JPH08199321A - 連続溶融めっき装置のめっき浴中シンクロール - Google Patents
連続溶融めっき装置のめっき浴中シンクロールInfo
- Publication number
- JPH08199321A JPH08199321A JP1045195A JP1045195A JPH08199321A JP H08199321 A JPH08199321 A JP H08199321A JP 1045195 A JP1045195 A JP 1045195A JP 1045195 A JP1045195 A JP 1045195A JP H08199321 A JPH08199321 A JP H08199321A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- weight
- steel strip
- powder
- hot dip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000003618 dip coating Methods 0.000 title claims abstract 3
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 title abstract description 4
- 238000000576 coating method Methods 0.000 title abstract description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 51
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 51
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims abstract description 29
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 claims abstract description 7
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims abstract description 3
- 238000007747 plating Methods 0.000 claims description 30
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 10
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 10
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 10
- 238000005246 galvanizing Methods 0.000 claims description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 abstract description 8
- 238000000227 grinding Methods 0.000 abstract description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 2
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000008569 process Effects 0.000 description 6
- 230000009471 action Effects 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 4
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 3
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 3
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 241001474374 Blennius Species 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000007598 dipping method Methods 0.000 description 1
- 238000005538 encapsulation Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
- 230000001502 supplementing effect Effects 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 連続溶融めっきラインのめっき浴中シンクロ
ールの回転を安定化し、被めっき鋼帯のスリップを抑制
防止する。 【構成】 このシンクロールは、ロール胴部内を軸方向
に貫通する筒状空間61がロール軸心を中心とする円周
上に位置して周方向に等間隔に設けられた胴部構造、又
は中空円筒体からなる胴部構造を有し、筒状空間61又
は中空円筒体の内側空間71内に、粉末Pを所定量封入
し、ロール重量(粉末を加算した重量)が所定の重量範
囲(好ましくは〔I〕式の範囲)となるように調整す
る。 【効果】 粉末Pの重量化効果として、ロール軸部の摩
擦抵抗が緩和され、ロール回転の安定性が確保される。
胴部表面の研削加工による重量減少に応じて粉末封入量
を増量することにより長期にわたり安定なロール回転が
維持される。
ールの回転を安定化し、被めっき鋼帯のスリップを抑制
防止する。 【構成】 このシンクロールは、ロール胴部内を軸方向
に貫通する筒状空間61がロール軸心を中心とする円周
上に位置して周方向に等間隔に設けられた胴部構造、又
