JPH08203121A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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Publication number
JPH08203121A
JPH08203121A JP7012192A JP1219295A JPH08203121A JP H08203121 A JPH08203121 A JP H08203121A JP 7012192 A JP7012192 A JP 7012192A JP 1219295 A JP1219295 A JP 1219295A JP H08203121 A JPH08203121 A JP H08203121A
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JP
Japan
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transparent protective
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weight
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Pending
Application number
JP7012192A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kubota
毅 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/529,471 priority patent/US5698284A/en
Priority to DE69524171T priority patent/DE69524171T2/de
Priority to EP19950306645 priority patent/EP0703545B1/en
Publication of JPH08203121A publication Critical patent/JPH08203121A/ja
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐擦傷性に優れるとともに、反りが生じたり
曲げによる割れを発生したりすることのない光記録媒体
を提供する。 【構成】 透明保護層1上に、最内層(第一層6)から
最外層(第三層8)に向けて順に硬化収縮率が大きくな
る放射線硬化型樹脂を用いて形成した多層の硬化層9を
設け、この硬化層9を形成する各層の厚みを最内層(第
一層6)から最外層(第三層8)に向けて順に薄くす
る。全体に反りが少なく、各層の相乗効果によって鉛筆
硬度、テーバー磨耗等に優れたものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光カード、フレキシブ
ルディスク等に使用される光記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、低融点金属や有機染料の薄膜を記
録層として基材上に設け、レーザー光等を照射してこの
薄膜の一部に変化を生じさせて記録を行い、記録された
データを光学的に再生する光記録媒体が知られている。
この光記録媒体の記録方式には、読出し専用(ROM)
型、追記(DRAW)型、消去書込み(E−DRAW)
型があり、それぞれについて記録媒体及び構成が検討さ
れている。
【0003】このような光記録媒体をカード形態とした
所謂光カードは基本的に図1に示す如き層構成をしてい
る。図中1は支持体としての透明保護層であり、記録再
生に使用する光源の波長域で透過率が高く、且つ後工程
において変形、劣化等を生じることなく、また機械的強
度、光学的特性を満たすものであれば特に限定されるも
のではなく、一般にはポリカーボネート樹脂、アクリル
樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル樹
脂、ポリオレフィン樹脂、スチレンポリカーボネートブ
レンド樹脂等が用いられている。2は透明保護層1の下
面に2P法で設けられるパターン層であり、トラックと
なる凹凸溝を備えて構成される。なお、2P法によらず
にインジェクション法、キャスティング法でパターンを
形成する場合には透明保護層1とパターン層との境界は
なくなる。3はパターン層2の凹凸溝を覆うように設け
られる光記録層であり、例えばDRAW型ではテルル、
ビスマス、アルミニウム等の低融点金属及びその合金か
らなる無機系材料或いはアントラキノン系、ナフトキノ
ン系、トリフェニルメタン系、カルボシアニン系、メロ
シアニン系、キサンテン系、アゾ系、アジン系、チアジ
ン系、オキサジン系、フタロシアニン系等の有機色素を
含む有機染料で一般に形成される。またROM型であれ
ばアルミニウム等の高反射性金属により予め情報を記録
した形で形成されている。4はカード基材であり、接着
層5を介して前記構成の光記録媒体を支持するものであ
る。このように光カードは、表側の透明保護層1と裏側
のカード基材4により光記録層3を中に挟持した構造に
なっている。また、カードの携帯時や使用時において表
面に傷がつくことを防止し、カードの耐久性と書込み及
び読取り精度における信頼性の向上を図るようにするた
め、必要に応じて透明保護層1の表側に表面硬化層が設
けられる。そして、この表面硬化層は通常の場合、放射
線硬化型樹脂を用いて形成されることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の技術
