JPH0820527B2 - 月齢・簡易潮汐表示付時計 - Google Patents
月齢・簡易潮汐表示付時計Info
- Publication number
- JPH0820527B2 JPH0820527B2 JP61106445A JP10644586A JPH0820527B2 JP H0820527 B2 JPH0820527 B2 JP H0820527B2 JP 61106445 A JP61106445 A JP 61106445A JP 10644586 A JP10644586 A JP 10644586A JP H0820527 B2 JPH0820527 B2 JP H0820527B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moon
- wheel
- tide
- plate
- tidal
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B19/00—Indicating the time by visual means
- G04B19/26—Clocks or watches with indicators for tides, for the phases of the moon, or the like
- G04B19/266—Clocks or watches with indicators for tides, for the phases of the moon, or the like with indicators for tides
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B19/00—Indicating the time by visual means
- G04B19/26—Clocks or watches with indicators for tides, for the phases of the moon, or the like
- G04B19/268—Clocks or watches with indicators for tides, for the phases of the moon, or the like with indicators for the phases of the moon
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Astronomy & Astrophysics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、月の位置と月齢に加えて潮の干満の目安表
示機能を備えた時計に関するものである。
示機能を備えた時計に関するものである。
潮の干満は、地球と月及び太陽との位置関係や地形・
緯度等複雑な要因が係わり合うため各周期毎に長短があ
り、平均潮汐周期を用いて常に厳密な潮の干満を表示す
ることは不可能であるが、太陽と地球と月とがほぼ一列
に並んで潮の干満の差が大きくなる大潮のころは平均潮
汐周期との差も比較的小さく、前記大潮の中でも太陽と
月の赤緯差の小さい春分又は秋分のころの新月又は満月
時には実際の潮の干満時刻間隔もほぼ一定となり、また
月齢がわかると潮の干満の差の目安もわかるので、実用
上おおよその潮の干満の目安を知る上では月齢表示を伴
った平均潮汐周期を用いた簡易潮汐表示法は実用価値が
高い。一般に潮の干満は、1太陰日すなわち地上から見
た月の平均運動周期中に干潮・満潮各2回ずつ起こるた
め、平均潮汐周期は1/2太陰日に相当する。従来のアナ
ログ式時計においては、例えば実願昭60−175932号のご
とく月の平均位置と月齢とを同時に表示する月齢表示部
を備えた時計において、月の位置を表示する月板の回転
周期が1太陰日であることを用いて、前記月齢表示部の
周囲に干潮・満潮を示す目安マークを各2箇所ずつ90゜
間隔で交互に配設したレジスターリングを設けたもの
や、特願昭60−256425号のごとく平均潮汐周期(1/2太
陰日)×n(nは自然数)で1回転する潮汐図形を有す
る潮汐板を用いた、月齢表示機能を持たない簡易潮汐表
示機能のみのものがある。
緯度等複雑な要因が係わり合うため各周期毎に長短があ
り、平均潮汐周期を用いて常に厳密な潮の干満を表示す
ることは不可能であるが、太陽と地球と月とがほぼ一列
に並んで潮の干満の差が大きくなる大潮のころは平均潮
汐周期との差も比較的小さく、前記大潮の中でも太陽と
月の赤緯差の小さい春分又は秋分のころの新月又は満月
時には実際の潮の干満時刻間隔もほぼ一定となり、また
月齢がわかると潮の干満の差の目安もわかるので、実用
上おおよその潮の干満の目安を知る上では月齢表示を伴
った平均潮汐周期を用いた簡易潮汐表示法は実用価値が
高い。一般に潮の干満は、1太陰日すなわち地上から見
た月の平均運動周期中に干潮・満潮各2回ずつ起こるた
め、平均潮汐周期は1/2太陰日に相当する。従来のアナ
ログ式時計においては、例えば実願昭60−175932号のご
とく月の平均位置と月齢とを同時に表示する月齢表示部
を備えた時計において、月の位置を表示する月板の回転
周期が1太陰日であることを用いて、前記月齢表示部の
周囲に干潮・満潮を示す目安マークを各2箇所ずつ90゜
間隔で交互に配設したレジスターリングを設けたもの
や、特願昭60−256425号のごとく平均潮汐周期(1/2太
陰日)×n(nは自然数)で1回転する潮汐図形を有す
る潮汐板を用いた、月齢表示機能を持たない簡易潮汐表
示機能のみのものがある。
しかしながら前記レジスターリングを用いたものは、
該レジスターリングの中心に対して偏心した位置に回転
中心を有する月板の回転方向を前記レジスターリング上
に移して読み取る必要がある上、潮汐状態を図形の変化
として表示することができず、またレジスターリングは
大きな外力により狂う可能性もある。一方月齢表示を持
たない潮汐板による表示のものは、潮の干満の差の目安
となる大潮や小潮の判別が不可能であり、また月齢がわ
からないので天体観測には使用できない不便さも有して
いた。本発明の目的は、月齢表示機能を備え、応用範囲
の広い、視覚的にも判り易い月齢・簡易潮汐表示付時計
を提供することである。
該レジスターリングの中心に対して偏心した位置に回転
中心を有する月板の回転方向を前記レジスターリング上
に移して読み取る必要がある上、潮汐状態を図形の変化
として表示することができず、またレジスターリングは
大きな外力により狂う可能性もある。一方月齢表示を持
たない潮汐板による表示のものは、潮の干満の差の目安
となる大潮や小潮の判別が不可能であり、また月齢がわ
からないので天体観測には使用できない不便さも有して
いた。本発明の目的は、月齢表示機能を備え、応用範囲
の広い、視覚的にも判り易い月齢・簡易潮汐表示付時計
