JPH08199154A - 注入固化材及び鋼管矢板継手止水方法 - Google Patents

注入固化材及び鋼管矢板継手止水方法

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JPH08199154A
JPH08199154A JP837495A JP837495A JPH08199154A JP H08199154 A JPH08199154 A JP H08199154A JP 837495 A JP837495 A JP 837495A JP 837495 A JP837495 A JP 837495A JP H08199154 A JPH08199154 A JP H08199154A
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JP
Japan
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water
injection
solidifying material
steel pipe
fitting
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Application number
JP837495A
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Inventor
Hiroaki Kubo
弘明 久保
Shigetaka Suzuki
重孝 鈴木
Ataru Haneda
中 羽田
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DAISHO KAGAKU KK
Chemical Grouting Co Ltd
Original Assignee
DAISHO KAGAKU KK
Chemical Grouting Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by DAISHO KAGAKU KK, Chemical Grouting Co Ltd filed Critical DAISHO KAGAKU KK
Priority to JP837495A priority Critical patent/JPH08199154A/ja
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  • Sealing Material Composition (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】比重が1以上で経時的劣化のないウレタン系注
入固化材を提供する。 【構成】ウレタンプレポリマ液1重量部と吸水膨潤可能
な粒状骨材1.0〜2.0重量部と所要固化時間で定まる量の
重合促進剤とを液状に混合して、見かけの比重が1.0よ
り大であり且つポンプ圧送可能な注入固化材とする。こ
の固化材の圧入に適するノズルにおいては、相互に回転
自在で水密に結合された接続環2a、2bを有する回り継手
2の一方の接続環2b(又は2a)に短管3の一端を接続す
る。その短管3の他端に径方向外向きフランジ4を形成
し、フランジ4の外周縁から前記回り継手2と反対向き
に帽状壁体5を突出させる。帽状壁体5の突出端に前方
噴出口7を穿ち、端管3の中心軸線に対しねじれの位置
にあり且つ帽状壁体5から離れるに従って端管3の中心
軸線から離れる如き複数の後方噴出口8をフランジ4に
穿つ。回り継手2の他方の接続環2a(又は2b)に耐圧ホ
ース23を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、注入固化材及び鋼管矢
板継手止水方法に関し、とくに止水性能の経時的劣化が
少ない注入固化材及びその固化材を利用した鋼管矢板継
手止水方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネルその他の地中構造物において水
の透過を防ぐため、地盤に固化材を注入しこれを固化さ
せて止水性能を高めると共に地盤を強化することが行わ
れている。地盤強化の例として、護岸用等の鋼管矢板10
を図8に示し、その構築過程の流れ図を図13に示す。
矢板用の鋼管12の外側表面には、鋼管断面の直径上の反
対側の部位に、例えば図9に示すように相互に嵌合可能
な継手部材14a、14bを固定する。隣接鋼管12の継手部材
14a、14bを接続部13で相互に嵌合させながら複数の鋼管
12を地中へ打設する(図13のステップ131)ことによ
