JPH08200250A - 軸貫通スクロール圧縮機 - Google Patents

軸貫通スクロール圧縮機

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JPH08200250A
JPH08200250A JP696595A JP696595A JPH08200250A JP H08200250 A JPH08200250 A JP H08200250A JP 696595 A JP696595 A JP 696595A JP 696595 A JP696595 A JP 696595A JP H08200250 A JPH08200250 A JP H08200250A
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JP
Japan
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shaft
fixed scroll
scroll member
end plate
wrap
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Application number
JP696595A
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English (en)
Inventor
Masao Shiibayashi
正夫 椎林
Kazutaka Suefuji
和孝 末藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08200250A publication Critical patent/JPH08200250A/ja
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C23/008—Hermetic pumps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】固定スクロール5の鏡板部5aの反ラップ側に
周方向に伸びる凹部5zを設け、凹部5zを挟んで軸心
軸部を支える軸心軸受け部32を備えた補助フレーム1
1を固定スクロール5の鏡板部5aに取付け、補助フレ
ーム11の底面と鏡板部5aの凹部5zとで径方向に伸
びる吐出通路10を形成し、旋回スクロール6のラップ
巻き始め部となる早期吐出口の端部に、縦状の円孔を設
け、円孔につながる複数個の縦状の円孔を、吐出溝部に
設定した。 【効果】吐出側での圧力損失と過圧縮動力を小さくし、
全断熱効率の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍空調用・冷蔵庫用
等の冷媒用圧縮機として用いられる密閉形スクロール圧
縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】軸貫通方式スクロール圧縮機は、特開昭
57−131896号(公知例1)で開示されているように、旋
回スクロール部材の中心部に旋回軸受部を設け、旋回軸
受部にクランク軸の偏心軸部をラップ先端部まで挿入す
ると共に、クランク軸が偏心軸先端に更に軸心軸部を延
長し、固定スクロール側に上記軸心軸部を支承する軸受
部を形成した構造である。また、固定スクロール側のラ
ップ巻き角を旋回スクロールのラップ巻き終わり角より
180度以内の範囲で大きく設定したスクロール圧縮機
は、特開昭56−20701 号(公知例2)で開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公知例1は、固定
スクロール側に上記軸心軸部を支承する軸受部を設けて
いるが、固定スクロールの鏡板部に配置した構成となっ
ている。このため、吐出孔の大きさに制約され、吐出冷
媒ガス通路を広く確保できず、また、上記公知例にある
ように吐出通路が屈折通路形状となっているなどその通
路内での流れにともなう通路損失(圧力損失)が大きく
増大し、圧縮機の性能面で不利となっていた。公知例2
では、スクロールラップの同じラップ接触点において、
固定スクロールラップ内側曲線と旋回スクロールラップ
外側曲線とで形成される圧縮室の圧力ともう一方側の固
定スクロールラップ外側曲線と旋回スクロールラップ内
側曲線とで形成される圧縮室の圧力とが異なる。そのた
め、圧力的には非対称なものとなっている。このような
構造の場合にも、両圧縮室の吐出過程における圧力損失
が大きく増大し、圧縮機の性能面で不利となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、軸貫通スク
ロール圧縮機において、旋回スクロールのラップ巻き始
め部となる外側曲線の始点と旋回スクロールの内側曲線
の円弧曲線の始点とが一致し、その点から円弧曲線側に
なる円弧曲線の中心角が60度から80度の範囲に早期
