JPH08201169A - 光検出回路 - Google Patents

光検出回路

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JPH08201169A
JPH08201169A JP1109795A JP1109795A JPH08201169A JP H08201169 A JPH08201169 A JP H08201169A JP 1109795 A JP1109795 A JP 1109795A JP 1109795 A JP1109795 A JP 1109795A JP H08201169 A JPH08201169 A JP H08201169A
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Masanori Hayashi
雅則 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】受光素子が煙等の散乱光以外の光も同時に受光
した時、又は受光素子が定常的に漏れ電流を流すような
時にも正常に動作し、また出力電圧の調整を自動的に行
いワンチップ化可能な光検出回路を提供することにあ
る。 【構成】フイィルタ回路4は散乱光以外の光を電気的に
除去する。出力自動調整回路5は動作開始時にサンプル
ホールド回路の出力に基づいてアナログ出力回路3の出
力が所定の出力電圧となるように制御し通常動作時にそ
の出力電圧を保持する。 【効果】散乱光以外の光による影響を除去することがで
き、しかも回路内の製造ばらつきを吸収してアナログ出
力回路の出力電圧レベルを一定にすることができ、その
ため正確な光電変換が可能になり、ワンチップ化が可能
となり、更に調整箇所の削減による量産時のコストの低
減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発光素子からの光を受
光し、その光量を電気信号に変換する光検出回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図9、図10に夫々従来例の回路を示
す。これら図9、図10に示す回路は、発光素子から照
射された光が煙等によって散乱した散乱光Xを受光して
電気信号に変換する光電変換回路1と、光電変換回路1
の出力信号を保持しておくサンプルホールド回路2と、
サンプルホールド回路2の出力信号のレベルシフトを行
うアナログ出力回路3を備えている。この回路ではまず
発光素子から照射された光の煙等による散乱光Xは光電
変換回路1により受光される。
【0003】光電変換回路1は受光素子11と基準電圧
源12とオペアンプA1 乃至A4 と抵抗R1 乃至R5
コンデンサC1 及びアナログスイッチS1 よりなり、受
光素子11に光が照射されると、微弱な光電流が流れ
る。この光電流は図9の場合オペアンプA1 と電流−電
圧変換用の抵抗R1 により、電圧信号に変換されオペア
ンプA2 ,A3 により直流増幅される。
【0004】また図10の場合はオペアンプA1 と電圧
変換用のコンデンサC11により電圧信号に変換されオペ
アンプA2 、A3 により直流増幅される。オペアンプA
2 の増幅率は入力抵抗R2 と帰還抵抗R3 の比率で決定
され、オペアンプA3 の増幅率は入力抵抗R4 と帰還抵
抗R5 の比率で決定される。オペアンプA3 の出力電圧
は、コンデンサC1 、オペアンプA4 、アナログスイッ
チS1 、基準電圧源12の回路によりその直流成分がカ
ットされる。
【0005】オペアンプA4 の出力電圧はサンプルホー
ルド回路2により保持される。サンプルホールド回路2
はサンプリング用のコンデンサC2 、アナログスイッチ
2 とバッファ用のオペアンプA5 よりなる。光電変換
回路1におけるオペアンプA4 の出力はアナログスイッ
チS2 がオンしているときのみコンデンサC2 に充電さ
れ、その電圧はオペアンプA5 の出力電圧となり、その
オペアンプA5 の出力電圧はアナログ出力回路3に接続
される。アナログ出力回路3はオペアンプA6 、抵抗R
6 乃至R9 、可変抵抗VR1 、トランジスタQ1 より成
り、サンプルホールド回路2のオペアンプA5 の出力電
圧をオペアンプA6 と抵抗R6 ,R7 により直流増幅し
て出力する。ここでアナログ出力回路3は抵抗R8 、可
変抵抗VR1 により電源電圧を分圧して、オペアンプA
6 の非反転端子に加えることにより、アナログ出力回路
