JPH08200028A - 内燃機関の潤滑装置 - Google Patents
内燃機関の潤滑装置Info
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- JPH08200028A JPH08200028A JP590395A JP590395A JPH08200028A JP H08200028 A JPH08200028 A JP H08200028A JP 590395 A JP590395 A JP 590395A JP 590395 A JP590395 A JP 590395A JP H08200028 A JPH08200028 A JP H08200028A
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- lubricating
- lubricating oil
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- lubrication system
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ピストン及びシリンダ回りの摺動
部分の潤滑を行うメイン潤滑系統と、動弁機構の摺動部
分の潤滑を行うサブ潤滑系統とを独立して有する内燃機
関の潤滑装置に関し、サブ潤滑系統における潤滑油不足
による動弁機構の焼き付きを自動的に防止することを目
的とする。 【構成】 メイン潤滑系統とサブ潤滑系統とをメイン潤
滑系統からサブ潤滑系統へ潤滑油が供給されるように連
通する連通路30と、連通路に配置された閉鎖弁31
と、サブ潤滑系統内の潤滑油量を検出する潤滑油量検出
手段41と、潤滑油量検出手段により検出されるサブ潤
滑系統内の潤滑油量が所定値以下であると判断された時
には、所望量のメイン潤滑系統内の潤滑油がサブ潤滑系
統へ供給されるように閉鎖弁31の開度を制御する閉鎖
弁開度制御手段40、とを具備する。
部分の潤滑を行うメイン潤滑系統と、動弁機構の摺動部
分の潤滑を行うサブ潤滑系統とを独立して有する内燃機
関の潤滑装置に関し、サブ潤滑系統における潤滑油不足
による動弁機構の焼き付きを自動的に防止することを目
的とする。 【構成】 メイン潤滑系統とサブ潤滑系統とをメイン潤
滑系統からサブ潤滑系統へ潤滑油が供給されるように連
通する連通路30と、連通路に配置された閉鎖弁31
と、サブ潤滑系統内の潤滑油量を検出する潤滑油量検出
手段41と、潤滑油量検出手段により検出されるサブ潤
滑系統内の潤滑油量が所定値以下であると判断された時
には、所望量のメイン潤滑系統内の潤滑油がサブ潤滑系
統へ供給されるように閉鎖弁31の開度を制御する閉鎖
弁開度制御手段40、とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストン及びシリンダ
回りの摺動部分の潤滑を行うメイン潤滑系統と、動弁機
構の摺動部分の潤滑を行うサブ潤滑系統とを独立して有
する内燃機関の潤滑装置に関する。
回りの摺動部分の潤滑を行うメイン潤滑系統と、動弁機
構の摺動部分の潤滑を行うサブ潤滑系統とを独立して有
する内燃機関の潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体潤滑されるピストン及びシリンダ回
りと境界潤滑される動弁機構とでは、最適な潤滑油が異
なり、高温度となるピストン及びシリンダ回りに使用さ
れる潤滑油を粘性油膜の薄い動弁機構の摺動部分におけ
る潤滑に使用すると、摺動部分の磨耗がかなり大きくな
ることがわかっている。この問題を解決するために、実
開昭58−6908号公報には、ピストン及びシリンダ
回りの摺動部分の潤滑を行うメイン潤滑系統と、動弁機
構の摺動部分の潤滑を行うサブ潤滑系統とを独立させる
内燃機関の潤滑装置が記載されている。
りと境界潤滑される動弁機構とでは、最適な潤滑油が異
なり、高温度となるピストン及びシリンダ回りに使用さ
れる潤滑油を粘性油膜の薄い動弁機構の摺動部分におけ
る潤滑に使用すると、摺動部分の磨耗がかなり大きくな
ることがわかっている。この問題を解決するために、実
開昭58−6908号公報には、ピストン及びシリンダ
回りの摺動部分の潤滑を行うメイン潤滑系統と、動弁機
構の摺動部分の潤滑を行うサブ潤滑系統とを独立させる
内燃機関の潤滑装置が記載されている。
【0003】サブ潤滑系統に使用される潤滑油は、それ
ほど高温度となることはなく、またブローバイガスが混
入することもなく、それにより非常に劣化し難く、車両
の寿命までに交換の必要はないために、前述の従来技術
において、この潤滑油の交換及び補給のための機構は設
けられていない。
ほど高温度となることはなく、またブローバイガスが混
入することもなく、それにより非常に劣化し難く、車両
の寿命までに交換の必要はないために、前述の従来技術
において、この潤滑油の交換及び補給のための機構は設
けられていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サブ潤
滑系統の潤滑油は、バルブステムシールから燃焼室内へ
漏れて燃焼するオイル下がりと呼ばれる現象によって消
費されることがあり、前述の従来技術において、これを
知らずに運転を続けると、潤滑油不足によって動弁機構
が焼き付く可能性がある。
滑系統の潤滑油は、バルブステムシールから燃焼室内へ
漏れて燃焼するオイル下がりと呼ばれる現象によって消
費されることがあり、前述の従来技術において、これを
知らずに運転を続けると、潤滑油不足によって動弁機構
が焼き付く可能性がある。
【0005】従って、本発明の目的は、ピストン及びシ
リンダ回りの摺動部分の潤滑を行うメイン潤滑系統と、
動弁機構の摺動部分の潤滑を行うサブ潤滑系統とを独立
して有する内燃機関の潤滑装置において、サブ潤滑系統
における潤滑油不足による動弁機構の焼き付きを自動的
に防止することである。
リンダ回りの摺動部分の潤滑を行うメイン潤滑系統と、
動弁機構の摺動部分の潤滑を行うサブ潤滑系統とを独立
