JPH08201949A - 写真感光材料 - Google Patents

写真感光材料

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JPH08201949A
JPH08201949A JP1398595A JP1398595A JPH08201949A JP H08201949 A JPH08201949 A JP H08201949A JP 1398595 A JP1398595 A JP 1398595A JP 1398595 A JP1398595 A JP 1398595A JP H08201949 A JPH08201949 A JP H08201949A
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JP
Japan
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sensitive material
polymer
composite polymer
photographic light
layer
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Application number
JP1398595A
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English (en)
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Seiwa Morita
聖和 森田
Chiaki Kotani
千秋 小谷
Shinichi Okamura
真一 岡村
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真特性(感度等)を損なうことなく、膜物
性(尾引き塗布故障、透明性、スクラッチ強度等)が改
良された、塗布故障の発生しないハロゲン化銀写真感光
材料の提供。 【構成】 少なくとも1種の無機粒子と親水性高分子化
合物からなる複合高分子を含有することを特徴とする写
真感光材料。支持体上の少なくとも1層に、少なくとも
1種の無機粒子と親水性親水性高分子化合物からなる複
合高分子と、少なくとも1種の無機粒子を含有すること
を特徴とする写真感光材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料に関し、更に詳しくは、写真特性を損なうことな
く、膜物性(スクラッチ、スタチック)が改良されたハ
ロゲン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、写真感光材料の各構成層、例え
ば下引層や親水性コロイド層には、写真感光特性に悪影
響を与えないことは勿論のこと、皮膜物性、例えば現像
前後の接着強度、現像前後の寸度安定性、湿熱に対する
寸度安定性、柔軟性、耐圧性、乾燥性に関しても所定の
強度が要求される。そのために従来から、支持体上にハ
ロゲン化銀乳剤層、中間層、保護層等の親水性コロイド
層を塗設する際、親水性コロイド層中に各種の単量体を
重合せしめたポリマーラテックスまたはコロイダルシリ
カを含有させ、形成される親水性コロイド膜の寸度安定
性、引掻き強度、柔軟性、耐圧性及び乾燥性等の皮膜物
性を改良する各種の試みが行われいる。
【0003】このような観点から、米国特許2,376,005
号においてビニルアセテートのポリマーラテックスを用
いることが、米国特許3,325,286号におい てアルキルア
クリレートのポリマーラテックスを用いることが、特公
昭45-5331 号公報においてn-ブチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、スチレン、ブタジエン、酢酸ビニル、
アクリロニトリル等のポリマーラテックスを用いること
が、特公昭46-22506号公報においてアルキルアクリレー
ト、アクリル酸、スルホアルキルアクリレートのポリマ
ーラテックスを用いることが、特開昭51-130217号公 報
において2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン
酸のポリマーラテックス等を用いることが、特公昭47-5
0723号、特開昭61-140939号にコロイダルシリカを用い
ることが、特開昭61-236544号、特開平1-1177033号には
アクリル酸エステルとコロイダルシリカを成分とする複
合ラテックスを用いることが提案されている。しかしな
がら、これらのポリマーラテックスやコロイダルシリカ
は、親水性コロイドとの相容性が悪く多量に添加できな
かったり、層間の接着強度が低下しすり傷耐性が劣化し
たりお、乾燥した雰囲気下で写真感光材料がひび割れた
り、写真性能を劣化させてしまうため、写真感光材料の
品質を著しく低下せしめたりするという問題点があっ
た。
【0004】また特開平1-177033号記載の複合ラテック
スを用いた場合においても、ひび割れの発生はある程度
緩和されるものの十分とは言えず、さらに親水性コロイ
ドとの相容性は改良されず多量には添加できず、現像時
のすり傷耐性が劣化したり、写真性能を劣化させてしま
うという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
鑑みなされたもので、第1の目的は、写真特性に悪影響
を与えることなく、膜物性に優れたハロゲン化銀写真感
光材料を提供することにあり、第2の目的は、塗布故障
の発生しないハロゲン化銀写真感光材料を提供すること
にあり、第3の目的はひび割れの発生の無いハロゲン化
銀写真感光材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成によって達成される。
【0007】1) 少なくとも1種の無機粒子と親水性
高分子化合物からなる複合高分子を含有することを特徴
とする写真感光材料。
【0008】2) 前記複合高分子が、少なくとも1種
の無機粒子の存在下で親水性単量体を重合した複合高分
子であることを特徴とする前記1記載の写真感光材料。
【0009】3) 少なくとも1種の水酸基含有単量体
を含有する複合高分子の親水性高分子化合物であること