は中空円筒体からなる胴部構造を有し、筒状空間61又
は中空円筒体の内側空間71内に、粉末Pを所定量封入
し、ロール重量(粉末を加算した重量)が所定の重量範
囲(好ましくは〔I〕式の範囲)となるように調整す
る。 【効果】 粉末Pの重量化効果として、ロール軸部の摩
擦抵抗が緩和され、ロール回転の安定性が確保される。
胴部表面の研削加工による重量減少に応じて粉末封入量
を増量することにより長期にわたり安定なロール回転が
維持される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続溶融めっき装置の
めっき浴中に導入される被めっき鋼帯を、胴部表面に沿
わせて移送するめっき浴中シンクロールの改良に関し、
特に被めっき鋼帯のスリップの抑制防止に必要なロール
回転の安定性を長期に亘って維持することができるよう
にしたものである。
めっき浴中に導入される被めっき鋼帯を、胴部表面に沿
わせて移送するめっき浴中シンクロールの改良に関し、
特に被めっき鋼帯のスリップの抑制防止に必要なロール
回転の安定性を長期に亘って維持することができるよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】連続溶融金属めっきラインにおける被め
っき鋼帯Sは、図5に示すように、還元焼鈍炉1から、
スナウト2内を斜降して溶融アルミニウムめっき浴4に
導入され、浴中のシンクロール5の胴部表面に沿って上
方に移送され、サポートロール6を通過して浴上に導出
される。シンクロール5は、図6(1)(2)に示すよ
うに、軸部53に、耐摩耗性のスリーブ(軸スリーブ)
54が嵌着固定され、軸受部材55に適当なクリアラン
スを以て回転自在なように包囲支承された無駆動ロール
であり、そのロール胴部51の表面に押し付けられて走
行する鋼帯Sとの接触面の摩擦力により、鋼帯Sの走行
速度と一致する周速度の回転運動を行う。シンクロール
5は、浴中での使用過程で、鋼帯の接触による擦過疵や
腐食による肌荒れ等の表面損傷が胴部表面に生じるの
で、一定期間使用した後、浴中から引き上げ、表面損傷
を修復するための研削加工が実施される。胴部に研削加
工が加えられるたびにロールの径および重量は減少して
いく。
っき鋼帯Sは、図5に示すように、還元焼鈍炉1から、
スナウト2内を斜降して溶融アルミニウムめっき浴4に
導入され、浴中のシンクロール5の胴部表面に沿って上
方に移送され、サポートロール6を通過して浴上に導出
される。シンクロール5は、図6(1)(2)に示すよ
うに、軸部53に、耐摩耗性のスリーブ(軸スリーブ)
54が嵌着固定され、軸受部材55に適当なクリアラン
スを以て回転自在なように包囲支承された無駆動ロール
であり、そのロール胴部51の表面に押し付けられて走
行する鋼帯Sとの接触面の摩擦力により、鋼帯Sの走行
速度と一致する周速度の回転運動を行う。シンクロール
5は、浴中での使用過程で、鋼帯の接触による擦過疵や
腐食による肌荒れ等の表面損傷が胴部表面に生じるの
で、一定期間使用した後、浴中から引き上げ、表面損傷
を修復するための研削加工が実施される。胴部に研削加
工が加えられるたびにロールの径および重量は減少して
いく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シンクロール5は、め
っき浴による浮力が作用すると共に、その胴部表面に接
触する鋼帯Sの走行張力の作用を受けるため、図6に示
すように、上向きに持ち上げられ、軸受部材55の上側
内面域551 に軸スリーブ54が押し付けられた摩擦状
態で回転運動を行う。この軸部の摩擦は、シンクロール
5の回転運動を妨げると共に、軸スリーブ54の摩耗減
肉を速める原因となる。殊にめっき浴が溶融アルミニウ
ムである場合には、めっき浴の腐食作用が強く、腐食作
用と回転摩擦の重畳作用のため、軸スリーブ54の損傷
は急速に進行する。他方、シンクロール5の胴部表面と
鋼帯Sとの接触界面I(図6(2))には、鋼帯Sの走
行に伴って溶融めっき金属の巻き込みを生じることがあ
り、その巻き込みにより、ロールと鋼帯との接触界面の
摩擦力が低減し、鋼帯のスリップを生じ易くなる。鋼帯
のスリップはめっき表面に擦り疵等を生じる原因とな
る。ロール軸部の摩擦抵抗および胴部と鋼帯との接触界
面の摩擦力減少(いずれもシンクロール5の回転運動の
安定性を阻害する要因である)は、胴部の研削加工によ
るロール径の減少(ロール重量の減少)に伴つて顕著と
なる。これは、ロール重量が減少する程、ロール軸部に
おいては、軸受部材55の上側内面域551に対する軸
スリーブ54の押圧加重が大きくなり、ロール胴部にお
いては、胴部表面と鋼帯との接触界面の密着力が低下
し、めっき金属が巻き込まれ易くなるからである。
っき浴による浮力が作用すると共に、その胴部表面に接
触する鋼帯Sの走行張力の作用を受けるため、図6に示
すように、上向きに持ち上げられ、軸受部材55の上側
内面域551 に軸スリーブ54が押し付けられた摩擦状
態で回転運動を行う。この軸部の摩擦は、シンクロール
5の回転運動を妨げると共に、軸スリーブ54の摩耗減
肉を速める原因となる。殊にめっき浴が溶融アルミニウ
ムである場合には、めっき浴の腐食作用が強く、腐食作
用と回転摩擦の重畳作用のため、軸スリーブ54の損傷
は急速に進行する。他方、シンクロール5の胴部表面と
鋼帯Sとの接触界面I(図6(2))には、鋼帯Sの走
行に伴って溶融めっき金属の巻き込みを生じることがあ
り、その巻き込みにより、ロールと鋼帯との接触界面の
摩擦力が低減し、鋼帯のスリップを生じ易くなる。鋼帯
のスリップはめっき表面に擦り疵等を生じる原因とな
る。ロール軸部の摩擦抵抗および胴部と鋼帯との接触界
面の摩擦力減少(いずれもシンクロール5の回転運動の
安定性を阻害する要因である)は、胴部の研削加工によ
るロール径の減少(ロール重量の減少)に伴つて顕著と
なる。これは、ロール重量が減少する程、ロール軸部に
おいては、軸受部材55の上側内面域551に対する軸
