JPH08197311A - 多軸自動旋盤のクーラント供給装置 - Google Patents
多軸自動旋盤のクーラント供給装置Info
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- JPH08197311A JPH08197311A JP955795A JP955795A JPH08197311A JP H08197311 A JPH08197311 A JP H08197311A JP 955795 A JP955795 A JP 955795A JP 955795 A JP955795 A JP 955795A JP H08197311 A JPH08197311 A JP H08197311A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】クーラントを加工位置に安定して供給し、その
配管を簡略化する。 【構成】多軸自動旋盤の各クロススライドにクーラント
を供給するための主通路の特定の位置に供給口を設置す
ることにより、第1のクーラント流路を簡略化すること
ができる。また、刃具支持手段の内部に第2のクーラン
ト流路を配設することにより、刃具の移動に関わりなく
加工位置に安定してクーラントを注ぐことができる。
配管を簡略化する。 【構成】多軸自動旋盤の各クロススライドにクーラント
を供給するための主通路の特定の位置に供給口を設置す
ることにより、第1のクーラント流路を簡略化すること
ができる。また、刃具支持手段の内部に第2のクーラン
ト流路を配設することにより、刃具の移動に関わりなく
加工位置に安定してクーラントを注ぐことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多軸自動旋盤のクーラン
トを供給する構造に関し、特に工作物の加工位置にクー
ラントを安定して供給することができるようにした技術
に関する。
トを供給する構造に関し、特に工作物の加工位置にクー
ラントを安定して供給することができるようにした技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】多軸自動旋盤に限らず旋盤などの工作機
械により金属の加工を行う際、特に仕上げ加工において
は刃具と工作物との接触部である加工位置にクーラント
を注ぎながら加工する。このクーラント供給方法は、一
般的な単軸工作機械では一つの刃具で加工するためクー
ラントの配管は1系統で済む。しかし、多軸工作機械に
おいては主軸の一つ一つに対してクーラントの配管を設
置することになるので、クーラントの配管は非常に繁雑
な状態となる。
械により金属の加工を行う際、特に仕上げ加工において
は刃具と工作物との接触部である加工位置にクーラント
を注ぎながら加工する。このクーラント供給方法は、一
般的な単軸工作機械では一つの刃具で加工するためクー
ラントの配管は1系統で済む。しかし、多軸工作機械に
おいては主軸の一つ一つに対してクーラントの配管を設
置することになるので、クーラントの配管は非常に繁雑
な状態となる。
【0003】例えば、6軸自動旋盤の全主軸に対してク
ーラントを供給しようとすると、刃具と工作物の周囲は
図9に示すようなクーラント配管状態になる。即ち、ス
ピンドルキャリア101に装着されている6つの主軸の
内の1つ102に工作物103を取り付けて主軸を回転
させ、ツールスライド205に取り付けられた工具台2
06の刃具207あるいはクロススライド113に取り
付けられた刃具111により旋削する。その際、6つの
屈曲自在なクーラント供給管909をツールスライド周
辺に配置して、クーラント配管910からクーラントを
供給する。尚、図9には簡単のためクロススライドが1
つしか描いていないが、実際には全ての主軸に対してク
ロススライドが存在する。またツールスライド上に取り
付ける刃具に対しては、加工の必要に応じて装着される
ようになる。
ーラントを供給しようとすると、刃具と工作物の周囲は
図9に示すようなクーラント配管状態になる。即ち、ス
ピンドルキャリア101に装着されている6つの主軸の
内の1つ102に工作物103を取り付けて主軸を回転
させ、ツールスライド205に取り付けられた工具台2
06の刃具207あるいはクロススライド113に取り
付けられた刃具111により旋削する。その際、6つの
屈曲自在なクーラント供給管909をツールスライド周
辺に配置して、クーラント配管910からクーラントを
供給する。尚、図9には簡単のためクロススライドが1
つしか描いていないが、実際には全ての主軸に対してク
ロススライドが存在する。またツールスライド上に取り
付ける刃具に対しては、加工の必要に応じて装着される
ようになる。
【0004】ここでスピンドルキャリアとは、ツールス
ライド及びクロススライドに取り付けられた工具に対し
て主軸を順次割り出し、正確な位置関係を保持するため
の部品を指している。この6軸自動旋盤の加工手順を説
明すると、まず説明の便宜上、各主軸に取り付けられて
いる各工作物をそれぞれ反時計回りの順で1番の工作物
103から6番の工作物とし、ツールスライド及びクロ
ススライドでの6工程の加工位置をそれぞれ1番のポジ
ション912から6番のポジション917と定義する。
ライド及びクロススライドに取り付けられた工具に対し
て主軸を順次割り出し、正確な位置関係を保持するため
の部品を指している。この6軸自動旋盤の加工手順を説
明すると、まず説明の便宜上、各主軸に取り付けられて
いる各工作物をそれぞれ反時計回りの順で1番の工作物
103から6番の工作物とし、ツールスライド及びクロ
ススライドでの6工程の加工位置をそれぞれ1番のポジ
ション912から6番のポジション917と定義する。
【0005】いま1番の工作物103を、1番のポジシ
ョン912から6番のポジション917まで連続加工を
行なうことを考えると、まず1番のポジションで所定の
長さまで送り出されている工作物に対して、刃具207
や刃具111により加工を終了した後に、各主軸位置を
反時計方向に60°回転することにより、2番のポジシ
ョン913に1番の工作物103を送る。2番のポジシ
ョンでも同様に所定の加工を行い、前述の1番の工作物
103を3番のポジション914に送る。この操作を6
番のポジション917まで繰り返す。
ョン912から6番のポジション917まで連続加工を
行なうことを考えると、まず1番のポジションで所定の
長さまで送り出されている工作物に対して、刃具207
や刃具111により加工を終了した後に、各主軸位置を
反時計方向に60°回転することにより、2番のポジシ
ョン913に1番の工作物103を送る。2番のポジシ
ョンでも同様に所定の加工を行い、前述の1番の工作物
103を3番のポジション914に送る。この操作を6
番のポジション917まで繰り返す。
【0006】最後の6番のポジション917では、工作
物を切断し再度新しい工作物を所定の長さまで送り出し
てチャッキングする。以上で1〜6までのポジションで
の工程が全て終了したことになるので、スピンドルキャ
リアを6番のポジションから1番のポジションに回転す
る。尚、実際の連続加工時にはスピンドルキャリアの6
軸全てに工作物が取り付けられ、それぞれが1〜6のポ
ジションでの加工を行ない、スピンドルキャリアが1ス
テップ回転する度に完成品が1つ得られるようになる。
物を切断し再度新しい工作物を所定の長さまで送り出し
てチャッキングする。以上で1〜6までのポジションで
の工程が全て終了したことになるので、スピンドルキャ
リアを6番のポジションから1番のポジションに回転す
る。尚、実際の連続加工時にはスピンドルキャリアの6
軸全てに工作物が取り付けられ、それぞれが1〜6のポ
ジションでの加工を行ない、スピンドルキャリアが1ス
テップ回転する度に完成品が1つ得られるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記クー
ラント配管は、各主軸に対してそれぞれ1つのクーラン
トの配管を施す必要があり、その設置方法は刃具の動き
に連動することなく、大まかな切削ポイントに届くよう
な場所に固定されている。このような配管構造には下記
に列挙するような問題点がある。 (1)刃具を工作物の長手方向に移動した場合には、ノ
ズルの位置が固定されているためにクーラントを注ぐ位
置が加工位置から外れてしまう。 (2)クーラント圧力は通常7kg/cm2程度であるが、加
工の種類によっては70kg/cm2もの高圧クーラントを用
いる場合がある。そのため高圧クーラントを使用した
際、クーラント供給管は屈曲自在のためクーラント噴出
時の反力によりクーラント供給管が移動し、その結果ク
ーラントを注ぐ位置が加工位置から外れる場合がある。 (3)加工中の切屑がクーラント供給管に絡みつき、切
屑のためクーラント供給管が曲げられ、クーラントを注
ぐ位置が加工位置から外れる場合がある。 (4)刃具や工作物の取付け取外しの際に、クーラント
配管により作業スペースが制限され作業性が悪化する。
ラント配管は、各主軸に対してそれぞれ1つのクーラン
トの配管を施す必要があり、その設置方法は刃具の動き
に連動することなく、大まかな切削ポイントに届くよう
な場所に固定されている。このような配管構造には下記
に列挙するような問題点がある。 (1)刃具を工作物の長手方向に移動した場合には、ノ
ズルの位置が固定されているためにクーラントを注ぐ位
置が加工位置から外れてしまう。 (2)クーラント圧力は通常7kg/cm2程度であるが、加
工の種類によっては70kg/cm2もの高圧クーラントを用
いる場合がある。そのため高圧クーラントを使用した
際、クーラント供給管は屈曲自在のためクーラント噴出
時の反力によりクーラント供給管が移動し、その結果ク
ーラントを注ぐ位置が加工位置から外れる場合がある。 (3)加工中の切屑がクーラント供給管に絡みつき、切
屑のためクーラント供給管が曲げられ、クーラントを注
ぐ位置が加工位置から外れる場合がある。 (4)刃具や工作物の取付け取外しの際に、クーラント
配管により作業スペースが制限され作業性が悪化する。
【0008】特に(1)〜(3)は加工位置にクーラン
トが供給されなくなるので、充分な冷却及び潤滑作用等
を得ることができず、加工精度や工具寿命に大きな悪影
響を及ぼすことになる。そこで本発明は、このような従
来の問題に鑑みなされたもので、クーラントを加工位置
に安定して供給し、かつクーラント管路を簡略化し、作
業に支障を及ぼさない構造とする多軸工作機械のクーラ
ント供給装置を提供することを目的とする。
トが供給されなくなるので、充分な冷却及び潤滑作用等
を得ることができず、加工精度や工具寿命に大きな悪影
響を及ぼすことになる。そこで本発明は、このような従
来の問題に鑑みなされたもので、クーラントを加工位置
に安定して供給し、かつクーラント管路を簡略化し、作
業に支障を及ぼさない構造とする多軸工作機械のクーラ
ント供給装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため請求項1の発明
に係わる多軸工作機械のクーラント供給装置は、機械本
体にクーラント供給管と該供給管からのクーラントを刃
具を固定支持する刃具支持手段に導く第1のクーラント
流路とを配設すると共に、前記刃具支持手段に前記第1
のクーラント流路に連通して該流路から招かれるクーラ
ントを、前記加工位置に向けて噴出供給する第2のクー
ラント流路を配設したことを特徴としている。
に係わる多軸工作機械のクーラント供給装置は、機械本
体にクーラント供給管と該供給管からのクーラントを刃
具を固定支持する刃具支持手段に導く第1のクーラント
流路とを配設すると共に、前記刃具支持手段に前記第1
のクーラント流路に連通して該流路から招かれるクーラ
ントを、前記加工位置に向けて噴出供給する第2のクー
ラント流路を配設したことを特徴としている。
【0010】次に請求項2の発明に係わる多軸工作機械
のクーラント供給装置は、第1のクーラント流路が、主
軸を支持するスピンドルキャリアの両側にクーラント供
給源に連通する2本の主通路を有し、第2のクーラント
流路は、前記主通路から連通する各クロススライドの第
2のクーラント流路の入口に連通する分配通路を配設し
たことを特徴としている。
のクーラント供給装置は、第1のクーラント流路が、主
軸を支持するスピンドルキャリアの両側にクーラント供
給源に連通する2本の主通路を有し、第2のクーラント
流路は、前記主通路から連通する各クロススライドの第
2のクーラント流路の入口に連通する分配通路を配設し
たことを特徴としている。
【0011】また請求項3の発明に係わる多軸工作機械
のクーラント供給装置は、第2のクーラント流路は、刃
具支持手段の相対移動する部分に接続する可動性チュー
ブを含んでいることを特徴としている。さらに請求項4
の発明に係わる多軸工作機械のクーラント供給装置は、
第2のクーラント流路が、刃具の末端から先端の加工位
置に通じる流路を含んでいることを特徴としている。
のクーラント供給装置は、第2のクーラント流路は、刃
具支持手段の相対移動する部分に接続する可動性チュー
ブを含んでいることを特徴としている。さらに請求項4
の発明に係わる多軸工作機械のクーラント供給装置は、
第2のクーラント流路が、刃具の末端から先端の加工位
置に通じる流路を含んでいることを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1の発明によると、クーラントはクーラ
ント供給源から第1のクーラント流路及び第2のクーラ
ント流路を通って刃具の加工位置に噴出供給させ冷却と
潤滑を行う。ここで第2のクーラント流路を刃具支持手
段に配設したため、刃具支持手段が移動しても加工位置
とクーラント供給位置との関係は変化しないためにクー
ラントを加工位置に安定して供給することができる。ま
たクーラントを高圧で供給してもクーラント流路全体の
殆どの部分は機械本体及び刃具支持手段に内臓されてい
るため、加工位置に対するクーラントの供給位置を安定
して保持できる。
ント供給源から第1のクーラント流路及び第2のクーラ
ント流路を通って刃具の加工位置に噴出供給させ冷却と
潤滑を行う。ここで第2のクーラント流路を刃具支持手
段に配設したため、刃具支持手段が移動しても加工位置
とクーラント供給位置との関係は変化しないためにクー
ラントを加工位置に安定して供給することができる。ま
たクーラントを高圧で供給してもクーラント流路全体の
殆どの部分は機械本体及び刃具支持手段に内臓されてい
るため、加工位置に対するクーラントの供給位置を安定
して保持できる。
【0013】請求項2の発明によると、クーラントをス
ピンドルキャリアを取り付ける主軸台の両側に配設した
2本の主通路から分配通路を介して各クロススライドへ
供給する。ここで主通路の任意の位置でクーラント供給
口を設けることができるため、主通路と各クロススライ
ド間の分配通路を最短化して連通するとができ、かつ、
設置も容易に行える。
ピンドルキャリアを取り付ける主軸台の両側に配設した
2本の主通路から分配通路を介して各クロススライドへ
供給する。ここで主通路の任意の位置でクーラント供給
口を設けることができるため、主通路と各クロススライ
ド間の分配通路を最短化して連通するとができ、かつ、
設置も容易に行える。
【0014】請求項3の発明によると、刃具支持手段の
相対移動する部分に可動性チューブを用いて接続するこ
とにより、簡単な構成でクーラント流路をシール機能を
維持しつつ連通することができる。請求項4の発明によ
ると、第2のクーラント流路は、刃具の末端から先端の
加工位置に通じる流路を含んでいるために、確実に加工
位置にクーラントを供給することができ、高圧クーラン
トに対してもクーラントの供給位置が変化することなく
安定してクーラントを供給することができる。
相対移動する部分に可動性チューブを用いて接続するこ
とにより、簡単な構成でクーラント流路をシール機能を
維持しつつ連通することができる。請求項4の発明によ
ると、第2のクーラント流路は、刃具の末端から先端の
加工位置に通じる流路を含んでいるために、確実に加工
位置にクーラントを供給することができ、高圧クーラン
トに対してもクーラントの供給位置が変化することなく
安定してクーラントを供給することができる。
【0015】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図8に基づ
いて説明する。ここでは、多軸工作機械の一例として6
軸自動旋盤のクーラント供給方法について説明する。図
2のスピンドルキャリア101の1つの主軸に締結され
ている工作物103の加工は、その周囲に配置されてい
るクロススライド113に固定した刃具111やツール
スライド205上に摺動可能または固定した工具台20
6の刃具207により行う。
いて説明する。ここでは、多軸工作機械の一例として6
軸自動旋盤のクーラント供給方法について説明する。図
2のスピンドルキャリア101の1つの主軸に締結され
ている工作物103の加工は、その周囲に配置されてい
るクロススライド113に固定した刃具111やツール
スライド205上に摺動可能または固定した工具台20
6の刃具207により行う。
【0016】一方、クーラントは機械本体下部に設けら
れるクーラントタンク208に蓄えられたクーラントを
制御装置209によりクーラントポンプ210を作動さ
せ、クーラントを主供給管211を通して、1つはツー
ルスライド用の主通路212に送り、さらにもう1つは
クロススライド用の主通路213に送る。このツールス
ライド用の主通路からは、ツールスライド上の各工具に
クーラントを供給し、クロススライド用の主通路からは
各クロススライド上の工具にクーラントを供給する。加
工により使われたクーラントは、クーラントタンクに滴
下し再度循環する構造となっている。
れるクーラントタンク208に蓄えられたクーラントを
制御装置209によりクーラントポンプ210を作動さ
せ、クーラントを主供給管211を通して、1つはツー
ルスライド用の主通路212に送り、さらにもう1つは
クロススライド用の主通路213に送る。このツールス
ライド用の主通路からは、ツールスライド上の各工具に
クーラントを供給し、クロススライド用の主通路からは
各クロススライド上の工具にクーラントを供給する。加
工により使われたクーラントは、クーラントタンクに滴
下し再度循環する構造となっている。
【0017】図3に示した主軸台には刃具支持手段とし
てのクロススライド113がスピンドルキャリア101
に装着された各主軸102の周りに配置されている。こ
の各クロススライドにクーラントを供給するために、前
記主供給管211に連絡する2本の主通路213が形成
されており、各主通路213にそれぞれクーラントを供
給する。この主通路213を特定の位置で穴開けするこ
とによりクーラントの供給口307を設け、その供給口
307から近接する各クロススライドへ夫々分配通路2
14を配管する。これにより第1のクーラント配管の長
さを必要最小限に留めることができる。この分配通路2
14は、刃物台の移動に追従可能な長さと弾力性をもつ
チューブ等で構成されている。
てのクロススライド113がスピンドルキャリア101
に装着された各主軸102の周りに配置されている。こ
の各クロススライドにクーラントを供給するために、前
記主供給管211に連絡する2本の主通路213が形成
されており、各主通路213にそれぞれクーラントを供
給する。この主通路213を特定の位置で穴開けするこ
とによりクーラントの供給口307を設け、その供給口
307から近接する各クロススライドへ夫々分配通路2
14を配管する。これにより第1のクーラント配管の長
さを必要最小限に留めることができる。この分配通路2
14は、刃物台の移動に追従可能な長さと弾力性をもつ
チューブ等で構成されている。
【0018】ここで、クーラントタンク208、制御装
置209及びクーラントポンプ210がクーラント供給
源を構成し、また、主供給管211、ツールスライド側
の主通路212とクロススライド側の主通路213が第
1のクーラント流路を構成する。次にクロススライドに
設けられる第2のクーラント流路についてを図1を参照
して説明する。図1は、主軸102にチャッキングされ
ているワーク103を刃具111で加工するところを示
している。
置209及びクーラントポンプ210がクーラント供給
源を構成し、また、主供給管211、ツールスライド側
の主通路212とクロススライド側の主通路213が第
1のクーラント流路を構成する。次にクロススライドに
設けられる第2のクーラント流路についてを図1を参照
して説明する。図1は、主軸102にチャッキングされ
ているワーク103を刃具111で加工するところを示
している。
【0019】刃具111は、主軸と平行するz軸方向及
びこれに直交するx軸方向に移動できるようにクロスス
ライド113は構成されている。即ち、スライドベース
106上にz軸スライド107がz軸方向に摺動可能に
設けられ、z軸スライド107上にx軸スライド110
がx軸方向に摺動可能に設けられ、x軸スライド110
上に刃具111を取り付けた刃物台109が固定され
る。前記分配通路214からクーラントをx軸スライド
110に形成されたクーラント用流路105に流入さ
せ、例えばパッキンなどの密閉手段108を介して接合
されたクーラント流路114に流入させる。このクーラ
ント流路に連通したクーラント供給管112を装着し、
これら通路を経由させて加工位置にクーラントを噴出供
給する。
びこれに直交するx軸方向に移動できるようにクロスス
ライド113は構成されている。即ち、スライドベース
106上にz軸スライド107がz軸方向に摺動可能に
設けられ、z軸スライド107上にx軸スライド110
がx軸方向に摺動可能に設けられ、x軸スライド110
上に刃具111を取り付けた刃物台109が固定され
る。前記分配通路214からクーラントをx軸スライド
110に形成されたクーラント用流路105に流入さ
せ、例えばパッキンなどの密閉手段108を介して接合
されたクーラント流路114に流入させる。このクーラ
ント流路に連通したクーラント供給管112を装着し、
これら通路を経由させて加工位置にクーラントを噴出供
給する。
【0020】尚、上記旋削例のクーラント流路は、あく
までもクーラントの流路を刃具支持手段の内部に配設し
た一例を示すものであり、管路の形状及び経路は異なっ
ても良い。またクーラント供給管は、図1に示す刃具1
11の横に隣接した位置にクーラント供給管112を設
置しても、図4に示すように刃具111の下部の隣接し
た位置にクーラント供給管401を設置しても、あるい
は図5に示すように刃具111の上方に隣接する位置に
クーラント供給管501を設置しても良い。
までもクーラントの流路を刃具支持手段の内部に配設し
た一例を示すものであり、管路の形状及び経路は異なっ
ても良い。またクーラント供給管は、図1に示す刃具1
11の横に隣接した位置にクーラント供給管112を設
置しても、図4に示すように刃具111の下部の隣接し
た位置にクーラント供給管401を設置しても、あるい
は図5に示すように刃具111の上方に隣接する位置に
クーラント供給管501を設置しても良い。
【0021】さらに刃物台などの刃具支持手段の内部に
設けるクーラント流路は、図6に示すように鋼管あるい
は銅管などの金属管601を刃物台109の内部に鋳込
むことにより流路を設ける構造や、図7に示すように刃
物台109を穴開けすることにより流路701を設ける
構造にしても良い。また図8には刃具の先端から加工位
置に通じる流路を含んだ刃具の一例としてオイルホール
ドドリルを示した。即ち、取付け具801をツールスラ
イドなどの刃具支持手段に取付けることによりマウント
206を固定し、オイルホールドドリル207をチャッ
ク803により締結する。一方、クーラント供給管80
6から供給されるクーラントを刃具内部のクーラント流
路807に導き、ここから流入したクーラントを刃具先
端部808から加工位置に噴出する。
設けるクーラント流路は、図6に示すように鋼管あるい
は銅管などの金属管601を刃物台109の内部に鋳込
むことにより流路を設ける構造や、図7に示すように刃
物台109を穴開けすることにより流路701を設ける
構造にしても良い。また図8には刃具の先端から加工位
置に通じる流路を含んだ刃具の一例としてオイルホール
ドドリルを示した。即ち、取付け具801をツールスラ
イドなどの刃具支持手段に取付けることによりマウント
206を固定し、オイルホールドドリル207をチャッ
ク803により締結する。一方、クーラント供給管80
6から供給されるクーラントを刃具内部のクーラント流
路807に導き、ここから流入したクーラントを刃具先
端部808から加工位置に噴出する。
【0022】このようなクーラント供給構造により、ク
ーラントを確実に加工位置へ供給することが可能にな
る。またクーラントの配管が固定された状態であるた
め、例えば高圧クーラントに対しても供給位置が変化す
ることなく、安定してクーラントを供給するとができ
る。
ーラントを確実に加工位置へ供給することが可能にな
る。またクーラントの配管が固定された状態であるた
め、例えば高圧クーラントに対しても供給位置が変化す
ることなく、安定してクーラントを供給するとができ
る。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、クーラントの
配管を刃物台などの刃具支持手段の内部に埋設すること
により、刃具を工作物の長手方向に移動した場合や、高
圧クーラントを使用した場合でも加工位置とクーラント
供給位置との関係は変化しないためにクーラントを加工
位置に安定して供給することができる。また加工中の切
屑がクーラント供給管に絡みにくくすると同時に、絡み
ついた場合でも加工位置に安定してクーラントを供給す
ることが可能となる。そのため切削品質を正常に保つこ
とができ、同時に刃具寿命も向上する。
配管を刃物台などの刃具支持手段の内部に埋設すること
により、刃具を工作物の長手方向に移動した場合や、高
圧クーラントを使用した場合でも加工位置とクーラント
供給位置との関係は変化しないためにクーラントを加工
位置に安定して供給することができる。また加工中の切
屑がクーラント供給管に絡みにくくすると同時に、絡み
ついた場合でも加工位置に安定してクーラントを供給す
ることが可能となる。そのため切削品質を正常に保つこ
とができ、同時に刃具寿命も向上する。
【0024】さらに、ほとんどのクーラントの管路が支
持部材の内部に収まっているので、工具や工作物の取付
け取外しのなどの作業性が向上する。請求項2の発明に
よれば、第1のクーラント流路をスピンドルキャリアの
両側に設置した2本の主通路から各クロススライドへの
分配通路を短縮し、配管を簡略化するとができる。その
結果、機械本体へのクーラント管路の設置が容易にな
る。
持部材の内部に収まっているので、工具や工作物の取付
け取外しのなどの作業性が向上する。請求項2の発明に
よれば、第1のクーラント流路をスピンドルキャリアの
両側に設置した2本の主通路から各クロススライドへの
分配通路を短縮し、配管を簡略化するとができる。その
結果、機械本体へのクーラント管路の設置が容易にな
る。
【0025】請求項3の発明によれば、刃具支持手段の
相対移動する部分に可動性チューブを用いて接続するこ
とにより、簡単な構成でクーラント流路を連通すること
ができる。請求項4の発明によれば、クーラントは刃具
の先端部から加工位置に供給されるため、確実に加工位
置にクーラントを供給することができる。また、高圧ク
ーラントに対してもクーラントの供給位置が変化するこ
となく安定して供給することができる。
相対移動する部分に可動性チューブを用いて接続するこ
とにより、簡単な構成でクーラント流路を連通すること
ができる。請求項4の発明によれば、クーラントは刃具
の先端部から加工位置に供給されるため、確実に加工位
置にクーラントを供給することができる。また、高圧ク
ーラントに対してもクーラントの供給位置が変化するこ
となく安定して供給することができる。
【図1】 多軸自動旋盤の1つのクロススライドに対す
るクーラント流路を説明する図である。尚、図3の31
2部の斜視図である。
るクーラント流路を説明する図である。尚、図3の31
2部の斜視図である。
【図2】 多軸自動旋盤の全体構成を表す概略図であ
る。
る。
【図3】 刃物台に取り付けられたクーラント供給管を
刃具の下側に設置した例を示す図である。
刃具の下側に設置した例を示す図である。
【図4】 刃物台に取り付けられたクーラント供給管を
刃具の上側に設置した例を示す図である。
刃具の上側に設置した例を示す図である。
【図5】 刃物台内部に金属管を鋳込むことにより設け
たクーラント流路を表す図である。
たクーラント流路を表す図である。
【図6】 刃物台内部に穴開けにより設けたクーラント
流路を表す図である。
流路を表す図である。
【図7】 6軸自動旋盤のスピンドルキャリア及びクロ
ススライドの位置関係とクーラント供給方法を示す図で
ある。
ススライドの位置関係とクーラント供給方法を示す図で
ある。
【図8】 オイルホールドドリルを用いたクーラント供
給方法を示す図である。
給方法を示す図である。
【図9】 6軸自動旋盤におけるクーラントの供給方法
とスピンドルキャリアを説明する図である。
とスピンドルキャリアを説明する図である。
101 スピンドルキャリア 102 主軸 103 工作物 111 刃具 113 クロススライド 214 分配通路
Claims (4)
- 【請求項1】複数本の主軸を有した多軸自動旋盤での、
刃具と工作物との接触部である加工位置にクーラントを
供給するクーラント供給装置において、 機械本体にクーラント供給源と該供給源からのクーラン
トを刃具を固定支持する刃具支持手段に導く第1のクー
ラント流路とを配設すると共に、前記刃具支持手段に前
記第1のクーラント流路に連通して該流路から導かれる
クーラントを、前記加工位置に向けて噴出供給する第2
のクーラント流路を配設したことを特徴とする多軸自動
旋盤のクーラント供給装置。 - 【請求項2】第1のクーラント流路は、主軸を支持する
スピンドルキャリアの両側にクーラント供給源に連通す
る2本の主通路を有し、第2のクーラント流路は、前記
主通路から近接する各クロススライドの第2のクーラン
ト流路の入口に連通する分配通路を含んでいることを特
徴とする多軸自動旋盤のクーラント供給装置。 - 【請求項3】第2のクーラント流路は、刃具支持手段の
相対移動する部分に接続する可動性チューブを含んでい
ることを特徴とする多軸自動旋盤のクーラント供給装
置。 - 【請求項4】第2のクーラント流路は、刃具の末端から
先端の加工位置に通じるように形成された流路を含んで
