JPH08199681A - 配筋構造及び鉄筋定着枠 - Google Patents
配筋構造及び鉄筋定着枠Info
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- JPH08199681A JPH08199681A JP2457495A JP2457495A JPH08199681A JP H08199681 A JPH08199681 A JP H08199681A JP 2457495 A JP2457495 A JP 2457495A JP 2457495 A JP2457495 A JP 2457495A JP H08199681 A JPH08199681 A JP H08199681A
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- reinforcing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉄筋コンクリート構造体内で、鉄筋が密集し
て配置されるのを回避し、鉄筋組立の手間を低減すると
ともに、コンクリートの打設を確実かつ容易に行なうこ
とを可能とする。 【構成】 鉄筋コンクリート部材である柱2の断面内に
ほぼ矩形の鉄筋定着枠1を配置する。この鉄筋定着枠1
はその四辺に雌ねじが削設された貫通孔を有し、先端部
に雄ねじが設けられた鉄筋6を螺合することができるよ
うになっている。螺合される鉄筋6は梁3内で水平方向
に配置される主鉄筋とすることができ、上記鉄筋定着枠
1と強固に結合されるので梁3と柱2との接合部におい
てもコンクリートの補強部材として機能する。なお、鉄
筋定着枠は枠本体とこれに締め付けられる圧接片とを有
し、鉄筋をこれらの間に挾持して結合するものであって
もよい。
て配置されるのを回避し、鉄筋組立の手間を低減すると
ともに、コンクリートの打設を確実かつ容易に行なうこ
とを可能とする。 【構成】 鉄筋コンクリート部材である柱2の断面内に
ほぼ矩形の鉄筋定着枠1を配置する。この鉄筋定着枠1
はその四辺に雌ねじが削設された貫通孔を有し、先端部
に雄ねじが設けられた鉄筋6を螺合することができるよ
うになっている。螺合される鉄筋6は梁3内で水平方向
に配置される主鉄筋とすることができ、上記鉄筋定着枠
1と強固に結合されるので梁3と柱2との接合部におい
てもコンクリートの補強部材として機能する。なお、鉄
筋定着枠は枠本体とこれに締め付けられる圧接片とを有
し、鉄筋をこれらの間に挾持して結合するものであって
もよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート構造
体内で複数の方向からの鉄筋が集中する部分における配
筋構造、及びこのような部分で用いられ、鉄筋が強固に
定着される鉄筋定着枠に関する。
体内で複数の方向からの鉄筋が集中する部分における配
筋構造、及びこのような部分で用いられ、鉄筋が強固に
定着される鉄筋定着枠に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリートは建築物の構造体・基
礎等に広く用いられている。一般に建築物の構造体は柱
と梁と版とで主要部が構成され、各階層の床を形成する
ために、一つの柱のほぼ同じ高さの位置に複数の梁が接
合され、この梁によって版が支持される。また、基礎に
おいても柱を支持する部分とこれを連結する基礎梁とを
備えるものがあり、このような基礎においても柱を支持
する部分に複数の基礎梁が接合される。
礎等に広く用いられている。一般に建築物の構造体は柱
と梁と版とで主要部が構成され、各階層の床を形成する
ために、一つの柱のほぼ同じ高さの位置に複数の梁が接
合され、この梁によって版が支持される。また、基礎に
おいても柱を支持する部分とこれを連結する基礎梁とを
備えるものがあり、このような基礎においても柱を支持
する部分に複数の基礎梁が接合される。
【0003】このような柱部材又は柱状部材に複数の梁
が接合される部分では、例えば図8に示すような配筋が
行われる。なお、図8は柱とこの柱に四方から接合され
る梁との配筋を示す図であり、(a)図は平断面図、
(b)図は立断面図である。これらの図に示されるよう
に鉛直方向に立設された柱102には、その側面に沿っ
て複数の軸方向鉄筋104が配置され、これらを囲むよ
うに水平方向の帯鉄筋105が配置されている。一方、
水平方向に架設される梁103には上面付近と下面付近
とに水平方向の主鉄筋106が配置され、これらを囲む
ようにせん断補強筋(スターラップ)107が配置され
ている。これらの梁の主鉄筋106は柱102の反対側
の梁と連続するように配置され、直角方向に異なる方向
から接合される梁の主鉄筋とは交叉するように重ねて格
子状に配置されている。このように複数の鉄筋コンクリ
ート部材が接合される部分では、上記柱と梁との接合部
に限らずほぼ同様の配筋が行なわれる。
が接合される部分では、例えば図8に示すような配筋が
行われる。なお、図8は柱とこの柱に四方から接合され
る梁との配筋を示す図であり、(a)図は平断面図、
(b)図は立断面図である。これらの図に示されるよう
に鉛直方向に立設された柱102には、その側面に沿っ
て複数の軸方向鉄筋104が配置され、これらを囲むよ
うに水平方向の帯鉄筋105が配置されている。一方、
水平方向に架設される梁103には上面付近と下面付近