3の出力電圧レベルを決定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記の図9,
図10に示す上述の従来例においては、受光素子11が
煙等の散乱光X以外の光も同時に受光した時、又は受光
素子11が定常的に漏れ電流を流すような時、光電変換
回路1は、散乱光X以外の電流分も変換し増幅してしま
うので散乱光Xの電圧変換時にオペアンプA1 の帰還素
子が抵抗R1 の時、そのダイナミックレンジが小さくな
るという問題があり、また帰還素子が図10の回路のよ
うにコンデンサC11(容量素子)の時には散乱光X分の
みの電流−電圧変換ができないという問題点がある。
【0007】更に出力電圧調整も可変抵抗VR1 の調整
が必要とされ、回路のワンチップ化が困難であり、製造
コストが増加するという問題点がある。尚図11は、負
荷が抵抗R1 で、受光素子11に定常的に電流が流れて
いない時の各部の波形を示し、同図(a)は発光素子の
発光タイミングを、また同図(b)は受光素子11の電
流を、更に同図(c)は出力電圧を夫々示す。
【0008】図12は、帰還素子が抵抗R1 で、受光素
子11に定常的に電流が流れている時の各部の波形を示
し、同図(a)は発光素子の発光タイミングを、また同
図(b)は受光素子11の電流を、更に同図(c)は出
力電圧を夫々示す。図13は、帰還素子がコンデンサC
11で、受光素子11に定常的に電流が流れている時の各
部の波形を示し、同図(a)は発光素子の発光タイミン
グを、また同図(b)はアナログスイッチS3 のオンオ
フのタイミングを、同図(c)は受光素子11の電流
を、更に同図(d)は出力電圧を夫々示す。
【0009】図14は、帰還素子がコンデンサC11で、
受光素子11に定常的に電流が流れている時の各部の波
形を示し、同図(a)は発光素子の発光タイミングを、
また同図(b)はアナログスイッチS3 のオンオフのタ
イミングを、同図(c)は受光素子11の電流を、更に
同図(d)は出力電圧を夫々示す。本発明は、上記問題
点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは受
光素子が煙等の散乱光以外の光も同時に受光した時、又
は受光素子が定常的に漏れ電流を流すような時にも正常
に動作し、また出力電圧の調整を自動的に行いワンチッ
プ化可能な光検出回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1の発明では、発光素子から照射された光の煙
等による散乱光を受光して電気信号に変換する光電変換
回路と、光電変換回路の出力信号をサンプルホールドす
るサンプルホールド回路と、サンプルホールドされた信
号をアナログ出力に変換するアナログ出力回路を備える
光検出回路において、散乱光以外の光を電気的に除去す
るフィルタ回路と、動作開始時にサンプルホールド回路
の出力に基づいてアナログ出力回路の出力が所定の出力
電圧となるように制御し通常動作時にその出力電圧を保
持する出力自動調整回路を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記フィルタ回路を、発光素子が発光した時の受
光素子に流れる電流と、発光素子が発光していない時の
受光素子に流れる電流を夫々電流−電圧変換する手段
と、それらの電圧値を保持する手段と、保持した電圧値
同士の差分をとる手段とで構成したことを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、前記フ
ィルタ回路を、発光素子が発光した時の受光素子に流れ
る電流を、基準電圧を基準として電流−電圧変換する手
段と、発光素子が発光していない時の受光素子に流れる
電流を電流−電圧変換した電圧値を保持する手段と、基
準電圧と保持した電圧値との差をとり、その差分を基準
電圧に新たな基準電圧とする手段と、その基準電圧値を
保持する手段とで構成したことを特徴とする請求項1記
載の光検出回路。
【0012】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記フィルタ回路を、発光素子が発光した時の受
光素子に流れる電流と、発光素子が発光していない時の
受光素子に流れる電流を夫々電流−電圧変換する手段
と、発光素子が発光していない時の受光素子に流れる電
流を電流−電圧変換した電圧値を保持する手段と、その
保持された電圧値により、受光素子に流れる電流を電流
−電圧変換する手段に流さない手段とで構成したことを
特徴とする。
【0013】請求項5の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記出力自動調整回路を、サンプルホールド回路
の出力回路の出力電圧をA/D変換する手段と、A/D
変換されたサンプルホールド回路の出力電圧を演算し出
力する手段と、該手段の出力をD/A変換して出力する
手段とで構成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、発光素子から照射さ
れた光の煙等による散乱光を受光して電気信号に変換す
る光電変換回路と、光電変換回路の出力信号をサンプル
ホールドするサンプルホールド回路と、サンプルホール
ドされた信号をアナログ出力に変換するアナログ出力回
路を備える光検出回路において、散乱光以外の光を電気
的に除去するフィルタ回路と、動作開始時にサンプルホ
ールド回路の出力に基づいてアナログ出力回路の出力が
所定の出力電圧となるように制御し通常動作時にその出
力電圧を保持する出力自動調整回路を設けたので、フィ
ルタ回路により煙等による散乱光以外の光による影響を
除去することができ、しかも出力自動調整回路により回
路内の製造ばらつきを吸収してアナログ出力回路の出力
電圧レベルを一定にすることができる。
【0015】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、前記フィルタ回路を、発光素子が発光した時
の受光素子に流れる電流と、発光素子が発光していない
時の受光素子に流れる電流を夫々電流−電圧変換する手
段と、それらの電圧値を保持する手段と、保持した電圧
値同士の差分をとる手段とで構成したので、フィルタ回
路が光電変換回路を兼ねることになり回路構成も簡単と
なる。
【0016】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、前記フィルタ回路を、発光素子が発光した時
の受光素子に流れる電流を、基準電圧を基準として電流
−電圧変換する手段と、発光素子が発光していない時の
受光素子に流れる電流を電流−電圧変換した電圧値を保
持する手段と、基準電圧と保持した電圧値との差をと
り、その差分を基準電圧に新たな基準電圧とする手段
と、その基準電圧値を保持する手段とで構成したので、
煙等による散乱光以外の光により減少した散乱光の電流
−電圧変換用のダイナミックレンジの幅を散乱光以外の
光の無い時と同じにすることができる。
【0017】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
において、前記フィルタ回路を、発光素子が発光した時
の受光素子に流れる電流と、発光素子が発光していない
時の受光素子に流れる電流を夫々電流−電圧変換する手
段と、発光素子が発光していない時の受光素子に流れる
電流を電流−電圧変換した電圧値を保持する手段と、そ
の保持された電圧値により、受光素子に流れる電流を電
流−電圧変換する手段に流さない手段とで構成したの
で、請求項3の発明と同様に、煙等による散乱光以外の
光により減少した散乱光の電流−電圧変換用のダイナミ
ックレンジの幅を散乱光以外の光の無い時と同じにする
ことができる。
【0018】請求項5の発明によれば、請求項1の発明
において、前記出力自動調整回路を、サンプルホールド
回路の出力回路の出力電圧をA/D変換する手段と、A
/D変換されたサンプルホールド回路の出力電圧を演算
し出力する手段と、該手段の出力をD/A変換して出力
する手段とで構成したので、出力自動調整回路を簡単な
回路で構成できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1は請求項1、2及び請求項5の発明に
対応する本実施例の全体構成を示しており、図示する実
施例では発光素子から照射された光の煙等による散乱光
Xを受光する受光素子11の電流信号を電圧信号に変換
する光電変換回路1と、この光電変換回路1の出力中、
散乱光X以外の光を電気的に除去するフィルタ回路4
と、このフィルタ回路4の出力をサンプルホールドする
サンプルホールド回路2と、サンプルホールド回路2の
出力をレベルシフトするアナログ出力回路3と、サンプ
ルホールド回路2の出力によりアナログ出力回路3の出
力を所定の電圧値にする出力自動調整回路5を備えてい
る。
【0020】具体的にはフィルタ回路4に包括される光
電変換回路1は図2に示すように発光ダイオード6から
