JPH0820444B2 - 角質層検査方法 - Google Patents
角質層検査方法Info
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- JPH0820444B2 JPH0820444B2 JP62145029A JP14502987A JPH0820444B2 JP H0820444 B2 JPH0820444 B2 JP H0820444B2 JP 62145029 A JP62145029 A JP 62145029A JP 14502987 A JP14502987 A JP 14502987A JP H0820444 B2 JPH0820444 B2 JP H0820444B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、皮膚の角質層を検査する方法に関するもの
であり、化粧料、食品、医薬品、肌質の検査などの分野
に利用しうるものである。
であり、化粧料、食品、医薬品、肌質の検査などの分野
に利用しうるものである。
本来、化粧料等の皮膚の状態を良好に保つことが必要
とされる物品の販売にあたっては、ユーザーの皮膚の状
態を的確に把握し、それに応じた化粧を指導すべきであ
る。こうした考えの基に近年では、皮膚の状態を観察又
は測定するなどして肌質、肌性、肌状態等を知ること
が、重要な課題となって来た。
とされる物品の販売にあたっては、ユーザーの皮膚の状
態を的確に把握し、それに応じた化粧を指導すべきであ
る。こうした考えの基に近年では、皮膚の状態を観察又
は測定するなどして肌質、肌性、肌状態等を知ること
が、重要な課題となって来た。
従来、これらの肌状態を観察する方法としては、多く
の方法が提案されているが、皮膚表面の角質層を詳細に
観察することにより、正確な肌の検査が行えることが、
わかってきた。従来、皮膚の表面状態を調べる方法とし
ては、 (a)直接肉眼により皮膚を観察する方法。
の方法が提案されているが、皮膚表面の角質層を詳細に
観察することにより、正確な肌の検査が行えることが、
わかってきた。従来、皮膚の表面状態を調べる方法とし
ては、 (a)直接肉眼により皮膚を観察する方法。
(b)スンプ法(セルロイド板に酢酸アミル等の有機溶
剤を滴下し、このセルロイド板を皮膚に密着せしめた
後、これをはがして、皮膚レプリカを作製し、これを観
察する方法)。
剤を滴下し、このセルロイド板を皮膚に密着せしめた
後、これをはがして、皮膚レプリカを作製し、これを観
察する方法)。
(c)ビデオスコープ等の機器を用いて、皮膚の拡大像
をモニターに映し出し、これを観察する方法。等の方法
が行なわれてきた。
をモニターに映し出し、これを観察する方法。等の方法
が行なわれてきた。
ところが、(a)または(c)の方法は外観所見によ
るものであり、肌の色つやなどの測定には便利である
が、皮膚の状態を精密に調べることはできなかった。ま
た、(b)の方法は皮膚の粗さや凹凸を調べるには有利
な方法であるが、単に表面形状を測定するのみであっ
た。したがって、肌の状態をより詳細に調べる為には、
角質層を採取し、これを観察することが最良の方法であ
る。
るものであり、肌の色つやなどの測定には便利である
が、皮膚の状態を精密に調べることはできなかった。ま
た、(b)の方法は皮膚の粗さや凹凸を調べるには有利
な方法であるが、単に表面形状を測定するのみであっ
た。したがって、肌の状態をより詳細に調べる為には、
角質層を採取し、これを観察することが最良の方法であ
る。
この角質層検査方法としては、例えば透明板に公知の
接着剤を塗布し、これを皮膚に密着せしめた後にはがし
て、透明板に角質層を保持させ、これをそのまま角質層
標本とする方法が考えられる。
接着剤を塗布し、これを皮膚に密着せしめた後にはがし
て、透明板に角質層を保持させ、これをそのまま角質層
標本とする方法が考えられる。
ところが、この方法では、鮮明で保存性の良い角質層
標本を得ることができず、また、被検者の肌をいためる
ことも多い。
標本を得ることができず、また、被検者の肌をいためる
ことも多い。
したがって、皮膚の状態を精密に観察もしくは検査す
ることが困難である。
ることが困難である。
本発明は、前記事項に鑑みなされたものであり、有機
溶剤に可溶な粘着性物質を塗布してあるとともに、この
粘着性物質に皮膚角質層を付着させたテープを、あらか
じめ固着剤を塗布せしめた透明板に張り付け、次に、有
機溶剤を用いてこの粘着性テープをはがしさり、透明板
に角質層を固定することにより、鮮明で保存性の良い角
質層標本が得られることに着目したもので、この角質層
標本を用いて、角質層細胞について観察、測定すれば、
結果として皮膚の状態を精密にしかも迅速に調べること
ができ、上記の問題点を解決できるものである。
溶剤に可溶な粘着性物質を塗布してあるとともに、この
粘着性物質に皮膚角質層を付着させたテープを、あらか
じめ固着剤を塗布せしめた透明板に張り付け、次に、有
機溶剤を用いてこの粘着性テープをはがしさり、透明板
に角質層を固定することにより、鮮明で保存性の良い角
質層標本が得られることに着目したもので、この角質層
標本を用いて、角質層細胞について観察、測定すれば、
結果として皮膚の状態を精密にしかも迅速に調べること
ができ、上記の問題点を解決できるものである。
本発明方法は、前記手段を取ったことにより、有機溶
剤に可溶な粘着性物質を塗布してあるテープにより皮膚
から角質層を採取できる。
剤に可溶な粘着性物質を塗布してあるテープにより皮膚
から角質層を採取できる。
本発明により適用される角質層標本とは、おもに人間
の皮膚の表面を覆っている表皮の最外層部分に存在する
薄膜状の細胞群である角質層を透明板上に固定してなる
一種の組織標本である。前記の角質層標本は、染色する
ことなどにより、角質層細胞を詳細に観察することが可
能であり、特に顕微鏡観察に好適である。染色された角
質層細胞は核が存在する場合には、その核が明瞭に観察
でき、表皮細胞の角化状態がわかることから、表皮細胞
の代謝速度や肌あれの状態を知ることも可能である。
又、角質層細胞の面積、周長、偏平率、均質性等を測定
することにより肌の老化度合や肌性を客観的に評価する
ことができるのである。もちろん、上記の角質層標本は
ビデオスコープ等の機器を用いて、画面上に拡大図を映
し出し、これを観察、測定することも好適である。
の皮膚の表面を覆っている表皮の最外層部分に存在する
薄膜状の細胞群である角質層を透明板上に固定してなる
一種の組織標本である。前記の角質層標本は、染色する
ことなどにより、角質層細胞を詳細に観察することが可
能であり、特に顕微鏡観察に好適である。染色された角
質層細胞は核が存在する場合には、その核が明瞭に観察
でき、表皮細胞の角化状態がわかることから、表皮細胞
の代謝速度や肌あれの状態を知ることも可能である。
又、角質層細胞の面積、周長、偏平率、均質性等を測定
することにより肌の老化度合や肌性を客観的に評価する
ことができるのである。もちろん、上記の角質層標本は
ビデオスコープ等の機器を用いて、画面上に拡大図を映
し出し、これを観察、測定することも好適である。
このように、本発明方法により肌の状態に関する多く
の知見が得られ、これにより個人個人の肌の状態が的確
にわかるので、これに基づき、その人の肌質に応じた化
粧指導をすることも可能となるのである。
の知見が得られ、これにより個人個人の肌の状態が的確
にわかるので、これに基づき、その人の肌質に応じた化
粧指導をすることも可能となるのである。
次に、本発明に係る角質層標本を作成するに際に使用
される粘着性物質は有機溶剤に可溶である樹脂又は高分
子化合物が用いられ、具体例としては、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルエーテ
ル、ポリブテン、アスファルト、及び、天然ゴム又はそ
の誘導体、SBR系ゴム、NBR系ゴム、ブタジエン−ビニル
ピリジン系ゴム、ブチルゴム、クロロプレン系ゴム、再
生ゴム、シアノアクリレート系ゴム、アラビアゴム、ト
ラガントゴム等のゴム質などが挙げられ、これらの1種
又は2種以上より成る混合物を単独あるいは他の基材に
含有せしめたものが用いられる。上記の粘着性物質のう
ちでも、天然ゴム又はその誘導体、SBR系ゴム、NBR系ゴ
ム、ブタジエン−ビニルピリジン系ゴム、ブチルゴム、
クロロプレン系ゴム、再生ゴム、シアノアクリレート系
ゴム、アラビアゴム、トラガントゴム等のゴム質はテー
プをはがす際の剥離性及び角質層細胞を変化させないと
いう点で本発明方法において好適に使用される。もちろ
ん本発明方法においては上記の粘着性物質をコーティン
グしたテープ、例えば、市販のセロハンテープ等も好適
に使用される。但し、ガムテープ等のガム質を粘着性物
質として用いたテープは、ガム質が前述の有機溶剤に不
溶である為、本発明方法には用いられないものである。
尚、上記テープ自体の材質は一般的又は工業的に使用さ
れているもので十分であり、均一な厚みを有するものの
他、細孔を有するもの、綱目状であるものなども使用可
能である。
される粘着性物質は有機溶剤に可溶である樹脂又は高分
子化合物が用いられ、具体例としては、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルエーテ
ル、ポリブテン、アスファルト、及び、天然ゴム又はそ
の誘導体、SBR系ゴム、NBR系ゴム、ブタジエン−ビニル
ピリジン系ゴム、ブチルゴム、クロロプレン系ゴム、再
生ゴム、シアノアクリレート系ゴム、アラビアゴム、ト
ラガントゴム等のゴム質などが挙げられ、これらの1種
又は2種以上より成る混合物を単独あるいは他の基材に
含有せしめたものが用いられる。上記の粘着性物質のう
ちでも、天然ゴム又はその誘導体、SBR系ゴム、NBR系ゴ
ム、ブタジエン−ビニルピリジン系ゴム、ブチルゴム、
クロロプレン系ゴム、再生ゴム、シアノアクリレート系
ゴム、アラビアゴム、トラガントゴム等のゴム質はテー
プをはがす際の剥離性及び角質層細胞を変化させないと
いう点で本発明方法において好適に使用される。もちろ
ん本発明方法においては上記の粘着性物質をコーティン
グしたテープ、例えば、市販のセロハンテープ等も好適
に使用される。但し、ガムテープ等のガム質を粘着性物
質として用いたテープは、ガム質が前述の有機溶剤に不