で述べた如き光カードでは、光記録層の支持体である透
明保護層にポリカーボネート樹脂を用いることが望まれ
る。すなわち、ポリカーボネート樹脂は低価格であり、
吸水性がない上に、反りや割れを生じず曲げ適正に優れ
る等の利点を有しているからである。しかしながら、ポ
リカーボネート樹脂は擦り傷に対する硬度(鉛筆硬度)
が低いため、これを透明保護層に使用した場合には耐擦
傷性を上げるため表面に硬化層を設ける必要がある。こ
の場合、硬化収縮率の大きな通常の放射線硬化型樹脂を
用いて透明保護層上に表面硬化層を形成すると、放射線
による硬化時に収縮して反りが生じたり、さらには曲げ
による割れが発生する恐れのあることから、15μm以
上の厚みで形成することができない。このように表面硬
化層の厚みがせいぜい15μm程度では、鉛筆硬度試験
を行った時に下地の透明保護層の影響を受けてしまい、
F〜HB程度の硬度しか得られず、耐擦傷性が十分とな
る硬度H以上の表面硬化層が得られないという問題点が
ある。
【0005】また、透明保護層にアクリル樹脂を使用す
ることも多いが、一般にアクリル樹脂はポリカーボネー
ト樹脂より鉛筆硬度は優れるものの、さらに耐擦傷性を
上げるために硬化収縮率の大きな放射線硬化型樹脂を用
いて表面に表面硬化層を形成しようとすると、前記した
のと同じ理由でやはり15μm以上の厚みで形成するこ
とができない。
【0006】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、耐擦傷性
に優れるとともに、反りが生じたり曲げによる割れを発
生したりすることのない光記録媒体を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る光記録媒体は、少なくとも透明保護層
と光記録層を積層した光記録媒体において、前記透明保
護層上に、最内層から最外層に向けて順に硬化収縮率が
大きくなる放射線硬化型樹脂を用いて形成した多層の硬
化層を設けるとともに、該硬化層を形成する各層の厚み
を最内層から最外層に向けて順に薄くしたことを特徴と
する。
【0008】そして、前記硬化層の最外層にレベリング
剤を添加したり、最外層を除く層に内部硬化型のレベリ
ング剤を添加するのが好ましく、また硬化層の各層に帯
電防止剤を添加するのが好ましい。
【0009】
【作用】硬化収縮率が低い放射線硬化型樹脂は厚くコー
ティングしても透明保護層の反りを小さく抑えることが
できるため、鉛筆硬度試験を行った時に下地の透明保護
層の影響を受けないようにするのに必要な厚みでのコー
ティングが可能となり、このような厚みでコーティング
することによりH〜2Hの鉛筆硬度を得ることができ
る。しかし、硬化収縮率が低い放射線硬化型樹脂はフレ
キシビリティはあるが樹脂自体は柔らかいため、厚くコ
ーティングすることで鉛筆硬度は向上するものの、テー
バー磨耗(ASTM D1044に定めるテーバー磨耗
試験)、落砂磨耗(JIS T8147に定める落砂磨
耗試験)などの擦り傷テストに対しては弱い面がある。
逆に、硬化収縮率の大きい放射線硬化型樹脂は収縮時の
反りは大きいがテーバー磨耗等に優れている。したがっ
て、最内層から最外層に向けて順に硬化収縮率の大きい
放射線硬化型樹脂を積層し、しかも各層の厚みを最内層
から最外層に向けて順に薄くした多層の硬化層を設ける
ことにより、反りが押さえられるとともに、各層の相乗
効果によって鉛筆硬度、テーバー磨耗等に優れた光記録
媒体が得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図2は本発明に係る光記録媒体の一形態で
ある光カードの一実施例を示す断面図である。
【0012】同図に示されるようにこの光カードは、透
明保護層1の下面にパターン層2とこのパターン層2の
凹凸溝を覆うようにして光記録層3が設けられ、光記録
層3を中に挟持するようにしてカード基材4が接着層5
を介して積層され、さらに透明保護層1上に第一層6、
第二層7及び第三層8からなる3層の硬化層9が積層さ
れた構成になっている。
【0013】透明保護層1に用いる樹脂は光学特性に富
んでいるものがよく、具体的には、光線透過率90%以
上(780nm,830nm)、複屈折100nm以下
(シングルパス)又は光学弾性軸±5%以下のものを使
用するのがよい。厚みは、硬化層9と合わせて380±
20μm程度が好ましい。一般に使用されている樹脂の
中でもポリカーボネート樹脂(PC)が特に好ましく、
上記光学特性をもつアクリル樹脂を用いてもよい。例え
ば2P法によりその片面にパターン層2を形成する場合
には、ポリカーボネート樹脂を押出し成形した「帝人
製、パンライトフィルム」、「GE製、レキサンフィル
ム」等を使用することができる。
【0014】硬化層9のうちの第一層6は、官能性モノ
マー及び/又は官能性オリゴマーを含む硬化収縮率の低
い放射線硬化型樹脂を用いて透明保護層1上に厚さ20
μm以上に形成する。例えば200×200mm、厚さ
0.4mmのPCシート上に硬化収縮率12.3%の放
射線硬化型樹脂を20μmの厚さで形成して机上に置い
た場合、PCシートの反りが4.5mmとなるが、枚葉
による工程をとる場合、このように反りが4mm以上あ
ると後工程に支障を生じるので好ましくない。また、カ
ード形態になった時、カードの反りはPCシートの反り
を受け継いで2.2mmとなりカードとしてスペックア
ウトとなり、さらには光学的特性が劣ることになる。同
様に、硬化収縮率11.9%の放射線硬化型樹脂を20
μmの厚さで形成して机上に置いた場合、PCシートの
反りが4.0mmとなり、カードとした時の反りは1.
