JPH08201622A - 隠ぺいシール - Google Patents
隠ぺいシールInfo
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- JPH08201622A JPH08201622A JP837095A JP837095A JPH08201622A JP H08201622 A JPH08201622 A JP H08201622A JP 837095 A JP837095 A JP 837095A JP 837095 A JP837095 A JP 837095A JP H08201622 A JPH08201622 A JP H08201622A
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- Japan
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- concealment
- vapor deposition
- multilayer vapor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、装飾用の多層蒸着層又はホログラ
ム形成層を設けることにより、識別用のマーク等を隠ぺ
いする意図を隠し、もって、偽造防止性及び装飾性の向
上を図る。 【構成】 基材(1)を有し、赤外線を透過させ且つ目
視角度に対応して可視光線の色変化を生じさせる多層蒸
着層(2)と、赤外線を透過させて可視光線を遮断する
隠ぺい層(3)と、この隠ぺい層を対象物に粘着するた
めの粘着層(4)とが順次積層された隠ぺいシールであ
って、粘着層と隠ぺい層との層間、隠ぺい層と多層蒸着
層との層間あるいは隠ぺい層とは反対側の多層蒸着層の
片面上に基材を備えた隠ぺいシール。
ム形成層を設けることにより、識別用のマーク等を隠ぺ
いする意図を隠し、もって、偽造防止性及び装飾性の向
上を図る。 【構成】 基材(1)を有し、赤外線を透過させ且つ目
視角度に対応して可視光線の色変化を生じさせる多層蒸
着層(2)と、赤外線を透過させて可視光線を遮断する
隠ぺい層(3)と、この隠ぺい層を対象物に粘着するた
めの粘着層(4)とが順次積層された隠ぺいシールであ
って、粘着層と隠ぺい層との層間、隠ぺい層と多層蒸着
層との層間あるいは隠ぺい層とは反対側の多層蒸着層の
片面上に基材を備えた隠ぺいシール。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有価証券等に印刷され
た識別用のマーク等を隠ぺいするための隠ぺいシールに
係わり、特に装飾用の多層蒸着層又はホログラム形成層
を設けることにより、マーク等を隠ぺいする意図を隠
し、もって、偽造防止性及び装飾性を向上し得る隠ぺい
シールに関する。
た識別用のマーク等を隠ぺいするための隠ぺいシールに
係わり、特に装飾用の多層蒸着層又はホログラム形成層
を設けることにより、マーク等を隠ぺいする意図を隠
し、もって、偽造防止性及び装飾性を向上し得る隠ぺい
シールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有価証券等の偽造防止の観点か
ら、目視角度によって視認される色を変化させる多層蒸
着積層体、光の干渉によって立体画像を再生するホログ
ラム及び識別用のマーク等を隠ぺいする隠ぺいシールが
種々の分野で用いられてきている。
ら、目視角度によって視認される色を変化させる多層蒸
着積層体、光の干渉によって立体画像を再生するホログ
ラム及び識別用のマーク等を隠ぺいする隠ぺいシールが
種々の分野で用いられてきている。
【0003】ここで、多層蒸着積層体は、屈折率の異な
るセラミック材料を所定の膜厚で交互に蒸着することに
より形成され、独特の視覚的効果をもたらすと共に、転
写箔あるいはシールとして一部の国のパスポート等に利
用されている。このシールは、種々の構成のものがあ
り、例えば、基材の片面に多層蒸着体が設けられ、他の
片面に粘着層が設けられたものがある。この種の多層蒸
着積層体は、透明フィルムの状態では色の変化が分りに
くいため、通常、黒等の濃色の下地が付加されている。
るセラミック材料を所定の膜厚で交互に蒸着することに
より形成され、独特の視覚的効果をもたらすと共に、転
写箔あるいはシールとして一部の国のパスポート等に利
用されている。このシールは、種々の構成のものがあ
り、例えば、基材の片面に多層蒸着体が設けられ、他の
片面に粘着層が設けられたものがある。この種の多層蒸
着積層体は、透明フィルムの状態では色の変化が分りに
くいため、通常、黒等の濃色の下地が付加されている。
【0004】また、この種の多層蒸着積層体としては、
例えば特開昭61−105509号公報に開示されたも
のがある。係る多層蒸着積層体は、金属層と誘電層とを
積層した多層膜干渉性被膜を有し、且つその上層に着色
剤を担持したものであり、多層膜干渉性被膜により目視
角度に応じて色変化を生じたとき、この色変化から望ま
しくない色を着色剤により吸収するように工夫されてい
る。
例えば特開昭61−105509号公報に開示されたも
のがある。係る多層蒸着積層体は、金属層と誘電層とを
積層した多層膜干渉性被膜を有し、且つその上層に着色
剤を担持したものであり、多層膜干渉性被膜により目視
角度に応じて色変化を生じたとき、この色変化から望ま
しくない色を着色剤により吸収するように工夫されてい
る。
【0005】一方、立体画像を再生し得るホログラム
は、高度な製造技術を要し、且つ箔状に形成可能なこと
から、偽造防止手段としてクレジットカード、有価証
券、証明書等の一部に貼付けられて使用されている。ま
た、偽造防止を要するビデオテープ等の各種製品に貼付
けられ、さらに、車庫所有証明書として車に貼付けられ
ている。
は、高度な製造技術を要し、且つ箔状に形成可能なこと
から、偽造防止手段としてクレジットカード、有価証
券、証明書等の一部に貼付けられて使用されている。ま
た、偽造防止を要するビデオテープ等の各種製品に貼付
けられ、さらに、車庫所有証明書として車に貼付けられ
ている。
【0006】ホログラムを貼付ける方法としては、ホロ
グラム転写箔を用いてホログラムを転写する方法が一般
的である。しかしながら車庫所有証明書等のように証明
書として品物に貼付ける場合には、ホログラムシートを
シールに加工して貼付ける方法が一般的である。
グラム転写箔を用いてホログラムを転写する方法が一般
的である。しかしながら車庫所有証明書等のように証明
書として品物に貼付ける場合には、ホログラムシートを
シールに加工して貼付ける方法が一般的である。
【0007】また一方、隠ぺいシールは、隠ぺいシール
本体を貼付けた下地にある印刷パターンを肉眼にて識別
不能な程度に可視光線を遮断すると共に、赤外線センサ
にて識別可能な程度の赤外線を透過する隠ぺい層と、こ
の隠ぺい層を対象物に貼付けるための粘着層とを備えて
いる。
本体を貼付けた下地にある印刷パターンを肉眼にて識別
不能な程度に可視光線を遮断すると共に、赤外線センサ
にて識別可能な程度の赤外線を透過する隠ぺい層と、こ
の隠ぺい層を対象物に貼付けるための粘着層とを備えて
いる。
【0008】この種の隠ぺいシールは、通常黒色であっ
て有色不透明な外観を有し、可視領域及び赤外領域を吸
収するインキで印刷されたマーク、サインもしくはバー
コードをもつ商品券の隠ぺいに利用され、識別用のマー
ク等を目視にて読取不能とする一方、赤外線カメラや赤
外線センサーにて該マーク等を読取可能とするため、偽
造防止の観点から注目されている。
て有色不透明な外観を有し、可視領域及び赤外領域を吸
収するインキで印刷されたマーク、サインもしくはバー
コードをもつ商品券の隠ぺいに利用され、識別用のマー
ク等を目視にて読取不能とする一方、赤外線カメラや赤
外線センサーにて該マーク等を読取可能とするため、偽
造防止の観点から注目されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな隠ぺいシールでは、隠ぺいシール本体の下に印刷さ
れた識別用のマーク等を肉眼にて読取不能とするもの
の、隠ぺいシールの存在自体が極めて不自然であるた
め、何らかの偽造防止策の存在を示唆してしまい、改ざ
