JPH08197247A - タンク円周溶接用裏ガス供給装置 - Google Patents
タンク円周溶接用裏ガス供給装置Info
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- JPH08197247A JPH08197247A JP677495A JP677495A JPH08197247A JP H08197247 A JPH08197247 A JP H08197247A JP 677495 A JP677495 A JP 677495A JP 677495 A JP677495 A JP 677495A JP H08197247 A JPH08197247 A JP H08197247A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 タンク1の鏡板3の軸芯部に吸着可能な吸着
部12と吸着状態でタンク軸芯に沿って延びる支持軸1
3とを有する取付手段11と、支持軸13に中央部が回
転自在に嵌合された伸縮可能なアーム21と、アーム2
1の一端に装着されるとともにタンク1内周に向けて開
口するガスカップ27と、ガスカップ27内に不活性ガ
スを供給する裏ガス供給手段32と、アーム21の他端
に装着された重錘34とを備えてなる。 【効果】 取付手段11の吸着部12を鏡板3に同芯状
に吸着させることにより簡単にセットすることができ、
ガスカップ27が常に溶接部に対向位置するので適正に
裏ガスを供給できる。
部12と吸着状態でタンク軸芯に沿って延びる支持軸1
3とを有する取付手段11と、支持軸13に中央部が回
転自在に嵌合された伸縮可能なアーム21と、アーム2
1の一端に装着されるとともにタンク1内周に向けて開
口するガスカップ27と、ガスカップ27内に不活性ガ
スを供給する裏ガス供給手段32と、アーム21の他端
に装着された重錘34とを備えてなる。 【効果】 取付手段11の吸着部12を鏡板3に同芯状
に吸着させることにより簡単にセットすることができ、
ガスカップ27が常に溶接部に対向位置するので適正に
裏ガスを供給できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品や各種薬品或いは
純水や蒸留水などの貯留用のタンクを製造する工程で、
円周溶接する際に溶接部にタンク内から裏ガスを供給す
るためのタンク円周溶接用裏ガス供給装置に関する。
純水や蒸留水などの貯留用のタンクを製造する工程で、
円周溶接する際に溶接部にタンク内から裏ガスを供給す
るためのタンク円周溶接用裏ガス供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タンクの製造に際しては、円筒体を予め
製造してこの円筒体と鏡板を仮付けした後円周溶接機に
設置し、溶接速度に同期させてタンクを回転させながら
タンクの上端位置で円周溶接を行なっている。
製造してこの円筒体と鏡板を仮付けした後円周溶接機に
設置し、溶接速度に同期させてタンクを回転させながら
タンクの上端位置で円周溶接を行なっている。
【0003】上記食品用などのステンレス製のタンクに
おいては、溶接時に酸化物が生成しないようにMIG溶
接を行なっているが、溶接部の裏側、即ちタンク内側が
大気に晒されていると酸化物が生成して裏波に巻き込ま
れる恐れがあり、後処理に大変な労力や時間を要すると
いう問題がある。このような問題を解消するために、小
型タンクの場合にはタンク内に不活性ガスを充填して溶
接を行なっており、大型タンクの場合には溶接部の裏側
に不活性ガス(裏ガスと称する)を供給しながら溶接を
行なっている。
おいては、溶接時に酸化物が生成しないようにMIG溶
接を行なっているが、溶接部の裏側、即ちタンク内側が
大気に晒されていると酸化物が生成して裏波に巻き込ま
れる恐れがあり、後処理に大変な労力や時間を要すると
いう問題がある。このような問題を解消するために、小
型タンクの場合にはタンク内に不活性ガスを充填して溶
接を行なっており、大型タンクの場合には溶接部の裏側
に不活性ガス(裏ガスと称する)を供給しながら溶接を
行なっている。
【0004】従来の溶接部に対する裏ガスの供給方法
は、図5に示すように、タンク41内に作業者40が入
り、不活性ガス源(図示せず)にガスホース42を介し
て接続されたガス吐出ノズル43を溶接部44の裏側に
向けることにより裏ガスを吹き付けていた。なお、51
はMIG溶接トーチ、52はタンク41を回転自在に支
持するターニングローラ、53は溶接速度に同期してタ
ンク41を回転駆動するポジショナである。
は、図5に示すように、タンク41内に作業者40が入
り、不活性ガス源(図示せず)にガスホース42を介し
て接続されたガス吐出ノズル43を溶接部44の裏側に
向けることにより裏ガスを吹き付けていた。なお、51
はMIG溶接トーチ、52はタンク41を回転自在に支
持するターニングローラ、53は溶接速度に同期してタ
ンク41を回転駆動するポジショナである。
【0005】また、図6に示すように、タンク41内に
作業者40が入らずに裏ガスを供給できる裏ガス供給装
置45も提案されている。この裏ガス供給装置45は、
タンク41外に固定設置した支持部46からタンク41
内に支持アーム47を延出してその先端に溶接部44に
向けて裏ガスを吹き付けるガス吐出ノズル48を装着
し、支持部46から反対側に延びた支持アーム47の基
端部にバランスウエイト49を取付けた構成とされてい
る。
作業者40が入らずに裏ガスを供給できる裏ガス供給装
置45も提案されている。この裏ガス供給装置45は、
タンク41外に固定設置した支持部46からタンク41
内に支持アーム47を延出してその先端に溶接部44に
向けて裏ガスを吹き付けるガス吐出ノズル48を装着
し、支持部46から反対側に延びた支持アーム47の基
端部にバランスウエイト49を取付けた構成とされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、タンク41
内に作業者40が入って裏ガスを供給する場合には、作
業者40は回転するタンク41内で同じ態勢で長時間作
業する必要があり、かつ不活性ガス濃度の高いタンク4
1内での作業となり、また溶接部44に適切に裏ガスを
供給するためには溶接光を見る必要があるため、悪い作
業環境での作業となるという問題があり、また動いてい
るタンク41内での作業であるために溶接部44に適切
に裏ガスを供給できず、溶接部44のトラブルの原因に
なる恐れがあり、また人件費も高くつくという問題があ
った。
内に作業者40が入って裏ガスを供給する場合には、作
業者40は回転するタンク41内で同じ態勢で長時間作
業する必要があり、かつ不活性ガス濃度の高いタンク4
1内での作業となり、また溶接部44に適切に裏ガスを
供給するためには溶接光を見る必要があるため、悪い作
業環境での作業となるという問題があり、また動いてい
るタンク41内での作業であるために溶接部44に適切
に裏ガスを供給できず、溶接部44のトラブルの原因に
なる恐れがあり、また人件費も高くつくという問題があ
った。
【0007】また、図5に示すような裏ガス供給装置4
5を用いる場合には、タンク41外に支持部46を固定
設置し、この支持部46から支持アーム47を延出して
ガス吐出ノズル48を適正位置にセットする必要があ
り、そのセットに時間がかかるという問題があり、また
時間をかけてセットしてもタンク41が回転すると裏ガ
ス供給位置が溶接部44に対してある程度位置ずれする
ことは避けられず、裏ガスが適切に供給されない箇所が
生じる等の問題があった。
5を用いる場合には、タンク41外に支持部46を固定
設置し、この支持部46から支持アーム47を延出して
ガス吐出ノズル48を適正位置にセットする必要があ
り、そのセットに時間がかかるという問題があり、また
時間をかけてセットしてもタンク41が回転すると裏ガ
ス供給位置が溶接部44に対してある程度位置ずれする
ことは避けられず、裏ガスが適切に供給されない箇所が
生じる等の問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、タン
ク内に簡単にセットでき、かつ溶接部に対して適正に裏
ガスを供給できるタンク円周溶接用裏ガス供給装置を提
案することを目的とする。
ク内に簡単にセットでき、かつ溶接部に対して適正に裏
ガスを供給できるタンク円周溶接用裏ガス供給装置を提
案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、図中の参照符号を付して示すならば、請求
項1にあっては、タンク1の鏡板3の軸芯部に吸着可能
な吸着部12と吸着状態でタンク軸芯に沿って延びる支
持軸13とを有する取付手段11と、支持軸13に中央
部が回転自在に嵌合された伸縮可能なアーム21と、ア
ーム21の一端に装着されるとともにタンク1内周に向
けて開口するガスカップ27と、ガスカップ27内に不
活性ガスを供給する裏ガス供給手段32と、アーム21
の他端に装着された重錘34とを備えてなる構成を採用
するものである。
に本発明は、図中の参照符号を付して示すならば、請求
項1にあっては、タンク1の鏡板3の軸芯部に吸着可能