吐出口を設定し、前記溝は旋回スクロールのラップの外
側曲線に沿って、かつ旋回軸受外周部に係合するように
設定し、前記円弧曲線部の側壁面に旋回内線室側の吐出
工程を旋回外線室側より早期に行わせる吐出口を設定す
ること、さらに、早期吐出口の端部に、縦状の円孔を設
け、前記円孔につながる複数個の縦状の円孔を、前記吐
出溝部に設定するものである。さらに、固定スクロール
の鏡板部の反ラップ側に周方向に伸びる凹部を設け、前
記凹部を挟んで軸心軸部を支える軸心軸受け部を備えた
補助フレームを固定スクロールの鏡板部に取付け、前記
補助フレーム底面と前記固定鏡板部の凹部とで径方向に
伸びる吐出通路を形成したことを特徴としている。ま
た、旋回スクロールの円弧曲線部に係合し、旋回スクロ
ールラップ中央部の先端部に、前記吐出工程を早期に行
わせる吐出口と吐出溝を設定した場合と設定しない場合
とで、圧縮機の固有圧縮比Vrを変化せしめ、空調用途
と冷凍機用途の圧縮機に使い分けできるようにしたこと
を特徴とする。
【0005】
【作用】本発明の作用を図1から図7をもとにして説明
する。図1の固定スクロール5側の鏡板中央部5aに設
けた吐出孔10の最大径の大きさDd1 が旋回軸受部3
1の内径寸法Dm(図4参照)と同等程度もしくはそれ
以上に設定しているため、吐出孔10の通路面積を従来
機に対して数倍から十数倍前後と、広く吐出通路を確保
している。かつ、吐出孔10が鏡板中心Ofに対して偏
心した位置にあるため、ガス流動の抵抗が小さくなって
吐出時のスムーズなガス吐出作用が可能となる。さら
に、図4に示すように、円弧曲線部の側壁面に旋回内線
室側の吐出工程を旋回外線室側より早期に行わせる吐出
口6t,6h,6pを設けている。この早期吐出口は、
過圧縮損失を減らすためのもので、この旋回内線室側の
吐出口は、ラップ中央部に設けた矩形状の吐出通路6p
と連ながり、吐出溝は旋回スクロールのラップの外側曲
線に沿って、かつ旋回軸受外周部に係合するように設定
しており、溝は、さらに、固定スクロール側の吐出孔1
0と連通している。吐出孔10をでた冷媒ガスは、固定
スクロールの鏡板部の反ラップ側に周方向に伸びた凹部
と軸心軸部を支える補助フレーム底面とで径方向に伸び
る吐出通路を形成しているので、さらに圧力損失が低減
できる。
【0006】ここで、図9を用いて本発明の軸貫通式ス
クロールの場合の圧縮作用を説明する。軸貫通式スクロ
ールの場合、図9に示すように、ラップ中央部に旋回軸
受部31が有るためスクロールラップの巻き始め部を旋
回軸受部の外周部から設定している。このため、必要な
圧縮比Vrを得るためには、スクロールラップの巻き角
度が大きくなり、その分スクロールラップの外径が大き
くなる。この欠点を補うため、図1に示すように、固定
スクロールの巻き終わり部を従来の点Vの位置から点T
の位置63となる180度分ラップ巻き角を延長し、こ
れまで吸入室であった空間を無駄なく圧縮室となるよう
にしている。したがって、固定スクロールの巻き終わり
部の内側曲線と、旋回スクロールの巻き終わり部の外側
曲線とで囲まれる空間で、圧縮室(以後、旋回外線室と
呼ぶ)を形成することになる。また、旋回スクロールの
内側曲線と固定スクロールの外側曲線により圧縮室(以
後、旋回内線室と呼ぶ)を形成する。その結果、旋回外
線室の理論押しのけ量(工程容積)は例えば、5馬力を
想定した場合、工程容積Vth1=43.0cm3/revで、旋
回内線室の場合はVth2=37.0cm3/revとなり、一対
の圧縮室の理論押しのけ量が異なる。この場合、両側の
圧縮室の吸入開始する位置は、図1において点63
(T)と点64(Q)の位置であり、吸入開始のタイミ
ングは互いに回転角にして180度ずれている。この圧
縮機の固有圧縮比Vrは、旋回外線室側がVr=2.5
前後に、旋回内線室側がVr=2.3前後となる。
【0007】本発明では、従来機での屈折通路がないの
で、吐出ポートの拡大構造の効果とあわせて、吐出圧力
損失が大きく低減できる。ひいては転覆モーメントの作
用しない構造による旋回スクロールの挙動の安定化によ
る圧縮室内部漏れの損失低減などの波及効果との相乗効
果により軸貫通方式のスクロール圧縮機の性能が大幅に
向上できる。また、旋回スクロールラップ中央部の先端
部に、吐出工程を早期に行わせる吐出口6tと吐出溝6
pを設定した場合と設定しない場合とで、圧縮機の固有
圧縮比Vrを変化させることができる。図18は、旋回
スクロール6の円弧曲線6mに、図4に示した早期に行
わせる吐出口6t,吐出溝6pなどの通路を一切設定し
ていない場合の実施例で、円弧曲線部6mでの容積比変
化は大きい。このため、吐出溝6pなどの通路を一切設
定していない場合の圧縮機の固有圧縮比(容積比)Vr
が大きくなる効果がある。図1の固定スクロールと図4
の旋回スクロールを組み合わせると、容積比Vrが約
2.3 前後に対して、図1の固定スクロールと図18の
旋回スクロールを組み合わせると、容積比Vrが約3.