8mmとなってスペック内となる。したがって、本実施
例では硬化収縮率12%以下の放射線硬化型樹脂を使用
する。
【0015】官能性モノマーとしては、単官能アクリレ
ート(2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリ
レート等)、2官能アクリレート(1,3−ブタンジオ
ールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリ
レート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジ
エチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリ
コールジアクリレート等)、3官能アクリレート(ペン
タエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート等)、4官能アクリレート(ペ
ンタエリスリトールテトラアクリレート等)、5官能ア
クリレート(ジペンタエリスリトールペンタアクリレー
ト等)、6官能アクリレート(ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート等)、5官能以上アクリレート(ジ
ペンタエリスリトールペンタ及びヘキサアクリレート
等)の多官能アクリレートのもの等が使用できる。
【0016】官能性オリゴマーとしては、エポキシアク
リレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリ
レート、ポリエーテルアクリレート、シリコーンアクリ
レート、不飽和ポリエステル、ポリエン/チオール等が
使用できる。
【0017】透明保護層1にポリカーボネート樹脂を用
いる場合、上記官能性モノマー及び/又は官能性オリゴ
マーに、接着性付与剤及び反応希釈剤としてのN−ビニ
ルピロリドン、開始剤(ベンゾイン系、アセトフェノン
系、チオキサンソン系、パーオキシド系等)であるイル
ガキュア651,184等を組み合わせ、硬化収縮率が
12%以下になるように放射線硬化型の樹脂を作製す
る。場合によっては、光開始助剤(アミン系、キノン系
等)、熱重合禁止剤、充填剤(無機、有機)、チクソ付
与剤、可塑剤、非反応ポリマー、着色剤等を加えてもよ
い。一般に、多官能アクリレートを用いると、硬度が上
がって硬化収縮率が大きくなる傾向にある。下地の影響
を受けないように第一層6の厚さを20μm以上にする
には、反りを小さくして硬度を保つために硬化収縮率1
2%までが許容範囲となる。厚みは25〜30μm程度
が最も適当である。
【0018】第二層7は、硬度及び硬化収縮率が前記の
第一層6と後述する第三層8との中間にある放射線硬化
型樹脂を用いて形成する。具体的には硬化収縮率が12
〜15%程度となるように官能性モノマー、官能性オリ
ゴマーを選択すればよい。厚みとしては10〜20μm
が最も適当である。
【0019】第三層8は、表面層として硬度を出す必要
があるため、3官能〜5官能の官能性モノマーを主剤と
し、これに官能性オリゴマーを若干加えたものを含む硬
化収縮率の比較的高い放射線硬化型樹脂を使用して第二
層7上に形成する。さらにレベリング剤としてシリコー
ン等を固形分100重量部に対し0.01〜10重量部
混合するのが好ましい。レベリング剤を添加することに