を特徴とする前記1又は2記載の写真感光材料。
【0010】4) 前記複合高分子が、少なくとも1種
の金属アルコキシド化合物の存在下で親水性単量体を重
合した複合高分子を含有することを特徴とする前記1、
2又は3記載の写真感光材料。
【0011】5) 前記複合高分子の無機粒子が、金属
酸化物であることを特徴とする前記1〜4の、いずれか
1項に記載の写真感光材料。
【0012】6) 前記複合高分子が、少なくとも1種
の水溶性高分子及び少なくとも1種の無機粒子の存在下
で親水性単量体を重合した複合粒子を含有する複合高分
子であることを特徴とする前記1〜5の、いずれか1項
に記載の写真感光材料。
【0013】7) 前記複合高分子が、親水性粒子であ
ることを特徴とする前記1〜6の、いずれかに記載の写
真感光材料。
【0014】8) 支持体上の片方の面に塗布されたゼ
ラチン量が 2.5g/m2以下であり、かつ前記1〜7の、い
ずれか1項に記載の複合高分子を少なくとも1種含有す
ることを特徴とする写真感光材料。
【0015】9) 支持体上の少なくとも1層に、少な
くとも1種の無機粒子と親水性高分子化合物からなる複
合高分子と、少なくとも1種の無機粒子を含有すること
を特徴とする写真感光材料。
【0016】10) 支持体上の少なくとも1層に、少な
くとも1種の無機粒子と親水性高分子化合物からなる複
合高分子と、ラテックスを含有することを特徴とする写
真感光材料。
【0017】11) 支持体上の少なくとも1層に、少な
くとも1種の無機粒子と親水性高分子化合物からなる複
合高分子と、水溶性高分子を含有することを特徴とする
写真感光材料。
【0018】本発明に用いられる無機粒子としては金属
酸化物、窒化物、硫化物等が挙げられるが、好ましく
は、金属酸化物である。金属酸化物としては、Na、K、
Ca、Ba、Al、Zn、Fe、Cu、Ti、Sn、In、W、Y、Sb、M
n、Ga、V、Nb、Tu、Ag、Bi、B、Si、Mo、Ce、Cd、M
g、Be、Pb等の金属の単一又は複合の酸化物粒子が好ま
しく、特に好ましくは、Y、Sn、Ti、Al、V、Sb、In、
Mn、Ce、B、Siの単一又は複合酸化物粒子が乳剤との混
和性の点から特に好ましい。
【0019】このような金属酸化物粒子は、結晶性でも
非晶性でも好ましく用いることができるが特に好ましく
は、非晶質の金属酸化物粒子である。
【0020】本発明に用いられる金属酸化物粒子の平均
粒径は、0.5nm〜3000nmが好ましく、特に好ましくは、
3nm〜1000nmである。このような金属酸化物粒子は、水
及び/又は水に可溶な溶媒に分散していることが好まし
く、特に好ましくは、水やメタノール、エタノール、イ
ソプロパノール等のアルコール類である。
【0021】本発明の金属酸化物の添加量は、親水性高
分子に対して1〜1000重量%であることが好ましく、特
に好ましくは30〜300重量%である。
【0022】以下に好ましい金属酸化物の例を示す。
【0023】
【表1】
【0024】本発明の複合高分子を形成する単量体とし
ては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸等のカルボキ
シル基含有単量体、ヒドロキシエチルアクリレート等の
水酸基含有単量体、アルキレンオキサイド含有単量体、
アクリルアミド類、メタクリルアミド類、スルホン酸基
単量体、アミノ基含有単量体等が好ましく用いることが
できるが、水酸基含有単量体、カルボキシル基含有単量
体、アミド基含有単量体、スルホン基含有単量体を含む
ことが特に好ましい。このような親水性単量体は、少な
いと疎水性となってしまうため、30wt%〜100wt%程度
にすることが好ましく特に好ましくは40wt%〜80wt%で
ある。
【0025】本発明の複合高分子を形成する親水性高分
子化合物には親水性単量体の他に疎水性単量体を共重合
させることが好ましく、このような疎水性単量体として
は、例えばアクリル酸エステル類、メタクリル酸エステ
ル類、ビニルエステル類、オレフィン類、スチレン類、
クロトン酸エステル類、イタコン酸ジエステル類、マレ
イン酸ジエステル類、フマル酸ジエステル類、アリル化
合物、ビニルエーテル類、ビニルケトン類、ビニル異節
環化合物、グリシジルエステル類、不飽和ニトリル類、
各種不飽和酸から選ばれる1種又は2種以上を組み合わ
せた疎水性単量体を挙げることができる。好ましくは、
アクリル酸エステル類及び/又はメタクリル酸エステル
類、及びスチレン類であり、エステル基の炭素数が6以
上であることが特に好ましい。またこれらの疎水性単量
体にグリシジル基をもつ疎水性単量体を用いることが好
ましく、少なくとも1.0〜20wt%、特に好ましくは、20
〜70wt%である。
【0026】本発明の複合高分子は上記疎水性単量体及
び/又は親水性単量体の種類を選択することにより例え
ば、カルボキシル基、グリシジル基、アミノ基、アミド
基、N-メチロール基等の架橋基を有する疎水性単量体を
用いることで架橋基を有する複合高分子にすることがで
きる。
【0027】本発明の複合高分子は、少なくとも2個の
共重合可能なエチレン性不飽和単量体を含有させ粒子状
にすることが好ましい。このような単量体としては例え
ば、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジアクリレ
ート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレ
ングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジ
メタクリレート、N,N-メチレンビスアクリルアミド等の
ビニル基を2個有するもの、トリビニルシクロヘキサ
ン、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリ
トールトリメタクリレート等のビニル基を3個有する
物、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラメタクリレート等のビニル基を4
個有する物が挙げることができるが、特にこれらに限定
はされない。
【0028】本発明の複合高分子が粒子状である場合の