んの危険性を高めてしまうため、偽造防止性を低下させ
ている問題がある。
うな隠ぺいシールでは、隠ぺいシール本体の下に印刷さ
れた識別用のマーク等を肉眼にて読取不能とするもの
の、隠ぺいシールの存在自体が極めて不自然であるた
め、何らかの偽造防止策の存在を示唆してしまい、改ざ
んの危険性を高めてしまうため、偽造防止性を低下させ
ている問題がある。
【0010】また、この種の隠ぺいシールは、商品券等
に貼付けられて偽造防止を実現するが、隠ぺいシールの
黒色が商品券等のデザイン性を損なう可能性がある。本
発明は上記実情を考慮してなされたもので、装飾用の多
層蒸着層又はホログラム形成層を設けることにより、識
別用のマーク等を隠ぺいする意図を隠し、もって、偽造
防止性及び装飾性を向上し得る隠ぺいシールを提供する
ことを目的とする。
に貼付けられて偽造防止を実現するが、隠ぺいシールの
黒色が商品券等のデザイン性を損なう可能性がある。本
発明は上記実情を考慮してなされたもので、装飾用の多
層蒸着層又はホログラム形成層を設けることにより、識
別用のマーク等を隠ぺいする意図を隠し、もって、偽造
防止性及び装飾性を向上し得る隠ぺいシールを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、基材を有し、赤外線を透過させ且つ目視角度に対応
して可視光線の色変化を生じさせる多層蒸着層と、前記
赤外線を透過させて可視光線を遮断する隠ぺい層と、こ
の隠ぺい層を対象物に粘着するための粘着層とが順次積
層された隠ぺいシールであって、前記粘着層と前記隠ぺ
い層との層間、前記隠ぺい層と前記多層蒸着層との層間
あるいは前記隠ぺい層とは反対側の前記多層蒸着層の片
面上に前記基材を備えた隠ぺいシールである。
は、基材を有し、赤外線を透過させ且つ目視角度に対応
して可視光線の色変化を生じさせる多層蒸着層と、前記
赤外線を透過させて可視光線を遮断する隠ぺい層と、こ
の隠ぺい層を対象物に粘着するための粘着層とが順次積
層された隠ぺいシールであって、前記粘着層と前記隠ぺ
い層との層間、前記隠ぺい層と前記多層蒸着層との層間
あるいは前記隠ぺい層とは反対側の前記多層蒸着層の片
面上に前記基材を備えた隠ぺいシールである。
【0012】また、請求項2に対応する発明は、支持体
と、この支持体から受ける引張り力により前記支持体か
ら剥離可能な剥離層と、赤外線を透過させ、且つ目視角
度に対応して可視光線の色変化を生じさせる多層蒸着層
と、前記赤外線を透過させて前記可視光線を遮断する隠
ぺい層と、この隠ぺい層を対象物に粘着するための粘着
層とが順次積層されてなる転写式の隠ぺいシールであ
る。
と、この支持体から受ける引張り力により前記支持体か
ら剥離可能な剥離層と、赤外線を透過させ、且つ目視角
度に対応して可視光線の色変化を生じさせる多層蒸着層
と、前記赤外線を透過させて前記可視光線を遮断する隠
ぺい層と、この隠ぺい層を対象物に粘着するための粘着
層とが順次積層されてなる転写式の隠ぺいシールであ
る。
【0013】さらに、請求項3に対応する発明は、赤外
線を透過させ、目視角度に対応して可視光線の色変化を
生じさせる多層蒸着層と、前記赤外線を透過させて可視
光線を遮断する隠ぺい層と、この隠ぺい層を対象物に粘
着するための粘着層とが順次積層され、且つ前記隠ぺい
層と前記多層蒸着層との層間あるいは前記隠ぺい層とは
反対側の前記多層蒸着層の片面上に配置された前記基材
とを備えた隠ぺいシールであって、前記基材及び前記多
層蒸着層の下層で且つ前記隠ぺい層の上層に形成され、
引張り力により前記基材及び前記多層蒸着層と前記隠ぺ
い層とを剥離可能な脆性層と、前記隠ぺい層と前記粘着
層との層間に部分的に形成され、前記引張り力により前
記脆性層よりも優先的に前記隠ぺい層と前記粘着層とを
剥離可能な脆性パターン層とを備えた隠ぺいシールであ
る。
線を透過させ、目視角度に対応して可視光線の色変化を
生じさせる多層蒸着層と、前記赤外線を透過させて可視
光線を遮断する隠ぺい層と、この隠ぺい層を対象物に粘
着するための粘着層とが順次積層され、且つ前記隠ぺい
層と前記多層蒸着層との層間あるいは前記隠ぺい層とは
反対側の前記多層蒸着層の片面上に配置された前記基材
とを備えた隠ぺいシールであって、前記基材及び前記多
層蒸着層の下層で且つ前記隠ぺい層の上層に形成され、
引張り力により前記基材及び前記多層蒸着層と前記隠ぺ
い層とを剥離可能な脆性層と、前記隠ぺい層と前記粘着
層との層間に部分的に形成され、前記引張り力により前
記脆性層よりも優先的に前記隠ぺい層と前記粘着層とを
剥離可能な脆性パターン層とを備えた隠ぺいシールであ
る。
【0014】また、請求項4に対応する発明は、請求項
2に対応する転写式の隠ぺいシールにおいて、前記多層
蒸着層と前記隠ぺい層との層間に形成され、引張り力に
より前記多層蒸着層と前記隠ぺい層とを剥離可能な脆性
層と、前記隠ぺい層と前記粘着層との層間に部分的に形
成され、前記引張り力により前記脆性層よりも優先的に
前記隠ぺい層と前記粘着層とを剥離可能な脆性パターン
層とを備えた転写式の隠ぺいシールである。
2に対応する転写式の隠ぺいシールにおいて、前記多層
蒸着層と前記隠ぺい層との層間に形成され、引張り力に
より前記多層蒸着層と前記隠ぺい層とを剥離可能な脆性
層と、前記隠ぺい層と前記粘着層との層間に部分的に形
成され、前記引張り力により前記脆性層よりも優先的に
前記隠ぺい層と前記粘着層とを剥離可能な脆性パターン
層とを備えた転写式の隠ぺいシールである。
【0015】さらに、請求項5は、請求項1乃至請求項
4のいずれか1項に対応する隠ぺいシールにおいて、前
記隠ぺい層とは異なる側の前記多層蒸着層上に形成さ
れ、ホログラムパターンを有するホログラム形成層を備
えた隠ぺいシールである。
4のいずれか1項に対応する隠ぺいシールにおいて、前
記隠ぺい層とは異なる側の前記多層蒸着層上に形成さ
れ、ホログラムパターンを有するホログラム形成層を備
えた隠ぺいシールである。
【0016】次に、本発明に係る隠ぺいシールに適用さ
れる材料について説明する。なお、以下に示す材料は一
例であって、本発明の意図を妨げない限り、これに限定
されるものではない。
れる材料について説明する。なお、以下に示す材料は一
例であって、本発明の意図を妨げない限り、これに限定
されるものではない。
【0017】基材(支持体)としては、透明のポリエチ
レンテレフタレート(以下、PETという)が耐熱性及
び耐薬品性の点で好ましいが、それ以外でもポリ塩化ビ
ニル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリスチレン等の合成樹脂、天然樹脂、ガ
ラス等の材料を単独あるいは複合体として使用可能とな
っている。なお、この複合体を用いる場合、多少の屈折
率をもつ各材料が積層により光学多層膜を形成するの
で、透明基材としての使用可能な範囲を保持する観点か
ら、層構成により光学特性に限定がある。また、転写式
の隠ぺいシールの支持体として使用される場合、必ずし
も透明でなくてもよい。
レンテレフタレート(以下、PETという)が耐熱性及
び耐薬品性の点で好ましいが、それ以外でもポリ塩化ビ
ニル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリスチレン等の合成樹脂、天然樹脂、ガ
ラス等の材料を単独あるいは複合体として使用可能とな
っている。なお、この複合体を用いる場合、多少の屈折
率をもつ各材料が積層により光学多層膜を形成するの
で、透明基材としての使用可能な範囲を保持する観点か
ら、層構成により光学特性に限定がある。また、転写式
の隠ぺいシールの支持体として使用される場合、必ずし
も透明でなくてもよい。
【0018】多層蒸着層としては、屈折率がおよそ2以
上の高屈折率材料と、屈折率が1.5程度の低屈折率材
料とを所定の膜厚で積層したものが使用される。高屈折
率材料としては、例えば、Sb2 O3 (3.0=屈折率
n:以下同じ)、Fe2 O3(2.7)、TiO2
(2.6)、CdS(2.6)、CeO2 (2.3)、
ZnS(2.3)、PbCl2 (2.3)、CdO
(2.2)、WO3 (2.0)、SiO(2.0)、S
i2 O3 (2.5)、In2 O3 (2.0)、PbO
(2.6)、Ta2 O3 (2.4)、ZnO(2.