溶である為、本発明方法には用いられないものである。
尚、上記テープ自体の材質は一般的又は工業的に使用さ
れているもので十分であり、均一な厚みを有するものの
他、細孔を有するもの、綱目状であるものなども使用可
能である。
又、本発明方法に係る角質層標本を作成する際に用い
られた有機溶剤は、上記粘着性物質を溶解することので
きるものであり、このような有機溶剤としては、具体的
には、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ール、エーテル、アセトン、クロロホルム、ヘキサン、
THF、酢酸エチル、o−キシレン、m−キシレン、p−
キシレン、メチルベンゼン、エチルベンゼン、プロピル
ベンゼン、ベンゼン、トルエン、酢酸アミル等が挙げら
れ、これらの1種又は2種以上を混合又は併用して用い
るものである。
られた有機溶剤は、上記粘着性物質を溶解することので
きるものであり、このような有機溶剤としては、具体的
には、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ール、エーテル、アセトン、クロロホルム、ヘキサン、
THF、酢酸エチル、o−キシレン、m−キシレン、p−
キシレン、メチルベンゼン、エチルベンゼン、プロピル
ベンゼン、ベンゼン、トルエン、酢酸アミル等が挙げら
れ、これらの1種又は2種以上を混合又は併用して用い
るものである。
次に、本発明方法に係る角質層標本を作成する際に使
用される固着剤は、角質層を透明板に固定し、且つ、角
質層細胞を変性させないものであって、且つ、上記の有
機溶剤に易溶でないものである。このような固着剤とし
ては、公知の接着剤、タンパク質等が挙げられるが、得
られる角質層標本がより鮮明であるという理由から、公
知の接着剤等が好適に使用され、具体例としては、ポリ
酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタ
ール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニ
ルエーテル等のポリビニル系接着剤、メラミン樹脂接着
剤、フェノール樹脂接着剤、レゾルシノール系接着剤、
キシレン樹脂接着剤、フラン樹脂接着剤、ポリイソシア
ネート樹脂接着剤、ポリエステル樹脂接着剤、ポリアミ
ド系接着剤、ポリブテン接着剤、エチレン共重合系接着
剤、熱可塑性ポリエステル接着剤、ポリエステルアクリ
レート接着剤、シリコーンゴム系接着剤、フェノール混
合系接着剤、エポキシ系接着剤、シアノアクリレート系
接着剤、嫌気性ポリエステル接着剤、ポリベンツイミダ
ゾール系接着剤、ポリイミド系接着剤、ポリイミドアミ
ド系接着剤、トレニース系接着剤、メタロキサン系接着
剤、にかわ系接着剤、カゼイン系接着剤、セルロース系
接着剤、ビスコース系接着剤等が挙げられ、これらの1
種又は2種以上を混合して用いるものである。これらの
接着剤のうちでも、染色した場合に染まりにくいという
点で、ポリビニル系接着剤が最も好ましい。又、上記の
タンパク質としては、例えば、卵白アルブミン、乳アル
ブミン、ミオーゲン、血清アルブミン、グロビン、ロイ
コシン等のアルブミン類、血清グロブリン、β−ラクト
グロブリン、リゾチーム、ミオシン、エデスチン、イン
シュリン、フィブリノーゲン、チログロブリン等のグロ
ブリン類、可溶性コラーゲン、エラスチン、ケラチン、
絹フィブロイン、スポンジン、ゴルゴニン、ヒストン、
プロタミン、卵白、ゼラチン、ペプトン、ペプチド、そ
の他、リンタンパク質、リポタンパク質、糖タンパク質
等が挙げられ、これらの1種又は2種以上より成る混合
物を単独あるいは多価アルコール等の他の基材に含有せ
しめたものが用いられる。
用される固着剤は、角質層を透明板に固定し、且つ、角
質層細胞を変性させないものであって、且つ、上記の有
機溶剤に易溶でないものである。このような固着剤とし
ては、公知の接着剤、タンパク質等が挙げられるが、得
られる角質層標本がより鮮明であるという理由から、公
知の接着剤等が好適に使用され、具体例としては、ポリ
酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタ
ール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニ
ルエーテル等のポリビニル系接着剤、メラミン樹脂接着
剤、フェノール樹脂接着剤、レゾルシノール系接着剤、
キシレン樹脂接着剤、フラン樹脂接着剤、ポリイソシア
ネート樹脂接着剤、ポリエステル樹脂接着剤、ポリアミ
ド系接着剤、ポリブテン接着剤、エチレン共重合系接着
剤、熱可塑性ポリエステル接着剤、ポリエステルアクリ
レート接着剤、シリコーンゴム系接着剤、フェノール混
合系接着剤、エポキシ系接着剤、シアノアクリレート系
接着剤、嫌気性ポリエステル接着剤、ポリベンツイミダ
ゾール系接着剤、ポリイミド系接着剤、ポリイミドアミ
ド系接着剤、トレニース系接着剤、メタロキサン系接着
剤、にかわ系接着剤、カゼイン系接着剤、セルロース系
接着剤、ビスコース系接着剤等が挙げられ、これらの1
種又は2種以上を混合して用いるものである。これらの
接着剤のうちでも、染色した場合に染まりにくいという
点で、ポリビニル系接着剤が最も好ましい。又、上記の
タンパク質としては、例えば、卵白アルブミン、乳アル
ブミン、ミオーゲン、血清アルブミン、グロビン、ロイ
コシン等のアルブミン類、血清グロブリン、β−ラクト
グロブリン、リゾチーム、ミオシン、エデスチン、イン
シュリン、フィブリノーゲン、チログロブリン等のグロ
ブリン類、可溶性コラーゲン、エラスチン、ケラチン、
絹フィブロイン、スポンジン、ゴルゴニン、ヒストン、
プロタミン、卵白、ゼラチン、ペプトン、ペプチド、そ
の他、リンタンパク質、リポタンパク質、糖タンパク質
等が挙げられ、これらの1種又は2種以上より成る混合
物を単独あるいは多価アルコール等の他の基材に含有せ
しめたものが用いられる。
又、本発明方法に係る角質層標本を作成する際に使用
される透明板は、透明で角質層標本の観察を妨げず、且
つ、有機溶剤に不溶又は難溶なものである。具体例とし
ては、ガラス板又はポリメチルペンテン、ポリエチレン
等の樹脂類が挙げられ、この中でも透明性及び耐溶剤性
の点からガラス板が最も好ましく用いられる。
される透明板は、透明で角質層標本の観察を妨げず、且
つ、有機溶剤に不溶又は難溶なものである。具体例とし
ては、ガラス板又はポリメチルペンテン、ポリエチレン
等の樹脂類が挙げられ、この中でも透明性及び耐溶剤性
の点からガラス板が最も好ましく用いられる。
本発明方法においては、まず、前述の粘着性物質を塗
布してあるテープを皮膚に密着せしめ、ついで、これを
はがすことにより角質層の一部をテープ上に採取するこ
とができる。次に、このテープをあらかじめ前述の固着
剤を塗布せしめた透明板に張り付ける。ここで、大切な
ことは、透明板にあらかじめ固着剤を塗布しておくこと
であり、この前処理がない場合は、以下に述べるテープ
をはがす等の階段において、角質層が透明板より遊離し
てしまう為、不適当である。又、透明板に角質層を保持
したテープを張り付ける際には、該テープ幅は3〜10mm
程度であることが好ましい。テープの幅がひろすぎる場
合は、有機溶剤の浸透性が悪く、取扱上不便である。次
に、上記のテープを張り付けた透明板を前述の有機溶剤
に1〜3時間浸漬し、テープに付着している粘着性物質
の一部を溶解あるいは膨潤せしめ、該テープの剥離性を
高めた後、これを注意深く透明板よりはがす。さらに、
粘着性物質の残りを除去する目的で、ひき続き有機溶剤
に浸漬することも好適である。角質層を透明板に移した
後は、通常、常法により染色、バルサム封入等の操作を
行ない、これを角質層標本とし、以下(イ)、(ロ)等
の手法により角質層を検査し肌質検査の資料とする。
布してあるテープを皮膚に密着せしめ、ついで、これを
はがすことにより角質層の一部をテープ上に採取するこ
とができる。次に、このテープをあらかじめ前述の固着
剤を塗布せしめた透明板に張り付ける。ここで、大切な
ことは、透明板にあらかじめ固着剤を塗布しておくこと
であり、この前処理がない場合は、以下に述べるテープ
をはがす等の階段において、角質層が透明板より遊離し
てしまう為、不適当である。又、透明板に角質層を保持
したテープを張り付ける際には、該テープ幅は3〜10mm
程度であることが好ましい。テープの幅がひろすぎる場
合は、有機溶剤の浸透性が悪く、取扱上不便である。次
に、上記のテープを張り付けた透明板を前述の有機溶剤
に1〜3時間浸漬し、テープに付着している粘着性物質
の一部を溶解あるいは膨潤せしめ、該テープの剥離性を
高めた後、これを注意深く透明板よりはがす。さらに、
粘着性物質の残りを除去する目的で、ひき続き有機溶剤
に浸漬することも好適である。角質層を透明板に移した
後は、通常、常法により染色、バルサム封入等の操作を
行ない、これを角質層標本とし、以下(イ)、(ロ)等
の手法により角質層を検査し肌質検査の資料とする。
(イ)得られた角質層標本を光学顕微鏡により観察し、
角質層細胞の形、大きさ、均一性、均質性、集合度、核
の有無等から肌の状態、肌性、肌質等を調べる。
角質層細胞の形、大きさ、均一性、均質性、集合度、核
の有無等から肌の状態、肌性、肌質等を調べる。
(ロ)得られた角質層標本をビデオスコープを用いてモ
ニターに写し出し、角質層細胞の形、量、大きさ、均一
性、均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌性、
肌質等を調べ、さらに、角質層細胞の面積、周長、偏平
率等を測定することにより、肌の状態、肌性、肌質、肌
の老化度合、皮膚の年令等を調べる。
ニターに写し出し、角質層細胞の形、量、大きさ、均一
性、均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌性、
肌質等を調べ、さらに、角質層細胞の面積、周長、偏平
率等を測定することにより、肌の状態、肌性、肌質、肌
の老化度合、皮膚の年令等を調べる。
次に、本発明方法の実施例を示す。
〈実施例−1〉 幅12mm、長さ20mmのセロハンテープ(市販の粘着性セ
ロハンテープを切断して用いる。)を頬に張り付け、し
ばらく押さえた後、静かにこれをはがして、はさみを用