平均粒径は、重量平均粒径で0.01〜0.8μmが特に好まし
く、0.005〜3.0μmのものであればいずれも好ましく使
用することができる。
【0029】本発明の複合高分子の重合方法としては、
例えば、乳化重合法、溶液重合法、塊状重合法、懸濁重
合法、放射線重合法等が挙げられる。
【0030】溶液重合では、溶媒中で適当な濃度の単量
体の混合物(通常、溶剤に対して40重量%以下、好まし
くは10〜25重量%の混合物)を開始剤の存在下で約10〜
200℃、好ましくは30〜120℃の温度で、約0.5〜48時
間、好ましくは2〜20時間重合を行うことで得られる。
【0031】開始剤としては、重合溶媒に可溶なものな
らばよく、例えば、過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブ
チロニトリル(AIBN)、過酸化ジ第3ブチル等の有機溶
媒系開始剤、過硫酸アンモニウム(APS) 、過硫酸カリウ
ム、2,2′-アゾビス-(2-アミジノプロパン)-ハイドロク
ロライド等の水溶性開始剤、またこれらとFe2+塩や亜硫
酸水素ナトリウム等の還元剤を組み合わせたレドックス
系重合開始剤等を挙げることができる。
【0032】溶媒としては、単量体の混合物を溶解する
ものであればよく、例えば、水、メタノール、エタノー
ル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジ
オキサン、もしくは、これらの2種以上の混合溶媒等を
挙げることができる。重合終了後、生成した高分子を溶
かさない媒質中に反応混合物を注ぎこみ、生成物を沈降
させ、ついで乾燥することにより未反応混合物を分離除
去することができる。
【0033】乳化重合法では、水を分散媒とし、水に対
して10〜50重量%の単量体と単量体に対して0.05〜5重
量%の重合開始剤、0.1〜20重量%の分散剤を用い、約3
0〜100℃、好ましくは60〜90℃で3〜8時間攪拌下重合
させることによって得られる。単量体の濃度、開始剤
量、反応温度、時間等は幅広くかつ容易に変更できる。
【0034】分散剤としては水溶性高分子が用いられる
が、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カ
チオン性界面活性剤、両性界面活性剤のいずれも用いる
ことができる。
【0035】水溶性高分子としては、例えば合成高分子
及び天然水溶性高分子が挙げられるが、本発明ではいず
れも好ましく用いることができる。このうち、合成水溶
性高分子としては、分子構造中に例えばノニオン性基を
有するもの、アニオン性基を有するもの、カチオン性基
を有するもの、ノニオン性基とアニオン性基を有するも
の、ノニオン性基とカチオン性基を有するもの、アニオ
ン性基とカチオン性基を有するもの等が挙げられる。ノ
ニオン性基としては、例えばエーテル基、アルキレンオ
キサイド基、ヒドロキシ基、アミド基、アミノ基等が挙
げられる。アニオン性基としては、例えばカルボン酸基
あるいはその塩、燐酸基あるいはその塩、スルホン酸基
あるいはその塩等が挙げられる。カチオン性基として
は、例えば4級アンモニウム塩基、3級アミノ基等が挙
げられる。
【0036】また、天然水溶性高分子としても、分子構
造中に例えばノニオン性基を有するもの、アニオン性基
を有するもの、カチオン性基を有するもの、ノニオン性
基とアニオン性基を有するもの、ノニオン性基とカチオ
ン性基を有するもの、アニオン性基とカチオン性基を有
するもの等が挙げられる。
【0037】水溶性高分子としては、合成水溶性高分
子、天然水溶性のいずれの場合にも、アニオン性基を有
するものおよびノニオン性基とアニオン性基を有するも
のを好ましく用いることができる。
【0038】本発明において、水溶性高分子とは、20℃
の水100gに対して、0.05g以上溶解すればよく、好ま
しくは0.1g以上のものである。
【0039】合成水溶性高分子としては、下記一般式
(1)及び/又は(2)の繰り返し単位を高分子1分子
中に10〜100mol%含むものが挙げられる。
【0040】
【化1】
【0041】式中、R1は水素原子、アルキル基、ハロ
ゲン原子または、−CH2COOM基を表し、好ましくは炭素
原子数1〜4のアルキル基である。L1は2価の連結基
を表し、例えば−CONH−、−NHCO−、−COO−、−OCO
−、−CO−、または−O−等が挙げられる。J1はアルキ
レン基、アリーレン基、またはオキシアルキレン基を表
す。またQ1は、−OM、−NH2、−SO3M 、−COOM、又は
【0042】
【化2】
【0043】水素原子を表すが、−COOM、−SO3Mが好ま
しく、特に−SO3Mが好ましく用いられる。Mは水素原子
またはカチオン(例えばアルカリ金属イオン、アンモニ
ウムイオン)を表し、R2、R3、R4、R5、R6、R7
8、R9、R10は炭素原子数1〜20のアルキル基を表
し、Xはアニオンを表し、またm1およびn1はそれぞれ
0または1を表す。
【0044】Yは水素原子または、−(L2)m2-(J2)n2-Q2
を表し、L2、J2、Q2、m2、n2はそれぞれL1
1、Q1、m1、n1と同義である。
【0045】
【化3】
【0046】式中、R21、R22、R23、R24、R25、R
26は水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル 基、炭素
原子数6〜20のアリール基または−SO3Xであり、ここで
Xは水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原
子、アンモニウム基またはアミノ基であり、R21
22、R23、R24、R25、R26の少なくとも1つは−SO
3Xである。
【0047】一般式(1)及び/または(2)で表され
る繰り返し単位を有する合成水溶性高分子は、一般式
(1)及び/または(2)で表される単位のホモ高分子
であっても良いし、他の成分を含んでいても良い。
【0048】他の成分としては、例えばアクリル酸エス
テル類、メタクリル酸エステル類、ビニルエステル類、
オレフィン類、スチレン類、クロトン酸エステル類、イ
タコン酸ジエステル類、マレイン酸ジエステル類、フマ
ル酸ジエステル類、アリル化合物、ビニルエーテル類、
