JPH08205784A - 水分散性レシチン組成物 - Google Patents
水分散性レシチン組成物Info
- Publication number
- JPH08205784A JPH08205784A JP7037695A JP3769595A JPH08205784A JP H08205784 A JPH08205784 A JP H08205784A JP 7037695 A JP7037695 A JP 7037695A JP 3769595 A JP3769595 A JP 3769595A JP H08205784 A JPH08205784 A JP H08205784A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lecithin
- water
- fatty acid
- unsaturated
- acid ester
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- Withdrawn
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- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レシチンの水分散性を改良することによりリ
ン脂質の機能をより効率的に発揮することの可能な水分
散性レシチン組成物を提供する。 【構成】 レシチン90重量%〜50重量%とポリグリセリ
ン脂肪酸エステル及び/又は不飽和グリセリン脂肪酸エ
ステルの有機酸誘導体及び/又は不飽和ソルビタンエス
テルの1種又は2種以上を10重量%〜50重量%含むこと
を特徴とする乳化剤組成物。 【効果】 本発明の乳化剤組成物は、水中に容易に分散
することにより食品に添加した場合にリン脂質が均質に
分散される機能を有する。
ン脂質の機能をより効率的に発揮することの可能な水分
散性レシチン組成物を提供する。 【構成】 レシチン90重量%〜50重量%とポリグリセリ
ン脂肪酸エステル及び/又は不飽和グリセリン脂肪酸エ
ステルの有機酸誘導体及び/又は不飽和ソルビタンエス
テルの1種又は2種以上を10重量%〜50重量%含むこと
を特徴とする乳化剤組成物。 【効果】 本発明の乳化剤組成物は、水中に容易に分散
することにより食品に添加した場合にリン脂質が均質に
分散される機能を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水に容易に分散しリン
脂質の効果を効率的に発揮する水分散性レシチン組成物
に関する。
脂質の効果を効率的に発揮する水分散性レシチン組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】レシチンには、乳化、水ぬれ促進、離
型、起泡の安定化及び澱粉の糊化促進等の改良剤として
広く食品加工分野に使用されている。従来市販されてい
るレシチンは、液体油に溶かしたペースト状の製剤が主
流であるが、この様なペーストレシチンは、水に添加す
るとゲル状になり、そのままでは水系食品への均質な添
加が困難であり、従って食品に添加された場合にも充分
な効果が得られない。この様なレシチンの効果を上げる
ため、従来酵素処理レシチン(酵素分画レシチン)や粉
末レシチンをはじめ、親水性を向上させる多くの技術が
考案されてきた。
型、起泡の安定化及び澱粉の糊化促進等の改良剤として
広く食品加工分野に使用されている。従来市販されてい
るレシチンは、液体油に溶かしたペースト状の製剤が主
流であるが、この様なペーストレシチンは、水に添加す
るとゲル状になり、そのままでは水系食品への均質な添
加が困難であり、従って食品に添加された場合にも充分
な効果が得られない。この様なレシチンの効果を上げる
ため、従来酵素処理レシチン(酵素分画レシチン)や粉
末レシチンをはじめ、親水性を向上させる多くの技術が
考案されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、酵素処
理レシチンや、粉末レシチンは充分に水に分散されず溶
けずに残ったり、ままこになったりするのが現状であっ
た。本発明の目的は、これら問題点を解決する為に考案
されたものであり酸素処理レシチンや粉末レシチンに比
べ水分散性が良好なレシチンの乳化剤組成物を提供する
ものである。
理レシチンや、粉末レシチンは充分に水に分散されず溶
けずに残ったり、ままこになったりするのが現状であっ
た。本発明の目的は、これら問題点を解決する為に考案
されたものであり酸素処理レシチンや粉末レシチンに比
べ水分散性が良好なレシチンの乳化剤組成物を提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記の問
題点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル及び/又は不飽和グリセリン脂肪
酸エステルの有機酸誘導体及び/又は不飽和ソルビタン
脂肪酸エステルにリン脂質改質効果があることを見いだ
し本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、ペ
ースト状のレシチンもしくは酵素分解レシチンに、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル及び/又は不飽和グリセリン
脂肪酸エステルの有機酸誘導体及び/又は不飽和ソルビ
タン脂肪酸エステルの1種又は2種以上を10重量%〜50
重量%含む乳化剤組成物に関するものである。
題点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル及び/又は不飽和グリセリン脂肪
酸エステルの有機酸誘導体及び/又は不飽和ソルビタン
脂肪酸エステルにリン脂質改質効果があることを見いだ
し本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、ペ
ースト状のレシチンもしくは酵素分解レシチンに、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル及び/又は不飽和グリセリン
脂肪酸エステルの有機酸誘導体及び/又は不飽和ソルビ
タン脂肪酸エステルの1種又は2種以上を10重量%〜50
重量%含む乳化剤組成物に関するものである。
【0005】本発明の水分散性レシチン組成物における
レシチンとしては植物レシチン、卵黄レシチン、分別レ
シチンなどがあるがまたこれらレシチンを酵素処理した
酵素処理レシチンや酵素分解レシチン等も挙げられる。
レシチンとしては植物レシチン、卵黄レシチン、分別レ
シチンなどがあるがまたこれらレシチンを酵素処理した
酵素処理レシチンや酵素分解レシチン等も挙げられる。
【0006】本発明の水分散性レシチン組成物における
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、グリセリンを重合さ
せたポリグリセリンと脂肪酸のエステル化反応により得
られるものである。ポリグリセリンの重合度は、2〜10
の範囲であり、脂肪酸のエステル化度はモノ〜ドデカエ
ステルの混合物である。構成脂肪酸は炭素数8〜24の脂
肪酸の単独又は混合物、好ましくは炭素数12〜22の脂肪
酸である。不飽和グリセリン脂肪酸エステルの有機酸誘
導体は、不飽和モノもしくは、モノ・ジグリセリン脂肪
酸エステルと、クエン酸、コハク酸、ジアセチル酒石酸
等の有機酸が1〜2個エステル化したものの混合物であ
る。
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、グリセリンを重合さ
せたポリグリセリンと脂肪酸のエステル化反応により得
られるものである。ポリグリセリンの重合度は、2〜10
の範囲であり、脂肪酸のエステル化度はモノ〜ドデカエ
ステルの混合物である。構成脂肪酸は炭素数8〜24の脂
肪酸の単独又は混合物、好ましくは炭素数12〜22の脂肪
酸である。不飽和グリセリン脂肪酸エステルの有機酸誘
導体は、不飽和モノもしくは、モノ・ジグリセリン脂肪
酸エステルと、クエン酸、コハク酸、ジアセチル酒石酸
等の有機酸が1〜2個エステル化したものの混合物であ
る。
【0007】また、不飽和ソルビタンエステルは、ソル
ビトール及び、又はソルビトールを脱水して得られるソ
ルビタンと不飽和脂肪酸のエステル化反応によって得ら
れる各種エステルの混合物である。
ビトール及び、又はソルビトールを脱水して得られるソ
ルビタンと不飽和脂肪酸のエステル化反応によって得ら
れる各種エステルの混合物である。
【0008】これらのポリグリセリン脂肪酸エステル及
び/又は不飽和グリセリン脂肪酸エステルの有機酸誘導
体及び/又は不飽和ソルビタンエステルは、常温液状あ
るいはペースト状で油溶性であること及び溶解混合後、
常温にてレシチンに対して透明に溶解することが好まし
い。
び/又は不飽和グリセリン脂肪酸エステルの有機酸誘導
体及び/又は不飽和ソルビタンエステルは、常温液状あ
るいはペースト状で油溶性であること及び溶解混合後、
常温にてレシチンに対して透明に溶解することが好まし
い。
【0009】本発明の水分散性レシチン組成物は、これ
ら乳化剤の1種又は2種以上を10重量%〜50重量%配合
するのが好ましく、更に望ましくは、20重量%〜40重量
%である。10重量%未満であると分散性が不足し、50重
量%を越えると配合された他乳化剤の効果が大きく現
れ、レシチンの効果が充分に発揮されない。以下本発明
について実施例によって更に詳細に説明する。
ら乳化剤の1種又は2種以上を10重量%〜50重量%配合
するのが好ましく、更に望ましくは、20重量%〜40重量
%である。10重量%未満であると分散性が不足し、50重
量%を越えると配合された他乳化剤の効果が大きく現
れ、レシチンの効果が充分に発揮されない。以下本発明
について実施例によって更に詳細に説明する。
【0010】
【実施例】実施例1〜6、比較例1〜6 大豆レシチン(日清製油株式会社製:リン脂質60%)75
重量%に各種乳化剤25重量%を混合溶解し、乳化剤組成
物を調製した。それについて2%水溶液での分散状態を
確認した。(表1)
重量%に各種乳化剤25重量%を混合溶解し、乳化剤組成
物を調製した。それについて2%水溶液での分散状態を
確認した。(表1)
【0011】
【表1】
【0012】表1から明らかなように、本発明品によ
り、容易に水に分散するレシチン−乳化剤組成物が得ら
れる。
り、容易に水に分散するレシチン−乳化剤組成物が得ら
れる。
【0013】実施例7〜10、比較例7〜10 表2に示す配合により乳化剤組成物を得て、水35部、食
塩1部、かんすい 0.2部、乳化剤組成物1部を攪拌混合
し、分散性を評価した。これを、小麦粉(準強力粉) 1
00部に加え、10分間混練後、圧延、切り出しを行い 1.3
mmの生麺を得た。これを、 100℃、2分間蒸煮、乾燥、
型詰めし 140℃のラードにて3分間油で揚げ、インスタ
ント麺を得た。冷却し2日保存後沸騰したお湯に3分間
煮込んで麺のもどり、食感を評価した。結果を表2に示
す。
塩1部、かんすい 0.2部、乳化剤組成物1部を攪拌混合
し、分散性を評価した。これを、小麦粉(準強力粉) 1
00部に加え、10分間混練後、圧延、切り出しを行い 1.3
mmの生麺を得た。これを、 100℃、2分間蒸煮、乾燥、
型詰めし 140℃のラードにて3分間油で揚げ、インスタ
ント麺を得た。冷却し2日保存後沸騰したお湯に3分間
煮込んで麺のもどり、食感を評価した。結果を表2に示
す。
【0014】
【表2】
【0015】表2から明らかなように、実施例品は比較
例品に比べて水への分散性及び麺のもどり、共に良好な