とに水平方向の主鉄筋106が配置され、これらを囲む
ようにせん断補強筋(スターラップ)107が配置され
ている。これらの梁の主鉄筋106は柱102の反対側
の梁と連続するように配置され、直角方向に異なる方向
から接合される梁の主鉄筋とは交叉するように重ねて格
子状に配置されている。このように複数の鉄筋コンクリ
ート部材が接合される部分では、上記柱と梁との接合部
に限らずほぼ同様の配筋が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな鉄筋の配置には次のような問題点がある。例えば、
柱と複数の梁とが接合される部分では、柱の軸方向鉄
筋、梁の主鉄筋のように複数の方向からの鉄筋が集約し
て配置されるため、鉄筋の組み立てに多くの手間を要す
ることになる。また、柱の軸方向鉄筋と格子状に重ねて
配置された梁の水平方向鉄筋とで篭状に組み立てられる
ので、コンクリートの打設時に、充分に締め固めて空洞
を生じないようにするのが難しくなる。
うな鉄筋の配置には次のような問題点がある。例えば、
柱と複数の梁とが接合される部分では、柱の軸方向鉄
筋、梁の主鉄筋のように複数の方向からの鉄筋が集約し
て配置されるため、鉄筋の組み立てに多くの手間を要す
ることになる。また、柱の軸方向鉄筋と格子状に重ねて
配置された梁の水平方向鉄筋とで篭状に組み立てられる
ので、コンクリートの打設時に、充分に締め固めて空洞
を生じないようにするのが難しくなる。
【0005】さらに、鉄骨柱等を支持する基礎と基礎梁
との接合部のように、鉄筋のみでなく、鉄骨柱を固定す
るためのアンカーボルト等を埋め込む必要がある部分で
は、鉄筋およびアンカーボルト等が密集して配置され、
上記問題点の影響が大きくなる。
との接合部のように、鉄筋のみでなく、鉄骨柱を固定す
るためのアンカーボルト等を埋め込む必要がある部分で
は、鉄筋およびアンカーボルト等が密集して配置され、
上記問題点の影響が大きくなる。
【0006】また、直角方向に異なる方向から梁が接合
される部分では、水平方向鉄筋が重なって交叉するよう
に配置されるので高さが鉄筋の径だけ異なり、鉄筋に対
するコンクリートのかぶりを所定量以上とするために梁
せい(梁高)を大きくしなければならないという問題点
もある。
される部分では、水平方向鉄筋が重なって交叉するよう
に配置されるので高さが鉄筋の径だけ異なり、鉄筋に対
するコンクリートのかぶりを所定量以上とするために梁
せい(梁高)を大きくしなければならないという問題点
もある。
【0007】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、鉄筋コンクリート構造物
内で複数の方向に配置される鉄筋が集中する部分におい
て、鉄筋を密集させることなく、鉄筋の配置作業を簡単
に行なうことを可能とする配筋構造、及びこのような配
筋構造で用いられる鉄筋定着枠を提供することである。
れたものであり、その目的は、鉄筋コンクリート構造物
内で複数の方向に配置される鉄筋が集中する部分におい
て、鉄筋を密集させることなく、鉄筋の配置作業を簡単
に行なうことを可能とする配筋構造、及びこのような配
筋構造で用いられる鉄筋定着枠を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、 鉄筋コンクリート
構造体内で、複数の方向に配置される鉄筋又はその延長
線が集中する部分における配筋構造であって、 コン
クリート部材内に、閉じた形状の金属性枠体からなる鉄
筋定着枠が配置され、 複数の方向に配置される鉄筋の
先端部が前記鉄筋定着枠に結合されていることを特徴と
する配筋構造を提供するものである。
めに、請求項1に記載の発明は、 鉄筋コンクリート
構造体内で、複数の方向に配置される鉄筋又はその延長
線が集中する部分における配筋構造であって、 コン
クリート部材内に、閉じた形状の金属性枠体からなる鉄
筋定着枠が配置され、 複数の方向に配置される鉄筋の
先端部が前記鉄筋定着枠に結合されていることを特徴と
する配筋構造を提供するものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、 請求項1に
記載の配筋構造において、 前記「複数の方向に配置
される鉄筋」が、前記鉄筋定着枠に結合するための加工
が施された定着用鉄筋と、この定着用鉄筋と接合される
鉄筋とからなるものとする。
記載の配筋構造において、 前記「複数の方向に配置
される鉄筋」が、前記鉄筋定着枠に結合するための加工
が施された定着用鉄筋と、この定着用鉄筋と接合される
鉄筋とからなるものとする。
【0010】請求項3に記載の発明は、 請求項1又
は請求項2に記載の配筋構造において、 前記「複数
の方向に配置される鉄筋又はその延長線が集中する部
分」が、柱と梁との接合部、又は梁と梁との接合部であ
るものとする。
は請求項2に記載の配筋構造において、 前記「複数
の方向に配置される鉄筋又はその延長線が集中する部
分」が、柱と梁との接合部、又は梁と梁との接合部であ
るものとする。
【0011】請求項4に記載の発明は、 閉じた形状
の金属性枠体であって、 鉄筋コンクリート部材内に埋
設され、 複数の方向に配置される鉄筋の先端部を、前
記枠体に定着する結合手段を有することを特徴とする鉄
筋定着枠を提供するものである。
の金属性枠体であって、 鉄筋コンクリート部材内に埋
設され、 複数の方向に配置される鉄筋の先端部を、前
