JPH0820616B2 - ランディング電極を有する空間光変調器 - Google Patents
ランディング電極を有する空間光変調器Info
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- JPH0820616B2 JPH0820616B2 JP3128048A JP12804891A JPH0820616B2 JP H0820616 B2 JPH0820616 B2 JP H0820616B2 JP 3128048 A JP3128048 A JP 3128048A JP 12804891 A JP12804891 A JP 12804891A JP H0820616 B2 JPH0820616 B2 JP H0820616B2
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- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
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- G02B26/08—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
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- G02B26/0841—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting element being moved or deformed by electrostatic means
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空間光変調器(ライト
・バルブ)、更に具体的に云えば電子的にアドレス可能
な撓み可能なはりで形成された画素を持つ空間光変調器
に関する。空間光変調器(SLM)は、入射光を電気入
力又は光入力に対応する空間パターンで変調する変換器
である。入射光の位相、強度、分極又は方向を変調する
ことができ、光の変調は、種々の電気光学又は磁気光学
効果を持つ種々の材料により、並びに表面の変形によっ
て光を変調する材料によって行なうことができる。SL
Mは、光情報処理、投影形表示及び静電印刷の方面で数
多くの用途がある。30 IEEEトランザクションズ
・オン・エレクトロン・デバイセズ誌539(1983
年)所載のL.ホーンベックの論文「128×128変
形可能な鏡装置」に引用された文献を参照されたい。
・バルブ)、更に具体的に云えば電子的にアドレス可能
な撓み可能なはりで形成された画素を持つ空間光変調器
に関する。空間光変調器(SLM)は、入射光を電気入
力又は光入力に対応する空間パターンで変調する変換器
である。入射光の位相、強度、分極又は方向を変調する
ことができ、光の変調は、種々の電気光学又は磁気光学
効果を持つ種々の材料により、並びに表面の変形によっ
て光を変調する材料によって行なうことができる。SL
Mは、光情報処理、投影形表示及び静電印刷の方面で数
多くの用途がある。30 IEEEトランザクションズ
・オン・エレクトロン・デバイセズ誌539(1983
年)所載のL.ホーンベックの論文「128×128変
形可能な鏡装置」に引用された文献を参照されたい。
【0002】大形の明るい電子表示装置に使われる周知
のSLMが、アイドフォールであり、これは能動光学素
子として静電作用によってくぼみを付ける油膜を用いる
方式である。20 J.SMPTE 351(1953
年)所載のE.バウマンの論文「フィッシャー形大スク
リーン投影装置(アイドフォール)」参照。この装置で
は、連続的な油膜を電子ビームを用いてラスタ式に走査
する。この電子ビームは、油膜上の各々の分解可能な画
素区域内に沈積電荷の空間的な周期性を持つ分布を作る
様に変調される。この電荷分布により、油膜の表面と、
一定の電位に保たれた支持基板との間の静電引力によ
り、各々の画素の中に位相格子が作られる。この引力に
より、膜の表面が、沈積電荷の量に比例する分だけ、変
形する。変調された油膜をキセノン・アーク灯からの空
間的なコヒーレンスを持つ光で照射する。油膜上の変調
された画素に入射する光が局部的な位相格子の回折作用
により、個別の1組の規則的な間隔を持つ次数に分か
れ、それらが、光学系の一部分により、澄明及び不澄明
な交互のバーの周期的なアレイで構成されたシュリーレ
ン絞りに入射する。シュリーレン絞りのバーの間隔は、
絞り平面に於ける回折信号の次数の間隔と合う様に選ば
れ、こうして高い光学的なスループット効率が達成され
る様にする。ライト・バルブの変調されていなかった領
域に入射する光は、シュリーレン絞りの不澄明なバーに
より、投影レンズに達することができない。従って、シ
ュリーレン結像系によって投影スクリーンに形成される
ライト・バルブ上の変調されなかった区域の画像は暗
く、これに対して変調された電子ビームによって導入さ
れた位相の摂動が、シュリーレン投影器により、スクリ
ーンでは明るい光スポットに変換される。電子照射によ
る油の重合と陰極の有機蒸気の汚染に伴う数多くの技術
的な難点があるが、こう云う種類の油膜は、スクリーン
での合計の光が何千ルーメンも要求される場合に、殆ど
どこでも使われる方式であると云う点に達するまで、そ
の開発に成功した。然し、こう云う装置は高価で、嵩ば
り、部品の寿命が短かい。
のSLMが、アイドフォールであり、これは能動光学素
子として静電作用によってくぼみを付ける油膜を用いる
方式である。20 J.SMPTE 351(1953
年)所載のE.バウマンの論文「フィッシャー形大スク
リーン投影装置(アイドフォール)」参照。この装置で
は、連続的な油膜を電子ビームを用いてラスタ式に走査
する。この電子ビームは、油膜上の各々の分解可能な画
素区域内に沈積電荷の空間的な周期性を持つ分布を作る
様に変調される。この電荷分布により、油膜の表面と、
一定の電位に保たれた支持基板との間の静電引力によ
り、各々の画素の中に位相格子が作られる。この引力に
より、膜の表面が、沈積電荷の量に比例する分だけ、変
形する。変調された油膜をキセノン・アーク灯からの空
間的なコヒーレンスを持つ光で照射する。油膜上の変調
された画素に入射する光が局部的な位相格子の回折作用
により、個別の1組の規則的な間隔を持つ次数に分か
れ、それらが、光学系の一部分により、澄明及び不澄明
な交互のバーの周期的なアレイで構成されたシュリーレ
ン絞りに入射する。シュリーレン絞りのバーの間隔は、
絞り平面に於ける回折信号の次数の間隔と合う様に選ば
れ、こうして高い光学的なスループット効率が達成され
る様にする。ライト・バルブの変調されていなかった領
域に入射する光は、シュリーレン絞りの不澄明なバーに
より、投影レンズに達することができない。従って、シ
ュリーレン結像系によって投影スクリーンに形成される
ライト・バルブ上の変調されなかった区域の画像は暗
く、これに対して変調された電子ビームによって導入さ
れた位相の摂動が、シュリーレン投影器により、スクリ
ーンでは明るい光スポットに変換される。電子照射によ
る油の重合と陰極の有機蒸気の汚染に伴う数多くの技術
的な難点があるが、こう云う種類の油膜は、スクリーン
での合計の光が何千ルーメンも要求される場合に、殆ど
どこでも使われる方式であると云う点に達するまで、そ
の開発に成功した。然し、こう云う装置は高価で、嵩ば
り、部品の寿命が短かい。
【0003】油膜以外の多数のSLMも開発されてお
り、この中には撓み可能な素子形、偏光面の回転形及び
光散乱形がある。こう云う形式のSLMは、金属、エラ
ストマ又はエラストマ光導電体の反射層の変形、及び強
誘電体、PLZTセラミック及び液晶の分極及び散乱の
様な種々の効果を用いている。例えば299Proc.
SPIE68(1981年)所載のR.スプレーグ他の
論文「レーザ印刷用の線形内部全反射形空間光変調
器」、及び299 Proc.SPIE76(1982
年)所載のW.ターナ及びR.スプレィグの論文「レー
ザ印刷用の統合内部全反射形(TIR)空間光変調
器」、及び米国特許第4,380,373号には、感光
媒質上に衝撃を加えないで印刷する装置が記載されてい
る。この場合、レーザ光を照射線に形成し、光変調器の
線形アレイを通過させ、この後感光媒質上に結像させ
る。このアレイは内部全反射形空間光変調器として構成
されており、電極及び駆動電子回路が集積駆動素子の上
に作られていて、この素子がニオブ酸リチウムの様な電
気光学結晶の内部全反射面にあてて配置されている。夫
々2つの電極の間のフリンジ電界によって生じる屈折率
の局部的な変化をシュリーレン読取光学系を用いて読出
し、この光学系がTIR界面を感光媒質に結像する。こ
れは一次元像であり、感光媒質を線形アレイの像の下
で、ドラム上で回転させて、印刷用に二次元像(例え
ば、本文の1ページ)を作成する。然し、SLM(ライ
ト・バルブ)は、それが混成形である為に、製造上の問
題が色々とある。フリンジ電界強度、従って変調された
画素から回折する光量が、一連の10μ未満と云う、ア
ドレス電極と電気光学結晶面の間の空隙の厚さの変化の
影響を受け易い。この為、結晶と電極構造の間に非常に
小さい粒子が捕捉されても、感光媒質では照明の非一様
性の問題を生ずる惧れがある。ライト・バルブの変調さ
れた区域及び変調されていない間の境界にある画素に対
する装置の光学的な応答も、アドレス方式の性質の為
に、変調領域の中央近くにある画素に対する応答よりも
可成り低い。この技術に基づいた、市場で入手し得るプ
リンタはこれまでの所、登場していない。
り、この中には撓み可能な素子形、偏光面の回転形及び
光散乱形がある。こう云う形式のSLMは、金属、エラ
ストマ又はエラストマ光導電体の反射層の変形、及び強
誘電体、PLZTセラミック及び液晶の分極及び散乱の
様な種々の効果を用いている。例えば299Proc.
SPIE68(1981年)所載のR.スプレーグ他の
論文「レーザ印刷用の線形内部全反射形空間光変調
器」、及び299 Proc.SPIE76(1982
年)所載のW.ターナ及びR.スプレィグの論文「レー
ザ印刷用の統合内部全反射形(TIR)空間光変調
器」、及び米国特許第4,380,373号には、感光
媒質上に衝撃を加えないで印刷する装置が記載されてい
る。この場合、レーザ光を照射線に形成し、光変調器の
線形アレイを通過させ、この後感光媒質上に結像させ
る。このアレイは内部全反射形空間光変調器として構成
されており、電極及び駆動電子回路が集積駆動素子の上
に作られていて、この素子がニオブ酸リチウムの様な電
気光学結晶の内部全反射面にあてて配置されている。夫
々2つの電極の間のフリンジ電界によって生じる屈折率
の局部的な変化をシュリーレン読取光学系を用いて読出
し、この光学系がTIR界面を感光媒質に結像する。こ
れは一次元像であり、感光媒質を線形アレイの像の下
で、ドラム上で回転させて、印刷用に二次元像(例え
ば、本文の1ページ)を作成する。然し、SLM(ライ
ト・バルブ)は、それが混成形である為に、製造上の問
題が色々とある。フリンジ電界強度、従って変調された
画素から回折する光量が、一連の10μ未満と云う、ア
ドレス電極と電気光学結晶面の間の空隙の厚さの変化の
影響を受け易い。この為、結晶と電極構造の間に非常に
小さい粒子が捕捉されても、感光媒質では照明の非一様
性の問題を生ずる惧れがある。ライト・バルブの変調さ
れた区域及び変調されていない間の境界にある画素に対
する装置の光学的な応答も、アドレス方式の性質の為
に、変調領域の中央近くにある画素に対する応答よりも
可成り低い。この技術に基づいた、市場で入手し得るプ
リンタはこれまでの所、登場していない。
【0004】Proc.SID Symp.250(1
982年4月号)所載のM.リトル他の論文「CCD−
アドレス形液晶ライト・バルブ」には、シリコン・チッ
プの前側にCCD区域のアレイを持ち、チップの裏側に
液晶アイレを持つSLMが記載されている。完全な1フ
レームのアナログ電荷データがロードされるまで、CC
Dに電荷が入力される。その後、電荷がチップの裏側へ
放出され、そこで液晶を変調する。この装置は、電荷が
前側から後側へ転送されることによって広がることによ
る解像度の劣化と共に、固定パターン雑音が著しい難点
がある。
982年4月号)所載のM.リトル他の論文「CCD−
アドレス形液晶ライト・バルブ」には、シリコン・チッ
プの前側にCCD区域のアレイを持ち、チップの裏側に
液晶アイレを持つSLMが記載されている。完全な1フ
レームのアナログ電荷データがロードされるまで、CC
Dに電荷が入力される。その後、電荷がチップの裏側へ
放出され、そこで液晶を変調する。この装置は、電荷が
前側から後側へ転送されることによって広がることによ
る解像度の劣化と共に、固定パターン雑音が著しい難点
がある。
【0005】一次元及び二次元の両方のアレイに製造す
ることができる別の形式のSLMが変形可能な鏡であ
る。変形可能な鏡は3種類に分けることができる。即
ち、エラストマ、膜及び片持ちばりである。エラストマ
方式では、メタライズしたエラストマが空間的に変化す
る電圧によってアドレスされ、この電圧がエラストマを
圧縮することにより、面の変形を作る。アドレス電圧は
100乃至200ボルト程度が必要である為、エラスト
マは、高密度のシリコン・アドレス回路と集積する為の
良い候補ではない。全般的には、24 IEEEトラン
ザクションズ・オン・エレクトロン・デバイセズ誌93
0(1977年)所載のA.ラカトス及びR.ベルゲン
の論文「不定形Se形RUTICONライト・バルブを
用いたTV投影表示装置」を参照されたい。
ることができる別の形式のSLMが変形可能な鏡であ
る。変形可能な鏡は3種類に分けることができる。即
ち、エラストマ、膜及び片持ちばりである。エラストマ
方式では、メタライズしたエラストマが空間的に変化す
る電圧によってアドレスされ、この電圧がエラストマを
圧縮することにより、面の変形を作る。アドレス電圧は
100乃至200ボルト程度が必要である為、エラスト
マは、高密度のシリコン・アドレス回路と集積する為の
良い候補ではない。全般的には、24 IEEEトラン
ザクションズ・オン・エレクトロン・デバイセズ誌93
0(1977年)所載のA.ラカトス及びR.ベルゲン
の論文「不定形Se形RUTICONライト・バルブを
用いたTV投影表示装置」を参照されたい。
【0006】膜を用いた変形し得る鏡は、種々の形式が
ある。1つの形式は実質的に、前に述べたアイドフォー
ル装置の油膜に置換わるものである。この装置では、支
持格子構造により、陰極線管(CRT)のフェースプレ
ートに薄い反射膜を取付ける。アドレス動作は、アイド
フォールの場合と同じくラスタ走査形電子ビームによっ
て行なわれる。電子ビームによってCRTの硝子のフェ
ースプレート上に沈積された電荷が、一定電圧に保たれ
た膜に静電引力を及ぼす。この引力により、膜が格子構
造によって形成された井戸の中にたるみ、こうして変調
された各々の画素位置にミニエーチュア球面鏡を形成す
る。こう云う形式の変調された画素から回折した光が、
鏡面反射ビームに対して回転対称である比較的狭い円錐
に集束される。この為、こう云う形式のライト・バルブ
は、ライト・バルブの変調されていない区域からの鏡面
反射の後、光学系によって形成された光源の像を遮る様
に配置され、且つその様な寸法の1個の中央の掩蔽部で
構成されたシュリーレン絞りと共に使われる。変調され
た画素はシュリーレン絞りの平面で、この中央掩蔽部を
中心としているが、それよりも一層大きな円形の光片を
生ずる。絞りの効率、即ち、変調された画素のエネルギ
の内、シュリーレン絞りによって遮られない割合は、油
膜形アイドフォール投影器の場合よりも、変形可能な膜
に基づく投影器では一般的に幾分か低い。更に、この膜
を用いた変形可能な鏡装置は少なくとも2つの大問題が
ある。比較的剛い反射膜をアドレスする為に高い電圧が
必要であり、電子ビーム・ラスタと画素支持格子構造と
の間の若干の整合外れがアドレス上の問題を招く。この
整合外れにより、像のぼけ及び表示の明るさの非一様性
を招く。
ある。1つの形式は実質的に、前に述べたアイドフォー
ル装置の油膜に置換わるものである。この装置では、支
持格子構造により、陰極線管(CRT)のフェースプレ
ートに薄い反射膜を取付ける。アドレス動作は、アイド
フォールの場合と同じくラスタ走査形電子ビームによっ
て行なわれる。電子ビームによってCRTの硝子のフェ
ースプレート上に沈積された電荷が、一定電圧に保たれ
た膜に静電引力を及ぼす。この引力により、膜が格子構
造によって形成された井戸の中にたるみ、こうして変調
された各々の画素位置にミニエーチュア球面鏡を形成す
る。こう云う形式の変調された画素から回折した光が、
鏡面反射ビームに対して回転対称である比較的狭い円錐
に集束される。この為、こう云う形式のライト・バルブ
は、ライト・バルブの変調されていない区域からの鏡面
反射の後、光学系によって形成された光源の像を遮る様
に配置され、且つその様な寸法の1個の中央の掩蔽部で
構成されたシュリーレン絞りと共に使われる。変調され
た画素はシュリーレン絞りの平面で、この中央掩蔽部を
中心としているが、それよりも一層大きな円形の光片を
生ずる。絞りの効率、即ち、変調された画素のエネルギ
の内、シュリーレン絞りによって遮られない割合は、油
膜形アイドフォール投影器の場合よりも、変形可能な膜
に基づく投影器では一般的に幾分か低い。更に、この膜
を用いた変形可能な鏡装置は少なくとも2つの大問題が
ある。比較的剛い反射膜をアドレスする為に高い電圧が
必要であり、電子ビーム・ラスタと画素支持格子構造と
の間の若干の整合外れがアドレス上の問題を招く。この
整合外れにより、像のぼけ及び表示の明るさの非一様性
を招く。
【0007】別の形式の膜を用いた変形し得る鏡が、3
0 IEEEトランザクションズ・オン・エレクトロン
・デバイセズ誌539(1983年)所載のL.ホーン
ベックの論文及び米国特許第4,441,791号に記
載されており、これはシリコン・アドレス回路にメテラ
イズ重合体鏡のアレイを結合して構成される混成集積回
路である。下側にあるアナログ・アドレス回路は、鏡要
素からは空隙によって隔てられているが、静電引力によ
り、鏡の配列が選ばれた画素で変位を招く。この結果生
ずる二次元の変位パターンが、反射光に対して、対応す
る位相変調パターンを生ずる。このパターンは、シュリ
ーレン投影方式によってアナログ強度の変化に変換する
ことができるし、或いは光情報プロセッサに対する入力
変換器として使うことができる。然し、膜を用いた変形
可能な鏡は、極く小さい、ミクロン寸法の粒子でも、膜
とその下にある支持構造の間に捕捉された時に生ずる欠
陥の影響を受け易い為に、製造上の問題がある。膜がこ
の様な捕捉された粒子の上のテントを形成し、このテン
トの横方向の規模は、粒子自体の寸法よりも、ずっと大
きく、こう云うテントがシュリーレン結像系により、明
るいスポットとして結像する。
0 IEEEトランザクションズ・オン・エレクトロン
・デバイセズ誌539(1983年)所載のL.ホーン
ベックの論文及び米国特許第4,441,791号に記
載されており、これはシリコン・アドレス回路にメテラ
イズ重合体鏡のアレイを結合して構成される混成集積回
路である。下側にあるアナログ・アドレス回路は、鏡要
素からは空隙によって隔てられているが、静電引力によ
り、鏡の配列が選ばれた画素で変位を招く。この結果生
ずる二次元の変位パターンが、反射光に対して、対応す
る位相変調パターンを生ずる。このパターンは、シュリ
ーレン投影方式によってアナログ強度の変化に変換する
ことができるし、或いは光情報プロセッサに対する入力
変換器として使うことができる。然し、膜を用いた変形
可能な鏡は、極く小さい、ミクロン寸法の粒子でも、膜
とその下にある支持構造の間に捕捉された時に生ずる欠
陥の影響を受け易い為に、製造上の問題がある。膜がこ
の様な捕捉された粒子の上のテントを形成し、このテン
トの横方向の規模は、粒子自体の寸法よりも、ずっと大
きく、こう云うテントがシュリーレン結像系により、明
るいスポットとして結像する。
【0008】片持ちばりを用いた変形可能な鏡は、入射
光を線形又は面積パターンで変調する為に、何らかのア
ドレス手段によって個別に静電作用によって変形させる
ことのできる様な変形可能な片持ちばりの微小機械的な
アレイである。適正な投影光学系と一緒に使う時、片持
ちばりを用いた変形可能な鏡を表示、光学情報処理、及
び電子写真印刷に用いることができる。真空蒸着によっ
て硝子の上に作られた金属の片持ちばりを持つ初期の形
式が、米国特許第3,600,798号に記載されてい
る。この装置は製造上の問題があり、その中には装置が
集積構造でない為に起る前側及び後側硝子基板の整合の
問題がある。
光を線形又は面積パターンで変調する為に、何らかのア
ドレス手段によって個別に静電作用によって変形させる
ことのできる様な変形可能な片持ちばりの微小機械的な
アレイである。適正な投影光学系と一緒に使う時、片持
ちばりを用いた変形可能な鏡を表示、光学情報処理、及
び電子写真印刷に用いることができる。真空蒸着によっ
て硝子の上に作られた金属の片持ちばりを持つ初期の形
式が、米国特許第3,600,798号に記載されてい
る。この装置は製造上の問題があり、その中には装置が
集積構造でない為に起る前側及び後側硝子基板の整合の
問題がある。
【0009】片持ちばりを用いた変形可能な鏡装置が、
22 IEEEトランザクションズ・オン・エレクトロ
ン・テバイセズ誌765(1975年)所載のR.トー
マス他の論文「鏡マトリクス管:投影表示用の新規なラ
イト・バルブ」と、米国特許第3,886,310号及
び同第3,896,338号に記載されている。この装
置は次に述べる様に作られる。サファイヤ上シリコン基
板の上に熱二酸化シリコン層を成長させる。酸化物は、
4つの片持ちばりを中央で結合したクローバの葉形のア
レイのパターンにする。酸化物がアンダーカットされる
まで、シリコンを等方性で湿式エッチし、各々の画素の
中に、中央のシリコン支持柱によって支持される4つの
酸化物片持ちばりを残す。この後、反射率を持つ様に、
クローバの葉形のアレイをアルミニウムでメタライズす
る。サファイヤ基板上にデポジットされるアルミニウム
が、直流バイアスに保たれる基準格子電極を形成する。
装置は走査電子ビームによってアドレスされる。このビ
ームがクローバの葉形ばりの上に電荷パターンを沈積
し、静電引力によってビームが基準格子の方へ変形する
様にする。密な間隔の外部格子に負のバイアスを加え、
低エネルギの電子で装置をフラッド照明することによ
り、消去が行なわれる。シュリーレン投影器を使って、
ビームの変形を投影スクリーンに於ける明るさの変化に
変換する。この装置の重要な特徴は、クローバの葉形の
形状が、はりの間のすき間から45°回転する方向のビ
ームの撓みを招くことである。このことによって、単純
な断面形のシュリーレン絞りを使って、変調された回折
信号を減衰させずに、固定の回折背景信号を遮断するこ
とができる。この装置は、1インチ当り500個の画素
と云う画素密度で製造され、ビームは4°まで撓み可能
であった。光学系は150ワットのキセノン・アーク
灯、反射シュリーレン光学系及び2.5×3.5フィー
トのスクリーンを用い、利得は5であった。35フィー
ト・ルーメンのスクリーンの輝度、15対1のコントラ
スト比、及び48%のビーム回折効率と共に、テレビの
400本の解像度が実証された。1/30秒未満の書込
み時間が達成され、消去時間は書込み時間の1/10と
云う短かいものであった。然し、この装置は、走査誤差
による解像度の劣化、製造の歩留りの悪さ、及び従来の
投影形陰極線管に比べて利点がないことを含めて、問題
があった。即ち、走査間の位置決めの精度が、個々の画
素に再現性を持って書込む程高くなかった。その結果、
解像度が低下することにより、それと比較し得る様に書
込まれた発光体と比べて、同じ解像度を保つには、画素
の数を少なくとも4倍に増加することが必要であった。
更に、クローバの葉形の支持柱に対するエッチ・ストッ
パーがないこと、はりの湿式エッチングによってはりの
破損が起ること、及び酸化物ばり状の応力ゼロの状態
で、通常引張り応力を持つアルミニウムを蒸着する必要
があることにより、装置の歩留りが制限されていた。更
に、この装置は、従来の投影形CRTに比べて、見かけ
上のコスト又は性能の利点がなかった。
22 IEEEトランザクションズ・オン・エレクトロ
ン・テバイセズ誌765(1975年)所載のR.トー
マス他の論文「鏡マトリクス管:投影表示用の新規なラ
イト・バルブ」と、米国特許第3,886,310号及
び同第3,896,338号に記載されている。この装
置は次に述べる様に作られる。サファイヤ上シリコン基
板の上に熱二酸化シリコン層を成長させる。酸化物は、
4つの片持ちばりを中央で結合したクローバの葉形のア
レイのパターンにする。酸化物がアンダーカットされる
まで、シリコンを等方性で湿式エッチし、各々の画素の
中に、中央のシリコン支持柱によって支持される4つの
酸化物片持ちばりを残す。この後、反射率を持つ様に、
クローバの葉形のアレイをアルミニウムでメタライズす
る。サファイヤ基板上にデポジットされるアルミニウム
が、直流バイアスに保たれる基準格子電極を形成する。
装置は走査電子ビームによってアドレスされる。このビ
ームがクローバの葉形ばりの上に電荷パターンを沈積
し、静電引力によってビームが基準格子の方へ変形する
様にする。密な間隔の外部格子に負のバイアスを加え、
低エネルギの電子で装置をフラッド照明することによ
り、消去が行なわれる。シュリーレン投影器を使って、
ビームの変形を投影スクリーンに於ける明るさの変化に
変換する。この装置の重要な特徴は、クローバの葉形の
形状が、はりの間のすき間から45°回転する方向のビ
ームの撓みを招くことである。このことによって、単純
な断面形のシュリーレン絞りを使って、変調された回折
信号を減衰させずに、固定の回折背景信号を遮断するこ
とができる。この装置は、1インチ当り500個の画素
と云う画素密度で製造され、ビームは4°まで撓み可能