スリーブ54の押圧加重が大きくなり、ロール胴部にお
いては、胴部表面と鋼帯との接触界面の密着力が低下
し、めっき金属が巻き込まれ易くなるからである。
【0004】ロール5と鋼帯Sとの接触界面のめっき金
属の巻き込みによるスリップを防止するためのロールと
して、図7のように、ロール胴部51の表面に、スパイ
ラル溝gと孔h(胴部の内側空間に連通)を多数形成し
たロールが知られている。これは、界面に巻き込まれた
めっき金属を、スパイラル溝gと孔hにより界面の外に
誘導排除しようとするものであるが、スパイラル溝gや
孔hを形成することは、ロール製造コストの増大だけで
なく、その溝や孔の表面凹凸がめっき鋼板表面に転写さ
れ、めっき品質を損なうという問題がある。他方、シン
クロール5の軸部の摩擦抵抗に起因してロール回転の安
定性が阻害される現象に対しては、これまでのところ実
用し得る有効な対策はなく、実操業では、ロールの反復
使用を、ロール重量が余り小さくならないロール径範囲
内に制限するという措置が講ぜられている。しかし、そ
の効果は乏しく、しかもロール使用可能径が制限される
ことによるロールコストの増大を余儀なくされる。本発
明は連続溶融めっきにおける上記問題を解決するための
改良されたシンクロールを提供するものである。
属の巻き込みによるスリップを防止するためのロールと
して、図7のように、ロール胴部51の表面に、スパイ
ラル溝gと孔h(胴部の内側空間に連通)を多数形成し
たロールが知られている。これは、界面に巻き込まれた
めっき金属を、スパイラル溝gと孔hにより界面の外に
誘導排除しようとするものであるが、スパイラル溝gや
孔hを形成することは、ロール製造コストの増大だけで
なく、その溝や孔の表面凹凸がめっき鋼板表面に転写さ
れ、めっき品質を損なうという問題がある。他方、シン
クロール5の軸部の摩擦抵抗に起因してロール回転の安
定性が阻害される現象に対しては、これまでのところ実
用し得る有効な対策はなく、実操業では、ロールの反復
使用を、ロール重量が余り小さくならないロール径範囲
内に制限するという措置が講ぜられている。しかし、そ
の効果は乏しく、しかもロール使用可能径が制限される
ことによるロールコストの増大を余儀なくされる。本発
明は連続溶融めっきにおける上記問題を解決するための
改良されたシンクロールを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る連続溶融め
っき装置のめっき浴中シンクロールは、ロール胴部内を
軸方向に貫通する複数個の筒状空間61が、ロール軸心
を中心とする円周上に位置して周方向に等間隔に設けら
れた胴部構造、または中空円筒体からなる胴部構造を有
し、上記ロール胴部の筒状空間61内、または中空円筒
体の内側空間71内に、ロール重量を増量するための粉
末(以下「ロール加重用粉末」)Pが封入され、封入さ
れた粉末重量により、ロール重量WR 、所定の重量範囲
に調整されていることを特徴としてる。
っき装置のめっき浴中シンクロールは、ロール胴部内を
軸方向に貫通する複数個の筒状空間61が、ロール軸心
を中心とする円周上に位置して周方向に等間隔に設けら
れた胴部構造、または中空円筒体からなる胴部構造を有
し、上記ロール胴部の筒状空間61内、または中空円筒
体の内側空間71内に、ロール重量を増量するための粉
末(以下「ロール加重用粉末」)Pが封入され、封入さ
れた粉末重量により、ロール重量WR 、所定の重量範囲
に調整されていることを特徴としてる。
【0006】本発明のシンクロールのロール重量W
R (Kg)は、好ましくは、下記〔I〕式を満足する重量
範囲内に調整される。
R (Kg)は、好ましくは、下記〔I〕式を満足する重量
範囲内に調整される。
【数2】 〔(1+COSθ)T-1000 〕/(1-ρM / ρR ) ≦WR ≦〔(1+COSθ)T+1000 〕/(1-ρM / ρR ) …〔I〕 〔式中、T:鋼帯の張力(Kg)、 θ:鋼帯のめっき浴への導入角度、 ρM :溶融めっき金属の比重、 ρR :ロールの比重 〕。
【0007】
【作用】胴部に加重用粉末が封入される本発明のシンク
ロールにおいては、軸受部材55の上側内面域551 に
対する軸スリーブ54の押圧荷重(鋼帯Sの走向張力等
の作用による)が、加重用粉末のロール重量化効果によ
り緩和され、軸部の回転摩擦抵抗が低減する。押圧荷重
の低減効果として、軸部の摩耗減肉損傷も軽減する。ま
た、ロールの重量化に伴い、ロール胴部表面と鋼帯Sと
の接触界面の密着状態が安定化し、接触界面へのめっき
金属の巻き込みが抑制防止される。このようなロール軸
部の摩擦抵抗の低減、およびロール胴部と鋼帯との接触
界面の密着状態の安定化により、鋼帯Sの移送速度と一
致するシンクロールの安定な回転運動が維持され、鋼帯
Sのスリップが抑制防止される。その胴部周面は、前記
図7のロールのようなスパイラル溝gや孔hの形成を必
要とせず、平滑面であってよい。また、シンクロール
は、前記のように胴部表面の損傷を修復するための研削
加工の繰り返しによりロール重量が減少していくが、そ
の重量減少に応じて加重用粉末の封入量を調整すること
により、ロール重量WR を、常に適正な範囲内に保持す
ることができる。従ってロールの使用可能径(使用可能
重量)の下限値が下方に拡大され、それだけロールの耐
用寿命が増大する。なお、連続溶融めっきの実操業にお
ける被めっき鋼帯の走行張力Tは、鋼帯の板厚等により
異なり、従ってシンクロールの安定な回転運動の維持に
必要なロール重量は、鋼帯の板厚変更等により異なった
値となるが、本発明によれば、このようなラインの工程
変更にも容易に対処し、シンクロールの安定な回転性を
維持することができる。
ロールにおいては、軸受部材55の上側内面域551 に
対する軸スリーブ54の押圧荷重(鋼帯Sの走向張力等
の作用による)が、加重用粉末のロール重量化効果によ
り緩和され、軸部の回転摩擦抵抗が低減する。押圧荷重
の低減効果として、軸部の摩耗減肉損傷も軽減する。ま