を提供することである。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであ
り、時計の輪列機構で駆動される指針により時刻を表示
する時刻表示部と、月齢を表示する月齢表示部と、潮汐
を表示する潮汐表示部とを有する時計において、前記時
刻表示部の略中央部に前記指針の回転中心を設け、該回
転中心を挟んで一方側に前記月齢表示部を配置すると共
に、他方側に前記潮汐表示部を配置しており、前記月齢
表示部は月の色を表示するための月背景部と、前記輪列
機構により駆動され、前記月背景部の一部を月として表
示するための丸穴を有する月板と、前記月の満ち欠けを
形成するための影板とから構成され、前記潮汐表示部は
潮の干満を表示するための潮汐背景部と、前記潮汐背景
部の一部を表示するための窓部を有すると共に前記輪列
機構で駆動され、時刻に同期して平均潮汐周期(1/2太
陰日)×n(nは自然数)で1回転する潮汐板とから構
成したことにより、月齢表示部により月の平均位置と月
齢に加えて潮の干満の差の目安もわかり、潮汐板により
干潮あるいは満潮からの経過時間の目安に加えて潮汐状
態を図形の変化によってもわかり易く読み取れる様にし
たことである。
り、時計の輪列機構で駆動される指針により時刻を表示
する時刻表示部と、月齢を表示する月齢表示部と、潮汐
を表示する潮汐表示部とを有する時計において、前記時
刻表示部の略中央部に前記指針の回転中心を設け、該回
転中心を挟んで一方側に前記月齢表示部を配置すると共
に、他方側に前記潮汐表示部を配置しており、前記月齢
表示部は月の色を表示するための月背景部と、前記輪列
機構により駆動され、前記月背景部の一部を月として表
示するための丸穴を有する月板と、前記月の満ち欠けを
形成するための影板とから構成され、前記潮汐表示部は
潮の干満を表示するための潮汐背景部と、前記潮汐背景
部の一部を表示するための窓部を有すると共に前記輪列
機構で駆動され、時刻に同期して平均潮汐周期(1/2太
陰日)×n(nは自然数)で1回転する潮汐板とから構
成したことにより、月齢表示部により月の平均位置と月
齢に加えて潮の干満の差の目安もわかり、潮汐板により
干潮あるいは満潮からの経過時間の目安に加えて潮汐状
態を図形の変化によってもわかり易く読み取れる様にし
たことである。
以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
第1図は、本発明における月齢・簡易潮汐表示付時計
の平面図であり、第2図は第1図の時計の文字板の平面
図である。
の平面図であり、第2図は第1図の時計の文字板の平面
図である。
図において1は月齢・簡易潮汐表示付時計、2は文字
板、3は時を表示する時針、4は分針、5は秒針、6は
月板で回転中心に対する角度範囲が60゜の大きさの丸穴
6aを設けてあり、7は影板で月板6の下に重ねて配置さ
れ、月板6の丸穴6aに丁度重なる大きさで月板6と同色
の遮蔽部が3個等間隔に設けられている。8は潮汐板
で、回転中心に対する角度範囲が90゜の大きさの2個の
扇形の潮汐表示窓8aと、干満状態を読み取るための2個
の読取マーク8bとが90゜間隔で交互に設けられている。
文字板2には時針3に対応する位置に12時間制の目盛21
が、また月板6の丸穴6aの軌跡に対応する位置には月の
色を表示するための月背景部22が設けられており、該月
背景部22において北緯35゜における地平線とみなされる
凸の境界部22aより上側の22bは月板6に対し月が明確に
表示され色の濃淡がはっきりするよう明るい色を用いて
おり、反対に月背景部22の境界部22aより下側の22cは月
板6に対して同色又はそれに近い目立たない色を用いて
おり、月板6の回転及び月板6と影板7との回転差を用
いて、天球の北極から南極に向って子午線を真上にして
視た時の月の平均位置及び月齢を表示すると共に、月背
景部22により月を表示する色が表示位置に対応して変わ
るので出没の状態が明確に色又は色の濃淡で区別できる
様になっている。また月背景部22の境界部22aは月齢と
して示される形状を誤認しないためと、実際の月の出没
時刻間隔が変動するために連続的に色又は色の濃淡を変
えてある。
板、3は時を表示する時針、4は分針、5は秒針、6は
月板で回転中心に対する角度範囲が60゜の大きさの丸穴
6aを設けてあり、7は影板で月板6の下に重ねて配置さ
れ、月板6の丸穴6aに丁度重なる大きさで月板6と同色
の遮蔽部が3個等間隔に設けられている。8は潮汐板
で、回転中心に対する角度範囲が90゜の大きさの2個の
扇形の潮汐表示窓8aと、干満状態を読み取るための2個
の読取マーク8bとが90゜間隔で交互に設けられている。
文字板2には時針3に対応する位置に12時間制の目盛21
が、また月板6の丸穴6aの軌跡に対応する位置には月の
色を表示するための月背景部22が設けられており、該月
背景部22において北緯35゜における地平線とみなされる
凸の境界部22aより上側の22bは月板6に対し月が明確に
表示され色の濃淡がはっきりするよう明るい色を用いて
おり、反対に月背景部22の境界部22aより下側の22cは月
板6に対して同色又はそれに近い目立たない色を用いて
おり、月板6の回転及び月板6と影板7との回転差を用
いて、天球の北極から南極に向って子午線を真上にして
視た時の月の平均位置及び月齢を表示すると共に、月背
景部22により月を表示する色が表示位置に対応して変わ
るので出没の状態が明確に色又は色の濃淡で区別できる
様になっている。また月背景部22の境界部22aは月齢と
して示される形状を誤認しないためと、実際の月の出没
時刻間隔が変動するために連続的に色又は色の濃淡を変
えてある。
更に文字板2には潮汐板8の潮汐表示窓8aの軌跡に対
応する位置に潮の干満を色又は色の濃淡で表示するため
の潮汐背景部23が設けられており、該潮汐背景部23は潮
汐板8の回転中心に対する角度範囲が90゜の大きさの干
の状態を示すための2個の扇形の淡色部23aと、該淡色
部23aと同形状の満の状態を示すための2個の扇形の濃
色部23bとが交互に設けられるとともに、潮汐背景部23
の外周部には潮汐板8の読取マーク8bに対応して2個の
干潮目安マーク23cと、同じく2個の満潮目安マーク23d
とが90゜間隔で交互に設けられ、更に上げ三分を示す目
安マーク23eと、下げ三分を示す目安マーク23fとが各2
個ずつ90゜間隔で交互に設けられており、潮汐板8の潮
汐表示窓8aが潮汐背景分23の淡色部23aに丁度重なる時
に潮汐板8の読取マーク8bが干潮目安マーク23cに対応
して干の状態、また前記潮汐表示窓8aが潮汐背景部23の
濃色部23bに丁度重なる時に潮汐板8の読取マーク8bが
満潮目安マーク23dに対応して満の状態を表示する様に
構成されている。また月板6、影板7の回転方向は、天