であった。光学系は150ワットのキセノン・アーク
灯、反射シュリーレン光学系及び2.5×3.5フィー
トのスクリーンを用い、利得は5であった。35フィー
ト・ルーメンのスクリーンの輝度、15対1のコントラ
スト比、及び48%のビーム回折効率と共に、テレビの
400本の解像度が実証された。1/30秒未満の書込
み時間が達成され、消去時間は書込み時間の1/10と
云う短かいものであった。然し、この装置は、走査誤差
による解像度の劣化、製造の歩留りの悪さ、及び従来の
投影形陰極線管に比べて利点がないことを含めて、問題
があった。即ち、走査間の位置決めの精度が、個々の画
素に再現性を持って書込む程高くなかった。その結果、
解像度が低下することにより、それと比較し得る様に書
込まれた発光体と比べて、同じ解像度を保つには、画素
の数を少なくとも4倍に増加することが必要であった。
更に、クローバの葉形の支持柱に対するエッチ・ストッ
パーがないこと、はりの湿式エッチングによってはりの
破損が起ること、及び酸化物ばり状の応力ゼロの状態
で、通常引張り応力を持つアルミニウムを蒸着する必要
があることにより、装置の歩留りが制限されていた。更
に、この装置は、従来の投影形CRTに比べて、見かけ
上のコスト又は性能の利点がなかった。
【0010】アドレス回路と共に、シリコン上に集積さ
れ、こうして高圧回路による電子ビーム・アドレス方式
をなくすと共に、前に述べた片持ち装置の真空の外被を
省いた片持ちばりを用いる変形可能な鏡が31 App
l.Phys.Lett誌521(1977年)所載の
K.ピーターセンの論文「シリコン上に製造した微小機
械式光変調器アレイ」、及び米国特許第4,229,7
32号に記載されている。この最初の文献は、16×1
の分度器形の片持ちばりのアレイを述べており、これは
次の様に製造される。p+基板(又は埋込み層)の上に
厚さ約12μの(100)配向のシリコン(p又はn
形)のエピタキシャル層を成長させる。エピタキシャル
層を約0.5μの厚さまで酸化し、約500ÅのCr−
Au膜で覆う。Cr−Auをエッチングによって除い
て、接点パッド及びアドレス線を形成すると共に、分度
器のメタライズを定める。2番目のマスク工程で、酸化
物はこのメタライズ部の廻りのくし形パターンにエッチ
ングする。最後に、シリコン自体を120°でエチレン
ジアミン及びパイロカテコールの溶液でエッチする。結
晶軸に対してマスクの正しい配向を保っていれば、金属
で被覆された酸化物の分度器がエッチによってアンダー
カットされ、シリコンから解き放される。このエッチが
異方性であるから、くし形パターンの矩形の囲みを構成
する(111)平面により、それ以上の横方向のエッチ
ングが停止される。更に、エッチャントがp+材料によ
って抑制され、その為分度器の下の井戸の深さが、エピ
タキシャル層の厚さによって定められる。基板と分度器
のメタライズ部の間に直流電圧を印加すると、薄い酸化
物の分度器がエッチングされた井戸の中へと下向きに静
電作用によって撓む。長さ106μ及び幅25μの分度
器では、閾値電圧は約66ボルトであった。
れ、こうして高圧回路による電子ビーム・アドレス方式
をなくすと共に、前に述べた片持ち装置の真空の外被を
省いた片持ちばりを用いる変形可能な鏡が31 App
l.Phys.Lett誌521(1977年)所載の
K.ピーターセンの論文「シリコン上に製造した微小機
械式光変調器アレイ」、及び米国特許第4,229,7
32号に記載されている。この最初の文献は、16×1
の分度器形の片持ちばりのアレイを述べており、これは
次の様に製造される。p+基板(又は埋込み層)の上に
厚さ約12μの(100)配向のシリコン(p又はn
形)のエピタキシャル層を成長させる。エピタキシャル
層を約0.5μの厚さまで酸化し、約500ÅのCr−
Au膜で覆う。Cr−Auをエッチングによって除い
て、接点パッド及びアドレス線を形成すると共に、分度
器のメタライズを定める。2番目のマスク工程で、酸化
物はこのメタライズ部の廻りのくし形パターンにエッチ
ングする。最後に、シリコン自体を120°でエチレン
ジアミン及びパイロカテコールの溶液でエッチする。結
晶軸に対してマスクの正しい配向を保っていれば、金属
で被覆された酸化物の分度器がエッチによってアンダー
カットされ、シリコンから解き放される。このエッチが
異方性であるから、くし形パターンの矩形の囲みを構成
する(111)平面により、それ以上の横方向のエッチ
ングが停止される。更に、エッチャントがp+材料によ
って抑制され、その為分度器の下の井戸の深さが、エピ
タキシャル層の厚さによって定められる。基板と分度器
のメタライズ部の間に直流電圧を印加すると、薄い酸化
物の分度器がエッチングされた井戸の中へと下向きに静
電作用によって撓む。長さ106μ及び幅25μの分度
器では、閾値電圧は約66ボルトであった。
【0011】2番目の文献(米国特許第4,229,7
32号)には、分度器装置と同様に製造されるが(埋込
みp+層がメタライズした二酸化シリコンの片持ちばり
の下に井戸を形成する為のエッチ・ストッパとなる)、
構造が異なる。即ち、片持ちばりは1つの隅で枢着した
四角フラップの形をしていて、分度器の一次元の一列で
はなく、フラップが二次元アレイを形成し、フラップの
下の井戸が接続されておらず、その為、フラップに対す
るアドレス線は、フラップの行及び列の間でシリコンの
上面の上に形成することができる。勿論、フラップを隅
で枢着することは、米国特許第3,886,310号及
び同第3,896,338号のクローバの葉形の構成か
らくるものであるが、完全なクローバの葉形の構成を使
うことができない。何故なら、そうすると、クローバの
葉形のフラップがシリコン面から隔離された中央の柱に
枢着される為に、表面のアドレス線ができないからであ
る。更に、こう云う装置は、密度の制約並びに能動面積
が小さな分数であることによって、解像度が良くなく、
効率が低いこと、製造の歩留りが低いこと、アドレス回
路からの回折効果の為にコントラスト比が劣化するこ
と、及び酸化物フラップの充電効果の為に残像があるこ
とを含めて問題がある。更に具体的に云うと、エピタキ
シャル層をp+エッチ・ストッパまでエッチングによっ
て除くことによって井戸を形成する為に、アドレス回路
を能動区域の下に配置するより他に案がない為に、アド
レス回路が能動区域(フラップ)の廻りに押込まれてい
る。従って、能動区域が大幅に減少すると共に、回折効
率も低下する。これは、スクリーンの同じ輝度に対し
て、灯のより多くの電力が要求されることを意味する。
アドレス回路が余分の面積を必要とする為、画素寸法が
フラップ面積よりも大幅に大きくなり、その結果達成し
得る解像度が低下する。井戸を形成する為に湿式エッチ
ングが必要であることにより、電気的及び機械的な歩留
りが低くなる。実際、ダイス切りによってチップにした
後の湿式清浄化により、フラップ及び分度器が破壊され
る。これは、回転−洗浄/乾燥サイクルの間、はりの下
に捕捉された水が、表面から跳ねとばされる時に、はり
を壊す為である。この代りに水を表面から蒸発させる
と、その後に表面の残渣が残り、これが表面洩れ電流を
増加し、それが装置の気紛れな動作を招くことがある。
更に、アドレス回路は、シリコン表面の上にあるので、
変調しようとする入射光に露出し、トランジスタのゲー
トからの望ましくない回折効果を生ずると共にコントラ
スト比を下げる。更に、アドレス構造に光が洩れること
により、光によって発生される電荷が生じ、蓄積時間が
短かくなる。最後に、酸化物/金属フラップは絶縁側が
井戸の方を向いていて、井戸の前後に存在する強い電界
の為に充電される。これが残像(バーンイン)を生ず
る。この残像の問題を除くのに必要な交流駆動は、そこ
で説明されているNMOS駆動回路から供給することが
できない。更に、フラップが最大の安定な撓みを通り越
して撓むと、それがくずれ、井戸の底にくっつく。従っ
て、このくずれる電圧より大きな電圧は絶対に避けなけ
ればならない。
32号)には、分度器装置と同様に製造されるが(埋込
みp+層がメタライズした二酸化シリコンの片持ちばり
の下に井戸を形成する為のエッチ・ストッパとなる)、
構造が異なる。即ち、片持ちばりは1つの隅で枢着した
四角フラップの形をしていて、分度器の一次元の一列で
はなく、フラップが二次元アレイを形成し、フラップの
下の井戸が接続されておらず、その為、フラップに対す
るアドレス線は、フラップの行及び列の間でシリコンの
上面の上に形成することができる。勿論、フラップを隅
で枢着することは、米国特許第3,886,310号及
び同第3,896,338号のクローバの葉形の構成か
らくるものであるが、完全なクローバの葉形の構成を使
うことができない。何故なら、そうすると、クローバの
葉形のフラップがシリコン面から隔離された中央の柱に
枢着される為に、表面のアドレス線ができないからであ
る。更に、こう云う装置は、密度の制約並びに能動面積
が小さな分数であることによって、解像度が良くなく、
効率が低いこと、製造の歩留りが低いこと、アドレス回
路からの回折効果の為にコントラスト比が劣化するこ
と、及び酸化物フラップの充電効果の為に残像があるこ
とを含めて問題がある。更に具体的に云うと、エピタキ
シャル層をp+エッチ・ストッパまでエッチングによっ
て除くことによって井戸を形成する為に、アドレス回路
を能動区域の下に配置するより他に案がない為に、アド
レス回路が能動区域(フラップ)の廻りに押込まれてい
る。従って、能動区域が大幅に減少すると共に、回折効
率も低下する。これは、スクリーンの同じ輝度に対し
て、灯のより多くの電力が要求されることを意味する。
アドレス回路が余分の面積を必要とする為、画素寸法が
フラップ面積よりも大幅に大きくなり、その結果達成し
得る解像度が低下する。井戸を形成する為に湿式エッチ
ングが必要であることにより、電気的及び機械的な歩留
りが低くなる。実際、ダイス切りによってチップにした
後の湿式清浄化により、フラップ及び分度器が破壊され
る。これは、回転−洗浄/乾燥サイクルの間、はりの下
に捕捉された水が、表面から跳ねとばされる時に、はり
を壊す為である。この代りに水を表面から蒸発させる
と、その後に表面の残渣が残り、これが表面洩れ電流を
増加し、それが装置の気紛れな動作を招くことがある。
更に、アドレス回路は、シリコン表面の上にあるので、
変調しようとする入射光に露出し、トランジスタのゲー
トからの望ましくない回折効果を生ずると共にコントラ
スト比を下げる。更に、アドレス構造に光が洩れること
により、光によって発生される電荷が生じ、蓄積時間が
短かくなる。最後に、酸化物/金属フラップは絶縁側が
井戸の方を向いていて、井戸の前後に存在する強い電界
の為に充電される。これが残像(バーンイン)を生ず
る。この残像の問題を除くのに必要な交流駆動は、そこ
で説明されているNMOS駆動回路から供給することが
できない。更に、フラップが最大の安定な撓みを通り越
して撓むと、それがくずれ、井戸の底にくっつく。従っ
て、このくずれる電圧より大きな電圧は絶対に避けなけ
ればならない。
【0012】片持ちばり方式の変形が24 IBM
J.Res.Devp誌631(1980年)所載の
K.ピーターセンの論文「シリコン捩れ走査鏡」及び4
IEEEエレクトロン・デバイイス・レターズ誌(1
983年)所載のM.キャドマン他の論文「金属薄膜を
用いた新しい微小機械式表示装置」に記載されている。
この方式は、2つの丁番で周囲の反射面に接続された金
属被覆のシリコン・フラップ又は金属フラップを形成
し、丁番によって形成された軸線に沿って、フラップを
捩ることによって動作する。フラップはその下にあるア
ドレス用基板とモノリシックに形成されておらず、前に
述べた変形可能な膜装置と同様な形で、それに接着され
ている。
J.Res.Devp誌631(1980年)所載の
K.ピーターセンの論文「シリコン捩れ走査鏡」及び4
IEEEエレクトロン・デバイイス・レターズ誌(1
983年)所載のM.キャドマン他の論文「金属薄膜を
用いた新しい微小機械式表示装置」に記載されている。
この方式は、2つの丁番で周囲の反射面に接続された金
属被覆のシリコン・フラップ又は金属フラップを形成
し、丁番によって形成された軸線に沿って、フラップを
捩ることによって動作する。フラップはその下にあるア
ドレス用基板とモノリシックに形成されておらず、前に
述べた変形可能な膜装置と同様な形で、それに接着され
ている。
【0013】米国特許第4,356,730号は上に述
べたものの色々な面を組合わせ、シリコン基板に金属被
覆の二酸化シリコン片持ち分度器、隅で枢着したフラッ
プ及び捩れができるように枢着したフラップを設けてあ
る。アドレス電極(メモリ・アレイに於ける様なx−y
アドレス動作の為、分度器又はフラップ毎に2つある)
が表面にあり、分度器又はフラップはスイッチ又はメモ
リ・ビットとして動作させることができ、閾値電圧を印
加することにより、シリコン基板にエッチングによって
作った穴の底に倒すことができる。この後、分度器又は
フラップは、それより小さい待機電圧により、穴の底に
保つことができる。
べたものの色々な面を組合わせ、シリコン基板に金属被
覆の二酸化シリコン片持ち分度器、隅で枢着したフラッ
プ及び捩れができるように枢着したフラップを設けてあ
る。アドレス電極(メモリ・アレイに於ける様なx−y
アドレス動作の為、分度器又はフラップ毎に2つある)
が表面にあり、分度器又はフラップはスイッチ又はメモ
リ・ビットとして動作させることができ、閾値電圧を印
加することにより、シリコン基板にエッチングによって
作った穴の底に倒すことができる。この後、分度器又は
フラップは、それより小さい待機電圧により、穴の底に
保つことができる。
【0014】片持ちばりについて論じた前の文献は、片
持ちばり装置にはシュリーレン投影光学装置を使うべき
であることを示唆している。然し、こう云う装置は達成
し得る光学的な性能の点で制約がある。第1に、結像レ
ンズの開口直径は、信号エネルギだけを通過させるのに
必要なよりも大きくしなければならない。その為、中央
のシュリーレン絞り掩蔽部の廻りに全部の信号エネルギ
を通過させる為には、レンズの速度を比較的高くなけれ
ばならない(又は、それと同じことであるが、そのfナ
ンバーは比較的小さくしなければならない)。更に、こ
の結像形式では、信号がレンズの瞳(pupil)の外
側部分を通過する。SLM上の任意の所定の点から発し
て、結像レンズの瞳の一番外側の区域を通過する光線
は、どんな結像レンズの光学的な設計でも、合焦にもっ
てくる為に十分補正するのが最も困難な光線である。外
側の光線を良好に制御すれば、結像レンズの中心を通過
する光線は自動的に十分に補正される。従って、結像レ
ンズの光学的な設計には一層高度な複雑さが要求され
る。第2に、結像レンズが軸外画素の十分に補正された
像を片持ちばりのSLMに形成することができる画角も
制限される。どんなレンズの設計でも、レンズの速度
と、良好な画質でカバーし得る画角との兼合いである。
速いレンズは小さい視野に対して作用する傾向があり、
これに対して広角レンズは比較的遅い傾向がある。シュ
リーレン結像装置はその開口全体に亙って十分に補正し
なければならないし、この開口の直径が像を形成する光
を通過させるのに必要なよりも大きいから、レンズによ
ってカバーし得る画角は、信号が、ぼけていない、直径
の一層小さいレンズの中心を通過する様にした異なる結
像形式を工夫した場合よりも、一層小さくなる。最後
に、所定の有限の速度を持つ結像レンズでは、シュリー
レン絞り形式を使うと、利用し得る光源の寸法も制限さ
れる。それが、投影スクリーン、又は撓んだ画素の像の
所にある受光体に送出すことができる放射束密度レベル
を制限する。この放射束密度レベル、即ち、単位面積当
りに送出されるエネルギが、光源のラジアンス、光学系
の透過率及び像を形成する光線の円錐の立体角の積に関
係する。源のラジアンスは使われる特定の灯だけによっ
て決定される。光学系の透過率は、特定のSLM/シュ
リーレン絞り形式に対する絞り効率と表面透過損失とに
関係する。然し、像を形成する光の円錐の立体角は、信
号エネルギで満される結像レンズの瞳の面積に正比例す
る。結像レンズの瞳の中心区域をぼかす様なシュリーレ
ン絞りを使うと、利用し得る瞳の面積が制限され、従っ
て、所定の速度を持つレンズ及び所定のラジアンスを持
つ源に対して得られる結像平面の放射束密度レベルが制
限される。これは、利用し得る最大の光の円錐が、はり
の撓み角に等しい開口角を持つと云う基本的な放射束密
度の制限の他にあることである。
持ちばり装置にはシュリーレン投影光学装置を使うべき
であることを示唆している。然し、こう云う装置は達成
し得る光学的な性能の点で制約がある。第1に、結像レ
ンズの開口直径は、信号エネルギだけを通過させるのに
必要なよりも大きくしなければならない。その為、中央
のシュリーレン絞り掩蔽部の廻りに全部の信号エネルギ
を通過させる為には、レンズの速度を比較的高くなけれ
ばならない(又は、それと同じことであるが、そのfナ
ンバーは比較的小さくしなければならない)。更に、こ
の結像形式では、信号がレンズの瞳(pupil)の外
側部分を通過する。SLM上の任意の所定の点から発し
て、結像レンズの瞳の一番外側の区域を通過する光線
は、どんな結像レンズの光学的な設計でも、合焦にもっ
てくる為に十分補正するのが最も困難な光線である。外
側の光線を良好に制御すれば、結像レンズの中心を通過
する光線は自動的に十分に補正される。従って、結像レ
ンズの光学的な設計には一層高度な複雑さが要求され
る。第2に、結像レンズが軸外画素の十分に補正された
像を片持ちばりのSLMに形成することができる画角も
制限される。どんなレンズの設計でも、レンズの速度
と、良好な画質でカバーし得る画角との兼合いである。
速いレンズは小さい視野に対して作用する傾向があり、
これに対して広角レンズは比較的遅い傾向がある。シュ
リーレン結像装置はその開口全体に亙って十分に補正し
なければならないし、この開口の直径が像を形成する光
を通過させるのに必要なよりも大きいから、レンズによ
ってカバーし得る画角は、信号が、ぼけていない、直径
の一層小さいレンズの中心を通過する様にした異なる結
像形式を工夫した場合よりも、一層小さくなる。最後
に、所定の有限の速度を持つ結像レンズでは、シュリー
レン絞り形式を使うと、利用し得る光源の寸法も制限さ
れる。それが、投影スクリーン、又は撓んだ画素の像の
所にある受光体に送出すことができる放射束密度レベル
を制限する。この放射束密度レベル、即ち、単位面積当
りに送出されるエネルギが、光源のラジアンス、光学系
の透過率及び像を形成する光線の円錐の立体角の積に関
係する。源のラジアンスは使われる特定の灯だけによっ
て決定される。光学系の透過率は、特定のSLM/シュ
リーレン絞り形式に対する絞り効率と表面透過損失とに
関係する。然し、像を形成する光の円錐の立体角は、信
号エネルギで満される結像レンズの瞳の面積に正比例す
る。結像レンズの瞳の中心区域をぼかす様なシュリーレ
ン絞りを使うと、利用し得る瞳の面積が制限され、従っ
て、所定の速度を持つレンズ及び所定のラジアンスを持
つ源に対して得られる結像平面の放射束密度レベルが制
限される。これは、利用し得る最大の光の円錐が、はり
の撓み角に等しい開口角を持つと云う基本的な放射束密
度の制限の他にあることである。
【0015】公知のはりを用いたSLMは、はり絶縁体
の充電効果、はりがくずれない様にする過電圧に対する
保護がないこと、光学的な効率の悪さ及び非一様性を招
く角度が小さく、一様でないはりの撓み、及び画素を高
い電圧でアドレスすることを含む問題がある。
の充電効果、はりがくずれない様にする過電圧に対する
保護がないこと、光学的な効率の悪さ及び非一様性を招
く角度が小さく、一様でないはりの撓み、及び画素を高
い電圧でアドレスすることを含む問題がある。
【0016】
【問題点を解決する為の手段及び作用】この発明は各々
のはりに対し、アドレス電極及びランディング電極の両
方を持ち、破壊的なくずれを伴わずに、構造的に決定さ
れた精密な角度にはりのソフト・ランディングができる
様にした撓み可能なはりを用いる空間光変調器を提供す
る。これが角度が小さくて、一様でないはりの撓み並び
に過電圧によるくずれの問題を解決すると共に、撓みサ
イクルの寿命及び光学的なコントラストを高める。好ま
しい実施例は、普通のバイアスのコントラストの劣化を
伴わずに、低い電圧でアドレスができる様にする差別バ
イアス方式を提供すると共に、その保守の為に連続的な
アドレス電圧を必要としない様なビームの撓みの2つ又
は3つの統計的に安定な状態を持つ2つの動作モードを
導入する。
のはりに対し、アドレス電極及びランディング電極の両
方を持ち、破壊的なくずれを伴わずに、構造的に決定さ
れた精密な角度にはりのソフト・ランディングができる
様にした撓み可能なはりを用いる空間光変調器を提供す
る。これが角度が小さくて、一様でないはりの撓み並び
に過電圧によるくずれの問題を解決すると共に、撓みサ
イクルの寿命及び光学的なコントラストを高める。好ま
しい実施例は、普通のバイアスのコントラストの劣化を
伴わずに、低い電圧でアドレスができる様にする差別バ
イアス方式を提供すると共に、その保守の為に連続的な
アドレス電圧を必要としない様なビームの撓みの2つ又
は3つの統計的に安定な状態を持つ2つの動作モードを
導入する。
【0017】
【実施例】好ましい実施例の撓み可能なはりを用いる空
間光変調器(SLM)は典型的には画素の線形又は面積
アレイで形成される。各々の画素が個別にアドレス可能
であって、少なくとも1つの撓み可能な反射ばりを持っ
ている。画素はモノリシックのシリコンをベースとした
チップの形で構成されている。チップはシリコン・ウェ
ーハを処理し、ウェーハのダイス切りによってチップを
作り、その後個々のチップの一層の処理によって製造さ
れる。チップの寸法は、用途によって変わる。例えば、
2,400×1の画素の線形アレイ(これは1インチ当
たり300ドットのプリンタの部品にすることができ
る)は、画素を約12μ(0.5ミル)平方として、約
1,300ミル×250ミルのチップ上に作ることがで
きる。SLMは、画素から光を反射させることによって
動作し、反射光は、撓み可能なはりの撓みを変えること
によって変調される。この為、このSLMは、撓み可能
な鏡装置(DMD)と呼ばれ、撓み可能なはりは鏡要素
とも呼ばれる。次に述べるのは、主にDMDに対する個
別の画素であり、説明を分り易くする為、全ての図面は
略図である。
間光変調器(SLM)は典型的には画素の線形又は面積
アレイで形成される。各々の画素が個別にアドレス可能
であって、少なくとも1つの撓み可能な反射ばりを持っ
ている。画素はモノリシックのシリコンをベースとした
チップの形で構成されている。チップはシリコン・ウェ
ーハを処理し、ウェーハのダイス切りによってチップを
作り、その後個々のチップの一層の処理によって製造さ
れる。チップの寸法は、用途によって変わる。例えば、
2,400×1の画素の線形アレイ(これは1インチ当
たり300ドットのプリンタの部品にすることができ
る)は、画素を約12μ(0.5ミル)平方として、約
1,300ミル×250ミルのチップ上に作ることがで
きる。SLMは、画素から光を反射させることによって
動作し、反射光は、撓み可能なはりの撓みを変えること
によって変調される。この為、このSLMは、撓み可能
な鏡装置(DMD)と呼ばれ、撓み可能なはりは鏡要素
とも呼ばれる。次に述べるのは、主にDMDに対する個
別の画素であり、説明を分り易くする為、全ての図面は
略図である。
【0018】第1の好ましい実施例の方法によって製造
されるDMDの第1の好ましい実施例の1個の画素が、
図1aに斜視図、図1bに側面断面図、そして図1cに
平面図で示されている。全体的に20で示した画素は、
基本的には浅い井戸を覆うはり(フラップ)であり、シ
リコン基板22、絶縁スペーサ24、金属丁番層26、
金属ばり層28、層26乃至28に形成されたはり3
0、及びはり30にあるプラズマ・エッチ・アクセス孔
32を含む。丁番層26の内、はり層28によって覆わ
れていない部分34,36が、はり30をスペーサ24
によって支持された層26−28の部分に取付ける捩れ
丁番(トーション・ロッド)を形成する。電極40,4
2,46,41がスペーサ24及び基板22の間を延び
ていて、二酸化シリコン層44によって基板22から隔
離されている。図1bは図1a及び図1cの線B−Bで
切った断面図である。
されるDMDの第1の好ましい実施例の1個の画素が、
図1aに斜視図、図1bに側面断面図、そして図1cに
平面図で示されている。全体的に20で示した画素は、
基本的には浅い井戸を覆うはり(フラップ)であり、シ
リコン基板22、絶縁スペーサ24、金属丁番層26、
金属ばり層28、層26乃至28に形成されたはり3
0、及びはり30にあるプラズマ・エッチ・アクセス孔
32を含む。丁番層26の内、はり層28によって覆わ
れていない部分34,36が、はり30をスペーサ24
によって支持された層26−28の部分に取付ける捩れ
丁番(トーション・ロッド)を形成する。電極40,4
2,46,41がスペーサ24及び基板22の間を延び
ていて、二酸化シリコン層44によって基板22から隔
離されている。図1bは図1a及び図1cの線B−Bで
切った断面図である。
【0019】画素20の典型的な寸法を述べると、次の
通りである。はり30は四角で、一辺の長さが12.5
μであり、スペーサ24は厚さが4.0μ(図1bの垂
直方向)であり、丁番層26は厚さ800Åであり、は
り層28は厚さ3600Åであり、丁番34,36は何
れも長さ4.6μ、幅1.8μであり、プラズマ・エッ
チ・アクセス孔32は2.0μ平方であり、プラズマ・
エッチ・アクセスすき間38(はり30とはり層28の
他の部分と間の空間)は幅2.0μである。約10°の
最大のはり撓み角を生ずる様な画素20に対する別の1
組の典型的な寸法は、次の通りである。はり30が四角
であって、一辺の長さが19μであり、スペーサ24の
厚さが(図1bの垂直方向)が2.3μであり、丁番層
26の厚さが750Åであり、はり層28が3,000
Åの厚さであり、捩れ丁番34,36は何れも長さ4.