1)、ZrO2 (2.0)などが使用可能となってい
る。
上の高屈折率材料と、屈折率が1.5程度の低屈折率材
料とを所定の膜厚で積層したものが使用される。高屈折
率材料としては、例えば、Sb2 O3 (3.0=屈折率
n:以下同じ)、Fe2 O3(2.7)、TiO2
(2.6)、CdS(2.6)、CeO2 (2.3)、
ZnS(2.3)、PbCl2 (2.3)、CdO
(2.2)、WO3 (2.0)、SiO(2.0)、S
i2 O3 (2.5)、In2 O3 (2.0)、PbO
(2.6)、Ta2 O3 (2.4)、ZnO(2.
1)、ZrO2 (2.0)などが使用可能となってい
る。
【0019】低屈折率材料としては、MgO(1.
6)、SiO2 (1.5)、MgF2 (1.4)、Ce
F3 (1.6)、CaF2 (1.3〜1.4)、AlF
3 (1.6)、Al2 O3 (1.6)等がある。これら
の高屈折率材料より少なくとも一種、低屈折率材料より
少なくとも一種選択し、所定の厚さで交互に積層させる
ことにより、特定の波長の可視光線を吸収又は反射を示
すものである。なお、このような多層蒸着層としては、
高屈折率層、低屈折率層及び高屈折率層という3層構成
や、この3層構成に低屈折率層及び高屈折率層を積層し
た5層構成というように、両端を高屈折率層とした奇数
層の構成が目視角度による色変化を大きくする点で好ま
しい。
6)、SiO2 (1.5)、MgF2 (1.4)、Ce
F3 (1.6)、CaF2 (1.3〜1.4)、AlF
3 (1.6)、Al2 O3 (1.6)等がある。これら
の高屈折率材料より少なくとも一種、低屈折率材料より
少なくとも一種選択し、所定の厚さで交互に積層させる
ことにより、特定の波長の可視光線を吸収又は反射を示
すものである。なお、このような多層蒸着層としては、
高屈折率層、低屈折率層及び高屈折率層という3層構成
や、この3層構成に低屈折率層及び高屈折率層を積層し
た5層構成というように、両端を高屈折率層とした奇数
層の構成が目視角度による色変化を大きくする点で好ま
しい。
【0020】隠ぺい層としては、赤外線センサで読取可
能な程度の赤外線を透過すると共に、肉眼で隠ぺいした
印刷パターンの識別が不可能な程度に可視光線を遮断す
るものであり、好ましくは赤外線の透過率が可視光線の
透過率より大きいものである。また、赤外線の透過率が
可視光線の透過率より小さいものであっても、赤外線セ
ンサの感度が優れていることから、隠ぺいしたマークや
バーコード等が肉眼にて識別不可であり、赤外線センサ
にて識別可能なものであれば使用可能となっている。
能な程度の赤外線を透過すると共に、肉眼で隠ぺいした
印刷パターンの識別が不可能な程度に可視光線を遮断す
るものであり、好ましくは赤外線の透過率が可視光線の
透過率より大きいものである。また、赤外線の透過率が
可視光線の透過率より小さいものであっても、赤外線セ
ンサの感度が優れていることから、隠ぺいしたマークや
バーコード等が肉眼にて識別不可であり、赤外線センサ
にて識別可能なものであれば使用可能となっている。
【0021】また、隠ぺい層の形成方法としては、ゼラ
チン膜、オラゾールブラックB−Vやオラゾール2RG
等の赤外線透過性の染料を含む塗料、黄インキ、紅イン
キ、藍インキ等の赤外領域に吸収のないインキを混合し
て作成した黒色又はグレー系のインキを用いてグラビア
印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法等、公知
の塗工方法により設けることが可能である。なお、この
種の隠ぺい層は、赤外領域に吸収のあるカーボンの使用
が不可となっている。
チン膜、オラゾールブラックB−Vやオラゾール2RG
等の赤外線透過性の染料を含む塗料、黄インキ、紅イン
キ、藍インキ等の赤外領域に吸収のないインキを混合し
て作成した黒色又はグレー系のインキを用いてグラビア
印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法等、公知
の塗工方法により設けることが可能である。なお、この
種の隠ぺい層は、赤外領域に吸収のあるカーボンの使用
が不可となっている。
【0022】粘着層としては、アクリル系、ブチルゴム
系、天然ゴム系、シリコン系、ポリイソブチル系等の粘
着材単独、もしくはアルキルメタクリレート、ビニルエ
ステル、アクリルニトリル、スチレン、ビニルモノマー
等の凝集成分、不飽和カルボン酸、ヒドロキシ基含有モ
ノマー、アクリルニトリル等に代表される改質成分や重
合開始剤、可塑剤、硬化剤、硬化促進剤、酸化防止剤等
の添加剤を適宜添加可能である。
系、天然ゴム系、シリコン系、ポリイソブチル系等の粘
着材単独、もしくはアルキルメタクリレート、ビニルエ
ステル、アクリルニトリル、スチレン、ビニルモノマー
等の凝集成分、不飽和カルボン酸、ヒドロキシ基含有モ
ノマー、アクリルニトリル等に代表される改質成分や重
合開始剤、可塑剤、硬化剤、硬化促進剤、酸化防止剤等
の添加剤を適宜添加可能である。
【0023】剥離層は、水又は有機溶媒に溶解する一般
に用いられる高分子材料を使用できる。高分子材料とし
ては、例えばポリビニルアルコール、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、酢酸セルロース、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、線状の飽和ポリエステル、ポリメ
タクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル等のメタク
リル樹脂の単独又は共重合物、アクリル系、スチレン
系、シリコン系、ポリイソブチル系等の樹脂単独、又は
共重合物が使用可能である。
に用いられる高分子材料を使用できる。高分子材料とし
ては、例えばポリビニルアルコール、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、酢酸セルロース、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、線状の飽和ポリエステル、ポリメ
タクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル等のメタク
リル樹脂の単独又は共重合物、アクリル系、スチレン
系、シリコン系、ポリイソブチル系等の樹脂単独、又は
共重合物が使用可能である。
【0024】脆性パターン層は、例えば剥離層と同様の
高分子材料が使用可能であり、この種の高分子材料が部
分的に隠ぺい層と粘着層との間に介在しているものであ
る。ホログラム形成層は、基材とは反対側の面にホログ
ラム形成面を有し、ホログラム形成面上に透過性薄膜層
が蒸着、スパッタリング等により形成可能となってい
る。なお、ホログラム形成面は、レリーフ型ホログラム
を構成する微細な凹凸パターンが形成されたニッケル製
のプレス版をホログラム形成層上に加熱押圧することに
より形成可能である。また、ホログラム形成層はホログ
ラムパターンを層表面(前述したホログラム形成面)又
は層内に有するものであればよく、他に例えば、二光束
干渉もしくは電子ビーム(EB)による回折格子(グレ
ーティング)により微細凹凸形状を有するようにしたグ
レーティングホログラム又はリップマンホログラム等が
適用可能である。なお、これら基材、多層蒸着層又はホ
ログラム形成層は、隠ぺいシールの表面に配置される場
合、適宜、表面保護層を備えるようにしてもよい。
高分子材料が使用可能であり、この種の高分子材料が部
分的に隠ぺい層と粘着層との間に介在しているものであ
る。ホログラム形成層は、基材とは反対側の面にホログ
ラム形成面を有し、ホログラム形成面上に透過性薄膜層
が蒸着、スパッタリング等により形成可能となってい
る。なお、ホログラム形成面は、レリーフ型ホログラム
を構成する微細な凹凸パターンが形成されたニッケル製
のプレス版をホログラム形成層上に加熱押圧することに
より形成可能である。また、ホログラム形成層はホログ
ラムパターンを層表面(前述したホログラム形成面)又
は層内に有するものであればよく、他に例えば、二光束
干渉もしくは電子ビーム(EB)による回折格子(グレ
ーティング)により微細凹凸形状を有するようにしたグ
レーティングホログラム又はリップマンホログラム等が
適用可能である。なお、これら基材、多層蒸着層又はホ
ログラム形成層は、隠ぺいシールの表面に配置される場
合、適宜、表面保護層を備えるようにしてもよい。