して有する内燃機関の潤滑装置において、サブ潤滑系統
における潤滑油不足による動弁機構の焼き付きを自動的
に防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明による第1の内燃機関の潤滑装置は、ピス
トン及びシリンダ回りの摺動部分の潤滑を行うメイン潤
滑系統と、動弁機構の摺動部分の潤滑を行うサブ潤滑系
統とを独立して有する内燃機関の潤滑装置において、前
記メイン潤滑系統と前記サブ潤滑系統とを前記メイン潤
滑系統から前記サブ潤滑系統へ潤滑油が供給されるよう
に連通する連通路と、前記連通路に配置された閉鎖弁
と、前記サブ潤滑系統内の潤滑油量を検出する潤滑油量
検出手段と、前記潤滑油量検出手段により検出される前
記サブ潤滑系統内の潤滑油量が所定値以下であると判断
された時には、所望量の前記メイン潤滑系統内の潤滑油
が前記サブ潤滑系統へ供給されるように前記閉鎖弁の開
度を制御する閉鎖弁開度制御手段、とを具備することを
特徴とする。
めに、本発明による第1の内燃機関の潤滑装置は、ピス
トン及びシリンダ回りの摺動部分の潤滑を行うメイン潤
滑系統と、動弁機構の摺動部分の潤滑を行うサブ潤滑系
統とを独立して有する内燃機関の潤滑装置において、前
記メイン潤滑系統と前記サブ潤滑系統とを前記メイン潤
滑系統から前記サブ潤滑系統へ潤滑油が供給されるよう
に連通する連通路と、前記連通路に配置された閉鎖弁
と、前記サブ潤滑系統内の潤滑油量を検出する潤滑油量
検出手段と、前記潤滑油量検出手段により検出される前
記サブ潤滑系統内の潤滑油量が所定値以下であると判断
された時には、所望量の前記メイン潤滑系統内の潤滑油
が前記サブ潤滑系統へ供給されるように前記閉鎖弁の開
度を制御する閉鎖弁開度制御手段、とを具備することを
特徴とする。
【0007】また、本発明による第2の内燃機関の潤滑
装置は、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、前
記メイン潤滑系統内の潤滑油の劣化度を検出する劣化度
検出手段と、前記劣化度検出手段により検出される潤滑
油の劣化度が所定境界値より劣化側である時には、前記
閉鎖弁開度制御手段による前記閉鎖弁の開弁を禁止する
閉鎖弁開弁禁止手段、とを具備することを特徴とする。
装置は、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、前
記メイン潤滑系統内の潤滑油の劣化度を検出する劣化度
検出手段と、前記劣化度検出手段により検出される潤滑
油の劣化度が所定境界値より劣化側である時には、前記
閉鎖弁開度制御手段による前記閉鎖弁の開弁を禁止する
閉鎖弁開弁禁止手段、とを具備することを特徴とする。
【0008】また、本発明による第3の内燃機関の潤滑
装置は、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、前
記メイン潤滑系統に設けられた各摺動部分へ潤滑油を供
給するための潤滑油圧送手段と、前記メイン潤滑系統に
おける前記連通路の接続部下流側の潤滑油圧力を検出す
る潤滑油圧力検出手段とを具備し、前記閉鎖弁開度制御
手段は前記潤滑油圧力検出手段により検出される潤滑油
圧力が所定油圧力を下回ることなく、所望量の前記メイ
ン潤滑系統内の潤滑油が前記サブ潤滑系統へ供給される
ように前記閉鎖弁の開度を制御することを特徴とする。
装置は、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、前
記メイン潤滑系統に設けられた各摺動部分へ潤滑油を供
給するための潤滑油圧送手段と、前記メイン潤滑系統に
おける前記連通路の接続部下流側の潤滑油圧力を検出す
る潤滑油圧力検出手段とを具備し、前記閉鎖弁開度制御
手段は前記潤滑油圧力検出手段により検出される潤滑油
圧力が所定油圧力を下回ることなく、所望量の前記メイ
ン潤滑系統内の潤滑油が前記サブ潤滑系統へ供給される
ように前記閉鎖弁の開度を制御することを特徴とする。
【0009】また、本発明による第4の内燃機関の潤滑
装置は、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、前
記メイン潤滑系統には、各摺動部分へ潤滑油を供給する
ための潤滑油圧送手段と、潤滑油を溜めるオイルパン
と、前記潤滑油圧送手段の下流側と前記オイルパンとを
接続するリリーフ通路と、前記リリーフ通路に配置され
て潤滑油圧力を制御するリリーフ手段とが設けられ、前
記連通路が、前記メイン潤滑系統における前記リリーフ
通路のリリーフ手段下流側に接続されることを特徴とす
る。
装置は、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、前
記メイン潤滑系統には、各摺動部分へ潤滑油を供給する
ための潤滑油圧送手段と、潤滑油を溜めるオイルパン
と、前記潤滑油圧送手段の下流側と前記オイルパンとを
接続するリリーフ通路と、前記リリーフ通路に配置され
て潤滑油圧力を制御するリリーフ手段とが設けられ、前
記連通路が、前記メイン潤滑系統における前記リリーフ
通路のリリーフ手段下流側に接続されることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】前述の第1の内燃機関の潤滑装置は、ピストン
及びシリンダ回りの摺動部分の潤滑を行うメイン潤滑系
統と、動弁機構の摺動部分の潤滑を行うサブ潤滑系統と
を独立して有する内燃機関の潤滑装置において、潤滑油
量検出手段により検出されるサブ潤滑系統内の潤滑油量
が所定値以下であると判断された時には、閉鎖弁開度制
御手段が、メイン潤滑系統とサブ潤滑系統とをメイン潤
滑系統からサブ潤滑系統へ潤滑油が供給されるように連
通する連通路に配置された閉鎖弁を開弁してその開度を
制御し、所望量の潤滑油がサブ潤滑系統へ補給されるよ
うにする。
及びシリンダ回りの摺動部分の潤滑を行うメイン潤滑系
統と、動弁機構の摺動部分の潤滑を行うサブ潤滑系統と
を独立して有する内燃機関の潤滑装置において、潤滑油