いて幅約6mm、長さ20mmとし、これをあらかじめポリ酢
酸ビニル系接着剤を均一に塗布したスライドガラスに張
り付ける。
ロハンテープを切断して用いる。)を頬に張り付け、し
ばらく押さえた後、静かにこれをはがして、はさみを用
いて幅約6mm、長さ20mmとし、これをあらかじめポリ酢
酸ビニル系接着剤を均一に塗布したスライドガラスに張
り付ける。
次に、このスライドガラスをキシレンに2時間浸漬す
る。次に、ピンセットを用いて静かにテープをはがした
後、さらに、1時間キシレンに浸漬する。
る。次に、ピンセットを用いて静かにテープをはがした
後、さらに、1時間キシレンに浸漬する。
その後、これを取り出しキシレンを乾燥させた後、ゲ
ンチアナバイオレット−ブリリアントグリーン染色液
(ゲンチアナバイオレット1g及びブリリアントグリーン
0.5gを蒸留水100gに溶解せしめたもの)に5〜10分間浸
漬し、水洗、乾燥後、常法によりバルサム封入して角質
層標本を得る。次に、得られた角質層標本を光学顕微鏡
により観察し、角質層細胞の形、量、大きさ、均一性、
均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌性、肌質
等を調べた。
ンチアナバイオレット−ブリリアントグリーン染色液
(ゲンチアナバイオレット1g及びブリリアントグリーン
0.5gを蒸留水100gに溶解せしめたもの)に5〜10分間浸
漬し、水洗、乾燥後、常法によりバルサム封入して角質
層標本を得る。次に、得られた角質層標本を光学顕微鏡
により観察し、角質層細胞の形、量、大きさ、均一性、
均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌性、肌質
等を調べた。
得られた角質層標本は、従来にない鮮明な角質層標本
であり、第1図に見られる如く、角質層細胞が明瞭に観
察され、特に角化の正常又は異常の状態を詳細に観察で
きるので、皮膚の新陳代謝や老化度合、肌状態等を調べ
ることができた。
であり、第1図に見られる如く、角質層細胞が明瞭に観
察され、特に角化の正常又は異常の状態を詳細に観察で
きるので、皮膚の新陳代謝や老化度合、肌状態等を調べ
ることができた。
〈実施例−2〉 幅12mm、長さ20mmのセロハンテープ(市販の粘着性セ
ロハンテープを切断して用いる。)を頬に張り付け、し
ばらく押さえた後、静かにこれをはがして、はさみを用
いて幅約6mm、長さ20mmとし、これをあらかじめポリ酢
酸ビニル系接着剤を均一に塗布したスライドガラスに張
り付ける。
ロハンテープを切断して用いる。)を頬に張り付け、し
ばらく押さえた後、静かにこれをはがして、はさみを用
いて幅約6mm、長さ20mmとし、これをあらかじめポリ酢
酸ビニル系接着剤を均一に塗布したスライドガラスに張
り付ける。
次に、このスライドガラスをキシレンに2時間浸漬し
た後、ピンセットを用いて静かにテープをはがし、その
後さらに、1時間キシレンに浸漬する。次に、これを取
り出しキシレンを乾燥させた後、ゲンチアナバイオレッ
ト−ブリリアントグリーン染色液(ゲンチアナバイオレ
ット1g及びブリリアントグリーン0.5gを蒸留水100gに溶
解せしめたもの)に5〜10分間浸漬し、水洗、乾燥後、
常法によりバルサム封入して角質層標本を得る。
た後、ピンセットを用いて静かにテープをはがし、その
後さらに、1時間キシレンに浸漬する。次に、これを取
り出しキシレンを乾燥させた後、ゲンチアナバイオレッ
ト−ブリリアントグリーン染色液(ゲンチアナバイオレ
ット1g及びブリリアントグリーン0.5gを蒸留水100gに溶
解せしめたもの)に5〜10分間浸漬し、水洗、乾燥後、
常法によりバルサム封入して角質層標本を得る。
次に、得られた角質層標本をビデオスコープを用いて
モニターに写し出し、角質層細胞の形、量、大きさ、均
一性、均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌
性、肌質等を調べ、さらに、画像解析装置を用いて角質
層細胞の面積、周長、偏平率等を測定することにより、
肌の状態、肌性、肌質、肌の老化度合、皮膚の年齢等を
調べた。
モニターに写し出し、角質層細胞の形、量、大きさ、均
一性、均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌
性、肌質等を調べ、さらに、画像解析装置を用いて角質
層細胞の面積、周長、偏平率等を測定することにより、
肌の状態、肌性、肌質、肌の老化度合、皮膚の年齢等を
調べた。
得られた角質層標本は、前記実施例−1と同様に角質
層細胞が明瞭に観察され、皮膚の新陳代謝や老化度合、
肌状態等を調べることができた。
層細胞が明瞭に観察され、皮膚の新陳代謝や老化度合、
肌状態等を調べることができた。
〈実施例−3〉 幅12mm、長さ20mmのセロハンテープ(市販の粘着性セ
ロハンテープを切断して用いる。)を頬に張り付け、し
ばらく押さえた後、静かにこれをはがして、はさみを用
いて幅約6mm、長さ20mmとし、これをあらかじめ卵白ア
ルブミン:グリセリン=1:1重量比混合物を均一に塗布
したスライドガラスに静かに張り付け、温度60℃で2時
間放置する。
ロハンテープを切断して用いる。)を頬に張り付け、し
ばらく押さえた後、静かにこれをはがして、はさみを用
いて幅約6mm、長さ20mmとし、これをあらかじめ卵白ア
ルブミン:グリセリン=1:1重量比混合物を均一に塗布
したスライドガラスに静かに張り付け、温度60℃で2時
間放置する。
次に、このスライドガラスをエタノールに10分浸漬し
た後、乾燥させ、さらにキシレンに2時間浸漬した後、
ピンセットを用いて静かにテープをはがし、その後さら
に、1時間キシレンに浸漬する。次に、これを取り出し
キシレンを乾燥させた後、ゲンチアナバイオレット−ブ
リリアントグリーン染色液(ゲンチアナバイオレット1g
及びブリリアントグリーン0.5gを蒸留水100gに溶解せし
めたもの)に5〜10分間浸漬し、水洗、乾燥後、常法に
よりバルサム封入して角質層標本を得る。
た後、乾燥させ、さらにキシレンに2時間浸漬した後、
ピンセットを用いて静かにテープをはがし、その後さら
に、1時間キシレンに浸漬する。次に、これを取り出し
キシレンを乾燥させた後、ゲンチアナバイオレット−ブ
リリアントグリーン染色液(ゲンチアナバイオレット1g
及びブリリアントグリーン0.5gを蒸留水100gに溶解せし
めたもの)に5〜10分間浸漬し、水洗、乾燥後、常法に
よりバルサム封入して角質層標本を得る。
次に、得られた角質層標本をビデオスコープを用いて
モニターに写し出し、角質層細胞の形、量、大きさ、均
一性、均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌
性、肌質等を調べ、さらに、画像解析装置を用いて角質
層細胞の面積、周長、偏平率等を測定することにより、
肌の状態、肌性、肌質、肌の老化度合、皮膚の年齢等を
調べた。
モニターに写し出し、角質層細胞の形、量、大きさ、均
一性、均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌
性、肌質等を調べ、さらに、画像解析装置を用いて角質
層細胞の面積、周長、偏平率等を測定することにより、
肌の状態、肌性、肌質、肌の老化度合、皮膚の年齢等を
調べた。
得られた角質層標本は、前記実施例−1と同様に角質
層細胞が明瞭に観察され、皮膚の新陳代謝や老化度合、
肌状態等を調べることができた。
層細胞が明瞭に観察され、皮膚の新陳代謝や老化度合、
肌状態等を調べることができた。
〈実施例−4〉 幅10mm、長さ20mmの紙テープにアラビアゴム、トラガ
ントゴム等を含有する粘着性物質を均一に塗布した粘着
性テープを頬に張り付け、しばらく押さえた後、静かに
これをはがして、はさみを用いて幅約6mm、長さ20mmと
し、これをあらかじめセルロース系接着剤を均一に塗布
したスライドガラスに張り付ける。
ントゴム等を含有する粘着性物質を均一に塗布した粘着
性テープを頬に張り付け、しばらく押さえた後、静かに
これをはがして、はさみを用いて幅約6mm、長さ20mmと
し、これをあらかじめセルロース系接着剤を均一に塗布
したスライドガラスに張り付ける。
次に、このスライドガラスをアセトンに2時間浸漬した
後、ピンセットを用いて静かにテープをはがし、その後
さらに、1時間キシレンに浸漬する。次に、これを取り
出しキシレンを乾燥させた後、ヘマトキシリン−エオジ
ン染色を施し、乾燥後、常法によりバルサム封入して角
質層標本を得た。次に、得られた角質層標本を光学顕微
鏡により観察し、角質層細胞の形、量、大きさ、均一
性、均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌性、
肌質等を調べた。
後、ピンセットを用いて静かにテープをはがし、その後
さらに、1時間キシレンに浸漬する。次に、これを取り
出しキシレンを乾燥させた後、ヘマトキシリン−エオジ
ン染色を施し、乾燥後、常法によりバルサム封入して角
質層標本を得た。次に、得られた角質層標本を光学顕微
鏡により観察し、角質層細胞の形、量、大きさ、均一
性、均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌性、
肌質等を調べた。
得られた角質層標本は、前記実施例−1と同様に角質
層細胞が明瞭に観察され、皮膚の新陳代謝や老化度合、
肌状態等を調べることができた。
層細胞が明瞭に観察され、皮膚の新陳代謝や老化度合、
肌状態等を調べることができた。
〈実施例−5〉 幅10mm、長さ20mmのプラスチックテープに天然ゴムを
含有する粘着性物質を均一に塗布した粘着性テープを上
腕内側部に張り付け、静かにこれをはがして、以下実施
例−1と同様に処理し、ギムザ染色して角質層標本を得
る。次に、得られた角質層標本をビデオスコープを用い
てモニターに写し出し、角質層細胞の形、量、大きさ、
均一性、均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌
性、肌質等を調べ、さらに、画像解析装置を用いて角質
層細胞の面積、周長、偏平率等を測定することにより、
肌の状態、肌性、肌質、肌の老化度合、皮膚の年齢等を
調べた。
含有する粘着性物質を均一に塗布した粘着性テープを上
腕内側部に張り付け、静かにこれをはがして、以下実施
例−1と同様に処理し、ギムザ染色して角質層標本を得
る。次に、得られた角質層標本をビデオスコープを用い
てモニターに写し出し、角質層細胞の形、量、大きさ、
均一性、均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌
性、肌質等を調べ、さらに、画像解析装置を用いて角質
層細胞の面積、周長、偏平率等を測定することにより、
肌の状態、肌性、肌質、肌の老化度合、皮膚の年齢等を
調べた。
得られた角質層標本は、前記実施例−1と同様に角質
層細胞が明瞭に観察され、皮膚の新陳代謝や老化度合、
肌状態等を調べることができた。
層細胞が明瞭に観察され、皮膚の新陳代謝や老化度合、
肌状態等を調べることができた。
〈実施例−6〉 均一に分布して細孔を有する幅10mm、長さ20mmのセロ
ハンテープ(市販の粘着性セロハンテープを加工して用
いる。)上腕内側部に張り付け、静かにこれをはがし
て、以下実施例−2と同様に処理して、角質層標本を得
る。次に、得られた角質層標本をビデオスコープを用い
てモニターに写し出し、角質層細胞の形、量、大きさ、
均一性、均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌
性、肌質等を調べ、さらに、画像解析装置を用いて角質
層細胞の面積、周長、偏平率等を測定することにより、
肌の状態、肌性、肌質、肌の老化度合、皮膚の年齢等を
調べた。
ハンテープ(市販の粘着性セロハンテープを加工して用
いる。)上腕内側部に張り付け、静かにこれをはがし
て、以下実施例−2と同様に処理して、角質層標本を得
る。次に、得られた角質層標本をビデオスコープを用い
てモニターに写し出し、角質層細胞の形、量、大きさ、
均一性、均質性、集合度、核の有無等から肌の状態、肌
性、肌質等を調べ、さらに、画像解析装置を用いて角質
層細胞の面積、周長、偏平率等を測定することにより、
肌の状態、肌性、肌質、肌の老化度合、皮膚の年齢等を
調べた。
得られた角質層標本は、前記実施例−1と同様に角質
層細胞が明瞭に観察され、皮膚の新陳代謝や老化度合、
肌状態等を調べることができた。
層細胞が明瞭に観察され、皮膚の新陳代謝や老化度合、
肌状態等を調べることができた。
本発明は、前記のように構成することにより、鮮明で
観察がしやすく、保存性の良い標本を用いて角質層の検
査を行うので、角質層の検査が確実かつ容易に行え、肌
質等の検査に有効に利用できる。
観察がしやすく、保存性の良い標本を用いて角質層の検
査を行うので、角質層の検査が確実かつ容易に行え、肌
質等の検査に有効に利用できる。
〈実施例−7〉 幅12mm、長さ30mmのセロハンテープ(市販の粘着性セ
ロハンテープを加工して用いる。)をアトピー性皮膚炎
患者(5才男児初診時)の症状の出やすい被検部(手
首、肘窩部及び膝蓋部)に張り付け、しばらく押さえた
後、静かにこれをはがして、はさみを用いて幅10mm、長
さ20mmとし、これをあらかじめポリ酢酸ビニル系接着剤
を均一に塗布したスライドガラスに張り付ける。
ロハンテープを加工して用いる。)をアトピー性皮膚炎
患者(5才男児初診時)の症状の出やすい被検部(手
首、肘窩部及び膝蓋部)に張り付け、しばらく押さえた
後、静かにこれをはがして、はさみを用いて幅10mm、長
さ20mmとし、これをあらかじめポリ酢酸ビニル系接着剤
を均一に塗布したスライドガラスに張り付ける。
次に、このスライドガラスをキシレンに3時間浸漬し
た後、このスライドガラスを取り出し冷風でキシレンを
乾燥させた。さらに、このスライドグラスをヘマトキシ
リン水溶液に20分間浸漬し、流水で5分間水洗した後、
0.25%エオシンに2分間浸漬後、流水で5分間洗い流
し、冷風でよく乾燥した後、常法によりバルサム封入し
て角質層標本を得る。
た後、このスライドガラスを取り出し冷風でキシレンを
乾燥させた。さらに、このスライドグラスをヘマトキシ
リン水溶液に20分間浸漬し、流水で5分間水洗した後、
0.25%エオシンに2分間浸漬後、流水で5分間洗い流
し、冷風でよく乾燥した後、常法によりバルサム封入し
て角質層標本を得る。
次に、得られた角質層標本を光学顕微鏡により観察
し、角質層の核の有無と数を調べた。得られた角質層標
本は、角質層の核が明瞭に観察され、角質層の核の数を
容易に調べることができた。(アトピー性皮膚炎患者は
特にこの角質層の核の数が多い。) 上記アトピー性皮膚炎患者(5才男児)の被検部5ケ
所に、ステロイド外用剤の単純塗擦を続け、治療開始の
2週後及び1ケ月後に、上記と同様にして角質層標本を
得、角質層の核の有無と数を観察した。結果を表1に示
す。
し、角質層の核の有無と数を調べた。得られた角質層標
本は、角質層の核が明瞭に観察され、角質層の核の数を
容易に調べることができた。(アトピー性皮膚炎患者は
特にこの角質層の核の数が多い。) 上記アトピー性皮膚炎患者(5才男児)の被検部5ケ
所に、ステロイド外用剤の単純塗擦を続け、治療開始の
2週後及び1ケ月後に、上記と同様にして角質層標本を
得、角質層の核の有無と数を観察した。結果を表1に示