【0025】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、隠ぺいシール本体を対象物
に貼付けた状態にて多層蒸着層を隠ぺい層の上側に位置
するように設け、この多層蒸着層が赤外線を透過させる
ので、赤外線スコープ、赤外線センサ等で隠ぺいシール
本体下にある識別用のマークやバーコードを読取ること
ができ、さらに、この多層蒸着層が目視角度に対応して
可視光線の色変化を生じさせるので、これらマーク等を
隠ぺいする意図を隠し、もって、偽造防止性及び装飾性
を向上させることができる。
な手段を講じたことにより、隠ぺいシール本体を対象物
に貼付けた状態にて多層蒸着層を隠ぺい層の上側に位置
するように設け、この多層蒸着層が赤外線を透過させる
ので、赤外線スコープ、赤外線センサ等で隠ぺいシール
本体下にある識別用のマークやバーコードを読取ること
ができ、さらに、この多層蒸着層が目視角度に対応して
可視光線の色変化を生じさせるので、これらマーク等を
隠ぺいする意図を隠し、もって、偽造防止性及び装飾性
を向上させることができる。
【0026】また、請求項2に対応する発明は、粘着層
を対象物に粘着させた後、引張り力により支持体を剥離
することにより、請求項1に対応する作用に加え、隠ぺ
いシール本体の厚みを大幅に薄くできるので、隠ぺいシ
ール本体の貼付けられた多数の商品券等を積層する場合
でも、積層した商品券の片辺だけが高くなり、ついには
崩れるという事態を回避でき、もって、実用性を向上さ
せることができる。
を対象物に粘着させた後、引張り力により支持体を剥離
することにより、請求項1に対応する作用に加え、隠ぺ
いシール本体の厚みを大幅に薄くできるので、隠ぺいシ
ール本体の貼付けられた多数の商品券等を積層する場合
でも、積層した商品券の片辺だけが高くなり、ついには
崩れるという事態を回避でき、もって、実用性を向上さ
せることができる。
【0027】さらに、請求項3に対応する発明は、脆性
層が引張り力により基材及び多層蒸着層と隠ぺい層とを
剥離すると共に、脆性パターン層が引張り力により隠ぺ
い層と粘着層とを脆性層よりも優先的に部分的に剥離す
るので、請求項1に対応する作用と同様の作用に加え、
隠ぺいシール本体を故意に剥がそうとしたとき、隠ぺい
層が対象物から部分的に剥がれてしまうため、再使用を
不可とし、もって、変造防止性を向上させることができ
る。
層が引張り力により基材及び多層蒸着層と隠ぺい層とを
剥離すると共に、脆性パターン層が引張り力により隠ぺ
い層と粘着層とを脆性層よりも優先的に部分的に剥離す
るので、請求項1に対応する作用と同様の作用に加え、
隠ぺいシール本体を故意に剥がそうとしたとき、隠ぺい
層が対象物から部分的に剥がれてしまうため、再使用を
不可とし、もって、変造防止性を向上させることができ
る。
【0028】また、請求項4に対応する発明は、脆性層
が引張り力により基材及び多層蒸着層と隠ぺい層とを剥
離すると共に、脆性パターン層が引張り力により隠ぺい
層と粘着層とを脆性層よりも優先的に部分的に剥離する
ので、請求項2に対応する作用に加え、請求項3に対応
する作用と同様の作用を奏することができる。
が引張り力により基材及び多層蒸着層と隠ぺい層とを剥
離すると共に、脆性パターン層が引張り力により隠ぺい
層と粘着層とを脆性層よりも優先的に部分的に剥離する
ので、請求項2に対応する作用に加え、請求項3に対応
する作用と同様の作用を奏することができる。
【0029】また、請求項5に対応する発明は、ホログ
ラム形成層が多層蒸着層上にてホログラム像を形成する
ので、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に対応する
作用に加え、より一層偽造防止性及び装飾性を向上させ
ることができる。
ラム形成層が多層蒸着層上にてホログラム像を形成する
ので、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に対応する
作用に加え、より一層偽造防止性及び装飾性を向上させ
ることができる。
【0030】さらに、請求項6に対応する発明は、多層
蒸着層が互いに屈折率の異なる高屈折率層と低屈折率層
とを有するので、請求項1乃至請求項5のいずれか1項
に対応する作用に加え、目視角度に対応する色変化を確
実に生じさせることができる。
蒸着層が互いに屈折率の異なる高屈折率層と低屈折率層
とを有するので、請求項1乃至請求項5のいずれか1項
に対応する作用に加え、目視角度に対応する色変化を確
実に生じさせることができる。
【0031】また、請求項7に対応する発明は、多層蒸
着層の高屈折率層と低屈折率層とが互いに屈折率の異な
るセラミック材料にて形成されるので、請求項6に対応
する作用に加え、耐水性、耐熱性及び耐薬品性等の耐環
境性を向上させることができる。
着層の高屈折率層と低屈折率層とが互いに屈折率の異な
るセラミック材料にて形成されるので、請求項6に対応
する作用に加え、耐水性、耐熱性及び耐薬品性等の耐環
境性を向上させることができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る隠
ぺいシールの構成を示す断面図である。この隠ぺいシー
ルは、基材1と、基材1上に形成された多層蒸着層2
と、この多層蒸着層2上に形成された隠ぺい層3と、こ
の隠ぺい層3上に形成された粘着層4とを備えている。
この隠ぺいシールの形成方法としては、25μm厚の基
材1上に3層のセラミックス材料からなる400nm厚
の多層蒸着層2が真空蒸着法により設けられ、さらに多
層蒸着層2上に3μm厚の隠ぺい層3がオフセット法に
より設けられ、続いて10μm厚の粘着層4がグラビア
法にて設けられ、離型紙に移されて隠ぺいシール本体が
形成されている。
ながら説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る隠
ぺいシールの構成を示す断面図である。この隠ぺいシー
ルは、基材1と、基材1上に形成された多層蒸着層2
と、この多層蒸着層2上に形成された隠ぺい層3と、こ
の隠ぺい層3上に形成された粘着層4とを備えている。
この隠ぺいシールの形成方法としては、25μm厚の基
材1上に3層のセラミックス材料からなる400nm厚
の多層蒸着層2が真空蒸着法により設けられ、さらに多
層蒸着層2上に3μm厚の隠ぺい層3がオフセット法に
より設けられ、続いて10μm厚の粘着層4がグラビア
法にて設けられ、離型紙に移されて隠ぺいシール本体が
形成されている。
【0033】ここで、基材1、多層蒸着層2を形成する
ためのセラミックス材料の組成、隠ぺい層3を形成する
ための隠ぺい層塗液の組成、粘着層4を形成するための
粘着層塗液の組成としては、以下に示すものが使用され
ている。なお、実施例中の「部」は重量部を示す。 (基材) 透明PET (多層蒸着層材料の組成) 高屈折率層 TiO2 100nm 低屈折率層 SiO2 200nm 高屈折率層/低屈折率層/高屈折率層の順の3層構成 (隠ぺい層塗液の組成) 紫外線硬化型オフセットインキ FDOL TC混色スミ(東洋インキ製造(株)製) 100部 (粘着層塗液の組成) アクリル系樹脂 BPS5160(東洋インキ製造(株)製) 60部 溶剤 トルエン 4部 MEK 5部 酢酸エチル 1部 次に、このような隠ぺいシールについて、カーボンイン
キにて印刷された識別用のバーコード上に貼付けた後、
目視及び赤外線バーコードスキャナ等によって外観を観
察した。なお、この赤外線バーコードスキャナは700
nmの赤外領域を読取可能なものである。
ためのセラミックス材料の組成、隠ぺい層3を形成する
ための隠ぺい層塗液の組成、粘着層4を形成するための
粘着層塗液の組成としては、以下に示すものが使用され
ている。なお、実施例中の「部」は重量部を示す。 (基材) 透明PET (多層蒸着層材料の組成) 高屈折率層 TiO2 100nm 低屈折率層 SiO2 200nm 高屈折率層/低屈折率層/高屈折率層の順の3層構成 (隠ぺい層塗液の組成) 紫外線硬化型オフセットインキ FDOL TC混色スミ(東洋インキ製造(株)製) 100部 (粘着層塗液の組成) アクリル系樹脂 BPS5160(東洋インキ製造(株)製) 60部 溶剤 トルエン 4部 MEK 5部 酢酸エチル 1部 次に、このような隠ぺいシールについて、カーボンイン
キにて印刷された識別用のバーコード上に貼付けた後、
目視及び赤外線バーコードスキャナ等によって外観を観
察した。なお、この赤外線バーコードスキャナは700
nmの赤外領域を読取可能なものである。
【0034】目視による外観としては、バーコードの読
