JPH08199268A - Mg合金中へZrを添加するための母合金 - Google Patents
Mg合金中へZrを添加するための母合金Info
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- JPH08199268A JPH08199268A JP994195A JP994195A JPH08199268A JP H08199268 A JPH08199268 A JP H08199268A JP 994195 A JP994195 A JP 994195A JP 994195 A JP994195 A JP 994195A JP H08199268 A JPH08199268 A JP H08199268A
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- master alloy
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 15重量%以下のZrを含有するZn−Zr
合金からなるか、又は20重量%以下のZrを含有する
RE−Zr合金からなる、Mg合金中へZrを添加する
ための母合金。 【効果】 本発明の母合金を用いることにより溶湯の汚
染、損失を最小限に抑えることができ、比較的低い溶湯
温度での合金化が可能であり、更に鋳造品の内部欠陥の
発生や強度の低下といった従来技術での問題を阻止でき
る。
合金からなるか、又は20重量%以下のZrを含有する
RE−Zr合金からなる、Mg合金中へZrを添加する
ための母合金。 【効果】 本発明の母合金を用いることにより溶湯の汚
染、損失を最小限に抑えることができ、比較的低い溶湯
温度での合金化が可能であり、更に鋳造品の内部欠陥の
発生や強度の低下といった従来技術での問題を阻止でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMg合金中へZrを添加
するための母合金に関し、特にMg合金中へのZrの添
加を容易にし且つMg合金鋳物の品質を向上させること
のできるZn−Zr母合金あるいはRE−Zr母合金に
関する。
するための母合金に関し、特にMg合金中へのZrの添
加を容易にし且つMg合金鋳物の品質を向上させること
のできるZn−Zr母合金あるいはRE−Zr母合金に
関する。
【0002】
【従来の技術】Mg合金中にZrを添加する目的はMg
合金の組織を微細化させ、機械的特性を向上させること
にある。このようなZr含有Mg合金の実用例としては
WE合金(Mg−Y−Nd−Zr)、EK合金(Mg−
RE−Zr)、ZK合金(Mg−Zn−Zr)、QE合
金(Mg−Ag−RE−Zr)などが挙げられる。
合金の組織を微細化させ、機械的特性を向上させること
にある。このようなZr含有Mg合金の実用例としては
WE合金(Mg−Y−Nd−Zr)、EK合金(Mg−
RE−Zr)、ZK合金(Mg−Zn−Zr)、QE合
金(Mg−Ag−RE−Zr)などが挙げられる。
【0003】Mg合金中にZrを添加する場合、Zrを
単独でMg合金溶湯中へ添加してもMg合金溶湯中での
Zrの溶解、拡散が困難であるため、従来は、「四塩化
ジルコニウム(ZrCl4 )とマグネシウムとを溶解
し、置換反応によりMg−Zr母合金を作製し、この母
合金をMg合金中へ添加することによってZrをMg合
金中に添加する」方法が最も一般的であった。
単独でMg合金溶湯中へ添加してもMg合金溶湯中での
Zrの溶解、拡散が困難であるため、従来は、「四塩化
ジルコニウム(ZrCl4 )とマグネシウムとを溶解
し、置換反応によりMg−Zr母合金を作製し、この母
合金をMg合金中へ添加することによってZrをMg合
金中に添加する」方法が最も一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記添加方法では、母
合金を製造する際にフラックスを使用しているためMg
−Zr母合金中に混入したフラックスによりMg合金溶
湯が汚染され、損失が生じる。さらには、鋳造品にもフ
ラックスが混入するため鋳造品の品質の悪化、強度の低
下といった問題が生じる。従って、Mg合金中へZrを
添加するための添加剤としてフラックスを含まない添加
剤を用いる必要がある。本発明の目的は、Mg合金中へ
Zrを添加するための、フラックスを含まないZr含有
母合金を提供することにある。
合金を製造する際にフラックスを使用しているためMg
−Zr母合金中に混入したフラックスによりMg合金溶
湯が汚染され、損失が生じる。さらには、鋳造品にもフ
ラックスが混入するため鋳造品の品質の悪化、強度の低
下といった問題が生じる。従って、Mg合金中へZrを
添加するための添加剤としてフラックスを含まない添加
剤を用いる必要がある。本発明の目的は、Mg合金中へ
Zrを添加するための、フラックスを含まないZr含有
母合金を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、Mg合金
の成分元素であるZn及びRE(希土類元素)に着目
し、状態図よりZn及びREはMgよりもZrとの合金
化が比較的容易に行なえるのではという判断に基づき、
鋭意検討した結果、Zn−Zr母合金又はRE−Zr母
合金を添加剤とすることで上記の目的が達成され且つM
g合金中へのZrの添加が容易に行えることを見出し、
本発明を完成した。
の成分元素であるZn及びRE(希土類元素)に着目
し、状態図よりZn及びREはMgよりもZrとの合金
化が比較的容易に行なえるのではという判断に基づき、
鋭意検討した結果、Zn−Zr母合金又はRE−Zr母
合金を添加剤とすることで上記の目的が達成され且つM