6μ、幅1.0μであり、プラズマ・エッチ・アクセス
孔32は1.5μ平方であり、プラズマ・エッチ・アク
セスすき間38(はり30とはり層28の残りの部分の
間の空間)の幅は1.0μである。
通りである。はり30は四角で、一辺の長さが12.5
μであり、スペーサ24は厚さが4.0μ(図1bの垂
直方向)であり、丁番層26は厚さ800Åであり、は
り層28は厚さ3600Åであり、丁番34,36は何
れも長さ4.6μ、幅1.8μであり、プラズマ・エッ
チ・アクセス孔32は2.0μ平方であり、プラズマ・
エッチ・アクセスすき間38(はり30とはり層28の
他の部分と間の空間)は幅2.0μである。約10°の
最大のはり撓み角を生ずる様な画素20に対する別の1
組の典型的な寸法は、次の通りである。はり30が四角
であって、一辺の長さが19μであり、スペーサ24の
厚さが(図1bの垂直方向)が2.3μであり、丁番層
26の厚さが750Åであり、はり層28が3,000
Åの厚さであり、捩れ丁番34,36は何れも長さ4.
6μ、幅1.0μであり、プラズマ・エッチ・アクセス
孔32は1.5μ平方であり、プラズマ・エッチ・アク
セスすき間38(はり30とはり層28の残りの部分の
間の空間)の幅は1.0μである。
【0020】基板22は比抵抗が約10Ω−cmの(1
00)シリコンであり、典型的にはその表面にアドレス
回路が形成されており、これは電極40,41,42,
46の他に、周辺装置を含む。スペーサ24は絶縁体で
あるポジのフォトレジストである。丁番層26及びはり
層28は共にアルミニウム、チタン及びシリコン合金
(Ti:Si:Al)であって、Tiが0.2%、Si
が1%である。この合金の熱膨張係数はスペーサ24と
大幅に違っていないので、これから説明する製造過程の
間に生ずる金属層及びスペーサ24の間の応力を最小限
にする。2つの層26,28が同じ金属であることによ
っても、応力が最小限に抑えられる。はり又は丁番の層
の間に応力があると、はり又は丁番の反り又はカールの
原因となり、金属とスペーサの間に応力があると、金属
の内、井戸の上方にある自由な部分の座屈又は反りの原
因になることに注意されたい。
00)シリコンであり、典型的にはその表面にアドレス
回路が形成されており、これは電極40,41,42,
46の他に、周辺装置を含む。スペーサ24は絶縁体で
あるポジのフォトレジストである。丁番層26及びはり
層28は共にアルミニウム、チタン及びシリコン合金
(Ti:Si:Al)であって、Tiが0.2%、Si
が1%である。この合金の熱膨張係数はスペーサ24と
大幅に違っていないので、これから説明する製造過程の
間に生ずる金属層及びスペーサ24の間の応力を最小限
にする。2つの層26,28が同じ金属であることによ
っても、応力が最小限に抑えられる。はり又は丁番の層
の間に応力があると、はり又は丁番の反り又はカールの
原因となり、金属とスペーサの間に応力があると、金属
の内、井戸の上方にある自由な部分の座屈又は反りの原
因になることに注意されたい。
【0021】図1a乃至図1cの構造は、(1)はりの
金属の上の丁番の金属の段を覆う問題を伴わずに、はり
の金属を希望する様に厚くし、丁番の金属を希望する様
に薄くすることが可能になり、(2)はりの金属のデポ
ジッションの前に、丁番をスペーサの上の矩形片として
形成した場合に起る様な、処理の副作用に、はりの金属
の下にあるスペーサの表面が露出しないと云う2つの判
断基準を同時に満たす。
金属の上の丁番の金属の段を覆う問題を伴わずに、はり
の金属を希望する様に厚くし、丁番の金属を希望する様
に薄くすることが可能になり、(2)はりの金属のデポ
ジッションの前に、丁番をスペーサの上の矩形片として
形成した場合に起る様な、処理の副作用に、はりの金属
の下にあるスペーサの表面が露出しないと云う2つの判
断基準を同時に満たす。
【0022】画素20は、金属層26−28と基板22
上の電極42又は46の間に電圧を印加することによっ
て動作する。はり30及び電極が空隙キャパシタの2つ
の極板を形成し、印加された電圧によって2つの極板に
誘起された反対の電荷が、はり30を基板22に引寄せ
る静電力を加え、これに対して電極40,41ははり3
0と同じ電圧に保たれる。この引力により、はり30は
丁番34,36の所で捩れ、基板22に向って撓む。図
2の略図はこの撓みと共に、電極42に正の電圧が印加
された場合、すき間が最も小さい領域に電荷が集中する
ことを示している。20乃至30ボルトの範囲内の電圧
では、撓みは2°の範囲内である。勿論、丁番34を一
層長くするか、或いは一層薄くするか、或いは一層幅狭
くすれば、丁番34のコンプラィアンスが、その幅の逆
数に対して直線的に比例し、その長さの二乗に正比例
し、その厚さの三乗に反比例するから、撓みが増加す
る。はり30の厚さは、処理の間に発生した表面の応力
によるはり30の目立った反りを防止すること、然し丁
番34の薄さにより、大きなコンプライアンスが得られ
ることに注意されたい。図2は、DMDの動作中に起り
得る撓んだはり30からの光の反射をも示している。
上の電極42又は46の間に電圧を印加することによっ
て動作する。はり30及び電極が空隙キャパシタの2つ
の極板を形成し、印加された電圧によって2つの極板に
誘起された反対の電荷が、はり30を基板22に引寄せ
る静電力を加え、これに対して電極40,41ははり3
0と同じ電圧に保たれる。この引力により、はり30は
丁番34,36の所で捩れ、基板22に向って撓む。図
2の略図はこの撓みと共に、電極42に正の電圧が印加
された場合、すき間が最も小さい領域に電荷が集中する
ことを示している。20乃至30ボルトの範囲内の電圧
では、撓みは2°の範囲内である。勿論、丁番34を一
層長くするか、或いは一層薄くするか、或いは一層幅狭
くすれば、丁番34のコンプラィアンスが、その幅の逆
数に対して直線的に比例し、その長さの二乗に正比例
し、その厚さの三乗に反比例するから、撓みが増加す
る。はり30の厚さは、処理の間に発生した表面の応力
によるはり30の目立った反りを防止すること、然し丁
番34の薄さにより、大きなコンプライアンスが得られ
ることに注意されたい。図2は、DMDの動作中に起り
得る撓んだはり30からの光の反射をも示している。
【0023】はり30の撓みは印加電圧の非常に非直線
的な関数である。これは、丁番34の捩れによって発生
される復元力が、大体撓みの線形関数であるが、静電引
力が、はり30の一番近い隅と基板22の間の距離の逆
数の関数として増加するからである。(距離が減少する
と、静電容量が増加し、従って誘起される電荷の量が増
加すると共に、一層接近することに注意されたい。)図
3aは画素120に対する撓みの電圧に対する大体の依
存性を示している。画素120は画素20を簡単にした
もので、電極42及び40をアドレス電極142として
一緒に結合している(電極41及び46をアドレス電極
146として一緒に結合している)。図3bの平面図を
参照されたい。この図で画素120の要素は、画素20
の対応する要素に比べて、参照数字を100だけ増やし
てある。画素120の捩ればり130が不安定になっ
て、基板122に接触するまで曲る電圧が、くずれ電圧
と呼ばれる。くずれ電圧より若干小さい電圧では、撓み
は大体電圧の線形関数であり、(図3aの破線参照)、
これがアナログ動作領域である。アナログ動作に関係す
る電圧(40−50ボルト)は、集積回路に普通使われ
るよりもずっと大きいことに注意されたい。
的な関数である。これは、丁番34の捩れによって発生
される復元力が、大体撓みの線形関数であるが、静電引
力が、はり30の一番近い隅と基板22の間の距離の逆
数の関数として増加するからである。(距離が減少する
と、静電容量が増加し、従って誘起される電荷の量が増
加すると共に、一層接近することに注意されたい。)図
3aは画素120に対する撓みの電圧に対する大体の依
存性を示している。画素120は画素20を簡単にした
もので、電極42及び40をアドレス電極142として
一緒に結合している(電極41及び46をアドレス電極
146として一緒に結合している)。図3bの平面図を
参照されたい。この図で画素120の要素は、画素20
の対応する要素に比べて、参照数字を100だけ増やし
てある。画素120の捩ればり130が不安定になっ
て、基板122に接触するまで曲る電圧が、くずれ電圧
と呼ばれる。くずれ電圧より若干小さい電圧では、撓み
は大体電圧の線形関数であり、(図3aの破線参照)、
これがアナログ動作領域である。アナログ動作に関係す
る電圧(40−50ボルト)は、集積回路に普通使われ
るよりもずっと大きいことに注意されたい。
【0024】画素20の動作を解析する前に、単純にし
た画素120の定性的な解析をする。図4は画素120
の簡略側面断面図(図1b及び図2と同様)であって、
使う変数を定義している。図3bは隣合う2つの画素1
20の平面図である。図4に示す様に、アドレス電極1
46及び捩ればり130が接地され、電圧φa がアドレ
ス電極142に印加される。これによって捩ればり13
0が角度θだけ回転する。捩ればりの回転は、捩ればり
130の先端131が撓む距離zT 、又は撓んでいない
捩ればりの先端131とアドレス電極142の間の距離
zO に対して正規化した距離αとして表わすことができ
る。
た画素120の定性的な解析をする。図4は画素120
の簡略側面断面図(図1b及び図2と同様)であって、
使う変数を定義している。図3bは隣合う2つの画素1
20の平面図である。図4に示す様に、アドレス電極1
46及び捩ればり130が接地され、電圧φa がアドレ
ス電極142に印加される。これによって捩ればり13
0が角度θだけ回転する。捩ればりの回転は、捩ればり
130の先端131が撓む距離zT 、又は撓んでいない
捩ればりの先端131とアドレス電極142の間の距離
zO に対して正規化した距離αとして表わすことができ
る。
【0025】
【数1】
【0026】回転角が小さく、θをラジアンで表わした
場合、θとαは次の式の関係にある。
場合、θとαは次の式の関係にある。
【0027】
【数2】
【0028】ここでLは四角の捩ればり130の内、向
合った隅135,137で捩れができる様に枢着された
辺の長さである。
合った隅135,137で捩れができる様に枢着された
辺の長さである。
【0029】アドレス電極142に電圧φa を印加する
ことによって隅135,137を通る軸線の廻りに捩れ
ばり130に加わるトルクは次の様に計算することがで
きる。最初に、捩ればり130の内、回転軸線から距離
xの所にあって、幅dxを持つ小さい(無限小)区域を
考える(図4の上側の図を参照)。捩ればり130上の
この小さな区域と、アドレス電極142の間の小さな垂
直の容積の静電エネルギは、近似的に(フリンジ電界を
無視して、一様な電界を仮定すれば)、次の様になる。
ことによって隅135,137を通る軸線の廻りに捩れ
ばり130に加わるトルクは次の様に計算することがで
きる。最初に、捩ればり130の内、回転軸線から距離
xの所にあって、幅dxを持つ小さい(無限小)区域を
考える(図4の上側の図を参照)。捩ればり130上の
この小さな区域と、アドレス電極142の間の小さな垂
直の容積の静電エネルギは、近似的に(フリンジ電界を
無視して、一様な電界を仮定すれば)、次の様になる。
【0030】
【数3】
【0031】
【外1】 気変位である。z0 −zが小さな垂直容積の高さであ
り、2(L/√2−x)が、捩ればり130上の小さな
区域の長さであることに注意されたい。
り、2(L/√2−x)が、捩ればり130上の小さな
区域の長さであることに注意されたい。
【外2】 の差を隔たりで割ったものである。
【0032】
【数4】
【0033】電界によってこの小さな区域に垂直方向
(z)に働く小さな力は、z方向のdUの偏微分であ
る。
(z)に働く小さな力は、z方向のdUの偏微分であ
る。
【0034】
【数5】 即ち、
【0035】
【数6】
【0036】この小さな力によって捩ればり130に加
わる小さなトルクはこの力のモーメントの腕がxに等し
いから、xdFz である。この為、アドレス電極142
にφ a が印加されたことにより、捩ればり130に加わ
る合計の引張るトルクτa は次の式で表わされる。
わる小さなトルクはこの力のモーメントの腕がxに等し
いから、xdFz である。この為、アドレス電極142
にφ a が印加されたことにより、捩ればり130に加わ
る合計の引張るトルクτa は次の式で表わされる。
【0037】
【数7】
【0038】ここで小さな角度の近似θ=tan(θ)
を使ってz=xθと置いている。この積分を求めると
を使ってz=xθと置いている。この積分を求めると
【0039】
【数8】
【0040】ここでθはαで表わしてあり、正規化され
た撓みである。図5は3種類の異なるアドレス電圧(V
1 <V2 <V3 )に対し、αに対するτa の依存性を示
している。捩れ丁番の捩れによって発生される復元ドル
クは次の式で表わされる。
た撓みである。図5は3種類の異なるアドレス電圧(V
1 <V2 <V3 )に対し、αに対するτa の依存性を示
している。捩れ丁番の捩れによって発生される復元ドル
クは次の式で表わされる。
【0041】
【数9】
【0042】ここでCが捩れ丁番のコンプライアンスで
ある。復元トルクの大きさが、図5に破線で示されてい
る。正味のトルクがゼロになる点を解析することによ
り、捩ればり130の安定な平衡点を見つけることがで
きる。図5でφa =V1 の時、P及びQと記した点で正
味のトルクがゼロである。点P(α=α1 )は、αが何
れの向きに小さな変化をしても正味のトルクがαをα1
に向けて復元させるので、安定な平衡を表わす。これと
対照的に、点Qでは、αがα2 から遠ざける向きの小さ
な変化をした時の正味のトルクは、この変化を増加する
様に作用する。これによってα1 に戻るか、或いは先端
131が電極142(α=α1 にランディングしてくず
れる。φ a が0とV2 の間のどの値でも、同様な挙動に
なる。
ある。復元トルクの大きさが、図5に破線で示されてい
る。正味のトルクがゼロになる点を解析することによ
り、捩ればり130の安定な平衡点を見つけることがで
きる。図5でφa =V1 の時、P及びQと記した点で正
味のトルクがゼロである。点P(α=α1 )は、αが何
れの向きに小さな変化をしても正味のトルクがαをα1
に向けて復元させるので、安定な平衡を表わす。これと
対照的に、点Qでは、αがα2 から遠ざける向きの小さ
な変化をした時の正味のトルクは、この変化を増加する
様に作用する。これによってα1 に戻るか、或いは先端
131が電極142(α=α1 にランディングしてくず
れる。φ a が0とV2 の間のどの値でも、同様な挙動に
なる。
【0043】φa =V2 の時、点P及びQは、τa 及び
τr の曲線の接点の一点Rに合体する。点R(α=
αc)は準安定な平衡を表わす。αがαc よりも低い方
に変化すると、正味のトルクがαをαc に向けて復元す
るが、αがαc より高い方に変化すると、正味トルクが
先端131をアドレス電極142へくずれさせる(α=
1)。φa がV2 より大きく、図5に示すV3 である
時、正味のトルクがゼロになる点がない。従って、V2
がくずれ電圧であり、Vc で表わす。図6は上に述べた
ことを纏めたものである。φa をゼロからVc まで増加
すると、安定な撓み平衡α1 を増加することになり、φ
a =Vc の時安定な平衡がαc に達し、そこで平衡が消
滅する。くずれる様な撓み(α=1)を含めると、画素
120は、φa <Vc に対し、2つの安定な平衡を持つ
ものと見做すことができる。その1つがアナログ平衡
(撓みがφa に関係する)であり、もう1つがφa に無
関係なディジタル(α=1)である。
τr の曲線の接点の一点Rに合体する。点R(α=
αc)は準安定な平衡を表わす。αがαc よりも低い方
に変化すると、正味のトルクがαをαc に向けて復元す
るが、αがαc より高い方に変化すると、正味トルクが
先端131をアドレス電極142へくずれさせる(α=
1)。φa がV2 より大きく、図5に示すV3 である
時、正味のトルクがゼロになる点がない。従って、V2
がくずれ電圧であり、Vc で表わす。図6は上に述べた
ことを纏めたものである。φa をゼロからVc まで増加
すると、安定な撓み平衡α1 を増加することになり、φ
a =Vc の時安定な平衡がαc に達し、そこで平衡が消
滅する。くずれる様な撓み(α=1)を含めると、画素
120は、φa <Vc に対し、2つの安定な平衡を持つ
ものと見做すことができる。その1つがアナログ平衡
(撓みがφa に関係する)であり、もう1つがφa に無
関係なディジタル(α=1)である。
【外3】 の場合、アナログ平衡が消滅し、画素120はディジタ
ルになるだけである。
ルになるだけである。
【0044】くずれる時、捩ればりの先端131がアド
レス電極142に接触し、大きな電流が先端131を通
って電極142に流れ、先端131が電極142に溶着
することに注意されたい。従って、この特定の構造では
くずれは破壊的な現象である。捩れ丁番が非常に薄い場
合、丁番が可溶性リンクとして作用し、捩ればりがくず
れる時、ふっ飛ぶ。
レス電極142に接触し、大きな電流が先端131を通
って電極142に流れ、先端131が電極142に溶着
することに注意されたい。従って、この特定の構造では
くずれは破壊的な現象である。捩れ丁番が非常に薄い場
合、丁番が可溶性リンクとして作用し、捩ればりがくず
れる時、ふっ飛ぶ。
【0045】画素20は、画素120が高い電圧で動作
し、捩ればりがその下にある電極に破壊的にくずれると
云う問題を解決する。画素20は、電気的に捩ればり3
0に接続されたランディング電極40,41を追加する
と共に、アドレス電極42をアドレス電極46に接続し
ているが、アドレス信号φa を論理的に反転してある。
図7の回路図参照。次に画素20の動作を説明する。最
初に、一定のアドレス電圧信号φに対し、はり30とア
ドレス電極46の間に発生されるトルクτ+ を、はり3
0の正規化撓みのαの関数として考える。最初、はり3
0及びランディング電極40,41が接地され(VB =
0)、電圧φがアドレス電極42にも印加されていると
仮定する。単純化した画素120のトルクとは異なり、
トルクτ+ は、αが1に近ずく時、∞になる傾向がな
い。これは、はり30の先端31がランディング電極4
1当たり、はり30をアドレス電極46から離れた状態
に保つからである。画素120の先端131が電極14
2に当たると云う破壊的な性質を持つのと対照的に、先
端31がランディング電極41に当たることは、ランデ
ィング電極41とはり30が電気的に接続されているか
ら、大きな電流パルスや先端31のランディング電極4
1に対する溶着を招くことがない。更に、はり30がラ
ンディング電極40向って反対向きに撓む時、はり30
及びアドレス電極46の間の隔たりが増加するから、α
は−1に近づき、τ+ が減少する。図7参照。
し、捩ればりがその下にある電極に破壊的にくずれると
云う問題を解決する。画素20は、電気的に捩ればり3
0に接続されたランディング電極40,41を追加する
と共に、アドレス電極42をアドレス電極46に接続し
ているが、アドレス信号φa を論理的に反転してある。
図7の回路図参照。次に画素20の動作を説明する。最
初に、一定のアドレス電圧信号φに対し、はり30とア
ドレス電極46の間に発生されるトルクτ+ を、はり3
0の正規化撓みのαの関数として考える。最初、はり3
0及びランディング電極40,41が接地され(VB =
0)、電圧φがアドレス電極42にも印加されていると
仮定する。単純化した画素120のトルクとは異なり、
トルクτ+ は、αが1に近ずく時、∞になる傾向がな
い。これは、はり30の先端31がランディング電極4
1当たり、はり30をアドレス電極46から離れた状態
に保つからである。画素120の先端131が電極14
2に当たると云う破壊的な性質を持つのと対照的に、先
端31がランディング電極41に当たることは、ランデ
ィング電極41とはり30が電気的に接続されているか
ら、大きな電流パルスや先端31のランディング電極4
1に対する溶着を招くことがない。更に、はり30がラ
ンディング電極40向って反対向きに撓む時、はり30
及びアドレス電極46の間の隔たりが増加するから、α
は−1に近づき、τ+ が減少する。図7参照。
【0046】アドレス電極42によってはり30に発生
されたトルクτ- は、対称性により、τ+ と関係を持つ
ことが容易に分る。τ- (α)=−τ+ (−α)であ
る。従って、両方のアドレス電極42,46に一定電圧
φが印加され、αと云う正規化撓みがある場合、正味の
引張るトルクτa は、和τ+ +τ- であり、正のトルク
が電極46に引張り、負のトルクが電極42に引張る。
αの関数としての正味の引張るトルクが図8に示されて
いる。τ+ (α)及びτ- (α)に対する曲線が、画素
120の説明でτa を導出したのと同様の形で、導出さ
れる。図9は使われる変数を示している。これは図4と
同じ変数であるが、捩ればり30の下にあるアドレス電
極42,46の範囲を表わすL′を追加している。L′
を次の式で定義した正規化距離βで表わすのが便利であ
る。
されたトルクτ- は、対称性により、τ+ と関係を持つ
ことが容易に分る。τ- (α)=−τ+ (−α)であ
る。従って、両方のアドレス電極42,46に一定電圧
φが印加され、αと云う正規化撓みがある場合、正味の
引張るトルクτa は、和τ+ +τ- であり、正のトルク
が電極46に引張り、負のトルクが電極42に引張る。
αの関数としての正味の引張るトルクが図8に示されて
いる。τ+ (α)及びτ- (α)に対する曲線が、画素
120の説明でτa を導出したのと同様の形で、導出さ
れる。図9は使われる変数を示している。これは図4と
同じ変数であるが、捩ればり30の下にあるアドレス電
極42,46の範囲を表わすL′を追加している。L′
を次の式で定義した正規化距離βで表わすのが便利であ
る。
【0047】
【数10】
【0048】即ち、画素120では、L′がL/√2に
等しく、βは1に等しい。この定義を用い、積分変数を
変えると、τ+ に対する計算は次の様になる。
等しく、βは1に等しい。この定義を用い、積分変数を
変えると、τ+ に対する計算は次の様になる。
【0049】
【数11】
【0050】これは部分分数によって直ちに積分され、
次の様になる。
次の様になる。
【0051】
【数12】
【0052】ここでg(α,β)は、この式によって定
義された無次元の関数である。β=1/2と置くと、図
8の曲線になる。画素20の動作を解析する為に、予備
的にアドレス電極42,46の両方がアース電位に保た
れている間、はり30及びランディング電極40,41
に印加される正の差バイアスVB を増加する効果を考え
る。(勿論、これによって両方のアドレス電極にVB を
印加し、はり30及び両方のランディング電極を接地す
るのと同じトルクが発生される。更に、負のVB は対称
的な結果を生ずるが、符号が簡単であるから、正のVB
だけを考える。)画素120の解析の場合と同じく、正
味のトルクがゼロ(引張るトルクτa 及び復元トルクτ
r )を持つ点の計算が平衡点を決定する。τr は捩れば
りの撓みと捩れ丁番のコンプライアンスに関係するだけ