な吸着部12と吸着状態でタンク軸芯に沿って延びる支
持軸13とを有する取付手段11と、支持軸13に中央
部が回転自在に嵌合された伸縮可能なアーム21と、ア
ーム21の一端に装着されるとともにタンク1内周に向
けて開口するガスカップ27と、ガスカップ27内に不
活性ガスを供給する裏ガス供給手段32と、アーム21
の他端に装着された重錘34とを備えてなる構成を採用
するものである。
【0010】また、請求項2にあっては、耐熱繊維から
成る遮蔽部材31をタンク1内周に接触するようにガス
カップ27の開口縁から突出させてなる請求項1に記載
の構成を採用するものである。
成る遮蔽部材31をタンク1内周に接触するようにガス
カップ27の開口縁から突出させてなる請求項1に記載
の構成を採用するものである。
【0011】また、請求項3にあっては、ガスカップ2
7をタンク1内周に向けて移動付勢する手段29を設け
てなる請求項1に記載の構成を採用するものである。
7をタンク1内周に向けて移動付勢する手段29を設け
てなる請求項1に記載の構成を採用するものである。
【0012】また、請求項4にあっては、アーム21を
支持軸13の任意の位置に位置決めする手段19を設け
てなる請求項1に記載の構成を採用するものである。
支持軸13の任意の位置に位置決めする手段19を設け
てなる請求項1に記載の構成を採用するものである。
【0013】また、請求項5にあっては、吸着部12
は、円板14とその外周部に装着されたシール用パッド
15から成り、円板14の軸芯部に形成した吸引穴16
を中空軸から成る支持軸13を介して真空源に接続可能
に構成してなる請求項1に記載の構成を採用するもので
ある。
は、円板14とその外周部に装着されたシール用パッド
15から成り、円板14の軸芯部に形成した吸引穴16
を中空軸から成る支持軸13を介して真空源に接続可能
に構成してなる請求項1に記載の構成を採用するもので
ある。
【0014】
【作用】本発明の請求項1にあっては、取付手段11の
吸着部12を鏡板3に同芯状に吸着させ、支持軸13に
アーム21の中央部を嵌合し、アーム21を伸縮調整し
てその一端のガスカップ27をタンク1上端内周の溶接
部の直下に近接位置させるだけでセットが完了し、タン
ク1を溶接速度に同期して回転させると、支持軸13は
回転するがアーム21はその中央部が回転自在に嵌合し
ているので重錘34によってその姿勢を保持し、ガスカ
ップ27は常に溶接部の裏面に対向した位置に保持さ
れ、ガスカップ27内に不活性ガスを供給することによ
り、溶接部に対して適切に裏ガスを供給することができ
る。
吸着部12を鏡板3に同芯状に吸着させ、支持軸13に
アーム21の中央部を嵌合し、アーム21を伸縮調整し
てその一端のガスカップ27をタンク1上端内周の溶接
部の直下に近接位置させるだけでセットが完了し、タン
ク1を溶接速度に同期して回転させると、支持軸13は
回転するがアーム21はその中央部が回転自在に嵌合し
ているので重錘34によってその姿勢を保持し、ガスカ
ップ27は常に溶接部の裏面に対向した位置に保持さ
れ、ガスカップ27内に不活性ガスを供給することによ
り、溶接部に対して適切に裏ガスを供給することができ
る。
【0015】請求項2にあっては、耐熱繊維から成る遮
蔽部材31がタンク1内周に接触することにより、ガス
カップ27内とタンク1内周で囲まれた空間を、適当量
の不活性ガスの流出を許しながら外部に対して閉鎖した
空間とすることができ、溶接部の裏面を確実に不活性ガ
ス雰囲気にしながら不活性ガスを節約でき、かつ溶接部
の裏面に適当な一定の背圧を付与することができるの
で、綺麗で均一な裏波を形成することができる。
蔽部材31がタンク1内周に接触することにより、ガス
カップ27内とタンク1内周で囲まれた空間を、適当量
の不活性ガスの流出を許しながら外部に対して閉鎖した
空間とすることができ、溶接部の裏面を確実に不活性ガ
ス雰囲気にしながら不活性ガスを節約でき、かつ溶接部
の裏面に適当な一定の背圧を付与することができるの
で、綺麗で均一な裏波を形成することができる。
【0016】請求項3にあっては、ガスカップ27をタ
ンク1内周に向けて移動付勢するようにしているので、
取付手段11をタンク1の軸芯に対して多少偏芯して取
付けていても常にガスカップ27の開口縁をタンク1内
周に接触させることができ、溶接部に対する裏ガスの供
給状態を常に適正にすることができる。
ンク1内周に向けて移動付勢するようにしているので、
取付手段11をタンク1の軸芯に対して多少偏芯して取
付けていても常にガスカップ27の開口縁をタンク1内
周に接触させることができ、溶接部に対する裏ガスの供