り鋼管矢板10を構築する。接続部13からの漏水を防ぐた
め、図9の接続部13の中空部分15内の掘削土を排土し且
つ継手部材14a、14bの表面を洗浄し(図13のステップ
132)、図8の注入プラント30から固化材を圧入し(図
13のステップ133)、これを固化させて止水性の固化
体を接続部13内に充満させる。注入プラント30は、地上
又は支持構造物(図示せず)で支持した図8の架台29上
に設置する。図8の例では鋼管接続部13の水中部分及び
地中部分の全てに固化材を圧入して圧入作業を終る。
【0003】固化材としては、(1)海水、硫酸等の酸及
びセメントのアルカリに対して安定であること、(2)止
水性が高いこと、(3)永久的に使用できること、(4)可
撓性及び弾性があること、(5)施工が容易であること、
及び(6)水質汚濁や水産物等に影響を与えず環境的に安
全であること等の性能が要求される。代表的な固化材で
あるモルタル系、セメント・ベントナイト系、アスファ
ルト系及びウレタン系のものについてこれらの性能を表
1に纏めて示す。
【0004】固化材の用途によっては、表1に示した全
ての性能の具備が必要でない場合もあり得る。しかし、
図8の護岸用の鋼管矢板10の場合には、それらの性能の
全てが必要である。表1は、このような用途にはウレタ
ン系の固化材が最適であることを示す。
【0005】
【表1】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のウレタ
ン系固化材には次の問題点がある。 (a)ウレタン系固化材は重合による固化過程において発
泡し、ウレタン重合体の比重が1以下となり、多くのウ
レタン系固化材で0.2〜0.5になる。このため、例えばト
ンネル外周壁等のコンクリート壁体の裏込めグラウトと
して注入する場合に計画した注入位置又はその周辺に水
が存在すると、ウレタン重合体が水に浮いてしまい所定
の注入位置に充填されない不都合が生ずる。 (b)ウレタン重合体は徐々にではあるが分解し、表1に
示すように止水性能が経時的に低下するので、耐久性に
やや問題があり永久的設備での使用に適しない。
【0007】従って、本発明の目的は、比重が1以上で
経時的劣化のないウレタン系注入固化材を提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明におる注入固化材
は、ウレタンプレポリマ液1重量部と吸水膨潤可能な粒
状骨材1.0〜2.0重量部と所要固化時間で定まる量の重合
促進剤との液状混合物からなり、見かけの比重が1.0よ
り大でありポンプ圧送可能なものである。ここに、ウレ
タンプレポリマとは、小数のイソシアネート基を有する
化合物であって、重合反応又は加水反応によりウレタン
結合のポリマを生成するものである。好ましくは、芳香
属イソシアネートをウレタンプレポリマとし、粒状骨材
をモンモリロライト、石英、長石、又はセピオライトの
原石又はそれら原石の混合物の破砕粒子とする。さらに
好ましくは、粒状骨剤の表面を水溶性高分子で被覆し
(マイクロカプセル化)、ウレタンプレポリマとの混合
時の相溶性を高める。また、見かけの比重とは、調製さ
れた注入固化材の単位体積の重量と同体積の4゜Cの水の
重量との比である。
【0009】ウレタンプレポリマ液1重量部に対して吸
水膨潤可能な粒状骨材1.0〜2.0重量部としたのは、粒状
骨材が1.0重量部以下では見かけの比重が1.0未満となっ
て水中における浮上が避けられないためである。粒状骨
材を2.0重量部以下としたのは、粒状骨材が2.0重量部以
上では粒状成分が過多となりポンプ圧送が困難になるた
めである。所要固化時間で定まる量の重合促進剤を含め
るのは、固化材の固化時間を調整するためである。ここ
に重合促進剤は、ウレタンプレポリマの重合を遅らせる
遅延剤を含むものとする。
【0010】
【作用】図1に示すように本発明の注入固化材の組成に
よれば、ポンプ圧送する固化材の比重が1.0を超えるの
で、たとえ所定注入位置に水が存在する場合であっても
固化材の浮上により所定位置への圧入が困難になる問題
を解決することができる。
【0011】本発明の注入固化材の耐久性を確認するた
め、ウレタンプレポリマ溶液を重量割合で8%及び20%
の水溶液とし、モールドに詰めたベントナイト粒状骨材
に圧力3kgf/cm3で圧入して固結体を形成し、モールド
内で1日養生後、室温で6日間湿砂中で養生した。この
固結体の透水係数の経年変化を5年間に亘り実測した。
その実験結果の一例を図2に示す。同図から明らかなよ
うに透水係数の値は10 -9〜10-7cm/secと非常に小さく、