照射された光の煙等による散乱光Xを受光する受光素子
11と、オペアンプA1 と、基準電圧源12等から構成
されており、受光素子11はカソードを電源ラインに接
続し、アノードをオペアンプA1 の反転入力端子に接続
している。そしてオペアンプA1 は非反転入力端子を基
準電圧源12からの基準電圧Vrefのラインに接続
し、また非反転入力端子の出力端子と反転入力端子の間
にコンデンサC11とアナログスイッチS3 の並列回路を
接続している。更にフィルタ回路4を構成するサンプリ
ング回路40のアナログスイッチS4 ,S 5 の一端に接
続されている。スイッチS4 ,S5 は他端をサンプルホ
ールド用のコンデンサC12,C13の一端に接続し、コン
デンサC12,C13は他端をグランドレベルに接続してい
る。コンデンサC2 の電位Vs12は比較回路41のバッ
ファ用アンプA10と入力抵抗R10を介してオペアンプA
11の反転入力端子に接続されている。オペアンプA11
非反転入力端子はコンデンサC13の電位Vs13に接続さ
れている。オペアンプA11の出力端子と反転入力端子の
間には帰還抵抗R11が接続されている。オペアンプA11
の増幅率は入力抵抗R10と帰還抵抗R11の比率で決定さ
れる。オペアンプA11の出力端子はサンプルホールド回
路2のアナログスイッチS6 の一端に接続されている。
【0021】アナログスイッチS6 の他端はサンプルホ
ールド用のコンデンサC14の一端に接続されている。コ
ンデンサC14の他端はグランドレベルに接続されてい
る。このコンデンサC14の電位Vs14はオペアンプA12
の非反転入力端子に印加されている。またオペアンプA
12の反転入力端子は出力端子に接続されている。従っ
て、オペアンプA12の出力電圧は入力電圧と同じとな
る。オペアンプA12の出力端子は抵抗R12を介して、ア
ナログ出力回路3のオペアンプA13の反転入力端子に接
続される。オペアンプA13の出力端子はトランジスタQ
10のベースに接続している。
【0022】トランジスタQ10のコレクタは電源ライン
に接続されて、エミッタフォロアを構成している。この
トランジスタQ1 のエミッタはアナログ信号出力端子T
aに接続されている。またトランジスタQ1 のエミッタ
電位は抵抗R13を介してオペアンプA13の反転入力端子
に帰還されている。またオペアンプA12の出力端子は、
出力自動調整回路5のA/D変換器50に接続され、A
/D変換器50のディジタル変換量は論理回路51によ
り演算され、D/A変換器52によりアナログ量として
オペアンプA12の非反転入力端子に接続されている。
【0023】次に図3の各部の波形に基づいて本実施例
の動作を説明する。今アナログスイッチS3 ,S4 ,S
5 のゲートが”H”レベルの時アナログスイッチS3
4,S5 はオン状態となる。アナログスイッチS3
図3(b)に示すようにオン状態の時図3(f)に示す
出力端子の出力電圧Vaが基準電圧Vrefと同電位と
なる。この後アナログスイッチS3 がオフし、アナログ
スイッチS5 がオンすると受光素子11に流れる散乱光
X以外の電流分i1 により出力電圧VaはVref−∫
(i/C11)dtの電圧となる。この電圧をアナログス
イッチS5 、コンデンサC13によりサンプリングする。
次にアナログスイッチS3 をオンさせコンデンサC1
電荷の放電を行うと、出力電圧Vaは基準電圧Vref
と同電位となる。この状態から再びアナログスイッチS
3 をオフさせると、図3(e)に示す受光素子11に流
れる散乱光X以外の電流分i1 と散乱光の電流分i2
より出力電圧VaはVref−∫((i1 +i2 )/C
11)dtの電圧となる。この電圧をアナログスイッチS
4 とコンデンサC12によりサンプリングを行う。ここで
アナログスイッチS3 のオンしている時間が前者と後者
で同時間であれば両者の差をとることにより散乱光Xに
よる電流分のみを電流−電圧変換でき、図示する回路で
はその差分を抵抗R10,R11の比で増幅している。この
出力をサンプルホールド回路2でサンプルホールドして
出力回路3に出力する。尚図3(a)は発光ダイオード
6の発光タイミングを、また図3(g)は電位Vs
12(破線)及び電位Vs13(実線)とを示し、図3
(h)はフィルタ回路4の出力電圧Vbを示している。
【0024】次に出力自動調整回路5の動作について説
明する。電源投入時、図4に示すスタートアップ動作時
に発光ダイオード6を発光させず光検出動作を行うと、
アナログ信号出力端子Taには散乱光が0の時の出力電
圧が現れる。この時のサンプルホールド回路2の出力電
圧が出力自動調整回路5のA/D変換器50に入力され
る。そのディジタル変換量は論理回路51により以下の
演算される。
【0025】散乱光0の時の理想出力電圧をV1 ,サン
プルホールド回路2の出力をVshとすると、D/A変
換器52の出力電圧Vfが Vf=((R12+R13)/R12)(V1 +R13/R12×
Vsh)となるように演算を行う。これにより、散乱光
0の時の出力電圧を理想出力電圧V1 にすることができ
る。その後の論理回路51はVfの値を保持したままで
ある。
【0026】図4はスタートアップ動作と通常動作とに
おける各部の波形を示し同図(a)はアナログスイッチ
3 のオン、オフのタイミングを、同図(b)は発光ダ
イオード6の発光タイミングを、同図(c)はアナログ
スイッチS5 のオン、オフのタイミングを、同図(d)
はアナログスイッチS4 のオン、オフのタイミングを、
同図(e)は電圧Vaを、同図(f)は電位Vs12(破
線)及び電位Vs13(実線)を、同図(g)は電圧Vb
を、同図(h)はサンプルホールド回路2の出力を夫々
示す。
【0027】(実施例2)本実施例は請求項3の発明に
対応する実施例であって、請求項3の発明に対応する光
電変換回路を含んだフィルタ回路4の具体回路を図5に
示す。尚その他の構成は実施例1に準ずるため実施例1
を参照して省略する。図5に示す本実施例のフィルタ回
路4では、フォトダイオードよりなる受光素子11のカ
ソードを電源ラインに接続し、アノードをオペアンプA
20の反転端子に接続している。オペアンプA20は非反転
入力端子を電圧保持用コンデンサC20,アナログスイッ
チS20及びS21を介して基準電圧源12の基準電圧Vr
efのラインに接続している。またオペアンプA20は帰
還素子としてコンデンサC30と抵抗R30との並列回路を
接続している。
【0028】オペアンプA20は出力端子をサンプルホー
ルド用のアナログスイッチS22の一端に接続し、アナロ
グスイッチS22は他端をサンプルホールド用のコンデン
サC 21の一端に接続し、コンデンサC21は他端をグラン
ドレベルに接続している。ここでコンデンサC21の電位
Vs21はバッファアンプA21を介して抵抗R20,R21
びオペアンプA22よりなる反転増幅器の反転入力端子に
接続されている。オペアンプA22は非反転入力端子を基
準電圧源12に基準電圧Vrefのラインに接続してい
る。
【0029】以下本実施例の動作を図6に基づいて説明
する。アナログスイッチS20乃至S 22はゲートが”H”
の時オン状態となる。今アナログスイッチS20、SW21
が図6(c)(d)に示すようにオンした時、図6
(b)に示す受光素子11に流れる散乱光X以外の電流
分i1 により図6(f)に示す出力電圧VoutはVr
ef−R20×i1 の電圧となり、この電圧が図6(e)
に示すようにオン動作するアナログスイッチS22を通じ
てコンデンサC21によりホールドされる。このホールド
された電圧は同じ抵抗値を持つ抵抗R20,R21及びオペ
アンプA22により反転増幅されオペアンプA22の出力端
子電圧は、2Vref−Vref+R20×i1 =Vre
f+R20×i1 となり、この電圧をアナログスイッチS
22及びコンデンサC21でサンプルホールドすることによ
り、出力電圧VoutはVrefとなる。これにより煙
等による散乱光以外の光により減少した散乱光の電流−
電圧変換用のダイナミックレンジの幅を散乱光以外の光
の無い時と同じにすることができる。
【0030】尚図6(a)は発光ダイオード6の発光タ
イミングを示す。 (実施例3)本実施例は請求項4の発明に対応する実施
例であって、請求項4の発明に対応する及び光電変換回
路を含むフィルタ回路4の構成を図7に、またその具体
回路を図8に示す。尚その他の構成は実施例1に準ずる
ため実施例1を参照して省略する。
【0031】フォトダイオードよりなる受光素子11は
カソードを電源ラインに接続されており、アノードをV
−I変換器43に接続してある。V−I変換器43は光
電変換回路1のオペアンプA30の出力端子にアナログス
イッチS30を介して接続してある。ここでV−I変換器
43は図8に示すようにP型MOSトランジスタM1
定電圧源V1 とで構成され、前記オペアンプA30の反転
入力端をP型MOSトランジスタM1 のドレインに接続
している。オペアンプA30は出力端子と反転入力端子の
間に抵抗R30とコンデンサC30の並列回路からなる帰還
素子13を接続し、非反転入力端子を基準電圧源12か
らの基準電圧Vrefのラインに接続している。オペア
ンプA30の出力端子はサンプルホールド用のアナログス
イッチS30の一端に接続している。このアナログスイッ
チS30の他端はサンプルホールド用のコンデンサC31
一端に接続しており、コンデンサC31は他端をグランド
レベルに接続している。ここでコンデンサC31の電位V
31は定電圧源V1 を介してP型MOSトランジスタM
1 のゲートに接続している。またP型MOSトランジス
タM1 はソースをグランドレベルに接続している。
【0032】而して本実施例では、アナログスイッチS
30はゲートが”H”の時オン状態となり、アナログスイ
ッチS30がオンした時、受光素子11に流れる散乱光X
以外の電流分i1 により出力電圧VoutはVref−
30×i1 の電圧となる。この電圧がアナログスイッチ
30、コンデンサC31によりホールドされる。ホールド
された電圧は定電圧源V1 を介してVout−V1 がP
型MOSトランジスタM1 のゲートに印加される。この
時のP型MOSトランジスタM1 のドレイン電流がフォ
トダイオードからなる受光素子11の電流と同じになる
ようにP型MOSトランジスタM1 のゲートサイズと定
電圧源V1 の電圧を選べば、抵抗R30には電流が流れ無
くなり、出力電圧VoutはVrefとなる。これによ
り煙等による散乱光X以外の光により減少した散乱光X
の電流−電圧変換用のダイナミックレンジの幅を散乱光
X以外の光の無い時と同じにすることができることにな
る。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、発光素子から照射さ
れた光の煙等による散乱光を受光して電気信号に変換す
る光電変換回路と、光電変換回路の出力信号をサンプル
ホールドするサンプルホールド回路と、サンプルホール
ドされた信号をアナログ出力に変換するアナログ出力回
路を備える光検出回路において、散乱光以外の光を電気
的に除去するフィルタ回路と、動作開始時にサンプルホ
ールド回路の出力に基づいてアナログ出力回路の出力が
所定の出力電圧となるように制御し通常動作時にその出
力電圧を保持する出力自動調整回路を設けたので、フィ
ルタ回路により煙等による散乱光以外の光による影響を
除去することができ、しかも出力自動調整回路により回
路内の製造ばらつきを吸収してアナログ出力回路の出力
電圧レベルを一定にすることができるものであって、従
来より正確な光電変換が可能になり、またワンチップ化
が可能な回路構成が実現でき、更に調整箇所の削減によ
り量産時のコストの低減が図れるという効果がある。
【0034】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記フィルタ回路を、発光素子が発光した時の受光
素子に流れる電流と、発光素子が発光していない時の受
光素子に流れる電流を夫々電流−電圧変換する手段と、
それらの電圧値を保持する手段と、保持した電圧値同士
の差分をとる手段とで構成したので、フィルタ回路の構
成が簡単となるという効果がある。
【0035】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記フィルタ回路を、発光素子が発光した時の受光
素子に流れる電流を、基準電圧を基準として電流−電圧
変換する手段と、発光素子が発光していない時の受光素
子に流れる電流を電流−電圧変換した電圧値を保持する
手段と、基準電圧と保持した電圧値との差をとり、その
差分を基準電圧に新たな基準電圧とする手段と、その基
準電圧値を保持する手段とで構成したので、煙等による
散乱光以外の光により減少した散乱光の電流−電圧変換
用のダイナミックレンジの幅を散乱光以外の光の無い時
と同じにすることができるという効果がある。
【0036】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記フィルタ回路を、発光素子が発光した時の受光
素子に流れる電流と、発光素子が発光していない時の受
光素子に流れる電流を夫々電流−電圧変換する手段と、
発光素子が発光していない時の受光素子に流れる電流を
電流−電圧変換した電圧値を保持する手段と、その保持
された電圧値により、受光素子に流れる電流を電流−電
圧変換する手段に流さない手段とで構成したので、請求
項3の発明と同様に、煙等による散乱光以外の光により
減少した散乱光の電流−電圧変換用のダイナミックレン
ジの幅を散乱光以外の光の無い時と同じにすることがで
きるという効果がある。
【0037】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記出力自動調整回路を、サンプルホールド回路の
出力回路の出力電圧をA/D変換する手段と、A/D変
換されたサンプルホールド回路の出力電圧を演算し出力
する手段と、該手段の出力をD/A変換して出力する手
段とで構成したので、出力自動調整回路を簡単な回路で
構成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の全体構成図である。
【図2】同上の詳細な全体回路図である。
【図3】同上の動作説明用タイミングチャートである。
【図4】同上の動作説明用タイミングチャートである。
【図5】本発明の実施例2の要部の具体的な回路図であ
る。
【図6】同上の動作説明用タイミングチャートである。
【図7】本発明の実施例3の要部の回路図である。
【図8】同上の要部の具体的な回路図である。
【図9】従来例の全体回路図である。
【図10】別の従来例の全体回路図である。
【図11】同上の動作説明用タイミングチャートであ
る。
【図12】同上の動作説明用タイミングチャートであ
る。
【図13】同上の動作説明用タイミングチャートであ
る。
【図14】同上の動作説明用タイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
X 散乱光 1 光電変換回路 2 サンプルホールド回路 3 アナログ出力回路 4 フィルタ回路 5 出力自動調整回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子から照射された光の煙等による散
    乱光を受光して電気信号に変換する光電変換回路と、光
    電変換回路の出力信号をサンプルホールドするサンプル
    ホールド回路と、サンプルホールドされた信号をアナロ
    グ出力に変換するアナログ出力回路を備える光検出回路
    において、散乱光以外の光を電気的に除去するフィルタ
    回路と、動作開始時にサンプルホールド回路の出力に基
    づいてアナログ出力回路の出力が所定の出力電圧となる
    ように制御し通常動作時にその出力電圧を保持する出力
    自動調整回路を設けたことを特徴とする光検出回路。
  2. 【請求項2】前記フィルタ回路を、発光素子が発光した
    時の受光素子に流れる電流と、発光素子が発光していな
    い時の受光素子に流れる電流を夫々電流−電圧変換する
    手段と、それらの電圧値を保持する手段と、保持した電
    圧値同士の差分をとる手段とで構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の光検出回路。
  3. 【請求項3】前記フィルタ回路を、発光素子が発光した
    時の受光素子に流れる電流を、基準電圧を基準として電
    流−電圧変換する手段と、発光素子が発光していない時
    の受光素子に流れる電流を電流−電圧変換した電圧値を
    保持する手段と、基準電圧と保持した電圧値との差をと
    り、その差分を基準電圧に新たな基準電圧とする手段
    と、その基準電圧値を保持する手段とで構成したことを
    特徴とする請求項1記載の光検出回路。
  4. 【請求項4】前記フィルタ回路を、発光素子が発光した
    時の受光素子に流れる電流と、発光素子が発光していな
    い時の受光素子に流れる電流を夫々電流−電圧変換する
    手段と、発光素子が発光していない時の受光素子に流れ
    る電流を電流−電圧変換した電圧値を保持する手段と、
    その保持された電圧値により、受光素子に流れる電流を
    電流−電圧変換する手段に流さない手段とで構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の光検出回路。
  5. 【請求項5】前記出力自動調整回路を、サンプルホール
    ド回路の出力回路の出力電圧をA/D変換する手段と、
    A/D変換されたサンプルホールド回路の出力電圧を演
    算し出力する手段と、該手段の出力をD/A変換して出
    力する手段とで構成したことを特徴とする請求項1記載
    の光検出回路。
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