記枠体に定着する結合手段を有することを特徴とする鉄
筋定着枠を提供するものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、 請求項4に
記載の鉄筋定着枠において、 前記結合手段が、鉄筋に
削設された雄ねじと螺合されるねじ孔であるものとす
る。
記載の鉄筋定着枠において、 前記結合手段が、鉄筋に
削設された雄ねじと螺合されるねじ孔であるものとす
る。
【0013】請求項6に記載の発明は、 請求項4に
記載の鉄筋定着枠において、 前記結合手段が、 枠本
体に設けられ、鉄筋が押圧される当接部と、 該鉄筋を
前記当接部に押圧する圧接片と、 該圧接片を枠本体側
に押し付けるボルトとを有するものとする。
記載の鉄筋定着枠において、 前記結合手段が、 枠本
体に設けられ、鉄筋が押圧される当接部と、 該鉄筋を
前記当接部に押圧する圧接片と、 該圧接片を枠本体側
に押し付けるボルトとを有するものとする。
【0014】上記請求項4、請求項5又は請求項6の鉄
筋定着枠は単純な正方形又は長方形、多角形であっても
よいし、必要に応じて対向する辺を連結する補強部材
や、対角線状に配置される補強部材を付加することもで
きる。また、隅角部、補強部材との接合部は適宜丸みを
帯びた形状等にすることもできる。なお、この鉄筋定着
枠の各部寸法は、用いられるコンクリート部材の寸法、
鉄筋の数、鉄筋の径等に応じて適宜設計することができ
るものである。請求項6に記載の鉄筋定着枠は、枠本体
の鉄筋との当接部に異形鉄筋の凸状部と係止される突
起、又は凹凸部等を設けたり、当接部を粗面に仕上げる
のが望ましい。
筋定着枠は単純な正方形又は長方形、多角形であっても
よいし、必要に応じて対向する辺を連結する補強部材
や、対角線状に配置される補強部材を付加することもで
きる。また、隅角部、補強部材との接合部は適宜丸みを
帯びた形状等にすることもできる。なお、この鉄筋定着
枠の各部寸法は、用いられるコンクリート部材の寸法、
鉄筋の数、鉄筋の径等に応じて適宜設計することができ
るものである。請求項6に記載の鉄筋定着枠は、枠本体
の鉄筋との当接部に異形鉄筋の凸状部と係止される突
起、又は凹凸部等を設けたり、当接部を粗面に仕上げる
のが望ましい。
【0015】
【作用】請求項1に記載の配筋構造では、鉄筋コンクリ
ート構造体内で、複数の方向に配置される鉄筋又はその
延長線が集中する部分に、閉じた形状の金属性枠体から
なる鉄筋定着枠が埋設される。そして、複数の方向に配
置される鉄筋の先端部が鉄筋定着枠に結合されるので、
これらの鉄筋が交差したり、重なり合うのが回避され、
鉄筋が密集することなく配置される。従って、配置作業
が容易となるとともに、コンクリート打設時に、未硬化
のコンクリートが隅々にまで充填されるように流し込む
ことができ、欠陥のない鉄筋コンクリート部材とするこ
とができる。
ート構造体内で、複数の方向に配置される鉄筋又はその
延長線が集中する部分に、閉じた形状の金属性枠体から
なる鉄筋定着枠が埋設される。そして、複数の方向に配
置される鉄筋の先端部が鉄筋定着枠に結合されるので、
これらの鉄筋が交差したり、重なり合うのが回避され、
鉄筋が密集することなく配置される。従って、配置作業
が容易となるとともに、コンクリート打設時に、未硬化
のコンクリートが隅々にまで充填されるように流し込む
ことができ、欠陥のない鉄筋コンクリート部材とするこ
とができる。
【0016】請求項2に記載の配筋構造では、鉄筋定着
枠に直接結合される定着用鉄筋を比較的短いものとし、
この鉄筋の先端部に鉄筋定着枠に結合するのに適した加
工を施しておくことによって、鉄筋と鉄筋定着枠との結
合を容易に行なうことができる。また、この定着用鉄筋
をあらかじめ鉄筋定着枠に結合した状態で所定位置に配
置し、比較的長尺の鉄筋をこの定着用鉄筋と重ね継ぎ手
等で接続することにより、配筋作業を効率よく行なうこ
とが可能となる。
枠に直接結合される定着用鉄筋を比較的短いものとし、
この鉄筋の先端部に鉄筋定着枠に結合するのに適した加
工を施しておくことによって、鉄筋と鉄筋定着枠との結
合を容易に行なうことができる。また、この定着用鉄筋
をあらかじめ鉄筋定着枠に結合した状態で所定位置に配
置し、比較的長尺の鉄筋をこの定着用鉄筋と重ね継ぎ手
等で接続することにより、配筋作業を効率よく行なうこ
とが可能となる。
【0017】請求項3に記載の配筋構造では、例えば柱
と複数の梁とが接合される部分の柱内に鉄筋定着枠をほ
ぼ水平に配置し、梁内で水平方向に配置される鉄筋の先
端部が上記鉄筋定着枠と強固に結合される。図7は上記
のように鉄筋定着枠の各辺に、柱の側面に接合される梁
の鉄筋を結合した状態を示す概略図である。この図に示
されるように複数の梁53に配置される鉄筋56をほぼ
矩形の枠体51(鉄筋定着枠)の各辺に結合するので柱
52と梁53との接合部で鉄筋を重ね、密集して配置す
る必要がなくなる。このため鉄筋の配置に要する手間を
低減することができ、コンクリートの打設も確実かつ容
易に行うことが可能となる。
と複数の梁とが接合される部分の柱内に鉄筋定着枠をほ
ぼ水平に配置し、梁内で水平方向に配置される鉄筋の先
端部が上記鉄筋定着枠と強固に結合される。図7は上記
のように鉄筋定着枠の各辺に、柱の側面に接合される梁
の鉄筋を結合した状態を示す概略図である。この図に示
されるように複数の梁53に配置される鉄筋56をほぼ
矩形の枠体51(鉄筋定着枠)の各辺に結合するので柱