より、面欠陥が少なくなり、また滑り性が増すため見か
けの硬度が上がる。しかし、10重量部を越えて混合す
ると第二層7への密着性が悪くなり、0.01重量部に
満たないと効果がない。また必要に応じて、光開始助剤
(アミン系、キノン系等)、熱重合禁止剤、充填剤(無
機、有機)、チクソ付与剤、可塑剤、非反応ポリマー、
着色剤等を加えてもよい。なお、曲げ適正を向上させる
ためには官能性オリゴマーの割合を増やせばよく、場合
によっては第二層7の樹脂を0〜30%程度混合しても
よい。そして、使用する放射線硬化型樹脂の硬化収縮率
は15%以上に設定すればよい。この第三層8を15μ
mより大きな厚みで形成すると、光カードとしての反り
が大きくなり、またベンディングテストでクラックが生
じるなど曲げ適正に劣ることになる。逆に厚みが2μm
より小さくなると硬度が不足する。したがって、2〜1
5μmがよいが、曲げと硬度の両方を満足するためには
2〜5μmが最も適当である。
【0020】硬化層9を構成する第一層6、第二層7及
び第三層8には帯電を防止するためにそれぞれ帯電防止
剤を添加してもよい。そして、第一層6、第二層7及び
第三層8ともに、グラビアコーティング法、ロールコー
ト法、コンマコーティング法、スピンコーティング法、
ナイフコーティング法、シルクスクリーン法、T−ダイ
コーティング法、スライドコーティング法、スリットリ
バース法等により塗布する。この場合、溶剤で適度に希
釈してコーティングするようにしてもよい。なお、第一
層6及び第二層7は重ね刷りして多層状態に形成しても
よい。
【0021】また、第一層6及び第二層7は、面を綺麗
に出すためレベリング剤を添加するのが好ましい。ただ
し、レベリング剤が表面にブリードしてくると後密着性
が悪くなるため、内部硬化型のレベリング剤を用いるこ
とが好ましい。
【0022】なお、本実施例では硬化層9が3層の場合
を示したが、2層、4層、5層等でもよい。この場合
も、各層を構成する放射線硬化型樹脂の硬化収縮率を最
内層から最外層に向けて順に大きくすると、カードの反
りを押さえながらカード表面の硬度を大きくすることが
できる。そして、各層の厚みを最内層から最外層に向け
て順に薄くした方が曲げに対して強くなる。また、カー
ドの反りの状態は各層の硬化収縮率と厚みによって変化
するため、反りを最小限に押さえるようにこの2つをパ
ラメーターとして最終の層構成を決定すればよい。
【0023】透明保護層1の下面に形成するパターン層
2は、一般に既知の2P法、インジェクション法、キャ
スティング法等を用いてパターン層として形成される。
この時、2P法でパターン層2を形成する場合はUVで
硬化する樹脂を用い、インジェクション法、キャスティ
ング法では透明保護層1と同一のものを使用する。
【0024】光記録層3としては、一般に用いられてい
る金属系光記録材料のテルル系、ビスマス系等の他に、
染料系光記録材料のフタロシアニン系、ナフトキノン系
等を使用できる。また、追記型だけでなくROM型でも
よい。
【0025】カード基材4としては、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレンテレフタレート、AS、ポリカーボネー
ト、ポリプロピレン等を用いることができる。ポリ塩化
ビニルを使用する場合、構成としては、0.05/0.