5年経過後でも20%ウレタンプレポリマ溶液の場合10-8
cm/secと高い止水性能が維持され、優れた耐久性が実証
された。たとえ地震等の衝撃により固結体のウレタンポ
リマ部分に亀裂が生じた場合にも、骨材が吸水膨潤して
亀裂部分を封鎖し高い止水性能を維持する。
【0012】また、芳香属イソシアネートからなるウレ
タンプレポリマ100部、有機系第三級アミンからなる重
合促進剤2部、水3部、及びベントナイト破砕粒子から
なる骨剤200部を混合して本発明の注入固化材を調製し
た。50mm(縦)×50mm(横)×8mm(厚さ)のスレート
板2枚からなる被着体の間にこの固化材を密着させ、各
種養生条件で養生の後引張り強度と剪断強度を測定し
た。その一例を表2に示す。発泡倍率が約10倍と大きい
ので、湿潤養生の場合であっても6.4kg/cm2の高い接着
強度を示した。ここに、発泡倍率は混合直後の液状混合
物の容積に対する硬化体形成時の硬化体の容積の比であ
る。
【0013】
【表2】
【0014】大きな発泡率と高い接着強度は、固化材が
鋼管接続部13内の中空部分15のすみずみまでゆきわた
り、しかも鋼管12の継手部材14a、14bに密着することを
意味し、その結果高い止水性能が得られることを示す。
こうして、本発明の目的である「比重が1以上で経時的
劣化のないウレタン系注入固化材」の提供が達成され
る。
【0015】
【実施例】以上の説明から本発明の特徴を次のように纏
めることができる。 (1)ウレタン系固化材であるので、表1に示すように他
の固化材に比し高い耐酸性、耐アルカリ性、耐海水性等
の化学的安定性を有する。 (2)ウレタンプレポリマは重合過程で発泡し膨張するの
で、鋼管接続部13内で鋼管の継手部材14a、14bのすみず
みまで浸透し且つ強く接着し、固化材の固化体と継手部
材14a、14bとの間における水の透過を防止し、止水性能
を高める。 (3)止水性能の経時的劣化が少なく、耐久性が高い。 (4)発泡により固化体は柔軟性を持ち、地盤振動等によ
る接続部の変形に密接に追随して水みちとなる弱点部を
発生させず、高い止水性能を維持する。 (5)地震等の衝撃により固化体に亀裂が生じても吸水膨
潤可能な骨材が膨潤して亀裂を封鎖して高い止水性能を
維持する。 (6)混合後の注入固化材を圧入するので、一液タイプの
注入となり、施工性が向上する。
【0016】これらの特徴を生かした実施例を次に説明
する。図3は、下水管51の連結部52の漏水防止に本発明
の注入固化材を使用する例を示す。連結部52で漏水があ
ると、漏水で土が流されて空洞53となり、地表面の陥没
を招く虞が生ずる。漏水を防止するため、下水管51の連
結部52に適当な注入孔54を穿ち、下水管51の内側から注
入口54にパッカー57を挿入し、パッカー57を介して圧入
ホース55の先端を地盤Gまで押込み、下水管51の内側か
ら外向きに圧入ホース55を介して本発明の固化材を注入
する。固化材の種類によって定まる一定時間後に、注入
された固化材は固化し、連結部52を囲む地盤中に固化材
注入域58を形成する。この固化材注入域58は高い止水性
能を有し、しかも化学的に安定であり、たとえ外部から
の振動で内部に小さな亀裂が生じても骨材の膨潤により
その亀裂を閉塞するので、実質上永久的に漏水防止機能
を果す。即ち、本発明の注入固化材は漏水に対する永久
的な防止対策として使用することができる。
【0017】図4は、海水などの水Wの底の地盤G上に
座着する構造物59と地盤Gとの間の緩衝用に本発明の注
入固化材による固化材注入域58を形成した例を示す。こ
の注入域58を形成するには、非水溶性ウレタンに対する
ウレタンプレポリマからなる注入固化材を調製し、これ
を図3に示すような注入孔とパッカー(図4に図示せ
ず)を介して構造物59の下方の地盤G内へ圧入すればよ
い。この場合の固化材注入域58は、構造物59の底壁に対
する化学的に安定なポリウレタンによる保護、ポリウレ
タンの柔軟性による構造物59に対する防振等の機能を果
す。
【0018】図5は、地盤G中のトンネル60の外周壁61
の接続部分を保護するための保護裏込域63を示す。適当
な注入孔61hを接続部分の外周壁61に設けることによ
り、図3の固化材注入域58と同様な手法によりこの保護
裏込域63を形成することができる。保護裏込域63は、外
周壁61の接続部に対する漏水防止、防振、浸食防止等の
効果を実質上永久的に果す。図6は、地表に湧水64があ
る場合に、その湧水部分の直下におけるトンネル60の外
周壁61に対する防水裏込域65を示す。この防水裏込域65
は、上記の保護裏込域63と同様な手法により形成でき
る。
【0019】図7を参照するに、廃棄物処理場69の底面
