
P1とを同時に押す。この信号に応じて、メモリスイッ
チ制御部10のCPU12は、各モータ制御部20A〜
20DのCPU22へ、現在のモータの回転値をポジシ
ョン1として保持するように時分割の制御指令を送出
し、これに応じて、各CPU22は、この時の回転値を
ポジション1としてメモリに保持する。同様に、スイッ
チP2を押すことよりその時点でのシート位置がポジシ
ョン2として保持され、また、スイッチP3を押すこと
によりその時点でのシート位置がポジション3として保
持される。
【0027】次に、運転者が上記ポジション1にシート
を調整するため、スイッチP1を押し圧した際の動作に
ついて説明する。このスイッチP1からの入力に応じ
て、CPU12は、各モータ制御部20A〜20DのC
PU22へ、ポジション1として保持しているモータの
回転値までモータを回転させる時分割信号の制御指令を
送出し、これに応じて、各CPU22は、現在のモータ
の回転値から、ポジション1として保持しているモータ
の回転値まで回転させる回転数を演算し、これに応じて
H端子及びI端子からハイ、又は、ロウの制御信号を出
力し、モータMを回転させることにより、シートをポジ
ション1まで移動させる。なお、詳述しないが、時分割
通信を可能にするためメモリスイッチ制御部10のCP
U12からは、各モータ制御部20A〜20DのCPU
22へ信号が送られており、また、各モータ制御部20
A〜20DのCPU22からはCPU12への各種信号
(例えば、受信完了等)の通信制御用の信号が送られる
ようになっている。
【0028】引き続き、第1実施例のパワーシート装置
において、メモリイスッチ制御部10のCPU12、又
は、モータ制御部20AのCPU22に故障が発生した
際の動作について、CPU22の動作を示すフローチャ
ートを示す図2を参照して説明する。ここでは先ず、モ
ータ制御部20AのCPU22が暴走又は故障した際の
動作について述べる。CPU22が、暴走又は故障する
と、これを監視しているワッチドッグ回路24がリセッ
ト信号を該CPU22に出力すると共に、ラッチ回路2
6へ動作指令を送出する。ラッチ回路26は、バーQ端
子(図中にはQの上にバーが置かれているが、明細書中
では便宜上バーQとして参照する)からロウ信号をアン
ドゲートA2及びA3に加え、暴走しているCPU22
のH端子及びI端子からの出力が、モータMを制御する
リレーRE1及びRE2側へ送られることを直ちに禁止
する。これにより、該モータ制御部20Aは、メモリス
イッチ制御部10からの制御指令、即ち、上述したスイ
ッチP1〜P3の押し圧による各ポジションへのシート
調整は行い得なくなる。しかしながら、マニュアルスイ
ッチ制御部30のスイッチSW1〜SW4により、副制
御部28を介してモータMを制御できるため、シートの
移動は可能である。
【0029】一方、CPU22は、図2に示すステップ
11の判断を経て、ワッチドッグ回路24からのリセッ
ト信号が入力されたかの判断(ステップ13)がYes
となり、ステップ14へ進み、このリセット信号により
暴走状態から復帰したかを判断する。ここで、該CPU
22の復帰により(ステップ14がYes)、ステップ
15へ進み、ラッチ回路26へリセット信号を送出す
る。これに応じて、ラッチ回路26は、ハイ信号をアン
ドゲートA2及びA3に加え、CPU22のH端子及び
I端子からの出力によりモータMを制御できるようにす
る。他方、暴走ではなく故障等が発生し復帰できない場
合には(ステップ14がNo)、全ての処理を終了す
る。
【0030】次に、メモリスイッチ制御部10側のCP
U12が故障・暴走した場合の処理について説明する。
メモリスイッチ制御部10側のCPU12が故障する
と、適切な多重信号をモータ制御部20A側のCPU2
2へ送り得なくなる。CPU22は、多重信号を常に監
視しており(図2に示すステップ11)、この多重信号
の異常により該ステップ11がYesとなり、H端子及
びI端子からの出力を停止し(ステップ12)、以降C
PU22によるモータMの制御を行えないようにする。
この処理は、同様に各モータ制御部20B〜20Dで行
われる。これにより、該モータ制御部20Aは、上述し
た該CPU12側の故障と同様に、副制御部28からの