給状態を常に適正にすることができる。
【0017】請求項4にあっては、アーム21を支持軸
13の任意の位置に位置決めできるので、タンク1軸芯
方向に溶接部の位置が変化しても同じ装置によって簡単
に対応することができる。
13の任意の位置に位置決めできるので、タンク1軸芯
方向に溶接部の位置が変化しても同じ装置によって簡単
に対応することができる。
【0018】請求項5にあっては、支持軸13の先端に
真空源を接続することにより円板14を鏡板3に真空吸
着させることができ、取付手段11を簡単な作業で強固
に取付けることができかつ真空ホースがアーム21と干
渉するようなこともない。
真空源を接続することにより円板14を鏡板3に真空吸
着させることができ、取付手段11を簡単な作業で強固
に取付けることができかつ真空ホースがアーム21と干
渉するようなこともない。
【0019】
【実施例】以下、本発明のタンク円周溶接用裏ガス供給
装置の一実施例について、図1〜図4を参照しながら説
明する。
装置の一実施例について、図1〜図4を参照しながら説
明する。
【0020】まず、タンクの円周溶接機の全体構成につ
いて、図3、図4を参照して説明する。1は溶接すべき
タンクであり、同芯状に接続された1又は複数の円筒体
2とその両端を閉鎖する鏡板3とが仮付けされた状態で
円周溶接機4に搬入される。5はタンク1を円周溶接す
るMIG溶接トーチであり、マニピュレータ6にて所定
位置にセットされる。7はタンク1を回転自在に支持す
るターニングローラ、8は溶接速度に同期してタンク1
を回転させるポジショナである。9はポジショナ8とタ
ンク1の連結金具である。
いて、図3、図4を参照して説明する。1は溶接すべき
タンクであり、同芯状に接続された1又は複数の円筒体
2とその両端を閉鎖する鏡板3とが仮付けされた状態で
円周溶接機4に搬入される。5はタンク1を円周溶接す
るMIG溶接トーチであり、マニピュレータ6にて所定
位置にセットされる。7はタンク1を回転自在に支持す
るターニングローラ、8は溶接速度に同期してタンク1
を回転させるポジショナである。9はポジショナ8とタ
ンク1の連結金具である。
【0021】次に、溶接トーチ5によるMIG溶接時
に、溶接部の裏側に対して裏ガスとしてのアルゴンガス
を供給する裏ガス供給装置10について、図1、図2を
参照して説明する。11は取付手段であり、鏡板3の軸
芯部に吸着可能な吸着部12と、その中心位置から垂直
に延出され、吸着部12の吸着状態でタンク1の軸芯に
沿って延びる支持軸13とを有している。吸着部12
は、円板14とその外周部に装着されたシール用の環状
のゴムパッド15から成り、円板14の軸芯部には吸引
穴16が形成されている。また、支持軸13は中空軸か
ら成り、その中空部13aが吸引穴16に連通してお
り、かつ支持軸13の他端には真空ポンプ(図示せず)
に接続された真空ホース18との接続金具17が装着さ
れている。
に、溶接部の裏側に対して裏ガスとしてのアルゴンガス
を供給する裏ガス供給装置10について、図1、図2を
参照して説明する。11は取付手段であり、鏡板3の軸
芯部に吸着可能な吸着部12と、その中心位置から垂直
に延出され、吸着部12の吸着状態でタンク1の軸芯に
沿って延びる支持軸13とを有している。吸着部12
は、円板14とその外周部に装着されたシール用の環状
のゴムパッド15から成り、円板14の軸芯部には吸引
穴16が形成されている。また、支持軸13は中空軸か
ら成り、その中空部13aが吸引穴16に連通してお
り、かつ支持軸13の他端には真空ポンプ(図示せず)
に接続された真空ホース18との接続金具17が装着さ
れている。
【0022】支持軸13には、タンク1の直径方向に延
びる中空のアーム21の中央部に設けられたボス部20
が回転自在に嵌合されている。ボス部20の両側には、
ポリテトラフルオルエチレンなどの摩擦係数の小さい合
成樹脂板から成るスラスト軸受22を介して位置決めカ
ラー19が支持軸13に嵌合させて配置されるとともに
止めねじ19aにて支持軸13に固定されている。ボス
部20の内周にはベアリング23が装着され、止め輪2
4にて固定されている。
びる中空のアーム21の中央部に設けられたボス部20
が回転自在に嵌合されている。ボス部20の両側には、
ポリテトラフルオルエチレンなどの摩擦係数の小さい合
成樹脂板から成るスラスト軸受22を介して位置決めカ
ラー19が支持軸13に嵌合させて配置されるとともに
止めねじ19aにて支持軸13に固定されている。ボス
部20の内周にはベアリング23が装着され、止め輪2
4にて固定されている。
【0023】アーム21の両端部にはそれぞれ出退可能
に出退ロッド25、26が設けられ、止めねじ21aに
て任意の突出量で固定可能に構成されている。一方の出
退ロッド25の先端部にタンク1の内周に向けて開口す
るガスカップ27が突出付勢されて装着されている。詳
細に説明すると、出退ロッド25の先端近傍にねじ部2
5aが設けられるとともに、それより先端部には小径部
25bが形成され、この小径部25bにガスカップ27
の底面から垂下された筒部27aが摺動自在に外嵌され
ている。また、ねじ部25aにはばね受け皿28が位置
調整可能に螺合されるとともにガスカップ27の底面と
ばね受け皿28の間に圧縮ばね29が介装され、さらに
小径部25bの軸端にはガスカップ27を抜け止めする
止めボルト30が螺着されている。
に出退ロッド25、26が設けられ、止めねじ21aに
て任意の突出量で固定可能に構成されている。一方の出
退ロッド25の先端部にタンク1の内周に向けて開口す
るガスカップ27が突出付勢されて装着されている。詳
細に説明すると、出退ロッド25の先端近傍にねじ部2
5aが設けられるとともに、それより先端部には小径部
25bが形成され、この小径部25bにガスカップ27
の底面から垂下された筒部27aが摺動自在に外嵌され
ている。また、ねじ部25aにはばね受け皿28が位置
調整可能に螺合されるとともにガスカップ27の底面と
ばね受け皿28の間に圧縮ばね29が介装され、さらに
小径部25bの軸端にはガスカップ27を抜け止めする
止めボルト30が螺着されている。
【0024】ガスカップ27の周壁は環状空間27bを
形成する二重壁構造とされ、その環状空間27b内に石
綿などの耐熱繊維からなる遮蔽部材31が装着され、こ
の遮蔽部材31はガスカップ27の開口縁部から突出
し、タンク1内周に接触するように構成されている。ま
た、ガスカップ27には、その内部空間にアルゴンガス
を導入するためのガス導入金具32が取付けられてお
り、アルゴンガスボンベ(図示せず)に接続されたガス
ホース33が接続されている。
形成する二重壁構造とされ、その環状空間27b内に石
綿などの耐熱繊維からなる遮蔽部材31が装着され、こ
の遮蔽部材31はガスカップ27の開口縁部から突出
し、タンク1内周に接触するように構成されている。ま
た、ガスカップ27には、その内部空間にアルゴンガス
を導入するためのガス導入金具32が取付けられてお
り、アルゴンガスボンベ(図示せず)に接続されたガス
ホース33が接続されている。
【0025】他方の出退ロッド26の先端部には、重力
によってアーム20を常に垂直姿勢に保持するための重
錘34が取付けられている。
によってアーム20を常に垂直姿勢に保持するための重
錘34が取付けられている。
【0026】以上の構成において、タンク1の製造に際
しては、円筒体2を予め製造してこの円筒体2と鏡板3
を仮付けした後、図3、図4に示すように、仮付けした
タンク1を円周溶接機4のターニングローラ7上に設置
して回転自在に支持するとともに、溶接速度に同期して
タンク1を回転させるポジショナ8との芯出しを行なっ
た後、タンク1の一端の鏡板3の軸芯部とポジショナ8
を連結金具9にて連結する。また、MIG溶接トーチ5
をタンク1の溶接箇所の上端に対向位置するようにマニ
ピュレータ6にてセットする。
しては、円筒体2を予め製造してこの円筒体2と鏡板3
を仮付けした後、図3、図4に示すように、仮付けした
タンク1を円周溶接機4のターニングローラ7上に設置
して回転自在に支持するとともに、溶接速度に同期して
タンク1を回転させるポジショナ8との芯出しを行なっ
た後、タンク1の一端の鏡板3の軸芯部とポジショナ8
を連結金具9にて連結する。また、MIG溶接トーチ5
をタンク1の溶接箇所の上端に対向位置するようにマニ
ピュレータ6にてセットする。
【0027】次に、裏ガス供給装置10を取付手段11
とアーム21に分解した状態でタンク1の鏡板3に設け
られたマンホール等からタンク1内に挿入し、作業者も
マンホールからタンク1内に入る。次に、支持軸13の
他端を真空ポンプに接続した後取付手段11の吸着部1
2を鏡板3に同芯状に位置させて真空吸引し、吸着部1
2を鏡板3に真空吸着させて取付手段11を取付ける。
次に、支持軸13に位置決めカラー19及びアーム21
の中央部のボス部20を嵌合し、アーム21のタンク軸
芯方向の位置を決めて位置決めカラー19を止めねじ1
9aにて固定し、またアーム21から出退ロッド25を
出退させてガスカップ27が圧縮ばね29の付勢力にて
タンク1に比較的小さな力で圧接するように調整する。
また、出退ロッド26を他の部材と干渉しない範囲でで