球の北極から南極に向って子午線を真上にして視た時の
月の動きに合わせて時計回りとなっており、潮汐板8の
回転方向も以下に詳述する輪列構造により時計回りとな
っている。即ち、本実施例の時計では時刻表示部の略中
央部に時針3、分針4、秒針5の回転中心を設け、該回
転中心を挟んで一方側に月齢表示部を配置すると共に、
他方側に潮汐表示部を配置している。
応する位置に潮の干満を色又は色の濃淡で表示するため
の潮汐背景部23が設けられており、該潮汐背景部23は潮
汐板8の回転中心に対する角度範囲が90゜の大きさの干
の状態を示すための2個の扇形の淡色部23aと、該淡色
部23aと同形状の満の状態を示すための2個の扇形の濃
色部23bとが交互に設けられるとともに、潮汐背景部23
の外周部には潮汐板8の読取マーク8bに対応して2個の
干潮目安マーク23cと、同じく2個の満潮目安マーク23d
とが90゜間隔で交互に設けられ、更に上げ三分を示す目
安マーク23eと、下げ三分を示す目安マーク23fとが各2
個ずつ90゜間隔で交互に設けられており、潮汐板8の潮
汐表示窓8aが潮汐背景分23の淡色部23aに丁度重なる時
に潮汐板8の読取マーク8bが干潮目安マーク23cに対応
して干の状態、また前記潮汐表示窓8aが潮汐背景部23の
濃色部23bに丁度重なる時に潮汐板8の読取マーク8bが
満潮目安マーク23dに対応して満の状態を表示する様に
構成されている。また月板6、影板7の回転方向は、天
球の北極から南極に向って子午線を真上にして視た時の
月の動きに合わせて時計回りとなっており、潮汐板8の
回転方向も以下に詳述する輪列構造により時計回りとな
っている。即ち、本実施例の時計では時刻表示部の略中
央部に時針3、分針4、秒針5の回転中心を設け、該回
転中心を挟んで一方側に月齢表示部を配置すると共に、
他方側に潮汐表示部を配置している。
次に第3図〜第7図により第1図に示す時計を駆動す
るための輪列構造について説明する。第3図及び第4図
は第1図の時計の輪列機構要部を示した断面図であり、
第5図は第1図の時計の輪列の概略を示す平面配置図で
あり、第6図(イ)は月板と影板との重なりによる朔の
状態を示す平面図、第6図(ロ)は月板と影板との重な
りによる望の状態を示す平面図であり、第7図は潮汐板
の平面図である。
るための輪列構造について説明する。第3図及び第4図
は第1図の時計の輪列機構要部を示した断面図であり、
第5図は第1図の時計の輪列の概略を示す平面配置図で
あり、第6図(イ)は月板と影板との重なりによる朔の
状態を示す平面図、第6図(ロ)は月板と影板との重な
りによる望の状態を示す平面図であり、第7図は潮汐板
の平面図である。
図において9は四番車で秒針5が、10は中心車で分針
4が、11は筒車で時針3が各々取り付けられる。12は日
ノ裏車で中心車10の分カナ10a及び筒車11の筒歯車11aと
噛み合っており、筒車11は筒歯車11aと筒車カナ11bとに
より構成されている。また13は歯数比を調整するための
3個の仲介車の内の1つの第二日ノ裏車で、第二日ノ裏
歯車13aと第二日ノ裏カナ13bとにより構成され、地板14
に固定されている第二日ノ裏ピン15に遊合され裏板16に
よってタテアガキが保持されており、筒車カナ11bに噛
み合う第二日ノ裏歯車13aと第二筒車17に噛み合う第二
日ノ裏カナ13bとの間には所定のトルク以上の負荷でス
リップするスリップ機能部13cが設けられている。18は
歯数比を調整するための2つ目の仲介車の調整車であ
り、第二筒車17及び影車19に噛み合う上調整歯車18aと
月車30に噛み合う下調整歯車18bとにより構成され、地
板14に固定されている調整車ピン31に遊合され裏板16に
よってタテアガキが保持されている。17は第二筒車で筒
車11に遊合され前記筒車11と輪列のバックラッシュの影
響を取り除くための針座32とを合わせて地板14と裏板16
との間でタテアガキを含んで挾持されている。月車30は
地板14に固定されている月車ピン33に遊合され、影車19
は月車30に遊合されていて、月車30と影車19と輪列のバ
ックラッシュの影響を取り除くための針座34とを合わせ
て裏板16によってタテアガキが保持されている。また月
車30、影車19の文字板2側の一端にはそれぞれ月板6、
影板7が取り付けられている。35は歯数比を調整するた
めの3つ目の仲介車の第二調整車で、第二調整上歯車35
aと第二調整下歯車35bとにより構成され、地板14に固定
されている第二調整車ピン36に遊合され裏板16によって
タテアガキが保持されており、第二筒車17及び修正伝エ
車37の修正伝エ歯車37に噛み合う第二調整上歯車35aと
潮汐車38の潮汐歯車38aに噛み合う第二調整下歯車35bと
の間には所定のトルク以上の負荷でスリップするスリッ
プ機能部35cが設けられている。38は潮汐車で、潮汐歯
車38aとノコギリ状の歯を有する潮汐カナ38bとにより構
成され、地板14に固定されている潮汐車ピン39に遊合さ
れるとともに輪列のバックラッシュの影響を取り除くた
めの針座40とを合わせて裏板16との間でタテアガキを含
んで挾持されている。また潮汐車38の文字板2側の一端
には潮汐板8が取り付けられている。37は修正伝エ車で
あり、第二調整車35の第二調整上歯車35aに噛み合う修
正伝エ歯車37aと修正車41に噛み合う修正伝エカナ37bと
により構成され、地板14に固定されている修正伝エ車ピ
ン42に遊合され裏板16によりタテアガキが保持されてお
り、リューズ43から巻真44による修正車41への回転動作
が、通常位置43aでは空転して伝わらず、一段引き位置4
3bでは修正車41が巻真44の山部44aと一体化して伝達さ
れるが、二段引き位置43cにおいては修正車41は巻真44
との係わり合いが解除されるので一段引き位置43bにお
いてのみリューズ43からの回転動作が修正車41を介して
修正伝エ車37に伝達される様に構成されている。45は潮
汐車38の回転方向規制レバーで、レバーピン46に遊合さ
れ、潮汐車38の潮汐カナ38bの右回転に対して各各突っ
張らない様に勾配が設けられた係合部45a・45bと、潮汐
車38の潮汐カナ38bの左回転に対しいずれか一方で突っ
張りを生ずる様に形成された係合部45c・45dとにより構
成され、前記係合部45a・45cで形成される山部が潮汐カ
ナ38bの歯先部と係合する時はもう一方の係合部45b・45
dで形成される山部が潮汐カナ38bの歯又部に位置し、反
対に係合部45b・45dで形成される山部が潮汐カナ38bの
歯先部と係合する時は係合部45a・45bで形成される山部
が潮汐カナ38bの歯又部に位置する様に配設され、潮汐
車38の右回転時には、潮汐カナ38bの歯先が回転方向規
制レバー45の係合部45a・45bを交互に移動させるので回
転方向規制レバー45は小往復旋回運動をしながら突っ張
らずにすりぬけて潮汐車38も右回転を続けるが、潮汐車