インスタント麺を与える。
例品に比べて水への分散性及び麺のもどり、共に良好な
インスタント麺を与える。
【0016】実施例11 大豆レシチン(日清製油株式会社製:リン脂質60%)70
部、ジアセチル酒石酸モノグリ不飽和系(理研ビタミン
株式会社製、ポエムW−14)30部を溶解混合し乳化剤
組成物を得た。水 100部に、乳化剤組成物5部を分散
し、薄力粉45部を加えミキサーにで混合しバッター液を
調製した。次に常法によりコロッケ中種を、バッター付
け、パン粉付けして、−40℃まで急速凍結し、24時間後
−20℃に保存、48時間後 180℃の油で3分間揚げコロッ
ケを作り、食感を評価した。
部、ジアセチル酒石酸モノグリ不飽和系(理研ビタミン
株式会社製、ポエムW−14)30部を溶解混合し乳化剤
組成物を得た。水 100部に、乳化剤組成物5部を分散
し、薄力粉45部を加えミキサーにで混合しバッター液を
調製した。次に常法によりコロッケ中種を、バッター付
け、パン粉付けして、−40℃まで急速凍結し、24時間後
−20℃に保存、48時間後 180℃の油で3分間揚げコロッ
ケを作り、食感を評価した。
【0017】比較例11 レシチン粉末(レシオンP、理研ビタミン株式会社製:
リン脂質95%) 3.2部(リン脂質の含有量:実施例と同
量)を薄力粉46.8部に混合、水 100部を加えミキサーで
混合しバッター液を作成し、実施例11と同様にして比較
のコロッケを調製し評価した。
リン脂質95%) 3.2部(リン脂質の含有量:実施例と同
量)を薄力粉46.8部に混合、水 100部を加えミキサーで
混合しバッター液を作成し、実施例11と同様にして比較
のコロッケを調製し評価した。
【0018】比較例12 実施例11における乳化剤組成物を使用しないで、薄力粉
の量を45部から50部に増加した。それ以外は実施例11と
同様にして比較のコロッケを調製し評価した。
の量を45部から50部に増加した。それ以外は実施例11と
同様にして比較のコロッケを調製し評価した。
【0019】以上の実施例及び比較例の評価を表3に示
す。
す。
【0020】
【表3】
【0021】表3から明らかなように、実施例品は比較
例品に比べてころもがサクッとしており軽い食感のコロ
ッケが得られる。
例品に比べてころもがサクッとしており軽い食感のコロ
ッケが得られる。
【0022】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明で得られた水
分散性レシチン組成物は、水に容易に分散することでリ
ン脂質の効果が発揮できる。その効果として食品の食感
等を改良することが可能になる。
分散性レシチン組成物は、水に容易に分散することでリ
ン脂質の効果が発揮できる。その効果として食品の食感
等を改良することが可能になる。
Claims (1)
- 【請求項1】 リン脂質90重量%〜50重量%とポリグリ
セリン脂肪酸エステル及び/又は不飽和グリセリン脂肪
酸エステルの有機酸誘導体及び/又は不飽和ソルビタン
エステルの1種又は2種以上を10重量%〜50重量%含有
してなる水分散性レシチン組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7037695A JPH08205784A (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | 水分散性レシチン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7037695A JPH08205784A (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | 水分散性レシチン組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08205784A true JPH08205784A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=12504695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7037695A Withdrawn JPH08205784A (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | 水分散性レシチン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08205784A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020000007A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 理研ビタミン株式会社 | リン脂質組成物 |
| CN114832001A (zh) * | 2022-05-12 | 2022-08-02 | 北京素维生物科技有限公司 | 一种不含有助乳化剂的磷脂组合物及其制备方法 |
-
1995
- 1995-02-02 JP JP7037695A patent/JPH08205784A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020000007A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 理研ビタミン株式会社 | リン脂質組成物 |
| CN114832001A (zh) * | 2022-05-12 | 2022-08-02 | 北京素维生物科技有限公司 | 一种不含有助乳化剂的磷脂组合物及其制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020402 |