JPH08205157A - 画像信号復号方法及び画像信号復号装置 - Google Patents

画像信号復号方法及び画像信号復号装置

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JPH08205157A
JPH08205157A JP2863295A JP2863295A JPH08205157A JP H08205157 A JPH08205157 A JP H08205157A JP 2863295 A JP2863295 A JP 2863295A JP 2863295 A JP2863295 A JP 2863295A JP H08205157 A JPH08205157 A JP H08205157A
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image signal
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Application number
JP2863295A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Hashimoto
安弘 橋本
Makoto Yamada
誠 山田
Hidehiko Morisada
英彦 森貞
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、圧縮符号化された画像信号からノイ
ズ成分のみを有効に除去して高画質の復元画像を得るこ
とができる画像信号復号方法及び画像信号復号装置を実
現しようとするものである。 【構成】復元画像信号を所定の単位ブロツクに分割し、
さらに分割された単位ブロツク内の画素レベルが変動し
ているか否かを検出すると共に、当該単位ブロツク内の
レベル変動が検出されなかつた単位ブロツクについて、
当該単位ブロツク及び隣接単位ブロツク間の互いに隣接
する画素同士の差分値を求め、当該差分値を所定の閾値
と閾値判定することによりノイズブロツクを判定し、当
該差分値が閾値未満であつた隣接単位ブロツク間で平滑
化処理を施す。これにより、ブロツクノイズに起因して
生じる表示画像の歪みを防止し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図14) 作用(図1〜図14) 実施例 (1)画像処理装置の構成(図1〜図6) (2)後処理部の処理手順(図7〜図11) (3)4×4画素単位で処理する場合の後処理部の構成
(図7及び図8) (4)2×2画素単位で処理する場合の後処理部の構成
(図7、図8及び図12〜図14) (5)実施例の動作及び効果(図7及び図8) (6)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号復号方法及び画
像信号復号装置に関し、例えば限られた伝送容量を持つ
記録媒体による画像信号の遠隔地伝送や、テープレコー
ダ/デイスクレコーダ等から再生するものに適用して好
適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、例えばテレビ会議システムなどの
ように画像信号を遠隔地に伝送するいわゆる画像信号伝
送システムや、画像信号をデイジタル化してビデオテー
プレコーダやビデオデイスクレコーダに記録し再生する
装置においては、伝送路や記録媒体を効率良く利用する
ため、デイジタル化した画像信号の相関を利用して有意
情報を効率的に符号化することにより伝送情報量や記録
情報量を削減し、伝送効率や記録効率を高めるようにな
されている。相関を利用する符号化方法としては、例え
ば予測符号化方法、離散コサイン変換(DCT(discre
te cosine transform ))等の直交変換符号化方法、サ
ブバンド符号化方法やウエーブレツト変換方法のように
画像信号を複数の成分に分割した後に量子化して伝送す
る方法が用いられる。
【0004】予測符号化方法は装置化が簡単であり、圧
縮率が比較的低い符号化については好適であるが、圧縮
率を高めると画質の劣化が検知され易いという難点があ
る。またDCT等の直交変換符号化方法は、高い圧縮率
でも比較的高画質が得られるため広く用いられている
が、直交変換の処理単位でなるブロツクの境界で、モザ
イク状のブロツク歪みが目につきやすい。また特にDC
Tでは計算量が多く、大規模なハードウエアが必要にな
る。
【0005】さらにサブバンド符号化方法やウエーブレ
ツト変換方法のような帯域成分への分割符号化方式で
は、低次成分と高次成分に分割するデイジタルフイルタ
によつて成分分割して、それぞれの成分に応じた量子化
を行うが、Haar基底によるウエーブレツト変換で
は、帯域成分への分割符号化をブロツク単位で変換処理
できる上、極めて簡単な構成で装置化が可能でもある。
【0006】ウエーブレツト変換方法は、成分分割を低
次側又は低域側の成分に対して再帰的に行い、この結果
得られる成分、すなわち係数毎にその特性に合わせた符
号化を行うものであり、その分割及び再構成のためのフ
イルタは、Haar基底を用いるフイルタとして、それ
ぞれ1サンプル遅延回路、乗算回路及び加算回路を所定
のパターンに組み合わせて種々の用途に応じて使い分け
ることができるようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来、画像に
生じたノイズを除去する手法として、単なるウインドウ
内を平滑化する手法や空間周波数領域における低域通過
フイルタ等を用いて平滑化する手法が提案されている。
さらにエツジ等の画像の重要な情報を損なうことなく映
像信号のノイズを除去する手法として、選択的局所平均
化や微小振幅成分除去用の特殊処理が考えられている。
【0008】ところがこれらの手法は、画像内容にかか
わらず画面全体に一様に亘つて発生するノイズを除去す
る処理であるため、上述のようなHaar基底によるウ
エーブレツト変換方法によつてブロツク単位で画像圧縮
された状態において当該各ブロツク毎に規則的に発生す
るブロツクノイズを除去する場合に適用すると、ブロツ
ク境界におけるブロツクノイズ以外の画像の一部をもノ
イズとして除去する処理を行うおそれがあり、この場合
画像が劣化するという問題がある。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、圧縮符号化された画像信号からノイズ成分のみを有
効に除去して高画質の復元画像を得ることができる画像
信号復号方法及び画像信号復号装置を提案しようとする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、入力画像信号を信号成分に応じて
ブロツク化し、当該ブロツク単位で圧縮符号化すること
により形成された圧縮画像信号を復号する画像信号復号
方法において、圧縮画像信号を圧縮符号化手法と逆の手
法により復号化して復号画像信号を形成する復号ステツ
プと、復号画像信号を所定の単位ブロツクに分割する分
割ステツプと、分割ステツプで分割された単位ブロツク
内の画素レベルが変動しているか否かを検出するレベル
変動検出ステツプと、レベル変動検出ステツプにおいて
単位ブロツク内のレベル変動が検出されなかつた単位ブ
ロツクについて、当該単位ブロツク及び隣接単位ブロツ
ク間の互いに隣接する画素同士の差分値を求め、当該差
分値を所定の閾値と閾値判定することによりノイズブロ
ツクを判定するノイズブロツク判定ステツプと、ノイズ
ブロツク判定ステツプにおいて差分値が閾値未満であつ
た隣接単位ブロツク間で平滑化処理を施す平滑化ステツ
プとを備えるようにする。
【0011】また本発明においては、入力画像信号を信
号成分に応じてブロツク化し、当該ブロツク単位で圧縮
符号化することにより形成された圧縮画像信号を復号す
る画像信号復号装置1において、圧縮画像信号を圧縮符
号化手法と逆の手法により復号化して復号画像信号S9
を形成する復号手段11と、復号画像信号S9を所定の
単位ブロツクに分割する分割手段20と、分割手段20
で分割された単位ブロツク内の画素レベルが変動してい
るか否かを検出するレベル変動検出手段21と、レベル
変動検出手段21において単位ブロツク内のレベル変動
が検出されなかつた単位ブロツクについて、当該単位ブ
ロツク及び隣接単位ブロツク間の互いに隣接する画素同
士の差分値を求め、当該差分値を所定の閾値と閾値判定
することによりノイズブロツクを判定するノイズブロツ
ク判定手段22、24〜26と、ノイズブロツク判定手
段22、24〜26において差分値が閾値未満であつた
隣接単位ブロツク間で平滑化処理を施す平滑化手段28
〜30とを備えるようにする。
【0012】
【作用】復元画像信号S9を所定の単位ブロツクに分割
し、さらに分割された単位ブロツク内の画素レベルが変
動しているか否かを検出すると共に、当該単位ブロツク
内のレベル変動が検出されなかつた単位ブロツクについ
て、当該単位ブロツク及び隣接単位ブロツク間の互いに
隣接する画素同士の差分値を求め、当該差分値を所定の
閾値と閾値判定することによりノイズブロツクを判定
し、当該差分値が閾値未満であつた隣接単位ブロツク間
で平滑化処理を施す。これにより、実際上のブロツクノ
イズ以外の画像の一部をもブロツクノイズとして除去す
ることを防止し得、この結果ブロツクノイズに起因して
生じる表示画像の歪みを防止し得る。かくして圧縮符号
化された画像信号からノイズ成分のみを有効に除去して
高画質の復元画像を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0014】(1)画像処理装置の構成 図1において、1は全体として画像処理装置を示し、記
録系50及び再生系60により構成されており、記録系
50によつて画像信号を圧縮符号化して記録媒体9に記
録すると共に、再生系60によつて記録された画像信号
を復号して再生するようになされている。まず撮影部2
によつて撮影された画像信号S1はA/D変換器3にお
いてデイジタル変換された後、デイジタル画像信号S2
として圧縮部4のウエーブレツト変換器5に送出され
る。
【0015】ウエーブレツト変換器5は、入力されたデ
イジタル画像信号S2を高次側又は高域側の成分と低次
側又は低域側の成分とに分割し、この結果得られる両成
分を1サンプルおきに間引くダウンサンプリングを、低
次側又は低域側の成分について再帰的に繰り返すことに
より、図2に示すウエーブレツト変換を行う。
【0016】すなわち図2において、ウエーブレツト変
換器5は基底としてHaar基底を用い、図2(A)に
示す1フレーム分の画像を2段階の変換を行うことによ
つて図2(C)に示すような7個のブロツクLHH、L
HL、LLH、LLL、HH、HL、LHに分割する。
【0017】1フレーム分の画像は、水平方向(X方
向)に704画素、垂直方向(Y方向)に480画素か
らなり、変換前の画像の任意の画素の座標を(i,j)
(0≦i≦703,0≦j≦479)で表す(図2
(A))。変換後の画像は各ブロツクごとに表し、例え
ばHHブロツクの場合(i,j)(0≦i≦351,0
≦j≦239)で表す(図2(B))。
【0018】まず第1段階の変換では、図2(A)にお
ける変換前の座標(i,j)の画素の値をf(i,
j)、図2(B)における変換後のブロツクHH、H
L、LH、LLのそれぞれ座標(i,j)の画素の値を
gHH(i,j)、hHL(i,j)、gLH(i,
j)、gLL(i,j)として、次式
【数1】 に示すように変換が行われる。
【0019】続いて第2段階の変換では、第1段階の変
換結果のうちブロツクLLに対してのみ変換を行い、図
2(B)における変換前のブロツクLLの座標(i,
j)の画素の値をgLL(i,j)、図2(C)におけ
る変換後のブロツクLHH、LHL、LLH、LLLの
それぞれ座標(i,j)の画素の値をhLHH(i,
j)、hLHL(i,j)、hLLH(i,j)、hL
LL(i,j)として、次式
【数2】 に示すように変換が行われる。
【0020】また図2(B)において、ブロツクLL以
外の他のブロツクHH、HL、LHについては同じ値の
まま変換される。すなわち、ブロツクHH、HL、LH
のそれぞれ座標(i,j)の図2(B)における変換前
の画素の値をgHH(i,j)、gHL(i,j)、g
LH(i,j)、図2(C)における変換後の画素の値
をhHH(i,j)、hHL(i,j)、hLH(i,
j)として、次式
【数3】 に示すように変換が行われる。
【0021】因に、図3においてウエーブレツト変換器
5のウエーブレツト変換の一例を示す。すなわちウエー
ブレツト変換器5は、1フレーム分の画像(図3
(A))を2段階の変換を行うことによつて7個のブロ
ツクLHH、LHL、LLH、LLL、HH、HL、L
Hに分割する(図3(B))。
【0022】このようにウエーブレツト変換器5から得
られる係数S3は、量子化器6に供給され、当該量子化
器6は、上述の7個のブロツクLHH、LHL、LL
H、LLL、HH、HL、LH(図2(C))について
それぞれ所定の値(この値は、ブロツク毎に同じ値でも
異なる値でも良く、さらに当該値は固定値又は圧縮率や
画像の複雑さ等に基づく可変値でも良い)で割り算し、
少数点以下を切り捨てることによつて量子化を行つた
後、これを量子化係数S4として符号化器7に送出す
る。
【0023】符号化器7は、量子化係数S4をハフマン
符号化を適用して符号化した後、これを圧縮画像データ
S5として書込み部8に送出する。書込み部8は、圧縮
部4から供給される圧縮画像データS5を例えば磁気テ
ープや光磁気デイスク等でなる記録媒体9に記録する。
【0024】読取り部10は、記録媒体9から読み取つ
た圧縮画像データS6を伸長部11の復号化器12に送
出する。復号化器12は、読取り部10から出力される
圧縮画像データS6を復号化した後、これを復号化デー
タS7として逆量子化器13に送出する。
【0025】逆量子化器13は、復号化データS7に基
づいて、量子化器6において割り算した値と同一の値で
上述の7個のブロツクLHH、LHL、LLH、LL
L、HH、HL、LH(図2(C))についてそれぞれ
乗算して逆量子化を行つた後、これを逆量子化係数S8
として逆ウエーブレツト変換器14に送出する。
【0026】逆ウエーブレツト変換器14は、入力され
た逆量子化係数S8を逆変換して、これを伸長部11の
出力でなる復元画像データS9として後処理部15に送
出する。逆ウエーブレツト変換器14は、低次側又は低
域側の成分と高次側又は高域側の成分の各サンプル間に
「0」を挿入することによつてアツプサンプリングして
データを再構成する操作を、高次側又は高域側に順次繰
り返すことにより、図3に示す逆ウエーブレツト変換を
行う。
【0027】すなわち図4において、逆ウエーブレツト
変換器14は基底としてHaar基底を用い、図4
(A)に示すように7個のブロツクLHH、LHL、L
LH、LLL、HH、HL、LHに分割された画像を、
ウエーブレツト変換5の場合とは逆の2段階の変換を行
うことによつて図4(C)に示すような1フレーム分の
画像に再構成する。
【0028】まず第1段階の変換では、図4(A)にお
けるブロツクLHH、LHL、LLH、LLLのそれぞ
れ座標(i,j)の画素の値をh′LHH(i,j)、
h′LHL(i,j)、h′LLH(i,j)、h′L
LL(i,j)、変換後のブロツクLLの座標(i,
j)の画素の値をg′LL(i,j)として、次式
【数4】 に示すように変換が行われる。
【0029】また図4(A)において、ブロツクLH
H、LHL、LLH、LLL以外の他のブロツクHH、
HL、LHについては同じ値のまま出力される。すなわ
ち、ブロツクHH、HL、LHのそれぞれ座標(i,
j)の変換前の画素の値をh′HH(i,j)、h′H
L(i,j)、h′LH(i,j)、図4(B)におけ
る変換後の画素の値をg′HH(i,j)、g′HL
(i,j)、g′LH(i,j)として、次式
【数5】 に示すように変換が行われる。
【0030】続いて第2段階の変換では、第1段階の変
換結果を含む1フレーム画像の全体に対して変換を行
い、図4(B)における変換前のブロツクHH、HL、
LH、LLのそれぞれ座標(i,j)の画素の値をg′
HH(i,j)、g′HL(i,j)、g′LH(i,
j)、g′LL(i,j)、図4(C)における変換後
の座標(i,j)の画素の値をf′(i,j)として、
次式
【数6】 に示すように変換が行われる。
【0031】因に、図5において逆ウエーブレツト変換
器14の逆ウエーブレツト変換の一例を示す。すなわち
図3の変換結果でなる分割された7個のブロツクLH
H、LHL、LLH、LLL、HH、HL、LHがそれ
ぞれ値1で割り算されることによつて量子化された後、
続く所定の処理を経て逆量子化された結果が逆ウエーブ
レツト変換器14に入力された場合を表している。
【0032】この結果、ウエーブレツト変換器5におけ
る変換結果でなる分割された7個のブロツクLHH、L
HL、LLH、LLL、HH、HL、LHは量子化さ
れ、ブロツクLHとHLの値が全て「0」となる。かく
して逆ウエーブレツト変換器14において、当該入力さ
れた結果はウエーブレツト変換器5の出力結果とは異な
り、2×2画素単位で同じ値となるため、ブロツクノイ
ズが生じることとなる。
【0033】一方、逆ウエーブレツト変換器14の逆ウ
エーブレツト変換の他の例として、図6に示すように、
図3の変換結果でなる分割された7個のブロツクLH
H、LHL、LLH、LLL、HH、HL、LHがそれ
ぞれ値2で割り算されることによつて量子化された後、
続く所定の処理を経て逆量子化された結果が逆ウエーブ
レツト変換器14に入力された場合を表している。
【0034】この結果、ウエーブレツト変換器5におけ
る変換結果でなる分割された7個のブロツクLHH、L
HL、LLH、LLL、HH、HL、LHは量子化さ
れ、ブロツクLHとHLのみならずブロツクLLHとL
HLの値も全て「0」となる。かくして逆ウエーブレツ
ト変換器14において、当該入力された結果はウエーブ
レツト変換器5の出力結果とは異なり、4×4画素単位
で同じ値となるため、ブロツクノイズが生じることとな
る。
【0035】上述のように、逆ウエーブレツト変換器1
4から得られる復元画像データS9は、後処理部15に
供給され、当該後処理部15において当該復元画像デー
タS9に含まれるブロツクノイズを除去する処理を行つ
た後、ブロツクノイズが除去されたデイジタル画像信号
S10をD/A変換器16に供給する。D/A変換器1
6はデイジタル画像信号S10をアナログ変換した後、
これをアナログ画像信号S11として表示部17に供給
する。この結果、表示部17はアナログ画像信号S11
に基づく動画像を表示することができる。このように画
像処理装置1は、例えば動画のデイジタルカメラとして
の記録及び又は再生装置に適用し得る。
【0036】(2)後処理部の処理手順 図7において15は全体として後処理部を示し、図8に
示す処理手順を順次フーイドバツクして実行することに
より、ブロツクノイズを除去するようになされている。
まず後処理部15は、逆ウエーブレツト変換器14(図
1)から復元画像データS9が供給されると図8に示す
ステツプSP1から当該処理手順に入る。
【0037】ステツプSP2において、後処理部15は
当該復元画像データS9に基づく1フレーム分の画像を
縦(Y軸)方向に1ラインずつ分割した後(図9(A)
及び(B))、さらに当該各ラインをそれぞれ4画素単
位のブロツクに分割する(図10)。この後、縦(Y
軸)方向に分割された全ての4画素単位のブロツクにつ
いてブロツクノイズの除去処理を行つた後(以下、この
処理を4画素縦処理と呼ぶ)、続いてステツプSP3に
移る。
【0038】このステツプSP3において、後処理部1
5は縦(Y軸)方向におけるブロツクノイズの除去処理
が施された1フレーム分の画像を、横(X軸)方向に1
ラインずつ分割した後、さらに当該各ラインをそれぞれ
4画素単位のブロツクに分割する。この後、横(X軸)
方向に分割された全ての4画素単位のブロツクについて
ブロツクノイズの除去処理を行つた(以下、この処理を
4画素横処理と呼ぶ)後、続いてステツプSP4に移
る。これにより1フレーム分の画像において4×4画素
単位で生じる全てのブロツクノイズを除去することがで
きる。
【0039】このステツプSP4において、後処理部1
5は4×4画素単位におけるブロツクノイズの除去処理
が施された1フレーム分の画像を、縦(Y軸)方向に1
ラインずつ分割した後(図9(A)及び(B))、さら
に当該各ラインをそれぞれ2画素単位のブロツクに分割
する(図11)。この後、縦(Y軸)方向に分割された
全ての2画素単位のブロツクについてブロツクノイズの
除去処理を行つた後(以下、この処理を2画素縦処理と
呼ぶ)、続いてステツプSP5に移る。
【0040】続いてステツプSP5において、後処理部
15は1フレーム分の画像を横(X軸)方向に1ライン
ずつ分割した後、さらに当該各ラインをそれぞれ2画素
単位のブロツクに分割する。この後、横(X軸)方向に
分割された全ての2画素単位のブロツクについてブロツ
クノイズの除去処理を行つた後(以下、この処理を2画
素横処理と呼ぶ)、ステツプSP6に移つて当該処理手
順を終了する。これにより1フレーム分の画像において
2×2画素単位で生じる全てのブロツクノイズを除去す
ることができる。
【0041】(3)4×4画素単位で処理する場合の後
処理部の構成 ここで図7に示すような後処理部15は、上述した図8
の処理手順のうち4画素縦処理及び4画素横処理を実行
する。後処理部15において、分割回路20は逆ウエー
ブレツト変換器14(図1)から復元画像データS9が
供給されると、当該復元画像データS9に基づく画像
を、縦(Y軸)方向又は横(X軸)方向に1ラインずつ
分割した後(図9(A)及び(B))、さらに当該各ラ
インをそれぞれ座標(4×i)、(4×i+1)、(4
×i+2)、(4×i+3)(i=0、1、2、……)
で表される4画素単位のブロツクに分割する(図1
0)。この結果、分割回路20は当該4画素単位のブロ
ツクでなる画素データを4画素データS20として検出
回路21に供給する。
【0042】検出回路21は、4画素データS20に基
づく4画素単位のブロツクにブロツクノイズが発生して
いるか否かを検出する。ここで、座標(4×i)、(4
×i+1)、(4×i+2)、(4×i+3)に対応す
る画素の値をそれぞれf(4×i)、f(4×i+
1)、f(4×i+2)、f(4×i+3)とすると、
次式
【数7】 が成立するとき、すなわち当該4画素の値が全て同一の
値となるとき、ブロツクノイズが発生する。
【0043】検出回路21において、ブロツクノイズを
検出した場合にはブロツクノイズの検出結果を表すフラ
グflag(i)に「1」を代入し、ブロツクノイズを
検出しない場合にはフラグflag(i)に「0」を代
入する。検出回路21は、当該検出結果に基づいて4画
素データS20のうち座標(4×i)、(4×i+1)
に対応する画素の値f(4×i)、f(4×i+1)と
flag(i)の値とでなる4画素前半データS21を
選択回路22に供給すると共に、座標(4×i+2)、
(4×i+3)に対応する画素の値f(4×i+2)、
f(4×i+3)とflag(i)の値とでなる4画素
後半データS22をメモリ23に供給する。
【0044】メモリ23には、当該4画素後半データS
22より1周期前に供給された画素の値f(4×i−
2)、f(4×i−1)とフラグの値flag(i−
1)とが予め記憶されている。この状態においてメモリ
23は、検出回路21からf(4×i+2)、f(4×
i+3)とflag(i)との値でなる4画素後半デー
タS22が供給されると、f(4×i−2)、f(4×
i−1)とflag(i−1)との値でなる4画素後半
データS23を選択回路22に供給すると共に、f(4
×i+2)、f(4×i+3)とflag(i)との値
でなる4画素後半データS22を新たに記憶するように
なされている。
【0045】選択回路22は、4画素前半データS21
及び4画素後半データS23に基づくフラグの値fla
g(i−1)及びflag(i)によつて表される4通
りの組合せに応じて、検出回路21及びメモリ23から
それぞれ供給される4画素の値f(4×i−2)、f
(4×i−1)、f(4×i)、f(4×i+1)を判
定回路24〜26又は合成回路27のどちらか一方に供
給する。
【0046】すなわち選択回路22は、flag(i−
1)=1かつflag(i)=1のとき、4画素の値f
(4×i−2)、f(4×i−1)、f(4×i)、f
(4×i+1)でなる画素データS24を判定回路24
に供給する。またflag(i−1)=1かつflag
(i)=0のとき、4画素の値f(4×i−2)、f
(4×i−1)、f(4×i)、f(4×i+1)でな
る画素データS25を判定回路25に供給する。またf
lag(i−1)=0かつflag(i)=1のとき、
4画素の値f(4×i−2)、f(4×i−1)、f
(4×i)、f(4×i+1)でなる画素データS26
を判定回路26に供給する。さらにflag(i−1)
=0かつflag(i)=0のとき、すなわち隣り合う
2つにブロツクのどちらにもブロツクノイズが発生して
いないとき、ブロツクノイズの除去処理を行う必要ない
ため、4画素の値f(4×i−2)、f(4×i−
1)、f(4×i)、f(4×i+1)でなる画素デー
タS27を合成回路27に供給する。
【0047】ここで、検出回路21においてブロツクノ
イズが検出された4画素単位のブロツクのうち、画像デ
ータS24〜S26においては、当該ブロツクを形成す
る画素の値がブロツク境界においてステツプ状に変化し
てなる画像の一部をもブロツクノイズとして検出される
場合がある。
【0048】このため判定回路24〜26は、画像デー
タS24〜S26に基づくブロツクノイズが検出された
4画素単位のブロツクのそれぞれについて、ブロツクノ
イズとして処理するか、又はブロツクノイズとして処理
することなくブロツクを形成する画素の値がブロツク境
界においてステツプ状に変化している画像の一部として
処理するかのいずれかを判定する。
【0049】すなわち、選択回路22から供給される4
画素の値f(4×i−2)、f(4×i−1)、f(4
×i)、f(4×i+1)のうち、f(4×i−1)及
びf(4×i)は、座標(4×i−2)及び(4×i−
1)を含むブロツク(以下、これを4画素前半ブロツク
と呼ぶ)と、座標(4×i)及び(4×i+1)を含む
ブロツク(以下、これを4画素後半ブロツクと呼ぶ)と
の境界線を隔てて隣接する2つの画素の値でなる。その
際、当該f(4×i−1)及びf(4×i)の差が判定
回路24〜26のそれぞれについて所定の閾値T4a〜
T4cよりも小さい値のとき、すなわち次式
【数8】 が成立するとき、判定回路24においては4画素前半ブ
ロツク及び4画素後半ブロツクの両方の画素の値につい
てブロツクノイズとして処理をするものと判定する。ま
た判定回路25においては4画素前半ブロツクの画素の
値についてブロツクノイズとして処理をするものと判定
する。さらに判定回路26においては4画素後半ブロツ
クの画素の値についてブロツクノイズとして処理をする
ものと判定する。
【0050】この結果判定回路24〜26は、4画素の
値f(4×i−2)、f(4×i−1)、f(4×
i)、f(4×i+1)をそれぞれノイズ処理判定デー
タS28〜S30として平滑化回路28〜30に供給す
る。
【0051】これに対して、4画素前半ブロツク及び4
画素後半ブロツクの境界線を隔てて隣接する2つの画素
の値f(4×i−1)及びf(4×i)の差が判定回路
24〜26のそれぞれについて所定の閾値T4a〜T4
c以上の値のとき、すなわち次式
【数9】 が成立するとき、4画素前半ブロツク及び4画素後半ブ
ロツクは画素の値がブロツク境界においてステツプ状に
変化している画像の一部でなり、すなわちブロツクノイ
ズとして処理しないものと判定する。この結果判定回路
24〜26は、4画素の値f(4×i−2)、f(4×
i−1)、f(4×i)、f(4×i+1)でなるノイ
ズ未処理データS31〜S33をそれぞれ合成回路27
に供給する。
【0052】ここで平滑化回路28〜30は、それぞれ
ブロツクノイズが発生しているブロツクの画素の値を平
滑化することにより、ブロツクノイズを除去するように
なされている。平滑化回路28は、4画素前半ブロツク
及び4画素後半ブロツクの両方にブロツクノイズが発生
していることから、供給されたノイズ処理判定データS
28に基づく4画素の値f(4×i−2)、f(4×i
−1)、f(4×i)、f(4×i+1)に対して次式
【数10】 に基づく変換を実行した後、当該変換後の4画素の値
f′(4×i−2)、f′(4×i−1)、f′(4×
i)、f′(4×i+1)を平滑化データS34として
合成回路27に供給する。
【0053】平滑化回路29においては、4画素前半ブ
ロツクにはブロツクノイズが発生しているが、4画素後
半ブロツクにはブロツクノイズが発生していないことか
ら、供給されたノイズ処理判定データS29に基づく4
画素前半ブロツクを構成する座標(4×i−2)及び
(4×i−1)の画素の値に対して、次式
【数11】 に基づく変換を行う。続いて、平滑化回路29は変換後
の4画素前半ブロツクを構成する2画素の値f′(4×
i−2)及びf′(4×i−1)と、変換を行わなかつ
た4画素後半ブロツクを構成する2画素の値f(4×
i)及びf(4×i+1)の合計4画素の値を平滑化デ
ータS35として合成回路27に供給する。
【0054】平滑化回路30においては、4画素後半ブ
ロツクにはブロツクノイズが発生しているが、4画素前
半ブロツクにはブロツクノイズが発生していないことか
ら、供給されたノイズ処理判定データS30に基づく4
画素後半ブロツクを構成する座標(4×i)及び(4×
i+1)の画素の値に対して、次式
【数12】 により変換を行う。続いて、平滑化回路30は変換後の
4画素後半ブロツクを構成する2画素の値f′(4×
i)及びf′(4×i+1)と、変換を行わなかつた4
画素前半ブロツクを構成する2画素の値f(4×i−
2)及びf(4×i−1)の合計4画素の値を平滑化デ
ータS36として合成回路27に供給する。
【0055】合成回路27は、平滑化データS34〜S
36に基づいて、4画素単位でなるブロツクごとに供給
される全ての値を合成することにより、1フレームの画
像を構成する処理を行つた後、当該ブロツクノイズが除
去されたデイジタル画像信号S10をD/A変換器16
(図1)に出力するようになされている。
【0056】(4)2×2画素単位で処理する場合の後
処理部の構成 ここで図7に示すような後処理部15は、上述した図8
の処理手順のうち2画素縦処理及び2画素横処理を実行
する。
【0057】後処理部15において、分割回路20は逆
ウエーブレツト変換器14(図1)から復元画像データ
S9が供給されると、当該復元画像データS9に基づく
画像を、縦(Y軸)方向又は横(X軸)方向に1ライン
ずつ分割した後(図9(A)及び(B))、さらに当該
各ラインをそれぞれ座標(2×i)、(2×i+1)
(i=0、1、2、……)で表される2画素単位のブロ
ツクに分割する(図11)。この結果、分割回路20は
当該2画素単位のブロツクでなる画素データを2画素デ
ータS20として検出回路21に供給する。
【0058】検出回路21は、2画素データS20に基
づく2画素単位のブロツクにブロツクノイズが発生して
いるか否かを検出する。ここで、座標(2×i)、(2
×i+1)に対応する画素の値をそれぞれf(2×
i)、f(2×i+1)とすると、次式
【数13】 が成立するとき、すなわち当該2画素の値が全て同一の
値となるとき、ブロツクノイズが発生する。
【0059】検出回路21において、ブロツクノイズを
検出した場合にはブロツクノイズの検出結果を表すフラ
グflag(i)に「1」を代入し、ブロツクノイズを
検出しない場合にはフラグflag(i)に「0」を代
入する。検出回路21は、当該検出結果に基づいて2画
素データS20のうち座標(2×i)に対応する画素の
値f(2×i)とflag(i)の値とでなる2画素前
半データS21を選択回路22に供給すると共に、座標
(2×i+1)に対応する画素の値f(2×i+1)と
flag(i)の値とでなる2画素後半データS22を
メモリ23に供給する。
【0060】メモリ23には、当該2画素後半データS
22より1周期前に供給された画素の値f(2×i−
1)とフラグの値flag(i−1)とが予め記憶され
ている。この状態においてメモリ23は、検出回路21
からf(2×i+1)とflag(i)との値でなる2
画素後半データS22が供給されると、f(2×i−
1)とflag(i−1)との値でなる2画素後半デー
タS23を選択回路22に供給すると共に、f(2×i
+1)とflag(i)との値でなる2画素後半データ
S22を新たに記憶するようになされている。
【0061】選択回路22は、2画素前半データS21
及び2画素後半データS23に基づくフラグの値fla
g(i−1)及びflag(i)によつて表される4通
りの組合せに応じて、検出回路21及びメモリ23から
それぞれ供給される2画素の値f(2×i−1)及びf
(2×i)を判定回路24〜26又は合成回路27のど
ちらか一方に供給する。
【0062】すなわち選択回路22は、flag(i−
1)=1かつflag(i)=1のとき、2画素の値f
(2×i−1)及びf(2×i)でなる画素データS2
4を判定回路24に供給する。またflag(i−1)
=1かつflag(i)=0のとき、2画素の値f(2
×i−1)及びf(2×i)でなる画素データS25を
判定回路25に供給する。またflag(i−1)=0
かつflag(i)=1のとき、2画素の値f(2×i
−1)及びf(2×i)でなる画素データS26を判定
回路26に供給する。さらにflag(i−1)=0か
つflag(i)=0のとき、すなわち隣り合う2つに
ブロツクのどちらにもブロツクノイズが発生していない
とき、ブロツクノイズの除去処理を行う必要ないため、
2画素の値f(2×i−1)及びf(2×i)でなる画
素データS27を合成回路27に供給する。
【0063】ここで、検出回路21においてブロツクノ
イズが検出された4画素単位のブロツクのうち、画像デ
ータS24〜S26においては、当該ブロツクを形成す
る画素の値がブロツク境界においてステツプ状に変化し
ている画像の一部がブロツクノイズとして検出される場
合がある。
【0064】このため判定回路24〜26は、画像デー
タS24〜S26に基づくブロツクノイズが検出された
2画素単位のブロツクのそれぞれについて、ブロツクノ
イズとして処理するか、又はブロツクノイズとして処理
することなくブロツクを形成する画素の値がブロツク境
界においてステツプ状に変化している画像の一部として
処理するかのいずれかを判定する。
【0065】すなわち、選択回路22から供給される2
画素の値f(2×i−1)、f(2×i)のうち、f
(2×i−1)は、座標(2×i−1)で構成されるブ
ロツク(以下、これを2画素前半ブロツクと呼ぶ)と、
座標(2×i)で構成されるブロツク(以下、これを2
画素後半ブロツクと呼ぶ)との境界線を隔てて隣接する
2つの画素の値でなる。その際、当該f(2×i−1)
及びf(2×i)の差が判定回路24〜26のそれぞれ
について所定の閾値T2a〜T2cよりも小さい値のと
き、すなわち次式
【数14】 が成立するとき、判定回路24においては2画素前半ブ
ロツク及び2画素後半ブロツクの両方の画素の値につい
てブロツクノイズとして処理をするものと判定する。ま
た判定回路25においては2画素前半ブロツクの画素の
値についてブロツクノイズとして処理をするものと判定
する。さらに判定回路26においては2画素後半ブロツ
クの画素の値についてブロツクノイズとして処理をする
ものと判定する。
【0066】この結果判定回路24〜26は、2画素の
値f(2×i−1)及びf(2×i)をそれぞれノイズ
処理判定データS28〜S30として平滑化回路28〜
30に供給する。
【0067】これに対して、2画素前半ブロツク及び2
画素後半ブロツクの境界線を隔てて隣接する2つの画素
の値f(2×i−1)及びf(2×i)の差が判定回路
24〜26のそれぞれについて所定の閾値T2a〜T2
c以上の値のとき、すなわち次式
【数15】 が成立するとき、2画素前半ブロツク及び2画素後半ブ
ロツクは画素の値がブロツク境界においてステツプ状に
変化している画像の一部でなり、すなわちブロツクノイ
ズとして処理しないものと判定する。この結果判定回路
24〜26は、2画素の値f(2×i−1)及びf(2
×i)でなるノイズ未処理データS31〜S33をそれ
ぞれ合成回路27に供給する。
【0068】ここで平滑化回路28〜30は、それぞれ
ブロツクノイズが発生しているブロツクの画素の値を平
滑化することにより、ブロツクノイズを除去するように
なされている。平滑化回路28は、2画素前半ブロツク
及び2画素後半ブロツクの両方にブロツクノイズが発生
していることから、供給されたノイズ処理判定データS
28に基づく2画素の値f(2×i−1)及びf(2×
i)に対して次式
【数16】 に基づく変換を実行した後、当該変換後の2画素の値
f′(2×i−1)及びf′(2×i)を平滑化データ
S34として合成回路27に供給する。
【0069】平滑化回路29においては、2画素前半ブ
ロツクにはブロツクノイズが発生しているが、2画素後
半ブロツクにはブロツクノイズが発生していないことか
ら、供給されたノイズ処理判定データS29に基づく2
画素前半ブロツクを構成する座標(2×i−1)の画素
の値に対して、次式
【数17】 に基づく変換を行う。続いて、平滑化回路29は変換後
の2画素前半ブロツクを構成する画素の値f′(2×i
−1)と、変換を行わなかつた2画素後半ブロツクを構
成する画素の値f(2×i)の合計2画素の値を平滑化
データS35として合成回路27に供給する。
【0070】平滑化回路30においては、2画素後半ブ
ロツクにはブロツクノイズが発生しているが、2画素前
半ブロツクにはブロツクノイズが発生していないことか
ら、供給されたノイズ処理判定データS30に基づく2
画素後半ブロツクを構成する座標(2×i)の画素の値
に対して、次式
【数18】 により変換を行う。続いて、平滑化回路30は変換後の
2画素後半ブロツクを構成する画素の値f′(2×i)
と、変換を行わなかつた2画素前半ブロツクを構成する
画素の値f(2×i−1)の合計2画素の値を平滑化デ
ータS36として合成回路27に供給する。
【0071】合成回路27は、平滑化データS34〜S
36に基づいて、2画素単位でなるブロツクごとに供給
される全ての値を合成することにより、1フレームの画
像を構成する処理を行つた後、当該ブロツクノイズが除
去されたデイジタル画像信号S10をD/A変換器16
(図1)に出力するようになされている。
【0072】ここで、図12〜図14において、後処理
部15の処理による各ステツプS1〜S6における画素
の値が処理手順に従つて変化する一例を図12〜図14
に示す。図12(A)に示す画素の値が4画素縦処理に
入力されると、図12(B)に示す画素の値となり、続
いて当該4画素縦処理から出力された画素の値が4画素
横処理に入力されると、図13(A)に示す画素の値と
なる。
【0073】さらに当該4画素横処理から出力された画
素の値が2画素縦処理に入力されると、図13(B)に
示す画素の値となり、続いて当該2画素縦処理から出力
された画素の値が2画素横処理に入力されると、図14
に示す画素の値となつて出力される。ただしこの場合、
図7に示す判定回路24〜26において、ブロツクノイ
ズとして処理する場合に判定するために設定する所定の
閾値T4a〜T4c及びT2a〜T2cの値は全て20
とし、各ステツプS1〜S6において算出された小数点
以下の値については切り捨てられる。
【0074】(5)実施例の動作及び効果 以上の構成において、撮像部2から出力された画像信号
は、圧縮部4において所定のブロツク毎に分割され、さ
らに各ブロツク単位でHaar基底を用いたウエーブレ
ツト変換により画像圧縮された後、圧縮画像データとし
て記録媒体9に記録される。この後、記録媒体9から再
生された圧縮画像データは、伸長部11において画像伸
長され復元された後、復元画像データとして後処理部1
5に供給される。
【0075】後処理部15は、復元画像データに基づく
1フレーム分の画像について4画素縦処理を行う場合、
4画素単位のブロツクを4画素前半ブロツク及び4画素
後半ブロツクに分割してそれぞれについてブロツクノイ
ズを検出する。この後、当該4画素前半ブロツクより1
周期前の4画素前半ブロツクと現時点での4画素後半ブ
ロツクとの境界線を隔てて隣接する2つの画素の値を比
較することにより、当該比較結果に基づいて、4画素前
半ブロツク及び又は4画素後半ブロツクのそれぞれにつ
いて、実際上のブロイクノイズとして処理するか、ある
いは実際上のブロツクノイズ以外のブロツク境界におい
てステツプ状に変化してなる画像の一部として処理する
かを判定する。
【0076】これにより後処理部15は、当該判定結果
に基づいて実際上のブロツクノイズのみを平滑化して除
去することにより、ステツプ状に変化してなる画像の一
部までもブロツクノイズとして除去することを防止し
得、かくしてブロツクノイズに起因して生じる表示画像
の歪みを防止できる。このように4画素縦処理を行つた
後、続いて同様に4画素横処理を行うことにより、当該
1フレーム分の画像において4×4画素単位で生じる全
てのブロツクノイズを除去することができる。
【0077】さらに後処理部15は、4画素縦処理及び
続く4画素横処理を行つた後の画像について、上述の処
理と同様に、2画素縦処理を行つた後続いて2画素横処
理を行うことにより、当該1フレーム分の画像において
2×2画素単位で生じる全てのブロツクノイズを除去す
ることができる。
【0078】このようにして後処理部15は、ブロツク
ノイズが除去された画像データを1フレームの画像とし
て構成した後、表示部17に送出することにより、当該
表示部17においてブロツクノイズに起因して生じる表
示画像の歪みを防止し得る。
【0079】以上の構成によれば、Haar基底を用い
たウエーブレツト変換により所定のブロツク単位で画像
圧縮された画像データを復元するにあたつて、当該画像
データに基づく1フレーム分の画像において所定の各ブ
ロツク毎に生じるブロツクノイズを、実際上のブロイク
ノイズとして処理するか、あるいは実際上のブロツクノ
イズ以外の画像の一部として処理するかを判定して処理
するようにしたことにより、当該判定結果に基づいて、
実際上のブロツクノイズ以外の画像の一部をもブロツク
ノイズとして除去することを防止し得、この結果ブロツ
クノイズに起因して生じる表示画像の歪みを防止し得
る。かくして圧縮符号化された画像信号からノイズ成分
のみを有効に除去して高画質の復元画像を得ることがで
きる
【0080】(6)他の実施例 なお上述の実施例においては、図1に示すウエーブレツ
ト変換器5は、第2段階のウエーブレツト変換を行う場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、さらに続
いて第3段階のウエーブレツト変換をブロツクLLL
(図2(C))に対しても行つても良く、さらにそれ以
上の段階の変換を行つても良い。この場合、さらにブロ
ツクLLLに対して変換を繰り返していくと、量子化に
よつて8×8画素さらには16×16画素等のブロツク
状のノイズが発生するおそれがあることから、図8にお
けるステツプSP1において、4画素の処理を実行する
前に予め8画素の処理、又はさらにその前に16画素の
処理等を実行しておくようにする。
【0081】また上述の実施例においては、図1に示す
ようにHaar基底を用いたウエーブレツト変換を行う
ウエーブレツト変換器5を用いた場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、ブロツク単位で圧縮符号化
を行うものであれば、例えばサブバンド符号化方法等の
成分分割符号化を適用した場合や、DCT等のブロツク
直交変換符号化を適用した場合にも広く適用でき、この
ようにすれば上述の実施例と同様にブロツクノイズに起
因して生じる表示画像の歪みを防止し得る。
【0082】さらに上述の実施例においては、図8に示
す後処理部15におけるブロツクノイズを除去する処理
を実行するにあたつて、4画素縦処理を行つた後、続い
て4画素横処理を行う場合について述べたが、本発明は
これに限らず、4画素横処理を行つた後、続いて4画素
縦処理を行うようにしても良い。また同様に、2画素縦
処理を行つた後、続いて2画素横処理を行う場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、2画素横処理を行
つた後、続いて2画素縦処理を行うようにしても良い。
【0083】さらに上述の実施例においては、図8に示
す後処理部15におけるブロツクノイズを除去する処理
を実行するにあたつて、4×4画素単位の処理を行つた
後、続いて2×2画素単位の処理を行うようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、4×4画素
単位の処理を単独で行うようにしても良く、また2×2
画素単位の処理を単独で行うようにしても良い。
【0084】さらに上述の実施例においては、図8にお
ける処理手順を実行するにあたつて、図7に示す後処理
部15を順次フイードバツクさせるようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、図7に示す後処
理部15を直列に4個接続することによつて順次処理す
るようにしても本発明を適用し得る。
【0085】さらに上述の実施例においては、図1に示
す量子化器6は、1フレーム分の画像を2段階の変換を
行うことによつて分割された7個のブロツクについて、
それぞれ所定の値で割り算し、小数点以下を切り捨てる
ことによつて量子化を行う場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、非線型量子化等によつて量子化する
ようにしても良い。この場合、逆量子化器13において
も量子化器6の量子化方法に対応して逆量子化する必要
がある。
【0086】さらに上述の実施例においては、図1に示
す符号化器6はハフマン符号化を適用して符号化を行う
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば
ハフマン符号化と零のラングレス符号化を組み合わせた
可変長符号化等の方法を適用するようにしても良い。こ
の場合、復号化器12においても符号化器6の符号化方
法に対応して復号化する必要がある。
【0087】さらに上述の実施例においては、図7に示
す後処理部15の平滑化回路28〜30は、上述のよう
な所定の変換式に適用して平滑化処理を行うようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ブロツ
クノイズを除去し得るものであれば種々の平滑化回路に
広く適用し得る。
【0088】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、復元画像
信号を所定の単位ブロツクに分割し、さらに分割された
単位ブロツク内の画素レベルが変動しているか否かを検
出すると共に、当該単位ブロツク内のレベル変動が検出
されなかつた単位ブロツクについて、当該単位ブロツク
及び隣接単位ブロツク間の互いに隣接する画素同士の差
分値を求め、当該差分値を所定の閾値と閾値判定するこ
とによりノイズブロツクを判定し、当該差分値が閾値未
満であつた隣接単位ブロツク間で平滑化処理を施す。こ
れにより、実際上のブロツクノイズ以外の画像の一部を
もブロツクノイズとして除去することを防止し得、この
結果ブロツクノイズに起因して生じる表示画像の歪みを
防止し得る。かくして圧縮符号化された画像信号からノ
イズ成分のみを有効に除去して高画質の復元画像を得る
ことができる画像信号復号方法及び画像信号復号装置を
実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理装置の一実施例の構成を
示すブロツク図である。
【図2】2段階のウエーブレツト変換による分割の説明
に供する略線図である。
【図3】2段階のウエーブレツト変換による分割の一実
施例を示す略線図である。
【図4】2段階の逆ウエーブレツト変換による分割の説
明に供する略線図である。
【図5】2段階の逆ウエーブレツト変換による分割の一
実施例を示す略線図である。
【図6】2段階の逆ウエーブレツト変換による分割の他
の実施例を示す略線図である。
【図7】図1の画像処理装置の後処理部の構成を示すブ
ロツク図である。
【図8】本発明における後処理部の処理手順を示すフロ