20/0.05mm、0.05/0.24/0.05m
m、0.05/0.26/0.05mm、0.05/
0.30/0.05mm等の3層、0.20/0.10
mm、0.24/0.10mm、0.26/0.10m
m、0.30/0.10mm等の2層、0.30mm、
0.34mm、0.36mm、0.40mmの1層な
ど、いずれの層構成も可能である。なお、0.10m
m、0.05mmのものは透明ポリ塩化ビニルであり、
0.20mm以上のものは乳白ポリ塩化ビニルである。
そして、印刷の耐磨耗性を上げるため、乳白ポリ塩化ビ
ニルに印刷を施し、透明ポリ塩化ビニルで熱融着する2
層又は3層の方が好ましい。
【0026】接着層5に用いる接着剤としては、ウレタ
ン系、エポキシ系、アクリル系、ビニル系、アミド系な
ど従来既知のものが使用できるが、接着剤は光記録層3
に直接接触するため、記録感度がよく、温湿度適性に優
れているものが好ましい。膜厚は10〜100μm程度
が望ましく、グラビアコーティング法、スピンコーティ
ング法、ナイフコーティング法、シルクスクリーン法、
ミヤバーコーティング法、T−ダイコーティング法等に
より塗布し、平プレス法、ロールプレス法等により熱プ
レスして接着する。
【0027】なお、光記録層3の記録感度が低い場合、
光記録層3と接着層5との間に増感層を形成するが、記
録感度が十分である場合にはその必要はない。また、接
着層5は光記録層3と接するが、接着剤によって光記録
層3の感度が劣化する場合にはこれを避けるために透明
保護層を設ける。そして増感層を設けた場合にはこの透
明保護層は接着層5との間に形成されるものではある
が、上記増感層と兼ねることも可能である。けれども、
光記録層3の劣化がない材料を選んだ場合にはこの透明
保護層は設ける必要がない。
【0028】また、カード使用上の多様化を図る場合に
は、光記録媒体と同一面又は反対面若しくはカード基材
4の両面に磁気ストライプを設けたり、光記録媒体と同
一面又は反対面にICモジュールを設けるようにすると
よい。
【0029】次に、比較例とともに具体例を挙げて説明
する。
【0030】(具体例1)厚さ0.4mmで200×2
00mmサイズの押出し成形ポリカーボネートを透明保
護層1として用い、その片面に下記組成よりなる放射線
硬化型樹脂を厚さ20μmになるようにミヤバーで塗工
した後、これにUVランプ(フュージョン製、マイクロ
ウェーブ方式)を照射して硬化させ第一層6を形成し
た。なお、この放射線硬化型樹脂のUV硬化時における
収縮率は9.6%で、透明保護層1に第一層6を形成し
た時点での反りは2.5mmであった。
【0031】 ウレタンアクリレートオリゴマー (日本合成化学工業製、ゴーセラックUV7500B) 100重量部 ヘキサメチレンジアクリレート (日本化薬製、カヤラッドHDDA) 3重量部 ペンタエリスリトールトリアクリレート (東亜合成化学製、アロニックスM−305) 3重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート (日本化薬製、カヤラッドDPHA) 3重量部 N−ビニルピロリドン (東亜合成化学製、アロニックスM−150) 50重量部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン (チバガイギー製、イルガキュアー184) 10重量部
【0032】この第一層6の上に下記組成よりなる放射
線硬化型樹脂を厚さ10μmになるようにミヤバーで塗
工した後、これにUVランプ(フュージョン製、マイク
ロウェーブ方式)を照射して硬化させ第二層7を形成し
た。なお、この放射線硬化型樹脂のUV硬化時における
収縮率は13.0%で、第二層7を形成した時点での反
りは3.0mmであった。
【0033】 ウレタンアクリレートオリゴマー (日本合成化学工業製、ゴーセラックUV7500B) 80重量部 ペンタエリスリトールトリアクリレート (東亜合成化学製、アロニックスM−305) 10重量部 ペンタエリスリトールテトラアクリレート (東亜合成化学製、アロニックスM−450) 10重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート (日本化薬製、カヤラッドDPHA) 3重量部 N−ビニルピロリドン (東亜合成化学製、アロニックスM−150) 50重量部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン (チバガイギー製、イルガキュアー184) 10重量部
【0034】この第二層7の上に、放射線硬化型樹脂
(東亜合成化学製、UV−3700)100重量部に対
して反応性シリコーン(信越シリコン製、X−22−5
002)0.5重量部を分散した組成物を厚さ5μmと
なるようにミヤバーで塗工した後、UVランプ(フュー
ジョン製、マイクロウェーブ方式)を照射して硬化させ
第三層8を形成した。なお、この放射線硬化型樹脂の硬
化収縮率は14.5%であった。この時点でテーバー磨
耗はCS−10、1kg荷重、100回転でヘイズ値
9.8%であり、また鉛筆硬度はHであった。