量検出手段により検出されるサブ潤滑系統内の潤滑油量
が所定値以下であると判断された時には、閉鎖弁開度制
御手段が、メイン潤滑系統とサブ潤滑系統とをメイン潤
滑系統からサブ潤滑系統へ潤滑油が供給されるように連
通する連通路に配置された閉鎖弁を開弁してその開度を
制御し、所望量の潤滑油がサブ潤滑系統へ補給されるよ
うにする。
【0011】また、前述の第2の内燃機関の潤滑装置
は、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、閉鎖弁
開弁禁止手段が、劣化度検出手段により検出される潤滑
油の劣化度が所定境界値より劣化側である時には、閉鎖
弁開度制御手段による閉鎖弁の開弁を禁止して、メイン
潤滑系統内の劣化した潤滑油がサブ潤滑系統へ補給され
ないようにする。
は、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、閉鎖弁
開弁禁止手段が、劣化度検出手段により検出される潤滑
油の劣化度が所定境界値より劣化側である時には、閉鎖
弁開度制御手段による閉鎖弁の開弁を禁止して、メイン
潤滑系統内の劣化した潤滑油がサブ潤滑系統へ補給され
ないようにする。
【0012】また、前述の第3の内燃機関の潤滑装置
は、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、閉鎖弁
開度制御手段が、潤滑油圧力検出手段により検出される
メイン潤滑系統における連通路の接続部下流側の潤滑油
圧力が所定油圧力を下回ることなく、所望量のメイン潤
滑系統内の潤滑油が前記サブ潤滑系統へ補給されるよう
に閉鎖弁の開度を制御し、この時のメイン潤滑系統にお
ける連通路の接続部下流側の潤滑油圧力を所定油圧力以
上に維持する。
は、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、閉鎖弁
開度制御手段が、潤滑油圧力検出手段により検出される
メイン潤滑系統における連通路の接続部下流側の潤滑油
圧力が所定油圧力を下回ることなく、所望量のメイン潤
滑系統内の潤滑油が前記サブ潤滑系統へ補給されるよう
に閉鎖弁の開度を制御し、この時のメイン潤滑系統にお
ける連通路の接続部下流側の潤滑油圧力を所定油圧力以
上に維持する。
【0013】また、前述の第4の内燃機関の潤滑装置
は、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、連通路
が、メイン潤滑系統における各摺動部分へ潤滑油を供給
するための潤滑油圧送手段の下流側と潤滑油を溜めるオ
イルパンとを接続するリリーフ通路におけるリリーフ手
段の下流側に接続されるために、メイン潤滑系統からサ
ブ潤滑系統へ潤滑油を供給する時にも、メイン潤滑系統
の潤滑油圧力がリリーフ手段により制御される潤滑油圧
力に維持される。
は、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、連通路
が、メイン潤滑系統における各摺動部分へ潤滑油を供給
するための潤滑油圧送手段の下流側と潤滑油を溜めるオ
イルパンとを接続するリリーフ通路におけるリリーフ手
段の下流側に接続されるために、メイン潤滑系統からサ
ブ潤滑系統へ潤滑油を供給する時にも、メイン潤滑系統
の潤滑油圧力がリリーフ手段により制御される潤滑油圧
力に維持される。
【0014】
【実施例】図1は、本発明による内燃機関の潤滑装置を
示す系統図である。同図において、10はピストン及び
シリンダ回りの摺動部分の潤滑を行うメイン潤滑系統で
あり、20は動弁機構の摺動部分の潤滑を行うサブ潤滑
系統であり、このように、本実施例の内燃機関の潤滑装
置は、ピストン及びシリンダ回りの摺動部分と動弁機構
の摺動部分とが独立して潤滑されるようになっており、
それぞれの摺動部分に適した潤滑油を使用することがで
きる。例えば、動弁機構の摺動部分には、高温度となり
ブローバイガスが混入するピストン及びシリンダ回りに
使用できない摩擦調整剤入り潤滑油、例えばMo系摩擦
調整剤入り潤滑油を使用することが可能となり、油膜が
薄くなるこの摺動部分の良好な潤滑を実現することがで
きる。
示す系統図である。同図において、10はピストン及び
シリンダ回りの摺動部分の潤滑を行うメイン潤滑系統で
あり、20は動弁機構の摺動部分の潤滑を行うサブ潤滑
系統であり、このように、本実施例の内燃機関の潤滑装
置は、ピストン及びシリンダ回りの摺動部分と動弁機構
の摺動部分とが独立して潤滑されるようになっており、
それぞれの摺動部分に適した潤滑油を使用することがで
きる。例えば、動弁機構の摺動部分には、高温度となり
ブローバイガスが混入するピストン及びシリンダ回りに
使用できない摩擦調整剤入り潤滑油、例えばMo系摩擦
調整剤入り潤滑油を使用することが可能となり、油膜が
薄くなるこの摺動部分の良好な潤滑を実現することがで
きる。
【0015】メイン潤滑系統10を説明すると、クラン
クケース下部に設けられたオイルパン11内の潤滑油
は、大きな異物を除去するためのオイルストレーナ12
を介してオイルポンプ13によってオイルフィルタ14
へ圧送される。オイルフィルタ14によって微細な異物
が除去された潤滑油は、ブロックジャケット15内へ送
られ、その後、クランクシャフト16と、コネクティン
グロッド17と、ピストン及びシリンダ18へ供給さ
れ、それらを潤滑した後にオイルパン11に戻される。
オイルポンプ13による潤滑油の過剰な加圧を防止する
ために、オイルフィルタ14の直上流側の圧力が前述し
た各摺動部分への潤滑油供給に適した所定圧力以上とな
る時に開弁して余剰な潤滑油をオイルパン11へ戻すた
めのリリーフバルブ19が設けられている。
クケース下部に設けられたオイルパン11内の潤滑油
は、大きな異物を除去するためのオイルストレーナ12
を介してオイルポンプ13によってオイルフィルタ14
へ圧送される。オイルフィルタ14によって微細な異物
が除去された潤滑油は、ブロックジャケット15内へ送
られ、その後、クランクシャフト16と、コネクティン
グロッド17と、ピストン及びシリンダ18へ供給さ