取が不可であったと共に、目視角度の変化に応じて色の
変化が見られた。また、赤外線バーコードスキャナによ
る外観としては、バーコードを認識することができた。
さらに、赤外線スコープを用いたところ、バーコードを
鮮明に観察することができた。
取が不可であったと共に、目視角度の変化に応じて色の
変化が見られた。また、赤外線バーコードスキャナによ
る外観としては、バーコードを認識することができた。
さらに、赤外線スコープを用いたところ、バーコードを
鮮明に観察することができた。
【0035】上述したように第1の実施例によれば、隠
ぺいシール本体を対象物に貼付けた状態にて隠ぺい層3
の上側に位置するように多層蒸着層2を設け、この多層
蒸着層2が赤外線を透過させるので、赤外線スコープ、
赤外線センサ等で隠ぺいシール本体下にある識別用のマ
ークやバーコード等を読取ることができ、さらに、この
多層蒸着層2が目視角度に対応して可視光線の色変化を
生じさせるので、これらマーク等を隠ぺいする意図を隠
し、もって、偽造防止性及び装飾性を向上させることが
できる。
ぺいシール本体を対象物に貼付けた状態にて隠ぺい層3
の上側に位置するように多層蒸着層2を設け、この多層
蒸着層2が赤外線を透過させるので、赤外線スコープ、
赤外線センサ等で隠ぺいシール本体下にある識別用のマ
ークやバーコード等を読取ることができ、さらに、この
多層蒸着層2が目視角度に対応して可視光線の色変化を
生じさせるので、これらマーク等を隠ぺいする意図を隠
し、もって、偽造防止性及び装飾性を向上させることが
できる。
【0036】また、本実施例によれば、識別用のマーク
等の上に貼付けるので、対象物の限られた面積を有効に
使用することができる上、さらに、多層蒸着層2にて視
認される外観を識別用の色やパターンとすることによ
り、限られた面積で情報量を増やすことができ、より一
層偽造防止性及び装飾性を向上させることができる。
等の上に貼付けるので、対象物の限られた面積を有効に
使用することができる上、さらに、多層蒸着層2にて視
認される外観を識別用の色やパターンとすることによ
り、限られた面積で情報量を増やすことができ、より一
層偽造防止性及び装飾性を向上させることができる。
【0037】次に、本発明の第2の実施例に係る隠ぺい
シールについて説明する。図2はこの隠ぺいシールの構
成を示す断面図であり、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分に
ついてのみ述べる。
シールについて説明する。図2はこの隠ぺいシールの構
成を示す断面図であり、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分に
ついてのみ述べる。
【0038】すなわち、本実施例は、隠ぺいシールを貼
付けた対象物の多数枚の積み重ねを可能とするように隠
ぺいシールを転写箔式に形成したものであり、具体的に
は、図1に示すものに比べ、基材1と多層蒸着層2との
間に剥離層5を介在させた構成となっている。
付けた対象物の多数枚の積み重ねを可能とするように隠
ぺいシールを転写箔式に形成したものであり、具体的に
は、図1に示すものに比べ、基材1と多層蒸着層2との
間に剥離層5を介在させた構成となっている。
【0039】ここで、剥離層5は、基材1上に3μmの
厚さでグラビア法により形成されている。なお、剥離層
5を形成するための剥離層塗液の組成は、次の通りであ
る。 (剥離層塗液の組成) アクリル系樹脂 BR−80(三菱レーヨン(株)製) 20部 溶剤 トルエン 40部 MEK 55部 酢酸エチル 5部 次に、このような転写箔式の隠ぺいシールを対象物のバ
ーコード上に貼り、基材1を引張ったところ、図3に示
すように、基材1を剥離層5からきれいに剥離すること
ができた。
厚さでグラビア法により形成されている。なお、剥離層
5を形成するための剥離層塗液の組成は、次の通りであ
る。 (剥離層塗液の組成) アクリル系樹脂 BR−80(三菱レーヨン(株)製) 20部 溶剤 トルエン 40部 MEK 55部 酢酸エチル 5部 次に、このような転写箔式の隠ぺいシールを対象物のバ
ーコード上に貼り、基材1を引張ったところ、図3に示
すように、基材1を剥離層5からきれいに剥離すること
ができた。
【0040】また、目視による外観としては、前述同様
に、バーコードの読取が不可であったと共に、目視角度
の変化に応じて色の変化が見られた。さらに、赤外線バ
ーコードスキャナによる外観としては、前述同様に、バ
ーコードを認識することができた。また、赤外線スコー
プにて前述同様に、バーコードを鮮明に観察することが
できた。
に、バーコードの読取が不可であったと共に、目視角度
の変化に応じて色の変化が見られた。さらに、赤外線バ
ーコードスキャナによる外観としては、前述同様に、バ
ーコードを認識することができた。また、赤外線スコー
プにて前述同様に、バーコードを鮮明に観察することが
できた。
【0041】すなわち、第2の実施例によれば、第1の
実施例の効果に加え、粘着層4を対象物に粘着させた
後、引張り力により基材1を剥離することにより、隠ぺ
いシール本体の厚みを大幅に薄くできるので、隠ぺいシ
ール本体の貼付けられた多数の商品券等を積層する場合
でも、積層した商品券の片辺だけが高くなり、ついには
崩れるという事態を回避でき、もって、実用性を向上さ
せることができる。
実施例の効果に加え、粘着層4を対象物に粘着させた
後、引張り力により基材1を剥離することにより、隠ぺ
いシール本体の厚みを大幅に薄くできるので、隠ぺいシ
ール本体の貼付けられた多数の商品券等を積層する場合
でも、積層した商品券の片辺だけが高くなり、ついには
崩れるという事態を回避でき、もって、実用性を向上さ
せることができる。
【0042】次に、本発明の第3の実施例に係る隠ぺい
シールについて説明する。図4はこの隠ぺいシールの構
成を示す断面図であり、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分に
ついてのみ述べる。
シールについて説明する。図4はこの隠ぺいシールの構
成を示す断面図であり、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分に
ついてのみ述べる。
【0043】すなわち、本実施例は、隠ぺいシールを対
象物から剥がして不正に再使用することを阻止するもの
であり、具体的には、図1に示すものに比べ、多層蒸着
層2と隠ぺい層3との間に脆性層6が形成され、且つ隠
ぺい層3と粘着層4との間に脆性パターン層7が形成さ
れている。
象物から剥がして不正に再使用することを阻止するもの
であり、具体的には、図1に示すものに比べ、多層蒸着
層2と隠ぺい層3との間に脆性層6が形成され、且つ隠
ぺい層3と粘着層4との間に脆性パターン層7が形成さ
れている。
【0044】ここで、多層蒸着層2は、前述した組成の
ものが高屈折率層/低屈折率層/高屈折率層/低屈折率
層/高屈折率の順に5層に構成され、700nmの厚さ
に形成されている。
ものが高屈折率層/低屈折率層/高屈折率層/低屈折率
層/高屈折率の順に5層に構成され、700nmの厚さ
に形成されている。
【0045】脆性層6としては、前述した剥離層5と同
様の剥離層塗液がグラビア法にて塗布、乾燥されること
により、3μmの厚さに形成されている。脆性パターン
層7としては、剥離層5と同様の次に示す高分子材料が
使用され、この種の高分子材料からなる脆性パターン層
塗液が部分的に隠ぺい層3と粘着層4との間に介在する
ようにグラビア法にて、塗布、乾燥されることにより、
1μmの厚さに形成されている。 (脆性パターン層塗液の組成) スチレン系樹脂 QP3(電気化学工業(株)製) 20部 溶剤 トルエン 80部 なお、脆性層6と脆性パターン層7との関係は、層間の
剥離強度として脆性パターン層7の剥離強度が脆性層6
の剥離強度よりも弱いことが必要とされる。すなわち、
脆性パターン層7は脆性層6よりも剥離し易い材料にて
作成される。これにより、基材1に引張り力が加わった
とき、脆性パターン層7の無い位置は脆性層6から剥離
し、脆性パターン層7の有る位置は脆性パターン層7か
ら剥離することが可能となる。
様の剥離層塗液がグラビア法にて塗布、乾燥されること
により、3μmの厚さに形成されている。脆性パターン
層7としては、剥離層5と同様の次に示す高分子材料が
使用され、この種の高分子材料からなる脆性パターン層
塗液が部分的に隠ぺい層3と粘着層4との間に介在する
ようにグラビア法にて、塗布、乾燥されることにより、