いることを特徴とする多軸自動旋盤のクーラント供給装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP955795A JPH08197311A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 多軸自動旋盤のクーラント供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP955795A JPH08197311A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 多軸自動旋盤のクーラント供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08197311A true JPH08197311A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11723593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP955795A Pending JPH08197311A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 多軸自動旋盤のクーラント供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08197311A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6179692B1 (en) | 1998-09-08 | 2001-01-30 | Ecoreg Ltd. | Work machining method |
| WO2011024558A1 (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | 村田機械株式会社 | くし刃旋盤 |
| JP2015532221A (ja) * | 2012-10-25 | 2015-11-09 | ユティリス、アクチエンゲゼルシャフトUtilis Ag | クーラントチャネルを有するクランプ装置、当該クランプ装置の製造方法、及び、そのようなクランプ装置を有する旋削装置のための工具ホルダプレート |
| CN106624006A (zh) * | 2016-12-21 | 2017-05-10 | 群基精密工业(苏州)有限公司 | 修刀座装置 |
| CN114453956A (zh) * | 2022-01-18 | 2022-05-10 | 甘肃酒钢集团宏兴钢铁股份有限公司 | 一种闪光焊机光整刀冷却清洗装置 |
| CN118129412A (zh) * | 2024-04-15 | 2024-06-04 | 山东永安昊宇制管有限公司 | 一种无缝钢管加工用冷却装置及其使用方法 |
-
1995
- 1995-01-25 JP JP955795A patent/JPH08197311A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6179692B1 (en) | 1998-09-08 | 2001-01-30 | Ecoreg Ltd. | Work machining method |
| EP0988926A3 (en) * | 1998-09-08 | 2002-01-02 | Ecoreg Ltd. | A machining method |
| WO2011024558A1 (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | 村田機械株式会社 | くし刃旋盤 |
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| JP2019150946A (ja) * | 2012-10-25 | 2019-09-12 | ユティリス、アクチエンゲゼルシャフトUtilis Ag | クーラントチャネルを有するクランプ装置、当該クランプ装置の製造方法、及び、そのようなクランプ装置を有する旋削装置のための工具ホルダプレート |
| CN106624006A (zh) * | 2016-12-21 | 2017-05-10 | 群基精密工业(苏州)有限公司 | 修刀座装置 |
| CN114453956A (zh) * | 2022-01-18 | 2022-05-10 | 甘肃酒钢集团宏兴钢铁股份有限公司 | 一种闪光焊机光整刀冷却清洗装置 |
| CN114453956B (zh) * | 2022-01-18 | 2024-03-12 | 甘肃酒钢集团宏兴钢铁股份有限公司 | 一种闪光焊机光整刀冷却清洗装置 |
| CN118129412A (zh) * | 2024-04-15 | 2024-06-04 | 山东永安昊宇制管有限公司 | 一种无缝钢管加工用冷却装置及其使用方法 |
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