JPH08204257A - 光ファイバ増幅器および光ファイバレーザ - Google Patents
光ファイバ増幅器および光ファイバレーザInfo
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- JPH08204257A JPH08204257A JP934795A JP934795A JPH08204257A JP H08204257 A JPH08204257 A JP H08204257A JP 934795 A JP934795 A JP 934795A JP 934795 A JP934795 A JP 934795A JP H08204257 A JPH08204257 A JP H08204257A
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Abstract
バを利得媒質とした光ファイバ増幅器の希土類添加光フ
ァイバと他の光ファイバとの接続部において、信号光お
よび励起光の両方の光について接続損失を小さく抑え
る。 【構成】 希土類添加光ファイバ12とこれに接続され
る光ファイバ型カプラ11を構成する光ファイバとの正
規化周波数を等しく設定する。これら両ファイバのコア
内に加熱により拡散されやすいドーパントを添加し、こ
れらの接続部で該ドーパントの拡散によりコアを拡径さ
せて、両ファイバのモードフィールド径を整合させる。
Description
用いてなる光ファイバ増幅器およびレーザに係り、希土
類添加光ファイバと他の光ファイバとの接続部における
接続損失を低減させることができるようにした技術に関
する。
示したものである。図中符号11は波長多重型(WDM
型:wavelength division multiplexing)の光ファイバ
型カプラ、12は増幅用ファイバ、13は光アイソレー
タ、14は波長選択フィルタをそれぞれ示す。増幅用フ
ァイバ12は希土類添加光ファイバであり、例えばエル
ビウム添加光ファイバ(EDF)が用られる。この光フ
ァイバ増幅器において、光ファイバ型カプラ11を介し
てEDF12に波長λPの励起光が入射されると、ED
F12のコアに添加されているエルビウム(Er)イオ
ンが励起される。そしてこの励起状態にあるErイオン
に貯えられたエネルギーは、光ファイバ型カプラ11を
介してEDF12に波長λSの信号光が入射されると、
誘導放出により同じ波長(λS)の光に転化され増幅作
用を生じる。この誘導放出によって増幅された光信号
は、必要に応じて設けられた光アイソレータ13および
波長選択フィルタ14を介して出射される。このような
EDFを用いた光ファイバ増幅器に用いられる励起光
は、一般的にはλP=0.98μmとλP=1.48μm
の2つの波長からいずれかを選択して使用され、波長λ
S=1.55μmの増幅光が得られる。また一般に、安
定な動作特性を得るために、希土類添加光ファイバを用
いた光増幅器には実質的に単一モード光ファイバが使用
される。
増幅器において、Er(希土類)は通常コア中にほぼ一
様に添加されており、EDF12の励起効率を高めるた
めに、コア内での励起光パワー密度が高いことが好まし
い。そのためにEDF12は、一般にコア・クラッド間
の比屈折率差は1%以上と大きく、かつコア径は細く設
定されている。例えば、図2に示すようなステップ型屈
折率分布を有するEDF(図2中実線は屈折率分布、破
線は励起光波長におけるモードフィールド分布を示す)
において、励起光強度(破線)は軸対称な分布を持ち、
コアの中心から遠ざかるに連れその強度が弱くなる。そ
して、EDF12では図2(a)に示すように、励起光
波長λpにおけるモードフィールド径がコア径よりも大
きくなるように、コア径が小さく設定されている。この
ようにすることにより、コアに添加されているErを完
全に励起させて効率良く光増幅効果を得ることができ
る。
構成している光ファイバや、光ファイバ増幅器を構成し
ているEDF以外の光ファイバなどで一般に用いられて
いる構造では、図2(b)に示すように、コア径はモー
ドフィールド径より若干小さい程度である。仮にEDF
12もこの図2(b)のような構造とした場合には、コ
ア中心付近のErは完全に励起されるが、コアの縁近辺
にあるErは励起光強度が弱いために励起不十分となっ
てしまう。このように空間的に不均一な反転分布が形成
された状態で信号光が入射されると、コアの中心部では
誘導放出による光信号の増幅が生じるが、コアの縁近辺
では励起されなかったErによる誘導吸収が生じ、十分
な光増幅効果が得られないことになる。
径(以下、MFDと略記する)との間には、下記数式
(I)で表される関係がある。
バ中のモード状態を示すパラメータである。これは光フ
ァイバのコア径、コア屈折率、コアとクラッドの比屈折
率差、光の波長によって決まり、下記数式(II)で計算
される。
するMFDの比(MFD/2a)が大きいEDFは、V
が小さく設定されており、図2(b)に示すような光フ
ァイバは、Vが大きく設定されているものである。
く設定されているEDFと、光ファイバ増幅器を構成す
る他の光ファイバとの接続においてはコア径差があり、
接続損失の要因となる。したがって、これらコア径の異
なる光ファイバを接続する際には、両ファイバの端面で
MFDを一致させることによって接続損失を低減させる
ことが行われている。
ア内に含まれるドーパントを熱拡散させる技術があり、
このようなドーパントとしては、コアの屈折率を増加さ
せることができ、加熱によって拡散されやすいものが用
いられ、ゲルマニウムが好ましく用いられる。そして図
3(a)に示すように、コア径が異なる2本の光ファイ
バを接続する際に、まず両方の光ファイバの端部をそれ
ぞれ加熱することによってコア内に含まれているゲルマ
ニウムを拡散させてコア径を実質的に拡大させることに
よってこれらのMFDを制御する。
ても、コア・クラッド間の比屈折率差を維持するのに寄
与していたドーパントは拡散されただけでその量は変化
していないので、濃度が1/22=1/4になり、よっ
て、コア・クラッド間の比屈折率差が1/4になる。上
記数式(II)においてコア径2aが2倍になり、コア・
クラッド間の比屈折率差△が1/4になるとき、Vは一
定で変化しないことがわかる。したがって、上記数式
(I)においてVが一定であるので、コア径2aを拡大
させればこれに比例してMFDが拡大されることがわか
る。このようにして、モードフィールド径(MFD)を
整合させた光ファイバを、図3(b)に示すように、端
面どうしを突き合わせた状態で融着接続を行なうことに
よって、MFDが整合している接続部を形成することが
できる。
ドーパントを熱拡散させて実質的なコア径を拡大させ、
これによって接続部におけるMFDの整合性を図る方法
は、使用波長が1つである場合には有効であるが、光フ
ァイバ増幅器のように信号光および励起光の波長の異な
る2つの光が伝搬される場合に、その両方の波長におけ
るMFDの整合性が同時に得られず、一方の光について
は接続損失が大きくなってしまうことがあるという問題
があった。
号光波長λSにおける正規化周波数VSと、励起光波長λ
Pにおける正規化周波数VPとは異なる値であり、したが
って数式(I)より、異なる波長に対してはMFDも異
なる値となる。また、λSとλPの差が大きいほどVSと
VPの差は大きくなり、したがって両波長におけるMF
Dの差も大きくなってしまう。さらに、図4は、数式
(II)で示されるコア径2aに対するMFDの比(MF
D/2a)と正規化周波数Vとの関係をグラフに示した
ものであるが、これより、特にVが小さく設定されてい
るEDFにあっては、VSとVPの差に対してMFDの差
が顕著であることがわかる。
なる光ファイバ増幅器において、効果的に光増幅作用を
得るためには、光ファイバ型カプラ11とEDF12と
の接続点S1で、信号光波長および励起光波長の両方に
ついて接続損失が小さいことが要求される。EDF12
を用いた光ファイバ増幅器に用いられる励起光は、λP
=0.98μmとλP=1.48μmの2つの波長から
いずれかを選択して用いられ、信号光はλS=1.55
μmである。よって、λP=1.48μm、λS=1.5
5μmの場合は、λSとλPの差が比較的小さいのでVS
とVPの差も小さく、MFD/2aはほぼ近い値とな
る。したがって、このときは信号光または励起光のいず
れか一方の波長におけるMFDの整合性を図れば、他方
の波長においてもMFDの整合性がほぼ得られる。しか
しながら、λP=0.98μm、λS=1.55μmの場
合は、0.98/1.55≒63%と両波長の差が大き
いので、VSとVPの差が大きく、MFD/2aの差も大
きくなる。この場合には、一方の波長におけるMFDの
整合性を図っても、他方の波長におけるMFDの整合性
は得られない。このことを図4中に示す。例えば励起光
波長λP=0.98μmにおいてVP=2.2と小さく設
定されているEDFにおいては、信号光波長λS=1.
55μmにおいてはVS=1.39となり、両波長にお
けるMFD/2aの差は0.83と大きくなってしまう
(図中●で示す)。これに対して、例えば励起光波長λ
P=0.98μmにおいてVP=3.0と大きく設定され
ている通常の光ファイバにおいては、信号光波長λS=
1.55μmにおいてはVS=1.89となり、両波長
におけるMFD/2aの差は0.4と比較的小さいもの
である(図中○で示す)。
損失の問題は、光ファイバレーザでも同様である。希土
類添加光ファイバを利得媒質とし、これに励起光を入射
して得られる自然放出光を再び希土類添加光ファイバに
入射させ、利得媒質に帰還をかけることによって、レー
ザ光の発振が得られることは知られている。このような
希土類添加光ファイバを用いた光ファイバレーザにおい
ても、希土類添加光ファイバとレーザを構成する他の光
ファイバとの接続部において、励起光と発振光の2つの
波長の異なる光が伝搬される場合には、これらの光につ
いて同時に低接続損失を達成することが要求される。
で、希土類添加光ファイバと他の光ファイバとの接続部
において、信号光(または発振光)および励起光の両方
の光について接続損失を小さく抑えることができるよう
にした光ファイバ増幅器およびレーザを提供することを
目的とする。
に、本発明の請求項1記載の光ファイバ増幅器は、希土
類をコアに添加した希土類添加光ファイバを利得媒質と
した光ファイバ増幅器であって、希土類添加光ファイバ
とこれに接続される他の光ファイバとの接続部で、両フ
ァイバの励起光波長におけるMFDおよび信号光波長に
おけるMFDがいずれも整合されていることを特徴とす
るものである。また請求項2記載の光ファイバ増幅器
は、上記希土類添加光ファイバとこれに接続される他の
光ファイバとの正規化周波数が等しく、かつ該希土類添
加光ファイバおよびこれに接続される他の光ファイバが
コア内に加熱により拡散されやすいドーパントを含んで
なるとともに、これらの接続部で該ドーパントの拡散に
よりコアが拡径されて、上記の如きMFDの整合性を得
ているものである。
は、希土類をコアに添加した希土類添加光ファイバを利
得媒質とした光ファイバレーザであって、希土類添加光
ファイバとこれに接続される他の光ファイバとの接続部
で、両ファイバの励起光波長におけるMFDおよび発振
光波長におけるMFDがいずれも整合されていることを
特徴とするものである。また請求項4記載の光ファイバ
レーザは、上記希土類添加光ファイバとこれに接続され
る他の光ファイバとの正規化周波数が等しく、かつ該希
土類添加光ファイバおよびこれに接続される他の光ファ
イバがコア内に加熱により拡散されやすいドーパントを
含んでなるとともに、これらの接続部で該ドーパントの
拡散によりコアが拡径されて、上記の如きMFDの整合
性を得ているものである。
イバ増幅器によれば、希土類添加光ファイバとこれに接
続される他の光ファイバとの接続部で、両ファイバの励
起光波長におけるMFDおよび信号光波長におけるMF
Dがいずれも整合されているので、接続部における信号
光および励起光の接続損失を小さく抑えることができ、
高効率の光増幅作用が得られる。同様に、本発明の光フ
ァイバレーザによれば、希土類添加光ファイバとこれに
接続される他の光ファイバとの接続部で、両ファイバの
励起光波長におけるMFDおよび発振光波長におけるM
FDがいずれも整合されているので、発振光および励起
光の接続損失を小さく抑えることができ、高効率のレー
ザ光発振作用が得られる。具体的には、光ファイバ増幅
器においても、また光ファイバレーザにおいても、希土
類添加光ファイバとこれに接続される他の光ファイバと
の正規化周波数を等しく設定するとともに、該希土類添
加光ファイバおよびこれに接続される他の光ファイバの
コア内に加熱により拡散されやすいドーパントを添加
し、該ドーパントを加熱拡散せしめてコアを拡径させて
接続部を形成することによって、波長の異なる光に対す
るMFDの整合性を同時に得ることができる。
ファイバ増幅器は図1に示した基本構成を用いることが
できる。本発明の光ファイバ増幅器が、従来のものと大
きく異なる点は、希土類添加光ファイバ12と光ファイ
バ型カプラ11との接続点S1において、両ファイバの
信号光波長λSにおけるMFDおよび励起光波長λPにお
けるMFDがいずれも整合されている点である。希土類
添加光ファイバ12としては、コアに希土類、好ましく
はエルビウム(Er)が添加されたものが用いられる。
少なくとも希土類添加光ファイバ12と、これに接続さ
れる光ファイバ型カプラ11を構成する光ファイバと
の、信号光波長λSにおける正規化周波数VSおよび励起
光波長λPにおける正規化周波数VPがいずれも等しく設
定されている。正規化周波数Vは、上記数式(II)で計
算されるもので、コア径2a、コア屈折率n1、および
クラッド屈折率n2を適宜調節することによって設定さ
れる。尚、光ファイバ型カプラを構成する光ファイバと
希土類添加光ファイバとは、VSおよびVPが等しければ
よく、コア径、比屈折率差は相違していてよい。すなわ
ち、数式(II)よりV=(2aπn1√2△)/λであ
るので、希土類添加光ファイバ12およびこれに接続さ
れる光ファイバの(2aπn1√2△)の値が等しくな
るように設定すれば、VPもVSも両ファイバ間で一致し
た値となる。ここで、正規化周波数VSおよびVPは両フ
ァイバ間で等しいことが望ましいが、必ずしも厳密に等
しくなくてもよく、これらの差は接続損失の増大につな
がるので、用途等によって接続損失がその許容範囲内と
なるようにすればよい。
続される光ファイバ型カプラ11を構成する光ファイ
バ、および好ましくは希土類添加光ファイバ12の出射
側に接続される光ファイバには、そのコア内に加熱によ
って拡散され易いドーパントが添加されている。ここで
用いられるドーパントとしては、ゲルマニウムが好まし
い。そして、このドーパントの拡散により接続部のコア
径が拡大され、必要に応じてMFDが整合されている。
ここで、希土類添加光ファイバ32と光ファイバ型カプ
ラ31の接続部では、これらの正規化周波数VPおよび
VSがいずれも等しく設定されており、上述のように正
規化周波数はドーパントの熱拡散によって変化しない。
したがって、上記数式(I)より、励起光波長(λP)
または信号光波長(λS)のいずれか一方の波長につい
てMFDを一致させれば、同時に他方の波長についても
MFDの整合性が得られる。実際には、両ファイバのコ
ア径(2a)を実質的に一致させることにより、MFD
を一致させることができる。
バとの接続は上述の図3に示すように、まず接続すべき
光ファイバの端部を加熱することによって、コア内に含
まれているドーパントを拡散させ、これによってコア径
を実質的に拡大させる。このときの加熱温度は光ファイ
バを構成するガラスの組成等によって変化し得るが、1
700〜2000℃程度に好ましく設定される。そして
必要に応じて、接続点を伝搬する光の波長(信号光波長
λSまたは励起光波長λP)におけるMFDを観察しなが
ら加熱時間を制御し、所望のMFDを得る。このように
してMFDが一致された接続端の端面どうしを突き合わ
せて、これらを周知の手法で融着接続する。
の光ファイバの接続方法として、まず融着接続を行った
後に、接続部分を加熱し、コア内のドーパントを拡散さ
せてMFDの整合性を得ることもできる。この場合に
は、希土類添加光ファイバ12と他の光ファイバにおけ
るドーパントの熱拡散係数を変えておくことが必要であ
る。例えば、希土類添加光ファイバのコアにゲルマニウ
ムを添加するとともに、クラッドにフッ素を添加してお
く。一方、他の光ファイバのコアにはゲルマニウムを添
加し、クラッドはドーパントを含まないシリカとする。
このように、クラッドの組成を違えておくことによっ
て、コア内のドーパントの熱拡散係数が異なるものとな
る。ここでは、希土類添加光ファイバ12のほうが、大
きな熱拡散係数をもつので、加熱時間を適宜設定するこ
とによって、融着接続された希土類添加光ファイバと他
の光ファイバのドーパントを同時に加熱拡散させて接続
部におけるMFDを一致させることができる。
光ファイバ12と光ファイバ型カプラ11の接続点S1
では、信号光および励起光の両方の波長におけるMFD
が整合されている。したがって、励起光および信号光を
効率よく希土類添加光ファイバに入射することができ
る。また希土類添加光ファイバ12とその出射側に接続
される光ファイバの接続点S2においては、コア内のド
ーパントの熱拡散によって、信号光波長についてのみM
FDの整合性が満たされており、希土類添加光ファイバ
で励起された信号光の接続損失を抑えて効率よく出射す
ることができる。したがって、この接続点S2について
は、特に正規化周波数Vを等しく設定する必要はない。
信号光波長についても励起光波長についても、接続損失
が小さく抑えられているので、信号光波長に対する励起