れ、それらを潤滑した後にオイルパン11に戻される。
オイルポンプ13による潤滑油の過剰な加圧を防止する
ために、オイルフィルタ14の直上流側の圧力が前述し
た各摺動部分への潤滑油供給に適した所定圧力以上とな
る時に開弁して余剰な潤滑油をオイルパン11へ戻すた
めのリリーフバルブ19が設けられている。
【0016】また、サブ潤滑系統20は、サブオイルパ
ン21内の潤滑油をサブオイルポンプ22によってカム
シャフトジャーナル23及びカムシャフトギヤ24へ圧
送し、カムシャフトギヤ24へ圧送され、それを潤滑し
た潤滑油はサブオイルパン21へ戻され、一方、カムシ
ャフトジャーナル23へ圧送され、それを潤滑した潤滑
油は、その後、カム25と、バルブリフタ及びバルブス
テム26と、カムシャフトギヤ27と、フューエルポン
プ28へ供給され、それらを潤滑した後にサブオイルパ
ン21へ戻される。サブオイルポンプ22による潤滑油
の過剰な加圧を防止するために、前述した各摺動部分へ
の潤滑油供給に適した所定圧力以上となる時に開弁して
余剰な潤滑油をサブオイルパン21へ戻すためのリリー
フバルブ29が設けられている。
ン21内の潤滑油をサブオイルポンプ22によってカム
シャフトジャーナル23及びカムシャフトギヤ24へ圧
送し、カムシャフトギヤ24へ圧送され、それを潤滑し
た潤滑油はサブオイルパン21へ戻され、一方、カムシ
ャフトジャーナル23へ圧送され、それを潤滑した潤滑
油は、その後、カム25と、バルブリフタ及びバルブス
テム26と、カムシャフトギヤ27と、フューエルポン
プ28へ供給され、それらを潤滑した後にサブオイルパ
ン21へ戻される。サブオイルポンプ22による潤滑油
の過剰な加圧を防止するために、前述した各摺動部分へ
の潤滑油供給に適した所定圧力以上となる時に開弁して
余剰な潤滑油をサブオイルパン21へ戻すためのリリー
フバルブ29が設けられている。
【0017】本実施例において、メイン潤滑系統10に
おけるブロックジャケット15とクランクシャフト16
との間の潤滑油経路と、サブ潤滑系統20のサブオイル
パン21とが連通路30によって連通され、この連通路
30にはそれを閉鎖するための閉鎖弁31が配置されて
いる。図2は、この閉鎖弁31の開度制御を説明する図
である。連通路30に配置された閉鎖弁31はステップ
モータ32等の駆動装置により制御装置40の指令に基
づき開度制御される。制御装置40には、サブ潤滑系統
20におけるサブオイルパン21内の潤滑油量を検出す
るための潤滑油量検出センサ41と、メイン潤滑系統2
0におけるブロックジャケット15とクランクシャフト
16との間の潤滑油経路内の潤滑油圧力を検出するため
の圧力センサ42と、メイン潤滑系統10の潤滑油の劣
化度として、潤滑油交換時からの積算走行距離を測定す
る走行距離計43と、冷却水温センサ44とが入力側に
接続されると共に、その出力側には前述のステップモー
タ32及びメイン潤滑系統10の潤滑油がかなり劣化し
ていることを運転者に知らせるための表示器33が接続
されている。
おけるブロックジャケット15とクランクシャフト16
との間の潤滑油経路と、サブ潤滑系統20のサブオイル
パン21とが連通路30によって連通され、この連通路
30にはそれを閉鎖するための閉鎖弁31が配置されて
いる。図2は、この閉鎖弁31の開度制御を説明する図
である。連通路30に配置された閉鎖弁31はステップ
モータ32等の駆動装置により制御装置40の指令に基
づき開度制御される。制御装置40には、サブ潤滑系統
20におけるサブオイルパン21内の潤滑油量を検出す
るための潤滑油量検出センサ41と、メイン潤滑系統2
0におけるブロックジャケット15とクランクシャフト
16との間の潤滑油経路内の潤滑油圧力を検出するため
の圧力センサ42と、メイン潤滑系統10の潤滑油の劣
化度として、潤滑油交換時からの積算走行距離を測定す
る走行距離計43と、冷却水温センサ44とが入力側に
接続されると共に、その出力側には前述のステップモー
タ32及びメイン潤滑系統10の潤滑油がかなり劣化し
ていることを運転者に知らせるための表示器33が接続
されている。
【0018】サブ潤滑系統20内の潤滑油は、オイル下
がりによって消費されることがあり、非常に長期(5〜
6年)の使用に伴い潤滑油不足が起き、これを知らずに
運転を行うと動弁機構が焼き付く可能性がある。これを
防止するために、前述の制御装置40は、図3に示すフ
ローチャートに従って、閉鎖弁31の開度制御を行う。
このフローチャートは、例えば、機関始動毎に実行され
るものである。
がりによって消費されることがあり、非常に長期(5〜
6年)の使用に伴い潤滑油不足が起き、これを知らずに
運転を行うと動弁機構が焼き付く可能性がある。これを
防止するために、前述の制御装置40は、図3に示すフ
ローチャートに従って、閉鎖弁31の開度制御を行う。
このフローチャートは、例えば、機関始動毎に実行され
るものである。
【0019】まず、ステップ101において、冷却水温
センサ44により検出される冷却水温THWが所定水温
THW1以下であるか否かが判断される。この判断が否
定される時には、機関停止時間が短く、サブ潤滑系統2
0内の潤滑油が十分にサブオイルパン21へ回収されて
いない可能性があるために、そのまま終了する。ステッ
プ101における判断が肯定される時には、ステップ1
02に進み、潤滑油量検出センサ41によって検出され
るサブオイルパン21内の現在の潤滑油量Lが、動弁機
構に焼き付きを起こすような潤滑油不足に対してある程
度の余裕を有する第1所定量L1以下であるか否かが判
断される。この判断が否定される時には、サブ潤滑系統
20には十分な量の潤滑油が存在しており、そのまま終
了する。
センサ44により検出される冷却水温THWが所定水温
THW1以下であるか否かが判断される。この判断が否
定される時には、機関停止時間が短く、サブ潤滑系統2
0内の潤滑油が十分にサブオイルパン21へ回収されて
いない可能性があるために、そのまま終了する。ステッ
プ101における判断が肯定される時には、ステップ1