きるだけ長く突出させて重錘34によるアーム21の鉛
直保持モーメントができるだけ大きくなるようにする。
次に、ガス導入金具32にガスホース33を接続し、ア
ルゴンガスをガスカップ27内に導入可能にする。以上
のような簡単な作業で裏ガス供給装置10のセットは完
了し、作業者はタンク1外に出る。
とアーム21に分解した状態でタンク1の鏡板3に設け
られたマンホール等からタンク1内に挿入し、作業者も
マンホールからタンク1内に入る。次に、支持軸13の
他端を真空ポンプに接続した後取付手段11の吸着部1
2を鏡板3に同芯状に位置させて真空吸引し、吸着部1
2を鏡板3に真空吸着させて取付手段11を取付ける。
次に、支持軸13に位置決めカラー19及びアーム21
の中央部のボス部20を嵌合し、アーム21のタンク軸
芯方向の位置を決めて位置決めカラー19を止めねじ1
9aにて固定し、またアーム21から出退ロッド25を
出退させてガスカップ27が圧縮ばね29の付勢力にて
タンク1に比較的小さな力で圧接するように調整する。
また、出退ロッド26を他の部材と干渉しない範囲でで
きるだけ長く突出させて重錘34によるアーム21の鉛
直保持モーメントができるだけ大きくなるようにする。
次に、ガス導入金具32にガスホース33を接続し、ア
ルゴンガスをガスカップ27内に導入可能にする。以上
のような簡単な作業で裏ガス供給装置10のセットは完
了し、作業者はタンク1外に出る。
【0028】以上によりセットが完了すると、タンク1
内のガスカップ27にアルゴンガスを供給するとともに
溶接トーチ5を作動させ、その溶接速度に同期してポジ
ショナ8にてタンク1を回転させてMIG溶接による円
周溶接を行なう。
内のガスカップ27にアルゴンガスを供給するとともに
溶接トーチ5を作動させ、その溶接速度に同期してポジ
ショナ8にてタンク1を回転させてMIG溶接による円
周溶接を行なう。
【0029】この円周溶接の間、タンク1内の裏ガス供
給装置10においては、タンク1の回転に伴って支持軸
13は回転するがアーム21はその中央部が回転自在に
嵌合しているので重錘34によってその姿勢を保持し、
ガスカップ27が常に溶接部35の裏面に対向した位置
に保持され、ガスカップ27内に供給されたアルゴンガ
スが溶接部35に対する裏ガスとして適切に作用する。
給装置10においては、タンク1の回転に伴って支持軸
13は回転するがアーム21はその中央部が回転自在に
嵌合しているので重錘34によってその姿勢を保持し、
ガスカップ27が常に溶接部35の裏面に対向した位置
に保持され、ガスカップ27内に供給されたアルゴンガ
スが溶接部35に対する裏ガスとして適切に作用する。
【0030】また、耐熱繊維から成る遮蔽部材31がタ
ンク1内周に接触することにより、ガスカップ27内と
タンク1内周で囲まれた空間が、適当量のアルゴンガス
の流出は許しながら外部に対して閉鎖した空間となり、
溶接部35の裏面を確実に不活性ガス雰囲気にしながら
高価なアルゴンガスを節約でき、かつ溶接部35の裏面
に適当な一定の背圧を付与することができるので、綺麗
で均一な裏波を形成することができる。
ンク1内周に接触することにより、ガスカップ27内と
タンク1内周で囲まれた空間が、適当量のアルゴンガス
の流出は許しながら外部に対して閉鎖した空間となり、
溶接部35の裏面を確実に不活性ガス雰囲気にしながら
高価なアルゴンガスを節約でき、かつ溶接部35の裏面
に適当な一定の背圧を付与することができるので、綺麗
で均一な裏波を形成することができる。
【0031】また、圧縮ばね29にてガスカップ27を
タンク1内周に向けて移動付勢しているので、取付手段
11をタンク1の軸芯に対して多少偏芯して取付けてい
ても常にガスカップ27開口縁の遮蔽部材31をタンク
1内周に確実に接触させることができ、溶接部35の裏
面に対する裏ガスの供給状態を常に適正にすることがで
きる。
タンク1内周に向けて移動付勢しているので、取付手段
11をタンク1の軸芯に対して多少偏芯して取付けてい
ても常にガスカップ27開口縁の遮蔽部材31をタンク
1内周に確実に接触させることができ、溶接部35の裏
面に対する裏ガスの供給状態を常に適正にすることがで
きる。
【0032】上記実施例では、真空吸着方式の吸着部1
2としたが、電磁石や永久磁石を用いた吸着部としても
よい。また、遮蔽部材31として石綿を用いたが、耐熱
性のグラスウールやその他の耐熱性繊維から成るものを
用いることができる。
2としたが、電磁石や永久磁石を用いた吸着部としても
よい。また、遮蔽部材31として石綿を用いたが、耐熱
性のグラスウールやその他の耐熱性繊維から成るものを
用いることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、取付手段の
吸着部を鏡板に同芯状に吸着させ、支持軸にアームの中
央部を嵌合し、アームを伸縮調整してその一端のガスカ
ップをタンク上端内周の溶接部の直下に近接位置させる
だけの簡単な作業でセットを完了でき、またタンクを溶
接速度に同期して回転させると、支持軸は回転するがア
ームは重錘によってその姿勢を保持し、ガスカップが常
に溶接部の裏面に対向した位置に保持されるので、ガス
カップ内に不活性ガスを供給することによって溶接部に
対して適切に裏ガスを供給することができる。
吸着部を鏡板に同芯状に吸着させ、支持軸にアームの中
央部を嵌合し、アームを伸縮調整してその一端のガスカ
ップをタンク上端内周の溶接部の直下に近接位置させる
だけの簡単な作業でセットを完了でき、またタンクを溶
接速度に同期して回転させると、支持軸は回転するがア
ームは重錘によってその姿勢を保持し、ガスカップが常
に溶接部の裏面に対向した位置に保持されるので、ガス
カップ内に不活性ガスを供給することによって溶接部に
対して適切に裏ガスを供給することができる。
【0034】請求項2によれば、耐熱繊維から成る遮蔽
部材がタンク内周に接触することにより、ガスカップ内
とタンク内周との間の空間を、適当量の不活性ガスの流
出を許しながら外部に対して閉鎖した空間とすることが
でき、溶接部の裏面を確実に不活性ガス雰囲気にしなが
ら不活性ガスを節約でき、かつ溶接部の裏面に適当な一
定の背圧を付与することができるので、綺麗で均一な裏
波を形成することができる。
部材がタンク内周に接触することにより、ガスカップ内
とタンク内周との間の空間を、適当量の不活性ガスの流
出を許しながら外部に対して閉鎖した空間とすることが
でき、溶接部の裏面を確実に不活性ガス雰囲気にしなが
ら不活性ガスを節約でき、かつ溶接部の裏面に適当な一
定の背圧を付与することができるので、綺麗で均一な裏
波を形成することができる。
【0035】請求項3によれば、ガスカップをタンク内
周に向けて移動付勢するようにしているので、取付手段
をタンクの軸芯に対して多少偏芯して取付けていても常
にガスカップの開口縁をタンク内周に接触させることが
でき、溶接部の裏面に対する裏ガスの供給状態を常に適
正にすることができる。
周に向けて移動付勢するようにしているので、取付手段
をタンクの軸芯に対して多少偏芯して取付けていても常
にガスカップの開口縁をタンク内周に接触させることが
でき、溶接部の裏面に対する裏ガスの供給状態を常に適
正にすることができる。
【0036】請求項4によれば、アームを支持軸の任意
の位置に位置決めできるので、タンク軸芯方向に溶接部
の位置が変化しても同じ装置によって簡単に対応するこ
とができる。
の位置に位置決めできるので、タンク軸芯方向に溶接部
の位置が変化しても同じ装置によって簡単に対応するこ
とができる。
【0037】請求項5によれば、支持軸の先端に真空源
を接続することにより円板を鏡板に真空吸着させること
ができ、取付手段を簡単な作業で強固に取付けることが
でき、かつ真空ホースがアームと干渉するようなことも
ない。
を接続することにより円板を鏡板に真空吸着させること
ができ、取付手段を簡単な作業で強固に取付けることが
でき、かつ真空ホースがアームと干渉するようなことも
ない。
【図1】本発明の一実施例におけるタンク円周溶接用裏
ガス供給装置の要部構成を上半部を縦断して示した正面
図である。
ガス供給装置の要部構成を上半部を縦断して示した正面
図である。
【図2】同実施例のガスカップの図1におけるII−II矢
視平面図である。
視平面図である。
【図3】同実施例におけるタンク円周溶接装置の正面図
である。
である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】従来例におけるタンク円周溶接用裏ガスの供給
方法の概略構成図である。
方法の概略構成図である。
【図6】他の従来例におけるタンク円周溶接用裏ガス供
給装置の概略構成図である。
給装置の概略構成図である。
1 タンク 3 鏡板 10 裏ガス供給装置 11 取付手段 12 吸着部 13 支持軸 14 円板 15 ゴムパッド 16 吸引穴 19 位置決めカラー 21 アーム 27 ガスカップ 29 圧縮ばね 31 遮蔽部材 32 ガス導入金具 34 重錘
Claims (5)
- 【請求項1】 タンクの鏡板の軸芯部に吸着可能な吸着
部と吸着状態でタンク軸芯に沿って延びる支持軸とを有
する取付手段と、支持軸に中央部が回転自在に嵌合され
た伸縮可能なアームと、アームの一端に装着されるとと
もにタンク内周に向けて開口するガスカップと、ガスカ
ップ内に不活性ガスを供給する裏ガス供給手段と、アー
ムの他端に装着された重錘とを備えたことを特徴とする
タンク円周溶接用裏ガス供給装置。 - 【請求項2】 耐熱繊維から成る遮蔽部材をタンク内周
に接触するようにガスカップの開口縁から突出させたこ
とを特徴とする請求項1記載のタンク円周溶接用裏ガス
供給装置。 - 【請求項3】 ガスカップをタンク内周に向けて移動付
勢する手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のタ
ンク円周溶接用裏ガス供給装置。 - 【請求項4】 アームを支持軸の任意の位置に位置決め
する手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のタン
ク円周溶接用裏ガス供給装置。 - 【請求項5】 吸着部は、円板とその外周部に装着され
たシール用パッドから成り、円板の軸芯部に形成した吸
引穴を中空軸から成る支持軸を介して真空源に接続可能
に構成したことを特徴とする請求項1記載のタンク円周
溶接用裏ガス供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP677495A JPH08197247A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | タンク円周溶接用裏ガス供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP677495A JPH08197247A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | タンク円周溶接用裏ガス供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08197247A true JPH08197247A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11647529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP677495A Withdrawn JPH08197247A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | タンク円周溶接用裏ガス供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08197247A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006057821A (ja) * | 2004-08-24 | 2006-03-02 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | バルク貯槽の製造方法及び製造装置 |
| KR100895794B1 (ko) * | 2008-11-27 | 2009-06-18 | 제일 이엔에스 주식회사 | 화학약품탱크의 자동용접장치 |
| JP2013252545A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Komatsu Ltd | 貯油タンクの製造方法および貯油タンクの製造装置 |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP677495A patent/JPH08197247A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006057821A (ja) * | 2004-08-24 | 2006-03-02 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | バルク貯槽の製造方法及び製造装置 |
| KR100895794B1 (ko) * | 2008-11-27 | 2009-06-18 | 제일 이엔에스 주식회사 | 화학약품탱크의 자동용접장치 |
| JP2013252545A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Komatsu Ltd | 貯油タンクの製造方法および貯油タンクの製造装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020402 |