制御信号によってのみモータMを制御し、マニュアルス
イッチ制御部30のスイッチSW1〜SW4によるシー
トの移動は可能な状態を維持する。
【0031】この第1実施例では、マニュアルスイッチ
制御部30にCPUを配置しないため、廉価に構成でき
る。また、マニュアルスイッチ制御部30が、電位のオ
ン・オフではなく、5V.2.5V、0Vの電圧値の信
号を用いモータMの正転、逆転を制御するため、モータ
制御部20Bへの制御線46と、モータ制御部20Cへ
の制御線47と、モータ制御部20Dへの制御線48と
の3本の制御線が必要となる反面、電源線(+側)が不
要となるため、都合2本の制御線を増やすことにより時
分割多重によるデジタル信号と、電圧値によるアナログ
信号とを併送することが可能となる。
【0032】次に、本発明の自動車用多重通信制御シス
テムをパワーシート装置に適用した第2実施例について
図4を参照して説明する。なお、図1を参照して前述し
た第1実施例と同様な部材については、同一の参照符号
を用いると共に説明を省略する。この第2実施例のパワ
ーシート装置は、自動車のダッシュボードに取り付けら
れたメモリスイッチ制御部80と、シートの側部に取り
付けたマニュアルスイッチ制御部60と、シートの底部
に配設されられたモータ制御部70A、70B、70
C、70Dとから構成されている。ここで、モータ制御
部70Aはシートのスライド量を調整し、モータ制御部
70Bはシートのリクライニング量を調整し、モータ制
御部70CはシートのFハイト量を調整し、モータ制御
部70DはシートのRハイト量を調整する。図中で、モ
ータ制御部70Aの回路構成のみを示しているが、他の
モータ制御部70B、70C、70Dも同様に構成され
ている。
【0033】このパワーシート装置においては、運転者
が、ダッシュボードのスイッチP1、P2、P3を押す
ことにより、予め設定された位置にシートを自動調整す
る。また、シート側部に配置された各スイッチSW1〜
SW4が操作されると、これに応じてシートのスライ
ド、リクライニング、Fハイト、Rハイトを調整するよ
う構成されている。
【0034】ここで、パワーシート装置の各制御部につ
いて説明する。メモリスイッチ制御部80は、スイッチ
P1、P2、P3、SEと、これらスイッチからの信号
が入力されるCPU82と、該CPU82の動作を監視
するワッチドッグ回路84とから構成されている。該C
PU82は、種々の制御動作を行うと共に、制御線91
を介して時分割による制御信号を送出し、後述するモー
タ制御部70A、70B、70C、70Dの各CPUと
信号のやり取りを行う。このメモリスイッチ制御部80
によるポジション設定及び動作については前述した第1
実施例と略同様であるので説明を省略する。
【0035】一方、マニュアルスイッチ制御部60は、
スイッチSW1、SW2、SW3、SW4と、抵抗R1
1〜R18とから成る制御信号を電圧値の信号として発
生する電圧値信号発生部67と、CPU62とを有して
いる。該CPU62は、電圧値信号発生部67の電圧値
信号を時分割信号に変換して、1本の制御線91を介し
てモータ制御部70A〜70Dへ送信するように構成さ
れている。このCPU62には、この動作を監視するワ
ッチドッグ回路64と、該ワッチドッグ回路64からの
出力を計数するカウンタ回路65と、該カウンタ回路6
5からの出力をオアゲートO1を介して受けて、リレー
RE3を動作させるラッチ回路66とが備えられてい
る。該リレーRE3は、CPU62からの出力と、電圧
値信号発生部67からの出力とを切り換えるよう構成さ
れており、正常動作時にはCPU62からの出力を送出
させる。また、電圧値信号発生部67には、バッテリ
(図示せず)の電圧が8V以下になった際に該電圧値信
号発生部67の動作を停止させるコンパレータC3が備
えられている。
【0036】上記電圧値信号発生部67において、スイ
ッチSW1はモータ制御部70Aを制御してシートのス
ライド量を調整し、スイッチSW2はモータ制御部70
Bを制御してシートのリクライニング量を調整し、スイ
ッチSW3はモータ制御部70Cを制御してシートのF
ハイト量を調整し、また、スイッチSW4はモータ制御
部70Dを制御してシートのRハイト量を調整する。こ
こで、スイッチSW1を抵抗R11側のf端子に接続し