02に進み、潤滑油量検出センサ41によって検出され
るサブオイルパン21内の現在の潤滑油量Lが、動弁機
構に焼き付きを起こすような潤滑油不足に対してある程
度の余裕を有する第1所定量L1以下であるか否かが判
断される。この判断が否定される時には、サブ潤滑系統
20には十分な量の潤滑油が存在しており、そのまま終
了する。
【0020】一方、ステップ102における判断が肯定
される時には、ステップ103に進み、潤滑油量検出セ
ンサ41によって検出されるサブオイルパン21内の現
在の潤滑油量Lが、動弁機構に焼き付きを起こす直前の
第2所定量L2以下であるか否かが判断される。この判
断が肯定される時にはステップ104に進み、閉鎖弁3
1を開弁させて、圧力センサ42によってメイン潤滑系
統10におけるブロックジャケット15とクランクシャ
フト16との間の潤滑油経路内の潤滑油圧力を監視し、
この潤滑油圧力がメイン潤滑系統10の各摺動部分へ潤
滑油を十分に供給可能な圧力を下回らないように、その
開度を制御し、連通路30を介してメイン潤滑系統10
内の潤滑油をサブ潤滑系統20へ補給し、この補給は、
サブ潤滑系統20内の潤滑油が当初の量L3となるまで
行われる。
される時には、ステップ103に進み、潤滑油量検出セ
ンサ41によって検出されるサブオイルパン21内の現
在の潤滑油量Lが、動弁機構に焼き付きを起こす直前の
第2所定量L2以下であるか否かが判断される。この判
断が肯定される時にはステップ104に進み、閉鎖弁3
1を開弁させて、圧力センサ42によってメイン潤滑系
統10におけるブロックジャケット15とクランクシャ
フト16との間の潤滑油経路内の潤滑油圧力を監視し、
この潤滑油圧力がメイン潤滑系統10の各摺動部分へ潤
滑油を十分に供給可能な圧力を下回らないように、その
開度を制御し、連通路30を介してメイン潤滑系統10
内の潤滑油をサブ潤滑系統20へ補給し、この補給は、
サブ潤滑系統20内の潤滑油が当初の量L3となるまで
行われる。
【0021】一方、ステップ103における判断が否定
される時には、サブ潤滑系統20の潤滑油は減少してい
るが、早急な給油を必要とするまでには至っていないた
めに、ステップ105に進み、走行距離計43によって
測定されるメイン潤滑系統10の潤滑油交換時からの積
算走行距離Dが、第1所定距離D1以上であるか否かが
判断される。この判断が肯定される時には、メイン潤滑
系統10の潤滑油は、まだ劣化度が低く、サブ潤滑系統
20へ補給するのに十分に適するものであるために、ス
テップ104に進み、サブ潤滑系統20への潤滑油の補
給が実行されるが、ステップ105における判断が否定
される時には、この補給は実行しないでステップ106
に進み、積算走行距離Dが、メイン潤滑系統10の潤滑
油の交換時期を示す第2所定距離D2以上であるか否か
が判断され、この判断が否定される時にはそのまま終了
するが、肯定される時にはステップ107に進み、表示
器33を点灯して運転者にメイン潤滑系統10内の潤滑
油の交換を促す。
される時には、サブ潤滑系統20の潤滑油は減少してい
るが、早急な給油を必要とするまでには至っていないた
めに、ステップ105に進み、走行距離計43によって
測定されるメイン潤滑系統10の潤滑油交換時からの積
算走行距離Dが、第1所定距離D1以上であるか否かが
判断される。この判断が肯定される時には、メイン潤滑
系統10の潤滑油は、まだ劣化度が低く、サブ潤滑系統
20へ補給するのに十分に適するものであるために、ス
テップ104に進み、サブ潤滑系統20への潤滑油の補
給が実行されるが、ステップ105における判断が否定
される時には、この補給は実行しないでステップ106
に進み、積算走行距離Dが、メイン潤滑系統10の潤滑
油の交換時期を示す第2所定距離D2以上であるか否か
が判断され、この判断が否定される時にはそのまま終了
するが、肯定される時にはステップ107に進み、表示
器33を点灯して運転者にメイン潤滑系統10内の潤滑
油の交換を促す。
【0022】このように、サブオイルパン21内の現在
の潤滑油量Lが、動弁機構に焼き付きを起こすような潤
滑油不足に対してある程度の余裕を有する第1所定量L
1以下であるが、動弁機構に焼き付きを起こす直前の第
2所定量L2以下とはなっていない時には、劣化してい
るメイン潤滑系統10の潤滑油を補給せず、メイン潤滑
系統10の潤滑油の交換を待って補給するようになって
いる。
の潤滑油量Lが、動弁機構に焼き付きを起こすような潤
滑油不足に対してある程度の余裕を有する第1所定量L
1以下であるが、動弁機構に焼き付きを起こす直前の第
2所定量L2以下とはなっていない時には、劣化してい
るメイン潤滑系統10の潤滑油を補給せず、メイン潤滑
系統10の潤滑油の交換を待って補給するようになって
いる。
【0023】オイル下がりによりサブ潤滑系統20の潤
滑油が動弁機構に焼き付きを起こす直前の第2所定量L
2に消費されるのには通常5〜6年かかり、これに対し
てメイン潤滑系統10の潤滑油の交換間隔は約1年であ
るために、このような補給で十分に動弁機構の焼き付き
防止することができるが、メイン潤滑系統10の潤滑油
の交換以前に、サブ潤滑系統20内の潤滑油量が動弁機
構に焼き付きを起こす直前の第2所定量L2まで減少す
れば、劣化していてもメイン潤滑系統10の潤滑油をサ
ブ潤滑系統20へ補給して、動弁機構の焼き付きを防止
するようになっている。
滑油が動弁機構に焼き付きを起こす直前の第2所定量L
2に消費されるのには通常5〜6年かかり、これに対し
てメイン潤滑系統10の潤滑油の交換間隔は約1年であ
るために、このような補給で十分に動弁機構の焼き付き
防止することができるが、メイン潤滑系統10の潤滑油
の交換以前に、サブ潤滑系統20内の潤滑油量が動弁機
構に焼き付きを起こす直前の第2所定量L2まで減少す
れば、劣化していてもメイン潤滑系統10の潤滑油をサ
ブ潤滑系統20へ補給して、動弁機構の焼き付きを防止
するようになっている。
【0024】図4は、本発明のもう一つの実施例を示す
系統図であり、図1との違いは、連通路30’が、メイ