【0035】次に、この第一層6、第二層7及び第三層
8からなる硬化層9を有する透明保護層1の反対面に、
2P法で案内トラックのパターン層2を形成し、その上
からTeOxをスパッタリングして光記録層3を形成し
た。一方、0.20mmの乳白塩ビからなるコアシート
に両面シルクオフセットの印刷を行い、0.05mmの
オーバーシート2枚で挟み込み、熱融着にて3層のカー
ド基材4を作成した。オーバーシートの片面には650
エルステッドの磁気テープを形成しておいた。そして、
このカード基材4と透明保護層1を接着剤(東レ製、T
U−4210)を用いて接着した。接着剤の硬化後、カ
ードサイズ(85.5×54mm)に打ち抜いて光カー
ドを作製した。
【0036】以上のようにして得られた光カードに対
し、光カードR/W(オムロン製、3B3H−DJ−0
1)で100トラックのデータを書き込んで読み取った
ところ、エラーレートは1×10-4以下となり良好であ
った。また、折曲げ強度、密着性、透過性、反りのいず
れにも問題はなく、温湿度保存性も良く、カード使用に
十分耐えられるものであった。
【0037】(具体例2)具体例1において、硬化層9
の第三層8を次のように形成した。すなわち、放射線硬
化型樹脂(東亜合成化学製、UV−3700)100重
量部に対して反応性シリコーン(信越シリコン製、X−
22−5002)0.5重量部を分散し、さらに中間層
7で用いた樹脂を20重量部混合してなる組成物を厚さ
5μmとなるようにミヤバーで塗工した後、UVランプ
(フュージョン製、マイクロウェーブ方式)を照射して
硬化させ第三層8を形成した。なお、硬化収縮率は1
4.0%であった。この時点でテーバー磨耗はCS−1
0、1kg荷重、100回転でヘイズ値10.5%であ
り、また鉛筆硬度はHであった。そして、具体例1と同
様にして光カードを作製したところ、曲げ適正が一層良
好となった。
【0038】(具体例3)具体例1と同じ押出し成形ポ
リカーボネートを透明保護層1として用い、その片面に
下記組成よりなる放射線硬化型樹脂を厚さ20μmにな
るようにミヤバーで塗工した後、これにUVランプ(フ
ュージョン製、マイクロウェーブ方式)を照射して硬化
させ第一層6を形成した。なお、この放射線硬化型樹脂
のUV硬化時における収縮率は11.9%で、透明保護
層1に第一層6を形成した時点での反りは4.0mmで
あった。
【0039】 ウレタンアクリレートオリゴマー (日本合成化学工業製、ゴーセラックUV7500B) 100重量部 ペンタエリスリトールトリアクリレート (東亜合成化学製、アロニックスM−305) 10重量部 ペンタエリスリトールテトラアクリレート (東亜合成化学製、アロニックスM−450) 10重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート (日本化薬製、カヤラッドDPHA) 3重量部 N−ビニルピロリドン (東亜合成化学製、アロニックスM−150) 50重量部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン (チバガイギー製、イルガキュアー184) 10重量部 反応性シリコーン (信越シリコン製、X−22−5002) 1重量部
【0040】この第一層6の上に下記組成よりなる放射
線硬化型樹脂を厚さ10μmになるようにミヤバーで塗
工した後、これにUVランプ(フュージョン製、マイク
ロウェーブ方式)を照射して硬化させ第二層7を形成し
た。なお、この放射線硬化型樹脂のUV硬化時における
収縮率は13.5%で、第二層7を形成した時点での反
りは3.2mmであった。
【0041】 ウレタンアクリレートオリゴマー (日本合成化学工業製、ゴーセラックUV7500B) 70重量部 ペンタエリスリトールトリアクリレート (東亜合成化学製、アロニックスM−305) 10重量部 ペンタエリスリトールテトラアクリレート (東亜合成化学製、アロニックスM−450) 10重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート (日本化薬製、カヤラッドDPHA) 3重量部 N−ビニルピロリドン (東亜合成化学製、アロニックスM−150) 50重量部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン (チバガイギー製、イルガキュアー184) 10重量部 反応性シリコーン (信越シリコン製、X−22−5002) 1重量部
【0042】この第二層7の上に下記組成よりなる放射
線硬化型樹脂を厚さ5μmとなるようにミヤバーで塗工
した後、UVランプ(フュージョン製、マイクロウェー
ブ方式)を照射して硬化させ第三層8を形成した。な
お、硬化収縮率は14.3%であった。この時点でテー
バー磨耗はCS−10、1kg荷重、100回転でヘイ
ズ値9.0%であり、また鉛筆硬度はHであった。