であるから、τr は画素120の場合と同じである。然
し、画素20に対する引張るトルクτa は制限されてい
て、対称的であり、画素120(図5参照)では、α=
1の時の制限されていないトルク及びα=0の時の正の
トルクとは対照的に、α=0の時にゼロを通過する(図
8参照)。これが、次に述べる様に、画素120の前に
述べた動作との定性的な違いである。図10は、小さい
VB を持ち、アドレス電極42,46をアースした時の
画素20に対するτa 及びτr を示す。正味のトルクは
α=0で消滅し、はり30は撓まないままである。(は
り30がランディング電極40または41の一方にくず
れるα=±1を含めて)ゼロ以外のαでは、正味のトル
クがはり30を撓まない状態(α=0)に復元し、これ
が唯一の安定な平衡である。従って、これは単安定動作
モードである。
義された無次元の関数である。β=1/2と置くと、図
8の曲線になる。画素20の動作を解析する為に、予備
的にアドレス電極42,46の両方がアース電位に保た
れている間、はり30及びランディング電極40,41
に印加される正の差バイアスVB を増加する効果を考え
る。(勿論、これによって両方のアドレス電極にVB を
印加し、はり30及び両方のランディング電極を接地す
るのと同じトルクが発生される。更に、負のVB は対称
的な結果を生ずるが、符号が簡単であるから、正のVB
だけを考える。)画素120の解析の場合と同じく、正
味のトルクがゼロ(引張るトルクτa 及び復元トルクτ
r )を持つ点の計算が平衡点を決定する。τr は捩れば
りの撓みと捩れ丁番のコンプライアンスに関係するだけ
であるから、τr は画素120の場合と同じである。然
し、画素20に対する引張るトルクτa は制限されてい
て、対称的であり、画素120(図5参照)では、α=
1の時の制限されていないトルク及びα=0の時の正の
トルクとは対照的に、α=0の時にゼロを通過する(図
8参照)。これが、次に述べる様に、画素120の前に
述べた動作との定性的な違いである。図10は、小さい
VB を持ち、アドレス電極42,46をアースした時の
画素20に対するτa 及びτr を示す。正味のトルクは
α=0で消滅し、はり30は撓まないままである。(は
り30がランディング電極40または41の一方にくず
れるα=±1を含めて)ゼロ以外のαでは、正味のトル
クがはり30を撓まない状態(α=0)に復元し、これ
が唯一の安定な平衡である。従って、これは単安定動作
モードである。
【0053】差バイアスをVB =V1 (図10)からV
B =V2 (図11)に増加すると、正味のトルクがゼロ
になる点が更に2点現われる。即ち、α=0と、α=±
1近くの点P及び−Pである。やはりα=0が安定な平
衡であるが、点P及び−Pは、画素120に対する図5
の点Qと同様に不安定である。P及び−Pから一層小さ
い|α|まで小さな変化をすると、はり30を撓まない
状態α=0に戻す正味のトルクが生じ、P又は−Pの前
後に一層大きな|α|まで小さな変化をすると、はり3
0をランディング電極40又は41(α=±1)にくず
れさせる正味のトルクが生ずる。従って、この差バイア
スでは、はり30はα=0、±1の3つの安定な平衡を
持つ。従って、これは3安定動作モードである。
B =V2 (図11)に増加すると、正味のトルクがゼロ
になる点が更に2点現われる。即ち、α=0と、α=±
1近くの点P及び−Pである。やはりα=0が安定な平
衡であるが、点P及び−Pは、画素120に対する図5
の点Qと同様に不安定である。P及び−Pから一層小さ
い|α|まで小さな変化をすると、はり30を撓まない
状態α=0に戻す正味のトルクが生じ、P又は−Pの前
後に一層大きな|α|まで小さな変化をすると、はり3
0をランディング電極40又は41(α=±1)にくず
れさせる正味のトルクが生ずる。従って、この差バイア
スでは、はり30はα=0、±1の3つの安定な平衡を
持つ。従って、これは3安定動作モードである。
【0054】差バイアスをVB =V2 から、VB =V0
(図12参照)に更に増加すると、τa 及びτr 曲線が
α=0で互いに接線となり、安定な平衡としてのα=0
が消滅する。実際、αが0の前後に小さな変化をどれだ
けしても、|τa |>|τr |になり、はり30はラン
ディング電極の一方(α=±1)にくずれる。差バイア
スVB がV0 より大きい場合、画素20は引続いて2つ
の安定な点α±1を持つ。従って、これは2安定動作モ
ードである(図13参照)。
(図12参照)に更に増加すると、τa 及びτr 曲線が
α=0で互いに接線となり、安定な平衡としてのα=0
が消滅する。実際、αが0の前後に小さな変化をどれだ
けしても、|τa |>|τr |になり、はり30はラン
ディング電極の一方(α=±1)にくずれる。差バイア
スVB がV0 より大きい場合、画素20は引続いて2つ
の安定な点α±1を持つ。従って、これは2安定動作モ
ードである(図13参照)。
【0055】要約すれば、両方のアドレス電極を同じ電
位につなぐと、画素20は小さな差バイアスでは単安定
(α=0)になり、更に増加する差バイアスに対しては
3安定(α=0,±1)になり、V0 に等しいか又はそ
れより大きい全ての差バイアスでは、2安定(α=±
1)に落着く。差バイアスの増加に伴なうこの挙動の進
行は、差バイアスの種々の値に対し、はりの撓みの関数
として、捩ればり30のポテンシャル・エネルギを描く
ことによりグラフで示すことができる(図14参照)。
差バイアスの値が小さい場合(図14のVB =0)、ポ
テンシャルがα=0から両方向に増加する。はり30は
単安定であり、ゼロの撓みが唯一の安定点である。VB
がV1 まで増加すると、ポテンシャル・エネルギ曲線の
勾配がα=±1で0になり、これらの点で正味のトルク
はゼロになる。VB >V1 では、ポテンシャル・エネル
ギがα=±1で下がり、α=0とα=±1の間に障壁が
発生する。この時はり30は3安定である。更にVB が
V0 まで増加すると、α=0で障壁が癒着して消滅し、
はり30は
位につなぐと、画素20は小さな差バイアスでは単安定
(α=0)になり、更に増加する差バイアスに対しては
3安定(α=0,±1)になり、V0 に等しいか又はそ
れより大きい全ての差バイアスでは、2安定(α=±
1)に落着く。差バイアスの増加に伴なうこの挙動の進
行は、差バイアスの種々の値に対し、はりの撓みの関数
として、捩ればり30のポテンシャル・エネルギを描く
ことによりグラフで示すことができる(図14参照)。
差バイアスの値が小さい場合(図14のVB =0)、ポ
テンシャルがα=0から両方向に増加する。はり30は
単安定であり、ゼロの撓みが唯一の安定点である。VB
がV1 まで増加すると、ポテンシャル・エネルギ曲線の
勾配がα=±1で0になり、これらの点で正味のトルク
はゼロになる。VB >V1 では、ポテンシャル・エネル
ギがα=±1で下がり、α=0とα=±1の間に障壁が
発生する。この時はり30は3安定である。更にVB が
V0 まで増加すると、α=0で障壁が癒着して消滅し、
はり30は
【外4】 では2安定になる。
【0056】画素20を2安定にする為に必要な極く小
さい差バイアスV0は次の様に導出される。はり30及
びランデイング電極40,41にVB を印加し、アドレ
ス電極42及び46を接地すると、はり30に対してア
ドレス電極によって発生されるトルクは次のようにな
る。
さい差バイアスV0は次の様に導出される。はり30及
びランデイング電極40,41にVB を印加し、アドレ
ス電極42及び46を接地すると、はり30に対してア
ドレス電極によって発生されるトルクは次のようにな
る。
【0057】
【数13】
【0058】ここでΔg(α,β)=g(α,β)−g
(−α,β)であり、g(α,β)は、画素120の解
析に関連して前に定義した無次元関数であり、τ0 は無
次元の量
(−α,β)であり、g(α,β)は、画素120の解
析に関連して前に定義した無次元関数であり、τ0 は無
次元の量
【数14】 である。図18にこう云う関数を示す。この時、V
0 が、τa 及びτr がα=0で接線になる様にするVB
の値である。
0 が、τa 及びτr がα=0で接線になる様にするVB
の値である。
【0059】
【数15】
【0060】前に定めた定義を使うと、これは次の様に
書直すことができる。
書直すことができる。
【0061】
【数16】
【0062】捩れ丁番のコンプライアンスCが分ってい
れば、上に挙げた式をV0 について解いて、画素20を
2安定にする差バイアスが分かる。Cが分らなければ、
V0 をアナログ・モードで画素を動作させる時のくずれ
電圧Vc の百分率として表わし、実験的に決めることが
できる。
れば、上に挙げた式をV0 について解いて、画素20を
2安定にする差バイアスが分かる。Cが分らなければ、
V0 をアナログ・モードで画素を動作させる時のくずれ
電圧Vc の百分率として表わし、実験的に決めることが
できる。
【0063】2安定画素20をアドレス可能にする為
に、好ましい回転方向を設定しなければならない。両方
のアドレス電極42,46が接地されていれば、α=0
の前後の小さな攝動により、はり30を不規則に回転さ
せ、はり30及びランディング電極40,41に差バイ
アス(VB >V0 )を印加した時、一方のランディング
電極にくずれる様にする。然し、差バイアスを印加する
前に、γを1よりずっと小さい正の数として、アドレス
電極46をφ+ =−γVB の電位に設定すれば、はり3
0及びランディング40,41に差バイアスVB を印加
すること(図15参照)により、はり30をランディン
グ電極41に向って回転させる正味のトルクが発生され
る。これが図16のτa 曲線によって示されている。実
際、VBと反対の符号を持つφ+ により、捩ればりはα
=+1の安定状態に「トリガ」される。φ+ 及びVB の
反対の符号は、たとえはり30がまだ撓んでいなくて
も、一旦差バイアスが印加されれば、アドレス電極46
に対する引力がアドレス電極42に対する引力よりも大
きいことを意味する。更に、γが小さいことは、VB を
印加する前、はり30は小さな距離だけ回転すれば、図
5の点Pと同様な安定な平衡点に達することを意味す
る。これと対称的に、トリガ電位φ- をアドレス電極4
2に印加すれば、差バイアスが印加された時、ビーム3
0がランデ
に、好ましい回転方向を設定しなければならない。両方
のアドレス電極42,46が接地されていれば、α=0
の前後の小さな攝動により、はり30を不規則に回転さ
せ、はり30及びランディング電極40,41に差バイ
アス(VB >V0 )を印加した時、一方のランディング
電極にくずれる様にする。然し、差バイアスを印加する
前に、γを1よりずっと小さい正の数として、アドレス
電極46をφ+ =−γVB の電位に設定すれば、はり3
0及びランディング40,41に差バイアスVB を印加
すること(図15参照)により、はり30をランディン
グ電極41に向って回転させる正味のトルクが発生され
る。これが図16のτa 曲線によって示されている。実
際、VBと反対の符号を持つφ+ により、捩ればりはα
=+1の安定状態に「トリガ」される。φ+ 及びVB の
反対の符号は、たとえはり30がまだ撓んでいなくて
も、一旦差バイアスが印加されれば、アドレス電極46
に対する引力がアドレス電極42に対する引力よりも大
きいことを意味する。更に、γが小さいことは、VB を
印加する前、はり30は小さな距離だけ回転すれば、図
5の点Pと同様な安定な平衡点に達することを意味す
る。これと対称的に、トリガ電位φ- をアドレス電極4
2に印加すれば、差バイアスが印加された時、ビーム3
0がランデ
【外5】 がVB と同じ符号であれば、これは大体、一旦差バイア
スが印加された時、反対のアドレス電極に反対の符号を
持つトリガ電位を印加することに相当する。
スが印加された時、反対のアドレス電極に反対の符号を
持つトリガ電位を印加することに相当する。
【0064】
【外6】 VB を取去り、アドレス電極がアースに戻っても、安定
状態(α=±1)にあるはり30はその安定状態に止ま
る。はり30を一方の安定状態から他方の安定状態へト
リガする為には、差バイアスを一時的にターンオフしな
ければならない。差バイアスを再びターンオンした時、
2つのアドレス電極の電位が標本化され、はり30が適
当な安定状態にトリガされる。図17は、負のVBを用
いて、α=1及びα=−1の間ではり30を交互に切換
えた時の時間線図である。
状態(α=±1)にあるはり30はその安定状態に止ま
る。はり30を一方の安定状態から他方の安定状態へト
リガする為には、差バイアスを一時的にターンオフしな
ければならない。差バイアスを再びターンオンした時、
2つのアドレス電極の電位が標本化され、はり30が適
当な安定状態にトリガされる。図17は、負のVBを用
いて、α=1及びα=−1の間ではり30を交互に切換
えた時の時間線図である。
【0065】γの大きさは、アドレス電圧と差バイアス
との比に丁度等しい。γを小さく作ることができればで
きる程、画素20の動作電圧が一層小さくなる。γの解
析の初めに、差バイアス−|VB |をはり30とランデ
ィング電極40,41に印加し、電極42を接地した
時、電位φ+ =γ|VB |を用いて、電極46によって
発生される引張るトルクを考える。(正のアドレス電圧
及び負の差バイアスを想定する。)電位差がφ+ +|V
B |であるから、
との比に丁度等しい。γを小さく作ることができればで
きる程、画素20の動作電圧が一層小さくなる。γの解
析の初めに、差バイアス−|VB |をはり30とランデ
ィング電極40,41に印加し、電極42を接地した
時、電位φ+ =γ|VB |を用いて、電極46によって
発生される引張るトルクを考える。(正のアドレス電圧
及び負の差バイアスを想定する。)電位差がφ+ +|V
B |であるから、
【0066】
【数17】
【0067】アースにある電極42によって発生される
引張るトルクは、前に導出したものと同じである。 τ- =τ0 g(−α,β) 従って、正味の引張るトルクは τa =τ0 〔(1+γ)2 g(α,β)−g(−α,β)〕
引張るトルクは、前に導出したものと同じである。 τ- =τ0 g(−α,β) 従って、正味の引張るトルクは τa =τ0 〔(1+γ)2 g(α,β)−g(−α,β)〕
【0068】図19は、γ=0及びγ=0.1に対する
τa を示しており、γ=0では、画素20は2安定であ
って、α=0の時優先する回転方向がないことを示して
いる。これと反対に、γ=0.1の時、正味のトルクは
Pと記した点ではゼロであり、α>−|αp |の時、は
り30がランディング電極41に向って回転し、α<−
|αp |の時、はり30がランディング電極40に向っ
て回転する。この時、γは差バイアスを使うことによ
り、α=0の時のトルク利得にも関係する。この利得
は、φ+ =−γVB の印加アドレス電圧とVB の印加差
バイアスとを用いた時のα=0に於ける正味の引張るト
ルクと、φ+ =−γVB の印加アドレス電圧を用いる
が、印加差バイアスを用いない時のα=0に於ける正味
の引張るトルクとの比と定義される。即ち、
τa を示しており、γ=0では、画素20は2安定であ
って、α=0の時優先する回転方向がないことを示して
いる。これと反対に、γ=0.1の時、正味のトルクは
Pと記した点ではゼロであり、α>−|αp |の時、は
り30がランディング電極41に向って回転し、α<−
|αp |の時、はり30がランディング電極40に向っ
て回転する。この時、γは差バイアスを使うことによ
り、α=0の時のトルク利得にも関係する。この利得
は、φ+ =−γVB の印加アドレス電圧とVB の印加差
バイアスとを用いた時のα=0に於ける正味の引張るト
ルクと、φ+ =−γVB の印加アドレス電圧を用いる
が、印加差バイアスを用いない時のα=0に於ける正味
の引張るトルクとの比と定義される。即ち、
【0069】
【数18】
【0070】例えば、VB =−50ボルトでγ=0.1
(即ちアドレス電圧φ+ =+5ボルト)であれば、G=
21である。これは、α=0に於けるトルクが、5ボル
トのアドレス電圧を50ボルトの差バイアスと組合わせ
た時には、5ボルトのアドレス電圧だけを使った時の2
1倍になることを意味する。このトルク利得の考えが、
やはり単独で作用する時に正味のトルクを発生する、そ
れなしの場合の一層小さいアドレス電圧によって発生さ
れるトルクに利得を加えると云う差バイアスの特徴を説
明する助けになる。
(即ちアドレス電圧φ+ =+5ボルト)であれば、G=
21である。これは、α=0に於けるトルクが、5ボル
トのアドレス電圧を50ボルトの差バイアスと組合わせ
た時には、5ボルトのアドレス電圧だけを使った時の2
1倍になることを意味する。このトルク利得の考えが、
やはり単独で作用する時に正味のトルクを発生する、そ
れなしの場合の一層小さいアドレス電圧によって発生さ
れるトルクに利得を加えると云う差バイアスの特徴を説
明する助けになる。
【0071】画素20でβ<1のアドレス電極を使う特
徴は、画素120のはり130が、同様な動作状態のも
とで電極142又は146にぶつかる時のランディング
に比べて、はり30がランディング電極40又は41に
ぶつかる時のソフト・ランディングである。最初に画素
120を考える。図20は、くずれ電圧をアドレス電極
146に印加するが、電極146の幅をはり130の半
幅のβ倍に減少した時の画素120に対する引張るトル
ク及び復元トルクを示している(これは画素20と同じ
βであり、はり130が電極146にぶつかる場合の引
張るトルクが無制限であることを避ける為に必要であ
る)。ランディング・トルクは、ランディングの撓み
(α=1)に於ける引張るトルク及び復元トルクの間の
差に丁度等しい。復元トルクに対して正規化したランデ
ィング・トルクは、この差をランディングの時の撓みに
於ける復元トルクで除したものである。
徴は、画素120のはり130が、同様な動作状態のも
とで電極142又は146にぶつかる時のランディング
に比べて、はり30がランディング電極40又は41に
ぶつかる時のソフト・ランディングである。最初に画素
120を考える。図20は、くずれ電圧をアドレス電極
146に印加するが、電極146の幅をはり130の半
幅のβ倍に減少した時の画素120に対する引張るトル
ク及び復元トルクを示している(これは画素20と同じ
βであり、はり130が電極146にぶつかる場合の引
張るトルクが無制限であることを避ける為に必要であ
る)。ランディング・トルクは、ランディングの撓み
(α=1)に於ける引張るトルク及び復元トルクの間の
差に丁度等しい。復元トルクに対して正規化したランデ
ィング・トルクは、この差をランディングの時の撓みに
於ける復元トルクで除したものである。
【0072】
【数19】
【0073】ここで図20の形状を使ってτr (1,
β)=τ0g(αc ,β)/αc と置換えている、即
ち、くずれる時の撓み(αc )を大体1に等しくする様
にβを選ぶことができれば、τl は0に近づく。β=
0.5の場合、くずれの撓みαc =0.9であり、τl
は計算によって0.011になり、従ってランディング
・トルクはランディングの時の復元トルクの僅か1%で
ある。
β)=τ0g(αc ,β)/αc と置換えている、即
ち、くずれる時の撓み(αc )を大体1に等しくする様
にβを選ぶことができれば、τl は0に近づく。β=
0.5の場合、くずれの撓みαc =0.9であり、τl
は計算によって0.011になり、従ってランディング
・トルクはランディングの時の復元トルクの僅か1%で
ある。
【0074】電極146の上に薄い誘電体層を適用する
と、β=1の幅の電極146を使うことができる。これ
は、はり130が電極146にあたって壊れるのが防止
できるからである(事実上αは1.0より若干小さい値
に制限される)。従って、ランディング時の撓みαl は
1より小さくすることができ、1に近づく積αl βがg
(α,β)に於ける対数の特異点である。β=1及びα
l =0.987(これは画素120のポリシリコン電極
146が2000Åの二酸化シリコンで覆われ、厚さ4
μのスペーサ層を持ち、空気中で動作する場合に対応す
る)に対する正規化ランディング・トルクは、計算によ
り約3.06であり、くずれ時の撓みα c =0.54で
ある。β=1の時の正規化ランディング・トルクと正規
化ランディングβ=0.5との比は、この為約278で
ある。これは正規化ランディング・トルクに対するβの
大きな影響を示している。
と、β=1の幅の電極146を使うことができる。これ
は、はり130が電極146にあたって壊れるのが防止
できるからである(事実上αは1.0より若干小さい値
に制限される)。従って、ランディング時の撓みαl は
1より小さくすることができ、1に近づく積αl βがg
(α,β)に於ける対数の特異点である。β=1及びα
l =0.987(これは画素120のポリシリコン電極
146が2000Åの二酸化シリコンで覆われ、厚さ4
μのスペーサ層を持ち、空気中で動作する場合に対応す
る)に対する正規化ランディング・トルクは、計算によ
り約3.06であり、くずれ時の撓みα c =0.54で
ある。β=1の時の正規化ランディング・トルクと正規
化ランディングβ=0.5との比は、この為約278で
ある。これは正規化ランディング・トルクに対するβの
大きな影響を示している。
【0075】ソフト・ランディングの効用を決定する
際、2つの効果を考慮すべきである。一番目の効果は、
移動するはりが電極(ランディング電極又はアドレス電
極上の誘電体の何れか)に当る時の衝撃によって発生さ
れる機械的な損傷に関係する運動効果である。2番目の
効果は、持続的なランディング・トルクが原因ではりと
電極の間に生ずる冷溶着効果に関係する静止効果であ
る。静止効果は、前に考えたランディング・トルクを下
げることによって減少し、運動効果はランディング時の
運動エネルギ(速度)を下げることによって減少する。
ランディング時の運動エネルギは機械的な制動の程度に
応じて極端な2つの場合に分けて計算することができ
る。制動は、はりが急速に回転(こ
際、2つの効果を考慮すべきである。一番目の効果は、
移動するはりが電極(ランディング電極又はアドレス電
極上の誘電体の何れか)に当る時の衝撃によって発生さ
れる機械的な損傷に関係する運動効果である。2番目の
効果は、持続的なランディング・トルクが原因ではりと
電極の間に生ずる冷溶着効果に関係する静止効果であ
る。静止効果は、前に考えたランディング・トルクを下
げることによって減少し、運動効果はランディング時の
運動エネルギ(速度)を下げることによって減少する。
ランディング時の運動エネルギは機械的な制動の程度に
応じて極端な2つの場合に分けて計算することができ
る。制動は、はりが急速に回転(こ
【外7】 はりと電極の間のすき間にある空気の変位によって起
る。2つの極端な場合は過剰制動及び制動なしである。
る。2つの極端な場合は過剰制動及び制動なしである。
【0076】過剰制動の場合、はりの速度は持続的な引
張るトルクが存在しない時、急速にゼロにされる。この
為、正規化ランディング・トルクを減らす様にβを選ん
だ場合、ランディングの時、速度はゼロまで減少する。
制動無しの場合、運動エネルギははりが電極にぶつかる
まで絶えず増加し、τ a −τr をα=0からα=1まで
積分することによって計算することができる。β=0.
5の時のこの積分とβ=1.0の時のこの積分との比
は、前に考えた正規化ランディング・トルクの比より更
に小さい。従って、ソフト・ランディングは、画素12
0に対する静止及び運動ランディング効果の両方を減少
するのに有効である。差バイアスのレベルを画素20を
2安定にする様にした時(VB =V0 )の画素20に対
するソフト・ランディングの解析は、次の通りである。
図21はγ=0(曲線1)及びγ=0.1(曲線2)の
場合のτa を示している。VB =V0 と云う条件は、α
=0で引張るトルク及び復元トルクの曲線が接すること
を意味する。
張るトルクが存在しない時、急速にゼロにされる。この
為、正規化ランディング・トルクを減らす様にβを選ん
だ場合、ランディングの時、速度はゼロまで減少する。
制動無しの場合、運動エネルギははりが電極にぶつかる
まで絶えず増加し、τ a −τr をα=0からα=1まで
積分することによって計算することができる。β=0.
5の時のこの積分とβ=1.0の時のこの積分との比
は、前に考えた正規化ランディング・トルクの比より更
に小さい。従って、ソフト・ランディングは、画素12
0に対する静止及び運動ランディング効果の両方を減少
するのに有効である。差バイアスのレベルを画素20を
2安定にする様にした時(VB =V0 )の画素20に対
するソフト・ランディングの解析は、次の通りである。
図21はγ=0(曲線1)及びγ=0.1(曲線2)の
場合のτa を示している。VB =V0 と云う条件は、α
=0で引張るトルク及び復元トルクの曲線が接すること
を意味する。
【0077】
【数20】
【0078】2安定画素20に対する正規化ランディン
グ・トルクは次の様になる。
グ・トルクは次の様になる。
【0079】
【数21】
【0080】β=0.5及びγ=0.1の場合、正規化
ランディング・トルクは0.74である。即ち、ランデ
ィング・トルクは復元トルクの74%である。これと反
対にβ=1.0、α=0.987及びγ=0.1の場
合、正規化ランディング・トルクは15.8であり、従
って、ランディング・トルク比は21.4である。
ランディング・トルクは0.74である。即ち、ランデ
ィング・トルクは復元トルクの74%である。これと反
対にβ=1.0、α=0.987及びγ=0.1の場
合、正規化ランディング・トルクは15.8であり、従
って、ランディング・トルク比は21.4である。
【0081】正規化ランディング・トルクは、図22に
示す様に、保持電圧VH を測定することによって、実験
的に決めることができる。上側のτa 曲線は、画素20
を2安定にする小さな差バイアスV0 及びアドレス電圧
φa =−γVB に対する引張るトルクを表わしており、
ビームがランディングする時のランディング・トルクは
τL である。ここでγが一定であり、VB の大きさをV
0 より下にゆっくりと減少したと仮定する。VB =VH
の時、τa (1)の大きさがτr (1)に減少し、ラン
ディング・トルクはゼロに減少している。更に小さい|
VB |の時、正味のトルクは、はり30を図22でPと
記したアナログ平衡位置に復元させる方向である。従っ
て、VB をゆっくりと減少し、その大きさがVH より若
干小さくなると、はり30は突然にランディングした位
置から解放され、ずっと小さい撓みアナログ平衡へ戻
る。
示す様に、保持電圧VH を測定することによって、実験
的に決めることができる。上側のτa 曲線は、画素20
を2安定にする小さな差バイアスV0 及びアドレス電圧
φa =−γVB に対する引張るトルクを表わしており、
ビームがランディングする時のランディング・トルクは
τL である。ここでγが一定であり、VB の大きさをV
0 より下にゆっくりと減少したと仮定する。VB =VH
の時、τa (1)の大きさがτr (1)に減少し、ラン
ディング・トルクはゼロに減少している。更に小さい|
VB |の時、正味のトルクは、はり30を図22でPと
記したアナログ平衡位置に復元させる方向である。従っ
て、VB をゆっくりと減少し、その大きさがVH より若
干小さくなると、はり30は突然にランディングした位
置から解放され、ずっと小さい撓みアナログ平衡へ戻
る。
【0082】従って、2安定モードに於ける画素20の
動作は、一定のγに対し、差バイアスVB の関数として
αを示すグラフである図23に示すヒステリシス曲線で
説明することができる。点(0)ではVB =0であり、
従ってφa =−γVB もゼロであり、はり30は撓まな
い(α=0)。点(0)から点(1)まで、画素20は
アナログ・モードであり、アドレス電極142を接地し
た時のアドレス電極46に印加されるアドレス電極(φ
a =−γVB )により、はり30の撓みは1未満の安定
な平衡α(VB )になる。VB が増加するにつれてαc
の撓みを持つ点(1)でVB =V0 の時の2安定動作に
達するまでαが増加し、はり30は点(2)でランディ
ング電極40にくずれる。この時、はり30は、VB の
大きさを減少する時、点(3)でVB =VH に達するま
でランディング電極41上に止まり、はり30が電極4
1から解放される。解放されたはり30が、アナログ・
モードでVH に対応する撓みまで戻る(図23の点
(4)参照)。
動作は、一定のγに対し、差バイアスVB の関数として
αを示すグラフである図23に示すヒステリシス曲線で
説明することができる。点(0)ではVB =0であり、
従ってφa =−γVB もゼロであり、はり30は撓まな
い(α=0)。点(0)から点(1)まで、画素20は
アナログ・モードであり、アドレス電極142を接地し
た時のアドレス電極46に印加されるアドレス電極(φ
a =−γVB )により、はり30の撓みは1未満の安定
な平衡α(VB )になる。VB が増加するにつれてαc
の撓みを持つ点(1)でVB =V0 の時の2安定動作に
達するまでαが増加し、はり30は点(2)でランディ
ング電極40にくずれる。この時、はり30は、VB の
大きさを減少する時、点(3)でVB =VH に達するま
でランディング電極41上に止まり、はり30が電極4
1から解放される。解放されたはり30が、アナログ・
モードでVH に対応する撓みまで戻る(図23の点
(4)参照)。
【0083】ディジタル装置の場合と同じく、2安定モ
ードで動作する画素20は、画素のあるパラメータが所
期の動作点から特定量以上ずれる場合、正しい安定状態
に切換らない。許される偏差量が雑音余裕と呼ばれる。
画素の何れかのパラメータが雑音余裕より大きく変化す
ると、画素は間違った状態に切換わる。更に、1つのパ
ラメータが所期の動作点からずれたり、或いは雑音があ
ると、画素の他のパラメータの雑音余裕が減少する。
ードで動作する画素20は、画素のあるパラメータが所
期の動作点から特定量以上ずれる場合、正しい安定状態
に切換らない。許される偏差量が雑音余裕と呼ばれる。
画素の何れかのパラメータが雑音余裕より大きく変化す
ると、画素は間違った状態に切換わる。更に、1つのパ
ラメータが所期の動作点からずれたり、或いは雑音があ
ると、画素の他のパラメータの雑音余裕が減少する。
【0084】誤った2安定動作を招く恐れがある様な、
画素20のパラメータの最も重要な2つの偏差は、
(i)平坦さからの捩ればり30の偏差、及び(ii)
捩れ丁番34,36及びはり30に対するアドレス電極
42及び46の整合外れである。最初に平坦さからのは
り30の偏差の余裕Δαを考える。図24は、(はり3
0をランディング電極41に於けるα=+1に撓ませる
為に)電極46にアドレスされた画素20に対す引張る
トルクτa と復元トルクτr とを、平坦さからのはり3
0の3種類の偏差((1),(2),(3)と印す破
線)に対して示している。線(1)では、はり30は平
坦であり、正味のトルクがはり30をα=+1に向けて
回転させる。線(2)では、はり30には−|αm |の
組込みの初期の撓み(ランディング電極40に向う方
向)を持っており、アドレス電極46に対するアドレス
電圧と差バイアスとが印加され、アドレス電極42がア
ースであると、組込みの初期の撓みの為に、正味のトル
クはゼロになる。線(3)では、組込みの初期の撓みが
非常に大きく、電極46に対するアドレス電極と差バイ
アスとが印加され、電極42がアースであると、はり3
0をα=−1に向けて回転させる正味のトルクが生ず
る。即ち、間違った安定状態が生ずる。従って、|αm
|が、はりの平坦さからの許容し得る最大偏差であり、
角度偏差に対する余裕と呼ばれる。|αm |は単に次の
式の解を見つけることによって計算される。
画素20のパラメータの最も重要な2つの偏差は、
(i)平坦さからの捩ればり30の偏差、及び(ii)
捩れ丁番34,36及びはり30に対するアドレス電極
42及び46の整合外れである。最初に平坦さからのは
り30の偏差の余裕Δαを考える。図24は、(はり3
0をランディング電極41に於けるα=+1に撓ませる
為に)電極46にアドレスされた画素20に対す引張る
トルクτa と復元トルクτr とを、平坦さからのはり3
0の3種類の偏差((1),(2),(3)と印す破
線)に対して示している。線(1)では、はり30は平
坦であり、正味のトルクがはり30をα=+1に向けて
回転させる。線(2)では、はり30には−|αm |の
組込みの初期の撓み(ランディング電極40に向う方
向)を持っており、アドレス電極46に対するアドレス
電圧と差バイアスとが印加され、アドレス電極42がア
ースであると、組込みの初期の撓みの為に、正味のトル
クはゼロになる。線(3)では、組込みの初期の撓みが
非常に大きく、電極46に対するアドレス電極と差バイ
アスとが印加され、電極42がアースであると、はり3
0をα=−1に向けて回転させる正味のトルクが生ず
る。即ち、間違った安定状態が生ずる。従って、|αm
|が、はりの平坦さからの許容し得る最大偏差であり、
角度偏差に対する余裕と呼ばれる。|αm |は単に次の
式の解を見つけることによって計算される。
【0085】 τa (α)=τ0 〔(1+γ)2 g(α,β)−g(−α,β)〕=0 |αm |《1の場合、関数gには近似が容易であり、そ
の解は次の通りである。
の解は次の通りである。
【数22】 勿論、ランディング電極46の方向の角度の余裕も対称
性によって同じである。
性によって同じである。
【0086】β=0.5でγ《1の場合、αm に対する
式は次の様に簡単になる。 αm =±1.6γ 角度偏差の余裕は予想通りγと共に増加し、平坦さが悪
くなるにつれて、正しい動作の為には、差バイアスに対
して一層大きなアドレス電圧が必要になる。例えば、γ
=0.1でランディング角度が10°である場合、|α
m |=0.16であり、これは平坦さからの角度偏差が
1.6°であることに対応する(αが正規化された撓み
であることを思出されたい)。0.5°の平坦差が日常
的に実際に達成された。
式は次の様に簡単になる。 αm =±1.6γ 角度偏差の余裕は予想通りγと共に増加し、平坦さが悪
くなるにつれて、正しい動作の為には、差バイアスに対
して一層大きなアドレス電圧が必要になる。例えば、γ
=0.1でランディング角度が10°である場合、|α
m |=0.16であり、これは平坦さからの角度偏差が
1.6°であることに対応する(αが正規化された撓み
であることを思出されたい)。0.5°の平坦差が日常
的に実際に達成された。
【0087】はり30及び捩れ丁番34,36に対する
アドレス電極42,46の一形式の整合外れが図25の
平面図に示されている。即ち、電極は対角線に沿ってラ
ンディング電極40の方向に、そしてランディング電極
41から離れる向きに、距離εだけ整合外れになってい
るが、他の全ての整合は正しい。簡単の為、この整合外
れだけを解析する。最初、図25に示す様に、この整合
外れが、はり30と電極42,46の間の陰影を施した
差の面積を定める。こう云う面積が差バイアス及びアド
レス電圧によって発生されるトルクの変化を招く。面積
±ΔA2 によるトルクの変化は、そのモーメントの腕が
小さい為に無視し、電極46のアドレス電極φa =γV
B であり、電極42が接地されていると仮定する。この
為、面積−ΔA1 が正のトルクτ+ を減少させ、面積Δ
A1 が負のトルクτ-1を増加させる。図26は、3つの
整合外れに対する、引張るトルクに対するこの影響を示
している。曲線(1)では、整合外れεがゼロであり、
正味のトルクが正であり、従ってはり30が正しいラン
ディング電極まで回転する。曲線(2)では、整合外れ
がεm に等しく、α=0の周りの引張るトルクが近似的
に復元トルクに等しく、正味のトルクがゼロであり、従
ってはり30の変動によって、ランディング電極40又
は41のどちらまではり30が回転するかが決まる。曲
線(3)の一層大きな整合外れε>εm では、α=0に
於ける正味のトルクが負であり、はり30はランディン
グ電極41ではなく、ランディング電極40まで回転す
る。即ち、間違った安定状態になる。余裕εm を決定す
る為、単にτ+ 及びτ- に対する整合外れεの影響を計
算し、α=0でτa をゼロにするεを解く。勿論、整合
外れεは、異なる幅の電極で同じであり、従って τ+ (α)=τ0 (1+γ)2 g(α,β−ε√2/L) τ- (α)=−τ0 g(−α,β+ε√2/L) 非常に小さいαに対するg(α,β)の漸近形が、gの
定義から容易に導出される。
アドレス電極42,46の一形式の整合外れが図25の
平面図に示されている。即ち、電極は対角線に沿ってラ
ンディング電極40の方向に、そしてランディング電極
41から離れる向きに、距離εだけ整合外れになってい
るが、他の全ての整合は正しい。簡単の為、この整合外
れだけを解析する。最初、図25に示す様に、この整合
外れが、はり30と電極42,46の間の陰影を施した
差の面積を定める。こう云う面積が差バイアス及びアド
レス電圧によって発生されるトルクの変化を招く。面積
±ΔA2 によるトルクの変化は、そのモーメントの腕が
小さい為に無視し、電極46のアドレス電極φa =γV
B であり、電極42が接地されていると仮定する。この
為、面積−ΔA1 が正のトルクτ+ を減少させ、面積Δ
A1 が負のトルクτ-1を増加させる。図26は、3つの
整合外れに対する、引張るトルクに対するこの影響を示
している。曲線(1)では、整合外れεがゼロであり、
正味のトルクが正であり、従ってはり30が正しいラン
ディング電極まで回転する。曲線(2)では、整合外れ
がεm に等しく、α=0の周りの引張るトルクが近似的
に復元トルクに等しく、正味のトルクがゼロであり、従
ってはり30の変動によって、ランディング電極40又
は41のどちらまではり30が回転するかが決まる。曲
線(3)の一層大きな整合外れε>εm では、α=0に
於ける正味のトルクが負であり、はり30はランディン
グ電極41ではなく、ランディング電極40まで回転す
る。即ち、間違った安定状態になる。余裕εm を決定す
る為、単にτ+ 及びτ- に対する整合外れεの影響を計
算し、α=0でτa をゼロにするεを解く。勿論、整合
外れεは、異なる幅の電極で同じであり、従って τ+ (α)=τ0 (1+γ)2 g(α,β−ε√2/L) τ- (α)=−τ0 g(−α,β+ε√2/L) 非常に小さいαに対するg(α,β)の漸近形が、gの
定義から容易に導出される。
【数23】 小さなεに対しては、α=0でτa が消滅すると云う条
件は、次の様になる。 (1+γ)2 (β−ε√2/L)2 −(β+ε√2/L)2 =0 従って、
件は、次の様になる。 (1+γ)2 (β−ε√2/L)2 −(β+ε√2/L)2 =0 従って、
【数24】 例えば、γ=0.1でβ=0.5の時、整合外れの余裕
はεm =0.02Lである。L=12.5μの画素20
では、εm =0.25μであり、これは典型的な電流ス
テッパの整合外れを超える。勿論、γを増加すれば、ε
m が増加する。
はεm =0.02Lである。L=12.5μの画素20
では、εm =0.25μであり、これは典型的な電流ス
テッパの整合外れを超える。勿論、γを増加すれば、ε
m が増加する。
【0088】アドレス電極の整合外れは、図27に好ま
しい実施例画素220の側面断面図として図式的に示す
様に、平衡電極を使うことによっても補償することがで
きる。画素220がアドレス電極242,246、ラン
ディング電極240及び241、並びにアドレス電極と
ランディング電極の間に介在配置された平衡電極24
3,245を持っている。整合外れがなければ、平衡電
極は差バイアス電圧にバイアスされる。これに対して
(前に説明した場合の様に)ランディング電極240の
方向のアドレス電極の場合の整合外れがあれば、その平
衡電極はアースに向けてバイアスされ、整合外れを打消
す余分のトルク(τ+ を増加する)を供給する。整合外
れが反対向きであれば、平衡電極243をアースに向っ
てバイアスする。
しい実施例画素220の側面断面図として図式的に示す
様に、平衡電極を使うことによっても補償することがで
きる。画素220がアドレス電極242,246、ラン
ディング電極240及び241、並びにアドレス電極と
ランディング電極の間に介在配置された平衡電極24
3,245を持っている。整合外れがなければ、平衡電
極は差バイアス電圧にバイアスされる。これに対して
(前に説明した場合の様に)ランディング電極240の
方向のアドレス電極の場合の整合外れがあれば、その平
衡電極はアースに向けてバイアスされ、整合外れを打消
す余分のトルク(τ+ を増加する)を供給する。整合外
れが反対向きであれば、平衡電極243をアースに向っ
てバイアスする。
【0089】前に計算した雑音余裕は独立ではなく、そ
の効果が相互作用して余裕を小さくする。例えば、図2
8は、整合外れがゼロの場合、及び整合外れが余裕の半
分に等しい場合(ε=1/2εm )の2つの2安定アド
レス状態(+電極46又は−電極42をアドレス)に対
する引張るトルクを示している。角度偏差αm に対する
余裕が、整合した場合及び整合外れの場合の両方に対し
て示されており、云うまでもないが整合外れの場合、角
度偏差の余裕は、+電極に対しては、整合している場合
の余裕の半分であり、−電極に対しては、余裕が50%
大きくなる。勿論、この説明は、対称的であり、角度偏
差の余裕の範囲内での平坦でないことにより、整合外れ
の余裕が小さくなる。γが増加すると、余裕が拡大す
る。
の効果が相互作用して余裕を小さくする。例えば、図2
8は、整合外れがゼロの場合、及び整合外れが余裕の半
分に等しい場合(ε=1/2εm )の2つの2安定アド
レス状態(+電極46又は−電極42をアドレス)に対
する引張るトルクを示している。角度偏差αm に対する
余裕が、整合した場合及び整合外れの場合の両方に対し
て示されており、云うまでもないが整合外れの場合、角
度偏差の余裕は、+電極に対しては、整合している場合
の余裕の半分であり、−電極に対しては、余裕が50%
大きくなる。勿論、この説明は、対称的であり、角度偏
差の余裕の範囲内での平坦でないことにより、整合外れ
の余裕が小さくなる。γが増加すると、余裕が拡大す
る。
【0090】はり30及びランディング電極40,41
が電気的に接続されていて、動作中、はり30がランデ
ィング電極40,41にソフト・ランディングをするに
も拘らず、はり30がランディング電極40又は41に
膠着することがある。この他の、次に述べる電気リセッ
ト方法を画素20に用いて、捩れ丁番34,36によっ
て発生される復元トルクを増強して、はり30をランデ
ィング電極40又は41の一方から引張って離し、はり
30を撓みのない位置にリセットすることができる。一
番目の方法は、アドレス電極42をリセット電極として
使い、アドレス電極46をアドレス動作に使う。画素2
0は単安定又は3安定モードで動作させ、一方の方向
(ランディング電極41へ向う方向)だけに回転させ
る。このリセット方法は、差バイアス及びアドレス電圧
の両方がアースにある時間の間に、リセット電極42に
高圧パルス(1マイクロ秒の90ボルト)を印加する。
時間線図は図29を参照されたい。この図は、はり30
及びランディング電極40,41に印加される差バイア
スφB が消滅する時間の間に電極42に印加されるリセ
ット・パルスφR 、撓み、撓み無し及び撓みの順序に対
し、電極46に印加されるアドレス電圧φA 、及びその
結果生ずるはりの撓みαを示している。はり30がラン
ディング電極41に膠着すると、リセット電極42のパ
ルスが、捩れ丁番34,36の復元トルクによってはり
30をランディング電極41から離す様に引張るのを助
ける持続時間の短いトルクを発生する。然し、はり30
がランディング電極41に膠着せず、撓まなかった場
合、リセット電極41のパルスがはり30をランディン
グ電極40の方へ回転させる。然し、パルスの短かい持
続時間(1マイクロ秒)は、はり30の時定数(約12
マイクロ秒)より短かく、はり30はランディング電極
40に到達せず、捩れ丁番34,36の復元トルクがは
り30を撓まない状態に戻す。ランディング電極40の
方向のこの持続時間の短かい変動が、図29の負のαの
値までのくぼみによって示されている。又はり30が膠
着しない場合、捩れ丁番34,36の復元力が、図29
のαのグラフに破線で示す様に、はり30をα=0に戻
す。1つの集積回路チップ上にある画素20のアレイの
全てのリセット電極をチップ上で互いに結合し、1つの
チップ外の高圧パルス駆動器がリセット・パルスを供給
する。
が電気的に接続されていて、動作中、はり30がランデ
ィング電極40,41にソフト・ランディングをするに
も拘らず、はり30がランディング電極40又は41に
膠着することがある。この他の、次に述べる電気リセッ
ト方法を画素20に用いて、捩れ丁番34,36によっ
て発生される復元トルクを増強して、はり30をランデ
ィング電極40又は41の一方から引張って離し、はり
30を撓みのない位置にリセットすることができる。一
番目の方法は、アドレス電極42をリセット電極として
使い、アドレス電極46をアドレス動作に使う。画素2
0は単安定又は3安定モードで動作させ、一方の方向
(ランディング電極41へ向う方向)だけに回転させ
る。このリセット方法は、差バイアス及びアドレス電圧
の両方がアースにある時間の間に、リセット電極42に
高圧パルス(1マイクロ秒の90ボルト)を印加する。
時間線図は図29を参照されたい。この図は、はり30
及びランディング電極40,41に印加される差バイア
スφB が消滅する時間の間に電極42に印加されるリセ
ット・パルスφR 、撓み、撓み無し及び撓みの順序に対
し、電極46に印加されるアドレス電圧φA 、及びその
結果生ずるはりの撓みαを示している。はり30がラン
ディング電極41に膠着すると、リセット電極42のパ
ルスが、捩れ丁番34,36の復元トルクによってはり
30をランディング電極41から離す様に引張るのを助
ける持続時間の短いトルクを発生する。然し、はり30
がランディング電極41に膠着せず、撓まなかった場
合、リセット電極41のパルスがはり30をランディン
グ電極40の方へ回転させる。然し、パルスの短かい持
続時間(1マイクロ秒)は、はり30の時定数(約12
マイクロ秒)より短かく、はり30はランディング電極
40に到達せず、捩れ丁番34,36の復元トルクがは
り30を撓まない状態に戻す。ランディング電極40の
方向のこの持続時間の短かい変動が、図29の負のαの
値までのくぼみによって示されている。又はり30が膠
着しない場合、捩れ丁番34,36の復元力が、図29
のαのグラフに破線で示す様に、はり30をα=0に戻
す。1つの集積回路チップ上にある画素20のアレイの
全てのリセット電極をチップ上で互いに結合し、1つの
チップ外の高圧パルス駆動器がリセット・パルスを供給
する。
【0091】図30a及び図30bに第2のリセット方
法が示されており、これは捩れ丁番34,36の回転し
ない曲げを使って、膠着したはり30をランディング電
極40又は41から引離すのを助ける。この方法では、
リセット・パルスが、アドレス電極42,46が接地さ
れている間に、ランディング電極40,41及びはり3
0へ印加される。画素20のアレイでは、差バイアスバ
スを使って、全てのランディング電極を一緒に接続する
ことができ、このバスを捩ればり30を含む反射層26
−28に接続し、リセット・パルスが差バイアスバスだ
けに印加される様にする。最初のリセット方法とは対照
的に、第2のリセット方法では、画素20は任意のモー
ドで動作させることができる。アドレス電極を接地した
状態ではり30にリセット・パルス(典型的に1マイク
ロ秒の間の60ボルト)を印加すると、はり30が撓ん
でいないか、或いは一方のランディング電極に膠着して
いるかどうかに関係なく、はり30が基板22の方へ撓
む。捩れ丁番34,36の回転しない曲げが、この撓み
のポテンシャル・エネルギを蓄積する。時間線図は図3
0a、そして撓みは図30bを参照されたい。図30a
では、はり及びランディング電極のバイアスφB は、差
バイアス(−|φB |)に対して反対の極性のリセット
・パルス(−|VR |)を持っているが、リセット・パ
ルスは、同じ極性を持っていても良い。アドレス電圧
(電極46に対するφA (+)及び電極42に対するφ
A (−))は、はり30が最初はランディング電極41
まで、次にランディング電極40に、そして最後に再び
ランディング電極41に撓む順序の場合である。リセッ
ト・パルスの終りに、蓄積されたポテンシャル・エネル
ギが放出され、はり30を真直ぐ上向きに引張るインパ
ルスを加える。この為、撓んでいないはり30は、撓み
のない状態の前後に垂直減衰振動をする。これに対し
て、膠着したはり30がランディング電極から引離さ
れ、復元力が、それを撓んでいない状態へ戻すと共に、
やはり垂直減衰振動を持つ。この第2のリセット方法
は、ランディング方向がどちらであっても、はりをリセ
ットするから、リセット・パルスが印加されるやいな
や、取扱いによる静電放電によるはりの誤ったくずれ及
び膠着があっても、それは自動的に補正される。図30
bは、アドレス電極42,46の間にある捩れ丁番の軸
線に沿った、垂直方向に撓んだはり30の側面断面図で
あり、これを参照されたい。
法が示されており、これは捩れ丁番34,36の回転し
ない曲げを使って、膠着したはり30をランディング電
極40又は41から引離すのを助ける。この方法では、
リセット・パルスが、アドレス電極42,46が接地さ
れている間に、ランディング電極40,41及びはり3
0へ印加される。画素20のアレイでは、差バイアスバ
スを使って、全てのランディング電極を一緒に接続する
ことができ、このバスを捩ればり30を含む反射層26
−28に接続し、リセット・パルスが差バイアスバスだ
けに印加される様にする。最初のリセット方法とは対照
的に、第2のリセット方法では、画素20は任意のモー
ドで動作させることができる。アドレス電極を接地した
状態ではり30にリセット・パルス(典型的に1マイク
ロ秒の間の60ボルト)を印加すると、はり30が撓ん
でいないか、或いは一方のランディング電極に膠着して
いるかどうかに関係なく、はり30が基板22の方へ撓
む。捩れ丁番34,36の回転しない曲げが、この撓み
のポテンシャル・エネルギを蓄積する。時間線図は図3
0a、そして撓みは図30bを参照されたい。図30a
では、はり及びランディング電極のバイアスφB は、差
バイアス(−|φB |)に対して反対の極性のリセット
・パルス(−|VR |)を持っているが、リセット・パ
ルスは、同じ極性を持っていても良い。アドレス電圧
(電極46に対するφA (+)及び電極42に対するφ
A (−))は、はり30が最初はランディング電極41
まで、次にランディング電極40に、そして最後に再び
ランディング電極41に撓む順序の場合である。リセッ
ト・パルスの終りに、蓄積されたポテンシャル・エネル
ギが放出され、はり30を真直ぐ上向きに引張るインパ
ルスを加える。この為、撓んでいないはり30は、撓み
のない状態の前後に垂直減衰振動をする。これに対し
て、膠着したはり30がランディング電極から引離さ
れ、復元力が、それを撓んでいない状態へ戻すと共に、
やはり垂直減衰振動を持つ。この第2のリセット方法
は、ランディング方向がどちらであっても、はりをリセ
ットするから、リセット・パルスが印加されるやいな
や、取扱いによる静電放電によるはりの誤ったくずれ及
び膠着があっても、それは自動的に補正される。図30
bは、アドレス電極42,46の間にある捩れ丁番の軸
線に沿った、垂直方向に撓んだはり30の側面断面図で
あり、これを参照されたい。
【0092】図31は、その各々の画素が画素20と同
様である第2の好ましい実施例の画素320,32
0′,320″,…の線形アレイ310の一部分の平面
図である。画素320では、はり330、捩れ丁番33
4,336、ランディング電極340,341及びアド
レス電極342,346が示されている。画素320′
も同様である。ランディング電極が全部中心の金属線3
43に接続されていることに注意されたい。線形アレイ
310は、図32a乃至図32cに図式的に示す静電印
刷に使うことができる。図32aは、光源と光学系35
2、アレイ310、結像レンズ354及び光導電ドラム
356を含む装置350の斜視図であり、図32b及び
図32cはその側面図及び平面図である。源352から
の光はシート358の形をしていて、線形アレイ310
を照射し、はり330,330′,330″…の間の区
域から反射された光がシート360を形成する。負の向
きに撓んだはりから反射された光がシート361内にあ
り、正の向きに撓んだはりから反射された光がシート3
62内で結像レンズ354を通過し、撓んだ各々のはり
に対してひとつずつの一連のドットして、線364内で
ドラム356上に集束される。線形アレイ310が実際
には2列の画素であるから、ドラム356上の像は、2
本の線の中にあるドットであり、一方の列の画素のアド
レスを電子的に遅延させると共に、ドラムを回転させる
ことにより、像のドットが1本の線364になる。この
為、ドラム356が回転する時、ドラム356上に一度
に線364のドットを形成する様に、一度に1本の線ず
つの情報をアレイ310に供給することにより、ディジ
タル化されていて、ラスタ走査形式である本文のページ
又はグラフ情報のフレームを印刷することができる。こ
う云うドット像が、ゼログラフィーの様な標準的な方法
により紙に転写される。θをランディング電極341上
にある時のはり330の撓み角とすると、シート358
の入射角が、線形アレイ310に対する法線から2θで
ある時、シート362は線形アレイ310に対して法線
方向である。この幾何学的な関係が図32bに示されて
おり、結像レンズ354を線形アレイ310に対して法
線方向の向きすることができる。正の向きに撓んだ各々
のはりが、3つのはりに対し図32cに図式的に示す様
に、結像レンズ354に対する光源352の像355を
作る。
様である第2の好ましい実施例の画素320,32
0′,320″,…の線形アレイ310の一部分の平面
図である。画素320では、はり330、捩れ丁番33
4,336、ランディング電極340,341及びアド
レス電極342,346が示されている。画素320′
も同様である。ランディング電極が全部中心の金属線3
43に接続されていることに注意されたい。線形アレイ
310は、図32a乃至図32cに図式的に示す静電印
刷に使うことができる。図32aは、光源と光学系35
2、アレイ310、結像レンズ354及び光導電ドラム
356を含む装置350の斜視図であり、図32b及び
図32cはその側面図及び平面図である。源352から
の光はシート358の形をしていて、線形アレイ310
を照射し、はり330,330′,330″…の間の区
域から反射された光がシート360を形成する。負の向
きに撓んだはりから反射された光がシート361内にあ
り、正の向きに撓んだはりから反射された光がシート3
62内で結像レンズ354を通過し、撓んだ各々のはり
に対してひとつずつの一連のドットして、線364内で
ドラム356上に集束される。線形アレイ310が実際
には2列の画素であるから、ドラム356上の像は、2
本の線の中にあるドットであり、一方の列の画素のアド
レスを電子的に遅延させると共に、ドラムを回転させる
ことにより、像のドットが1本の線364になる。この
為、ドラム356が回転する時、ドラム356上に一度
に線364のドットを形成する様に、一度に1本の線ず
つの情報をアレイ310に供給することにより、ディジ
タル化されていて、ラスタ走査形式である本文のページ
又はグラフ情報のフレームを印刷することができる。こ
う云うドット像が、ゼログラフィーの様な標準的な方法
により紙に転写される。θをランディング電極341上
にある時のはり330の撓み角とすると、シート358
の入射角が、線形アレイ310に対する法線から2θで
ある時、シート362は線形アレイ310に対して法線
方向である。この幾何学的な関係が図32bに示されて
おり、結像レンズ354を線形アレイ310に対して法
線方向の向きすることができる。正の向きに撓んだ各々
のはりが、3つのはりに対し図32cに図式的に示す様
に、結像レンズ354に対する光源352の像355を
作る。
【0093】画素が2安定モードで動作する線形アレイ
310は片持ちばりの画素の線形アレイに比べて利点が
ある。それは(i)2安定画素は一層大きな撓み角で動
作し、従って光源から見込む角度を大きくしてドラムに
一層明るいドットを作ることができ、(ii)ターンオ
フの画素は捩ればりが、片持ちの場合の様に、撓まない
だけでなく、反対向きに撓み、それがターンオフの画素
からの反射角を2倍し、はりの湾曲による光学的なコン
トラストの劣化を少なくし、印加電圧がゼロの場合の角
度偏差の影響をなくし(iii)輝度の一様性が改善さ
れるからである。この改善は、撓み角がスペーサの厚さ
の直線的な関数であって、非線形動作領域に関係しない
為である。非線形動作領域では、撓みの一様性が片持ち
ばり場合と同じく、スペーサの厚さ及び丁番のコンプラ
イアンスの影響を非常に受ける。
310は片持ちばりの画素の線形アレイに比べて利点が
ある。それは(i)2安定画素は一層大きな撓み角で動
作し、従って光源から見込む角度を大きくしてドラムに
一層明るいドットを作ることができ、(ii)ターンオ
フの画素は捩ればりが、片持ちの場合の様に、撓まない
だけでなく、反対向きに撓み、それがターンオフの画素
からの反射角を2倍し、はりの湾曲による光学的なコン
トラストの劣化を少なくし、印加電圧がゼロの場合の角
度偏差の影響をなくし(iii)輝度の一様性が改善さ
れるからである。この改善は、撓み角がスペーサの厚さ
の直線的な関数であって、非線形動作領域に関係しない
為である。非線形動作領域では、撓みの一様性が片持ち
ばり場合と同じく、スペーサの厚さ及び丁番のコンプラ
イアンスの影響を非常に受ける。
【0094】線形アレイ310にある個々の画素のアド
レス動作が、簡単にした形で図33及び図34に示され
ている。図33はアドレス電極446に沿った1個の画
素420の断面図で、入力及び付能ゲート450を示し
ており、図34は平面図であって、画素420及び42
0′とアドレス回路を示している。Ti:Si:Al電
極446が、p形シリコン基板442から二酸化シリコ
ン444によって絶縁されており、はり430を撓ませ
る電圧が電極446に印加され、金属層426−428
が全ての画素に対する共通のバイアスであり、基板42
2が接地される。ランディング電極441及び440
(画素420′のランディング電極441′と共有す
る)が金属層426−428に接続され、従ってはり4
30に接続される。付能ゲート450がポリシリコンで
あり、基板422からゲート酸化物454によって絶縁
されており、n+形にドープされた領域452,45
6,452′,456′…及び462,466,46
2′,466′…がMOSFETのドレイン及びソース
を夫々形成し、付能ゲート450が共通のゲートであ
る。アドレス電極442,446に対する入力がMOS
FETのドレイン452,456に印加され、MOSF
ETが付能ゲート452によってターンオンした時、ア
ドレス電極に接続される。
レス動作が、簡単にした形で図33及び図34に示され
ている。図33はアドレス電極446に沿った1個の画
素420の断面図で、入力及び付能ゲート450を示し
ており、図34は平面図であって、画素420及び42
0′とアドレス回路を示している。Ti:Si:Al電
極446が、p形シリコン基板442から二酸化シリコ
ン444によって絶縁されており、はり430を撓ませ
る電圧が電極446に印加され、金属層426−428
が全ての画素に対する共通のバイアスであり、基板42
2が接地される。ランディング電極441及び440
(画素420′のランディング電極441′と共有す
る)が金属層426−428に接続され、従ってはり4
30に接続される。付能ゲート450がポリシリコンで
あり、基板422からゲート酸化物454によって絶縁
されており、n+形にドープされた領域452,45
6,452′,456′…及び462,466,46
2′,466′…がMOSFETのドレイン及びソース
を夫々形成し、付能ゲート450が共通のゲートであ
る。アドレス電極442,446に対する入力がMOS
FETのドレイン452,456に印加され、MOSF
ETが付能ゲート452によってターンオンした時、ア
ドレス電極に接続される。
【0095】基板322上のアドレス電極346を含む
画素320を製造する第1の好ましい実施例の方法の工
程が、図35a乃至図35eの側面断面図に示されてお
り、次にこれを説明する。
画素320を製造する第1の好ましい実施例の方法の工
程が、図35a乃至図35eの側面断面図に示されてお
り、次にこれを説明する。
【0096】(a)最初、(100)シリコン基板32
2上に2000Åの熱酸化物344を成長させる。次
に、酸化物344の上に3000ÅのTi:Si:Al
(0.2%Ti及び1%Si)をスパッタリングによっ
てデポジットし、電極346を定める様にパターンを定
めてプラズマ・エッチする。図35a参照。
2上に2000Åの熱酸化物344を成長させる。次
に、酸化物344の上に3000ÅのTi:Si:Al
(0.2%Ti及び1%Si)をスパッタリングによっ
てデポジットし、電極346を定める様にパターンを定
めてプラズマ・エッチする。図35a参照。
【0097】(b)ポジのフォトレジストを回転付着さ
せ、3回の適用に別けて焼成して、合計の厚さが4μに
なる様にしてスペーサ324を形成する。レジストの3
回の適用により厚さを構成するのは、1つの非常に厚手
の層を回転付着する時起り得るレジストの表面の波を避
ける為である。毎回レジストを適用した後に、前の層が
レジストの溶媒に溶解するのを防止する為、並びにスペ
ーサから過剰に溶媒を追出す為に約180℃に焼成する
ことが必要である。最後の焼成は、はりパターンの写真
製版用のフォトレジストの焼成の間、丁番金属の下に溶
媒の泡が形成されない様にする。基板322の表面上に
どんな回路が形成されていても、フォトレジストが平面
化することに注意されたい。ポジのフォトレジストは、
クロロベンゼンに不溶性のものを選ぶことが好ましく、
例えばノバラックをベースとしたレジストにする。その
後、有機のスペーサ324と金属層326の熱膨張の食
違いを最小限に抑える為に、できるだけ室温に近い基板
の温度で、丁番層326を形成する為に、800ÅのT
i:Si:Al(0.2%Ti及び1%Si)をスパッ
タリングによってデポジットする。このアルミニウム合
金が、純粋なアルミニウムのデポジッションによって起
る小山を最小限に抑える。次に、1500Åの二酸化シ
リコンをPEVCDによってデポジットする。その後酸
化物のパターンを定めてエッチして、捩れ丁番のエッチ
・ストッパ348を形成する(平面図で見るとエッチ・
ストッパ348は、捩れ丁番334,336になる区域
と、丁番の各々の端に於ける小さな延長部とを占め
る)。パターン決め及びエッチングに使われたフォトレ
ジストをプラズマによって剥す。図35b参照。
せ、3回の適用に別けて焼成して、合計の厚さが4μに
なる様にしてスペーサ324を形成する。レジストの3
回の適用により厚さを構成するのは、1つの非常に厚手
の層を回転付着する時起り得るレジストの表面の波を避
ける為である。毎回レジストを適用した後に、前の層が
レジストの溶媒に溶解するのを防止する為、並びにスペ
ーサから過剰に溶媒を追出す為に約180℃に焼成する
ことが必要である。最後の焼成は、はりパターンの写真
製版用のフォトレジストの焼成の間、丁番金属の下に溶
媒の泡が形成されない様にする。基板322の表面上に
どんな回路が形成されていても、フォトレジストが平面
化することに注意されたい。ポジのフォトレジストは、
クロロベンゼンに不溶性のものを選ぶことが好ましく、
例えばノバラックをベースとしたレジストにする。その
後、有機のスペーサ324と金属層326の熱膨張の食
違いを最小限に抑える為に、できるだけ室温に近い基板
の温度で、丁番層326を形成する為に、800ÅのT
i:Si:Al(0.2%Ti及び1%Si)をスパッ
タリングによってデポジットする。このアルミニウム合
金が、純粋なアルミニウムのデポジッションによって起
る小山を最小限に抑える。次に、1500Åの二酸化シ
リコンをPEVCDによってデポジットする。その後酸
化物のパターンを定めてエッチして、捩れ丁番のエッチ
・ストッパ348を形成する(平面図で見るとエッチ・
ストッパ348は、捩れ丁番334,336になる区域
と、丁番の各々の端に於ける小さな延長部とを占め
る)。パターン決め及びエッチングに使われたフォトレ
ジストをプラズマによって剥す。図35b参照。
【0098】(c)はり層328を形成する為の360
0ÅのTi:Si:Al(0.2%Ti及び1%Si)
をスパッタリングにより、やはり室温の近くでデポジッ
トし、フォトレジスト50を回転付着させる。金属のデ
ポジッションは、金属層の間に応力が発生しない様に、
丁番層326のデポジッションと同じ条件のもとで行な
う。フォトレジスト50のパターンを定めて、プラズマ
・エッチ・アクセス孔332及びプラズマ・エッチ・ア
クセスすき間338及び丁番334,336を定める。
パターン決めしたフォトレジスト50を次にマスクとし
て使い、金属層326,328のプラズマ・エッチング
を行ない、丁番エッチ・ストッパ348が、丁番層32
6の内、丁番334,336となる部分のエッチングを
防止する。アルミニウム合金のプラズマ・エッチは、塩
素/3塩化硼素/4塩化炭素エッチ・ガス混合物を用い
て行なうことができる。その代りとしては、工程(b)
に於ける様に、二酸化シリコンのマスクを使い、フォト
レジスト50の代りに、2000Åのパターンを定めた
二酸化シリコンを使う。この代案では、アルミニウム合
金のエッチは、4塩化シリコンを用いた反応性イオン・
エッチングにすることができる。丁番の厚さが層326
の厚さによって決定され、丁番の幅がエッチ・ストッパ
348の幅によって決定されることに注意されたい。従
って、プロセスの3つの異なるパラメータにより、丁番
334,336のコンプライアンスを調節することがで
きる。図35c参照。
0ÅのTi:Si:Al(0.2%Ti及び1%Si)
をスパッタリングにより、やはり室温の近くでデポジッ
トし、フォトレジスト50を回転付着させる。金属のデ
ポジッションは、金属層の間に応力が発生しない様に、
丁番層326のデポジッションと同じ条件のもとで行な
う。フォトレジスト50のパターンを定めて、プラズマ
・エッチ・アクセス孔332及びプラズマ・エッチ・ア
クセスすき間338及び丁番334,336を定める。
パターン決めしたフォトレジスト50を次にマスクとし
て使い、金属層326,328のプラズマ・エッチング
を行ない、丁番エッチ・ストッパ348が、丁番層32
6の内、丁番334,336となる部分のエッチングを
防止する。アルミニウム合金のプラズマ・エッチは、塩
素/3塩化硼素/4塩化炭素エッチ・ガス混合物を用い
て行なうことができる。その代りとしては、工程(b)
に於ける様に、二酸化シリコンのマスクを使い、フォト
レジスト50の代りに、2000Åのパターンを定めた
二酸化シリコンを使う。この代案では、アルミニウム合
金のエッチは、4塩化シリコンを用いた反応性イオン・
エッチングにすることができる。丁番の厚さが層326
の厚さによって決定され、丁番の幅がエッチ・ストッパ
348の幅によって決定されることに注意されたい。従
って、プロセスの3つの異なるパラメータにより、丁番
334,336のコンプライアンスを調節することがで
きる。図35c参照。
【0099】(d)接着層として作用する様に、ポジの
フォトレジストの薄層を回転付着させ、次に後続の工程
の間の保護層として、1.5μのPMMA(ポリメチル
・メタクリレート)52を回転付着し、基板332をダ
イス切りにしてチップにする(各々のチップが空間光変
調器になる)。ダイス切りの破片が、図35dでPMM
A52の上に乗っかっていることが示されている。
フォトレジストの薄層を回転付着させ、次に後続の工程
の間の保護層として、1.5μのPMMA(ポリメチル
・メタクリレート)52を回転付着し、基板332をダ
イス切りにしてチップにする(各々のチップが空間光変
調器になる)。ダイス切りの破片が、図35dでPMM
A52の上に乗っかっていることが示されている。
【0100】(e)クロロベンゼンを吹付け、直ちに遠
心作用にかけることにより、PMMA52を溶解する。
レジスト(又は酸化物)50及びスペーサ24がクロロ
ベンゼンに溶解しないことに注意されたい。こうして、
はり330が破片に直接的に露出することなく、ダイス
切りの破片が除かれる。最後に、レジスト50及びスペ
ーサ324を酸素中で、数%の弗素(例えばCF4 又は
NF3 からの)を用いて等方性のプラズマ・エッチにか
け、エッチ・ストッパ348の露出部分を除去する。こ
のエッチングは低い温度で行ない、はり330の下に井
戸を形成するのに丁度十分なだけのスペーサ324を取
除くように監視する。図35e参照。この図は図1bと
同様であるが、断面が異なる。図35eはエッチ・スト
ッパ348の残り349を示している。これが図1a及
び図1cでは省略されているが、それは第2の好ましい
実施例の製造方法(これから説明する)では、この残り
が避けられるからであり、図1a及び図1cでは分り易
くする為に省略されているからである。図36a乃至図
36cは、スペーサ324のエッチングの段階を平面図
で示し、図37a乃至図37cはそれを断面図で示す。
心作用にかけることにより、PMMA52を溶解する。
レジスト(又は酸化物)50及びスペーサ24がクロロ
ベンゼンに溶解しないことに注意されたい。こうして、
はり330が破片に直接的に露出することなく、ダイス
切りの破片が除かれる。最後に、レジスト50及びスペ
ーサ324を酸素中で、数%の弗素(例えばCF4 又は
NF3 からの)を用いて等方性のプラズマ・エッチにか
け、エッチ・ストッパ348の露出部分を除去する。こ
のエッチングは低い温度で行ない、はり330の下に井
戸を形成するのに丁度十分なだけのスペーサ324を取
除くように監視する。図35e参照。この図は図1bと
同様であるが、断面が異なる。図35eはエッチ・スト
ッパ348の残り349を示している。これが図1a及
び図1cでは省略されているが、それは第2の好ましい
実施例の製造方法(これから説明する)では、この残り
が避けられるからであり、図1a及び図1cでは分り易
くする為に省略されているからである。図36a乃至図
36cは、スペーサ324のエッチングの段階を平面図
で示し、図37a乃至図37cはそれを断面図で示す。
【0101】図38は、画素520,520′,52
0″を含む第3の好ましい実施例の画素の線形アレイの
一部分の平面図を示す。はり530,530′,53
0″は8角形であり、夫々プラズマ・エッチ・アクセス
孔532,532′,532″とプラズマ・エッチ・ア
クセスすき間538,538′,538″を持ってい
る。プラズマ・エッチ・アクセスすき間538,53
8′が、はり530,530′の間に共通の部分を持
ち、他のすき間も突合わせる画素の間に同様にある。は
り530,530′,530″…の下のスペーサ524
内の井戸が一緒に接続され、図38に破線で示す様に、
1つの長い井戸を形成する。アドレス電極542,54
6,542′,546′…及びランディング電極54
0,541,540′,541′…が図38に破線で示
されている。例えば541及び540′の様に、突合せ
のランディング電極が共有である。分り易くする為、図
38では、捩れ丁番534,536は、はり530,5
30′,530″…と同じ層から作られるものとして示
されている。
0″を含む第3の好ましい実施例の画素の線形アレイの
一部分の平面図を示す。はり530,530′,53
0″は8角形であり、夫々プラズマ・エッチ・アクセス
孔532,532′,532″とプラズマ・エッチ・ア
クセスすき間538,538′,538″を持ってい
る。プラズマ・エッチ・アクセスすき間538,53
8′が、はり530,530′の間に共通の部分を持
ち、他のすき間も突合わせる画素の間に同様にある。は
り530,530′,530″…の下のスペーサ524
内の井戸が一緒に接続され、図38に破線で示す様に、
1つの長い井戸を形成する。アドレス電極542,54
6,542′,546′…及びランディング電極54
0,541,540′,541′…が図38に破線で示
されている。例えば541及び540′の様に、突合せ
のランディング電極が共有である。分り易くする為、図
38では、捩れ丁番534,536は、はり530,5
30′,530″…と同じ層から作られるものとして示
されている。
【0102】図39a乃至図39dは別のはりの形状を
示す平面図である。特に、図39aは、片持ち丁番57
2、プラズマ・エッチ・アクセス孔574、プラズマ・
エッチ・アクセスすき間576、アドレス電極578及
びランディング電極579を持つ片持ちばり570を示
す。片持ちはりは一方向に撓むだけであり、図5の曲線
と同様なトルク曲線を持っているが、制限されており、
従って単安定及び2安定(1つの安定な撓み点とランデ
ィング電極579にくずれた状態)動作しか利用するこ
とができない。
示す平面図である。特に、図39aは、片持ち丁番57
2、プラズマ・エッチ・アクセス孔574、プラズマ・
エッチ・アクセスすき間576、アドレス電極578及
びランディング電極579を持つ片持ちばり570を示
す。片持ちはりは一方向に撓むだけであり、図5の曲線
と同様なトルク曲線を持っているが、制限されており、
従って単安定及び2安定(1つの安定な撓み点とランデ
ィング電極579にくずれた状態)動作しか利用するこ
とができない。
【0103】図39bは、捩れ丁番581、582、プ
ラズマ・エッチ・アクセスすき間586、アドレス電極
588及びランディング電極589を持つ捩ればり58
0を示す。はり580は一方向にだけ撓み、はり575
と動作が同様である。図39cは、4つのはりからなる
群の逆にした突合わせのクローバの葉として配置された
片持ちばり590,590′,590″…の線形アレイ
を示す。線形アレイ510と同じく、はり590,59
0′,590″…の下の井戸が一緒になって、破線で示
す様に1つの細長い井戸を形成する。片持ち丁番59
2,592′,592″が、はりと同じ層から作られる
ものとして示されており、見易くする為に、アドレス及
びランディング電極は示していない。
ラズマ・エッチ・アクセスすき間586、アドレス電極
588及びランディング電極589を持つ捩ればり58
0を示す。はり580は一方向にだけ撓み、はり575
と動作が同様である。図39cは、4つのはりからなる
群の逆にした突合わせのクローバの葉として配置された
片持ちばり590,590′,590″…の線形アレイ
を示す。線形アレイ510と同じく、はり590,59
0′,590″…の下の井戸が一緒になって、破線で示
す様に1つの細長い井戸を形成する。片持ち丁番59
2,592′,592″が、はりと同じ層から作られる
ものとして示されており、見易くする為に、アドレス及
びランディング電極は示していない。
【0104】図39dは、4つずつの群に纏めて、片持
ち丁番562,562′,562″…によって柱56
1,561′,561″上に支持された片持ちばり56
0,560′,560″…の面積配列の一部分を示す。
はりに対するランディング電極は、電極563の様に、
列に分けて接続することができ、はりが導電柱を介して
列電極564に接続される。アドレス電極565,56
5′,565″…のアドレス動作は図面に示してない
が、電極の下の層に作られた回路によって行なわれる。
図面を見易くする為、若干の電極を省略してある。
ち丁番562,562′,562″…によって柱56
1,561′,561″上に支持された片持ちばり56
0,560′,560″…の面積配列の一部分を示す。
はりに対するランディング電極は、電極563の様に、
列に分けて接続することができ、はりが導電柱を介して
列電極564に接続される。アドレス電極565,56
5′,565″…のアドレス動作は図面に示してない
が、電極の下の層に作られた回路によって行なわれる。
図面を見易くする為、若干の電極を省略してある。
【0105】隅ではなく、捩ればりの平坦な側に配置さ
れた丁番に対し、第2の好ましい実施例の埋込み丁番の
製造方法が断面図(図40a乃至図40e)及び平面図
(図41a乃至図41c)で示されている。断面は丁番
の軸線に対して横方向(図41cの断面AA)でとった
ものである。第2の好ましい実施例の方法は、埋込みの
SiO2 エッチ・ストッパではなく、薄い丁番金属領域
を定める為に、金属の持ち上げに頼っている。第1の好
ましい実施例の方法に場合と同じく、丁番及びはりのメ
タライズ層の両方をエッチするには、一回のプラズマ・
エッチしか必要としない。
れた丁番に対し、第2の好ましい実施例の埋込み丁番の
製造方法が断面図(図40a乃至図40e)及び平面図
(図41a乃至図41c)で示されている。断面は丁番
の軸線に対して横方向(図41cの断面AA)でとった
ものである。第2の好ましい実施例の方法は、埋込みの
SiO2 エッチ・ストッパではなく、薄い丁番金属領域
を定める為に、金属の持ち上げに頼っている。第1の好
ましい実施例の方法に場合と同じく、丁番及びはりのメ
タライズ層の両方をエッチするには、一回のプラズマ・
エッチしか必要としない。
【0106】この方法の初めに、スペーサ182の上に
薄いアルミニウムの丁番層180をスパッタリングによ
ってデポジットする(図40a)。3層レジスト方法を
用いて、その中に最終的に丁番パータンをエッチする薄
い金属領域に後でなるものを限定する。選ばれた3層レ
ジスト方法は、J.Vac.Sci.Technol.
誌、B1(4)、1215(1983年)所載のY.
C.リン他のセステルシャス方法の変形である。変形セ
ステルシャス方法の初めに、丁番金属180の上にPM
MAのスペーサ層184を回転付着させる。厚さ(約5
000Å)は、はり金属の厚さより若干大きくなる様に
選ぶ。この後でフォトレジストのキャップ層をアンダー
カットする際、現像剤中での溶解速度を可成り高く保つ
為に、PMMA184は標準的な方法に比べて温度を低
くして焼成する。次に、反射防止被覆(ARC)186
をPMMA184に回転付着させ、焼成する。ARC1
86の被覆が、フォトレジスト188とPMMA184
の間に面間層が形成されない様にする。これは、この後
の写真製版の露出中、丁番金属187からの反射光量を
減少する。
薄いアルミニウムの丁番層180をスパッタリングによ
ってデポジットする(図40a)。3層レジスト方法を
用いて、その中に最終的に丁番パータンをエッチする薄
い金属領域に後でなるものを限定する。選ばれた3層レ
ジスト方法は、J.Vac.Sci.Technol.
誌、B1(4)、1215(1983年)所載のY.
C.リン他のセステルシャス方法の変形である。変形セ
ステルシャス方法の初めに、丁番金属180の上にPM
MAのスペーサ層184を回転付着させる。厚さ(約5
000Å)は、はり金属の厚さより若干大きくなる様に
選ぶ。この後でフォトレジストのキャップ層をアンダー
カットする際、現像剤中での溶解速度を可成り高く保つ
為に、PMMA184は標準的な方法に比べて温度を低
くして焼成する。次に、反射防止被覆(ARC)186
をPMMA184に回転付着させ、焼成する。ARC1
86の被覆が、フォトレジスト188とPMMA184
の間に面間層が形成されない様にする。これは、この後
の写真製版の露出中、丁番金属187からの反射光量を
減少する。
【0107】その後ARC186をポジのフォトレジス
ト188で被覆する。フォトレジスト188を所望の丁
番持上げパターンで露出して現像し、最後に遠UVで硬
化して、焼成する。ARC180はフォトレジスト18
8と同時に現像する。次に、PMMA184を遠UVの
溢光に露出して、PMMA184の内、フォトレジスト
188で被覆されていない領域の平均分子量が減少し
て、クロロベンゼンに対する可溶性が大きくなる様にす
る。PMMA184のクロロベンゼン現像により、PM
MA184の露出部分が速やかに溶解し、過剰現像によ
り、図40aに示す様に、フォトレジスト・キャップ層
の約1μのアンダーカットが生ずる。PMMA184の
現像に続く回転乾燥の間に投げ飛ばされた軟化したPM
MAのフィラメントを除くのにアッシュが役立つ。その
後、硬焼きが、まだフォトレジスト188及びPMMA
184に含まれている揮発性成分を少なくする。こう云
う揮発性成分は、PMMA現像の間のクロロベンゼンの
吸収によって生ずる。
ト188で被覆する。フォトレジスト188を所望の丁
番持上げパターンで露出して現像し、最後に遠UVで硬
化して、焼成する。ARC180はフォトレジスト18
8と同時に現像する。次に、PMMA184を遠UVの
溢光に露出して、PMMA184の内、フォトレジスト
188で被覆されていない領域の平均分子量が減少し
て、クロロベンゼンに対する可溶性が大きくなる様にす
る。PMMA184のクロロベンゼン現像により、PM
MA184の露出部分が速やかに溶解し、過剰現像によ
り、図40aに示す様に、フォトレジスト・キャップ層
の約1μのアンダーカットが生ずる。PMMA184の
現像に続く回転乾燥の間に投げ飛ばされた軟化したPM
MAのフィラメントを除くのにアッシュが役立つ。その
後、硬焼きが、まだフォトレジスト188及びPMMA
184に含まれている揮発性成分を少なくする。こう云
う揮発性成分は、PMMA現像の間のクロロベンゼンの
吸収によって生ずる。
【0108】3層レジスト・パターン(フォトレジスト
188、ARC186及びPMMA184)が形成され
た後、はり金属190をスパッタリングによってデポジ
ットする。PMMA184上の張出しフォトレジスト・
キャップにより、スパッタリングされたはり金属190
が、図40bに示す様に2層に分れる。その後、3層レ
ジスト・パターンをクロロベンゼン又は1−メチル−2
−ピロリジノンに漬けて溶解させることによって、持上
げられる。その結果(図40cに側面断面図で示し、図
41aに平面図で示す)は、薄い金属領域180が厚い
金属領域190によって取囲まれたものになり、厚い金
属190はそのパターンを定めた縁192にテーパがつ
いている。
188、ARC186及びPMMA184)が形成され
た後、はり金属190をスパッタリングによってデポジ
ットする。PMMA184上の張出しフォトレジスト・
キャップにより、スパッタリングされたはり金属190
が、図40bに示す様に2層に分れる。その後、3層レ
ジスト・パターンをクロロベンゼン又は1−メチル−2
−ピロリジノンに漬けて溶解させることによって、持上
げられる。その結果(図40cに側面断面図で示し、図
41aに平面図で示す)は、薄い金属領域180が厚い
金属領域190によって取囲まれたものになり、厚い金
属190はそのパターンを定めた縁192にテーパがつ
いている。
【0109】次に丁番及びはりに対応するパターンを図
40d(側面断面図)及び図41b(平面図)に示す様
に、写真製版によって定める。これらの図面ではフォト
レジストの開口を194と記しており、露出する金属
は、図41bの開口194の2つの短かい水平部分に対
する丁番金属180と他の図面でははり金属190だけ
である。このパターンが、最初の好ましい実施例の方法
とは異なり、丁番及びはりの形状の両方を含むことに注
意されたい。この理由で、第2の好ましい実施例の方法
はセルファラインである。丁番金属180及びはり金属
190の露出部分がこの後プラズマ・エッチにかけら
れ、丁番及びはりの両方の形状を同時に形成する。フォ
トレジストをアッシュによって除いた後、この方法が完
了し、はりは図41e(断面図)及び図41c(平面
図)で示す様になる。
40d(側面断面図)及び図41b(平面図)に示す様
に、写真製版によって定める。これらの図面ではフォト
レジストの開口を194と記しており、露出する金属
は、図41bの開口194の2つの短かい水平部分に対
する丁番金属180と他の図面でははり金属190だけ
である。このパターンが、最初の好ましい実施例の方法
とは異なり、丁番及びはりの形状の両方を含むことに注
意されたい。この理由で、第2の好ましい実施例の方法
はセルファラインである。丁番金属180及びはり金属
190の露出部分がこの後プラズマ・エッチにかけら
れ、丁番及びはりの両方の形状を同時に形成する。フォ
トレジストをアッシュによって除いた後、この方法が完
了し、はりは図41e(断面図)及び図41c(平面
図)で示す様になる。
【0110】図42aは、第4の好ましい実施例の画素
620のアレイ610の一部分の平面図であり、各々の
画素620は捩れ丁番634,636によって支持され
た捩ればり630を含み、これらの丁番が柱624,6
24′,624″…に接続される。アレイ610のアド
レス回路は図42aに示してないが、アレイに対する全
体的なアドレス動作が図42bに略図で示されている。
各々の画素が2つの可変キャパシタ(アドレス電極に対
して1つずつ)と、キャパシタのアクセスを制御する2
つのMOSFETとして示されている。MOSFETの
ゲートが、1行の中の全ての画素に対して共通であり、
MOSFETのドレインが1列の中の全ての画素に対し
て共通である。アレイ610は線アドレスである。即
ち、データが、ワード線(ゲート)を選択するゲート復
号器により、1度に1行の画素ずつ、アレイに供給さ
れ、データがビット線(ドレイン)に印加され、これが
浮いているソースを充電して、はりを適当に撓ませる。
図42bに示す様に、データを直列形式で入力して、そ
の後直並列変換器(S/P変換器)によって並列形式に
変換し、ビット線に印加されるまで、記憶レジスタ
(「レジスタ」)に保持される。ゲート復号器がアレイ
の行を逐次的に選択する。
620のアレイ610の一部分の平面図であり、各々の
画素620は捩れ丁番634,636によって支持され
た捩ればり630を含み、これらの丁番が柱624,6
24′,624″…に接続される。アレイ610のアド
レス回路は図42aに示してないが、アレイに対する全
体的なアドレス動作が図42bに略図で示されている。
各々の画素が2つの可変キャパシタ(アドレス電極に対
して1つずつ)と、キャパシタのアクセスを制御する2
つのMOSFETとして示されている。MOSFETの
ゲートが、1行の中の全ての画素に対して共通であり、
MOSFETのドレインが1列の中の全ての画素に対し
て共通である。アレイ610は線アドレスである。即
ち、データが、ワード線(ゲート)を選択するゲート復
号器により、1度に1行の画素ずつ、アレイに供給さ
れ、データがビット線(ドレイン)に印加され、これが
浮いているソースを充電して、はりを適当に撓ませる。
図42bに示す様に、データを直列形式で入力して、そ
の後直並列変換器(S/P変換器)によって並列形式に
変換し、ビット線に印加されるまで、記憶レジスタ
(「レジスタ」)に保持される。ゲート復号器がアレイ
の行を逐次的に選択する。
【0111】図43a乃至図43dは、1つの画素の中
の順次のレベルを示す平面図であり、図44a乃至図4
4cは、図42a及び図43a乃至図43dの線A−
A、B−B及びC−Cで切った側面断面図である。特
に、図43aは、p−形シリコン基板622内のn+形
拡散領域660,661,662,666,660′…
及びp+形チャンネル・ストッパ670,672,67
0′…を示す。拡散線660,661がビット線並びに
MOSFETのドレインであり、領域662,666が
画素620内のMOSFETの浮いているソースであ
る。アレイ610と同じチップ上にこの他の装置を製造
することができること、並びにアレイ610はCMOS
チップのp形井戸内に形成することができることに注意
されたい。図43bはゲート・レベルであり、ゲート6
82,686,682′,686′…を取付けたポリシ
リコンのワード線680,680′を示す。図43cは
電極レベルを示しており、図面を見易くする為に、ワー
ド線、ゲート及び浮いているソースだけを示してある。
アドレス電極642,646が夫々バイア663,66
7を介して浮いているソース662,666に垂直方向
に接続される。これに対してランディング電極640,
641は突合せの画素で共有であり、反射層内のはり及
び丁番を介して相互接続されている。図43dはスペー
サ・レベルであり、金属柱624,624′,624″
…が画素20のスペーサ24の代わりになって、その中
にはり630,630′,630″…を形成した反射層
626,628を支持することを示している。金属柱6
24,624′,624″…がはり630,630′,
630″…をランディング電極642,646…に電気
接続するが、これはスペーサ24がはりをアドレス電極
及びランディング電極の両方から絶縁している画素20
とは対照的である。勿論、図42aは反射層レベルの平
面図である。
の順次のレベルを示す平面図であり、図44a乃至図4
4cは、図42a及び図43a乃至図43dの線A−
A、B−B及びC−Cで切った側面断面図である。特
に、図43aは、p−形シリコン基板622内のn+形
拡散領域660,661,662,666,660′…
及びp+形チャンネル・ストッパ670,672,67
0′…を示す。拡散線660,661がビット線並びに
MOSFETのドレインであり、領域662,666が
画素620内のMOSFETの浮いているソースであ
る。アレイ610と同じチップ上にこの他の装置を製造
することができること、並びにアレイ610はCMOS
チップのp形井戸内に形成することができることに注意
されたい。図43bはゲート・レベルであり、ゲート6
82,686,682′,686′…を取付けたポリシ
リコンのワード線680,680′を示す。図43cは
電極レベルを示しており、図面を見易くする為に、ワー
ド線、ゲート及び浮いているソースだけを示してある。
アドレス電極642,646が夫々バイア663,66
7を介して浮いているソース662,666に垂直方向
に接続される。これに対してランディング電極640,
641は突合せの画素で共有であり、反射層内のはり及
び丁番を介して相互接続されている。図43dはスペー
サ・レベルであり、金属柱624,624′,624″
…が画素20のスペーサ24の代わりになって、その中
にはり630,630′,630″…を形成した反射層
626,628を支持することを示している。金属柱6
24,624′,624″…がはり630,630′,
630″…をランディング電極642,646…に電気
接続するが、これはスペーサ24がはりをアドレス電極
及びランディング電極の両方から絶縁している画素20
とは対照的である。勿論、図42aは反射層レベルの平
面図である。
【0112】図44a乃至図44cは図42aの線A−
A、B−B及びC−Cで切った画素620の側面断面図
であり、柱624,624′,624″…が反射層(丁
番金属626とはり金属628)を支持していて、丁番
及びはり金属のデポジッションから作られることを示し
ている。絶縁二酸化シリコン(酸化物)644の厚さは
約8000Åであるが、リフローにより、浮いているソ
ース662,666,662′…まで開口の側壁に勾配
をつけて、金属電極642,646,642′…をデポ
ジットする際の段のカバーを助ける。ゲート酸化物63
4の厚さは約800Åであり、ワード線及びゲート68
2,686,682′…を形成する為のデポジットされ
たポリシリコンのエッチングの際に保存される。
A、B−B及びC−Cで切った画素620の側面断面図
であり、柱624,624′,624″…が反射層(丁
番金属626とはり金属628)を支持していて、丁番
及びはり金属のデポジッションから作られることを示し
ている。絶縁二酸化シリコン(酸化物)644の厚さは
約8000Åであるが、リフローにより、浮いているソ
ース662,666,662′…まで開口の側壁に勾配
をつけて、金属電極642,646,642′…をデポ
ジットする際の段のカバーを助ける。ゲート酸化物63
4の厚さは約800Åであり、ワード線及びゲート68
2,686,682′…を形成する為のデポジットされ
たポリシリコンのエッチングの際に保存される。
【0113】アレイ610は、丁番及びはり金属のデポ
ジッションの前に、柱624,624′,624″…に
対する開口を形成する為に、スペーサ層(第1の方法の
324及び第2の方法の180)のパターンが定められ
ることを別とすると、前に述べた第1及び第2の好まし
い実施例の方法と同様な方法によって製造することがで
きる。その後、丁番及びはり金属のデポジッションによ
り柱が形成され、画素の廻りからスペーサが全部エッチ
ングによって除かれる。電極の下にある回路は標準的な
シリコン処理によって製造される。
ジッションの前に、柱624,624′,624″…に
対する開口を形成する為に、スペーサ層(第1の方法の
324及び第2の方法の180)のパターンが定められ
ることを別とすると、前に述べた第1及び第2の好まし
い実施例の方法と同様な方法によって製造することがで
きる。その後、丁番及びはり金属のデポジッションによ
り柱が形成され、画素の廻りからスペーサが全部エッチ
ングによって除かれる。電極の下にある回路は標準的な
シリコン処理によって製造される。
【0114】
【変形と利点】好ましい実施例に於けるソフト・ランデ
ィングを招く様なアドレス電極及びランディング電極の
分離を生かしながら、好ましい実施例の装置及び方法に
種々の変更を加えることができる。更に、実効的に対称
的なはりは差バイアスを使うことができる。例えば、ア
ドレス電極をランディング電極の外側に移すことができ
るが、この為には、フリンジ電界が引力の根拠となる為
の、ここで示したよりも引張るトルクの更に慎重な解析
が必要になろう。更に、丁番の長さ、幅及び厚さ(はり
金属で作られた丁番でも)、はりの寸法と厚さ、スペー
サの厚さ等の様な寸法と形を変えることができる。はり
及び丁番の形状も図39に示す様に変えることができ
る。実際、厚手及び薄手の部分のパターンをはりに作
り、各々の層にエッチ・ストッパを持つ金属の3層又は
更に多くの層により、種々のはり構造を作ることができ
る。金属に対してCu:Al,Ti:W,クロームと
か、又はスペーサに対するポリイミドの様な絶縁体、又
は導電性の下層を含む複合スペーサ、スペーサの放射硬
化、基板、電極又は金属電極に関するその他の半導体の
様に材料を変えることができる。埋込み丁番エッチ・ス
トッパはタングステンの様な異なる材料であってもよ
い。処理によって丁番金属とはり金属との間にエッチ・
ストッパの残りが生じない様にすることができる。ラン
ディング電極は二酸化シリコン又はその他の材料の薄層
で覆って、ビームがランディング電極に膠着するのを防
止することができる。或いはランディング電極ははりと
は異なる材料で作り、こうしてランディング電極に対す
るビームの冷溶着を妨げることができる。或いはランデ
ィング電極はビームの先端又は基板から離れた所でビー
ムに接触する様に形にすることができる。基板の裏側に
対するバイアを含めて、電極の下に種々のアドレス回路
を形成することができる。
ィングを招く様なアドレス電極及びランディング電極の
分離を生かしながら、好ましい実施例の装置及び方法に
種々の変更を加えることができる。更に、実効的に対称
的なはりは差バイアスを使うことができる。例えば、ア
ドレス電極をランディング電極の外側に移すことができ
るが、この為には、フリンジ電界が引力の根拠となる為
の、ここで示したよりも引張るトルクの更に慎重な解析
が必要になろう。更に、丁番の長さ、幅及び厚さ(はり
金属で作られた丁番でも)、はりの寸法と厚さ、スペー
サの厚さ等の様な寸法と形を変えることができる。はり
及び丁番の形状も図39に示す様に変えることができ
る。実際、厚手及び薄手の部分のパターンをはりに作
り、各々の層にエッチ・ストッパを持つ金属の3層又は
更に多くの層により、種々のはり構造を作ることができ
る。金属に対してCu:Al,Ti:W,クロームと
か、又はスペーサに対するポリイミドの様な絶縁体、又
は導電性の下層を含む複合スペーサ、スペーサの放射硬
化、基板、電極又は金属電極に関するその他の半導体の
様に材料を変えることができる。埋込み丁番エッチ・ス
トッパはタングステンの様な異なる材料であってもよ
い。処理によって丁番金属とはり金属との間にエッチ・
ストッパの残りが生じない様にすることができる。ラン
ディング電極は二酸化シリコン又はその他の材料の薄層
で覆って、ビームがランディング電極に膠着するのを防
止することができる。或いはランディング電極ははりと
は異なる材料で作り、こうしてランディング電極に対す
るビームの冷溶着を妨げることができる。或いはランデ
ィング電極はビームの先端又は基板から離れた所でビー
ムに接触する様に形にすることができる。基板の裏側に
対するバイアを含めて、電極の下に種々のアドレス回路
を形成することができる。
【0115】ランディング電極の利点は、ビームが一様
に、大きい角度でソフト・ランディングによって撓むこ
とである。この発明は以上の説明に関連して、更に下記
の実施態様を含む。
に、大きい角度でソフト・ランディングによって撓むこ
とである。この発明は以上の説明に関連して、更に下記
の実施態様を含む。
【0116】(1) 複数個の画素を有し、各々の画素
が撓み可能なはり、該はりに隣接するアドレス電極及び
前記はりに隣接するランディング電極を持ち、前記はり
及び前記アドレス電極の間に印加された電圧が前記はり
を前記アドレス電極の方へ撓まさせ、前記ランディング
電極が、前記アドレス電極の方へ撓んだはりと接触し
て、撓んだはりが前記アドレス電極に接触しない様にし
た空間光変調器。
が撓み可能なはり、該はりに隣接するアドレス電極及び
前記はりに隣接するランディング電極を持ち、前記はり
及び前記アドレス電極の間に印加された電圧が前記はり
を前記アドレス電極の方へ撓まさせ、前記ランディング
電極が、前記アドレス電極の方へ撓んだはりと接触し
て、撓んだはりが前記アドレス電極に接触しない様にし
た空間光変調器。
【0117】(2) (1)項に記載した空間光変調器
に於いて、撓み可能なはりが前記アドレス電極及びラン
ディング電極から離して支持された反射層内に形成さ
れ、該撓み可能なはりが反射層内に形成された丁番によ
って反射層に接続されている空間光変調器。
に於いて、撓み可能なはりが前記アドレス電極及びラン
ディング電極から離して支持された反射層内に形成さ
れ、該撓み可能なはりが反射層内に形成された丁番によ
って反射層に接続されている空間光変調器。
【0118】(3) (2)項に記載した空間光変調器
に於いて、反射層が、前記撓み可能なはり及び電極の間
に井戸を持つスペーサ層により、アドレス電極及びラン
ディング電極から離して支持される空間光変調器。 (4) (3)項に記載した空間光変調器に於いて、各
々の撓み可能なはりが2つの捩れ丁番によって反射層に
接続され、各々の画素は2つのアドレス電極及び2つの
ランディング電極を持っている空間光変調器。
に於いて、反射層が、前記撓み可能なはり及び電極の間
に井戸を持つスペーサ層により、アドレス電極及びラン
ディング電極から離して支持される空間光変調器。 (4) (3)項に記載した空間光変調器に於いて、各
々の撓み可能なはりが2つの捩れ丁番によって反射層に
接続され、各々の画素は2つのアドレス電極及び2つの
ランディング電極を持っている空間光変調器。
【0119】(5) (4)項に記載した空間光変調器
に於いて、撓み可能なはり及びランディング電極が電圧
源に接続される空間光変調器。 (6) (2)項に記載した空間光変調器に於いて、反
射層が、複数個の柱により、アドレス電極及びランディ
ング電極から遠ざけて支持されている空間光変調器。 (7) (6)項に記載した空間光変調器に於いて、各
々の撓み可能なはりが2つの丁番によって反射層に接続
され、各々の画素が2つのアドレス及び2つのランディ
ング電極を有する空間光変調器。
に於いて、撓み可能なはり及びランディング電極が電圧
源に接続される空間光変調器。 (6) (2)項に記載した空間光変調器に於いて、反
射層が、複数個の柱により、アドレス電極及びランディ