ン潤滑系統10のリリーフバルブ19の下流側に接続さ
れていることである。メイン潤滑系統10からサブ潤滑
系統20への潤滑油の補給は、前述の実施例と同様に行
われるが、但し、メイン潤滑系統10におけるこの位置
の潤滑油は、単にオイルパン11へ戻される、言わば、
メイン潤滑系統10の各摺動部分を潤滑するのに余剰な
量であり、サブ潤滑系統20への潤滑油の補給が必要な
時には、メイン潤滑系統10の潤滑油圧力を監視する必
要はなく、閉鎖弁31を全開させれば良い。閉鎖弁31
が開弁されてもリリーフバルブ19が開弁していなけれ
ば、メイン潤滑系統10からサブ潤滑系統20へ潤滑油
が補給されないが、オイルポンプ13は、クランクシャ
フトに同期して駆動されるものであり、機関高回転時に
は、確実にリリーフバルブ19が開弁され、この時には
確実にサブ潤滑系統20への潤滑油補給が実施される。
系統図であり、図1との違いは、連通路30’が、メイ
ン潤滑系統10のリリーフバルブ19の下流側に接続さ
れていることである。メイン潤滑系統10からサブ潤滑
系統20への潤滑油の補給は、前述の実施例と同様に行
われるが、但し、メイン潤滑系統10におけるこの位置
の潤滑油は、単にオイルパン11へ戻される、言わば、
メイン潤滑系統10の各摺動部分を潤滑するのに余剰な
量であり、サブ潤滑系統20への潤滑油の補給が必要な
時には、メイン潤滑系統10の潤滑油圧力を監視する必
要はなく、閉鎖弁31を全開させれば良い。閉鎖弁31
が開弁されてもリリーフバルブ19が開弁していなけれ
ば、メイン潤滑系統10からサブ潤滑系統20へ潤滑油
が補給されないが、オイルポンプ13は、クランクシャ
フトに同期して駆動されるものであり、機関高回転時に
は、確実にリリーフバルブ19が開弁され、この時には
確実にサブ潤滑系統20への潤滑油補給が実施される。
【0025】図5は、前述した二つの実施例における動
弁機構の断面図である。同図において、50はカムであ
り、51はシム52を介してカム50に当接するバルブ
リフタである。キャップ状のバルブリフタ51の内側上
部には、バネ53により開弁方向に付勢されたバルブ5
4のステム54aが当接している。シリンダヘッドのバ
ルブリフタ51の下側近傍に形成された凹部55は、サ
ブ潤滑系統のサブオイルパンである。潤滑系統が一系統
であった従来において、キャップ状のバルブリフタ51
の内側に位置するバルブステム54aとの当接部におけ
る潤滑は、ブローバイガスを吸気へ供給する際に、シリ
ンダヘッドのバルブリフタ51近傍を通過させ、霧状潤
滑油をブローバイガスによってバルブリフタ51内へ導
くことによって行っていたが、本発明のように動弁機構
の潤滑系統を別系統とする場合には、動弁機構側の潤滑
油として使用される低摩擦潤滑油をブローバイガスによ
って劣化させることは好ましくなく、バルブリフタ51
の内側へ潤滑油を導くためにブローバイガスを利用する
ことはできない。
弁機構の断面図である。同図において、50はカムであ
り、51はシム52を介してカム50に当接するバルブ
リフタである。キャップ状のバルブリフタ51の内側上
部には、バネ53により開弁方向に付勢されたバルブ5
4のステム54aが当接している。シリンダヘッドのバ
ルブリフタ51の下側近傍に形成された凹部55は、サ
ブ潤滑系統のサブオイルパンである。潤滑系統が一系統
であった従来において、キャップ状のバルブリフタ51
の内側に位置するバルブステム54aとの当接部におけ
る潤滑は、ブローバイガスを吸気へ供給する際に、シリ
ンダヘッドのバルブリフタ51近傍を通過させ、霧状潤
滑油をブローバイガスによってバルブリフタ51内へ導
くことによって行っていたが、本発明のように動弁機構
の潤滑系統を別系統とする場合には、動弁機構側の潤滑
油として使用される低摩擦潤滑油をブローバイガスによ
って劣化させることは好ましくなく、バルブリフタ51
の内側へ潤滑油を導くためにブローバイガスを利用する
ことはできない。
【0026】図6は、バルブリフタ51の断面図であ
り、その筒状内壁面51aの下部は、バルブステム54
aとの当接部51bに向かう所定角度θの傾斜面51c
となっており、バルブリフタの筒状外壁面51dに沿っ
て流れ落ちる潤滑油が下部に達して内側に入り込むと、
この潤滑油はバルブリフタ51の上下動に伴いこの傾斜
面によってバルブステム54aとの当接部51b方向に
飛ばされ、バルブリフタ51の内側に位置するこの当接
部、バルブステム全体、及びバネ53をブローバイガス
を利用しないで良好に潤滑することができる。
り、その筒状内壁面51aの下部は、バルブステム54
aとの当接部51bに向かう所定角度θの傾斜面51c
となっており、バルブリフタの筒状外壁面51dに沿っ
て流れ落ちる潤滑油が下部に達して内側に入り込むと、
この潤滑油はバルブリフタ51の上下動に伴いこの傾斜
面によってバルブステム54aとの当接部51b方向に
飛ばされ、バルブリフタ51の内側に位置するこの当接
部、バルブステム全体、及びバネ53をブローバイガス
を利用しないで良好に潤滑することができる。
【0027】図7は、図6の傾斜面51cの変更例を示
しており、(A)は傾斜面51cの直上側に楔状溝51
e形成されたもの、(B)は傾斜面51cの上部に円弧
状溝51fが形成されたもの、(C)は傾斜面51c’
自身が筒状内壁面51aより内側に突出しているもので
あり、いずれも、バルブリフタ51の筒状内壁51aに
沿って流れ落ちる潤滑油が傾斜面51c,51c’の直
上側に一旦溜められるために、傾斜面51cによって途
切れることなく潤滑油がバルブステム54aとの当接部
51bに飛ばされ、前述した潤滑をさらに確実なものと
することができる。
しており、(A)は傾斜面51cの直上側に楔状溝51
e形成されたもの、(B)は傾斜面51cの上部に円弧
状溝51fが形成されたもの、(C)は傾斜面51c’
自身が筒状内壁面51aより内側に突出しているもので
あり、いずれも、バルブリフタ51の筒状内壁51aに
沿って流れ落ちる潤滑油が傾斜面51c,51c’の直
上側に一旦溜められるために、傾斜面51cによって途