【0043】 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート (日本化薬製、カヤラッドDPHA) 10重量部 ペンタエリスリトールテトラアクリレート (東亜合成化学製、アロニックスM−450) 10重量部 ウレタンアクリレートオリゴマー (日本合成化学工業製、ゴーセラックUV7500B) 3重量部 N−ビニルピロリドン (東亜合成化学製、アロニックスM−150) 5重量部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン (チバガイギー製、イルガキュアー184) 0.5重量部 シリコンヘキサアクリレート (ダイセルUCB製、Ebecril−1360) 0.01重量部
【0044】以下、具体例1と同様にしてパターン層
2、光記録層3を形成し、カード基材4と貼り合わせて
からカードサイズに打ち抜いて光カードを作製した。そ
して、このようにして得られた光カードに対し、光カー
ドR/W(オムロン製、3B3H−DJ−01)で10
0トラックのデータを書き込んで読み取ったところ、エ
ラーレートは1×10-4以下となり良好であった。ま
た、折曲げ強度、密着性、透過性、反りのいずれにも問
題はなく、温湿度保存性も良く、カード使用に十分耐え
られるものであった。
【0045】(比較例1)厚さ0.4mmで200×2
00mmサイズの押出し成形ポリカーボネートを透明保
護層として用い、その片面に下記組成よりなる放射線硬
化型樹脂をミヤバーで10μmの厚みで塗工し、これに
UVランプ(フュージョン製、マイクロウェーブ方式)
を照射して硬化させて1層の硬化層を形成した。なお、
この放射線硬化型樹脂のUV硬化時における収縮率は1
4.1%であった。
【0046】 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート (日本化薬製、カヤラッドDPHA) 10重量部 ペンタエリスリトールテトラアクリレート (東亜合成化学製、アロニックスM−450) 10重量部 ウレタンアクリレートオリゴマー (日本合成化学工業製、ゴーセラックUV7500B) 2重量部 N−ビニルピロリドン (東亜合成化学製、アロニックスM−150) 5重量部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン (チバガイギー製、イルガキュアー184) 0.5重量部
【0047】このように硬化層を10μmの厚みで形成
したところ、テーバー磨耗はCS−10、1kg荷重、
100回転でヘイズ値9.5%であり、鉛筆硬度はHB
であった。また、反りは3.5mmであった。このよう
に厚みが不十分であると、十分な鉛筆硬度が得られな
い。
【0048】(比較例2)比較例1において、硬化層を
25μmの厚みで形成したところ、テーバー磨耗はヘイ
ズ値9.5%であり、鉛筆硬度はHであった。ただし、
この時の反りは4.8mmとなり、また曲げテストでク
ラックが生じた。このように、硬化収縮率の大きなもの
を使用した場合、厚みを大きくすると反りが大きくな
り、曲げ適正に劣ることになる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光記録媒
体は、少なくとも透明保護層と光記録層を積層した光記
録媒体において、前記透明保護層上に、最内層から最外
層に向けて順に硬化収縮率が大きくなる放射線硬化型樹
脂を用いて形成した多層の硬化層を設けるとともに、該
硬化層を形成する各層の厚みを最内層から最外層に向け
て順に薄くした構成にしたので、全体に反りが少なく、
曲げ適正に優れ、しかも耐擦傷性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な光カードの断面図である。
【図2】本発明に係る光カードの一実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 透明保護層 2 パターン層 3 光記録層 4 カード基材 5 接着層 6 第一層(最内層) 7 中間層 8 第三層(最外層) 9 硬化層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも透明保護層と光記録層を積層
    した光記録媒体において、前記透明保護層上に、最内層
    から最外層に向けて順に硬化収縮率が大きくなる放射線
    硬化型樹脂を用いて形成した多層の硬化層を設けるとと
    もに、該硬化層を形成する各層の厚みを最内層から最外
    層に向けて順に薄くしたことを特徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記硬化層の最外層にレベリング剤を添
    加したことを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記硬化層のうちの最外層を除く層に内
    部硬化型のレベリング剤を添加したことを特徴とする請
    求項1又は2記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記硬化層の各層に帯電防止剤を添加し
    たことを特徴とする請求項1,2又は3記載の光記録媒
    体。
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