た状態(スライド前)で、5Vの電位が抵抗R10と該
抵抗R11とで分圧されたV1 の電位が、該電圧値信号
発生部67の電圧値信号として発生されるようになって
いる。同様に、スイッチSW1を抵抗R12側のg端子
に接続した状態(スライド後)でV2 が、スイッチSW
2を抵抗R13側のh端子に接続した状態(リクラ前)
でV3 が、スイッチSW2を抵抗R14側のi端子に接
続した状態(リクラ後)でV4 が、スイッチSW3を抵
抗R15側のj端子に接続した状態(Fハイト高)でV
5 が、スイッチSW3を抵抗R16側のk端子に接続し
た状態(Fハイト低)でV6 が、スイッチSW4を抵抗
R17側のm端子に接続した状態(Rハイト高)でV7
が、スイッチSW4を抵抗R18側のn端子に接続した
状態(Rハイト低)でV8 が、また、スイッチSW1〜
SW4を開放した状態で5Vの電位(電圧値信号)が、
電圧値信号発生部67の電圧値信号として発生されるよ
うになっている。
【0037】他方、モータ制御部70Aは、メモリスイ
ッチ制御部80のCPU82及びマニュアルスイッチ制
御部60のCPU62との信号のやり取りを行うCPU
72と、マニュアルスイッチ制御部60の電圧値信号発
生部67から電圧値の制御信号に基づきモータMを制御
するA/D変換器77及びデコーダ78とから構成され
ている。このCPU72には、該CPU72の動作を監
視するワッチドッグ回路74と、ワッチドッグ回路74
からの信号でラッチ動作を行うラッチ回路76と、CP
U72のP端子からの出力が入力されるアンドゲートA
2と、T端子からの出力が入力されるアンドゲートA3
とから構成されている。このアンドゲートA2の出力
は、ノアゲートN1を介してリレーRE1に入力され、
スライド用のモータMを正転させシート(図示せず)を
前向に移動させる。一方、アンドゲートA3の出力は、
ノアゲートN2を介してリレーRE2に入力され、該モ
ータMを逆転させシートを後方に移動させる。同様に、
デコーダ78の信号が、ノアゲートN1を介してリレー
RE1へ、また、ノアゲートN2を介してリレーRE2
に入力されモータMを制御するようになっている。
【0038】ここで、第2実施例のパワーシート動作に
ついて図5乃至図7を参照して説明する。ここで、図5
はモータ制御部70AのCPU72の処理を示すフロー
チャートであり、図6はマニュアルスイッチ制御部60
のCPU62の処理を示すフローチャートであり、図7
は図4に示す回路中のJ0〜Oの各点における電位を示
している。ここで先ず、正常時の動作について説明す
る。運転者が、各スイッチSW1〜SW4を押し圧する
ことにより、これに対応する上記電圧値信号がCPU6
2へ加えられる。該CPU62は、この電圧値信号をデ
ェジタル値に変換し、時分割の制御信号として各モータ
制御部70A〜70DのCPU72へ制御線91を介し
て送出する。各モータ制御部70A〜70DのCPU7
2は、この制御信号に応じてP端子及びT端子からロウ
又はハイの信号を出力し、モータMを回動してシート位
置を移動させる。
【0039】次に、マニュアルスイッチ制御部60のC
PU62に異常が発生した場合の動作について説明す
る。CPU62の暴走又は故障を検出すると、ワッチド
ッグ回路64がこれを検出して、該CPU62にリセッ
ト信号を与えると共に、カウンタ回路65に信号を出力
する。ここで、当該CPU62が復帰しない限り、この
動作をワッチドッグ回路64が繰り返す。カウンタ回路
65は、予め設定されている時間内に、ワッチドッグ回
路64からの信号が3回加えられると、出力をオアゲー
トO1を介してラッチ回路66へ加える。ラッチ回路6
6は、これに応じてリレーRE3をe端子側に切り換
え、電圧値信号発生部67からの電圧値信号を制御線9
1から送出させる。
【0040】他方、モータ制御部70AのCPU72
は、常に多重信号の状態を監視している(図5に示すス
テップ21)。ここで、電圧値信号が入力されると多重
信号の異常として(ステップ21がYes)、P端子及
びT端子からの出力を停止する(ステップ22)。
【0041】この状態における電圧値信号発生部67か
らの電圧値信号によるモータMの制御について、図4の
回路中のJ0〜Oの各点における電位を示す図7を参照
して説明する。全てのスイッチSW1〜SW4がオフに
されている状態で、I点における電位は5Vとなり、こ
れがA/D変換器77に加えられと、J0〜J3の全て
端子からハイの信号を出力する。デコーダ78は、これ
に応じてK端子からロウの信号を、また、M端子からロ
ウの信号を出力する。K端子からのロウの出力がノアゲ
ートN1で反転されハイとなり(N点)、M端子からの
ロウの出力がノアゲートN2で反転されハイとなる(O
点)。この信号によって、リレーRE1及びRE2は動
作しない。
【0042】ここで、シートを前方へスライドさせるた
めにスイッチSW1が抵抗R11側のf端子に接続され
た際の動作について説明する。ここで上述したようにI
点における電位はV1 となり、これがA/D変換器77
に加えられと、J0端子にロウ、J1端子にハイ、J2
端子にロウ、J3端子にロウの信号を出力する。デコー
ダ78は、これに応じてK端子からハイの信号を、M端
子からロウの信号を出力する。K端子からのハイの出力
がノアゲートN1で反転されロウとなり(N点)、M端
子からのロウの出力がノアゲートN2で反転されハイと
なる(O点)。このノアゲートN1からのロウ電位によ
りリレーRE1がオンし、スライド用のモータMへの接
点をa端子側に切り替えることにより該モータMへの通
電がなされ、該モータMを正転させることによりシート
を前方へスライドさせる。
【0043】引き続き、シートを後方へスライドさせる
ためにスイッチSW1が抵抗R12側のg端子に接続さ
れた際の動作について説明する。ここで上述したように
I点における電位はV2 となり、これがA/D変換器7
7に加えられると、J0端子にロウ、J1端子にロウ、
J2端子にハイ、J3端子にロウの信号を出力する。デ
コーダ78は、これに応じてK端子からロウを、M端子
からハイを出力する。K端子からのロウの出力がノアゲ
ートN1で反転されハイとなり(N点)、M端子からの
ハイの出力がノアゲートN2で反転されロウとなる(O
点)。このノアゲートN2からのロウ電位によりリレー
RE2がオンし、接点をb端子側に切り替えることによ
り、該モータMへの通電がなされ、該モータMを逆転さ
せることによりシートを後方へスライドさせる。
【0044】更に、シートのリクライニングを前方へ倒
すためスイッチSW2が抵抗R13側のh端子に接続さ
れると、上述したようにI端子における電位はV3 とな
るが、図7中に示すように、該モータ制御部70Aはモ
ータを動作させない。そして、このV3 の電圧値信号に
よりモータ制御部70Bが、図示しないモータを制御し
てリクライニングを前方へ倒す。
【0045】ここで、モータ制御部70A側のCPU7
2で暴走又は故障が発生した場合の動作について説明す
る。CPU72が暴走又は故障すると、これを監視して
いるワッチドッグ回路74がリセット信号をCPU72
に出力すると共に、ラッチ回路76へ動作指令を送出す
る。ラッチ回路76は、バーQ端子からロウ信号をアン
ドゲートA2及びA3に加え、暴走しているCPU72
のP端子及びT端子からの出力が、モータMを制御する
リレーRE1、RE2側へ送られることを直ちに禁止す
る。
【0046】一方、CPU72は、図5に示すステップ
21の判断を経て、ワッチドッグ回路74からのリセッ
ト信号が入力されたかの判断(ステップ23)がYes
となり、ステップ24へ進み、このリセット信号により
暴走状態から復帰したかを判断する。ここで、該CPU
72の復帰により(ステップ24がYes)、ステップ
25へ進み、ラッチ回路76のR端子へリセット信号を
送出する。これに応じて、ラッチ回路76は、ハイ信号
をアンドゲートA2及びA3に加え、CPU62のP端
子及びT端子からの出力がモータMを制御し得るように
する。他方、暴走ではなく故障等が発生し復帰できない
場合には(ステップ24がNo)、全ての処理を終了す
る。
【0047】このモータ制御部70A側のCPU72が
故障すると、適切な多重信号をマニュアルスイッチ制御
部60側のCPU62へ返送し得なくなる。該CPU6
2は、多重信号を常に監視しており(図6に示すステッ
プ31)、この多重信号の異常により該ステップ31が
Yesとなり、ラッチ回路66へオアゲートO1を介し
て信号を送出する(ステップ32)。ラッチ回路66
は、これに応じてリレーRE3をe端子側に切り換え、
電圧値信号発生部67からの電圧値信号を制御線91を
介し送出させるようにする。以降、この電圧値信号に基
づきモータ制御部70AのA/D変換器77及びデコー
ダ78が、モータMの制御を行う。なお、この処理は、
メモリスイッチ制御部80のCPU82が故障した場合
にも同様に進められる。
【0048】第2実施例においては、マニュアルスイッ
チ制御部60のCPU62、モータ制御部70A、70
B、70C、70DのCPU72、或いは、メモリスイ
ッチ制御部80のCPU82のいずれで故障が生じて
も、多重方式から電圧値のアナログ方式に切り換えて制
御信号を送ることができるので、スイッチSW1〜SW
4のマニュアル操作によりパワーシートを駆動すること
ができる。また、この第2実施例では、多重通信用の1
本の制御線に電圧値のアナログ信号を送るため、制御用
のハーネスを増やすことなく実施できる利点がある。
【0049】また、第2実施例においては、モータ制御
部70AのCPU72が暴走した際に、モータMの異常
回転を防止するため、ワッチドッグ回路76により直ち
に該CPU72の動作を停止するように構成した。そし
て、マニュアルスイッチ制御部60側では、CPU62
の暴走によってモータMの異常回転が発生するおそれが
低いため、カウンタ回路65によって、数回の異常検出
後に該CPU62の動作を停止するように構成した。し
かしながら、これは適宜設計できるものであり、例え
ば、モータ制御部70AのCPU72に、カウンタ回路
を設け数回の異常検出後に該CPU72を停止するよう
構成することも可能である。
【0050】以上説明した実施例においては、本発明の
自動車用多重通信制御システムをパワーシート装置に適
用する例について説明したが、本発明は、これに限定さ
れず、パワーウインドウ、サンルーフ、ルームミラー、
ドアミラー、ハンドルのチルト・テレスコピック等の制
御等にも用いることが可能であり、更に、自動車に限定
されず、航空機、列車、船舶等他の用途にも適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るパワーシート装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すモータ制御部のCPUの処理を示す
フローチャートである。
【図3】図1に示すパワーシート装置の各点における電
圧を示す図表である。
【図4】本発明の第2実施例に係るパワーシート装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示すモータ制御部のCPUの処理を示す
フローチャートである。
【図6】図4に示すマニュアルスイッチ制御部のCPU
の処理を示すフローチャートである。
【図7】図4に示すパワーシート装置の各点における電
圧を示す図表である。
【符号の説明】
10 メモリスイッチ制御部 12 CPU 20 モータ制御部 22 CPU 24 ワッチドッグ回路 26 ラッチ回路 30 マニュアルスイッチ制御部 70 モータ制御部 72 CPU 74 ワッチドッグ回路 76 ラッチ回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の制御信号を電圧値としてそれぞれ
    の制御線を介して送出する送信部と、 指令情報を第1CPU回路により多重化し1本の信号線
    を介し送出する指令部と、 前記指令部からの多重化された指令情報に応じて制御対
    象を制御する第2CPU回路と、前記送信部からの電圧
    値による制御信号に従い制御対象を制御する副制御部
    と、該第2CPU回路の異常を検出する異常検出手段
    と、該第2CPU回路と副制御部との動作を切り換える
    切り換え手段と、からなる制御部とを有し、 前記制御部において、異常検出手段が第2CPU回路の
    異常を検出したときに、前記切り換え手段が前記副制御
    部によってのみ制御対象を制御させるようにしたことを
    特徴とする自動車用多重通信制御システム。
  2. 【請求項2】 前記制御部に、更に指令部からの多重化
    された指令情報の異常を検出する指令部異常検出手段が