38の左回転時には回転方向規制レバー45の係合部45b又
は45dのいずれか一方と潮汐カナ38bとの間で突っ張りを
生じ、潮汐車38に噛み合う第二調整車35のスリップ機能
部35cがスリップして、潮汐車38と第二調整車35の第二
調整下歯車35bは回転せずに第二調整上歯車35aのみ右回
転する様に構成されている。
4が、11は筒車で時針3が各々取り付けられる。12は日
ノ裏車で中心車10の分カナ10a及び筒車11の筒歯車11aと
噛み合っており、筒車11は筒歯車11aと筒車カナ11bとに
より構成されている。また13は歯数比を調整するための
3個の仲介車の内の1つの第二日ノ裏車で、第二日ノ裏
歯車13aと第二日ノ裏カナ13bとにより構成され、地板14
に固定されている第二日ノ裏ピン15に遊合され裏板16に
よってタテアガキが保持されており、筒車カナ11bに噛
み合う第二日ノ裏歯車13aと第二筒車17に噛み合う第二
日ノ裏カナ13bとの間には所定のトルク以上の負荷でス
リップするスリップ機能部13cが設けられている。18は
歯数比を調整するための2つ目の仲介車の調整車であ
り、第二筒車17及び影車19に噛み合う上調整歯車18aと
月車30に噛み合う下調整歯車18bとにより構成され、地
板14に固定されている調整車ピン31に遊合され裏板16に
よってタテアガキが保持されている。17は第二筒車で筒
車11に遊合され前記筒車11と輪列のバックラッシュの影
響を取り除くための針座32とを合わせて地板14と裏板16
との間でタテアガキを含んで挾持されている。月車30は
地板14に固定されている月車ピン33に遊合され、影車19
は月車30に遊合されていて、月車30と影車19と輪列のバ
ックラッシュの影響を取り除くための針座34とを合わせ
て裏板16によってタテアガキが保持されている。また月
車30、影車19の文字板2側の一端にはそれぞれ月板6、
影板7が取り付けられている。35は歯数比を調整するた
めの3つ目の仲介車の第二調整車で、第二調整上歯車35
aと第二調整下歯車35bとにより構成され、地板14に固定
されている第二調整車ピン36に遊合され裏板16によって
タテアガキが保持されており、第二筒車17及び修正伝エ
車37の修正伝エ歯車37に噛み合う第二調整上歯車35aと
潮汐車38の潮汐歯車38aに噛み合う第二調整下歯車35bと
の間には所定のトルク以上の負荷でスリップするスリッ
プ機能部35cが設けられている。38は潮汐車で、潮汐歯
車38aとノコギリ状の歯を有する潮汐カナ38bとにより構
成され、地板14に固定されている潮汐車ピン39に遊合さ
れるとともに輪列のバックラッシュの影響を取り除くた
めの針座40とを合わせて裏板16との間でタテアガキを含
んで挾持されている。また潮汐車38の文字板2側の一端
には潮汐板8が取り付けられている。37は修正伝エ車で
あり、第二調整車35の第二調整上歯車35aに噛み合う修
正伝エ歯車37aと修正車41に噛み合う修正伝エカナ37bと
により構成され、地板14に固定されている修正伝エ車ピ
ン42に遊合され裏板16によりタテアガキが保持されてお
り、リューズ43から巻真44による修正車41への回転動作
が、通常位置43aでは空転して伝わらず、一段引き位置4
3bでは修正車41が巻真44の山部44aと一体化して伝達さ
れるが、二段引き位置43cにおいては修正車41は巻真44
との係わり合いが解除されるので一段引き位置43bにお
いてのみリューズ43からの回転動作が修正車41を介して
修正伝エ車37に伝達される様に構成されている。45は潮
汐車38の回転方向規制レバーで、レバーピン46に遊合さ
れ、潮汐車38の潮汐カナ38bの右回転に対して各各突っ
張らない様に勾配が設けられた係合部45a・45bと、潮汐
車38の潮汐カナ38bの左回転に対しいずれか一方で突っ
張りを生ずる様に形成された係合部45c・45dとにより構
成され、前記係合部45a・45cで形成される山部が潮汐カ
ナ38bの歯先部と係合する時はもう一方の係合部45b・45
dで形成される山部が潮汐カナ38bの歯又部に位置し、反
対に係合部45b・45dで形成される山部が潮汐カナ38bの
歯先部と係合する時は係合部45a・45bで形成される山部
が潮汐カナ38bの歯又部に位置する様に配設され、潮汐
車38の右回転時には、潮汐カナ38bの歯先が回転方向規
制レバー45の係合部45a・45bを交互に移動させるので回
転方向規制レバー45は小往復旋回運動をしながら突っ張
らずにすりぬけて潮汐車38も右回転を続けるが、潮汐車
38の左回転時には回転方向規制レバー45の係合部45b又
は45dのいずれか一方と潮汐カナ38bとの間で突っ張りを
生じ、潮汐車38に噛み合う第二調整車35のスリップ機能
部35cがスリップして、潮汐車38と第二調整車35の第二
調整下歯車35bは回転せずに第二調整上歯車35aのみ右回
転する様に構成されている。
次に作動について説明する。
第3図及び第4図において四番車9から分カナ10aに
至る減速比は公比のごとく1/60としておき、分カナ10a
から日ノ裏車12を介して筒車11へ至る減速比を1/12にす
ることにより筒車11は12時間に1回転する。
至る減速比は公比のごとく1/60としておき、分カナ10a
から日ノ裏車12を介して筒車11へ至る減速比を1/12にす
ることにより筒車11は12時間に1回転する。
朔望月すなわち月の満ち欠けの平均周期は29.530589
日にあたり、月の見かけの平均運動速度に月板6の回転
速度を合わせるためには月車30が1日に 回転すなわち0.96613681回転にごく近い値になる様に筒
車11から月車30に至る輪列の歯数を構成する必要があ
る。
日にあたり、月の見かけの平均運動速度に月板6の回転
速度を合わせるためには月車30が1日に 回転すなわち0.96613681回転にごく近い値になる様に筒
車11から月車30に至る輪列の歯数を構成する必要があ
る。
また影板7は月板6との回転差を用いて月齢を表示
し、第6図(イ)に示す様に月板6の丸穴6aが影板7の
遮蔽部7aの一つに丁度重なる時に朔、第6図(ロ)に示
す様に前記遮蔽部7aの丁度中間の位置7bの一つに位置す
る時に望を表示する様に構成されており、影板7の遮蔽
部7aの数をm(mは2以上の整数)個とすると月の見か
けの移動方向と満ち欠けの方向から、影板7は月板6に
対し29.530589×m日に1回転の割合で遅らせる必要が
あり、影車19は月車30に対し1日あたり 回転すなわち0.03386319/m回転にごく近い値の分遅くな
る様に筒車11から影車19に至る輪列の歯数を構成する必
要がある。
し、第6図(イ)に示す様に月板6の丸穴6aが影板7の
遮蔽部7aの一つに丁度重なる時に朔、第6図(ロ)に示
す様に前記遮蔽部7aの丁度中間の位置7bの一つに位置す
る時に望を表示する様に構成されており、影板7の遮蔽