52と梁53との接合部で鉄筋を重ね、密集して配置す
る必要がなくなる。このため鉄筋の配置に要する手間を
低減することができ、コンクリートの打設も確実かつ容
易に行うことが可能となる。
【0018】また、梁内に配置される水平方向の鉄筋5
6の先端がこの枠体51と強固に固着されるので、各々
の鉄筋は、柱と梁との接合部近くの断面においても、梁
部材に生じる引張応力の補強筋として充分に機能するこ
とになる。さらに、異なる方向から接合される梁の鉄筋
56を重ねて配置する必要がなく、柱の側面に同じ高さ
で接合される梁の水平方向鉄筋を同じ高さに配置するこ
とができ、必要なコンクリートのかぶり量を確保して梁
せいを有効に利用することができる。
6の先端がこの枠体51と強固に固着されるので、各々
の鉄筋は、柱と梁との接合部近くの断面においても、梁
部材に生じる引張応力の補強筋として充分に機能するこ
とになる。さらに、異なる方向から接合される梁の鉄筋
56を重ねて配置する必要がなく、柱の側面に同じ高さ
で接合される梁の水平方向鉄筋を同じ高さに配置するこ
とができ、必要なコンクリートのかぶり量を確保して梁
せいを有効に利用することができる。
【0019】請求項4に記載の鉄筋定着枠では、この鉄
筋定着枠が鉄筋コンクリート構造部材内に配置され、複
数の方向に配置された鉄筋のそれぞれの先端部が、これ
に結合されるので、複数の鉄筋コンクリート部材が接合
される部分等においても、それぞれの部材から伸びる鉄
筋が交差したり、重ねられて密集するように配置される
のを回避することができる。これにより、鉄筋の配置を
効率よく行うことができ、コンクリートの打設も確実か
つ容易に行うことが可能となる。
筋定着枠が鉄筋コンクリート構造部材内に配置され、複
数の方向に配置された鉄筋のそれぞれの先端部が、これ
に結合されるので、複数の鉄筋コンクリート部材が接合
される部分等においても、それぞれの部材から伸びる鉄
筋が交差したり、重ねられて密集するように配置される
のを回避することができる。これにより、鉄筋の配置を
効率よく行うことができ、コンクリートの打設も確実か
つ容易に行うことが可能となる。
【0020】請求項5に記載の鉄筋定着枠では、枠体に
鉄筋の結合手段としてねじ孔が設けられており、先端部
の周面にねじ山を設けた鉄筋を螺合することによってこ
の鉄筋定着枠と鉄筋とを確実かつ容易に結合することが
できる。また、鉄筋として周面の凸状部がねじ山となっ
た全ねじ異形棒鋼を用い鉄筋定着枠に設けるねじ孔には
これと螺合可能な雌ねじを設けておけば、鉄筋に特別な
加工を施す必要がない。
鉄筋の結合手段としてねじ孔が設けられており、先端部
の周面にねじ山を設けた鉄筋を螺合することによってこ
の鉄筋定着枠と鉄筋とを確実かつ容易に結合することが
できる。また、鉄筋として周面の凸状部がねじ山となっ
た全ねじ異形棒鋼を用い鉄筋定着枠に設けるねじ孔には
これと螺合可能な雌ねじを設けておけば、鉄筋に特別な
加工を施す必要がない。
【0021】請求項6に記載の鉄筋定着枠では、鉄筋を
枠本体と圧接片との間に挟み、ボルトで圧接片を枠本体
側へ締め付けることによって、鉄筋が枠本体に強く押し
付けられ、枠本体と鉄筋とが結合される。したがって、
鉄筋には枠本体と結合するための特別な加工を施す必要
がない。なお、枠本体の鉄筋が当接する部分には、異形
鉄筋の凸状部が係止される突起等を有するものとし、鉄
筋として異形鉄筋を用いると、この異形鉄筋がが枠本体
に強く押し付けられた状態で上記凸状部が突起等に係止
され、異形鉄筋が枠本体と圧接片との間から抜け出すこ
となく、枠本体に強固に定着される。また、枠本体の鉄
筋との当接部を粗面に仕上げても同様の効果が得られ
る。
枠本体と圧接片との間に挟み、ボルトで圧接片を枠本体
側へ締め付けることによって、鉄筋が枠本体に強く押し
付けられ、枠本体と鉄筋とが結合される。したがって、
鉄筋には枠本体と結合するための特別な加工を施す必要
がない。なお、枠本体の鉄筋が当接する部分には、異形
鉄筋の凸状部が係止される突起等を有するものとし、鉄
筋として異形鉄筋を用いると、この異形鉄筋がが枠本体
に強く押し付けられた状態で上記凸状部が突起等に係止
され、異形鉄筋が枠本体と圧接片との間から抜け出すこ
となく、枠本体に強固に定着される。また、枠本体の鉄
筋との当接部を粗面に仕上げても同様の効果が得られ
る。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は請求項1又は請求項3に記載の発明の一実施
例である配筋構造を示す平断面図及び立断面図である。
この配筋構造は、ほぼ正方形の断面を有する柱2の側面
に、三方から梁3が接合される部分の配筋構造であり、
上下方向に貫通する柱2には側面にそって複数の軸方向
鉄筋4が配置され、これらを囲むように水平方向の帯鉄
筋5が所定寸法以下の間隔で配置されている。
る。図1は請求項1又は請求項3に記載の発明の一実施
例である配筋構造を示す平断面図及び立断面図である。
この配筋構造は、ほぼ正方形の断面を有する柱2の側面
に、三方から梁3が接合される部分の配筋構造であり、
上下方向に貫通する柱2には側面にそって複数の軸方向
鉄筋4が配置され、これらを囲むように水平方向の帯鉄
筋5が所定寸法以下の間隔で配置されている。
【0023】一方、梁3には上面付近と下面付近とにそ
れぞれ複数の水平方向鉄筋6が配置され、これらを囲む
ようにせん断補強筋7が配置されている。このような梁