た、ロールの重量化に伴い、ロール胴部表面と鋼帯Sと
の接触界面の密着状態が安定化し、接触界面へのめっき
金属の巻き込みが抑制防止される。このようなロール軸
部の摩擦抵抗の低減、およびロール胴部と鋼帯との接触
界面の密着状態の安定化により、鋼帯Sの移送速度と一
致するシンクロールの安定な回転運動が維持され、鋼帯
Sのスリップが抑制防止される。その胴部周面は、前記
図7のロールのようなスパイラル溝gや孔hの形成を必
要とせず、平滑面であってよい。また、シンクロール
は、前記のように胴部表面の損傷を修復するための研削
加工の繰り返しによりロール重量が減少していくが、そ
の重量減少に応じて加重用粉末の封入量を調整すること
により、ロール重量WR を、常に適正な範囲内に保持す
ることができる。従ってロールの使用可能径(使用可能
重量)の下限値が下方に拡大され、それだけロールの耐
用寿命が増大する。なお、連続溶融めっきの実操業にお
ける被めっき鋼帯の走行張力Tは、鋼帯の板厚等により
異なり、従ってシンクロールの安定な回転運動の維持に
必要なロール重量は、鋼帯の板厚変更等により異なった
値となるが、本発明によれば、このようなラインの工程
変更にも容易に対処し、シンクロールの安定な回転性を
維持することができる。
【0008】以下、本発明について図面を参照して説明
する。図1(1)(2)は、本発明のシンクロールの実
施例〔同図(1)は径方向断面,(2)は軸方向断面〕
を示している。この例におけるロール胴部51は中実円
柱体で形成され、これに加重用粉末Pを封入するための
複数個の筒状空間61が、胴部を軸方向に貫通して設け
られている。筒状空間61は、ロール軸心を中心とする
円周上に位置して、周方向に等間隔に形成されている。
筒状空間61のそれぞれには、加重用粉末Pの所定量が
封入され、両端の開口部は、蓋板62を溶接等で接合固
定することにより密封されている。筒状空間61を、円
周方向に等間隔に形成するのは、むろんロールの回転運
動の安定性のためである。筒状空間61の必要な形設個
数は、ロール径の大きさ等によるが、図示のように約8
個(ないしそれ以上)とするのが好ましい。加重用粉末
Pは、複数個の筒状空間61に均等に分配封入される。
する。図1(1)(2)は、本発明のシンクロールの実
施例〔同図(1)は径方向断面,(2)は軸方向断面〕
を示している。この例におけるロール胴部51は中実円
柱体で形成され、これに加重用粉末Pを封入するための
複数個の筒状空間61が、胴部を軸方向に貫通して設け
られている。筒状空間61は、ロール軸心を中心とする
円周上に位置して、周方向に等間隔に形成されている。
筒状空間61のそれぞれには、加重用粉末Pの所定量が
封入され、両端の開口部は、蓋板62を溶接等で接合固
定することにより密封されている。筒状空間61を、円
周方向に等間隔に形成するのは、むろんロールの回転運
動の安定性のためである。筒状空間61の必要な形設個
数は、ロール径の大きさ等によるが、図示のように約8
個(ないしそれ以上)とするのが好ましい。加重用粉末
Pは、複数個の筒状空間61に均等に分配封入される。
【0009】図2(1)(2)は本発明のシンクロール
の他の実施例〔同図(1)は径方向断面,(2)は軸方
向断面〕を示している。この例におけるロール5の胴部
51は、中空円筒体511 とその両端に取付けられた側
板部材512 からなる中空形状を有し、加重用粉末P
は、胴部の内側空間71内に封入されている。胴部の側
板部材512 には、開口72が設けられており、加重用
粉末Pは開口72を介して内側空間71内に供給され
る。開口72は、適当な蓋板材73があてがわれ溶接等
で密封される。
の他の実施例〔同図(1)は径方向断面,(2)は軸方
向断面〕を示している。この例におけるロール5の胴部
51は、中空円筒体511 とその両端に取付けられた側
板部材512 からなる中空形状を有し、加重用粉末P
は、胴部の内側空間71内に封入されている。胴部の側
板部材512 には、開口72が設けられており、加重用
粉末Pは開口72を介して内側空間71内に供給され
る。開口72は、適当な蓋板材73があてがわれ溶接等
で密封される。
【0010】ロール胴部の筒状空間61,および内側空
間71に封入される加重用粉末Pの材種の選択は任意で
あるが、ロールの重量化効果の点から、比重の大きい材
種、例えばタングステン粉末(比重:約19.3)等が
好適に使用される。
間71に封入される加重用粉末Pの材種の選択は任意で
あるが、ロールの重量化効果の点から、比重の大きい材
種、例えばタングステン粉末(比重:約19.3)等が
好適に使用される。
【0011】シンクロール5は、前述のようにめっき浴
による浮力と、胴部表面に沿って走行する鋼帯の走向張
力の作用を受ける。図3において、めっき金属浴4への
鋼帯Sの導入角度(鉛直面に対する傾斜角度)をθ、鋼
帯張力をT(kg) とし、シンクロール5の重量をW
R (kg)、浮力をFR (kg)とすると、シンクロール5
に作用する垂直上向きの応力成分は、鋼帯張力の上向き
成分〔=T+TCOS θ〕と、浮力FR との和〔=(1+
COS θ) T+FR 〕であり、下向きの成分は、シンクロ
ール重量WR (kg)である。連続溶融めっきの実操業に
おけるシンクロール5と鋼帯Sとの接触界面のスリップ
の発生現象に関する本発明者等の詳細な観察結果によれ
ば、シンクロール5に作用する上記の上向き成分と下向
き成分との差ΔW〔=(1+COS θ) T+F R −WR 〕
と、スリップ発生頻度との間には、図4に示す関係があ
る。領域(イ)および(ロ)がスリップ発生領域であ
る。図示のように、スリップが発生するのは、上向き成
分と下向き成分との差ΔWが、+1000(Kg)より大
きい場合と、−1000(Kg)より小さい場合であり、
±1000(Kg)以下の場合には殆ど発生していない。
ΔWが+1000(Kg)より大きい領域でスリップが発
生し易くなるのは、軸受部材55の上側内面域55