切れることなく潤滑油がバルブステム54aとの当接部
51bに飛ばされ、前述した潤滑をさらに確実なものと
することができる。
【0028】前述した二つの実施例において、連通路は
メイン潤滑系統10のオイルパン11とサブ潤滑系統2
0のサブオイルパン21とを連通するものとし、この連
通路にメイン潤滑系統10のオイルパン11からサブ潤
滑系統20のサブオイルパン21へ潤滑油を圧送するた
めのポンプを配置するようにすれば、メイン潤滑系統と
しては必ずしもオイルポンプを有するものでなくても良
い。
メイン潤滑系統10のオイルパン11とサブ潤滑系統2
0のサブオイルパン21とを連通するものとし、この連
通路にメイン潤滑系統10のオイルパン11からサブ潤
滑系統20のサブオイルパン21へ潤滑油を圧送するた
めのポンプを配置するようにすれば、メイン潤滑系統と
しては必ずしもオイルポンプを有するものでなくても良
い。
【0029】また、メイン潤滑系統10の潤滑油の劣化
度を検出するために、走行距離計43によって、潤滑油
交換時からの積算走行距離を測定するようにしたが、こ
れは本発明を限定するものではなく、例えば、潤滑油の
塩基度を検出するオイル塩基度センサ、又は酸性度を検
出するオイル酸性度センサ等によって直接的に劣化度を
検出することも可能である。また、前述した二つの実施
例において、メイン潤滑系統10及びサブ潤滑系統20
のオイル粘度を最適とするために、例えばサブ潤滑系統
20をメイン潤滑系統10よりも低温となるように独立
して冷却しても良い。
度を検出するために、走行距離計43によって、潤滑油
交換時からの積算走行距離を測定するようにしたが、こ
れは本発明を限定するものではなく、例えば、潤滑油の
塩基度を検出するオイル塩基度センサ、又は酸性度を検
出するオイル酸性度センサ等によって直接的に劣化度を
検出することも可能である。また、前述した二つの実施
例において、メイン潤滑系統10及びサブ潤滑系統20
のオイル粘度を最適とするために、例えばサブ潤滑系統
20をメイン潤滑系統10よりも低温となるように独立
して冷却しても良い。
【0030】
【発明の効果】このように、本発明による第1の内燃機
関の潤滑装置によれば、ピストン及びシリンダ回りの摺
動部分の潤滑を行うメイン潤滑系統と、動弁機構の摺動
部分の潤滑を行うサブ潤滑系統とを独立して有する内燃
機関の潤滑装置において、潤滑油量検出手段により検出
されるサブ潤滑系統内の潤滑油量が所定値以下であると
判断された時には、閉鎖弁開度制御手段が、メイン潤滑
系統とサブ潤滑系統とをメイン潤滑系統からサブ潤滑系
統へ潤滑油が供給されるように連通する連通路に配置さ
れた閉鎖弁を開弁してその開度を制御し、所望量の潤滑
油がサブ潤滑系統へ供給されるようにするために、サブ
潤滑系統内の潤滑油がオイル下がり等によって消費され
ても、運転者は特に気にする必要はなく、自動的にメイ
ン潤滑系統の潤滑油が補給され、動弁機構の焼き付きを
防止することができる。
関の潤滑装置によれば、ピストン及びシリンダ回りの摺
動部分の潤滑を行うメイン潤滑系統と、動弁機構の摺動
部分の潤滑を行うサブ潤滑系統とを独立して有する内燃
機関の潤滑装置において、潤滑油量検出手段により検出
されるサブ潤滑系統内の潤滑油量が所定値以下であると
判断された時には、閉鎖弁開度制御手段が、メイン潤滑
系統とサブ潤滑系統とをメイン潤滑系統からサブ潤滑系
統へ潤滑油が供給されるように連通する連通路に配置さ
れた閉鎖弁を開弁してその開度を制御し、所望量の潤滑
油がサブ潤滑系統へ供給されるようにするために、サブ
潤滑系統内の潤滑油がオイル下がり等によって消費され
ても、運転者は特に気にする必要はなく、自動的にメイ
ン潤滑系統の潤滑油が補給され、動弁機構の焼き付きを
防止することができる。
【0031】また、前述の第2の内燃機関の潤滑装置に
よれば、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、閉
鎖弁開弁禁止手段が、劣化度検出手段により検出される
潤滑油の劣化度が所定境界値より劣化側である時には、
閉鎖弁開度制御手段による閉鎖弁の開弁を禁止するため
に、メイン潤滑系統内の潤滑油が劣化していない時にだ
けサブ潤滑系統への潤滑油の補給が実施され、補給後の
サブ潤滑系統における潤滑を良好なものとすることがで
きる。
よれば、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、閉
鎖弁開弁禁止手段が、劣化度検出手段により検出される
潤滑油の劣化度が所定境界値より劣化側である時には、
閉鎖弁開度制御手段による閉鎖弁の開弁を禁止するため
に、メイン潤滑系統内の潤滑油が劣化していない時にだ
けサブ潤滑系統への潤滑油の補給が実施され、補給後の
サブ潤滑系統における潤滑を良好なものとすることがで
きる。
【0032】また、前述の第3の内燃機関の潤滑装置に
よれば、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、閉
鎖弁開度制御手段が、潤滑油圧力検出手段により検出さ
れるメイン潤滑系統における連通路の接続部下流側の潤
滑油圧力が所定油圧力を下回ることなく、所望量のメイ
ン潤滑系統内の潤滑油が前記サブ潤滑系統へ供給される
ように閉鎖弁の開度を制御し、この時のメイン潤滑系統
における連通路の接続部下流側の潤滑油圧力を所定油圧
力以上に維持するために、メイン潤滑系統からサブ潤滑
系統へ潤滑油を補給する時にも、メイン潤滑系統の各摺
動部分には十分な量の潤滑油が供給されて良好な潤滑が
保証される。
よれば、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、閉
鎖弁開度制御手段が、潤滑油圧力検出手段により検出さ
れるメイン潤滑系統における連通路の接続部下流側の潤
滑油圧力が所定油圧力を下回ることなく、所望量のメイ
ン潤滑系統内の潤滑油が前記サブ潤滑系統へ供給される
ように閉鎖弁の開度を制御し、この時のメイン潤滑系統
における連通路の接続部下流側の潤滑油圧力を所定油圧