には、廃棄物から出る廃液等の不所望物質が地山70へ浸
出するのを防止するため、ゴムシート71を張設する。地
山70の表面の凹凸や廃棄物の突出部等によるゴムシート
71の損傷を緩和するため、覆土72をゴムーシート71と地
山70との間に介在させることが行われている。しかし、
覆土72を均一に施工するには特殊な技術と熟練を要し面
倒であり、さらに地下水や雨水で覆土72が流出する問題
も経験された。ゴムシート71を広い面積に亘って張設す
るには、ゴムシート継ぎ目が避けられず、接着剤の使用
等によりこの継ぎ目からの廃液等の漏出を防止している
が、経時的劣化による継ぎ目からの漏出を完全に防止す
ることは困難であった。
【0020】ゴムシート71の下に、本発明による注入固
化材を吹付け等によって層状に設けて緩衝層73とすれ
ば、ウレタンの柔軟性によってゴムシート71への機械的
衝撃を緩和することができる。また、ゴムシート71から
万一の漏出があった場合の二次的漏出防止をこの緩衝層
73の止水機能によって達成することができる。適当な漏
れ検出手段(図示せず)によって漏出を検出し、緩衝層
73からの廃液溢出前にゴムシート71の漏れ部を補修すれ
ば、全体として廃棄物処理場69における廃液の浸出防止
機能を大幅に高めることができる。さらに、緩衝層73を
設ける場合には覆土72を省略することも可能である。
【0021】本発明の注入固化材は、草花等の種子と肥
料その他の補助材とをこれに加えた後、地盤又はコンク
リート構造物の表面に吹き付けることもできる。この場
合には、吹き付けられた表面が植生で覆われる。
【0022】鋼管矢板10の接続部13内の中空部分15への
固化材の注入のため本発明者等が開発した回転ノズル1
を図10及び図11に示す。この回転ノズル1において
は、相互に回転自在で水密に結合された接続環2a、2bを
有する回り継手2の一方の接続環2b(又は2a)に短管3
の一端を接続する。その短管3の他端に径方向外向きの
フランジ4を形成し、フランジ4の外周縁から前記回り
継手2と反対向きに帽状壁体5を突出させる。帽状壁体
5の突出端に前方噴出口7を穿ち、フランジ4には、短
管3の中心軸線に対しねじれの位置にあり且つ帽状壁体
5から離れるに従って短管3の中心軸線から離れる向き
の複数の後方噴出口8を穿つ。
【0023】回り継手2の他方の接続環2a(又は2b)に
耐圧ホース23を接続する。例えば超高圧水を回転ノズル
1へ供給すると、前方噴出口7から掘削用噴射水流20が
噴出すると共に、後方噴出口8から排土用噴射水流21が
噴出する。この時、後方噴出口8が短管3の中心軸線に
対しねじれの位置にあるので、排土用噴射水流21の噴出
の反力によりフランジ4及び短管3が耐圧ホース23に対
して回転する。短管3に結合された帽状壁体及び回り継
手の一方の接続環2b(又は2a)は、もちろん短管3と共
に回転する。この回転によって生ずる掘削用噴射水流20
の回転は、中空部分15内のすみずみまでの掘削を可能に
し、排土用噴射水流21の回転は掘削土を効率良く排出す
ると共に鋼管12の継手部材14a、14bの表面をすみずみま
で良く洗浄する。従って、継手部材14a、14bの表面に掘
削土などの異物の残存することがなく、洗浄後に中空部
分15へ圧入される固化材に残存異物が混入して劣化する
問題を解決できる。
【0024】耐圧ホース23からの供給液を超高圧水から
本発明の注入固化材へ切り換えることにより、この回転
ノズル1を介して、鋼管矢板10の接続部13内の中空部分
15へ注入固化材を圧入することができる。この場合も、
短管3及びフランジ4が回り継手2の耐圧ホース23接続
部に対して回転する。このため前方噴出口7及び後方噴
出口8からの固化材噴射流も回転し、固化材が鋼管12の
継手部材14a、14bの表面のすみずみまで到達しその表面
に強固に付着する。従って、本発明の固化材の優れた止
水機能を鋼管矢板10の接続部13において十分に発揮でき
る。
【0025】図11は、回転ノズル1の回り継手2に接
続される耐圧ホースを、外側の固化材注入ホース25と内
側の高圧洗浄用ホース26の二重構造とした例を示す。こ
の構造を用いれば、先ず高圧洗浄用ホース26からの加圧
水により鋼管矢板10の接続部13内の中空部分15を十分に
洗浄した後、単に高圧洗浄用ホース26を引抜くだけで迅
速に固化材の注入に移行することができる。前記中空部
分15への水や土砂の流入が見込まれる場合には、洗浄直
後に遅滞なく固化材を注入しないと水や土砂の混入によ
る固化材劣化が起るので、図11の二重構造のホースは
有用である。
【0026】図12は、この二重構造のホースを利用し
た注入プラント30の構成を示す。超高圧ポンプ35で加圧
した超高圧水を高圧洗浄ホース26に圧入し、回転ノズル
1(図11)から噴出させ所期の洗浄作業、即ち掘削・
排土・洗浄を行う。必要に応じ、洗浄作業完了後に高圧
洗浄ホース26を回転ノズル1から分離して引抜く。次い
で主材タンク32内のウレタンプレポリマと骨材サイロ31
内の吸水膨潤可能な粒状骨材とをミキサー33で混合して
固化材を調製し、その固化材を高粘性ポンプ33により固
化材ホース25内へ圧入し、前記中空部分15へ充填する。
ホースリール36は、固化材ホース25と高圧洗浄ホース26
との二重構造ホースを巻取って収納し且つ所要長さを繰
出す。
【0027】本発明において、鋼管矢板10の接続部13の
中空部分15に回転ノズル1が接続された耐圧ホース23を
差込み、耐圧ホース23を介して加圧水を回転ノズル1か
ら噴出させ、前方噴出口7からの噴射水流20により地盤
を掘削すると共に後方噴出口8からの噴射水流21により
回転ノズル1を回転させつつ掘削土を排土し、回転ノズ
ル1付き圧入ホース23を引抜きつつ噴射水流20、21によ
り継手部材14a、14bの表面を洗浄し、圧入ホース23の引
抜き後直ちに中空部分15の水平断面と実質上等しい断面
で中空部分15の長さ以上の長さの多孔質シート製袋を中
空部分15に挿入し、多孔質シート製袋に注入固化材を圧
入することもできる。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明の注入
固化材は、ウレタンプレポリマと吸水膨潤可能な骨材と
の混合物を含み、見かけ比重が1.0より大であるので、
次の顕著な効果を奏する。
【0029】(イ)見かけ比重が1.0より大きく水に浮か
ず、均等に分散・浸透し、接着性が高く、大きな止水性
能を示す。 (ロ)固化後の固化体が柔軟性を有するので、鋼管等の被
接着物の表面が一定限度内で変位しても、固化体はその
変位に追随し被接着面との密着を保ったまま変形し、破
損せず止水性能を保つ。 (ハ)地震等の急激で大きな衝撃によって多少の亀裂が生
じても、粒状骨材が吸水膨潤して亀裂を閉塞して止水性
能を保つ。総じて、大きな止水性能を実質上永久的に保
つ。 (ニ)化学的に安定であって、経時的損耗が殆どない。 (ホ)固化材として成分混合後のポンプ圧送が可能であ
り、取扱が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、固化材の組成と見かけの比重との関係を示
すグラフである。
【図2】は、固化材が固化した後の透水係数の経年変化
のグラフである。
【図3】は、下水管の連結部に対する固化材注入域の説
明図である。
【図4】は、水中構造物と水底地盤との間の固化材注入
域の説明図である。
【図5】は、トンネル外周壁の接続部に対する保護裏込
域の説明図である。
【図6】は、地表湧水に対するトンネル外周壁の防水裏
込域の説明図である。
【図7】は、廃棄物処理場の底面に対する保護手段の説
明図である。
【図8】は、鋼管矢板の構築方法の説明図である。
【図9】は、鋼管矢板における隣接鋼管接続部の要部説
明図である。
【図10】は、回転ノズルの説明図である。
【図11】は、二重管構造の耐圧ホース付き回転ノズル
の図式的側面図である。
【図12】は、固化材の注入プラントの構成の説明図で
ある。
【図13】は、従来の鋼管矢板構築方法の流れ図であ
る。
【符号の説明】
1 回転ノズル 2 回り継手 3 短管 4 フランジ 5 帽状壁体 7 前方噴出口 8 後方噴出口 10 鋼管矢板 12 鋼管 13 接続部 14a、14b 継手部材 15 中空部分 20 掘削用噴射水流 21 排土用噴射水流 25 固化材注入ホース 26 高圧洗浄ホース 29 架台 30 注入プラント 31 骨材サイロ 32 主材タンク 33 ミキサー 34 高粘性ポンプ 35 超高圧ポンプ 36 ホースリール 51 下水管 52 連結部 53 空洞 54 注入口 55 圧入ホース 57 パッカー 58 固化材注入域 59 水中構造物 60 トンネル 61 外周壁 63 保護裏込域 65 防水裏込域 69 廃棄物処理場 70 地山 71 ゴムシート 72 覆土 73 緩衝層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽田 中 東京都台東区浅草橋4丁目15番5号 山信 ビル4F 大翔化学株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウレタンプレポリマ液1重量部と吸水膨潤
    可能な粒状骨材1.0〜2.0重量部と所要固化時間で定まる