の柱との接合部では、多くの場合に負の曲げモーメント
が生じ、上面付近に配置された鉄筋6aが引張鉄筋、下
面付近に配置された鉄筋6bが圧縮鉄筋として機能す
る。
れぞれ複数の水平方向鉄筋6が配置され、これらを囲む
ようにせん断補強筋7が配置されている。このような梁
の柱との接合部では、多くの場合に負の曲げモーメント
が生じ、上面付近に配置された鉄筋6aが引張鉄筋、下
面付近に配置された鉄筋6bが圧縮鉄筋として機能す
る。
【0024】上記のような柱梁接合部の柱部分内におけ
る梁上面よりやや下と梁下面よりやや上方とに鉄筋定着
枠1がほぼ水平方向に配置されている。この鉄筋定着枠
は、請求項4又は請求項5に記載の発明の一実施例であ
り、図2に上記鉄筋定着枠の平面図及び正面図を、図3
に同じ鉄筋定着枠の斜視図を示す。これらの図に示され
るように、この鉄筋定着枠1は、ほぼ矩形の外枠部1a
とこの外枠部の対向する辺のほぼ中央部を連結する補強
部材1bとで構成され、ほぼ「田」の字状に形成されて
いる。
る梁上面よりやや下と梁下面よりやや上方とに鉄筋定着
枠1がほぼ水平方向に配置されている。この鉄筋定着枠
は、請求項4又は請求項5に記載の発明の一実施例であ
り、図2に上記鉄筋定着枠の平面図及び正面図を、図3
に同じ鉄筋定着枠の斜視図を示す。これらの図に示され
るように、この鉄筋定着枠1は、ほぼ矩形の外枠部1a
とこの外枠部の対向する辺のほぼ中央部を連結する補強
部材1bとで構成され、ほぼ「田」の字状に形成されて
いる。
【0025】この外枠部1aの寸法は、用いられる鉄筋
コンクリート柱の断面寸法より小さく、断面内にほぼ水
平方向に配置できるように定められており、この外枠部
1aのまわりに鉛直方向の鉄筋を配置できるように、隅
角部は丸みを持った形状で各辺の外縁も凹部を有する形
状となっている。この外枠部1aの各辺には、枠の面と
平行で各辺の部材と直角方向に貫通孔1cが、それぞれ
4個ずつ並設されており、各貫通孔の内周面には雌ねじ
が削設され、先端部に雄ねじを設けた鉄筋を螺合するこ
とができるようになっている。
コンクリート柱の断面寸法より小さく、断面内にほぼ水
平方向に配置できるように定められており、この外枠部
1aのまわりに鉛直方向の鉄筋を配置できるように、隅
角部は丸みを持った形状で各辺の外縁も凹部を有する形
状となっている。この外枠部1aの各辺には、枠の面と
平行で各辺の部材と直角方向に貫通孔1cが、それぞれ
4個ずつ並設されており、各貫通孔の内周面には雌ねじ
が削設され、先端部に雄ねじを設けた鉄筋を螺合するこ
とができるようになっている。
【0026】このような鉄筋定着枠1は上記のように柱
2と複数の梁3との接合部における柱断面内で、梁の上
面よりやや下方及び梁の下面よりやや上方に配置され、
梁内に配置される水平方向鉄筋6を定着するために用い
られる。つまり、柱2に周囲の三方から接合される梁3
の水平方向鉄筋6が柱断面内につき入れられ、先端部が
上記鉄筋定着枠1の貫通孔1cにねじ込まれている。こ
れにより鉄筋6は鉄筋定着枠1と強固に結合され、柱2
に定着されて梁3の柱2との接合部における断面で引張
応力に対する有効な補強部材として機能する。
2と複数の梁3との接合部における柱断面内で、梁の上
面よりやや下方及び梁の下面よりやや上方に配置され、
梁内に配置される水平方向鉄筋6を定着するために用い
られる。つまり、柱2に周囲の三方から接合される梁3
の水平方向鉄筋6が柱断面内につき入れられ、先端部が
上記鉄筋定着枠1の貫通孔1cにねじ込まれている。こ
れにより鉄筋6は鉄筋定着枠1と強固に結合され、柱2
に定着されて梁3の柱2との接合部における断面で引張
応力に対する有効な補強部材として機能する。
【0027】このような配筋構造では、柱2の軸方向鉄
筋4および帯鉄筋5の内側に上記鉄筋定着枠1が配置さ
れるが、梁3の水平方向鉄筋6はこの鉄筋定着枠1に結
合されるだけで、充分な定着長をとるために深く差し入
れることを必要としない。したがって柱部分の断面内で
異なる方向から接合される複数の梁の水平方向鉄筋が重
ねて配置されて鉄筋が密集するということが回避され
る。このため、柱梁接合部の鉄筋を容易に配置すること
ができ、コンクリートの打設時も、鉄筋定着枠1の内孔
1dから未硬化のコンクリートを流し込み、その内孔1
dを貫通してバイブレータを差し入れて充分な締め固め
を行うことができる。
筋4および帯鉄筋5の内側に上記鉄筋定着枠1が配置さ
れるが、梁3の水平方向鉄筋6はこの鉄筋定着枠1に結
合されるだけで、充分な定着長をとるために深く差し入
れることを必要としない。したがって柱部分の断面内で
異なる方向から接合される複数の梁の水平方向鉄筋が重
ねて配置されて鉄筋が密集するということが回避され
る。このため、柱梁接合部の鉄筋を容易に配置すること
ができ、コンクリートの打設時も、鉄筋定着枠1の内孔
1dから未硬化のコンクリートを流し込み、その内孔1
dを貫通してバイブレータを差し入れて充分な締め固め
を行うことができる。
【0028】図4は、請求項1又は請求項2に記載の発
明の一実施例である配筋構造を示す平断面図である。こ
の配筋構造も、図2、図3に示される鉄筋定着枠1を用
いたものであるが、本実施例では、鉄筋定着枠1に結合
される鉄筋として短く切断したものを用い、この鉄筋6
c(定着用鉄筋)とラップさせて梁内の水平方向鉄筋6
dを配置している。この配筋構造の他の構成は図1に示
す配筋構造と同じである。
明の一実施例である配筋構造を示す平断面図である。こ
の配筋構造も、図2、図3に示される鉄筋定着枠1を用
いたものであるが、本実施例では、鉄筋定着枠1に結合
される鉄筋として短く切断したものを用い、この鉄筋6
c(定着用鉄筋)とラップさせて梁内の水平方向鉄筋6
dを配置している。この配筋構造の他の構成は図1に示
す配筋構造と同じである。
【0029】一般に梁内の水平方向鉄筋は荷重の大きさ
や梁断面の寸法に応じて径が選択されるものであるが、
上記配筋構造では選択されたさまざまな径の異なる鉄筋
を上記鉄筋定着枠1に結合するのではなく、あらかじめ
決められた径の鉄筋6c(定着用鉄筋)に雄ねじを設
け、鉄筋定着枠1に結合することができるようになって
おり、選択された径の鉄筋6dはこの定着用鉄筋6cと
重ね継手により接合される。これにより、鉄筋に雄ねじ
を設ける加工を均一化することができ、鉄筋加工の手間
を低減することができる。
や梁断面の寸法に応じて径が選択されるものであるが、
上記配筋構造では選択されたさまざまな径の異なる鉄筋
を上記鉄筋定着枠1に結合するのではなく、あらかじめ
決められた径の鉄筋6c(定着用鉄筋)に雄ねじを設
け、鉄筋定着枠1に結合することができるようになって
おり、選択された径の鉄筋6dはこの定着用鉄筋6cと
重ね継手により接合される。これにより、鉄筋に雄ねじ
を設ける加工を均一化することができ、鉄筋加工の手間
を低減することができる。
【0030】図5は請求項6に記載の発明の一実施例で
ある鉄筋定着枠を示す平面図および正面図である。この
鉄筋定着枠10は、外形がほぼ矩型の枠本体11とこの
枠本体に鉄筋を挟んで圧接される圧接片12と、圧接片
を枠本体側に押しつけるボルト13及びナット14とで
主要部が構成されている。
ある鉄筋定着枠を示す平面図および正面図である。この
鉄筋定着枠10は、外形がほぼ矩型の枠本体11とこの
枠本体に鉄筋を挟んで圧接される圧接片12と、圧接片
を枠本体側に押しつけるボルト13及びナット14とで
主要部が構成されている。
【0031】上記枠本体11はほぼ矩形の外枠部11a
とこの外枠部の対向する辺のほぼ中央を連結する補強部
材11bとで構成され、ほぼ「田」の字状に形成されて
いる。この枠本体11aの各辺の上面及び下面に鉄筋と
の当接部11cが設けられており、鉄筋の周面と広い範
囲で接触するように凹状になっている。また、この当接
部には異形鉄筋の凸状部と係止される小さな突起が多数
設けられており、鉄筋が強固に定着されるようになって
いる。また、複数の当接部11cの間には枠本体の面と
垂直に貫通孔11dが設けられ,圧接片12を押しつけ
るボルト13が貫通するようになっている。
とこの外枠部の対向する辺のほぼ中央を連結する補強部
材11bとで構成され、ほぼ「田」の字状に形成されて
いる。この枠本体11aの各辺の上面及び下面に鉄筋と
の当接部11cが設けられており、鉄筋の周面と広い範
囲で接触するように凹状になっている。また、この当接
部には異形鉄筋の凸状部と係止される小さな突起が多数
設けられており、鉄筋が強固に定着されるようになって
いる。また、複数の当接部11cの間には枠本体の面と
垂直に貫通孔11dが設けられ,圧接片12を押しつけ
るボルト13が貫通するようになっている。
【0032】上記圧接片12はほぼ中央にボルト13が
貫通する孔を有し、両側に鉄筋を押え付ける部分が翼状
に張り出している。上記ボルト13及びナット14は圧
接片12と枠本体11とを貫通し、これらの間に鉄筋を
挾んで締め付けることができるものであり、汎用的に使
用可能なボルトとナットである。
貫通する孔を有し、両側に鉄筋を押え付ける部分が翼状
に張り出している。上記ボルト13及びナット14は圧
接片12と枠本体11とを貫通し、これらの間に鉄筋を
挾んで締め付けることができるものであり、汎用的に使
用可能なボルトとナットである。
【0033】このような鉄筋定着枠も、図2又は図3に
示される鉄筋定着枠と同様に使用することができ、図6
に上記鉄筋定着枠10を用いた柱梁接合部の配筋構造の
平断面図及び立断面図を示す。また、この柱梁接合部の
配筋構造は、請求項1又は請求項3に記載の発明の他の
実施例でもある。この配筋構造では、図1に示す配筋構
造と同様に、鉄筋定着枠10が柱22の軸方向鉄筋24
と帯鉄筋25との内側に配置され、柱部分に突き入れら
れた梁23の水平方向鉄筋26がこの鉄筋定着枠10に
固定される。このとき、本実施例では梁の水平方向鉄筋
26を枠本体11と圧接片12との間に挾持し、ボルト
13とナット14とでこれらを締め付けることによっ
て、枠本体11に水平方向鉄筋26を定着するようにな
っている。なお、図6では梁に配置される水平方向鉄筋
26が上面付近に一段、下面付近に一段のみ配置されて
いるが、本実施例の配筋構造では図5(b)に示すよう
に水平方向鉄筋を二段に配置する場合にも一つの鉄筋定
着枠に定着することができる。
示される鉄筋定着枠と同様に使用することができ、図6
に上記鉄筋定着枠10を用いた柱梁接合部の配筋構造の
平断面図及び立断面図を示す。また、この柱梁接合部の
配筋構造は、請求項1又は請求項3に記載の発明の他の
実施例でもある。この配筋構造では、図1に示す配筋構
造と同様に、鉄筋定着枠10が柱22の軸方向鉄筋24
と帯鉄筋25との内側に配置され、柱部分に突き入れら
れた梁23の水平方向鉄筋26がこの鉄筋定着枠10に
固定される。このとき、本実施例では梁の水平方向鉄筋