1μmの厚さに形成されている。 (脆性パターン層塗液の組成) スチレン系樹脂 QP3(電気化学工業(株)製) 20部 溶剤 トルエン 80部 なお、脆性層6と脆性パターン層7との関係は、層間の
剥離強度として脆性パターン層7の剥離強度が脆性層6
の剥離強度よりも弱いことが必要とされる。すなわち、
脆性パターン層7は脆性層6よりも剥離し易い材料にて
作成される。これにより、基材1に引張り力が加わった
とき、脆性パターン層7の無い位置は脆性層6から剥離
し、脆性パターン層7の有る位置は脆性パターン層7か
ら剥離することが可能となる。
【0046】次に、このような隠ぺいシールを対象物の
バーコード上に貼り、目視及び赤外線バーコードスキャ
ナ等により外観を観察したところ、第1の実施例と同様
の結果を得ることができた。
バーコード上に貼り、目視及び赤外線バーコードスキャ
ナ等により外観を観察したところ、第1の実施例と同様
の結果を得ることができた。
【0047】続いて、隠ぺいシールの基材1を引張った
ところ、図5に示すように、上下方向にて脆性パターン
層7の無い位置が脆性層6から剥離し、脆性パターン層
7の有る位置が脆性パターン層7から剥離した。すなわ
ち、引張り力により隠ぺい層3と粘着層4とが部分的に
剥離した。
ところ、図5に示すように、上下方向にて脆性パターン
層7の無い位置が脆性層6から剥離し、脆性パターン層
7の有る位置が脆性パターン層7から剥離した。すなわ
ち、引張り力により隠ぺい層3と粘着層4とが部分的に
剥離した。
【0048】上述したように第3の実施例によれば、脆
性パターン層7が引張り力により隠ぺい層3と粘着層4
とを部分的に剥離するので、第1の実施例の効果に加
え、隠ぺいシール本体を故意に剥がそうとしたとき、隠
ぺい層3が対象物から部分的に剥がれてしまうため、再
使用を不可とし、もって、変造防止性を向上させること
ができる。
性パターン層7が引張り力により隠ぺい層3と粘着層4
とを部分的に剥離するので、第1の実施例の効果に加
え、隠ぺいシール本体を故意に剥がそうとしたとき、隠
ぺい層3が対象物から部分的に剥がれてしまうため、再
使用を不可とし、もって、変造防止性を向上させること
ができる。
【0049】次に、本発明の第4の実施例に係る隠ぺい
シールについて説明する。図6はこの隠ぺいシールの構
成を示す断面図であり、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分に
ついてのみ述べる。
シールについて説明する。図6はこの隠ぺいシールの構
成を示す断面図であり、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分に
ついてのみ述べる。
【0050】すなわち、本実施例は、ホログラムを用い
て、より一層偽造防止性及び装飾性の向上を図るもので
あり、具体的には、図1に示すものに比べ、隠ぺい層3
とは異なる側の多層蒸着層2上に形成され、ホログラム
パターンを有するホログラム形成層8を備えた構成とな
っている。
て、より一層偽造防止性及び装飾性の向上を図るもので
あり、具体的には、図1に示すものに比べ、隠ぺい層3
とは異なる側の多層蒸着層2上に形成され、ホログラム
パターンを有するホログラム形成層8を備えた構成とな
っている。
【0051】ここで、ホログラム形成層8は、次の組成
をもつホログラム形成層塗液をグラビア法にて基材1上
に塗布、乾燥させて2μmの厚さに設けられ、さらに、
ホログラムパターンが形成されたニッケル製のプレス版
が版面温度160℃にて加熱押圧されることにより、形
成されている。 (ホログラム形成層塗液の組成) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とウレタン樹脂の混合物 25部 溶剤 MEK 70部 トルエン 30部 次に、このような隠ぺいシールを対象物のバーコード上
に貼り、目視及び赤外線バーコードスキャナ等により外
観を観察したところ、赤外線バーコード等による外観に
ついては、第1の実施例と同様にバーコードを認識する
ことができた。
をもつホログラム形成層塗液をグラビア法にて基材1上
に塗布、乾燥させて2μmの厚さに設けられ、さらに、
ホログラムパターンが形成されたニッケル製のプレス版
が版面温度160℃にて加熱押圧されることにより、形
成されている。 (ホログラム形成層塗液の組成) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とウレタン樹脂の混合物 25部 溶剤 MEK 70部 トルエン 30部 次に、このような隠ぺいシールを対象物のバーコード上
に貼り、目視及び赤外線バーコードスキャナ等により外
観を観察したところ、赤外線バーコード等による外観に
ついては、第1の実施例と同様にバーコードを認識する
ことができた。
【0052】一方、目視による外観については、第1の
実施例と同様にバーコードの読取が不可であったと共
に、目視角度の変化に応じて色の変化が見られたことに
加え、さらに、ホログラム像を観察することができた。
実施例と同様にバーコードの読取が不可であったと共
に、目視角度の変化に応じて色の変化が見られたことに
加え、さらに、ホログラム像を観察することができた。
【0053】上述したように第4の実施例によれば、ホ
ログラム形成層8が多層蒸着層2上にてホログラム像を
形成するので、第1の実施例の効果に加え、より一層偽
造防止性及び装飾性を向上させることができる。
ログラム形成層8が多層蒸着層2上にてホログラム像を
形成するので、第1の実施例の効果に加え、より一層偽
造防止性及び装飾性を向上させることができる。
【0054】なお、上記実施例1,2,4では、多層蒸
着層2を3層構成とした場合について説明したが、これ
に限らず、多層蒸着層2を実施例3と同様の5層構成と
して設けても、本発明を同様に実施して同様の効果を得
ることができる。
着層2を3層構成とした場合について説明したが、これ
に限らず、多層蒸着層2を実施例3と同様の5層構成と
して設けても、本発明を同様に実施して同様の効果を得
ることができる。
【0055】また、上記第1の実施例では、多層蒸着層
2を基材1の片面と隠ぺい層3との層間に設けた場合に
ついて説明したが、これに限らず、図7に示すように、
多層蒸着層2を基材1の他の片面上に形成した構成とし
ても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることが
できる。
2を基材1の片面と隠ぺい層3との層間に設けた場合に
ついて説明したが、これに限らず、図7に示すように、
多層蒸着層2を基材1の他の片面上に形成した構成とし
ても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることが
できる。
【0056】また、この第1の実施例の変形例では、ホ
ログラム形成層8をもたない場合について説明したが、
これに限らず、図8に示すように、多層蒸着層2を基材
1の他の片面上に形成し、さらに、この多層蒸着層2上
にホログラム形成層8を設けた構成としても、本発明を
同様に実施して同様の効果を得ることができる。
ログラム形成層8をもたない場合について説明したが、
これに限らず、図8に示すように、多層蒸着層2を基材
1の他の片面上に形成し、さらに、この多層蒸着層2上
にホログラム形成層8を設けた構成としても、本発明を
同様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0057】また、上記第2の実施例では、脆性パター
ン層7をもたない場合について説明したが、これに限ら
ず、図9に示すように、隠ぺい層3と粘着層4との間に
部分的に形成され、引張り力により隠ぺい層3と粘着層
4とを剥離可能な脆性パターン層7を備えた構成として
も、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることがで
きる。
ン層7をもたない場合について説明したが、これに限ら
ず、図9に示すように、隠ぺい層3と粘着層4との間に
部分的に形成され、引張り力により隠ぺい層3と粘着層
4とを剥離可能な脆性パターン層7を備えた構成として
も、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることがで
きる。
【0058】さらに、上記第2の実施例の変形例では、
図9に示すように脆性層パターン層7のみを付加した構
成について説明したが、これに加え、さらに多層蒸着層
2と隠ぺい層6との層間に脆性層6を付加した構成とし