力以上に維持するために、メイン潤滑系統からサブ潤滑
系統へ潤滑油を補給する時にも、メイン潤滑系統の各摺
動部分には十分な量の潤滑油が供給されて良好な潤滑が
保証される。
【0033】また、前述の第4の内燃機関の潤滑装置に
よれば、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、連
通路が、メイン潤滑系統のリリーフ通路におけるリリー
フ手段の下流側に接続されるために、メイン潤滑系統か
らサブ潤滑系統へ潤滑油を補給する時にも、メイン潤滑
系統の潤滑油圧力がリリーフ手段により制御される潤滑
油圧力に維持され、メイン潤滑系統の各摺動部分には十
分な量の潤滑油が供給されて良好な潤滑が保証される。
よれば、前述の第1の内燃機関の潤滑装置において、連
通路が、メイン潤滑系統のリリーフ通路におけるリリー
フ手段の下流側に接続されるために、メイン潤滑系統か
らサブ潤滑系統へ潤滑油を補給する時にも、メイン潤滑
系統の潤滑油圧力がリリーフ手段により制御される潤滑
油圧力に維持され、メイン潤滑系統の各摺動部分には十
分な量の潤滑油が供給されて良好な潤滑が保証される。
【図1】本発明による内燃機関の潤滑装置の実施例を示
す系統図である。
す系統図である。
【図2】図1の連通路近傍の構成図である。
【図3】制御装置により実行される閉鎖弁開度制御のた
めのフローチャートである。
めのフローチャートである。
【図4】本発明による内燃機関の潤滑装置のもう一つの
実施例を示す系統図である。
実施例を示す系統図である。
【図5】バルブ近傍の断面図である。
【図6】バルブリフタの断面図である。
【図7】バルブリフタの下部の変更例である。
10…メイン潤滑系統 20…サブ潤滑系統 30,30’…連通路 31…閉鎖弁 40…制御装置 41…潤滑油量検出センサ 51…バルブリフタ 51c,51c’…傾斜面
Claims (4)
- 【請求項1】 ピストン及びシリンダ回りの摺動部分の
潤滑を行うメイン潤滑系統と、動弁機構の摺動部分の潤
滑を行うサブ潤滑系統とを独立して有する内燃機関の潤
滑装置において、前記メイン潤滑系統と前記サブ潤滑系
統とを前記メイン潤滑系統から前記サブ潤滑系統へ潤滑
油が供給されるように連通する連通路と、前記連通路に
配置された閉鎖弁と、前記サブ潤滑系統内の潤滑油量を
検出する潤滑油量検出手段と、前記潤滑油量検出手段に
より検出される前記サブ潤滑系統内の潤滑油量が所定値
以下であると判断された時には、所望量の前記メイン潤
滑系統内の潤滑油が前記サブ潤滑系統へ供給されるよう
に前記閉鎖弁の開度を制御する閉鎖弁開度制御手段、と
を具備することを特徴とする内燃機関の潤滑装置。 - 【請求項2】 前記メイン潤滑系統内の潤滑油の劣化度
を検出する劣化度検出手段と、前記劣化度検出手段によ
り検出される潤滑油の劣化度が所定境界値より劣化側で
ある時には、前記閉鎖弁開度制御手段による前記閉鎖弁
の開弁を禁止する閉鎖弁開弁禁止手段、とを具備するこ
とを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の潤滑装置。 - 【請求項3】 前記メイン潤滑系統に設けられた各摺動
部分へ潤滑油を供給するための潤滑油圧送手段と、前記
メイン潤滑系統における前記連通路の接続部下流側の潤
滑油圧力を検出する潤滑油圧力検出手段とを具備し、前
記閉鎖弁開度制御手段は前記潤滑油圧力検出手段により
検出される潤滑油圧力が所定油圧力を下回ることなく、
所望量の前記メイン潤滑系統内の潤滑油が前記サブ潤滑
系統へ供給されるように前記閉鎖弁の開度を制御するこ
とを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の潤滑装置。 - 【請求項4】 前記メイン潤滑系統には、各摺動部分へ
潤滑油を供給するための潤滑油圧送手段と、潤滑油を溜
めるオイルパンと、前記潤滑油圧送手段の下流側と前記
オイルパンとを接続するリリーフ通路と、前記リリーフ
通路に配置されて潤滑油圧力を制御するリリーフ手段と
が設けられ、前記連通路が、前記メイン潤滑系統におけ
る前記リリーフ通路のリリーフ手段下流側に接続される
ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の潤滑装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP590395A JPH08200028A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 内燃機関の潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP590395A JPH08200028A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 内燃機関の潤滑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08200028A true JPH08200028A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11623865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP590395A Pending JPH08200028A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 内燃機関の潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08200028A (ja) |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP590395A patent/JPH08200028A/ja active Pending
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