光波長の比(λP/λS×100)が80%以下と、これ
らの波長が離れている場合にも、高効率の光増幅作用を
得ることができる。
構成例を示したものである。この例では、希土類添加光
ファイバ22の一方から信号光が入射され、他方から光
ファイバ型カプラ21を介して励起光が入射されるよう
に構成されている。また希土類添加光ファイバ22から
出射される増幅された信号光は、光ファイバ型カプラ2
1および好ましく設けられたアイソレータ23を介して
出力されるようになっている。この光ファイバ増幅器に
おいては、希土類添加光ファイバ22と光ファイバ型カ
プラ21の接続点S4において、両ファイバ間で信号光
波長および励起光波長における正規化周波数が等しく設
定されている。またこれらの接続に際して、コア内のド
ーパントの熱拡散により、両ファイバの接続端面のMF
Dが一致するように形成されている。また希土類添加光
ファイバ22と信号光源との接続点S3、および光ファ
イバ型カプラ21光アイソレータ23との接続点S6で
は、コア内のドーパントの熱拡散により、両ファイバの
信号光波長におけるMFDが一致するように形成されて
おり、光ファイバ型カプラ21と励起光源との接続点S
5では、同様にして両ファイバの励起光波長におけるM
FDが一致するように形成されている。接続点S4以外
では特に接続される両ファイバの正規化周波数Vを等し
く設定する必要はない。
信号光波長についても励起光波長についても、各接続点
における接続損失が小さく抑えられており、効率よく光
増幅作用を得ることができる。
して、下記表1に示すパラメータを有するエルビウム添
加光ファイバ(EDF)を用いて図5に示す構成の光フ
ァイバ増幅器を作製した。この希土類添加光ファイバ2
2に接続されるWDM型光ファイバカプラ21の光ファ
イバAは、下記表1に示すように、EDFとは異なるコ
ア径、比屈折率差を有し、励起光波長におけるVPおよ
び信号光波長におけるVSがいずれもEDFのものと等
しくなるように形成した。このEDFと光ファイバAと
の接続点S4において、励起光波長λP=0.98μmお
よび信号光波長λS=1.55μmにおける接続損失を
測定したところ、下記表1に示すように、いずれの波長
においても小さい値であった。また上記S4以外の接続
点S3、S5、およびS6における接続損失はいずれも
0.1dB以下に抑えられていた。
として波長0.98μmのレーザ光を入射させ、かつ信
号光として1.55μmの光を入射させて、増幅された
信号光(波長1.55μm)を得た。このときの励起光
パワーに対する飽和出力光の比率(変換効率)を調べ
た。信号光の入力を−5dBm、励起光パワーを60m
Wとしたとき、変換効率53%であった。尚、この変換
効率は、図5中点S5における励起光入射パワーに対す
る点S7における信号光出力パワーを測定したものであ
って、アイソレータ23等での損失は含まれていない。
接続されるWDM型光ファイバカプラ21の光ファイバ
として、上記表1に示すパラメータを有する光ファイバ
Bを用いた以外は同様にして光ファイバ増幅器を構成し
た。このEDFと光ファイバBとの接続点S4につい
て、上記実施例1と同様にして接続損失を測定したとこ
ろ、上記表1に示すように大きい値となった。また上記
実施例1と同様にして、励起光パワーに対する飽和出力
光の比率(変換効率)を調べたところ38%であった。
上記実施例1および比較例1の結果より、本発明によれ
ば希土類添加光ファイバと他の光ファイバとの接続部に
おける接続損失を抑えて、高効率の光ファイバ増幅器が
得られることが認められた。
して、リング共振型光ファイバレーザの構成例を示した
ものである。図中符号31はWDM型の光ファイ型バカ
プラ、32は希土類添加光ファイバ、33は光アイソレ
ータをそれぞれ示す。励起光(波長λP)は、光ファイ
バ型カプラ31を介して希土類添加光ファイバ32から
なるリング型共振器に入射され、希土類添加光ファイバ
32を励起する。励起された希土類添加光ファイバ32
は、波長λSの自然放出光を発光し、この波長λSの光を
光ファイバ型カプラ31を介して再びリング型共振器3
2へ入射させ、希土類添加光ファイバ32に光帰還をか
けることによって、波長λSの発振光が得られる。そし
て、ここで発振された発振光(波長λS)は、その一部
が光ファイバ型カプラ31を介して取り出されるように
なっている。
