JPH0819635B2 - 抄紙機用セラミツク体 - Google Patents
抄紙機用セラミツク体Info
- Publication number
- JPH0819635B2 JPH0819635B2 JP61284990A JP28499086A JPH0819635B2 JP H0819635 B2 JPH0819635 B2 JP H0819635B2 JP 61284990 A JP61284990 A JP 61284990A JP 28499086 A JP28499086 A JP 28499086A JP H0819635 B2 JPH0819635 B2 JP H0819635B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alumina
- ceramic body
- ceramic
- net
- paper machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野 本発明は製紙を行う抄網の支持部材、吸引部材、水切
り部材等を構成するセラミック体に関するものである。
り部材等を構成するセラミック体に関するものである。
従来から抄紙機における脱水装置、支持部材などは耐
摩耗性に優れ、抄網との摺動特性がすぐれたアルミナ
(Al2O3)セラミック体で構成されたものが多く使用さ
れている。このアルミナセラミック体としてはアルミナ
の純度が80〜99.5%のものが多く使用されていた。
摩耗性に優れ、抄網との摺動特性がすぐれたアルミナ
(Al2O3)セラミック体で構成されたものが多く使用さ
れている。このアルミナセラミック体としてはアルミナ
の純度が80〜99.5%のものが多く使用されていた。
しかし乍ら、このようなセラミック体としてのアルミ
ナの結晶粒径についてはほとんど考慮されず、もっぱら
表面粗さのみに注意が払われていた傾向があった。とこ
ろが、抄紙時におけるクレイが混入されたスラリー(パ
ルプ液)の存在のもとに抄網が高速度でセラミック体表
面を走行するため、極めて短時間に削り取られてしまい
初期におけるセラミック体の表面粗さは無関係となり、
その後の表面状態はセラミック体を成すアルミナ結晶粒
子の大きさ構造に依存しているといってもよく、在来の
アルミナセラミック製の抄網当接、支持部材におけるア
ルミナ結晶については何等考慮されておらず、その結
果、抄網を摩耗させる度合が大きく、抄網の寿命を短く
する要因をなしていた。
ナの結晶粒径についてはほとんど考慮されず、もっぱら
表面粗さのみに注意が払われていた傾向があった。とこ
ろが、抄紙時におけるクレイが混入されたスラリー(パ
ルプ液)の存在のもとに抄網が高速度でセラミック体表
面を走行するため、極めて短時間に削り取られてしまい
初期におけるセラミック体の表面粗さは無関係となり、
その後の表面状態はセラミック体を成すアルミナ結晶粒
子の大きさ構造に依存しているといってもよく、在来の
アルミナセラミック製の抄網当接、支持部材におけるア
ルミナ結晶については何等考慮されておらず、その結
果、抄網を摩耗させる度合が大きく、抄網の寿命を短く
する要因をなしていた。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記の如き問題点を解決するため、種々の実
験を繰り返して抄網に対する最少の摩耗をもたらすアル
ミナ結晶の粒径条件を探知し、そのような条件を備えた
ことによって抄網とのなじみが良く、長寿命をもたらす
ようにした。
験を繰り返して抄網に対する最少の摩耗をもたらすアル
ミナ結晶の粒径条件を探知し、そのような条件を備えた
ことによって抄網とのなじみが良く、長寿命をもたらす
ようにした。
第1図は各種の結晶粒径をもったアルミナセラミック
材cと抄網sとの摩耗の度合を調べる実験装置の概略図
を示し、円柱状をしたセラミック材製ローラcを回転さ
せるとともに該セラミック材製のローラcに対し抄網s
を摺接せしめスラリーを供給する実験を72時間行った後
の結果を第2表に示す。また、実験条件は第1表に示し
た通りである。
材cと抄網sとの摩耗の度合を調べる実験装置の概略図
を示し、円柱状をしたセラミック材製ローラcを回転さ
せるとともに該セラミック材製のローラcに対し抄網s
を摺接せしめスラリーを供給する実験を72時間行った後
の結果を第2表に示す。また、実験条件は第1表に示し
た通りである。
この場合、摺動実験に使用したアルミナセラミック材
cとして予め良好なる摺動性が確認されたアルミナ結晶
の最長径とこの最長径に直角方向の最長径を測定しその
平均値が20〜80μの範囲のものを実験対象とした。その
ような平均結晶粒子が少なくとも表面に存在する比率、
すなわち摺動面において脱落仕易い微結晶粒子との比率
と抄網sの摩耗の程度を測定したものである。
cとして予め良好なる摺動性が確認されたアルミナ結晶
の最長径とこの最長径に直角方向の最長径を測定しその
平均値が20〜80μの範囲のものを実験対象とした。その
ような平均結晶粒子が少なくとも表面に存在する比率、
すなわち摺動面において脱落仕易い微結晶粒子との比率
と抄網sの摩耗の程度を測定したものである。
この第2表における摩耗量は単位時間当りの抄網の重
量減少率で示し、また表面粗さはRmaxで示したものであ
る。第1図においてローラ型をしたセラミック部材cの
表面粗さはRmaxで示し、使用前は1.5sで第2表中の面粗
さは72時間使用後のものである。
量減少率で示し、また表面粗さはRmaxで示したものであ
る。第1図においてローラ型をしたセラミック部材cの
表面粗さはRmaxで示し、使用前は1.5sで第2表中の面粗
さは72時間使用後のものである。
この第2表に示した実験結果からセラミック摺動部材
として試料4,5のものがプラスチック、ブロンズ、クロ
ムメッキを施したものなどすべての抄網に対する摩耗度
合が小さいものであった。即ち、上記アルミナ結晶の平
均値が30μ以下、及び60μ以上の範囲のものにあって
は、各種抄網の摩耗量が少なく、かつセラミック摺動部
材自体の摩耗量も極めて小さいものであることを知見し
た。
として試料4,5のものがプラスチック、ブロンズ、クロ
ムメッキを施したものなどすべての抄網に対する摩耗度
合が小さいものであった。即ち、上記アルミナ結晶の平
均値が30μ以下、及び60μ以上の範囲のものにあって
は、各種抄網の摩耗量が少なく、かつセラミック摺動部
材自体の摩耗量も極めて小さいものであることを知見し
た。
また、第3表に示したように結晶の大きさが10〜80μ
であって、それらが表面上に露出している割合が80%以
下、すなわち70〜80%、60〜70%以下においては未成長
の結晶(小さい結晶)が多く存在するセラミック部材に
あっては、未成長結晶の脱落に起因して抄網の摩耗量、
及び使用後におけるセラミック部材の表面粗さも比較的
大きなものとなるなど抄紙機の抄網支持台等の構成には
不適であることが判る。なお、第3表ではプラスチック
製の抄網の摩耗量として単位時間当たりの重量減少量を
%で示したものである。
であって、それらが表面上に露出している割合が80%以
下、すなわち70〜80%、60〜70%以下においては未成長
の結晶(小さい結晶)が多く存在するセラミック部材に
あっては、未成長結晶の脱落に起因して抄網の摩耗量、
及び使用後におけるセラミック部材の表面粗さも比較的
大きなものとなるなど抄紙機の抄網支持台等の構成には
不適であることが判る。なお、第3表ではプラスチック
製の抄網の摩耗量として単位時間当たりの重量減少量を
%で示したものである。
以上の結果に基づき、いまアルミナ結晶の平均値が50
μで、その結晶が表面に80%の面積比で存在するアルミ
ナセラミックで大きさが50mm×50mm×15mmのものを複数
個用いて抄網支持台を製作し、プラスチック製、ブロン
ズ製の各抄網を適した抄紙機に実装して抄網の寿命測定
を行ったところ第3表の通りであった。この場合、パル
プ中に混入されているクレイは従来から摩耗の度合の最
も大きいものを用いた。
μで、その結晶が表面に80%の面積比で存在するアルミ
ナセラミックで大きさが50mm×50mm×15mmのものを複数
個用いて抄網支持台を製作し、プラスチック製、ブロン
ズ製の各抄網を適した抄紙機に実装して抄網の寿命測定
を行ったところ第3表の通りであった。この場合、パル
プ中に混入されているクレイは従来から摩耗の度合の最
も大きいものを用いた。
なお、この実装実験において本発明実施例によるアル
ミナセラミック製抄網支持台自体の摩耗は抄網の摺動し
たこん跡はほとんど認められない程度に平均的にわずか
に摩耗していた。これに対し従来品では摩耗こんがくっ
きりと生じ、摩耗の度合もかなり大きかった。
ミナセラミック製抄網支持台自体の摩耗は抄網の摺動し
たこん跡はほとんど認められない程度に平均的にわずか
に摩耗していた。これに対し従来品では摩耗こんがくっ
きりと生じ、摩耗の度合もかなり大きかった。
なお、本発明にかかる抄紙機用セラミック体の製法と
しては、精製し、整粒したアルミナ原料粉末をプレス成
型して所定の、例えば抄網支持台の形状となし、1450〜
1750℃酸化性雰囲気中にて焼成するが、上記アルミナ結
晶粒、及び面積比率をもつためには焼成温度、焼成時間
によって適宜調整する。
しては、精製し、整粒したアルミナ原料粉末をプレス成
型して所定の、例えば抄網支持台の形状となし、1450〜
1750℃酸化性雰囲気中にて焼成するが、上記アルミナ結
晶粒、及び面積比率をもつためには焼成温度、焼成時間
によって適宜調整する。
叙上のように本発明によれば結晶径30〜60μで少なく
とも表面における、それら結晶の占める割合が80%以上
のアルミナセラミック体で抄網支持台等を構成したこと
から、抄網を在来の6〜8倍の長寿命とすることができ
るため、抄網の摩耗、切断に伴う生産性や紙質の低下を
もたらすことなく、良質の紙を安価に製造することがで
きる。
とも表面における、それら結晶の占める割合が80%以上
のアルミナセラミック体で抄網支持台等を構成したこと
から、抄網を在来の6〜8倍の長寿命とすることができ
るため、抄網の摩耗、切断に伴う生産性や紙質の低下を
もたらすことなく、良質の紙を安価に製造することがで
きる。
第1図は本発明実施例による抄紙機用セラミック部材に
対する抄網の摩耗度を測定するための装置の概略側面図
である。 C:セラミック部材 S:抄網
対する抄網の摩耗度を測定するための装置の概略側面図
である。 C:セラミック部材 S:抄網
Claims (1)
- 【請求項1】抄網に当接し、該抄網を支持すべく平均大
きさが30〜60μの結晶が少なくとも表面上に面積比で80
%以上存在することを特徴とする抄紙機用セラミック
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61284990A JPH0819635B2 (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 | 抄紙機用セラミツク体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61284990A JPH0819635B2 (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 | 抄紙機用セラミツク体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63135588A JPS63135588A (ja) | 1988-06-07 |
| JPH0819635B2 true JPH0819635B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=17685712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61284990A Expired - Fee Related JPH0819635B2 (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 | 抄紙機用セラミツク体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0819635B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5493107A (en) * | 1977-12-27 | 1979-07-24 | Toshiba Ceramics Co | Supporting element for paper making machine |
-
1986
- 1986-11-28 JP JP61284990A patent/JPH0819635B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63135588A (ja) | 1988-06-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |