JPH0819890A - 溶接用電極材料およびその製造方法 - Google Patents
溶接用電極材料およびその製造方法Info
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- JPH0819890A JPH0819890A JP15369894A JP15369894A JPH0819890A JP H0819890 A JPH0819890 A JP H0819890A JP 15369894 A JP15369894 A JP 15369894A JP 15369894 A JP15369894 A JP 15369894A JP H0819890 A JPH0819890 A JP H0819890A
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- Japan
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- electrode material
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- conductivity
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のCu−Cr合金およびCu−Cr−Z
r合金の機械的性質を向上させ導電率をあまり損なうこ
となく、耐熱性も向上させる。そのため、被溶接材と接
触する電極部分が300℃以上の高温となっても、軟化
され、バリがでたり変形を生じたりする事が少なくな
る。 【構成】 Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.5wt
%、Ag0.05〜0.3wt%、および残部が実質上Cuよ
りなる鋳塊を製作する。この鋳塊に熱間加工を加え、溶
体化処理温度900℃〜1020℃にて処理する。そして、溶
体化処理後の素材断面積に比し5〜70%冷間加工を処
し、時効処理温度430℃〜500℃の熱処理を行うことによ
り形成する。
r合金の機械的性質を向上させ導電率をあまり損なうこ
となく、耐熱性も向上させる。そのため、被溶接材と接
触する電極部分が300℃以上の高温となっても、軟化
され、バリがでたり変形を生じたりする事が少なくな
る。 【構成】 Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.5wt
%、Ag0.05〜0.3wt%、および残部が実質上Cuよ
りなる鋳塊を製作する。この鋳塊に熱間加工を加え、溶
体化処理温度900℃〜1020℃にて処理する。そして、溶
体化処理後の素材断面積に比し5〜70%冷間加工を処
し、時効処理温度430℃〜500℃の熱処理を行うことによ
り形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、普通鋼板および防錆鋼
板等の抵抗溶接およびアーク溶接等に用いる、高導電性
の溶接用電極材料およびその製造方法に関するものであ
る。
板等の抵抗溶接およびアーク溶接等に用いる、高導電性
の溶接用電極材料およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、JISZ3234の抵抗溶接用銅合金
電極材料第2種該当品としては二種類存在する。その一
つは、Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.1〜0.5wt%、およ
び残部Cuよりなるものが知られている。この組成のも
のは、導電率がぎりぎりの数値となるが耐熱性は比較的
良い。また、他の一つは、Cr0.5〜1.3wt%と残部C
uから成るものである。これは、導電率は高いが抵抗溶
接用電極材料としては耐熱性が低いものである。
電極材料第2種該当品としては二種類存在する。その一
つは、Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.1〜0.5wt%、およ
び残部Cuよりなるものが知られている。この組成のも
のは、導電率がぎりぎりの数値となるが耐熱性は比較的
良い。また、他の一つは、Cr0.5〜1.3wt%と残部C
uから成るものである。これは、導電率は高いが抵抗溶
接用電極材料としては耐熱性が低いものである。
【0003】このような、抵抗溶接用銅合金電極材料
は、自動車製造ラインでのボディ溶接や、シーム溶接用
等の抵抗溶接用電極材料として、またアーク溶接(通称
MIG溶接)の電極材料等に使用されている。
は、自動車製造ラインでのボディ溶接や、シーム溶接用
等の抵抗溶接用電極材料として、またアーク溶接(通称
MIG溶接)の電極材料等に使用されている。
【0004】この抵抗溶接用銅合金電極材料として要求
される従来の特性は、JIS規格では、引張り強さ380
〜450N/mm2以上、伸び率15%以上、硬さHRB65〜
75以上、導電率75%以上(20℃)、焼鈍後の軟化特性温度
475℃以上、(常温での硬さと比較して硬度低下が15%以
内)であることが規定されている。
される従来の特性は、JIS規格では、引張り強さ380
〜450N/mm2以上、伸び率15%以上、硬さHRB65〜
75以上、導電率75%以上(20℃)、焼鈍後の軟化特性温度
475℃以上、(常温での硬さと比較して硬度低下が15%以
内)であることが規定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
溶接用電極材料の場合は、製造ラインに組込まれる溶接
工程で使用される事が殆どであるため、被溶接材と接触
する電極部分が300℃以上の高温となって軟化され、バ
リがでたり、ひどい時は変形を生じたりする。このよう
な事態が生じると、ラインを止めてドレッシング加工を
余儀なくされるものとなる。
溶接用電極材料の場合は、製造ラインに組込まれる溶接
工程で使用される事が殆どであるため、被溶接材と接触
する電極部分が300℃以上の高温となって軟化され、バ
リがでたり、ひどい時は変形を生じたりする。このよう
な事態が生じると、ラインを止めてドレッシング加工を
余儀なくされるものとなる。
【0006】本発明は、上述のごとき課題を解決しよう
とするものであって、300℃以上の高温によってもでき
るだけ軟化しにくい電極材を得ることにより、ライン停
止の度合いを少なくすることを目的とする。そこで本発
明は、300℃以上の高温に於ても従来品よりも軟化しに
くい溶接用電極材料を得ようとするもので、300℃以上
の高温における硬さ、および焼鈍後の硬さが、従来品と
比較して高いものを得ることを目的としている。
とするものであって、300℃以上の高温によってもでき
るだけ軟化しにくい電極材を得ることにより、ライン停
止の度合いを少なくすることを目的とする。そこで本発
明は、300℃以上の高温に於ても従来品よりも軟化しに
くい溶接用電極材料を得ようとするもので、300℃以上
の高温における硬さ、および焼鈍後の硬さが、従来品と
比較して高いものを得ることを目的としている。
【0007】そのためには、引張り強さが最低450N/
mm2以上、伸び率15%以上、硬さHRB最低75以上お
よび導電率70%以上であること。また、400℃までの高
温硬さの硬度低下が、ブリネル硬さで、常温硬さと比較
して25%以内であること。また、500℃までの焼鈍硬さ
の低下が、HRB硬さで常温硬さと比較して10%以内で
あるものを提供することである。
mm2以上、伸び率15%以上、硬さHRB最低75以上お
よび導電率70%以上であること。また、400℃までの高
温硬さの硬度低下が、ブリネル硬さで、常温硬さと比較
して25%以内であること。また、500℃までの焼鈍硬さ
の低下が、HRB硬さで常温硬さと比較して10%以内で
あるものを提供することである。
【0008】この場合、導電率が70%と、JIS規格の
導電率75%に比較し低いものとなるが、導電率5%の低
下は実用上支障を生じることがない。本発明は、実用上
支障のない導電率を少し低下させて、実用上大きな問題
である耐熱性を向上させたものである。
導電率75%に比較し低いものとなるが、導電率5%の低
下は実用上支障を生じることがない。本発明は、実用上
支障のない導電率を少し低下させて、実用上大きな問題
である耐熱性を向上させたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のごとき課
題を解決するため、Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.
5wt%、Ag0.05〜0.3wt%、および残部が実質上C
uより成るものである。
題を解決するため、Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.