1 〔図6(2)〕に対する軸スリーブ54の押圧荷重が
大きく、回転摩擦抵抗が過大となるからであり、他方Δ
Wが−1000(Kg)より小さい領域でスリップを発生
し易くなるのは、軸受部材55の下側内面域552 〔図
6(2)〕に対する軸スリーブ54の押圧荷重が大いた
め、その回転摩擦抵抗が過大となるからである。これに
対し、ΔWが−1000Kg〜+1000Kgの範囲内で
は、軸部の回転摩擦抵抗が小さく、また胴部に対する鋼
帯の密着常態もよく、ロール5の安定な回転状態が維持
される。
による浮力と、胴部表面に沿って走行する鋼帯の走向張
力の作用を受ける。図3において、めっき金属浴4への
鋼帯Sの導入角度(鉛直面に対する傾斜角度)をθ、鋼
帯張力をT(kg) とし、シンクロール5の重量をW
R (kg)、浮力をFR (kg)とすると、シンクロール5
に作用する垂直上向きの応力成分は、鋼帯張力の上向き
成分〔=T+TCOS θ〕と、浮力FR との和〔=(1+
COS θ) T+FR 〕であり、下向きの成分は、シンクロ
ール重量WR (kg)である。連続溶融めっきの実操業に
おけるシンクロール5と鋼帯Sとの接触界面のスリップ
の発生現象に関する本発明者等の詳細な観察結果によれ
ば、シンクロール5に作用する上記の上向き成分と下向
き成分との差ΔW〔=(1+COS θ) T+F R −WR 〕
と、スリップ発生頻度との間には、図4に示す関係があ
る。領域(イ)および(ロ)がスリップ発生領域であ
る。図示のように、スリップが発生するのは、上向き成
分と下向き成分との差ΔWが、+1000(Kg)より大
きい場合と、−1000(Kg)より小さい場合であり、
±1000(Kg)以下の場合には殆ど発生していない。
ΔWが+1000(Kg)より大きい領域でスリップが発
生し易くなるのは、軸受部材55の上側内面域55
1 〔図6(2)〕に対する軸スリーブ54の押圧荷重が
大きく、回転摩擦抵抗が過大となるからであり、他方Δ
Wが−1000(Kg)より小さい領域でスリップを発生
し易くなるのは、軸受部材55の下側内面域552 〔図
6(2)〕に対する軸スリーブ54の押圧荷重が大いた
め、その回転摩擦抵抗が過大となるからである。これに
対し、ΔWが−1000Kg〜+1000Kgの範囲内で
は、軸部の回転摩擦抵抗が小さく、また胴部に対する鋼
帯の密着常態もよく、ロール5の安定な回転状態が維持
される。
【0012】鋼帯のスリップを防止するためのロール5
に作用する上向き成分と下向き成分との差とに関する上
記関係を数式で表したものが下記〔II〕式である。
に作用する上向き成分と下向き成分との差とに関する上
記関係を数式で表したものが下記〔II〕式である。
【数3】 −1000≦(1+COS θ) T+FR −WR ≦+1000 …〔II〕 ここで、式中、FR はロールに作用する溶融めっき浴の
浮力〔FR =(ρM /ρR )WR 〕(但し、ρM :溶融
めっき金属の比重,ρR :ロールの比重)であるから、
これを〔II〕式に代入し、WR について整理すると、前
記〔I〕式が得られる。
浮力〔FR =(ρM /ρR )WR 〕(但し、ρM :溶融
めっき金属の比重,ρR :ロールの比重)であるから、
これを〔II〕式に代入し、WR について整理すると、前
記〔I〕式が得られる。
【0013】シンクロールのロール設計においては、レ
イアウト条件等の制約を受けるため、前記数式1を満足
せしめることは必ずしも容易でなく、しかもその実使用
においては胴部の表面損傷を修復するための研削加工が
反復実施され、研削加工のたびにロール重量が漸減して
いくことも、前記数式1を満たすロール重量を維持する
ことを困難にしている。本発明のシンクロールは、既に
述べたように、胴部の空間(図1の筒状空間61、図2
の内側空間71等)に加重用粉末Pが封入される構造を
備え、粉末封入による加重効果として、ロール重量WR
を、前記数式1を満足する範囲内に容易に調整すること
ができる。研削加工の繰り返しによる重量変化に対して
は、そのつど、蓋板材62(73)を取外して粉末を追
加投入したうえ、再度蓋板材で密封すればよい。なお、
ロールの廃却に至った場合においては、そのロールの胴
部から、加重用粉末Pを回収し、あらたなロールに使用
することも可能である。
イアウト条件等の制約を受けるため、前記数式1を満足
せしめることは必ずしも容易でなく、しかもその実使用
においては胴部の表面損傷を修復するための研削加工が
反復実施され、研削加工のたびにロール重量が漸減して
いくことも、前記数式1を満たすロール重量を維持する
ことを困難にしている。本発明のシンクロールは、既に
述べたように、胴部の空間(図1の筒状空間61、図2
の内側空間71等)に加重用粉末Pが封入される構造を
備え、粉末封入による加重効果として、ロール重量WR
を、前記数式1を満足する範囲内に容易に調整すること
ができる。研削加工の繰り返しによる重量変化に対して
は、そのつど、蓋板材62(73)を取外して粉末を追
加投入したうえ、再度蓋板材で密封すればよい。なお、
ロールの廃却に至った場合においては、そのロールの胴
部から、加重用粉末Pを回収し、あらたなロールに使用
することも可能である。
【0014】
【実施例】連続溶融アルミニウムめっきラインにおい
て、浴中シンクロール5として、下記のロールA
(A1 ,A2 )およびロールBを実機使用に供した。被
めっき鋼帯は、板厚2.0mm ,板幅1200mmであり、ロール
使用条件は次のとおりである。 鋼帯走行張力T :1200Kg 鋼帯のめっき浴導入角度θ :30° めっき金属浴の比重ρM :2.7(g/ cm3 ) ロールの比重ρR :7.8(g/ cm3 )
て、浴中シンクロール5として、下記のロールA
(A1 ,A2 )およびロールBを実機使用に供した。被
めっき鋼帯は、板厚2.0mm ,板幅1200mmであり、ロール
使用条件は次のとおりである。 鋼帯走行張力T :1200Kg 鋼帯のめっき浴導入角度θ :30° めっき金属浴の比重ρM :2.7(g/ cm3 ) ロールの比重ρR :7.8(g/ cm3 )