ーチヤートである。
【図9】後処理部の処理手順の説明に供する略線図であ
る。
【図10】後処理部の処理手順の説明に供する略線図で
ある。
【図11】後処理部の処理手順の説明に供する略線図で
ある。
【図12】後処理部の処理結果の一実施例を示す略線図
である。
【図13】後処理部の処理結果の一実施例を示す略線図
である。
【図14】後処理部の処理結果の一実施例を示す略線図
である。
【符号の説明】
1……画像処理装置、2……撮影部、3……A/D変換
回路、4……圧縮部、5……ウエーブレツト変換器、6
……量子化器、7……符号化器、8……書込み部、9…
…記録媒体、10……読取り部、11……伸長部、12
……復号化器、13……逆量子化器、14……逆ウエー
ブレツト変換器、15……後処理部、16……D/A変
換器、17……表示部、20……分割回路、21……検
出回路、22……選択回路、23……メモリ、24〜2
6……判定回路、27……合成回路、28〜30……平
滑化回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像信号を信号成分に応じてブロツク
    化し、当該ブロツク単位で圧縮符号化することにより形
    成された圧縮画像信号を復号する画像信号復号方法にお
    いて、 上記圧縮画像信号を上記圧縮符号化手法と逆の手法によ
    り復号化して復号画像信号を形成する復号ステツプと、 上記復号画像信号を所定の単位ブロツクに分割する分割
    ステツプと、 上記分割ステツプで分割された単位ブロツク内の画素レ
    ベルが変動しているか否かを検出するレベル変動検出ス
    テツプと、 上記レベル変動検出ステツプにおいて単位ブロツク内の
    レベル変動が検出されなかつた単位ブロツクについて、
    当該単位ブロツク及び隣接単位ブロツク間の互いに隣接
    する画素同士の差分値を求め、当該差分値を所定の閾値
    と閾値判定することによりノイズブロツクを判定するノ
    イズブロツク判定ステツプと、 上記ノイズブロツク判定ステツプにおいて上記差分値が
    上記閾値未満であつた上記隣接単位ブロツク間で平滑化
    処理を施す平滑化ステツプとを具えることを特徴とする
    画像信号復号方法。
  2. 【請求項2】上記画像信号復号方法では、上記復号画像
    信号を縦方向及び横方向にそれぞれ複数画素で配列され
    てなる単位ブロツク毎に分割して処理を行つた後、続い
    て上記単位ブロツクの縦方向及び横方向にそれぞれ複数
    画素の半数の画素で配列されてなる単位ブロツク毎に分
    割して処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画
    像信号復号方法。
  3. 【請求項3】上記分割ステツプでは、縦方向に配列した
    複数画素をまとめて縦方向単位ブロツクを形成すると共
    に横方向に配列した複数画素をまとめて横方向単位ブロ
    ツクを形成し、 上記レベル変動検出ステツプでは、上記縦方向及び横方
    向単位ブロツク内のレベル変動を検出すると共に、上記
    縦方向及び横方向単位ブロツクをさらに上記複数画素の
    半数の画素でなる前半領域及び後半領域にそれぞれ分割
    し、当該前半領域及び後半領域間でのレベル変動を検出
    し、 上記ノイズブロツク判定ステツプでは、レベル変動が検
    出された上記前半領域又は後半領域と、当該単位ブロツ
    クに隣接する単位ブロツクの後半領域又は前半領域とを
    閾値判定対象とすることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の画像信号復号方法。
  4. 【請求項4】上記圧縮画像信号はHaar基底を用いた
    ウエーブレツト変換により形成されたことを特徴とする
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載の画像信号復号
    方法。
  5. 【請求項5】入力画像信号を信号成分に応じてブロツク
    化し、当該ブロツク単位で圧縮符号化することにより形
    成された圧縮画像信号を復号する画像信号復号装置にお
    いて、 上記圧縮画像信号を上記圧縮符号化手法と逆の手法によ
    り復号化して復号画像信号を形成する復号手段と、 上記復号画像信号を所定の単位ブロツクに分割する分割
    手段と、 上記分割手段で分割された単位ブロツク内の画素レベル
    が変動しているか否かを検出するレベル変動検出手段
    と、 上記レベル変動検出手段において単位ブロツク内のレベ
    ル変動が検出されなかつた単位ブロツクについて、当該
    単位ブロツク及び隣接単位ブロツク間の互いに隣接する
    画素同士の差分値を求め、当該差分値を所定の閾値と閾
    値判定することによりノイズブロツクを判定するノイズ
    ブロツク判定手段と、 上記ノイズブロツク判定手段において上記差分値が上記
    閾値未満であつた上記隣接単位ブロツク間で平滑化処理
    を施す平滑化手段とを具えることを特徴とする画像信号
    復号装置。
  6. 【請求項6】上記画像信号復号装置では、上記復号画像
    信号を縦方向及び横方向にそれぞれ複数画素で配列され
    てなる単位ブロツク毎に分割して処理を行つた後、続い
    て上記単位ブロツクの縦方向及び横方向にそれぞれ複数
    画素の半数の画素で配列されてなる単位ブロツク毎に分
    割して処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の画
    像信号復号装置。
  7. 【請求項7】上記分割手段では、縦方向に配列した複数
    画素をまとめて縦方向単位ブロツクを形成すると共に横
    方向に配列した複数画素をまとめて横方向単位ブロツク
    を形成し、 上記レベル変動検出手段では、上記縦方向及び横方向単
    位ブロツク内のレベル変動を検出すると共に、上記縦方
    向及び横方向単位ブロツクをさらに上記複数画素の半数
    の画素でなる前半領域及び後半領域にそれぞれ分割し、
    当該前半領域及び後半領域間でのレベル変動を検出し、 上記ノイズブロツク判定手段では、レベル変動が検出さ
    れた上記前半領域又は後半領域と、当該単位ブロツクに
    隣接する単位ブロツクの後半領域又は前半領域とを閾値
    判定対象とすることを特徴とする請求項5又は請求項6
    に記載の画像信号復号装置。
  8. 【請求項8】上記圧縮画像信号はHaar基底を用いた
    ウエーブレツト変換により形成されたことを特徴とする
    請求項5、請求項6又は請求項7に記載の画像信号復号
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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