26を枠本体11と圧接片12との間に挾持し、ボルト
13とナット14とでこれらを締め付けることによっ
て、枠本体11に水平方向鉄筋26を定着するようにな
っている。なお、図6では梁に配置される水平方向鉄筋
26が上面付近に一段、下面付近に一段のみ配置されて
いるが、本実施例の配筋構造では図5(b)に示すよう
に水平方向鉄筋を二段に配置する場合にも一つの鉄筋定
着枠に定着することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
配筋構造では、複数の方向から集中するように配置され
る鉄筋の先端部が、鉄筋コンクリート構造体内に埋設さ
れた鉄筋定着枠に結合されるので、これらの鉄筋が交差
したり、重なり合うのが回避され、鉄筋が密集すること
なく配置される。従って、配置作業が容易となるととも
に、コンクリート打設時に、未硬化のコンクリートが隅
々にまで充填されるように流し込むことができ、欠陥の
ない鉄筋コンクリート部材とすることができる。
配筋構造では、複数の方向から集中するように配置され
る鉄筋の先端部が、鉄筋コンクリート構造体内に埋設さ
れた鉄筋定着枠に結合されるので、これらの鉄筋が交差
したり、重なり合うのが回避され、鉄筋が密集すること
なく配置される。従って、配置作業が容易となるととも
に、コンクリート打設時に、未硬化のコンクリートが隅
々にまで充填されるように流し込むことができ、欠陥の
ない鉄筋コンクリート部材とすることができる。
【0035】請求項2に記載の配筋構造では、鉄筋定着
枠に直接結合される定着用鉄筋を比較的短いものとし、
この鉄筋の先端部に鉄筋定着枠に結合するのに適した加
工を施しておくことによって、鉄筋と鉄筋定着枠との結
合を容易に行なうことができる。また、この定着用鉄筋
をあらかじめ鉄筋定着枠に結合した状態で所定位置に配
置し、比較的長尺の鉄筋をこの定着用鉄筋と重ね継ぎ手
等で接続することにより、配筋作業を効率よく行なうこ
とが可能となる。
枠に直接結合される定着用鉄筋を比較的短いものとし、
この鉄筋の先端部に鉄筋定着枠に結合するのに適した加
工を施しておくことによって、鉄筋と鉄筋定着枠との結
合を容易に行なうことができる。また、この定着用鉄筋
をあらかじめ鉄筋定着枠に結合した状態で所定位置に配
置し、比較的長尺の鉄筋をこの定着用鉄筋と重ね継ぎ手
等で接続することにより、配筋作業を効率よく行なうこ
とが可能となる。
【0036】請求項3に記載の配筋構造では、鉄筋定着
枠が柱と梁との接合部における柱部分に配置され、梁の
水平方向鉄筋の先端がこの鉄筋定着枠に定着されるの
で、複数の梁が異なる方向から柱に接合される部分にお
いても、梁の水平方向の鉄筋が重ねられて密集するよう
に配置されるのを回避することができる。これにより、
鉄筋の配置を効率よく行うことができ、コンクリートの
打設も確実かつ容易に行うことが可能となる。
枠が柱と梁との接合部における柱部分に配置され、梁の
水平方向鉄筋の先端がこの鉄筋定着枠に定着されるの
で、複数の梁が異なる方向から柱に接合される部分にお
いても、梁の水平方向の鉄筋が重ねられて密集するよう
に配置されるのを回避することができる。これにより、
鉄筋の配置を効率よく行うことができ、コンクリートの
打設も確実かつ容易に行うことが可能となる。
【0037】請求項4に記載の鉄筋定着枠では、複数の
鉄筋コンクリート部材が接合される部分に用い、それぞ
れの部材に配置される鉄筋を上記鉄筋定着枠に結合する
ことによって鉄筋を接合部に強固に定着するとともに、
接合部で多くの鉄筋が重ねて配置され、密集するのを回
避することができる。これにより鉄筋組立の手間を低減
するとともにコンクリートの打設を確実かつ容易に行な
うことが可能となる。
鉄筋コンクリート部材が接合される部分に用い、それぞ
れの部材に配置される鉄筋を上記鉄筋定着枠に結合する
ことによって鉄筋を接合部に強固に定着するとともに、
接合部で多くの鉄筋が重ねて配置され、密集するのを回
避することができる。これにより鉄筋組立の手間を低減
するとともにコンクリートの打設を確実かつ容易に行な
うことが可能となる。
【0038】請求項5に記載の鉄筋定着枠では、枠体に
ねじ孔が設けられており、先端部にねじ山を設けた鉄筋
を螺合することによって、鉄筋定着枠と鉄筋とを確実か
つ容易に結合することができる。
ねじ孔が設けられており、先端部にねじ山を設けた鉄筋
を螺合することによって、鉄筋定着枠と鉄筋とを確実か
つ容易に結合することができる。
【0039】請求項6に記載の鉄筋定着枠では、鉄筋を
枠本体と圧接片との間に挾み、ボルトで圧接片を枠本体
側に締め付けることによって鉄筋と枠本体とを結合する
ようになっているので、鉄筋に結合するための特別な加
工をすることなく枠本体に定着することができる。
枠本体と圧接片との間に挾み、ボルトで圧接片を枠本体
側に締め付けることによって鉄筋と枠本体とを結合する
ようになっているので、鉄筋に結合するための特別な加
工をすることなく枠本体に定着することができる。
【図1】請求項1又は請求項3に記載の発明の一実施例
である配筋構造を示す平断面図および立断面図である。
である配筋構造を示す平断面図および立断面図である。
【図2】請求項4又は請求項5に記載の発明の一実施例
である鉄筋定着枠を示す平面図及び正面図である。
である鉄筋定着枠を示す平面図及び正面図である。
【図3】図2に示す鉄筋定着枠の斜視図である。
【図4】図2及び図3に示す鉄筋定着枠を用いた柱梁接