3 前後と大きくなるためである。吐出溝をなくすこと
で、吐出通路側の通路抵抗をもたす結果となり、そのこ
とが吐出通路側から圧縮室側への冷媒ガスの逆流が小さ
くなる作用が得られる。従って、図19に示すように、
早期に行わせる吐出口6t,吐出溝6pなどの通路を一
切設定していない場合の圧縮機では、高圧力比での全断
熱効率が改善できる作用が得られる。このことから、旋
回スクロールの吐出口6t,吐出溝6pなどの通路の有
り無しによって、空調用途と冷凍機用途に使い分けが可
能(容易)となる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1から図17にわたって
示す。図1から図3は、固定スクロール5の平面図と縦
断面図である。図1において、固定スクロール5のラッ
プ曲線は円弧曲線とインボリュウト曲線を組み合わせて
いる。ラップ終端部5nと冷媒ガスの入る吸入孔16を
配置する。5fは吸入室である。鏡板5aの中心は点O
fで、軸心軸14fの中心と一致する。中心点Ofより
ラップ終端部5nと反対側に偏心した点Ofo は、ラッ
プ部5bのインボリュウト曲線の基礎円の中心である。
固定スクロール5側の鏡板5aのほぼ中央部にあってや
やラップ始端部60の方向に偏心した位置に設けたのが
吐出孔10である。その吐出孔10の外縁部はラップ始
端部60の内側曲線5uと近接もしくは一致している。
このように、固定スクロールのほぼ中央部の吐出孔10
は、その大きさが旋回軸受部31の内径寸法Dmとり若
干大きく設定し、かつ延長した軸心軸部に対して包含す
るようにして設けている。その孔10の直径がDd1(例
えば、その直径が約30〜35mm)の大きい円形のみの
吐出孔形状としている。この場合、軸心軸の軸径は約1
5〜20mmとなる。固定スクロールラップ外側曲線5s
の始点は点61であり、終点は点64,66となる。一
方、固定スクロールラップ内側曲線5uの始点は点60
であり、終点は圧縮開始点となる点63とそれより外側
の点65となる。ラップ部5bの内側曲線5uは、始点
60から点62が円弧曲線であり、点62から終点63
を経て点65までがインボリュウト曲線となる。外側曲
線5sは点61から圧縮開始点となる点64を経て終点
66の範囲でインボリュウト曲線をなし、点65と点6
6とを半径Rの円弧5mで滑らかに結ばれている。半径
Rは、R=5.5mm 前後に設定している。また、ラップ
始端部では点60と点61とを半径rの円弧5wで滑ら
かに結ばれている。半径r=1.5mm前後に設定してい
る。また、点60と点62とを半径RRの円弧5vで滑
らかに結ばれている。半径RRは、RR=23.95mm
前後に設定している。このようなラップ曲線を構成する
ことにより、固定スクロールのラップ始端部のラップ厚
さT1 をその他のラップ厚さT2より太く設定してい
る。例えば、T1 =T2 +1.0mmからT1=T2+2.5
mm前後の寸法関係とし、ラップ強度の向上を図ってい
る。固定スクロールラップ巻き終り角を旋回スクロール
のラップ巻き終わり角より180度の範囲で延長してい
る。図2と図3において、固定スクロールの鏡板部5a
の反ラップ側に周方向に伸びる凹部5zを設けている。
また、軸心軸部14fを支える軸心軸受け部32を備え
た補助フレーム46を固定スクロール5の鏡板部5aに
取付けるためのボス部5pを面5yと一様にして設けて
いる。面5yは、補助フレーム底面46と接し、補助フ
レーム底面46と固定鏡板部の凹部5zとで径方向に伸