す。
上記結果より明らかなように、治療を続けるに従って
患部角質層の核の数の減少が観察され、本発明の角質層
検査方法が、アトピー性皮膚炎等の外用剤の有効性評価
やその治療経過観察の手段として有効であることがわか
る。
患部角質層の核の数の減少が観察され、本発明の角質層
検査方法が、アトピー性皮膚炎等の外用剤の有効性評価
やその治療経過観察の手段として有効であることがわか
る。
第1図は本発明方法に適用された角質層標本(実施例−
1)の光学顕微鏡写真(倍率約700倍)である。
1)の光学顕微鏡写真(倍率約700倍)である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/48 S 7638−2J A61B 5/10 300 Q
Claims (5)
- 【請求項1】有機溶剤に可溶な粘着性物質を塗布してあ
るとともに、この粘着性物質に皮膚角質層を付着せしめ
たテープを、あらかじめ固着剤を塗布せしめた透明板に
張り付け、次に、これを有機溶剤に浸漬した後、該テー
プを取り去ることにより実質的に角質層の一部を透明板
上に固定し、必要によりこれを染色して作成された角質
層標本により角質層の状態を検査することを特徴とする
角質層検査方法。 - 【請求項2】粘着性物質が天然ゴム又はその誘導体、SB
R系ゴム、NBR系ゴム、ブタジエン−ビニルピリジン系ゴ
ム、ブチルゴム、クロロプレン系ゴム、再生ゴム、シア
ノアクリレート系ゴム、アラビアゴム、トラガントゴム
等のゴム質より選択される1種又は2種以上の混合物で
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の角質
層検査方法。 - 【請求項3】有機溶剤に可溶な粘着性物質を塗布してあ
るテープがセロハンテープである特許請求の範囲第1項
記載の角質層検査方法。 - 【請求項4】固着剤がポリ酢酸ビニル、ポリビニルアル
コール、ポリビニルアセタール、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリビニルエーテル等のポリビニル系
接着剤より選択される1種又は2種以上より成る混合物
を単独あるいは他の基材に含有せしめたものであること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の角質層検査方
法。 - 【請求項5】透明板がガラス板である特許請求の範囲第
1項乃至第4項いずれかに記載の角質層検査方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61-139078 | 1986-06-13 | ||
| JP13907886 | 1986-06-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63113358A JPS63113358A (ja) | 1988-05-18 |
| JPH0820444B2 true JPH0820444B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=15236971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62145029A Expired - Fee Related JPH0820444B2 (ja) | 1986-06-13 | 1987-06-12 | 角質層検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0820444B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11347014A (ja) | 1998-06-05 | 1999-12-21 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | イオントフォレーシスデバイス構造体及び生体内成分の検出方法 |
| KR100458148B1 (ko) | 2001-10-29 | 2004-11-26 | 포라 가세이 고교 가부시키가이샤 | 피부 분석 시스템 |
| JP7207410B2 (ja) | 2018-06-28 | 2023-01-18 | 株式会社ニコン | 画像解析方法、システム及びプログラム |
| JP7194931B2 (ja) * | 2018-08-28 | 2022-12-23 | 株式会社 資生堂 | 角層ホールを指標とする肌状態の評価方法 |
| JP7345340B2 (ja) * | 2019-02-28 | 2023-09-15 | 小林製薬株式会社 | 角質中のセラミドの測定方法 |
-
1987
- 1987-06-12 JP JP62145029A patent/JPH0820444B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63113358A (ja) | 1988-05-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |