JPH08204899A - イメージ読み取り装置 - Google Patents
イメージ読み取り装置Info
- Publication number
- JPH08204899A JPH08204899A JP17839495A JP17839495A JPH08204899A JP H08204899 A JPH08204899 A JP H08204899A JP 17839495 A JP17839495 A JP 17839495A JP 17839495 A JP17839495 A JP 17839495A JP H08204899 A JPH08204899 A JP H08204899A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- refractive index
- rod lens
- rod
- image reading
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Facsimile Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ロッドレンズアレイを用いたイメージ読み取
り装置におけるロッドレンズアレイの位置調整の煩雑さ
の低減と、ロッドレンズアレイの光学特性的にはより解
像度を高くする、光量むらを小さくする。 【構成】 屈折率分布型ロッドレンズ10をアレイ化し
た等倍結像レンズアレイと、前記レンズアレイの前焦点
位置にその原稿面40が位置するように配置した透明基
板20と、前記レンズアレイを介して前記基板と対向
し、前記レンズアレイの後焦点位置に設けた光電変換素
子30とを、備えたイメージ読み取り装置において、前
記透明基板と前記レンズアレイの一方のレンズ面が当接
しており、かつ前記透明基板は前記レンズアレイの前焦
点位置が前記基板原稿面にくるような厚みを有してお
り、さらに前記ロッドレンズのレンズ径が0.1〜0.
4mmであるイメージ読み取り装置である。
り装置におけるロッドレンズアレイの位置調整の煩雑さ
の低減と、ロッドレンズアレイの光学特性的にはより解
像度を高くする、光量むらを小さくする。 【構成】 屈折率分布型ロッドレンズ10をアレイ化し
た等倍結像レンズアレイと、前記レンズアレイの前焦点
位置にその原稿面40が位置するように配置した透明基
板20と、前記レンズアレイを介して前記基板と対向
し、前記レンズアレイの後焦点位置に設けた光電変換素
子30とを、備えたイメージ読み取り装置において、前
記透明基板と前記レンズアレイの一方のレンズ面が当接
しており、かつ前記透明基板は前記レンズアレイの前焦
点位置が前記基板原稿面にくるような厚みを有してお
り、さらに前記ロッドレンズのレンズ径が0.1〜0.
4mmであるイメージ読み取り装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ,イメー
ジスキャナ、プリンターなどの光学機器において、原稿
面を光学的に走査して、原稿に記録された情報を電気信
号に変換して出力するイメージ読み取り装置に関する。
ジスキャナ、プリンターなどの光学機器において、原稿
面を光学的に走査して、原稿に記録された情報を電気信
号に変換して出力するイメージ読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ,イメージスキャナ
などの光学機器に用いられるイメージ読み取り装置に
は、屈折率分布型ロッドレンズアレイ(セルフォック
(登録商標)レンズアレイ(以下、SLAと記す))を
用いた密着型,ミラーおよびレンズを用いてCCDセン
サー上に信号を伝送する縮小型,光学系を使用しない完
全密着型があり、その他にも光ファイバアレイを光学系
として用いたものも開発されている。各種のイメージ読
み取り装置に関しては、以下に示す文献に詳細に記載さ
れている。
などの光学機器に用いられるイメージ読み取り装置に
は、屈折率分布型ロッドレンズアレイ(セルフォック
(登録商標)レンズアレイ(以下、SLAと記す))を
用いた密着型,ミラーおよびレンズを用いてCCDセン
サー上に信号を伝送する縮小型,光学系を使用しない完
全密着型があり、その他にも光ファイバアレイを光学系
として用いたものも開発されている。各種のイメージ読
み取り装置に関しては、以下に示す文献に詳細に記載さ
れている。
【0003】仲森、「ファクシミリに浸透する密着イ
メージ・センサ,使いやすさを武器に縮小型を駆逐する
か」,『日経エレクトロニクス』,1989年4月3日
号,No.470,pp.159−167 仲森、「完全密着型のCdS−CsSeイメージ・セ
ンサを開発,レンズ・アレイをなくし、価格低減」,
『日経エレクトロニクス』,1990年2月19日号,
No.493,pp.112−3 水口、「密着型イメージセンサ」,『画像電子学会
誌』,1986年,第15巻,第1号,pp.17−2
6
メージ・センサ,使いやすさを武器に縮小型を駆逐する
か」,『日経エレクトロニクス』,1989年4月3日
号,No.470,pp.159−167 仲森、「完全密着型のCdS−CsSeイメージ・セ
ンサを開発,レンズ・アレイをなくし、価格低減」,
『日経エレクトロニクス』,1990年2月19日号,
No.493,pp.112−3 水口、「密着型イメージセンサ」,『画像電子学会
誌』,1986年,第15巻,第1号,pp.17−2
6
【0004】以下、図面を参照しながら、上述した従来
の屈折率分布型ロッドレンズアレイ(SLA)を用いた
密着型イメージ読み取り装置の一例について説明する。
図7は、当該装置の断面図を示すものである。密着型イ
メージ読み取り装置は、原稿50を載置するカバーガラ
ス(透明基板)20で、上部開口部を閉塞したハウジン
グのなかに、光源60,等倍結像レンズアレイ10,光
電変換素子30のそれぞれを配置固定して構成されてい
る。
の屈折率分布型ロッドレンズアレイ(SLA)を用いた
密着型イメージ読み取り装置の一例について説明する。
図7は、当該装置の断面図を示すものである。密着型イ
メージ読み取り装置は、原稿50を載置するカバーガラ
ス(透明基板)20で、上部開口部を閉塞したハウジン
グのなかに、光源60,等倍結像レンズアレイ10,光
電変換素子30のそれぞれを配置固定して構成されてい
る。
【0005】半径方向に屈折率分布を有するロッドレン
ズは、その両端面が平坦でも凸レンズと同等の作用を示
す。この前記ロッドレンズを、1段あるいは複数段並べ
ると、複合レンズ(レンズアレイ)として作用する。
ズは、その両端面が平坦でも凸レンズと同等の作用を示
す。この前記ロッドレンズを、1段あるいは複数段並べ
ると、複合レンズ(レンズアレイ)として作用する。
【0006】このレンズアレイは、隣接する各レンズに
よる像が重なり合って、物体と像とが等倍(1対1、倍
率1)の関係を保った帯状の連続した一つの合成像を作
るため、線状の像をイメージセンサあるいは感光ドラム
上に結合させることができる。このため、ファクシミ
リ、イメージスキャナ、プリンターあるいは複写機など
の光学機器の等倍結合光学系のレンズとして利用されて
いる。
よる像が重なり合って、物体と像とが等倍(1対1、倍
率1)の関係を保った帯状の連続した一つの合成像を作
るため、線状の像をイメージセンサあるいは感光ドラム
上に結合させることができる。このため、ファクシミ
リ、イメージスキャナ、プリンターあるいは複写機など
の光学機器の等倍結合光学系のレンズとして利用されて
いる。
【0007】前記ロッドレンズでは、その内部半径方向
で例えば組成が連続的に変化しており、それに伴ってロ
ッドレンズ内部の屈折率も半径方向で連続的に変化して
いる。この場合、その屈折率分布は、一般に次のような
式 n(r)2=n0 2・{1−(gr)2+h4・(gr)4+
h6・(gr)6+h8・(gr)8+・・・} で表される。ここで、この式でのn(r)は、前記ロッ
ドレンズの中心から距離rでの屈折率、n0 は前記ロッ
ドレンズの中心の屈折率、gはロッドレンズ中心付近の
屈折率分布形状により決まる屈折率分布定数、無次元数
grは距離rでの屈折力をそれぞれ表している。規格化
された屈折率分布定数 gr0が大きいほど、そのレンズ
の屈折力は大きい(つまりレンズが明るい)。また、h
4,h6およびh8 はそれぞれ屈折率分布係数を表し、こ
れらの数値により周辺部の屈折率分布が決まる。
で例えば組成が連続的に変化しており、それに伴ってロ
ッドレンズ内部の屈折率も半径方向で連続的に変化して
いる。この場合、その屈折率分布は、一般に次のような
式 n(r)2=n0 2・{1−(gr)2+h4・(gr)4+
h6・(gr)6+h8・(gr)8+・・・} で表される。ここで、この式でのn(r)は、前記ロッ
ドレンズの中心から距離rでの屈折率、n0 は前記ロッ
ドレンズの中心の屈折率、gはロッドレンズ中心付近の
屈折率分布形状により決まる屈折率分布定数、無次元数
grは距離rでの屈折力をそれぞれ表している。規格化
された屈折率分布定数 gr0が大きいほど、そのレンズ
の屈折力は大きい(つまりレンズが明るい)。また、h
4,h6およびh8 はそれぞれ屈折率分布係数を表し、こ
れらの数値により周辺部の屈折率分布が決まる。
【0008】また、前記ロッドレンズ内へ入射した光線
はその入射位置、入射角度に依らず同じ蛇行周期P(以
下、レンズピッチと記す)でレンズ内を進み、この時レ
ンズピッチは次の式 P=2π/g でgから計算される(つまりgと関係づけられる)。
はその入射位置、入射角度に依らず同じ蛇行周期P(以
下、レンズピッチと記す)でレンズ内を進み、この時レ
ンズピッチは次の式 P=2π/g でgから計算される(つまりgと関係づけられる)。
【0009】ここで、gあるいはPは光の波長によって
変化し、その時の変化の幅が大きいほど色収差が大き
い。一般にSLAの場合、色収差はそれぞれC線(656.
3nm)、d線(587.6nm)、F線(486.1nm)でのレンズ
ピッチP(C)、P(D)、P(F)を使って、 ΔP/P=[P(C)−P(F)]/P(D) として表す。ただし、ΔP=P(C)−P(F) であ
る。
変化し、その時の変化の幅が大きいほど色収差が大き
い。一般にSLAの場合、色収差はそれぞれC線(656.
3nm)、d線(587.6nm)、F線(486.1nm)でのレンズ
ピッチP(C)、P(D)、P(F)を使って、 ΔP/P=[P(C)−P(F)]/P(D) として表す。ただし、ΔP=P(C)−P(F) であ
る。
【0010】同じレンズ径を有するロッドレンズなら
ば、gの値が大きいほど(レンズは明るく)レンズピッ
チは短くなる。換言すれば、レンズピッチの短いロッド
レンズは、gが大きいことで屈折力が大きくなるため、
明るい(つまり開口角θが大きい)ということができ
る。
ば、gの値が大きいほど(レンズは明るく)レンズピッ
チは短くなる。換言すれば、レンズピッチの短いロッド
レンズは、gが大きいことで屈折力が大きくなるため、
明るい(つまり開口角θが大きい)ということができ
る。
【0011】SLAの明るさは、光学的に球面レンズと
同じくF値で表すことができる。一般に、F値が小さい
ほどそのレンズは明るく、SLAの場合では、その列数
によってF値が変わる。そして、SLAがファクシミ
リ、イメージスキャナ、プリンターなどのイメージ読み
取り装置として、線状の像を結像させるような用途に用
いられる場合(それを線走査:Line Scanning と呼ぶ)
には、そのF値は以下のごとく計算される。 F=(m/2πKn)1/2・(1/θ) 1列SLA;Kn=1 2列SLA;Kn=2−(3/8m2) ここで、mは重なり度であり、ロッドレンズ径に対す
る、そのロッドレンズの作る像の視野半径との比 m=
(視野半径/ロッドレンズ径) で表される。
同じくF値で表すことができる。一般に、F値が小さい
ほどそのレンズは明るく、SLAの場合では、その列数
によってF値が変わる。そして、SLAがファクシミ
リ、イメージスキャナ、プリンターなどのイメージ読み
取り装置として、線状の像を結像させるような用途に用
いられる場合(それを線走査:Line Scanning と呼ぶ)
には、そのF値は以下のごとく計算される。 F=(m/2πKn)1/2・(1/θ) 1列SLA;Kn=1 2列SLA;Kn=2−(3/8m2) ここで、mは重なり度であり、ロッドレンズ径に対す
る、そのロッドレンズの作る像の視野半径との比 m=
(視野半径/ロッドレンズ径) で表される。
【0012】さて、この等倍結像レンズアレイ10とし
ては、現在そのロッドレンズ径が1mm前後から最小で
0.6mmの屈折率分布型ロッドレンズで構成されるS
LAが用いられている。前記レンズアレイ10は、読み
取りたい原稿50が走行接触するカバーガラス20の原
稿面位置に前焦点を、さらに、光電変換素子30上にも
う一方の後焦点を結ぶように配置されて、ハウジングに
固定されている。
ては、現在そのロッドレンズ径が1mm前後から最小で
0.6mmの屈折率分布型ロッドレンズで構成されるS
LAが用いられている。前記レンズアレイ10は、読み
取りたい原稿50が走行接触するカバーガラス20の原
稿面位置に前焦点を、さらに、光電変換素子30上にも
う一方の後焦点を結ぶように配置されて、ハウジングに
固定されている。
【0013】イメージ読み取り装置の光源60として
は、現在発光ダイオード(以下、LEDと記す)を横方
向に、例えば30個程度(走査幅216mm:A4サイ
ズの場合)並べたLEDアレイが用いられている。その
LEDアレイは、出射される光の光軸(以下、出射光軸
と記す)6aを有しており、その出射光の強度は出射光
軸6a上で最大となる。このため、照射される原稿面
が、出射光軸6a上に位置するように、光源60がハウ
ジング内に配置されている。その取り付け角度は、カバ
ーガラス20に対して約45度付近に固定されている。
は、現在発光ダイオード(以下、LEDと記す)を横方
向に、例えば30個程度(走査幅216mm:A4サイ
ズの場合)並べたLEDアレイが用いられている。その
LEDアレイは、出射される光の光軸(以下、出射光軸
と記す)6aを有しており、その出射光の強度は出射光
軸6a上で最大となる。このため、照射される原稿面
が、出射光軸6a上に位置するように、光源60がハウ
ジング内に配置されている。その取り付け角度は、カバ
ーガラス20に対して約45度付近に固定されている。
【0014】また一方、SLAを用いないイメージ読み
取り装置としては、完全密着型イメージ読み取り装置
(例えば、特開平2−10964号)、あるいは光ファ
イバアレイ(例えば、特開昭64−8668号、特開平
3−228464号、特開平3−265356号など)
や高分子導波路(例えば、特開平4−45654号)を
等倍結像光学系として使用するイメージ読み取り装置な
どが挙げられる。
取り装置としては、完全密着型イメージ読み取り装置
(例えば、特開平2−10964号)、あるいは光ファ
イバアレイ(例えば、特開昭64−8668号、特開平
3−228464号、特開平3−265356号など)
や高分子導波路(例えば、特開平4−45654号)を
等倍結像光学系として使用するイメージ読み取り装置な
どが挙げられる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述のような従
来の構成では、以下のような問題点があった。 (1)等倍結像レンズアレイ10の前後両方の焦点を、
それぞれ原稿面21と光電変換素子30の両方に焦点を
結ばせるために、ハウジング内での複雑で面倒な位置出
し(つまり、等倍結像レンズアレイ10の中心を原稿面
21と光電変換素子30の光学的中心に合わせる)調整
が必要である。このために、製造工程が煩雑となってい
た。
来の構成では、以下のような問題点があった。 (1)等倍結像レンズアレイ10の前後両方の焦点を、
それぞれ原稿面21と光電変換素子30の両方に焦点を
結ばせるために、ハウジング内での複雑で面倒な位置出
し(つまり、等倍結像レンズアレイ10の中心を原稿面
21と光電変換素子30の光学的中心に合わせる)調整
が必要である。このために、製造工程が煩雑となってい
た。
【0016】なお、このような等倍結像レンズアレイを
用いた光学機器における課題を解決する方法としては、
レンズアレイ保持具にその調整機能を持たせたものが開
示されている。例えば、特開昭57−84406号には
複写機における例が、特開昭60−48384号や実開
昭60−36612号には発光素子アレイヘッドにおけ
る例が出願がされている。しかしながら、いずれの場合
でも用いているレンズアレイの空間長が長く、レンズア
レイをその光学系の空間に保持具を使って固定したにす
ぎない。
用いた光学機器における課題を解決する方法としては、
レンズアレイ保持具にその調整機能を持たせたものが開
示されている。例えば、特開昭57−84406号には
複写機における例が、特開昭60−48384号や実開
昭60−36612号には発光素子アレイヘッドにおけ
る例が出願がされている。しかしながら、いずれの場合
でも用いているレンズアレイの空間長が長く、レンズア
レイをその光学系の空間に保持具を使って固定したにす
ぎない。
【0017】(2)今後、G4対応ファクシミリ、ワー
クステーションあるいは電子印刷装置などの光学機器の
高級型スキャナには、さらに高い解像力が求められるこ
とになるが、それに対しては光電変換素子30およびレ
ンズアレイ10の解像度を高める必要がある。例えばフ
ァクシミリでは、G3規格(8本/mm=4(lp/m
m))の解像度から、G4規格(16本/mm=8(l
p/mm))への解像度に対応できるレンズアレイが求
められている。従来品である日本板硝子(株)製のSL
A−20(開口角は約23度)では、8本/mmに対応
する解像力しか持っていない。一方、光電変換素子では
16本/mm対応が可能になってきている。
クステーションあるいは電子印刷装置などの光学機器の
高級型スキャナには、さらに高い解像力が求められるこ
とになるが、それに対しては光電変換素子30およびレ
ンズアレイ10の解像度を高める必要がある。例えばフ
ァクシミリでは、G3規格(8本/mm=4(lp/m
m))の解像度から、G4規格(16本/mm=8(l
p/mm))への解像度に対応できるレンズアレイが求
められている。従来品である日本板硝子(株)製のSL
A−20(開口角は約23度)では、8本/mmに対応
する解像力しか持っていない。一方、光電変換素子では
16本/mm対応が可能になってきている。
【0018】(3)一般に、レンズアレイ10は、それ
を構成している一本一本のロッドレンズ11が、その光
軸のまわりに放物線を回転させたような明るさ(光量)
の分布を持っている。それがロッドレンズを多数配列す
ることで重なりあい、レンズアレイとしての明るさ分布
には、ロッドレンズの配列ピッチに伴う周期的な明るさ
(光量)むらを有することになる。例えば、一列のレン
ズアレイの場合はそのロッドレンズ径と同じピッチ、二
列の場合はそのロッドレンズ径の半分のピッチの明るさ
むらを有している。具体的には、φ0.9mm、1列S
LAの明るさ(光量)むらのピッチは0.9mmであ
り、φ0.9mm、2列SLAのそれのピッチは0.4
5mmである。
を構成している一本一本のロッドレンズ11が、その光
軸のまわりに放物線を回転させたような明るさ(光量)
の分布を持っている。それがロッドレンズを多数配列す
ることで重なりあい、レンズアレイとしての明るさ分布
には、ロッドレンズの配列ピッチに伴う周期的な明るさ
(光量)むらを有することになる。例えば、一列のレン
ズアレイの場合はそのロッドレンズ径と同じピッチ、二
列の場合はそのロッドレンズ径の半分のピッチの明るさ
むらを有している。具体的には、φ0.9mm、1列S
LAの明るさ(光量)むらのピッチは0.9mmであ
り、φ0.9mm、2列SLAのそれのピッチは0.4
5mmである。
【0019】この光量むらが読み取ろうとする線状の像
に重なり、そのまま光電変換素子30上に光信号の明る
さむらとなって届くため、電気信号へ変換する際、複雑
な補正を電気的にかける必要がある。このため、複雑な
電気信号補正回路が必要であり、さらに複雑な配線等を
必要とすることになり、このためのコストがかかること
になる。比較例として、ミラーおよびレンズを用いてC
CDセンサー上に信号を伝送する縮小型のイメージ読み
取り装置では、単一のレンズであるため微小なピッチの
光量むらではなく、大きな明るさの変化(うねり)であ
るため電気信号(シェーディング24)補正が簡単にで
きる。
に重なり、そのまま光電変換素子30上に光信号の明る
さむらとなって届くため、電気信号へ変換する際、複雑
な補正を電気的にかける必要がある。このため、複雑な
電気信号補正回路が必要であり、さらに複雑な配線等を
必要とすることになり、このためのコストがかかること
になる。比較例として、ミラーおよびレンズを用いてC
CDセンサー上に信号を伝送する縮小型のイメージ読み
取り装置では、単一のレンズであるため微小なピッチの
光量むらではなく、大きな明るさの変化(うねり)であ
るため電気信号(シェーディング24)補正が簡単にで
きる。
【0020】(4)従来のレンズ開口角の大きな明るい
レンズアレイを用いた光学機器では、レンズアレイの焦
点深度が浅く、原稿50が透明基板20から浮き上がっ
た際、ピントのボケによる解像力不足に陥ってしまう。
比較として、ミラーおよびレンズを用いてCCDセンサ
ー上に信号を伝送する縮小型のイメージ読み取り装置で
は、レンズの焦点深度が深く、原稿が1mm程度浮き上
がっていても解像力が保持されている。
レンズアレイを用いた光学機器では、レンズアレイの焦
点深度が浅く、原稿50が透明基板20から浮き上がっ
た際、ピントのボケによる解像力不足に陥ってしまう。
比較として、ミラーおよびレンズを用いてCCDセンサ
ー上に信号を伝送する縮小型のイメージ読み取り装置で
は、レンズの焦点深度が深く、原稿が1mm程度浮き上
がっていても解像力が保持されている。
【0021】なおファクシミリなどの用途に対しては、
電気信号の強度が大きく取れることで、読み取り速度が
上がる、あるいは階調が多く取れるなどのメリットがで
ることから、レンズアレイはより明るいことが求められ
ている。例えば、日本板硝子(株)製のSLAの商品群
の中で、最も明るいSLA−20、1列品(開口角が約
23°)が用いられることが多い。しかしながら、原理
的にレンズの開口角が大きくなると焦点深度が浅くな
り、この場合、最大でも±0.3mm程度の焦点深度し
かない。
電気信号の強度が大きく取れることで、読み取り速度が
上がる、あるいは階調が多く取れるなどのメリットがで
ることから、レンズアレイはより明るいことが求められ
ている。例えば、日本板硝子(株)製のSLAの商品群
の中で、最も明るいSLA−20、1列品(開口角が約
23°)が用いられることが多い。しかしながら、原理
的にレンズの開口角が大きくなると焦点深度が浅くな
り、この場合、最大でも±0.3mm程度の焦点深度し
かない。
【0022】(5)今後、情報のカラー化が進むこと
で、カラーファクシミリ、カラースキャナ、カラープリ
ンターなどの光学機器が求められてきている。その際、
従来のレンズアレイを構成するTl系ガラスを用いたロ
ッドレンズは、きわめて色分散ΔP(あるいは色収差Δ
P/P)が大きく(波長の差によるg値あるいはレンズ
ピッチの差が大きく)、白色光源下では色のボケ(滲
み)が起こり、カラーに対応できない。例えば、従来の
レンズアレイを用いたファクシミリの光源は、LEDな
どの単波長光源を使用している。具体的には、SLA−
20においては、明るさを求めるためにそのガラス原料
に屈折率を高くする成分(Tl)を含んでいる。このた
め、このガラス成分を用いたロッドレンズでは、原理的
に開口角を大きくとれる代わりに、色分散がきわめて大
きくなっている。
で、カラーファクシミリ、カラースキャナ、カラープリ
ンターなどの光学機器が求められてきている。その際、
従来のレンズアレイを構成するTl系ガラスを用いたロ
ッドレンズは、きわめて色分散ΔP(あるいは色収差Δ
P/P)が大きく(波長の差によるg値あるいはレンズ
ピッチの差が大きく)、白色光源下では色のボケ(滲
み)が起こり、カラーに対応できない。例えば、従来の
レンズアレイを用いたファクシミリの光源は、LEDな
どの単波長光源を使用している。具体的には、SLA−
20においては、明るさを求めるためにそのガラス原料
に屈折率を高くする成分(Tl)を含んでいる。このた
め、このガラス成分を用いたロッドレンズでは、原理的
に開口角を大きくとれる代わりに、色分散がきわめて大
きくなっている。
【0023】さらに、ファクシミリやイメージスキャナ
などの光学機器では、その小型化が要求されている。こ
のため、その内部のイメージ読み取り装置についても、
小型化する必要がある。
などの光学機器では、その小型化が要求されている。こ
のため、その内部のイメージ読み取り装置についても、
小型化する必要がある。
【0024】上述したSLAを用いた密着型イメージ読
み取り装置の場合は、ロッドレンズのレンズ長(以下、
Z長と記す)は約7〜9mmであり、その原稿面上の焦
点位置から光電変換素子上までの距離、いわゆる物体像
面間距離(以下、TC:Total Conjugate length(共役
長)と記す)は、約14〜19mmである。
み取り装置の場合は、ロッドレンズのレンズ長(以下、
Z長と記す)は約7〜9mmであり、その原稿面上の焦
点位置から光電変換素子上までの距離、いわゆる物体像
面間距離(以下、TC:Total Conjugate length(共役
長)と記す)は、約14〜19mmである。
【0025】そこで、よりTCの短いSLAを用いるこ
とが必要となってくる。TCを短くする方法としては、
レンズの開口角(屈折力)をあげる方法があるが、イオ
ン交換によりガラス内部の組成を連続的に変える作製方
法では、開口角を上げることにも限界があるし、また
(5)で上述したように、イオン交換によりレンズの開
口角を上げるとさらに色分散が大きくなり、ますますカ
ラー化に対応できなくなってしまう。
とが必要となってくる。TCを短くする方法としては、
レンズの開口角(屈折力)をあげる方法があるが、イオ
ン交換によりガラス内部の組成を連続的に変える作製方
法では、開口角を上げることにも限界があるし、また
(5)で上述したように、イオン交換によりレンズの開
口角を上げるとさらに色分散が大きくなり、ますますカ
ラー化に対応できなくなってしまう。
【0026】そこで、同程度の屈折率分布定数を持つロ
ッドレンズの場合は、そのロッドレンズ径を小さくする
ことで(つまりレンズピッチを短くでき)、そのZ長を
短くすることができる。具体的には、そのロッドレンズ
径が0.6mmのSLAも開発されている(例えば、日
本板硝子(株)製、SLA−20D)が、この場合で
も、ロッドレンズのZ長は約4.3mmで、TCは約9
mmである。さらにこれ以上の小型化に対応するために
は、それ以下のロッドレンズ径を持ったロッドレンズが
必要となってくる。
ッドレンズの場合は、そのロッドレンズ径を小さくする
ことで(つまりレンズピッチを短くでき)、そのZ長を
短くすることができる。具体的には、そのロッドレンズ
径が0.6mmのSLAも開発されている(例えば、日
本板硝子(株)製、SLA−20D)が、この場合で
も、ロッドレンズのZ長は約4.3mmで、TCは約9
mmである。さらにこれ以上の小型化に対応するために
は、それ以下のロッドレンズ径を持ったロッドレンズが
必要となってくる。
【0027】他方、例えば完全密着型イメージ読み取り
装置の場合や、あるいは等倍結像光学系として光ファイ
バアレイや高分子導波路を使用するイメージ読み取り装
置の場合においても、それら自身は小さくできても、光
ファイバアレイや高分子導波路は、基本的にレンズ機能
を持たない(レンズがない)ために、焦点深度が浅い
(原理的にない)、あるいは解像力が悪い、あるいは特
に完全密着型では原稿が直接センサー面上を走査される
(移動する)ために摩擦により耐久性に難があるなどの
問題点を解決できていなかった。
装置の場合や、あるいは等倍結像光学系として光ファイ
バアレイや高分子導波路を使用するイメージ読み取り装
置の場合においても、それら自身は小さくできても、光
ファイバアレイや高分子導波路は、基本的にレンズ機能
を持たない(レンズがない)ために、焦点深度が浅い
(原理的にない)、あるいは解像力が悪い、あるいは特
に完全密着型では原稿が直接センサー面上を走査される
(移動する)ために摩擦により耐久性に難があるなどの
問題点を解決できていなかった。
【0028】そこで本発明は、SLAを用いたイメージ
読み取り装置におけるSLAの位置調整の煩雑さの低減
と、SLAの光学特性的にはより解像度を高くする、光
量むらを小さくする、カラー化に対応できることなどを
目的とする。
読み取り装置におけるSLAの位置調整の煩雑さの低減
と、SLAの光学特性的にはより解像度を高くする、光
量むらを小さくする、カラー化に対応できることなどを
目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明では、半径方向の屈折率分布が n(r)2=n0 2・{1−(gr)2+h4・(gr)4+
h6・(gr)6+h8・(gr)8+・・・} (ただし、n(r):ロッドレンズの中心から距離rで
の屈折率、 n0:ロッドレンズの中心の屈折率、 g:ロッドレンズ中心付近の屈折率分布形状により決ま
る屈折率分布定数、 gr:距離rでの屈折力(無次元数)、 h4,h6およびh8:屈折率分布係数、)で表される屈
折率分布型ロッドレンズ(11)を、その光軸が互いに
平行になるように複数本並べて、アレイ化した等倍結像
レンズアレイ(10)と、前記レンズアレイの前焦点位
置にその原稿面(21)が位置するように配置した透明
基板(20)と、前記レンズアレイを介して前記基板と
対向し、前記レンズアレイの後焦点位置に設けた光電変
換素子(30)とを、備えたイメージ読み取り装置にお
いて、前記透明基板(20)と前記レンズアレイ(1
0)の一方のレンズ面が当接しており、かつ前記透明基
板(20)は前記レンズアレイの前焦点位置が前記基板
原稿面(21)にくるような厚みを有しており、さらに
前記ロッドレンズのレンズ径が0.1〜0.4mmであ
るイメージ読み取り装置である。
めに、本発明では、半径方向の屈折率分布が n(r)2=n0 2・{1−(gr)2+h4・(gr)4+
h6・(gr)6+h8・(gr)8+・・・} (ただし、n(r):ロッドレンズの中心から距離rで
の屈折率、 n0:ロッドレンズの中心の屈折率、 g:ロッドレンズ中心付近の屈折率分布形状により決ま
る屈折率分布定数、 gr:距離rでの屈折力(無次元数)、 h4,h6およびh8:屈折率分布係数、)で表される屈
折率分布型ロッドレンズ(11)を、その光軸が互いに
平行になるように複数本並べて、アレイ化した等倍結像
レンズアレイ(10)と、前記レンズアレイの前焦点位
置にその原稿面(21)が位置するように配置した透明
基板(20)と、前記レンズアレイを介して前記基板と
対向し、前記レンズアレイの後焦点位置に設けた光電変
換素子(30)とを、備えたイメージ読み取り装置にお
いて、前記透明基板(20)と前記レンズアレイ(1
0)の一方のレンズ面が当接しており、かつ前記透明基
板(20)は前記レンズアレイの前焦点位置が前記基板
原稿面(21)にくるような厚みを有しており、さらに
前記ロッドレンズのレンズ径が0.1〜0.4mmであ
るイメージ読み取り装置である。
【0030】さらに、前記イメージ読み取り装置におい
て、前記ロッドレンズの規格化された屈折率分布定数
gr0(無次元数)が0.1〜0.15のとき、前記ロ
ッドレンズ径が0.1〜0.3mmであるイメージ読み
取り装置である。あるいは、前記イメージ読み取り装置
において、前記ロッドレンズの規格化された屈折率分布
定数 gr0(無次元数)が0.15〜0.20のとき、
前記ロッドレンズ径が0.15〜0.35mmであるイ
メージ読み取り装置である。またあるいは、前記イメー
ジ読み取り装置において、前記ロッドレンズの規格化さ
れた屈折率分布定数 gr0(無次元数)が0.20〜
0.25のとき、前記ロッドレンズ径が0.2〜0.4
mmであるイメージ読み取り装置である。
て、前記ロッドレンズの規格化された屈折率分布定数
gr0(無次元数)が0.1〜0.15のとき、前記ロ
ッドレンズ径が0.1〜0.3mmであるイメージ読み
取り装置である。あるいは、前記イメージ読み取り装置
において、前記ロッドレンズの規格化された屈折率分布
定数 gr0(無次元数)が0.15〜0.20のとき、
前記ロッドレンズ径が0.15〜0.35mmであるイ
メージ読み取り装置である。またあるいは、前記イメー
ジ読み取り装置において、前記ロッドレンズの規格化さ
れた屈折率分布定数 gr0(無次元数)が0.20〜
0.25のとき、前記ロッドレンズ径が0.2〜0.4
mmであるイメージ読み取り装置である。
【0031】さらに加えて、前記イメージ読み取り装置
において、前記ロッドレンズの屈折率分布係数 h4が、
−0.5〜3.0であるイメージ読み取り装置である。
において、前記ロッドレンズの屈折率分布係数 h4が、
−0.5〜3.0であるイメージ読み取り装置である。
【0032】また、前記イメージ読み取り装置におい
て、前記ロッドレンズはLi系ガラスからなっており、
前記ロッドレンズの規格化された屈折率分布定数 gr0
(無次元数)が0.10〜0.17のとき、前記ロッド
レンズのレンズ径が0.1〜0.3mmであるイメージ
読み取り装置である。
て、前記ロッドレンズはLi系ガラスからなっており、
前記ロッドレンズの規格化された屈折率分布定数 gr0
(無次元数)が0.10〜0.17のとき、前記ロッド
レンズのレンズ径が0.1〜0.3mmであるイメージ
読み取り装置である。
【0033】さらに以上のイメージ読み取り装置におい
て、前記ロッドレンズアレイを構成する各ロッドレンズ
径が以下の条件を満たすイメージ読み取り装置である。 (イ)前記レンズアレイが一列配列の場合 前記ロッドレンズ径は前記光電変換素子の配置ピッチと
同じである。 (ロ)前記レンズアレイが二列以上の配列の場合 前記ロッドレンズ径は前記光電変換素子の配置ピッチの
2倍と同じである。
て、前記ロッドレンズアレイを構成する各ロッドレンズ
径が以下の条件を満たすイメージ読み取り装置である。 (イ)前記レンズアレイが一列配列の場合 前記ロッドレンズ径は前記光電変換素子の配置ピッチと
同じである。 (ロ)前記レンズアレイが二列以上の配列の場合 前記ロッドレンズ径は前記光電変換素子の配置ピッチの
2倍と同じである。
【0034】以下に、上述の限定条件やその他光学定数
について説明する。 (ロッドレンズ径の説明)ロッドレンズ径の限定理由に
ついて説明する。まず、ロッドレンズ径の上限は以下の
ような理由による。ロッドレンズの光学定数が同じ場
合、レンズ寸法や光学的寸法(TCや空間長など)は、
ロッドレンズ径と比例するため、φ0.4mm以下のロ
ッドレンズ径でないと、上述した課題を解決することが
できないためである。さらに、後述するようなカバーガ
ラスを用いる場合では、その板厚が厚くなりすぎてしま
うという、不具合を生ずることもあるからである。さら
に、ロッドレンズ径がφ0.4mm以下となると、この
ロッドレンズをファイバーとして取り扱えるという利点
もある。
について説明する。 (ロッドレンズ径の説明)ロッドレンズ径の限定理由に
ついて説明する。まず、ロッドレンズ径の上限は以下の
ような理由による。ロッドレンズの光学定数が同じ場
合、レンズ寸法や光学的寸法(TCや空間長など)は、
ロッドレンズ径と比例するため、φ0.4mm以下のロ
ッドレンズ径でないと、上述した課題を解決することが
できないためである。さらに、後述するようなカバーガ
ラスを用いる場合では、その板厚が厚くなりすぎてしま
うという、不具合を生ずることもあるからである。さら
に、ロッドレンズ径がφ0.4mm以下となると、この
ロッドレンズをファイバーとして取り扱えるという利点
もある。
【0035】また、ロッドレンズ径の下限については、
以下に述べるような不具合が生じるため、0.1mm程
度が適当である。 製造上の困難さ:SLA精密配列、組立・加工の困難
さが飛躍的に増加してしまう。また、このロッドレンズ
を太いロッドレンズを紡糸して作製しようとすると、紡
糸速度が速くなりすぎることと、その線径の精度などの
点で困難さが増す。
以下に述べるような不具合が生じるため、0.1mm程
度が適当である。 製造上の困難さ:SLA精密配列、組立・加工の困難
さが飛躍的に増加してしまう。また、このロッドレンズ
を太いロッドレンズを紡糸して作製しようとすると、紡
糸速度が速くなりすぎることと、その線径の精度などの
点で困難さが増す。
【0036】外形および光学的寸法からくる制約:レ
ンズ長Z、TC長、空間長などが余りに短くなりすぎて
しまう。特に空間長については、ロッドレンズ径が0.
1mm以下になると、1mmをかなり下回る値となる
(例えば、後述の具体例1のSLAのロッドレンズ径を
0.1mmとすると、空間長は0.4mmとなってしま
う)ために、透明基板あるいは光電変換素子そのものを
配置することが物理的に不可能になる場合もでてきてし
まう。
ンズ長Z、TC長、空間長などが余りに短くなりすぎて
しまう。特に空間長については、ロッドレンズ径が0.
1mm以下になると、1mmをかなり下回る値となる
(例えば、後述の具体例1のSLAのロッドレンズ径を
0.1mmとすると、空間長は0.4mmとなってしま
う)ために、透明基板あるいは光電変換素子そのものを
配置することが物理的に不可能になる場合もでてきてし
まう。
【0037】また、SLAレンズ面の保護をカバーガラ
スで行う場合や、このSLAをイメージ読み取り装置に
用いた場合などでもカバーガラスは必要である。このカ
バーガラスの板厚は、0.8〜2mm程度のものが取り
扱いの上で好適であることから、この点からもロッドレ
ンズの好適なレンズ径の範囲が決まってくる。
スで行う場合や、このSLAをイメージ読み取り装置に
用いた場合などでもカバーガラスは必要である。このカ
バーガラスの板厚は、0.8〜2mm程度のものが取り
扱いの上で好適であることから、この点からもロッドレ
ンズの好適なレンズ径の範囲が決まってくる。
【0038】なお、前記ロッドレンズの好適なレンズ径
は、規格化された屈折率分布定数gr0の範囲によって
変化し、その範囲は請求項に記載したとおりである。具
体的には、上述の空間長を好適な範囲にするためと、本
発明の目的の1つである小型化の観点から求められたも
のである。
は、規格化された屈折率分布定数gr0の範囲によって
変化し、その範囲は請求項に記載したとおりである。具
体的には、上述の空間長を好適な範囲にするためと、本
発明の目的の1つである小型化の観点から求められたも
のである。
【0039】つまり、前記ロッドレンズの規格化された
屈折率分布定数 gr0(無次元数)が0.1〜0.15
のとき、前記ロッドレンズ径が0.1〜0.3mmであ
り、さらに好ましくは0.1〜0.2mmである。ま
た、前記ロッドレンズの規格化された屈折率分布定数
gr0(無次元数)が0.15〜0.20のとき、前記
ロッドレンズ径が0.15〜0.35mmであり、さら
に好ましくは0.15〜0.3mmである。またさら
に、前記ロッドレンズの規格化された屈折率分布定数
gr0(無次元数)が0.20〜0.25のとき、前記
ロッドレンズ径が0.2〜0.4mmであり、さらに好
ましくは0.25〜0.35mmである。
屈折率分布定数 gr0(無次元数)が0.1〜0.15
のとき、前記ロッドレンズ径が0.1〜0.3mmであ
り、さらに好ましくは0.1〜0.2mmである。ま
た、前記ロッドレンズの規格化された屈折率分布定数
gr0(無次元数)が0.15〜0.20のとき、前記
ロッドレンズ径が0.15〜0.35mmであり、さら
に好ましくは0.15〜0.3mmである。またさら
に、前記ロッドレンズの規格化された屈折率分布定数
gr0(無次元数)が0.20〜0.25のとき、前記
ロッドレンズ径が0.2〜0.4mmであり、さらに好
ましくは0.25〜0.35mmである。
【0040】(光学定数選定の説明) ・gr0の説明 規格化された屈折率分布定数 gr0は、ロッドレンズ
の、ひいてはSLAの光学性能を大きく左右する。特
に、gr0 はロッドレンズの中心付近の光学特性に支配
的である。 gr0<0.1であると、ロッドレンズ径を
かなり小さくしないと、本発明の特徴であるSLAのT
Cや空間長を小さくする効果がでてこない。一方、 g
r0>0.25であると、SLAのTCや空間長を小さ
くする効果のあるロッドレンズ径の範囲が広がるが、あ
まり大きくなりすぎるとロッドレンズ径の小さい範囲で
空間長が小さくなりすぎ、センサ等を実装する空間がな
くなってしまうきらいがあるため、この範囲に限定され
ている。
の、ひいてはSLAの光学性能を大きく左右する。特
に、gr0 はロッドレンズの中心付近の光学特性に支配
的である。 gr0<0.1であると、ロッドレンズ径を
かなり小さくしないと、本発明の特徴であるSLAのT
Cや空間長を小さくする効果がでてこない。一方、 g
r0>0.25であると、SLAのTCや空間長を小さ
くする効果のあるロッドレンズ径の範囲が広がるが、あ
まり大きくなりすぎるとロッドレンズ径の小さい範囲で
空間長が小さくなりすぎ、センサ等を実装する空間がな
くなってしまうきらいがあるため、この範囲に限定され
ている。
【0041】・屈折率分布係数h4 上述のgr0はレンズの中心付近の特性を決定するが、
このh4はレンズのやや周辺部分の特性を決める。後述
の図3に示すように、実用的なOPD−RMS(光路差
の実効値で表わした収差量)が得られるh4 の範囲が、
−0.5から3.0である。この範囲を超えると、前記
収差量が大きくなってしまう。
このh4はレンズのやや周辺部分の特性を決める。後述
の図3に示すように、実用的なOPD−RMS(光路差
の実効値で表わした収差量)が得られるh4 の範囲が、
−0.5から3.0である。この範囲を超えると、前記
収差量が大きくなってしまう。
【0042】・ΔP 上述のように、ファクシミリ、スキャナ、プリンターな
どの光学機器において、カラー化が求められている。こ
のとき、ロッドレンズの色分散ΔPが大きいと、例えば
25μm以上であると、カラー化に対応できない。
どの光学機器において、カラー化が求められている。こ
のとき、ロッドレンズの色分散ΔPが大きいと、例えば
25μm以上であると、カラー化に対応できない。
【0043】・n0について またn0 については特に限定されないが、実用上1.4
5〜1.65の範囲で選択される。さらに、SLAの各
ロッドレンズを樹脂コートによってフレアー防止処理す
ることを考慮すれば、n0 =1.5〜1.6の範囲が好
適である。
5〜1.65の範囲で選択される。さらに、SLAの各
ロッドレンズを樹脂コートによってフレアー防止処理す
ることを考慮すれば、n0 =1.5〜1.6の範囲が好
適である。
【0044】(ロッドレンズ径について)ロッドレンズ
アレイを構成する各ロッドレンズ径が、上述したように
光電変換素子の配置ピッチに対応した大きさに選定され
ていると、図5に示したようにロッドレンズアレイの配
列に起因する光量むらをほとんどなくすることができ
る。
アレイを構成する各ロッドレンズ径が、上述したように
光電変換素子の配置ピッチに対応した大きさに選定され
ていると、図5に示したようにロッドレンズアレイの配
列に起因する光量むらをほとんどなくすることができ
る。
【0045】
【作用】上述した本発明によれば、以下のような作用が
ある。 等倍結像レンズアレイ10のハウジング内での原稿面
上への前焦点の位置出し調整が不要となる。 ロッドレンズのレンズ径を0.4mm以下と小さくし
たために、同一の屈折率分布の形状を持つ従来のロッド
レンズ径1mm前後のロッドレンズに比べて、原理的に
解像力が高くなる。 光電変換素子(イメージセンサ)の配列ピッチに対応
したロッドレンズ径を選ぶことで、SLAの明るさむら
の影響をほとんどなくすることができる。 ロッドレンズのレンズ径が0.4mm以下なのでレン
ズアレイが小さくなり、ひいてはイメージ読み取り装置
が小型化できる。
ある。 等倍結像レンズアレイ10のハウジング内での原稿面
上への前焦点の位置出し調整が不要となる。 ロッドレンズのレンズ径を0.4mm以下と小さくし
たために、同一の屈折率分布の形状を持つ従来のロッド
レンズ径1mm前後のロッドレンズに比べて、原理的に
解像力が高くなる。 光電変換素子(イメージセンサ)の配列ピッチに対応
したロッドレンズ径を選ぶことで、SLAの明るさむら
の影響をほとんどなくすることができる。 ロッドレンズのレンズ径が0.4mm以下なのでレン
ズアレイが小さくなり、ひいてはイメージ読み取り装置
が小型化できる。
【0046】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて、詳細に
説明する。まず、本発明の光学系について概略説明す
る。図1は、本発明によるイメージ読み取り装置の断面
図である。
説明する。まず、本発明の光学系について概略説明す
る。図1は、本発明によるイメージ読み取り装置の断面
図である。
【0047】この図において、各構成要素はそれぞれ以
下のようである。 等倍結像レンズアレイ10:この図の場合、1列ある
いは2列の屈折率分布型ロッドレンズからなるSLAを
用いている。 透明基板20:ガラス等の透明基板が用いられる。 光電変換素子30:CdSSe系薄膜、a−Si薄
膜、CCDセンサ、バイポーラICセンサ、MOS型セ
ンサ等が用いられる。 光源60:LEDランプアレイ等が用いられる。
下のようである。 等倍結像レンズアレイ10:この図の場合、1列ある
いは2列の屈折率分布型ロッドレンズからなるSLAを
用いている。 透明基板20:ガラス等の透明基板が用いられる。 光電変換素子30:CdSSe系薄膜、a−Si薄
膜、CCDセンサ、バイポーラICセンサ、MOS型セ
ンサ等が用いられる。 光源60:LEDランプアレイ等が用いられる。
【0048】(具体例1)以下に、図1を用いて具体例
1について述べる。 等倍結像レンズアレイ10:1列のロッドレンズ径
0.30mmの屈折率分布型ロッドレンズからなるSL
Aである。このレンズアレイのパラメータを表1に示
す。ここでは、レンズ径0.3mmのロッドレンズは、
予め太く(10mm程度に)加工した従来品SLA−2
0Bと同様のガラス組成を有するガラスロッドを、溶融
塩(硝酸カリウム)中の所定の条件でイオン交換した
後、紡糸して細くしたロッドレンズ(もはやファイバー
と呼ぶのがふさわしいが)である。したがって、基本的
な屈折率分布はSLA−20Bとほとんど同じである。
このロッドレンズを配列してSLAを作製する。ちなみ
に、前記ガラス組成は、SiO2 :59%,ZnO:1
2%,PbO:3%,TiO2:5%,Na2O:12
%,K2O:4%,Tl2O:5%,(mol%)であ
る。なお、この製造方法の一例については、特願平5−
138069号にて出願している。
1について述べる。 等倍結像レンズアレイ10:1列のロッドレンズ径
0.30mmの屈折率分布型ロッドレンズからなるSL
Aである。このレンズアレイのパラメータを表1に示
す。ここでは、レンズ径0.3mmのロッドレンズは、
予め太く(10mm程度に)加工した従来品SLA−2
0Bと同様のガラス組成を有するガラスロッドを、溶融
塩(硝酸カリウム)中の所定の条件でイオン交換した
後、紡糸して細くしたロッドレンズ(もはやファイバー
と呼ぶのがふさわしいが)である。したがって、基本的
な屈折率分布はSLA−20Bとほとんど同じである。
このロッドレンズを配列してSLAを作製する。ちなみ
に、前記ガラス組成は、SiO2 :59%,ZnO:1
2%,PbO:3%,TiO2:5%,Na2O:12
%,K2O:4%,Tl2O:5%,(mol%)であ
る。なお、この製造方法の一例については、特願平5−
138069号にて出願している。
【0049】透明基板20:厚み1.93mm、nd
=1.52のフロートガラス板を用い、紫外線硬化樹脂
である例えば日本合成ゴム(株)製デソライト(登録商
標)にて、等倍結像レンズ10のレンズ面に接着する。
=1.52のフロートガラス板を用い、紫外線硬化樹脂
である例えば日本合成ゴム(株)製デソライト(登録商
標)にて、等倍結像レンズ10のレンズ面に接着する。
【0050】表1に具体例1の光学パラメータととも
に、比較例1として従来品である日本板硝子(株)製S
LA−20B(構成ロッドレンズのレンズ径φ0.9m
m)を示した。また表2に、以下に述べるような方法で
測定した具体例1と比較例1のレンズ光学特性値の結果
をまとめて示した。
に、比較例1として従来品である日本板硝子(株)製S
LA−20B(構成ロッドレンズのレンズ径φ0.9m
m)を示した。また表2に、以下に述べるような方法で
測定した具体例1と比較例1のレンズ光学特性値の結果
をまとめて示した。
【0051】
【表1】 表1 レンズのパラメータ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 具体例1 比較例1* 具体例2 比較例2** −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− レンズ径(mm) 0.30 0.9 0.25 0.9 中心屈折率 *** 1.6390 1.6390 1.614 1.614 開口角 (deg) 23.4 23.4 11.72 11.72 レンス゛ヒ゜ッチ(mm) 3.83 11.49 6.16 22.18 レンズ列数 1 1 2 2 g (mm-1) 1.64 0.55 1.02 0.28 gr0 0.246 0.246 0.127 0.127 h4 1.2 1.2 0.4 0.4 TC (mm)**** 4.8 14.4 7.1 25.5 レンズ長(mm) 2.26 6.79 3.77 13.57 空間長(mm)**** 1.27 3.81 1.67 5.97 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− * SLA-20B(従来品),** SLA-12B(従来品) *** 測定波長:570nm,**** 空気での換算値
【0052】
【表2】 表2 レンズの特性値データ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 具体例1 比較例1* 具体例2 比較例2** −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− レンス゛ヒ゜ッチP(mm) 3.83 11.49 6.16 22.18 ΔP(mm) 0.157 0.471 0.006 0.022 ΔP/P 0.041 0.041 0.001 0.001 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− MTF(%) at 4(lp/mm) 70 60 80 70 at 8(lp/mm) 48 40 67 60 光量ムラ(%) ΔE(理論値) 7.5 7.5 8.0 8.0 ΔE(実測値) 3 10 2 7 焦点深度(mm) ±0.3 ±0.35 ±0.5 ±0.6 F値 1.29 1.29 1.72 1.72 明るさ比*** 100 100 56 56 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− * SLA-20B(従来品),** SLA-12B(従来品) *** 比較例1の明るさを100とする。
【0053】この光学系(等倍結合レンズ;SLA)に
おける、MTF(Modulation Transfer Function)、焦
点深度および明るさ(光量むら)の光学特性を、図2に
示す測定装置にて測定した。この場合、光源には種々の
波長の光で測定するために、白色のハロゲンランプ光源
60を用い、拡散板70を通して光の指向性を取り、さ
らに光学フィルター90を通して単色光とした。
おける、MTF(Modulation Transfer Function)、焦
点深度および明るさ(光量むら)の光学特性を、図2に
示す測定装置にて測定した。この場合、光源には種々の
波長の光で測定するために、白色のハロゲンランプ光源
60を用い、拡散板70を通して光の指向性を取り、さ
らに光学フィルター90を通して単色光とした。
【0054】まずMTFは、等倍結像レンズアレイ(S
LA)10によって結像した矩形波格子パターン(以
下、MTFチャートと記す)90の像を、リレーレンズ
100を介してSLAのCCDイメージセンサ110上
で受光し、その光量レベルからSLAのレスポンス関数
MTFを次式にて算出したものである。(なお、リレー
レンズを介した理由は、ロッドレンズ径0.3mmのロ
ッドレンズアレイでは、その空間長が小さすぎCCDセ
ンサチップ上に、焦点を結ばないためである。) MTF(W)={(i(W)max−i(W)min)/(i(W)max
+i(W)min)}×100(%) ここで、i(W)max,i(W)minは、それぞれ空間周波数W
(lp/mm)における矩形波応答の極大値,極小値で
ある。すなわち、MTFが100%に近いほど、原画に
忠実な像が形成されていることになる。MTFチャート
90の空間周波数は4および8(lp/mm)、光学フ
ィルター80の波長570nmの条件で測定を行った。
LA)10によって結像した矩形波格子パターン(以
下、MTFチャートと記す)90の像を、リレーレンズ
100を介してSLAのCCDイメージセンサ110上
で受光し、その光量レベルからSLAのレスポンス関数
MTFを次式にて算出したものである。(なお、リレー
レンズを介した理由は、ロッドレンズ径0.3mmのロ
ッドレンズアレイでは、その空間長が小さすぎCCDセ
ンサチップ上に、焦点を結ばないためである。) MTF(W)={(i(W)max−i(W)min)/(i(W)max
+i(W)min)}×100(%) ここで、i(W)max,i(W)minは、それぞれ空間周波数W
(lp/mm)における矩形波応答の極大値,極小値で
ある。すなわち、MTFが100%に近いほど、原画に
忠実な像が形成されていることになる。MTFチャート
90の空間周波数は4および8(lp/mm)、光学フ
ィルター80の波長570nmの条件で測定を行った。
【0055】表2に示したように、具体例1のMTFは
比較例1に比べて、4および8(lp/mm)に対し
て、それぞれ10%(MTF70%)、8%(MTF4
8%)の改善が見られた。したがって、同じ屈折率分布
を有するロッドレンズのレンズ径を小さくしたことだけ
で、SLAの解像力は向上していることになる。この理
由としては、ロッドレンズ径が小さくなると、必然的に
SLAのMTF値が最高となる最適TCも短くなり、結
局レンズ端面から焦点位置までの距離(以下、空間距離
L0 と記す)が短くなり、実質的に累積の収差(ここで
は、屈折率分布が理想の分布からずれていることに起因
する誤差)が小さくなることが挙げられる。
比較例1に比べて、4および8(lp/mm)に対し
て、それぞれ10%(MTF70%)、8%(MTF4
8%)の改善が見られた。したがって、同じ屈折率分布
を有するロッドレンズのレンズ径を小さくしたことだけ
で、SLAの解像力は向上していることになる。この理
由としては、ロッドレンズ径が小さくなると、必然的に
SLAのMTF値が最高となる最適TCも短くなり、結
局レンズ端面から焦点位置までの距離(以下、空間距離
L0 と記す)が短くなり、実質的に累積の収差(ここで
は、屈折率分布が理想の分布からずれていることに起因
する誤差)が小さくなることが挙げられる。
【0056】参考として、後述の具体例2および比較例
2をモデル化して、その屈折率分布の乱れが与える解像
力への影響を調べた。その手法は、構成レンズの開口角
をいずれも12°として(つまりgを一定と置き)、前
述の屈折率分布係数h4 を(理想的分布の2/3を中心
に)変化させて、RMS−OPD(光路差の実効値で表
わした収差量)を計算した。その結果を図3に示す。R
MS−OPDの計算には、米国 Sinclair 0
ptics,Inc.製の市販レンズ設計ソフト Su
per−Oslo を用いた。計算上、光の波長λとし
ては、d線(587.6nm)を使用した。
2をモデル化して、その屈折率分布の乱れが与える解像
力への影響を調べた。その手法は、構成レンズの開口角
をいずれも12°として(つまりgを一定と置き)、前
述の屈折率分布係数h4 を(理想的分布の2/3を中心
に)変化させて、RMS−OPD(光路差の実効値で表
わした収差量)を計算した。その結果を図3に示す。R
MS−OPDの計算には、米国 Sinclair 0
ptics,Inc.製の市販レンズ設計ソフト Su
per−Oslo を用いた。計算上、光の波長λとし
ては、d線(587.6nm)を使用した。
【0057】RMS−OPDは、小さいほどSLAとし
ての解像力が高くなる。一般的に、 RMS−OPD≦0.2λ であれば十分な解像力を有するレンズであるといえる。
図3からわかるように、具体例2では、RMS−OPD
の極小値がゼロ近くになり、比較例2に比べてかなり小
さくなっている。したがって、具体例2ではロッドレン
ズ径を小さくしたことで、原理的にレンズの解像力がよ
くなるといえる。
ての解像力が高くなる。一般的に、 RMS−OPD≦0.2λ であれば十分な解像力を有するレンズであるといえる。
図3からわかるように、具体例2では、RMS−OPD
の極小値がゼロ近くになり、比較例2に比べてかなり小
さくなっている。したがって、具体例2ではロッドレン
ズ径を小さくしたことで、原理的にレンズの解像力がよ
くなるといえる。
【0058】加えて、具体例2では軸上、周辺(軸外)
ともに、 RMS−OPD≦0.2λ となるh4 の範囲が、比較例2に比べて広く(軸上;−
0.2〜2.7、周辺;0.3〜2.1)、ある一定の
解像力を得るための屈折率分布の乱れの程度の許容幅も
広くなっていることがわかる。なおこの場合、「周辺」
とは、レンズの結像範囲の最外周を意味している。
ともに、 RMS−OPD≦0.2λ となるh4 の範囲が、比較例2に比べて広く(軸上;−
0.2〜2.7、周辺;0.3〜2.1)、ある一定の
解像力を得るための屈折率分布の乱れの程度の許容幅も
広くなっていることがわかる。なおこの場合、「周辺」
とは、レンズの結像範囲の最外周を意味している。
【0059】つぎに、明るさおよび明るさのむら(光量
むら)は、上述(図2)の測定装置の配置からMTFチ
ャートをはずして光量レベル曲線から直接求めた。その
結果を図4に示す。図4は、具体例1の光学系の主走査
方向の中央部分の、長さ5mmの範囲における明るさ
(光量)のCCD出力データである。あわせて、比較例
1のデータも示している。なお、縦軸は相対値である。
むら)は、上述(図2)の測定装置の配置からMTFチ
ャートをはずして光量レベル曲線から直接求めた。その
結果を図4に示す。図4は、具体例1の光学系の主走査
方向の中央部分の、長さ5mmの範囲における明るさ
(光量)のCCD出力データである。あわせて、比較例
1のデータも示している。なお、縦軸は相対値である。
【0060】図4より明らかなように、この具体例1の
光学系では、実際に光量むらが約3%と非常に少なくな
り、きわめて平坦な光量が得られた。このことは、前述
の光電変換素子30上での複雑な電気補正が実用上必要
なくなることを意味する。
光学系では、実際に光量むらが約3%と非常に少なくな
り、きわめて平坦な光量が得られた。このことは、前述
の光電変換素子30上での複雑な電気補正が実用上必要
なくなることを意味する。
【0061】これに対して、比較例1では、個々のレン
ズのレンズ径(この場合、約0.9mm)に対応したピ
ッチの、大きな光量むら(約10%)が認められる。こ
こで、光量むらは光量の最大値と最小値の差の光量の平
均値に対する割合(百分率)で定義している。なお、両
者の相対光量(明るさ)はほとんど変わらないが、これ
は前述したように、Line Scanning の場合は、ロッドレ
ンズ径に係わりなくF値は同じ(つまり明るさが同じ)
になることからもわかる。
ズのレンズ径(この場合、約0.9mm)に対応したピ
ッチの、大きな光量むら(約10%)が認められる。こ
こで、光量むらは光量の最大値と最小値の差の光量の平
均値に対する割合(百分率)で定義している。なお、両
者の相対光量(明るさ)はほとんど変わらないが、これ
は前述したように、Line Scanning の場合は、ロッドレ
ンズ径に係わりなくF値は同じ(つまり明るさが同じ)
になることからもわかる。
【0062】さらに、このロッドレンズの細径化の考え
方を、押し進めていくことを試みる。原理的に、SLA
のような複合レンズではそのロッドレンズ径を小さくし
ていくと、イメージセンサ(光電変換素子)そのものの
素子(ピクセル、画素)の配列ピッチとレンズピッチが
マッチング(整合)して、イメージセンサとしての光量
むらがなくなる。
方を、押し進めていくことを試みる。原理的に、SLA
のような複合レンズではそのロッドレンズ径を小さくし
ていくと、イメージセンサ(光電変換素子)そのものの
素子(ピクセル、画素)の配列ピッチとレンズピッチが
マッチング(整合)して、イメージセンサとしての光量
むらがなくなる。
【0063】例えば、G3対応(4(lp/mm);解
像度0.125mm)のイメージセンサの光電変換素子
の場合、ひとつの素子(ピクセル)の間隔は0.125
mm(実際の開口部は100μm)であるため、ロッド
レンズ径φ0.25mmのファイバー状ロッドレンズを
用いて理想的な2列のSLAを組めば、まったく光量む
らがなくせることになる(図5参照)。図5から、φ
0.25mmの2列配列のSLAの場合、前記各変換素
子に対応して斜線を施した部分の各面積はそれぞれ等し
くなっていることがわかる。したがって、各変換素子に
入射する光量は等しくなっている。
像度0.125mm)のイメージセンサの光電変換素子
の場合、ひとつの素子(ピクセル)の間隔は0.125
mm(実際の開口部は100μm)であるため、ロッド
レンズ径φ0.25mmのファイバー状ロッドレンズを
用いて理想的な2列のSLAを組めば、まったく光量む
らがなくせることになる(図5参照)。図5から、φ
0.25mmの2列配列のSLAの場合、前記各変換素
子に対応して斜線を施した部分の各面積はそれぞれ等し
くなっていることがわかる。したがって、各変換素子に
入射する光量は等しくなっている。
【0064】同様に考えれば、1列SLAではφ0.1
25mmファイバー状ロッドレンズを用いればよい。将
来のG4対応(8(lp/mm);解像度62.5μ
m)についても、それに対応させたより細径のロッドレ
ンズ径および列数をとることで、光量むらの問題はなく
すことができる。
25mmファイバー状ロッドレンズを用いればよい。将
来のG4対応(8(lp/mm);解像度62.5μ
m)についても、それに対応させたより細径のロッドレ
ンズ径および列数をとることで、光量むらの問題はなく
すことができる。
【0065】つまり、ロッドレンズアレイを構成する各
ロッドレンズ径が、以下の条件を満たせばよい。 (イ)前記レンズアレイが一列配列の場合 前記ロッドレンズ径は前記光電変換素子の配置ピッチと
同じである。 (ロ)前記レンズアレイが二列以上の配列の場合 前記ロッドレンズ径は前記光電変換素子の配置ピッチの
2倍と同じである。 なお、図5には一列配列と二列配列の場合の例を示した
が、二列以上の場合は二列の場合と同じである。
ロッドレンズ径が、以下の条件を満たせばよい。 (イ)前記レンズアレイが一列配列の場合 前記ロッドレンズ径は前記光電変換素子の配置ピッチと
同じである。 (ロ)前記レンズアレイが二列以上の配列の場合 前記ロッドレンズ径は前記光電変換素子の配置ピッチの
2倍と同じである。 なお、図5には一列配列と二列配列の場合の例を示した
が、二列以上の場合は二列の場合と同じである。
【0066】つぎに、焦点深度については、CCDイメ
ージセンサ120を受光側において、SLA光軸の方向
に沿って、100μm間隔で前後させて、空間周波数6
(lp/mm)でのMTFを測り、そのMTFの変化か
ら求めた。具体的には、SLAの焦点深度を、MTFが
10%に低下する時の焦点面からの距離(幅)と定義し
た。
ージセンサ120を受光側において、SLA光軸の方向
に沿って、100μm間隔で前後させて、空間周波数6
(lp/mm)でのMTFを測り、そのMTFの変化か
ら求めた。具体的には、SLAの焦点深度を、MTFが
10%に低下する時の焦点面からの距離(幅)と定義し
た。
【0067】理論的には、焦点深度はレンズ開口角によ
って決まるものであり、ロッドレンズ径に依存しない。
しかしながら、SLAの場合にはその焦点深度の定義か
らして、SLA自身のMTFが上がれば焦点深度も深く
なる。したがって、ロッドレンズ径を小さくすることで
前述のようにSLAのMTFが向上するため、実質的に
焦点深度が深くなるといえる。表2からわかるように、
具体例1(±0.35mm)では比較例1(±0.3m
m)に対して、片側0.05mmずつとわずかながらも
焦点深度は深くなった。
って決まるものであり、ロッドレンズ径に依存しない。
しかしながら、SLAの場合にはその焦点深度の定義か
らして、SLA自身のMTFが上がれば焦点深度も深く
なる。したがって、ロッドレンズ径を小さくすることで
前述のようにSLAのMTFが向上するため、実質的に
焦点深度が深くなるといえる。表2からわかるように、
具体例1(±0.35mm)では比較例1(±0.3m
m)に対して、片側0.05mmずつとわずかながらも
焦点深度は深くなった。
【0068】また、色収差については、上述のように光
学フィルターの波長を(490,570,660nm)
の三種類に変化させて、その際の4(lp/mm)MT
Fが最も高くなる最適TCを測定し、その値から各波長
でのレンズピッチPに変換し、ΔPあるいはΔP/Pと
して計算した。
学フィルターの波長を(490,570,660nm)
の三種類に変化させて、その際の4(lp/mm)MT
Fが最も高くなる最適TCを測定し、その値から各波長
でのレンズピッチPに変換し、ΔPあるいはΔP/Pと
して計算した。
【0069】ここでも焦点深度と同様に、レンズ(材
料)が同じならば、色収差ΔP/Pは同じ値になる。例
えば、具体例1と比較例1は同じ材料からなる(Tl系
レンズ)であるため、表1に示されるように同じΔP/
Pの値0.041となる。ところが実際には、具体例1
ではロッドレンズ径が0.3mmと細いために、レンズ
ピッチPが短く、必然的に波長によるPの変化や色分散
ΔPの絶対値が小さくなる。このことは、実質上色のボ
ケ(滲み)が少なくなる(言い替えると波長によるTC
変化が小さくなる)ことを意味している。比較例1でΔ
Pは0.471mmなのに対して、具体例1では0.1
57mmと約1/3になっている。
料)が同じならば、色収差ΔP/Pは同じ値になる。例
えば、具体例1と比較例1は同じ材料からなる(Tl系
レンズ)であるため、表1に示されるように同じΔP/
Pの値0.041となる。ところが実際には、具体例1
ではロッドレンズ径が0.3mmと細いために、レンズ
ピッチPが短く、必然的に波長によるPの変化や色分散
ΔPの絶対値が小さくなる。このことは、実質上色のボ
ケ(滲み)が少なくなる(言い替えると波長によるTC
変化が小さくなる)ことを意味している。比較例1でΔ
Pは0.471mmなのに対して、具体例1では0.1
57mmと約1/3になっている。
【0070】さらに具体例1のSLAを使えば、表1か
らわかるようにSLAの空間長が1.27mmと、比較
例1の同3.81mmに対して1/3に短くなることか
ら、イメージセンサ自体の小型化を容易に図ることがで
きる。加えて、空間長が短くなることで、図1に示すよ
うにSLA10の一方のレンズ端面を、透明基板20
(カバーガラス)に直接配置させること(つまり空気層
を介することなく)が可能となり、透明基板上に前焦点
位置がくるようにすることができる。この時、透明基板
に一般的なフロートガラス板を使うとすると、その厚み
は空間長1.27mmに、カバーガラスの屈折率1.5
2を掛けて1.93mmとなる。これは実用的な厚みで
ある。
らわかるようにSLAの空間長が1.27mmと、比較
例1の同3.81mmに対して1/3に短くなることか
ら、イメージセンサ自体の小型化を容易に図ることがで
きる。加えて、空間長が短くなることで、図1に示すよ
うにSLA10の一方のレンズ端面を、透明基板20
(カバーガラス)に直接配置させること(つまり空気層
を介することなく)が可能となり、透明基板上に前焦点
位置がくるようにすることができる。この時、透明基板
に一般的なフロートガラス板を使うとすると、その厚み
は空間長1.27mmに、カバーガラスの屈折率1.5
2を掛けて1.93mmとなる。これは実用的な厚みで
ある。
【0071】上述のように、SLAのレンズ面をカバー
ガラス面に当接するだけで(位置調整なしで)、SLA
の前焦点位置が必ず原稿面の位置に必ずくることなる。
したがって、従来複雑で面倒な調整を必要としたカバー
ガラス面上へのSLA前焦点位置出しが不要となり、製
造工程の簡素化が図れる。
ガラス面に当接するだけで(位置調整なしで)、SLA
の前焦点位置が必ず原稿面の位置に必ずくることなる。
したがって、従来複雑で面倒な調整を必要としたカバー
ガラス面上へのSLA前焦点位置出しが不要となり、製
造工程の簡素化が図れる。
【0072】これに対して、比較例1で同様な配置をと
る場合には、カバーガラス厚みを5.79mmにする必
要があり、この厚みは技術面・コスト面から実用的な数
値ではない。
る場合には、カバーガラス厚みを5.79mmにする必
要があり、この厚みは技術面・コスト面から実用的な数
値ではない。
【0073】(具体例2)以下に、同じく図1を用いて
具体例2について述べる。 等倍結像レンズアレイ10:2列のロッドレンズ径
0.25mmの屈折率分布型ロッドレンズからなるSL
Aである。これは、もととなるガラスロッドが、従来品
SLA−12Bと同様のガラス組成を有することが異な
るだけで、その他具体例1に示した特願平5−1380
69号に開示された製法で作製した。このレンズアレイ
のパラメータを表1に示す。
具体例2について述べる。 等倍結像レンズアレイ10:2列のロッドレンズ径
0.25mmの屈折率分布型ロッドレンズからなるSL
Aである。これは、もととなるガラスロッドが、従来品
SLA−12Bと同様のガラス組成を有することが異な
るだけで、その他具体例1に示した特願平5−1380
69号に開示された製法で作製した。このレンズアレイ
のパラメータを表1に示す。
【0074】なお、前記ガラス組成は、SiO2 :56
%,MgO:14%,PbO:6%,TiO2:3.5
%,BaO:2%,Li2O:9.5%,Na2O:9%
(mol%)である。また、以下の組成範囲のガラス
から作製されたロッドレンズでもよい。SiO2:25
〜68%,TiO2:2〜16%,B2O3:0〜25
%,Al2O3:0〜10% ただし、SiO2+TiO2+B2O3+Al2O3=58〜
77% MgO:4〜22%,PbO:0〜13% ただし、MgO+PbO=4〜22% Li2O:2〜18%,Na2O:3〜22%
%,MgO:14%,PbO:6%,TiO2:3.5
%,BaO:2%,Li2O:9.5%,Na2O:9%
(mol%)である。また、以下の組成範囲のガラス
から作製されたロッドレンズでもよい。SiO2:25
〜68%,TiO2:2〜16%,B2O3:0〜25
%,Al2O3:0〜10% ただし、SiO2+TiO2+B2O3+Al2O3=58〜
77% MgO:4〜22%,PbO:0〜13% ただし、MgO+PbO=4〜22% Li2O:2〜18%,Na2O:3〜22%
【0075】透明基板20:厚み2.54mm、nd
=1.52のフロートガラス板を用い、紫外線硬化樹脂
である日本合成ゴム(株)製デソライト(登録商標)に
て、等倍結像レンズ10のレンズ面に接着する。
=1.52のフロートガラス板を用い、紫外線硬化樹脂
である日本合成ゴム(株)製デソライト(登録商標)に
て、等倍結像レンズ10のレンズ面に接着する。
【0076】表2に具体例2の光学パラメータととも
に、比較例2として従来品である日本板硝子(株)製S
LA−12B(構成ロッドレンズのレンズ径φ0.9m
m)を示した。表2に具体例2と比較例2のレンズ光学
特性値の結果をまとめて示した。
に、比較例2として従来品である日本板硝子(株)製S
LA−12B(構成ロッドレンズのレンズ径φ0.9m
m)を示した。表2に具体例2と比較例2のレンズ光学
特性値の結果をまとめて示した。
【0077】具体例2のMTFは比較例2に比べて、4
および8(lp/mm)について、それぞれ10%(M
TF80%)、7%(MTF67%)の改善が見られ
た。したがって、具体例2においても同じ屈折率分布を
有するロッドレンズのレンズ径を小さくしたことだけ
で、SLAの解像力が向上することが確認された。とく
に具体例2では、8(lp/mm)のMTFが67%と
なり、G4対応のファクシミリのイメージセンサ用のS
LAとして十分な性能を有することが明らかとなった。
および8(lp/mm)について、それぞれ10%(M
TF80%)、7%(MTF67%)の改善が見られ
た。したがって、具体例2においても同じ屈折率分布を
有するロッドレンズのレンズ径を小さくしたことだけ
で、SLAの解像力が向上することが確認された。とく
に具体例2では、8(lp/mm)のMTFが67%と
なり、G4対応のファクシミリのイメージセンサ用のS
LAとして十分な性能を有することが明らかとなった。
【0078】つぎに、明るさおよび明るさのむら(光量
むら)の結果を図4に示す。図4は、具体例2の光学系
の主走査方向の中央部分の、長さ5mmの範囲における
明るさ(光量むら)のCCD出力データである。あわせ
て、比較例2のデータも示している。なお、縦軸の値は
相対値である。
むら)の結果を図4に示す。図4は、具体例2の光学系
の主走査方向の中央部分の、長さ5mmの範囲における
明るさ(光量むら)のCCD出力データである。あわせ
て、比較例2のデータも示している。なお、縦軸の値は
相対値である。
【0079】図4より明らかなように、この具体例2の
光学系では、実際に光量むらが約2%と非常に少なくな
り、きわめて平坦な光量が得られた。これに対して、比
較例2のSLAでは2列配列であるため、個々のレンズ
のレンズ径の半分(この場合、約0.45mm)に対応
したピッチの、大きな光量むら(約7%)が認められ
る。なお、両者の相対光量(明るさ)はほとんど変わら
ない。
光学系では、実際に光量むらが約2%と非常に少なくな
り、きわめて平坦な光量が得られた。これに対して、比
較例2のSLAでは2列配列であるため、個々のレンズ
のレンズ径の半分(この場合、約0.45mm)に対応
したピッチの、大きな光量むら(約7%)が認められ
る。なお、両者の相対光量(明るさ)はほとんど変わら
ない。
【0080】つぎに焦点深度についてであるが、表2か
らわかるように、具体例2(±0.6mm)では、比較
例2(±0.5mm)に対して片側0.1mmずつと焦
点深度が深くなり、CCD縮小型に見劣りしない焦点深
度が得られた。
らわかるように、具体例2(±0.6mm)では、比較
例2(±0.5mm)に対して片側0.1mmずつと焦
点深度が深くなり、CCD縮小型に見劣りしない焦点深
度が得られた。
【0081】また色収差ついては、具体例2と比較例2
は本来、非常に色分散の小さなな材料(Li系レンズ)
からなるSLAであるため、表1に示されるように、と
もに色収差ΔP/P=0.001であり、本来十分カラ
ー対応が可能である。さらに、具体例2ではロッドレン
ズ径が0.25mmと細いために、レンズピッチPが短
く必然的に波長によるPの変化やΔPの絶対値も小さく
なる効果も重なり、特に低色分散が実現した。つまり、
比較例2でΔPは22μmなのに対して、具体例2では
6μmと30%程度と、さらに良好な値と示している。
は本来、非常に色分散の小さなな材料(Li系レンズ)
からなるSLAであるため、表1に示されるように、と
もに色収差ΔP/P=0.001であり、本来十分カラ
ー対応が可能である。さらに、具体例2ではロッドレン
ズ径が0.25mmと細いために、レンズピッチPが短
く必然的に波長によるPの変化やΔPの絶対値も小さく
なる効果も重なり、特に低色分散が実現した。つまり、
比較例2でΔPは22μmなのに対して、具体例2では
6μmと30%程度と、さらに良好な値と示している。
【0082】さらに具体例2のSLAを使えば、表1か
らわかるようにSLAの空間長が1.67mmと、比較
例1の同5.97mmの約30%の長さと短くなること
から、イメージセンサ自体の小型化を容易に図ることが
できる。加えて、空間長が短くなることで、具体例1と
同様の配置構成とすることができる。この場合、一般的
なフロートガラス板を使うと、その厚みは空間長1.2
7mmに、カバーガラスの屈折率1.52を掛けて2.
53mmとなる。これは実用的な厚みである。これに対
して、比較例2で同様な配置をとる場合は、カバーガラ
ス厚みを9.07mmにする必要があり、この厚みは技
術面・コスト面から実用的な数値でなくなる。
らわかるようにSLAの空間長が1.67mmと、比較
例1の同5.97mmの約30%の長さと短くなること
から、イメージセンサ自体の小型化を容易に図ることが
できる。加えて、空間長が短くなることで、具体例1と
同様の配置構成とすることができる。この場合、一般的
なフロートガラス板を使うと、その厚みは空間長1.2
7mmに、カバーガラスの屈折率1.52を掛けて2.
53mmとなる。これは実用的な厚みである。これに対
して、比較例2で同様な配置をとる場合は、カバーガラ
ス厚みを9.07mmにする必要があり、この厚みは技
術面・コスト面から実用的な数値でなくなる。
【0083】ここで、具体例1および2において、SL
Aのロッドレンズ径をφ0.30mmやφ0.25mm
と小さくしたことから生まれる作用効果を、比較例1や
2と比較してまとめてみることにする。 位置調整:SLAと透明基板20とを、前記基板原稿
面21上にSLAの前焦点位置がくるように一体化する
ことができる。このため、イメージセンサを組み立てる
際の面倒な位置出し調整が不要となり、製造工程の簡素
化を図ることができる。
Aのロッドレンズ径をφ0.30mmやφ0.25mm
と小さくしたことから生まれる作用効果を、比較例1や
2と比較してまとめてみることにする。 位置調整:SLAと透明基板20とを、前記基板原稿
面21上にSLAの前焦点位置がくるように一体化する
ことができる。このため、イメージセンサを組み立てる
際の面倒な位置出し調整が不要となり、製造工程の簡素
化を図ることができる。
【0084】MTF:同じガラス系からなる比較例1
や2のそれぞれのSLAに比べて、MTFは向上してい
る。とくに具体例2のSLAでは、8(lp/mm)の
MTFが67%と、G4対応に十分な高解像力を持つ。 明るさ:明るさは同じ材質(つまり構成ロッドレン
ズ)からなるSLAでは、ロッドレンズ径を小さくして
も変わらない。
や2のそれぞれのSLAに比べて、MTFは向上してい
る。とくに具体例2のSLAでは、8(lp/mm)の
MTFが67%と、G4対応に十分な高解像力を持つ。 明るさ:明るさは同じ材質(つまり構成ロッドレン
ズ)からなるSLAでは、ロッドレンズ径を小さくして
も変わらない。
【0085】ただし、ここで従来ファクシミリ用のSL
Aに要求される明るさを持つSLAとしては比較例1の
SLA−20Bがある。これに対して、比較例2のSL
A−12Bでは明るさ不足で、これを補うにはより明る
い光源あるいは読みとり速度を遅くする(光の蓄積量を
延ばす)ことが必要となるが、いずれにしても望ましい
方法ではない。
Aに要求される明るさを持つSLAとしては比較例1の
SLA−20Bがある。これに対して、比較例2のSL
A−12Bでは明るさ不足で、これを補うにはより明る
い光源あるいは読みとり速度を遅くする(光の蓄積量を
延ばす)ことが必要となるが、いずれにしても望ましい
方法ではない。
【0086】したがって、具体例2をファクシミリ用S
LAとして使う場合、(比較例2と同じ明るさでも)比
較例1と比べると明らかに明るさが不足(約半分程度)
である。しかしながら、この点に関しては、以下に述べ
るような対応が可能であり、具体例2においても十分フ
ァクシミリ用のSLAとして使用できる。また、このS
LAは、前述の高MTFや後述する長焦点深度および低
色収差などの光学特性のメリットを有しており、これを
十分に活用することもできる。
LAとして使う場合、(比較例2と同じ明るさでも)比
較例1と比べると明らかに明るさが不足(約半分程度)
である。しかしながら、この点に関しては、以下に述べ
るような対応が可能であり、具体例2においても十分フ
ァクシミリ用のSLAとして使用できる。また、このS
LAは、前述の高MTFや後述する長焦点深度および低
色収差などの光学特性のメリットを有しており、これを
十分に活用することもできる。
【0087】本発明のように、SLAを構成するロッド
レンズのレンズ径をφ0.4mm以下に小さくしたSL
Aをイメージセンサに採用すれば、全体の小型化が図れ
ることができる。小型化が図れるということは、図1と
図7の比較から明らかなように、光源60を照射すべき
原稿面に対して限りなく近づけることが可能となる。こ
こで、図2に示したSLA光学測定装置において同一エ
ネルギー(光量)のハロゲンランプ70とSLAサンプ
ル(ここでは具体例2を用いた)10の距離を変化させ
て、その時のCCDセンサ120の出力を測定した結果
を図6に示す。ここで、横軸はMTFチャート100と
ハロゲンランプ間距離(L)、縦軸はCCDセンサの出
力相対値(I0)である。
レンズのレンズ径をφ0.4mm以下に小さくしたSL
Aをイメージセンサに採用すれば、全体の小型化が図れ
ることができる。小型化が図れるということは、図1と
図7の比較から明らかなように、光源60を照射すべき
原稿面に対して限りなく近づけることが可能となる。こ
こで、図2に示したSLA光学測定装置において同一エ
ネルギー(光量)のハロゲンランプ70とSLAサンプ
ル(ここでは具体例2を用いた)10の距離を変化させ
て、その時のCCDセンサ120の出力を測定した結果
を図6に示す。ここで、横軸はMTFチャート100と
ハロゲンランプ間距離(L)、縦軸はCCDセンサの出
力相対値(I0)である。
【0088】図6から明かなように、ハロゲンランプを
SLAに近づければ、CCD出力が飛躍的に増加する。
例えばLを40mmから20mmまで近づければ、I0
は約2倍となる。このことは、光源のエネルギーが一定
でも、イメージセンサ自身を小型化して光源を近づける
ことができれば、SLAの明るさが十分でなくても光電
変換素子上へ必要な光(光量子エネルギー)を送ること
が可能となる。したがって、ロッドレンズ径を小さくし
た具体例2では、比較例1と実質的にほとんど同じ明る
さが得られることになる。
SLAに近づければ、CCD出力が飛躍的に増加する。
例えばLを40mmから20mmまで近づければ、I0
は約2倍となる。このことは、光源のエネルギーが一定
でも、イメージセンサ自身を小型化して光源を近づける
ことができれば、SLAの明るさが十分でなくても光電
変換素子上へ必要な光(光量子エネルギー)を送ること
が可能となる。したがって、ロッドレンズ径を小さくし
た具体例2では、比較例1と実質的にほとんど同じ明る
さが得られることになる。
【0089】明るさ(光量)むら:具体例1および2
の光量むらは、それぞれの比較例に対して、1/3程度
にまで小さくすることができた。したがって、イメージ
センサ(光電変換素子)の明るさ電気補正回路が簡素化
でき、配線の簡略化・コンパクト化することができる。
また、ロッドレンズ径を小さくして光電変換素子の素子
(ピクセル、画素)の間隔(幅)に整合させることで、
イメージセンサに対して理論的にもSLAの光量むらの
影響を、まったく与えないようにすることができる。
の光量むらは、それぞれの比較例に対して、1/3程度
にまで小さくすることができた。したがって、イメージ
センサ(光電変換素子)の明るさ電気補正回路が簡素化
でき、配線の簡略化・コンパクト化することができる。
また、ロッドレンズ径を小さくして光電変換素子の素子
(ピクセル、画素)の間隔(幅)に整合させることで、
イメージセンサに対して理論的にもSLAの光量むらの
影響を、まったく与えないようにすることができる。
【0090】焦点深度:ロッドレンズ径を小さくした
ことによりMTFが向上し、焦点深度も見かけ上深くな
る。さらにロッドレンズ径を小さくしたことで、実質上
の明るさ向上が図ることができる。したがって、レンズ
の明るさを確保するための高開口度のロッドレンズを必
要としなくなるので、焦点深度が深く中開口度のロッド
レンズでも、ファクシミリ用に使用することが可能とな
る。つまり、縮小型並みの焦点深度を持ったイメージセ
ンサが可能となる。
ことによりMTFが向上し、焦点深度も見かけ上深くな
る。さらにロッドレンズ径を小さくしたことで、実質上
の明るさ向上が図ることができる。したがって、レンズ
の明るさを確保するための高開口度のロッドレンズを必
要としなくなるので、焦点深度が深く中開口度のロッド
レンズでも、ファクシミリ用に使用することが可能とな
る。つまり、縮小型並みの焦点深度を持ったイメージセ
ンサが可能となる。
【0091】色収差:と同様に、レンズの明るさを
確保するための高開口度のロッドレンズを必要としなく
なるので、色収差が小さく中開口度のロッドレンズで
も、ファクシミリ用に使用することが可能となる。ま
た、Li系ガラスのロッドレンズを用いてSLAを構成
すれば、カラー化対応で十分の明るさを持ったイメージ
センサが容易に実現できる。
確保するための高開口度のロッドレンズを必要としなく
なるので、色収差が小さく中開口度のロッドレンズで
も、ファクシミリ用に使用することが可能となる。ま
た、Li系ガラスのロッドレンズを用いてSLAを構成
すれば、カラー化対応で十分の明るさを持ったイメージ
センサが容易に実現できる。
【0092】小型化:ロッドレンズ径をφ0.3mm
以下とした具体例のSLAでは、その大きさやTCが、
外形あるいは光学寸法が従来に比べて格段(少なくとも
1/3以下)に小さくできるため、イメージセンサその
ものを小型化することが容易に可能となる。
以下とした具体例のSLAでは、その大きさやTCが、
外形あるいは光学寸法が従来に比べて格段(少なくとも
1/3以下)に小さくできるため、イメージセンサその
ものを小型化することが容易に可能となる。
【0093】以上、具体例1,2で示したSLAはいず
れも、太径のロッドレンズを紡糸することでφ0.4m
m以下のロッドレンズに加工して、それらを用いて作製
されたものであるが、本発明のロッドレンズアレイはこ
の製法に限定されるものではなく、プラスチックロッド
レンズやVAD法で作製されたロッドレンズを用いたレ
ンズアレイについても、同様の作用や効果が得られるこ
とはいうまでもない。
れも、太径のロッドレンズを紡糸することでφ0.4m
m以下のロッドレンズに加工して、それらを用いて作製
されたものであるが、本発明のロッドレンズアレイはこ
の製法に限定されるものではなく、プラスチックロッド
レンズやVAD法で作製されたロッドレンズを用いたレ
ンズアレイについても、同様の作用や効果が得られるこ
とはいうまでもない。
【0094】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のイメージ読
み取り装置は、以下のような効果を有する。 SLAと透明基板などの構成要素を一体化できるの
で、光学的な調整が不要となる。 SLAの位置調整が不要なため、製造工程の簡素化が
できるので、コスト低下が可能となる。 光学系の焦点深度が深くなるので、イメージの読み取
りの精度が高い(原稿浮きに対して、画像のボケが少な
い)。
み取り装置は、以下のような効果を有する。 SLAと透明基板などの構成要素を一体化できるの
で、光学的な調整が不要となる。 SLAの位置調整が不要なため、製造工程の簡素化が
できるので、コスト低下が可能となる。 光学系の焦点深度が深くなるので、イメージの読み取
りの精度が高い(原稿浮きに対して、画像のボケが少な
い)。
【0095】色収差が小さく開口角のそれほど大きく
ないSLAでも、十分な明るさを確保することが可能と
なる。高開口角SLAを用いた場合では、ロッドレンズ
径が小さくなることでレンズピッチの波長による変化の
幅(絶対値)自身が小さくなる。また一般的に、ロッド
レンズ径を小さくすることで、光源(照明系)をより原
稿面に近づけることができる。したがって、必ずしも明
るい高開口角SLAを用いる必要がなくなるため、中開
口角SLAを用いても十分な明るさを確保することがで
きる。その場合には、色収差量が高開口角SLAのそれ
の1/10以下になり、これはカラー化には十分な値で
あり、しかも必要な明るさを確保することも可能であ
る。
ないSLAでも、十分な明るさを確保することが可能と
なる。高開口角SLAを用いた場合では、ロッドレンズ
径が小さくなることでレンズピッチの波長による変化の
幅(絶対値)自身が小さくなる。また一般的に、ロッド
レンズ径を小さくすることで、光源(照明系)をより原
稿面に近づけることができる。したがって、必ずしも明
るい高開口角SLAを用いる必要がなくなるため、中開
口角SLAを用いても十分な明るさを確保することがで
きる。その場合には、色収差量が高開口角SLAのそれ
の1/10以下になり、これはカラー化には十分な値で
あり、しかも必要な明るさを確保することも可能であ
る。
【0096】光源(照明系)を効率よく配置できるの
で、装置全体のシンプル化、コンパクト化が可能とな
る。 光電変換素子(イメージセンサ)の配列ピッチに対応
したロッドレンズ径を選ぶことで、SLAの明るさむら
の影響をほとんどなくすることができる。
で、装置全体のシンプル化、コンパクト化が可能とな
る。 光電変換素子(イメージセンサ)の配列ピッチに対応
したロッドレンズ径を選ぶことで、SLAの明るさむら
の影響をほとんどなくすることができる。
【図1】本発明によるイメージ読み取り装置の一部断面
図。
図。
【図2】SLAの光学性能の測定方法を説明する図。
【図3】ロッドレンズの屈折率分布係数h4を変化させ
た時のRMS−OPD。
た時のRMS−OPD。
【図4】具体例1、2および比較例1、2の明るさ(光
量)の測定結果。
量)の測定結果。
【図5】光電変換素子上でのSLAの光量を説明する
図。
図。
【図6】SLAと光源との距離を変化させた時の明るさ
(光量)の測定結果。
(光量)の測定結果。
【図7】従来の密着型イメージ読み取り装置の断面図。
【符号の説明】 1 : イメージ読み取りセンサ 2 : ハウジング 10 : 等倍結像レンズ(SLA) 11 : 各ロッドレンズ 20 : 透明基板(カバーガラス) 21 : 透明基板の原稿面 30 : 光電変換素子 40 : 原稿 50 : LEDランプ光源 5a : LEDランプ光源の出射光軸 60 : ハロゲンランプ光源 70 : 拡散板 80 : 光学フィルター 90 : MTFチャート 100 : リレーレンズ 110 : CCDセンサ
Claims (7)
- 【請求項1】半径方向の屈折率分布が n(r)2=n0 2・{1−(gr)2+h4・(gr)4+
h6・(gr)6+h8・(gr)8+・・・} (ただし、n(r):ロッドレンズの中心から距離rで
の屈折率、 n0:ロッドレンズの中心の屈折率、 g:ロッドレンズ中心付近の屈折率分布形状により決ま
る屈折率分布定数、 gr:距離rでの屈折力(無次元数)、 h4,h6およびh8:屈折率分布係数、)で表される屈
折率分布型ロッドレンズ(11)を、その光軸が互いに
平行になるように複数本並べて、アレイ化した等倍結像
レンズアレイ(10)と、前記レンズアレイの前焦点位
置にその原稿面(21)が位置するように配置した透明
基板(20)と、前記レンズアレイを介して前記基板と
対向し、前記レンズアレイの後焦点位置に設けた光電変
換素子(30)とを、備えたイメージ読み取り装置にお
いて、前記透明基板(20)と前記レンズアレイ(1
0)の一方のレンズ面が当接しており、かつ前記透明基
板(20)は前記レンズアレイの前焦点位置が前記基板
原稿面(21)にくるような厚みを有しており、さらに
前記ロッドレンズのレンズ径が0.1〜0.4mmであ
ることを特徴とするイメージ読み取り装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のイメージ読み取り装置に
おいて、前記ロッドレンズの規格化された屈折率分布定
数 gr0(無次元数)が0.1〜0.15のとき、前記
ロッドレンズ径が0.1〜0.3mmであるイメージ読
み取り装置。 - 【請求項3】請求項1に記載のイメージ読み取り装置に
おいて、前記ロッドレンズの規格化された屈折率分布定
数 gr0(無次元数)が0.15〜0.20のとき、前
記ロッドレンズ径が0.15〜0.35mmであるイメ
ージ読み取り装置。 - 【請求項4】請求項1に記載のイメージ読み取り装置に
おいて、前記ロッドレンズの規格化された屈折率分布定
数 gr0(無次元数)が0.20〜0.25のとき、前
記ロッドレンズ径が0.2〜0.4mmであるイメージ
読み取り装置。 - 【請求項5】請求項1から4に記載のイメージ読み取り
装置において、前記ロッドレンズの屈折率分布係数 h4
が、−0.5〜3.0であるイメージ読み取り装置。 - 【請求項6】半径方向の屈折率分布が n(r)2=n0 2・{1−(gr)2+h4・(gr)4+
h6・(gr)6+h8・(gr)8+・・・} (ただし、n(r):ロッドレンズの中心から距離rで
の屈折率、 n0:ロッドレンズの中心の屈折率、 g:ロッドレンズ中心付近の屈折率分布形状により決ま
る屈折率分布定数、 gr:距離rでの屈折力(無次元数)、 h4,h6およびh8:屈折率分布係数、)で表される屈
折率分布型ロッドレンズ(11)を、その光軸が互いに
平行になるように複数本並べて、アレイ化した等倍結像
レンズアレイ(10)と、前記レンズアレイの前焦点位
置にその原稿面(21)が位置するように配置した透明
基板(20)と、前記レンズアレイを介して前記基板と
対向し、前記レンズアレイの後焦点位置に設けた光電変
換素子(30)とを、備えたイメージ読み取り装置にお
いて、前記透明基板(20)と前記レンズアレイ(1
0)の一方のレンズ面が当接しており、かつ前記透明基
板(20)は前記レンズアレイの前焦点位置が前記基板
原稿面(21)にくるような厚みを有しており、前記ロ
ッドレンズはLi系ガラスからなっており、前記ロッド
レンズの規格化された屈折率分布定数 gr0(無次元
数)が0.10〜0.17のとき、前記ロッドレンズの
レンズ径が0.1〜0.3mmであることを特徴とする
イメージ読み取り装置。 - 【請求項7】請求項1から6に記載のイメージ読み取り
装置において、前記ロッドレンズアレイを構成する各ロ
ッドレンズ径が以下の条件を満たすイメージ読み取り装
置。 (イ)前記レンズアレイが一列配列の場合 前記ロッドレンズ径は前記光電変換素子の配置ピッチと
同じである。 (ロ)前記レンズアレイが二列以上の配列の場合 前記ロッドレンズ径は前記光電変換素子の配置ピッチの
2倍と同じである。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17839495A JPH08204899A (ja) | 1994-11-25 | 1995-07-14 | イメージ読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-290798 | 1994-11-25 | ||
| JP29079894 | 1994-11-25 | ||
| JP17839495A JPH08204899A (ja) | 1994-11-25 | 1995-07-14 | イメージ読み取り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08204899A true JPH08204899A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=26498573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17839495A Pending JPH08204899A (ja) | 1994-11-25 | 1995-07-14 | イメージ読み取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08204899A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007147438A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Fuji Xerox Co Ltd | レンズアレイの評価方法、評価装置、レンズアレイ、および画像形成装置 |
| WO2009122483A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 三菱電機株式会社 | 画像読取装置 |
| DE102012100726A1 (de) | 2011-12-20 | 2013-06-20 | Mitsubishi Electric Corp. | Bildlesevorrichtung |
| US8482813B2 (en) | 2007-07-13 | 2013-07-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Image-scanning device |
| CN115836234A (zh) * | 2020-06-25 | 2023-03-21 | 日本板硝子株式会社 | 棒状透镜阵列、光学设备、图像传感器、打印机、检查装置、折射率分布型棒状透镜用母材玻璃组合物以及折射率分布型棒状透镜的制造方法 |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP17839495A patent/JPH08204899A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007147438A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Fuji Xerox Co Ltd | レンズアレイの評価方法、評価装置、レンズアレイ、および画像形成装置 |
| US8482813B2 (en) | 2007-07-13 | 2013-07-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Image-scanning device |
| WO2009122483A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 三菱電機株式会社 | 画像読取装置 |
| US8228566B2 (en) | 2008-03-31 | 2012-07-24 | Mitsubishi Electric Corporation | Image reading apparatus |
| DE102012100726A1 (de) | 2011-12-20 | 2013-06-20 | Mitsubishi Electric Corp. | Bildlesevorrichtung |
| US8711442B2 (en) | 2011-12-20 | 2014-04-29 | Mitsubishi Electric Corporation | Image reading apparatus |
| CN115836234A (zh) * | 2020-06-25 | 2023-03-21 | 日本板硝子株式会社 | 棒状透镜阵列、光学设备、图像传感器、打印机、检查装置、折射率分布型棒状透镜用母材玻璃组合物以及折射率分布型棒状透镜的制造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2011223190A (ja) | 画像読取り装置、及びこれに用いる光学モジュール | |
| JPH0983728A (ja) | 完全密着型イメージセンサ及びその製造方法 | |
| US8279499B2 (en) | Single LED dual light guide | |
| JPH10190946A (ja) | 密着型イメージセンサとこれを用いた画像読み取り装置 | |
| JP4132145B2 (ja) | 等倍結像光学装置 | |
| TW460712B (en) | Optical imaging system | |
| CN100520479C (zh) | 使用图像读取镜头的图像读取设备 | |
| JPH08204899A (ja) | イメージ読み取り装置 | |
| US5959783A (en) | Rod lens array and life-size imaging optical apparatus using the same | |
| CN102014233B (zh) | 一种接触式图像传感器 | |
| JP5475237B2 (ja) | 文書照明器 | |
| US6555854B2 (en) | Charge coupled device with multi-focus lengths | |
| US20030058538A1 (en) | Diffraction grating, diffractive optical element, and optical system using the same | |
| US8270085B2 (en) | Lens array plate of erecting unit magnification system, image reading apparatus and image writing apparatus using the lens array plate, as well as method for manufacturing the lens array plate | |
| US20090231641A1 (en) | Image reading apparatus and method of controlling the same | |
| US8104256B2 (en) | Imaging optical unit, inspection method for the same, and image reading apparatus | |
| CN218772251U (zh) | 集成式放大成像组件及集成式图像采集设备 | |
| JP2000032214A (ja) | カラーイメージセンサ | |
| Kawano et al. | Apposition compound-eye glass-plate optics with four-pixel imaging units for a 600 dpi high-resolution color image scanner | |
| JP2008058338A (ja) | 正立等倍レンズアレイ、正立等倍レンズアレイを用いた画像読取装置及び画像書込装置、並びに、正立等倍レンズアレイの製造方法 | |
| KR20020044567A (ko) | 렌즈 어레이, 이미지 센서, 이 이미지 센서를 이용한 정보처리 장치 및 정보 처리 시스템 | |
| Kawano et al. | Apposition compound-eye glass-plate optics with four-pixel imaging units for a 600 dpi high-resolution color image scanner | |
| JPH10308845A (ja) | 画像読取り装置 | |
| JP4061098B2 (ja) | 画像読み取り装置 | |
| JPS6229942B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040311 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040413 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040824 |