    量の重合促進剤との液状混合物からなり、見かけの比重
    が1.0より大でありポンプ圧送可能な注入固化材。
  2. 【請求項2】請求項1の注入固化材において、前記ウレ
    タンプレポリマを芳香属イソシアネートとし、前記重合
    促進剤を有機アミン系重合促進剤としてなる注入固化
    材。
  3. 【請求項3】請求項1の注入固化材において、前記ウレ
    タンプレポリマ液を親水性ウレタンのウレタンプレポリ
    マの水溶液としてなる注入固化材。
  4. 【請求項4】請求項1の注入固化材において、前記ウレ
    タンプレポリマを疎水性ウレタンのウレタンプレポリマ
    としてなる注入固化材。
  5. 【請求項5】請求項1の注入固化材において、前記骨材
    をモンモリロライト、石英、長石、又はセピオライト又
    はそれらの混合物の破砕粒子としてなる注入固化材。
  6. 【請求項6】請求項1の注入固化材において、前記骨材
    をベントナイト又は粘土の粒体としてなる注入固化材。
  7. 【請求項7】請求項1の注入固化材において、前記骨材
    をウレタンプレポリマと反応しない水溶性ポリマ又は水
    ガラスで被覆した粒状骨材としてなる注入固化材。
  8. 【請求項8】請求項1の注入固化材において、前記混合
    物に硬化促進剤としてセメント、消石灰、炭酸ソーダ、
    又はそれらの混合物を含めてなる注入固化材。
  9. 【請求項9】相互に回転自在で水密に結合された接続環
    を有する回り継手、前記回り継手の一方の接続環に一端
    が接続された短管、前記短管の他端に形成された径方向
    外向きのフランジ、前記フランジの外周縁から前記回り
    継手と反対向きに突出する帽状壁体、前記帽状壁体の突
    出端に穿った前方噴出口、及び前記短管の中心軸線に対
    しねじれの位置にあり且つ前記帽状壁体から離れるに従
    って前記短管中心軸線から離れる如く前記フランジに穿
    たれた複数の後方噴出口を備えてなる回転ノズル。
  10. 【請求項10】請求項9の回転ノズルにおいて、前記前
    方噴出口及び後方噴出口の少なくとも一方を選択的に閉
    塞する開閉部材を備えてなる回転ノズル。
  11. 【請求項11】請求項10の回転ノズルの回り継手の他
    方の接続環に接続した耐圧ホースを備えてなる圧入ホー
    ス装置。
  12. 【請求項12】直径上の対向外側面に相互に嵌合可能な
    継手部材が固定された複数の鋼管を前記継手部材で矢板
    状に結合し、ウレタンプレポリマ液1重量部と吸水膨潤
    可能な粒状骨材1.0〜2.0重量部と所要固化時間で定まる
    量の重合促進剤との液状混合物からなり見かけの比重が
    1.0より大である注入固化材を隣接鋼管の継手部材嵌合
    部内の中空部分に圧入して継手部材表面と密着させ、前
    記固化材を加圧下で発泡固化させてなる鋼管矢板継手止
    水方法。
  13. 【請求項13】請求項12の止水方法において、前記隣
    接鋼管の継手部材嵌合部内の中空部分に請求項11の回転
    ノズルが接続された圧入ホース装置を差込み、前記耐圧
    ホースを介して加圧水を前記回転ノズルから噴出させ、
    前記前方噴出口からの噴射水流により地盤を掘削し前記
    後方噴出口からの噴射水流により前記回転ノズルを回転
    させつつ掘削土を排土すると共に前記継手部材の表面を
    洗浄し、前記中空部分の洗浄後直ちに前記加圧水に替え
    て請求項1の注入固化材を前記中空部分に圧入してなる
    鋼管矢板継手止水方法。
  14. 【請求項14】請求項12の止水方法において、前記隣
    接鋼管の継手部材嵌合部内の中空部分に請求項11の回転
    ノズルが接続された圧入ホース装置を差込み、前記耐圧
    ホースを介して加圧水を前記回転ノズルから噴出させ、
    前記前方噴出口からの噴射水流により地盤を掘削し前記
    後方噴出口からの噴射水流により前記回転ノズルを回転
    させつつ掘削土を排土し、前記圧入ホース装置を引抜き
    つつ前記噴射水流により前記継手部材の表面を洗浄し、
    前記圧入ホース装置の引抜き後直ちに前記中空部分の水
    平断面と実質上等しい断面で前記中空部分の長さ以上の
    長さの多孔質シート製袋を前記中空部分に挿入し、前記
    袋に請求項1の注入固化材を圧入してなる鋼管矢板継手
    止水方法。
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