ビニルケトン類、グリシジルエステル類、不飽和ニトリ
ル類から選ばれる1種または2種以上を組み合わせた成
分が挙げられ、好ましくは、アクリル酸エステル類、メ
タクリル酸エステル類、スチレン類である。
【0049】次に一般式(1)および(2)の合成水溶
性高分子の具体例を挙げる。
【0050】
【化4】
【0051】
【化5】
【0052】
【化6】
【0053】天然水溶性高分子としては、水溶性高分子
水分散方樹脂の総合技術資料集(経営開発センター)に
詳しく記載されているものが挙げられるが、好ましくは
リグニン、澱粉、プルラン、セルロース、デキストラ
ン、デキストリン、グリコーゲン、アルギン酸、ゼラチ
ン、コラーゲン、グァーガム、アラビアゴム、ラミナラ
ン、リケニン、ニグラン等およびこれらの誘導体であ
る。また天然水溶性高分子の誘導体としては、スルホン
化、カルボキシル化、燐酸化、スルホアルキレン化、カ
ルボキシアルキレン化、アルキル燐酸化したものおよび
その塩が好ましく用いられる。特に好ましくは、グルコ
ース、ゼラチン、デキストラン、セルロース、プルラ
ン、グルコマンナン、デキストリン、ジェランガム、ロ
ーカストビーンガム、キサンタンガムおよびその誘導体
である。
【0054】本発明の複合高分子を重合する際には金属
アルコキシド化合物を存在させる方が好まい。金属アル
コキシド化合物には、カップリング剤と呼ばれるものも
あり、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、
アルミニウムカップリング剤、ジルコニウムカップリン
グ剤等種々のタイプのものが市販されているが好ましく
はシランカップリング剤、チタンカップリング剤であ
る。
【0055】以下に本発明に関わる好ましい金属アルコ
キシド化合物の例を挙げる。
【0056】
【化7】
【0057】
【化8】
【0058】
【化9】
【0059】
【化10】
【0060】本発明の複合高分子は、そのままもしくは
水に溶解又は分散させて写真構成層に含有することがで
きる。分散方法としては、超音波、ボールミル、アトラ
イター、パールミル、3本ロールミル、高速グラインド
装置等が好ましく用いることができる。
【0061】本発明の高分子の含有量は、写真構成層バ
インダーに対し5〜300重量%添加するのが好ましく、
特に好ましくは10〜150重量%である。
【0062】添加場所としては、感光性層、非感光性層
を問わない。
【0063】次に本発明の複合高分子の製造法の例を述
べる。
【0064】(複合高分子の製造法) 製造例1(PL−1の合成) 1,000mlの4つ口フラスコに攪拌器、温度計、滴下ロー
ト、窒素導入管、還流冷却器を施し、窒素ガスを導入し
脱酸素を行いつつ蒸留水50cc、30wt%シリカゾル45gを
加えて内温が80℃となるまで加熱した。分散剤として下
記構造の界面活性剤SF−1 p-C9H19-(C6H4)-O(CH2CH2O)6(CH2)3SO3Na 4.5gを添加し、さらに開始剤として過硫酸アンモニウ
ム0.45gを添加し、次いでヒドロキシエチルアクリレー
ト30gアクリル酸15gを滴下ロートで約1時間かけて滴
下する。滴下終了後5時間そのまま反応を続けた。その
後冷却しアンモニア水でpH6に調整し複合高分子PL−
1を得る。
【0065】製造例2(PL−2の合成) 1,000mlの4つ口フラスコに攪拌器、温度計、滴下ロー
ト、窒素導入管、還流冷却器を施し、窒素ガスを導入し
脱酸素を行いつつ蒸留水125cc、10wt%酸化スズゾル225
gを加えて内温が80℃となるまで加熱した。さらにヒド
ロキシプロピルセルロース4.5g、ドデシルベンゼンス
ルホン酸1gを添加した。さらに開始剤として過硫酸ア
ンモニウム0.45gを添加し、次いでヒドリキシエチルメ
タクリレート35g、エチレングリコールジメタクリレー
ト10gを滴下ロートで約1時間かけて滴下する。滴下終
了後5時間そのまま反応を続け、その後冷却しアンモニ
ア水でpH6に調整し複合高分子PL−2を得た。
【0066】以下に本発明に係わる複合高分子の具体例
を示す。
【0067】
【化11】
【0068】
【化12】
【0069】
【化13】
【0070】ハロゲン化銀乳剤層のバインダーとして
は、ゼラチン、ゼラチン誘導体を用いるのが有利であ
る。
【0071】ゼラチンとしては、石灰処理ゼラチンのほ
か、ブレティン・オブ・ザ・ソサエティ・オブ・サイエ
ンティフィック・フォトグラフィー・オブ・ジャパン
(Bull. Soc. Sci. Phot. Japan)No.16、30頁(1966)
に記載されたような酸処理ゼラチンを用いてもよく、ま
たゼラチンの加水分解物や酸素分解物も用いることがで
きる。ゼラチン誘導体としては、ゼラチンに例えば酸ハ
ライド、酸無水物、イソシアナート類、ブロモ酢酸、ア
ルカンサルトン類、ビニルスルホンアミド類、マレイン
イミド化合物類、ポリアルキレンオキシド類、エポキシ
化合物類等種々の化合物を反応させて得られるものが用
いられる。その具体例は米国特許2,614,928号、同3,13
2,945号、同3,186,846号、同3,312,553号、英国特許86
1,414号、同1,033,189号、同1,005,784号、特公昭42‐2
6845号などに記載されている。
【0072】本発明で用いるハロゲン化銀乳剤には、ハ
ロゲン化銀として臭化銀、沃臭化銀、沃塩化銀、塩臭化
銀、及び塩化銀等の通常のハロゲン化銀乳剤に使用され
る任意のものを用いることができる。
【0073】又、ハロゲン化銀粒子は、粒子内において
均一なハロゲン化銀組成分布を有するものでも、粒子の
内部と表面層とでハロゲン化銀組成が異なるコア/シェ
ル粒子であってもよく、又、潜像が主として表面に形成
されるような粒子であってもよく、また主として粒子内
部に形成されるような粒子でもよい。
【0074】本発明で用いるハロゲン化銀乳剤に用いら
れるハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十四面体の
ような規則的な結晶形を持つものでもよいし、球状や板
状のような変則的な結晶形を持つものでもよいが、平板
状の結晶を持つ物でもよい。ここで平板状粒子とは、平
板状粒子の投影面積と等しい面積を有する円の直径Rと