ても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることが
できる。
図9に示すように脆性層パターン層7のみを付加した構
成について説明したが、これに加え、さらに多層蒸着層
2と隠ぺい層6との層間に脆性層6を付加した構成とし
ても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることが
できる。
【0059】さらに、上記第2の実施例では、ホログラ
ム形成層8をもたない場合について説明したが、これに
限らず、図10に示すように、剥離層5と多層蒸着層2
との間にホログラム形成層8を設けた構成としても、本
発明を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
ム形成層8をもたない場合について説明したが、これに
限らず、図10に示すように、剥離層5と多層蒸着層2
との間にホログラム形成層8を設けた構成としても、本
発明を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0060】また、これら第2の実施例の変形例では、
ホログラム形成層8又は脆性パターン層7のいずれかを
付加した場合について説明したが、これに限らず、図1
1に示すように、ホログラム形成層8及び脆性パターン
層7を同時に付加した変形例としても、本発明を同様に
実施して同様の効果を得ることができる。また同様に、
図11に示す構成に加え、さらに多層蒸着層2と隠ぺい
層6との層間に脆性層6を付加した構成としても、本発
明を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
ホログラム形成層8又は脆性パターン層7のいずれかを
付加した場合について説明したが、これに限らず、図1
1に示すように、ホログラム形成層8及び脆性パターン
層7を同時に付加した変形例としても、本発明を同様に
実施して同様の効果を得ることができる。また同様に、
図11に示す構成に加え、さらに多層蒸着層2と隠ぺい
層6との層間に脆性層6を付加した構成としても、本発
明を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0061】さらに、上記第3の実施例では、ホログラ
ム形成層8をもたない場合について説明したが、これに
限らず、図12に示すように、基材1と多層蒸着層2と
の間にホログラム形成層8を設けた構成としても、本発
明を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
ム形成層8をもたない場合について説明したが、これに
限らず、図12に示すように、基材1と多層蒸着層2と
の間にホログラム形成層8を設けた構成としても、本発
明を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0062】また、上記各実施例及びその変形例では、
粘着層4と隠ぺい層3との間に基材1が配置されない場
合について説明したが、剥離層5及び脆性層6をもたな
い隠ぺいシールの場合、これに限らず、各実施例及びそ
の変形例の構成において、粘着層4と隠ぺい層3との層
間に基材1が配置された構成としても、本発明を同様に
実施して同様の効果を得ることができる。
粘着層4と隠ぺい層3との間に基材1が配置されない場
合について説明したが、剥離層5及び脆性層6をもたな
い隠ぺいシールの場合、これに限らず、各実施例及びそ
の変形例の構成において、粘着層4と隠ぺい層3との層
間に基材1が配置された構成としても、本発明を同様に
実施して同様の効果を得ることができる。
【0063】また、上記各実施例及びその変形例では、
表面に保護層をもたない場合について説明したが、これ
に限らず、隠ぺいシールの表面に配置された基材1、多
層蒸着層2又はホログラム形成層8の上面に表面保護層
を形成しても、本発明を同様に実施して同様の効果を得
ることができ、さらに、耐熱性、耐薬品性等の耐環境性
を向上させることができる。その他、本発明はその要旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
表面に保護層をもたない場合について説明したが、これ
に限らず、隠ぺいシールの表面に配置された基材1、多
層蒸着層2又はホログラム形成層8の上面に表面保護層
を形成しても、本発明を同様に実施して同様の効果を得
ることができ、さらに、耐熱性、耐薬品性等の耐環境性
を向上させることができる。その他、本発明はその要旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、隠ぺいシール本体を対象物に貼付けた状態にて多
層蒸着層を隠ぺい層の上側に位置するように設け、この
多層蒸着層が赤外線を透過させるので、赤外線スコー
プ、赤外線センサ等で隠ぺいシール本体下にある識別用
のマークやバーコードを読取ることができ、さらに、こ
の多層蒸着層が目視角度に対応して可視光線の色変化を
生じさせるので、これらマーク等を隠ぺいする意図を隠
し、もって、偽造防止性及び装飾性を向上できる隠ぺい
シールを提供できる。
れば、隠ぺいシール本体を対象物に貼付けた状態にて多
層蒸着層を隠ぺい層の上側に位置するように設け、この
多層蒸着層が赤外線を透過させるので、赤外線スコー
プ、赤外線センサ等で隠ぺいシール本体下にある識別用
のマークやバーコードを読取ることができ、さらに、こ
の多層蒸着層が目視角度に対応して可視光線の色変化を
生じさせるので、これらマーク等を隠ぺいする意図を隠
し、もって、偽造防止性及び装飾性を向上できる隠ぺい
シールを提供できる。
【0065】また、請求項2の発明によれば、粘着層を
対象物に粘着させた後、引張り力により支持体を剥離す
ることにより、請求項1と同様の効果に加え、隠ぺいシ
ール本体の厚みを大幅に薄くできるので、隠ぺいシール
本体の貼付けられた多数の商品券等を積層する場合で
も、積層した商品券の片辺だけが高くなり、ついには崩
れるという事態を回避でき、もって、実用性を向上でき
る転写式の隠ぺいシールを提供できる。
対象物に粘着させた後、引張り力により支持体を剥離す
ることにより、請求項1と同様の効果に加え、隠ぺいシ
ール本体の厚みを大幅に薄くできるので、隠ぺいシール
本体の貼付けられた多数の商品券等を積層する場合で
も、積層した商品券の片辺だけが高くなり、ついには崩
れるという事態を回避でき、もって、実用性を向上でき
る転写式の隠ぺいシールを提供できる。
【0066】さらに、請求項3の発明によれば、脆性層
が引張り力により基材及び多層蒸着層と隠ぺい層とを剥
離すると共に、脆性パターン層が引張り力により隠ぺい
層と粘着層とを脆性層よりも優先的に部分的に剥離する
ので、請求項1と同様の効果に加え、隠ぺいシール本体
を故意に剥がそうとしたとき、隠ぺい層が対象物から部
分的に剥がれてしまうため、再使用を不可とし、もっ
て、変造防止性を向上できる隠ぺいシールを提供でき
る。
が引張り力により基材及び多層蒸着層と隠ぺい層とを剥
離すると共に、脆性パターン層が引張り力により隠ぺい
層と粘着層とを脆性層よりも優先的に部分的に剥離する
ので、請求項1と同様の効果に加え、隠ぺいシール本体
を故意に剥がそうとしたとき、隠ぺい層が対象物から部
分的に剥がれてしまうため、再使用を不可とし、もっ
て、変造防止性を向上できる隠ぺいシールを提供でき
る。
【0067】また、請求項4の発明によれば、脆性層が
引張り力により基材及び多層蒸着層と隠ぺい層とを剥離
すると共に、脆性パターン層が引張り力により隠ぺい層
と粘着層とを脆性層よりも優先的に部分的に剥離するの
で、請求項2の効果に加え、請求項3と同様の効果を奏
することができる隠ぺいシールを提供できる。
引張り力により基材及び多層蒸着層と隠ぺい層とを剥離
すると共に、脆性パターン層が引張り力により隠ぺい層
と粘着層とを脆性層よりも優先的に部分的に剥離するの
で、請求項2の効果に加え、請求項3と同様の効果を奏
することができる隠ぺいシールを提供できる。
【0068】また、請求項5の発明によれば、ホログラ
ム形成層が多層蒸着層上にてホログラム像を形成するの
で、請求項1乃至請求項4のいずれかの効果に加え、よ
り一層偽造防止性及び装飾性を向上できる隠ぺいシール
を提供できる。
ム形成層が多層蒸着層上にてホログラム像を形成するの
で、請求項1乃至請求項4のいずれかの効果に加え、よ
り一層偽造防止性及び装飾性を向上できる隠ぺいシール
を提供できる。