とも光ファイバ型カプラ31と希土類添加光ファイバ3
2との接続点S8において、励起光と発振光の2つの波
長の異なる光について、同時にMFDの整合性が得られ
るように構成されている。すなわち、少なくとも希土類
添加光ファイバ32と、これに接続される光ファイバカ
プラ31を構成する光ファイバとは、励起光波長λPに
おける正規化周波数VPおよび発振光波長λSにおける正
規化周波数VSおよびがいずれも等しく設定されてい
る。また希土類添加光ファイバ32、これに接続される
光ファイバ型カプラ31を構成する光ファイバには、そ
のコア内に、加熱によって拡散され易いドーパントが添
加されている。そして、接続端部を加熱することによっ
てドーパントを拡散させて、希土類添加光ファイバ32
と、これに接続される光ファイバとの接続端におけるM
FDが一致するように形成されている。希土類添加光フ
ァイバ32のコアに添加される希土類は各種のものを用
いることができ、希土類の種類によって異なる波長の発
振光が得られる。希土類添加光ファイバ32と光ファイ
バ型カプラ31との接続は上述の光ファイバ増幅器の場
合と同様にして行なうことができる。
イバ32と光ファイバ型カプラ31の接続点S8では、
これらの正規化周波数VSおよびVPが等しく設定されて
いることから、励起光波長(λP)または発振光波長
(λS)のいずれか一方の波長についてMFDを一致さ
せれば、同時に他方の波長についてもMFDの整合性が
得られる。したがって、励起光および発振光が効率よく
希土類添加光ファイバに入射される。このような光ファ
イバレーザにあっては、励起光波長についても、発振光
波長についても、接続損失を小さく抑えることができる
ので、励起光波長と発振光波長とが離れている場合に
も、高効率のレーザ光発振作用を得ることができる。
た光ファイバ増幅器および光ファイバレーザは上記の構
成に限らず、各種の構成が可能である。そして、希土類
添加光ファイバと他の光ファイバとの接続点であって、
波長の異なる複数の光が同時に伝搬される点について、
正規化周波数Vを等しく設定するとともに、ドーパント
の加熱拡散によりMFDを一致させて、両方の波長につ
いてMFDを同時に整合させることが有効である。
加光ファイバを用いた光ファイバ増幅器は、希土類添加
光ファイバとこれに接続される他の光ファイバとの接続
部で、両ファイバの励起光波長におけるMFDおよび信
号光波長におけるMFDがいずれも整合されているもの
である。したがって、希土類添加光ファイバと他の光フ
ァイバとの接続部において、信号光および励起光の両方
の光について接続損失を小さく抑えることができる。よ
って、信号光波長に対する励起光波長の比(λP/λS×
100)が80%以下と、これらの波長が離れている場
合にも、高効率の光増幅作用を得ることができる。
た光ファイバレーザは、希土類添加光ファイバとこれに
接続される他の光ファイバとの接続部で、両ファイバの
励起光波長におけるMFDおよび発振光波長におけるM
FDがいずれも整合されているものである。したがっ
て、希土類添加光ファイバと他の光ファイバとの接続部
において、信号光および発振光の両方の光について接続
損失を小さく抑えることができる。よって、発振光波長
に対する励起光波長の比(λP/λS×100)が80%
以下と、これらの波長が離れている場合にも、高効率の
レーザ光発振作用を得ることができる。
ある。
におけるコア径とモードフィールド径を示す説明図であ
る。
示す工程図である。
規化周波数との関係を示したグラフである。
図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 希土類をコアに添加した希土類添加光フ
ァイバを利得媒質とした光ファイバ増幅器であって、 希土類添加光ファイバとこれに接続される他の光ファイ
バとの接続部で、両ファイバの励起光波長におけるモー
ドフィールド径および信号光波長におけるモードフィー
ルド径がいずれも整合されていることを特徴とする光フ
ァイバ増幅器。 - 【請求項2】 上記希土類添加光ファイバとこれに接続
される他の光ファイバとの正規化周波数が等しく、かつ
該希土類添加光ファイバおよびこれに接続される他の光
ファイバがコア内に加熱により拡散されやすいドーパン
トを含んでなるとともに、これらの接続部で該ドーパン
トの拡散によりコアが拡径されてなることを特徴とする
