JPH08204277A - 半導体レーザ - Google Patents
半導体レーザInfo
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- JPH08204277A JPH08204277A JP1196095A JP1196095A JPH08204277A JP H08204277 A JPH08204277 A JP H08204277A JP 1196095 A JP1196095 A JP 1196095A JP 1196095 A JP1196095 A JP 1196095A JP H08204277 A JPH08204277 A JP H08204277A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エッチングストップ層によって活性層からの
発振波長光の吸収を回避し、すぐれた動作特性を有する
半導体レーザを構成する。 【構成】 基板11上に、少なくとも第1導電型のクラ
ッド層13と、活性層14と、第2導電型の第1のクラ
ッド層15Aと、エッチングストップ層19と、第2導
電型の第2のクラッド層15Bとが順次積層され、スト
ライプ状の電流通路を挟んでその両側に電流狭窄層18
が埋め込まれる溝17が上記エッチングストップ層19
に至る深さに形成され、エッチングストップ層19が、
ひっぱり歪が形成される格子定数に選定されて活性層1
4のバンドギャップより大なるバンドギャップを有する
構成とする。
発振波長光の吸収を回避し、すぐれた動作特性を有する
半導体レーザを構成する。 【構成】 基板11上に、少なくとも第1導電型のクラ
ッド層13と、活性層14と、第2導電型の第1のクラ
ッド層15Aと、エッチングストップ層19と、第2導
電型の第2のクラッド層15Bとが順次積層され、スト
ライプ状の電流通路を挟んでその両側に電流狭窄層18
が埋め込まれる溝17が上記エッチングストップ層19
に至る深さに形成され、エッチングストップ層19が、
ひっぱり歪が形成される格子定数に選定されて活性層1
4のバンドギャップより大なるバンドギャップを有する
構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザ、特に化
合物半導体レーザのAlGaInP系半導体レーザに適
用して好適な半導体レーザに係わる。
合物半導体レーザのAlGaInP系半導体レーザに適
用して好適な半導体レーザに係わる。
【0002】
【従来の技術】化合物半導体レーザ、例えばAlGaI
nP系半導体レーザは、例えば図6に示すように、Ga
As基板1上にバッファ層2を介して第1導電型例えば
n型のAlGaInPよりなるクラッド層3、多重量子
井戸構造(以下MQWという)による活性層4、第2導
電型例えばp型のAlGaInPよりなるクラッド層
5、これと同導電型の例えばGaAsよりなるキャップ
層6とが順次エピタキシャル成長され、中央のストライ
プ状の電流通路を形成する部分を残してその両側を、キ
ャップ層6を横切りクラッド層5に至る深さに溝7がエ
ッチングによって形成され、この溝7に第1導電型の例
えばn型のGaAsによる通電を阻止する電流狭窄層8
を選択CVD(化学的気相成長)法によって形成された
構成が採られる。
nP系半導体レーザは、例えば図6に示すように、Ga
As基板1上にバッファ層2を介して第1導電型例えば
n型のAlGaInPよりなるクラッド層3、多重量子
井戸構造(以下MQWという)による活性層4、第2導
電型例えばp型のAlGaInPよりなるクラッド層
5、これと同導電型の例えばGaAsよりなるキャップ
層6とが順次エピタキシャル成長され、中央のストライ
プ状の電流通路を形成する部分を残してその両側を、キ
ャップ層6を横切りクラッド層5に至る深さに溝7がエ
ッチングによって形成され、この溝7に第1導電型の例
えばn型のGaAsによる通電を阻止する電流狭窄層8
を選択CVD(化学的気相成長)法によって形成された
構成が採られる。
【0003】このAlGaInP系半導体レーザにおい
て、上述したようにその活性層4がMQW構造とするも
のは、このMQW構造によらないこの種の半導体レーザ
が650nmの発光であるに比しこれより短波長の63
0nm帯の発光を行うことができるという利点がある。
て、上述したようにその活性層4がMQW構造とするも
のは、このMQW構造によらないこの種の半導体レーザ
が650nmの発光であるに比しこれより短波長の63
0nm帯の発光を行うことができるという利点がある。
【0004】ところで、上述したように、電流狭窄層8
を形成する構造をとる場合、この電流狭窄層8を埋込み
形成するための溝7のエッチングが必要となるものであ
るが、実際にはこのエッチング溝7の形成においてクラ
ッド層5を所要の深さに再現性良く均一の深さにエッチ
ングすることは難しく、また作業性に劣るという問題が
生じる。
を形成する構造をとる場合、この電流狭窄層8を埋込み
形成するための溝7のエッチングが必要となるものであ
るが、実際にはこのエッチング溝7の形成においてクラ
ッド層5を所要の深さに再現性良く均一の深さにエッチ
ングすることは難しく、また作業性に劣るという問題が
生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成による半
導体レーザにおいて、電流狭窄層を埋込み形成するため
のエッチング溝を正確に所定の深さにエッチングするこ
とができるようにすることが望まれるが、このエッチン
グ溝の深さを所定の深さに設定する方法としては、図7
に示すように、第2導電型のクラッド層5を下層の第1
のクラッド層5Aと、上層の第2のクラッド層5Bとの
2層構成とし、これら第1および第2のクラッド層5A
および5B間に、クラッド層5とエッチング性を異にす
るすなわちAlGaInPクラッド層5に比しエッチン
グ速度が格段に低いエッチングストップ層9をエピタキ
シャル成長させ、キャップ層6上のストライプ状の電流
通路の形成部上にエッチングマスク層10を形成し、こ
れをマスクとしてキャップ層6をエッチングし、その後
クラッド層5に対して高いエッチング性を示し、エッチ
ングストップ層9に対して低いエッチング性を示すエッ
チングを行ってクラッド層5のエッチングを行う。この
ようにすると、図8に示すように、エッチングストップ
層9が露出したところでエッチング進行が停止ないしは
遅くなることから、ここでエッチングを停止させる制御
を容易、かつ正確に行うことができる。そして、このエ
ッチング溝7に図6に示すように電流狭搾層8を埋込み
形成するものである。図7および図8において、図6と
対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略す
る。
導体レーザにおいて、電流狭窄層を埋込み形成するため
のエッチング溝を正確に所定の深さにエッチングするこ
とができるようにすることが望まれるが、このエッチン
グ溝の深さを所定の深さに設定する方法としては、図7
に示すように、第2導電型のクラッド層5を下層の第1
のクラッド層5Aと、上層の第2のクラッド層5Bとの
2層構成とし、これら第1および第2のクラッド層5A
および5B間に、クラッド層5とエッチング性を異にす
るすなわちAlGaInPクラッド層5に比しエッチン
グ速度が格段に低いエッチングストップ層9をエピタキ
シャル成長させ、キャップ層6上のストライプ状の電流
通路の形成部上にエッチングマスク層10を形成し、こ
れをマスクとしてキャップ層6をエッチングし、その後
クラッド層5に対して高いエッチング性を示し、エッチ
ングストップ層9に対して低いエッチング性を示すエッ
チングを行ってクラッド層5のエッチングを行う。この
ようにすると、図8に示すように、エッチングストップ
層9が露出したところでエッチング進行が停止ないしは
遅くなることから、ここでエッチングを停止させる制御
を容易、かつ正確に行うことができる。そして、このエ
ッチング溝7に図6に示すように電流狭搾層8を埋込み
形成するものである。図7および図8において、図6と
対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略す
る。
【0006】この構成によるときは、エッチングストッ
プ層9の形成位置すなわち第1および第2のクラッド層
5Aおよび5Bの厚さを予め設定しておくことにより、
エッチング溝7の深さおよび活性層4からの距離の設定
を確実、かつ容易にすぐれた再現性と、均一性をもって
形成することができる。
プ層9の形成位置すなわち第1および第2のクラッド層
5Aおよび5Bの厚さを予め設定しておくことにより、
エッチング溝7の深さおよび活性層4からの距離の設定
を確実、かつ容易にすぐれた再現性と、均一性をもって
形成することができる。
【0007】この場合のエッチングストップ層9は、他
のクラッド層3,5等と同様に、基板1の例えばGaA
s単結晶基板に格子定数が整合する組成に選定される。
のクラッド層3,5等と同様に、基板1の例えばGaA
s単結晶基板に格子定数が整合する組成に選定される。
【0008】ところが、この構成による場合、エッチン
グストップ層9における活性層4からの発振波長光すな
わち630nmの光の吸収が生じ、この波長の半導体レ
ーザの形成が理論的に可能であるにも係わらず、必ずし
も動作特性にすぐれたすなわち低い動作電圧をもって発
光を行うことのできるこの種の化合物半導体レーザを得
ることができない。
グストップ層9における活性層4からの発振波長光すな
わち630nmの光の吸収が生じ、この波長の半導体レ
ーザの形成が理論的に可能であるにも係わらず、必ずし
も動作特性にすぐれたすなわち低い動作電圧をもって発
光を行うことのできるこの種の化合物半導体レーザを得
ることができない。
【0009】本発明においては、上述した例えばAlG
aInP系化合物半導体レーザにおいて、その活性層を
MQW構造とした場合においても、確実に電流狭窄層の
形成のためのエッチング溝の形成を行うエッチングスト
ップ層の形成を行うにも係わらず、このエッチングスト
ップ層によって活性層からの発振波長光の吸収を回避
し、すぐれた動作特性を有する半導体レーザを構成す
る。
aInP系化合物半導体レーザにおいて、その活性層を
MQW構造とした場合においても、確実に電流狭窄層の
形成のためのエッチング溝の形成を行うエッチングスト
ップ層の形成を行うにも係わらず、このエッチングスト
ップ層によって活性層からの発振波長光の吸収を回避
し、すぐれた動作特性を有する半導体レーザを構成す
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明者等
は、上述した例えばAlGaInP系半導体レーザにお
いて、動作特性にすぐれた半導体レーザが得難い原因
が、エッチングストップ層による活性層からの発光を吸
収することによることを究明した。例えば、AlGaI
nP系半導体レーザにおいて、クラッド層をAlGaI
nPによって構成する場合、これとエッチング性を異に
するエッチングストップ層としては、GaInP層によ
ることが考えられるが、この場合上述したように、基板
に対して格子整合する組成とすると、このエッチングス
トップ層のバンドギャップは、活性層のMQW構造の量
子井戸部のバンドギャップと同等ないしは小となること
により、活性層4からの発光に対し吸収性を示すことに
なる。
は、上述した例えばAlGaInP系半導体レーザにお
いて、動作特性にすぐれた半導体レーザが得難い原因
が、エッチングストップ層による活性層からの発光を吸
収することによることを究明した。例えば、AlGaI
nP系半導体レーザにおいて、クラッド層をAlGaI
nPによって構成する場合、これとエッチング性を異に
するエッチングストップ層としては、GaInP層によ
ることが考えられるが、この場合上述したように、基板
に対して格子整合する組成とすると、このエッチングス
トップ層のバンドギャップは、活性層のMQW構造の量
子井戸部のバンドギャップと同等ないしは小となること
により、活性層4からの発光に対し吸収性を示すことに
なる。
【0011】そこで本発明は、基板上に、少なくとも第
1導電型のクラッド層と、活性層と、第2導電型の第1
のクラッド層と、エッチングストップ層と、上記クラッ
ド層と共に第2導電型クラッド層を構成する第2導電型
の第2のクラッド層とが順次積層され、ストライプ状の
電流通路を挟んでその両側に電流狭窄層が埋め込まれる
溝が上記エッチングストップ層に至る深さに形成され、
エッチングストップ層が、ひっぱり歪が形成される格子
定数に選定されて活性層14のバンドギャップより大な
るバンドギャップを有する構成とする。
1導電型のクラッド層と、活性層と、第2導電型の第1
のクラッド層と、エッチングストップ層と、上記クラッ
ド層と共に第2導電型クラッド層を構成する第2導電型
の第2のクラッド層とが順次積層され、ストライプ状の
電流通路を挟んでその両側に電流狭窄層が埋め込まれる
溝が上記エッチングストップ層に至る深さに形成され、
エッチングストップ層が、ひっぱり歪が形成される格子
定数に選定されて活性層14のバンドギャップより大な
るバンドギャップを有する構成とする。
【0012】
【作用】上述したように、本発明によれば、電流狭窄層
を形成するエッチング溝の深さ設定を行うエッチングス
トップ層を設けるものであるが、特にそのエッチングス
トップ層をひっぱり歪が生じるようにしてそのバンドギ
ャプを活性層のそれより大にするものであり、このよう
にしたことによってエッチングストップ層によって活性
層からの発振レーザ光が、このエッチングストップ層に
よって吸収することを回避できる。
を形成するエッチング溝の深さ設定を行うエッチングス
トップ層を設けるものであるが、特にそのエッチングス
トップ層をひっぱり歪が生じるようにしてそのバンドギ
ャプを活性層のそれより大にするものであり、このよう
にしたことによってエッチングストップ層によって活性
層からの発振レーザ光が、このエッチングストップ層に
よって吸収することを回避できる。
【0013】したがって、このエッチングストップ層1
9を設けることによる半導体レーザの動作特性の低下を
回避できるものである。
9を設けることによる半導体レーザの動作特性の低下を
回避できるものである。
【0014】
【実施例】図1を参照して、本発明の一実施例を詳細に
説明するが、この場合その理解を容易にするために、図
2〜図4の各工程における概略断面図を参照して、その
製法の一例と共に説明する。
説明するが、この場合その理解を容易にするために、図
2〜図4の各工程における概略断面図を参照して、その
製法の一例と共に説明する。
【0015】この場合、630nm発光を行わせるすな
わち活性層14におけるバンドギャップが1.968e
VのAlGaInP系半導体レーザに本発明を適用した
場合で、この場合、図2に示すように、第1導電型例え
ばn型GaAs基板11上に、これと同導電型の例えば
GaAs層によるバッファ層12を介して第1導電型例
えばn型のAlGaInPよりなるクラッド層13と、
量子井戸構造の例えば複数のウエル層とバリア層とが交
互に積層されてなる多重量子井戸構造(MQW)による
活性層14と、第2導電型例えばp型のAlGaInP
よりなる第1のクラッド層15Aと、第2導電型の厚さ
例えば100〜300Åのエッチングストップ層19
と、第2導電型のAlGaInPよりなる第2のクラッ
ド層15Aと、第2導電型のGaAsよりなるキャップ
層16とを順次例えばMOCVD(Metal Organic Chem
ical Vapor Deposition)による連続的にエピタキシャル
成長する。
わち活性層14におけるバンドギャップが1.968e
VのAlGaInP系半導体レーザに本発明を適用した
場合で、この場合、図2に示すように、第1導電型例え
ばn型GaAs基板11上に、これと同導電型の例えば
GaAs層によるバッファ層12を介して第1導電型例
えばn型のAlGaInPよりなるクラッド層13と、
量子井戸構造の例えば複数のウエル層とバリア層とが交
互に積層されてなる多重量子井戸構造(MQW)による
活性層14と、第2導電型例えばp型のAlGaInP
よりなる第1のクラッド層15Aと、第2導電型の厚さ
例えば100〜300Åのエッチングストップ層19
と、第2導電型のAlGaInPよりなる第2のクラッ
ド層15Aと、第2導電型のGaAsよりなるキャップ
層16とを順次例えばMOCVD(Metal Organic Chem
ical Vapor Deposition)による連続的にエピタキシャル
成長する。
【0016】エッチングストップ層19は、基板11
が、GaAs基板である場合において、(AlX Ga
1-x )InP(0≦x≦0.7)の組成、例えばGaI
nPとする。
が、GaAs基板である場合において、(AlX Ga
1-x )InP(0≦x≦0.7)の組成、例えばGaI
nPとする。
【0017】そして、基板11の格子定数をaとし、エ
ッチングストップ層19の格子定数をbとするとき、下
記(数1)の関係とする。
ッチングストップ層19の格子定数をbとするとき、下
記(数1)の関係とする。
【0018】
【数1】0>(b−a)/a≧−0.02
【0019】そして、上述した基板11上に形成した各
化合物半導体層によるエピタキシャル成長層の中央のス
トライプ状の電流通路上にエッチングマスクとなり、し
かも後に行う電流狭窄層の選択MOCVD法のマスクと
なる例えばSiO2 によるマスク層20を被着形成す
る。
化合物半導体層によるエピタキシャル成長層の中央のス
トライプ状の電流通路上にエッチングマスクとなり、し
かも後に行う電流狭窄層の選択MOCVD法のマスクと
なる例えばSiO2 によるマスク層20を被着形成す
る。
【0020】このマスク20の形成は、SiO2 層をC
VD法等によって全面的に形成し、その後フォトリソグ
ラフィによるパターンエッチングを行って溝形成部をエ
ッチング除去することによって形成し得る。
VD法等によって全面的に形成し、その後フォトリソグ
ラフィによるパターンエッチングを行って溝形成部をエ
ッチング除去することによって形成し得る。
【0021】そして、このマスク層20をエッチングマ
スクとして、このマスク層20を形成する部分を残して
その両側を、エッチングして溝17を形成する。このエ
ッチングは、例えばHClとH2 O2 とH2 Oとの混合
液によるエッチング液あるいはH2 SO4 とH2 O2 と
H2 Oとの混合液によるエッチング液とによって行う。
スクとして、このマスク層20を形成する部分を残して
その両側を、エッチングして溝17を形成する。このエ
ッチングは、例えばHClとH2 O2 とH2 Oとの混合
液によるエッチング液あるいはH2 SO4 とH2 O2 と
H2 Oとの混合液によるエッチング液とによって行う。
【0022】このようなエッチングによってエッチング
ストップ層19が露呈してそのエッチングを実質的に停
止させ、この時点でエッチングを停止すると、エッチン
グストップ層19の形成位置によって溝17の深さが規
定される。
ストップ層19が露呈してそのエッチングを実質的に停
止させ、この時点でエッチングを停止すると、エッチン
グストップ層19の形成位置によって溝17の深さが規
定される。
【0023】その後、図4に示すように、マスク層20
をマスクとしてマスク層20が形成されずに化合物半導
体が露呈した溝17内に、周知の選択MOCVD法によ
って第1の導電型例えばn型のGaAsによる電流狭窄
層18を形成する。
をマスクとしてマスク層20が形成されずに化合物半導
体が露呈した溝17内に、周知の選択MOCVD法によ
って第1の導電型例えばn型のGaAsによる電流狭窄
層18を形成する。
【0024】その後図示しないが、全面的に平坦化層を
形成し、その表面から平面的に例えばエッチングを行っ
て図1に示すように、キャップ層16と電流狭搾層18
の表面を一平面に平坦化する。
形成し、その表面から平面的に例えばエッチングを行っ
て図1に示すように、キャップ層16と電流狭搾層18
の表面を一平面に平坦化する。
【0025】また、必要に応じて基板11の裏面から平
面的に例えば化学的、機械的研磨を行って基板11の厚
さを低減化して後、この研磨面に一方の電極(図示せ
ず)を形成し、キャップ層16上に他方の電極(図示せ
ず)をオーミックに形成する。
面的に例えば化学的、機械的研磨を行って基板11の厚
さを低減化して後、この研磨面に一方の電極(図示せ
ず)を形成し、キャップ層16上に他方の電極(図示せ
ず)をオーミックに形成する。
【0026】ここに、MQW構造による活性層14のウ
エル層は、例えばGaAs基板1の格子定数に対し−
1.0%の格子定数の不整合によるひっぱり歪を有する
Ga0. 65In0.35P層によって構成し、バリア層は(A
l0.5 Ga0.5 )0.516In0.48 4 P層によって構成す
る。
エル層は、例えばGaAs基板1の格子定数に対し−
1.0%の格子定数の不整合によるひっぱり歪を有する
Ga0. 65In0.35P層によって構成し、バリア層は(A
l0.5 Ga0.5 )0.516In0.48 4 P層によって構成す
る。
【0027】また、第1導電型のクラッド層13と、第
1および第2のクラッド層15Aおよび15Bによる第
2導電型のクラッド層15は、それぞれ(Al0.7 Ga
0.3)0.516 In0.484 Pによって構成する。
1および第2のクラッド層15Aおよび15Bによる第
2導電型のクラッド層15は、それぞれ(Al0.7 Ga
0.3)0.516 In0.484 Pによって構成する。
【0028】そしてこの場合、エッチングストップ層1
9は、ひっぱり歪が形成される格子定数、すなわち前記
(数1)に、更に好ましくは、下記(数2)に選定す
る。
9は、ひっぱり歪が形成される格子定数、すなわち前記
(数1)に、更に好ましくは、下記(数2)に選定す
る。
【0029】
【数2】−0.016≦(b−a)/a<−0.01
【0030】このエッチングストップ層19は、(Al
X Ga1-x )InPで、0≦x≦0.7好ましくは、G
a0 .5+yIn0 .5-yPで、0<y<0.5、実際にはこ
の範囲の0<y<0.230とする。例えば(b−a)
/a=−0.016とするとき、エッチングストップ層
19は、Ga0.730 In0.270 Pとし、このときのバン
ドギャップは2.239eVであり、(b−a)/a=
−0.12とするときは、エッチングストップ層19
は、Ga0.678 In0.322 Pとし、このときのバンドギ
ャップは2.15eVとなる。したがって、いづれの場
合もエッチングストップ層19のバンドギャップは、活
性層14のバンドギャップより大となる。
X Ga1-x )InPで、0≦x≦0.7好ましくは、G
a0 .5+yIn0 .5-yPで、0<y<0.5、実際にはこ
の範囲の0<y<0.230とする。例えば(b−a)
/a=−0.016とするとき、エッチングストップ層
19は、Ga0.730 In0.270 Pとし、このときのバン
ドギャップは2.239eVであり、(b−a)/a=
−0.12とするときは、エッチングストップ層19
は、Ga0.678 In0.322 Pとし、このときのバンドギ
ャップは2.15eVとなる。したがって、いづれの場
合もエッチングストップ層19のバンドギャップは、活
性層14のバンドギャップより大となる。
【0031】したがって、この構成による半導体レーザ
は、エッチングストップ層19が第1および第2のクラ
ッド層15Aおよび15B間に存在するにも係わらず、
活性層14からの発光を吸収することが回避される。
は、エッチングストップ層19が第1および第2のクラ
ッド層15Aおよび15B間に存在するにも係わらず、
活性層14からの発光を吸収することが回避される。
【0032】そして、上記(数1)特に(数2)に選定
するときは、エピタキシャル成長層に結晶欠陥を成長さ
せることなくエッチングストップ層19以降のエピタキ
シャル成長を行うことができる。
するときは、エピタキシャル成長層に結晶欠陥を成長さ
せることなくエッチングストップ層19以降のエピタキ
シャル成長を行うことができる。
【0033】上述の本発明による半導体レーザによれ