    備えられ、該指令部異常検出手段が指令部の異常を検出
    したときに、前記副制御部によってのみ制御対象を制御
    させるようにしたことを特徴とする請求項1の自動車用
    多重通信制御システム。
  3. 【請求項3】 前記送信部が、パワーシートの複数の制
    御信号を電圧値としてそれぞれの制御線を介して送出
    し、前記指令部が、保持されている設定位置へパワーシ
    ートを駆動するための指令情報を送出し、前記制御部
    が、該制御信号又は該指令情報に従いパワーシート駆動
    用のモータを駆動することを特徴とする請求項1又は2
    の自動車用多重通信制御システム。
  4. 【請求項4】 複数の制御信号を電圧値の信号に変換す
    る電圧値信号発生手段と、該電圧値信号発生手段により
    発生された電圧値信号を多重信号に変換する第3CPU
    回路と、該電圧値信号発生手段の電圧値信号と第3CP
    U回路の多重信号とを切り換えて1本の制御線を介して
    送出する第1切り換え手段と、該第3CPU回路の異常
    を検出する第1異常検出手段と、を有する送信部と、 指令情報を多重信号として送出する第1CPU回路を有
    する指令部と、 送信部及び指令部からの多重信号に応じて制御対象を制
    御する第2CPU回路と、送信部からの電圧値信号を基
    に制御対象を制御する副制御手段と、第2CPU回路と
    副制御手段とを切り換える第2切り換え手段と、電圧値
    信号が送られたことを検出する電圧値信号検出手段と、
    を有する制御部とからなり、 前記送信部の前記第1異常検出手段が第3CPU回路の
    異常を検出したときに、前記第1切り換え手段が、電圧
    値信号発生手段の電圧値信号に切り換えて送出し、 前記制御部では、該電圧値信号を前記電圧値信号検出手
    段が検出し、副制御手段によってのみ制御対象を制御さ
    せるようにしたことを特徴とする自動車用多重通信制御
    システム。
  5. 【請求項5】 前記制御部には、第2CPU回路の異常
    を検出する第2異常検出手段が備えられ、該第2異常検
    出手段が第2CPU回路の異常を検出したときに、第2
    切り換え手段が、副制御手段によってのみ制御対象を制
    御させるようにし、 前記送信部には、更に制御部の該第2CPU回路から多
    重方式で送られる信号の異常を検出する第2CPU異常
    検出手段が備えられ、該第2CPU異常検出手段が第2
    CPU回路の異常を検出したときに、第1切り換え手段
    が電圧値信号発生手段の電圧値信号に切り換えて送出さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項4の自動車用多
    重通信制御システム。
  6. 【請求項6】 前記送信部が、パワーシートの複数の制
    御信号を1本の制御線を介して送出し、前記指令部が、
    保持されている設定位置へパワーシートを駆動するため
    の指令情報を送出し、前記制御部が、該制御信号又は該
    指令情報に従いパワーシート駆動用のモータを駆動する
    ことを特徴とする請求項4又は5の自動車用多重通信制
    御システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7515975B2 (en) * 2005-12-15 2009-04-07 Honeywell Asca Inc. Technique for switching between controllers
CN112901767A (zh) * 2021-01-15 2021-06-04 浙江大学 一种用于汽车电子换挡器的功能安全电路及控制方法

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US7515975B2 (en) * 2005-12-15 2009-04-07 Honeywell Asca Inc. Technique for switching between controllers
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