請求項1記載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項3】 希土類をコアに添加した希土類添加光フ
ァイバを利得媒質とした光ファイバレーザであって、 希土類添加光ファイバとこれに接続される他の光ファイ
バとの接続部で、両ファイバの励起光波長におけるモー
ドフィールド径および発振光波長におけるモードフィー
ルド径がいずれも整合されていることを特徴とする光フ
ァイバレーザ。 - 【請求項4】 上記希土類添加光ファイバとこれに接続
される他の光ファイバとの正規化周波数が等しく、かつ
該希土類添加光ファイバおよびこれに接続される他の光
ファイバがコア内に加熱により拡散されやすいドーパン
トを含んでなるとともに、これらの接続部で該ドーパン
トの拡散によりコアが拡径されてなることを特徴とする
請求項3記載の光ファイバレーザ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP934795A JP3558714B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 光ファイバ増幅器および光ファイバレーザ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP934795A JP3558714B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 光ファイバ増幅器および光ファイバレーザ |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004017585A Division JP2004120002A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | 光ファイバ増幅器および光ファイバレーザ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08204257A true JPH08204257A (ja) | 1996-08-09 |
| JP3558714B2 JP3558714B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=11717947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP934795A Expired - Lifetime JP3558714B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 光ファイバ増幅器および光ファイバレーザ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3558714B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009016569A (ja) * | 2007-07-04 | 2009-01-22 | Toshiba Corp | ファイバアンプ装置とその発熱抑制方法 |
| WO2023210404A1 (ja) | 2022-04-26 | 2023-11-02 | 住友電気工業株式会社 | 光増幅用伝送路 |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP934795A patent/JP3558714B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009016569A (ja) * | 2007-07-04 | 2009-01-22 | Toshiba Corp | ファイバアンプ装置とその発熱抑制方法 |
| WO2023210404A1 (ja) | 2022-04-26 | 2023-11-02 | 住友電気工業株式会社 | 光増幅用伝送路 |
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| Publication number | Publication date |
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| JP3558714B2 (ja) | 2004-08-25 |
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