ば、その伝導帯のポテンシャル図を図5に示すように、
エッチングストップ層19のバンドギャップを活性層1
4のそれより大にできることから、活性層14からの発
振された光がこのエッチングストップ層19で吸収され
ることが回避される。
ば、その伝導帯のポテンシャル図を図5に示すように、
エッチングストップ層19のバンドギャップを活性層1
4のそれより大にできることから、活性層14からの発
振された光がこのエッチングストップ層19で吸収され
ることが回避される。
【0034】尚、上述した例では、第1の導電型がn
型、第2の導電型がp型とした場合であるが、云うまで
もなくこれら導電型が逆導電型とすることもできる。ま
た、上述した例では、活性層がMQW構造を採った場合
であり、この場合は630nmの半導体レーザを構成で
きるが、MQWによらずSQW(単層の量子井戸構造)
とするとか、量子井戸構造を採ることのない活性層によ
って構成することもできる。
型、第2の導電型がp型とした場合であるが、云うまで
もなくこれら導電型が逆導電型とすることもできる。ま
た、上述した例では、活性層がMQW構造を採った場合
であり、この場合は630nmの半導体レーザを構成で
きるが、MQWによらずSQW(単層の量子井戸構造)
とするとか、量子井戸構造を採ることのない活性層によ
って構成することもできる。
【0035】また、上述した例では、活性層14を挟ん
でクラッド層が直接的に配置されたいわゆるDH(Doub
le Heterostructure)構造とした場合であるが、活性層
を挟んでガイド層を介してクラッド層が配置されたいわ
ゆるSCH(Separate Confinement Heterostructure)
構造とすることもできるなど上述した例に限られず種々
の構成をとることができる。
でクラッド層が直接的に配置されたいわゆるDH(Doub
le Heterostructure)構造とした場合であるが、活性層
を挟んでガイド層を介してクラッド層が配置されたいわ
ゆるSCH(Separate Confinement Heterostructure)
構造とすることもできるなど上述した例に限られず種々
の構成をとることができる。
【0036】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、電流
狭窄層18を形成部にエッチングストップ層19を形成
するので、電流狭搾層18を形成する溝17の深さを、
このエッチングストップ層19の形成位置で設定するこ
とができ、したがって作業性にすぐれ、均一性に優れた
半導体レーザを構成できる。
狭窄層18を形成部にエッチングストップ層19を形成
するので、電流狭搾層18を形成する溝17の深さを、
このエッチングストップ層19の形成位置で設定するこ
とができ、したがって作業性にすぐれ、均一性に優れた
半導体レーザを構成できる。
【0037】そして、このようにエッチングストップ層
19を設けるにもかかわらずこのエッチングストップ層
19をひっぱり歪が生じるようにしたことによってその
バンドギャップ調整を行ってそのバンドギャプを活性層
のそれより大にしたので、活性層からの発振レーザ光
が、このエッチングストップ層15によって吸収するこ
とを回避でき、この吸収による動作電流の増加、したが
って動作特性の低下を回避できる。
19を設けるにもかかわらずこのエッチングストップ層
19をひっぱり歪が生じるようにしたことによってその
バンドギャップ調整を行ってそのバンドギャプを活性層
のそれより大にしたので、活性層からの発振レーザ光
が、このエッチングストップ層15によって吸収するこ
とを回避でき、この吸収による動作電流の増加、したが
って動作特性の低下を回避できる。
【0038】したがって、特に例えばAlGaInP系
のしかも活性層をMQW構造とすることによって630
nmに短波長化した半導体レーザにおいてもその動作特
性の低下を回避できることから、実用に供してその工業
的利益は大である。
のしかも活性層をMQW構造とすることによって630
nmに短波長化した半導体レーザにおいてもその動作特
性の低下を回避できることから、実用に供してその工業
的利益は大である。
【図1】本発明による半導体レーザの一例の概略断面図
である。
である。
【図2】本発明による半導体レーザの一例の一製造工程
における概略断面図である。
における概略断面図である。
【図3】本発明による半導体レーザの一例の一製造工程
における概略断面図である。
における概略断面図である。
【図4】本発明による半導体レーザの一例の一製造工程
における概略断面図である。
における概略断面図である。
【図5】本発明による半導体レーザの説明に供するポテ
ンシャルモデル図である。
ンシャルモデル図である。
【図6】従来の半導体レーザの概略断面図である。
【図7】従来の半導体レーザの一製造工程における概略
断面図である。
断面図である。
【図8】従来の半導体レーザの一製造工程における概略
断面図である。
断面図である。
1,11 基板 2,12 バッファ層 3,13 第1導電型のクラッド層 4,14 活性層 5,15 第2導電型のクラッド層 15A 第1のクラッド層 15B 第2のクラッド層 6,16 キャップ層 7,17 溝 8,18 電流狭搾層 9,19 エッチングストップ層
Claims (5)
- 【請求項1】 基板上に、少なくとも第1導電型のクラ
ッド層と、活性層と、第2導電型の第1のクラッド層
と、エッチングストップ層と、第2導電型の第2のクラ
ッド層とが順次積層され、 ストライプ状の電流通路を挟んでその両側に電流狭窄層
が埋め込まれる溝が上記エッチングストップ層に至る深
さに形成され、 該エッチングストップ層が、ひっぱり歪が形成される格
子定数に選定されてそのバンドギャップが上記活性層の
バンドギャップより大とされたことを特徴とする半導体
レーザ。 - 【請求項2】 上記基板が、GaAs基板より成り、上
記クラッド層がAlGaInPによるAlGaInP系
半導体レーザであって、 上記エッチングストップ層が、 (AlX Ga1-x )InPで、0≦x≦0.7によるこ
とを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ。 - 【請求項3】 上記エッチングストップ層が、GaIn
Pによることを特徴とする請求項1に記載の半導体レー
ザ。 - 【請求項4】 上記活性層が量子井戸構造によることを
特徴とする請求項1、2または3に記載の半導体レー
ザ。 - 【請求項5】 上記基板の格子定数をaとし、上記エッ
チングストップ層の格子定数をbとするとき、0>(b
−a)/a≧−0.02とすることを特徴とする請求項
1、2、3、または4に記載の半導体レーザ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1196095A JPH08204277A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 半導体レーザ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1196095A JPH08204277A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 半導体レーザ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08204277A true JPH08204277A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11792193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1196095A Pending JPH08204277A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 半導体レーザ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08204277A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007258641A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体レーザ素子及びその製造方法 |
| JP2011507262A (ja) * | 2007-12-14 | 2011-03-03 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 結合界面を有する発光デバイス |
-
1995
- 1995-01-27 JP JP1196095A patent/JPH08204277A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007258641A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体レーザ素子及びその製造方法 |
| JP2011507262A (ja) * | 2007-12-14 | 2011-03-03 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 結合界面を有する発光デバイス |
| US9905730B2 (en) | 2007-12-14 | 2018-02-27 | Lumileds Llc | Light emitting device with bonded interface |
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