ング電極から遠ざけて支持されている空間光変調器。 (7) (6)項に記載した空間光変調器に於いて、各
々の撓み可能なはりが2つの丁番によって反射層に接続
され、各々の画素が2つのアドレス及び2つのランディ
ング電極を有する空間光変調器。
【0120】(8) (7)項に記載した空間光変調器
に於いて、撓み可能なはり及びランディング電極が電圧
源に接続される空間光変調器。 (9) 層状構造内に形成された複数個の画素を有し、
該層状構造は絶縁基板、該基板上のスペーサ層、該スペ
ーサ層上の導電性反射層、及び複数個のアドレス電極及
びランディング電極を含んでおり、各々の画素は、前記
反射層内に形成されていて、該反射層から形成された少
なくとも1つの丁番により、前記反射層の残りの部分に
接続された撓み可能な要素、前記スペーサ内に形成され
ていて、前記撓み可能な要素から基板まで伸びる井戸、
該井戸の底で前記基板上にあって、静電引力によって前
記撓み可能な要素を撓ませる様に配置された第1のアド
レス電極、及び前記井戸の底で前記基板上にあって、前
記撓み可能な要素が前記第1のアドレス電極による引力
により、前記基板に撓んだ時に、前記撓み可能な要素と
接触して、前記撓み可能な要素が前記アドレス電極に接
触しない様に位置決めされた第1のランディング電極を
含んでいる空間光変調器。
に於いて、撓み可能なはり及びランディング電極が電圧
源に接続される空間光変調器。 (9) 層状構造内に形成された複数個の画素を有し、
該層状構造は絶縁基板、該基板上のスペーサ層、該スペ
ーサ層上の導電性反射層、及び複数個のアドレス電極及
びランディング電極を含んでおり、各々の画素は、前記
反射層内に形成されていて、該反射層から形成された少
なくとも1つの丁番により、前記反射層の残りの部分に
接続された撓み可能な要素、前記スペーサ内に形成され
ていて、前記撓み可能な要素から基板まで伸びる井戸、
該井戸の底で前記基板上にあって、静電引力によって前
記撓み可能な要素を撓ませる様に配置された第1のアド
レス電極、及び前記井戸の底で前記基板上にあって、前
記撓み可能な要素が前記第1のアドレス電極による引力
により、前記基板に撓んだ時に、前記撓み可能な要素と
接触して、前記撓み可能な要素が前記アドレス電極に接
触しない様に位置決めされた第1のランディング電極を
含んでいる空間光変調器。
【0121】(10) (9)項に記載された空間光変
調器に於いて、前記撓み可能な要素及び前記第1のラン
ディング電極が電気的に接続されている空間光変調器。 (11) (9)項に記載された空間光変調器に於い
て、前記撓み可能な要素が前記反射層から形成された2
つの丁番により、前記反射層の残りの部分に接続され、
前記撓み可能な要素は、前記2つの丁番によって定めら
れた軸線の廻りに回転することによって撓むことが可能
である空間光変調器。
調器に於いて、前記撓み可能な要素及び前記第1のラン
ディング電極が電気的に接続されている空間光変調器。 (11) (9)項に記載された空間光変調器に於い
て、前記撓み可能な要素が前記反射層から形成された2
つの丁番により、前記反射層の残りの部分に接続され、
前記撓み可能な要素は、前記2つの丁番によって定めら
れた軸線の廻りに回転することによって撓むことが可能
である空間光変調器。
【0122】(12) (11)項に記載した空間光変
調器に於いて、各々の画素が、更に、前記井戸の底で前
記基板上にあって、静電引力によって、前記第1のアド
レス電極による引力による回転方向とは反対の回転方向
に、前記要素を撓ませる様に位置決めされた第2のアド
レス電極、及び前記井戸の底で前記基板上にあって、前
記撓み可能な要素が前記第2のアドレス電極の引力によ
って前記基板へ撓む時に前記撓み可能な要素に接触する
様に位置決めされた第2のランディング電極を含んでい
る空間光変調器。
調器に於いて、各々の画素が、更に、前記井戸の底で前
記基板上にあって、静電引力によって、前記第1のアド
レス電極による引力による回転方向とは反対の回転方向
に、前記要素を撓ませる様に位置決めされた第2のアド
レス電極、及び前記井戸の底で前記基板上にあって、前
記撓み可能な要素が前記第2のアドレス電極の引力によ
って前記基板へ撓む時に前記撓み可能な要素に接触する
様に位置決めされた第2のランディング電極を含んでい
る空間光変調器。
【0123】(13) (12)項に記載した空間光変
調器に於いて、更に各々の画素が、前記撓み可能な要素
並びにランディング電極と前記基板との間に接続された
電圧源を含む空間光変調器。 (14) (9)項に記載した空間光変調器に於いて、
前記反射層が何れも金属である第1及び第2の部分層で
作られ、前記少なくとも一つの丁番が前記第1の部分層
だけから形成される空間光変調器。
調器に於いて、更に各々の画素が、前記撓み可能な要素
並びにランディング電極と前記基板との間に接続された
電圧源を含む空間光変調器。 (14) (9)項に記載した空間光変調器に於いて、
前記反射層が何れも金属である第1及び第2の部分層で
作られ、前記少なくとも一つの丁番が前記第1の部分層
だけから形成される空間光変調器。
【0124】(15) 層状構造内に形成された複数個
の画素を有し、該層状構造は底層、該底層上の中間層及
び該中間層上の導電性反射層を含み、各々の画素は、前
記反射層に形成された撓み可能な要素、前記中間層及び
前記底層の間にあって、前記撓み可能な要素の下を伸び
る第1及び第2のアドレス電極、及び前記中間層に形成
されていて、前記撓み可能な要素から前記電極まで伸び
る井戸を含んでいる空間光変調器。 (16) (15)項に記載した空間光変調器に於い
て、前記撓み可能な要素が、反射層の1部分であって、
該反射層から形成された2つの丁番により、該反射層の
残りの部分に接続されており、前記第1及び第2のアド
レス電極が、前記2つの丁番によって定められた軸線の
両側で、前記撓み可能な要素の下にある空間光変調器。
の画素を有し、該層状構造は底層、該底層上の中間層及
び該中間層上の導電性反射層を含み、各々の画素は、前
記反射層に形成された撓み可能な要素、前記中間層及び
前記底層の間にあって、前記撓み可能な要素の下を伸び
る第1及び第2のアドレス電極、及び前記中間層に形成
されていて、前記撓み可能な要素から前記電極まで伸び
る井戸を含んでいる空間光変調器。 (16) (15)項に記載した空間光変調器に於い
て、前記撓み可能な要素が、反射層の1部分であって、
該反射層から形成された2つの丁番により、該反射層の
残りの部分に接続されており、前記第1及び第2のアド
レス電極が、前記2つの丁番によって定められた軸線の
両側で、前記撓み可能な要素の下にある空間光変調器。
【0125】(17) (16)項に記載した空間光変
調器に於いて、前記反射層の1部分が四角であって、前
記丁番が該1部分の対角線上の向い合った隅にある空間
光変調器。 (18) (16)項に記載した空間光変調器に於い
て、更に各々の画素が、前記中間層及び底層の間にあっ
て、前記撓み可能な要素の下を伸びる第1及び第2のラ
ンディング電極を有し、該第1及び第2のランディング
電極は、撓み可能な要素が前記アドレス電極によって底
層が撓む時、前記撓み可能な要素に接触する様に位置決
めされている空間光変調器。
調器に於いて、前記反射層の1部分が四角であって、前
記丁番が該1部分の対角線上の向い合った隅にある空間
光変調器。 (18) (16)項に記載した空間光変調器に於い
て、更に各々の画素が、前記中間層及び底層の間にあっ
て、前記撓み可能な要素の下を伸びる第1及び第2のラ
ンディング電極を有し、該第1及び第2のランディング
電極は、撓み可能な要素が前記アドレス電極によって底
層が撓む時、前記撓み可能な要素に接触する様に位置決
めされている空間光変調器。
【0126】(19) (15)項に記載した空間光変
調器に於いて、前記井戸が、前記反射層が前記中間層の
上にあって、該中間層が底層の上にあり、前記撓み可能
な要素が前記反射層内に形成された後に、前記中間層の
プラズマ・エッチングによって作られることを特徴とす
る空間光変調器。 (20) (15)項に記載した空間光変調器に於い
て、前記底層がシリコンであり、前記中間層が回転付着
の絶縁材料であり、前記反射層が主にアルミニウムであ
る空間光変調器。
調器に於いて、前記井戸が、前記反射層が前記中間層の
上にあって、該中間層が底層の上にあり、前記撓み可能
な要素が前記反射層内に形成された後に、前記中間層の
プラズマ・エッチングによって作られることを特徴とす
る空間光変調器。 (20) (15)項に記載した空間光変調器に於い
て、前記底層がシリコンであり、前記中間層が回転付着
の絶縁材料であり、前記反射層が主にアルミニウムであ
る空間光変調器。
【0127】(21) (15)項に記載した空間光変
調器に於いて、前記底層が二酸化シリコン層を持つシリ
コンであり、前記アドレス電極が主にアルミニウムであ
り、前記中間層が回転付着の絶縁材料であり、前記反射
層が主にアルミニウムである空間光変調器。 (22) (15)項に記載した空間光変調器に於い
て、前記底層がシリコン基板であり、前記アドレス電極
が該シリコン基板内の拡散領域であり、前記中間層が、
前記拡散領域の少なくとも一部分の上にある二酸化シリ
コン層及び該二酸化シリコンの少なくとも一部分の上に
あるポリシリコン、及び該ポリシリコン及び前記反射層
の間にある絶縁体を含んでおり、前記反射層が主にアル
ミニウムである空間光変調器。
調器に於いて、前記底層が二酸化シリコン層を持つシリ
コンであり、前記アドレス電極が主にアルミニウムであ
り、前記中間層が回転付着の絶縁材料であり、前記反射
層が主にアルミニウムである空間光変調器。 (22) (15)項に記載した空間光変調器に於い
て、前記底層がシリコン基板であり、前記アドレス電極
が該シリコン基板内の拡散領域であり、前記中間層が、
前記拡散領域の少なくとも一部分の上にある二酸化シリ
コン層及び該二酸化シリコンの少なくとも一部分の上に
あるポリシリコン、及び該ポリシリコン及び前記反射層
の間にある絶縁体を含んでおり、前記反射層が主にアル
ミニウムである空間光変調器。
【0128】(23) (15)項に記載した空間光変
調器に於いて、前記画素に対する中間層の井戸が、突合
せの画素にある対応する井戸と結合している空間光変調
器。 (24) 層状構造内に形成された複数個の画素を有
し、該層状構造は底層、該底層上の複数個の電極、該電
極及び底層上の平面化スペーサ層及び該スペーサ層上の
導電性反射層を含み、各々の画素は、前記反射層に形成
された撓み可能な要素、共に前記撓み可能な要素の下を
伸びていて、第1の電極がアドレス電極であり、第2の
電極がランディング電極である様な第1及び第2の電
極、及び前記スペーサ内に形成されていて、前記撓み可
能な要素から第1及び第2の電極まで伸び、前記撓み可
能な要素の幅よりも大きな幅を持つ井戸を含んでいる空
間光変調器。
調器に於いて、前記画素に対する中間層の井戸が、突合
せの画素にある対応する井戸と結合している空間光変調
器。 (24) 層状構造内に形成された複数個の画素を有
し、該層状構造は底層、該底層上の複数個の電極、該電
極及び底層上の平面化スペーサ層及び該スペーサ層上の
導電性反射層を含み、各々の画素は、前記反射層に形成
された撓み可能な要素、共に前記撓み可能な要素の下を
伸びていて、第1の電極がアドレス電極であり、第2の
電極がランディング電極である様な第1及び第2の電
極、及び前記スペーサ内に形成されていて、前記撓み可
能な要素から第1及び第2の電極まで伸び、前記撓み可
能な要素の幅よりも大きな幅を持つ井戸を含んでいる空
間光変調器。
【0129】(25) (24)項に記載した空間光変
調器に於いて、前記撓み可能な要素が、前記反射層の1
部分であって、該反射層から形成された2つの丁番によ
り、前記反射層の残りの部分に接続されている空間光変
調器。 (26) (25)項に記載した空間光変調器に於い
て、前記反射層の1部分が四角であって、前記丁番が該
1部分の対角線上の向い合った隅にある空間光変調器。 (27) (24)項に記載した空間光変調器に於い
て、前記井戸は、前記反射層が前記スペーサ層上にあ
り、該スペーサ層が前記電極及び底層の上にあり、撓み
可能な要素が前記反射層内に形成された後に、前記スペ
ーサ層のプラズマ・エッチングによって形成されること
を特徴とする空間光変調器。
調器に於いて、前記撓み可能な要素が、前記反射層の1
部分であって、該反射層から形成された2つの丁番によ
り、前記反射層の残りの部分に接続されている空間光変
調器。 (26) (25)項に記載した空間光変調器に於い
て、前記反射層の1部分が四角であって、前記丁番が該
1部分の対角線上の向い合った隅にある空間光変調器。 (27) (24)項に記載した空間光変調器に於い
て、前記井戸は、前記反射層が前記スペーサ層上にあ
り、該スペーサ層が前記電極及び底層の上にあり、撓み
可能な要素が前記反射層内に形成された後に、前記スペ
ーサ層のプラズマ・エッチングによって形成されること
を特徴とする空間光変調器。
【0130】(28) (24)項に記載した空間光変
調器に於いて、更に各々の画素が、前記撓み可能な要素
の下を伸びる第3及び第4の電極を含み、第3の電極が
アドレス電極であり、第4の電極がランディング電極で
ある空間光変調器。 (29) 撓み可能なはりを用いた空間光変調器の画素
をリセットする方法に於いて、撓み可能なはりの丁番に
エネルギを蓄積する様に電圧を印加し、その後電圧を取
去って、蓄積エネルギを解放する工程を含む方法。 (30) (29)項に記載した方法に於いて、各々の
撓み可能なはりが2つの捩れ丁番によって支持され、捩
れ丁番がその回転軸線の外に曲ることによって、前記エ
ネルギが蓄積される方法。 (31) 各々の画素に対して向い合ったアドレス電極
を持つ、撓み可能なはりを用いた空間光変調器の画素を
リセットする方法において、第1のアドレス電極に電圧
パルスを印加する工程を含む、該パルスの持続時間が撓
み可能なはりの時定数より短い方法。
調器に於いて、更に各々の画素が、前記撓み可能な要素
の下を伸びる第3及び第4の電極を含み、第3の電極が
アドレス電極であり、第4の電極がランディング電極で
ある空間光変調器。 (29) 撓み可能なはりを用いた空間光変調器の画素
をリセットする方法に於いて、撓み可能なはりの丁番に
エネルギを蓄積する様に電圧を印加し、その後電圧を取
去って、蓄積エネルギを解放する工程を含む方法。 (30) (29)項に記載した方法に於いて、各々の
撓み可能なはりが2つの捩れ丁番によって支持され、捩
れ丁番がその回転軸線の外に曲ることによって、前記エ
ネルギが蓄積される方法。 (31) 各々の画素に対して向い合ったアドレス電極
を持つ、撓み可能なはりを用いた空間光変調器の画素を
リセットする方法において、第1のアドレス電極に電圧
パルスを印加する工程を含む、該パルスの持続時間が撓
み可能なはりの時定数より短い方法。
【0131】(32) 両方向ばりを持つ、撓み可能な
はりを用いた空間光変調器をアドレスする方法に於い
て、撓み可能なはりの下にあるアドレス電極に信号電圧
を印加し、その後撓み可能なはりにバイアス電圧を印加
する工程を含む方法。 (33) (32)項に記載した方法に於いて、前記バ
イアス電圧の大きさが、前記信号電圧の最大の大きさよ
り大きい方法。 (34) (32)項に記載した方法に於いて、空間光
変調器がはりに隣接してランディング電極を持ち、前記
バイアス電圧がランディング電極にも印加される方法。 (35) 静電作用によって撓み可能なはりを用いた空
間光変調器が、はり30、アドレス電極42,46、及
びランディング電極40,41を持ち、ランディング電
極40,41にビームにソフト・ランディングさせる。
これによって大きな角度の一様な撓みと高い信頼性が得
られる。
はりを用いた空間光変調器をアドレスする方法に於い
て、撓み可能なはりの下にあるアドレス電極に信号電圧
を印加し、その後撓み可能なはりにバイアス電圧を印加
する工程を含む方法。 (33) (32)項に記載した方法に於いて、前記バ
イアス電圧の大きさが、前記信号電圧の最大の大きさよ
り大きい方法。 (34) (32)項に記載した方法に於いて、空間光
変調器がはりに隣接してランディング電極を持ち、前記
バイアス電圧がランディング電極にも印加される方法。 (35) 静電作用によって撓み可能なはりを用いた空
間光変調器が、はり30、アドレス電極42,46、及
びランディング電極40,41を持ち、ランディング電
極40,41にビームにソフト・ランディングさせる。
これによって大きな角度の一様な撓みと高い信頼性が得
られる。
【図1】a図乃至c図は、第1の好ましい実施例の画素
の斜視図、側面断面図、及び平面図。
の斜視図、側面断面図、及び平面図。
【図2】第1の好ましい実施例の画素のはりの撓みを示
す図。
す図。
【図3】a図及びb図は、第1の好ましい実施例の画素
を簡略にしたものに対すはりの撓みの印加電圧に対する
関係を示すグラフ、並びに簡略にした画素の平面図。
を簡略にしたものに対すはりの撓みの印加電圧に対する
関係を示すグラフ、並びに簡略にした画素の平面図。
【図4】簡略にした画素の簡略側面断面図で、解析の為
の用語を示す。
の用語を示す。
【図5】簡略にした画素のはりに対するトルクを示す
図。
図。
【図6】簡略にした画素に対する、制御電圧の関数とし
てのはりの撓みを示すグラフ。
てのはりの撓みを示すグラフ。
【図7】第1の好ましい実施例の簡略側面断面図。
【図8】第1の好ましい実施例のはりに対するトルクを
示すグラフ。
示すグラフ。
【図9】第1の好ましい実施例の解析に使われる記号を
示す図。
示す図。
【図10】第1の好ましい実施例の異なる動作モードで
のはりに加わるトルクを示すグラフ。
のはりに加わるトルクを示すグラフ。
【図11】第1の好ましい実施例の異なる動作モードで
のはりに加わるトルクを示すグラフ。
のはりに加わるトルクを示すグラフ。
【図12】第1の好ましい実施例の異なる動作モードで
のはりに加わるトルクを示すグラフ。
のはりに加わるトルクを示すグラフ。
【図13】第1の好ましい実施例の異なる動作モードで
のはりに加わるトルクを示すグラフ。
のはりに加わるトルクを示すグラフ。
【図14】第1の好ましい実施例の異なる動作モードに
関係するポテンシャル・エネルギ関数を示すグラフ。
関係するポテンシャル・エネルギ関数を示すグラフ。
【図15】第1の好ましい実施例の差バイアスを示す回
路図。
路図。
【図16】第1の好ましい実施例で、印加された差バイ
アスに対するトルクを示すグラフ。
アスに対するトルクを示すグラフ。
【図17】第1の好ましい実施例の2安定動作の時間線
図。
図。
【図18】第1の好ましい実施例の動作を解析するため
のトルクの撓みを示すグラフ。
のトルクの撓みを示すグラフ。
【図19】第1の好ましい実施例の動作を解析するため
のトルクの撓みを示すグラフ。
のトルクの撓みを示すグラフ。
【図20】第1の好ましい実施例の動作を解析するため
のトルクの撓みを示すグラフ。
のトルクの撓みを示すグラフ。
【図21】第1の好ましい実施例の動作を解析するため
のトルクの撓みを示すグラフ。
のトルクの撓みを示すグラフ。
【図22】第1の好ましい実施例の動作を解析するため
のトルクの撓みを示すグラフ。
のトルクの撓みを示すグラフ。
【図23】第1の好ましい実施例の動作を解析するため
のトルクの撓みを示すグラフ。
のトルクの撓みを示すグラフ。
【図24】第1の好ましい実施例の雑音余裕の解析の説
明図。
明図。
【図25】第1の好ましい実施例の雑音余裕の解析の説
明図。
明図。
【図26】第1の好ましい実施例の雑音余裕の解析の説
明図。
明図。
【図27】第1の好ましい実施例に平衡電極を追加した
場合の簡略側面断面図。
場合の簡略側面断面図。
【図28】雑音余裕の相互作用を示すグラフ。
【図29】第1の好ましい実施例をリセットする第1の
方法の時間線図。
方法の時間線図。
【図30】a図及びb図は、第1の好ましい実施例に対
する第2のリセット方法の時間線図及び側面断面図。
する第2のリセット方法の時間線図及び側面断面図。
【図31】線形アレイの第2の好ましい実施例の平面
図。
図。
【図32】a図乃至c図には電子写真印刷に第2の好ま
しい実施例を使う場合を示す略図。
しい実施例を使う場合を示す略図。
【図33】第2の好ましい実施例の画素のアドレス動作
を制御電極の所で切って示す側面断面図。
を制御電極の所で切って示す側面断面図。
【図34】第2の好ましい実施例画素のアドレス動作を
示す平面図。
示す平面図。
【図35】a図乃至e図は第1の好ましい実施例の製造
方法の工程を示す断面図。
方法の工程を示す断面図。
【図36】a図乃至c図は第1の好ましい実施例の製造
方法の最後の工程を示す断面図。
方法の最後の工程を示す断面図。
【図37】a図乃至c図は第1の好ましい実施例の製造
方法の最後の工程を示す断面図。
方法の最後の工程を示す断面図。
【図38】第3の好ましい実施例の平面図。
【図39】a図乃至d図は異なる形のはり及び配置を示
す平面図。
す平面図。
【図40】a図乃至e図は第2の好ましい実施例の製造
方法の工程を示す断面図。
方法の工程を示す断面図。
【図41】a図乃至c図は第2の好ましい実施例の製造
方法の工程の平面図。
方法の工程の平面図。
【図42】a図及びb図は第4の好ましい実施例の画素
のアレイの平面図及び略図。
のアレイの平面図及び略図。
【図43】a図乃至d図は、第4の好ましい実施例の画
素の種々のレベルの平面図。
素の種々のレベルの平面図。
【図44】a図乃至d図は、第4の好ましい実施例の画
素の種々のレベルの側面断面図。
素の種々のレベルの側面断面図。
20 画素 26 丁番層 28 はり層 30 はり 40,41 ランディング電極 42,46 アドレス電極
Claims (1)
- 【請求項1】 空間光変調器であって: (a) 複数個の画素を有し、かつ各々の画素は撓み可
能なはり、上記はりに近接したアドレス電極、上記はり
に近接したランディング電極を有し;更に (b) 上記はりと上記アドレス電極との間に印加され
た電圧により上記はりが上記アドレス電極の方に撓み、
上記アドレス電極の方に撓んだはりが上記ランディング
電極と接触して撓んだはりが上記アドレス電極に接触し
ないようにすると共に、上記ランディング電極が、上記
アドレス電極に印加された電位とは異なる電位を有す
る; ことを特徴とする空間光変調器。
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