【0069】さらに、請求項6の発明によれば、多層蒸
着層が互いに屈折率の異なる高屈折率層と低屈折率層と
を有するので、請求項1乃至請求項5のいずれかの効果
に加え、目視角度に対応する色変化を確実に生じさせる
ことができる隠ぺいシールを提供できる。
着層が互いに屈折率の異なる高屈折率層と低屈折率層と
を有するので、請求項1乃至請求項5のいずれかの効果
に加え、目視角度に対応する色変化を確実に生じさせる
ことができる隠ぺいシールを提供できる。
【0070】また、請求項7の発明によれば、多層蒸着
層の高屈折率層と低屈折率層とが互いに屈折率の異なる
セラミック材料にて形成されるので、請求項6の効果に
加え、耐水性、耐熱性及び耐薬品性等の耐環境性を向上
できる隠ぺいシールを提供できる。
層の高屈折率層と低屈折率層とが互いに屈折率の異なる
セラミック材料にて形成されるので、請求項6の効果に
加え、耐水性、耐熱性及び耐薬品性等の耐環境性を向上
できる隠ぺいシールを提供できる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る隠ぺいシールの構
成を示す断面図、
成を示す断面図、
【図2】本発明の第2の実施例に係る隠ぺいシールの構
成を示す断面図、
成を示す断面図、
【図3】同実施例における動作を説明するための模式
図、
図、
【図4】本発明の第3の実施例に係る隠ぺいシールの構
成を示す断面図、
成を示す断面図、
【図5】同実施例における動作を説明するための模式
図、
図、
【図6】本発明の第4の実施例に係る隠ぺいシールの構
成を示す断面図、
成を示す断面図、
【図7】本発明の第1の実施例に係る隠ぺいシールの変
形構成を示す断面図、
形構成を示す断面図、
【図8】本発明の第1の実施例に係る隠ぺいシールの変
形構成を示す断面図、
形構成を示す断面図、
【図9】本発明の第2の実施例に係る隠ぺいシールの変
形構成を示す断面図、
形構成を示す断面図、
【図10】本発明の第2の実施例に係る隠ぺいシールの
変形構成を示す断面図、
変形構成を示す断面図、
【図11】本発明の第2の実施例に係る隠ぺいシールの
変形構成を示す断面図、
変形構成を示す断面図、
【図12】本発明の第3の実施例に係る隠ぺいシールの
変形構成を示す断面図、
変形構成を示す断面図、
1…基材、2…多層蒸着層、3…隠ぺい層、4…粘着
層、5…剥離層、6…脆性層、7…脆性パターン層、8
…ホログラム形成層。
層、5…剥離層、6…脆性層、7…脆性パターン層、8
…ホログラム形成層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 3/03 D
Claims (7)
- 【請求項1】 基材を有し、赤外線を透過させ且つ目視
角度に対応して可視光線の色変化を生じさせる多層蒸着
層と、前記赤外線を透過させて可視光線を遮断する隠ぺ
い層と、この隠ぺい層を対象物に粘着するための粘着層
とが順次積層された隠ぺいシールであって、 前記粘着層と前記隠ぺい層との層間、前記隠ぺい層と前
記多層蒸着層との層間あるいは前記隠ぺい層とは反対側
の前記多層蒸着層の片面上に前記基材を備えたことを特
徴とする隠ぺいシール。 - 【請求項2】 支持体と、 この支持体から受ける引張り力により前記支持体から剥
離可能な剥離層と、 赤外線を透過させ、且つ目視角度に対応して可視光線の
色変化を生じさせる多層蒸着層と、 前記赤外線を透過させて前記可視光線を遮断する隠ぺい
層と、 この隠ぺい層を対象物に粘着するための粘着層とが順次
積層されてなることを特徴とする転写式の隠ぺいシー
ル。 - 【請求項3】 赤外線を透過させ、目視角度に対応して
可視光線の色変化を生じさせる多層蒸着層と、前記赤外
線を透過させて可視光線を遮断する隠ぺい層と、この隠
ぺい層を対象物に粘着するための粘着層とが順次積層さ
れ、且つ前記隠ぺい層と前記多層蒸着層との層間あるい
は前記隠ぺい層とは反対側の前記多層蒸着層の片面上に
配置された前記基材とを備えた隠ぺいシールであって、 前記基材及び前記多層蒸着層の下層で且つ前記隠ぺい層
の上層に形成され、引張り力により前記基材及び前記多
層蒸着層と前記隠ぺい層とを剥離可能な脆性層と、 前記隠ぺい層と前記粘着層との層間に部分的に形成さ
れ、前記引張り力により前記脆性層よりも優先的に前記
隠ぺい層と前記粘着層とを剥離可能な脆性パターン層と
を備えたことを特徴とする隠ぺいシール。 - 【請求項4】 請求項2に記載の転写式の隠ぺいシール
において、 前記多層蒸着層と前記隠ぺい層との層間に形成され、引
張り力により前記多層蒸着層と前記隠ぺい層とを剥離可
能な脆性層と、 前記隠ぺい層と前記粘着層との層間に部分的に形成さ
れ、前記引張り力により前記脆性層よりも優先的に前記
隠ぺい層と前記粘着層とを剥離可能な脆性パターン層と
を備えたことを特徴とする転写式の隠ぺいシール。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
記載の隠ぺいシールにおいて、 前記隠ぺい層とは異なる側の前記多層蒸着層上に形成さ
れ、ホログラムパターンを有するホログラム形成層を備
えたことを特徴とする隠ぺいシール。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
記載の隠ぺいシールにおいて、 前記多層蒸着層は、互いに屈折率の異なる高屈折率層と
低屈折率層とを有することを特徴とする隠ぺいシール。 - 【請求項7】 請求項6に記載の隠ぺいシールにおい
て、 前記多層蒸着層は、前記高屈折率層と前記低屈折率層と
が互いに屈折率の異なるセラミック材料にて形成される
ことを特徴とする隠ぺいシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP837095A JPH08201622A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 隠ぺいシール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP837095A JPH08201622A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 隠ぺいシール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08201622A true JPH08201622A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11691353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP837095A Pending JPH08201622A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 隠ぺいシール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08201622A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003504680A (ja) * | 1999-07-08 | 2003-02-04 | フレックス プロダクツ インコーポレイテッド | 色シフト背景を有する回折面 |
| WO2015079652A1 (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | 凸版印刷株式会社 | 表示体、および表示体の製造方法 |
-
1995
- 1995-01-23 JP JP837095A patent/JPH08201622A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003504680A (ja) * | 1999-07-08 | 2003-02-04 | フレックス プロダクツ インコーポレイテッド | 色シフト背景を有する回折面 |
| WO2015079652A1 (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | 凸版印刷株式会社 | 表示体、および表示体の製造方法 |
| JP2015101024A (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | 凸版印刷株式会社 | 表示体、および表示体の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040309 |