合部の配筋構造の他の例であって、請求項1又は請求項
2に記載の発明の一実施例を示す平断面図である。
合部の配筋構造の他の例であって、請求項1又は請求項
2に記載の発明の一実施例を示す平断面図である。
【図5】請求項6に記載の発明の一実施例である鉄筋定
着枠を示す平面図及び正面図である。
着枠を示す平面図及び正面図である。
【図6】図5に示す鉄筋定着枠を用いた柱梁接合部の配
筋構造の一例であって、請求項1又は請求項3に記載の
発明の他の実施例を示す平断面図および立断面図であ
る。
筋構造の一例であって、請求項1又は請求項3に記載の
発明の他の実施例を示す平断面図および立断面図であ
る。
【図7】請求項1から請求項3までに記載の配筋構造で
あって、請求項4から請求項6までに記載の鉄筋定着枠
の使用態様を説明するための概略斜視図である。
あって、請求項4から請求項6までに記載の鉄筋定着枠
の使用態様を説明するための概略斜視図である。
【図8】従来から一般に用いられている柱梁接合部の配
筋構造を示す平断面図及び立断面図である。
筋構造を示す平断面図及び立断面図である。
1 鉄筋定着枠 2,22 柱 3,23 梁 4,24 柱の軸方向鉄筋 5,25 柱の帯鉄筋 6,26 梁の水平方向鉄筋 7,27 せん断補強筋 10 鉄筋定着枠 11 枠本体 12 圧接片 13 ボルト 14 ナット
Claims (6)
- 【請求項1】 鉄筋コンクリート構造体内で、複数の
方向に配置される鉄筋又はその延長線が集中する部分に
おける配筋構造であって、 コンクリート部材内に、閉じた形状の金属性枠体からな
る鉄筋定着枠が配置され、 複数の方向に配置される鉄筋の先端部が前記鉄筋定着枠
に結合されていることを特徴とする配筋構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の配筋構造において、 前記「複数の方向に配置される鉄筋」が、前記鉄筋定着
枠に結合するための加工が施された定着用鉄筋と、この
定着用鉄筋と接合される鉄筋とからなることを特徴とす
る配筋構造。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の配筋構
造において、 前記「複数の方向に配置される鉄筋又はその延長線が集
中する部分」が、柱と梁との接合部、又は梁と梁との接
合部、又は基礎部分であることを特徴とする配筋構造。 - 【請求項4】 閉じた形状の金属性枠体であって、 鉄筋コンクリート部材内に埋設され、 複数の方向に配置される鉄筋の先端部を、前記枠体に定
着する結合手段を有することを特徴とする鉄筋定着枠。 - 【請求項5】 請求項4に記載の鉄筋定着枠におい
て、 前記結合手段が、鉄筋に削設された雄ねじと螺合される
ねじ孔であることを特徴とする鉄筋定着枠。 - 【請求項6】 請求項4に記載の鉄筋定着枠におい
て、 前記結合手段が、 枠本体に設けられ、鉄筋が押圧される当接部と、 該鉄筋を前記当接部に押圧する圧接片と、 該圧接片を枠本体側に押し付けるボルトとを有すること
を特徴とする鉄筋定着枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2457495A JPH08199681A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 配筋構造及び鉄筋定着枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2457495A JPH08199681A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 配筋構造及び鉄筋定着枠 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08199681A true JPH08199681A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12141945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2457495A Pending JPH08199681A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 配筋構造及び鉄筋定着枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08199681A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014129670A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Takenaka Komuten Co Ltd | 鉄筋定着装置 |
-
1995
- 1995-01-20 JP JP2457495A patent/JPH08199681A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014129670A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Takenaka Komuten Co Ltd | 鉄筋定着装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000718 |