部7aの数をm(mは2以上の整数)個とすると月の見か
けの移動方向と満ち欠けの方向から、影板7は月板6に
対し29.530589×m日に1回転の割合で遅らせる必要が
あり、影車19は月車30に対し1日あたり 回転すなわち0.03386319/m回転にごく近い値の分遅くな
る様に筒車11から影車19に至る輪列の歯数を構成する必
要がある。
本実施例の場合m=3であり、最大歯数が少なく近似
精度の良い歯数組み合わせの一例を示すと、筒車カナ11
bの歯数23枚、第二日ノ裏歯車13aの歯数41枚、第二日ノ
裏カナ13bの歯数40枚、調整車18における上調整歯車18a
の歯数45枚、下調整歯車18bの歯数31枚、月車30の歯数3
2枚、影車19の歯数47枚とすることによって、月車30は
1日に0.96612466回転し月板6の年間累積誤差は月の見
かけの平均運動に対し1.6゜の遅れに過ぎず、また影車1
9は上記月車30の回転速度に対し1日あたり0.01128773
回転遅い0.95483693回転にごく近いことが必要である
が、上記歯数列では影車19は1日あたり0.95485210回転
し、影板7の月板6に対する年間累積誤差は2.0゜の進
みであり、月齢に換算して0.5日分の遅れに過ぎない。
ここで筒車11を筒歯車11aと筒車カナ11bとで構成した合
わせ筒車としたのは、第二日ノ裏車13と調整車18の2つ
の仲介車を用いて筒車11から月車30及び影車19に至る輪
列の歯数比を調整する場合でも歯数組み合わせが限定さ
れるので、日ノ裏車12との噛み合い条件の制約を受けず
に筒車カナ11bの歯数を選べるからである。
精度の良い歯数組み合わせの一例を示すと、筒車カナ11
bの歯数23枚、第二日ノ裏歯車13aの歯数41枚、第二日ノ
裏カナ13bの歯数40枚、調整車18における上調整歯車18a
の歯数45枚、下調整歯車18bの歯数31枚、月車30の歯数3
2枚、影車19の歯数47枚とすることによって、月車30は
1日に0.96612466回転し月板6の年間累積誤差は月の見
かけの平均運動に対し1.6゜の遅れに過ぎず、また影車1
9は上記月車30の回転速度に対し1日あたり0.01128773
回転遅い0.95483693回転にごく近いことが必要である
が、上記歯数列では影車19は1日あたり0.95485210回転
し、影板7の月板6に対する年間累積誤差は2.0゜の進
みであり、月齢に換算して0.5日分の遅れに過ぎない。
ここで筒車11を筒歯車11aと筒車カナ11bとで構成した合
わせ筒車としたのは、第二日ノ裏車13と調整車18の2つ
の仲介車を用いて筒車11から月車30及び影車19に至る輪
列の歯数比を調整する場合でも歯数組み合わせが限定さ
れるので、日ノ裏車12との噛み合い条件の制約を受けず
に筒車カナ11bの歯数を選べるからである。
平均潮汐周期は1/2太陰日すなわち12時間25分14.164
秒にあたり、潮汐板8の1回転中に表示される干潮又は
満潮の数をnとすれば、平均潮汐周期に潮汐板8の回転
速度を合わせるためには潮汐車38が1日に(24時間/12
時間25分14.164秒)/n回転、すなわち本実施例において
はn=2であるので潮汐車38の回転速度は月車30の回転
速度と等しい1日に0.96613681回転にごく近い値になる
様に筒車11から潮汐車38に至る輪列の歯数を構成する必
要がある。本実施例において筒車11の筒車カナ11bの歯
数23枚、第二日ノ裏車13の第二日ノ裏歯車13aの歯数41
枚、第二日ノ裏カナ13bの歯数40枚の場合、最大歯数が
少なく近似精度の良い歯数組み合わせの一例を示すと、
潮汐車38の潮汐歯車38aの歯数を月車30の歯数と等しい3
2枚、第二調整車35の歯数を調整車18の歯数と等しい条
件、すなわち第二調整上歯車35aの歯数45枚、第二調整
下歯車35bの歯数31枚とすることによって潮汐車38は月
車30と同様に1日に0.96612466回転し潮汐板8の年間累
積誤差は平均潮汐周期に対し1.6゜の遅れとなる。前記
年間累積誤差は潮の干満の平均周期に比較して十分小さ
な値であり、前記潮汐板8は1太陰日で1回転している
とみなしてよい。
秒にあたり、潮汐板8の1回転中に表示される干潮又は
満潮の数をnとすれば、平均潮汐周期に潮汐板8の回転
速度を合わせるためには潮汐車38が1日に(24時間/12
時間25分14.164秒)/n回転、すなわち本実施例において
はn=2であるので潮汐車38の回転速度は月車30の回転
速度と等しい1日に0.96613681回転にごく近い値になる
様に筒車11から潮汐車38に至る輪列の歯数を構成する必
要がある。本実施例において筒車11の筒車カナ11bの歯
数23枚、第二日ノ裏車13の第二日ノ裏歯車13aの歯数41
枚、第二日ノ裏カナ13bの歯数40枚の場合、最大歯数が
少なく近似精度の良い歯数組み合わせの一例を示すと、
潮汐車38の潮汐歯車38aの歯数を月車30の歯数と等しい3
2枚、第二調整車35の歯数を調整車18の歯数と等しい条
件、すなわち第二調整上歯車35aの歯数45枚、第二調整
下歯車35bの歯数31枚とすることによって潮汐車38は月
車30と同様に1日に0.96612466回転し潮汐板8の年間累
積誤差は平均潮汐周期に対し1.6゜の遅れとなる。前記
年間累積誤差は潮の干満の平均周期に比較して十分小さ
な値であり、前記潮汐板8は1太陰日で1回転している
とみなしてよい。
また第二筒車17の歯数については回転方向の補正を兼
ねたアイドラーとしての機能であるので、使用可能なモ
ジュール範囲と前記輪列の平面配置条件により最も有利
な数とすれば良い。
ねたアイドラーとしての機能であるので、使用可能なモ
ジュール範囲と前記輪列の平面配置条件により最も有利
な数とすれば良い。
また月板6及び影板7は第二日ノ裏車13のスリップ機
構により月のおおよその位置と月齢を知る上で問題のな
い範囲内に前記修正伝エ車37を含む輪列によって、また
潮汐板8は第二調整車35のスリップ機構と潮汐車38の潮
汐カナ38bに係合する回転方向規制レバー45とによっ
て、リューズ43の一段引き位置43bにおいて時針3及び
分針4に対して合わせ込み可能なので取り付け時の位置
合わせは特に必要としない構造となっている。
構により月のおおよその位置と月齢を知る上で問題のな
い範囲内に前記修正伝エ車37を含む輪列によって、また
潮汐板8は第二調整車35のスリップ機構と潮汐車38の潮
汐カナ38bに係合する回転方向規制レバー45とによっ
て、リューズ43の一段引き位置43bにおいて時針3及び
分針4に対して合わせ込み可能なので取り付け時の位置
合わせは特に必要としない構造となっている。
以下初期合わせ込み時の操作を説明する。
先ず合わせようとする日の前日の観測地における月の
南中時刻と前記南中時刻における月齢と干潮からの経過
時間を理科年表等から計算で求める。
南中時刻と前記南中時刻における月齢と干潮からの経過
時間を理科年表等から計算で求める。
リューズ43を通常位置43aから二段引き位置43cまで引
き出すことによって時針3、分針4を通常の操作で前日
の月の南中時刻に針合わせを行なう。
き出すことによって時針3、分針4を通常の操作で前日
の月の南中時刻に針合わせを行なう。
次にリューズ43を二段引き位置43cより一段引き位置4
3bにすると、修正車41が巻真44と係合し、リューズ43の
回転力が巻真44から修正車41と修正伝エ車37と第二調整
車35の第二調整上歯車35aと第二筒車17を経て調整車18
に伝えられ、更に調整車18から月車30及び影車19へと回
転力が伝えられる。上記伝達時には第二日ノ裏車13のス
リップ機能部13cがスリップし、時針3及び分針4は早
修正されずに月齢表示部においては月車30に取り付けら
れた月板6と影車19に取り付けられた影板7がリューズ
43の回転により早修正される。
3bにすると、修正車41が巻真44と係合し、リューズ43の
回転力が巻真44から修正車41と修正伝エ車37と第二調整
車35の第二調整上歯車35aと第二筒車17を経て調整車18
に伝えられ、更に調整車18から月車30及び影車19へと回
転力が伝えられる。上記伝達時には第二日ノ裏車13のス
リップ機能部13cがスリップし、時針3及び分針4は早
修正されずに月齢表示部においては月車30に取り付けら
れた月板6と影車19に取り付けられた影板7がリューズ
43の回転により早修正される。
前記動作を用いてリューズ43の正、逆回転にて文字板
2における月の南中方向を示す12時位置マーク21aの方
向に月板6の丸穴6aと影板7の遮蔽部7aの一つが丁度重
なって一致し朔の表示になる様に合わせる。この時月齢
表示部は月齢0の南中を示している。この場合月板6の
丸穴6aが文字板2の12時位置マーク21aに一致する状態
をくり返した後の最初の影板7の合わせ込み状態では、
影板7の遮蔽部7aが月板6の丸穴6aには完全に重ならず
月齢に換算して0.52日分以下のずれが残るが0.27〜0.52
日分のずれの場合には次の影板7の合わせ込み位置まで
更にリューズ43を回転させることにより、月の満ち欠け
の平均周期の日数の端数が約0.53日であるので0.27日分
以下のずれに収めることができる。ここで月板6は1日
あたり約0.966回転するので月板6の右方向の1回転は
月齢に換算して約1/0.966すなわち約1.035の進みに相当
する。
2における月の南中方向を示す12時位置マーク21aの方
向に月板6の丸穴6aと影板7の遮蔽部7aの一つが丁度重
なって一致し朔の表示になる様に合わせる。この時月齢
表示部は月齢0の南中を示している。この場合月板6の
丸穴6aが文字板2の12時位置マーク21aに一致する状態
をくり返した後の最初の影板7の合わせ込み状態では、
影板7の遮蔽部7aが月板6の丸穴6aには完全に重ならず
月齢に換算して0.52日分以下のずれが残るが0.27〜0.52
日分のずれの場合には次の影板7の合わせ込み位置まで
更にリューズ43を回転させることにより、月の満ち欠け
の平均周期の日数の端数が約0.53日であるので0.27日分
以下のずれに収めることができる。ここで月板6は1日
あたり約0.966回転するので月板6の右方向の1回転は
月齢に換算して約1/0.966すなわち約1.035の進みに相当
する。
従ってリューズ43の一段引き位置43bのままで更に前
日の月の南中時刻における月齢を1.035で除した値に最
も近い整数分だけ月板6を右回転させれば前日の月の南
中時刻における月の位置と月齢をほぼ正確に合わせたこ
とになる。この場合にも月齢に換算して0.52日分以下の
ずれが生じ、前述の0.27日分を加えると最大0.79日分の
月齢のずれが生ずるが、月のおおよその状態を知る上で
は十分の精度と言える。
日の月の南中時刻における月齢を1.035で除した値に最
も近い整数分だけ月板6を右回転させれば前日の月の南
中時刻における月の位置と月齢をほぼ正確に合わせたこ
とになる。この場合にも月齢に換算して0.52日分以下の
ずれが生じ、前述の0.27日分を加えると最大0.79日分の
月齢のずれが生ずるが、月のおおよその状態を知る上で
は十分の精度と言える。
次に月板6及び影板7に対する潮汐板8の合わせ込み
操作を説明する。リューズ43の一段引き状態43bにおい
て、リューズ43の回転力は巻真44から修正車41と修正伝
エ車37と第二調整車35を介して潮汐車38へと伝えられ
る。ここでリューズ43を月板6及び影板7が右回転する
様に回転させた場合は、潮汐車38の潮汐カナ38bに係合
する回転方向規制レバー45は突っ張りを起こさずすりぬ
けるので表示面では潮汐板8及び第二調整上歯車35aか
ら第二筒車17と調整車18を経て駆動される月車30と影車
19に各々取り付けられた月板6と影板7が所定の回転比
で右回転される。反対にリューズ43を月板6及び影板7
が左回転する様に回転させた場合は前記回転方向規制レ
バー45の係合部45c又は45dのいずれか一方と潮汐車38の
潮汐カナ38bとの間で突っ張りを起こして前記第二調整
車35のスリップ機能部35cがスリップするので表示面上
では、潮汐板8が停止し、月板6及び影板7が所定の回
転比で左回転される。前記動作を用いてリューズ43を一
定角度範囲内で正・逆回転をくり返すことにより潮汐板
8を断続的に右回転させて、時針3、分針4が前日の月
の南中時刻を示し、文字板2の南中方向を示す12時位置
マーク21aの方向に月板6の丸穴6aが一致し、月板6と
影板7との重なりにより前日の月の南中時刻における月
齢を表示し、かつ前日の月の南中時刻における干潮時刻
(潮汐板8の読取マーク8bが文字板2の干潮目安マーク
23cと一致した状態)からの経過時間に相当する回転角
度分だけ潮汐板8が右回転した状態に合わせる。
操作を説明する。リューズ43の一段引き状態43bにおい
て、リューズ43の回転力は巻真44から修正車41と修正伝
エ車37と第二調整車35を介して潮汐車38へと伝えられ
る。ここでリューズ43を月板6及び影板7が右回転する
様に回転させた場合は、潮汐車38の潮汐カナ38bに係合
する回転方向規制レバー45は突っ張りを起こさずすりぬ
けるので表示面では潮汐板8及び第二調整上歯車35aか
ら第二筒車17と調整車18を経て駆動される月車30と影車
19に各々取り付けられた月板6と影板7が所定の回転比
で右回転される。反対にリューズ43を月板6及び影板7
が左回転する様に回転させた場合は前記回転方向規制レ
バー45の係合部45c又は45dのいずれか一方と潮汐車38の
潮汐カナ38bとの間で突っ張りを起こして前記第二調整
車35のスリップ機能部35cがスリップするので表示面上
では、潮汐板8が停止し、月板6及び影板7が所定の回
転比で左回転される。前記動作を用いてリューズ43を一
定角度範囲内で正・逆回転をくり返すことにより潮汐板
8を断続的に右回転させて、時針3、分針4が前日の月
の南中時刻を示し、文字板2の南中方向を示す12時位置
マーク21aの方向に月板6の丸穴6aが一致し、月板6と
影板7との重なりにより前日の月の南中時刻における月
齢を表示し、かつ前日の月の南中時刻における干潮時刻
(潮汐板8の読取マーク8bが文字板2の干潮目安マーク
23cと一致した状態)からの経過時間に相当する回転角
度分だけ潮汐板8が右回転した状態に合わせる。
次にリューズ43を一段引き位置43bより二段引き位置4
3cまで引き出すと、リューズ43の回転力が巻真44と係合
したツヅミ車(図示せず)と日ノ裏車12と筒車11と第二
日ノ裏車13と第二筒車17を介して調整車18及び第二調整
車35へと伝えられ、更に調整車18から月車30及び影車19
へ、また第二調整車35から潮汐車38へと回転力が伝えら
れる。ここでリューズ43を筒車11が右回転すなわち時刻
表示を進める様に回転させた場合は、潮汐車38の潮汐カ
ナ38bに係合する回転方向規制レバー45は突っ張りを起
こさずすりぬけるので表示面上では時針3、分針4、月
板6、影板7および潮汐板8が所定の回転比ですべて右
回転される。前記動作を用いて午前・午後に注意して当
日の現時刻まで表示を進めた後、リューズ43を二段引き
位置43cから通常位置43aに戻すことにより秒針5がスタ
ートし、月板6と影板7と潮汐板8と時刻との初期合わ
せが終了する。
3cまで引き出すと、リューズ43の回転力が巻真44と係合
したツヅミ車(図示せず)と日ノ裏車12と筒車11と第二
日ノ裏車13と第二筒車17を介して調整車18及び第二調整
車35へと伝えられ、更に調整車18から月車30及び影車19
へ、また第二調整車35から潮汐車38へと回転力が伝えら
れる。ここでリューズ43を筒車11が右回転すなわち時刻
表示を進める様に回転させた場合は、潮汐車38の潮汐カ
ナ38bに係合する回転方向規制レバー45は突っ張りを起
こさずすりぬけるので表示面上では時針3、分針4、月
板6、影板7および潮汐板8が所定の回転比ですべて右
回転される。前記動作を用いて午前・午後に注意して当
日の現時刻まで表示を進めた後、リューズ43を二段引き
位置43cから通常位置43aに戻すことにより秒針5がスタ
ートし、月板6と影板7と潮汐板8と時刻との初期合わ
せが終了する。
また前日に月の南中が起こらない場合は、前々日の月
の南中時刻と前記南中時刻における月齢と干潮からの経
過時間を用いて前々日の月の南中時刻で上記合わせ込み
を行った後、当日の現時刻までリューズ二段引き位置43
cで表示を進めた後、リューズ43を通常位置43aに戻して
時計をスタートさせれば良い。
の南中時刻と前記南中時刻における月齢と干潮からの経
過時間を用いて前々日の月の南中時刻で上記合わせ込み
を行った後、当日の現時刻までリューズ二段引き位置43
cで表示を進めた後、リューズ43を通常位置43aに戻して
時計をスタートさせれば良い。
ここで初期合わせ時に干潮時刻を用いたのは、一般に
満潮時刻間隔に比べて干潮時刻間隔の方が変動が少な
く、合わせた後の実際の干潮及び満潮時刻との差が小さ
く収まるからである。
満潮時刻間隔に比べて干潮時刻間隔の方が変動が少な
く、合わせた後の実際の干潮及び満潮時刻との差が小さ
く収まるからである。
第1図に示す時計は、午前10時9分35秒、月齢26、お
およそ上げ三分の状態を示しており、月齢表示部におい
ては月の平均位置と月齢が、また簡易潮汐表示部におい
ては潮汐板8の読取マーク8bが文字板2の上げ三分を示
す目安マーク23eに対応するとともにおおよその干潮か
らの経過時間と次の満潮までの時間の目安もわかり、ま
た潮汐板8の潮汐表示窓8a内に表示された文字板2の淡
色部23aと濃色部23bとの配分でおおよその潮の状態も一
目で知ることができる。
およそ上げ三分の状態を示しており、月齢表示部におい
ては月の平均位置と月齢が、また簡易潮汐表示部におい
ては潮汐板8の読取マーク8bが文字板2の上げ三分を示
す目安マーク23eに対応するとともにおおよその干潮か
らの経過時間と次の満潮までの時間の目安もわかり、ま
た潮汐板8の潮汐表示窓8a内に表示された文字板2の淡
色部23aと濃色部23bとの配分でおおよその潮の状態も一
目で知ることができる。
また本実施例では潮汐表示窓を設けた円形の潮汐板を
用いたが、干潮又は満潮からの経過時間の目安のみの表
示の場合には針状の潮汐板を用いて表示可能なことも明
らかである。
用いたが、干潮又は満潮からの経過時間の目安のみの表
示の場合には針状の潮汐板を用いて表示可能なことも明
らかである。
以上の説明から明らかな様に、本発明によれば月の平
均位置と月齢を同時に表示する月齢表示機能に加えて、
レジスターリングを用いずに現在のおおよその潮の干満
状態が図形の変化として一目で判断できる上に、前記月
齢表示により潮の干満の差の目安もわかり、更に前回の
干潮又は満潮からの経過時間の目安や次の干潮又は満潮
までの時間の目安もわかる簡易潮汐表示機能を備え、ま
た第二日ノ裏車と第二調整車の2つの仲介車にそれぞれ
スリップ機能部を設けたことにより初期合わせ時の操作
性もすぐれた月齢・簡易潮汐表示付時計が得られ、特に
潮の干満の差が大きい大潮のころは平均潮汐周期との差
も比較的少ないので海釣り等はもちろん天体観測にも利
用でき実用効果は大である。また本発明によれば、時刻
表示用の輪列機構を利用して月齢表示と潮汐表示を同時
表示できるため、比較的簡単な構成で機能を充実するこ
とができるものである。
均位置と月齢を同時に表示する月齢表示機能に加えて、
レジスターリングを用いずに現在のおおよその潮の干満
状態が図形の変化として一目で判断できる上に、前記月
齢表示により潮の干満の差の目安もわかり、更に前回の
干潮又は満潮からの経過時間の目安や次の干潮又は満潮
までの時間の目安もわかる簡易潮汐表示機能を備え、ま
た第二日ノ裏車と第二調整車の2つの仲介車にそれぞれ
スリップ機能部を設けたことにより初期合わせ時の操作
性もすぐれた月齢・簡易潮汐表示付時計が得られ、特に
潮の干満の差が大きい大潮のころは平均潮汐周期との差
も比較的少ないので海釣り等はもちろん天体観測にも利
用でき実用効果は大である。また本発明によれば、時刻
表示用の輪列機構を利用して月齢表示と潮汐表示を同時
表示できるため、比較的簡単な構成で機能を充実するこ
とができるものである。
第1図より第7図は本発明の一実施例を示し、第1図は
月齢・簡易潮汐表示付時計の平面図、第2図は第1図の
時計の文字板の平面図、第3図および第4図は第1図の
時計の輪列機構要部を示した断面図、第5図は第1図の
時計の輪列の概略を示す平面配置図、第6図(イ)は月
板と影板との重なりによる朔の状態を示す平面図、第6
図(ロ)は月板と影板との重なりによる望の状態を示す
平面図、第7図は潮汐板の平面図である。 2……文字板、3……時針、4……分針、5……秒針、
6……月板、7……影板、8……潮汐板、19……影車、
30……月車、38……潮汐車。
月齢・簡易潮汐表示付時計の平面図、第2図は第1図の
時計の文字板の平面図、第3図および第4図は第1図の
時計の輪列機構要部を示した断面図、第5図は第1図の
時計の輪列の概略を示す平面配置図、第6図(イ)は月
板と影板との重なりによる朔の状態を示す平面図、第6
図(ロ)は月板と影板との重なりによる望の状態を示す
平面図、第7図は潮汐板の平面図である。 2……文字板、3……時針、4……分針、5……秒針、
6……月板、7……影板、8……潮汐板、19……影車、
30……月車、38……潮汐車。
Claims (1)
- 【請求項1】時計の輪列機構で駆動される指針により時
刻を表示する時刻表示部と、月齢を表示する月齢表示部
と、潮汐を表示する潮汐表示部とを有する時計におい
て、前記時刻表示部の略中央部に前記指針の回転中心を
設け、該回転中心を挟んで一方側に前記月齢表示部を配
置すると共に、他方側に前記潮汐表示部を配置してお
り、前記月齢表示部は月の色を表示するための月背景部
と、前記輪列機構により駆動され、前記月背景部の一部
を月として表示するための丸穴を有する月板と、前記月
の満ち欠けを形成するための影板とから構成され、前記
潮汐表示部は潮の干満を表示するための潮汐背景部と、
前記潮汐背景部の一部を表示するための窓部を有すると
共に前記輪列機構で駆動され、時刻に同期して平均潮汐
周期(1/2太陰日)×n(nは自然数)で1回転する潮
汐板とから構成したことを特徴とする月齢・簡易潮汐表
示付時計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61106445A JPH0820527B2 (ja) | 1986-05-09 | 1986-05-09 | 月齢・簡易潮汐表示付時計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61106445A JPH0820527B2 (ja) | 1986-05-09 | 1986-05-09 | 月齢・簡易潮汐表示付時計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62263490A JPS62263490A (ja) | 1987-11-16 |
| JPH0820527B2 true JPH0820527B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=14433817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61106445A Expired - Lifetime JPH0820527B2 (ja) | 1986-05-09 | 1986-05-09 | 月齢・簡易潮汐表示付時計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0820527B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6928032B2 (en) | 2003-02-07 | 2005-08-09 | Richemont International Sa | Mechanism for displaying the moon phases |
| KR20220085159A (ko) * | 2020-12-15 | 2022-06-22 | 설혜리 | 물 때 시계 |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0658408B2 (ja) * | 1989-03-31 | 1994-08-03 | ブルカン フランシス | 計時装置 |
| JP2753534B2 (ja) * | 1989-05-29 | 1998-05-20 | カシオ計算機株式会社 | 表示制御装置 |
| US5086417A (en) * | 1989-10-16 | 1992-02-04 | Kerr Breene M | Nautical moon and tide clock apparatus |
| US4993002A (en) * | 1989-10-16 | 1991-02-12 | Kerr Breene M | Nautical moon and tide clock apparatus |
| US5475655A (en) * | 1990-10-09 | 1995-12-12 | Kerr; Breene M. | Nautical clock apparatus and methods |
| CH680631B5 (ja) * | 1991-04-15 | 1993-04-15 | Lemania Nouvelle Sa | |
| GB9927642D0 (en) * | 1999-11-24 | 2000-01-19 | Keatch Richard W | Lunar clock |
| EP1729186A1 (fr) * | 2005-05-30 | 2006-12-06 | Vaucher Manufacture Fleurier SA | Mécanisme d'indication des phases de lune et de marée |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4830967A (ja) * | 1971-08-24 | 1973-04-23 | ||
| JPS60243588A (ja) * | 1984-05-17 | 1985-12-03 | Citizen Watch Co Ltd | 月又は太陽の表示用機器 |
-
1986
- 1986-05-09 JP JP61106445A patent/JPH0820527B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6928032B2 (en) | 2003-02-07 | 2005-08-09 | Richemont International Sa | Mechanism for displaying the moon phases |
| KR20220085159A (ko) * | 2020-12-15 | 2022-06-22 | 설혜리 | 물 때 시계 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62263490A (ja) | 1987-11-16 |
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