5wt%、Ag0.05〜0.3wt%、および残部が実質上C
uより成るものである。
【0010】また、第2の発明は、Cr0.5〜1.3wt
%、Zr0.05〜0.5wt%、Ag0.05〜0.3wt%、Si
0.01〜0.1wt%、および残部が実質上Cuより成るも
のである。
%、Zr0.05〜0.5wt%、Ag0.05〜0.3wt%、Si
0.01〜0.1wt%、および残部が実質上Cuより成るも
のである。
【0011】また、上記溶接用電極材料を形成する方法
の発明は、Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.5wt
%、Ag0.05〜0.3wt%、および残部が実質上Cuよ
りなる鋳塊を製作し、この鋳塊に熱間加工を加え、溶体
化処理温度900℃〜1020℃にて処理し、溶体化処理後の
素材断面積に比し5〜70%冷間加工を処し、時効処理温
度430℃〜500℃の熱処理を行うことにより形成すること
を特徴とするものである。
の発明は、Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.5wt
%、Ag0.05〜0.3wt%、および残部が実質上Cuよ
りなる鋳塊を製作し、この鋳塊に熱間加工を加え、溶体
化処理温度900℃〜1020℃にて処理し、溶体化処理後の
素材断面積に比し5〜70%冷間加工を処し、時効処理温
度430℃〜500℃の熱処理を行うことにより形成すること
を特徴とするものである。
【0012】また、上記溶接用電極材料を形成する方法
の第2の発明は、Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.5
wt%、Ag0.05〜0.3wt%、Si0.01〜0.1wt%、
および残部が実質上Cuよりなる鋳塊を製作し、この鋳
塊に熱間加工を加え溶体化処理温度900℃〜1020℃にて
処理し、溶体化処理後の素材断面積に比し5%〜70%冷
間加工を処し、時効処理温度430℃〜500℃の熱処理を行
うことにより形成することを特徴とするものである。
の第2の発明は、Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.5
wt%、Ag0.05〜0.3wt%、Si0.01〜0.1wt%、
および残部が実質上Cuよりなる鋳塊を製作し、この鋳
塊に熱間加工を加え溶体化処理温度900℃〜1020℃にて
処理し、溶体化処理後の素材断面積に比し5%〜70%冷
間加工を処し、時効処理温度430℃〜500℃の熱処理を行
うことにより形成することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明者は前記課題を解決するため、種々実験
を行った結果、従来のCuーCrーZr合金の機械的性
質および導電率を下げずに、300℃以上の高温特性を向
上させることができたものである。そのためには、Cu
ーCrーZrにAgを0.05〜0.3wt%の範囲で添加し
た鋳塊を製作し、所定の熱間加工を加え、溶体化処理温
度900℃〜1020℃にて処理する。そして、溶体化処理後
の素材断面積に比し5〜70%の冷間加工を処し、時効
処理温度430℃〜500℃の熱処理を行うことにより解決で
きる知見を得たものである。
を行った結果、従来のCuーCrーZr合金の機械的性
質および導電率を下げずに、300℃以上の高温特性を向
上させることができたものである。そのためには、Cu
ーCrーZrにAgを0.05〜0.3wt%の範囲で添加し
た鋳塊を製作し、所定の熱間加工を加え、溶体化処理温
度900℃〜1020℃にて処理する。そして、溶体化処理後
の素材断面積に比し5〜70%の冷間加工を処し、時効
処理温度430℃〜500℃の熱処理を行うことにより解決で
きる知見を得たものである。
【0014】また、上記の配合に加えて、Si0.01〜0.
1wt%を配合し、これに上記と同様の処理を行うもの
であってもよい。
1wt%を配合し、これに上記と同様の処理を行うもの
であってもよい。
【0015】本発明は、従来公知のCuーCrーZr合
金の機械的性質および導電率の性能をより向上させなが
ら、高温硬さの低下を従来公知の製品より少なくしよう
とするものである。そのためには、本発明の電極材料
は、Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.5wt%、Ag
0.05〜0.3wt%及び残部が実質上Cuよりなるものと
する。このようにすることにより、耐熱性、特に硬度の
軟化温度を上げることを可能としたものである。
金の機械的性質および導電率の性能をより向上させなが
ら、高温硬さの低下を従来公知の製品より少なくしよう
とするものである。そのためには、本発明の電極材料
は、Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.5wt%、Ag
0.05〜0.3wt%及び残部が実質上Cuよりなるものと
する。このようにすることにより、耐熱性、特に硬度の
軟化温度を上げることを可能としたものである。
【0016】また、これらの配合により、AgとZr添
加による相乗効果によって、400℃までの硬度低下がブ
リンネル硬さで、常温硬さに対して10%以内となる。
また、析出硬化処理後、硬さがHRB75以上であり、
導電率がIACS%70以上となる。
加による相乗効果によって、400℃までの硬度低下がブ
リンネル硬さで、常温硬さに対して10%以内となる。
また、析出硬化処理後、硬さがHRB75以上であり、
導電率がIACS%70以上となる。
【0017】次に、各添加元素について説明する。ま
ず、CrはCuと合金化した後、固溶化させ析出硬化す
ることにより、導電率をあまり低下させずに耐熱性を向
上させることは、従来より知られている。そして、その
配合量が0.5wt%未満であっては析出量不足により、
機械的強度を満足させず、高温硬さの低下をきたすもの
となる。また、Crの配合量が1.3wt%を超えると、
合金中にクローム酸化物を発生させやすく、導電率を満
足させることができない。
ず、CrはCuと合金化した後、固溶化させ析出硬化す
ることにより、導電率をあまり低下させずに耐熱性を向
上させることは、従来より知られている。そして、その
配合量が0.5wt%未満であっては析出量不足により、
機械的強度を満足させず、高温硬さの低下をきたすもの
となる。また、Crの配合量が1.3wt%を超えると、
合金中にクローム酸化物を発生させやすく、導電率を満
足させることができない。
【0018】また、Zrは導電率を下げずに耐熱性及び
機械的強度を向上させる元素である。そして、Zrの添
加量が0.05%未満では効果がない。また、0.5wt%を
超えて添加すると、合金中のZr酸化物を発生させやす
く、熱間での展伸性がなくなり、材料に亀裂が入りやす
くなる。また、機械的強度の伸びが低下する。
機械的強度を向上させる元素である。そして、Zrの添
加量が0.05%未満では効果がない。また、0.5wt%を
超えて添加すると、合金中のZr酸化物を発生させやす
く、熱間での展伸性がなくなり、材料に亀裂が入りやす
くなる。また、機械的強度の伸びが低下する。
【0019】また、Agは300℃〜400℃での軟化を防ぐ
目的で用いられるが、配合量が0.05wt%未満ではその
効果がない。また、0.3wt%を超えるものとしても、
軟化防止効果の向上が、それほど望めないものとなり不
経済となる。
目的で用いられるが、配合量が0.05wt%未満ではその
効果がない。また、0.3wt%を超えるものとしても、
軟化防止効果の向上が、それほど望めないものとなり不
経済となる。
【0020】また、Siは溶湯の脱酸効果を促進し、機
械的強度を向上させるとともに耐熱性を向上する。しか
し、Siの添加が0.01wt%未満ではその効果がなく、
また、0.1wt%を超えると導電率を低下させるものな
る。
械的強度を向上させるとともに耐熱性を向上する。しか
し、Siの添加が0.01wt%未満ではその効果がなく、
また、0.1wt%を超えると導電率を低下させるものな
る。
【0021】
【表1】 表1の配合により所定のフラックスを使用し、大気溶解
にて鋳塊(φ80×200L)を製作した。その鋳塊を面削(φ
75×200L)し、これを熱間加工(φ35×L)した後、溶体
化処理(1000℃×90min)を行った。次に、これに冷間
加工(φ30×l)を施した。この場合の冷間加工率は約27
%であった。これを時効処理(460℃×140min)後、各
種テストピースを製作した。
にて鋳塊(φ80×200L)を製作した。その鋳塊を面削(φ
75×200L)し、これを熱間加工(φ35×L)した後、溶体
化処理(1000℃×90min)を行った。次に、これに冷間
加工(φ30×l)を施した。この場合の冷間加工率は約27
%であった。これを時効処理(460℃×140min)後、各
種テストピースを製作した。
【0022】
【表2】 機械的性質および導電率測定結果について考察すると、
全試料とも機械的性質および導電率の規格を一様に満足
させているが、Zrを添加したものは引張り強さが増す
ことがわかる。また、Agを添加することによる導電率
の低下は、実用上殆ど問題ない。
全試料とも機械的性質および導電率の規格を一様に満足
させているが、Zrを添加したものは引張り強さが増す
ことがわかる。また、Agを添加することによる導電率
の低下は、実用上殆ど問題ない。
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】 高温硬さについて考察すると、Zrを添加してあるもの
と、そうでないものとの差が明らかにでるが、これは従
来公知である。しかし、Zrの他にAgを添加している
ものと添加していないものとでは、全体的にブリネル硬
度測定に於いての打痕径が小さく、耐熱性の良さを示し
ている。また、Agを添加することにより、300℃〜
400℃に於における硬度低下の減少が、Cu−Cr合
金およびCu−Cr−Zr合金にも有用であることが判
明した。
と、そうでないものとの差が明らかにでるが、これは従
来公知である。しかし、Zrの他にAgを添加している
ものと添加していないものとでは、全体的にブリネル硬
度測定に於いての打痕径が小さく、耐熱性の良さを示し
ている。また、Agを添加することにより、300℃〜
400℃に於における硬度低下の減少が、Cu−Cr合
金およびCu−Cr−Zr合金にも有用であることが判
明した。
【0025】また、No7およびNo8に於てSiを添
加したが、このSi添加により更に耐熱性が向上するこ
とが顕著に表れている。しかし、Siを添加することに
より、導電率が下がることが判明しているので、その添
加量については慎重を要するものである。
加したが、このSi添加により更に耐熱性が向上するこ
とが顕著に表れている。しかし、Siを添加することに
より、導電率が下がることが判明しているので、その添
加量については慎重を要するものである。
【0026】次に、焼鈍硬さについて考察すると、高温
硬さと比例したような結果となった。Zrを添加したも
のは300℃〜500℃に於て常温より少し硬さが増し
ている。これは、実験材の時効処理温度または時効処理
時間が多少不足していたため、更に時効処理と同じよう
な硬化が進んだためと考えられる。
硬さと比例したような結果となった。Zrを添加したも
のは300℃〜500℃に於て常温より少し硬さが増し
ている。これは、実験材の時効処理温度または時効処理
時間が多少不足していたため、更に時効処理と同じよう
な硬化が進んだためと考えられる。
【0027】この、本発明実施例のNo6、No7およ
びNo8の材料を電極材として使用した場合、従来より
耐熱性の良好であったCu−Cr−Zr合金に、Agお
よびSiを添加する事により、更に耐熱性が向上したも
のとなった。
びNo8の材料を電極材として使用した場合、従来より
耐熱性の良好であったCu−Cr−Zr合金に、Agお
よびSiを添加する事により、更に耐熱性が向上したも
のとなった。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述の如く従来のCu−Cr合
金およびCu−Cr−Zr合金の機械的性質を向上させ
導電率をあまり損なうことなく、耐熱性も向上させるこ
とができたものである。
金およびCu−Cr−Zr合金の機械的性質を向上させ
導電率をあまり損なうことなく、耐熱性も向上させるこ
とができたものである。
【0029】そのため、被溶接材と接触する電極部分が
300℃以上の高温となっても、軟化され、バリがでた
り変形を生じたりする事が少なくなるものである。
300℃以上の高温となっても、軟化され、バリがでた
り変形を生じたりする事が少なくなるものである。
【図1】比較例と実施例の高温硬さ比較図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日高 勝人 神奈川県津久井郡津久井町太井830番地の 5 株式会社エス・エム・ケイ内
Claims (4)
- 【請求項1】 Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.5w
t%、Ag0.05〜0.3wt%、および残部が実質上Cu
よりなる溶接用電極材料。 - 【請求項2】 Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.5w
t%、Ag0.05〜0.3wt%、Si0.01〜0.1wt%、お
よび残部が実質上Cuよりなる溶接用電極材料。 - 【請求項3】 Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.5w
t%、Ag0.05〜0.3wt%、および残部が実質上Cu
よりなる鋳塊を製作し、この鋳塊に熱間加工を加え、溶
体化処理温度900℃〜1020℃にて処理し、溶体化処理後
の素材断面積に比し5〜70%冷間加工を処し、時効処理
温度430℃〜500℃の熱処理を行うことにより形成するこ
とを特徴とする溶接用電極材料の製造方法。 - 【請求項4】 Cr0.5〜1.3wt%、Zr0.05〜0.5w
t%、Ag0.05〜0.3wt%、Si0.01〜0.1wt%、お
よび残部が実質上Cuよりなる鋳塊を製作し、この鋳塊
に熱間加工を加え溶体化処理温度900℃〜1020℃にて処
理し、溶体化処理後の素材断面積に比し5〜70%冷間加
工を処し、時効処理温度430℃〜500℃の熱処理を行うこ
とにより形成することを特徴とする溶接用電極材料の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15369894A JPH0819890A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 溶接用電極材料およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15369894A JPH0819890A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 溶接用電極材料およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0819890A true JPH0819890A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15568170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15369894A Pending JPH0819890A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 溶接用電極材料およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0819890A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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