【0015】供試ロールA(A1 ,A2 )は、図1のよ
うに、中実円柱体からなる胴部51に、加重用粉末Pを
封入する複数個の筒状空間61が、軸方向に貫通形成さ
れた胴部構造を有する発明例(但し、ロールA1 :使用
開始当初のロール,ロールA 2 :ロールA1 に研削加工
を複数回実施した後のロール)である。胴部の筒状空間
61は、孔径:100mm 、個数:8個(円周方向に等間
隔)、ロール軸心からの距離(同心円半径):200mm 、
である。加重用粉末はタングステン粉末を使用した。他
方、供試ロールB(比較例)は、胴部表面に螺旋溝gお
よび孔hが分散形成された中空円筒体からなる胴部構造
を有する従来ロール(図7)の例である。
うに、中実円柱体からなる胴部51に、加重用粉末Pを
封入する複数個の筒状空間61が、軸方向に貫通形成さ
れた胴部構造を有する発明例(但し、ロールA1 :使用
開始当初のロール,ロールA 2 :ロールA1 に研削加工
を複数回実施した後のロール)である。胴部の筒状空間
61は、孔径:100mm 、個数:8個(円周方向に等間
隔)、ロール軸心からの距離(同心円半径):200mm 、
である。加重用粉末はタングステン粉末を使用した。他
方、供試ロールB(比較例)は、胴部表面に螺旋溝gお
よび孔hが分散形成された中空円筒体からなる胴部構造
を有する従来ロール(図7)の例である。
【0016】〔ロールA1 (発明例)〕 ロール径 :φ700mm 加重用粉末封入量WP :0Kg ロール重量WR (粉末重量WP 加算):2750Kg 浴中ロール重量(WR −FR ) :1500Kg 〔ロールA2 (発明例)〕 ロール径 :600mm 加重用粉末封入量WP :500Kg ロール重量WR (粉末重量WP 加算):2100Kg 浴中ロール重量(WR −FR ) :1300Kg 〔ロールB(従来例)〕 ロール径 :φ700mm ロール重量WR :1600Kg 浴中ロール重量(WR −FR ) :800Kg
【0017】上記各供試ロールについて、めっき操業に
おけるロール回転の安定性を確保するための前記数式1
を満足するロール重量WR は、1900〜3150Kgで
ある。発明例のロールA(A1 :2750Kg,A2 :2
100Kg)はこれを満足し、従来例のロールB(160
0Kg)は、この重量範囲から外れている。上記各供試ロ
ールを使用した実操業において、従来のロールBによる
めっき操業では、鋼帯との接触界面にスリップが発生
し、発明例のロールA1 およびA2を使用しためっき操
業では、ロールの安定な回転運動が維持され、鋼帯のス
リップ発生は皆無であった。
おけるロール回転の安定性を確保するための前記数式1
を満足するロール重量WR は、1900〜3150Kgで
ある。発明例のロールA(A1 :2750Kg,A2 :2
100Kg)はこれを満足し、従来例のロールB(160
0Kg)は、この重量範囲から外れている。上記各供試ロ
ールを使用した実操業において、従来のロールBによる
めっき操業では、鋼帯との接触界面にスリップが発生
し、発明例のロールA1 およびA2を使用しためっき操
業では、ロールの安定な回転運動が維持され、鋼帯のス
リップ発生は皆無であった。
【0018】なお、連続溶融めっきの実操業における被
めっき鋼帯のサイズは、例えば板厚約0.25〜2.3
mm,板幅約610〜1200mmと、多岐に亘り、その鋼
帯サイズの変化に伴つて鋼帯の走行張力も異なった値と
なる。従ってシンクロールの安定な回転運動を維持ため
に必要なロール重量(ないし浴中ロール重量)も、鋼帯
サイズ(鋼帯走行張力)の変化に伴つて異なった値とな
る。本発明によれば、このような操業条件の変化にも容
易に対処することができる。すなわち、被めっき鋼帯が
上記サイズ(板厚約0.25〜2.3mm,板幅約610
〜1200mm)の範囲内で変化する場合(その鋼帯走行
張力は約500〜1200Kgの範囲に亘つて変化する)
において、シンクロールの安定な回転状態を維持するの
に必要な浴中ロール重量は、約1150〜1900Kgで
あり、前記実施例欄の発明例のロールA1 (浴中重量:
1500Kg)およびロールA2 (浴中重量:1300Kg
発明例)は、従来ロールB(浴中重量:800Kg)と異
なって、このような操業条件の変更に対してもそのまま
対処できることがわかる。
めっき鋼帯のサイズは、例えば板厚約0.25〜2.3
mm,板幅約610〜1200mmと、多岐に亘り、その鋼
帯サイズの変化に伴つて鋼帯の走行張力も異なった値と
なる。従ってシンクロールの安定な回転運動を維持ため
に必要なロール重量(ないし浴中ロール重量)も、鋼帯
サイズ(鋼帯走行張力)の変化に伴つて異なった値とな
る。本発明によれば、このような操業条件の変化にも容
易に対処することができる。すなわち、被めっき鋼帯が
上記サイズ(板厚約0.25〜2.3mm,板幅約610
〜1200mm)の範囲内で変化する場合(その鋼帯走行
張力は約500〜1200Kgの範囲に亘つて変化する)
において、シンクロールの安定な回転状態を維持するの
に必要な浴中ロール重量は、約1150〜1900Kgで
あり、前記実施例欄の発明例のロールA1 (浴中重量:
1500Kg)およびロールA2 (浴中重量:1300Kg
発明例)は、従来ロールB(浴中重量:800Kg)と異
なって、このような操業条件の変更に対してもそのまま
対処できることがわかる。
【0019】
【発明の効果】本発明のシンクロールは、胴部に封入さ
れる粉末の加重効果として、連続溶融めっき操業におけ
る安定な回転運動が確保され、ロールと被めっき鋼帯と
の接触界面のスリップとそれに因るめっき製品表面欠陥
の発生を抑制防止することができる。また、ロール軸部
の摩耗損傷が抑制緩和されることにより、ロールの耐用
寿命の向上、およびメンテナンスの大幅な軽減効果が得
られる。そのロール胴部の表面は、従来のロールのよう
なスパイラル溝や孔の形成を必要としないので、めっき
鋼帯表面に対するロール表面凹凸の転写の問題もなく、
めっき品質も向上安定化する。また、シンクロールは、
胴部表面の損傷を修復するための研削加工が反復実施さ
れるたびに、ロール重量が減少していくが、本発明にお
いては、その重量減少に応じた加重用粉末の追加補充に
より、長期間に亘つてロール重量を、安定なロール回転
を維持するための適正重量範囲に調整することができ
る。このことは、シンクロールの使用可能なロール径の
下限が下方に拡大することを意味しており、これによる
ロール寿命の延長・ロールコストの低減効果も大であ
る。
れる粉末の加重効果として、連続溶融めっき操業におけ
る安定な回転運動が確保され、ロールと被めっき鋼帯と
の接触界面のスリップとそれに因るめっき製品表面欠陥
の発生を抑制防止することができる。また、ロール軸部
の摩耗損傷が抑制緩和されることにより、ロールの耐用
寿命の向上、およびメンテナンスの大幅な軽減効果が得
られる。そのロール胴部の表面は、従来のロールのよう
なスパイラル溝や孔の形成を必要としないので、めっき
鋼帯表面に対するロール表面凹凸の転写の問題もなく、
めっき品質も向上安定化する。また、シンクロールは、
胴部表面の損傷を修復するための研削加工が反復実施さ
れるたびに、ロール重量が減少していくが、本発明にお
いては、その重量減少に応じた加重用粉末の追加補充に
より、長期間に亘つてロール重量を、安定なロール回転
を維持するための適正重量範囲に調整することができ
る。このことは、シンクロールの使用可能なロール径の
下限が下方に拡大することを意味しており、これによる
ロール寿命の延長・ロールコストの低減効果も大であ
る。
【図1】本発明の実施例を示す図(同図(1)は軸方向
断面図、同図(2)は径方向断面図)である。
断面図、同図(2)は径方向断面図)である。
【図2】本発明の実施例を示す図(同図(1)は軸方向
断面図、同図(2)は径方向断面図)である。
断面図、同図(2)は径方向断面図)である。
【図3】シンクロールに作用する応力の説明図である。
【図4】シンクロール重量等と鋼帯のスリップ発生頻度
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図5】連続溶融めっきラインのめっき浴槽部分を示す
図である。
図である。
【図6】シンクロールの軸受け部分を示す図(同図
(1)は正面図,同図(2)は側面図)である。
(1)は正面図,同図(2)は側面図)である。
【図7】従来のシンクロールの例を示す一部切欠き要部
正面図である。
正面図である。
4:溶融めっき浴 5:シンクロール 51:ロール胴部材 511 :中空円筒体 512 :側板部材 52:ロール軸材 53:ロール軸部 54:軸スリーブ 55:軸受部材 61:筒状空間 62:蓋板材 71:内側空間 72:開口 73:蓋板材 P:加重用粉末 S:鋼帯
Claims (3)
- 【請求項1】 連続溶融めっき装置のめっき浴中に導入
される被めっき鋼帯を、胴部表面に沿わせて移送するめ
っき浴中シンクロールにおいて、 ロールの胴部内を軸方向に貫通する複数個の筒状空間6
1が、ロール軸を中心とする円周上に位置して周方向に
等間隔に設けられており、該複数個の筒状空間61内
に、ロール重量を増量するための粉末Pが封入されて、
ロール重量WR が、所定の重量範囲内に調整されている
ことを特徴とする連続溶融めっき装置のめっき浴中シン
クロール。 - 【請求項2】 連続溶融めっき装置における溶融めっき
浴中の被めっき鋼帯を、胴部表面に沿わせて移送するめ
っき浴中シンクロールにおいて、 ロール胴部が中空円筒体からなり、その内側空間内に、
ロール重量を増量するための粉末が封入されて、ロール
重量WR が、所定の重量範囲内に調整されていることを
特徴とする連続溶融めっき装置のめっき浴中シンクロー
ル。 - 【請求項3】 ロール重量WR (Kg)が、下記〔I〕式
を満足する範囲内に調整されていることを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の連続溶融めっき装置のめ
っき浴中シンクロール。 【数1】 〔(1+COSθ)T-1000 〕/(1-ρM / ρR ) ≦WR ≦〔(1+COSθ)T+1000 〕/(1-ρM / ρR ) …〔I〕 〔式中、T:鋼帯の張力(Kg)、 θ:鋼帯のめっき浴への導入角度、 ρM :溶融めっき金属の比重、 ρR :ロールの比重、 〕
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1045195A JPH08199321A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 連続溶融めっき装置のめっき浴中シンクロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1045195A JPH08199321A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 連続溶融めっき装置のめっき浴中シンクロール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08199321A true JPH08199321A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11750515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1045195A Withdrawn JPH08199321A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 連続溶融めっき装置のめっき浴中シンクロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08199321A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1011088A3 (fr) * | 1997-04-04 | 1999-04-06 | Cockerill Sambre Sa | Rouleau deflecteur de tole immerge dans un bain de metal fondu. |
| JP2007270244A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Jfe Steel Kk | 案内ロールおよび溶融金属鍍金装置 |
| CN107810286A (zh) * | 2015-06-22 | 2018-03-16 | 蒂森克虏伯钢铁欧洲股份公司 | 用于在金属熔浴中转向或引导待镀层的金属带材的辊 |
-
1995
- 1995-01-26 JP JP1045195A patent/JPH08199321A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1011088A3 (fr) * | 1997-04-04 | 1999-04-06 | Cockerill Sambre Sa | Rouleau deflecteur de tole immerge dans un bain de metal fondu. |
| JP2007270244A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Jfe Steel Kk | 案内ロールおよび溶融金属鍍金装置 |
| CN107810286A (zh) * | 2015-06-22 | 2018-03-16 | 蒂森克虏伯钢铁欧洲股份公司 | 用于在金属熔浴中转向或引导待镀层的金属带材的辊 |
| JP2018522140A (ja) * | 2015-06-22 | 2018-08-09 | ティッセンクルップ スチール ヨーロッパ アクチェンゲゼルシャフトThyssenKrupp Steel Europe AG | 金属溶融浴中で被覆される金属ストリップを偏向又は案内するためのローラ |
| US10520013B2 (en) | 2015-06-22 | 2019-12-31 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Roller for deflecting or guiding a metal strip to be coated in a metal melt bath |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Ichino et al. | Development of centrifugal cast roll with high wear resistance for finishing stands of hot strip mill | |
| JPH07331402A (ja) | 溶融金属を用いて金属ストリップに連続高温浸漬被覆を施す装置 | |
| JP2003295599A (ja) | 現像剤担持体、現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
| US5421259A (en) | Guide roller for printing press | |
| JPH08199321A (ja) | 連続溶融めっき装置のめっき浴中シンクロール | |
| US2095718A (en) | Method and apparatus for metal coating | |
| JP2582279Y2 (ja) | 連続溶融めっき装置のめっき浴中シンクロール | |
| JPH0754116A (ja) | 溶融亜鉛めっき浴用シンクロール | |
| US20100018459A1 (en) | Immersion bath roll and a method for the manufacture of an immersion bath roll | |
| JP3114839B2 (ja) | 溶融メッキラインにおけるシンクロールの軸受け構造 | |
| JP2657580B2 (ja) | 溶融金属浴中ロール装置 | |
| RU2095173C1 (ru) | Устройство для центрирования рулонного материала | |
| JP3367601B2 (ja) | 溶融亜鉛めっき装置 | |
| JP3212198B2 (ja) | 溶融亜鉛浴中の転がり軸受 | |
| US4380852A (en) | Mill roll | |
| RU2347635C2 (ru) | Подающее устройство моталки | |
| AU697368B2 (en) | Method and apparatus for coating a metallic substrate with an oily substance | |
| JP7380538B2 (ja) | 浴中ロール研磨ブレード、研磨装置及びめっき装置 | |
| SU770582A1 (ru) | Устройство для вибронагружения полосы 1 | |
| JP4370667B2 (ja) | 溶融金属めっき浴中のシンクロール | |
| JPS5824947Y2 (ja) | ボウキ ニオケル カイセンロ−ラ | |
| JP2005062656A (ja) | 現像剤担持体、現像装置及び画像形成装置 | |
| RU2249482C1 (ru) | Мукомольный валец | |
| JP4942388B2 (ja) | 圧延用複合ロール | |
| JP2006307266A (ja) | 鋼帯の溶融めっき方法および装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020402 |