びる冷媒ガスのとうる吐出通路を形成する。固定スクロ
ールのほぼ中央部の吐出孔10は、その大きさが旋回軸
受部31の内径寸法と同等程度に設定し、かつ延長した
軸心軸部に対して包含するようにして設け、吐出孔は固
定鏡板の中心に対してスクロールラップ巻き始め側に偏
心して設けるもので、固定スクロール鏡板貫通孔と軸心
軸14fで形成される空間を吐出ポートとしている。さ
らに、旋回スクロールのラップ巻き始め部となる外側曲
線の始点と旋回スクロールの内側曲線の始点とをラップ
溝幅を直径とする円弧曲線で接続し、円弧曲線部の側壁
面に旋回内線室側の吐出工程を旋回外線室側より早期に
行わせる吐出口を設定したことを特徴としている。図4
から図7は、旋回スクロール6の平面図と縦断面図であ
る。図5は、旋回スクロール6の円弧曲線部の吐出口を
示す部分断面図である。図4において、旋回スクロール
6の鏡板6aの中心は点Omとなる。中心点Omより偏
心した点Omo は、ラップ部6bのインボリュウト曲線
の基礎円の中心で、点Omに対してラップ外終端部6n
の反対側に偏心した位置関係としている。旋回スクロー
ル6のラップ巻き終わり端部6nの外縁端部75である
ラップ部6bの外側曲線6sの終端部は、鏡板6aの外終
端より大きくしている。この旋回スクロールの鏡板外形
寸法をDso と記す。ラップ部6bの外側曲線6sは、
始点77から点79が円弧曲線であり、その半径RL
は、RL=19.95mm 前後の値としている。また、点
79から終点75までがインボリュウト曲線となる。内
側曲線6uは点78から圧縮開始点となる点76の範囲
でインボリュウト曲線をなし、点78と点77とを半径
R(Wc/2の大きさ)の円弧6mで滑らかに結ばれてい
る。また、ラップ終端部では点75と点76とを半径r
o(=ラップ厚さ/2の大きさ)の円弧6wで滑らかに
結ばれている。その半径roは、ro=1.5mm 前後に
設定している。旋回スクロールのラップ巻き始め部とな
る外側曲線の始点77と旋回スクロールの内側曲線の始
点78とをラップ溝幅Wcを直径とする円弧曲線6mで
接続し、円弧曲線部6mの側壁面に圧縮室8である旋回
内線室8c側の吐出工程を旋回外線室8e側より早期に
行わせる吐出口6tを設定している。吐出口6t周辺部
の詳細な構造を図5に示す。旋回スクロールのラップ巻
き始め部となる外側曲線の始点77と旋回スクロールの
内側曲線の円弧曲線の始点77とが一致し、その点から
円弧曲線側になる円弧曲線の中心角θdが60度から8
0度の範囲になる点73で早期吐出口6tを設定する。
空調用途における最適な中心角θdとしては、実験的に
68度前後となる。吐出口6tから吐出溝6pは旋回ス
クロールのラップの外側曲線 6sに沿って、かつ旋回
軸受31外周部31aのハウジング面に係合する扇形状
のように設定している。6gは縦状の円孔で、円孔につ
ながる複数個の縦状の円孔6h,6cを、吐出溝部6p
に設定している。早期吐出口6t及び円孔6h,6cの
溝深さHoは、図7に示すように、ラップ深さHmの位
置まで深く掘り下げている。このため、ラップ中央部の
ボス部6kの厚さWtは、ラップ厚さtsと同程度に設
定することにより、固定スクロール歯底面側との余計な
接触を避けることができる。圧縮ガスは出口部6tから
矩形通路6pで旋回軸受31側に吐出される。この吐出
通路6t,通路6pは極力通路面積を大きく設定する。
図8は、吐出通路6t,通路6p周辺部の縦断面図であ
る。図6から図8に示すように、ラップ中央部のボス部
6kの内周面に6e,31cとR形状(円弧)とするこ
とでさらに、吐出ガスの流動が吐出過程時におけるガス
冷媒の流れをスムーズに行え、流体抵抗が小さくなって
圧力損失が減少し、ひいては過圧縮損失動力が大きく低
下する。また、それらの旋回中央部のラップ先端面と向
かいあう固定歯底面との摺動する面積が小さくなって、
機械摩擦損失も低くなる。図9は固定スクロール5と旋
回スクロール6を組み合わせた横断面図である。なお、
点63は旋回スクロールラップの終端部点75と接する
点となり、点64は旋回スクロールラップの終端部の点
76と接する点となる。固定スクロールラップ内側曲線
と旋回スクロールラップ外側曲線とで形成される旋回外
線室(圧縮室)8a,8c,8eがあり、固定スクロー
ルラップ外側曲線と旋回スクロールラップ内側曲線とで
形成される旋回内線室(圧縮室)8b,8dを形成す
る。吐出通路6t,通路6pは、主に圧縮室8b,8d
から吐出されるガスの通路となるものである。図17に
示すように、旋回スクロール6の鏡板背面に背圧室36
を設けている。背圧室36に圧縮室内部のガス圧を導入
する絞り孔6dを旋回スクロールラップ外側曲線6sに
沿った位置の鏡板部に設けている。背圧室36は、吸入
圧力と吐出圧力との中間圧力となる。なお、図5におい
て、旋回スクロール部材6の中心部の旋回軸受部31と
してすべり軸受を設けている。軸受部31は、比較的耐
久性のある含油軸受タイプや四ふっ化エチレン樹脂を軸
受材料に適用したドライタイプ仕様スベリ軸受を用いて
いる。
【0009】図10は、主軸受部40周辺部の部分縦断
面図である。11は、フレームでそのフレーム11の外
周部には長方形の通路18が周上に複数個設けている。
フレーム11の中央部に主軸受部40とガスシール用軸
受部38を形成している。11gは内側シールリング3
5が挿入できる環状溝部である。旋回スクロール部材6
の鏡板6a背面の中央部のフレーム11と対向するスラ
スト部に内側シールリング35を配している。内側シー
ルリング35の外側領域を、吐出圧力(Pd)と吸入圧力
(Ps)との中間圧力とせしめるため、旋回スクロール
6の鏡板6aを貫通する絞り孔6dを設けている。旋回
鏡板背面部とフレーム11側の主軸受部40の間に油圧
室39を設け、油圧室39の高圧をシールするシール軸
受部38を油圧室39と主軸受部40との間のフレーム
内周部に設けている。旋回鏡板背面の空間39と電動機
室とをシールするシール軸受部38を、旋回スクロール
鏡板背面部と主軸受け部との間にもうけるとともに、シ
ール軸受部38には、電動機の磁気推力などのスラスト
方向の軸荷重を支えるつば付き部38bを備えている。
本構造により、軸が上方向に移動してもつば付き部38
bでささえる事ができる。また、主軸受部40の周囲が
ガス域となって、転がり部によるかくはん損失が大きく
低減できる。
【0010】図11から図16はシール手段35の具体
的な実施例である。油圧室39と背圧室36とをシール
するシール手段35をフレーム11側に設け、そのシー
ル手段35は環状のシールリング35aと弾性支持可能
なバックアップリング35bからなり、旋回スクロール
鏡板背面部と対向するシールリング上端面35f部に油
供給用チャンファ溝部35cを形成している。そのシー
ル手段35は、フレーム側のリング溝11gに挿入され
る。シール手段35は、シールリンブ部35aとバック
アップリング部35bからなる。シールリンブ部35a
には、図12にあるように正三角形に似た溝(チャンフ
ァ)の給油溝35cをなし、その深さは0.1mmから0.
6mm前後の小さな寸法として背圧室36への給油量を抑
え、油量調節機能を備えている。バックアップリング部
35bはSUS304相当材のばね用ステンレス鋼帯が
適正材料で、例えば、30度間隔で折り曲げて成形して
いる。この構造により弾性支持可能としている。図14
と図15には具体的な寸法を示す。図16は、油圧室3
9に給油された油がシールリング35を介して背圧室3
6に流入する様子を示し、シールリンブ部35aは、バ
ックアップリング部35bで背面から旋回スクロール側
に押されている。
【0011】図17は、密閉形軸貫通スクロール圧縮機
で、密閉容器1内の上方に圧縮機部100が、下方に電
動機部3が収納されている。そして、密閉容器1内は上
部室1a(吐出室)と電動機室1b,1cとに区画され
ている。
【0012】圧縮機部100は固定スクロール部材5と
旋回スクロール部材6を互に噛合せて圧縮室(密閉空
間)7を形成している。固定スクロール部材5の中心部
に吐出口10,外周部に吸入口16を備えている。フレ
ーム11は中央部に主軸受部40を形成し、この軸受部
に回転軸14が支承され、回転軸先端の偏心軸14a
は、旋回軸受部31内に旋回運動が可能なように挿入さ
れている。その先端部14aは、前述した軸心軸部14
fとつながる。圧縮室のガス圧で形成されるガス圧荷重
(ラジアル荷重)は軸受部31と主軸受部40と上軸受
部32とさらに下軸受部34で支持される。46は補助
フレームである。なお、133はスラスト軸受部でラジ
アル軸受部134と一体化しているつばつき軸受構造と
している。スラスト軸受部133は、軸144とロータ
3bの自重分を受け持つことになる。またフレーム11
には固定スクロール部材5が複数本のボルトによって固
定され、旋回スクロール部材6はオルダムリングおよび
オルダムキーよりなるオルダム機構112によってフレ
ーム11に支承され、旋回スクロール部材6は固定スク
ロール部材5に対して、自転しないで旋回運動をするよ
うに形成されている。回転軸14には下部に、ロータ3
bに固定され、電動機部3を直結している。固定スクロ
ール部材5の吸入口16には密閉容器1を貫通して垂直
方向の吸入管17が接続され、吐出口10が開口してい
る上部室1aは通路18a,18bを介して上部電動機
室1bと連通している。この上部電動室1bは電動機ス
テータ3aと密閉容器1側壁との間の通路21を介して
下部電動機室1cに連通している。また上部電動機室1
bは密閉容器1を貫通する吐出管20に連通している。
【0013】34は、下軸受部で球面スベリ軸受構造と
している。また、そのシャフト下端部には、給油管23
を内包するようにして、シャフト14,ロータの自重な
どを支えるころがりタイプのスラスト軸受手段33をそ
なえている。スラスト軸受33での摺動速度は最も小さ
くなる構成としているため、その部分のスラスト負荷に
よる摩擦損失を極微に抑えることができる。
【0014】なお、22は密閉容器底部の油溜りを示
す。なお、9aと9bは、旋回スクロール6の旋回運動
に伴う遠心力を相殺するための第一と第二のバランスウ
エイトである。バランスウエイト9aの下端部を電動機
コイル部3mの内周部と係合する位置に設定することに
より、飛散した油を電動機コイル部3mに衝突させて電
動機コイル部3mの冷却効果と油分離作用が得られる。
次に潤滑油の流れについて説明する。潤滑油22aは、
密閉容器1の下部に油溜り22として溜められる。回転
軸14には、各軸受部への給油を行うための中心縦孔1
47が回転軸14の下端から旋回軸受部付近まで形成さ
れる。23は、回転軸14の下端と底部油溜り22を連
ねる揚油管である。潤滑油22aの油溜り22内に浸漬
された揚油管23の下端は高圧の吐出圧力Pdを受けて
おり、一方、下流となる旋回軸受31及び主軸受40の
まわりは、吐出圧の雰囲気にあるも、シール手段(シー
ルリング部)35の外側空間36が、背圧室の圧縮途中
の圧力である中間圧力Pmを受けているため、(Pd−
Pm)の圧力差によって、容器底部の油溜り22中の潤
滑油22aは、中心縦孔147内を上昇する。このよう
に、各軸受部への給油を、中心縦孔給油による差圧給油
法と複数の横孔144a,144cによる遠心給油法に
よって行う。なお、中心縦孔147内を上昇した潤滑油
22aは、主軸受40及び旋回軸受31へ給油され、旋
回軸受31へ給油された油は、直接吐出口10側に流出
する。油圧室39に給油された油は、内側シールリング
35を介して適量の油が背圧室36に流入する。背圧室
36に流入した油は、その部分の冷媒ガスと混合し、絞
り孔6dを介して圧縮室7,8cに移動する。圧縮室7
などに至った油は、冷媒ガスとともに加圧され、冷媒ガ
スと油は、吐出孔10を経て吐出溝5zの径方向に伸び
た吐出通路をとおり、この吐出溝5zにより、水平方向
に方向変換する。さらに、固定スクロール5上方の吐出
室1aに至る。さらに連通路18を経て、電動機室1b
へと移動する。この電動機室1bと下方の空間1cで冷
媒ガスと油はさらに分離され、油は密閉容器1の下部の
油溜り22に落下し、再び各摺動部に供給される。この
ように、チャンバ底部の油は、旋回軸受部へ供給され、
ひいては吐出孔10へ流れる経路と、油圧室から背圧室
へ流れ、ひいては中間圧孔を介して圧縮室へ流れる経路
の二つの油流路を構成し、極力圧縮室に油を注入しない
構成としていることも特徴点である。これは、背圧室へ
の油を抑えることにより、油による吸入室における加熱
防止効果と図示効率向上などの効果が得られる作用があ
るからである。
【0015】図17は、旋回スクロール部材6の中心部
の旋回軸受部31としてすべり軸受を設け、軸受部31
を挾む位置関係にあるように、延長軸心軸部14fを支
える副軸受部32とフレーム側主軸受40に耐久性の高
いころがり軸受を配している。このため、それぞれのこ
ろがり軸受32,40では、転がり接触による摩擦作用
のためその部分での摩擦係数が0.0015 前後と非常
に小さい。このため両軸受部32,40での摩擦損失は
従来機に対して大幅に低下できる。また、クランク軸1
4全体を転がり支持方式とすることにより軸受隙間が微
少に管理され、クランク軸系の軸方向の挙動を安定化す
ることができる。また圧縮機始動時の油切れに対して
は、少量の油でも軸受部での耐久性を確保でき信頼性の
面で有利となる。また、軸貫通スクロール圧縮機におけ
る主軸回りの挙動が安定化し、圧縮機の信頼性が向上で
きる。
【0016】図18は、旋回スクロール6の円弧曲線6
mに、図4に示した早期に行わせる吐出口6t,吐出溝
6pなどの通路を一切設定していない場合の実施例であ
る。これは、吐出口6t,吐出溝6pを無くした、いい
かえれば、その部分を埋めると圧縮機の固有圧縮比(容
積比)Vrが大きくなる効果がある。その作用を図19
に示す。すなわち、図1の固定スクロールと図4の旋回
スクロールを組み合わせると、容積比Vrが約2.3 前
後に対して、図1の固定スクロールと図18の旋回スク
ロールを組み合わせると、容積比Vrが約3.3 前後と
大きくなるためである。吐出溝をなくすことで、高圧力
比での全断熱効率が改善できる作用が得られる。このこ
とから、旋回スクロールの吐出口6t,吐出溝6pなど
の通路の有り無しによって、空調用途と冷凍機用途に使
い分けが可能(容易)となる。冷凍機用途では、最適な
中心角θdは、θd=0度ということになる。なお、上
述した軸貫通式スクロール構造とすることにより、旋回
スクロールには転覆モーメントが作用しないため、旋回
スクロールの挙動の安定化が図られ、圧縮室内部漏れの
損失低減などの波及効果(特に、旋回スクロールの挙動
の安定化は、内部漏れの影響を受けやすい回転数の低い
領域で顕著に性能改善効果がある。)との相乗効果によ
り本発明も軸貫通方式スクロール圧縮機の性能が大幅に
向上できる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば次の効果がある。
【0018】(1)吐出通路側での圧力損失と過圧縮動
力を小さくし、全断熱効率の向上がはかれる。また、低
い圧力比での運転条件においてその効果が顕著となる。
【0019】(2)高い圧力比での運転条件において、
電動機入力がほぼ一定な値を示し、従来機に対して暖房
能力が大幅に向上する。
【0020】(3)旋回スクロールの吐出口、吐出溝な
どの吐出通路の有り無しだけによって、空調用途と冷凍
機用途に使い分けが可能となって、量産効果と使い勝手
がよくなる。
【0021】(4)軸貫通スクロール圧縮機における主
軸回りの挙動が安定化する。
【0022】(5)(1)項と(2)項と関連して、軸
貫通方式の圧縮機構造により、旋回スクロールの鏡板変
位が小さくなって、旋回スクロールの傾きが小さくな
る。このため、低い回転数域での性能向上効果と、スラ
スト摺動面での片当たりの度合いが低下し、面圧も低下
して、その摺動部での潤滑性も改善され摺動部の摩耗を
抑え且つ焼き付きを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定スクロール5の平面図。
【図2】固定スクロールの断面図。
【図3】固定スクロール5の平面図。
【図4】固定スクロール6の平面図。
【図5】旋回スクロール6のラップ中央部を示す部分縦
断面図。
【図6】固定スクロール6の断面図。
【図7】固定スクロール6の断面図。
【図8】固定スクロール5と旋回スクロール6を組み合
わせた横断面図。
【図9】スクロールラップ中央部の吐出孔を流れるガス
流動の様子を示す部分縦断面図。
【図10】フレーム中央部の部分縦断面図。
【図11】シールリング35aの説明図。
【図12】シールリング35aの説明図。
【図13】シールリング35aの説明図。
【図14】バックアップリング35bの説明図。
【図15】バックアップリング35bの説明図。
【図16】バックアップリング35bの説明図。
【図17】密閉形スクロール圧縮機の全体構造を示す縦
断面図。
【図18】旋回スクロールの平面図。
【図19】本発明の作用の説明図。
【符号の説明】
2…密閉容器、5…固定スクロール、5a,6a…スク
ロール鏡板部、5z…凹部、6…旋回スクロール、6d
…絞り孔、10…吐出孔、11…フレーム、18…連通
路、31…旋回軸受、32…延長軸心軸受、33…スラ
スト軸受、35…シール手段、40…主軸受。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04C 29/04 C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状鏡板に渦巻状のラップを直立する固
    定スクロール部材及び旋回スクロール部材を、ラップを
    内側にしてかみ合せ、前記旋回スクロール部材を自転す
    ることなく固定スクロール部材に対し旋回運動させ、前
    記固定スクロール部材には中心部に開口する吐出孔と外
    周部に開口する吸入口を設け、前記吸入口よりガスを吸
    入し、前記旋回スクロール部材および前記固定スクロー
    ル部材で形成される圧縮空間を中心に移動させ容積を減
    少してガスを圧縮し、前記固定スクロール部材を固定す
    るフレームの中央部に主軸受部を備え、前記旋回スクロ
    ール部材の中心部には旋回軸受部を設け、前記旋回軸受
    部にクランク軸の偏心軸部をラップ先端部まで挿入し、
    前記クランク軸が偏心軸先端に更に軸心軸部を前記固定
    スクロール部材側に延長した軸貫通スクロール圧縮機に
    おいて、前記固定スクロール部材の鏡板部の反ラップ側
    に周方向に伸びる凹部を設け、前記凹部を挟んで前記軸
    心軸部を支える軸心軸受け部を備えた補助フレームを前
    記固定スクロール部材の鏡板部に取付け、前記補助フレ
    ームの底面と前記固定鏡板部の凹部とで径方向に伸びる
    吐出通路を形成したことを特徴とする軸貫通スクロール
    圧縮機。
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