g合金中へのZrの添加が容易に行えることを見出し、
本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明の、Mg合金中へZrを添加
するための母合金は、15重量%以下のZrを含有する
Zn−Zr合金からなるか、又は20重量%以下のZr
を含有するRE−Zr合金からなることを特徴とする。
本発明の母合金のZr含有量については、母合金中にお
けるZrの固溶性、微細析出状態等を考慮すると、Zn
−Zr母合金の場合にはZrの含有量を15重量%以下
にすることが好ましく、またRE−Zr母合金の場合に
はZrの含有量を20重量%以下にすることが好まし
い。
するための母合金は、15重量%以下のZrを含有する
Zn−Zr合金からなるか、又は20重量%以下のZr
を含有するRE−Zr合金からなることを特徴とする。
本発明の母合金のZr含有量については、母合金中にお
けるZrの固溶性、微細析出状態等を考慮すると、Zn
−Zr母合金の場合にはZrの含有量を15重量%以下
にすることが好ましく、またRE−Zr母合金の場合に
はZrの含有量を20重量%以下にすることが好まし
い。
【0007】本発明のRE−Zr母合金において、RE
としてはMg合金に使用されるものであれば如何なる元
素でもよいが、Zrとの二元状態図から判断してGd、
Nd、Dy等が好ましい。本発明の母合金は、ZnとZ
rとを、又はREとZrとを比較的低い溶湯温度(60
0〜700℃)で溶融混合して合金化することによって
得られる。本発明の母合金は、例えば、非晶質金属作製
装置などを用いる急冷品作製方法によって製造して、母
合金中のZrを微細化させることにより一層有効な母合
金とすることができる。
としてはMg合金に使用されるものであれば如何なる元
素でもよいが、Zrとの二元状態図から判断してGd、
Nd、Dy等が好ましい。本発明の母合金は、ZnとZ
rとを、又はREとZrとを比較的低い溶湯温度(60
0〜700℃)で溶融混合して合金化することによって
得られる。本発明の母合金は、例えば、非晶質金属作製
装置などを用いる急冷品作製方法によって製造して、母
合金中のZrを微細化させることにより一層有効な母合
金とすることができる。
【0008】
【実施例】以下に実施例、比較例によって本発明を更に
説明する。 実施例1 非晶質金属作製装置を用いて、Gd−15重量%Zrを
目標組成にしたリボン状のGd−Zr母合金の急冷品を
製造した。得られたGd−Zr母合金の分析値を表1に
示す。表中の数値は重量%であり、以下同様である。
説明する。 実施例1 非晶質金属作製装置を用いて、Gd−15重量%Zrを
目標組成にしたリボン状のGd−Zr母合金の急冷品を
製造した。得られたGd−Zr母合金の分析値を表1に
示す。表中の数値は重量%であり、以下同様である。
【0009】上記の母合金とMg、Gd及びNdの各原
料を用いて、以下の手順によりMg−10重量%Gd−
2重量%Nd−0.6重量%Zrを目標組成とした合金
を1kg製造した。まず、Mgのみを黒鉛坩堝中で溶解
温度700℃で溶解させ、溶解後その溶湯中にGd及び
Ndを添加し、約10分程700℃に保持した。次に溶
湯温度を650℃とした後、その溶湯中に上記のGd−
Zr母合金を添加し、約15分程650℃に保持した後
鋳型に鋳造した。その鋳造品の分析値を表2に示す。
料を用いて、以下の手順によりMg−10重量%Gd−
2重量%Nd−0.6重量%Zrを目標組成とした合金
を1kg製造した。まず、Mgのみを黒鉛坩堝中で溶解
温度700℃で溶解させ、溶解後その溶湯中にGd及び
Ndを添加し、約10分程700℃に保持した。次に溶
湯温度を650℃とした後、その溶湯中に上記のGd−
Zr母合金を添加し、約15分程650℃に保持した後
鋳型に鋳造した。その鋳造品の分析値を表2に示す。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】実施例−2 通常の大気溶解によってZn−10重量%Zrを目標組
成にした母合金を製造した。得られたZn−Zr母合金
の分析値を表3に示す。この母合金とMg及びZnの各
原料を用いて実施例1と同様の手順によりZK61(M
g−6重量%Zn−0.6重量%Zr)合金を鋳造し
た。その鋳造品の分析値を表4に示す。
成にした母合金を製造した。得られたZn−Zr母合金
の分析値を表3に示す。この母合金とMg及びZnの各
原料を用いて実施例1と同様の手順によりZK61(M
g−6重量%Zn−0.6重量%Zr)合金を鋳造し
た。その鋳造品の分析値を表4に示す。
【0013】
【表3】
【0014】
【表4】
【0015】比較例1 Mg−10重量%Gd−2重量%Nd−0.6重量%Z
rを目標組成にした合金を通常の製造方法で製造した。
即ち、Zr以外の各原料を所定量溶解し、その溶湯に溶
湯温度約800℃で金属Zrを単独添加し、しばらく攪
拌した後、その溶湯を約1時間約800℃に保持した。
保持後鋳型に鋳造した。その鋳造品の分析値を表5に示
す。
rを目標組成にした合金を通常の製造方法で製造した。
即ち、Zr以外の各原料を所定量溶解し、その溶湯に溶
湯温度約800℃で金属Zrを単独添加し、しばらく攪
拌した後、その溶湯を約1時間約800℃に保持した。
保持後鋳型に鋳造した。その鋳造品の分析値を表5に示
す。
【0016】
【表5】 比較例2 ZK61(Mg−6重量%Zn−0.6重量%Zr)を
目標組成にした合金を比較例1と同様の手順により製造
し、鋳型に鋳造した。その鋳造品の分析値を表6に示
す。
目標組成にした合金を比較例1と同様の手順により製造
し、鋳型に鋳造した。その鋳造品の分析値を表6に示
す。
【0017】
【表6】
【0018】上記の実施例、比較例のデータから明らか
なように、本発明の母合金を用いることによりほぼ目標
通りの組成を有する合金を得ることが可能であり、さら
に比較的低い溶湯温度での添加が可能であることからコ
ストや安全性の点でも有効である。
なように、本発明の母合金を用いることによりほぼ目標
通りの組成を有する合金を得ることが可能であり、さら
に比較的低い溶湯温度での添加が可能であることからコ
ストや安全性の点でも有効である。
【0019】
【発明の効果】本発明のZn−Zr母合金又はRE−Z
r母合金を用いることにより溶湯の汚染、損失を最小限
に抑えることができ、さらには比較的低い溶湯温度(6
00〜700℃)での合金化が可能である。また、本発
明の母合金はフラックスを使用することなしで製造され
るので、フラックスの混入による鋳造品の内部欠陥の発
生や強度の低下といった従来技術での問題を阻止でき
る。
r母合金を用いることにより溶湯の汚染、損失を最小限
に抑えることができ、さらには比較的低い溶湯温度(6
00〜700℃)での合金化が可能である。また、本発
明の母合金はフラックスを使用することなしで製造され
るので、フラックスの混入による鋳造品の内部欠陥の発
生や強度の低下といった従来技術での問題を阻止でき
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 15重量%以下のZrを含有するZn−
Zr合金からなることを特徴とするMg合金中へZrを
添加するための母合金。 - 【請求項2】 20重量%以下のZrを含有するRE−
Zr合金からなることを特徴とするMg合金中へZrを
添加するための母合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00994195A JP3666822B2 (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | Mg合金中へZrを添加するための母合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00994195A JP3666822B2 (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | Mg合金中へZrを添加するための母合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08199268A true JPH08199268A (ja) | 1996-08-06 |
| JP3666822B2 JP3666822B2 (ja) | 2005-06-29 |
Family
ID=11734043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00994195A Expired - Fee Related JP3666822B2 (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | Mg合金中へZrを添加するための母合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3666822B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102703741A (zh) * | 2012-06-25 | 2012-10-03 | 济南大学 | Zn-Zr中间合金及其制备方法和应用 |
| WO2021098116A1 (zh) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 龙南龙钇重稀土科技股份有限公司 | 一种Mg-Zn-Zr中间合金及其制备方法 |
| JP2025516382A (ja) * | 2023-01-19 | 2025-05-27 | 包頭稀土研究院 | ジルコニウムおよびマグネシウムを含有する中間合金、並びにその製造方法および使用 |
-
1995
- 1995-01-25 JP JP00994195A patent/JP3666822B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102703741A (zh) * | 2012-06-25 | 2012-10-03 | 济南大学 | Zn-Zr中间合金及其制备方法和应用 |
| WO2021098116A1 (zh) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 龙南龙钇重稀土科技股份有限公司 | 一种Mg-Zn-Zr中间合金及其制备方法 |
| JP2025516382A (ja) * | 2023-01-19 | 2025-05-27 | 包頭稀土研究院 | ジルコニウムおよびマグネシウムを含有する中間合金、並びにその製造方法および使用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3666822B2 (ja) | 2005-06-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050112 |
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| A521 | Written amendment |
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| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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