平板状粒子の平均厚みtとの比(アスペクト比As)が3.
0以上の物を言う。特に好ましくはアスペクト比Asが4
以上のものである。
【0075】As=R/t これらの粒子において、{100}面 と{111}面の比率
は任意のものが使用できる。又、これら結晶形の複合形
を持つものでもよく、様々な結晶形の粒子が混合してい
てもよい。
【0076】ハロゲン化銀粒子の平均粒子サイズ(粒子
サイズは投影面積と等しい面積の円の直径を表す)は、
5μm以下が好ましいが、特に好ましいのは3μm以下で
ある。本発明で用いるハロゲン化銀乳剤は、いかなる粒
子サイズ分布を持つものを用いても構わない。粒子サイ
ズ分布の広い乳剤(多分散乳剤と称する)を用いてもよ
いし、粒子サイズ分布の狭い乳剤(単分散乳剤と称す
る。ここでいう単分散乳剤とは、粒径の分布の標準偏差
を平均粒径で割ったときに、その値が0.20以下のものを
いう。ここで粒径は球状のハロゲン化銀の場合はその直
径を、球状以外の形状の粒子の場合は、その投影像を同
面積の円像に換算したときの直径を示す)を単独又は数
種類混合してもよい。又、多分散乳剤と単分散乳剤を混
合して用いてもよい。
【0077】本発明で用いるハロゲン化銀乳剤は、別々
に形成した2種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して用い
てもよい。
【0078】本発明で用いるハロゲン化銀乳剤は、常法
により化学増感することができる。即ち、硫黄増感法、
セレン増感法、還元増感法、金その他の貴金属化合物を
用いる貴金属増感法などを単独で又は組み合わせて用い
ることができる。好ましくはセレン増感したハロゲン化
銀乳剤と併用した場合である。
【0079】ハロゲン化銀乳剤層には色素形成カプラー
を含有させてカラー感光材料としてもよい。カラー感材
は、一般に、少なくとも1種のシアン色素形成カプラー
を有する少なくとも1つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層か
らなるシアン色素画像形成構成単位、少なくとも1種の
マゼンタ色素形成カプラーを有する少なくとも1つの緑
感性ハロゲン化銀乳剤層からなるマゼンタ色素画像形成
構成単位、少なくとも1つの黄色色素形成カプラーを有
する少なくとも1つの青感性ハロゲン化銀乳剤層からな
る黄色色素画像形成構成単位を、非感光性層とともに支
持体に塗設させたものからなる。
【0080】この多色カラー感光材料には、イエローカ
プラーとして、例えば開鎖ケトメチレン化合物、例え
ば、ピバロイルアセトアニリド型、ベンゾイルアセトア
ニリド型イエローカプラーなどを用いてもよい。
【0081】マゼンタカプラーとしては5-ピラゾロン系
カプラー、ピラゾロベンツイミダゾール系カプラー、ピ
ラゾロアゾール系カプラー例えばピラゾロトリアゾール
系カプラー、開鎖アシルアセトニトリル系カプラーを好
ましく用いることができる。
【0082】シアン色素形成カプラーとしては、ナフト
ール系カプラー、フェノールカプラーを好ましく用いる
ことができる。
【0083】また写真特性を向上するために、所謂コン
ピーテング・カプラーと呼ばれる無色色素を形成するカ
プラーを含むこともできる。
【0084】ハロゲン化銀乳剤層には、カプラーのほか
に現像抑制剤又はそのプレカーサーを放出する所謂DIR
物質、例えば拡散性DIR物質、タイミングDIR物質、或い
は現像主薬の空気酸化による不必要なカブリや汚染を防
止するためにハイドロキノン誘導体等を含有してもよ
い。
【0085】これら、カラー写真感光材料に用いられる
化合物の具体例は、例えばリサーチ、デスクロージャー
(Research Disclosure)17643(1978)p25”VII Color m
ate-rials”等に記載されている。
【0086】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、具
体的には例えばXレイ感光材料、リス感光材料、黒白撮
影感光材料、カラーネガ感光材料、カラー反転感光材
料、カラー印画紙などに適用することができ、カラー写
真感光材料に適用する場合は単色カラー感光材料として
用いることもでき、また多色カラー感光材料として用い
ることもできる。
【0087】画像形成構成単位の層を含めて感光材料の
層は、当業界で知られているように、種々の順序で塗設
することができる。
【0088】例えば、支持体から順次下引き層、ハレー
ション防止層、シアン発色の赤感乳剤層、中間層、マゼ
ンタ発色の緑感乳剤層、中間層、イエロー発色の青感乳
剤層、保護層として形成でき、本発明におけるマット剤
は表面層である保護層に含有させ、本発明におけるラテ
ックスは各層に含有させる構成にすることができる。各
発色層は、高感度・低感度の2層構成にすることができ
る。
【0089】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げるが、本発明は
これに限定されるものではない。 (ハロゲン化銀乳剤塗布液Em1の調製)温度40℃、pH
3.0の硝酸酸性雰囲気下で、銀電位EAgを1NのNaClで17
0mVに保持しながら下記溶液Aに溶液Bと溶液Cをコン
トロールドダブルジェット法で11分間で混合した。
【0090】 溶液A ゼラチン 5.6g HO(CH2CH2O)n(CH2CH2CH2O)17(CH2CH2O)mH (但しn+m=6) 10%エタノール溶液 0.56ml 塩化ナトリウム 0.12g 濃硝酸 0.43ml 蒸留水 440ml 溶液B 硝酸銀 60g 濃硝酸 0.208ml 蒸留水 85.2ml 溶液C ゼラチン 3.0g HO(CH2CH2O)n(CH2CH2CH2O)17(CH2CH2O)mH(但しn+m=6) 10%エタノール溶液 0.3ml 塩化ナトリウム 20.2g Na3(RhCl6) 1%水溶液 3.0ml 蒸留水 86.4ml 溶液D ゼラチン 1.4g HO(CH2CH2O)n(CH2CH2CH2O)17(CH2CH2O)mH (但しn+m=6) 10%エタノール溶液 0.14ml 蒸留水 48.8ml 得られたハロゲン化銀粒子の平均粒径は0.12μmで、単
分散度は8〜15%であった。このようにして調製した乳
剤に溶液Dを添加し、炭酸ナトリウムでpHを6.0に調製
し、ついで4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7テトラザイ
ンデンを200mg加えた。その後、各ハロゲン化銀乳剤を
常法に従って水洗、脱塩し防腐剤として溶液Eを加え
た。
【0091】 溶液E 2-メチル-5-クロロイソチアゾール-3-オン 15mg 純水 0.3ml 上記乳剤に安定剤として4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3
a,7テトラザインデンを200mgとゼラチン8.6gを加え
た。
【0092】さらに、下記塗布用添加剤を加え、塗布液
の総量が303mlになるように純水で調整し、ハロゲン化
銀乳剤塗布液Em1を調製した。
【0093】 サポニン 33%(W/V)水溶液 2.2ml ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 20%(W/V)水溶液 2.2ml 1-デシル-2-(3-イソペンチル)サクシネート-2-スルホン酸 ナトリウム 4%(W/V)水溶液 0.3ml クエン酸 7%(W/V)水溶液 0.4ml
【0094】
【化14】
【0095】 2-メルカプトヒポキサンチン0.5%アルカリ水溶液 4ml エチレンジアミン四酢酸ナトリウム5%水溶液 10ml スピロビス(3,3-ジメチル-5,6-ジヒドロキシインダン) 1.5ml 5%メタノール溶液 ハイドロキノン 20%水溶液 2.5ml スチレンスルホン酸−マレイン酸の水溶性コポリマー4%水溶液 4ml 2-メチル-5-クロロイソチアゾール-3-オン5%水溶液 0.1ml (中間層用塗布液M1の調製)下記添加剤を添加混合
し、総量1414mlになるよう純水で調整して中間層用塗布
液M1を調製した。
【0096】 ゼラチン 12%(W/V)水溶液 250ml サポニン 33%(W/V)水溶液 12.3ml ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 20%(W/V)水溶液 12.3ml クエン酸 7%(W/V)水溶液 3ml ジメゾンS 2%(W/V)メタノール溶液 20ml レゾルシン 20%(W/V)水溶液 40ml ガーリック酸プロピルエステル 10%(W/V)メタノール溶液 60ml 下記、染料Eの2%(W/V)水溶液 700ml スチレンスルホン酸とマレイン酸の水溶性コポリマー 4%(W/V)水溶液 22.7ml 2-ブルモ-2-ニトロ-1,3-プロパンジオール 0.1%(W/V)水溶液 6ml 後述の微粒子分散剤Bu
250ml
【0097】
【化15】
【0098】(保護膜用塗布液P1の調製)下記添加剤
を添加混合し、総量1414mlになるよう純水で調整
して保護層用塗布液P1を調製した。
【0099】 ゼラチン 12%(W/V)水溶液 250ml 1-デシル-2-(3-イソペンチル)サクシネート-2-スルホン酸 50ml NaCl 10%(W/V)水溶液 22ml 不定形シリカ(平均粒径3.5μm) 不定形シリカ(平均粒径6μm)
【0100】
【化16】
【0101】 クエン酸 7%(W/V)水溶液 5.1l ジメゾンS 2%(W/V)メタノール溶液 20ml 上記、染料Eの2%(W/V)水溶液 700ml スチレンスルホン酸とマレイン酸の水溶性コポリマー 22.7ml 4%(W/V)水溶液 2-ブルモ-2-ニトロ-1,3-プロパンジオール 0.1%(W/V)水溶液 6ml 後述の微粒子分散剤Bu 250ml (染料分散Buの調製)下記染料Seを100g/m2の塗布付
き量にナる量、酢酸エチル200mlに溶解した液とゼラチ
ン30g、イソプロピルナフタレンスルホン酸400mg、及
びフェノール3gを純水で250mlに溶解した液をPD分散
機で分散後、減圧加温しながら酢酸エチルを除去し、純
水で250mlに仕上げ後冷却セットして染料の平均粒径0.2
0μmの染料分散液を調製した。
【0102】
【化17】
【0103】(中間層インライン添加用硬膜剤液MH1の
調製)下記添加剤を混合して、中間層塗布液に塗布直前
にインラインで混合添加する硬膜剤液MH1を300ml調製
した。
【0104】 硬膜剤下記H1の10%(w/v)水溶液 260ml 純水 40ml (保護層インライン添加用硬膜剤液PH1の調製)下記添
加剤を混合して、保護層塗布液に塗布直前にインライン
で混合添加する硬膜剤液PH1を300ml調製した。
【0105】 硬膜剤下記H2の2.5%(w/v)水溶液 187ml 純水 113ml
【0106】
【化18】
【0107】(バッキング層用塗布液BC1の調製)下記
添加剤を添加混合後、総量が895mlになるよう純水で調
整してバッキング層塗布液をBC1を調製した。
【0108】 ゼラチン 32.4g 純水 695ml 下記、染料Cの6%(W/V)水溶液 64ml 下記、染料Dの5%(W/V)水溶液 24ml サポニン 33%(W/V)水溶液 6.6ml ポリマーラテックス 20%(W/V)エマルジョン液 33.6ml (平均粒径0.10μmのシクロヘキシル-メタクリレート、イソノニルアクリレー ト、グルシジル-アクリレートとスチレン-イソプロピレンスルホン酸のコポリ マー) 酸化亜鉛 10%(W/V)固体微粒子分散液(平均粒径0.15μm) 10ml Co3+{H2N−C(=NH)−NH−C(=NH)−NH2}3(BPh4 -)3の固体微粒子分散液 10ml (平均粒径0.1μm) クエン酸 7%(W/V)水溶液 3.8ml スチレンスルホン酸ナトリウム 4%(W/V)水溶液 23ml
【0109】
【化19】
【0110】(バッキング保護層用塗布液BP1の調製)
下記添加剤を添加混合後、総量が711mlになるよう純水
で調整してバッキング保護層用塗布液BP1を調製した。
【0111】 ゼラチン 24.9g 純水 605ml メタクリル酸メチル(平均粒径7μmの2%(W/V)分散液 72ml 1-デシル-2-(3-イソペンチル)サクシネート-2-スルホン酸 11ml ナトリウム 4%(W/V)水溶液 グリオキザール 4%(W/V)水溶液 4ml バッキング層インライン添加用硬膜剤液BH1の調製 純水 27.22ml メタノール 1.5ml 下記、硬膜剤BH−1 1.28ml NaCl 0.005g
【0112】
【化20】
【0113】上記添加剤を混合して保護層塗布液に塗布
直前にインラインで混合で添加する硬膜剤BH1を30ml調
製した。
【0114】(試料No1〜No15の作成)予め下引加工を
両面に施した100μm厚のポリエチレンテレグタレート透
明支持体の片面に支持体に近い方から、上記ハロゲン化
銀乳剤塗布液Em1をゼラチン乾燥重量1.0g/m2、銀付
量3.5g/m2になるように、中間層インライン添加用硬
膜剤MH1と保護層インライン添加用硬膜剤PH1を前記記
載の仕上げ比率で塗布直前に混合しながら、塗布液M1
をゼラチン乾燥重量0.3g/m2になるように、保護膜層
用塗布液P1を中間層用ゼラチン乾燥重量0.3g/m2
なるように同時重層塗布した。その際、表1に示すよう
に本発明の化合物を添加した。
【0115】同時に支持体の反対側にバッキング層用塗
布液BC1をバッキング層インライン添加用硬膜剤液BH1
と前記記載の仕上げ比率で塗布直前に混合しながらゼラ
チン乾燥重量が1.8g/m2になるように、バッキング保
護層用塗布液BP1をゼラチン乾燥重量が0.5g/m2にな
るように重層塗布した。全ての塗布液を35℃の塗布液温
度で塗布後、5℃の冷風で6秒間処理しセットさせ、乾
球温度35℃以下、フイルム表面温度20℃以下を保つ条件
を順次コントロールして両面の塗布層を2分間で乾燥
し、乾燥終了後20秒以内に乾球温度50℃、露点−5℃で
50秒間処理して試料No1〜No12を作成した。このように
して得られた試料を用いて以下の評価を行い、得られた
結果を表1に記載した。
【0116】(評価方法) <塗布仕上がり>塗布後の試料を100倍ルーペで100cm2
観察し、その中にある故障の数を目視で数えて塗布仕上
がりとした。
【0117】<写真性能>大日本スクリーン(株)製明室
UVプリンターP-627FAを用い、原稿として100μm厚の50%
ハードドット網点透過フィルム原稿を用いて試料の支持
体に対し乳剤層塗設側を原稿に吸引密着しながら露光
し、下記処理条件で処理後50%に返る露光秒数の逆数の
常用対数値を感度とし、コントロール試料の即日感度を
100とする比感度で示した。
【0118】 処理条件 現像条件 34℃ 12秒 定着条件 32℃ 12秒 水洗条件 常温 10秒 乾燥条件 40℃ 10秒 現像液処方 純水 205.7ml ジエチレントリアミン-5-酢酸 3.63g 亜硫酸ナトリウム 52.58g 硼酸 8.0g KBr 4.0g 炭酸カリウム 49%(W/V)水溶液 112.24g 2-メルカプトヒポキサンチン 0.07g ジエチレングリコール 40g ベンゾトリアゾール 0.21g ハイドロキノン 20g ジメゾンS 0.85g 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 0.03g 水酸化カリウム 48.55%(W/V)水溶液 14ml 使用時に、水を加えて1リットルに仕上げて自動現像機
にセットし使用した。pHは10.4であった。
【0119】 定着液処方 チオ硫酸アンモニウム 70%(W/V)水溶液 262g 純水 79ml 亜硫酸ナトリウム 22g 硼酸 9.78g 酢酸ナトリウム 38.5g 酢酸 90%(W/V)水溶液 13.28g 酒石酸 90%(W/V)水溶液 7.27g 硫酸アルミニウム(Al2O3換算含量が8.1%(W/V)水溶液 26.5g 使用時に、水を加えて1リットルに仕上げて自動現像機
にセットし使用した。pHは4.85であった。
【0120】<ヘイズ試験>前記処理工程で処理した無
露光の試料を濁度計T−2600DA(東京光電〔株〕製)を
用いて測定したヘイズを%で示した。
【0121】<スクラッチ試験>前記処理工程で現像、
定着、水洗した後、再度現像液に指定現像温度で30秒間
浸漬し、半径0.3mmのサファイア針で膜面上を平行移動
させながら0〜200gの範囲でサファイア針の圧接荷重
を連続的に変化せしめて試料の膜面に傷の発生する最低
荷重を求め引っ掻き強度として。
【0122】これらの結果をまとめて表2に示した。
【0123】
【表2】
【0124】表2の結果から、本発明の化合物を用いた
ものはいづれも写真性能(感度)、膜物性〔ヘイズ(濁
度、透明性)、塗布仕上がり(固まりによる尾引き塗布
故障)、スクラッチ(ひっかき)強度〕が優れているこ
とが解る。
【0125】実施例2 下引済のブルー着色したポリエチレンレフタレート支持
体(厚さ180μm)の上に下記乳剤層用塗布液及び乳剤保
護膜層塗布液を用いて乳剤層(塗布ゼラチン量1.7g/m
2)、及び乳剤保護層(塗布ゼラチン量1.0g/m2)を、
支持体下引層上に4層同時重層塗布し乾燥して感光材料
試料21〜37を作製した。
【0126】〔ハロゲン化銀乳剤塗布液の調製〕下記の
乳剤を55℃に保ち、チオシアン酸アンモニウムと塩化金
酸とハイポを加え、金・硫黄増感を行った。増感終了
後、4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデ
ンを加えた。以上の各工程の最後に増感色素を添加し
た。この乳剤に、添加剤としてハロゲン化銀1モルあた
り t-ブチル-カテコール 400mg ポリビニルピロリドン(分子量10000) 1.0g スチレン・無水マレイン酸共重合体 2.5g トリメチロールプロパン 10g ジエチレングリコール 5g ニトロフェニルートリフェニルホスフォニウムクロライド 50mg 1,3-ジヒドロキシベンゼン-4-スルホン酸アンモニウム 4g 2-メルカプトベンツイミダゾール-5-スルホン酸ソーダー 15mg 1,1-ジメチロール-1-ブロム-1-ニトロメタン
10mg
【0127】
【化21】
【0128】を加え、更に表2に示すように本発明の化
合物を添加して乳剤塗布液を調整した。
【0129】(乳剤の調整)60℃、pAg=8、pH=2.
0にコントロールしつつ、ダブルジェット法で平均粒径
0.3μmの沃化銀2モル%を含む沃臭化銀の単分散立方晶
乳剤を得た。この乳剤は電子顕微鏡写真から、双晶の発
生率は個数で1%以下であった。続いて40℃に保たれた
保護ゼラチン及び必要に応じてアンモニアを含む溶液8.
5リットルを加え、更に酢酸によりpHを調整した。この
液を母液として3.2規定のアンモニア性銀イオン水溶液
をダブルジェット法で添加した。この際pHとEAgは、pA
gを7.3、pHを9.7に制御し沃化銀含有率35モル%の層を
形成し、粒径の95%まで、pHを9から8に変化させ、p
Agを9.0に保ち成長させた。その後、臭化カリ溶液をノ
ズルで8分かけ添加し、pAgを11.0に落とし、臭化カリ
添加終了3分後に混合を終了した。この乳剤は、平均粒
径0.55μm、粒子全体の沃化銀含有率は約2.2モル%であ
った。次にこの反応液の過剰な可溶性塩を除去するため
に、反応液を40℃に保ち、花王アトラス社製デモールNa
水溶液を5g/Ag1モル、MgSO4を8g/Ag1モル添加
し、5分間撹拌しその後静置した。その後上澄み液を排
出し、Ag1モルあたり200mlの液量にした。その次に40
℃純水を1.8リットル/Ag1モル加え、5分間撹拌し
た。次にMgSO4を20g/Ag1モル添加し、上記と同様に
撹拌静置し、上澄み液を排除し脱塩を行った。次にこの
溶液を撹拌し、ハロゲン化銀を再び分散させるためにゼ
ラチンを添加し乳剤を調整した。
【0130】(乳剤保護膜用塗布液の調製)下記の化合
物を添加した。(添加量は塗布液1lあたりの量でしめ
す) ゼラチン 70g ナトリウム-i-アミル-n-デシルスルホサクシネート 0.3g ポリメチルメタクリレート(平均粒径3.5μ) 1.1g C12H25CONH(CH2CH2O)5H 2.0g
【0131】
【化22】
【0132】さらに表2に示した本発明の化合物、グリ
オキザール 0.4g 、ホルマリン 0.2g を加えて保護層
用塗布液を調整した。
【0133】得られた試料を蛍光増感紙KO−250(コニ
カ(株)製)ではさみ、管電圧90KVP、20mAで0.05秒のX
線を照射し、距離法にてセンシトメトリーカーブを作製
した。
【0134】なお現像は自動現像機SRX−501(コニカ
(株)製)で下記現像液及び定着液を用い現像温度35℃、
定着温度33℃、水洗水は温度,18℃で毎分3.5l供給
し、乾燥温度45℃で全処理工程を45秒モード処理した。
【0135】 <処理工程> 工程 処理温度(℃)処理時間(秒) 補充量 挿入 1.2 現像+渡り 35 14.6 15cc/4ツ切り 定着+渡り 33 8.2 30cc/4ツ切り 水洗+渡り 18 7.2 3.5l/分 スクイズ 40 5.7 乾燥 45 8.1 合計 45.0 (現像液) 亜硫酸カリウム 70g ヒドロキシエチルエチレンジアミン−三酢酸三ナトリウム 8g 1,4-ジヒドロキシベンゼン 28g 硼酸 10g 5-メチルベンゾトリアゾール 0.04g 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 0.01g メタ重亜硫酸ナトリウム 5g 酢酸(90wt%) 13g トリエチレングリコール 15g 1-フェニル-3-ピラゾリドン 1.2g 5-ニトロインダゾール 0.2g グルタルアルデヒド 4g 臭化カリウム 4g 5-ニトロベンゾイミダゾール 1g 1lの水溶液にし、水酸化ナトリウムでpH10.5の液と
した。
【0136】 (定着液) チオ硫酸ナトリウム−5水塩 4.5g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.5g チオ硫酸アンモニウム 150g 無水亜硫酸ナトリウム 8g 酢酸カリウム 16g 硫酸アルミニウム10〜18水塩 10g 硫酸(50wt%) 5g クエン酸 1g 硼酸 7g 氷酢酸 5g 1lの水溶液にし氷酢酸でpH4.2の液とした。
【0137】(評価方法) <写真性能>前記処理工程で処理した露光済み試料をコ
ニカ(株)製感光計KS−1型で測定。カブリ感度の値はカ
ブリ+1.0の濃度を得るのに必要なX線量の逆数として
求めた。結果はコントロール試料の感度を100とした場
合の相対感度で示した。
【0138】<スタチックマーク発生テスト>ゴムシー
ト上に未露光感光材料の保護層側を下向きにして、上か
らゴムロールで圧着後、剥離することによりスタチック
マークを発生させ、現像処理後スタチックマークの発生
の程度を目視で下記の5段階に評価した。
【0139】A:スタチックマークの発生が認められな
い。
【0140】B:スタチックマークが少し発生。
【0141】C:スタチックマークが相当発生。
【0142】D:スタチックマークが著しく発生。
【0143】E:スタチックマークが全面に発生。
【0144】<ひび割れ耐性>シリカゲル乾燥剤の入っ
たデシケーター中に未露光感光材料を入れ、55℃で24時
間放置した。この試料のひび割れの程度を100倍ルーペ
で観察しその程度を目視で下記の5段階に評価した。
【0145】 A:ひび割れの発生が認められない B:ひび割れが少し発生 C:ひび割れが相当発生 D:ひび割れが著しく発生 E:ひび割れが全面に発生。
【0146】上記以外の評価は実施例1に記載の方法で
行った。結果を表3に示す。
【0147】
【表3】
【0148】表3の結果から、本発明の化合物を用いた
ものはいづれも写真性能(感度、圧力カブリ)、膜物性
〔塗布仕上がり(固まりによる尾引き塗布故障)、スク
ラッチ(ひっかき)強度〕、スタチック性能、ひび割れ
耐性が優れていることが解る。
【0149】
【発明の効果】写真特性を損なうことなく、膜物性が改
良された塗布故障の発生しない、ハロゲン化銀写真感光
材料を提供することができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種の無機粒子と親水性高分
    子化合物からなる複合高分子を含有することを特徴とす
    る写真感光材料。
  2. 【請求項2】 前記複合高分子が、少なくとも1種の無
    機粒子の存在下で親水性単量体を重合した複合高分子で
    あることを特徴とする請求項1記載の写真感光材料。
  3. 【請求項3】 前記複合高分子が、少なくとも1種の水
    酸基含有単量体を含有する親水性高分子化合物であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の写真感光材料。
  4. 【請求項4】 前記複合高分子が、少なくとも1種の金
    属アルコキシド化合物の存在下で親水性単量体を重合し
    た複合高分子であることを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の写真感光材料。
  5. 【請求項5】 前記複合高分子の無機粒子が、金属酸化
    物であることを特徴とする請求項1〜4の、いずれか1
    項に記載の写真感光材料。
  6. 【請求項6】 前記複合高分子が、少なくとも1種の水
    溶性高分子及び少なくとも1種の無機粒子の存在下で親
    水性単量体を重合した複合粒子を含有する複合高分子で
    あることを特徴とする請求項1〜5の、いずれか1項に
    記載の写真感光材料。
  7. 【請求項7】 前記複合高分子が、親水性粒子であるこ
    とを特徴とする請求項1〜6の、いずれか1項に記載の
    写真感光材料。
  8. 【請求項8】 支持体上の片方の面に塗布されたゼラチ
    ン量が 2.5g/m2以下であり、かつ請求項1〜7の、いず
    れか1項に記載の複合高分子を少なくとも1種含有する
    ことを特徴とする写真感光材料。
  9. 【請求項9】 支持体上の少なくとも1層に、少なくと
    も1種の無機粒子と親水性高分子化合物からなる複合高
    分子と、少なくとも1種の無機粒子を含有することを特
    徴とする写真感光材料。
  10. 【請求項10】 支持体上の少なくとも1層に、少なく
    とも1種の無機粒子と親水性高分子化合物からなる複合
    高分子と、ラテックスを含有することを特徴とする写真
    感光材料。
  11. 【請求項11】 支持体上の少なくとも1層に、少なく
    とも1種の無機粒子と親水性高分子化合物からなる複合
    高分子と、水溶性高分子を含有することを特徴とする写
    真感光材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5985530A (en) * 1996-08-06 1999-11-16 Konica Corporation Silver halide photographic light sensitive material

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